キリト「スグ、何してんだ?」直葉「え…ね、ネットだよ?」(279)

連続性はあまり無いが一応前スレ

キリト「…なんだこの本?」
キリト「…なんだこの本?」 - SSまとめ速報
(http://m.logsoku.com/r/news4vip/1355729820/)

和人「ふーん? 何のサイト見てんだ?」

直葉「えっ、ぇ…と……」

和人「あ…いや、言いたく無いなら別に良いが」

直葉「そ、そんな事ないけど……その、只のALOのコミュニティサイトだし…」

和人「へぇ…スグがそういう所見てるなんて意外だな」

直葉「最初はね、あんまりこっちとむこう混ぜるの嫌だったから出入りしてなかったんだけどさ」

和人「それがなんで?」

直葉「お兄ちゃんが教えてくれたからだよ、ゲームの中も現実も、あたしは何も変わらないってね」

和人「…な、なんか…そう言われると照れくさくなるな」

直葉「それにみんなも見てるって言うし」

和人「みんな?」

直葉「えっと、アスナさんとかシリカちゃんとかリズさんとか…ほら、みんな今はあっちでよく遊ぶし」

和人「へぇ…アスナ達もか」

直葉「うん、今は多種族での交流って凄い盛んでしょ? だからこういうサイト活用する機会が凄く増えたんだよね」

和人「成る程ねぇ、なんかめぼしい情報とかあったか?」

直葉「えっ、ぇと……」

和人「………どうした?」

直葉「い、今はただ雑談してただけだから!! ははは…」

和人「そっか、まぁ何か良い情報出て来たら教えてくれな?」

直葉「う、うんもちろん!!」

…和人の部屋

和人「…ALOのコミュニティサイトか…そういや覗いてなかったな」カタカタ

和人「……これか、へぇ…なんか昔ながらの掲示板って感じだな……えーと」

和人「……雑談スレッド…情報交換スレッド……なんかバカっぽいタイトルのも多いな」

和人「……ん? 『リーフ「抱いて……お兄ちゃん」』…………これは…」

和人「………スレタイ的には書き物だよな…えと…SSだっけ確か」

和人「…………ちょっと見てみるか」

1 アルヴヘイム住みの名無し妖精(シルフ族) 2025/03/29(土) 17:05:38.61 ID:SuGuha/k0

「………スグ?」

心配そうに顔を覗き込んでくるその人は、現実世界であたしを呼ぶ時と同じ呼び名で声を掛けてくる。

今は仮想世界……ゲームの中であって、お互いに姿も違うのに。

「……なんかあったのか? 随分と暗いけど」

…何もないよ。

ただ一言だけ返す、嘘はついていない。


2 アルヴヘイム住みの名無し妖精(レプラコーン族) 2025/03/29(土) 17:06:58.12 ID:lisbeth0

ほう

3 アルヴヘイム住みの名無し妖精(シルフ族) 2025/03/29(土) 17:07:08.88 ID:Sakuya//0

一応期待

4 アルヴヘイム住みの名無し妖精(シルフ族) 2025/03/29(土) 17:09:17.59 ID:SuGuha/k0

「……ならいいけど…変な奴だな」

今一よくわからないって顔をするその人は、そのまま身体の向きを変え歩き出そうとする。

相変わらずだね、のんきで…すごく鈍感。


今は何もない。でも、今からは違う。

5 アルヴヘイム住みの名無し妖精(シルフ族) 2025/03/29(土) 17:14:30.01 ID:SuGuha/k0


「…っ!? スグ…!?」

歩き出そうとする背中に抱き付いて、強く…出来るだけ力強くその背中にしがみつく。

「……お、おい? どうしたんだよホントに」

ハラスメント警告のウインドウは当然出ているだろう、でも、この人はそのウインドウに触れる事はきっとしない……理由は、あたしが妹だから、ただそれだけだろうけど。

「………おい、スグ!!」

…嫌。

「………嫌って、何がだよ?」

その呼び方、今だけはやめて。

「…………どういう……」

……今は、今だけは、あたしはシルフのリーフという事にしてよ。

…………

和人「………………………………………」

和人「………スグって……」

和人「……いやまさかな、まだわかんねーだろ、うん」

和人「………リーファからァを取っただけとか全然気のせいだよな、うん」


和人「…………違いますように」

…………

6 アルヴヘイム住みの名無し妖精(シルフ族) 2025/03/29(土) 17:19:23.46 ID:SuGuha/k0

「…………」

貴方はキリト、あたしはリーフ。

今だけで構わない。

ほんの少しだけの時間で構わないから。

兄と妹、その事を忘れて欲しい。

「……ス……いや…リーフ…」

…………。

7 アルヴヘイム住みの名無し妖精(ウンディーネ族) 2025/03/29(土) 17:20:05.80 ID:Asuna/UKi

えっ…?




8 アルヴヘイム住みの名無し妖精(ケットシー族) 2025/03/29(土) 17:20:18.04 ID:Sirka/p70

ぱんつ脱ぐべきかどうかだけ教えてください!!!!

…………

和人「…………………………」

和人「……………………………………」

和人「……………………うん、きっとたまたまだな」
和人「スグがこういうの書く訳ないし、うん」

和人「偶然偶然、大丈夫まだ大丈夫だ、ははははは…」ガタガタガタ

和人「と、とりあえず読もうか……うん」

※非常にめんどくさいので途中まで文章のみで進行します

「………その……駄目だよ…そんなの…俺は…」

わかっている。

こんなの間違ってる。

この人、キリトくんにはもう愛する人が居るから。

その人には、あたしはどう頑張っても勝てないのもわかってる。

「…………なら…やめようこんな事、きっと後悔する」

…………。

「………離れてくれ」

嫌。

「………頼むよ」

絶対に嫌。

「……スグ!!」

後悔なんか、しない。

後悔したくないから、こんな事をしてるんだ。

「……………」

無言。

遠くから流れてくるBGMと、自分自身の胸の鼓動だけが微かに響く。

彼の鼓動は聞こえない…現実なら、聞けるのかな?

彼の…お兄ちゃんの心の声が。

…………

「……………今まで通りじゃ…ダメなのか?」

長い沈黙を破ったのは、彼だった。

「仲の良い兄妹で、ゲームの中なら大切な仲間って関係じゃ…駄目なのか?」

…ダメじゃない。

「なら…!!」

縋り付くあたしを振り払うようにしながら彼はこちらを振り向く。

……きっと、あたしを諭すつもりなんだろう。

でも、聞きたくない。

今は、今だけは…我が儘を通させて欲しい。

「……ん……っ…!?」

どうせあたしが望まない言葉なら、放たれる前に呑み込む。


「んっ……ぅ……!!」

驚き、見開かれる眼……唇から伝わる戸惑い。

あたしは今、してはいけない事をしているんだという意識。

こんな形でしか、自分の想いを遂げられないという暗く…淀んだ想い。

その全てに見ないふりをして、あたしは彼の…お兄ちゃんの唇を夢中で塞いだ。

「………ス…っ…ぅ…!!」

供にバランスを崩し、よろめくように倒れこむ。

彼に覆い被さるよな形になり、倒れた拍子に唇も離れてしまう。

「……っ…!! なんで…………っ……!!」

こんな事を。と言いたかったのであろう彼の言葉は、あたしの顔を見た途端に中断される。

「……泣くなよ……」

………無理…だよ、そんなの。

「………」

お兄ちゃんを困らせるだけだってわかっている。
こんな事しても…ただ傷つくだけっていうのもわかっている。

気持ちをぶつければ、ぶつけるだけ…彼を、お兄ちゃんを……そして自分も傷ついているのがわかるから。

「……………」

哀しそうな眼であたしを見つめる。

そんな顔、しないでよ…
「……………ごめん…」

……………。

謝りながら顔を背ける彼。

………お兄ちゃんがどうして謝るの?

「…………俺は……スグ…リーフの想いには……」

………わかってる。

「…………っ…ん!!」

再び唇を重ねて…舌を使い無理矢理に唾液を混ぜ合わせる。

仮想世界の、作られた感覚ではあるけれど…その行為そのものがあたしの身体に熔けるような熱を産み出していく。

「……ぁ……っ……お…兄…ちゃ……」

仮想世界でも…ましてや現実でさえもこんな事をした事なんてないのに、何かに支配されたように彼を、目の前の兄を求めてしまう。

「………っ!!」

お兄ちゃんの唇を貪る事に夢中になっていると、いきなり肩を掴まれ引き剥がされた。

「…………ぁ……」

「……やめてくれ……ダメだ…スグ…」

……………。

掴まれた肩が熱い。

無理矢理に引き剥がされた口がどうしようも無く切ない。

嫌…。

止めないで。

どうなっても構わないから、もっと…欲しい。

「……………やめてくれよ……っ…」

あたしの願いは届かない。

どうすれば、お兄ちゃんはあたしを見てくれるの?

どうすれば、あたしを受け入れてくれるの?

…どうすれば、その哀しそうな眼を、やめてくれるの?

「………………」

沈黙。

あたしの気持ちはやっぱり届かない。

…………

直葉「………ふぅ、ちょっと休憩しよ……えーと」






45 アルヴヘイム住みの名無し妖精(シルフ族) 2025/03/29(土) 18:45:13.41 ID:SuGuha/k0

ごめんなさいちょっとごはん食べます

46 アルヴヘイム住みの名無し妖精(サラマンダー族) 2025/03/29(土) 18:46:00.03 ID:klein/nb0

飯代行はよ

47 (o^∀^o)ゆい◆MH/CP001 2025/03/29(土) 18:47:59.11 ID:SAO/YUI10
浮気はダメですよパパ?

48 アルヴヘイム住みの名無し妖精(???族) 2025/03/29(土) 17:47:59.47 ID:Kayaba/aki
>>47
特定は止めておきたまえ、>>1が逃げてしまうからな

………

直葉「…さて、ごはん作らなきゃ」スタスタ

直葉「お兄ちゃんなに食べたいかな…」ガチャ




直葉「…お兄ちゃん? ごはんどうする?」コンコン

直葉「……あれ?お兄ちゃん?」

直葉「………入るよ~?」ソー

高坂さんちの妹じゃないですか

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 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄ ̄ ̄

直葉「っ!?」ギョッ

和人「…………………………………………」

直葉「お、お兄ちゃん…どうしたの…?」オロオロ

和人「…………ああ…スグか…」

直葉「……凄い落ち込んでるけど……何かあったの?」

和人「…………………いや、なんでもない」

直葉「…でも」

和人「…ホントに………なんでもないんだ……」ウルウル

…………

和人「…………これ…やっぱりスグだよなぁ……」

和人「……SAOでアスナが書いてた本もキツかったけど……これはこれできっついなあ……ははは………はぁ」

和人「……つうかスグの奴…なんでこんな生々しいの書いてんだよ、つか鬱系とか意外過ぎる…」

和人「……あ、投下再開した…スグが部屋に戻ってちょっとしたらか……ははっ…」

和人「………なんでまだ見てるんだ俺」カチカチ

…………

「……………」

届かないまま、終わりたくない。

その想いが広がっていくのが判る。

無理矢理でも良いから、あたしを見て欲しい。

「………っ…スグ!?」

メニュー画面を開き、装備品を外す。

「………おい!!」

続けて、下着も。

「…………っ…!!」

顔が火照る。

気恥ずかしさで気が狂いそうになる。

仮想の身体とか、そんなのは関係ない。

あたしは、初めて異性に肌を晒している…それだけは事実だから。

「……………っ……やめろ…って…言ってるだろ」

もう後には退けないよ。

「………おかしいだろ…そんなの」

…わかってる。

何度だって言える。

あたしは、絶対に後悔なんてしないから。

「…………っ…」

顔を背けたままで…辛そうな表情をする。

…そんなに嫌なの?

そんなに…あたしを見るのが嫌なの?

お兄ちゃん。

「………裏切りたくないんだよ、彼女の事も……お前の事も…!!」

…………。

…そうだよね。

わかってるよ、お兄ちゃんが…どうしても振り向かない理由なんて

「………わかってくれ」

………

でも…ね。

お兄ちゃんの優しさは、今はいらない。

今欲しいのモノには、それが邪魔だから。

「………………」

今は、あたしをどうしようもない位に…傷付けて欲しい。

「……………」

「……………」

一糸纏わぬ姿のまま、寄り添うように身体を預ける。

肩と、腰に手が添えられ倒れないように支えられた。

布ごしでない手のひらの感触が熱く、それでいて痺れるような感覚がある。

「……………」

無言。

支える以外は何もしない、そのつもりなのはわかっている…でも、あたしはそれより先へ、もっともっと深く…抜け出せない所まで深くへ行きたくて堪らなくなっていくのを感じていた。

「………スグ…っ…」

もう一度キス。

ゆっくり、優しく…何かをねだるように。

「……ぐ…う……っ…!?」

そのまま唇を這わせて首筋に向かう。

彼の…お兄ちゃんの唇から…くぐもったような掠れた声が漏れる。

「……やめ………ぅ…っ!!」

やめないよ。

今さら、やめられないもん…。

首筋に唇と、舌を這わせ…弄ぶ。

その度に漏れる甘い声。
次は鎖骨。

その次は肩、胸…。

抵抗もせず、身に付けている衣服をはだけさせても、あたしを振り払ったりしないのは何故?

「…………っ……」

息を殺すように口を閉ざす素振りは、何かに堪えているようにも見えた。

……そっか、気持ちには良いんだお兄ちゃん?

「……………」

肯定も否定もしない。

だが、あたしはわかる。

本当に嫌なら、逃げれば良いだけなんだから。

「………っ…!!」


お兄ちゃんの顔を、あたしの胸に埋めるように抱き締め、囁く。

気持ち良いの?

「……………」

………じゃあ、あたしの事嫌い?

「……嫌い…な訳…ないだろ…」

……なら、好きって言ってよ。

「…………………………」

………いじわる。

……一言位、一度でも良いから、言って欲しいのに。

「………ぅ…!!」

手を伸ばし、お兄ちゃんのそれをズボンごしに撫でてみる。

「…スグ!! ダメだ…!!」
…硬い。

それでいて…熱い。

「………っ…く!!」

ゆっくりと刺激を与えないように、優しく撫でる。

まるで心臓がそこにあるかのような脈動。触れる度に強さが増していくような感覚さえある。

「………スグ……ぁ…!!」

お兄ちゃんの声と表情も触れる度に切なく、痛々しく何かを求めているモノになっていった。

…………

和人「……………」

和人「………こわい」


和人「……いつの間に俺堕ちた、つかなぜ俺されるがまま!? ドMかよ!?」

和人「………これ、どこまでやる気だよ…」

89 アルヴヘイム住みの名無し妖精(ウンディーネ族) 2025/03/29(土) 19:31:18.66 ID:Asuna/Uki

キリトくんMだよねぜっったい!!

90 アルヴヘイム住みの名無し妖精(ケットシー族) 2025/03/29(土) 19:31:48.98 ID:Sirka/p70

えー、ふつうが良い

91 アルヴヘイム住みの名無し妖精(レプラコーン族) 2025/03/29(土) 19:32:28.06 ID:lisbeth/0

ぜったい淡白だと思う

92 (o^∀^o)ゆい◆MH/CP001 2025/03/29(土) 19:32:29.00 ID:SAO/YUI10
パパの性癖は至ってノーマルみたいです、PCのデータには特殊画像はあまりありませんし

和人「…………」

和人「…ちょっと書き込んでみるか」

……………

93 アルヴヘイム住みの名無し妖精(スプリガン族) 2025/03/29(土) 19:35:47.37 ID:kilito/20


つまんね

94 アルヴヘイム住みの名無し妖精(???族) 2025/03/29(土) 19:35:47.38 ID:Kayaba/aki

>>93
キミは確かに見ない方が良いよ、キリt…ゲフンゲフン

………

和人「……コンマ1秒で安価!?なんだそれこえぇよ!?」

ほ、ほらkayabaは意識だけだから(震え声)

コンコン

直葉「…お兄ちゃん?どうしたの大きな声出して?」

和人「えっいやなんでも!?」

直葉「……ふぅ、ちょっと入るね?」トコトコ

和人「あ、ああ…」

直葉「なにしてるの?ネット?」

和人「…………」

直葉「…お兄ちゃん?」

和人(………それとなく気付かせて止めさせられないかな…)

直葉「……?」キョトン

和人「……あーちょっとな、さっきスグが言ってたALOのコミュニティサイトが気になったから見てたんだ」

直葉「っ…!!」ギクッ

和人「……ど、どうしたスグ?」

直葉「う、ううんなんでもない!!」フルフル

和人(………この反応…やっぱりスグなんだよな…)

直葉「えっと…あの、何か良い情報あった?」ソワソワ

和人「いや…いまいちかな、もうちょっと探すつもりだけど」

直葉「………そ、そうなんだ…」

………

和人「……さて、俺が見てるって分かれば警戒すると思うし……流石に続けないと思うが」カタカタ

和人「……こういうのは身内に見られるのが一番キツイだろうし、仮に俺なら自殺を考える」

和人「………さて?」

和人「………………」

和人「………投下再開してるだと…」

和人「……どういうことだよ…」

…………

「…………スグ…っ…う…ぁ!!」

ズボンの隙間から手を入れて、直に触れる。

指先に熱い感触。

弾力のある硬さのあるそれを手探りに弄ぶ。

「……あ…ぐっ…はぁ…はぁ……!!」

息使いが荒く、何かにうなされるようなモノに変化して、お兄ちゃんの表情はさらに辛そうで、憂いに満ちたモノになっていた。

どうして欲しいの?お兄ちゃん。

「…………やめ……」

言葉を言い切る前に、口を唇を使って塞ぐ。

「………んっ……!!」

そんな事、口聞きたくないよもう…お兄ちゃんは……どう、されたいの?

「……………っ……」

…………。

じゃあ、さ………もう聞かないから、脱いで。

「……………」

お兄ちゃんのも見せてよ。

「……………っ……」

虚ろな眼で、覚束ない手振りで…お兄ちゃんの衣服は解除されていく。

「………………」

裸体になったお兄ちゃんと抱き合う。

触れ合った所が熱く、焼けるように熱い。

でも、とても心地良い…離れ難い感覚。

「…………スグ……もう、本当に良いんだな?」

……うん

「…………わかった」

あたしの足を開き、その部分に触れるお兄ちゃんの指は堪らなく強い刺激を与えてきた。

…………

和人「……………あかん」

和人「これはダメだ…」


和人「止めさせなきゃ…ホント止めさせなきゃ…」オロオロ

和人「………そうだ…ユイに助力を頼もう」カタカタ

和人「……ユイ、ちょっと起きてくれ」

『はい、なんですかパパ? 珍しいですね仮想世界以外で呼び出しするの』

和人「…緊急事態なんだ協力してくれ…っと」カタカタ

『何でしょうか?』

和人「……えーと、ユイはALOのコミュニティサイトって分かるか?」カタカタ

『はい、先程まで行ってましたよ?』

和人「なら話は早い、この家から接続してるIPは解析出来る?」カタカタ

『出来ますけど…一体どうしてですか?』

和人「…今、スグが仕様してるアドレスだけ規制状態に出来ないか?」

『………………えーと、何故です?』

和人「……スグが進行してるスレッドを中断させたい」カタカタ

『拒否します』

和人「なにぃ!?」ガタタッ!!

和人「…ぐ…な、なんで?」カタカタ

『人が頑張っているものを邪魔なんてよくありませんよパパ!!』

和人「だって頑張る方向完全に違うじゃん!?」カタカタカタカタ

『とにかくやです!!』

和人「……な、なんてこった」

和人「…ぐ…どうすれば…」オロオロ

コンコン

和人「っ!?」ビクッ

直葉「お兄ちゃん、今日なんか変だよ?ホントに大丈夫?」

和人「あ、ああああああぁすまん…こ、声でかかったな」

直葉「何か心配事?相談なら乗ってあげるよ?」

和人(本人には言えないよな…どうなるかわかったもんじゃない…)

直葉「……?」キョトン

ちょっと休憩する

和人「……くっ…こうなったら俺一人で徹底的に荒らす!! スグはがっかりするかもしれないがこの際それは考えない事にする!!」カタカタカタカタカタカタ!!


…………

※アクセス規制中です!!

…………

和人「……ん?なんだよいきなり…なら携帯から……」ポチポチポチポチポチポチ!!


…………

※バイバイさるさん

…………

和人「…………どうなってやがる」

168 アルヴヘイム住みの名無し妖精(???族) 2025/03/29(土) 21:02:56.07 ID:Kayaba/aki

邪魔は未然に防いでおいた、心おきなく続けたまえ


169 (o^∀^o)ユイ◆MH/CP001 2025/03/29(土) 21:02:56.09 ID:SAO/YUI10
>>168
流石だな電脳

170 アルヴヘイム住みの名無し妖精(サラマンダー族) 2025/03/29(土) 21:03:25.38 ID:klein/nb

>>168-169
お前らの会話が速すぎて怖い

「……あ…ぅ…はぁ…はぁ……ぅ…っ!!」

身体を駆け巡る刺激の波に息使いが荒くなるのが分かる。

熱く、何もかも熔けてなくなってしまいそうな快楽に身を任せて…何も考えられなくなるまでそれに溺れて…

お兄ちゃんの指先があたしの脚を。

腕を

首筋を撫でる。

その度に稲妻が身体を走り、皮膚が痺れ、焼かれているように錯覚する。
「………スグ、どこが良い…?」

わからない…わからない位に、その指はあたしを狂わせ続ける。

叫びとも嬌声ともつかぬ声を上げて、ただされるがままに身体を預ける。
内腿に指が這い

脇腹に舌が蠢く

「…ぉ…あ…ぅ……お兄ちゃ……は…あっ…!?」

「………ん……っ…!!」

合間合間に唇もなぶられながら、あたしは何も考えられなくなる程にお兄ちゃんとの行いにのめり込んで行く。

「…………スグ……」

「……お兄ちゃ…ん…」

「………もう良いか…?」
そう呟き、あたしのその部分に触れる。

「……ひっ…!? あぐっ…!!」

より強い刺激。

でも、病みつきになりそうな…抗い難い刺激。

「…………ホントに…良いんだな? スグ…」

「………うん…」

あたしは、全てをお兄ちゃんに委ねた。

…………

ダンダンダンダンッッ!!!!

直葉「ひぁっ!?」ビクッ

和人「スグ!! ちょっと良いか!? すごーく長い話があるんだけど!!」ダンダンダンダンッッ!!!!

直葉「お、お兄ちゃんノック強すぎ!! 一体どうしたの!?」ガチャ

和人「スグ、ちょっと出かけないか?今すぐ」

直葉「えっ…今から? もう夜遅いよお兄ちゃん…」

和人「ならALOで狩りしよう狩り!! なっ!?」

直葉「えっと…き、今日は…」

和人「ん?何かしてたのかスグ? 邪魔したか?」

直葉「あ…その…なにもしてないけど…」

和人「なら行こうぜ?な?」ウンウン

直葉「…………」チラッ

和人「…………」

直葉「……わかったよもう…」ガックリ

和人(っしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!)

………

キリト「……ふぅ、ダイブしたは良いんだが」

リーファ「…………」

アスナ「…………」

シリカ「…………」

リズ「…………」

キリト「……なんでみんな居るんだ」

アスナ「え?たまたまだよキリトくん」

シリカ「偶然ですねー」

リズ「そーだねー」

キリト「………偶然、ねぇ?」

リーファ「…………」

サクヤ「あーリーファ!!ちょーど良い所に来たなー!!」

キリト「サクヤさん!? 領主がなんでこんな所に…」

サクヤ「細かい事は気にするな、リーファ…ちょっと仕事を手伝ってくれないか?」

キリト「え…今からパーティー組んで狩りをするつもりなんですけど…」

リーファ「はーい」トコトコ

キリト「えっ」

アスナ「狩りはわたし達が付き合うよーキリトくん」ニコニコ

リズ「ほら、行くよキリト!!」グイグイ

キリト「えっちょ…!?」

シリカ「書き終わったら読むから頑張ってねー!!」ノシ

リーファ「わかったー!!」

キリト「えっ」ズルズル

「……スグ…本当に…後悔しないんだな?」

しないよ、それだけは…誓える。

「………わかった」

お兄ちゃんの身体があたしを包むように覆い被さり…熱く…力強くいりきたつそれを、ゆっくりとその部分に宛がってきた。

そして、優しく…いたわるように沈める。

「あ……ゃ…いっ…!!」


お兄ちゃんが腰を深く、ゆっくりと沈める毎に…その刺激はあたしの身体を駆け巡り、襲いくる。

痛みは無いのは幸せなのか…それとも不幸なのか…

お兄ちゃんに与えられる初めての痛みなら、あっても良かったかもしれない。

「……ふぁ…あ…ぁっ…や…!?」

襲い来る、狂わしい程の波に抗うように…お兄ちゃんの背中を掻き毟りズタボロにする勢いでしがみつく。

………

アスナ「………」ゴクリ

シリカ「…わぁ…」ドキドキ
リズ「…ほうほうなるほどなるほど…」ドキドキ

キリト「…せい!!」ズバッ!!
アスナ「……良いなぁわたしもこれくらい書きたい…」ドキドキ

シリカ「………////」

リズ「…妄想爆発なのはアスナも負けてないけどねぇ」ドキドキ

キリト「…はぁっ!!」ズババッ!!

キリト「…って、なんで俺しか戦ってないんだよ!?」
アスナ「え? ああうんもう少しだからちょっと待ってキリトくん」

キリト「……さっきから何見てんだよ?」

リズ「えっ? そんなの秘密に決まってるでしょ?」

シリカ「はい、ナイショです」

キリト「………フレンドメッセージか? それ」

アスナ「ち、違うよー?」
キリト「…………」ポーン

キリト「………なんだこれ、いつの間にかコミュニティサイトと直リン可能な設定になってる」

アスナ「え?そうなの?」アセアセ

シリカ「へーしらなかったなー」

リズ「そんなの誰が使うのかなぁー?」

キリト「…………」

キリト「……なるほど、サクヤもグルか…」

アスナ「…え?グル?」

リズ「なんの事?」

シリカ「キリトさん?」

キリト「………………………………」

アスナ「……キリトくん?」

キリト「………」ウルウル

リズ「えっ」

キリト「………もう止めさせてくれよ…うぅ」ポロポロ

シリカ「えっ…もしかしてキリトさん…」

キリト「…リーファ…スグがやたらエロいの書いてるのはとっくに気づいてるよ!!」グシグシ

アスナ「え…うそ…」

アスナ「な、なんで…」

キリト「だって安直じゃん!! 俺の名前そのままだしスグって呼んでるし!!」

リズ「あー…まあ、そりゃぁ見たら分かるよね…」

シリカ「え、えと…」オロオロ
キリト「お前ら身内が自分をエロいネタに使ってるの想像してみろよ!! 正直すっげぇへこむからな!!」
アスナ「………あー、まあ…」

リズ「……うーん」

シリカ「え、お兄ちゃんを好きになるとかあんまり無い事なんですか?」

キリト「…スグはそういうのあんまり興味無いと思ってたのに…うぅ…」ウルウル

アスナ「………キリトくん」

リズ「…まあ、あたし達も結構応援しちゃったからなぁ…責任はあるかも…」

シリカ「……うーん、そんなに嫌なんですかキリトさん…」

キリト「………うん、もうね最悪の気分」

シリカ「…えー、でもそれだとリーファ可哀想…」

キリト「………」

シリカ「だって、作り話でも否定されちゃうなんて…じゃあ何処に吐き出せば良いんですか?」

キリト「……それは…」

シリカ「…私はリーファと結構遊ぶから、その…なんとなく分かっちゃったんですけど…」

キリト「………」

リズ「……あー」

アスナ「…………」

シリカ「仕方ないとは思うけど、ちょっとした事は許してあげて欲しいですよ」

キリト「………」

キリト「……そっか…そう、だよな…」

アスナ「…キリトくん」

リズ「……あたしもこれくらいは許してあげても良いと思うよキリト」

キリト「…ああ、ゴメン…俺、騒ぎ過ぎだったみたいだ」

シリカ「良かった、それでこそキリトさんです!!」

キリト「………なんとか理解出来るように努力するよ、悪い…みんな」

「………あっ…!!!!」

「………く…っ…!!」

快楽の時は、二人同時に果てる事で終わりを向かえた。

「………お兄ちゃん…」

「……………」

微睡みそうな気だるい疲れの中で、どちらともなく口づけをする。

甘く、切なく…すぐに無くなってしまいそうな優しさの中で。

「…………ごめん…スグ」

……謝らないでよ、お兄ちゃん。

「………でも…俺は…」

あたしは、もうお兄ちゃんからの言葉はいらないよ

「…………」

代わりに、あたしから…伝えたい言葉があるから

ありがとう

それだけを、貴方の心に

258 アルヴヘイム住みの名無し妖精(シルフ族) 2025/03/29(土) 23:38:38.61 ID:SuGuha/k0

END


259 アルヴヘイム住みの名無し妖精(サラマンダー) 2025/03/29(土) 23:39:08.85 ID:klein/nb

ふぅ………乙

260 アルヴヘイム住みの名無し妖精(ケットシー族) 2025/03/29(土) 23:08:23.06 ID:Sirka/p70

よかったです!!

261 (o^∀^o)ゆい◆MH/CP001 2025/03/29(土) 23:09:11.00 ID:SAO/YUI10

イイハナシダナー

262 アルヴヘイム住みの名無し妖精(ウンディーネ族) 2025/03/29(土) 23:10:14.33 ID:asuna/Uki
おつかれさまー!!

263 アルヴヘイム住みの名無し妖精(レプラコーン族) 2025/03/29(土) 23:10:54.97 IDlisbeth0

よかった…ふぅ…

264 アルヴヘイム住みの名無し妖精(???族) 2025/03/29(土) 23:10:59.99 ID:Kayaba/aki

私の鉄壁のパンツをよくぞ撃ち破った

…………

和人「………終わりか」

和人「……乙……あ…まだ書き込めないな…」

和人「……冷静に考えたら…中学生にしてはだいぶ頑張ってたよな…」

和人「…………よし」

…………

直葉「………ふー」

直葉「……うあああああ…何書いてんのよあたしぃ~!?」バタバタ

直葉「……ゔう゛…なんかアスナさん達も見てたっぽいし………うぁぁぁぁぁぁ…どうしよどうしよどうしよ…」

コンコン

直葉「っ!!お兄ちゃん?なに?」ドキドキ

ガチャ

和人「…スグ」

直葉「…どうしたの?」

和人「乙!!!!」

直葉「ッッ!!??」ビクッ

和人「…見てたぞ、良かったよエロくて」グッ

直葉「」

和人「じゃ、おやすみスグ」バタン

直葉「」

直葉「…………きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?!?!?!?」バタバタバタバタ

おわれ

ただただエロいのが書きたかった

それだけだじゃーな

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