咲「部長がタラシじゃ無くなった?」(179)

部室

咲「どうゆう事なの?」

和「とうとう改心したみたいですね。最近、女性関係を清算してるみたいですよ」

咲「嘘だー。長野一、女の子の携帯番号を知ってる部長だよ?」

和「はい、最近はナンパもせず、休日は家でゴロゴロしてるとか…」

和「見て下さい。これ、部活で書く日誌なんですが…」

咲「あぁ、うん。部長の仕事だけど、和ちゃんや染谷先輩がよく書いてるって日誌ね」

和「はい。まぁ、書かせてもすごく適当にサラサラ書いて、5分で終わりとかだったのですが…」

和「最近の日誌です」パラッ

咲「うわぁ…、細かい字で私達の事をびっしり書いてる…」

和「それだけじゃありませんよ。今後の予定とか、構成とか、色々と部長としての意見も書いてるみたいで…」

久「…」テクテク


和「あっ…、部長が来たみたいです」

咲「えっ?そうなの?」

和「隠れて様子を見ませんか?」

咲「でも、隠れる場所なんか…」

和「そこのロッカーでいいんじゃないでしょうか。狭いですけど」


サッサ

ロッカーに隠れる咲和

ガチャ

久「誰か居るか」


シーン

久「ふむ、私が一番乗りか。どうもここの一年も怠けきってるみたいだな」

久「私が一年の頃など、誰よりも早く来て、牌を磨いたり、部屋を掃除したり、先輩の牌譜を何ども読み返したり…」

久「おっと、年寄臭い愚痴になってしまった。ここは一年が三人も居るから、彼女達を私が卒業までに伸ばしてやらないと…」

久「まずは宮永のネット麻雀の牌譜からだな。ミスしている所に、赤ペンでマルをつけておこう」



ロッカー

咲「頭に、不愉快な重さがあるんだけど…」

和「す、すいません。大きく育ってしまったので…」ドタプーン

久「ふーむ、宮永は普通の麻雀だと魔王の如く強いが、ネット麻雀だとこんな単純なミスもするのか…」カキカキ


コンコン

久「はい、どうぞ」

モブ山「失礼します。今朝、竹井さんの靴箱に手紙を出した者です」

久「うん、ちゃんと読んだよ。この時間に部室に来ると言ってたな。大切な話なら、場所を変えようか?」



ロッカー

咲「あの子、アイドル候補生やってるらしいモブ山さんだよ!?」

和「えぇ…、男子の中でも特に人気が高いとか…。これは…喰われますね」

モブ山「いえ…、誰も居ないなら、ここでいいです…」キョロキョロ

久「安心してくれ。私しか居ないよ」

咲・和(ごめんなさい、モブ山さん)



モブ山「あ…あの!私、竹井先輩が好きになってしまって…」

久「ありがとう」

モブ山「もし良ければ…、私とお付き合いして下さい!」

久「君の気持はうれしい。こんな私を好きになってくれてありがとう」

久(正直、どこに魅力があるかわからんが…。顔はまぁ、そこそこ美少女の類だと思うが)

モブ山「やっぱり駄目ですか…。私が女だから…」シクシク

久「いや、女性同士が恋愛する事に偏見はないよ。いつの日か、私も女性とお付き合いする日が来るのかもしれない」

モブ山「じゃあ…、どうして…、私が気に入らないのですか?」

久「まぁ…会って間もないって事もあるけどね。モブ山さんは、女の私から見てもカワイイ女の子だと思うよ」

久「フリフリの服とか似合いそうでうらやましいよ」ニコッ

モブ山「私、竹井さんのためだったら…。どんな服でも着ます!」

久「すまない。その気持ちは、ありがたいが…。今の私は誰かとお付き合いをするつもりはない」

モブ山「そうですか…。残念です」ガクッ

モブ山「あの…一度だけ抱いて貰えませんか!?これで諦めますから!」

久「いや…、抱く事も出来ない。とゆうか、女の子がそう簡単に抱いてくれって言うもんじゃないよ」デコピン

モブ山「あぅ!」

久「自分の体は大切にな。この先、もっといい出会いがあるさ…。竹井みたいな、性悪極悪女たらしにひっかかっちゃいけないよ」

モブ山「失礼しました」ションボリ


~~~~~~~~~

ブーブー

久「おっ、メールか。げっ…、また女か…。これ広島のちゃちゃのって現役アイドルじゃないか(困惑)」

ちゃちゃの『リクエストされてたエッチな写メおくるけ~』

久「アイドルがこんな写メを一般人に送るんじゃない。数年後、週刊誌にネタとして売られるぞ」ポチポチ

久「こんな感じで釘を刺しておこう」

コンコン

久「はーい」

ちゃちゃの『エッチまでしたのに…、ふざけんといて!(#^ω^)』

久「いや…、知らないから…」

美穂子「上埜さん、さっき廊下ですれ違った女の子が泣いてましたが…。また泣かせたんですか?」

久「あぁ、福路さんか。告白を断ってしまってな…。辛い想いをさせた」

美穂子「あらあら~まぁまぁ~、それはお気の毒に」ニコニコ

美穂子「サンドイッチ作ったんですけど、いかがですか?」

久「毎日、済まない。しかし、君の所の部活はいいのか?」

美穂子「風越は部員も多いですし、コーチも居ますからね。清澄は、6人で色々と大変でしょうし」

久「全くね。無名校の麻雀部って、二軍とか三軍も無いんだな。これはこれで、アットホームな麻雀部独特の楽しさがあるけど」モグモグ

美穂子「上埜さんは…」

久「あぁ、そうそう。上埜って誰だ?私は竹井だが」モグモグ

美穂子「失礼しました。た、竹井さん///」

久「私と親しい仲だったら、久って呼んでくれても構わないよ」パクパク

美穂子「ひ、ひさ///」クラクラ

美穂子「ひ、久。良かったら、日曜日に映画とか…」ゴニョゴニョ

久「日曜日?すまない、日曜日はダメなんだ」

美穂子「予定入ってますか…」ガクッ

美穂子「まさか女の人とデートですか!?」クワッ

久「デート?いや、今週のは全部断ったはずだが…。とゆーか、私、刺されるかもしれないな」

美穂子「私が守りますよ!何としてでも」

久「肉体関係を持った女性に、謝りに行かなければ…。まずは広島か」

美穂子「はい!行きましょう!」

一方、白糸台


菫「ふんふーん」シャカシャカ

尭深「こんにちわー。…弘世先輩だけですか」タジタジ

菫「わぁお!尭深じゃない!ささ、こっち寄って」クイクイ

尭深「い、いえ…。まずはお茶入れないと…」

菫「私が入れといたわよ。尭深の今日の気分のお茶、これじゃないの?」ニコッ

尭深「正解ですけど…。よくわかりますね」

菫「そりゃ、尭深の先輩だからね。二年も過ごしたのよ?これくらい当たり前じゃない」

菫「ちょっと奈良に行ってくるわね」

尭深(お茶を飲むくらいなら、大丈夫だよね)

尭深「では…、失礼して」ゴクゴク


自然に尭深の肩に手を回す菫

菫「お茶、どうかしら?上手く、淹れれてる?」

尭深「え、えぇ…。美味しいですよ…」


ドクン!

尭深「はぅ!?こ、これは…」

菫「即効性だからね…。うふふ」ジュルリ

手段がゲスいそ
ちゃんと口説けや

尭深「体が熱い…」ドクドク

菫「媚薬を少々ね。でも、私、無理矢理って好きじゃないのよね」

尭深「く、薬まで盛って…。そんな事…」モジモジ

菫「だけど、貴方の判断に任せるわ。貴方が嫌がるなら、私は何もしないし、ここから立ち去るけど?」

尭深「うぅ…」モジモジ

菫「照の秘蔵プリン食べさせてあげるわね。あっ、スプーンないや。私の指でいいかな?」

尭深「スプーンの代わりに指ですか…。ふ、不衛生だと思います!」モジモジ

菫「そう言うと思って、保健室から消毒液借りて来たわよ」プシュー

菫「これで大丈夫だと思うけど。これでも貴方は、先輩の指が不潔だと言うの?」

尭深「い、いや…。不潔だとか言う前に、指でプリンを食べるのが…」モジモジ

菫「大丈夫大丈夫。長野じゃ、みんなやってるから。親愛の儀式なの。私は、貴方を麻雀部の大切な後輩として親愛してるのよ?」

尭深「親愛ですか?」モジモジ

菫「そうそう、別に体目当てとかそんな事思ってないし。媚薬もただのジョークよ」

菫「はい、あーん」

尭深「えっ…えっ…あのぉ」モジモジ

菫「あーん」

尭深「は、はい」ハム

菫「どう、おいしい?プリン狂の照が隠してたプリンよ。美味しいと思うのだけど」

尭深「お、美味しいです」ハムハム

菫「私も食べようかな」

菫「今まで食べたプリンが別のスイーツに思えるくらい美味しいわね」チュパチュパ

尭深(私の口に突っ込んだ指で、プリン食べた…。つまりこれは、弘世先輩と間接キッス///)

間接キスってwww

菫「じゃあ、まだまだあるからね。あーん」

尭深「はい」モガモガ

菫「舌の裏側を、指でこすると気持ちいいらしいわよ」コスコス

尭深「む、むぐっ!?」

菫「ちょっと急だったかな…。さて、この尭深の唾液まみれの指は…」

菫「こうします」チュパチュパ

尭深「汚いと思いますよ///」

菫「貴方の体に汚い所なんて、一つもないと思うけど?プリンより美味しいわね」

尭深「そんな///」

淡「テルーが二軍の指導してるって珍しいね」

照「私だって、後輩に指導するくらい出来るさ。えっと…この子の名前は…」

誠子「モブ田ですよ。得意技は一気通貫」

照「そ、そうか。モブ田さんだ!一気通貫ね。じゃあ、鳴いても大丈夫かテストしよう」

淡「それ菫が、もう何回も検証したよ。鳴いても鳴かなくても、一気通貫寄りの牌が集まるから」

照「そ、そうなのか…。この子、二軍なの?」アセアセ

誠子「一気通貫にこだわりずきて、逆に手を伸ばせないんですよ。これも弘世先輩が日誌に書いてますけど

照「そ、そっかー。知らなかったなー」アセアセ

ん?照もなんかあんのか

淡「菫と尭深は?一軍の練習しなくていいの?」

照「菫が、渋谷と二人で特打ちするらしくて、後二時間後に…」

誠子「二時間ですか。特打ちって、何するんですかね?私と淡もですか?」

照「…さてな」





菫「ねぇ、照。咲ってまだ処女なのよ」

照「は?」

菫「私は色んな意味で警戒されてるからね。後、手を出せない理由も色々あった。例えば、和。和に殺される、部活を辞められるで清澄はジ・エンド」

おめえが食ってねえだけで処女とはかぎらんだろ!

菫「ってわけで、私は今の今まで大人しく咲を見守ってた…」

照「ぐっ…、咲ちゃんは清澄一美少女だろうからな…。お前が手を出したい気持ちはわかる」

菫(和の方がいいんだけどなー。あの子はガードが堅いってレベルじゃないし)

菫「まぁ、この姿だと咲を落とすのに、一日あれば大丈夫ね」

照「一日だと!?」

菫「貴方が、私が長野に向かったって聞いた時には…。もう咲は私の物よ」ニヤッ

照「なんだと…、今すぐ長野に転校しなくては…」

菫「しなくていいわよ。咲に手を出すつもりないし」

照「ホントか!?」

菫「この体、借り物だしね。傷をつけるのはね。ちょっと忍びないなって」

菫「貴方が私の言う事聞いてくれたら、長野に行かないわよ」

照「くっ…、私を犯す気か…、エロ同人みたいに!」

菫「…貴方の貧相な体に興味ないわよ。私のする事を見逃してくれたら、それでいいから」ジトー

照「わかった。咲ちゃんの貞操のためだ。協力しよう」

>>菫「…貴方の貧相な体に興味ないわよ

はじめ、洋榎、はるる「」

照(とは言ったものの…。すでに二軍三軍で、カワイイ子が片っ端から喰われた)

コツコツ

モブ田「きゃーーーーー!弘世先輩がいらっしゃったわよー!」

モブ達「弘世先輩!お疲れ様です!」

菫「はいはーい。遅刻しちゃってごめんねー。ちょっと野暮用が…」

尭深「///」キュ


菫の服の袖を掴む尭深

尭深「菫、責任取ってね///」

菫「うーん、まぁ善処するわね」

誠子「おい、尭深。弘世先輩か、菫先輩って呼ばないと」

淡「菫、敬語使わないとガミガミうるさいのにねー」

>>96
あ?
はるるは豊満だから

菫「別にいいわよ。好きなように呼んでちょうだい」

モブ田「わ、わ、私!菫お姉様って呼びたいです!」

モブ中「私も!」

モブ村「私も私も」





淡「なんか菫が丸くなったねー。テルーが部長みたい」

照「そうだね…」

一か月後、東京


菫「遅い、この私を待たせるなんて」ブーブー

久「誰のせいだと思ってるんだ!東京にも女、作りやがって…」バン

菫「あぁ…全国大会出た時に、ちょっとね」

久「ホテルに無理やり連れ込まれたんだよ!怖かったじゃないか!」バン

菫「それくらいシャープシュート(物理)で何とかしてよ。で、見た所、怪我ないみたいだけど刺されなかったの?」

久「お前の代わりに、毎日土下座してるんだよ!」バンバン

これ続きもの?

菫「何で謝る必要があるわけ?お互い、納得して性交渉してたわけで…」

久「結婚するまでそう言う事はしちゃいけないんだよ!このバカ!」ガルル

菫「ふーん、あーそー」

久「何度か刺されそうになったが、福路さんに助けて貰った。お前は、福路さんにもっと感謝するべきだ!」

菫「美穂子ねー。毎日、美穂子の監視を抜け出してナンパしたりするの大変だったけど、そう言う使い方もあるのか」

菫「最強のボディガードね。ただ、弘世さん。家に帰ったら、部屋を隈なく調べなさい」

久「部屋?あぁ、わかった」

>>106

続いてないよ。昔、泉と咲さんが入れ替わるの書いたけど

菫「で、弘世さん。元の体に戻りたい?」

久「もちろんだ。この体はいくつ命があっても足りない。宮永や原村や片岡を育てるのは楽しいが」

菫「咲、貴方に懐いてるでしょ?」

久「う、うむ。最近は久お姉ちゃんと呼ばれてる///」

菫「照が聞いたら泣くわね」



菫「私はこのままの体でも不自由ないけど?」

久「それは困る」

菫「鹿児島に行くわよ」

久「鹿児島?」

菫「そこなら元に戻して貰えると思うのよ。ただ美穂子には黙っておいて」

久「わかった」



こうして二人は鹿児島の巫女に元に戻して貰いましたとさ。

終わり

久「ふふふ、無駄よ。あなたの体のことは全部わかってるんだから」

んんwwwwww疲れましたなwwwwwwこれにて完結ですぞwwwww
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりだったんですぞwwwwwww
本当は話のネタなかったのですが←ありえないwwwwww
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですなwwwwww
以下、ヤーマンダ達の貴殿らへのメッセジをどぞですなwwwwwwww

ヤーマンダ「みんな、見てくれてありがとう意外ありえないwwwww
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでほしいですぞwwwwぺゃっwwww」
ヤティオス「んんwwwwwありがとうですぞwwwwwww
我の火力は二十分に伝わりましたかなwwwww?」
ヤリテヤマ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいですぞwwwww」
ヤタグロス「見てくれてありがとうですぞwwwwww
正直、作中で言った我の気持ちは本当ですなwwwww」
ボノガッサ「・・・胞子」ファサ
では、

ヤーマンダ、ヤティオス、ヤリテヤマ、ヤタグロス、ボノガッサ、我「皆さんありがとうございました!」



ヤーマンダ、ヤティオス、ヤリテヤマ、ヤタグロス、我「ボノガッサは処刑ですぞwwwww
改めまして、ありがとう意外ありえないwwwwww」

本当の本当に終わりですぞwwwwwwww

霞「二人ともお疲れ様でした」

久「…」パチ

菫「…」ヌクッ

久「あら…、おもちが小さくなっちゃったわ」シュン

菫「おおっ、この髪の長さ…、私だ!」ファサ

霞「原因はよくわからないけど、魂を移し変えたわよ」

菫「すまない、恩にきる」

久「ちぇ、まだ白糸台の一年生とか食べてないのに」

春「久、また浮気」テヲツネル

久「ぎゃあーーー、私の携帯電話のメモリーやフォルダが!?」

菫「あぁ、問題が片付いた人のは消去しといた。エッチな画像や動画は当然、全部削除だ」

久「なんてことしてくれたのよ!私のコレクションなのよ!」

菫「知るか。己の行いを改めろ。子宮じゃなくて、脳で物事を考えるんだな」

久「ぐぬぬ」

菫「では私は一足先に帰るよ。竹井、福路さんを幸せにしてやれよ」

春「久を幸せにするのは私です」ポリポリ

久「この後、福岡行って広島行って大阪に行って奈良に行って…、駄目だわ。冬休みが終わるわね」ハァ

新幹線の中

菫「うわぁ…、私の携帯にひっきりなしにメールが届くな」

菫「ん?松実さんからメールだ…」

菫「そう言えば、初めて自分から他校の生徒さんのメールアドレス聞いたんだっけ」

菫「まぁ、聞いたもののそれからメールする事はほとんど無かったが…」

菫「冬休みだしな。たまには道草もいいかもな。それに…、私の癖。確か阿知賀のレジェンドって人が見抜いたらしい」

菫「どんな人か興味があるな。帰りに寄れるし、少しだけ寄ろう。断られたら、一人大阪観光でもして帰るか」


そして松実館へと足を運ぶ菫

菫「すいません、宿を探してるのだが、今日は空き部屋ありますか?」

玄「はいはい、お客様ですね。って弘世さん!また来てくれたんですね!お姉ちゃーーーーん、弘世さん来たよーーーー」

菫(ん?また?)

宥「あ、あの///お久しぶりで///ってそんなに久しぶりにでもないかな」

菫「あぁ…、全国大会以来だから、約半年ぶりかな?元気そうで何よりだ」

玄「何をおかしな事を言ってますのだ。あっ、部屋は満席です。ごめんなさい」ペコリ

菫「うーむ。それは困ったな。他の旅館やホテルを教えて貰ってもいいだろうか?」

宥「わ、私の部屋に…」ゴニョゴニョ

玄「ご予算はどれくらいですか?」

菫「一泊一万円くらいならどこでもいいよ」

玄「それならそんなに遠くない所に旅館がありますよ。車を出して貰いましょうか?」

菫「助かるよ」


宥「…」スゥゥゥゥゥ

宥「私の部屋に泊まって下さいッッッッ!!!!!!」キーン

菫「は?」

玄「流石、私のお姉ちゃんですのだ。やる時はやる女なのです」

宥「すぐ私の部屋を綺麗に片付けますし、ご安心を」

菫「えっ…、君達の旅館は自分の部屋も提供してるのか?」

玄「まさか。普通は関係者以外立ち入り禁止ですよ」

宥「そうです///」

菫「私が泊まっていいのか?宿代は、通常料金なのか?」

玄「宿代は頂きません。恋人の家に泊まりに行って、お金を出せって言う恋人は居ないですよね」

菫「えっ?いいのか?例え話の意味は分からんが」

宥「お願いしますうぅぅぅぅ~、泊まって下さい~」ウルウル

菫「おわぁ!?泣くなよ!わかった、こちらとしても頼みたいくらいだから、泊まる!泊まるよ!」

宥「ありがとうございます」ポロポロ

玄(お姉ちゃん、ファイトだね!)グッ

夜、宥の部屋

菫「ふぅ~、いい湯だったな。いい旅館じゃないか。来年の合宿はここに…ってもう私、白糸台に居ないしな」

菫「しかし私の手の動きにあんな癖があったとは…。レジェンドさんには感謝だな」

晴絵『卒業するから特別に教えてやろう。実はな~』

菫「いい勉強になった。阿知賀に寄って正解だったな。これだけは、竹井と入れ替わって良かった点かもな」



コンコン

菫「はい、開いてますよ」

宥「こ、こんにちわ」カチコチ

菫「自分の部屋だから、ノックせずに入って来たらいいのに。どうした?表情が硬いぞ」

菫「で、照と私が抜けた穴を…」

宥「うんうん」コクコク

菫「モブ田とモブ村の伸びしろはまだまだあって…」

宥「うんうん」コクコク

菫「淡は才能の塊だ。しかし、天才が努力をしないと凡人に追いつかれるから…」

宥「うんうん」コクコク

菫「おっと、もうこんな時間だな。私ばかり話して済まない。この話は赤土さんには秘密にしてくれると助かる」

宥「そうですね。来年も白糸台と阿知賀で対戦するかもしれませんし」

菫「では…寝るか」ポチッ


電気を消す菫

菫「…」

宥「…」ゴソゴソ

菫「…」

宥「…」ヌギヌギ

菫「…」

宥「…寒いな」チラッチラッ

菫「…うーん、むにゃむにゃ」

宥「弘世さん起きてますか」

菫「ん~、ふぁーい」パチ

宥「今日は求めてくれないんですか?私を」

菫「にゃにがー」zzZZZ…

宥「私はあの日の夜の事が忘れられません。最初は嫌だったけど…、最後の方は…///」カァーー

菫「尻上がりタイプなのか?麻雀の話かな」


ガバッ

菫「う、うわぁ!」

宥「私…、寒がりなんです…、弘世さんに暖めて欲しい」ピトッ

菫「何で服着てないんだよ!寒いなら、暖房の温度上げろ!」

宥「うっ…うっ…」ポロポロ

宥「あの日の夜の事は、遊びだったんですか!?あの時、大きなおもちが素晴らしいって褒めてくれたじゃないですか!」

宥「私にもう一度、ぬくもりを下さい!」プルルーン

菫「うーむ、確かにこのサイズのおもちは原村くらいしか身近に居なかったが…。って違う違う」

宥「愛してます!」


むちゅーーーーー

菫「ん!?んぐっ!?」

同時刻

ギィィィ

玄「お客様ですか?もう受付終わりましたし、部屋も空いてませんよ。ごめんなさい」ペコリ

尭深「一つだけ確認してもいいですか」

玄「あっ、白糸台のちょっとおもちの人」

尭深「弘世先輩。いえ、菫はここに泊まってますか?」

玄「…」

玄「いえ、泊まってませんよ」

尭深「菫に仕掛けたGPSがここを指してますが」

玄「さ、さぁ…。何のことやら」アセアセ

尭深「上見て下見て大間抜け。隠すとここをハリウッドよりよっぽどエンターテイメントな旅館にするぜ」



この後、菫さんは宥と尭深に土下座しました

終わり

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