やよい「プロデューサー…お金貸してください!」(110)

P「おう、うちの家に来たと思ったら開口一番にそれか」

やよい「はわっ!ごめんなさい」

P「いや、まぁいい。とにかく家に上がれよ」

やよい「うっうー!プロデューサーの家に侵入成功です!」

P「え、なにそれは」

P「やよい、何か飲むか?」

やよい「そんなに気を使っていただなくても大丈夫ですよ!」

P「遠慮するなって、俺とやよいの仲だろ?」

やよい「じゃあ、プロデューサーのみるくがのみたいですー」

P「俺は今何も聞こえなかった」

やよい「プロデューサーのみるくがのみたいです!」

P「うん、プロデューサー、ミルクが飲みたいですってことだな」

やよい「違いますよ!プロデューサーの出したみるくがのみたいかなーって」

P「さむかったからなーPちゃんほっとみるくつくってくるねー」

やよい「うっうー!わかりました!」

やよい「プロデューサー?そっちはキッチンですよ?」

P「いや、キッチン以外でホットミルクは作れないだろ?」

やよい「トイレじゃないんですか?」

P「え」

やよい「後処理が大変だと思いますよ?」

P「おまえはなにをいってるんだ」

P「ほい、ホットミルクだ」

やよい「うっうー!ありがとうございます!」

P「もう外真っ暗だったろ?」

やよい「はい!私の未来みたいに真っ暗でした!」

P「やめて、Pちゃんへこんじゃう」

やよい「プロデューサー!頼りにしてます!」

P「胃潰瘍になるレベルのプレッシャーですな」

P「さて、本題に入ろうか」

やよい「そうですね、ごめんなさいです」

P「仕方ないさ、やよいの家の事情は俺も知ってるしな」

やよい「うっうー…私がもっと頑張れば…」

P「ああ…これだよ、俺の知ってる大天使やよいはこうなんだよ!」

やよい「?どうかしましたか?」

P「さて、いくらかして欲しいんだ?」

やよい「そうですね…」

P「遠慮することないんだぞ?」

やよい「…3000円貸してもらえるならうれしいかなーって」

P「やよいは天使だなぁ!」

P「さすがに3000円は遠慮し過ぎだ、一週間でなくなるぞ?」

やよい「えー?3000円あったら一ヶ月はだいじょうぶですよ!」

P「どうやってだよ」

やよい「うまい棒っていろんな味があるから大丈夫なんですよ!」

P「よーし、プロデューサー、いまからお寿司とっちゃおうかな」

やよい「うまい棒を砕いて水に入れるとスープになるんです!うっうー!」

P「あ、もしもし、特上でお願いします。今すぐ」

やよい「うわぁ!お寿司です!」ガルーン

P「はっはっは、遠慮しないで食ってくれていいんだぞ」

やよい「…おなか空いたのでごめんなさいいただきます!」

P「いただいてくれたらいいんだが、やよい、それ、寿司やない、ガリや」

やよい「一日目はガリ、二日目はご飯、三日目にお魚が食べれます!お寿司ってすごいです!うっうー!」

P「たのむ、俺のために普通に寿司を食ってくれ、後生だから」

やよい「ごちそうさまでした!」

P「ああ、余った分は持って帰っていいからな」

やよい「そんな…申し訳ないです」

P「気にするな」

やよい「洗い物は任せて下さい!うっうー!」

P「やよいは天使だなぁ」

やよい「エプロンはありますか?」

P「あっと…最近使ってないからちょっと探してくる」

やよい「はい、お願いします!」


P「お、あったあった、やよいにはちょっとでかそうだけどな」


P「なんで裸なんや、やよい」

やよい「うっうー!洗い物は任せて下さい!」ガルーン

P「全裸でガルウイングは危険だからやめろ」

やよい「では、エプロンお借りします!」

P「なんだか裸にエプロンってすごく危険な気がする」

やよい「よーし!頑張ります!」

P「畜生、やっぱり背面が丸見えじゃないか」

やよい「プロデューサー…」

P「摩訶般若波羅蜜多心経

観自在菩薩行深般若波羅蜜多時照見五」

やよい「もし、えっちぃ気分になったら、襲ってもいいですよ…?」

P「無意識界無無明亦無無明尽乃至無老死

亦無老死尽無苦集滅道無智亦無得以無」

やよい「うっうー…プロデューサーが話を聞いてくれません」

P「菩提薩婆訶 般若心経」

やよい「洗い物終わりました!」

P「ごくろうさま、さぁ、服着てどうぞ」

やよい「シンク周りも綺麗にしました!」

P「ああ、いいお嫁さんになれるよ」

やよい「…確かめてみますか?」

P「安心しろ、いい嫁の条件に床上手は含まれていない」

やよい「ごめんなさい、お金の話をしてもいいですか…?」

P「うん、服きてくれたらいいよ」

やよい「相変わらず、お父さんの仕事が不安定で」

P「こら、あぐらをかくのはやめなさい」

やよい「家計簿もつけて頑張ってたんですけど、今月はどうしても苦しくて…」

P「うん、話、聞いてないな?」

やよい「頼れるのはプロデューサーだけなんです」

P「そうか、じゃあ、これ」

やよい「…ゆきちさんが10枚も…」

P「コレぐらいあれば一時はしのげるだろ?」

やよい「…ごめんなさい、プロデューサー…」

P「うん、気にしなくていいから服を着てくれ」

やよい「…わかりました」

P「そうか、わかってくれたか」

やよい「自分を売ります!」

P「あっちゃー、わかってなかったかー」

やよい「えへへ…恥ずかしいけどプロデューサーになら私大丈夫です!」

P「あーあ、もう、エプロンも脱いじゃったよ」

やよい「だって、返す当ても無いです…こんな大金」

P「返さなくていいから、な?服を着よう」

やよい「さっき食べさせていただいたお寿司のお礼もしたいですし」

P「ほとんど卵とかっぱ巻きしか食べてなかったじゃないか」

やよい「今までだってずっとプロデューサーには恩を返せてなかったんです」

P「これはPちゃん思うに最終的には恩を仇で返す結果になると思うんだ、ブタ箱的に考えて」

やよい「お願いです、受け取ってください!」

P「いいから、もうね、返すとか返さないとかいいから」

やよい「人から借りたものは返さなきゃダメでしょ!」

P「え、なんで俺がキレられてるの」

やよい「借りたものを踏み倒すなんて…最低です!」

P「あ、はい、ごめんなさい」

P「やよいの気持ちは嬉しい、けど、受け取れないよ」

やよい「そんなぁ…」

P「借りたものは返さなくていいんだ、たぶん」

やよい「人間のクズの発言です!うっうー!」

P「えー、いや、まぁ、そうだけど」

やよい「私のお父さんと同じ発言でした!」

P「やよい、少し落ち着こうか」

やよい「わかりました」

P「俺的には何がわかったのかわからないけどわかってくれて嬉しいよ」

やよい「その十万円で私を買ってください!プロデューサー!」

P「何もわかってないじゃないか(憤慨)」

やよい「えんこーです!うっうー!」

P「やめて、年齢差的にリアルすぎるからやめて」

P「よしわかった、この十万円は今まで俺と一緒に頑張ってくれたご褒美ということでやよいにやる」

やよい「だめです、この世は等価交換の理で出来てるんです」

P「ええい、小難しいこと言いおってからに」

やよい「まぁ、私には10万円の価値もありませんけどね」

P「目にハイライトのない状態で微笑むのはやめろ」

やよい「つべこべいわずに抱いてください、そしたら全部解決です!うっうー!」

P「え、なんで、俺が追い詰められてるの」

やよい「なんで抱いてくれないんですか?」

P「あ、やばい、すっごく怖い」

やよい「私が貧乏な家の子だからですか?」

P「ちょっと漏れた」

P「落ち着こう、落ち着け、うん、やよい、落ち着こう」

やよい「大丈夫ですよ、別に孕んだってプロデューサーに責任取らせるようなことしませんから」

P「孕むとか言わないでお願いだから」

やよい「いいじゃないですか、一晩だけです。使い捨てのオナホをかったと思ってくれれば」

P「やよい、精神状態おかしいぞ」

やよい「なんなら10万円じゃなくて三十円でもいいですよ?」

P「安スギィ!」

やよい「ねぇ、プロデューサー、コレ以上私に恥をかかせないでください」

P「あ、一応裸なのは恥ずかしいのね」

やよい「違います!うっうー!女にここまでさせといて何もしないなんて恥辱もいいところです!うっうー!」

P「あ、これ、俺の知ってるやよいじゃない」

やよい「…抱いてください、そしたら帰りますから…」

P「当初の目的はどこにいったんですかね」

やよい「何がダメなんですか!プロデューサー!」

P「倫理的にだめでしょ」

やよい「胸ですか?ちっちゃいから?」

P「おい、やめろ、胸のことはダメだ」

やよい「千○さんよりは大きいのに…」

P「伏字にしても無駄だぞ」

P「お前本当にやよいか?」

やよい「今さら何を言ってるんですか!うっうー!」

P「はい!」

やよい「えーっち!」ガバァ

P「違う!コレやよい違う!」

P「くそぅ、いつもの天使やよいはどこにいったんだ」

やよい「…私、天使なんかじゃありません!」

P「そんなことない、いつものやよいは明るくて、みんなに元気をくれて…」

やよい「…今、ここにいる私も私です」

やよい「天使なんかじゃないんです」

やよい「プロデューサーにこうしたいと思ったのも私です」

やよい「おねぇちゃんじゃなきゃだめなんですか?」

やよい「いつも元気で明るくて跳ねてるような私じゃないとダメなんですか?」

やよい「お金がないことを口実にプロデューサーの家に入り込むような私はダメですか?」

やよい「お金もプロデューサーも欲しがるような私はダメですか?」

やよい「高槻やよいはどこにいてもアイドル高槻やよいじゃなきゃだめなんですか?」

やよい「教えてください、プロデューサー」

やよい「なんで全部私なんですか」

やよい「お金がないのも何とかしなきゃいけないのは私」

やよい「天使だ天使だって言われて明るくしなきゃいけないのも私」

やよい「好きな人に何もできないのも私」

やよい「つらいのも苦しいのも悲しいのも好きなのも全部私一人で抱え込まなきゃいけないんですか」

やよい「疲れちゃいました」

やよい「プロデューサー、私を買ってください」

やよい「奴隷でもいいです」

やよい「プロデューサーのものにしてください」

やよい「天使だって言うなら翼を折ってください」

やよい「プロデューサー」

やよい「…プロデューサーが」

やよい「大好きです」

やよい「えへへ、何言ってるのかわかんなくなっちゃいました」

P「…」

やよい「なにか言ってください!プロデューサー」

P「…ごめんな、やよい」

やよい「あ、あやまらないでください!うっうー!」

P「俺、ちゃんとやよいと二人三脚で歩いてこれてると思ってたんだ」

P「でも、違ったんだ、一人だったんだな、辛かったんだな、ごめんな」

やよい「プロデューサー…」

P「ごめんな」

やよい「さっきから謝ってばかりですよ?プロデューサー!」

P「抱いてやれなくてごめんな」

やよい「うっうー」

P「そう未練がましい目で見るな、今日は泊まっていっていいから」

やよい「本当ですか!?やったぁー!」ピョンピョン

P「ああ、やっぱり天使だなぁ」

やよい「何があっても事故ってことでいいですよ!プロデューサー」

P「堕天使だったわ」

やよい「服は着なくてもいいですよね?」

P「なにいってだこいつ」

やよい「うち、お金ないから裸族なんです!うっうー!」

P「嘘をつくな」

やよい「ばれちゃいました!」

P「堕天使だなぁ」

P「さて、何か肉体関係を結ぶこと以外で要求はあるかね」

やよい「抱いてください」

P「あれー?きこえてなかったのかなー」

やよい「うー…じゃあ、今日は甘えさせてください…」

P「服きてくれたらいいぞ」

やよい「この上ないほどのドヤ顔がムカつきますー!うっうー!

P「さて、問題はやよいサイズの服がないことだが」

やよい「プロデューサーのYシャツでいいですよー?」

P「なぜそのチョイスなんだ」

やよい「プロデューサーの匂いが染み付いてそうな気がしました!」

P「うん、もうね、服着てくれるならこの際なんでもいいわ」

やよい「うっうー!」

やよい「うー、プロデューサーの匂いがします!」

P「深呼吸はやめちくり~」

やよい「えへへ、プロデューサー!」

P「ん?」

やよい「今日はめいいっぱい甘えます!」

P「おう」

P「ま、甘えると言われてこうなると予想をしてはいたが」

やよい「うっうー!添い寝ですー!プロデューサー暖かいです!」

P「暴れんな、暴れんなよ…ベットから落ちちゃうぞ」

やよい「暖かいから服脱いでもいいですか?」

P「服脱いだら扉ガチャからやり直すハメになるぞ」

やよい「いじわるです!うっうー!(憤怒)」

P「…あふぅ」

やよい「美希さんの真似ですか?」

P「いやちょっと眠たくなってきてしまってな」

やよい「私もです…」

P「寝てもいいぞ?もうベッドから抜け出すようなことはしないから」

やよい「嫌です…もう少しだけ…プロデューサーとお話したいです…」

やよい「…おにいちゃん」

P「おうふ」

やよい「えへへ、変な感じですー」

P「俺もだよ」

やよい「…いつか、いつかですよ?」

やよい「私がすごくすーっごく頑張って、みんなからすごいアイドルだって言われるようになったら」

やよい「その時は…おにいちゃんじゃなくて」

やよい「旦那さん…って呼べるようになってほしいかなーって」

P「そうだな…すごく頑張らないといけないぞ?」

やよい「えへへ…頑張るのは…得意です」

P「そうか、そうだな」

やよい「そうですよ」

P「…頑張れ」

やよい「えへへ…ハイ」

P「タッチ」

P「…やよい?」

P「ああ、寝ちゃったのか」

P「いつか…いつかな」

『プロデューサーへ
 お手紙なんて久しぶりに書きます
 プロデューサーはすごいです!
 あの時、一緒にいた事務所の人たちみんなSランクアイドルにしちゃったんだから!

 私以外

 私、いつかを待ち続けました
 いつか、って言われたから頑張って頑張って頑張って
 待ったのに
 いつかなんて来なかったじゃないですか
 悪いのは私です、悪いのは運のなのかなーって
 間に合わなかっただけなんだから
 やっぱり借りたものは返さないとダメだってことですよ 

 
 そういえば、また、私の映像が出ます
 どうやらこっちの業界での私の売上はトップクラスらしいです
 Sランクなんて言われちゃいました
 私、頑張ってますよ、プロデューサー
 頑張って頑張って辛いも悲しいも苦しいも何も何も何も何もわからなくなって
 どうしたらいいんですか
 後どれだけ頑張れば?
 

 ねぇ、プロデューサー
 
 わたしは天使になれませんでした』

おしまい

誰かこのシリーズの律子を書いてください、僕は書けません、オナシャス!(迫真)

P「うぇあっ!?」

P「…なんだ夢か」

P「ん?いや、胸糞悪い手紙が届いた夢を見た」

P「夢は夢だって?そうだな」

P「…コレは現実だよな?」

P「寝ぼけてるのかって?そうだな、毎朝やってるあれやったら気合はいるかもな」

P「ハイ」



「たーっち!」


おしり

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