照「寝坊した……」玄「メシウマwwwwwwwwwwwwww」(578)

照「寝坊して遅刻した……」

玄「白米うめえええええwwwwwwwwwwww」

照「出席採り終わってたし……プリント貰えなかった……」

玄「オカズなしで三杯はいけるわwwwwwwwwwwww」

照「……」

玄「宮ww永wwのww不ww幸wwでww今ww日wwもwwメwwシwwがwwうwwまwwいww」

照「……」パクパク

玄「ああっ!それ私の分ですよ!!」

玄「私の大事なオカズたくさんとられちゃった……」

照「オカズいらないっていうから」

玄「いらないとは言ってません。もういいですよ、柿ピーで補いますから」

照「チューハイ?」

玄「ビール」

照「了解」

玄「そういえばですね」プシュ

照「何?」ゴクゴク

玄「照ちゃんは知らないようですが、大学生はプリントのことをレジュメというそうです!!」ドヤァ

照「何それ!?私、知らない!!」

玄「ふふ。このくらい大学生の常識ですよ」ドヤァ

照「……」ピッピ

菫『もしもし』

照「大学じゃプリントのことレジュメって言うって本当!?」

菫『……まあ、そう呼ぶ人もいるが』

照「……そうですか」

菫『?』

玄(まあ、私も昨日お姉ちゃんに聞いて知ったんだけど)

照「大学3年目で初めて知った……」

玄「ざまあwwwwwwwwwwwwww」

照「最近ただでさえ学校行きたくないのに……」

玄「秋に五月病とは珍しいですね」

照「……玄ちゃんは知らないかもしれないけど大学には学園祭というものがある」

玄「学園祭くらい知ってるます。……知ってるもん」

玄「最近学校のあっちこっちで準備してますもんね」

照「一人で校内を歩くのが辛い……」

玄「同じく……」

照「去年はどうしてた?」

玄「……学園祭期間中、学校行きませんでした」

照「授業やってないもんね」

玄「照ちゃんは?」

照「……行ってない」

玄「ですよね」

玄「照ちゃん照ちゃん」

照「なになに、玄ちゃん?」

玄「うちの学園祭行く必要ないですよね」

照「そうだね。今年も行くつもりないし」

玄「ですが、学園祭に一回くらい行ってみたくないですか?」

照「まあ……」

玄「だから別の大学の学園祭に行けばいいのでは?」

照「……なるほど」

玄「いつ行きましょうか?」

照「行くの?」

玄「行かないんですか?」

照「……うちの学園祭期間中にやってる大学探してみよう」

玄「……それはいい考えですね」

どっかの大学の学園祭

玄「ふんふむ……これが学園祭というものですか」

照「人が多くて賑やかだね」

玄「ところでなぜ私たちは変装しているので?」

照「だって私有名人だし」

玄「元ですけどね」

照「サイン攻めとかされると困るし」

玄「何の価値もないサインですけどね」

照「私がサインしてきた人たちに謝れよ」

照「この学園祭では金券買わないとだめみたい」

玄「金券ってなんですか?」

照「学園祭だけで使えるお金みたいなもの」

照「金銭のやり取りをそれで行って売上なんかを後で現金と交換するシステム」

玄「何でそんなシステムが?」

照「お金の管理が楽だから?」

玄「なるほどなるほど」

玄「では、その金券を買いに行きましょうか」

照「そうだね。じゃあ早速」チャリリーン

照「……」

照「……300円しかない」

玄「もう、どうして学園祭に来るのに300円しかないんですか」

照「うう……」

玄「仕方ないですね。ここは私が出しましょう!」

照「さすが玄ちゃん!」

玄「お任せあれ!」コトッ

玄「……」

玄「……500円しかない」

照「こういうのは雰囲気を楽しむのが大切」

玄「そうですね。お祭りはお金がなくても楽しめます」

照(……あ、たこ焼きおいしそう)ピタッ

玄「あ、あっちのステージで何かやってるみたいですよ!」トットコトットコ



照「おいしそうだなぁ……」

照「……あれ?玄ちゃん、どこ?」

照「玄ちゃんとはぐれちゃった……」

照「……違う。私がはぐれちゃったわけじゃない!」

照「玄ちゃん、が、迷子になったんだ」

照「もう、玄ちゃんはしょうがないな~。私の方がお姉さんだから探してあげなくちゃ」




玄「照ちゃんが迷子になっちゃった……」

玄「ふんふむ……」

玄「こういう時は……あれだね!」

照「玄ちゃんが見つからない……どうしよう……」

ピンポンパンポン

放送『え?これそのまま読むんですか?』

放送『はい、お願いします!』


照(あ……なんか嫌な予感がする……)


放送『迷子のお知らせです。外からお越しのテルナガちゃん、××歳』

放送『保護者の方が正門のところでお待ちです』


照「あんにゃろ……やりやがった……」

正門のところ

照「……ふん」

玄「機嫌直してくださいよ。ちゃんと実名は伏せたじゃないですか」

照「それでも、私の反応見て何人か気が付いたみたいだし……」

玄「それは大変でしたね」

照「大体、携帯で連絡取ればよかったのに」

玄「え?だって私照ちゃんの連絡先知らないよ?」

照「……そういえば、私も知らない」

玄「そういえば、照ちゃんを探してる最中に麻雀部の前を通りかかりました」

照「麻雀部もなんかやってるみたいだね」

玄「麻雀部かぁ……」

照「ここの大学って麻雀部結構強いらしいよ」

玄「そうなんですか?よくご存知ですね」

照「……麻雀部で一人ぼっちだったから資料だけはたくさん読めた」

玄「ああ……なるほど……」

玄「あ、これですね。チラシが張ってあります」

玄「ふんふむ。麻雀部の人と麻雀できるイベントらしいですね」

照「麻雀するだけ?」

玄「勝ち点に応じて金券がもらえるそうです」

玄「参加費用一人400円……」

照「……ほう」

照「……もうお昼時だね」

玄「……そうだね」

照「あのね、玄ちゃんは知らないかもしれないけど」

照「今まで黙ってんだけど私、高校生の頃麻雀で全国大会に行ったんだぁ」

照「結構いいところまでいったんだから。本当だよ?」

玄「……初めて知りました」

玄「ところで照ちゃん。実は私、麻雀でインターハイに出たことがあるんです」

玄「当時のチャンピオンから高得点を奪ったこともあります」

照「へえ~、知らなかったな」

玄「……」

照「……」

玄「いってみよう」

照「やってみよう」

やめて差し上げろ

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    __ノ/ ..:..::厶}/  \ ノ{ /j__ 斗-/::.:.:.. / i /      {: : . ∧

そんで麻雀部

玄「すみませーん」

未春「はい、いらっしゃいませ」

照「二人一緒に打てますか?」

未春「はい、大丈夫ですよ」

未春(コンビ打ちかな……?この人たちどこかで見たことあるような気が……)

玄「じゃあ、二人分お願いします」

未春「はい、ありがとうございます」

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                 ,. -‐" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄``‐-、
    た          /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
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    く       /:::::::::/リ |/ |:::| 人\\::::::::::::::::\::::::::::::::::::\

    の      /::::::::/  | | 乂 、. ヌ  \:::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::\          華
     :     /:::::::::/    ノ    ヽ~゙卞メ‐-\:::::::::::::\::::::::::::::::::::ヽ         菜
    ?    /::::::::::/,,ム斗匕           \:::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::ヽ        ち
         /::::::::イ           ,.,.,.,.,.,.,.,.,.  \::::::::::::::i::::::::::::::::::ヽ       ゃ
        /::::::::::::|   ...ァ≠ミ       ,ィうフミァ、,  ヽ::::::::::::\:::::::::::::::ヽ.      ん
       /:::::::イ:::::| シ.わ::::)      ,,う辷;;;;ο゙゙ヽ  ヽ::::::::::::::i::::::::::::::::::i      の
      /:::::/ |::::::| .ん辷;;ツ            o  |::::::::::::::::\:::::::::::::::i.   た   こ
      /:::::/ /:::::::| C    ィ        /////   レゆ:::::::::::::\::::::::::::i   た   と
     /::::/ /::::::::::| ////                 ゝ ヘ::::::::::::::\:::::::::i  く

     i::::/  /::::::::::::|       .....            し  )::::::::::::::::::::i::::::i  の
    i::::/  /:::::::::::从     ⊂-‐-ミ              ソ::::::::::::::::::::ハ::::::i.  :
    i:::/  |:::::::::::::::::\                .........../:::::::::::::::::ハ:::::| \::| ?

    リ ノ'-く二 ̄ ̄ ̄ゝ--、,,,,,,        / /::::::::::::::::::::::::::::::ハ:ノ |::::|  リ

     /  r─┘─ヽ、     ""ヌ"‐‐--〃?=@|:::::ルノ:::::ノレ i:::::/   |::/
    /   乍≡≡ミ入\,,,         """"‐‐、 レ:ノ   レ゙   リ
    |    人     ``‐‐-ミ\ヽ、         ヽ-、
    |     \ゝ--‐      ミ≡ミ人、         \
    |       Y~~     Yヽ    人ミミミ丶、     \
    |       弋      ヘ \   \丶  ミミミ丶、  \
 へ、,辷∨      \      ヽ ヽ   \       ミ≡ミ、\

´::::::::\ ヽ       `ゝ--ヽ   ヤ \   \           ヽ
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玄「あの、点数に応じて賞金がもらえるみたいですけど」

未春「ええ、そうですよ。ああ、学園祭で金券なのも実はうちが現金のやり取りをしなくて済むためなんですよ」

照「もし、もしですよ。麻雀部の方を飛ばせたらどうなるんですか?」

未春「え……?もしできたら一応、一万円分ですね」

玄「……ふんふむ」

未春(結構自信あるのかな……?それならっと……)

未春「あ、江崎せんぱーい!泉ちゃーん!こっちお願いしまーす!」

仁美「ほいほーい」ジュー

泉「はーい」

照「よろしく」

玄「よろしくお願いします!」ペコリン

仁美「よろしく~」

泉「お手柔らかに~」

泉(私と江崎先輩が呼ばれるゆーことは結構強いんですかね……?)

仁美(まあ、打ってみればわかるばい)

やべえよ・・・やべえよ・・・

現在の順位 1位 照 2位 泉 3位 仁美 4位 玄

照「……」

仁美(てっきりコンビ打ちか思うとったら……こいつ何ね!?)

泉(圧倒的すぎる……!この人に追いつける気がしーひん……!)




玄(お腹すいたなぁ……)クー

照(あ、玄ちゃんのお腹が鳴ってる)グー

でオーラス 順位変動なし

仁美(点数削られすぎたばい……)

泉(こっちの人は強すぎですけど……こっちの人は……)チラッ

玄「……」クー

仁美(一回もあがっとらん)

泉(……もうさっさと終わらせましょう)

照(……そろそろかな?)タンッ

泉(いきなりドラ切り!?もしかして聴牌してますん!?)

玄「カン!」

仁美(ドラ4……!?ここにきてコンビ打ち!?)

泉(なんか嫌な予感しますし速攻で……)


玄「ツモ!数え役満です!」


仁美(んな……ドラ10……!?)

泉(私と江崎先輩が……)

仁美(まとめて飛ばされたばい……!!)

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                              /{
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.       /        ,        /    /       ≫- 、
     /   : 政 な  ′      ┴ .  /{  |    {{ {  l
     ,    : 治 ん   ',      //  } /、:|   |_\ノ 乂_ノ リ
      i   : が も    |.    {{ {__ノ /:::八  {::::::::\___彡'∧
      |    悪 か   .|    乂__,彡r≦芹\{:::苧≧ト{  {{⌒ヽ
           い ん   ,     //⌒ 乂_ツ::::::::::::乂_ツ {  乂__} }
.       、.     も __/     {{___∧      ′    人___彡'
.       \      /  }.      乂__彡ヘ    ΤΤ  / /⌒i }
.         ――‐ ヘ__,ノO o      |  介ト . `´   .{ {_彡' /
                      乂___彡1/≧=≦/乂__彡'

                           / ∧ ∧ /\
                         ´  ∨ Y ∨   `
                       / {     ∨ ̄∨     /‘,
                         / l|     {:i:i:i:/     /  ∧
                      / {ル     {:i:i:i|    { /  / ‘,
                       ノ__, {       {:i:i:i|    {l| ,/ _‘,
                    /__ \{       {:i:i:il      ル' / ___\
                    {:::∧  ‘,     | ∨l      〈//  }:::::〉
                        ∨ \_‘,  /|  |      /`〈   ∨

泉仁美「……」ボーゼン

照「あの……金券……」

仁美「あ……ああ……どうぞ」

照「いやっふぉおおおおおおい!!」

玄「これでお昼ご飯が食べられますよ!!」

仁美「あのーもしもし」

照「私、焼きそば食べたい!焼きそば!」

玄「来る途中に焼き鳥売ってましたよ!!」

仁美「御嬢さん方……?」

照「よし!さっそく突撃だー!!」

玄「おー!!」

仁美「おーい……」

泉「いっちゃいましたね……」

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 (:   八:.:./               : : : : : : : : : . r 二-            V:.:.:.:\
        \             \: : : : : : : : : :                   V\r
                       : : : : : : : : .      /
                        >ー-     ィ
                                Λ

                                //Λ

仁美「あれは勝てんばい……」

泉「先輩方言出てますよ……はあ~何なんですあの二人組……」

仁美「あのドラ爆で思い出した……泉、新道寺と千里山が戦ったインターハイ覚えてる?」

泉「え?そりゃもちろんですけど……」

仁美「あのドラの数……なんか見たことない?」

泉「ドラ……あ!もしかして松実玄!?」

仁美「それにもう一人……あれ、元インハイチャンプの宮永照だった」

泉「ああ、宮永……え!?宮永照!?」

仁美「間違いなか。最近めっきり名前聞かなくなってたけど」

泉「また方言……でも道理であの強さ……」

未春「お疲れ様です、先輩、泉ちゃん。飛ばされちゃったそうで」

仁美「み~は~る~ん!あんなのの相手させるなんて……」

泉「ほんま鬼畜ですわ」

未春「え…?」



未春「えええ!?松実玄さんと宮永照!?」

仁美「変装してたけど間違いない」

未春「そっか、道理で見覚えがあると思った……」

泉「それならしっかり思い出しといてください」

泉「……相手が相手とはいえ部長に怒られますよね、これ」

未春「江崎先輩なに探してるんですか?」

仁美「マジック」

未春「マジックならここなりますけど、何に使うんですか?」

仁美「いや、書かれる前に自分で書いとこうかと」

泉「ああデコですか……私にもお願いします……」

仁美(しかし、何であの二人が一緒に居るかね……?)ポンッ

仁美(花田なら何か知っとるかもしれん……)キュキュッ

仁美(まあ、今度聞いてみるばい……しかし、大損たい……)キューッキュッ





仁美(羊)「はぁ……なんもかんもあいつらが悪い……」

照「たこ焼き買ってきたよー!」

玄「まだ食べるんですか?」

照「だって2万円分買わないともったいないし」

玄「私はもうお腹いっぱいです」

照「じゃあ、残りは晩御飯にしよっか」

玄「そうですね。これでお酒の肴にも困りませんし」

照「明日まで持つかな?」

玄「帰ったら冷蔵庫に入れておきましょう」

玄「800円でも結構楽しめましたね」

照「ほーだね」ハフハフ

玄「これならまた来年も学園祭に行ってみたいですね」

照「うん」ムグムグ

玄「じゃあ、せっかくですから来年は……」

照「また違う大学の学園祭に行くことにしよう」

一応、ここまで考えてたけど前回時間の都合で削ったところ

やっぱ、前より出来が悪くなってる。すまん。

まだ続けるけど正直行き当たりばったりだから質は気にスンナし

とんで時間経過

照「そろそろ春休みだね」カクテルツクッテミタ

玄「そうだね」ソーユーノスキダネ

照「玄ちゃんはどうする?麻雀する?お酒飲む?」ノンデミ

玄「実家に……」マズイ

照「聞きたくない」コレハナイ

玄「まあ、卒業して戻ってくるなら好きにしていいって言われてるんですけどね」

照「……良かった……本当に良かった」

照「じゃあ、折角だから旅行に行こう」

玄「あれ?割と普通だね」

玄「もしかしてまたダーツ?」

照「いや……あれはもういいや……」

玄「どうかした?」

照「あれ思い出すたびに気持ち悪くなってくる」

玄「なるほど」

照「玄ちゃん玄ちゃん」

玄「なになに照ちゃん?」

照「青春18切符って知ってる?」

玄「何それ?」

照「何でも電車に乗り放題できるらしい」

玄「ふんふむ」

照「つまりこれを使えば全国どこでも行けるのだ!」

玄「おお~」パチパチ

ホー

玄「あれ、でも青春18ってことは私達買えないんじゃ……」

照「別に名前だけでおじいちゃんでも買えるらしいよ」

玄「へえ~すごいね」

照「それではさっそく、旅行の計画を立てましょう」

玄「そうしましょう」

それで旅行中

玄「おやおや照ちゃん、今日はどこへ行くんですか?」

照「どこでしょうね?」

玄「広がる田園風景」

照「建物もほとんどない」

玄「風の吹かれる木々の音」

照「人っ子一人いない」




照玄「どうしてこうなった……」

ちょっと遡って電車の中

玄「へえ~時刻表って結構面白いね」パラパラ

照「さすがに時間わからないとこの旅はつらいよね」

車掌「すみません、切符を拝見できますか?」

玄「どうぞ!」

車掌「ああ、青春18切符ですか」

照「はい」キリッ

車掌「乗り放題ですから途中の駅で下りたりするのもなかなか面白いかもしれませんよ」

玄「なるほどなるほど~」

照「参考にさせていただきます」キリッ

玄「そっか、乗り放題だから途中で下車できるんだね」

照「ん~じゃあ、試しに次の駅で降りてみよっか?」

玄「別に急ぐ必要ないしそれもいいね」

照「じゃあ、降りる準備しよっか」

玄「うん」パタン

それアカンフラグや

戻って現在

照「まさか、降りた駅がこんな何にもない駅だとは」

玄「まさか、切符をなくしてしまうとは」

照「そして、財布の中身は……」

玄「二人あわせて600円」

照「どっかでお金下さなきゃ帰ることもできないのに……」

玄「銀行はおろかコンビニも見当たらないね……」

照「携帯の地図は?」

玄「ここから5キロくらい先にコンビニが一つ……」

照「……いこっか」

玄「……うん」

玄「……」テクテク

照「……」テクテク

玄「運動不足が辛い……」テクテク

照「自販機すら見当たらないね……」テクテク

玄「あ!あそこ!車が見えるよ!」

照「本当だ。誰かいるみたい」

玄「ちょっとこのあたりのこと聞いてみよう」

玄「あ、あの~」

美幸「だから気を付けて運転してっていったのにもー」

智美「まさか脱輪してしまうとはなー」ワハハ

玄「す、すいません!!」

智美「お?」ワハ

照「ちょっとこのあたりのことを聞きたいのですが」キリッ



美幸「ああああああーーーー!!!」

照玄「!?」ビクッ

美幸「あ、あなたもしかして松実さん!?阿知賀女子にいた!?」

玄「は、はい……そうですけど……」

智美「あー確かに松実さんだなー」

照「知り合い?」

玄「いえ、心当たりまりませんね……」

美幸「なんで覚えてないかなもー!」

玄「ええっと……」

美幸「ほら高校の時、全国二回戦の先鋒戦で戦ったでしょ!」

玄「……ごめんなさい」

美幸「もー!!」

玄(準決勝で酷い目に合い過ぎて全く記憶にない……)

sssp://img.2ch.net/ico/kossorisan.gif
忘れられてるけど

               -=、 、   ─ァ=-
                     \V /
                 -──┴┴-
            ,. ´            ` 、
           〃´ __               \
.       _/′/                      \  泣かないぞ
.       /  /                        ',
    /    /           }            ト、
   /     /           ハ  ∧  /         \
.  /    ハ   {       N } /  X    ト、         \
  i     {\.  \.   | __/  \ | ヽ         \
  l 〃  l.  `ー‐ \ │   , ィ===xV            /
  レ'人   '、 〃⌒ヽ. \!  〃,ィ笊x  ヽ__,イ'   |_   /
  /  \ ハ  ィ笊/ハ     {////ハ  } l   |   ヽ ´
   ̄`ヽ /`¨ハ ㌃7//}       ゝ )//ソ  │∧ノ   ノ
      i   } V//ン       `¨¨´    V、__ ./
      l ∧{  ,,,,   _____   '''''  /
      レ′ 丶    \     ノ     <_
            {>    `¨¨¨´   <¨¨¨´
               7 T>‐<__/\

                    ∧八___八    \
               /   {   \    \
                  {

智美「じゃあ、私のことはどうだ?」

玄「え~……」

智美「全国の時に練習した鶴賀学園の……覚えてないか?」

玄「あ、確か東横さんと一緒にいた……」

智美「……名前は?」

玄「……ごめんなさい」

智美「このくらいでは泣かないぞ」

モモは影が薄過ぎて覚えられてるタイプ

なんやかんやで車内

美幸「そっか~切符をなくしちゃったのか」

玄「あの、本当にいいんですか?送ってもらっちゃって……」

智美「脱輪直すの手伝ってもらったからなー」ワハハ

智美「このくらいはお安い御用だ」ワハハ

照「あ、ありがとうございましゅ!」

玄美幸智美(噛んだ……)

玄「そういえば昔に比べて運転がその……お上手になりましたね」

智美「私も大人になったからなー」ワハハ

美幸「単純にもう免許の点数が危ないだけだけどね」

智美「……それは内緒にしてほしかったなー」ワハ

照「お、お二人はどこに行くんですか?」

智美「元チャンプは私たちの目的が気になるのかー?」ワハハ

美幸「実はね……元チャンプ?」

智美「お、何だみゆみゆは気が付いてなかったのかー?」

玄「あ、紹介が遅れました。こちら私の大学での友達の宮永照ちゃんです」

照「ど、どうも……」

美幸「宮永……照ぅぅぅ!?」

照「……」ビクッ

照が人としてどんどんダメになってる

美幸「もーなんなの。あの宮永照とこんなところで会うなんてもー」

照「うう……ごめんなさい……」

美幸「いや、別に謝らなくてもいいけど……」

智美「最近大会とかでも見ないからなー」ワハハ



智美「さ、二人とも着いたぞー」

照「え、ここって……?」

玄「キャンプ場……?」

玄「……」

照「……」

智美「大きな駅に行くつもりが私たちの目的地に来てしまったなー」プシュ

美幸「もー智美はおっちょこちょいなんだから」

智美「いやーすまんすまん」ゴクゴク

智美「おお!あまりに喉が乾いてしまってついビールを飲んでしまったなー」

智美「これでは今日はもう車の運転はできんな」

美幸「仕方ないなもー」

照玄「……どゆこと?」

美幸「あはは、ごめんなさい。実はここには三人で来るつもりだったんだけど」

智美「もう一人が今日になってこれなくなってしまってなー」ワハハ

美幸「食材とか三人でも多いくらいだから二人じゃちょっと無理かなと思って」

玄「つまり、私と照ちゃんも一緒にキャンプしようと?」

美幸「まあ、そういうこと」

照「いいんですか……?」

智美「むしろそれはこっちの台詞なんだけどなー」ワハハ

美幸「もしだめなら私が運転して連れて行ってあげるから」

玄「何か目的のある旅ではないので大丈夫ですけど……」

智美「なら」

美幸「決まりね」

照「お、お世話になります!」

玄「ます!」

美幸「じゃあ、さっそく準備しようか」

智美「とはいっても寝泊まりはあっちのコテージだけどな」ワハハ

しえ

そんでBBQ開始

美幸「お肉ばっかり食べないで野菜も食べなよもー」

智美「いやあ、肉が私に食べてくれと言ってるんだ」

美幸「えいっ」

智美「……野菜ばっかり入れないで欲しいなー」

玄「ああ!それは私が大切に育てたお肉だよ!」

照「じゃあ、私の育てたピーマンと等価交換」モキュモキュ

玄「等価じゃないよ!ちょっと焦げてるし!」

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

美幸「松実さんはビールでいいの?」

玄「はい。ありがとうございます!」

智美「二人とも結構飲むんだなー」ワハハ

照「よく二人で飲んでますから」

美幸「二人とも仲いいね」

智美「あんなすごい戦いをしてた二人とは思えんなー」

玄「あ、あはは……」

照(言えない、単にぼっち同士が寄り合ってるだけなんて言えない……)

                                             /:::〉
                                        /:::::::/
                                       '´::::::::::/

                                        /::::::::::_/
                                      /::::::厂   -‐―…――- 、___
                                   j/:::/ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
                                  〈:::::{ /::::/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

                                  ´>∨<`丶、        二二
                                   /   ´  ̄ ̄`   ヽ        ノ
                                 /   / -八  -\.  } \         ─
                              {八 { /、{\{ヽ、jヽ人\\        ̄厂
                                ∨ヽ{ ┃    ┃}∧ 、 \ ー―-
                                   / 人   、 ,   .ィヘ   \     \  テ
                               / /  >y‐rz‐<_八 \ \  丶  \}
                                 / / /\∨ハ∨/\丶 \ \  \   |
                              ′{厶イ トニ∧二>ト、{>\   \  ',∨
                              { 八  ∨{{    //) \\ \i\ }\|
                              \{\ /`ー'¨⌒`ー   }V\ノ  ヽ
                                  \        /
                                    `ーャ┬=ァ一   (^';
                                      マヘ~_}  ('"'; ';J
                                      \_) ;'^)

そういえばもーちゃんはテレビで怜に大差付けてる照見て次元の違いを認識してたっけ

片付けしてからコテージ

玄「そういえばお二人は同じ大学なんですか?」コレダッ

美幸「同じ大学の麻雀サークル」ピッ

照「サークル?部じゃなくて?」ババキタ

智美「公式大会とかには出られないけどなー」ワハハ

美幸「部と違って気楽に打てるんだよね」

玄「そっか、全国まで行ったのにちょっともったいないですね……」

美幸「松実さんに言われるとちょっとうれしいかな」

玄「え?」

美幸「昔戦った相手からそういわれると麻雀やっててよかったって思えるから……」

智美「覚えてもらえてなかったけどなー」ワハハ

美幸「うるさいなもー」

智美「そういえばやえちーも昔松実さんと戦ったんじゃなかったか?」

玄「え?」

美幸「あ、そういえばそんなこと言ってたね」

智美「今日これなかった子なんだけどなー」

美幸「確か奈良県予選で松実さんと戦ったとか……」

玄「……?」

美幸「やっぱり覚えてないか……」

照「玄ちゃん、全国の記憶もあやふやだし」

玄「誰のせいかと」

小走先輩か
渋い面子だ

美幸「その子は麻雀部で学部も違うんだけどね」

智美「やえちーは賢いからなー」

美幸「私としては智美がうちに受かったのが不思議だけどね」

智美「優秀な家庭教師がいたからなー」

玄「もしかして、加治木さんですか?」

智美「……ゆみちーも覚えているんだな」

照「でも、それじゃ接点とかないんじゃ……」

美幸「大学だからね。他学部との共通授業で一緒になったの」

玄「そ、そうなんですか……」

照(これが大学生か……)

智美「今日、実業団の人と会えることになってなー」

玄「あ、お二人はもう四年生ですもんね」

美幸「うん。就活が忙しくなる前に三人で来ようとしたんだけどね」

智美「やえちーは積極的だからなー」

玄「お二人はもうやりたいことは決まってるんですか?」

智美「とりあえず私は先生を目指してるなー」ワハハ

照「先生?」

智美「最初は実家に戻ろうかと思ってたんだけどなー」

智美「でも、せっかくお金出してもらって大学で勉強してるからなー」

美幸「そうだよね。卒業してすぐに家に戻るんじゃちょっともったいないよね」

玄「……」

この照玄は結局就職出来なくてプロになってそう

照「……なんで教師になろうと?」

智美「鶴賀の麻雀部にはちゃんとした顧問がいなかったからなー」ワハハ

智美「メジャーとはいえ麻雀部がない学校もあるからなー」ワハハ

智美「そんな学校で麻雀やりたい子を集めてやれたらいいかなって」

玄「……そうなんですか」

美幸「まずはちゃんと雇ってもらえるかだよね」

智美「みゆみゆは結構ひどいなー」

玄(もったいない……か)

清澄って顧問居るのか?

照「……椿野さんは?」

美幸「私はまだちゃんと決めてないんだけどね」

美幸「そろそろ決めないといけないとは思ってるんだけど……」

智美「そういう元チャンプはどうなんだ?」

美幸「あ、そういえば同い年だもんね。やっぱりプロとか実業団とか?」

照「……まだ決めてない」

美幸「あはは、良かった。それ聞いてちょっと安心したなもー」

玄(というかまだもう一年残ってますしね)

照(嘘はついてない。嘘は)

そしてキャンプ終了後

智美「それじゃあ、このあたりでいいかー?」

玄「はい。このあたりなら銀行なんかもありますし」

照「本当にお金いいんですか?」

美幸「気にしなくていいよ。ちょっと強引に誘っちゃったんだし」

智美「どうせなら今度会うときはちゃんと覚えておいてもらいたいなー」ワハハ

玄「……はい」

美幸「どうせなら今度はやえも一緒に連れてくるから」

智美「そうだなーどうせならちゃんと紹介したいからなー」ワハハ

照「楽しみにしてる」

美幸「うん」

智美「じゃあなー」ワハハ

ブロロロロロ



玄「いい人たちだったね」

照「うん」

支援

照「さて、私たちも帰ろうか?」

玄「そうですね」

照「じゃあ、お金下ろしに行こっか」

玄「あ、その前に時刻表で電車の時間を確認しましょう」パラパラ

ヒラリ

照「あ……」

玄「……切符ありましたね」

照「……」

玄「……」

照「……帰ろう」

玄「……うん」

そのまま帰宅

照「なんか予想外に疲れた」

玄「だね」

玄「……」



照「……玄ちゃん玄ちゃん」

玄「なになに照ちゃん?」

照「ゆーてみゆーてみ」

玄「……」

玄「……蒲原さんたち言ってたよね」

照「何を?」

玄「卒業してすぐに家に戻るんじゃもったいない……」

玄「それを聞いて私が大学に来たのって無意味なんじゃないかなって思って……」

照「……」

玄「お金まで出してもらってるのに、今までの大学生活は無駄なのかな……?」

照「玄ちゃんの馬鹿っ!!」ダッ

玄「照ちゃん!?」

友達とgdgdやるのもまた大学生活の醍醐味よ

玄「照ちゃん……」prrrrr

玄「もしもし」ピッ

照『コンビニ行ってくるけどなんかいる?』

玄「ポテチ食べたい」

照『うすしお?』

玄「コンソメ」

照『了解』

シリアスな空気になると思った俺が馬鹿だった

照「ただいま」

玄「お帰り」

照「はい、ポテチとビール」プシュ

玄「どうもです」プシュ

照「……」ゴキュゴキュ

玄「……」ゴキュゴキュ

照玄「ぷはぁ」

照「で、何の話だっけ?」

玄「私の大学生活について」

照「ああ、それだそれだ」

照「玄ちゃんの大学生活は無駄じゃないと思うよ」

玄「そうかな?」

照「別に勉強することだけが大学で学ぶことじゃないし。もっと他に学べることもあるでしょ」

照「きっと玄ちゃんのおじさんもそういうことを学んで欲しいんじゃないかな」

玄「例えば?」

照「社交性とか」

玄「じゃあ私の大学生活は……」

照「うん。無意味だ」

玄「やっぱり……」

照「別に気にすることないんじゃないかな。誰かが文句言ったわけじゃないんだし」

玄「そうだけど……」

照「おじさんだって社交性はともかく何か玄ちゃんのためになるものを学んでもらいたいんでしょ」

照「もし、おじさんが無意味だと思ってるんだったら玄ちゃんここにないだろうし」

玄「……」

照「大学に通ったことが松実館で何か役に立つかもよ?」

照「将来、何が役に立つかなんて今はわからないんだから」

玄「気にするだけ無駄……だね」

照「そーゆーこと」

玄「うん。私、今は大学生を楽しむよ!」

照「じゃあ、大学生活を楽しむ玄ちゃん玄ちゃん」

玄「なになに照ちゃん?」

照「さっきあんまりお金持ってなくてビール一本ずつしか買えなかったらコンビニもっかい行ってきて」

玄「ヒデーハナシダナー」

ちょっと時間経過

照「前期が終わったぞー!!」

玄「テストの方はどうだった?」

照「名前はばっちり書けた!」

玄「それはそれは」

照「玄ちゃんは?」

玄「……ちょっと一個危ないかも」

照「りゅーねん!りゅーねん!」

玄「やめて、今回ちょっと洒落にならない……」

照「ざまぁwwwwwwwwwwwwww」

>照「玄ちゃん玄ちゃん」
>玄「なになに照ちゃん?」

このやりとり好き

照「で、今年の夏休みもお手伝い?私バイト?」ロンドラ10

玄「一応そのつもりだけど。っていうか、ついてくるの?」ヒドイドラバクヲミタ

照「もちろん」ワリトヨクミル

玄「たまには実家に帰った方が」ワタシモ

照「咲も今年は帰らないって……」

玄「うちもお姉ちゃんは就活もありますし帰らないって言ってた」

照「菫も頑張ってるみたいだしなぁ」

玄「照ちゃんと同い年なのにねー」

照「それは言っちゃいけない」

玄「……まあ、一応お父さんに聞いてみるよ」

照「……」

玄「多分、OKでるだろうなぁ……」

照「玄ちゃん玄ちゃん」

玄「なになに照ちゃん?」

照「思いついた!海外行こう!海外!」

玄「え……?」

そいで夏休み

照「やって来ました!アメリカへ!」

玄「……」

照「うーん、初めて来たけど人が多いね」

玄「……照ちゃん照ちゃん」

照「なになに玄ちゃん?」

玄「村が抜けてる」

照「だってよく考えたら日本ですら私達にはレベル高いのに……」

玄「海外だと余計に無理だよね……」

照「淡の奴は海外で頑張ってるからすごいなぁ」

玄「淡?」

照「私の白糸台の後輩。あの時大将やってた」

玄「ああ、あの人か~」

照「……本当すごいよ、私と違って」

玄「そしてアメリカ村では何もせずに梅田まで来ました」

照「交通費無駄にした」

玄「照ちゃんがバカなこと言うから」

照「勢いって怖いね」

玄「とりあえず適当に散策しましょうか」

玄「あ、あそこの本屋さん何かイベントやるみたいですね」

照「ホントだ。看板が出てる」

玄「ふんふむ。どうやらサイン会のようですね」

照「『新発売の愛宕姉妹の愛宕洋榎の麻雀指導本を買うとサインが貰える』と」

玄「照ちゃん知ってます?」

照「知らない」

玄「それなら、もう行きましょうか」

照「……本の初版本って結構高いらしいね」

玄「ふんふむ。照ちゃんよく知ってるね」

照「本人のサインも入ってたら言い値が付くんじゃないかな」

照「古本屋じゃ無理でもネットオークションとかで」

玄「なるほどなるほど~」

玄「……では」

照「二冊買っていこうか」

玄「そうしましょう」



玄「結構並んでますね」

照「私達、ちゃんと貰えるかな?」

玄「整理券番号見る限りは大丈夫じゃないですか」

玄「この人、年齢的に照ちゃんと同い年ですけど向こうは照ちゃんのこと知ってるんじゃないですか?」

照「大丈夫、変装してるし」

玄「相変わらず無駄なことを……」

洋榎ちゃんプロになったんか

洋榎「これからもよろしく~」

スタッフ「次の方どうぞ」

照「お、お願いします」

玄「お願いします」

洋榎「お、もしかして学生さん?」

玄「はい、大学三年生です」

洋榎「何やうちと同じくらいか~」

洋榎「よし、サービスや。あんたらの名前も入れたるわ」

玄照「え……?」

玄「どうしよう、照ちゃん」ヒソヒソ

照「これは想定外だ」ヒソヒソ

玄「売り払うんだし実名は拙いよね」ヒソヒソ

洋榎「そんなひそひそ話してどないしたん?」

玄「ええっと……ニックネームとかでもいいですか!?」

照(それだ!)

洋榎「おお、ええよええよ」

洋榎「そっちの子は?」

照「ゲドで」

玄(テルーwwwwwwwwww)

洋榎「あんた外道なん?」

照「いえ、ジブリが好きなんです」

洋榎「……まあ、ええわ。そっちは?」

玄「ドラでお願いします」

照(ドラローさんまんまじゃないっすかwwwwwwwwwww)

洋榎「もしかして麻雀のドラ?」

玄「いえ、ドラえもんが好きなんです」

洋榎「……そうか」

洋榎「二人は麻雀やってんの?」

玄「高校生のころにちょっと」

照「同じく」

洋榎「もしかしてそのころからうちのファンやったとか?」

照玄「そうです」キッパリ

洋榎「なんや照れるなあ」

照(ちょっと心が痛い)

玄(名前もさっき知りましたけどね)

同世代の名門の主将ぐらい覚えとけよ・・・

洋榎「ほい、お二人さん。これからも応援したってな~」

玄「ありがとうございました」ペコリン

照「これからも頑張ってください」ペコリン




玄「さて、幾らくらいになりますかね」

照「とりあえずあっちに戻ってからにしよう」

玄「じゃあ、もう少しあっちこっち見て回りますか」

照「うん」

照「特に何も買わなかったけど、見て回るだけでも楽しかったね」

玄「そろそろ帰りましょうか?」



洋榎「お~い、あんたらさっきのゲドちゃんとドラちゃんやん」

照「あ……」

玄(ええっと……)ペラペラ

玄「愛宕さんです」ヒソヒソ

照「了解」ヒソヒソ

もう名前忘れたのかよwww

申よけ

しえん

これどの位保守しとけば帰ってくんだろ



新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

ねむい

照「愛宕さん、先ほどはどうもありがとうございました」

洋榎「こっちも商売やし~お買い上げありがとさん」

玄「ええっと?」

洋榎「ああ、ちょっとあんたら時間ある?」

玄「そろそろ帰ろうかなとは思ってましたけど……」

洋榎「じゃあ、暇やな。一緒に飲みいこか」

照「……え?」

どっかの居酒屋

玄照(強引に押し切られた……)

洋榎「二人とも好きなもの頼んでや。うちの奢りやから」

玄(まあ、奢ってもらえるなら)

照「ありがとうございます」キリッ

玄「でも、どうして私達と……?」

洋榎「いや~うちも同じくらいの年の子と飲むなんて中々ないからな」

照「そうなんですか?」

洋榎「仕事上の付き合いとかが多くなってしもーて、どうしてもな」

照「同い年くらいのプロとかもいるんじゃ?」

洋榎「居るけど、うちにのクラブにはおらんからな~」

玄「ふんふむ」

洋榎「プロってものなかなか面倒なところがあるわ」

照「大変ですね」キリッ

洋榎「お、そうや。折角やし、絹の奴の呼ぼか」ピッ

照「誰?」ヒソヒソ

玄「さぁ…?」ヒソヒソ

洋榎「あ、絹?お姉ちゃんやで~」

玄「どうやら、妹さんみたい」ヒソヒソ

照「そういえば愛宕姉妹とか看板に書いてたね」ヒソヒソ

洋榎「え、いま大阪におらん?なんやそうなんか……」

洋榎「じゃあ、また今度な」ピッ

洋榎「残念ながら、絹の奴は来れんらしい」

照「いえ、お構いなく」キリッ

玄(これ以上知らない人が増えられるとキツイ)

洋榎「ん~、代わりに別の奴呼ぶわ」ピッ

玄「あ、いえ……お気になさらず……」

洋榎「もしもし、うちやうち。詐欺ちゃうわ」

洋榎「大阪におる?飲んでんねんけど暇やったら出てこーへん?」

洋榎「ん、ほな待ってるわ。すぐ来るって」

照(来るのかー……来ちゃうのかー……)

玄「どなたがいらっしゃるんですか?」

洋榎「それは来てのお楽しみ~」

洋榎「あんたらの年で高校のころ麻雀やってたんやったら知ってるはずや」

洋榎「プロちゃうけど、結構有名人やで~」

玄(正直逃げたい……)

ちょっと時間経過

洋榎「いや~、現役女子大生の話はやっぱおもろいな」

照(このプロ私達にはきつい……)

玄(悪い人ではなさそうなんですけどね……)

??「洋榎ー?」

照(…!?この声……)

玄(もしかして……)

洋榎「おー、待っとったで~」

怜「それはどーも」



照玄「」

洋榎「突然ですまんかったな」

怜「別にええけど……この二人……」

洋榎「街でナンパした女子大生のゲドちゃんとドラちゃん」

怜「……」ジー

照「……」ダラダラ

玄「……」ダラダラ

洋榎「こちら、元千里山でエース張っとった園城寺怜さんや!」ドヤァ

洋榎「あんたらが麻雀やってた頃の有名人やで!驚いたやろ?」

玄「……はい、大変驚きました」

怜「……あんたら」

照「ゲドちゃんです(裏声)」

玄「ドラちゃんです(裏声)」

怜「……」

洋榎「有名人二人を前にして、さすがに緊張しとるみたいやな」ウンウン

怜「洋榎洋榎」

洋榎「何や怜?」

怜「うちもさすがにこのシャレでは笑われへんわ」

洋榎「へ?」

怜「ちゅーか、うちより有名人捕まえてこれはないと思う」

洋榎「怜、この二人知っとるん?」

怜「知ってるもなにもうちとインハイの先鋒戦で戦った、松実さんと宮永さんですやん」

洋榎「松実玄…って阿知賀のドラゴンロード?」

怜「せや」

洋榎「んで、こっちがあの宮永照!?」

照「ゲドちゃんです(裏声)」

玄「ドラちゃんです(裏声)」

怜「それはもうええわ」

洋榎「……」ジー

照(怖い……)

怜「な?」

洋榎「……よー見たら確かに宮永照やな」

照「ゲ……」

洋榎「それはもうええって!」

照「その……ごめんなさい……」ペコリン

玄「ごめんなさい」ペコリン

洋榎「……」

洋榎「勝負せい……」

照「へ?」

洋榎「ここであったが百年目!今からうちと麻雀で勝負せえ!」

照「で、でもプロと打つなんて恐れ多い……」

洋榎「そんなん関係あらへん!元チャンピオンに現役プロの実力見せつけたる!」

玄(なんか前にもこんなこと言われてたなー)

怜「ほな、雀荘いこか」

結果 1位 照 2位 洋榎 3位 玄 4位 怜

洋榎「……」

怜「いや~またうちの一人沈みか~」

怜「ドラローちゃんもまた強くなっとったな」ナデナデ

玄「えへへ~」

照「あ、あの……」

洋榎「なんやねんこれは!?」

怜「まぁまぁ洋榎、落ち着きって。周りに迷惑やで」

洋榎「ぐっ……」

怜「気持ちは分らんでもないけど、その前に場所変えよか」

クロチャー「おもちはわかりあえるよ!」ワキワキ

んで別の居酒屋

洋榎「さすがに納得いかんわ」

照「ええっと……」

洋榎「ちゅーか、あれだけ強くてあんた今は何してるんや?」

照「大学生を……」

洋榎「大会とかには?出てへんよな。名前全くきかんし」

照「……麻雀部に入ってないですから」

洋榎「なんでや?」

照「いや……その……」

玄(そりゃ人間関係に失敗して麻雀部やめたって言い辛いよね)

洋榎「……麻雀部にも入ってないのにどこで練習してるんや?」

照「毎日家でお酒飲みながら玄ちゃんと打ってるくらいです……」

洋榎「嘘ゆーな!!それだけちゃうやろ!?」

怜「ほんまみたいやで。前に宮永さんとこお邪魔したことあるけど見事な駄目っぷりやったからな」

洋榎「んなアホな……」

怜「うちも最初聞いて驚いたけど、ドラローちゃんとの相性なんかもあるんやろな」

洋榎「……うちはな、あんたを倒すこともプロになる目標の一つやった」

照「……」

洋榎「てっきり、プロになると思っとたからな」

洋榎「せやのに、あんたは麻雀界から姿消してやっと見つけた思うたらこれや」

洋榎「今日打ってわかった。あんたはプロになるべきや」

照「私がプロに……」

洋榎「今年卒業やんな?せめて実業団に入るくらいはするんやろ?」

照「……しない」

洋榎「はあ!?」

照「……留年したからもう一年残ってる」

洋榎「留……年……?」

怜「あの宮永照が留年……?」

照「……はい」

洋榎「ぷ……あはははははは!!」ダンダン

怜「くっ……あかん、これはさすがに笑うてしまう…くくくっ……」

玄「ぎゃはははははっwwwwwwwwwwwwww」

玄「ひゃはははははっwwwwwwwwwwwwwww」

玄「ははっwwwww……げほっ!ごほっ!おえっ!」

怜「……」

洋榎「……」

照「……」

玄ちゃんと照ちゃんはお互いドラローで打点上昇妨害と早上がりで手作り妨害で相性悪いからな
その弱点同士でずっと戦ってたらそりゃ弱点克服して強くなるわ

洋榎「はあ~、笑ってすまんすまん」

照「……」グスッ

怜「いや、でもまさか元チャンピオン留年してるなんて思わんかったわ」

洋榎「大学三年って嘘やなかったんやな」

照「はい……」

洋榎「あんたもそれなりに苦労はしてるんやな」

洋榎「うちもちょっと熱くなりすぎてたわ。堪忍や」

照「はぁ……」




玄「げほっ!おえっ……おえっ!」

怜「いつまで咽とんねん」

洋榎「でもな、これは覚えとき。うちは公式戦であんたを叩き潰したいんや」

洋榎「だから、卒業したらあんたはプロの世界にきいや」

照「……約束はできない」

洋榎「今はそれで十分や。相談くらいならいつでものったるからな、有料で」

照「ならしない」

洋榎「冗談や」


玄「これ注文してもいいですか?」

怜「ええよええよ。どうせ洋榎の奢りやし」

その後松実館

玄「遅くなっちゃったね」

照「うん……」

玄「照ちゃん照ちゃん」

照「なになに玄ちゃん?」

玄「私はプロになってもならなくてもどっちでもいいと思うよ」

照「……」

玄「愛宕さんや花田さんは照ちゃんがプロになるのを望んでるみたいだけどさ」

玄「いつか言ったみたいに私は照ちゃんが好きなことをやればいいと思う」

照「……」

玄「もし、照ちゃんの選択をみんなが反対しても私は支持するよ」

照「玄ちゃん……」

玄「例えばもう一年留年してみるとか、玄ちゃん先輩とか呼ぶとか」

照「……」

玄「どうしたの?」

照「……もう一年留年するのもいいかなと思ってしまった」

玄「ついに末期だね」

玄「とにかく焦らず考えてみればいいよ」

玄「別に麻雀だけが照ちゃんの取り柄じゃないし」

照「例えば?」

玄「あ、お風呂開いたか聞いてくるね」

照「うわぁ……」



照「心配かけちゃったなぁ……」ボソッ

いい関係

大幅な時間経過

玄「さて、無事に卒論も提出できたね」4ホンバ

照「……」レンチャンヒデエ

玄「どうかしたの?まさか提出し忘れたとか?」ムカシヤラレタコトアル

照「んー……」マジデ?

玄「……もしかして、就職決まってないの気にしてる?」マジデ

照「いや、そういうわけじゃないけど……」

玄「では?」

照「……」

照「玄ちゃん玄ちゃん」

玄「なになに照ちゃん?」

照「卒業旅行に行こう卒業旅行」

玄「卒業旅行……悪くないね」

照「じゃあ、さっそくいつ行くか決めよう」

玄「あれ、場所は?」

照「……ちょっと行きたい場所がある」

もう玄ちゃんのところに永久就職でいいじゃん(いいじゃん)

玄「ふんふむ」

照「じゃあ、こんな感じで行こうか」prrrrrr

玄「電話鳴ってるよ」

照「菫からだ。もしもし?」ピッ

菫『もしもし、元気そうだな』

照「うん。今、玄ちゃんと卒業旅行の予定立ててた」

菫『……ほう、いつだ?』

照「えっとね……だよ!」

菫『……そうか随分嬉しそうだな。折角の旅行だからな、楽しんで来い』

照「うん。それで何か用?」

菫『いや、どうしてるか気になっただけだ』

照「そっか」

菫『今度また一緒に食事にでも行こう』

照「うん」

玄「菫さん、何かあったの?」

照「特に何も。私がどうしてるかなって」

玄「ああ……菫さんは照ちゃんの保護者みたいですね」

照「そこはちょっと否定できない」

玄「卒業旅行、楽しみだね」

照「うん。楽しい旅行にしよう」

卒業旅行の日

玄「着いたね、東京に」

照「ふふん、地元に帰ってきたぞーー!」

玄「……泣ける」

照「うるさい」

照「さてと、とりあえず先にホテルに荷物預けにいこっか」

玄「今回はずいぶん計画的ですね」

照「ふふふ、私たちも成長したということだ」

照さん長野に何年帰ってないんだろ

玄「荷物も預けたし、身軽になったね」

玄「あれ、その小さいのは預けなかったの?」

照「うん、ちょっとね」

玄「まあいいけど、ここからどこにいこっか?」

照「最初に付き合ってほしいところがある」

玄「ほう?どちらに?」

照「行けばわかるさ」

玄「ここって……」

照「私たちが初めて出会ったインターハイ会場」

玄「懐かしいね。あの頃も楽しかったなぁ」

照「あの年は私も印象的だったよ」

照「あのときはこうなるとは思いもしなかったし」

玄「それは私もです」

照「ふふふ、まさかぼっち同士で再会するとは」

玄「そこは言わなくていいよ」

玄「で、昔を懐かしみに来たの?」

照「ううん。これを見せたかった」ゴソゴソ

玄「これって……クラブチームの契約書?」

照「うん」

玄「じゃあ、照ちゃん……」

照「洋榎にも色々手伝ってもらって何とかね」

照「さすがに四年もブランクがあるからとりあえず一年だけの契約」

玄「……頑張ったね」



照「玄ちゃん、私プロになるよ」

ついに

玄「……それが照ちゃんの選択なんだね」

照「応援してくれるんでしょ?」

玄「もちろん」

玄「もしかしてそのためにここに?」

照「玄ちゃんとはここで始まったから。ここで報告したかった」

玄「……」

照「……」

玄「……ニートになると思ってたのに」

照「台無しだよ」

照「そういうわけだから、ご心配をおかけしました」ペコリン

玄「別に特にしてなかったけどね」

照「だろうね」

玄「それではぜひぜひ松実館を御贔屓に、宮永プロ」ペコリン

照「じゃ、報告もこれでおしまい」

玄「ならどこか観光にでも……」




淡「あーテルーがいるー!!」

照「え……淡?」

淡「久しぶりー!」

照「日本に戻ってたの?」

淡「うん。で、せっかくだからこの会場を見ておこうと思って」

照「そっか……」

淡「そちらは?」

玄「これはこれは松実玄と申します」

淡「ああ、確かインターハイでテルーとやってた」

照「うん、大学の友達」

淡「じゃあ、そっちの人も連れてくんだ?」

照「……?どこに?」

淡「もー何言ってるの?今日は白糸台のみんなで集まるんじゃん」

玄「……」

照「……」

淡「まあ、そのために帰ってきたようなものだしね」

照「ヘーソウナンダー」

淡「じゃあ、またあとでねー」ブンブン

照「ウン、マタネー」フリフリ

    /\___/ヽ

   /    ::::::::::::::::\
  . |  ,,-‐‐   ‐‐-、 .:::|
  |  、_(o)_,:  _(o)_, :::| うわぁ……
.   |    ::<      .::|
   \  /( [三] )ヽ ::/
   /`ー‐--‐‐―´\



 _| ̄|_    //ヽ\

 |      '|/ / ノ  "´ ̄ ̄''''‐-...ノヽ
 |__|'' ̄!  !    /            丶 |
   ,‐´ .ノ''   /  ,ィ             \
   ヽ-''"   7_//         _/^ 、 `、
┌───┐  /          / 、_(o)_,;j ヽ|
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   //   {         i' i    _   `ヽ
          ̄フ       i' l  r' ,..二''ァ ,ノ
   n      / 彡       l  /''"´ 〈/ /
   ll     _ > .  彡    ;: |  !    i {
   l|       \ l 彡l     ;. l |     | !
   |l      トー-.   !.    ; |. | ,. -、,...、| :l
   ll     |彡     l    ; l i   i  | l
   ll     iヾ 彡     l   ;: l |  { j {
   |l     { 彡|.      ゝ  ;:i' `''''ー‐-' }
. n. n. n  l 彡   ::.   \ ヽ、__     ノ
  |!  |!  |!   l彡|    ::.     `ー-`ニ''ブ
  o  o  o   l      :.         |

>照「うん。今、玄ちゃんと卒業旅行の予定立ててた」
 菫『……ほう、いつだ?』
 照「えっとね……だよ!」
 菫『……そうか随分嬉しそうだな。折角の旅行だからな、楽しんで来い』

もしかして菫さんのこの台詞の前の無言は・・・

玄「照ちゃーん?」

照「……」

玄「戻ってこーい」

照「うう……」

玄「泣くんだったら胸を貸してあげまあすよ?」

照「まだ泣くには早い」ピッ

菫『もしもし?』

照「もしもし、菫ー?」

菫『卒業旅行は楽しんでるか?』

照「うん。それでさー、ついさっき淡に会ったんだけどさー」

菫『……』

照「どういうことだよ、おい?」

菫『いや、教えるつもりではあったぞ』

照「ふんふむ」

菫『でも、電話したら卒業旅行のことを嬉々として語られて』

菫『同じ日に集まるって言い出せなくてだな……』

照「本当にぃ?」

菫『当たり前だろうが。お前が来ないってこれないってことをほかの連中になんて伝えるか弱ってたところだ』

照「……そっか」

菫『その、なんだ……すまなかったな』

照「ん、いいよ。わかったから」

玄「どうだった?」

照「……予定が被ってたから気を使ってくれたそうな」

玄「それはそれは」

照「……でも、一言欲しかった」グスッ

玄「胸貸してあげるから存分に泣いていいよ」

照「うわああああああん!」ダキッムニュ

玄「よしよし」

照「ううう……」ムニムニ

照「……」スッ

玄「もうよろしいので?」

照「玄ちゃんなんか嫌いだ」

玄「えっ?」

俺「えっ?」

テルー結局大学でもおもち成長しなかったんだね・・・

卒業旅行終了で帰宅

玄「卒業旅行楽しかったですね」チータラクレ

照「私のホームだからな。案内もばっちりだ」ハイヨ

玄「たまに迷ってましたけどね」ビールニアウ

照「いっぱいいい店教えてあげたし」マッタクダ

玄「全部食べ物関連でしたけどね」

照「これで後は……」

玄「……」

照「……」

玄「……麻雀しよっか」

照「……うん」

そして――――

照「玄ちゃんビール」

玄「もう結構ぬるいよ?」

照「いいよ別に、もったいないし」

玄「そうだね」

玄「……退屈だね」

照「……麻雀する?」

玄「もうテーブルも麻雀セットも段ボールの中だよ」

照「そうだったね」

玄「……退屈だね」

照「……うん、退屈だ」

そいで駅のホーム

照「……」

玄「……」

照「……何かいいなよ」

玄「……照ちゃんこそ」

照「……なんで留年しなかったの?」

玄「私は優秀だったからね。反面教師もいたし」

照「そっか。それは良かった良かった」

終わりか・・・

照「玄ちゃん玄ちゃん」

玄「なになに照ちゃん?」

照「……なんでもない」

玄「……そう」

玄「……照ちゃん照ちゃん」

照「なになに玄ちゃん?」

玄「あの……なんでもない」

照「……そっか」

プルルルルル

照「もうすぐ出発するみたい。……もう行かなきゃ」

玄「うん。がんばってね」

照「そっちもね」

玄「これでお別れだね」

照「とりあえずお別れだね」








玄「またね、照ちゃん」

照「またね、玄ちゃん」

宥「玄ちゃん……」

玄「お待たせ、お姉ちゃん」

宥「……」

玄「……別れることはよくあることだから」

玄「また会えるのを待ってる……ううん、待ってるだけじゃなくてこっちからも会いに行く」

玄「だから、私は大丈夫だよ」

宥「そっかぁ……」

玄「さ、そろそろ私たちも行こう」

照「……」prrrrrr

照「もしもし」ピッ

菫『もしもし、今大丈夫か?』

照「一応、車内だけどデッキだから大丈夫」

照「どうしたの?」

菫『お前……その……』

菫『いや、お前が落ちついたら一緒に飲みにでも行こうかと思ってな』

照「うん、いいね」

菫『……まあ、それだけだ』

照「……ありがとう、菫」

菫『……なんの話かわからんぞ』

照「なら、別にいいよ」

菫『変な奴だな、それじゃあな』

照「うん」ピッ

三年後くらいの松実館―――

玄「またのご来館お待ちしております」ペコリン

仲居「お疲れ様、玄ちゃん」

玄「はい、お疲れ様です」

仲居「今日はもう休んでもらっていいよ」

玄「え……でも……?」

仲居「明日、久しぶりに照ちゃんと遊ぶんでしょ?」

仲居「今日はお客様少ないし、飛び込みでもなければ大丈夫だから」

玄「……じゃあ、お言葉に甘えさせてもらいますね」

玄「さて、明日はどうしようかな……」

玄「……」

玄「あ、また炬燵に籠ってる……」

玄「もう春先なんだからあんまり籠っちゃだめだよ」







照「さ、寒い……」

!?

玄「お姉ちゃんの前とかしなくていいから」

照「宥ちゃんが実業団に入って家出たから玄ちゃんが寂しいかなと思って」

玄「照ちゃんにお姉ちゃんの代わりは無理だよ」

照「ほら私、一応世界一かわいい妹いるし」

玄「え、妹いたの?姉じゃなくて」

照「ひでえぜ、玄ちゃん。私の唯一のアイデンティティーを」

玄「だって咲ちゃんはプロで活躍してるのに照ちゃんときたら……」

照「そこ突かれると辛い」

玄「あんなに賞もいっぱい獲ってたのに、何で一年で辞めちゃうかなー」

照「いや、なんか違うなと思って」

玄「それでやめられる度胸をなんで別で生かせないかな?」

照「本当、何でだろうね?」

玄ちゃんとの爛れた生活が忘れられなかったんやな

玄「っていうか、長野に帰ればよかったんじゃ?」

照「だって知り合いもいないし、親の目が辛いし……」

玄「それでどうしてここにいるの?」

照「阿知賀ならとりあえず玄ちゃんはいるし」

玄「人をビールみたいに言わないで」

照「でも、ほら私も松実館に貢献してる」

玄「照ちゃん目当ての麻雀団体さんとかのおかげで前より繁盛してるのは確かだけどね」

照「この前、灼ちゃんにもお礼言われた」

玄「この辺で娯楽施設はあそこくらいだからなー」

照「もうすぐ、観光案内に私が乗る日も近い」

玄「※照出没注意」

照「人を危険人物みたいに……」

玄「だって、人一人病院送りにするし……」

照「事実だから否定できない」

照「私だって麻雀指導とか解説とかたまにやってるしー」

玄「まだ、照ちゃんにも利用価値はあるんだなー」

照「そういう言い方やめてよね」

照「それより、明日どうする?」

玄「特にこれと言っては」

照「じゃあ、お酒買ってうちで麻雀しよう」

玄「またぁ?」

照「嫌?」

玄「まあ、私もそう言おうと思ってたけど」

玄「じゃあ、お酒今日のうちに買っておこうか」

照「あれ、まだ仕事中じゃ?」

玄「今日はもう上がっていいって」

照「そういえば今日はお客様少ないもんね」

玄「じゃ、着替えてくるから」

照「いってらっしゃーい」

まるで変わっていない・・・

照「寒い……」

玄「もう少ししたら暖かくなるよ」

照「そう願いたいね」

玄「じゃ、いこっか」

照「うん」

玄「照ちゃん照ちゃん」

照「なになに玄ちゃん?」

玄「照ちゃんと一緒ならこの先もずっと楽しいことが続く……そう思えるよ」

照「私は思わない」

玄「……そっか」

照「この瞬間も私たちの楽しいことは続いてるんだよ?」

照「だから、先のことなんて気にしなくて今を楽しもう」

玄「……うんっ!」









『照&玄のあぶない交遊録  ~そしてレジェンドへ~』   カン

もうむり。迷走しすぎた。腹減った

途中はすまんかった

いろいろありがとう

乙乙
いい関係だった


ほのぼの面白かった
続編書いてもいいのよ

うー~にゃーw これにて終末です!
実は、ネタレスしたら俺の姉がゴキブリでした
本当はパスタのひろゆきですが←
さげろさげろを蕎麦にするわけにはビクンビクンのでさすがもしもしだなのホモぉでああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああですw
以下、下痢便ケーキ達のみんなへのメッセジをどぞ
下痢便ケーキ「焼きしゅうまい
ちょっと電電虫なところもらめええええれえ・・・気にしないでね!」
種「いやー谷亮子!
私の逮捕は二十分に伝わったかな?」
ひろゆき「くぅ~疲れましたwは黒き奔流(ハルヴェルド)だけどちょっと>効いてるわね・・・」
輪姦凌辱アクメ地獄「サムネ詐欺ありがとな!
正直、いえーいあふぃかすと言った私の気持ちは本当だよ!」
もしもし「・・・ぬるぽ」俺
では、
下痢便ケーキ、種、ひろゆき、もしもし、輪姦凌辱アクメ地獄、俺「皆さん田中!」

下痢便ケーキ、種、ひろゆき、もしもし、輪姦凌辱アクメ地獄「って、なんで俺くんが!?
改めまして、くぅ~疲れましたw!」
本当の本当に俺がガンダムだった

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