エレン「ミカサってホモか何かなの?」アルミン「えっ?」(19)

エレン「やたらベタベタして来るし距離が近い」

エレン「あと、髪も伸ばしたがる」

アルミン「ゴメンよく聞こえなかった」

エレン「…」

アルミン(えっ? ええっ? エレンは何を言っているんだ……?)チラッ

エレン「…………」

アルミン(表情を見る限り何かジョークを言っているという風でもないし……)

アルミン(これは、本気なのか……? いや、まだ確認してみないことには)

アルミン「その……エレン?」

エレン「なんだよアルミン」

アルミン「とりあえず、まず一つ聞かせてもらってもいいかな?」

エレン「いいけど……何?」

アルミン「それは何かのジョークなのかな? だとするなら僕は余り笑えないかな」

エレン「いや、ジョークなんかじゃねえよ。大体こんなこと軽々しくネタに出来る話でもないだろ?」

アルミン(この真面目な表情は完全に本気だよ……嘘だろう……?)

アルミン(いや、まだ何か希望はあるはず……というかあってくれ……はっ!)

アルミン「ちなみにそのホモってどういう意味だったっけ? ちょっとド忘れしちゃって……」

エレン「おいおい……アルミン大丈夫かよ。勉強を頑張りすぎて脳が少し疲れてるんじゃないか?」

エレン「ちゃんと休憩とかしてるか? 確かに知識を身につけることは大切だと思うけど、それで身体を壊しちゃったら元も子もないぞ」

アルミン「エレン……(ジーン うん、ありがとう。僕は大丈夫だよ」

アルミン(こんなにも真剣に心配してくれるなんて、やっぱり嬉しいな……って、感動してる場合じゃなかった!)

アルミン「そ、それでね? ホモの意味に話は戻るんだけど……」

エレン「ああ、そうだったな」

>>1じゃないけどこんな感じで書いてみたけどどうだろう
もし需要あるなら頑張って続けてみる

エレン「ホモっていうのは男が男を好きな奴のことだろ」

アルミン「あ、そうだ。そうだったね、エレンに教えて貰って僕も思い出せたよ」

アルミン(エレンがホモという言葉を何か勘違いしてる可能性に期待したのに……)

アルミン(認めるしかないのか、エレンがミカサのことを男だと……そんな恐ろしい結論を……)

アルミン(いや、まだ何か違う可能性があるはずだっ! ……そ、そうだ!)

アルミン「格闘技とか強くてアニってまさに男の中の男だよね。同じ男としてやっぱりエレンもそう思ったりする?」

エレン「………………は? 本当に今日のアルミンはどうしちゃったんだよ。アニはあんなでも女だろ、一応」

アルミン「あ、そうだったね、ごめん、言い間違えちゃった、あはは」

アルミン(自分より強い相手は男なんだと何か変な勘違い起こしてるのかと思ったけど、やっぱりそんなことないか……)

アルミン(それじゃあ本当に……? 本当にエレンはミカサのことをずっと男だと勘違いしたままだっていうのか?)

エレン「ごめん、アルミン。やっぱりこんなこと急に相談されても困るよな」

エレン「なんか今日のアルミンはちょっと変だし、それも俺がこんなこと相談して混乱させちゃったからだろ?」

アルミン「いや、それは、その……まあ、そうなんだけど」

アルミン(確かに混乱はしてるけど、多分エレンが思ってるような意味でじゃないよ……)

エレン「よくよく考えたら、仮にミカサがホモでも俺の大事な家族であることには変わりないもんな」

エレン「それにこれは俺とミカサ二人の問題だし……何とか俺一人で解決してみるよ」

アルミン「ちょ、ちょっと待ってっ!! 僕も協力するから、とにかく待ってほしい!」

エレン「いや、でも……」

アルミン「親友だろう、僕達は!? 別に迷惑掛けるとか考える必要ないよ!! だって親友なんだから!!」

アルミン(こんなのエレン一人でやったら大変なことになっちゃうよ……! 例えば――――)

エレン「ごめんな、ミカサ。急に呼び出して」

ミカサ「それは構わない。そ、それよりエレン、大事な話というのは?」

エレン「ああ、うん……その……あー、やっぱりいざ言うとなると緊張する……」

ミカサ(人気のないところに呼び出されて二人きり。すごく緊張したエレン……こ、これはやはりそういうことだろうか……)

ミカサ「き、緊張するのは分かる、でも、きっとそれを言ったとしても悪い結果にはならない。ので、安心して言ってほしい」

エレン「そっか、そうだよな。俺とミカサの仲だもんな。こんなこと言ったからってどうにかなる関係じゃない」

ミカサ「そ、そう。私達の仲……」

エレン「よし、じゃあ言うぞ」

ミカサ「…………わ、分かった」

エレン「ミカサってさ、俺のこと好きなのか?」

ミカサ「………………え?」

ミカサ(……てっきりエレンから告白してくれる流れだと思っていた。ので、少し残念だ)

エレン「…………」

ミカサ(しかしエレンの表情を見る限りとても緊張している)

ミカサ(もしかしたらこれを聞くのだけでも精一杯だったのかもしれない)

エレン「…………」

ミカサ「…………」

ミカサ(やはり、ここは私から言うべきだろうか……?)

ミカサ「…………私は、エレンが、好き」

ミカサ(ついに言ってしまった……)

エレン「………………そっか」

ミカサ(……顔がとても熱い。赤くなっているかもしれない)

エレン「ちなみにそれは家族としてじゃなくて、恋人にしたいとかそういうあれだよな?」

ミカサ「……そう。私はエレンと家族じゃなくて、恋人になりたい」

ミカサ(そしてゆくゆくは、本当の意味で家族になる……これは、今はまだ言うのが恥ずかしい)

エレン「あー、うん。そう、か……」

ミカサ「…………?」

ミカサ(……おかしい。せっかく両想いだと分かったのにエレンが余り嬉しそうではない)

ミカサ(いや、そんなはずはない。これは女の私から先に告白させたことを後悔しているだけ)

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