小鳥「私がちょろいという風潮!」(208)

P「へ?」

小鳥「プロデューサーさんっ! 私、ちょろくなんてありませんから!」

P「ちょろい? なんの話ですか?」

小鳥「某所では『小鳥は好きだよと言えばすぐぴよぴよする』だとかなんとか言われていますけどねっ」

小鳥「私だって女です、人間です! そう簡単に、他人に心を開いたりはしないんですよ!」

P「……そうですね」

小鳥「わかってもらえますか?」

P「ええ」

小鳥「さっすがプロデューサーさん! そう言っていただけると、私、信じてました~!」

P「……音無さん」

小鳥「はい、なんですか?」


P「俺、音無さんのことが、すきです」

小鳥「……え」

P「だから、お付き合いをしてくれないでしょうか……」

小鳥「……え、ぇ、えぇぇ……!?」カァァ

続けて

ぴよぴよ

小鳥「あ、あの、その……いきなり何を……え、本気ですか……?」

P「……本気だとしたら、どうします?」

小鳥「そそ、そんな……急に言われても、今までそんなそぶり、全然見せてなかったのに……」

P「……」

小鳥「え、えっと、私……こういう冗談、慣れてないから……」

P「……なーんて」

小鳥「え?」

P「あ、あはは……ほ、ほら、やっぱりちょろいじゃないですか! そんなに慌てちゃって」

小鳥「……あっ! プロデューサーさん、私のこと、試したんですね!?」

P「え、ええ……そんなところです」

小鳥「もう! で、でも私、ちゃーんとわかってましたからね! だから即OK! なんてしなかったし!」

P「あはは、すみません、すみません!」

小鳥「……」

P「……あの」

小鳥「は、はいっ!」

P「……なんで急に、そんなこと言い始めたんですか? ちょろいとか……」

小鳥「あ、ああそれは……ちょっと、そういう夢を見てしまいまして」

P「夢? さっきの昼寝中に?」

小鳥「はい……って、ひ、昼寝なんてしていませんよ!?」

P「あはは、大丈夫ですよ、律子には黙っておきますから」

小鳥「……すみませんー……」

P「それで、夢って、どんな内容だったんですか?」

小鳥「……えっと、夢の中の私は、その……とある男性に好意を抱いていて……」

小鳥「それで、その人にちょっと声をかけられたりしただけで、すぐぴよぴよしてしまっているんです」

P「……ぴよぴよ?」

小鳥「なんといいますか、一種の興奮状態みたいなものですね」

P「へぇ……」

ぴよぴよ

実際小鳥さんが一番かわいいよね
アイドルとかオワコン

支援

続きキボン

>>7
若いだけが取り柄な連中だからな

小鳥さんはTRPG動画周りのGMでの活躍が顕著すぎて
他のアイマスキャラなんてうんこレベルの存在感あるしね

ダメだ小鳥遊かと思って開いた時の残念感

小鳥「その様子を見たみんなから、私はからかわれているんです」

小鳥「『小鳥さんはちょろい!』って……」

P「なるほど……」

小鳥「……で、でも現実の私は、そんなちょろい女じゃありませんけどね!」

P「……確かに、俺もそうだと思います。小鳥さんは簡単な女性じゃないですよね」

小鳥「ふふっ、やっぱりプロデューサーさん、私のことよくわかってくれていますね♪」

P「……と、ところで!」

小鳥「はい、どうかしたんですか?」

P「音無さん、今日、良かったら……飲みにでもいきませんか? ふ、ふふ、ふたりで……」

小鳥「え、でも……プロデューサーさん、明日も早いでしょう?」

小鳥「このあとも外出て、帰りが遅くなるみたいですし……出かけたりしないで、ちゃんとお休みになったほうがいいですよ」

P「…………」

小鳥「飲みになら、今度、ゆっくりできるときにいきましょう。あ、そうだ! あずささんとか社長とかも誘って……」

小鳥「ふふっ! よーし、私、企画しちゃいますよー!」

P「……ありがとうございます…………はぁ」

俺は逆に鳥遊をNGにいれているのであった

P「……」スック

小鳥「あら、もう出るお時間ですか?」

P「は、はい……真をレッスンスタジオまで迎えにいかないといけないので」

小鳥「……プロデューサーさん!」

P「え?」

小鳥「今日もファイト! ですよ!」

P「……」

小鳥「私は裏方ですけれど……ここで真ちゃんとプロデューサーさんの頑張りを、応援していますから!」

P「……あ、ありがとうございます! 行ってきまーす!」

小鳥「うふふっ、行ってらっしゃーい♪」

【レッスンスタジオ】

P「…………」

P(音無さん、やっぱり優しくて、素敵な人だよなぁ……)

P(でも、なんていうか……鈍感すぎるというか……)

P(今までそれとなくアプローチしてきたつもりなのに、全く感づいてないみたいだし……)

P(さっきはまぁ、俺もへたれてしまったけど……ちゃんとこの気持ちが伝わる日、来るのだろうか)



P「……はぁ~……」

真「プロデューサー! おまたせしま……あれ?」

P「ん? ああ、真……レッスンおつかれさん」

真「はい! でもプロデューサーこそ、疲れた顔してますね……何かあったんですか?」

P「え!? あ、い、いや! そんなことないぞ! 今日も元気元気!」

真「うーん、そうかなぁ~……?」

ピヨちゃん可愛いのに、ほとんどネタ要員の変態としか扱われて無くて酷いわ

真「今日はこのあと、テレビのお仕事、ですよね!」

P「ああ。レッスンのあとだから少々ハードだと思うけど……」

真「へへっ! 大丈夫ですよ、プロデューサー! ボク、まだまだバリバリ頑張れますからっ!」

P「おお、頼もしいな! それじゃあ、そろそろ行こうか」

真「はいっ!」




ブロロロ……

真「あの、プロデューサー」

P「んー?」

真「小鳥さんと、何かあったんですか?」

P「ブーーー!!!」

真「うわっ!? あ、安全運転安全運転!」

見てるよ

P「す、すまんすまん……大丈夫か?」

真「は、はい……」

P「えっと……、お、音無さん? どど、どうしてそんなこと……」

真「だってプロデューサー、小鳥さんのこと、好きなんですよね?」

P「…………」

真「みんな噂してますよっ! 『プロデューサーは小鳥さんの前でデレデレしまくってる』って」

P「そ、そうなのか!?」

真「っと……ご、ごめんなさい! えっと、陰口叩いてるってわけじゃないんですけど……」

P「あ、いや……もちろん、そうは思わないよ」


P(な、なんてことだ……恥ずかしい……)

はい

小鳥かわいい

ピヨ

P「……なぁ、真」

真「はいっ!」

P「俺って、そんなにわかりやすいかな……」

真「うーん、まぁ、全員気付いてるってわけじゃないみたいですけど……」

真「っていうか! それってつまり、小鳥さんのこと好きだって認めるってことですよね!?」ガタガタ

P「うおっ!? お、おい、シートを揺らすなって」

真「ああっ、すすみません! ボク、ちょっと興奮しちゃって……」

P「……真もやっぱり、年頃の女の子なんだなぁ」

真「むっ、やっぱりってなんですか! ボク、こーんなに、心から乙女オーラバリバリに出してるっていうのに!」

P「あははは、ちゃんとわかってるよ。ただ、やっぱりそうなんだなって再認識しただけだって」

真「むー……本当にわかってるのかなぁ……」

いいとおもいます

真「それでっ、どうなんですか!? 小鳥さんのこと、好きなんですよね!?」

P「……うん、そうだよ。俺は音無さんのこと、そののの……」

真「やっぱりー……! うわぁ~、憧れちゃうなぁ……!」

P「え、憧れるって?」

真「仕事を通じて少しずつ距離を縮め、ついにふたりは……って、なんかいいじゃないですかっ!」

P「……真、最近はそういうマンガを読んでるんだな」

真「えぇっ!? ば、バレちゃいましたか~……あははは、さすがプロデューサーだなぁ」

P「真がわかりやすいだけだとも思うけどね」

真「ねぇねぇプロデューサー、それでそれで……」

P「お、おいおい、そんなに聞かなくたっていいだろ? 話すネタもないし……」

真「でもでも……」

P「俺のことはどうだっていいんだよ。ほら、そろそろテレビ局が見えてきたぞ」

P「気持ち切り替えて、仕事、頑張っていこう!」

真「……はいっ!」

アイドル達も小鳥さんなら仕方ないかっておもえるよね

アニマスでも小鳥さん正妻ポジだしいいと思う

2次創作ssはあまり書いたことないけど 、なんでわざわざ原作キャラを壊すのかな。
それならオリキャラでやれば?て思うのは俺(モバゲー出身携帯小説家)だけ?

【テレビ局】

『きゃっぴぴぴぴーん! みんなのアイドル、菊地真ちゃんなりよー☆』

ヒューヒュー!!

『えっへへー、それじゃあ、いつもの行くよー! せーのっ!』

マッコマッコリーン!!!!

『やぁー! みんなー! ありがとぉー!』

ウォォォ!!!



P「……うんうん、撮影は順調みたいだな! 真も実に楽しそうだ」

P「ファンの皆も喜んでるみたいだし、こういう路線にして正解だったかな」

P(……しかし、少し時間が出来てしまったな)

P(ちょっと、飲み物でも買いにいくか)

>>30
あ!エテポンゲ!

とりあえずこれうpしときますね

P「えーっと……いおりんのオレンジジュース、っと」カチッ

ガコンッ

P「……しかし、コラボ商品とはいえ、妙なネーミングだよなぁ。律子は何を考えてこれをOKしたんだろう」

P「うまいからいいけど……」ゴクゴク

千早「……あら?」

P「……? おお、千早じゃないか!」

千早「ふふっ、おはようございます、プロデューサー」

P「奇遇だな、こんなところで会うなんて」

千早「そうですね。今日は誰かの付き添いですか?」

P「ああ、真のな」ゴクゴク

千早「……それ、飲んでるんですね」

P「ん? うん、まぁ……うまいし」

千早「……」

P「な、なんでそんな目で見るんだよ……」

>>30ってコピペ?

レモンジュースじゃなくオレンジなのか

あんだけ顔もスタイルもいいのに30まで処女とかどう考えてもコミュ障メンヘラ

おくゆかしさを拗らせただけだよ

P(……そういえば、さっき真はこんなこと言っていたな)

『みんな噂してますよっ! プロデューサーは小鳥さんの前でデレデレしまくってるって』

P(もしかして、千早も噂を聞いている一人だったりするのだろうか)

P(……なんか、俺だけ知らないっていうのもあれだし……それとなく、聞いてみようかな)


P「…………」

千早「……プロデューサー? どうかなさなったんですか?」

P「なぁ、千早」

千早「はい、何か……」

P「千早はさ……、恋、してるか?」

千早「……は?」

ちーたんかわいい

>>33ええい!他にはないのか!

ふしだらNG!

千早「え、え……な、何を急に言い出すんですか!?」

千早「……恋、って……そんなの、私まだ……」カァァ

P「あ、ああいや、間違った! 違うんだよ」

千早「え? ちがう?」

P「なんていうんだろうな……恋の話とか好きか? って言いたかったんだ」

千早「……恋の話……ですか?」

P「うん。千早もそういう年頃だろうし……」

千早「……どうでしょうか。個人的には、あまり……」

P「へー……」

P(この反応ってことは……皆の噂話は耳にしていないのかな?)

P(まぁ、真面目な千早だもんな。少し、安心したかもしれない……)


P「じゃあさ、千早自身は、恋とかしてないのか?」

千早「で、ですから私はっ! もう……こ、今度は何と言い間違ったんですか?」

P「いや、個人的に興味があるだけ」

千早「…………」

あかん これはアカンでえ

千早にそれはあかん

千早はPに依存しているという風潮

千早「私自身は……正直、まだよくわからないです」

P「わからない?」

千早「……ええ。物語や歌の歌詞に出てくるような、誰かを愛する激しい感情も……」

千早「一目見た瞬間に恋に落ちるような、そんな出会いも……私は、経験したことがありませんから」

P「……そっか」

千早「でも……数ある人の感情のひとつとしての、『恋心』になら、興味はありますね」

P「……どういうことだ?」

千早「歌は、感情や思いを伝えるものです。ですから、それを知れれば、私は……」

千早「もっと、たくさんの人の心に響くような……そんな歌が歌えるようになると思いますから」

P「千早の目標を達成するための手段としての、感情ってこと?」

千早「そういう言い方をしてしまうと、なんだか冷たいと思われるかもしれませんが……そうですね」

千早「嬉しいことも、悲しいことも、恋することも……」

千早「人の心に生まれるあらゆる気持ちを、あらゆる人に伝えられるような……そんな歌手に、私はなりたいですから」

支援

P「……千早、なんだか変わったな」

千早「えっ……、そうですか?」

P「うん、良い顔するようになったよ。良い顔で、夢を語るようになった」

千早「……夢……」

P「前までの千早だったらさ、恋する暇があるならレッスンレッスン! ひたすらレッスン!」

P「って、感じだったじゃないか。余計なことには興味ありません! って言ってさ」

千早「……ふふっ、そうかもしれませんね」

P「そのうち千早も、本物の恋、するようになるんだろうな……そう考えると少し、さみしいかもしれない」

千早「え? な、なぜプロデューサーが……?」

P「なんていうか、小さかった女の子が成長していくのを見ているみたいでね」

千早「……」

P「っと、ごめんごめん、俺なんかが生意気というか……変なこと言ってしまった」

千早「……プロデューサーは、謝るべきことが別にあると思います」

P「へ?」

千早「なんでもありません」プイッ

ちょい休憩

いいね

千早…

>>41
\かわいいっ!/

支援したいのにプロバ規制ががが

可愛いというよりやりたい

>>53
ぴよちゃん可愛いのにPにイラッとくる

P(な、何か間違ったことを言ってしまったのかな? 怒らせたか……?)

P「あ、あのさ、千早……」

千早「……ふふっ」

P「え」

千早「心配しなくても大丈夫ですよ、プロデューサー」クルッ

P「……大丈夫?」

千早「ええ。私、怒ったりなんてしていませんから」

P「……なあ、俺ってそんなに、感情が顔に出やすいかな」

千早「顔を見なくてもわかります。実際に、いま私は、あなたのことを見ていなかったでしょう?」

P「あ、ああ……確かに」

千早「声の調子だけで……私のことを気遣ってくれているということは、伝わってきましたから」

P「……本当に、変わったよ。魅力的になった」

千早「お、お世辞は結構ですっ」

P「千早、今日の予定は終わったのか?」

千早「はい、収録も終わりましたから……」

P「このあとは、プライベート?」

千早「そうですね。春香と、出かけることになっているんです」

P「そっか……それじゃあ、楽しんでおいで」

千早「ええ。……それでは」



P(……恋に憧れる気持ち)

P(真と千早では、形は違うものではあったけど……)

P(彼女達にとっては、かけがえの無い、大切な気持ちなんだろうな)

支援は紳士のつとめ

P(俺は……? 俺は、どうなんだろう)

P(俺が音無さんに恋する、この気持ちは……)


『……プロデューサーさん! 今日もファイト! ですよ!』


P(俺はただ……、優しくて、笑顔が素敵で……そんな音無さんに、憧れて)

P(でも、それは……──)




千早「……あ……プロデューサー!」

P「ん? ど、どうした?」

千早「頑張ってくださいね。私も、応援していますから!」

P「え……」

千早「ふふっ……それでは、失礼します」

P「ちょ、ちょっと、千早!?」

──────
────
──


真「プロデューサー! おっつかれさまでーっす!」

P「あ、ああ……」

真「どうでしたかっ? 今日のボクの仕事っぷりは!」

P「……うん、とても良かったよ。これでファン増加間違いなしだ!」

P(本当のこと言うと、千早と話してる間は見てなかったんだけど……)

P(……でも、この嬉しそうな真の顔を見れば、わかる。最高の仕事が出来たみたいだな)


P「あっはっは! この調子でいけば、真がトップアイドルになる日も遠くないかもな!」

真「本当ですかっ!? へへっ、やーりぃっ!」

支援

【帰りの車内】

ブロロロ……

P「……そういえばさっきさ、千早に会ったんだ」

真「千早? へー、今日は同じとこで仕事してたんですね」

P「うん。それで……ちょっと真に聞きたいことがあるんだけど」

真「なんですか?」

P「……千早って、俺が音無さんに好意を持っているってこと、知ってる?」

真「……うーん、どうかなぁ」

P「……」

真「ボクがそういう話をするのは、春香と雪歩の前だけですし……すみません、わからないです」

P「そ、そっか。あ、いや、いいんだ。ちょっと気になっただけだから」


P(ということは、千早はやっぱり、俺の感情を読み取って……?)

P(……いやいや、あれくらい話しただけでそこまで筒抜けだなんて、認めてたまるか!)

P(まぁこの件については、今度また千早に聞いてみるとしよう……)

【765プロ事務所】

P「……っていう感じで、来週もよろしく頼むな」

真「はいっ!」

P「それじゃあ、連絡するのもこれくらいだし……あ、ジャンケンでもするか?」

真「おっ、いいですね! へへっ、今日でついに30連勝!」

P「あっはっは! 俺だって負けな──」

ガチャ

小鳥「ただいま戻りましたー……あら?」

P「お、おおっ、音無さんっ! お、お帰りなさい!」ガタッ

小鳥「ふふっ、お疲れさまです」

真「それじゃあプロデューサー、小鳥さん! お疲れさまでしたーっ!」タタッ

P「えぇっ!? お、おい真、ジャンケンするんじゃ……」

真「……プロデューサー、ガンバってくださいねっ!」ヒソヒソ

P「…………う、うむ……」

小鳥「……? なんだか、あわただしいですねぇ」

支援

P「……」

小鳥「……~♪」ガサゴソ

P「……音無さん、買出しに行ってたんですか?」

小鳥「ええ。トイレの蛍光灯と、あとお茶っ葉と、コーヒー豆と……」

P「そ、そうですか……あっ、俺、蛍光灯替えてきますよ!」

小鳥「えっ? いいんですよ、私がやっておきますから」

P「でも音無さん、いつも脚立に乗るたびにプルプルしてるじゃないですか」

小鳥「そ、それは~……」

P「ほら、貸してください」

小鳥「……ふふっ、ありがとうございます♪ それじゃあ、お言葉に甘えちゃいますね」

P「ええ! まかせといてください!」



P(……カッコつけるという理由が半分)

P(何を話したらいいかわからないから逃げた、という理由が半分……)

P(……情けないな。思春期の中学生かよ……)

【トイレ】

P「さて、と……」

ガタンッ

P「……」キュ、キュ……

P「……はぁ~……なんだかなぁ……」

P「ダメもとで、もう一回飲みにでも……いやいや、それでしつこい男だなんて思われたら」

P「そもそも音無さんは俺を気遣ってああ言ってくれたわけだし、それを無碍にするなんて……」

P「うーん……」


『──ちゃんっ! いまトイレは……』

『も、もう、限界なのですっ! お願いですっ、止めないでくださいっ!』


P「……ん? なんだろう、なんだか騒がしいような──」

ガチャッ

貴音「あ」

P「お」

ひいいいいいいとりひいいいいいい

貴音「……」プルプル

P「……お、おつかれ、貴音。今帰りか?」

貴音「え、ええ……お疲れさまです……プロデューサー」プルプル

P「えーっと……あ、悪い、いま蛍光灯替えてるからさ」

貴音「……そのよう……ですね……」プルプル

P「もーちょっと待ってくれな。うーっしょっと……」キュ

貴音「…………」プルプル

P「うーん、なかなかうまく嵌らないな……これほんとにサイズ合ってるのか?」

貴音「プロデューサー……まだ、でしょうか……?」プルプル

P「ああ、ごめんごめん、いま──」

貴音「プロデューサー! いえ……あなた様っ!!!」

P「え!?」

貴音「……! ……!」

P(とても真剣な目をしている)

どいてやれよww

かわいい

貴音「……おねがいでございまず……」

P「へ? ……お、おい貴音、お前泣いて」

貴音「そのようなことはどうでもよいではないですか! どうが、どうか……!」

P「う、うん……」

貴音「今すぐ、ここから出て行ってくださいませ……!!」

P「え、でも……まだ蛍光灯替えてな」

貴音「あなた様っ!!! 事は一刻を争う事態なのです!!!」

P「ははいっ! ただいまっ!」

ガタガタッ

タッタッタ……

ああ、尻を叩いたようにみえるな

バタン……

P(──あんな表情の貴音を見たのは、初めてだったな……)

P(フフ……いつもはポーカーフェイスというか、何を考えているかわからないときもあるけれど……)

P(意外な一面ってやつ、か……。うん、ああいう表情も、悪くないな……)

コンコン

『……あなた様』

P「え? 貴音?」

『……、やはりまだそこにいたのですね……』

P「うん……」

『……どいてください』

P「えーっと……ああそっか、ここにいたら音が」

『……。……あの、小鳥嬢を……呼んできては、いただけないでしょうか……』

P「音無さん?」

『……暗いところで一人でいると、私、落ち着かなくて……その、用を……』

P「なるほど……わかった、今呼んでくるよ」

やよい(デリカシーの無い人は恋愛とかそれ以前だと思いますぅ)

──────
────
──


ジャー……

ガチャッ


貴音「……」

小鳥「た、貴音ちゃん。許してあげて、プロデューサーさんも悪気があったわけじゃ……」

貴音「…………」

P「……あの……」

貴音「いけずどころの話ではありません」

P「え」

貴音「……う、うぅ……」

P「貴音……」

P(貴音が涙を流している……どうして、こんなことに……)

P「貴音……ごめんな。よく考えたら、デリカシーがなかったよ」

貴音「よく考えなくても、わかっていただきたかったところです……」

P「うん……」

貴音「……」

P「あ、そ、そうだ! お、お詫びに今から何か、食べにいくか? 奢るぞ」

貴音「プロデューサー」

P「はい……」

貴音「私がいつでも、食べ物で釣られると思われているのであれば、それは間違いというものですよ」

P「そのとおりです……」

貴音「……これは……、私からあなた様に、説教をしなくてはなりません」

P「説教?」

貴音「ええ。しばしの無礼をお許しくださいね」ゴゴゴ

P「……ああ」


P(当然だな……ここまで怒らせてしまったのだから……)

お尻ちんかわええー

お漏らちん

間に合わなかったのか

貴音「……小鳥嬢」

小鳥「え、私? な、なにかしら……」

貴音「私とプロデューサーは、今から少々席を外します」

小鳥「ああ、お説教に行くのね……」

貴音「ええ。らーめんを食べながら、色々と話すことにしますので……それでは」

P・小鳥「「えっ」」

貴音「……?」

P「……ラーメン、食べにいくのか?」

貴音「先ほど、奢る、と……そう仰ったではないですか」

P「そ、そうだけど……」

貴音「ふふふっ……♪ では、参りましょう!」

P「……ああ、わかった。いくらでもかかって来い!」


P(それくらいで貴音の機嫌が直るなら、安いものだからな!)

朝ごはん食べる

★お食事代行始めました★
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暴飲暴食で鍛えたスタッフたちが一生懸命あなたの代わりに食事を食べてくれます!
モチロンお食事を用意する必要もありません!スタッフがあなたの家の冷蔵庫の中身を無差別に食べまくります!
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           _ / ̄/ ̄''''‐、        ら
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         ./ | .|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|  り
        /┃ ヘ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/

        (   (7::::::::i:::::::::::::::::::::::::/
        \ /::::::::::/:::::::::::::::::::::::(

          /:::::::::::く::::::::::::::::::__\___
_______\::::::::\:::::::::::/ __  _  /___   
    ,r'―――//_,,..-‐"::::::/ /  / /// /
    ,`‐η‐-' く::::::\::::::::::::/ /ヽ / /~/ /

―――ヽ‐<...,,__/)λ" ):/ / / / / / /―――――
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お食事代行では同時にスタッフも募集しています
胃袋に自身のあるそこのアナタ!一緒にお仕事してみませんか?
お食事を食べるだけの簡単なお仕事です!

らぁめんたべちい

はよ

いてらー

貴音「……」ちゅるちゅる

P「……あのさ、貴音」

貴音「……プロデューサー」

P「え、なんだ?」

貴音「物を食べているときは、誰にも邪魔されず、自由で……」

貴音「なんと言ったら良いのでしょうか、救われてなければなりません」

P「なんの話だ……?」

貴音「つまり、静かに食べる、ということですよ」

P「でも、説教するんじゃ……」

貴音「私達には、まだいくらでも時間があります。話をするのは、そのあとでもよろしいかと」

P「……」

貴音「……」ちゅるちゅる……ごっくん

P「……店員さん、この子に……とびっきりの替え玉を」

店員「かしこまりましたー」

貴音「うふふっ……ありがとうございます」

お姫ちんはラーメンを尋常じゃない量食べるからなぁ……

そりゃあ出るもんも大量だろうし、匂いも……なぁ?

>>89
肌も化粧無しだとヤバいんだろうな

>>90
自分で言っといて何だけどお姫ちんは肌も髪もスベスベサラサラじゃい! 何かこう不思議パワーで!

出るものは流石に、質量保存法則には勝てないと言うか、ね?

店員「あ、ありがとうございましたー……」

ガララッ

貴音「ご馳走様でした、あなた様」

P「あ、ああ……」

P(結局、諭吉が飛んでいくことになってしまった)

P(それほど高い店でもないんだけどな……)




貴音「さて……それでは、参りましょうか」

P「え? どこに行くんだ?」

貴音「……どこへでもいいのです。私とあなた様がいれば、それで……」

貴音「話をするのに、それ以上の条件は必要ありませんから」

P「……うん、そうだな」

支援は紳士のつとめ

小鳥さんはちょろ可愛い

というか貴音でゴローとかワロタ

>>94
そう言えば765と孤独のグルメのクロスSSあったけど、お姫ちん×ゴローが見たいな

テクテク……


貴音「……」

P「……なぁ、貴音。さっきは……ごめんな」

貴音「……いえ。過ぎたことは、もういいのですよ」

貴音「あなた様に悪気があったかどうかくらい、私にはわかります」

P「……貴音……」

貴音「……大切なことは、これから、あなた様がどうするか……でしょう?」

P「……これから?」

貴音「ええ」

貴音「……仲違いを起こすことも、ささいなすれ違いを重ねてしまうことも、これまで、幾度もありました」

貴音「その度に私達は、たくさんのことを話し合い、再び手を取り合ってきたではないですか」

P「……そうだなぁ」

貴音「ふふっ……そしてそれはきっと、これからもです」

貴音「ですから、これくらいのことでいつまでも拗ねているような、弱い私ではありませんよ」

P「……もう、お前を泣かせたりしないよ」

貴音「うふふっ……あなた様?」

P「え?」

貴音「いいですか、よく見ていてくださいね?」

P「見るって、何を……」

貴音「……」


ポロポロ……


P「っ!? え、な、なんで……」

貴音「……」ゴシゴシ

P「……貴音、どうしていま……涙を」

貴音「……私の演技も、かなり上達したとは思いませんか?」

P「……演技?」

貴音「ええ。ふふふっ……いかがだったでしょうか」

P「……あはは、すっかり騙されたよ」

お姫ちんの涙ペロペロ

支援

P「それじゃあ……さっきのも、演技だったのかな」

貴音「……それは、秘密です」

P「……あはは、参ったな」

貴音「ふふっ……あなた様?」

P「ん?」

貴音「……真だけでなく、ときには、私や千早のことも……、思い出してくださいね」

P「思い出すって……お前達のことを忘れたことなんて、一度もないよ」

貴音「…………」

P「……確かに最近は、お前達の活動が落ち着いたから、真ばかり見ることになっているけれど」

P「それでも俺は、いつだって──」

貴音「あなた様のことですから、その言葉に嘘はないでしょう」

P「……っ」

貴音「でも、それは……、態度で表していただかないと、伝わらないものです……」

P「……」

貴音「……申し訳ありません、このような、わがままを言ってしまって……」

P「……いや、いいんだ」

貴音「……」

P「態度で示す、か……そうだな」

貴音「……一目見ただけで、気持ちのすべてが伝わることなど、あり得ません」

P「……うん」

貴音「言葉を尽くし、手を重ね、そうすることでようやく……思いのかけらが伝わるというものです」

P「……それでも、かけらなのか」

貴音「ええ。この思いのすべてを伝えることは、途方もなく、難しいことですから」

P「……」

貴音「……誰かに気持ちを伝える……そのために、私達は、歌を歌います」

P「歌?」

貴音「私達は、アイドルです」

貴音「この思いを、はっきりと言葉にすることは……、禁じられていますので」

貴音「……けれど、あなた様は違います」

貴音「あなた様は、ご自身のやりたいように、信じるように……その気持ちをあの方に伝えればいいのです」

P「……!」

貴音「うふふっ……私としたことが、生意気を言ってしまいましたね」

P「……いや、いいんだよ。説教、してくれるんだろ?」

貴音「……そうですね。ふふっ、ふふふ……♪」



P(……そんな風に笑った貴音の頬には、まだ先ほど流した涙のあとが残っていて)

P(そこに星の光が反射して、とても綺麗に光って見えた)



P(貴音は、きっと……俺のことを、激励してくれているのだろう)

P(今はまだ、それがなぜかはわからない。けれど……)

P(貴音は、おそらく、俺の気持ちを知っていて──)

支援

【765プロ事務所】

小鳥「……」

ガチャ

小鳥「!」

P「……ただいま戻りました」

小鳥「お、お帰りなさい、プロデューサーさん」

P「音無さん……まだ、帰ってなかったんですね」

小鳥「……えへへ、ちょっと心配で」

P「心配?」

小鳥「ええ……貴音ちゃん、随分怒っていたみたいだったから……」

P「……」

小鳥「……ちゃんと、仲直りできましたか?」

P「……はい。すみません、余計な心配をかけてしまって」

小鳥「プロデューサーさん。そんなことは言わないでくださいっ」

P「え?」

小鳥「『余計』なんてこと、全くありません。だって私達は……、家族じゃないですか」

P「か、家族ですか?」

小鳥「ふふっ、そうですよ」

P「……」

小鳥「この事務所を開いたとき、私達は決めたんです」

小鳥「……この場所は、家。そして、ここにいる間は……」

小鳥「アイドルも、スタッフも……みーんな、かけがえの無い、家族」

小鳥「そういう事務所にしよう、って……」

P「……そうだったんですか」

さすがは正妻処女でも溢れる母性

小鳥「そういえば、貴音ちゃんは?」

P「さっき、家の近くまで送っていきました」

小鳥「そうですか……」

P「……音無さんは、まだ帰らないんですか?」

小鳥「うーん、そうですねぇ……。ちゃんと仲直りしたって確認もできたし、そろそろ……」

P「それじゃあ……、送っていきますよ」

小鳥「え?」

P「俺も、今日やることはすべて終わりましたから」

小鳥「で、でもそんなの……悪いですよ。私、ひとりでも平気ですから」

P「……俺が、あなたと一緒に帰りたいんです」

小鳥「……え」

P「……話、しましょう」

小鳥「…………は、はい」

ぴよ汁~

テクテク


P「……」

小鳥「……」


テクテク……


P「…………」

小鳥「…………」




P(な、何を話したらいいんだよ!)

P(さっきから音無さんも、うつむいてるみたいだし……)

P(……くそう、俺の意気地なし……!)

しえんピヨ

このヘタレメガネ!

P「……」

小鳥「……」


P・小鳥「「……あのっ!」」


P「お、音無さんからどうぞ……」

小鳥「あ、いえ……そんな、プロデューサーさんから、言ってください」

P「いやぁ、あはは……」

小鳥「……あ、あはは……」

P「……実は、声をかけたはいいけど、まだ話す内容が固まってなくて……」

小鳥「……ふふっ、奇遇ですね……」

P「え? 奇遇?」

小鳥「……私も、あなたとおんなじです。なんとなく、声をかけちゃいました。ふふふっ……」

P「……そ、そそ、そうですか! あは、あははは! いやぁ、奇遇ですねっ!」


P(……本当に、単純だな、俺は)

P(こんなささいなことで、嬉しくなっている……)

しえん

朝から素敵なスレを見つけてしまった支援

P(……ああ、そっか)

P(今日一日、色々と考えたけど……そうなんだ)

P(俺が、この人に憧れている理由は──こんなに、単純なことだったんだ)



P「……音無さん」

小鳥「あ、話す内容、決まりましたか? ふふふっ……」

P「はい、聞いてくれますか?」

小鳥「ええ、どうぞ」

P「……」

小鳥「……? プロデューサーさん、どうし──」



P「俺、音無さんのことが、すきです」

えんだー

いやー

小鳥「……え……」

P「……だから、お付き合いを、してくれないでしょうか」

小鳥「え、で、でも……、そんなこと言われ……あっ」ティン

小鳥「……ぷ、プロデューサーさんったら!」

P「え?」

小鳥「ま、また私をからかってるんですね? もう、ダメですよ! そう何度も何度も……」

P「……ちがいます。今度は、嘘じゃないです」

小鳥「……え、ぇ、えぇぇ……!?」カァァ

P「……」

小鳥「……あ、あの、それって……あっ」ティン

P「こ、今度はなんですか?」

小鳥「そ、それってあれですよね! 『今度は嘘じゃないっす』……あのバスケ漫画の名シーン」

P「……ちがいます。俺、本気ですから」

小鳥「…………」

P「……でも確かに、今言った『今度は嘘じゃないです』って言葉は、正しくないですね」

小鳥「どういうことですか……?」

P「今朝言ったことだって、嘘ではありませんでしたから」

小鳥「…………」

P「……今朝は、俺がへたれてしまったから。嘘というより、誤魔化しだったから……」

小鳥「……うぅぅ……」

P「音無さん、俺……」

小鳥「ちょおちょちょ、ストップ、すとーっぷ!」

P「な、なんですか!?」

小鳥「……いま、これ以上言葉をかけるの、だめです」

P「え、で、でも……」

小鳥「……もう、心臓が爆発しそうだから……、ちょっと待ってくださいぃぃ……!」

あのバスケ漫画を知ってるという事は…小鳥さんって何s

>>122
いや、あのバスケマンガは普通に今も有名だから、歳を知る材料にはならないだろw

26でぎり世代

あの漫画は今の中学生からおっさんまで知ってるから(震え声)

小鳥「おぉ、お、おお、落ち着くのよ小鳥ちゃん……」

小鳥「これは何かの罠、これは何かの策略……あるいは夢……」

小鳥「そ、そうよ。こんな、今日お昼に見ちゃった夢みたいなこと……現実なわけ……」ブツブツ

P「あの、音無さん……」

小鳥「ぴよっ!」

P「えっ」

小鳥「あ、あぁぅ……私としたことが、ぴよぴよしてしまったわ……」

P「あ、ああ、これが例の……」

小鳥「……」ボッ

P「……音無さん」

小鳥「ははは、はい」

P「これは、夢なんかじゃありません」

小鳥「…………」

P「……だから、あなたの答えを、聞かせてほしい」

              , -‐;z..__     _丿
        / ゙̄ヽ′ ニ‐- 、\  \   ところがどっこい
       Z´// ,ヘ.∧ ヽ \ヽ ゝ   ヽ   ‥‥‥‥
       /, / ,リ   vヘ lヽ\ヽヽ.|    ノ  夢じゃありません
       /イル_-、ij~  ハにヽ,,\`| <      ‥‥‥‥!
.        N⌒ヽヽ // ̄リ:| l l |   `)
            ト、_e.〉u ' e_ ノノ |.l l |  ∠.   現実です
          |、< 、 ij _,¨、イ||ト、|     ヽ      ‥‥‥!
.           |ドエエエ「-┴''´|.|L八   ノ -、   これが現実‥!
            l.ヒ_ー-r-ー'スソ | l トゝ、.__   | ,. - 、
    _,,. -‐ ''"トヽエエエエ!ゝ'´.イ i l;;;;:::::::::::`::ー/

   ハ:::::::::::::::::::::| l\ー一_v~'´ j ,1;;;;;;:::::::::::::::::::
.  /:::;l::::::::::::::::::::;W1;;;下、 /lル' !;;;;;;;;;::::::::::::::::
  /:::::;;;l:::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;|: :X: : : : : |;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::
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おいだいなしだよ

小鳥「……あ、あの……」

P「……はい」

小鳥「……その前に、聞かせてください。……どうして、私なんでしょうか……」

P「どうして、って……」

小鳥「……プロデューサーさんのまわりには、私なんかより若くて、素敵な女の子がたくさんいます」

小鳥「それなのに、どうして私に、そんな言葉をかけてくださるんですか……?」

P「……すきになったから、じゃ、ダメですか?」

小鳥「す、すす、す……で、ですから! その、す……き、になった理由を聞きたいんですっ!」

P「……」

小鳥「……プロデューサーさんは、真面目な方だから、アイドルの子達を恋愛対象としては見ないでしょうけど……」

小鳥「でもだからって、こんな……こんな私を選ぶ理由には、ならないと思います」

P「……随分、疑り深いんですね」

小鳥「そうじゃなきゃ恋人いない歴=年齢にはなりません……」

P「え、そうだったんですか?」

小鳥「うわあああ!! い、今のなし! 今のなしぃぃ!!」

ぴよちゃんなら年代じゃなくてもチェックしてるレベルの作品だろあれは

小鳥さんまじなんでも知ってるからな

知らないのは男だけ

P「……音無さんは、ご自分で思っているよりも、ずっと素敵な女性ですよ」

小鳥「……そんなこと……」

P「そんなこと、あります。あなたは優しいし、とても綺麗だ。それに……」

小鳥「……ときどき、妄想して暴走しちゃったりしますよ……」

P「そういうところも、可愛らしいじゃないですか」

小鳥「うぅ……」

P「……それに、何より」

小鳥「……」

P「アイドル達のことを……、とても大切に思っている」

小鳥「……え……みんなの、こと?」

P「……はい」

み・・・見てください!小鳥さんの表情をッ!
眼が うつろですッ!何やらブツブツつぶやいています!

P「……俺、本当のこと言うと、一目惚れではありませんでした」

小鳥「あ……そうですか、そうですよね……」

P「あ、いやいや、勘違いしないでくださいよ!? 綺麗な方だなーとは思っていましたから!」

小鳥「…………お、お世辞なんて……えへへ」

P「……俺がすきになったのは、あなたと一緒に仕事をするようになって、あなたのことを知ってからです」

小鳥「……!」

P「アイドルのみんなの活躍を、誰よりも喜んで……」

P「オーディションに失敗したときなんかは、本人達以上に落ち込んだりして」

小鳥「…………」

P「……俺、そんな風に生きていく音無さんの姿に、憧れたんだと思います」


P「自分ではない誰かのことを、家族と呼んで……」

P「その人のために、笑って、泣いて……そういうことが真剣に出来る、あなたのことを……」

P「俺がこの手で、笑顔にさせてやりたい、って……、そう思ったんです」

P「……音無さん」

小鳥「……っ」

P「これが、今伝えられる、俺の精一杯の気持ちです」

小鳥「い、いま……?」

P「……まだ、この思いのかけらしか、あなたには見せてやれていないと思う」

P「でも、これから……もっともっと、たくさんのことをあなたに伝えていきたいんです」

小鳥「……」

P「そのために……俺と一緒に、手を取って、歩いて……」

P「そして、笑いあってはくれませんか?」

小鳥「……っ……!」

俺がPを笑顔にしてあげる

いや俺だね

小鳥「……っ! ……!」

P「……」

小鳥「………………ぃ」

P「……え?」



小鳥「……はい……!」

P「……!」

小鳥「……こ、こんな……わだしで、良ければ……」



小鳥「あなたといっしょに……いさせで……ください……!」

しえん

P「ほ、本当に……」

小鳥「……う、うぅ……」

ポロポロ……

P「!?」

小鳥「……ほ、ほんとの……ほんとでずか……!?」

P「……もちろん、ほんとのほんとです」

小鳥「……うれじい、でずぅ……!」

P「……音無さん……」

小鳥「……こ、こんな風に、言っでくれる゛人……ずびっ」

小鳥「今まで、生きてきて、ひっぐ……誰もいながっだがらぁ……!」

小鳥「……ううん、ぞうじゃないっ! そうじゃなくでぇ……!」

P「……そうじゃない?」

小鳥「そう言ってぐれたのが、ぷろじゅーしゃーさんだったがら……!」

小鳥「だから……嬉じいよぉ……!」

ちょい休憩

しえん

おれ「うれしいよぉ…ふぇぇ…」

はよ

だっ!

──────
────
──

ゴシゴシ

小鳥「……えへへ、すみません。カッコ悪いところ、見せちゃいました」

P「……そんなことありません、可愛かったですよ」

小鳥「も、もうっ! またすぐそーやって、からかって……」

P「……」フルフル

小鳥「……あら? どうなさったんですか、プロデューサーさ」

P「」シナシナ……

小鳥「!?」

──ペタン

P「」

小鳥「ぷ、プロデューサーさん……」


小鳥「……し、死んでる」

空気婿

えっ

P「い、いや……死んでないですよ」

小鳥「あ、ああ……良かったぁ……!」

P「あはは……ちょっと、腰が抜けちゃって……すみません」

小鳥「あの……もしかして、ずっと……?」

P「え、ええ……。ずっと、緊張しっぱなしでした。倒れて吐きそうなくらい……」

小鳥「……そんなにまでして、思いを伝えてくれたんですね」

P「……音無さんは、簡単な女性じゃないですから。これくらい、頑張らないとと思って」

小鳥「……ふふ……ありがとう、ございまず……」ウルウル

P「ああっ、また!」

小鳥「え゛?」

P「……泣くんじゃなくて、笑ってください。いまここには、嬉しいことしかないんですから」

小鳥「あ、あらやだ……私ったら……」ゴシゴシ

P「それに俺は、音無さんの笑顔が……、一番すきなんですからね」

小鳥「……! も、もう……そんなにたくさん言ってると、ありがたみが無くなっちゃいますよ!」

P「……ありがたみ、かぁ」

小鳥「ええ、そうですよ。それに、そう何回も連呼されなくたって、その……」

P「音無さん。俺にすきって言われることは、嬉しいですか?」

小鳥「え……そ、そんなの……当たり前じゃないですか」

P「……どうして?」

小鳥「ふぉっ!? どうしてって……それはだって……え?」

P「ふっふっふ……どうして嬉しいのか教えてください」

小鳥「えぇっとぉ……逆に、なんでそんなことに疑問を持つのか、私にはわからないです……」

P「……たとえば、全く興味のない相手からすきって言われても、それはあまり嬉しくないですよね」

小鳥「私にはそういう経験がないから、なんとも言えませんが……そう、なんじゃないかしら?」

P「ということは、音無さんは俺のこと……」

小鳥「ええ、もちろん。私はあなたのこと、す……」

P「す……?」

小鳥「す、す、す……」カァァ

P「フフフ……」

ああもうニヤニヤ止まらん

小鳥「……あ、あぅ……」

P「……まだ、言ってもらってなかったから」

小鳥「い、言わなくてもわかりますよね!? だって、その……おーけー、したんですから……」

P「わかりません」

小鳥「え、えぇぇ……!?」

P「……もしかしたら音無さんは、俺のことを哀れんでオーケーしてくれたのかもしれませんし」

小鳥「そ、そんなことないですよ! わ、私だってその……そんなに、ちょろい女じゃありませんから!」

小鳥「ここ、告白されたから無条件で即OK、なんてしませんっ!」

P「それなら! お願いします!」

小鳥「うぅぅ……!」

P「『態度で表していただかないと、伝わらないものです』って、かつて銀髪の偉い人も言っていましたから」

小鳥「だれですかそれぇ……!」

私だ

小鳥「……わ、わかりました……そこまで言うなら……」

P「本当ですか!」

小鳥「音無小鳥、2[チョメチョメ]歳……う、生まれて初めて……」

小鳥「こ、この言葉を……男性に伝えます……!」

P「……」ドキドキ

小鳥「……ぷ、プロデューサーさん……」

P「は、はい……」

小鳥「…………────~~!!!」



ぎゅぅぅぅっ



P「っ!?」

小鳥「かおっ、顔、絶対見ないでくださいねっ!」ギュー

P「は、はい、はいっ! え、なんで抱き」

小鳥「……すぅ──……!」

 
 
 
小鳥「だいすきぃ……!」

・・・ふぅ

えんだああああああああああああああああ

いやああああああああああああああああああああああああああああああああ

いやああああああああああああああああああ

くそっ泣いちまった

P「お、音無さん……!」

小鳥「ほっ、ほんとはっ!」

P「え?」

小鳥「ほんとは、っていうか……あぁもう、なんて言ったらいいんだろ……」

小鳥「とにかく! わ、私だって、前からあなたのこと……、すきだったんですからぁ……!」

P「……!」

小鳥「……アイドルのみんなの為に、いつでも一生懸命な姿が、素敵でした……!」

小鳥「み、みんなにだけじゃなくて、私にもとっても優しくしてくれて……嬉しくて、嬉しくて……」

小鳥「それこそっ、夢に見ちゃうくらいっ! あなたのことが、だいすきだったんですぅ!」


ぎゅぅぅぅぅ!


P「お、音無さん、くるし……」

小鳥「それなのに、あなたは……それとなくアプローチしても、全然気付いてくれなくてぇ……!」

P「え!? そ、それはこっちの台詞ですよっ!」

小鳥「えぇっ!?」

ちくしょう・・・

おめでとう

P「俺、今日だって、あなたを食事に誘ったのに……」

小鳥「で、でもそれは……社交辞令的なあれかなーって……」

P「あの流れのどこにそんなものがあったんですか……」

小鳥「……そ、そんなこと言ったら、プロデューサーさんだって!」

P「え、俺ですか?」

小鳥「……プロデューサーさんのデスク、ちょうど私のデスクと向かい合う位置にありますよね」

P「は、はい……」

小鳥「だから、ときどき、視線を送ったりしてたのに……」

P「えぇー……」

小鳥「あ、あとあと、プロデューサーさんが事務所を出るときに、必ず声をかけたり!」

P「音無さん、みんなに声かけてるじゃないですか……」

小鳥「みんなに対するのとは、込めた思いの種類が違ったんですっ! それくらい気付いてください!」

P「す、すみません!」

小鳥「うー……」

いやいやいや
処女かよ

処女だよ

P「……」

小鳥「……」

P「…………はは」

小鳥「……ふふっ」

P「……あ、あははは!」

小鳥「……ふふ、ふふふっ……!」


P「なんだか、ふたりとも……」

小鳥「え、ええ……そうですね。ふふっ……」

P「思春期の、中学生みたいだ」

小鳥「ほんと……もう良い年だっていうのに」


P「……随分、遠回りをしてしまったみたいです」

小鳥「……はい。でも……」

P「……きっと、だからこそ……」

小鳥「いま私たちの間にある、この幸せが……こんなにも大きく、感じられるんだと思います」

──────
────
──


P(……こうして)

P(俺と音無さんは晴れて、正式にお付き合いをすることになった)

P(お互い、素直に思いを伝えることができず……かなり回り道をしてしまったけれど)

P(でも、だからこそ……いま感じている、この大きな幸せを、大事にしていこうと思う)

P(……彼女の、言う通りに)



小鳥「……あ、プロデューサーさん……」

P「どうしたんですか?」

小鳥「……あの、ひとつ、お願いがあるんですけど……」

P「……?」

小鳥「せっかく、こうして、特別な関係になれたんですから……」


小鳥「……これからは、私のことを────」

涼ちんちんぺろぺろ

リア充ピヨちゃん

【数日後……】

ガチャ

「「「おはようございまーす!」」」

P「お、来たなー。みんな、おはよう!」



真「……あれっ、プロデューサー?」

P「ん? どうした?」

真「うーん、なんか……先週までと顔つきが違うっていうか……何か良いことでもあったんですか?」

P「……フッフッフ……」

真「……ま、まさか!」

P「さぁ、今日もお仕事、頑張ろうな!」

真「えぇー! ちょ、ちょっと、教えてくださいよぉっ!」

真「プロデューサーがそういうつもりなら、ボク、小鳥さんに直接聞いちゃいますからねっ!」

P「ああ、いいぞ」

真「えっ!? い、いいんですか?」

P「うん。たぶん、そのほうが面白いリアクション見れるだろうし」

真「ふーん……よーし、それならっ! 小鳥さーん!」タタッ




千早「……ふふっ、プロデューサー?」

貴音「あまり、人をからかうものではありませんよ」

P「おいおい、からかうなんて心外だな……」

支援は紳士のつとめ

追い付いた支援

P「そういえば……ふたりにはちゃんと聞いておきたいことがあったんだ」

千早「なんでしょうか?」

P「……俺のすきな人、知ってる?」

千早「……ええ」

貴音「私も、存じ上げておりました」

P「そ、そっか……やっぱり……」

P「っていうか、そんなに広く噂されてたのか……まったく、女の子同士のネットワークって恐ろしいもんだよ」

千早「え? ネットワーク……?」

貴音「はて……? 一体、なんのことでしょうか」

P「だって、皆で噂してたんだろ?」

P「そういうの、したい気持ちはわかるけどな……もっと堂々と聞いてくれればいいのに」

千早「……皆で、というのは……心当たりがありませんけど……四条さんは?」

貴音「私もです。そのようなことは一切……」

P「へ?」

P「……じゃ、じゃあ、ふたりはどうやって……」

千早「……私は、春香から……」


『ねぇねぇ千早ちゃん、これは絶対に秘密なんだけどね……実はプロデューサーさんって……』


千早「と言う感じで、以前……」

P「ほ、ほぉ~……」

P(確かに真は、春香と雪歩としかそういう話をしない、とは言っていたけど……)

P(あー、そこから更に広がったパターンかぁ……なるほど……)


P「……じゃあ、貴音は……?」

貴音「私は、小鳥嬢からお話をお伺いしました」

P「あー、なるほ……えっ」

貴音「先週のあの日……その、真っ暗なお手洗いの中で……」

P「え、トイレで? わかんない、俺、その状況わかんない」

貴音「……小鳥嬢は、このように言っていました」


『ねぇ貴音ちゃん、あまり、プロデューサーさんを怒らないであげてね』

『きっと、悪気があったわけじゃないのよ。……たぶん、だけど』

『貴音ちゃんも知ってるだろうけど、プロデューサーさんは本当は、とっても良い人だから』

『えへへ、こないだもプロデューサーさんったら、私にね……』


貴音「そう語る彼女の声は、とても嬉しそうで……」

貴音「そのとき私は、小鳥嬢がプロデューサーに対して特別な感情を抱いている、と察したのです」

貴音「……そしてそれは、プロデューサーも同様、とも……」

P「……察しが良すぎだろう」

貴音「……ふふっ。もうおふたりとも、長い付き合いですからね」

四円

P「……でも、まぁ、何はともあれ……俺と──」

小鳥「ちょ、ちょっとプロデューサーさんっ!」

P「はは、はいっ!?」

小鳥「まま、真ちゃんに、何を吹き込んだんですか!?」

真「ねー小鳥さんっ! 教えてくださいよー!」グイグイ

小鳥「あ、あの、だからね真ちゃん……えっと、そういうのは、恥ずかしいから……その……」ゴニョゴニョ

P「あはは……」

千早「……ふふっ。そういうことに、なったんですね」

貴音「おめでとうございます、プロデューサー」

P「……ああ! ありがとう、ふたりとも!」

小鳥「ちょっとー! プロデューサーさーんっ!」

支援は紳士のつとめ

支援

はよ

P「真、そろそろスタジオに出発するぞー」

真「えー、でも……」

P「詳しいことは、車でゆっくり聞かせてやるから……な」

真「ほんとですかっ! へへっ、やーりぃっ!」

小鳥「えぇー!? そ、そんなぁ……!」


 * * *


P「……よし、三人とも!」

「「「はいっ!」」」

P「前から伝えてあったとおり、今日から新ユニットでの活動開始だ」

P「これまで培ってきたお前達の実力があれば、きっとすぐにトップを狙える。俺が保証するよ!」

P「だからこれから、一致団結して、みんなで頑張っていこうな! おー!」

「「「おーっ!」」」

しえん

さるよけ

P(……これからも、いろんなことが起こるだろう)

P(ケンカをしてしまうかもしれないし、悲しみで涙を流すことも、時にはあるかもしれない)

P(それでも、俺はきっと──)



小鳥「もう……」

P「あはは……ごめんなさい、少し調子に乗っちゃいましたか」

小鳥「…………ふふっ、冗談ですよ、冗談」



P(俺はきっと、この人と一緒なら、どんなことでも乗り越えていけると思う)

P(その心は、決して簡単じゃない。複雑で、傷つきやすくて……泣き虫で)

P(でも、だからこそ……だからこそ何より大切に思う、この彼女と一緒なら……)



小鳥「行ってらっしゃい、プロデューサーさん。今日も一日、頑張ってくださいね!」

P「……はい、もちろんです! それじゃあ……」


P「行ってきます、小鳥さん!」  おわり

可愛いなあちくしょう

…さて、この物語にはまだ続きがあります。
主人公は誰ですかって?

それはこのSSを読み切ったあなた方1人1人です

今の世の中、たくさん辛いこともある。たくさん嫌なこともある。もう誰も信じられない、信じたくない。そう思っている人がたくさんいるでしょう。

私もかつてその1人でした。でもこのSSの「男」のように(というかモデルは作者自身だったり…)懸命に生きて、今では細々とですが暮らしています。

開けない夜は、ありません。

これが、このSSで伝えたかったことの全てです。

最後の最後に、登場人物たちからのメッセージをお聞き下さい。

男「おう!まあなにやら辛いこともあるが、生きてみようぜ!開けない夜は、ないってな!」

作者「ちょっ、俺のパクったな!」

女「やれやれね、この二人は…クスッ」

友「見てくれて、ありがとな!お前らも頑張れよ!…イテッ!」

作者「(友の頭をはたきながら)読者様にお前らとか言うな!失礼だろが!」

まあなにはともあれ…

全員「読んでくれてありがとう!」

ありがとうございました!(続編をもしかしたら投下するかも…ゴホンゴホン)

音無さんはかわええのう

おわりです。読んでくれた方、ありがとうございました
ピヨちゃんはちょろくないよ 乙女だよ
でもたとえちょろくても可愛いよピヨちゃん

>>193
初めて見たわ

ちょろくないからこの年まで処女だったんだよ小鳥さんは

良かった

>>193
待機してたのか、コピペ貼るのも大変だな

乙!

おつつつつう

おつ

やはりちょろかったな乙

乙ぴよ

おつ

h

おつ

乙オリ

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