セキタイタウンの少年(15)


これはポケットモンスターXYのSSですが、セレナちゃんやカルネ君は登場しませんので、あしからず

また、細かい設定は偏見の元に生まれた独自解釈です。



あの日、大地が大きく揺れたかと思うと、ピンク色の大きな「何か」が町の広場に現れた。

僕の住んでいたセキタイタウンはあの日、壊れてしまった。


復興にはかなりの時間がかかると判断されて、僕達セキタイタウンの住人は、ショウヨウシティやシャラシティに引っ越すことになった。

そして、僕はショウヨウシティへ行った。


引っ越して数日。

ショウヨウシティのジムリーダーであるザクロさんが、呆然としていた僕を見かねてポケモンバトルを教えてくれた。

ザクロさんに手伝って貰って捕まえた、僕の最初のポケモンは、ゴビットだった。

とても、かっこよかった



僕はゴビットのレベルを上げるために、セキタイタウンとショウヨウシティを何度も行ったり来たりした。

しばらくはずっとゴビットと二人だったけど、ゴビットがどこか寂しそうだったので、僕はゴビットの他にもかかわらずポケモンを捕まえた。
ヤンヤンマ、シンボラー、イーブイ、ラクライ、そしてルチャブル。



しばらくはポケモン達と遊んでいたのだけど、僕は少しずつポケモンマスターというものにあこがれ始めた。

たぶん、ザクロさんの影響もあったと思う。
僕は何回かザクロさんとポケモンバトルをしたけれど、一度も勝てたことがなかった。
それこそ、僕は6体全部を使っても、ザクロさんのアマルスとチゴラスには到底かなわなかった。

ザクロさんはすごい人だった。


少年「と、いうところまでがプロローグだよ」

ゴビット「ゴビ?」

少年「ううん。こっちの話」

ゴビット「ゴビー?」

少年「さて、それじゃあザクロさん。行ってきます!」

ザクロ「気をつけて行ってくるんだよ。最初に挑戦するジムはシャラシティだったかい?」

少年「はい。カロスを一周して、またこのショウヨウシティに戻ってきます!」

ザクロ「私が君の最後のジムリーダーなわけだな」

少年「はい!帰ってきた頃には、ザクロさんに勝てるように、がんばってきます!」

ザクロ「ああ。気をつけていっておいで」

とりあえず、ここまで

カルムだったか。済まぬ


少年「さてと。それじゃあまずはセキタイタウンに向かうよ、ゴビット」

ゴビット「ゴビッ!」

少年「といっても、セキタイタウンまでなら、今までも何度も行ってるんだけどね」

ゴビット「ゴービー」

少年「トレーナーさん達も戦ったことある人達ばかりだし、冒険って感じじゃないね」

ゴビット「ゴー」

少年「ふふ。それでも、なんかワクワクするね!」


ガサッ


少年「ん!?野生のポケモンだ!」

残ってた…さすが深夜だ

イーブイ「ブイ!」

少年「なんだ、野生のイーブイか。ゴビット、任して良いかい?」

ゴビット「ゴビー」

少年「よし、それじゃあゴビット!イーブイにメガトンパンチだ!」

ゴビット「ゴーーーー……」

イーブイ「ぶい???」

ゴビット「ビーーーーー!!!」

イーブイ「!!!?」

バコッ

少年「やった!当たったぞ!」


イーブイ「ブイイ……」

少年「まだ立ち上がるの!?」

イーブイ「ブイイ…」

少年「(まいったなぁ、なんだかやりづらいや)」

ゴビット「……ゴービー」

少年「うん。そうだねゴビット。僕らは強くならないといけないんだよね。」

少年「ゴビット!全力でメガトンパンチ!」

ゴビット「ゴービー!」

バコッ!

イーブイをたおした!

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