玄「おねえちゃーん、弘世さんたち帰っちゃうよー」(392)

玄「おねえちゃーん、弘世さんたち来たよー」

の続きです

菫「はぁ……」

照「どうしたの? 溜め息なんてついて」

菫「疲れたんだよ……」

照「疲れた? ……さっきのすごろく?」

菫「それ以外に何があるんだ……」グデー

照「夕飯に気に入らないおかずがあったとか」

菫「はぁ……」

照「あんまり溜め息ばっかりついてると幸せが逃げるよ?」

菫「むしろお前のせいで幸せが逃げて行ってる気がするんだが」ジト

照「自分の甲斐の無さを私のせいにするのはよくない」

菫「お前なぁ……!」

待ってた

照「今だってそう。松実さん体洗ってるんだから、手伝ってあげるなりすればいいのに」

菫「……出来るわけないだろそんなこと」

照「こんなチャンス滅多に無いのに……勿体ない」

菫「うるさい。お前と一緒にするな……」

照「せっかく奇跡的にここまで仲良くなれたのに」ハァ

照「神様はこれ以上後押ししてくれないと思うよ?」

菫「……」

照「私は恋愛とかよく分からないから、菫の気持ちも分からないけど」

菫「……宥に対して臆病になってることなんて、自分自身が一番よく分かってるつもりだ」

菫「でもな、友達になったのはつい最近のことなんだぞ?」

菫「ちゃんと会話をし始めたのだってそうだ」

照「3年間も同じクラスだったのにね」

菫「ぐっ……」

照「本当に勿体ない時間過ごしてたよね、菫」

照「1年の時でも2年の時でもいいから、友達になってれば今頃は……」

菫「……」シュン

照(あ、本気で落ち込んでる……)

照「で、でも大丈夫だよ。今はこうやって松実さんの家に遊びに来るくらいに仲良くなってるんだし」

照「今からアプローチしていけば元旦には」

菫「無理だ……」

照「え?」

菫「昔からそうなんだ……二人きりになると変に緊張してしまって、ぎこちない対応しか出来なくて……」

照「も、もしかして。私を呼んだあの理由って本当なの?」

照「間が持たなくなるのが怖いとかなんとか」

菫「……嘘をついてどうするんだ」

照(うわぁ……)

照「ヘタレ極まり過ぎだよ菫……」

照「松実さんのことになったら目の色変えるのに」ハァ

菫「それはお前らがふざけたことをしようとするからだろ」ジト

照「そうやってすごく大切に思ってるってことを少しでも伝えればいいと思うよ?」

菫「っ……」

照(それが出来れば苦労はしないんだろうけど)

玄「お二人とも。ご一緒よろしいですか?」ニコ

菫「!」

照「玄さん。それに……」

宥「……」モジ…

菫「宥……」

照「噂をすればなんとやら、だね」

玄「噂?」

菫「おい照、余計なことは」

照「分かってる」

玄「?」

菫「ほ、ほら二人とも。そんな所で立ってないで入って来たらどうだ。君たちが遠慮する理由はないぞ」

玄「ふふ、それもそうですね」チャプ

宥「……」

玄「ほら、お姉ちゃんも」グイ

宥「う、うん……」チャプ…

菫「……」ゴクリ

照(菫も分かりすい……)

宥「……」モジ…

玄(お姉ちゃん、すごく弘世さんのこと意識してる)

玄(さっきのすごろくが尾を引いてるのかなぁ)

玄(弘世さんは特に変わり無さそうだけど……)

菫「……」ソワ…

照「あ、そうだ。二人とも後片付けお疲れ様」

照「改めて。夕飯すごく美味しかったです」ペコ

玄「ふふ、満足頂けて光栄です」ニコ

菫「……何から何まで本当に申し訳ない。少しくらい手伝わせて欲しかったが」

宥「す、菫ちゃんたちはお客さんだから。そんなことさせられないよ」

菫「しかし……」

玄「こういう家柄で育ったせいか、性分みたいなものなんです」アハハ

玄「気を遣わずに存分にもてなされてください」

照「存分にもてなされます」キリ

菫「おい」

宥「ふふ、菫ちゃんも遠慮しなくていいよ?」

照「そうだよ菫。あんまり遠慮がちなのは逆に気を遣わせるだけだからあまり良く無い」

菫「……お前にそういうことを諭されると妙に腹が立つな」

照「ひどい」ガーン

玄「気を遣わないことに気を遣うようなら無理は言いませんけど」アハハ

宥「そういえば……菫ちゃんも宮永さんもさっきまでお湯に浸かってたんだよね?」

菫「ああ。と言っても10分も経ってないけどな」

宥「そう……あの、私お風呂すごく長いから、無理して付き合わないでね?」

菫「いや、私も長風呂するたちだから問題ないと思うが……」

照「菫、長い時は1時間以上入ってるもんね」

宥(宮永さんそんなことまで知って……)

菫「髪だけでも洗うのに時間がかかるからな」

玄「乾かすのにも10分以上かかりますし、長いと大変ですよね」アハハ

照「入浴時間も髪の手入れも、私には想像が及ばない……」

玄「髪の手入れはともかく、お風呂は長く入ったりしないんですか?」

照「私、のぼせやすいから」

玄「なるほど」アハハ

菫「お前もうそろそろ限界だったりするんじゃないのか?」

照「大丈夫」

菫「……ならいいが」

玄「お姉ちゃんは何時間入ってものぼせないんだよね」

照「すごい」

宥「お風呂入るの好きだから。浸かるだけでも1時間くらいは……」

菫「こ、この温泉にそれだけ浸かってるのか?」

宥「うん、あったかいの好きだから」

玄「お姉ちゃん、普段はもっと熱い方のお湯に浸かってますよ?」フフ

菫「宥の体質にはまだまだ驚かされるな……」

玄「サウナの我慢大会とか出場したら絶対に優勝しますね」アハハ

宥「そ、そんなこと無いと思うけど……」

菫(真剣に考えても優勝しそうな辺り流石だな……)

宥「それに私、サウナってあんまり好きじゃないから……」

菫「そうなのか?」

宥「うん。少しぬるめでもお湯に浸かってる方が好き」

菫(この温泉で言うなら熱い方だと思うが……)

玄「サウナ苦手って人結構いますよね。私は大丈夫ですけど、弘世さんや宮永さんはどうですか?」

菫「サウナなんて滅多に入らないからな……しかし、人並みには入っていられると思う」

玄「宮永さんは……って、宮永さん?」

照「……」ボー

宥「だ、大丈夫? 体赤くなってるけど……」アワワ

玄(もしかしてのぼせて……?)

菫(やっぱりあの時点で限界だったか……)

続き来たか
紫煙

菫「おい照、照」ユサユサ

照「なに……?」ポー

菫「出るぞ。お前のぼせてるだろ」

照「大丈夫……せっかく松実さんたちが来たのに……」ボー

菫「はぁ。変な気を遣ってるのはお前の方じゃないか……」

菫「すまない二人とも。照の面倒見てくるから、あとは……」チャプ…


玄「ま、待ってください!!」ザバァン


菫「っ!?」ビク

宥「く、クロちゃん……?」

玄「わ、私が介抱します」

菫「な……」

宥「え……?」

玄「その、弘世さんだとこの家の勝手が分からないだろうし」

菫「それはそうだが……」

玄「わ、私ものぼせやすい方なのでちょうどいいのです!」

玄「だから宮永さんは私に任せて、弘世さんはお姉ちゃんとゆっくりしてください!」

菫「しかしだな……」

照「玄さんに……お願いしたい」クラクラ

宥「!」

玄「お、お任せあれ!」

照「菫は小言がうるさいから……」ボソ

菫「おい、聞こえてるぞ」

――――――――――――――――――――――

「うぅ……気持ち悪い……くらくらする……」フラフラ

「脱衣所まで頑張ってください。私に体を預けて……」


宥「クロちゃん一人で大丈夫かな……」

菫「照の介抱は大変だからな。確実に振り回されるとは思うが……」

宥「私、やっぱり手伝いに」

菫「いや、玄さんに任せよう。照自身も彼女を指名したんだしな」

菫(まったく照のヤツ、余計なことを……)

宥(クロちゃんもしかして、私と菫ちゃんを二人きりにするために……)


「「………」」


菫(ま、まずいぞ……あの二人がいなくなった途端、話題が……)ソワソワ

宥(チャンス、なのかな……でも何すればいいのか分からないし……)モジ…

宥(こういうときクロちゃんがいれば……)シュン

菫(よく考えてみると……今私は宥と二人だけでお風呂に入ってる、のか……?)

菫(いや、よく考えなくてもこの状況は……)チラ

宥「?」

菫「っ……」ドキ

菫(ダメだ……直視できない……)カァ

宥「菫ちゃん大丈夫? 顔赤くなってるけど、もしかして……」

菫「だ、大丈夫だ。今まで生きて来て湯あたりなんてしたことない」

宥「ならどうして赤くなって……」

菫「す、少し体温が上がってるだけだよ。よくあることだから気にしないでくれ」

宥「そう……あんまり無理はしないでね? 私に付き合ったりしなくていいから」

菫「……付き合うだなんてとんでもない。私自信風呂に入るのは好きなんだ」

宥「そうなの……?」

菫「ああ。照も言っていたがいつも1時間近く入ってるし、時間があるときはもっと長い」

菫「温かいお湯に浸かるのが好きなんだろうな……」

宥「!」

宥「わ、私もっ!」

菫「っ!?」ビクッ

宥「私も大好き……」パァァ

菫「そ、そうか……いや、宥の体質を考えると容易に想像出来るが」

宥「菫ちゃんもあったかいの好きなんだね……なんだかすごく嬉しい……」

菫(ゆ、宥ほど好きではないと断言出来るが)

宥「うふふ……」ポワーン

菫(言いだせそうな雰囲気じゃないな……)

宥「ねえ菫ちゃん」

菫「な、なんだ?」

宥「もし良かったらなんだけど……向こうの温泉にも入ってみない?」

菫「向こうの温泉……?」

宥「ここよりも5度くらい温度が高くて、とってもあったかいの」

菫(今入ってるヤツより5度高いって……)

宥「きっと菫ちゃんも気に入ってくれると思うんだけど……どうかな?」キラキラキラ

菫(うっ……)ドキ

菫「そ、それは良さそうだな。是非入ってみたい」

宥「分かった。すぐ案内するね」ニッコリ

―――――――――――――――――――――――――

宥「あったか~い……」ポワポワ

菫「そ、そうだな……」ダラダラ

菫(熱い……さっきも結構な熱さだったが、これは……)

宥「……」

宥「大丈夫……? 目がすわってるように見えるけど……」

菫「す、すまない。少し考え事をしていてな……」

宥「あんまり無理はしないでね? 私、お湯に浸かるの長いから」

菫「私も家ではこのくらいの時間入っているからな……大丈夫だよ……」

菫「それにこんなにも良い温泉に入る機会なんてそう無い……思う存分楽しませてもらうよ……」ニコ…

宥「……!」

宥「うんっ……」

待ってた

茹で上がるぞwwww

支援

菫(宥の笑顔が眩しい……もっと見ていたいが、そろそろ限界な気が……)

宥(嬉しい……)

宥(菫ちゃんもお風呂が好きで、こうやって一緒にあったかくなれて……)

宥(すごく、幸せ……)フフ

菫(体中の血液が沸騰しているようだ……)ハァハァ

菫(宥は毎日、こんな温泉に何時間も浸かって……)クラクラ

宥「ね、ねえ菫ちゃん」

菫「どうした……?」

宥「今日は、その……このあとどうするの……?」

菫「このあと……?」

しえ

支援

宥「私たちが出る頃には宮永さんの湯当たりも治ってるだろうから、その」

菫(照の湯当たり……? 一体どういう意味だ……宥は何を言って……)

宥「もう帰っちゃうのかな、って……」

菫(ダメだ……意識が朦朧と……)クラッ

トサッ

宥「……ふぇ?」

菫(あれ……私今、何をして……)

宥「す、菫ちゃん……?」ドキドキ

菫(体に力が入らない……崩れ落ちてもおかしくないはずなのに、一体何に支えられて……)

宥「ど、どうしたの……? きゅ、急にこんな……」アワワ

宥(体を寄せて、あ、頭を預けて……)ドキドキ

菫「すまない……少し、ぼーっとして……」

宥「ぼーっと……?」

菫「きっとすぐに治るから……心配しないでくれ……」ハァハァ

宥(菫ちゃん、もしかして宮永さんみたいに……)

菫「それで……何の話を……」

宥「え、えっとね……冬休みだから、もし菫ちゃんたちが良ければ、その……」モジ…

宥「……」カァァァ

菫(ダメだ……もはや何を言ってるのかも分からなく……)

宥「み、宮永さんにも聞かないと分からないけど……菫ちゃんはどうしたい……?」

菫(どうしたい……私が今、したいこと……)

菫「……私は」ボソ


菫「私は……宥と一緒にいたい……」


宥「!」

しえ

菫「君と同じ場所で、同じ時間を過ごせるなら……」

菫「他に何も要らない……」

宥「っ~~~!!」カァァァ

菫「どんなに辛いことだって、我慢、して……」フラ…

菫「……」ガクリ

宥「え……?」

菫「ぅ……ぁ……」



宥「す、菫ちゃ―――」

菫さん漢だわ

―――――――――――――――――――――――――――

玄「大丈夫ですか宮永さん?」

照「うん……おかげさまでだいぶマシになった」

玄「あの、何かして欲しい事とかあったら遠慮せず言ってくださいね?」

玄「私の出来る事ならなんでもしますから」

照「なんでも?」

玄「わ、私の出来る事なら」アハハ

照「……」ウーン

玄(えっ……そんな真剣に考えて……)

照「玄さん」

玄「は、はい。なんでしょうか?」

照「今日一日、ここに泊めて欲しいです」

玄「え……?」

ん?

玄「あ、あのー……そ、それはどういう意味でしょうか……?」

照「言葉のままの意味だけど……」

玄(言葉のままの意味ってことは……)


照『玄さん、今日は泊めてくれてありがとう』キリ

玄『いいんです、宮永さんのためですから』ニコ

照『私を家に泊めたってことは、つまりそう受け取っていいんだよね……?』サワ…

玄『あっ、だ、ダメです宮永さんっ、そんなっ……』

照『玄さん綺麗……』チュ

玄『んっ……!』


玄「……」カァァァ

照「?」

玄「だだ、ダメです宮永さん! 私たち恋人同士でも無いのにそんな……!」アワワ

いいてんかいd

うむ

照「こ、恋人同士?」

玄「それに家にはお姉ちゃんたちも居ますから、そのっ……」

照「泊まるのはダメ、ってことですか……?」ジー

玄「と、泊まるだけならいいですけど……それ以上は……」モジ…

照(それ以上……つまり、朝食を作ったりデザートを用意してくれたりしないってこと……)

照「そんな……さっきなんでもするって言ったのに……」シュン

玄「あぅ……」

照「玄さんお願いです……私、好きなんです」

玄「ふぇ!?」

照「ここで一生暮らしたいくらいに、好きなんです」

照(この旅館が)

玄「み、宮永さ……」カァァ

照「一晩だけでいいです、だから」

玄(一晩だけの関係だなんてそんな……!!)

照「ダメ、ですか……?」

玄「うぅ……」モジ…

玄(どうしよう……断りきれないよぉ……)

玄(宮永さんまだ少し体調悪そうだから、本当は泊まっていって欲しいけど……)

玄(泊まるからには、やっぱりそういうこと……)カァァァ

てるてる……

照「もし私を泊めてくれたら、菫も一緒に泊まらせるから」

玄「え……?」

照「松実さんと菫の距離を近づけたい玄さんにとって、これは都合がいいはず」

照「菫と松実さんをくっつけたいのは私も一緒。必要とあれば協力もする、だから」

玄「そ、それって本当ですか……?」

玄「本当に宮永さんが協力してくれて……」

照「嘘はつかない。全力を尽くす」

玄(弘世さんの一番の親友で、お姉ちゃんにとって最大のライバルになるかもしれない宮永さんがこちら側につけば……)

照「どう? 悪い条件では無いと思うけど」

玄「……わ、分かりました。その条件で引き受けます」

照「!」

玄(お姉ちゃんのため、だもんね……)

照「ありがとうございます。玄さん」ペコ

照(これで明日も旅行気分が味わえる……)グフフ

玄「え、えっと。それじゃあ私部屋の準備してきますね」

照「それはお金を払ったお客さんが泊まるようなヤツですか?」キラキラ

玄「は、はい。空き部屋があったと思うので、そこに」

照「楽しみ……」

玄「あの、お姉ちゃんたちが帰って来たら」

照「任せて。菫には私が話を付けとくから」

玄「よろしくお願いしますね」



照(どんな部屋なんだろう……夜景とか見えるのかな……)ワクワク

玄(私自身、ちょっと宮永さんのことが気になってるし……悪いことってあんまりないのかも……)ドキドキ

この温度差

――――――――――――――――――――――――――――

菫「ぅ……」

宥(菫ちゃん……)ギュ…

照「松実さん」ガラ

宥「っ!」ビク

照「水持って来た」スッ

宥「あ、ありがとう宮永さん……」

照「菫の様子はどう?」

宥「運んで来た時に比べたら顔色は良いけど……まだ辛そう……」

照「そっか」

宥「どうしよう、私のせいで……」ジワ…

照「松実さんのせいじゃないよ、自分を責めないで」

照「出ようと思えばいつでも出れたんだから、こんな風になるまで無茶した菫が悪い」

宥「でも菫ちゃんは私に気を遣って……」ウルウル

照「気を遣ったんじゃなくて自分のしたいことをしただけだよ」

照「松実さんは無理しないよう忠告してたのに……それを聞かなかった菫の自業自得」

菫「うぅ……てるぅ……」

照「っ……」ビク

照(こ、こんな風になってまで私に小言を……)

玄「ただいま戻りました」ガラ

宥「クロちゃん……」ウルウル

玄「あ、お姉ちゃん。お風呂上がったんだね」

玄「……えっと、弘世さんの身に一体何が」アハハ

照「松実さんと二人きりになりたいがあまり、自爆した」

玄「なるほどなるほどー」

宥「そ、そんな理由じゃなくて……」

支援

玄「宮永さん、早速チャンスなのです」ボソ

照「どういうこと?」ボソ

玄「今ここでお姉ちゃんと弘世さんを二人きりにすれば」

照「なるほど。気を失った菫相手なら、奥手な松実さんでも何かアクションを起こす可能性が……」

玄「そういうことです。早速二人きりにしてバレないように様子を見ましょう」

照「分かった」


宥(菫ちゃん……)ジー

玄「……ゴホン。お姉ちゃん、宮永さんもまた体調悪くなって来たらしいから、部屋まで連れて行くね」

宥「え……?」

照「松実さん、菫をお願い……」アタマイタイ

宥「だ、大丈夫ですか宮永さん……?」

照「少し寝れば治ると思うから……あ、あと玄さん借ります」キリ

玄「借りられます」キリ

菫さん今どんな格好なんだろ
湯あたりしてるし、下着姿の可能性も……?

玄「宮永さんの体調が治ったら様子見に来るね。2時間後くらい」

宥「うん、分かった。宮永さんお大事に……」

照「菫を頼みます、松実さん」

玄「さあ宮永さん、どうぞこちらへ……」ガラ



宥(宮永さんも心配だけど、クロちゃんがいるから大丈夫だよね……)

菫「ぅ……」

宥(菫ちゃん……)



照「こんな場所から覗くって大胆だね」ボソ

玄「ここが一番見え易いし、バレにくいと思うので」

支援

菫「……」

宥(宮永さんはああ言ってくれたけど、菫ちゃんがこうなったのはやっぱり……)

宥「……ごめんね、菫ちゃん」ボソ

宥「私のせいで……」ポロ…


玄(お姉ちゃん……)

照(松実さん……)


宥(起きた時にちゃんと謝らなきゃ……)グズ

菫「ゆう……」

宥「っ……」

宥「す、菫ちゃん……?」

菫「んぅ……」

宥(うなされてる、のかな……でも、さっき私の名前……)

宥「き、気のせいだよね……」ドキドキ



照「ねえ玄さん。松実さん何かすると思う?」

玄「うーん……正直、お姉ちゃんが誰かにそういうことするのってあんまりイメージ出来ないです」

照「私も……」

玄「相手も弘世さんとは言え、自分が原因で倒れてますしね」

玄「だから、もし手を繋ぐなりキスするなりしたら……すごく驚きます」

照「松実さんが自分からそういうことするシーン……見てみたい……」ワクワク

宥(そういえば……菫ちゃんの寝顔見るの初めて……)

宥(こうやってゆっくり顔を見るのも……)

菫「すぅ……ぅ……」

宥(やっぱり、すごく綺麗……)

宥(私なんかとじゃ、絶対に釣り合わない……)

宥(成績はいつも学年トップで、スポーツもなんでも出来て……)

宥(3年間ずっとクラス委員長で、麻雀部の部長もしてて、弓道部にも所属して……)

宥(本当に凄い……何も出来ない、みんなに守られてばかりの私とは正反対……)

宥「……どうして好きになっちゃったんだろ」ボソ

宥(こんな身の丈に合わない恋……叶うはず無いのに)

宥(菫ちゃんみたいな素敵な人が、私なんかと……)

菫さん万能すぎ

書きためなくなったんでかなり遅くなります
すみません

のんびりでいいから続きよろしく

いまこのときも久と怜は女の子を引っ掛けているのか

待ってるよー

宥(どうして菫ちゃんは私と仲良くしてくれるのかな……)

宥(宮永さんとか園城寺さんとか、私よりずっと素敵な人が友達にたくさんいるのに……)


照「松実さん、表情暗いね」

玄「弘世さんの湯あたりがそんなにも……」

照「早く菫が起きればいいんだけど」


宥(私に何かあった時は真っ先に気付いてくれて、助けてくれて……)

宥(昔からそうだった。ただのクラスメイト同士だった1年生の時からずっと、菫ちゃんは……)

しえん

支援

宥(……どうして声、かけられなかったんだろう)

宥(助けられた時も注意された時も謝る事しか出来なくて)

宥(ただ一言、ありがとうの気持ちを伝えて友達になって欲しいって言えばよかっただけなのに……)

宥(それなのに、今までずっと目で追うだけで、何も行動に移せないままいたずらに日々を過ごして……)

菫「ん……」

宥(私にもっと勇気があれば、菫ちゃんのことをたくさん知れてたのかな……)

宥(1年生の時から友達になって……学校のいろんな行事で思い出を作って……)

宥(体育倉庫に閉じ込められたあの日からの毎日を、2年前からずっと過ごせて……)

支援

くぅ~w
こんなレベルの低いオナニー作品見てるんじゃねえよw
お前みたいなカス死んで詫び入れるしか無い
クソブタ共が
ほむら「あなたたち醜い豚はこうして罵倒されて勃起するんでしょう」ファサ
ンギモッヂイイッ!
まぁ勃起マンコグリーンピース代表みたいな音かな
(´・_・`)

支援

宥(私にもっと、勇気があれば……)

宥「……」ギュ


照「……!」

玄(お姉ちゃんが弘世さんの手を握って……!)


宥「……菫ちゃん」ボソ

宥「私ね、菫ちゃんの手が私以外の誰かに触るのも……」

宥「私以外の誰かが、こうやって菫ちゃんの手に触れるのも……」

宥「本当は嫌なんだよ?」ギュ

菫「すぅ……」

宥「……勇気を出して言ってみたつもりだけど、こういうことじゃないよね」

よかね

支援

菫さん起きてるな

おちちゃうおちちゃう

宥「言葉にするなら……聞いてもらわないと意味無いから……」

玄(お姉ちゃん……)

宥「やっぱり私は臆病者だね……勇気なんて少しも無い……」

宥「こうやって寝てる菫ちゃんにさえ、こんなことしか言えなくて……何も出来なくて……」

宥「こんなんじゃ文句言え無いよね。宮永さんや他の人に……ぐずっ。菫ちゃんを取られても……」

照「……」

宥ねぇ……

これは支援

宥菫最高しえ

宥「菫ちゃんが誰かに取られるのは嫌なのに、自分からは何も出来ないんだから……」

宥「どうしようもない……」ポロポロ


玄「っ……!」ガタッ

照「玄さん。出て行きたくなるのは分かるけどこらえて」

玄「でもっ」

照「出て行ってどうするの。松実さんをけしかける?」

玄「弘世さんはお姉ちゃんのことが好きなんです!」

玄「お姉ちゃんが辛い気持ちになる必要なんてどこにも……!」

照「それじゃあ何の意味ない。松実さんは何も変わらないし成長もしない」

玄「っ……」

照(菫だって、何も……)

なるほどなるほど

ふんふむ

ほう

玄「でも、互いの気持ちを伝えるだけでもすれば、何か進展が……」

照「意味ないよ。あの二人はそんな言葉絶対に信じない」

照「もし信じたとしても……最後の一歩を踏み出せないんだから何も変わらない」

玄「それなら……お姉ちゃんはどうすれば幸せになるんですか……?」ウルウル

玄「どうすれば弘世さんも報われて……」

照「……どちらかが勇気を出す。それだけだよ」

照「それがいつになるのかは分からないけど」

玄「そんな……」

支援

照「私たちに出来る事は何もないよ」

照「あえて言うなら、二人が勇気を出し易くなるような環境を作るくらい」

照「気持ちを伝えるところに関わっちゃダメ」

玄「うぅ……」

照(あの様子を見る限りじゃ、松実さんからは無理そう……)

照(体育倉庫の時みたいなイレギュラーが起きた上で、菫が心を決めるくらいしないとたぶん……)

玄「あ……弘世さん起きて……」



菫「ん、んぅ……」モゾ…

宥「!」

菫(ここはどこだ……? 私は一体何をして……)

宥「菫ちゃん……?」

菫「宥……どうして君が……」ボー

続きか
支援

支援

しえん

宥「あ、あのね。菫ちゃん湯あたりしちゃって……」

菫「湯あたり……?」

菫(そういえば……宥と一緒に温泉に入っていて、気付いたときには……)

宥「まだ体調が整ってないだろうから、無理に立ち歩こうとしたりしないでね……?」

菫「あぁ……分かった……」

菫「本当にすまない、世話をかけさせてしまって……」

宥「謝るのは私の方だよ……私のせいで、菫ちゃんはこんな目に……」ウルウル

宥「本当にごめんなさい……」ペコ

菫「どうして宥が謝るんだ……これは全部私の自業自得で……」



照「……玄さん。私は恋人になることだけが幸せだとは思わない」

玄「どういうことですか……?」

照「あんな風にしてる二人も十分に幸せそうってこと」

玄「……」

照「互いに好き合ってるなら何も心配はないよ。ただ時間がかかるってだけ」

ラスト修正
照「互いに好き合ってるなら何も心配はないよ。ただ時間がかかるってだけで」

なるほど

照「それにそういう時間は二人にとっても必要な時間だと思う」

玄「……ちょっと意外です」

照「?」

玄「宮永さんが普段からは想像出来ないくらいにしっかりしてるから……」

玄「そういう一面もあるんだ、と思って……」

照(いつもの私ってどういう風に見られてるんだろう……)



宥「菫ちゃんお水飲む? 宮永さんが買って来てくれて」

菫「照が……ってアイツはもう大丈夫なのか?」

宥「最初は元気そうだったけど、また体調崩しちゃったみたいで……」

宥「今はクロちゃんが別の部屋で介抱してるはず」

菫「アイツはつくづくよく分からんな……」

しえん

クロチャー割と毒舌
……照相手だから?

宥「2時間くらいしたら様子見に来るってクロちゃんが言ってた」

菫「2時間……宥、そういえば今は何時で……?」

宥「えっと……8時過ぎ、だね」

菫「もうそんな時間か。9時を回る頃には帰らないとな……」

宥「宮永さんは今日泊まっていくらしいけど……」

菫「え……」

宥「菫ちゃんは……どうする?」

菫「ま、待ってくれ。照が今日泊まるって?」

宥「うん……体調も悪いから、今日は一晩お世話になって明日の昼頃に帰るって言ってた」

菫(アイツ……)

宥「だから、その……もしよかったらだけど、菫ちゃんも今日は泊まっていけばどうかな、って……」モジ…

頑張れ宥姉

いい流れだ

ふんふむ

菫(この体調で冬の夜道を歩くのはあまりに辛いし)

菫(泊めて貰えるならそれ以上に喜ばしいことも無いが……)

宥「空き部屋もあるし、本当に遠慮しないでね……?」

宥「私としても、その……菫ちゃんを帰らせたく無いから……」

菫「か、帰らせたく無い……?」

宥「へ、変な意味はなくてっ」

宥「もうこんな時間だし、外はすごく寒いし、菫ちゃんの体調も不安だから……」

宥「出来れば明日の昼に、宮永さんと一緒に帰ってくれたらな、って……」

菫「……」

宥姉…

菫(……どう考えても悩む必要なんて無いな)

菫「分かった。そうさせてもらうよ」

宥「!」

菫「私としても、この体調で帰るのは辛いと思っていたところだからな」

宥「ありがとう菫ちゃん……すごく嬉しい……」

菫(そ、そんなにも喜ぶことじゃないと思うんだが……)

宥「それじゃあ早速、今から部屋に案内して……あっ。菫ちゃんまだしんどいなら無理しなくて……!」アワワ

菫「ふふ、大丈夫だから案内を頼むよ」

宥「う、うん……」カァァ



菫(初めて家に来て、そのまま泊まりがけか……のぼせたことに感謝してもいいのかもしれないな)

すみません、昨日寝てないので眠気が限界です
18時頃に戻って来るので、保守して頂けると嬉しいです

まかせとけ

ほっほ

保守。
これまでの教えてくれませんか?

菫「体育倉庫に閉じ込められるおまじない……?」
照「怜と久ってどっちがモテるの?」
照「怜と久どっちがモテるかに決着をつける」
照「保健室の荒川先生」
照「演技の練習?」
怜「演技の練習……?」
玄「おねえちゃーん、弘世さんたち来たよー」←これの続き

そろそろかなー?

ほしえ

保守

ほしえ

そろそろか

保守ありがとうございました
再開します

待ってた

かもかも

―――――――――――――――――――――――――

照「二人とも行っちゃったね」

玄「はい……」

照「これからどうする? 放っておくか、菫と松実さんのために何か考えるか」

玄「二人が勇気を出し易くなるような環境を作りましょう」

玄「出来る事が何もなくても……お姉ちゃんたちのために力を尽くしたいです」

照「分かった。玄さんがそうしたいなら、協力する」

照「具体的に何を?」

玄「そうですね……二人の距離が近づくような素敵イベントを何か……」

よしきた

しえん

しえ

支援やで

照「二人の距離が近づく、素敵イベント……」ウーン

玄「あのすごろくはすごく良かったです。もう一度続きをプレイ出来れば……!」

照「菫が嫌がると思う」

照「お風呂入ってるとき、かなり疲れてたから」

玄「なら何をすれば……」

照「……玄さん。私たちが泊まる部屋ってDVD見れるよね」

玄「はい、見れますけど何を……?」

照「菫の弱点を活かした作戦を実行する」

玄「弘世さんの弱点……」ゴクリ

玄「具体的にどういう内容の作戦で?」

照「簡単に言うと――――」

支援

しえん

―――――――――――――――――――――――――――

菫「本当に良いのか? こんな部屋を使わせて貰って……」

宥「うん、空いてる部屋だから」アハハ

菫(ちょっとした旅行気分だな……)

宥「あと隣の部屋を宮永さんが使ってるから、伝えておくね」

菫「そういえば、照と玄さんは何をやって……」

コンコンコン

宥「?」


「弘世さーん、入っても大丈夫ですかー?」


菫(噂をすれば、だな……)フフ

菫「ああ、大丈夫だ。鍵は空いてる」

玄「お邪魔しまーす……」ガチャ

照「あ、松実さんもいる」

しえ

宥「玄ちゃんに宮永さん……」

玄「まだこんな時間だし、遊びに来ちゃいました」エヘヘ

照「菫、体調はどう?」

菫「まだ少し体がダルいが、宥のおかげでかなり回復したよ」

照「それは良かった」

菫「そっちは大丈夫なのか?」

照「うん、玄さんのおかげで」

菫「宥と玄さんには本当に頭が上がらないな……」

玄「当たり前のことをしただけですから、気にしないでください」アハハ

宥「二人とも何の用事で……?」

照「みんなで映画見ようと思って」

菫「映画?」

ホラーかな?

玄「ふふ、これです」スッ

菫(なんだこの禍々しいパッケージ……)

宥「こ、これってどういう内容の映画なの……?」

照「一言で言えば、怖い映画です」

宥「怖い映画……?」

照「一週間は眠れなくなるレベルの」


宥菫「…………」サァァ


玄(ふふ、ジャンル聞いただけで青ざめてる……)

玄(まさかこの二人の共通点がこんなところにあるとは……)

照「でもどんなに怖い映画でも、みんなで見ればきっと怖く無い。すごく楽しいはず」

照「だから見よう」

4行目修正
照「一言で言えば、怖い映画」

菫「お、おい照。ちょっと来い」チョチョイ

照(菫はぶれないなぁ……)ハァ

照「なに?」ボソ

菫「お前、私がこういうの苦手だって知ってるだろ……?」ボソ

照「うん。めちゃくちゃ怖がるよね」

菫「……正直に言うと、見たく無いんだが」

照「それじゃあちゃんと理由言わなきゃいけないね」

菫「うっ……」

照「松実さんの前で、『怖いの苦手だから見れません』って……」クス

菫(こ、コイツ……!!)

照「それにこの状況で一人だけ見ないなんて、すごく空気読めないし……」

菫「……お前、何を企んでる」ジト

照「別に何も。みんなで映画見たいだけ」

支援

やったぜホラー映画だ
支援

支援

テルーはできる子

菫「ど、どうしたってあんな映画……」

照「私もホラー好きだし、玄さんも好きだから」

照「とりあえず、見ないなら見ないでいいけど自分で理由を言ってね」

菫「う……」



宥「く、クロちゃん……?」ボソ

玄「なにお姉ちゃん?」ニコ

宥「私がこういうの苦手だって知ってるよね……?」

玄「うん、よく知ってるよ。一人で寝れなくなっちゃうんだよね」

玄「トイレ行きたいって真夜中に起こされたのよく覚えてるよ」アハハ

宥「ぅ……」カァァ

玄「見たく無いなら無理はしなくていいけど……弘世さんどう思うかな?」

宥「え……?」

玄「高校生にもなって……ふふ、お姉ちゃんが一人でトイレにも行けなくなっちゃうって知ったら」

宥「……」

支援

支援

宥「クロちゃん、見るのやめよ……?」ウルウル

玄「私は別にいいけど……ちゃんと宮永さんと弘世さんにもお願いしてね?」クス

宥「えっ……」

玄「弘世さんは映画好きみたいだし、宮永さんは特に楽しみにしてたからガッカリさせちゃうかもだけど」

宥「そ、そんな……」ヘナ…

玄「大丈夫だよお姉ちゃん、みんなで見れば怖く無いから」ニコ

玄「宮永さん、そっちのお話は終わりましたか?」

照「うん。菫から二人に重大な発表があるらしい」

菫「お、おい! お前何を……!」

玄「ふふ、なんですか弘世さん? 重大な発表って」クス

宥(も、もしかして菫ちゃんも……!)

照「可哀想に……次の瞬間には松実さんの中の菫のイメージが崩れさって……」ボソ

菫「じゅ、重大な発表なんて何もない! こんなもの所詮創作だ。見るならさっさと見るぞ」

玄「ふふ、準備しますね」

宥「うぅ……」

支援でー

よしうまく言いくるめたな

いいぞ

クロチャーも実は大丈夫じゃなさそう

――――――――――――――――――――――――――――


『これは私が19歳の夏に経験した話です―――』


菫(だ、大丈夫だ……この手の映画は真剣に見なければいいんだ……)

菫(何か別のことを考えて流し見すれば、内容をちゃんと把握出来ず怖さも無くなって……)

照(とかって菫は考えるタイプだけど、だんだん話が気になって最後には一番真剣に見てる)

宥「……」ブルブルブル

玄(まだ物語のプロローグなのに……)アハハ

玄(お姉ちゃんはこういう暗い部屋とか、怖い感じの雰囲気からダメなんだよね……)

支援

玄(それでいて無意識に誰かにしがみついたりするクセがあって……)

玄(座席順はお姉ちゃん、弘世さん、私、宮永さんだから)

玄(もし抱きついたり何かするとしても、隣にいるのは弘世さんだけ……)

玄(ふふ、完璧なのです)

宥「……」ジー

照(松実さん真剣に見てる……ずっと目をつむってるような人だと思ってたのに……)チラ

照(菫も早速話に引き込まれてるし……)

菫「……」ゴクリ

照(そういえば玄さんはこういうの大丈夫なのかな……)

照(私がこの話を提案したときはすぐに賛成したけど……)

玄「……」

照(大丈夫、なのかな……)


『私はその言葉を聞いた時、友人が言ってはいけない事を―――』

 

12行目修正
照(まあ、怖いなら反対するだろうし、大丈夫か……)

ふぅ~む

――――――――――――――――――――――――――――

『おい、どうしたんだよ急に』

『ば、バックミラーの後ろに何か映って―――』


照「……」モグモグモグ

宥「ぅう……ぁ……」ガクガクガク

玄「……」ゴクリ…

菫「っ……」

照(物語が佳境に入って来た……一つ目の話からこんな様子だと、全部見終わる頃には……)

菫「きゃあ!?」ビクッ

玄「っ!?」

宥「ご、ごめんなさい菫ちゃんっ……わ、私、つい……」フルフル

菫「い、いや、大丈夫だ……急に手に触れられたから少し驚いただけで……」

支援

菫さんかわええ

しえ

いい感じじゃないですかー

支援ぞ!

玄(め、めちゃくちゃビックリした……)ドキドキドキ

照(菫のあんな声、そう聞けるものじゃない……面白い……)フフ


宥「あ、あの……手、繋いでてもいい……?」ボソ

菫「え……?」

宥「私、こういうのすごく苦手で……怖くて……」フルフル

菫「わ、私の手なんかで良ければいくらでも……」


照(だんだん二人の世界に入って……)

玄「……」ギュ

照「……え?」

玄「ご、ごめんなさい宮永さん……」ボソ

玄「実は、私も……」ウルウル

照「……」ポカーン

支援

玄照くるか

クロチャー

―――――――――――――――――――――――――――

『きゃははははははははは きゃははははははははは』

『彼女は突然体を掻くのをやめ、けたましく笑い出し―――』


宥「うぅ……ひぐっ……ぁ……」ポロ…

菫「ぅ……」ガクガク

玄「あわわわわ……」ギュウウウ


照「く、玄さん……ちょっと離れ……」

玄「っ……」ブルブルブル

照(み、3つ目の話に入った辺りで玄さんがおかしく……)

照(菫と松実さんは……)チラ


菫「っ……」ジー

宥「ぐずっ……」ギュウウウ


照(松実さんが泣きながら菫に抱きついてる……菫はそれどころじゃ無さそうだけど……)

しえ

照(二人ともそんなに怖いなら見なかったら良いのに)

玄「ひっ……」ギュウ

照(玄さんも……)ハァ

照(あと1話で終わりだけど……作戦自体は上手く行ってる、のかな……?)

宥「……」ポロポロ

菫「……」

照(ここまで怖がるのは予想外だった……もっとこう、互いの反応を楽しんで欲しかったというか……)

照(まあでも、映画を見終わった後が本番だから)

照(……私自身は、全然集中して見れなかったな)


『彼女は行方不明のまま、未だに見つかっていません―――』

アホチャー…

支援

―――――――――――――――――――――――――――

宥「ひぐっ……」ギュウウ

菫(ラストシーンの無数の手の中に、少女の手が……)ゾクッ

玄「あぅ……」ギュウウ

照「く、玄さん。電気点けるから離れてもらっていい?」

玄「あっ……す、すみませんっ……」スッ

照(みんな色々とすごかった……小さな物音に悲鳴あげたり……)パチン

照「お疲れ様。みんな面白かった?」

宥「怖かったです……」グズ

玄「私も……」ウルウル

菫「ま、まあよく出来ていたと思うぞ……」カタカタ

照「そう……各々楽しんでもらえて良かった」

照(玄さんは完全に目的を忘れてたけど)

照(怖がる二人にイタズラして、もっと怖がらせようとか計画してたのに……)ハァ

しえ

宥「ぅぅ……」ヘナ…

玄「ぁぅ……」ヘナ…

菫「だ、大丈夫か二人とも……?」

照「大丈夫そうじゃないね」

照(菫もだけど)

菫「どうするんだこの状況……」

照「落ち着くまでこうやって一緒にいればいいと思う」

照「辛い事は楽しい事で塗りつぶすか、時間が忘れさせてくれるまで待つ」

菫「……もっともな意見だが、その楽しい事も思いつかないし今日中に忘れられるとも思えないんだが」

照「私たちでフォローするしかないね。一緒に寝てあげるとかして」

菫「ほ、本気で言ってるのか……?」

照「菫も今日は一人で寝れないだろうし、都合が良いと思うけど」

菫「うっ……」

支援

照(菫は寝ようとしてる時に色々思い出して、本格的に怖くなってくるタイプだから……)

玄「ひ、弘世さん、宮永さん……」

照「玄さん?」

玄「わ、私は大丈夫なのです……」

玄「こ、これくらい何ともないですから、お姉ちゃんを……」カタカタ

菫「体を震わせながらそんなこと言っても説得力が無いぞ……」

照「でも話せるだけマシ。放心状態で泣いてる松実さんが一番重傷」

宥「……ぐずっ」ポロポロ

菫「ゆ、宥……」

照「私は玄さんの相手をするから、菫は松実さんと一緒に居てあげて」

菫「ま、待て。四人で一緒に居た方が良いと思うんだが……」

照「私、そろそろ眠たくなって来たから」

菫「……」ジト

照「菫も松実さんと二人きりのがいいでしょ」ボソ

菫「な……」

ナイス照

木間市

照「玄さん、行こう」

玄「ふぇ……どこに……」

照「私の部屋」

玄「宮永さんの部屋……?」


照『今日一日、ここに泊めて欲しいです』

照『言葉のままの意味だけど……』


玄「……!」カァァ

照「ほら、早く」ギュ

玄「ま、待ってくださいっ……わ、私まだ心の準備が……!」

照「玄さんってたまによく分からないこと言いだすよね……」テクテク

玄「そ、そんな……あっ……」

照「それじゃあ菫、おやすみ」

菫「あ、ああ……」

しえん

玄ちゃん何想像してるんだ可愛い

むっつりクロチャー

菫(あの二人、あんなにも仲良かったか……?)

菫(私がのぼせてる間に何が……)

宥「……」

菫「……そんなことを考えてる暇はないか」ハァ

菫「宥、宥……」ユサユサ

宥「ふぇっ……」

菫「大丈夫か? 映画はとっくに終わった。もう大丈夫だ」

宥「菫ちゃん……」

菫「もうそろそろ寝る時間だが……一人で寝れそうか?」

宥「わ、私……クロちゃんと一緒に……」カタカタ

菫「玄さんはさっき照に連れて行かれたんだが」

宥「え……」

宥「そ、そんな……」ウルウル

すみません、飯食って来るんで自保守しときます

飯食ってきたから続きどうぞ

保守

ほしえ

ホシュ・クリングホッファー

保守

保守ありがとうございました
再開します

菫「彼女も彼女であまり良い状態じゃなかったからな……」

宥「私、どうしたら……」

菫「……もし不安なら、その……この部屋で寝ないか?」

宥「……ふぇ?」

待ってました

支援

宥(それって……)

菫「い、嫌ならいい。私が玄さんの代わりになるとも思えない」

菫「ただ、私に出来る事を考えたらそれくらいしか……」

宥「菫ちゃん……」

宥(どうしてあなたは……そんなにも私に優しくして……)

菫「どうする? 私と二人きりが嫌なら、無理やりにでもあの二人を呼んで」

宥「嫌……」

宥「菫ちゃんと、二人がいい……」

菫「っ……」ドキ

菫「ほ、本当にいいのか?」

宥「うん……」

ワッフルワッフル

支援

菫「そ、そうか……なら早速寝る準備をしよう」

宥「あ、布団はその押し入れの中に……」

菫「数は……足りるよな?」

宥「うん。一人部屋だけど、予備もあるから」

菫「それは良かった……」ボソ

菫(もし宥と同衾するなんてなったら……)ドキドキ

宥「す、菫ちゃんは、いつもどのくらいの時間に寝てるの?」

菫「ちょうど今くらいの時間だな……あまり夜更かししたりはしないから……」

菫「宥は?」

宥「私はもうちょっと早い、かな……朝が早起きだから」

菫「そうか……すまないな、私たちに付き合わせて」

宥「ううん、大丈夫。こういうのって、すごく新鮮で楽しいから」ニコ

かわいい

しえん

クロチャー予備の布団隠すくらいしないと

菫「あの二人はどうするんだろうな……」

宥「クロちゃんと宮永さん?」

菫「ああ。玄さんも一人になれそうにない雰囲気だったから、たぶん照と同じ部屋で……」

宥「そっか……宮永さんと一緒なら安心だね」ニコ

菫(いや、ある意味心配で仕方が無いんだが……)

宥「クロちゃんも実は怖がりだから……私ほどじゃないけど……」アハハ

菫(わざわざ私と宥を二人きりにしている辺りそういう思惑なんだろうな……)

菫(もしかしたら玄さんも加担していて……いや、正直ありがたいことではあるんだが……)

支援

しえん

しえ

宥「どうしたの菫ちゃん? ぼーっとして……」

菫「な、なんでもない。今日はもう早めに寝よう」

菫「色々あって疲れたよ」アハハ

宥「そ、そっか。それもそうだね」ニコ

宥(もっと菫ちゃんとお話したいけど……しょうがないよね)シュン

菫(はたして眠れるんだろうか……すぐ横に宥がいるこの状況で……)ドキドキ

宥(また今度、いろんなことを訊けばいいよね……お風呂で言ってたあの言葉の意味も……)

宥「電気、消すね」

菫「ああ」


宥(真っ暗……当たり前だけど……)

菫(宥と一緒で本当に良かったな……)

菫(この空間に一人だなんて、想像しただけでも……)ゾク…

ここからだ

支援

まだ夜は始まったばかりだ!

宥(うぅ……ちょっと怖いかも……)

宥(客室で寝るなんて初めてだから、家の中でも全然雰囲気が違うし……)

宥(さっきの映画も関係してるのかな……眠れる気がしないよ……)ブルブル

菫(自宅以外で寝るというのはどうにもなれないな……)

菫(旅行先でもそうだが、この独特の空気に馴れないというか)

菫(……あまりごちゃごちゃ考えすぎると危ないな)

菫(さっきの映画の内容を思い出したり、気にし始めたらもう……)

支援ぞ

支援

―――――――――――――――――――――――

菫「うぅ……」ガクガク

菫(ダメだ……本格的に怖くなって来た……)ガクガク

菫(だからホラー映画は嫌なんだ……見てる最中はまだしも、見終わった後が……)

宥(どうしよう……暖房の音が気になって眠れない……)

宥(暖房はかけてるのに、布団の中はあったかくないし……)ブルブル

宥(せめて電気毛布だけでもあれば……あと、普通の毛布が2枚と……)

菫(これはまずいぞ……眠れる気がしない……)

菫(何か他のことを考えようとしても、何も思い浮かばなくて……)カタカタ

支援

そうだ一緒の布団で寝よう(提案)

宥「菫ちゃん」ボソ

菫「!」

宥「起きてる……?」

菫「あ、ああ……起きてるが……」

宥「せっかく寝ようとしてたのにごめんね」

菫「いや、気にしなくてもいい。全然眠れなくて困っていたところだ」

宥「そうなんだ……実は私も眠れなくて……」

菫「単に眠たくないのか? それとも、何か気になる事でもあるのか……」

宥「実は……暖房の音が気になって……」

菫「暖房……?」

菫(確かに言われてみれば……私はあまり気にならないが……)

一度気になりだすと眠れないわかる

カーテンの隙間とか気になり出すともーサイアク

カーテンの隙間から誰かが覗いていたりして・・・

宥「私、普段は寝る時に暖房付けないから……」

菫「寒がりなのに大丈夫なのか……?」

宥「その分、布団の中をいっぱいあったかくするの」

宥「毛布を何枚も使って、掛け布団も重ねて、電気毛布を敷いて……」

菫「そんなにも掛け布団を重ねて重くないのか……?」

宥「寒い方が嫌だから……」

菫「ふふ、宥らしいな……」

宥「暖房、切ってもいい?」

菫「私は構わないが……大丈夫なのか?」

菫「今よりずっと寒くなると思うが……」

宥「布団の中はあったかいから……それに、音はどうにもならないと思うし……」

菫「……」

床の間の隅っこの暗がりとかな

宥姉と菫さんが怖がるからやめるのです

うっかり布団から足を出しちゃったりとかすると

しえ

天井のしみとか水止めたっけ?とか考え出すときりがない
さらになにかについて考え出すともうね

やめるのです、ボクたち!

宥「……暖房、切るね」ピッ

菫(比べると分かり易いな……すごく静かだ……)

菫(宥が微かに動く音まで、分かるくらいに……)

宥「もし寒くなったら言ってね。また付けるから」

菫(寒さについては宥の方が心配だ……)

菫(普段そんな環境で寝てるなら、この状態で眠れるはずが……)

宥(やっぱり寒い……)カタカタ

菫(宥……)

宥「菫ちゃんはどうして眠れなかったの?」

菫「うっ……」

宥「人の家だと眠れない、って気持ちは私も分かるけど……それが理由?」

10行目修正
菫「え……?」

宥姉いいぞ

前回の続ききてた

支援!

菫「……それも理由の一つではあるが、それだけじゃない」

宥「何か他に気になることが……?」

菫「……さっき見た映画が頭から離れないんだ」

宥「えっ……」

菫(言ってしまってもいいだろう……むしろ、話してしまった方が楽になれる気がする……)

菫「私はああいうホラー映画の類いが苦手なんだ」

宥「そ、そうなの……?」

菫「ああ……今も映画のことを思い出して、眠れなくなってるくらいには」

宥「菫ちゃんも、怖いの苦手なんだね……」

菫「私は映画の設定や内容について深く考えてしまうたちだから、」

菫「ああいう映画になると、考えれば考えるほど恐怖に繋がって……」カタカタ

宥「菫ちゃんは怖くてもちゃんと見てるんだね……」

宥「私は泣いたり怯えてばかりで、見てる時のことはほとんど覚えてないから」

菫「尾が引かない分、そっちの方が幸せな気がするよ……」

13行目修正
宥「私は泣いたり怯えてばかりで、内容はほとんど覚えてないから……」

ほっほ

菫「眠れないと思わず映画のことを考えてしまい」

菫「映画のことを考えだすとまた眠れなくなって」

宥「悪循環だね……」アハハ

菫「ああ。だが、抜け出せなくなっていたところを宥に話しかけられた」

菫「本当に助かったよ、ありがとう」

宥「お、お礼なんていらないよ……私も菫ちゃんとお話したかったから……」

菫「私と?」

宥「こうやって二人だけでゆっくり話すのって、久しぶりだから」

菫「そういえば……そうなのか……?」

宥「私たちの周りには色々な人が居るから」

宥「すごく嬉しいことなんだけど、やっぱりたまには……」

宥「……」ドキドキ

宥姉かわいい

8行目修正
宥「こうやって二人だけでゆっくり話すのって、久しぶりなんだよ?」

恋する女の子は可愛い

宥「菫ちゃん……訊きたいことがあるんだけど、いいかな?」

菫「ああ、構わないが……」

宥「一緒にお風呂に入ってた時、のぼせる直前に私に言った言葉……覚えてる?」

菫「宥に言った言葉……?」

菫「……」

宥(覚えてる、のかな……)


菫『私は……宥と一緒にいたい……』

菫『君と同じ場所で、同じ時間を過ごせるなら……』

菫『他に何も要らない……』


宥(あれってやっぱり、そういう意味、なのかな……)ドキドキ

他に何も要らないは殺し文句

菫「すまない」

宥「!」

菫「実は熱い方の温泉に入った時の記憶はほとんど無いんだ」

宥「そ、そうなんだ……」シュン

菫「私は宥になんて言ったんだ?」

宥「え……」

宥「そ、それは……」

菫(……ゆ、宥が言い淀むような言葉だったのか)

菫(一体どんな言葉を……)

宥「お、教えて欲しい?」

菫「……あ、ああ」

支援

しえん

宥「……ご、ごほん」

宥「わ、私は宥と一緒にいたい」

宥「君と同じ場所で、同じ時間を過ごせるなら」

宥「他に何も要らない、って……」

菫「な……」

宥「……」カァァ

菫「……ほ、本当なのか?」

宥「……うん」

菫(そ、そんな歯の浮くような台詞……)カァァ

菫(ほとんど告白じゃないか……)

宥「私、その言葉がどういう意味なのかずっと気になっていて……」

菫「……」

ヒャッホー

菫さんいまです!

宥「菫ちゃんはあの時、どんな気持ちでその言葉を言ったのか分かる……?」

菫「……すまない。その瞬間の私の感情は、その瞬間の私にしか分からないと思う」

宥「……そっか」シュン

菫(本当に信じられない……私が宥にそんな言葉を……)

宥(やっぱり、何か他に意味があったのかな……)

宥(そうでもないと、そんなこと言わないよね……)

wktk

玄照サイドはまだですかしえん

菫「宥……?」

宥「ご、ごめんねっ。変なこと言い出しちゃって」

宥「こんな言葉をいきなり聞かされて、意味を訊かれても困るよね」アハハ

菫「いや、そんなことは」

菫(正直かなり戸惑ったが……)

宥「ありがとう菫ちゃん。またゆっくり考えてみるね」

菫(宥……)

菫さん今だろぉ!!!

    /::::::::::::::::::::::::::ヽ

    /::::::::::::ハ::::ハ::::::::::ム
    i:: ハ 乂 レ ノ リ:::::::}        _______
    |:。:l. ○  ○ .|l:::::i      /
    ノ::::八xx   xx ノ::::::}     <  続けるのです!
   /:::メ:_≧-⌒-≦_::::::::i      |
  ./:::/ヽ>=Y=<, `ヽ::l      \_______
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 /:::::::メ::::::.|  ||.   |:::ゞ::::ヽ

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       / /  ./  ,ィ          ヽ ヽ_
        / /  ./  //   /!  |l!   .lY'::::::::::)
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      ゝゝ| ;´んィ:!`    =j/__ノノイ /¨T ヽヽ

      ||  l 弋_丿     'んィ:!.ヽ// ,'   !  } }
      ||  l 、、、     弋_丿 // .,ヘ  .!   j/  / ̄ \
      ||  l     '   、、、 // ./イ  |     |  ア  |
      || ::ゝ.    __     // ./. !   |      |  リ  .!
      ||  | l > ´‐-'   _イ//∥| l  |    <.  で  |
      |l!. l_L:;ノ:.ト!¨  T¨ェ:://.∥ll! l  |     .|  す  !
      l|-、 ヽ: : : :.l! ̄` |:.:.// /l!ll| .!   |     .!  ね .!
     /-、:::ヽ ヽ: : : l ̄ ̄l:.// /: :ヽ! .!   !    \__/
.    / | >ヽ ヽ:.:.:l    l;'///: :/\ .|   |
.     /  l . /ヽ:ヽ ';.:ヽ /:::////、   \  |
   人.. V    } :!:ヽV/'/l;;;_/  Y ..人 !
.  /  ヽl     l  ! [__] / .l     i/  ヽ|

もうひといきじゃ パワーを菫さんに

寝るに寝られん

宥「ごめんね私の話に付き合わせちゃって……もう寝よっか」

菫「……宥、最後にいいか?」

宥「なに?」

菫「私はその言葉に……他の意味は無いと思う」

宥「え……?」

菫「その言葉にはきっと……言葉通りの意味以外何も含まれてない」

菫「私は宥と一緒にいたい」

菫「君と同じ場所で同じ時間を過ごせるなら……他に何も要らない」

菫「……それが全てだよ」

宥「……」

菫「す、すまないっ。それだけ言いたかったんだ。もう寝るよ、お、おやすみ……」ゴソゴソ

宥(菫、ちゃん……)ドキドキドキ

よくぞ言った

初々しすぎるだろコノヤロー!(2828

ラスト修正
宥(菫、ちゃん……)

寝れないんですが

(結婚するしか)ないじゃん……

ふんふむ

照玄サイドが気になって眠れません

しえ

宥「……どうして」ボソ

宥(なんで、そんなこと言うの……?)

宥(思わせぶりで、期待させるような言葉……)

宥(そんなにも優しい声で、そんなこと言われたら……私……)

菫「……」ハァ

宥(もしかしたらなんて思わせないで……)ウルウル

宥(これ以上菫ちゃんで……私をいっぱいにしないで……)ポロ…

宥「……ひぐっ」



宥(私はどこまでも……臆病だった)

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j/7:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/|::;   |::::::::::: |::::::::|::::::::::::::
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 V|:::::::::::::::::::〈|:|:::::::\/|::|  _/,r≠ミx.|::::::::|::::::::::::::|   キマシタワーの流れ!

  ⌒/::::::::::::::ハ ィr笊ミ、    イ"V///}マ:::::::f~\::::::: |
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/ ,:::::::::::::::::|::::::::::::入      _   }/::::::::::ハ:::/://
  |/|::::::NV|::::::/|:::::个..   ´   |:::::::::/ ノ\
   ´   `  V::::::::::|::::>   イ  /    >──
            ̄ ̄ ´  /  }l/   /  /´ ̄ ̄\
.                /   /|    /  /       ヽ

―――――――――――――――――――――――――

照「ふわぁ……」

玄「あ、あの……み、宮永さ……」

照「私はもう寝るけど……玄さんはどうする?」

玄「ど、どうするって……そんな……」カァァ

照「?」

照「私、先に布団敷いとくね」

玄(宮永さん、やっぱりこういうこと馴れてるのかな……)

玄(すごく落ち着いてるし、今から本当に寝るみたいな雰囲気で……)

照(和室に敷き布団……風情がある)

照(明日の朝ご飯が楽しみ……)

きたか……

宥ねぇ・・・

しえん

玄(ここ、こういう時ってどうしたらいいんだろう……)アワワ

玄(や、やっぱり服を脱いで……)

照(うん、間違いない。この布団は絶対に気持ちいい)フカフカ

照(私でも分かる。羽毛布団)キリ

照「玄さんはまだ起きてるの?」

玄「えっ……? わ、私ももうすぐ寝ますけど……?」

照「そう……じゃあ電気消すね」

玄「や、やっぱり電気消しちゃうんですか……?」

照「電気消さないと寝れないと思うけど……」

玄「そ、そうですよね……恥ずかしいですよね……」

照「眩しいとは思うけど」

照「玄さん、消灯してください」

玄「は、はい!」パチン

この二人もどこまでいけるか気になる

照「それじゃあ……おやすみ」

玄「お、おやすみなさい……?」

照「……」スースー

玄「……」

玄(ど、どうしたらいいんだろ……)

玄(……と、とりあえず宮永さんの側に)フラフラ

照「すぅ……すぅ……」

玄(な、何も見えないよぉ……)フラフラ

玄(確かこの辺りだったような……)

玄「きゃっ!?」ガッ


照「うっ!?」ドサッ!!


玄「あ……」サァァァ

玄「ごごご、ごめんなさい宮永さん!!?」

お前ら俺のツイッターフォロワーしてくれ!
頼む!!!

https://twitter.com/ILLNYAN

支援ぞ!

照「うぅ……み、鳩尾に入った……」ピクピク

玄「ほ、本当にごめんなさい!! 何も見えなくて躓いちゃって……!」

照「えっと……どうしたの玄さん? 電気点ける?」

玄「だ、大丈夫です!」

照「そう……足下には気を付けてね。この辺りは私が寝てるから特に」

玄「すみません……」

照「……」

玄「……」

照「……えっと、なに?」

玄「な、なにもないですけど……」

照「そうじゃなくて……あの、私の上から退いて欲しい。重い」

玄「あっ……ご、ごめんなさい。宮永さんが上ですよね……」

照「私が上?」

クロちゃん発情、相手はイク

玄「え……宮永さんが上じゃないんですか?」

照「ごめんなさい。ちょっと何を言ってるのか分からないです」

玄「??」

照「それに私は今、下だと思うけど」

玄「あっ……」

玄(そっか、そうなんだ……)

玄(宮永さん、される方が好きなんだ……)カァァァ

照「玄さん?」

照(暗いからよく見えない……私の上に乗られてることは分かるけど……)

玄「わ、分かりました……私そういう経験無いですけど、やり方くらいは知ってるので……」


玄「み、宮永さんに満足してもらえるよう頑張ります!!」

照「う、うん……?」

すばらっ

玄「ふ、布団取りますね」

照「え」

玄「え……?」

照「どうして布団取るの……?」

玄「布団取らないと、宮永さんに触れませんから……」

照「わ、私に触るつもりなの?」

玄「は、はい。触らないと、その……出来ません」

照「玄さん、さっきから何をしようとしてるの?」

玄「な、何をって……」モジ…

玄「気持ちいいこと、です……」カァァ

照「気持ちいいこと……?」

照(……あ。もしかして、私のためにマッサージを……?)

照「そんな、そこまで気を遣わなくてもいいのに……」

玄「こ、これが条件で宮永さんに協力してもらいましたから……ちゃんとしないと……」

追いついた
しえ

クロチャーバカワイイ

照(こんなサービスまであるなんて……至れり尽くせり……)フフ

照「分かった。それならマッサージお願いします」

玄(ま、マッサージ……きっと、こういうことの隠語か何かで……)ドキドキ

照「えっと……電気点ける?」

照「見えにくいとやりにくいと思うけど……」

玄「確かにそうですけど……恥ずかしいから消したんですよね……?」

照「恥ずかしい……?」

照(あっ……服を脱ぐような本格的なヤツなんだ……)

照「た、確かに少し恥ずかしいです……」

玄「ですよね……それなら、電気は消したままで」

玄「目も馴れて来ましたから、大丈夫です」

照「そう……それは良かった」

おもちマッサージ!

ふーむ、なるほどなるほどー

>>320
荒川病院きてまうやろ!

照「体勢はどうすれば?」

玄「体勢?」

玄「……た、体位、ってヤツですか?」

照「体位?」

照「よく分からないけど……うつ伏せになればいい? それとも仰向け?」

玄「え、えっと……あ、仰向けでお願いします」

照「分かった」スッ

照「これでいい?」

玄「は、はい……ありがとうございます……」

玄(い、いよいよだ……)ドキドキ

照(仰向けってことは……まず足からするってことなのかな……)

照(ふ、服を脱ぐらしいし、どんなマッサージを……)

玄「そ、それでは……よろしくお願いします」

照「うん、よろしく」

玄「……」スッ

照「?」

玄「ちゅ……」

照「!?」

玄「ぁ……」ペロ

照「っ……!」

照「ま、待って玄さん」チョイチョイ

玄「ふぇ……?」

照「な、なにしてるの……?」ドキドキ

玄「首を舐めましたけど……」

クロチャー!

キマシ

照「えっと……マッサージ、だよね?」

玄「は、はい。マッサージだと思いますけど……?」

玄「あっ……な、舐められたりするのは嫌ですか……?」

照「う、うん。出来ればやめて欲しい」

玄「分かりました……」

玄(舐めちゃダメなんだ……)

照(ビックリした……マッサージって普通、揉んだり叩いたりして……)

玄「それじゃあえっと、続けますね」

照「うん」

玄(舐めちゃダメなら……)スッ

照「……?」

玄(おもちを……)サワ…

照「!!?」ビクッ

キマシタワー

玄(宮永さんのおもち……)ドキドキ

照「く、玄さん、やめっ……」

玄(慎ましい……)サワサワ

照「ひゃっ……」

照「い、いやっ!」ガシッ

玄「ふぇ……?」

照「あ、あの……玄さん……?」ジワ

玄「な、何でしょうか……?」

照「なにしてるの……?」ウルウル

玄「っ……」ドキ…

これは襲われても仕方ないわ

すみません、5時まで席外します

ほしゅ



ってことで再開します

はよ
寝れんからはよ

はよ

玄「み、宮永さんのこと、気持ち良くして……」

照「玄さんのマッサージは……こういう意味で気持ちよくなるってこと?」

玄「は、はい……宮永さんも、そのつもりじゃ……」

照「……玄さん、マッサージはもういい」

玄「え……」

照「私の考えてるマッサージと玄さんのそれは、たぶん全然違うから」

玄「ほ、本当にもういいんですか?」

照「うん。私はあまりそういうこと考えたことないし、そういう感情もよく分からない」

照「それにさっき……少し怖かった」

玄「っ……」

玄「ごめん、なさい……」

照「気にしないで。本当に少しだけだから」

照「……私、今度こそ寝るね」

クロチャーかわいそう

照「おやすみなさい」



玄「……」

玄(胸の中にぽっかり穴が空いたような……そんな……)

玄(きっと私は、色々なことを勘違いして……)

玄「……」ジワ

玄「……寝よう」グスン

しえん

―――――――――――――――――――――――――――

菫「……」

菫(……やっぱり静か過ぎるのは問題だな)パチ

菫(こんな状態で……眠れる訳がない)

宥「……」

菫(宥のすすり泣くような声が……微かに……)

宥「ぐずっ……」

菫(どうして泣いてるんだ? さっき話していた時は普通だったのに)

菫(私の言葉が原因で……? しかし……)

宥「……」

菫(分からない。どうして宥は……)

宥(菫ちゃんが隣にいるこの部屋じゃ、眠れそうにないよ……)グスン

宥(どうしてこんなにも辛いことばかり考えちゃうんだろう……)

宥(もっと物事を前向きに考えて、菫ちゃんの言葉を素直に受け取って……喜べばいいのに)

宥(やっぱり、ここは寒い……)

宥(菫ちゃんも寝てるし、こっそり部屋に戻ろうかな……)

宥(一人になるのはすごく怖いけど……たぶん、辛くはなくなるから)



菫(話しかけてそれとなく事情を探ってみるか……)

菫(しかし、宥が素直に話してくれるとも思わないし、)

菫(気を遣われていると思って嫌な気持ちになることだって……)

5行目修正
宥(菫ちゃんも寝てるし。こっそり自分の部屋に戻ろうかな……)

宥「……」スッ

菫(……立ち上がった? トイレか……?)

宥「……ごめんね菫ちゃん」ボソ

菫(え……?)

宥「……」ガチャ

菫(なんださっきの……)

菫(ごめん? 一体どういう意味で……)

バタン

菫「……」

菫「……宥」スッ

宥「うぅ……廊下は寒い……」ブルブル

宥(夜のこの辺りはちょっと不気味だし……)

宥(怖い……早く私の部屋に行って……)

菫「……宥」

宥(え……?)

宥「す、菫ちゃん……」

菫「こんな時間にどこ行くんだ? トイレなら部屋の中にあるだろ」

宥「っ……」ビク…

菫「す、すまない。責めてるわけじゃないんだ。ただ、どこに行くのか気になって……」

菫「それと……さっきの言葉はどういう意味なんだ?」

宥「言葉……?」

菫「どうして……謝った?」

見てるこっちがモヤモヤするwwwww

いったれシャープシューター野郎!

宥「……起きてたんだね」

菫「暖房を消したあの部屋はとても静かだ。宥のすすり泣く声も……聞こえていた」

宥(そんなことまで……)

菫「部屋を出たことも、謝ったことも、泣いていたことも……」

菫「話したくないなら無理には聞き出さない」

菫「ただ……私に話せることなら教えて欲しい」

宥「……部屋を出たのは、自分の部屋に戻ろうと思ったから」

菫「どうして?」

宥「この部屋、私には寒過ぎるから……」

菫「……」

しえ

菫「謝ったのは?」

宥「菫ちゃんに黙って自分の部屋に帰ろうとしたから」

宥「寝てたとしても、書き置きなりするべきだし……」

菫「……これで最後だ」

菫「どうして……泣いていた?」

宥「……」

宥「ごめんなさい。それだけは……答えたくない」

菫「……そうか」

宥「私……自分の部屋に戻るね」

宥「あの部屋じゃ、眠れそうにないから……」アハハ

菫「……」

宥「それじゃあ、もう行くね」

宥「夜中に起こしてごめんなさい」ペコ…

しえん

769以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/31(月) 06:46:43.26 ID:rADuu1Ra0
玄「おねえちゃーん、弘世さんたち帰っちゃうよー」 
玄「おねえちゃーん、弘世さんたち帰っちゃうよー」 - SSまとめ速報
(http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1356811321/)

すみません、このスレで猿喰らったのでどなたか知らせて欲しいです

玄「おねえちゃーん、弘世さんたち帰っちゃうよー」 
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(http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1356811321/)

すみません、このスレで猿喰らったのでどなたか知らせて欲しいです

あら被ってしまったか失礼
支援

胸が苦しいの・・・・

菫(私から目線をそらすと、宥は廊下の闇に向かって歩き出す)

菫(そんな光景がスローモーションに映った次の瞬間)


菫(私は宥を後ろから抱きしめていた)


菫「……」ギュ…

宥「ふぇ……?」


菫(落としたナイフを咄嗟に拾いあげるような……そんな反応だった)

支援

宥「菫、ちゃん……?」

菫「行かないでくれ」

宥「っ……」ドキン

菫「暖房を使わずにあの部屋を暖かくすることは私には出来ない」

菫「でも宥自身が寒いのなら……あの時のように私がこの体で温める」

宥「!」

菫「だから、行かないでくれ……」ギュウ

宥「……ひぐっ」

菫「宥……?」

宥「菫ちゃんは……ぐずっ、いじわるだよ……」

宥「そんなこと言われたらっ……断れる訳ないのに……」

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        iタ^} _ヽ__.ソ、             ゙l }
        ヽ, `i´  ゙^./ ヽ   |,  /    | |
          i `、  ,."  `、 ,ソ ./     \|.}         , -ー 、
          | ゝ〆    ヽ/  ' 、     ヾ、.         /     ゙i
        _,,r/~ハ     /    _>-‐─ヘノ}        |      `、
       {  ,l゙ { `    /|、  ,〆,,rー-─ー-\,,_      i      ヽ
       ヽ /ノ J   ,イ′l  / /     `'~    `ヽ、 l゙       \
        /"     ,  /  `ー|/, ″              `ゾ ヽ,、  、   ヽ.
          `ー-、ー</     ゙l                   ./     ヘ   ヽ,   .i
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            `、        |       ー、,_/ /      |\\).ヽ,ヽ,Y j
            ヽ        |   /     \'_//    | ̄`ヽ`~~"
             \       _{  ./  ,   `ミゝ、/       |,-ー─\
               \,,,;:--:'''''" `、/ /  / ̄~`/       |     `ヽ

支援

菫「宥……」

宥「ねえ……菫ちゃんはどうしていつも私に優しくしてくれるの……?」

宥「どうしていつも……私のことを気にかけてくれて……」

菫「それは……」

宥「体育倉庫に閉じ込められた時だってそう。必死になって私を守ってくれて……」

宥「どうして……?」

宥「菫ちゃんは私のこと、どう思って……?」

菫「好きだ」


宥「え……?」


菫「ずっと好きだった……高1の時から今まで……ずっと……」ギュウ

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 木間市タワー [Kima City Tower]
     (1990竣工 日本)

きたーーーー

えんだあああああああああああ

ダメだ
何も思いつかない

寝ます……17時頃まで残ってたら続き考えます……

ここでかー!

保守

起きた
全力支援

なんという生殺し

ほっほっほ

ほしえ

ここでか……

あのヘタレシューター菫が・・・

ほし

保守

保守

保守

あと7時間か

早めの保守

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