男「幼馴染に振られた…」(521)

ID:qQjHFolfOどうぞ

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しょうがねぇなぁ(GKU)

おうあくしろよ

DQN「さっき聞いちまったんだよ。お前に指輪プレゼントする為にバイトしてたって」

幼馴染「な……なによ、それ……」

DQN「ダチにアクセ造ってる奴居るから分かるけど、あれ、そうとう高いぞ」

幼馴染「じ、じゃあ……休みに会えなかったりしたのは……」

DQN「バイトしてたんだろうな」

幼馴染「そんな……嘘よ……だって、あいつそんな事一言も……」

DQN「言うと思うか?」

幼馴染「……」

DQN「好きな女喜ばせたいから秘密にしてたんだろうが! あ? それを手前ぇは裏切ったんだよッ!!」

キャーコワーイ ウワァオサナナジミヒドクネ? ガヤガヤ

DQN「彼女だってのにあいつがバイトしてる間、よりにもよって弟の方とパコってなんて事は無えよな」

幼馴染「わ、私は……ッ」

DQN「寂しかったから、何て言うなよ?」

幼馴染「だって……弟君、優しかったから……」

DQN「チッ、寂しかったの自分だけだと思ってんの?」

幼馴染「それは……」

DQN「……もういいわ。めんどくせぇ」

幼馴染「……」

DQN「二度と俺のダチの前に現れんな。じゃあな」

幼馴染「……兄…………」

友(思った以上に穏便に済ませたけど……)

友(まさか幼馴染さんの教室でバラすなんて、結構残酷な事するね、彼)

友(……悪くない結果だよ、DQN君)

友「さて、と」スタスタ

友「DQN君!」

DQN「お、友じゃん」

友「何か騒がしかったけど?」

DQN「あー。なんだ、その、な……」

友「?」

DQN「我慢出来なくて指輪の事、幼馴染に言っちまった」

友「うわぁ……」

DQN「しゃーねーだろ! 許せなかったんだよ、なんか……」

友「そっか」

DQN「どうせ直ぐバレるだろうけどよ、一応兄には秘密にしろよ」

友「分かってる。じゃね」

友(立ち話で時間稼ぎ。少し冷静になった幼馴染さんなら……)

幼馴染「と、友君っ」

友(ほらね)

友「……何の用?」

幼馴染「あ、兄……教室に居る?」

友「キミに教えるのは嫌だな」

幼馴染「……ッ」

友「弟に乗り換えて、メールで一方的に別れを要求したんだよね?」

友「そんな奴に教える義理は無いよ」

幼馴染「それは……そうしないと、弟君が付き合ってくれないって……」

友(新情報だね)

友「どういう事?」

幼馴染「……弟君、兄に劣等感あって、それで……」

友(兄の彼女を奪って優越感に浸りたかったって事かな。全くの嘘ではなさそうだけど……)

友(気分が悪いよ。弟君に対しても、幼馴染さんに対しても)ギリッ

幼馴染「私、ちゃんと謝らたい。だから……!」

友「勝手だね、キミ」

幼馴染「だ、だって!」

友「だって?」

友「だって、なに?」

友「キミがやった事は取り返しの付かない事だって分かってる?」

友「キミと弟君がやった事で、兄がどんな気分で居るか分かってる?」

友「変な噂まで拡がって兄だけじゃなく、家庭にまで迷惑掛かってるって理解してる?」

友「キミだって親に怒られたんじゃないの? 世間体とかさ」

友「そもそも弟君と結ばれたって、兄の両親とキミの両親が祝福してくれるって思った?」

友「浅はかなんだよ。キミも弟君も」

幼馴染「だ、だって、だってぇ…………」

友(多少は堪えたかな)

幼馴染「……」グスッ

友(女は分からないな。少しでも響いていれば良いんだけど)

友「……兄は図書室に居るよ。勉強するって言ってたから、多分自習室の方だと思う」

幼馴染「……図書室…………」

友「行きたければ行きなよ」

友(そして御主人様の復讐プランの通り上辺だけ許されれば良い)

幼馴染「……うん。ありがとう、友君…………」

支援

―自習室―

キィ……

兄「遅かったな、もう先に弁当食っちまったぞ、と……も…………」

幼馴染「あ、兄……」

兄(最悪だ。何しに来たんだよ……)

兄「どうした、俺に用か?」

幼馴染「兄……私……わたし……ッ」タッ

兄「おわっ」ガシッ

幼馴染「ごめんなさい、ごめんなさい……!」

兄「どうしたんだよ、急に」

幼馴染「わたし、兄がバイトしてたなんて知らなくてッ」

幼馴染「それなのに、構ってくれないから寂しいって、それで……ッ」

兄「……そうだったんだ」

兄(どっかで聞いたな、この流れ)

兄(ああ、これ浮気女のテンプレじゃん)

弟と女は潰せ

兄(……胸糞悪いけど、これも復讐の一環だよな)

兄「……ごめんな、寂しい思いさせて」ギュッ

幼馴染「あ……」

幼馴染「あ、兄……兄ぃッ……!」グスッ

兄「俺がちゃんと言ってれば良かったんだ。お前は悪くないよ」ナデナデ

幼馴染「兄……ぐすっ、ひっく……う、うわぁぁぁぁぁぁぁん!!!!」

兄「幼馴染……」ギュッ

兄(……シャワー浴びたいな)

兄「…………落ち着いたか?」

幼馴染「……うん」

兄「そっか、良かった」

幼馴染「兄、私……弟君と……」

兄(別れてやり直したい)

幼馴染「別れて、兄とやり直したい……」

兄(ま、そうなるよな)

幼馴染「駄目……かな……」

兄(嫌に決まってるだろ。こんなんじゃ、どうせまた浮気するだろうし)

幼馴染「……兄」スッ

兄「……」スイッ

幼馴染「あ」

兄「お前とキスなんてしたら弟に悪いよ」

幼馴染「でも……」

兄「俺はお前と弟を応援するって決めたんだ。だから、頑張れ」ニコッ

幼馴染「そんな……」

兄「あいつ、俺より女の扱い分かってそうだしな」

幼馴染「……」

兄「きっと俺なんかより幸せにしてくれるよ」

幼馴染「で、でも!」

兄「でも?」

幼馴染「私は兄と、兄とやり直したいの!」

兄「そんな事言ったら、あいつはどうなるんだよ」

幼馴染「それは……」

兄「あいつが傷付くだろ? 傷付くのは、俺だけで良いんだ」

幼馴染「嫌!!」

兄「嫌って……弟を選んだのは幼馴染だろ?」

幼馴染「嫌、嫌なの!」

幼馴染「兄は昨日聞いてないの!? 夜中に弟君が大声で叫んでたんだよ?」

兄(妹が言ってたやつか)

幼馴染「死ねとか、殺すとか! ワケわかんなくなるくらい滅茶苦茶に!!」

幼馴染「壁とか叩く音も聞こえて! 凄い怖かったんだから!」

幼馴染「そんな事やる人となんて、上手くやれないよぉ……」

兄「……そんな事をする奴を選んだのは幼馴染だろ?」

幼馴染「……」

兄「昨日は父さんと出掛けてから知らないけど、あいつが暴れたってんならたしなめておくよ。だから安心しな」

幼馴染「や、やだよぉ……」

兄「……頼む。あいつまで裏切らないでくれ」

幼馴染「兄……」

幼馴染「どうしても、駄目……なの……?」

兄「……この痛みは俺だけの物にしたいんだ」

兄「結構……キツいんだぜ、信じてた彼女に裏切られるのって」

幼馴染「……」

兄「何かあったら相談くらいは受けるからさ。な?」

幼馴染「……うん」

兄「じゃ、そろそろ時間だし行くわ」

幼馴染「あ……」

兄「……じゃあな」

幼馴染「……うん」

兄(……)

兄(制服、クリーニングに出してぇ……)

―教室―

友「兄、ごめん」

兄「……友が俺の居るとこ教えたのか」

友「どうしても謝りたいって言うから……」

兄「あ、いや、責めてる訳じゃ無いんだ」

友「良かった……」ホッ

兄「はは……友が教えたお蔭で、ちゃんと決別出来たよ。ありがとな」

友「そんな。お礼される事なんかしてないよ!」

兄「漸く気持ちに折り合い付けられたのは、友が幼馴染に俺の居る場所を教えてくれたからなんだ」

兄「だから、ありがとう。友」

友「……うん。どういたしまして、兄」

兄「ちゃんと決別したし、これどうしようかな」ゴソゴソ

友「指輪?」

兄「ああ。高かったから捨てるのはなぁ……」

友「誰かにあげるとか」

兄「元カノに送る為に買った物をあげるって失礼じゃないか?」

友「うーん。確かに」

兄「返品利かないし、マジでどうしよ」

友(そういえばDQN君、友達にアクセサリー造ってる人が居るって言ってたな)

友「ただで手放すのも何だし、売っちゃう?」

兄「それが一番か。でも学生が質に出せるかな。結構したし……」

友「ちょっと当てがあるんだ。聞いて来るよ」

―――
――


DQN「すげえwwwwwwあの指輪一個で4万www」

兄(だいぶ差額付いたな……)

友「顔パスで買い取ってくれるなんて凄いね」

DQN「結構世話になってるからなwww」

兄「なんにせよ助かったよ」

DQN「おう、任せとけwwwww」

兄「せっかくだから何か奢ろうか? 昨日のラーメンのお礼も兼ねて」

DQN「いいって、気にすんなよ。それに今日は彼女と約束あるからなww」

兄「そうか。じゃ、またな」

DQN「おうwwwまたなwwwww」

友「またねー」

―アクセサリーショップ―

「あ、あの……」

「いらっしゃい」

「さっきの人から買い取った指輪、見せてくれますか?」

「見てたのか……内緒にして下さいよ、買い取ったの」

「はい、分かってます。それで、指輪は」

「これだよ」

「……あの、幾らですか?」

「……8……いや、7万」

「……分かりました。直ぐお金を用意するんで、誰にも売らないで下さい」

「ああ、構わないよ」

―――
――


「……貯金しといて良かった」

「貰ったよ、兄……」

「少し早い、クリスマスプレゼント」

「ふふ……ふふふ…………」

「似合うかな、似合うよね。私の為に選んでくれたんだから」

幼馴染「ね、兄……」

―自宅―

妹「あ、おかえりなさい兄さん!」

兄「ただいま」

妹「遅かったね」

兄「友達と遊んで来たんだ。そういや弟はどうしてる?」

妹「トイレ以外部屋から出ないみたい。暴れる事は無いけど……ちょっと気味が悪いかな」

兄「そっか」

妹「……兄さん良い事あった?」

兄「え?」

妹「なんかね、スッキリした顔してる」

兄「今日さ、ちゃんと幼馴染と決別出来たんだ」

妹「ほんと?」

妹(報告通りね)

兄「ああ。妹には心配掛けたけど、もう大丈夫だよ」ナデナデ

妹「えへへ……良かったね、兄さんっ」

兄「妹のお蔭だよ。本当にありがとう」ナデナデ

妹「えへへぇ……」

妹(……優しくされて捨てられた害虫が何仕出かすか分からないから警戒が必要ね)

妹(害虫に注視する必要が出た以上、クズはもう処分した方が良いかもしれない)

この幼なじみ中古だろ?
捨てる以外の選択肢っていったら風俗に沈めるくらいしかねえな

妹「あ、あのね、兄さん」

兄「なんだ?」

妹「弟……怖いし、今日も冷えるから……あの、ね……?」

兄「今夜も添い寝して欲しい、か?」

妹「うんっ」

兄「そうだな……」

妹「だめ?」

兄「良いよ。寒いし仕方ないよな。風邪引いたら大変だし」

妹「やた! ありがとう、兄さん!」

妹(……ふふ、兄さんったら良い訳しちゃって。もう私に依存し始めてるのに…………)クスッ

―――
――


妹(私が直接動くのは……いえ、あの害虫と話をするのは不快だけど、あのクズを磨り潰す為に我慢しないと)

ピッ

『お話があります。明日お会い出来ますか?』

妹「送信……っと」

妹「次は」ピピピッ

Prrr…ピッ

友『御用ですか、御主人様』

妹「明日、兄の帰宅が遅れる様に適当に時間を潰して」

友『はっ。仰せのままに』

妹「良い子ね。任せたわ」ピッ

妹「さ、今夜は兄さんと眠るのだから、体を綺麗にしないと……」クスクス

コーヒー飲んでよかですか

>>75
よかよ

―深夜―

妹「ふふ、ぐっすり眠ってる……」

妹「兄さん……大好き……」チュッ

妹「誰よりも、何よりも愛してる……」チュッ レロォ

妹「ん……ふぁっ!? が、我慢……しないと……」クチュ

妹「兄さんは私を妹として愛してくれてるんだから……」クチュクチュ

妹「こんな事したら……軽蔑されちゃうよぉ…………」ツプッ

妹「いたっ」ビクッ

妹「指でも……キツい……」

妹「兄さん……兄さん……っ」チュウウウゥッ

妹(駄目……)

妹(これ以上は駄目……)

妹(兄妹が最後の一線を越えるなんて兄さんは望まない)

妹(私は兄さんにとって理想の妹じゃなきゃいけないの)

妹(でも……でも…………)

妹「切ないよぉ……兄さん……」

妹「こんなに……こんなに好きなのにぃ……」グスッ

妹「なんで妹なの……私……」

兄(……妹、お前…………)

チュン……チュンチュン

妹「……ふぁ…………」

妹「いけないっ、今何時!?」ガタッ

兄「おはよう妹。まだ7時前だよ」

妹「兄さん!? もう起きてたの?」

兄「ああ。何か目が覚めてさ」

妹「……寝顔……見た?」

兄「涎出てたぞ」

妹「ウソ!?」ゴシゴシ

兄「嘘」

妹「…………!??!!」カアアアアァッッッ

妹「ば、ばばば、ばか! 兄さんのバカァっ!!」ボフボフ

兄「いたっ、やめっ、枕で叩くなって!」

妹(迂闊だった。あんなに取り乱すなんて……)

妹「はぁ……」

兄「どうした?」

妹「兄さんに辱しめられた」

兄「な!?」

妹「もお……お嫁に行けない……」シクシク

妹(行く積もりなんか無いけど)

兄「妹……」

妹「ううーっ」

兄「仕方ないな。行き遅れたら、俺が養ってやるよ」ナデナデ

妹「……え?」

妹(ええーーーーっ!?)

妹「に、兄さん……?」

兄「なんだ?」ナデナデ

妹「冗談……だよね?」

兄「……結構本気」

妹「私も……本気にしちゃうよ? 良いの……?」

兄「ああ。本気にしてくれ」ナデナデ

妹「……」ズキッ

妹(どうしよう……幸せなのに、胸が痛いよ……)

妹(兄さん……私、苦しいよ…………)

妹「兄さん……」ギュッ

兄「妹……?」

妹「どうして、急にそんな事を言うの?」

兄「……どうしてだろうな」

妹「……」

兄「大切な家族だから……かな」

兄「俺を大切にしてくれた妹を、俺も大切にしたいんだよ。きっと」

妹「……」ズキンッ

妹「なら……証をください、兄さん」

妹「言葉だけじゃ……いやだから……」

兄「証か……」

妹(駄目……)

兄「妹、目を閉じてくれるか?」

妹「う、うん」

妹(駄目だよ、兄さん……)

兄「……」ゴクッ

妹(兄さんは普通でいてくれなきゃ、駄目だよ……)

兄「……ん」チュッ

妹「んむ……っ」チュルッ

妹(私からするのと全然違う……)

妹(すごい……甘い……)

妹(甘くて……痛い………)

兄「これじゃ証にならないかな」

妹「……ううん。兄さんが私を大切にしたいって気持ち、ちゃんと伝わったよ」

兄「……そっか」

妹「ごめんね」

兄「何が?」

妹「妹で……ごめんね……」グスッ

兄「……お前が悪い訳じゃ無いよ」

妹「……うん」

妹(ごめんなさい、兄さん……)

―――
――


妹「兄さん、忘れ物ない?」

兄「弁当もハンカチもちゃんと持ったぞ」

妹「ディッシュは?」

兄「あるよ」

妹「ふふ。じゃ、行こっか?」

兄「ああ。それじゃ行って来ます」

妹「行って来まーす」

母「はい、行ってらっしゃい」

―通学路―

兄「今日も弟の奴出て来なかったな」

妹「仕方ないよ。関係ない私だって行くの嫌だもん」

兄「苛められてないか?」

妹「大丈夫。どっちかって言うと同情されてるから」

兄「そっか、良かった……」ホッ

妹「ふふっ、なんか兄さん過保護」

兄「そ、そうか?」

妹「うんっ。すっごい過保護だよー」クスクス

「兄、おはよう」

妹「!?」ゾクッ

問題はこれ、兄が幼馴染に飽きたって嘘の噂を流したのは妹なんだよな
その状況で兄に放っとかれたら誰だって信じられなくなるに決まってる
しかも同じタイミングで弟を焚き付けるという鬼畜っぷり

兄「……幼馴染」

幼馴染「おはよう、兄」ニコニコ

兄「あ、ああ。おはよう」

幼馴染「妹さんもおはよう」

妹「……おはようございます」

幼馴染「仲……良いんだね」

兄「……まあな」

妹「何の用ですか。弟なら居ませんよ」

幼馴染「挨拶しただけだよ。じゃあね」

兄「あ、ああ。じゃあな……」

幼馴染「あ、そうだ兄」

兄「なんだ?」

幼馴染「これ、似合うかな?」スッ

兄「!?」

幼馴染「うふふ……それじゃ学校でね? バイバイ……」

幼馴染はヤンデレ化してほしい

>>109
してるんだよなぁ

妹(雰囲気がまるで違う)

妹(声がおかしい)

妹(目の焦点が怪しい)

妹(厄介な事になったわ……)

兄「なんで……」

妹「!?」

妹「兄さん……?」

兄「な、何でアイツがあの指輪着けてんだよ……」ブツブツ

妹「兄さん!」

兄「え? あ、どうした妹?」

妹「どうしたの? ブツブツ言って」

兄「なんでも無い、大丈夫だよ、妹」

妹「……信じるよ?」

兄「ああ。なんでも無い。なんでも無いから……」

妹(面倒な事になりそうね……)

―学校―

友「おはよー」

兄「あ、ああ。おはよう」

友「……何かあった?」

兄「分かるか、やっぱり」

友「何年友達やってると思ってるのさ」

兄「そうだな」

友「それで、何かあったの?」

兄「……指輪」

友「指輪?」

兄「売った筈の指輪を幼馴染が着けてた……」

友「ウソ!? 見間違いとかじゃなくて?」

兄「あの指輪オーダーメイドなんだよ。偶然似たデザインを着けてたなんて考え難い」

兄「それに、わざわざ俺に指輪を見せて『似合う?』って聞いて来たんだ……」

友(まさか昨日ボク達を着けてた……?)

友(そうとしか考えられないよね)

友(でも、何でわざわざ指輪を……)

兄「……気味が悪いな」

友「そうだね……」

兄「帰りに確認しに行くか」

友「うん、その方が良いと思う。ボクも付き合うよ」

友(兄君の帰りを遅くする必要があるしね)

>>106
飽きたんじゃなくて不満がある、って幼馴染に言ったんだろ

妹「計画は順調みたいね」

友「はい、御主人様」

妹「兄さんが女に不満があると愚痴ってたと言う嘘を私が漏らし……」

友「自分が弟君に幼馴染が兄君に飽きていると言う嘘情報を流す」

妹「ふふ……容易い害虫だったわね」

友「では次のフェイズに移りましょうか、御主人様」

妹「ええ。私の両親とあの害虫の両親に二人の所業について相談し、兄が深く傷付いている事を話しましょう」

友「先ずは近親者の信用を奪う。流石です、御主人様」



まで妄想した

―放課後―

兄(今日一日、ずっと視線を感じてたな)

兄(やっぱり幼馴染なんだろうか)

兄「……じゃ、行くか」

友「うん」

「今帰り?」

兄「……ッ」ビクッ

幼馴染「うふふ……偶然だね、私も今帰りなんだ」

友(こいつ、DQN君が居ない時を狙って声を掛けて来た……!?)

兄「そ、そうか。じゃ、俺達用事あるから」

幼馴染「へぇ……そうなんだ……」クスッ

幼馴染「私も用があるんだ。だから、またね」

兄「……ああ。またな」

幼馴染「ふふ。私は一人でも大丈夫だよ、もう寂しくないから」スッ

兄(やっぱりあの指輪……!)

友(……)

幼馴染「じゃあね、兄……」ニコッ

兄「!?」ゾクッ

支援

友(危険だ。あの女、まともじゃない)

友(御主人様、どうか無茶だけはしないで下さいよ……)

兄「友、俺達も行こう」

友「あ、うん」

兄「念の為、確認しないとな」

友「そうだね。もしかしたら尾けられるかも知れないから、寄り道しながら時間を掛けて行こ?」

兄「だな。その方がよさそうだ」

兄(あいつ、まともじゃなかったし……)

―――
――


「なんだ、予定より早く着いたのに私の方が後だったみたいね」

妹「……お待ちしてました、幼馴染さん」

幼馴染「こんにちは、妹ちゃん」

幼馴染「私に用事って何かな?」ニコニコ

妹「弟の事でお話があります」

幼馴染「あいつの事で?」

妹「あいつって……貴女の恋人ですよ、弟は」

幼馴染「どうだって良いじゃない、呼び方なんて」

妹(この害虫……ッ)

妹「……そうですね」

幼馴染「それで、あいつが何?」

妹「貴女との事でお父さんに叱られて引き籠ってしまったんです」

幼馴染「ださ……」ボソッ

妹「……ッ」ググッ

幼馴染「それで、引き籠りが何なの?」

妹「ああなったのは貴女にも責任があります」

幼馴染「……そうね」

妹「だから、部屋から出る様に説得して下さい」

幼馴染「……」

妹「嫌なんですか?」

幼馴染「……嫌ね」

妹(この害虫、どこまで……ッ)

幼馴染「けど、私もあいつに用があるし……」

幼馴染「良いわ、行ってあげる」

妹「……ありがとうございます」

妹(我慢よ……今は我慢しなきゃ……)

―兄宅―

妹「では宜しくお願いします」

幼馴染「ええ」

妹「私はリビングに居ます。何かあったら呼んで下さい」

幼馴染「はいはい、分かったわ」

妹「……」イラッ

幼馴染「じゃ、またね、妹ちゃん」クスクス

妹「……はい」

―弟・私室―

コンコン

幼馴染「私よ、弟君」

ガチャ

幼馴染「……久し振り」

弟「……」

幼馴染「少し痩せた?」

弟「……」

幼馴染「入って良いかな?」

弟「……」コクッ

幼馴染「お邪魔するね」

パタン

カチリ……

幼馴染(カーテン閉め切ってるから暗いな……)

幼馴染(しかも部屋が滅茶苦茶になってるし)

幼馴染「……部屋、荒れてるね」

弟「……」

幼馴染「ね、暗いからカーテン開けない?」

弟「……いやだ」

幼馴染「じゃあ、せめて照明点けようよ」

弟「……いやだ」

幼馴染「なんかおかしいよ、弟君」

弟「……誰の」

幼馴染「?」

弟「誰のせいだよッ!!」

―リビング―

妹(始まったわね)

妹「……」チラッ

妹(遅くても、あと30分ってところかな)

妹(お母さんは買い物で居ないし兄さんも居ない)

妹(弟、最後のお楽しみだよ)

妹(存分に楽しんでね……)

弟「お前が! お前がァッ!!」ガシッ

幼馴染「きゃっ!?」

弟「お前のせいだ! お前のせいで俺は学校も家でも居場所が無くなったんだ!!」

幼馴染「や……やめ……」

幼馴染(やっぱりこれが本性なんだ……)

弟「ちくしょう! ちくしょうッ!!」ビリッ

幼馴染「えっ!?」

弟「クソッ、脱がせ難い服着やがって!!」

幼馴染「や、やだ……やめて……!!」

弟「ざけんな! なんだよ、それ」

弟「散々俺にヤられといて、今更嫌とか言うなよ!!」ゴンッ

幼馴染「い、痛いっ、やめ……ッ」

幼馴染「嫌よ! 私、こんな事する為に来たんじゃないの!!」

弟「じゃあ何しに来たんだよ! 彼氏の部屋に来たんだぞ、ヤりに来たんだろ!!」

幼馴染「違う!」

弟「説得に来たってんなら無駄だからな! 居場所の無いところになんか行くもんか!!」

幼馴染「違うよ……」

弟「だったら一体何しに来たんだよ!!」

幼馴染「……」

弟「……何しに……来たんだよ…………」

幼馴染「……別れましょ、弟君」

弟「!?」

弟「……ふ」

幼馴染「……」

弟「ふ……ふ、ふ、ふふふ」ワナワナ

幼馴染「……」

弟「ふざけんなァァァァアッ!!!」バキッ!

幼馴染「かは……ッ」

弟「ふざけんな!ふざけんな!ふざけんな!!」

弟「女の癖に!」

弟「兄貴に見棄てられた癖に!」ゴスッ

弟「兄貴と付き合っておいて、毎晩! 毎晩俺にヤられてた癖にッ!!」ゴスッ

弟「今更別れようだなんてふざけんなッ!!」ゴスッ

幼馴染「っ……やめ…………」

弟「お前はッ!」バシッ

弟「黙って!」ベリッ

弟「股開いてりゃ良いんだよ!!」グイッ

幼馴染「……ぁ……ぅう…………」コヒュー コヒュー

弟「何とか言えよッ!! このクソアマァッ!!!!」バンッ

幼馴染「…………たすけ……て……あに……」ゲホッ

弟「――――ッ!!!!」ブチッ

まあ捕まってくれた方が平和だよね
幼なじみは生け贄で

ガチャガチャッ!

弟「!?」

幼馴染(……もしかして…………)

弟「だ、だれだよ!?」

ドンドンッ

バンッ

弟「兄貴か!? 兄貴なんだろ! そこでお前の彼女がヤられるのを黙って聞いてろ!!」

バンッ

バンッ

バキィッ!!

弟「ひっ……!?」

幼馴染「……あ、あに……?」

俺「あけましておめでとう」

弟「!?」

妹(残念。たいむおーばー)

父「…………」ボタッ ボタッ

弟「……お、おやじ…………」

父「何をやっている」

弟「……なんで……仕事じゃ…………」

父「何をやっていると聞いているんだ!!」

弟「ひいっ!?」

妹(普段より随分早いわね。お父さん安全運転派なのに)

妹(私としてはもう少し遅くても良かったんだけど)

弟「こ……これは……その……!」

父「……既に警察は呼んである」

弟「な……!?」

妹(ふふ、さようなら……)

父「歯を……食い縛れェェェェエッ!!」ゴウッ!

メリッ……

弟「ッ……!?」

弟「うぶッ!?」

弟「オエッ……おう゛ぇぇぇぇぇッ!!!!」ビチャビチャビチャ!!

妹(これでクズ一匹駆除終了ね)ニヤッ

―――
――


兄「弟が捕まったって本当か!?」バタンッ

母「兄……」

妹「本当……だよ、兄さん」

兄「嘘だろ……」

兄「そうだ、父さんは!?」

母「今、幼馴染さんのご両親に謝りに行ってるわ……」

兄「なんで……何でこんな事に……」

妹「兄さん……」

妹「ごめんなさい、兄さん……」

兄「妹……?」

妹「私が……私が弟を部屋から出す様に説得してって、幼馴染さんに頼んだの……」

妹「そのせいで……」グスッ

妹(覚えたてのサルの部屋に行けばどうなるか何て分かってるのにね)

兄「そんな……」

妹「ごめんなさい、兄さん……」

妹(あの害虫が、敢えて乗った様に思えたのは不気味だったけどね)

兄「あのバカ……ッ」

父「……兄、帰ってたのか」

兄「父さん……」

母「おかえりなさい、貴方」

父「ああ、ただいま……」

兄「父さん、一体何があったんだ?」

父「……」

兄「父さん!」

父「……弟が」

父「弟が幼馴染さんを暴行した」

兄「な……」

父「幼馴染さんは恋人間のトラブルとして処理したいと言ってくれたが……」

兄「……暴行って……そんな…………」

父「……母さん、私はもう弟を育てて行く自信が無い」

父「弟は……更正施設に預けよう」

母「……ああ……っ」ガクッ

父「済まないが兄、母さんと妹を頼む。私警察に行かなくてはならない」

兄「……分かった」

父「ありがとう、兄」

妹(……悪く無い結果ね)

妹(お父さんへの連絡をもう少し遅くすれば、あの害虫が弟にぐちゃぐちゃに犯されてたんだけどな)

妹(そしたら事が大きくなって引っ越しを余儀無くされ、あの害虫とバイバイ出来たのに……)


妹(恋人間のトラブルね……あの害虫、何を考えてるの……?)

―幼馴染宅―

幼馴染「うふふ……ふふふふふ…………」

幼馴染「これで邪魔者は居なくなったよ、兄……」

幼馴染「ごめんね、私があんな奴に騙されなかったら……」

幼馴染「でも、もう大丈夫だよ」

幼馴染「兄のくれた指輪があるから、寂しく無いよ……」

幼馴染「もう惑わされないからね……」

幼馴染「待っててね、兄……」

幼馴染「ふふ、ふふふふふ…………」

―――
――


妹「首尾は?」

友『最悪の結果は避けられそうです』

妹「芳しく無いって事ね」

友『申し訳ありません……』

妹「謝らないで。貴方の助力あってこその結果よ」

友『勿体ないお言葉です』

妹「ねえ、友」

友『なんでしょうか』

妹「何時もありがとう」

友『御主人様……?』

妹「何時も尽くしてくれてありがとう」

友『そんな……自分の方こそ御主人様に救って頂いてます!』

友『御主人様は自分のただ一人の理解者なんです。それに、御主人様が居なければ……ボクは……ッ』

妹「友……」

友『も、申し訳ありません! せっかく労いの言葉を掛けて頂いたのに……』

妹「ふふ……」

妹「構わないわ。でもね、私が貴方に感謝してる事は覚えておいて」

友『……はい』

妹「では引き続きお願いね」ピッ

妹「入れ物と中身が違うのって、そんなに辛いのかな……」

兄「妹ー、そろそろ学校行くぞー」

妹「あ、はーい」

妹(クズの事は害虫の計らいで大事に為らずに済んだ)

妹(結局あいつは更正施設送りになったけど……)

妹「あの害虫……何を考えてるの……?」

兄「妹ーっ、先いっちまうぞー」

妹「あ、待ってよ! 直ぐ行くからぁっ!」

―通学路―

「兄ー」

兄「……!」

妹(害虫……ッ)

幼馴染「久し振りだね、兄」

兄「……幼馴染」

幼馴染「久し振り、兄」ズイッ

兄「あ、ああ。久し振り」

幼馴染「ケガ治るまでずっと会えなかったけど、私寂しくなかったよ?」

幼馴染「だって……兄のくれた指輪をずっと着けてたから……」ニコッ

兄「そ、そうか」ゾクッ

幼馴染「うふふ……」

妹(こいつ……)ギリッ

幼馴染「じゃあ、職員室行かなきゃいけないから、先に行くね」

兄「あ、うん、はい」

幼馴染「むぅ……そういう他人行儀なの、傷付くなぁ……」

幼馴染「私、兄の弟に脅されてた被害届なんだよ? もっと優しくしてくれても良いんじゃないかな」

妹「!?」

妹(そう……そういう軌道修正をしたのね、糞虫め……っ)

兄「あ、ああ。ごめん」

幼馴染「うふふ、許してあげる。じゃ、また後でね」

兄「お、おう」

妹「…………」

妹(不味い……)

妹(侮り過ぎた)

妹(完全に私のミスだ。手順を間違えた……ッ)

妹(あの糞虫、全部弟に擦り付ける積もりだ)

妹(被害者面して同情買って……)

妹(外堀を埋め、兄とよりを戻す積もりだ……ッ)

妹「兄さん、私当番あるから、先行って良い?」

兄「そうなのか?」

妹「うん。えへへ、うっかり忘れてた」

兄「なら急いだ方が良いんじゃないか?」

妹「うんっ。行ってきます、兄さん!」タタタ

兄「ああ。気を付けてなー」

妹「はーいっ」

妹(早く友に連絡して次の手を打たないと!)

―――
――


妹「友、予定外の事象で情況が悪化したわ」

友『予定外の事象、ですか?』

妹「それが――――」

友『……なるほど』

妹「迂闊よ。あいつら同時に潰すべきだったんだわ」

友『そんな。御主人様が失策など……』

妹「私は次の手を考えるから、友はなるべく兄さんと害虫が会わない様にして」

妹「あの害虫、何しでかすか分からないから」

友『確かに先日から異常な感じがしてました。お任せ下さい、兄君は必ず自分がお守りします』

妹「お願い。信じてるわ、友……」

友『はい!』

―学校―

兄「うーっす」

「お、兄! 聞いたぜ、良かったな!」

兄「は?」

「幼馴染さんの事だよ! 弟に脅されてたんだって?」

兄「はぁ!?」

「お前の為にずっと我慢してたんだってな……」

「ああ。俺酷い事言っちまったし、謝らないと」

兄(どうなってるんだ、これ……!?)

友「兄……」

兄「どうなってんだよ、友?」

友「詳しくは分からない。けど幼馴染さんが職員室から戻ってから、こんな感じの話が出て来たんだ」

兄「じゃあ、あいつが何か職員室で話してるのが漏れたって事が……」

友「うん。ボクもそう思う」

友(一転して悲劇のヒロイン気取りなんてね)

友(こんな空気じゃ兄君と幼馴染さんを会わせないなんて無理だ……)

DQN「おい、兄!」

兄「DQN?」

DQN「どうなってんだよ、一体!?」

兄「俺にも分かんねえんだよ!」

DQN「幼馴染の奴の話……嘘だよな?」

兄「証拠は無いけど嘘だ。あんな浮気の常套句を使う奴が脅されてただなんて……」

DQN「……本当だな?」

兄「くだらねぇ嘘なんか吐かねぇよ」

DQN「……だよな。やっぱそうだよな!」

友(あ、ちょっと信じてたな、DQN君)

友(少し……様子を見に行った方が良いかもしれない)

友「ちょっとトイレ行って来るよ」

兄「え、もうHR始まるぞ?」

友「直ぐに戻るから!」タタタッ

兄「あ、おい!」

―幼馴染・教室―

「大変だったんだね……」

幼馴染「……うん。ずっと騙されて、脅されて……」グスッ

「わわっ。ごめん、辛かったよね?」

幼馴染「ん……えへへ、まだ思い出すと辛いから……」

「それにしても酷いよね。兄君に嫉妬して、幼馴染さんに嘘吐いてまで奪おうとするなんてさ」

幼馴染「ううん……兄を信じ切れなかった私が悪いんだよ……」

「でもやっぱ酷いよ! 弟ってバイトの事知ってたのに隠してたんでしょ!?」

「そうやって揺さぶって、弱ってるところを、だもんな……」

幼馴染「だから、私が兄を信じてあげられなかったからで……」

友(うわぁ……)

友(予想以上に酷い)

友(脅されてただけじゃなく、騙されてたってキーワードを組み込むなんてね……)

友(シナリオは兄君が隠れてバイトしてるのを知らずに寂しがってる幼馴染さんに弟君が近付き)

友(事実を隠蔽し幼馴染さんに興味が薄れていると吹き込む)

友(そして弱っている所を利用し事におよび)

友(それをネタに脅迫され関係を続けさせられてた。って所かな……)

友(兄が幼馴染さんに興味が無いって騙されていたというキーワードは大きいね)

友(……厄介だな。厄介過ぎる)

友(これは直ぐに報告しないと)

友(時間的にメールじゃないと駄目、だよね……)スイッ

友(申し訳ありません、御主人様)

友(この件、ボクでは役者が不足してます……)

友(直ぐに次の手をお教え下さい……!)

ヴーッ ヴーッ

ピッ

妹「…………」

妹「……」ギリッ

妹(もう形振り構ってられる余裕はない、か……)

妹(守らなきゃ……あの害虫から兄さんを……)

妹「私が……兄さんを守らなきゃ……」

―昼休み―

兄「もう昼が……」

兄(全然集中出来なかった……)

友「兄、お昼いこ?」

友(早く教室から連れ出さないと!)

「おーい、兄ー」

兄「んー?」

「お客さん来てるぞー」

友(遅かった……)

兄「客? まさか、な……」

「ほら、幼馴染!」

幼馴染「う、うん……」

「勇気出して!」

幼馴染「わ、分かってるよぉっ」

兄「……」

兄(はは、やっぱこうなるよねー)

兄「よ、どうした?」

幼馴染「あ、あのね!」

幼馴染「こんなのがお詫びになるなんて思って無いけど、これ……」

兄「……弁当?」

幼馴染「うん……」

兄「あ、あのさ。俺、弁当持参してるんだよね……」

「なにそれー!」

「男なら弁当くらい二つ食べられるでしょー!」ソウヨ ソウヨ!

兄「……いただきます」

幼馴染「……」

兄(……あ、まずい)

「…………」

兄(これ『お前ら一緒に食えよ』って空気だ)

兄「……じゃ、有り難く戴くんで、弁当箱は昼休み終わる前に洗って返すわ」

幼馴染「え……」

「……うわ、幼馴染さんかわいそー」ヒソヒソ

兄(そうだよねー。そうなるよねー)

兄「……せっかくだからテラスで一緒に食うか?」

幼馴染「う、うんっ。あ、でも……」

兄「でも?」

幼馴染「私、自習室が良いな……駄目?」

兄(殆ど個室じゃねぇか!?)

―自習室―

兄(結局押しきられてしまった……)

兄(まさか、あのDQNすら無言の圧力に敗北するとは……)

兄「あ、そういや飲み物買ってないわー。俺お茶ないと飯食えないから買ってくるわー」

幼馴染「大丈夫、水筒に兄の好きなお茶入れて来てるから!」

兄「あ、そうなの? ありがとー。マジ助かるー」

幼馴染「お弁当作るの久し振りだけど、兄の好きな物ばかりにしたから沢山食べてね!」

兄「あ、はい」

兄「じ、じゃあ戴こっかな!」パクッ

幼馴染「……どう?」

兄(味は普通……異物も無い)モグモグ

兄「あ、うん。何時もの味だな」

幼馴染「良かった……」

兄(血だとか爪髪の毛は入ってないな)

幼馴染「ね、これも食べて! 作るの大変だったんだよ?」ニコニコ

兄「ん、どれ……」ヒョイパク

兄(あー、やっぱ何時もの味だわ)

兄(でも、涎とか薄皮くらいなら食べても分かんないよね)

兄(……)

兄(今は無心で食べよう……)

兄(お茶を入れるタイミングや気配りはさすが幼なしみって感じだわ)

兄(味の好みも完璧に俺に合わせてる)

兄(何も知らなければコロっといっちゃうよなー)

兄(まあ知ってるからコロっとは行かないんだけどさ)

兄「ごちそうさま」

幼馴染「ど、どうだった……?」

兄「ん? 懐かしい何時もの味だった」

幼馴染「それって、不味かったの? 美味しかったの?」

兄「あー。まあ……旨かったよ、すごく」

幼馴染「ほんと? ほんとに美味しかった?」

兄「ああ。旨かった」

幼馴染「良かった……」

幼馴染「ね……」

兄「ん?」

幼馴染「明日も作って来て、良い?」

兄(どうせNoなんて選択肢は無いんだろ)

兄「そうだな。ま、あれば食うよ」

幼馴染「分かった! 明日、楽しみにしててねっ」ニコッ

兄「ん、期待してる」

幼馴染「うんっ」

兄「じゃ、飯食ったし行くか」

幼馴染「待って!」

兄「ん?」

幼馴染「あの……あのさ……」

兄「……」

幼馴染「兄は、何で私を抱いてくれなかったの……?」

兄(いきないヘヴィなの来たよ……)

幼馴染「教えて。私、そんなに魅力無かった?」

幼馴染「兄……」

兄「自分なりのけじめだったんだよ」

幼馴染「ケジメ?」

兄「ちゃんと自分で働いて貰った金でプレゼント買って、本気で生涯を共にしたいんだって見せたかったんだ……」

兄「将来に不安が無い様に、ちゃんと稼ぎに行く覚悟があるって思って欲しくてさ」

兄「指輪はその決意表明の積もりで、それを渡したら……その……」

兄「したい……って考えてた……」

幼馴染「兄……」

兄「ま、結果は大失敗だったんだけどな」

幼馴染「私……そんなに大切に想われてたんだね……」

兄(お前はそれを裏切った)

兄(俺に責任が無いとは言えなくても)

兄(俺はお前に裏切られたんだよ。最悪の形で)

幼馴染「……ごめん、なんて言葉じゃ足りないよね」

幼馴染「こんなに……大事に想ってくれてたのに私……!」

兄(こんなに思いが響かない言葉ってあるんだな……)

幼馴染「あ、兄……お願い、私……もう一度貴方と……っ」

バタンっ

幼馴染「!?」

DQN「兄ー、バスケ人足りないから来てくんね?」

幼馴染「…………」

DQN「……あれ、もしかして邪魔したwww俺?wwwwww」

兄(助かった……)

兄「悪い、幼馴染。用事出来たから行くわ」

幼馴染「……うん」

兄「行こうぜ、DQN」

DQN「おうwww良いのか?www」

兄「友差し金だろ」ヒソヒソ

DQN「やっぱ分かる?」ヒソヒソ

兄「タイミング良すぎ」ヒソヒソ

DQN「空気読まないオブザイヤー大賞だかんなw」ヒソヒソ

兄「そうかい……ともあれ、ありがとな」

幼馴染「…………」

幼馴染「……ふふ……ふふふふふふふふふふ」

幼馴染「やっぱりまだ警戒されてるなぁ……」

幼馴染「でも……これがあるから寂しくないよ、兄……」

幼馴染「私の為に用意してくれたこの指輪があれば、私は兄とずっと一緒だからね……」

幼馴染「ふふふふふ、ふふ、うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ…………」

―教室―

友「メール……来てる……」

友「…………」

友「……」

友「……」

友「!?」

友「そ、そんか……」

友(嘘ですよね、御主人様)

友(お願いです、嘘だって直ぐ送って下さい!)

友(お願い……そんな事をボクに命じないで、御主人様……!)

ヴーッ ヴーッ

ピッ

『兄の事で大切な話があります』

「…………」

「へぇ…………」

―――
――


「貴女から呼び出されるのは二度目ね」

「なるべくなら貴女と言葉を交わしたく無いのですが、兄さんの為ですから」

「奇遇ね。私も貴女と話をするのが嫌なのよ」

「そうですか。その点のみ、気が合いますね」

幼馴染「……」

妹「……」

幼馴染「それで、兄について大事な話って?」

妹「ああ……それ、半分嘘です」

幼馴染「……ふざけてるの?」

妹「ふざけてませんよ。ただ、貴女を釣るのに効果的と思ったので盛ったまでです」

幼馴染「……」

妹「結果、まんまと釣れた訳ですが」

幼馴染「……バカにしてる?」

妹「ええ。実際バカじゃないですか」

幼馴染「……男も知らない小娘が、あんまり調子に乗らない方が良いんじゃない?」

妹「何人も見境無く加え込むよりは利口だと思いますよ?」クスッ

幼馴染「…………」ギリッ

妹「はぁ……」

妹「時間の無駄は嫌なんで端的に言いますね」

妹「以前、一度だけ貴女に兄の事でお話した事あるじゃないですか」

妹「貴女に対して不満を持っているって」

妹「あれ、嘘です」

幼馴染「!?」

妹「まあ、私は不満だったんですけどね」

幼馴染「貴女の……」

妹「……」

幼馴染「貴女のせいだったのね……」

妹「そうですよ。全部、私が仕組みました」

妹「貴女みたいな不貞の輩を兄から引き剥がす為に」

妹「云わば、害虫駆除ですね」

幼馴染「…………」

妹「貴女、一体何人の男に貴女だけって言いました?」

妹「私、知ってるんですよ。全部……」クスッ

妹「気付いて無いのは兄さんだけ」

妹「ずっと上手く隠してましたもんね」

幼馴染「で、デタラメよ!」

妹「部活の先輩」

幼馴染「!?」

妹「確か、教師も居ましたよね」

妹「信じられないなら写真も見せましょうか?」ピッ

妹「大人っぽい服に化粧もしてますが、これ、貴女ですよね?」

幼馴染「なっ!?」

妹「随分如何わしい建物ですよね」

妹「この建物、なんですか?」

幼馴染「…………」

妹「……貴女みたいな害虫が、兄さんを汚して良い訳無いんですよ。分かりますか?」

妹「兄さんって連れ回すには良い素材ですもんね」

妹「背はそこそこ。顔だって身内の贔屓目に見ての判断ですが良いと思います」

妹「さぞ鼻が高かった事でしょう」

妹「……」

妹「虫酸が走ります」

妹「そろそろ何か言ったらどうですか?」

幼馴染「……」

妹「はぁ……」

妹「時間が勿体ないから用件だけ言います」

妹「二度と兄さんに近付かないでください」

妹「貴女には弟が居るじゃ無いですか。それで我慢して下さいよ」

幼馴染「……あんたが…………」

妹「どうしました?」

幼馴染「あんたがァァァァァァァァァアッ!!」バッ

妹「きゃっ」ドサッ

幼馴染「あんたが居なければあんたが居なければあんたが居なければあんたが居なければ!!!」グイッ

妹「あっ」カタンッ

幼馴染「ふひ……ふひひひひひひひ…………」ヒョイ

幼馴染「駄目よ……こんな物持ってたら……」

幼馴染「ペーパーナイフだって刺されば痛いんだから……」ニタァ

幼馴染「ねぇ……破瓜の痛みってどれくらいか知ってる……?」

妹「……まだ知りたくもありませんね」ギリッ

幼馴染「試してみようよ……たとえば……」

幼馴染「このくらいかもよぉっ!」ドスッ

妹「くっ………」

妹(股が……)

幼馴染「どう?痛い?」

幼馴染「痛い痛い痛い痛い痛い痛い??」グリグリグリグリ

妹「あぐ……っ」

妹「ッ……た、たいした事……ありませんね……!」

幼馴染「……ッの……クソアマがァァァァァアッ!!!」ブンッ

妹「!?」

妹(……ごめんね、兄さん)



妹(さよなら)



ドスッ

妹(……)

妹(暗い……)

妹(意外とあっけないな)

妹(痛いのは足だけだし……)

妹(……?)

妹(足……だけ)



幼馴染「な……なんで…………」

幼馴染「なんであんたがここにいんのよ……!?」

DQN「おい、人のバイク三ケツしといて置いてくなよ!」

DQN「って……おい、マジか……兄……」

ボタッ ボタッ

兄「刺すのはやり過ぎだろ、幼馴染……」

幼馴染「あ……ああ……ちが……ちがうの…………これは…………っ」

妹「な、なんで兄さんが……」

兄「聞いたんだよ、全部……」

妹「!?」

友「はい。ボクが全て話しました、御主人様」

妹「命令に背いたのね、貴方……」

友「あんな命令聞けません!」

友「全部の責任を御主人様に押し付けて、何もかも無かった事になんて、出来る訳ないじゃないですか!!」

妹「……ばか」

妹「私は……兄さんだけで良かったのよ。兄さんだけが全てだったのに……」

友「それでもボクには、ただ一人の理解者である御主人様を失う訳にはいきません!」

妹「ほんと、ばかね……ちゃんと話せば兄さんなら理解してくれるのに……」クスッ

妹「でも……」

妹「ありがとう、友ちゃん……」ニコッ

兄(うわ……すげぇ血出てる……)

兄(助かんのかな、俺……)

幼馴染「あ……ああ……」

幼馴染「血……血出て……っ!?」

兄「幼馴染……」

幼馴染「なんで……なんで妹を庇うのよ」

幼馴染「こいつが居なければ……私達は……私達は…………!!」

兄「妹守んのに何でもクソあるかよ……」ボタッ ボタッ

幼馴染「だって、そいつが居なければ……!」

兄「居なきゃ駄目なんだ……俺には」

幼馴染「な……なに言って……」

兄「俺には妹が居なきゃ駄目なんだよッ!!!!」ゴボッ

兄(ああん、力んだら血が……)

幼馴染「は、は? だった兄、あんなに私を想って……」

兄「今は何とも思ってねぇ……」

幼馴染「う……うそよ! この指輪だって……!?」

バッ

幼馴染「な!? 兄、や、止めっ!」

兄(取れた!)

兄「DQN!! こいつを踏み潰せぇッ!!」ポイッ

DQN「な!? これ四万で売れた指輪じゃねぇか! 良いのかよ!!」

兄「頼む!!」ドクドク

幼馴染「やめてぇえええぇぇぇっ!」

DQN「えい」グニャ

幼馴染「!?」

幼馴染「うそ……」ガクッ

兄「……」

幼馴染「やっと……やっと身体目当てじゃなくて私自身を好きになってくれる人に会えたのに……」

幼馴染「将来まで考えてくれてたのに……」

幼馴染「なんで……なんで……?」

兄「……」

兄「……だったら何で俺を裏切れたんだよ…………」

幼馴染「それは……」

兄「妹の言った事鵜呑みしないで、ちゃんと聞けば良かったじゃないのか……」

兄「お前はただ、手近な逃げ道に駆け込んだだけだろ……」

兄「……」クラッ

兄(あ……何か目眩がする……)

兄(シャツ真っ赤じゃん)

ドサッ

兄(あー、なんか遠くで声が聞こえる……)

兄(これは……サイレン?)

兄(やっと公僕様のご登場かよ。どんだけ重役出勤なんだ)

兄(……あー、限界かも……いし……き……が…………)

DQN・友「兄!」

幼馴染「あ、兄! 兄!!」

妹「……大丈夫ですよ。私みたいな小柄な身体ならともかく、兄さんくらいの体格なら私のペーパーナイフじゃ簡単には致命傷にはなりません」

妹「大方見慣れない血を見て目眩を起こしたんだと思います」

幼馴染「そう……なの……?」

妹「友、私は良いから兄さんの止血をして」

友「はい、御主人様」

DQN(主従プレイなのか、こいつら)

―――
――


兄「…………」

兄(知らない天井ってこんな気分なんだ……)

兄「短い間に色々あったな……」

友「そうだね」シャリシャリ

兄「警察に取り調べ受けたり」

友「バイク三人乗りしたのバレて停学貰ったり」シャリシャリ

兄「傷が思ったより深くて入院生活を余儀無くされたり」

友「ボクが性同一性障害だってカミングアウトしたり、ね」シャリシャリ

兄「はは……」

友「はい、林檎剥けたよ」

兄「お、ありがとな」

友「そういえば幼馴染さん引っ越すみたい」シャクシャク

兄「そっか……仕方ないよな、あれだけの事あったら」シャクシャク

友「そうだね……」シャクシャク

兄「友って何で妹を御主人って呼ぶんだ?」

友「」ブフォッ

兄「うわ、きたねっ」

友「いきなり何言うかな、キミは!」

兄「いや、気になるじゃん」

友「うう……」

兄「それで、何で御主人って呼んでるんだ?」

友「……恩人なんだ」

兄「恩人?」

友「ボクってこんなだからさ、今みたいに女の子のする服着て出歩く事もあるんだよね」

友「その時に達の悪い連中にしつこく付きまとわれて……その」

友「……引かないでね」

兄「ああ」

友「レイプされそうになったの」

兄「はあッ!?」

兄「おいおいおいおい。お兄ちゃん許しませんよ、そんな事!」

友「未遂だよ……一応」

兄「未遂か。良かった」ホッ

友「続けて良い?」

兄「どうぞ」

友「いよいよ危ないって時に悲鳴が聞こえたんだ。ボク、怖くて声一つ出せなかったのにね」

妹「その後すかさず防犯ブザーを鳴らしたら、犯人は蜘蛛の子を散らすかの様に退散していきましたとさ」

妹「以上です。あ、お見舞いに今川焼買って来たよ」

兄「毎日悪いな。小倉貰うぞ」

妹「はい。友ちゃんはクリームだよね?」

友「ありがとうございます」

妹「もう……それはもう無しにするって言ったじゃん」

友「ご、ごめん! 癖になってて、つい……」

妹「私はチーズベーコン~♪」

兄「やっぱつぶ餡だな」モグモグ

友「クリームおいしい」モグモグ

妹「次はハンバーグにしてみよう」モグモグ

兄「で、主従プレイに繋がる話は?」

友「プレイじゃ無いよ!」

妹「兄さん不潔……」

兄「ひでぇ」

妹「簡単な話だよ。友ちゃんみたいなタイプに偏見無かったのを感動されただけ」

友「ボクにとっては凄い救いだったんです! 貞操の危機を救ってくれただけじゃなくて、ボクの抱える障害を受け入れてくれたんですよ!」

友「あの友のごしゅ……妹さんは、後光がさして見えました……」

妹「ま、友ちゃん助けたのは偶然じゃ無いんだけどね」

兄「そうなのか?」

妹「友ちゃん襲った奴、弟がつるんでた連中のグループなんだよね」

兄「な!?」

妹「私も狙われてたから良く知ってるよ。弟の弱み握る為に調べてた訳だし」

兄「そんな事あったのか……」

兄「!?」

兄「じゃ、まさか弟毛嫌いして全く会話が無かったのって……」

妹「弟と私しか居ない日のお風呂上がりに、あいつに襲われかけたからだよ」

兄「……」ギリギリギリ

妹「兄さんと幼馴染さんの事もあったし、自分の身を守る為もあってさ……」

妹「結局兄さんの為とか言いながら、全部自分の為だったんだよ、私」

妹「兄さんが大好きな事は譲らないけどね」

友「妹さん……」

妹「取り返しのつかない事も沢山裏でやった」

妹「きっと、ロクな死に方しないね」

兄「……そうだな」

妹「うん……」

妹「今回はほぼ被害者だし未成年者だからってかなりの甘めに見て貰った」

妹「けど、次はこうは行かないと思う」

妹「ごめんなさい、兄さん」

妹(あの時私が死んでいれば計画完了だったって言ったら怒るよね……)

兄「……」

兄「なあ、妹」

妹「なに、兄さん」

兄「確かにお前のやった事はやり過ぎだと思う」

兄「取り返しのつかない事もやった」

兄「それでもお前は俺の家族なんだよ」

兄「父さんが言ってたんだ。縁は簡単に断ち切れるものじゃないって」

兄「だから家族のやった事は忘れたりするんじゃなくて、折り合いをつけなきゃいけないって」

兄「だから俺は、お前のやった事に折り合いをつけてみせるよ。弟の事だって、何時か、きっとさ……」

兄「それにさ……」

兄「生まれてから死ぬまで、ずっと家族なんだろ?」

妹「……それ、私が言ってた…………」

兄「ああ。実はさ、あの時の妹の言葉で、俺、かなり救われたんだ」

妹「兄さん……」

兄「ま、心配すんな。お前が俺の痛みを背負おうとした様に、俺もお前の痛みを背負う」

兄「なにせお前は、俺の可愛い妹だからな」

友「可愛い妹。だってさ」

妹「き、聞いてたよ」

友「よかったね、妹さん」

妹「……うん」

妹「正直言うとね、私、兄さんから縁を切られるの覚悟してた……」

妹「一生許されないかもって思ってた」

妹「なのに……」

友「素敵なお兄さんだね」

妹「友ちゃんの事だって、男なら兄さんの監視に使えるからって利用してたんだよ?」

友「利用されてたとしても、ボクにとって妹さんは御主人様なんだよ。ボクにとっても大切な人なんだ」

兄「なんだ……良い雰囲気出して」

友「うえぇ!?」

妹「!?」

兄「どうした?」

妹「凄い名案が浮かんだかも……」

友「名案?」

妹「うん。友ちゃん! 私達、結婚しよう!!」

友「へ……?」

妹「私は一生掛けて兄さんに償ってく積もり」

妹「だから結婚なんて出来ないと思ってた」

妹「兄さんは暫く彼女とかは懲り懲りだろうし、お父さん達には孫の顔を見せる事なんて無いと思う」

妹「けど、友ちゃんと私が結婚すれば万事解決だよ! ヤバい、私天才かも……」

兄「な、なあ……道徳的にすげえ不味い事考えてる気がするんだが……」

友「奇遇だね、ボクも同意見だよ」

妹「うん、これは凄いよ。友ちゃん、不束物ですが宜しくお願いしますね!」

兄「いや、それは不味いって!」



まで妄想した

おわりだよ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年03月23日 (木) 16:47:03   ID: R9FnuBTG

衝撃のカミングアウト

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