高垣楓「どんな関係なんて聞かれたら…♪」モバP「?」 (60)


楓「…けほっ」
http://i.imgur.com/Xo3boBq.jpg
http://i.imgur.com/ieESXJN.jpg

P「あー」

P「楓さん。風邪引いてるのに、歌とか口ずさむのよくないですよ」

楓「むぐ……うぅ、すいません…こほ」モゾモゾ

楓「うー…」コテン

P「けど目が覚めたので安心しました。お腹はすいてませんか?」

楓「…あ、はい。えっとちょっと……」

楓「…」…ポフ

楓「?あれ」コテン

P「?」

楓「……」コロロ

パシ

楓「…」ギュ

P「…どうしました?」

楓「……」ニギニギ

楓「…ゆ、ゆうれいとかではないみたいです」

P「報告ありがとうございます」



・スレタイがあれですけどクロスとかではないです
・シリーズ


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楓「…あ」

ぱたふ

P「?はい」

楓「ゆうれいかどうかよりかは、これが夢なのかどうか気にするべきだったかも…」

P「…それじゃあ」

P「ほっぺでもつねってみますか?」

楓「あ…じ、じゃあその」

楓「はい。やさしくお願いします…」

P(あ、俺がつねるんだ…)

P「…では」ムニ

むに

楓「はぅ」



ぐにぐに


楓「……」ムニニ

楓「いふぁいれふ」

P「目は覚めましたか?」

楓「おかれふぁまで……」アウー

P(可愛い…)グニ

楓「あー」


楓「…」ムニムニ

楓「…ふふ」

P「??」

楓「じゃあ…ゆめではないんですね。おはようございます」

P「はい。おはようございます」

楓「はい」ニコ

楓「…わあ。目が覚めて側にだれかいるって久し振り…。ふふっなんだか嬉しいですねー…」パァァ…

P(あ、なんかひかってる…)


P「…」フム

P「そうですか?」

楓「ですです」コクコク

P「そうですか」クス

楓「はい。ふふっ…ふふふ……」モゾモゾ…

P(かたつむりみたいだ)


楓「……」ニヘニヘ

楓「…?…あれ?」パサ

楓「でも…どうしてプロデューサーが私の部屋にいるんでしょう?」ハテ

P(大切な質問がずいぶん後回しだな)ムニムニ

楓「あふぇ」アー


・・・ひりひり


楓「……」イタイ…

P「……」…ナデナデ

楓「あ…ふふ。えへへ…」

P(…可愛いな)ナデナデ



なでなで


P「えっと…覚えていませんか?楓さんの方から、体調がよくないと連絡をもらったんですが」

楓「…」ポフポフ

楓「し、しましたっけ」

P「されました」

楓「あぅ…ごめんなさい、きっとあたまがぼーっとしていて、それで咄嗟に…ついプロデューサーさんに…」

P「いえ。べつに怒ってはいないので、気にしないでください」ポフ

楓「あうっ……あれ」

楓「ほ、ほんとは怒っていませんか…?」サスサス

P「とんでもない」ポフポフ

楓「あうあう」


楓「…」アレー…

P「…」クス

ぽふ

楓「?」

P「…えっと…要するに」ナデナデ

P「辛そうだったのでお見舞いに来たんですけど」

楓「……あ、」

楓「そ、それはそれは…恐れ入ります」ペコ

P「とんでもない」ナデナデ

楓「……」

楓「……」ポフポフ…エヘヘ

P(熱いな)


P「あ…そうだ。開いてますから勝手に入ってくださいって、」

P「ちゃんと電話で言ってもらいましたからね。ふ、不法侵入ではないです。断じて」

楓「断じて」クス

楓「はい。分かりました」

楓「…ふふ。でも私とプロデューサーさんの仲ですから…べつに部屋に上がってもらうくらいで、不法なことなんてなにも」

P「……それは」

楓「??」

P「…そうですか」

P「…じゃあ、よかった」

楓「はい。よかったです」ニコ

P「はい」

P「……」ナデナデ

楓「あ…ふふ」ニヘ


楓「…」ムフー

P「…」クス

P「…それにしても、」

楓「??」

P「はい。電話の内容も覚えていなかったってことは、」

P「ずいぶん朦朧としていたんですね。もうしばらくはちゃんと寝ていましょう」

楓「あ…はい。分かりました…こほ」

P「なにか食べられますか?薬も飲んで欲しいので…」

楓「…えっと…いまおなかは」グー

楓「…………」

P「……」

P「了解です」

楓「…うぅぅ…はい……了解されました……」グス パサー

P(また布団をかぶってしまった)

楓「あぅー…」ハズカシイハズカシイ

P「……」ハハ


P「じゃあ…お粥かなにか、作って来ますね。台所借ります」

楓「はいどうぞ……あっプロデューサーさん」

P「?」

パシ

P「…?」

楓「…」ギュ

楓「…あ、その、その…そのまえに」

楓「…………プロデューサーさんの手が冷たくて…気持ちいいので…えっと」

楓「もう少しこうしていてもらえませんか?」

P「……それはまあ」ポンポン

楓「わう」

P「じゃあいまはもう少しだけ」

楓「……はい。それで…全然」ギュ

楓「…ふふ」

P「…………」ナデナデ








P「じゃあ戻って来るまでちゃんと大人しくしていてくださいね」

楓「はい。…あ、あのプロデューサーさん、そんな子どもに言い付けるみたいな言い方はひどいです…」

P「あ…ごめんなさい。では、」

P「安静に。しててくださいね」

楓「はい」

楓(……安静に…。…反省して安静に……)

P「?」

楓「ふふっ」

P「」ビクッ

楓「そ、そうしてます。私、安静にしますよっうふふ」パサー

P「あ、はい。よろしくお願いします」

楓「はーい」モゴモゴ



ぱたん・・


楓「……」

シーン…

楓「……」

楓「…」パタ

楓「……」コロコロ

楓「…静か」


P「…ん」モグ

P「…薄いか。いやまあこんなもんか…うん」

ぽん

P「?」

P「かえでさ――…むぐ」プニ

楓「ふふっ。ひっかかりましたねー。えへ」

P「……」

P「…」ペチ

楓「あう」


P「……安静にって言いましたよね俺」

楓「はい。えっと反省して……ぷ」

P「楓さん?」ゴゴ

楓「あっはい。ごめんなさいごめんなさいです、なのでぐりぐりはそのぅ…あうあー」


楓「……」ワーン

P「…ったく。子どもですか」ポンポン

楓「?わぷ…」

楓「……、ふふ」

P「…?」


楓「えっと…プロデューサーが嬉しそうなので、それでいいかなって…」

楓「大人っぽい私の方がお好きですか?」

P「…………あ、いや…」

楓「……」…ニコ

P「…………」

P「…というか俺…嬉しそうでしたか?」

楓「…あ、はい。た、たぶん。気のせいで…なければ」コクコク

P「……そうですか」

P「…」

楓「?」


P「いえ、なんでもないです」

P「ほら。もう持って行きますからちゃんと寝ててください」

楓「えー…でも部屋は静かでつまらなくて…こほ」

P(やっぱ子どもじゃないですか)

P「…ぶり返しますよ。大体、いつもは一人でちゃんと寝てるんでしょうに」

楓「……そういえばそうですね…?あれ、なんでだろう」

P「さあ」

楓「ふふ。不思議ですねー」ポフポフ

P(なんでちょっと嬉しそうなんだろう)



くるんっ


楓「じゃあ…すぐに戻って来てくださいね?待ってます」

P「はい」

楓「はい」ニコ

ぱたぱた

楓「…はふ」パタン

楓(…えへへ。なんでかな……なんでかな)

楓「こほ。…ま、また怒られちゃう。ちゃんと寝てよう…うん」モゾモゾ

楓「……」

シーン…

楓「…やっぱり静か…不思議。……ふふ。えへへへ」








P「あー」

楓「ん」パクン

楓「…むぐ。むぐ…おいひいれふ」モグモグ

P「そうですか?よかった」

楓「はい。あーん」

P「あーん」

楓「あむ。…もぐもぐ」

P(…本当に子どもみたいだな)

楓「あーん」

P「あーん」








楓「ごちそうさまです」

P「おそまつさまです」

P「じゃあ…薬を飲んで、またゆっくり横になってください」

楓「はい」

楓「こくこく…あ、そういえば」プハー

P「?はい」

楓「今日は…その、プロデューサーさん…お仕事は…」

P「ああ。えっと…まあたぶん、なんとか」

P「また明日から頑張ります」

楓「……」

楓「…ふふ。そうですか。ありがとうございます」

P「いえ」








P「ちゃんと暖かくして」

楓「はい」

P「そうだ。冷えピタも買って来たので、貼っておきましょうか」

楓「おお。…あれってなんだかワクワクしますよね。こう…貼ると、今日の私はいつもとちがうんだぞー…みたいな」

P「風邪のときだけですもんね。子どもの頃とか、たしかにちょっと特別な感じがして」

楓「わ、分かります?そうですそうです。お休みの日なんだーって…ふふ。分かってもらえちゃった…ふふふ」ニヘニヘ

P(だいぶ元気になったかな)ウン

P「じゃあ貼りますね」ペリリ

楓「はい……あ、…でも、その」

P「?」



グイ


P「…」ペタッ

楓「あぅ…つめた」

楓「…あ、え、ええと、その」

楓「……き、今日の私は、いつもとちがうんだぞー……なんて」

P「…それは俺の手です」

楓「わ、分かってますよ?」


楓「あの…ほら。今日はプロデューサーさんがそばにいるので…」

楓「つ、つめたくて気持ちいいし。代わりになるし…」

P「…」

楓「…う、うぅ」

楓「さ、さっき続きはまたあとでって約束したじゃないですか!」

P「落ち着いてください」

楓「が、がおー」

P「落ち…それは?」


P「……えっと」

P「それはまあ…べつにいいですけど」

楓「ほ、本当ですか?」

P「ええ。大した手ではないですが」

楓「そ、そんなご謙遜なさらず……とってもひんやりですよ?」

P(手の冷たさを褒められてもな)

楓「……えへへ…」サスサス

P「…」

P(…まあ、いいか)


P「…」ポンポン

楓「?」

P「ちゃんと寝つけるまでこうしていてあげますから。もう休んでください」

楓「……はい。分かりました」

楓「……」

P「……」


楓「こほ」

楓「……」

楓「…あ、あの…プロデューサーさん」

P「はい」

楓「…はい」

楓「……もしもプロデューサーさんが…私と、どんな関係かなって、考えると……どう思いますか?」

P「……」

楓「……」

P「……」

P「…そうですね」


P「…風邪を引いたらお見舞いに行って…まあ勝手に部屋に上がって」

P「お粥を作ってあげて、話相手になってあげて…可愛いパジャマなんか見たりして」

楓(み、見られてた……)アワワ

P「……そんな」

P「そういう、アイドルとプロデューサーですかね」

楓「……」

楓「そう、ですか」

P「はい」


楓「……」ポフ…

楓「…えへへ。ごめんなさいへんなこと…聞いて。もう寝ますね」

P「はい。お休みなさい」

楓「おやすみなさい」

楓「……」ギュ…

P「……」













楓「……くぅ」

P「…」

P「…」

P「まあ、その」

なでなで

楓「??…すぅ…」

P「…」

P「俺も…コーヒーを作ってもらったり、話相手になってもらったり、一緒に飲みに行ったり」

P「…普通アイドルって、プロデューサーとそんなことしませんもんね…たぶん。分かんないけど。だから同僚?」

楓「……」すぴー・・

P「…それも少し違うか。まあ…なんでしょうね」

楓「……」

P「……」ナデナデ

P「…なんだろうなぁ」














楓「…」スゥ…

楓「……ん…」

ぱちっ

楓「……う」

楓「…ふあ……あふ……」コテン

P「…ん」モゾ

楓「?わぅ…わわ、前が見えな……え、えい」グイ

P「……」ウーン…

楓「??」


楓「…あ、ぷ、プロデューサーさんの手でしたか……ね、寝がえりを打ったとたんに、前が見えなくなるので何事かと…」

楓「…あれ?」

P「……」zz…

楓「……」

楓(…もしかして…ずぅっと、手を当ててくれてた…のかな)

P「…」グゥ…

楓「…………」

楓「…ふふ…」



ぺし


P「う」

楓「ふふ、ふふ。プロデューサーさん。きっと…フツウのプロデューサーは、アイドルと一緒に寝たりはしませんよ。もう」

楓「……ふふふ。えへへ…」ペシペシ

P「??」…zz…

楓「……ふふ」

楓「…大好き…ですよ?」



・・・・おしまい


おわりん

お気づきかと思いますがスレタイは
アニメ「遊戯王5D`s」のタイアップ曲vistlip「-OZONE-」の歌詞からです。ぐう名曲

↓おわりと言いつつおまけ数レスつづけますすいません



☆おまけ1☆


\ツドイシホシガー/


楓(……あの髪形ってどうやってセットするのかしら…むむぅ)コクコク

P(あ、またなにかどうでもいいこと考えてるな…)

楓「ごぼごぼ」

P(考えるのに必死で水飲みながら溺れとる……)サスサス


☆おまけ2☆


\ネエイマドコー/\チキューンナカー/


楓「すてきな歌ですよね」

P「そうですね」

楓「――…ねえいまどこ…♪」

P(おお…当たり前だけどすごくうまい……ちょっと得した気分だな)

楓「えと…ふとーんなかー…♪…なんて…ふふっ…」モゾモゾ

P(…ぶれないな)


☆おまけ3☆


楓「……」

楓(…そういえばこのパジャマ……だ、だったっけ?あれ…昨日はたしかジャージで……)

楓「……」…ポフ

楓(……ひょっとして…プロデューサーが来るからって無意識に着替えを…?あ、汗で寝苦しいこともなかったし…そ、そうなのかな…)

楓(……無意識に。)

楓(…あわわ。な、なんだか恥ずかしい…)ポフポフ…

P「?」

P「あ、そうだ楓さん。寝苦しいかと思って汗を拭くのと着替えだけ」

楓「あ、はい。…へっ」

P「比奈がやって帰りました。送るついでに一度一緒に来てくれて」

楓「あっ……あー…ああ。なる、ほど…」…ポフン

P「?どうかしました」

楓「い、いえ……なんでも…」

P「はあ」

楓(……ほ…)

楓(……ほっとしたらまた…なんだかおなかが)ぐー

楓「……」

P「……」

P「…えっと」


P「…なにか食べたいものってあります?」

楓「あっ…じ、じゃあ……なにか暖かい物…とか」

P「分かりました。もう少しゆっくりしてから、買い物でも行きましょう」

楓「はい。えへへ」ニコ

楓(……一緒にお夕飯の材料を買いに行くていどの関係、…か。ふふふ…)

P「楓さん?」

楓「あ、いえ…ふふふ。――…だなんて…よく言います。もう」つん

P「いて。…な、なんですか??」

楓「なんでもないですよっ。ふふ」

楓「ふふ…えへへへ…」ニコ



・・・おまけもおしまい
ありがとうございました。

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