ディオ「そういう君はヤムチャ」 (24)


駄スレ、不定期更新など散々になりそうですがよろしくお願いします!


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ヤムチャさんのスペックってDragonBallと同じ?



ヤムチャ。
僕はこの男が嫌いだ。

何もできない金持ち坊主のくせして、
やたらと人を助けたがる。



僕は下衆な父親、愚かな母親を持ったせいで今は何も持っていないのだ。

もちろん、持っていた両親も失った。

糞食らえであったが。


そこで、舞い込んできたのがこいつの家に世話になるという話だ。

まあまあ、僕はこの男の父親、貴族であるヤムチャ卿の財産、権力、名声。

全てをのっとって見せると、今ここに宣誓しよう。

>>3

いや、一応
生まれてそのままヤムチャ卿に過保護に育てられたという設定なので、生身の人間で。


係る事情により、僕はヤムチャの飼い犬を蹴り飛ばしたわけだ。

もともと犬は好きではないのだが。


ヤムチャ「なにすんだよ!!
俺の大事な友達だぞ!」

ディオ「うるさいなあ君は。

まず客人に厚かましく近寄ってくる時点で、君のおざなりな躾がよくよく理解できたよ。」

ヤムチャ「許さんぞッ!ディオ!
お前とは一切、金輪際口を聞かない!」

いいぞ。いい傾向だ。もっともっとこのディオに苦手意識を持つが良い。
精神的に上位に立ってやる。

ヤムチャ「てめえ今すぐダニーに謝りやがれ。」

ディオ「嫌だぜ。
さあ、とっとと僕を屋敷へ案内しろよ。」

ヤムチャ「俺は不意打ちだとか一方的に、だとかが嫌いだから言っておく。

謝らないのなら俺と喧嘩するってことだぜ。」

ヤムチャは、心底起こっているのか、目を三角にし、すでに半身に構えているではないか。

なんと早とちりな男だ。

この辺り一帯のランドマークであるヤムチャ邸を掌握するためには、賢明だとは言えないがここで一戦、思い知らせておく必要があるようだ。

ヤムチャ「……やめだ。」

ディオ「なぜ?
思い知らせるんじゃなかったのか?」


なぜ、とは失言だったか。
なんだか僕が喧嘩がしたくて煽っているように思われたかもしれない。


ヤムチャ「なに…
これから義兄弟となるんだ。
つかみからこんな関係じゃあ、気まずいだろう。」


さもありなん。


だがッ!
馬鹿なくせにその悟り切った態度に腹を立てているんだ僕はッ!



僕は右腕を大きく振りかぶり、奴の向かって左側の頬に拳を突き刺した。

ヤムチャ「やめろっ!
おい!
何をするだぁー」

グハァと奴は唸りをあげ、地面に叩きつけられた。

しまった!このディオがヤムチャなんかに暴力を!


ディオ「立てよ……
汚れるぞ……
僕の兄弟なんだからみっともない体裁をするなよ……」

ヤムチャ「やりやがったなこの野郎!
お前が忘れた頃に復讐してやるから覚えてろ!」

なにそれ!究極に矛盾してる!


ヤムチャ「ふっふっふ、今から楽しみになってきたぜその時が。

さあ、屋敷に行こう。」

ディオ「割と執念深いんだな君も…」


ヤムチャ「だってポスト父さんだもの。」


なかなかに食えん親子なのだろうな。

まあ、そう焦る必要もなし、何年かけてでもじわじわと奪い取って見せるさ。

ヤムチャ「着いたぜ。」

ディオ「ほう…」

やはり規模はそれなりに大きな屋敷である。

白を基調とした清潔感のある外観だが、部分的に黒があしらわれていてシックさをも感じさせた。

この規模だと召使いも何人か雇われているのだろう。


ヤムチャ「お前を唸らせられるとは、予想だにしてなかったぜ。
まあ、そんだけ自慢の家なんだ。


というか、さっきまでも普通に視界に入ってけどね。

ディオ「早く中に入ろうではないか。」

ヤムチャ「嫌だ。」

ディオ「なぜ?」

ヤムチャ「俺はお前のことがあんまり好きじゃあないんだぜ。

それはお互いが一番わかってんだろ。」

ディオ「いやそうは言っても僕たち、」

ヤムチャ「義兄弟だし。」

ディオ「ははは。」

息ぴったりじゃあないか。



ディオは母は好きだろ

親父をクズ呼ばわりしてた原因のひとつだし

>>13

オーバーヘブンも読んだ上での解釈なんだよ



ヤムチャが大きな門を開き。

僕が踏んでいたとおりの、また、想像していたとおりの絵に描いたような召使いに、僕は荷物を持ってもらうと、やたらと戸がある靴棚に履物をしまった。


よし、ここまではなし崩し的(ヤムチャのせいで苦戦した)だったのだが、これからどう首尾よく動くかによって僕の人生は決まる。




良くも悪くも、にわかに、いささか緊張していた。


すると、部屋に入ってすぐヤムチャ卿の手厚いもてなしに会った。



ヤムチャ卿「ディオブランドー君だね。
私はヤムチャ卿。

君たちは兄弟なんだ。
私のことも父親として呼んでほしい。

まあ、呼びやすいようにでいいのだがね。

よしんば、私が死んだしても、君たちは兄弟なんだ。

仲良くやって行ってくれ。

これからよろしくね。」


ヤムチャ卿は、しわがれた声で、でも穏やかに告げた。



眉間に、頬のくぼみに、深く刻み込まれた皺は、老練さを感じさせる。けれど、大きく見開かれたその眼には、少年のような、暗殺者のような、若々しくもするどいものがあった。そこだけひどく孤立して見えるため、自然、見た者はその不思議な瞳に引き込まれてしまうだろう。



ディオ「ええ。よろしくお願いします。ヤムチャ卿。」

僕は、文脈を黙殺し、距離を置くようにそう呼んだ。


この男のようなものは、得てして、人は皆平等であるとか唱えだし、どれだけ媚びを売ったとしても、どれだけ尻拭いさせたとしても、【遺産】という点では期待できない。


二つにぱっくり、分けてしまうだろう。



だから、媚びる必要は無し。






突き放された彼は、知ってか知らずか、顎をかきつつ。

ヤムチャ卿「では、ディオの荷物を部屋に運んでやってくれたまえ。」



言い終わらない内に、召使い達は、僕のジャケットと鞄を抱えて上の階、平たく言えば僕の部屋へと向かおうとする。

そこに、ヤムチャが、召使いを押しのけ、


ヤムチャ「運んでやるよ。」

ディオ「さわるんじゃあない!」

ヤムチャ「何故だ?」

ディオ「汚らしい手で触れるなと言っているんだ。」

ヤムチャ「ほほお、どうやらてめえには俺と仲良くするつもりがねえみてえだな。」

ディオ「君のような男に触られると弱虫が移る。」

ヤムチャ「金持ちも移るぜ。」

ディオ「間に合ってるさ。」


馬鹿なやり取りをしつつも、やつはズケズケと僕の部屋に入り込み、ハンガーにジャケットをかけ、僕のキャリーバッグの上に座った。

ヤムチャ「すげえ良い話があるんだ。


奴は僕の肩に手を回してくる。


ディオ「いい話があるなんてそれはすげえいい話だな。

わかったから出てけ。」

うざいから。

ヤムチャ「『イモコン』って知ってるか?」


ディオ「リモコン?」


ヤムチャ「違うぜ、
妹コントローラーのことだ。」

なにそれ欲しい。妹とセットで。


ディオ「生憎だがこの家に娘はいないんじゃあなかったのか。」


ヤムチャ「いないが既に手配済みだ。」

ぱないの!
吸血鬼だけに。


ヤムチャ「そこらへんの女を拉致してな、3日間に渡って与え続けた。」



ディオ「ほう。」


ヤムチャ「明日一つ目を生みそうだ。」


ニワトリかよ!








ヤムチャ「それはそうと、明日から早速学校だぜ。」


ディオ「そうだったか。
準備を始めんとな。
ものを動かすから手伝う気がないなら出て行け。」


僕はヤムチャをドアのそばまで押して行った。

ヤムチャ「何言ってんだ?
部屋は兼用だぜ。」


ディオ「何故だ!
こんな広い屋敷だぞ。」


ヤムチャ「だって俺の部屋でもう、女の陣痛始まってるし。」


ほんとだったのか。



にしても、それはなかなか厳しい。
計画が建てられないじゃないか。
まだ最後に僕が高笑いしているビジョンしか思い浮かんでないのに!


ヤムチャ「さあ、飯だぜ。行くぞ。」


ヤムチャはつるつるな顎を撫でながら告げた。

ううむ、どうやらそこはかとなく俯瞰で眺められているような気が。


こんなはずじゃなかったんです!
この手が悪いんです!


僕は、ヤムチャの背中を後ろから追っている。
無駄に広いのに部屋は少ないな。


ディオ「何故こんなに部屋が少ないのだ。」


ヤムチャ「簡単だろう。
使わない部屋ほど勿体無いものは使う防具を迷って結局使わなかったノーマルの鎧玉くらいしかないぜ。」


ディオ「よしんば少なすぎるぞ。

見掛け倒しすぎる。」

北端から南端まで、曲がり角が多いにしても2分ほどかかる長い廊下を歩いていると、余計にそう思われる。

建築者の苦悩が偲ばれた。

曲がり角を曲がっても壁だけだぞ。


そんなことを考えながら淡々と物事をこなして行くと、いつの間にか寝る時間になっており、僕は召使いからもらった絢爛な歯ブラシで歯を磨き、ベットへと向かった。

とりあえず今日はここまでで。

また明日もよろしくお願いします!

感想、アドバイスなどありましたら是非お願いします。

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