女伍長「あのね・・・来ないの・・・」新隊員「誰が?」(84)

ガラケー Ring! Ring!

新隊員「もしもし、女伍長ですか?」

女「そうよ、もう伍長じゃないけどね。軍を辞めて実家に帰ってからもう半年も経つんだから、いいかげん伍長は止めてよ。」

新隊員「すみません。でも、そんなことより、ボク受かったんです。」

女「え!受かったって、下士官の昇任試験?」

新隊員「はい!今日発表がありました!」

女「すごいじゃない、2回目で昇任試験受かるなんて。難しいのによく頑張ったね。」

新隊員「ありがとうございます。女伍長のおかげです。」

女「そんなことないよ。結局私ジャマばっかりしてたし。でも、合格したからってまだ油断しちゃ駄目よ。
下士官教育での成績で、その後の昇任がぜんぜん違うんだから。」

新隊員「わかりました。頑張ります。えーと・・・・」

女「なに?」

新隊員「あの、合格したらしたいと思っていたことがあるんですけど。」

女「また、エッチなこと事考えてるの?」

新隊員「違います!ボクのことそんな風に考えているんですか!?」

女「当然でしょ。胸に手を当てて考えて御覧なさい。」

新隊員「うぅ・・・でも今回は違うんです。」

女「何したいの?」

新隊員「ご挨拶に・・・」

女「ご挨拶?私に?」

新隊員「いいえ、女伍長のご両親に・・・」

女「私の親に・・・」

新隊員「ちゃんとけじめをつけたいんです。少なくともお付き合いしてるってことだけは言いたいんです。いけませんか?」

女「私は嬉しいけど、すごく・・・でも無理しなくて良いのよ。あなたはまだ若いんだから。ちゃんと決心してからで・・・」

新隊員「だってボクのためにお見合いの話、みんな断ってくれたんでしょ?」

女「うん、家は継ぐから旦那ぐらいは自分で選ばせてくれって・・・。もし来てくれたら、本当に嬉しい・・・」

新隊員「来月、3連休ありますよね。そのときお伺いしても良いですか?」

女「うん。待ってる、ありがとう・・・」

前に書いた物が長くなって収拾がつかなくなり、端折らざる得なかった部分をふくらましたものです。
でも、独立して読めるようにしたつもりです。

一応キャラの補足をしますと、女は、中堅下士官でしたが農家を継ぐために退職、
新隊員は、その部隊で一番下っ端のチビ。女性が上の歳の差、階級の差カップル。
男は大学出たての小隊長、その幼なじみの幼馴染上等兵。この話には名前しか出ていません。

男「幼馴染上等兵、ちょっと頼み事が・・・」
http://ayamevip.com/archives/33712800.html
を読んで貰えたらちょっとうれしい。読まなくてもわかるし、長くて迷惑でしょうが。

とりあえず乙
沈黙を表現したい時は「・・・」じゃなくて「…」を使うともっとよくなると思う
あと、「…」を使う時は一つじゃなくて偶数個使うのが文章を書く際の最低限のマナーだからな

余計な横やりを入れてすまん

知りませんでした。勉強になりました。

>>5
この板は過去ログ見れるんだからまとめなんかじゃなく直接貼れよks

>>8
直接なら
男「幼馴染上等兵、ちょっと頼み事が・・・」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.shitaraba.net/internet/14562/storage/1378987351.html)
でした。すみません、まとめの方が読みやすかったので

・・・翌月・東北にある女(元)伍長の実家の客間・まだ宵の口・・・

新隊員「あぁ、緊張したぁ。彼女のお母さんに挨拶するなんて初めてだったし。でも、女伍長がボクの彼女か……」

新隊員「男小隊長と幼馴染上等兵のおかげだな。二人の仲を取り持とうとして女伍長と協力してるうちに付き合えるようになったんだから……」

新隊員「でも、いまだによくわからないな、部隊でも一番下っ端のボクなんかと付き合ってくれることになんでOKしてくれたのか……
男の人からも女の人からもあんなに人気あった、っていうか尊敬されてるって感じだったのに。
幼馴染上等兵はボクが母性本能くすぐるから、みたいな事言ってたけど、そんなボク子供っぽいかな……?」

新隊員「まあいいや、寝坊したらかっこ悪いから早寝しよう……」

ふすま スー

女「まだ起きてる?」

新隊員「あっ、女伍長。」

女「もう伍長じゃないってば。どう疲れた?」ニコ

新隊員「むちゃくちゃ緊張しました。あれで大丈夫だったかな?」ドキドキ

女「ばっちりよ。お母さんも可愛い可愛いってすっかり気に入ったみたい。ほら、うち男の子いなかったでしょ。
私は、どっかに行っても良いから、あなた置いてけって。」

新隊員「良かった。」ホッ

女「それは良いんだけどね、うちの母親が心配してるのよ、私があなたをだまして連れてきたんじゃないかって。
やっぱりあなたが若いから。私より十歳も若いし、まだ二十歳にもなっていないでしょ。」

新隊員「えー、部隊ではみんな女伍長に憧れてたのに……。今でもいじめられるんですよ、
女伍長じゃなくてボクがやめれば良かったのにって」

女「だから新隊員からお母さんに言っといてよ、ちゃんと仕事してたし、そこそこモテてたって。
私、うちでは信用ないの。だけどあなたのご両親に会ったらなんて言われるんだろう。
うちの親だって私の事信じてくれないのに……」

新隊員「心配ないですよ。うちの親ボクのことずっと放りっぱなしだったし。
それに女伍長のこと悪く言う人にあったことないもの、大丈夫。」

女「だと良いけど……私、新隊員のことだましてないよね?」

新隊員「ボクをだましたんですか?」

女「だましてない。」

新隊員「じゃ、だまされてない。」

女「……ありがとう。あ、私たちが喋ってるのわかった?なまってるから驚いたでしょ?」

新隊員「女……さん、普段方言出ないから、ちょっとびっくりしちゃった。
ボクに話しかけてくれるときはわかるんだけど、二人で早口で話してるときは良くわからない。」

女「ごめんね、ゆっくり喋るように言っとく」

新隊員「大丈夫です、大体わかるから。そう言えばむせんがどうとかって何の事なんですか?」

女「……まあ、元気な女の子だったって事。気にしないで。」

新隊員「ふーん、こっちではそう言うんですか。あの、女伍長……」

女「なに?」

新隊員「今でも、自分の部屋があるんですか?」

女「うん、無駄に広い農家で部屋余ってるからね……でも、ここにいたほうが良い?」

新隊員「うん、だって会うの二ヶ月ぶりじゃないですか……」

女「本当に試験勉強よく頑張ったね。」

新隊員「だから……ね?」

女「うん……」

・・・・・・アンナコトヤコンナコト・・・・・・

新隊員「あれ無いですか?」

女「あれって……あの、あれ?」

新隊員「うん。持ってません?」

女「使うことないもの、持ってたらおかしいでしょ」

新隊員「いつも下宿に置いてあったじゃないですか?」

女「だって新隊員まだ子供みたいなものだったし、私のが年上だからこっちで準備しておかなきゃなきゃいけないかなって。」

新隊員「でも今考えてみれば、最初のとき、つけないでしちゃいましたよね。」

女「それは、あなたが急に……」

新隊員「ボクだけのせいにするんですか?」

女「そうよ」

新隊員「ひどいな、ボクが襲ったみたいじゃないですか。」

女「大体、そんなかんじじゃなかったかしら」

新隊員「キスしてきたのは、女伍長でしょ!」

女「もう、嘘でもボクからって言ってよ!だけどね、あの頃女子隊員の中では私が一番先任者だったでしょ。
みんなに避妊しないでエッチしちゃいけないって厳しく指導してたのよ。だから、もし出来ちゃったらみんなに合わせる顔がないって、
ドキドキしてたんだから・・・」

新隊員「そうだったんだ。まあ、でも今回はお預けですね。久しぶりだったのに……」シュン

女・新「……」

女「……ねえ、新隊員、ちょっとだけイクの我慢できる?」

新隊員「たぶん、ちょっとぐらいなら。」

女「ほら、あの一緒に見たビデオみたいに、最後だけ外に出せば……」

新隊員「良いんですか?」

女「うん、試験頑張ったご褒美・・・だけど、ちゃんと外にしてね。お願いよ。」

新隊員「……はい……でも、きっと……いえ、はい……」

・・・戦闘終盤・・・

新隊員「もう限界です!」

女「あとちょっと!」

新隊員「脚でお尻を押さえ込まないで……ボクいっちゃう。ダメだってば!」

女「あ、もう少しだけ、私も……あっ、うっ……」ビク、ビクビク……クタッ

新隊員「もう、駄目だぁ」ビクン

女「はあ、ハア……」

新隊員「あの……」

女「まだ離れちゃイヤ……」ギュッ

新隊員「はい。」

女「出ちゃったね……」

新隊員「出ちゃったねって……」

女「だんだん小さくなってきた……」

新隊員「……」チュルン

女「押し出しちゃった……」

新隊員「あの、中に……」

女「だって我慢できなかったんだもの、久しぶりじゃない……」

新隊員「あのですね……」

女「なに?」

新隊員「もし赤ちゃんができたら……」

女「……」

新隊員「産んでくれますか?」

女「それって……あの……プロポーズ……って思ってもいいの?」

新隊員「はい」

女「……あなたが私に付き合ってくれって言ったときのことを覚えてる?」

新隊員「はい」

女「震えてたわね。」

新隊員「怖かったから……」

女「私が?」

新隊員「ううん。下っ端でチビのボクが女伍長に付き合って欲しいなんて言っていいのかなって……」

女「私のがチビでしょ?」

新隊員「でもみんな女伍長にあこがれてたし……」

女「オーバーね。」

新隊員「オーバーなんかじゃありません。」

女「ありがとう。あの時、震えてるあなたがかわいいって言うか、なんかいじらしくって。
この子は私が守ってあげなきゃいけない、育ててあげなきゃいけないんだって感じたの。」

新隊員「それでボクと……」

女「うん。」

新隊員「……」

女「その時はね、恋愛の対象とは思ってなかった。”遊び”とは言わないけど、あくまでも私は保護者だって思ってた。
だけど今ね……私、震えているの分かる?」

新隊員「はい。」

女「私みたいな女が、まっすぐな、こんないい子にプロポーズされていいのかなって不安でしょうがないの……」

新隊員「ボクには女伍長しかいないし、これからもほかの人なんか想像もできません。」

女「私のこと、守りたいと思ってくれる?」

新隊員「はい」

女「お願い、抱きしめて震えをとめて」

新隊員 ギューッ

女「……ありがとう」

新隊員「じゃあ?」

女「……あ、でも」

新隊員「でも?」

女「あの、誤解しないで欲しいんだけど……」

新隊員「何をですか?」

女「あの、結婚してもらいたくて、その、中だった訳じゃないから・・・」

新隊員「そんなの分かってますよ。いつもと一緒だもん」

女「え、あの、いつもと一緒って……?」

新隊員「イク前必ずボクの事押さえつけるんですよ、気がついてなかったんですか?」

女「そうだったの!?」マッカッカ

新隊員「女伍長、脚の力強いから動けないんです。イッた後もしばらく離してくれないし。
だから、きっと今日もそうなるだろうなって……。」

女「じゃあ、最初からそのつもりだった…の?」

新隊員「そのつもりって言うか、節目になるかなとは……。」

女「私何も考えてなかった……。いつの間にか私より大人になったんだね……」

新隊員「そんなことないです。」

女「なんかほっとしちゃった。」

新隊員「ほっとした?」

女「うん。さっきも言ったけど、あなたを一人前の男にしなきゃ、助けてあげなきゃって、ずっと思ってたの。」

新隊員「すみません。」

女「ううん。だけど、こんな立派な大人になったんだ、これからはあなたに守ってもらえるんだ、
と思ったらなんか、肩の荷が下りたって言うか・・・ね。」

新隊員「頼りないかもしれないけど・・・」

女「そんなことない。今までだってほんとはあなたを頼りにしてた……」

新隊員「じゃあ、ちゃんと答えてください。もし赤ちゃんができたら、産んでくれますか?」

女「はい。あなたの赤ちゃんを産ませてください。だけど……」

新隊員「だけど?」

女「子供に説明できないわね。どうやって婚約したか……」

新隊員「おかあさんのお股の間で……」

女「嫌よ、そんな言い方しないで」

新隊員「うーん、じゃあ、お母さんがお父さんの事を好きすぎて離れられなかったから……」

女「そうね。それなら良いわ。」

新隊員「あの、明日も朝寝坊できないから、そろそろ寝ないと……」

女「その前にね……」

新隊員「はい?」

女「プロポーズの記念にもう一回しよ……」

新隊員「え?」 

女「私、もう大人のふりするのやめる。」

新隊員「それはいいけど……」

女「私だって、ずっと我慢してたの。あなたと一つになりたかったんだもの」

新隊員「そうかもしれないけど……」

女「自分に素直に生きるって決めたの。したいことするって。だからもし私がいけないことしたら叱ってね」

新隊員「だから、もう遅いから今日は・・・」

女「嫌よ。だってさっきは途中でやめなきゃいけないって思ってたから集中できなかったの。だけど産んでも良いって言ってくれるんなら落ち着いて出来るし。
それにホラ、この子も私と同じ意見みたいよ。」ツンツン

新隊員「駄目です、突っついちゃ。もう、何が叱ってですか、言うこと聞いてくれないくせに。お母さんになるかもしれないんですよ。」

女「お母さんになったらしばらく出来ないじゃない。だから、ね?」

新隊員「ね?じゃないですよ。しっかりしてください。部隊で見てた女伍長とほんとに同じ人なのかな……」

女「生意気な。最初は私が手伝ってあげなかったらちゃんと入れられなかったクセして」

新隊員「初めてだったんだからしょうがないじゃないですか。今はちゃんとできるし。
それになんだかんだ言って最初の時からいつもボクより先にイっちゃうじゃないですか。」

女「……だって……、だってすごく良いんだもの……。それなのにずっと我慢してたのよ。あなたの邪魔になっちゃいけないって。
だから、一回だって私からしようって言わなかったでしょ……」

新隊員「我慢なんかしなくて良かったのに。」

女「だから我慢しないの。」

新隊員「そうじゃなくって……」

女「嫌?したくない?」

新隊員「したいけど……」

女「でしょ。この子も明るいとこ嫌だって」ツンツン

新隊員「だから突っついちゃダメだって言ってるのに。もう、許さないから・・・」ガヴァ

女「あ、そんないきなり?…あ、あぁ…私の…奥…」

とりあえず今日はここまでです。

かぶる部分はここまでです。

乙!前スレから一気に読んだ!

>>37
無駄に長いのにありがとうございます。

・・・翌朝・・・

コケコッコーーーー

女「新隊員、朝だよ、起きて。ご飯よ。」

新隊員「もう朝か……なんか頭がボーっとする。」

女「はい、タオルよ。顔洗ってきなさい。」

新隊員「女伍長もう起きてたんですか。」

女「農家の朝は早いのよ。あら、ちゃんと寝なきゃ駄目じゃない、真っ赤な目をして……」

新隊員「誰のせいで寝れなかったと……ブツブツ……」

女「ほら、布団たたむからどきなさい。」

新隊員 ジー

女「ん、どうしたの?人の顔まじまじと見て……」

新隊員 ハグッ

女「キャッ。ビックリするじゃない、急に抱きついたら。」

新隊員「だってなんか今日はすごいシャキっとしてて。」

女「元下士官をなめるんじゃないわよ。」キリッ

新隊員「だけど昨日はさ……なんか夢だったような気がして……」

女「夢だったことにしたい?」

新隊員「そんなわけないじゃないですか!」

女「よかった……」

新隊員「だからね……」

女「?」

新隊員「ね?」ムニュ

女「どうしてオッパイいたずらするの!また元のエッチな新隊員に逆戻り?昨日はあんなに早寝しろだとかしっかりしろとか説教したくせに」

新隊員「だって寝坊しちゃいけないと思ったんだもん。もう寝坊しちゃったから……ねっ?」

女「ねって、そんな何回もしたら本当に妊娠しちゃうかもしれないでしょ。」

新隊員「でも、ボクの赤ちゃん産んでくれるって」

女「それとこれとは話が別。今、あなたは下士官になるための準備をしなきゃいけない大事な時期なんだから。
こんなときに赤ちゃんができたとかどたばたしてたら、勉強に集中できないでしょ?」

新隊員「……はい……じゃあ、我慢します……」

女「私と未来の赤ちゃんのために頑張ってくれる?」

新隊員「はい。」

女「ありがとう。じゃ、これご褒美」

新隊員「え?あっ、これ!だって昨日は無いって……」

女「さっきジョギングのついでにね、、ちょっとコンビニに寄って……」

新隊員「そのためにわざわざ?」

女「そう言う訳じゃないわ。いつも朝走ってるから。だけど、あなたが、なに言い出すかくらい見当ついてたからね。」

新隊員「またボクのせいにする。本当は、女伍長だって……」

女「そんなこと言うならあげない。」

新隊員「あ、ごめんなさい。ボクのためにありがとうございます。」

女「分かればよろしい。」

新隊員「あのじゃあ……」

女「いいわ。トレーナー脱がしてくれる?」

新隊員「はい」スルスル、スポンッ

新隊員 ジー

女「なによ?そんな黙ってじっとみられたら恥ずかしいじゃない。」

新隊員「今でもシェイプアップしてるんだなって」

女「うん、職業病って訳じゃないけど昔からの癖で毎日ある程度は運動しちゃうからね。ゴツゴツして嫌?もっと柔らかい体つきの方が好き?」

新隊員「ううん、凄くかっこいいし綺麗だと思います。」

女「ありがとう……ブラはずせる?」

新隊員「たぶん……」

女「じゃあはずして」

新隊員 ギュ

女「痛い。肉つまんじゃ駄目よ、もう。」

新隊員「ごめんなさい。えーと……」

女「布を真ん中に寄せるようにして」

新隊員「はい……こうかな?……クイ・スー……あ、はずれた!」

女「よく出来ました。」

新隊員 ジー……ピタ

女「すぐ胸に顔を埋めたがるんだから……そんなに私の胸が好き?」

新隊員「うん。柔らかくて、暖かくって、良い匂いで……オッパイにキスしても良い?」

女「駄目って言ってもするくせに……」

新隊員「うん」チュッ

女「アンッ。もう……。あれ着けてあげる。パンツ脱がせるからお尻あげて……ヨイショ」

女「この子はいつも元気ね。でも、なに泣いてるのかしら?」ツンツン

新隊員 ビクン「他人の大事なところで遊ばないでください!」

女「いつも私のオッパイにイタズラするお返しよ。……クルクル……ピタ。これでよしっと。良いわよ。」

新隊員「ありがとうございます。」

女「ねえ、そういえば新隊員これ自分で着けた事あったっけ?」

新隊員「ないです。いつも、女伍長が着けてくれたから……」

女「うーん。ま、いいか。これからも、私だけの役にしてくれる?」

新隊員「当たり前じゃないですか。」

女「そういえば前、幼馴染にね、新隊員のここが大きいから好きなんじゃないかって言われたことがあるの。」

新隊員「そうなんですか?」

女「そんな訳無いでしょう!あなたのこと、何もかも好きよ。まあ、確かにその……うん……」

新隊員「幼馴染上等兵もひどいなあ。自分はこんなのヤダって言っといて……」

女「え、幼馴染に見せたことあるの?」

新隊員「見せたわけじゃないですよ。宴会の後に無理やりパンツ脱がされただけで……」

女「本当にそれだけ?」

新隊員「幼馴染上等兵ですよ、そんなことあるわけ無いじゃないですか。ひょっとしてヤキモチやいてるんですか?」

女「いけない?」ニコ

新隊員「女伍長がヤキモチなんて……」

女「だって、幼馴染若いし、スタイルも良いし、綺麗だし……」

新隊員「女伍長のが綺麗だし、オッパイも大きいし……」

女「でも、幼馴染とエッチしたいと思うでしょ?」

新隊員「えーと……思わないです。」

女「迷ったでしょ?」

新隊員「……そんな意地悪言う人にはこうしてやる!」ガヴァ、グ、グイッ

女「アアッ。だからって、いつも、いきなりなんだから。アン……。少しはムードとか考えてよ」

新隊員「ごめんなさい。ちゃんと女伍長の気持ちを考えなくて……」

女「え?うん、まあ……」

新・女「……」

女「どうしてもって言うんなら続けても良いけど」

新「でも、申し訳ないから……」

女「そう?」

新「うん」

とりあえずここまでです

女「別に遠慮しなくてもいいけど」

新「してません」

女「そう……」

新「まあボクは良いけど、でも女伍長がどうしてもってお願いしてくれるなら……」

女「するわけないでしょ!」

新「そうですか」

女「そうよ」

新・女「……」

女「…ポソポソ…します。」

新隊員「え、なんですか?」

女「だからお願いしますって言ってるの!いじめなくたっていいでしょ!」

新隊員「よかったあ。もし女伍長も我慢するって言ったらどうしようかと思った。」

女「分かってるくせに。もう、いつからこんな意地悪な事言うようになったのよ……」

新隊員「ごめんなさい。だけど、ほら、いきなりって言うけどもうこんなに……」

女「恥ずかしいからそんなこと言わないで……私だって欲しかったんだもの・・・」

・・・戦闘終了・・・

女「ハア、ハア……」

新隊員「ほら、脚でボクのこと押さえつけてるでしょ?」

女「ホントだ……。だって最後まであなたを感じていたいの……」トローン

新隊員「最後まで?」

女「そう。だんだん小さくなっていくでしょ?」トローン

新隊員「うん」

女「私で満足してくれたんだって実感できて幸せな気持ちになれるの……」トローン

新隊員「ボクが気持ちよかったら幸せなの?」

女「そう……」

新隊員「女伍長は気持ちいい?」

女「すごく……」

新隊員「ホント?」

女「10歳も年下の男の子にしがみついて離れられなくなるくらい良いわ・・・」

新隊員「良かった」


女「だけどね、お願いだから……」

新隊員「?」

女「伍長って呼ばないで」

新隊員「だって癖なんだもん。急には変えられないですよ。」

女「もう。自分が伍長に昇任するまでにはやめてね」

新隊員「努力します。」

女「呼び捨てにされるの、あこがれてるんだけどな……」

新隊員「無理です。尊敬してる人を呼び捨てなんかできないって言ったでしょ。」

女「エッチな事はするくせに調子良いんだから。」

新隊員「それとこれとは話が別です。」

女「できたら敬語で話すのもやめて欲しいな。お母さんがね、あなたのこと尻に敷いてるみたい見えるからよくないって」

新隊員「だって先輩だし……」

女「もう先輩じゃないでしょ?」

新隊員「人生の……」

女「意地悪!そんなこと言う人は離してあげない…ニギッ……あ…」

新隊員「何ですか?」

女「また硬くなってきた……」

新隊員「だって、ギュってするんだもん」

女「もう一度したい?」

新隊員「うん……」

女「でも朝ご飯さめちゃう、早く食べないと。」

新隊員「朝ご飯抜きでも良い」

女「ダメよ、一生懸命作ったんだから。部隊でもちゃんと朝食をとるように指導されてるでしょ」

新隊員「じゃ、ちゃんとご飯食べるから」

女「まあ、それだったら……アン、まだ良いって言ってな…ハゥッ……い」

今日はここまでです。

・・・第?次大戦終了・・・

女「もうお昼になっちゃうじゃない……」

新隊員「だ・れ・が、悪いんですか?」

女「私だって言うの?」

新隊員「じゃあ誰だって言うんですか?」

女「そのう……」

新隊員「……」ジト

女「だって……」

新隊員「……」ジト

女「なんか言ってよ!2ヶ月間我慢したのはあなただけじゃないんだから……良いじゃない少しぐらい……」

新隊員「女…さん……」

女「なによ?」

新隊員「もう少し待っててください。我慢なんかさせませんから。」ギュ

女「絶対よ!本当に待ってるんだから……」ギュ

新隊員「じゃあ…」

女「え、もう一回?」

新隊員「違いますよ!ご飯食べようって言おうとしたんです!」

女「分かってるわよ、冗談。まあ、冗談じゃなくても良いけど……」

新隊員「女さんっ!」

女「だ、だから、冗談だってば、冗談……」

・・・1ヶ月ちょっと後・おでんわ・・・

新隊員「はい、新隊員です。」

女「もしもし、私」

新隊員「あ、女伍長。珍しいじゃないですか、電話くれるなんて」

女「うん。あのね、もし都合がつけばで良いんだけど、来てくれないかな……」

新隊員「あ、良いですよ。今週は予定無いから。」

女「ありがとう。ゴメンね、遠いのに……」

・・・週末・女の実家・・・

新隊員「お邪魔します。」

女「ありがとう。わざわざこんな遠くまで……」

新隊員「ボクだって会いたかったし。あれ?おっぱい大きくなりました?」

女「なんで久しぶりに会って最初に気になるのがオッパイなの!」

新隊員「そういうわけじゃないんですけど……でもどうしたんですか、急に?」

女「あのね…来ないの……」

新隊員「誰が?」

女「誰じゃなくて、月の……」

新隊員「うさぎ?」

女「もう、そんなわけないでしょ!生理が来ないの!」

新隊員「なんだ、生理か。生理が来ないことぐらいよくあることじゃ…エッ!生理が来ない?!」

女「うん……」

新隊員「それってつまり、その……」

女「うん。で、検査薬買ってきたんだけど、一人で見るの怖くって……で、一緒にいて欲しいなって」

新隊員「これってどうやって使うんですか?」

女「おしっこをかけて色が変わるかどうか見るの。」

新隊員「へー、そんなことで分かるんだ。じゃあ、お風呂場行きましょう。」

女「お風呂場?」

新隊員「だって二人でトイレ入ったら狭いでしょ?」

女「おしっこするところを見てって言ってる訳じゃないの!ヘンタイ!」

新隊員「今までだって、女伍長のあそこ何回も見てるじゃないですか、そんな恥ずかしがらなくても良いのに……」

女「まったく違うことなの!おトイレの前で待っててくれる?」

新隊員「いいですよ。」

女 音姫 ガチャ

女「見てくれる?」

新隊員「良いですよ。あ、色は変わってないですよ。」

女「まだよ、1~2分かかるの。」

・・・2分後・・・

女「どう、変わった?」

新隊員「変わってない」

女「ああ、良かった……」ホッ

新隊員「筋が一本でてるだけで、変化なしです。」

女「え!筋が……」

新隊員「はい。」

女「それ……」

新隊員「それって……」

女「赤ちゃんが出来た……」

新隊員「ホントですか!?」

女「たぶん………ごめんなさい……」

新隊員「え、なにがですか?」

女「新隊員の大事な時なのに、考え無しにエッチして妊娠までしちゃって。年上なんだから私がちゃんとしなきゃいけなかったのに。
いつもあなたのジャマばっかりしちゃって……どうして私ってこんな駄目な人間なんだろう……」

新隊員「なに言ってるんですか。赤ちゃん産んでくださいってボクがお願いしたんですよ。」

女「そうだけど……」

新隊員「産みたくないんですか?」

女「……産みたい」

新隊員「じゃあ、問題ないじゃないですか。」

女「だってあなたはまだ若いのに、重荷を背負わせるみたいで……」

新隊員「女さんや赤ちゃんが、ボクにとって重荷だって言うんですか?」

女「本当に私なんかで良いの?」

新隊員「どうしてですか?幼馴染上等兵がしょっちゅうボクに言ってましたよ。
女伍長は可愛くて、優しくて、いつもニコニコしてて、仕事は何でも出来て、後輩の面倒見てくれて、
まじめなのにさばけたところもあって、シャレも効くのに品があって清純で天使みたいな人だって。
ボクにはもったいないにもほどがあるって。ボクもそう思います。」

女「私、そんな立派な人間じゃないってっもう分かったでしょ。それに、あなたよりずっと年上だからね……
その、いつかあなたがいなくなるんじゃないかって覚悟してた……、というか怖かったから」

新隊員「だって急に年上になったわけじゃないでしょ?」

女「それはそうだけど……」

新隊員「お付き合いをお願いしたのも、プロポーズしたのもボクですよ。良いに決まってるじゃないですか」

女「……ありがとう」ポロッ

新隊員「そうだ、赤ちゃんが生まれる前に籍入れないと。」

女「あ……」

新隊員「家を継ぐから婿養子を取らなきゃいけないって言ってましたよね?」

女「うん、だけど……」

新隊員「だけど?」

女「私、新隊員の苗字になりたい。」

新隊員「うーん、ボクはかまわないけど……ご両親は?」

女「親のために軍を辞めて帰ってきたんだもの。これぐらいの我儘は許してもらうわ。聞いてくれなかったら家出する。」

新隊員「もう良い大人なんだから駄目ですよ、そんなの。」メッ

女「ちゃんと説得するから大丈夫よ。」

新隊員「いいですか、家出は駄目ですからね。あと、結婚式は?」

女「結婚式か……。あなたが下士官教育に入校するからしばらく無理だよね。式場も急に取れないし。その後だとおなか大きくなっちゃう。」

新隊員「だけど……」

女「しょうがないわ、自分が悪いんだもの。私、あなたと、赤ちゃんがいれば良い。」

新隊員「じゃあ、せめて写真だけでも撮らない?」

女「そうね、お母さんに花嫁姿くらいは見せたいし……」

新隊員「うーん、式がちゃんとできないのは残念だなあ……」

女「残念て言えば、しばらくエッチもお預けよ。」

新隊員「そうか、赤ちゃんビックリさせるわけいかないですよね。あれ、じゃあこの間、朝エッチしたときはもうおなかにいたんだ……」

女「きっと秋が来たと思ったでしょうね。」

新隊員「秋?」

女「マツタケが生えてきたから……」

新隊員「……」ツメタイシセン

女「あのう……つまらなかった?」

新隊員「……下ネタ……」

女「だって10年も軍にいたんだもの。散々セクハラの洗礼を受けてきたから……」

新隊員「女伍長がそんな下品なこと言う人だとは思わなかった。」

女「ごめんなさい。だけどね、女子隊舎の中ではみんなもっとひどい事言ってるのよ……私なんかまだましなほうなんだけど……」

新隊員「もうお母さんなんだから、そんな下ネタ言ったらダメ!」

女「はい、今後は気をつけます。頼りにしてます、お・と・う・さ・ん!大好きよ!」ギュッ


          ・・・・・・おわり・・・・・・

前に諸々の事情により端折って書いたものを脹らましました。
なんとか、結婚式ぐらいまでたどり着きたいと思っているのですが。

本当は童話ベースのSSに使うキャラの性格付けを明確にするだけのために書き始めたのに、
童話の世界にちっとも近づかない。次には何とかしたい……

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