息子「パパ、花澤香菜に会いたい」 パパ「ん?」 (37)

息子「花澤香菜!」

パパ「誰だそれは」

息子「このアニメに出てる女!!」

パパ「インフィニットストラトス?」

息子「これ!!これ!!」指差し

シャル「もう……一夏ったら……・」

パパ(ハーレムパンツおっぱいアニメじゃないか……息子よ、成長したな……)嬉し涙

息子「パパ、泣いてるの?」

パパ「いや、なんでもないんだ。このアニメの声の女でいいんだな?」

息子「うん!」

パパ「よーし、声優くらいなんでもないぞーパパはお金持ちだからな」

息子「やったー!!」バンザイ

~声優事務所~

コンコン

社長「入れ」

ギィ

花澤香菜「失礼します」

社長「話と言うのはだな、我が社のメインスポンサーのお宅に訪問して、そこの息子さんに会ってあげて欲しいんだよ」

花澤香菜「わかりました」

社長「親御さんはテレビ業界では有名な人でね、くれぐれも失礼のないように」

花澤香菜「はい」

社長「ほんと頼むよ」

花澤香菜「大丈夫です。失礼します」

ギィ バタン

マネージャー「どうだった?」

花澤香菜「なんか業界の大物の息子さんに会ってあげてって」

マネージャー「ほ……なーーーんだ。心配して損した。ファンサービスすればいいだけかぁ」

~次の日 マネージャーの車の中~

マネージャー「それにしても豪華な住宅街だね」

花澤香菜「白金のお宅かーすごいね」

マネージャー「お金持ちは会いたい人を名指しで呼べるのかー」

花澤香菜「それだけじゃないよ。テレビ業界では有名な人のお子さんだから」

マネージャー「はーー……想像つかないなぁ」


キィ ←車が泊まる音


マネージャー「……このビル全部がその人の家なんだって」

花澤香菜「ひぇー」

~豪華なビルの一室~

息子「いらっしゃい!!!」ニコニコ

マネージャー「お邪魔してます」ペコり

花澤香菜「こっこんばんわ!!」ペコり

息子「うわー本物?シャルやって」

花澤香菜「シャル?えっと……」

マネージャー「香菜、早くして」

花澤香菜「シャルル・デュノアです!初めまして!」

息子「本物だーーー!!って言うかそこの人だれ?」

マネージャー「ぼ、僕?香菜のマネージャーですけど」

息子「声優じゃないの?なら帰ってよ。邪魔だから」

花澤香菜「……」不安そうな顔

マネージャー(香菜、ごめん)

マネージャー「すみません、では失礼します」ペコリ

息子「あんな男が来るなんて聞いてないなー」プクー

花澤香菜「ごめんなさい、車で送ってもらってて」

息子「あ、あと敬語要らないから」

花澤香菜「いいの?」

息子「偉いのはパパだし。僕じゃないし」

花澤香菜(……意外といい子かも)

息子「じゃあ僕の部屋来て!!遠慮しないで!!」

花澤香菜「う、うん」

息子「早く!!早く!!」

花澤香菜「そんなに手引っ張ったら危ないよー」

~息子の部屋~

息子「じゃーん!!ここがぼくの部屋だよ!!」

花澤香菜(……萌えアニメのグッズばっかり)

息子「すごいでしょー!!パパに言えばすぐお金もらえるから使い切れなくてさー!!」

花澤香菜「えっと、君何歳なの?」

息子「11歳だけど?」

花澤香菜(この歳からこれって……)

息子「それよりさー、あれ歌ってよ、恋愛なんとかってやつ」

花澤香菜「恋愛サーキュレーション?」

息子「それ!!早く!!」

花澤香菜「えっと……ここで?」

息子「ベッドの上あがって、そこで!!」

花澤香菜「……うん」

花澤香菜「せーの♪でもそーんなーんじゃだーめ♪」

息子「うわつまんねー。踊りとかないの?」

花澤香菜「ダンスはないんだなー」カチン

息子「ニコニコだと踊ってたよ?」

花澤香菜「それは別の人だし……」

息子「じゃあ今適当に振り付けして踊ってよ!!」

花澤香菜「えぇー……」

息子「早く!!」

花澤香菜(うわうっぜえ……)

花澤香菜「ちょっとお姉さんおトイレ行きたいんだけど」

息子「はぁ……白けるなぁ。早くしてきて」

花澤香菜「おトイレどこ?」

息子「そこのドア開けて左!!!」

ガチャン

息子(11) ×
息子(33) ○

~豪華なトイレ~

花澤香菜「はぁ……やってらんない」

prrrrrrrrrrrrrrrrrrr prrrrrrrrrrrrrrrrrrr

社長『はい』

花澤香菜「花澤です。今息子さんの家なんですけど、もう帰っていいですか?」

社長『満足してもらえたのか?』

花澤香菜「ベッドの上で踊れとか言われて頭来ちゃって」

社長『その子の親に嫌われたらお前、もうテレビに声出せなくなるぞ』

花澤香菜「……本当に?」

社長『お偉いさんだからな。業界が上下関係に厳しいのは知ってるだろ?それに気に入られるチャンスでもあるぞ』

花澤香菜「……」

社長『どうせ数時間だけなんだから、それくらい耐えろよ。何歳なんだお前は』

花澤香菜「……頑張ります」



花澤香菜「……お仕事貰えるチャンスだよね」

ガチャン

花澤香菜「お待たせー」

息子「おっセえよ!!!!!!!!!!」 ブォン←フィギュアを投げる音

バシッ

花澤香菜「いった……」

息子「早く恋愛サーキュレーション!!!踊れ!!!」

花澤香菜「わかったよ……」

息子「……」

花澤香菜「えっと……」

息子「早く!!!!!!!」床ドン!!!

花澤香菜「せ、せーの♪でもそーんなーんじゃだーめ♪」ふりふり

息子「……」

花澤香菜「でもそーんなーんじゃほーら♪」ふりふり

息子「……もういいや。CDだともっとましな声だったのに」

花澤香菜「……」

息子「パパ、釘宮って人に会いたい」

>>23
息子「きっとかわいい人がくるんだろうなー」

釘宮「こんにちはー」

息子「チェンジ」

息子「もう歌はいいや。まゆしーやって」

花澤香菜「トゥットゥルー まゆしぃです」

息子「千石撫子やって」

花澤香菜「撫子だよー」

息子「シャルやって」

花澤香菜「シャルル・デュノアです」

息子「全部同じ声でつまんねー……」

花澤香菜「……」イライラ

息子「他になんかできねーのかよ」

花澤香菜「ゼーガペインの了子とか」

息子「知らねーよそんな古いアニメ」

花澤香菜「かんなぎのざんげちゃんとか」

息子「どうせ同じ声なんだろー?聞いてもしょーがねーよ」

花澤香菜「ちょっと君」

息子「なに?」

花澤香菜「年上のお姉さんに向かってその口の聞き方はないよね」

息子「え?これくらいで怒っちゃうの?子供だね~」

花澤香菜「……」

息子「これ以上口答えするならパパに言いつけちゃうよ」

花澤香菜(う!)

息子「どうするー?」

花澤香菜「ごめん」

息子「じゃあお詫びしてもらおうかな」

花澤香菜「なんでもするよ」

息子「じゃあ裸にエプロンつけて美柑みたいに料理つくって」

花澤香菜「は!?」

息子「はーやーくー。僕ハンバーグ食べたい」

息子「僕結城リト役で」

飽きたからここまで

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