照「淡にセクハラしたい」淡「高校100年生には通じないよ!」(114)

これはキャラが判明する前に出回っていた白糸台SSのオマージュです。
変態ポンコツてるてるが苦手な人は引き返して下さいです。

淡「いたた……何もない所で転ぶなんて私もドジっ子だなー」

照「あ、淡見ーつけた」フー

淡「ひぁ!? テ、テルー! 言ってくれたら幾らでもやらせてあげるからいきなりはやめてよ!」

照「ごめん。でも嫌がる淡に無理やり……は?」

淡「さあ! どこでもどんと来いだよ!」

照「あ、えーと……」

淡「何だったらこっちから行こうか? こっちから行くよー!」頬を擦り付ける

照「ひゃ、ひゃめへふははい」

淡「えーそれじゃつまんないよー!」

照(誰この子。見た目は確かに淡なんだけどまるで別人……)

照(本物の淡は初心で反応がおもしろ……優等生で真面目な子なはず)

淡「とー! 次はからみつく攻撃だよー!」

照(でもこの淡はオープンで……そしてアホの子だ!)

淡「反撃しないのかー!? だったらずっと私のターンだ!」

照(とりあえず部室へ連れて行こう。その後ベッドの上でじっくりと堪能させてらもう)引きずり

ガラガラ

菫「遅いぞ照。淡もいつも迎えに行かせてすまな……」

淡「照シーサー! がおー!」(自分の髪で照の顔を覆って遊んでる)

照「おはよう菫」(堂々と淡のお尻を鷲掴み中)

菫「」

淡「あ、菫先輩こんちはー」

菫「な、何をしてるんだ……?」

淡「何をしてるって? テルと遊んでるんだよ!」

菫「あ、ああ……いつもご苦労だな……」

照「ふんっ」ペラッ

淡「恥ずかしがると思った? 残念、見せパンでしたー!」

照「面白くない……」

菫「大星、おまえストレスのあまりとうとう頭が……」

淡「ていうかさっきからテルのスキンシップがすごいんだけど」

淡「ようやく私の魅力に気付いたって事なのかな!」

菫「な、何を言っているんだ。照はいつもこんな感じでダメな奴だぞ」

淡「えー違うよー。普段の照はいつも真面目でキリッとしてるんだよー」

菫「一体誰の話をしているんだ……」

照「ひどい言い草。悲しくなったので仕返しをしようと思います」ビリビリ

菫「ひっ!? スカートが破けた!?」

淡「あはっ、受けに回る菫先輩ってなんか新鮮! やっちゃえテルー!」

照「言われるまでもなくムラムラしてきたのでヤッてやります」

菫「ちょ、ちょっと……誰か助けっ……」

誠子「……ふん」ドシュッ

照「はうっ」バタン

誠子「お呼びでありますかマダム」

菫「あ、ああ。助かったよ……」

淡「なになに!? さっきのどうやったの亦野先輩!?」

誠子「現役時代に上官から教わったCQCだ」

淡「しーきゅーしー? IQの親戚?」

淡「ちなみに私はIQ100の天才だよ!」ドヤ

菫「思い切り平均点なんだが……」

淡「え? そうなの?」

誠子「知能指数とはその年代の人間の中でどれほど優れているかを計る検査である。
   中央値100の正規分布であるためIQ100は一番平均的で一番同じ人が多い値となるな」

淡「そうなんだー。まあ、高校100年生は私だけだからIQ100なのは当然って事だよね!」

誠子「そうなるな」

菫「お、おう……」

照「淡が高校100年生? じゃあ私は高校1000年生だ」ドヤ

淡「む、だったら私は高校1001年生だ!」

照「む、なら私は高校10000年生」

淡「一気に桁を上げるのはずるいよテルー!」

誠子「ふむ、相変わらず白糸台高校は平和だな。
   私のような血に塗れた軍人上がりには少々眩しいよ」

菫「誰かこいつらを止めてくれ……」

尭深「……」スッ

菫「お茶か? すまないな渋谷」

淡「あ、たかみ先輩こんにちは!」

尭深「っ!?」ビクビク

淡「ん? どうかしたんですか?」

尭深「……」カタカタカタ

菫「お前がストレス発散がてら渋谷をいぢってるせいだろ」

菫「まあ照の相手で精神的に疲れるのは分かるが……」

淡「まっさかー。私がたかみ先輩にそんな事するはず無いじゃないですかー」

尭深「いじめないで……」

淡「大丈夫だよーいじめないよー」

尭深「……本当?」

淡「ほんとほんと」

尭深「……好き」

淡「ありがとー私も好きだよ!」

尭深「///」

淡「でも一番好きなのはテルだけどね!」

尭深「……」シュン

照「よろしい、ならばスケベしようや……」

菫「亦野」

誠子「イエス、マダム」ドシュッ

照「はうっ」バタン

誠子「制圧完了」

菫「ご苦労。だがマダムはやめてくれ」

誠子「何故でありますか! 白糸台高校の総合指揮官は弘世菫殿ではありませんか!」

菫「総合指揮官ではなく部長だ! 何度言えば分かるんだ!」

照「……」ムク

淡「あ、起きた。早いお目覚めだねテルー」

誠子「今回は手加減したからな」

照「……咲に会いたい。
  咲のパンツをアイマスクにして健やかな眠りにつきたい。
  咲のスカートの中でせいきの大冒険を繰り広げたい。
  さきさきさきさきさきさき」ギュルギュル

尭深「スイッチ入った……」ズズズ

淡「咲って誰ー?」

菫「何を今更……照の妹さんに決まってるだろ。何度も会ってるじゃないか」

淡「知らないですよー。ていうか妹いたんだね」

菫「ああ、とうとう淡が現実逃避を始めてしまった……」

照「そうだ、長野行こう」

菫「待て待て待て。いつもの事だがお前を妹さんに合わせるのは危険すぎる。そうだろ大星」

淡「今から会いに行くの? 私も会ってみたいな!」

菫「」

淡「いたた……何もない所で転ぶなんて私もドジっ子だなー」

照英「あ、淡見つけた」ムキ

淡「ひぁ!? ショウエイ! 言ってくれたら幾らでもやらせてあげるからいきなりはやめてよ!」

照英「デュフフ。こどもまんこ気持ちいいなァ!」

淡「うう! いい加減しにしてよ!」

照英「さぁ出すぞ……」

淡「やめてよ! 赤ちゃんできちゃうよ」身をよじる

照英「ウッ」

淡「いやぁぁぁぁぁぁぁ」

照「……咲に会いたい。
  咲のパンツをアイマスクにして健やかな眠りにつきたい。
  咲のスカートの中でせいきの大冒険を繰り広げたい。
  さきさきさきさきさきさき」ギュルギュル

尭深「スイッチ入った……」ズズズ

淡「咲って誰ー?」

菫「何を今更……照の妹さんに決まってるだろ。何度も会ってるじゃないか」

淡「知らないですよー。ていうか妹いたんだね」

菫「ああ、とうとう大星が現実逃避を始めてしまった……」

照「そうだ、長野行こう」

菫「待て待て待て。いつもの事だがお前を妹さんに合わせるのは危険すぎる。そうだろ大星」

淡「今から会いに行くの? 私も会ってみたいな!」

菫「」

淡になったり大星になったりしてたので大星に統一して修正します。

照「善は急げだ。今直ぐ行こう。
  今日は咲のイキ顔をおかずにご飯を食べるんだ……!」ドヒューン

淡「しゅっぱつしんこー!」ドヒューン

菫「お、おい待て……行ってしまった。まずい、まずいぞこれは……」

誠子「お任せあれマダム。
   今から軍事衛星にハッキングを掛けて宮永照、大星淡両名の位置情報の捕捉に取り掛かります。
   電子戦は久しぶりだがこれもまた現代戦の華、血沸き肉踊るな……
   ふふ、はは、ふははははははは!」

菫「お、おう……頼むからほどほどにな……」

ある程度の時間が経った後

誠子「捕捉完了。今からモニターに出します」

菫「……どこだここ」

誠子「ハワイですね」

菫「おいおい、あいつらは長野に向かったんじゃないのか!?」

誠子「成田空港の税関を正面突破したというログも残っていますね」

菫「何をしてるんだあいつら……」(天を仰ぐ)

菫(そもそも本州へ行くのに何故国外に出る必要が……いや、照ならそれくらいやってのけるか)

菫(しかし大星が付いていながら何故そんなに迷うんだ)

菫(待てよ、今の大星は何というか……別人というか頭のネジが何本も抜けているように見えるんだよな)

菫(まるで照と同じく麻雀以外ではポンコツのダメダメ人間のようだ……)

誠子「む。両名の位置情報がどんどん日本へ近づいてきます。
   この速度は……ビジネスジェット機ですね」

菫「何だと!?」

誠子「大丈夫です。さすがにハイジャックしたわけではありません。
   どうやら営業スマイルで現地民を懐柔したようです」

菫「そういう時だけ無駄にハイスペックだな……」

誠子「出港した空港の管制塔をハッキングしてみましたが、どうやらそのまま長野の空港まで向かうようです。
   どうされますか? 先回りしますか?」

菫「勿論だ。普段はブレーキ役の大星があれでは妹さんの身に何が起こるか分かったものではないからな。
  近親強姦で三連覇の悲願が途絶えるなどあってはならない」

誠子「イエスマダム」

菫「だからマダムはやめろ」

菫(空港を正面突破した事などは……この際考えないようにしよう)

尭深「私はここに残って連絡を待ってますね」

菫「分かった、頼んだぞ渋谷」

宮永家

咲「……」(ビクッ)

咲(な、なんか急に寒気が……)

照「さきー、愛しのお姉ちゃんだよー」ガラガラ

咲「お、お姉ちゃん!? ここ二階だよ!?」

照「咲の為ならそれくらいの高さなんて簡単に乗り越えられるよ」(ドヤ

咲「いやいや自分の家なんだから普通に玄関から入ってこれるよね!?」

淡「それだと面白くないからだってー。
  鉤縄使ってよじ登るなんて忍者みたいで楽しかったよ!」

咲「あ、大星さんこんばんは。
  今日もお姉ちゃんのお世話してもらってありがとうざいます」

淡「ふむふむ、君が宮永サキなんだね。よろしく!」

咲「は、はい。よろしくお願いします……?」

咲(まるで初めましての挨拶みたいだなぁ。
  まだ知り合いとすら思われてないって事なのかな。だとしたらちょっと寂しいよ)シュン

照「まだるっこしい挨拶は抜きに早速ヤることをヤろう!」

咲「え、えーと……とりあえず今日はいてる下着を渡せば良いのかな……」

照「うん、無理矢理奪い取るのもアリだけど破れちゃ勿体無いからね」

照「今日はそれをアイマスクにするつもりだし」

淡「お、おお……最近の姉妹って進んでるんだね……!」

咲「他の家がどうか知らないけどこれって普通なのかなぁ」ぬぎぬぎ

照「……ダメだ。もう我慢出来ない」ギュルギュル

淡「はやっ! 犬でも待てくらい出来るよ!」

照「待てないんじゃない。待たないんだ」

淡「待たないのかー。じゃあ仕方ないねー」

照「? 何を悠長に構えてるの? 淡も脱ぐんだよ?」

淡「え?」

照「咲と一緒に相手をしてあげるって言ってるの」

咲「大星さんも一緒に!?」

照「分かった。無理矢理ひん剥かれて衣服をボロボロにされながらヤられたいんだね」

照「そういう事なら言ってくれれば良いのに」

照(普段の淡なら『何を馬鹿なこと言ってるんですか!?』って激昂するはず)

照(そんな淡に襲いかかってこそ私は満足出来る)

淡「えっ!? ええと……はい」

照「……は?」

淡「テルの好きにして……いいよ?」

照「……違う」

再放送だよね?

照「お前誰だ。普段の淡だったら最後の最後まで悔しそうな顔をしながら必死に抵抗するんだけど段々と自分の体を襲う快感に抗いきれなくなってメスとしての本性を曝け出していくんだ」

咲(それはお姉ちゃんの中にしかいない大星さんの気がするけど……)

咲(でも、お姉ちゃんの言う通りいつもの大星さんとは違うっていうのは私にも分かるかな)

淡「……」

淡(あはは、気づかないフリしてたけどやっぱりそうなんだ)

淡(ここは私がいた世界じゃない。同じような人がいっぱいいるけどみんな別人なんだ)

淡(菫先輩は常に私の事を別人だって言ってたし)

淡(亦野先輩はあんな喋り方絶対にしないし)

淡(私とたかみ先輩は普通に仲良しだし)

淡(そして何より……テルは私の事を欲しいだなんて絶対に言わない)

>>30
再放送じゃないですよー。
上のレスにもありましたがこれと逆の設定のSSがあったので感化されて投下してます。

淡(テルは麻雀では最強だけどお菓子が好きな普通の女子高生)

淡(いきなり空港を正面突破したり妹さんの所に押しかけてセクハラとかしたりしない)

淡(そして、常に私達の事を平等に気に掛けてくれてる。特定の誰かにここまで感情的になったりしない)

淡(それでも、体だけが目的だろうと、私の事を欲してくれるなら良いと思っちゃったんだよ)

淡(あっちのテルは私を可愛い後輩としてしか見てくれてなかったから)

淡(―――私はそうじゃなかったのに)

照「……興ざめした。今日はもう帰る」

咲「う、うん。じゃあまたね」

淡「……」

ドタドタドタ ガラガラ!

菫「おい! 無事か妹さん!」

咲「あ、こんばんは弘世さん」

誠子「着衣に乱れ無し。どうやら間に合ったようです」

咲(パンツは脱いじゃってるんだけど……気付かれないならそれでいいや。バレたら恥ずかしいし)

菫「大丈夫だったか……あの様子を見てると不安だったが大星は最低限の常識を忘れた訳ではなかったんだな」

淡「あはは……別に何かしたって訳じゃありませんけどね」

菫「……」

菫「とにかく今日は帰るぞ。少し歩いた所に亦野が調達してくれたヘリが止まってるから」

誠子「ちなみに免許は17歳の誕生日と同時に取得済みのためご安心を」

誠子「それ以前からにも操縦経験がありますがね。あれは確か……」

菫「詳しい事は話さなくていい。お前の話す妄想は実際に体験した訳ではないのに血と硝煙の匂いがしてくる」

誠子「だから妄想ではないと何度言えば分かるのですか」

菫「あーはいはい分かったから帰るぞ。大星もそれで良いな?」

淡「はい」

ヘリの中

誠子「やはり空は開放的で気持ちいいな……
    もし人に翼があったなら少ない土地を奪い合うための争いなど起きなかっただろうに……」

照「誠子、あそこを爆撃してみよう」(龍門渕家の屋敷を指さす)

誠子「逆にこちらが消されますよ」

誠子「それに私はもう武器を手放しました。なのでこのヘリは完全に丸腰です」

照「シューティングゲーム出来ると思ったのに……残念」

菫「……」

淡「……」

菫「……なあ大星。お前は何者なんだ?」

淡「……何者って、大星淡ですけど?」

菫「高校100年生のか?」

淡「そーですね」

菫「そうか。だったら、私の知ってる高校1年生の大星淡とは別人と言う事か?」

淡「……」

菫「照と一緒に馬鹿をやりたくなってみたのか?」

菫「今日のお前は何かおかしいぞ」

淡「おかしいと思ってるのはこっちの方ですよ」ボソ

菫「……」

菫(独り言のつもりなのだろうが私には聞こえているぞ)

菫(それとも、操縦席の隣に座っている照には聞かれたくないから小声でしゃべっているのか?)

淡「私の知ってるテルはあんな人じゃない……」

菫(初めは現実逃避かと思っていたが本当は違うのか……?)

淡「もしあんな人だったら、私は今頃……」

菫(……まったく、高校1年生か高校100年生かしらないが、大星はあんな奴のどこを好きになったのやら)

菫(……ふふ、私も人の事は言えないけどな)

菫「大星、いや。淡と言えば良いのか?」

淡「え? どうして呼び方を変える必要が……」

菫「どうやら今の設定だとお前と私は名前で呼び合ってるようだからな」

淡「設定って……違いますよ」

菫「それが淡にとっての自然と言うことか」

淡「うん」

菫「うん、ね。私と淡はえらく対等な関係を築いているようだな」

淡「こっちでは違うみたいだね。こっちの私は従順な後輩で苦労人みたい」

菫「……その発言は別人だと認めると言う事だな?」

淡「え? 最初から隠してはいなかったけど?」

菫「まあ、そう言われるとそうだな……」

淡「こっちの白糸台は賑やかで楽しいねー」

菫「これを『賑やか』で片付けられるとは大した根性だな……」

淡「あっちではテルのポジションは私だからねっ」

淡「向こうでは大変お世話になってますよ、ええ」

菫「どちらにしろ私が苦労してるのには代わり無いと言う事か……」

淡「あはは、大変だね。まあでもあっちの方がマシかな」

菫「だろうな。照があんなんじゃなくて真っ当な先輩と言うだけでも羨ましすぎる」

淡「あんなんって言い方はさすがにどうかと思うよー」

菫「それくらい苦労させられてるんだ。これくらい言ったってバチは当たらんさ」

淡「こっちのテルも面白いと思うけどなぁ。私はどっちのテルも好きだよ」

菫「私は出来れば淡が言うような真面目な照と三連覇を目指したいがな」

菫「だが、私にとっての宮永照はどうしようもなく変態でポンコツのダメダメな奴なんだ」

菫「今更真面目な照と取り替えられた所でどう接して良いか分からなくなるだろうな」

菫「淡はどうだ? 少々手段は無茶苦茶だが自分の事を求めてくれるここの照が良いのか?」

淡「……」

淡「私は……私も自分の知ってる宮永照の方がいいかな」

淡「きっと私の気持ちは伝わらないだろうけど、私が憧れたのはあっちのテルだから」

菫「……そうか」

淡「あ、ちなみにあっちの照は菫先輩の事が好きだと思うよ」

菫「……は!?」

誠子「どうかされましたか?」

菫「あ、いや。なんでもないんだ。驚かせてすまん」

照「建物があんなに小さく見える……うっ、高いって意識したら怖くなってきた」(カタカタカタ)

淡「あはっ、驚きすぎー」

菫「いやいやいや照がわ、私の事をなどとそんなオカルトあるわけ無いだろう」

菫「照はいつも妹さんの事ばかり考えているはずだ」

淡「だーかーらー。あっちの照は宮永咲さんにそれほど執着してないんだってー」

淡「まあ、私達の見ていない所でこっそり応援とかしてるのかもしれないけど」

淡「それは妹を応援する姉っていう、ごく普通の姉妹愛だと思うよ」

淡「そういうのを抜きに考えると、三年間一緒に頑張ってきた菫先輩を一番意識してるのは当然だと思うな」

菫「そ、そうかな……」テレテレ

淡「あれー? 案外満更でもない感じー?」

菫「っ! い、いやこれは違うんだ……」

淡「宮永咲さんがセクハラされるのを見ながら『そういう事するなら私にしてっ』とか思ってたり?」

菫「そ、そんな訳ないだろっ。私は同じ麻雀部のメンバーとして真っ当な青春を過ごしてきたであろう私と照の関係を想像してだな……」

淡「へー」

菫「まるで信じてないような口ぶり……腹立つな」

淡「テルに振り回されて慣れてるのか、こっちの菫先輩は反応が面白くてつい」

淡「いつもならここで説教かキレの良い突っ込みが始まるところだからね」

菫「あっちの私は真っ当に部長をしているんだろうなぁ……羨ましい」

誠子「マダム、そろそろ目的地付近に到着します」

菫「そうか。ご苦労」

誠子「校庭に着陸しようと思うので人払いをお願いします」

菫「分かった。部室には渋谷が待機しているし連絡を入れるとしよう」

白糸台高校・校庭

尭深「お帰りなさい。もう夜も遅いので他の部員は帰ってもらいました」

菫「そうか、苦労を掛けたな」

尭深「いつもの事ですから」

菫「ああ、いつもの事だな」

淡(いつもの事、かぁ。私にとっては新鮮な事ばかりあった一日だったな)

照「……」ウトウト

菫「おいおい、もうおねむの時間か? しょうがない奴だな」

菫「照の親御さんに連絡を入れる迎えに来てもらうからお前たちは帰っていいぞ」

誠子「はっ、それでは失礼するであります。渋谷尭深、良かったらヘリで送るがどうする」

尭深「あ、じゃあお願いします」

ズババババ(ヘリの飛び立つ音)

菫「淡はどうするんだ?」

淡「どうしましょうかねー。家の場所とかはさすがに同じなんでしょうけど」

淡「お母さん達を騙し通せる気はしないし、まるで正反対の性格になった私を見て余計な心配をしそう」

菫「だろうな」

淡「向こうに行ってる私も同じ事で困ってそうだし、そろそろ自分の世界に戻りたいかな」

菫「とは言われても帰るための方法なんてまるで思いつかないぞ……」

淡「ですよね」

照「バナナ……滑る……」ムニャムニャ

菫「散々暴れ疲れて眠ったと思ったら呑気に寝言か。幸せな奴だな」

淡「……なるほど。それかもしれない」

白糸台高校・廊下

淡「あった……」

菫「バナナの皮? まさかこんな古典的ギャグみたいなモノで本当に元に戻れるのか?」

淡「自分でもまさかとは思ったんだけどね」

淡「私がこっちに来た時、何かに滑って転んだみたいだったんですよね」

淡「それに、廊下のど真ん中に捨てられてるのに掃除された形跡が無いですし、何か特別な力を持ったバナナなのかも」

菫「なるほどな……配牌を支配するような魔物がいるような世界だからな」

菫「それくらいの事が起こっても不思議ではないな」

淡「それはこっちでも向こうでも共通なんですね」

淡「かくいう私も相手の配牌を5~6シャンテンにする能力を持ってる訳ですが」

菫「こちらの大星は大七星が得意技だな」

淡「役満製造機じゃないですか! チートですよチート!」

菫「配牌縛りも同じくらいチートだろ……」

すいません。ちょっとご飯食べます。
自分でも保守しますが30分ほど待って下さい。

専ブラではDat落ちしてる事になってて焦った。
いったいどうなってるんですかね……

直ったと思ったらまた落ちた……
書き込めるかテスト

淡「帰ったら両方出来るように練習してみよう」

菫「役牌で相手の手を重くして、不要になって捨てた所を大七星で狙い撃ちすると言った所か?」

淡「いいねーそれ! 楽しそう!」

菫「対戦相手からすると溜まったものではないだろうな」

淡「まあそれもまずは向こうに帰る事からだね」

照「……ムニャムニャ。……ん」

菫「起きたか」

照「ここは……学校?」

菫「そうだ。お前が寝ている間にたどり着いたんだ」

照「そうなんだ」

書き込めたり書き込めなかったりだなぁ。
もう少しで終われそうだったけど完結まで行けるかわからないし
後日改めて立てなおそうかな。

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