れんちょん「河童なのん!」ケロロ「違うであります!」 (84)

ドロロ「と、いうことで・・・。拙者次の日曜日に岡山の田舎に言ってくるでござる」

ケロロ「田舎・・・でありますか?」

ドロロ「さよう。最近は疲れも溜まってきているでござるから、よかったら隊長殿や皆も一緒にどうでござるか?」

ケロロ「いいでありますな!空気の美味しい田舎でゆっくりする、というのも乙なものであります!」

タママ「軍曹さんが行くなら僕も行くですー!」

ギロロ「貴様ら侵略を真面目に進めるきはないのか!!」

クルル「いいんじゃねえの~?俺様もちょっと頭を休ませたいしなぁ~クックック・・・」

モア「てゆーか、臨時休業?」

ケロロ「つーわけで!!ケロロ小隊岡山田舎ツアー、ここに決行するであります!!」

ギロロ「人の話を聞けえ!!」

クルル「ついたぜぇ~、ここが目的の場所だ・・・」

ケロロ「くーっ!やっぱり田舎は空気が旨いでありますなー。さてさてアンチバリアもセットして・・・。」

タママ「そういえば田舎に来たのはいいですけど何をするんですか?」

ドロロ「田舎というとやはり川泳ぎや山登・・・」

ケロロ「そりゃあやっぱし!川泳ぎじゃねえ?ケロン人の我々にとってこれ以上の田舎の暮らし方はないであります!」

ドロロ「え、あちょ・・・」

ギロロ「ふむ、サバイバル訓練にもなりそうだな」

ドロロ「みんな僕の話聞い・・・」

クルル「焼き魚カレーなんてのもいいよなぁ~・・・クックック・・・」

タママ「じゃーさっそく川あそびですー!」

モア「てゆーか、満場一致?」

ドロロ「酷いよ・・・」みんな・・・」

ケロロ「いや~しかし本当に空気が美味・・・ん?あの建物はなんで有りますか?」

ギロロ「見慣れない建物だな・・・、何かの軍事設備か!?」

ドロロ「あれは田舎の学校でござるよ」

タママ「学校ですか?ももっちやフッキーの学校とはずいぶん見た目が違うです」

ドロロ「都会より、見た目もずっと違う。これもまた、田舎ののどかな風景の1つでござるよ」

ケロロ「なんだか新鮮味にあふれるでありますなー。ちょっと入ってみるでありますか」

ギロロ「お、おいケロロ!」

ケロロ「だいじょーぶだいじょーぶ。アンチバリアもしっかりとセットされて・・・あ痛ぁ!」

れんちょん「?」

なっつん「どしたの?ボーっとして」

れんちょん「何かにぶつかったのん」

ほたる「何もいませんよ?」

小毬「気のせいじゃないの?早く行きましょうよ」

ケロロ(ひー!やばいであります!)

ギロロ(見ろ言わんこっちゃない!)

れんちょん「・・・・」じぃー

ケロロ「・・・」

タママ(もしかしてば、ばれてるですか?)

ギロロ(いや、アンチバリアはセットしてある。見えるはずは・・・)

ドロロ(モア殿も先に川へ準備に言ってくれたでござるし・・・拙者たちは今誰にも見えないはず・・・)

れんちょん「・・・・」

ケロロ「ゲ・・・ゲロ・・・」

れんちょん「なにかいるん」

ケロロ(ゲロー!?)

なっつん「そう?私には何も見えないけど・・・」

タママ(ごるぁー泥船ー!しっかりと見えてんじゃねえかよぉー!)

ギロロ(いや、気配を感じ取っただけだ!見えてはいない・・・はずだ)

ドロロ(ペコポン人の子供は感じ取る感覚が発達していると言うでござるが・・・ま、まさかここまでとは・・・)

れんちょん「・・・。ふん!」ビシィッ

小毬「なに空中にチョップなんか・・・」

ケロロ「ゲロォ!?」

小毬「え!?」

ホタル「な、なんですか?今の声!」

ギロロ(この馬鹿!チョップ如きで声を上げるな!!)

ケロロ(仕方ないでしょーがー!命中したんでありますよ!?)

クルル(それよりとっとと逃げたほうが良いんじゃねえの~?クックック・・・)

ドロロ(ケ・・・ケロロ君)

ケロロ「ん?何?ドロロ」

ドロロ「見えてるでござるよ・・・」

ケロロ「え?」

なっつん「・・・」

ほたる「・・・」

小毬「・・・」

れんちょん「・・・河童なのん!!」

ケロロ「ケーーーーローーーー!?」

なっつん「うわ、これが河童!?」

ほたる「か、河童さんって本当にいたんですか!?」

小毬「お、落ち着くのよあんた達!か、河童なんて・・・お化けなんているわけが・・・」

れんちょん「絶対捕まえて飼うのん!!」シュバッ

ケロロ「比ー!ここは一旦退却であります!ゲロォ!?」

なっつん「あ・・・昼休みに暇つぶしで創った落とし穴にかかった」

ケロロ「お、おのれペコポン人・・・ブービートラップとはこしゃくなぁ・・・」

バサァ

ケロロ「ゲーロー!?」

れんちょん「虫取り網は万能なのん。カブトムシも河童も捕まえられるのん」

なっつん「でもどうやって持ってかえんの?カゴになんかはいらないでしょ?」

卓「・・・」

なっつん「ん?何兄ちゃん。そのヒモと木の棒」

卓「・・・。」

なっつん「あーなるほど、コレに縛り付けて持って帰ればいいんだ」ポン

ケロロ「ひぃぃ~!ヘルプミー!ヘルプミーであります!」

ドロロ「いかん!といやっ!」

-スパン!!

小毬「うわっ、棒が!?」

ホタル「真っ二つに・・・!」

ドロロ「ドロロ、推参!わるいでござるが、隊長殿は返していただく!」

タママ「てめぇらー・・・!僕の軍曹さんに何してんだゴラァ~!?」

ギロロ「貴様らのやったことは見逃すわけにはいかん・・・!ケロロは俺達の隊長だからな・・・!」

ケロロ「オロローン!みんな~!!」

なっつん「うわっ、河童が5匹に増えた!」

小鞠「ちょ、ちょっと・・・。やばいんじゃないの・・・これ・・・?」

ほたる「早く緑の河童さんを返してあげないと・・・!」

れんちょん「うー・・・」

ギロロ「いくぞお前ら!フォーメーションA!フロントフォーメーション!!」

クルタマドロ「おう!」

-説明しよう!フロントフォーメーションとはケロロ小隊が縦一列に並び敵を圧倒する、
ケロロ小隊必殺のフォーメーションである!!

ドロロ「手荒な真似はしたくないでござるが・・・友達を救うためでござる!」

ギロロ「このフォーメーションの前に、敵はない!」

タママ「軍曹さん!今助けるです!」

クルル「クックック・・・」

ブロロロ・・・

ケロロ「みんな~!!」

ギロロ「ギロロ、出る!!」

タママ「行くです!」

ドロロ「許されよ・・・!」

クルル「悪く思うなよぉ~・・・クックック・・・」

ギロタマクルドロ「フロントフォーメーション!!」

ほたる「い、いやー!!」

ブロロロン・・・!

グシャッ・・・

ギロロ「んがぁ!?」

タママ「ふぬぅ!?」

ドロロ「酷いよ~!」

クルル「ク・・クク・・・」

楓「あれ、なんか轢いたか?」

れんちょん「あ、駄菓子屋なのん」

楓「いや先輩に100円くれるから、なんかお腹すいたから適当な駄菓子持ってきてって言われてさ
って、何この生き物」

れんちょん「河童なのん!しかも5匹なのん!」

楓「河童なぁ・・・それにしちゃ皿もないし甲羅もないぞ」ひょい

ケロロ「ケロ~・・・」

れんちょん「新種の河童なのん!」

楓「河童自体見つけたら新種だろうがよ・・・。」

ケロロ「ち、違うであります!」

楓「ん?」

ケロロ「吾輩は・・・河童などという空想上の生き物ではない!!
吾輩はガマ星雲第58番惑星ケロン星軍所属、ケロロ軍曹であります!!」

ほたる「星雲・・・惑星・・・。ひょっとしてあなた達は・・・う、宇宙人?」

小鞠「宇宙人!?な、なに!?ち、地球を侵略しに来たの!?」

なっつん「おお・・・本当にいたんだ・・・宇宙人って・・・。」

ケロロ「おろかなるペコポン人共よ!今直ぐ我輩を解放し、支配下につくがいい!
さもなくば・・・」

れんちょん「・・・」

ケロロ「ゲ、ゲロ・・・?」

れんちょん「宇宙人・・・って河童よりすごいん?」

ケロロ「え?」

れんちょん「なっつん、宇宙人って河童よりすごいのん?」

なっつん「いやまぁそりゃ・・・規模的には宇宙人の方が上なんじゃない?」

れんちょん「ふーん・・・河童よりすごいのんな・・・」キラキラ

ケロロ(こ、これは・・・スターを見る目であります!我輩という名の綺羅びやかな星を見つめる・・・目・・・!!)

タママ「なんか感じが変わってきてるです」

ギロロ「ああ・・・どうやらあいつらに敵意はなさそうだな・・・」

ドロロ「争う必要がないのなら、これ以上に良いことはないでござる。」

クルル「ちぃ、つまんねーなぁ」

れんちょん「宇宙人、家でご飯食べてくのん」

ケロロ「だから吾輩はケロロ軍曹であります!」

れんちょん「じゃあお前の名前は醤油にするのん」

ケロロ「しょ・・・醤油・・・」

ケロロ「ど、どうする?」

ギロロ「俺達に聞くな!!」

クルル「こう言ってんだから、お言葉に甘えていいんじゃねえの~?」

ケロロ「ゲ・・・ゲロ。それじゃあ・・・」

モア「おじさま~!」

タママ「ふぬうー!?」

ケロロ「モア殿!」

モア「中々来ないから・・・心配して探してたんです。てゆーか、捜索行動?」

ケロロ「それは迷惑をかけたでありますな!でももう大丈夫であります!
このペコポン人の方々の家に、おじゃますることになったのであります!」

モア「そうなんですか。始めまして。モアといいます。てゆーか自己紹介?」

ほたる「あ、こちらこそ・・・一条蛍と言います。」

なっつん「あ、越谷夏海です。」

ケロロ「夏海殿ぉ!?夏海殿がここにいるでありますか!?」

ギロロ「落ち着け、同じ名前なだけだ」

なっつん「ー?」

なっつん「ほら、ねーちゃんもいつまでもあっけにとられてないで」

小鞠「あ、うん・・・。越谷小鞠・・・です」

タママ「タママ二等兵です!よろしくです~!」

ギロロ「ギロロ伍長だ。まぁ、よろしく頼む」

ドロロ「ドロロ兵長でござる!よろしくた・・・」

クルル「俺様はクルル曹長・・・ま、しばらくやっかいになるぜぇ」

ケロロ「吾輩はケロロ軍曹であります!」

れんちょん「宮内れんげなのん。にゃんぱすー」

れんちょん「ということで今日は皆でお泊り会なのん」

一穂「そりゃまた急だねー・・・まぁゆっくりしてってー」

ケロロ「お世話になるであります!」

ギロロ「中々、良い所じゃないか?」

ケロロ「提督殿の家を思い出すでありますな~」

れんげ「醤油、醤油の友達を紹介するのん」ダッ

ケロロ「ケロォ!?れんげ殿!引っ張らないでであります!」

ドロロ「れんげ殿はすっかり隊長殿を気に入ったようでござるな」

タママ「ふぬぅー!僕の軍曹さんををー!」

モア「てゆーか、意気投合?」

ギロロ「まぁ、こういうのも悪くはない・・・ん?どうしたクルル」

クルル「どうにもさっきのスクーターに引かれた時に、こいつがいかれちまったみたいでなぁ~」

ドロロ「たまには機械に頼らない生活もいいのではござらぬか?」

クルル「おいおい、そりゃ魚から水を取るのと一緒だぜ~?」

卓「・・・・」

クルル「んー?」

卓「・・・・。・・・・」ちょいちょい

クルル「なるほどなぁ、ここをいじれば・・・クックック・・・中々やるじゃねえのお前・・・」

タママ「なんかあの二人も似たもの同士ってかんじですぅ~」

小鞠「ね、ねえ・・・」

タママ「たま?」

小鞠「ひゃい!?そ、その・・・宇宙ってどんなところなの?」

タママ「わーい!話し掛けられたですぅ~!新しい友だちですぅ~!」

小鞠「友達・・・へへ・・・」ぽりぽり

ギロロ「ふ・・・」

ほたる「あの、赤い河童さん・・・?」

ギロロ「ん?俺はギロロ伍長だ。お前は確かほたるだったか」

ほたる「あ、はい!その・・・よかったら貴方のぬいぐるみ・・・創っていいですか?」

ギロロ「なにい!?俺の・・・ぬいぐるみ・・・?」

ほたる「だめ・・・でしょうか」

ギロロ「ベ、別に構わんが・・・」

ドロロ「皆それぞれ、親しい友も出来たようでござるな、よきかなよきかな・・・」ズズ

なっつん「おー・・・そのお茶の飲み方・・・わかってるねー・・・えーと・・・デロロだっけ」

ドロロ「ド、ドロロでござる・・・」

一穂「なんか前以上に賑やかになったね~」

楓「新しい経験には、子供は敏感ですからね・・・。」

一穂「皆あっちにいっちゃってちょっとさみしくなってる?」

楓「なわけないでしょ。・・・・。」

ケロロ「これは・・・」

れんちょん「【具】なのん!」

ケロロ「具・・・でありますか・・・。」

れんちょん「そうなん。」

ケロロ「・・・」

れんちょん「・・・」

ケロロ(会話・・・続かねえ・・・)

れんちょん「醤油、次はあっちにいくのん!」

ケロロ「おっと・・・!レンゲ殿は元気でありますな!吾輩もその元気を見習わなければであります!」

れんちょん「ウチ、げんきなのん?」

ケロロ「まるで元気の塊でありますよ♪」

れんちょん「塊・・・ウチ元気の塊なのん!!」

れんげ「ここから飛び込むのん!」ザッパーン

ケロロ「ほう!では吾輩も!」ザッパーン

ケロロ「ふぃ~!気持ちいいで有りますな~!」

れんちょん「醤油初めてなのにすごいのん。ほたるんは飛べなかったのん」

ケロロ「我輩はケロン式ダイブでもっと高い所から飛ぶこともありますからな。
このくらいお茶の子さいさいであります!」

れんちょん「ここよりも高い飛び込み場所・・・宇宙は広いのん・・・。」

ケロロ「れんげ殿、次はどこに行くでありますか?」

れんちょん「次は畑に行くのん!」

ケロロ「よっしゃぁー!」

ケロロ「ふぅ~・・・今日は沢山遊んだでありますな~」

れんちょん「醤油が楽しそうでウチも楽しいのん。でもそろそろ夕方なのん・・・」

ケロロ「おっと!速い所帰らないと、晩御飯に遅れるでありますな。」

れんちょん「遅れたら大変なのん・・・」ピチョッ

ケロロ「ゲロ?」ピチョッ

ピシャッ・・・ザァァァーーーーー・・・・・・・

ケロロ「ゲロ!降ってきたであります!れんげ殿、急ぐであります!」

れんちょん「」こく

れんちょん「ただいまなのん」

ほたる「れんげちゃん、大丈夫?ほら、はやく顔拭いて」

ケロロ「急に降ってきたんでありますよ・・・。いやーびしょ濡れであります」

小鞠「天気予報じゃ、雨のマークなんてなかったのに・・・。」

なっつん「なんか雨脚どんどん強くなってきてるねー・・・。嵐ってやつだよこりゃ」

ドロロ「嵐・・・大事にならなければいいでござるが・・・」

ピシャーン!!ガラガラ・・・

小鞠「ひい!?」

一穂「ほらほら大丈夫だって。」

タママ「すごい雷ですぅ・・・。」

ギロロ「これは・・・少々対策する必要があるかもしれないな・・・」

モア「てゆーか・・・災害対策・・・?」

ドロロ「しかしこの大荒れ・・・。こんなものが自然に起こりうるものでござろうか・・・」

クルル「感知完了だぜぇ~!こいつは自然に出てきやがった台風じゃねえなぁ・・・」

ケロロ「と、いいますと?」

クルル「こいつは敵性宇宙人、ハリケン人の起こした侵略用兵器。この辺り一体を更地に帰るつもりだぜぇ~」

ギロロ「くっ・・・、そこに住人がいようとお構いなしというわけか・・・!」

小鞠「敵性宇宙人・・・?なんのこと?」

クルル「ペコポン人にも、犯罪を起こす奴はいんだろ?こいつらハリケン人は
人も知らず世も知らず風に隠れて風を起こし、全てをぶっ壊すっていうわかりやすい種属だ。
このままじゃやばいぜぇ~?」

ケロロ「ゲロ・・・。一泊一食の恩義をくれた皆様方の家を破壊させる訳にはいかないであります・・・!」

タママ「軍曹さん!」

ケロロ「ケロロ小隊!これより敵性宇宙人ハリケン人の進行を食い止め
これを排除!ほたる殿、れんげ殿、一穂殿、楓殿、越谷家の皆様の安全を確保するであります!」

ギロタマクルドロモア「了解!」

れんちょん「醤油・・・。どこにいくのん?外、大雨なのん・・・」

ケロロ「れんげ殿・・・。我輩は今から・・・あの台風をやっつけてくるであります!」

れんちょん「・・・。」

ケロロ「心配ご無用でありますよ!台風を追っ払ったら、また明日、遊びに行くであります!」

れんちょん「約束、なのん・・・!」

ケロロ「おうともよ!!」

ケロロ「タママ、ギロロ、ドロロは白兵戦にてハリケン人の兵器に応戦!クルルはメカにより援護とサポート!
モア殿は皆様方の護衛を頼むであります!」

ギロロ「ふっ・・・、俺のぬいぐるみを作りたいと言っていたからな。モデルが散っては話しにならんか。必ず、ヤツを倒すぞ!」

タママ「まだまだ、こまっちと話したいことはいっぱいあるです!」

ドロロ「夏海殿のお茶の飲み方・・・。まだ指導が終わってないでござるからな」

クルル「クックック・・・。恩を着せられっぱなしってのは性に合わねえからなぁ・・・。」

モア「てゆーか、勝利宣言!」

ケロロ「では!ケロロ小隊出撃であります!」

ケロロ「チェストォー!!」ギューン

人造台風「ターゲット、ケロロ人・・・。邪魔ヲスルノナラ、排除シマス」

ギロロ「排除されるのは、貴様だ!!」ドガガガガガ

タママ「人様の家を勝手に破壊してんじゃねえー!!ヌゥウウ・・・タママインパクトォー!!」

ドロロ「此処から先は一歩も通さん!零次元斬ッ!!」

-ドオオオオン・・・・

ケロロ「やったでありますか・・・!?」

人造台風「忠告無視・・・コレヨリ迎撃・排除モードヘ移行シマス」

ギロロ「無傷だと!?」

クルル「仮にも奴は惑星破壊兵器だ・・・!油断してっと・・・!」

人造台風「排除・・・排除!!」ビュオオオオオ

ケロロ「ケロー!?」

れんげ「・・・」

なっつん「心配ないってれんちょん。今日一日だけの付き合いだけどさ、わかるでしょ?」

小鞠「うん・・・負けないよ、あいつらは」

ほたる「はい・・・きっと・・・」

れんちょん「・・・!」バッ

なっつん「なにやってんのさ?れんちょん!」

れんちょん「台風を終わらせるにはてるてる坊主なのん!」

小鞠「・・・私もつくる!」

ほたる「私も・・・!」

なっつん「あはは、じゃあ、創ってあいつらに届けよう!」

ケロロ「ゲロ・・・。なんという強さでありますか・・・」

ギロロ「惑星破壊兵器と一個小隊が対決するなど・・・端から間違いだったというのか・・・!?」

ドロロ「あきらめては駄目でござる・・・!」

タママ「でも・・・これじゃあ・・・」ペタッ

クルル「・・・クックック・・・。やべえかもな・・・」

人造台風「デハ・・・コレニテ排除シマス・・・」

れんちょん「醤油!!」

ケロロ「ゲロ!?れんげ殿!!」

れんちょん「てるてる坊主、つくったのん!」

ケロロ「てるてる坊主・・・?そうであります!クルル!!」

クルル「持っててよかった・・・携帯ナノラ!!」

ピチョッ・・・

ケロロ「れんげ殿!夏海殿!蛍殿!小鞠殿!お力、借りるであります!」

カァァァァッ

兵器化てるてる坊主「竜巻発見!!排除します!!」

人造台風「コレハ・・・力がヌケテユク・・・?」

一穂「ははー。やっぱり台風には、てるてる坊主みたいだねー・・・」

楓「よく作りましたよ。小さい頃は」

一穂「でもさー、ああいう迷信ってやっぱり、本当にかなっちゃうから
迷信として子供とかに伝えるんだよね。」

楓「ま、そうじゃないとどっかで消えてますよね、そんな迷信。」

一穂「そ、本当に、台風をやっつけるんだよ、てるてる坊主は」

ピカァァッ

人造台風「コレハ・・・!」

ケロロ「いまであります!」

ギロロ「全武装、フルバーストッ!!」

タママ「タママ・・・インパクトー!!」

ドロロ「ドロロ忍法!流星十字手裏剣!!」

ケロロ「往生しろやぁー!!」

人造台風「ヌ・・・・ヌウウウウウ!!」

ドォォォォォンン・・・!!

クルル「・・・クックック・・・生体反応アウト。
人造台風、完全に消滅だぜぇ~・・・・」

ケロロ「うっしゃぁー!!」

-翌日-

一穂「おー・・・晴れたねえ」

ギロロ「当然だ、俺達があれだけやって晴れなかったならこちらとしても・・・」

ケロロ「違うでありますよ、ギロロ。」

ギロロ「ん?」

ケロロ「晴れたのは、れんげ殿たちがてるてる坊主をつくってくれたからであります!」

ギロロ「・・・ふっ、そうだったな。」

冬樹「軍曹ー!」

ケロロ「ゲロ!?冬樹殿!夏海殿!ママ殿!」

ギロロ「な、夏海!?」

桃華「タマちゃーん!」

タママ「ももっち!」

サブロー「や、クルル♪」

クルル「クックック・・・」

小雪「ドロロー!」

ドロロ「小雪殿!」

冬樹「軍曹たちが行った場所が台風に襲われたって聞いて・・・。急いできたんだ」

ケロロ「ゲロー・・・冬樹殿ぉ・・・」

れんちょん「醤油の・・・友達なのん?」

ケロロ「我輩の・・・家族でありますよ」

れんちょん「家族・・・。じゃあ醤油は帰っちゃうんな・・・。」

ケロロ「・・・。れんげ殿・・・。そうであります。でも、我輩は此処も家だと思っているであります!
だから・・・最後に、目一杯遊ぼうであります!」

れんちょん「・・・うん!遊ぶのん!」

ギロロ「ふっ、最後に付き合ってやるか」

ドロロ「皆で集まれば、もっと楽しいでござるな!」

タママ「わーい!遊ぶです~!」

クルル「ま、いいんじゃねえの~?」

モア「てゆーか、異口同音?」

冬樹「軍曹の新しい友達?じゃあ僕たちも!ね、西沢さん!」

桃華「え!?は、はい!」(よっしゃぁー!なんだかしらねえが思わぬところでチャンス到来だぜ!!)

小雪「夏美さーん!夏美さんも遊びましょー!」

夏美「はぁ、仕方ないわね・・・」

サブロー「こういうところで大人数での遊び、新しい体験かもね♪」

秋「久々に、私も羽根を伸ばそうかしらね」

アリサ「ダディ、闇の者はもういない」

ネブラ「そのようだなアリサ・・・。さてどうするか・・・」

冬樹「アリサちゃんも一緒にあそぼうよ!」

アリサ「冬樹・・・わかった、一緒に遊ぼう。」

桃華(あのやろおー!何勝手に冬樹くんの誘いに乗ってやがんだよ!!)

ほたる「何をしますか?」

小鞠「なんでもいいわよ、この人数なら・・・」

なっつん「なんだって面白いい決まってるよね、ねぇ兄ちゃん」

卓「・・・・」コク

れんげ「何をするか、最初にじゃんけんできめるのん!」

一穂「じゃあ私が合図するね~はーい、じゃんけん・・・」

全員「ぽん!」

おしまい

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年01月27日 (月) 08:05:58   ID: tqokz8p4

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