シンジ「目が覚めたらハーレムだった」(179)

綾波「これがあなたの望んだ世界、そのものよ」

シンジ「ん……ぅ」

アスカ「シンジ!」

綾波「碇くん……! 良かった」

シンジ「あれ? 僕、どうして病院に。またエヴァで?」

アスカ「あんた、覚えてないの?」

マリ「お風呂場でローションプレイでぬるぬるやってたら、足滑らせて頭打ったんだにゃ」

シンジ「そっか…………って、ろーしょんぷれい???」

リツコ「検査の結果、身体的にはどこも異常は見られないわ。ただ……」

ミサト「ただ、何よ」

リツコ「どうやらシンジ君、ここ半年ほどの記憶を失っているわね」

アスカ「ええええ!?」

伊吹「回復するんですか?」

リツコ「判らないわ。一時的かも知れないし、このままずっとかも知れない」

シンジ「へえ……」

アスカ「なにぼっとしてんのよ」

シンジ「あ、ゴメン。だって、自分では記憶失った感じって全然しないから、実感なくて」

アスカ「ふーん。ま、半年間になにがあったかは教えてあげる」

シンジ「うん、宜しく」

綾波「半年……」

ミサト「あ。それってつまり」

アスカ「あああああああ!」

シンジ「な、なに?」

シンジ「僕がみんなと!!!?」

アスカ「そうよ。NERV本部に支部に学校に街中に、戦自……とにかくどこもかしこもよ」

綾波「碇くん、沢山の女性と関係を持っていたわ」

シンジ「そんな……いや、そんなわけないだろ。からかわないでよもう」

アスカ(あ。ちょっと拗ねた可愛い)

マリ(可愛いにゃ)

ミサト「でも事実よ。事実は受け止めなさい」

シンジ「ミサトさんまで。事実って言われたって、僕、まるっきり身に覚えがないし」

アスカ「ま、まさか今さら無かったことにする気!?」

マリ「ワンコ君、そりゃ鬼畜の所業だよ」

シンジ「き、鬼畜って。なんだよみんなして。そんなに言うなら、証拠見せてよ」

綾波「どんなものなら証拠になるの?」

シンジ「分かんないけど。写真とかなんか……いいじゃないか、もう、からかうの止めてよ」

アスカ「証拠……証拠ねぇ」

ミサト「一番手っ取り早いのは、やっぱアレよね」

綾波「身体に。直接」

シンジ「……え?」

シンジ「ちょっと待って、なにを…………うあ、ウワァァァァァァァ!??」



1時間後

シンジ「」ピク、ピク

アスカ「ふぅ。すっきりした」

伊吹「シンジくん、気持よかった?」

シンジ「ぁぁ、ぁぅぅ」

マリ「これで信じてくれたかにゃ?」

シンジ「……ファ…ぅ、ぅ」コクコク

ミサト「じゃ、とりあえず帰りましょうっか」


ブロロロ

ミサト「もうちょいで新居に着くからね」

シンジ「は、はい」

アスカ「んふふ。シンジぃ」ギュ~

レイ「碇くん。碇くん」ギュウ

シンジ「ね、ねえ。僕、ホントにいつもこんな感じで乗ってたの?」

アスカ「そうよ。両側にいる女はその時々で違うけど」

シンジ「最低じゃないか……それって」

レイ「でも、いいの」

シンジ(柔らかい。落ち着かない、うう)

ミサト「ここよ」

シンジ「わぁ。でっかいや」

ミサト「常駐してる人数も多いから、住んでみるとそう広々ってわけじゃないんだけね」

バタン

洞木「あ! おかえりなさい!」

シンジ「あれ、洞木さん。どうしたn、んんん!?」

チュゥゥ~ッ

洞木「ふはぁ…無事で良かった、ご主人さまぁ」

シンジ「ゴシュジンサマ!!?」

アスカ「あんたが調教してそーなったの。ちゃんと責任取ってあげなさいよ」

洞木「……」ウットリ

シンジ(もうヤダ。死にたい)

メイド「おかえりなさいませ」

メイド「おかえりなさいませ」

霧島「シンジ! おっかえり!」

山岸「おかえりなさい、碇君」

シンジ「……ただいま」

アスカ「反応薄いわね」

シンジ「いや、さすがに少し、想像してって言うか。覚悟してたって言うか」

綾波「そう」

シンジ「あ。ねえところでさ、父さんはどうしてるの? 半年会ってなかったことになるけど」

ミサト「司令なら、副司令と二人で旅に出たわよ」

シンジ「なんでっ!?」

ミサト「なんでってそりゃあ」

ユイ「シンジ!」

シンジ「え? ええっと……」

アスカ「あんたのママよ」

シンジ「母さん!? だ、だって死んだはずじゃ」

綾波「本当は初号機に溶けていたの。そこから還ってきた」

シンジ「溶け…還って……? 待って、今度こそ待って」

ユイ「いいのよシンジ。慌てないで」ギュッ

シンジ「あ……っ」

ユイ「記憶喪失の件は聞いてるわ。不安でしょうけど、皆であなたを支えてあげるから」

シンジ「母さん。ほ、本当に、母さんなの?」

ユイ「ええ」

シンジ「母さん! ゴメン、僕、すぐに母さんだって判らなくて」

ユイ「シンジのせいじゃないわ。大丈夫、今夜、ベッドでゆっくり思い出させてあげるわ」

シンジ「え゛」

ミサト「あー、だからね。司令と副司令はユイさんを奪われたショックで」

シンジ「」



シンジ「うわあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」

霧島「シンジ、閉じこもっちゃったね……」

洞木「ご主人様ぁ」



シンジ(ここが僕の自室。そのはずなのに)

シンジ「知らない天井だ」

シンジ(っていうか、僕自身がなにか、僕の知らない人みたいだ)

コンコン

シンジ「…」

コンコン

シンジ「…」

コンコン

シンジ「……誰?」

綾波『私。綾波レイ。入ってもいい?』

綾波「…」

シンジ「…」

綾波「なぜ、嫌がっているの」

シンジ「当たり前だろ。こんなの」

綾波「みんなが碇君を愛してる。みんなが優しくしてくれるのに」

シンジ「…」

綾波「碇君が望んでいた世界、そのものだわ」

シンジ「僕が望んでたこと……?」

綾波「ええ」

シンジ「そう言われたら……そうかも知れない。けど、やっぱり違う」

綾波「どう違うの?」

シンジ「僕がエヴァに乗って戦って、期待してたのは、なんて言うかさ。もっと普通のことなんだ」

綾波「…」

シンジ「家族で仲良くできて。友達がいて。多分、気になる女の子がいて。そんな普通の」

綾波「気になる子がいるなら堕としてしまえばいいのに」

シンジ「だからそこがなんか違うんだってば」

マリ「なるほどねえ。いかにもワンコ君らしいじゃん」

綾波「難しいのね」

アスカ「フン。あのバカ、余計なこと考えすぎなのよ。素直にハーレム満喫すればいいのに」

洞木「ご主人様は繊細なのよ、アスカ」

アスカ「はいはい。さてどーしてやろうかしら」

マリ「せっかく時間かけて調教して肉食系に改造したのに、元の木阿弥だにゃ」

綾波「時間が経てば、再び記憶を取り戻すかも知れない」

ミサト「とはいえ、ただそれを待つってのもねぇ。戻るかもってとこから不確かな話に過ぎないわ」

アスカ「むぅ。やっぱここは、再調教しかないか」

霧島「だよね。いっちばん確実だし簡単だし、なんたって楽しそうだし!」

マリ「楽しいってのは見逃せない要点だね」

ミサト「ま、なんたって以前も、今のシンジ君とほぼ同じ状態だったわけだから」

霧島「考えたら、もっかいウブなシンジを堪能できるなんて素敵」

霧島「あのシンジに女の味をバカになるまで擦り込んで、セックスモンスターに変えちゃうの♥ ゾクゾクする」

山岸「霧島さんって……」

伊吹「フケツ……」

アスカ「おしっ。そうと決まったら早速動くわよ」

綾波「方針は?」

ミサト「前の時と違って人員には事欠かない。時間も惜しいし、ここは物量作戦といきましょ」

コンコン

シンジ「はい」

アスカ「ハーイ、シンジ」

綾波「お邪魔します」

霧島「えへへ」

山岸「ど、どうも」

シンジ「……今度はなに?」

アスカ「新人きょーいくよ。あんた達、入って」

メイド「「「「失礼します」」」」ゾロゾロ

シンジ「な、なに? ホントに」

アスカ「新しくここに入ることになった子達よ」

シンジ「あ、そうなんだ」

メイド「「「「宜しくお願いします」」」」

シンジ「こちらこそ。宜しくお願いします」ペコリ

アスカ「ペコリじゃないわよ、鈍いわね」

綾波「碇君が教育するの。この人達に」

シンジ「僕が!? でも何教えたらいいのか……料理?」

霧島「それもいいけど、別のコトだよ。シンジ」ピトッ

シンジ「わっ。く、くっつかないでよマナ。メイドさん達だっているのに」

霧島「全員、抱いてあげて」

シンジ「…………へ?」

シンジ「抱い……ええっ!?」

アスカ「なに驚いてんの今さら。家入った時、想像ついてたような事言ってたじゃない」

シンジ「いや、マナや山岸さんがいたり、女の人を雇ってるような気がしたってだけで」

山岸「いつもなんですよ。新しく来る人は、その時かそれ以前に全員、碇君が……」

綾波「頑張って」

シンジ「僕って一体……どうしちゃってたんだよ」

霧島「積極的なシンジも素敵だったよ♥:」

アスカ「言っとくけど、記憶喪失だからって、失う前に築いた立場やルールは消えたりしないからね」

アスカ「じゃ、始めましょ」

シンジ「無理、無理だよ! 急に言われたって、僕、あの」チラッ

メイド「「「「…」」」」

シンジ「どうしていいか……!」

アスカ「バーカ。だから私達まで来てやったんじゃない」

霧島「シンジが経験0になっちゃったのは勿論分かってるから」ススッ

シンジ「マ、マナ……」

霧島「病室では、ただ皆に犯されただけだったんでしょ? 今から、一から教えてあげる」

綾波「碇君……」ギシッ

山岸「失礼します」ギシッ

シンジ「ちょ……っ」



シンジ「ふぁ、ああっ、あっ、ああああ~~~~~~~」

シンジ「はぅ! あっ、くぁうっ」

霧島「キモチイイ? シンジ。ね、私達のことも良くして」

綾波「ここ。触って…碇くん…」

シンジ「ハァ、ハァ」

アスカ「ほら、舌出しなさいよ……ン、ふふ、焦んじゃないわよバカ」

シンジ「うあっ、ああ、ハァハァ」

山岸「自分で挿れてみてください……ここですよ。碇くん……ゆっくり…」

シンジ「ううう、あああああ!」ガバッ

―――
――

シンジ「ァァ……ハァ」

アスカ「んふふ、しんじぃ」ゴロゴロ

山岸「アスカさんったら。碇君からもしてもらえると、すぐこうなるんだから……」

霧島「まだ初心者モードだけど、頑張ったね、シンジ」

綾波「ん……ちゅっ」

シンジ「ふぁ」

霧島「それではそろそろ、本日の本題でーす」

メイド「「「「はい」」」」

山岸「私達は退室しますから、ごゆっくり」

バタン

シンジ「う、ぅぅぅ」


メイド『ハッ、うぁ、ン、ちゅ、ンン…』

メイド『あ! あぁ、アん、ひぅ! ああ、アッ!』

メイド『く……ぅ、痛……だ、だいじょうぶ、です……ハァ、ハァっ』


シンジ「―――!」パチッ

シンジ(…あ……夢?)

シンジ(……じゃ、無いよな。僕がヤったんだ……流されて)

シンジ「…」

シンジ「……シャワー、浴びてこなくちゃ……」

ザーッ

シンジ(女の人のカラダって、ホントにいい匂いがするんだ……って。何考えてんだ)

シンジ(あれだけエッチなことしといて、まだこんな事考えちゃうなんて)

洞木『ご主人様ー』

マリ『ワンコ君、いるー?』

シンジ「? なんですか」

マリ『お、いたいた』

洞木『すぐお背中流しに行きますから、少し待っててくださぁい』

シンジ「!??」

ここまで分
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ID:ZvIuexO60

シンジ「い、いいよそんな! 自分で洗えるからっ」

マリ『つべこべ言わない。奉仕を受けるのは主の務めってね』

ガラッ

シンジ「わぁ!?」

洞木「……・どうしてむこう向いてるんですか?」

マリ「そりゃ照れてるんだよ。裸見ちゃうし、見られちゃうしってね」

洞木「そんなの。いつもなのに」

シンジ「今の僕にとってはいつもじゃないんだってば!」

洞木「ふふ。大丈夫ですよ、タオル巻いてるもの。前失礼しますね」スッ

マリ「こっちが巻いててもワンコ君のは丸見えだけどにゃ」

マリ「私は後ろね。ま、身体洗われるくらい間くらい、大人しくされるがままになっときなよ」

シンジ「うぅ~」

洞木「真っ赤になったご主人さま、可愛い」

シンジ「あ、あのさ……落ち着かないから、せめて前みたいに話してくれないかな」

洞木「外出時みたいに?」

シンジ「外では普通なの? 良かった、とにかくそれで」

洞木「はぁい。もう、碇君ったらけっこうワガママなんだから」シャカシャカ

シンジ「……ねえ、どうして手だけで泡立ててるの?」

洞木「え? これもいつも通りなんだけど」

シンジ「いつも通りって」

洞木「ごしゅ……碇君の身体を洗う時は、手で直接してるの」

シンジ「!!?」

マリ「肌を傷めないためだよ」

シンジ「いい! やっぱり自分でする!」

洞木「こら、動かない。ふふっ」

サワッ

シンジ「はぅ」

サワッ…ヌルッ

シンジ「く、ぅぁ……」

洞木「♪」タプン

シンジ「ッ!」

マリ「谷間が気になっちゃう? ヒカリちゃんって着痩せするタイプだよね。ワンコ君が育てたってのもあるけど」

シンジ「ぼ……僕が……?」

洞木「リラックスしててね。碇君」フルン

シンジ「あ、う」

マリ「力抜こうにも、アソコがリラックスできないんじゃない?」

洞木「マリさんは、またそんなオジサンみたいな事……あ。でも」

ヌルゥ

シンジ「ンぁっ」

洞木「こっちに力が行っちゃってるのは間違ってないみたい……ね? ご主人様」

シンジ「…」ドキドキドキ

マリ「んー、ならいっそ目隠ししとこうか。ほれ」

シンジ「うぷっ。ぷは、急にタオルかけないでくださいよっ」

マリ「ゴメンゴメン。自分で微調整しといて」

シンジ「もう……このタオル、どっから出したんですか?」ゴソゴソ

マリ「ああそれ、私のおっぱいに巻いて隠してたやつ」

シンジ「お、おっぱ!?」

マリ「背中の方も、肌と肌でキレイにしてあげるよ。わーんこ君」

ムギュニュッ

シンジ「!!」

マリ「あ…ン…」

ニュル、ムニュル…

シンジ(うあ、ああああ。柔らかい、すごぃ)

洞木「脚伸ばして。うん、そう」

サワ、ニュルルッ

シンジ「ハァ、ハァ、ハァ」

マリ「最初に言ったけどさ。お風呂場でぬるぬるやってた時に記憶失う事故があったわけじゃん?」

シンジ「あ……ぁ、はぃ」

洞木「あ~あ、カチカチになっちゃってる」

マリ「だからここで似たようなことしてたら、記憶戻るかもと思って」

シンジ「そ。そうだったんです、か」

シンジ(肉食系だったっていう僕に戻るのも、正直コワイけど)

ニュルルルッ

シンジ「ふぁぁ~…」

メイド「―――さ、どうぞ召し上がってください」

シンジ「あ、ありがとうございます」

アスカ「堅ったいわねー。雇用主のくせして」

シンジ「いいだろ別に……ン、美味しい!」

メイド「良かった!」

カチャカチャ

ミサト「シンジ君、私の肉巻き一つあげる」

シンジ「いいんですか?」

ミサト「育ち盛りなんだしぃ、特に男子はしっかり食べなくちゃ。はい、あーん」

シンジ「え゛」

ミサト「あーん」

シンジ「う。あ……ぁーン」

霧島「シンジぃ。私もあーんしたい。はいあーん」

シンジ「あ、あ、あーん」

アスカ「むっ。シンジ! 育ち盛りなんだからこれも食べなさい!」

シンジ「いや、もう」

アスカ「あーん!! ほら、口空ける!」

シンジ「あ……あーん」

伊吹「シンジ君、飲み物いる?」

シンジ「いただきます」

伊吹「じゃあね、ちょっとだけ上向いてて」

シンジ「?」

伊吹「口移しで飲ませてあげる」

シンジ「マ、マヤさん!?」

伊吹「大丈夫よ、シンジ君とならフケツじゃないから」

シンジ「意味が―――っ」

チュゥゥ

マヤ「ン、んく、んく、んく」

シンジ「~~~~!」

綾波「碇君。次、私も」

ガチャ…トタトタ…ドサッ

シンジ「はぁ」

シンジ(やっぱり知らない天井。当たり前だ。今日引っ越してきたようなもんなんだから)

シンジ(そのたった一日で、あんなに)

シンジ(あ、あんなに、色々……)

シンジ「逃げなくちゃ。そうだ、逃げなきゃダメだ」

シンジ(こんな生活してたら、頭がおかしくなる)

コンコン

シンジ「ッ!」

アスカ『入るわよシンジ』

ゾロゾロゾロゾロ

シンジ「ど……どーしたの? えっと、皆さんお揃いで」

アスカ「白々しい。分かってるくせに」

山岸「夜になりました」

シンジ「う、うん」

霧島「秘め事の本番は、夜からって決まってるよね? シンジ」

シンジ「!」ギクッ

綾波「碇君……」

マリ「ワンコ君。気持よくなろ」

シンジ「あう、あああ…」

メイド「失礼します」スッ

シンジ「……ヤダ、今日はもう勘弁してよ! これ以上は、僕」

アスカ「ダメ」

シンジ「」

ここまで分
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ミサト「―――あ、いたいた。ずっとどこに消えてたのよ、リツコ」

リツコ「はぁ。呑気ねあなた達は」

ミサト「なによ」

リツコ「現存する唯一無二のエヴァパイロットが、危うく下らない事故で死ぬところだったのよ」

ミサト「そうだけど、結果的に無事だったじゃない」

リツコ「結果的には、ね。これ、各国からの問い合わせと苦情の束」バサッ

ミサト「げ」

リツコ「シンジ君を愛でるのもいいけど、安全、その他細心の注意を払ってちょうだい」

ミサト「うぁ~。マジなのこの量……」

リツコ「言っとくけど、私はあなたの代理で応対と受付をしてあげてたの。ここからはあなたの仕事よ」

ミサト「ああ……こりゃ今夜はこっちで徹夜かあ」

リツコ「残念だったわね。皆はシンジ君の寝室?」

ミサト「そ。とっくに始まってるはずだから、今頃はきっと……」

メイド「チュ……んっチュ……レロッ、ちゅぅ」

メイド「ちゅぱ、チュッ、ンちゅ、ちゅチュ」

シンジ「あっ、んぁ、うっ! あ、ハァ」

メイド「たくさんキスマーク付けてあげますね。シンジ様」

マリ「このコ達は"ベテラン"だから。昼間のほど初々しくないけどさ、その分効いちゃうでしょ」

メイド「ン♥ ンちゅ♥ チュパッ♥」

シンジ「ああ、ふぁっ、うっあ、あぁぁ」

洞木「ね……今度はちゃんと、見て。碇君が可愛がってくれたカラダなんだよ」

シンジ「ほ……ほらき、さ」

洞木「じっと見られるのは、ホントはやっぱり恥ずかしいけど」フルンッ

シンジ「…ぅ、ぁ」

霧島「ダメだよシンジ、一方ばっか見てちゃ。こっちも……」

綾波「碇くん」ムギュゥ

シンジ(お、おっぱい、いっぱい)

霧島「好きにしていいよ」

山岸「ひぃうう! あぁぁ! あッイ、ふあっああああ~~~!!!」

ドサッ

山岸「あ……」

シンジ「ハァ……ハァ、ハァ。ひぁ!?」

アスカ「ふふ。きれいにしたげる、バカシンジ。ん、レロッ」

シンジ「うく、あ!」

アスカ「ン…んちゅっ、れろ、ちゅぷルっ……ハァ。びくびくしてる」

シンジ「アス、少し待って……んぁっ」

伊吹「ちぅ、ぺちゃ、ちゅる、レロっねロォ」

シンジ「ああ…ぁ、ぁ、ぁっぁう」

アスカ「ねえ、次は私にちょーだい」

伊吹「シンジくん、次は私、ね、私にしてぇ」

シンジ「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ」

シンジ(流されきっちゃダメだ。これは義務なんだ! そうだよ、仕事みたいなものなんだ)

シンジ(僕が知らない間に僕がしたことへの、責任で……だからしてるんだ)

シンジ(溺れないように―――冷静に、なら、ない、と)

アスカ「シンジぃ」

綾波「碇くん」

山岸「ああ、もっと」

霧島「大好きだよ、シンジ」

マリ「んぁ、はぁぁ、キモチイィィ」

洞木「あ! あ! ご主人様ァ!!」



シンジ(……無理だよ。そんなの)

伊吹「あ。おはよ、シンジ君」

シンジ「おはようございます」

伊吹「朝ごはんすぐできるからね」

シンジ「あれ? 朝はマヤさんが作ってるんですか?」

伊吹「毎日じゃないのよ。練習を兼ねて、時々」

シンジ「へえ」

伊吹「今日……体調はどう? 少しでも異常があるんだったら、大事な体なんだから休まないと」

シンジ「大丈夫です」

「「「「「「「いってきます」」」」」」」

シンジ「なんか……多いよね」

アスカ「あんたはそう感じるかもね」

洞木「私達はもう随分慣れたから」

綾波「…」

霧島「そういえばシンジって、半年分勉強が遅れてることになるんだね」

山岸「ええ。受験があるのに……」

マリ「なんとかなるんじゃないの。ワンコ君のオツムを信じるしかないって」

アスカ「もしくは記憶が戻ることよね」

綾波「必要なことがあれば協力するから、言って」

シンジ「うん、ありがとう」

シンジ(そういえば。あれだけああいうことシテ、だ、出しちゃったのに。全然キツくない)

シンジ(その手の体力もいつの間にか鍛えられてるってことなのか。なんか、ヤだな)

鈴原「おお。センセ、もうええんか?」

相田「おはよーさん」

シンジ「トウジ! ケンスケ!」

鈴原「な、なんや」

シンジ「おはよう……おはよう!」

相田「どうしたんだよ、いやに大げさだな」

シンジ「あ、ゴメン。昨日だけで沢山ありすぎて……なんだか、感慨深くて。グスッ」

鈴原「なんのこっちゃ」

相田「さあ?」

鈴原「ここ半年の記憶がぶっ飛んでるやて!??」

相田「マジかよ! そんな事って本当にあるのか……?」

シンジ「僕も最初はピンとこなかったんだ。でも」

相田「それってやっぱ、エヴァ?」

シンジ「…は、関係ないんだって。ただの事故」

鈴原「は~。なんにしろ、相変わらず難儀しとるのうシンジは」

シンジ「半年経ったって聞いて、トウジ達とはどうしてるんだろって少し心配だったんだ」

シンジ「だけど、何にも変わってないみたいで良かった」

鈴原「そらそうや。たかが半年やで」

相田「そうそ。あ、ただ……」

シンジ「何かあったの?」

相田「3年になって、クラスは違っちゃってるぜ。俺たち」

シンジ「え!」

鈴原「ああ、それも知らんちゅうことか。ま、わしとケンスケは同じクラスなんやけどな」

相田「シンジは『エヴァパイロットの保全をより高めるため』の特別クラスでさ」

鈴原「それが、男子はシンジ一人で、残りは全員女子っちゅうけったいな面子でな」

シンジ「え」

相田「羨ましいんだか、気の毒なんだか。男子の意見は真っ二つってとこ」

シンジ「」

シンジ(アスカ達とまとめられてるくらいはあると思ってたけど)

女教師「で、aがbの2倍になるから」

女子「…」カリカリ

女子「…」カリカリ

女子「…」ウトウト

シンジ(なんだこれ。なんだよこれ。おかしいよこんなの!)

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