マスオ「えぇー!?近所にアンブレラ社が出来たのかい!?」(440)

サザエ「そうみたいなのよ」

カツオ「三郎さんがアンブレラ社に就職したみたいだよ!」

マスオ「へぇ~、三郎くんすごいじゃないか」

ピンポーン

サザエ「あら、噂をすればサブちゃんが来てくれたじゃない」

ワカメ「ホントに三郎さんなの?」

サザエ「このタイミングなら間違いないわよ」タッタッタッ

ガラッ

三郎「…」

サザエ「やっぱりサブちゃんじゃなぁい!アンブレラ社に…」

三郎「……がるあああうあうあああああああ!!!!!!!!!!!!」

ピンポーン

セワシ「>>1もいい加減飽きたんだよ!」

セワシ「のび太×ドラえもんの需要がなんでそんなにあるんだよ!
>>1はもっと秘密道具使った感じのとかサスペンスな感じのものが書きたかったのに…」

セワシ「それをここの奴らはやれドラミレイプしろだの、やれドラえもん掘れだの」

セワシ「同人誌でも見てろってんだよ!」

T.P「…と、いう訳でのび太くん逮捕ね、
あとドラえもんもデブだから逮捕」


の び 太 く ん 逮 捕

ド ラ え も ん も デ ブ だ か ら 逮 捕
デ ブ は 罪

これにておしまいだコラ

サザエ「さ…サブちゃん…!!!?っ・・・!!」

サザエは咄嗟に玄関のドアを閉め鍵をかけた

カシャンッ

三郎「がるうあああああうああああああ!!!!」

ガンガンッ

フネ「一体なんの騒ぎだい?」

サザエ「か、かあさん!サブちゃんが大変なことになったのよ!」

ガシャンッ ガシャンッ

ワカメ「ひっ…玄関のドアを叩いてるのサブちゃんなの?」

サザエ「そうなのよ!突然豹変して襲い掛かってきたの!」

波平「それは本当なのか?」

マスオ「お、お父さん…勝手口の方も閉めてきますね」

波平「ああ、なにか嫌な予感がするな…」

タラヲ氏ね

マスオ「サザエこのモスバーグM500を使うんだ」

カツオ「マスオ兄さん僕も手伝うよ!」

マスオ「すまないね、カツオくん」

タッタッタ

タマ「…」

カツオ「ほっ、タマは寝てるよ」

マスオ「そうだね、勝手口から三郎くんが入れないように閉めておこう」

バタンッ

カツオ「はぁ~あ…それにしても三郎さんどうしたんだろうね」

マスオ「仕事のストレスが溜まって豹変するってことも考えられるなぁ」

タマ「…ピクピクッ」

マスオ「いやな予感だなんて、そんな……」

波平「そうだといいんだが、ん?」


ひゅるるるるるる

::::::::::::::::::::::::......   ........::::::::::::::::::::::::::: ;;;;;;;::::::::::::::::::
           γ ⌒ ⌒ `ヘ
          イ ""  ⌒  ヾ ヾ    ドガァァァァァァァァン.....
        / (   ⌒    ヽ  )ヽ
        (      、 ,     ヾ )
 ................... .......ゞ (.    .  ノ. .ノ .ノ........... ........
 :::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ、、ゝ.....|  |..., , ノソ::::::::::::::.......::::::

  _ _i=n_ ._ [l_ .._....,,. .-ー;''!  i;;;~-ヽ_ii_i=n_ [l h__
  /==H=ロロ-.γ ,~ー'''l ! |'''ーヾ  ヾ 「!=FH=ロロ
  ¶:::-幵-冂::( (    |l  |    )  )=HロΠ=_Π
  Π=_Π「Ⅱヾ、 ⌒~"""''''''⌒~'"´ ノ;;'':::日lTΠl:::....

 Д日lTl,,..:''''"   ""'''ー-┬ーr--~''""   :::Д日lT::::
 FH=n.:::::'            |   |         :::FL日l」:::::
 ロΠ=:::::.:.        ノ 从 ゝ        .::田:/==Д::
 口=Π田:::.                   .::::Γ| ‡∩:::::
 Γ| ‡∩Π::....                ...:::Eヨ::日lTlロ::::
 Д日lTlロ_Π::::.......            ...::::::::田:凵Π_=H:::
 =Hロ凵Π=_Πロ=HロΠ:::.................:::::::::::口ロロH「l.FFl

マスオ「RPG!」

サザエ「ブラックホーク・ダウン ブラックホーク・ダウン」

総理「大変悲しいお知らせがあります。
  サザエさんが住んでるあたりでなんかの病原菌が発生したとかしないとか

  よって核を投下しました。遺憾の意(きりっ)」


終わり

タマが感じてやがる
マジキチ

マスオ「ハンビーはまだか!」

マスヲ「だれだ!たまにバイブあげたのは!」
タマ「ンホォォォオオオオオオギッモッジィイィィィイイイイイ」

タラ「ぱぱぁー」

スタスタ

マスオ「タラちゃんじゃないか!どうしたんだい?」

タラ「ママとおじいちゃんが玄関のドアを封鎖したですぅ」

カツオ「ああ、それはね三郎さんが家を襲ってくるから封鎖したんだよ」

タラ「三郎さんがですかぁ?」

タマ「…」

タラ「タマァ!」

カツオ「タマの奴、さっきからずっと黙りこんでるんだ」

タラ「きっとお腹がすいたんですぅ」

タラ「カツオお兄ちゃん、冷蔵庫から昨日の残り物を持ってこいですぅ」

カツオ「はいはい、分かったよ」

サザエ「マスオさん冷蔵庫から冷凍マグロを出して戦うわよ」

タラヲいるのかよ…

カツオ「残り物、お寿司しかなかったや」

スッ

タラ「貸せですぅ」

グイッ

マスオ「タラちゃんがタマに餌を与えてくれるんだね」

タラ「タマァ、僕がお寿司食べさしてあげるですぅ」

タラちゃんがお寿司のネタの部分だけタマに食べさせようと手を差し伸べた

タマ「……ピクッ」

マスオ(なんだ…この嫌な感じ……?)

タラ「タマぁ?」

タマ「ぎゃるあああがるああああああああああ!!!!!!!」

タマは突如豹変しタラちゃんの喉元に噛み付いた

グシャァッ

タラ「うわああああああああァァァ!!!」

マスオ「た、タラちゃん……!!!」

タマ頑張れ!

いささか三郎が可哀想な扱いだな

タラ「……あああ……っ……」

カツオ「くっ…タマ!!やめろ!!!!!」

カツオはタマの首輪を掴み外に放り投げた

バタンッ

カツオ「はぁ…はぁはぁ………」

マスオ「タラちゃん!!タラちゃんしっかりするんだ!」

タラ「パパぁ…パパ……パパァ……」

マスオ「タラ…ちゃん……?」

タラちゃんの目が真っ赤に充血

そして

タラ「がるううあああぁぁうああああああがるうううあああああ!!!!!」

マスオ「…!!!!!!」

マスオ「……クソッ!!」

カツオ「ま、マスオ兄さん…!タマが外で暴れてるよ…!」

ガンガンッ

タラ「がうああぁ…あああああ」

マスオ「く…クソッ……タラちゃんはもう……」

マスオはお皿の収納してある棚から黒い拳銃を取り出した

カツオ「ま、マスオ兄さん!?」

マスオ「……カツオくん…これ以上被害を増やすことは出来ない…!」

奥歯を噛みしめ引き金を引いた

パァーンッ

銃弾はタラちゃんの脳に直撃

先程まで暴れていたタラちゃんの動きはパタリと止まった

ガシャンッガシャンッ

波平「マズイ…このままでは玄関のドアが破壊されてしまうぞ」

フネ「お父さん…!警察にも連絡が繋がりません!」

波平「なんだと?」

サザエ「それより、サブちゃん以外の人達もあたし達の家に集まってきてるわよ!」


カツオ「マスオ兄さん!!なにしてるんだよ!!」

マスオ「……」

カツオ「マスオ兄さん!!!!なんとか言えよ!!人殺し!!!」

マスオ「…黙れカツオ」

カツオ「ビクッ」

マスオ「昔、大学の図書室である資料を読んだことがあったんだ」

カツオ「う、ウィルスが原因で人間がゾンビ化に…?」

マスオ「ああ…資料に書かれていた症状と一致したんだ」

カツオ「そんな!どこからウィルスが漏れたっていうのさ!?」

マスオ「それは分からない…誰かが意図的にこの街にウィルスを散布したのかもしれない」

カツオ「じゃあ、三郎さんが豹変して襲ってきたのも…」

マスオ「ウィルスによる原因だろうね…」

マスオ「ゾンビとなってしまえば人間を食することのみを考える生物となる」

カツオ「タマが噛み付いたのも…」

マスオ「ああ、だが拳銃で何とか対抗出来そうみたいだ」

カツオ「お父さんたちの所へ行ってみよう!」

波平「くっ…このまま家にいては全員が襲われてしまうぞ!」

マスオ「お父さん、いえ…皆さんにお話があります」

ワカメ「どうしたの?」

マスオ「少しだけいつもの場所に集まって話をさせてください」

……



波平「原因不明のウィルスが…?」

マスオ「はい、三郎くんの突然豹変した症状がとても似ていたんです」

サザエ「ふざけないでちょうだい!どうして襲われなきゃならないのよ!」

フネ「そうなると、他の人達も感染していってるんじゃありませんか?」

波平「うむ…それを考えるとこの街にいること自体が危険となってくる」

カツオ「この家にだって長くはいられないよ!外のゾンビ達が入ってこようとしてるんだから!」

波平「……これより磯野家プランαを遂行する」

磯野家プランαとは

突然起きた、災害や事故が起きた時に発動する作戦である
2人組のチームを作りバラバラに分別し少数で行動する
そして波平が決めた目的地に全員が集合するというプランだ

波平「母さんとサザエで1チーム」

サザエ「あ、あたしと母さんで行動なんて無茶よ!」

波平「ワシとワカメで1チーム」

ワカメ「お父さんとなら安心出来るわ」

波平「マスオくんとカツオ、そしてタラちゃんとタマ」

カツオ「お父さん…タラちゃんは…」

サザエ「嘘よ!!カツオ嘘よ!!!それ以上言うのは止めなさい!!」

マスオ「サザエすまない…タラちゃんはもう…」

……



波平は目に涙を浮かべながら目的地を全員に伝える

波平「場所はかもめ小学校だ」

波平「この家からならさほど遠くはないはずだ」

カツオ「…ゴクリ」

ワカメ「また、みんな揃って会えるよね?」

フネ「ええ、きっと全員揃いますよ」

波平は手に持っていた薙刀を握りしめ強く叫んだ

波平「全員…生きて帰って来い…!!」

―作戦決行

小学校...あかん

タラヲ死んでた

サザエチームは勝手口から出ることに

波平チームとマスオはお互いに正面玄関から脱出することとなった

波平「マスオくん、ワシが敵を引き付けてる間にすぐに家を出てくれ」

マスオ「分かりました…お父さんもすぐに追いついてください」

マスオは拳銃を手に持ち包丁をポケットに入れた

波平「…行くぞ……!」

ガラッ

波平は玄関のドアを開け薙刀を振り回した

波平「ウエ…ェァアァァァァアアア!!!!!!!!」

波平ゾンビより怖いよ(´・ω・`)

ゾンビ「がるうあうああうあああああああ」

ゾンビ2「がうあううああああああ」

波平「マスオくん、今だ!」

マスオ「はい…お父さん!!!」

カツオ「行くよマスオ兄さん!」

ワカメ「また後でねお兄ちゃん!マスオ兄さん!!」

マスオはローリング回転をし拳銃の引き金を引き続けた

パンパンッ

路上に溢れかえっているゾンビ達に銃弾を浴びせていく

波平「ワカメ……下がっていなさい……」

ワカメ「お父さん……」

波平の背後に隠れるように立つワカメ

しかし、そのワカメの背後には…

三郎「……ガルッァ…チワァガルッ」

      ζ            ζ                ζ              ζ           ζ
     / ̄ ̄ ̄ ̄\     / ̄ ̄ ̄ ̄\       / ̄ ̄ ̄ ̄\     / ̄ ̄ ̄ ̄\     / ̄ ̄ ̄ ̄\
    /         \  /         \   /          ヽ   /         ヽ   /          ヽ
    /.\   \   /|  |||||||\     \ |  /|||||||||||||||||||||||||||||   l/      / |||||||  |\   /    / ヽ
    |||||||   (・)  (・) | |||||||||||||      (・)|  ||||||||||||||||||||||||||||||||| │(・)     ||||||||||||| │(・)  (・)    ||||||||
キタ━(6-------◯⌒つ |━||||||||||(6-------◯つ━(||||||||||||||||||||||||||||||)━⊂◯------6)|||||||||||━|⊂⌒○---------6)━!!!

   |     _||||||||||| |       _||||||   |          |   ||||||_       /   |||||||||||_|    |
    \ / \_/  /   \    / \_/    ヽ         /    ヽヽ_/     /    ヽヽ_ / \ /
      \____ /      \____/       \____/     \___/      \____/

三郎「ガァッ」

ワカメ「…!!!!」

波平「は…ワカメ!!!!」

グシャァッ

瞬時に気付いた波平はサブちゃんの頭を薙刀で切り裂いた

三郎「…ア…トゥ…ガァ」バタッ

その隙に次々とゾンビ達が襲い掛かってくる

波平はワカメの背中を押した

波平「ワカメ…!!走ってマスオくん達の後を追いなさい!」

ワカメ「いや!!あたしお父さんと離れたくない!!」

波平「いいから行けと行っているんだ!!!早くしなさい!!!!」

ワカメ「ビクッ」

涙目になりながらワカメはマスオ達の後を追う

ゾンビ「がるうあうあああ」

ゾンビ2「がうあうああ」

ゾンビ3「がるるるるるるっしゃああああ」

波平「…フゥー……これでワシ1人だ」

波平「お前たちの所為でこの街は一瞬にして地獄と化した」

波平「ゾンビ共め……ワシの首が欲しければ奪いにきてみろ…!!!!」

ゾンビ5「ギャァァッガァゥアアア!!!」

波平(マスオくん、ワカメのことは任せたぞ)

波平(ワシの…ワシの大事な大事な娘だからな………)

グシャァッ

ベチャッ

  〃∩ ∧__∧
  ⊂⌒ ( ・ω・)  あーわかめきたわかめ
    `ヽ_つ   /⌒ヽ
          / .i! ヽ
         (  .||  )
          ) .|| (  
         (  .||  )
          ) .|| (
          ヽ || ノ
           ヽ||/
            || ))))


     〃∩ ∧__∧
     ⊂⌒ (・ω・ )  あーわかめいっちゃうわかめ
       `ヽ_つ_~つ
  /⌒ヽ
 / .i! ヽ
(  .||  )
 ) .|| (  
(  .||  )
 ) .|| (
 ヽ || ノ
  ヽ||/
   || )))))

マスオ「クソッ…コイツ等、人数が多すぎる…!!」

パンパンッ

ワカメ「おにいちゃーーーん!!!」

カツオ「わ、ワカメ!?父さんと一緒にいたんじゃなかったのか?」

ワカメ「父さんが1人で行けって言ったの…!うわああああああんん!!」

マスオ(お父さん…最初からそのつもりだったのか…)

カツオ「とりあえず、ワカメも一緒に連れて行っていいよね!」

マスオ「ああ、もちろんだとも…!」

ゾンビがカツオ達に襲い掛かろうとした瞬間

マスオはポケットに入れていたナイフをゾンビに投げつけた

マスオ「ヒュンッ…!!!」

グサッ

ゾンビ「ガァッァァァァァ!!!!!」

マスオ「この子達には指1本触れさせない…絶対に……」

今北産業

┌┴┐┌┴┐┌┴┐ -┼-  ̄Tフ ̄Tフ __ / /
  _ノ   _ノ   _ノ ヽ/|    ノ    ノ       。。

       /\___/ヽ
    /ノヽ       ヽ、
    / ⌒''ヽ,,,)ii(,,,r'''''' :::ヘ
    | ン(○),ン <、(○)<::|  |`ヽ、
    |  `⌒,,ノ(、_, )ヽ⌒´ ::l  |::::ヽl  
.   ヽ ヽ il´トェェェイ`li r ;/  .|:::::i |
   /ヽ  !l |,r-r-| l!   /ヽ  |:::::l |
  /  |^|ヽ、 `ニニ´一/|^|`,r-|:「 ̄

  /   | .|           | .| ,U(ニ 、)ヽ

>>73
タラヲ氏ね
タラヲ氏ね
氏んでた

サザエ「母さん…母さんこっちよ!!!」

フネ「ああ…サザエ……もう足が……」

サザエ「そんなこと言ってたらゾンビに食われちゃうわよ!」

サザエはフネの腕を強引に引っ張り駆け出す

ゾンビ「ガゥァァァァ!!!!」

サザエ「きゃああああああああああああ」

サザエは手に持っていたタライを振り回しゾンビ達の攻撃を凌ぐ

フネ「ああっ…!!」

しかし、地面に落ちていた石につまずき転倒するフネ

サザエ「母さん!!!んもうっ…なにやってるのよ!!!」

ケルベロス「ギャウンッガウッ」

犬型犬のゾンビ化したクリーチャーがフネに襲いかかる

サザエ「…ダメ…!!!母さん逃げて…!!!!!!」

犬型犬…?

※大型犬の間違いです

―日本秘密軍事施設―

隊員「あっ…他の地域でもウィルスの散布が…!」

隊員「特に○○地区は危険な状態となっています!!」

ノリスケ「○○地区って…僕達の住んでいる街じゃないか」

隊員「の、ノリスケ二等兵!ええ、例のウィルスが日本各地域で散布してるみたいで」

ノリスケ二等兵…表は会社員をしているが裏では軍事関係の仕事をしている

ノリスケ「参ったなぁおじさんに金借りに行こうと思ってたのに」

隊員「我々も民間人救出のためにそちらの地域へ向かいましょうか?」

ノリスケ「いや、人員を無駄に使うと大佐に怒られてしまう」

隊員「じゃあ民間人を見殺しにしろっていうのですか!?」

ノリスケ「まだもう少し様子を見よう…本当にやばくなったら大佐に伝えておく」

隊員「……」

どうやったら
犬と大を間違えるんだよ(´・ω・`)

フネ「さ…サザエ……ぇ!!!!」

サザエ「かあさーーーーーん!!!!!」

ゾンビとケルベロスがフネに近づく

ぶおおおおおおおーーーーん

その時、1台の車がゾンビとケルベロスを撥ね飛ばした

ドカッ!!

サザエ「…!!!?敵!?」

スタッ

アナゴ「サザエさぁん、お母さんを早く車に乗せるんだ」

サザエ「あ…アナゴさん……!?」

さすがアナゴさん!

バタンッ

サザエ「母さん…!アナゴさんが助けにきてくれたわ!」

フネ「ああ…すまないねサザエ…足を引っ張って」

サザエ「家族じゃない…!当然のことよ…!」

サザエは車の中にフネを乗せた

アナゴ「サザエさん、しばらくお母さんと車の中で待機していてくれ」

サザエ「あ、アナゴさん1人じゃ無理よ!早く逃げましょう!」

アナゴ「コイツ等は強い空腹感に襲われて人間を食べようとしてくる」

アナゴ「頭部や脊髄組織を狙えば簡単に倒せる」

ゾンビ「…シャァッ!!!」

アナゴ「フンっ」

背後から襲い掛かるゾンビ対し宙返りをしナイフを投げつける

グシャァッ

ゾンビ「ガァァァァァ!!!!!」

サザエ「すごい…宙返りしたわよアナゴさん!アナゴさんが宙返りを…!」

アナゴ「道を開けろ、ゾンビ共」

パァンッパァンッ

周辺にいたゾンビに向けて引き金を引いていく

サザエ「アナゴさん…貴方一体何者なの……?」

アナゴ「正義の味方……とでも言っておくさぁ」

タラヲはまだ生きてる気がする

>>91
二等兵。。。低い

散布しているて。。。「されてる」じゃないのか

マスオ「ハァァッ…!!!!」

マスオは空中で身体を大きく回転させ前方のゾンビ達に蹴りを浴びせた

バシッボキッ

マスオ「…よし……もうすぐで学校だ」

カツオ「すごいやマスオ兄さん!ゾンビなんて余裕だね!」

マスオ「だけど、もう弾切れで銃が使えないんだ」ポイッ

ワカメ「ひっく…ひっく…」

カツオ「ワカメぇ、いつまで泣いてるんだよ…別にお前は悪くないんだからさ」

ワカメ「お父さん……お父さん……」

カツオ「はぁ…」

マスオ「頑張ろう、もう少しで学校だ…きっとみんなも学校に集合しているはずさ」

穴子はセルイメージ

ぶろろろろろおおおおん

アナゴ「…それで、サザエさん達は学校を目指してる訳ですか」

サザエ「ええ…皆も着いてるといいんですが」

フネ「はぁぁ…あたしはもうあんな怖い思いを…」

サザエ「母さん、さっきから怯えてばかりだわ」

アナゴ「仕方ないですよサザエさぁん、僕だって今朝起きて外を見たら驚いたからね」

サザエ「アナゴさん奥さんは?」

アナゴ「慌ててたから家に置き去りにしてきちゃいまして」

サザエ「え!!!?」

アナゴ「いいんですよ、あんな暴力妻…置き去りにしてきたって」

サザエ「アナゴさんすぐに引き返して!!」

アナゴ「落ち着いてくださいサザエさぁん、家内はそう簡単に死にはしませんよぉ」

アナゴ「家内の生命力はゴキブリ並ですから大丈夫ですよ」

サザエ「ダメよ…!引き返してちょうだい!」

ドンッ

アナゴさんは身体を震わせながらハンドルを叩いた

アナゴ「…いいんです…!あんな暴力妻…!これでスッキリしたいんです……」

サザエ「アナゴさん…」

アナゴ「すいません取り乱して……」

―かもめ小学校正門前―

マスオ「…これで最後だ」

シャキンッ!

マスオ「ふぅ」

カツオ「マスオ兄さん、早く正門を閉めちゃおうよ!」

マスオ「ああ、まだ敷地内には侵入されてないみたいだからね」

ワカメ「うぅっ…お兄ちゃんトイレ…」

カツオ「トイレ?それなら学校の中にあるから行ってこいよ」

ワカメ「うん、すぐ来てね!」

タッタッタ

ギィィィィィッ

正門の門を閉め、ゾンビが学校敷地内に入れぬようにした

マスオ「学校の敷地内にはゾンビの姿がなくて良かったよカツオくん」

カツオ「うん!それより早くワカメの後を追おうよ!」

マスオ「そうだね、ゾンビがいないとはいえ油断できない」

サザエだろ

―学校内―

マスオ「…ワカメちゃーん?」

カツオ「ワカメー!ワカメどこにいるんだー!」

マスオ「1階のトイレから見てみようか」

カツオ「ったく、ワカメの奴足引っ張るなよ!」

スタスタ

ガチャッ

マスオ「ワカメちゃーん」

カツオ「女子トイレに入るなんてなんだか興奮するなぁ」

マスオ「1階のトイレにはどうやらいないみたいだね…2階に行こう」

カツオ「うん」

マスオとカツオが1階の女子トイレには誰もいないことを確認し出た後

1番奥のトイレの扉が開いた

ゾンビ「……ッァァァアア」

―2階―

マスオ「…ここのトイレにもいなさそうだ」

カツオ「えぇ?ワカメの奴なにしてんだよ!」

マスオ「とりあえず、他の教室とかも見てみよう」

カツオ「うん、ゾンビもいなさそうだもんね」

……



―理科室―

ドシャッ

ヌルッ

ワカメ「はぁはぁ……いやっ!!来ないで…!!!!」

巨大な生物が理科室の天井にへばりついてた

リッカ―「…」

ワカメ「…あっ……いやああああああああああああ!!!!!!!!」

グシャァッ

アナゴ「…」

ラジオ「先程、○○地域に特別救助隊が送り込まれました」

ラジオ「中にはノリスケ二等兵や……」

アナゴ「ようやく政府が重い腰をあげたみたいだねぇ」

サザエ「救助隊が来てくれるならひとまず安心ね!うふふふ」

フネ「あああ…怖い怖い……」

サザエ「母さん!もうすぐ助かるわよ!」バシッ


ノリスケ「ええ…ホントにあんな危険地帯に行くことになるなんて…」

隊員「腹括ってくださいよ」

ノリスケ「お前らだけで行けばいいだろう!」

隊員「大佐も来るんですから…そう怒らないでください」

ノリスケ「た、大佐も出るのか!?」

プツンッ

巨大モニターに映像が映し出される

隊員「大佐からのです…!」

ノリスケ「全員背筋を伸ばしてモニターの大佐に敬礼!!」

一同「「ビシッッッ!!」

ザーザー…

「ご苦労、直ちに指定した地域へ迎え

ノリスケ「大佐…本当にあの危険地帯に向かわれるのですか…?」

「民間人の命が最優先だ…何よりあの街は僕の故郷だ、見捨てる程腐っちゃいないさ」

隊員「分かりました、すぐに出動準備を行います…中島大佐」

中島「僕もすぐに出る」バサッ

サザエさんSSの中島はいつも重役

甚六雑用「た、大佐!これをお忘れです!」

スッ

甚六が渡したのはスタンガンだ

中島「危ない忘れる所だった…充電はしてあるか?」

甚六「はい、満タンにはしてあります」

中島「ご苦労…すぐに戻って来る」


パンパンッ!!

カツオ「うあああああ!!やっぱりゾンビ達がいるじゃないか!」

マスオ「クソッ…ホントにこれで弾切れだ…」カチッカチッ

カツオ「予備の拳銃もう弾切れなの!?」

マスオ「ここからは刃物1本と肉弾戦でなんとかするしかない」

カツオ「ぼ、僕も消火器でゾンビを倒すよ…!」

カツオ「ハァハァ…!理科室に避難しようよ…!」

マスオ「この階にあるのかい?」

カツオ「そこの角を曲がればすぐだよ!理科室は鍵をかけないことが多いから!」

マスオ「よし……一時避難だ……!」

タッタッタ

ゾンビ犬「キャウンッ!」

カツオ「どけ!」

カツオは消火器をゾンビ犬の頭部に勢いよく叩き付ける

バキィッ

ゾンビ犬「…!!!!」

カツオ「へっ、どうだ!僕の消火器の威力!!!」

ガラッ

マスオ「……!!」

理科室のドアを開けると真っ先に目に飛び込んできたのは

巨大な生物が人らしきものを食している光景だった

クチャックチュッ

カツオ「うっぷ……」

マスオ「あ、あのワンピース・・・・・・まさか・・・」

見覚えのあるワンピースが血にまみれている

マスオ「ワカメ………ちゃん………?」

カツオ「!?」

リッカ―「ヴァオ」

リッカ―は長い舌を伸ばしカツオの右足を拘束する

カツオ「う…うあああああああああああ!!離せっ離せッ!!!」

リッカーの舌にめがけて何度も消火器を叩き付ける

プシュゥッ

カツオ覚醒 クルーーー?

マスオ「……僕は…僕はまた救えなかったのか…!!」

ドンッドンッ

拳を何度も床に叩き付ける

カツオ「ま、マスオ兄さん…!!助けてよ……!!」

リッカ―「フシャァッ」

マスオ「ワカメちゃん……タラちゃん……僕は…!!僕は!!!」

カツオ「マスオ兄さんだけが責任感じたって仕方ないよ…!」

マスオ「カツオくん、僕のこと殺してくれ」

カツオ「え」

マスオ「この拳銃を使って僕の頭をぶち抜いてくれ…自害用に1発弾を残していた」

カランッ

マスオ「拳銃に装填して…撃ってくれ……」

カツオ「…マスオ兄さん……なに言ってるの…?」

ぶおおおおおおーーーん

ぶおおおおおーーーん

アナゴ「…やれやれ、どうやら車のエンジンが故障したみたいだ」

サザエ「そ、そんな!そのうちゾンビ達が襲い掛かってくるわよ!」

アナゴ「ここからは歩きで学校まで行きましょう」

フネ「サザエ…ェ…待っておくれぇ」

ゾンビ「ギャウァゥア」

アナゴ「おっと、もうお出ましか」

サザエ「ゾンビならアナゴさん1人で十分倒せるわ!」

アナゴ(急いでフグ田くんと合流しなければ…彼の方がゾンビ達については詳しいはず…)

アナゴ(僕のネットで得た浅はかな知識では生き抜くのが難しい)

パンッ

フネ「え……」

アナゴ「ん?」

サザエ「母さん…?」

サザエは目を細め母を凝視すると

母の腹部から血が溢れ出ている

アナゴ「なっ…誰が拳銃なんか使ったんだ…!?」

ゾンビ「ガウッァアウゥ」

サザエ「ぞ、ゾンビが拳銃を持ってるわよ!!」

アナゴ「どういうことだぁ…?コイツ等の知能は皆無に等しかったはずだ…!」

ゾンビ「シャァッ!」

アナゴ「…っ!刃物か!!危ないサザエさぁん!」バッ

サザエ「きゃっ」

グサッ

ゾンビが飛び掛かりアナゴの肩口に刃物を刺した

アナゴ「ごふっ……」

サザエ「あ、アナゴさん!!血が出てるじゃない…!!!」

アナゴ「それより…お母さんの所に……」

サザエ「は…!母さん……!!」

血に染まり仰向けで倒れている母の元へ駆け寄った

サザエ「母さん!!母さんしっかりして!!」

フネ「さ……ざ・・・・・・・え・・・・・逃げ・・・な・・・」

アナゴ「コイツ等、どうして武器なんかを使い始めたんだぁ…」

アナゴ(拳銃や刃物…どれも人間の武器だ……なぜ知能が皆無なゾンビ達が…?)

アナゴ「……まさか……学習したのか……!?」

ゾンビ「がるううるうああああああああ!!!!!!」


サザエ「母さんいやよ…お願い目を覚まして……」

サザエ「全員揃うって約束したじゃない…ううっ……母さん……」

フネ「……サザエ……」

フネは最後の力を振り絞る

サザエ「母さん!?待ってて……!すぐ病院に……!!」

フネ「…」

サザエの腕を掴みゆっくりと首を横に振った

フネ「……家族の事………たの…んだ…よ…………」

サザエ「か……母さん……?ねぇ……?」

最後の言葉をサザエに言い放ち静かに息を引き取った

サザエ「いやああああああああああああああああーーーーー!!!!!!!!!!」

サザエ覚醒クルーーー?

【審議中】
    ∧,,∧  ∧,,∧
 ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U (  ´・) (・`  ) と ノ

 u-u (l    ) (   ノu-u
     `u-u'. `u-u'

ウンコしたいあげ

すいません、保守ありがとうございます

カツオ「…マスオ兄さん…っううああああああ」

リッカ―の舌がカツオの右足を締め付ける

マスオ「カツオくん……」

カツオ「マスオ兄さんいい加減目を覚ましてよ…!!」

カツオ「言ってたじゃないか…僕達を守るって…」

カツオ「僕だって、もうあんな犠牲者を出したくないんだ…!!」

マスオ「……」

カツオ「僕も戦って生き残ってみせる…!ッシャッ!!!!」

渾身の力を使い消火器を再びリッカ―の舌に振り下ろした

ブチッ

カツオの右足を拘束していた舌は綺麗に引き千切れた

カツオ「うおおおおおおおおおおおおあああああああああああ!!!!!」

リッカー「ヴァ…!!!」

リッカ―はその場から跳躍しカツオに飛びつこうとする

カツオ「…!!」

パンッ

リッカ―「…」

飛びついて来たリッカ―に銃弾を放ったマスオ

マスオ「すまない…カツオくん」

カツオ「マスオ兄さん!!」

マスオ「生きて帰ろう…こんな所で僕達まで死んでしまったらだめだ…!」

リッカ―「…ヴァウッ」

マスオ&カツオ「磯野家舐めてんじゃねーぞ!!!!!!」

アナゴ「くぅっ…」

ゾンビ「がるうううああああああああああ」

アナゴ「ナイフを使うゾンビか…厄介だなぁ」

ゾンビ犬「キャウンッ」

1匹のゾンビ犬が悲しみに暮れているサザエに飛び掛かる

アナゴ「しまったぁ…!!サザエさん…!!」

サザエ「…破ァッ!!!!!」

サザエは振り向きざまに飛びついて来たゾンビ犬をタライで吹き飛ばした

ズシャァッ

アナゴ「ヒュー…さすがはフグ田くぅーんの妻だ」

サザエ「コキッ バキッ」

指の骨を丁寧にならしていく

サザエ「ちょっと調子に乗り過ぎよゾンビ達……全員殺してやるわ…」

天井にへばりつき再び床にへと落ちる

リッカ―「ヴァオッ」

カツオ?「…」

微動だにしないカツオ?にリッカ―が飛び掛かった

リッカ―「…」

しかし、その飛び掛かったカツオ?は理科室の人体模型であった

ガチャッ

理科室の清掃用具入れからカツオとマスオが飛び出る

カツオ「引っかかったよマスオ兄さん!!!」

マスオ「この鉄パイプを…!!」

マスオは大きく跳躍し頭部に鉄パイプを突き刺した

グシャァッ

カツオ「うっ…おえっ………」

突き刺した部分からはリッカ―の体液が大量に流れ出る

マスオ「はぁ…はぁ……やっと…動きが止まった…」

マスオ「とんでもない生物だった…」

カツオ「うん、今までのゾンビ達とは比べ物にならないほど強かったね」

マスオ「一体誰がこんな生物を生み出したりしているんだ…!」

カツオ「…ウィルスの正体すら分からないや」

マスオ「とにかく、学校にしばらく待機しよう」

カツオ「みんなを待つの?」

マスオ「ああ、今はそうするしかない」

ゾンビと激戦を繰り広げてからおよそ5時間が経過した時

ようやく救助部隊が街に降り立った

ザッ

ノリスケ「うひゃあ~随分と汚い街にへと成り下がったもんだなぁ」

ですよねー

隊員「我々は先に民間人の救出を行います」

タッタッタ

ノリスケ「ファーア…空き家にでも入って何か持って帰ろうかな」

ノリスケ「あ、そうだ!おじさんの家なら金品があるかもしれないぞ!」

ゾンビ「ギャウアァウッ!」

ノリスケ「…!!ヒィィィィィッ…!!!」

バチバチッ

ノリスケに襲い掛かったゾンビの首元に

中島がスタンガンを当てた

中島「警戒心は緩めるな、どんな時にでもだ」

ノリスケ「は…はい……!!大佐!」

ノリスケのズボンはジワッと濡れている

中島大佐

僅か11歳でありながら日本秘密軍の大佐として君臨する

ゾンビ犬「ギャウンッ!」

中島「…遅い」

バチッ

ゾンビ犬にも同じスタンガンを当て停止させる

ノリスケ「ハハハハハ!!ゾンビ共!どうだ!!僕達の力は!!」

隊員(何もしてねーだろ…)

中島「この先にまだゾンビ達はいるのか?」

隊員「はい、ざっと500匹程」

中島「500か…なら僕1人で行こう」

ノリスケ「ごっ、500匹を1人で相手するつもりですか!?」

中島「隊員達は民間人の救出を急げ」

隊員「はっ!」ビシッ

ノリスケ「あのー僕は?」

中島「二等兵はここに残っているんだ」

ノリスケ「…」

中島「充電はまだ98%も残っているな…十分だ」バチバチッ

隊員「中島大佐のあのスタンガンは…」

ノリスケ「ああ、軍が開発した特殊スタンガンさ」

隊員「スタンガンなんかでゾンビ達を倒せるんですか?」

ノリスケ「さっき大佐が浴びせた電流はおよそ5000万ボルト」

隊員「ご、5000万ボルト!?」

ノリスケ「通常あんなものを使えば使用者にも支障が出る」

ノリスケ「だが…大佐には何の影響も無かった」

ノリスケ「そのため、彼があのスタンガンを使用することとなったんだ」

中島「シャァッ」

地面にスタンガンを突き刺し電流を前方のゾンビ達に浴びせていく

バリバリッ!

広範囲攻撃によってゾンビ達が次々と黒焦げになっていく

ノリスケ「雷帝中島…我々はそう陰で呼んでいる」

中島「おら、どうした…僕を食べたいんだろう?」

バチバチッ

ゾンビ犬「キャァァァァ」

ノリスケ「そらそらそら!死ねゾンビ!!」

パンパンッ

ゾンビ「ガァァァァ」

ケルベロス「シャァァッ」

隊員「う、うああああああああああ!!!!」

バチッ

中島「僕の大事な部下に手を出すな…ゴミ共め」

隊員「た、大佐!ありがとうございます!」

中島「気を付けて捜索をしてくれ」

中島…スタンガンの充電残り72%

アナゴ「あ、あそこだ!学校の門が見えて来ましたよ~」

サザエ「ま…マスオさんが手を振ってるわ!」

マスオ「サザエ~!アナゴくーん!今門を開けるからねぇ」

ギィィィィィッ

カツオ「早く入ってよ!すぐにゾンビ達が侵入してくるから!」

サザエ「はぁはぁ……」

アナゴ「やぁ、フグ田くぅーん…助かったよ」

マスオ「まさかアナゴくんがサザエと行動していたなんて」

アナゴ「丁度ゾンビ達にサザエさん達が襲われていたからねぇ」

カツオ「姉さん、母さんは…?」

サザエ「……ごめんなさい」

カツオ「うぐっ…」

―アンブレラ社―

ズドーーーーーーーンッ

大きな爆発音と共にアンブレラ社は崩壊していく

タイコ「これで完了ね」

イクラ「ハァイッ」

タイコ「イクラ、今はもう普段のイクラじゃなくて良いのよ」

イクラ「へへっ…ごめんよ母ちゃん…つい癖で」

タイコ「さぁこの街にもう用は無いわ、すぐに第2の施設に戻らないと」

イクラ「そうだね、残り数時間後にこの街を爆破するみたいだし」

タイコ「ゾンビ諸共、大掃除よ」

タイコ「…もしもし…タイコです。無事任務は完了しました。」

タイコ「ええ、それでは3時間後に掃除をお願いします」

ピッ

マスオ「えぇー?ゾンビ達が知能をつけ始めた?」

アナゴ「そうなんだぁ…僕もビックリしたよ」

マスオ「どういうことなんだい?」

アナゴ「それまで知能がほとんど無かったゾンビ達が人間の武器を扱い始めたんだ」

マスオ「武器を…ゾンビ達にそんな知識があったなんて…」


中島「………ピクッ」

ズシャァッ

咄嗟に背後からの攻撃を回避する

中島「…誰だ……?」

背後から振り下ろしたのは薙刀

中島は後ろを振り返ると…

波平「…アァッ…ガウッァァァ………」

中島「磯野の…お父さん…?」

ノリスケ「おじさんじゃないですかぁ!ハハハ!ご無沙汰ァ!」

ノリスケは警戒心を緩め明らかに様子がおかしい波平に近づいた

中島「……待て…!!」

波平「……ンァッ」

ブンッ

ノリスケ「え」

グサッ

波平が振り回した薙刀がノリスケの右肩を掠めた

ノリスケ「ヒッ…ヒィァァァァァァァ!!!!!!!」

中島「チッ、最悪の展開だ」

ノリスケ「お…おじさぁん!金を返さないからってその態度はないでしょう!」

波平「…ァァガァァッ」

中島「二等兵、この様子を見てまだ理解出来ないか?」

ノリスケ「え…おじさんがいつも以上に狂ってるだけじゃ…?」

中島「磯野の父さんはゾンビ化したはず…だが、武器を持ち我々に襲い掛かってきている」

中島「他のゾンビ達とは違い、このゾンビは…」

ヒュンッ

波平「…ァァッ」

中島「戦闘力に特化したゾンビだ…!」

ノリスケ「そ、そんなぁ!もうおじさんから金を借りれないなんて!」

アナゴ「何が原因かは分からないけどゾンビ達が知識をつけ始めているんだ」

マスオ「うーん…それは今後厄介になってくるね…」

サザエ「はぁ、ちょっと一休みしましょうよあなた」

マスオ「そうだね、ご飯も食べてないし一旦この教室で休憩しようか」

カツオ「給食場になにかあるかもしれないや!」タッタッタ

サザエ「カツオお待ち!あんただけ1人占めするつもりね!」タッタッタッ

アナゴ「2人とも行ってしまったよフグ田くぅーん」

マスオ「学校内のゾンビはほとんど倒したとはいえ、心配だから僕達も給食場に行ってみよう」

アナゴ「おーけぇ」

中島「…!!」

波平「…ァッ」

ヒュンッ

ヒュンッ

中島(ゾンビでありながら動きがほとんど人間に近い…)

ノリスケ「た、大佐ぁ…!他のゾンビ達が武器を持ってこっちに来てますよぉ!」

中島「何が起きているんだ…ゾンビ達が武器を扱うなんて…」

波平「ホァァッ」

グサッ

波平の薙刀が中島の右肩を貫いた

ノリスケ「た、大佐ァァァァァァーーーーーーー!!!!!!」

中島「…がふっ……ぐっ………」

波平「…ァァァ…オァァァァァ」

ノリスケ「大佐…くそっ…このハゲが!」

パンパンッ

銃弾で頭を撃ち抜いても波平はビクともしない

ノリスケ「そ、そんな…どうなってるんだ!頭部が弱点のはずじゃ…」

隊員「うああああああああああ」

隊員達が次々とゾンビ達によって始末されていく

中島「…チッ…!やめろ……!!」

バチバチッ

電流を地面に流し襲い掛かるゾンビ達に浴びせていく

波平「…ファァァ」

中島「まずはコイツを何とかしないと…」

ノリスケ「も……もう嫌だァァァァァァァァ」タッタッタッ

中島「二等兵…!!」

ノリスケは恐怖のあまり奇声を上げその場から逃走した

―給食場―

サザエ「はぁはぁ…カツオ…!待ちなさい!」

カツオ「…ムシャムシャ」

サザエ「もうっ!カツオったらやっぱり先に食べちゃってるわ!」

マスオ「…お~いサザエー!」

アナゴ「うーん、良い匂いがしてきたなぁ」

サザエ「カツオが1人で給食を食べるのよ」

カツオ「ムシャムシャ」

サザエ達に背を向けひたすら何かを食べているカツオ

アナゴ「……ん?」クンックンッ

マスオ「…血の匂い………?」

サザエ「カツオ!いい加減食べるのを止めなさい!」グイッ

カツオ「……がうううあああるあああああああああああ」

マスオ「…か、カツオくん……!?」

カツオは手に持っていた包丁でサザエの腕を斬りつけた

サザエ「ぎいやあああああああああああああああ」

アナゴさんはすぐにポケットから拳銃を取り出した

ズルズルッ

カツオはサザエに少しダメージを与えると髪の毛を掴み引きずる

アナゴ「ようし…カツオくんの脳天をぶち抜いてやろう…」

スッ

マスオ「ま、待ってくれアナゴくん!」

アナゴ「んぅー?」

マスオ「おかしいと思わないかい…?この状況」

アナゴ「いつも通りの状況じゃ…」

マスオ「今まで容赦なく人間を食い殺していたゾンビが人間をどこかへ連れて行こうとしているんだ…!」

マスオ「なぜなんだ…誰かの命令で動いているのか……?」


          ,  -‐- 、             ♪
   ♪    /,ィ形斗‐''' ´  ̄`''‐- 、

       //ミ/─-   _      ヽ   ♪
     , - 、!({ミ//`ヽ  - 、`ヽ     ヽ
    / 、ヽ⊂!´/         ヽ ヽ   「i「i}i、    テレレレレ~♪
  /冫┐ i'´.l   '´゙   "ヽ    ゙ー、,,{  ノ      テレレレレ~♪
   ̄  l  l l   ⊂         ーゝ 'ヽ、
        !  l ',  ,r            /ヽ  \
       l  ヾ,、 `''' ─ '      / -‐、‐ヽ   >
      t     /` ー- 、___,ォュ'´    ヽ、  /
         ` ー-!    、`ーi 「´      , -‐'´
          ` ー- 、l  l」     <
               |        |
               \_     .|
           ((  / l`、     ノ
           ,...-‐''"  _.l::::`ー,=-'(   ))
         /     ´ ,.!_;;;:r''..   ` 、
      ,...-‐'   _,....-‐'"  `'-、::    ` 、
     /..  ,....―'"        `ー、__  `l
    /_;::::-'"            /::::::::::::::::ノ
 ,.../._r'"               ヽ`''「 ̄ ̄

(__ノ'                 \_\


        カツオのTバック乱舞!

中島「アーーーー!!!!!!」

バチバチッ

スタンガンのボタンを長押しするとレーザー状の電流が発射される

ゴロゴロッ!!!

ゾンビ「ガァァァァッ」

周囲にいたゾンビのほとんどが黒焦げとなった

500匹近くいたゾンビも残り少ない

中島「はぁ…はぁはぁ……」

波平「シャァッ」

中島「くっ……まだ死なないか……」

中島はその場で片膝をついた…これまでに多くの電気を使ったため

中島の使用していたスタンガンの充電が残り少なくなっている

中島(残り30%を切った…さっきみたいな広範囲に流す電流も使えない…)

波平は満身創痍の中島に向けて力一杯薙刀を振り下ろした

グチャッ

隊員「ごふっ」

中島「……なっ……」

波平の攻撃をその身で受け止めたのは隊員であった

隊員「大佐ァ……僕達の…故郷も……救ってやってください……」バタッ

中島「………バカ野郎ッ……!!!」

ノリスケ「ぜ、全員位置につけーーーー!!!!」

ザッ

ノリスケ「大佐を全力でバックアップしろ!敵は前方に立っているハゲゾンビのみ!!」

中島「二等兵…」

ノリスケ「雷帝、先程は失礼しました…」

中島「…」

ノリスケ「雷帝中島の部下として…最後まで貴方に尽くさせてもらいます…!」

波平「…ァァァ…オァァァァァ♡」

ノリスケ「大佐…くそっ…このハゲが///」

パンパンッ

奮闘する中島部隊

中島も仲間達の声援を受け再び立ち上がる

中島「そうだ……僕達は民間人を救助しにきたんだ…」

中島「こんな所で死んでたまるか」

波平「ァァァッ」

ゾンビ「…」

パンパンッ

ゾンビは拳銃を使い隊員達めがけて容赦なく放っていく

隊員B「ぐううぁああ…!!」

ノリスケ「怯むな!大佐のバックアップ優先だ!!」

ノリスケ「フォーメーションD!!」

ザッザッ

隊員達が中島を囲うように集まる

ノリスケ「いいか!大佐はこれより充電モードに入る!」

ノリスケ「敵の攻撃から大佐を全力で守り抜け!」

一同「「ハッッ!!!!!」」

中島はポケットから予備充電器を取り出しスタンガンに取り付けた

充電が本当に残り少ない状況となった時のみ使用することができる

30分で2%しか溜まらないためデメリットの多い充電器である

ノリスケ(僕は今のうちに電柱の陰に隠れていよう)

中島「頼んだぞ……優秀なる我が仲間達……!」

波平「キィャァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!」

マスオ「カツオくん……すまない…!」

パンパンッ

カツオ目がけて銃弾を放つ

サザエ「いやああああああああああああああああ」

アナゴ「サザエさぁーん!早くこっちに来るんだ」

サザエ「ハァハァ…!なによ…あたしを連れて行こうとしてたわ!」

マスオ「分からない…ゾンビ達の行動が読めないんだ…」

アナゴ「人間を連れて行ってどうするつもりだったんだろうなぁ」

マスオ(実験でもするつもりなのか…人間を使って…)

ゾロゾロッ

給食場の牛乳を保管してある冷蔵庫から次々とゾンビが出て来る

アナゴ「くっ…そんなとこに隠れていたのか…!」

パンパンッ

サザエ「あぁっ…もういや…絶対に逃げきれないわ……」

マスオ「大丈夫だサザエ…!僕達ならきっと生き残れるはずだ…!」

―花沢不動産屋―

ガシャンッ ガシャンッ

花沢「父ちゃん、ゾンビ達がずーっと家の窓ガラスを叩いてるわよ」

父「この家の窓ガラスは絶対に潰れないから大丈夫さ花子ぉ」

花沢「これじゃあ外に出られないわよ!」

父「ラジオで政府が外は危険だから出ないようにって注意を呼び掛けてたろう」

花沢「んもうっ!役立たずの政府ね!」

父「大丈夫さ花子、この家には絶対に侵入出来やしない」

父「花沢不動産や…いや今だけ花沢要塞とでも名付けようじゃないか」

花沢「花沢要塞!それ名案よ父ちゃん!」

父「フッフフッ」

花沢「それより磯野くん無事かしら…早く会いたいわ…」

マスオ「……はぁはぁ…屋上に行けば……!」

ドンッ

屋上のドアを開けた

アナゴ「チッ、まだ救助隊のヘリは来ていないか」

サザエ「もう歩けないわ…!救助隊は何してんのよ!!」

マスオ「お、落ち着いてくれよサザエェ」

サザエ「落ち着けなんて貴方よくそんなことがいえるわね!!」

サザエ「もう誰も信じれないわ!!早くこんな街から出て行きたいのよ!!」

サザエ「アアアッッ!!!!!!何なのよ!!!!」

自分の髪の毛を掻き毟りパニック状態となるサザエ

マスオ「サザエ…」

アナゴ「仕方ないよフグ田くぅーん、ストレスも溜まっていたんだと思うよ」

バチバチッッッ

バチッ

中島「………充電34%……」

隊員「ぐあああああああああああ」

フォーメーションDの態勢を取ってから1時間が経過

隊員達が必死に中島を守るがそれも限界に近付いてきた

ゾンビ「…ァァァ」

グイッ

隊員「ひぃあああああああーーー!!」

中島「…くっ…致命傷を負わせた隊員達を食せずゾンビ共がどこかに連れて行こうとしているのか…」

中島「ゾンビ達が知識をつけ始めたのに…何らかの関係あるのかもしれない…」

ノリスケ(タバコを吸いつつ空を仰ぐ)

ノリスケ「……運命は変えられやしない……か…」

隊員「まだだ…!残っている隊員で大佐を守れ!!!」

隊員2「うあああああああああ!!!」

しかし、ゾンビ達は隊員達に致命傷を負わせていき引きずる

中島「…まだ充電が溜まらない…!クソッ……!」

中島「生きた人間をあのハゲゾンビのように作り上げるつもりか…!」

波平「…ウェァァァァァ!!!」

力をこめ薙刀を隊員達に振り回した

一閃

残りの隊員達全員に致命傷を負わせる

ドシャァッ

中島「…おい…!!しっかりしろ……!!」

隊員3「大佐…すいませんっ…うっ………ハァハァ……」

ついに、中島を守る隊員はノリスケただ1人となった

ノリスケ「…ッチ…しっかりしろよ隊員達…」

中島「……」

波平「ァァァッ…ァァ………」

中島(充電率39%…か……)

ノリスケ「さぁて、一丁僕も動き出しますかぁ!」

スッ

イクラ「バブゥ」

突如、ノリスケの目の前に現れたのはイクラちゃん

ノリスケ「……っ!!!イクラ!?」

タイコ「あなた、久しぶりね」

ノリスケ「タイコ…お前………その白衣はなんだ…?」

タイコ「アンブレラ社の幹部よ」

ノリスケ「!!!?」

ノリスケ「アンブレラ社・・・・・・?」

タイコ「今回のウィルスの原因はアンブレラ社から漏れたからよ」

ノリスケ「なんだと…じゃあ街中がこんなことになったのも…」

タイコ「ええ、全部私達の仕業よ」

ノリスケ「お前…!!!!」

パァーンッ

タイコに飛び掛かろうとしたノリスケだが、タイコさんはノリスケの太ももに銃弾を放った

ノリスケ「ぐはぁっ…!!痛いッッ…!!」

タイコ「貴方に捨てられてもう2年…随分と時間が経ったわ」

ノリスケ「まだ……僕のことを恨んでいるのか……?」

タイコ「……ええ」

タイコ「憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて…憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い」

ノリスケ「…くっ……済まない…あの時は僕が悪かった」

タイコ「黙れクソ男!!」

ハイヒールでノリスケの頭を蹴飛ばす

―2年前―

ノリスケさんの浮気が原因で離婚

イクラちゃんはタイコさんが引き取ることに

その浮気相手が……

ノリスケ「くっ・・うっ・・・サザエ…!!!」

パンパンッ

サザエ「あぁっ…!もっと突いてェ」

パンパンッ

ノリスケ「この雌豚め…どこまでも淫乱な奴だ!」

ノリスケ「そうれっ!!」パンパンッ

サザエとノリスケは不倫関係にあった

このことにマスオは現在も気づいていない

しかし、タイコさんはこの不倫関係にいち早く気付いた

タイコ「…貴方、サザエさんとどういう関係なのかしら…」

ノリスケ「あぁ…ひっく…うるせーな……何でもいいだろう」

タイコ「……」

ノリスケ「それよりよぉ……今からヤッちまおうぜ…」

グイッ

乱暴にタイコの衣服を引きちぎる

ノリスケ「へへっ…綺麗な乳首しやがって」

ジュプッチュパッ

タイコ(コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス)

タイコ(何もかも消えればいい……イクラ以外は……)

タイコ「その後、私はとある人物に誘われ今回の事件を協力することとなったの」

イクラ「はぁいっ!」

ノリスケ「よくも…よくも…!こんなことをしてくれたな!」

タイコ「うるさいっつってんだよ」ドカッ

傷口をハイヒールの底で踏みつける

ノリスケ「ぐぎゃああああああああああああ!!!!」

タイコ「ホントはこの場で殺してやりたいけど…」

タイコ「残り1時間半ちょっとこの街は核を落とされて跡形も無く消えるわ」

ノリスケ「か…核だと!?」

タイコ「ゾンビと共に綺麗に消えてもらうわよ…」

ノリスケ「よ…よせタイコ!そんなことして何になるんだ!」

波平「……ウォォォォォォ!!!!」

ハゲゾンビ波平が雄たけびを上げる

中島「………」

隊員「大佐……っ……どうかご無事で……」

隊員2「…大佐とノリスケ二等兵は一緒に逃げてくださいっ……」

タイコ「ふふふ、日本の軍も大したことがないわね」

ノリスケ「……」

タイコ「より戦闘力に特化させた波平はそう簡単に倒せないわ」

ノリスケ「……タイコ……あの人を一体誰だと思ってんだ…」

タイコ「は?」

ノリスケ「日本軍大佐…雷帝中島弘なんだぞ……!!!!!!!!!!」

スッ

中島「……」

隊員「た…大佐……」

中島「…ここで逃げたら……雷帝の名に傷がつく……」

花沢「父ちゃん!我慢の限界よ!!コイツ等なんとかしなさいよ!」

父「花子ォ、この黒いスーツを身に着けなさい」

スッ

花沢「なによこれ?やたらと胸の部分が露出してて気持ち悪いわ」

父「それは海外から輸入した特殊スーツさぁ」

花沢「これを着てたらどうなるのよ」

父「あらゆる攻撃を防ぐことが出来る、防壁スーツだ」

花沢「へぇ、そりゃ便利じゃない!」

父「ただし顔だけ何も防壁をしていないから気を付けるんだぞ」

花沢「分かったわ、磯野くんをここに連れてくるわ!」

父「父さんはここで夕飯を食べて待ってるからな」

花沢「はーい」タッタッタッ

ドブシャァッ

花沢「……」バタッ

家の前にいたゾンビにナイフで腹部を突き刺された

花沢父はオークションでこの特殊スーツを購入

オークションでは詐欺が蔓延したため偽物だということも知らずに2億3000万で落札

しかし、花沢さんが真っ二つにされたように

この落札したスーツはただのスーツで花沢父は騙されたのであった

父「……なんだ……?花子ォ…!!!」

父は家の中から外の様子を眺めた

父「……!!!?」

自分の娘がゾンビ達に連れて行かれる光景が視界に入った

父「ば、バカな…!?あのスーツを着ていれば攻撃を無効にできるはずじゃ…!?」

カタカタッ

堀川「へへへ…俺様の商品を落札したバカがいるとはな…」

堀川「偽物に決まってんだろうバーカ」

カタカタッ

堀川「さぁて…今日はどいつを騙してやろうか……」


マスオ「遅い、遅すぎる!救助隊は何をしているんだ!」

アナゴ「救助隊がゾンビ達に足止めを食らっている可能性があるねぇ」

サザエ「いい加減にして…!!もう我慢出来ないわ!!!」

マスオ「あ、サザエ…!」

グッ

混乱したサザエはアナゴくんの後頭部に銃口をつきつけた

アナゴ「な…なんの真似だサザエさん……」

サザエ「全員死ぬの、そうしましょう」

マスオ「えぇー!?」

アナゴ「さ、サザエさん…どうしてこんなことを…」

サザエ「どうせ全員ゾンビ食べられるの」

サザエ「それならここで3人とも綺麗に死ねればいいでしょ?」

サザエ「うふふふふふふふ」

マスオ「ば、バカなことは言うなサザエ!!生き残るって言っただろう!」

サザエ「もう疲れたのよ…母さん……ワカメ…カツオ………タラちゃん……」

マスオ「……サザエ、そんなことをしてもタラちゃんは喜ばない」

サザエ「うるさいあぁね!!」パァンッ

マスオの足元に銃弾を放つ

マスオ「…!」

サザエ「もうタラちゃん達は帰って来ないのよ…帰って来ないのよおお……」

マスオ「サザエ!夫の僕の言うことが聞けないのか!?」

サザエ「はぁ…なに言ってんだ低年収男」

アナゴ「…」

マスオ「さ、サザエぇ……」

サザエ「よくあれだけの稼ぎで夫とか言えたわね」

サザエ「うふふふ、この際だから教えあげるわ」

マスオ「?」

サザエ「あたし、ノリスケさんと不倫関係にあったの」

マスオ「なっ……!?」

サザエ「あの人の方が稼ぎもあるしアソコの太さも満足出来るの…」

サザエ「あああ…思い出しただけで股間が疼くわ…」

最早、以前のサザエの面影は無かった

そこにいたのは、狂いに狂った女…マスオはそう認識した

騒動の顛末

カツヲ「止めてよ~。生物学的危機はもうこりごりだよ~」

イソノ・フグタ家一同「あはははははははははは…!」


……………

中島「うっ…おあああああああああああああああ!!!!!」

バチバチッ

スタンガンを自身の心臓に当て放電

バリバリッッッッ

隊員「た…大佐!?」

ノリスケ「雷帝……あんた死ぬつもりかよ………!!」

ノリスケは緊迫した状況でありながらタバコを口に咥える

心臓に放電完了

これにより、中島自身の身体が電力となった

スタンガンの充電を気にせず自分の命が尽きるまで攻撃することが可能となった

ノリスケ「スパァ…スーッ」

ノリスケ「大佐……見せて来いよ……あんたの力を……」

中島「ッシャァァァァァァァ!!!!!!!!!!」

中島「…!!」

バチバチッ

掌に雷の球体を集めゾンビ達に発射

ドゴォンッ!!

一瞬にしてゾンビ達は消し飛ぶ

ノリスケ「へへっ…雷帝あんた最高だぜ……」

波平「ァァァァァッ!!!」

中島の圧倒的強さに知識を少し持ったハゲゾンビ波平は警戒心を強め

一時退避することをゾンビ達に呼びかける

ノリスケ「逃がすな雷帝…!波平だけでも殺していけ…!」

中島「逃がすかよ…」シュタッ

波平「…ブワァッァァァカッァァ」

中島「落雷と同じ電圧を浴びせてやる……10億ボルトだ…っ……!!!」

ドガァァンッ!!!!!

マスオ「サザエ……ノリスケくんと……」

アナゴ「フグ田くん!もうサザエさんは赤の他人だと思うんだ!」

グイッ

サザエ「うっさいわねタラコ唇、黙ってないと頭ぶっ放すわよ」

アナゴ「くっ…」

マスオ「……僕は…サザエがもう1度改心してくれると信じてる」

サザエ「な、なに言ってんのよ…あたしは改心なんてしないわ」

マスオ「…これを見てもそんなことが言えるのかい?」

スッ

マスオは内ポケットからボロボロの写真を取り出した

それは、磯野家の集合写真であった

サザエ「…………」

マスオ「全員は…もう揃うことはないかもしれない……だけど…思い出して欲しい」

マスオ「僕達の……今まで過ごした日々を……!」

サザエは涙を流し拳銃を手から落とした

カランッ

アナゴ「でぇぇぇぇやああああああ!!!」

背後のサザエに背負い投げを

ドシ――――ンッ!!

サザエ「くぅっ」

アナゴ「人質作戦とはくだらん真似をしてくれたなぁ」

マスオ「サザエ、まだ僕達は生き残れる…」

サザエ「ぐすっ・・・うぅっ・・・あたし貴方にひどいことを・・・」

マスオ「もう1度改心してくれるなら、そのことは目を瞑るよ…」

サザエ「あなたっ!!」ガバッ

泣きじゃくりながらマスオに抱き着くサザエ

アナゴ(やれやれ…)

暫し、平穏な雰囲気がこの場に流れていた……が

核の投下の時間となった

「えー、民間人の皆様これよりこの地域にだけピンポイントで核を落とします」

「逃げる人は5分でこの地域から脱出してくださいねー」

中島「……核だと……!?」

ノリスケ「タイコの奴、やっぱり投下する気なのか…!」


上空のヘリからゾンビで溢れ返った故郷を眺めるタイコ

タイコ「さようなら、あたしの汚れきった故郷」

タイコ「貴方達がどれだけ頑張ろうと…あの人には絶対対抗することは出来ないわ」

タイコ「イクラ、貴方が核の発射ボタンを押しなさい」

イクラ「ハァイッ!!」

マスオ「か、核を落とすだって…!?」

アナゴ「政府の奴等…ゾンビ諸共一掃しようってのか……!」

サザエ「貴方…!!あと5分しかないのよ!!!」

マスオ「どうする…どうすれば……」

「残り4分」

マスオ「クソ―――っ!!一か八かだ!!2人とも、僕についてきてくれ!」

アナゴ「分かったよぉ、君を信じよう」

サザエ「付いていくわ!」タッタッタ

ピー・・・ピー・・・ぴーーー

タイコ「時間よ、押しなさい」

イクラ「バ―――――ァブゥーーーーーー!!」カチッ

ズドォォォォォォォォンッッッ!!!!

大きな爆発音と共にゾンビで溢れかえっていた街は一瞬にして飲み込まれた

―とある施設では

コポッ…コポッ…

生命維持装置のような物にカツオ、ワカメ、花沢さん、3人の姿が

タイコ「ただいま戻りました」

イクラ「ハァイッ!」

「ご苦労…これより世界中に向けてウィルスを散布していけ」

タイコ「はっ、かしこまりました」

「世界を支配するには…もう少し時間がかかりそうだ………」

ダンダンダダダンッ

磯野家とゾンビ達による戦争はまだ始まったばかりである

完 

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