桐乃「ねぇ、クリスマスなんか予定あんの?」(107)

あたしの名前は高坂桐乃。超絶に可愛い妹だ。
表の顔では、モデルに、陸上に、勉強まで完璧にこなしている美少女中学生。
裏の顔では、オタク趣味と妹もののエロゲーをこよなく愛している超美少女中学生。

12月ということもあって、世間はクリスマスムード一色に染まってきている。
そして今から、あたしは兄である高坂京介にデートのお誘いをするところ。
ヤバイ…………緊張してきた。
あいつはなぜか、非常にモテる。クリスマスに先約があったらどうしよう……

そんな不安を抱えながら、あたしはリビングへと向かった――――

フムフム

あやせ「お兄さん!またエッチな顔して!」

超絶に可愛い妹だ

期待

―――高坂家リビング


桐乃「……ねぇ、あんたクリスマスイヴなんか予定あんの?」

京介「あん?特に予定はねーけど」

桐乃「…ふうん。じゃあヒマなんだ」

京介「まぁな」

京介「おまえはどうすんだ?クリスマス」

桐乃「んー。いまんとこ予定はないケド」

京介「どこにも行かねぇの?」

桐乃「まあ、予定はないんけどさ、行きたいとこはあんだよね~」

桐乃「………あ、あんたが付き合ってくれたら予定が埋まるってゆーか、なんていうか…そのぉ」

キチガイ妹のSSだぁ

期待

京介「えーと……それは、クリスマスデートのお誘い……か?」

桐乃「なッ!?……ち、違うっつーのっ!!……ばかじゃん?」

桐乃「メルルのスペシャルライブイベントがあるの!それに付き合ってほしいだけ!!」

京介「あ、ああ………なるほどな」

桐乃「イヴだからって……別に深い意味ないから。……勘違いすんな」

京介「へいへい。じゃあ、メルルのイベントに連れてきゃいいんだな?」

桐乃「…いいの?」

京介「どうせ予定はねぇしな。付き合ってやるよ」

桐乃「そ、そう。……ありがと」

くぅ~疲れました!w

京介「まぁ、俺もおまえに用事があったしさ、ちょうどよかったよ」

桐乃「えっ、なになに~?もしかして、あたしにプレゼントでもしたいの?」

京介「っ!?……ぐぬぬ!」

桐乃「あれれ~、当たっちゃったぁ?」

京介「ひ、秘密だ。……今、言ったら意味ねーだろが」

桐乃「プッ、もうバレてるっつうの。さっすがシスコンだよね~」

京介「う、うっせー!……ま、とにかくだ」

京介「イヴを楽しみにしてろよ」ナデナデ

桐乃「こ、子ども扱いしないでよ!」

4レスですでに桐乃うぜえ
やっぱあやせたんだわ(*´ω`*)

期待

―――ショップ

桐乃「どんな服で行けば喜ぶかな……」

桐乃「これもいいし、あっちもいいな~」

桐乃「……これは、ちょっと大胆すぎるカモ」


デート当日に着るための服を買うためにショップに来ていた。
のだが、なかなか決められず結局、何着か買うことになってしまった。
……まあ、いいや。
とりあえず当日までに決めればいいし、帰ってからゆっくり悩めばいいよね。


桐乃「これでよしっと。……後は、あいつへのプレゼントも見に行かなくっちゃ」


京介へのプレゼントを買った後、
あたしは重たくなってしまった荷物を抱えて帰途を急いだ。

ズブブッ!!!

桐乃「あ…あれ…これ…何?」

桐乃「お尻に…なんか入ってる…!」

???「ぐへへ、桐乃ちゃんそれは僕のちんぽだよぉ」

京介「てめー何してんだ!!」

俺?「うるさいなぁ…ふんっ」

京介「わあああああ!!壁にぶつかる!!」ズンッ!

俺?「ふへへ…そこで寝てな。」

俺?「さあ桐乃ちゃん続きをやろうねぇ…」

桐乃「兄機助けて!!」

支援

>>15
兄機で不覚にも吹いたwwwww

高坂桐乃嫌いな奴は童貞
それ一番言われてるから

―――玄関

桐乃「ただいまー」

京介「おう、遅かったな。――って、なんだその荷物の量は!?」

桐乃「ん~、服とか。いろいろ」

京介「……買い過ぎだろ」

桐乃「あんたにはカンケーないでしょ。文句でもあんの?」

京介「いや、文句はねえけどさ………まあいいや」

京介「それ、貸してみ。部屋まで運んでやるよ」

桐乃「う、えっと……自分で運ぶからいい」

京介「なんで?俺に見られたくないもんでも入ってんのか?」

桐乃「う、うっさいなー。ほっといてよ」

京介「はいはい。分かりましたよ」

桐乃「フンッ」

桐乃嫌いじゃないけど中途半端だとうざいの
もうちょい毒気が欲しいっす(´・ω・`)

瑠璃たそ~

―――――――――――

クリスマスが近づいてきたある日。
雑誌の撮影中だったあたしの元に、京介が事故に遭ったと連絡が入った。
あたしは仕事を抜け出し、大急ぎで病室へと向かった。
病院に着くまでの間、不安と焦燥に駆られ吐き気が止まらなかった。

――大丈夫。きっと、たいした怪我じゃない。
そう祈りつつ、あたしは病室のドアを開けた。

桐乃「―――ッ」

京介の顔には、白い布がかけられていた………

おい

11巻のせいで桐乃厨辞めざるを得なくなったわけだが

えっ

んん?

おお?

>>24
なんで?

これは大団円

!?

くぅーーー

大介「…………」

佳乃「桐乃……」

桐乃「………こんなの顔にかけてたら……息しにくいじゃん」


―――布を取ると、穏やかに眠っている兄貴の顔があった。


桐乃「………ウソだよね?あたしを驚かそうとしてるんでしょ?」

桐乃「……ねぇ、起きてよ」

桐乃「起きてってば」

桐乃、結婚しよう

ふざけんなwwwwwwwwww

俺を食いつかせるとはやるじゃん

その頃ソウルソサイエティ

大介死んじゃいやん

大介「桐乃……やめなさい…」

佳乃「――うッ……うぅ」

桐乃「イヤだっ……目を開けてよ、ねえ!お願い!!」

――ポトッ

あたしが京介の体を揺さぶると、ポケットから潰れかけた小さな箱が落ちてきた。
プレゼント――だろうか。
可愛らしい包装紙が巻いてあった。
あたしはそれを拾い、開けてみる。

中から出てきたのは―――
去年のクリスマスに、あたしが京介におねだりしたアクセサリーだった……

桐乃「う、う………っ」

桐乃「ああああああああああああああああッッッ!!!!!」

あたしは京介の体に顔を埋め、泣き続けた―――

>>37
審査する

なんてこった…

続くのか?

―――――――

兄貴の慎ましい葬儀が終わってから、あたしはずっとふさぎこんでいた。
何も考えられない日が続く。

……会いたい。
京介に会いたい。
話がしたい。
声が聞きたい。

涙はもう枯れていた―――

数日後、あたしは黒猫に連れられアキバに来ていた。

あれから、あたしは仕事も部活もまったく顔を出していない。
そんなあたしを見かねてか、黒猫は元気付けようとしてくれているんだろう。
…………こいつだって辛いはずなのに。

そんな親友の気持ちに応えるべく、あたしは空元気を出してアキバにやってきたというわけだ。

超展開後

桐乃「で、どこ連れてってくれるわけ?」

黒猫「特に決めていないわ」

桐乃「なにそれ。ちゃんと考えときなさいよ」

黒猫「たまには、何も考えず街を歩くのもいいかと思ってね」

桐乃「ま、いーけどね。あんたがあたしを元気付けようとしてくれてるのは分かってるしさ」

桐乃「サンキュ、黒猫」

黒猫「ふ……お礼を言われる筋合いはないわね」

桐乃「なんで?」

黒猫「今まさに、私もあなたに救われているからよ」

桐乃「そっか。……だよね」

黒猫「そういうことよ」

黒猫と二人で、街をブラブラしていた時――

ドンッ

誰かとぶつかりあたしは尻餅をついてしまう。

桐乃「い、いたた…」

??「わ、悪ぃ。大丈夫だったか?……ほら、起き上がれるか」

ぶつかった人物が手を差し伸べてくる。
その人の顔を見て、あたしは息を飲んだ。あまりにもそっくりだったから。
あたしは思わず、その人物の名前を呼んでしまった。

ヤニキ登場か

ロックか…

桐乃「きょ、京介!?」

??「え、えっと。俺はたしかに京介って名前だけど……会ったことあったっけ?」

黒猫「なんてこと……これほどまでに、似ている人間が存在するなんて」

桐乃「生き返ったの!?」

黒猫「そんなわけないでしょう」

京介「あー、ちょっと話についていけないんだが……どういうことだ?」

―――メイド喫茶プリティガーデン

黒猫「――ということなの」

京介「なるほど。つまり俺が桐乃……ちゃん、」

桐乃「桐乃でいいよ」

京介「そ、そうか。えと、俺が桐乃のお兄さんに似てる――ということか?」

黒猫「似ているなんてものではないわ。声や話し方までそっくりよ」

桐乃「うん、超ビックリしたよね!」

京介「そこまでなんだ………っ」

代わりを見つけられたか、良かった良かった

しね

ダメな映画を盛り上げるためにー簡単に命が捨てられてくー

桐乃「ねえ、今日は一人でアキバに来たの?」

京介「おう。実家は千葉のほうにあるんだけど、アキバは俺の聖地でな。週末はよく来るんだ」

桐乃「ふーん、そうなんだ。あたしたちも千葉に住んでるんだよ」

京介「へえ~!奇遇だな、俺にそっくりの兄貴がいて、しかも住んでるとこも近いなんてさ」

桐乃「だよね?えっと、あの……よかったらさ、あたしたちと一緒にアキバ回らない?」

黒猫「……桐乃、あなたね、」

桐乃「い、いいじゃん別に!賑やかなほうが楽しいっしょ?」

黒猫「………」

京介「えっと、俺はかまわないけど、いいのか?」

黒猫「……好きにして頂戴」

桐乃は近親相姦だからいいのに支援

なんだろう、このMTRな気持ち

―――帰り道

桐乃「へへ、……電話番号交換しちゃった」

黒猫「………あのね、桐乃」

桐乃「な、なによ?……怖い顔しちゃってさ」

黒猫「あの人は、京介であって京介ではない。……私の言いたいことは分かっているでしょう?」

桐乃「………」

黒猫「外見は似ていたけど性格はまったく別人だったし、彼はあなたのお兄さんでは、」

桐乃「だぁ~~ッ!うっさいなぁ、分かってるっつーの!!」

黒猫「……そう。ならいいけれど」

桐乃「………」

黒猫「あなたが誰を好きだったのか、もう一度よく考えることね」

でも血縁じゃないから今度こそ障害はないぞ

家に帰ってすぐ、あたしは京介に電話をかけた。どうしても彼の声が聞きたかった。
そして―――デートの約束をした。
黒猫には怒られてしまうかもしれないな………。
あいつの言ってることは理解していたし、自分が間違っていることも分かっていたけど……。

それでも、あたしは京介にまた会えたような気がして――嬉しかったのだ。

実際こうなったら桐乃が一番抵抗するだろ
薄っぺらくて魅力ねえ
コイツ何にもわかってねえわ
かなかなちゃん出そうぜ

アイキャンフライ

―――中央公園

京介「そうだったのか………」

桐乃「うん」

京介「そいつは、哀しい話だな。大好きなお兄さんと会えなくなっちまうなんて」

桐乃「………うん」

京介「まあでも、お兄さんは遠くに行っただけなんだろ?」

京介「外国だとなかなか会えないかもだけど、ずっと会えないってわけじゃないんだしさ」

桐乃「……そうだね」

京介「ん~……じゃあ、こういうのはどうだ」

桐乃「?」

がんばれ

京介「俺って桐乃のお兄さんに似てるんだろ?」

桐乃「う、うん。……そっくりだケド。それが?」

京介「俺がおまえの彼氏になってさ、兄貴の代わりになる――ってのはどうだ」

桐乃「え、うぇっ!?………えっとぉ、その……」

京介「嫌か?」

桐乃「ち、違う!そうじゃなくって……いきなり付き合うとか………決めれないっての」

カンバル

京介「ああ、なるほどね。ま、そりゃそうだわな」

京介「じゃあ、さ………何度かデートしてから、答え聞かせてくれるか?」

桐乃「………じゃあ……そうしっよかな」

京介「うっしゃあ~~~ッ!!」

桐乃「ちょっ、大声出すな!誰かに見られたら恥ずかしいっつーの!!」

京介「ハハ、わりぃ。嬉しくてついさ。一応、脈ありってことだろ?」

桐乃「ったく……バカじゃん」

京介「じゃあ、次はいつデートするか早速決めようぜ」


その後、何度かデートを重ねていくうちに、あたしは急速に彼に惹かれていった。
今思えば、彼に京介の姿を重ねていたから―――だろう。

――そして、クリスマスイヴ前日に黒猫に電話をかけた。

黒猫『………本気、なの?』

桐乃「うん」

黒猫『………』

桐乃「あの、怒ってる?」

黒猫『いいえ……そうね』

黒猫『それがあなたの出した答えだというなら、いいと思うわ』

桐乃「うん……」

黒猫『………でもね、もう一度よく考えて頂戴』

わぁい俺桐乃大好き

京介がDQNであることを祈る

―――クリスマスイヴ

京介「悪かったな、ファミレスでさ」

桐乃「ん。別にいいよ」

桐乃「あんまお金なさそうだしね~」

京介「ぐぬぬっ……はっきり言ってくれるな……。学生は普通こんなもんだよ」

桐乃「で、次はどこ連れてってくれんの?」

京介「そ、そうだな。寒くなってきたしちょっと、休憩でもすっか?」

桐乃「休憩って……」

京介「お、おう。あそこだ」

―――ラブホテル

桐乃「………」

京介「………」


ど、どうしよう……。前に兄貴と入ったときとは、意味が変わってくるっていうか。
ここはそういうことをするホテルなわけで………
うぅ~~~ッ!!


京介「桐乃?」

桐乃「は、はいっ!」

京介「えっと、嫌…だったか?」

桐乃「そ、そういうわけじゃなくて……その、心の準備っていうか」

ちょっと目を話した隙になんて事になってんだ・・・・

なんで鬱になってんだ俺

実質メアリースーみたいなものか
支援

京介「……桐乃って意外とウブなのな。まあ、でも――ラブホに入って何もしない男と女はいないよな」

桐乃「…………」

京介「……キスしてもいいか」

桐乃「えっ……そ、その」

京介「優しくすっから、目閉じとけよ」


あいつからは絶対出てこないような台詞だ。
唇が触れ合いそうな距離に京介の顔がある。

あいつだったら、こんなときなんて言うだろう?
あたしがキスしたいって言ったとしたらなんていうのかな……。

『は、はあっ!?……お、俺はおまえの兄貴だぞ!?』

きっと、こんな感じで、困った顔をして慌てるに違いない。
……こいつは京介であって京介じゃない。
そんなこと最初から分かってたはずなのにね………。

あたしは、苦笑して―――眼前に迫った京介の体を押し返した。

京介「………っと」

桐乃「ごめん」

京介「………泣くほど、嫌だったか?」

桐乃「うん。………やっぱさ、あんたじゃなかった」

京介「俺じゃ、ない?」

桐乃「あたしが好きな京介は……あんたじゃなかったんだ」

京介「……そうか。ふう―――結構好かれてる自信あったんだけどな」

桐乃「言っておくけど、あたしの兄貴はあんたよりもっと格好いいから」

京介「へっ、そうかよ」

桐乃「…ゴメン、帰るね」

京介「桐乃………また、会えるか?」

桐乃「ううん。もう会わない」

京介「そっか……そいつは、残念だな」

桐乃「……うん。じゃあね、京介」

―――京介の墓前

桐乃「―――ってことがあったんだ。ねぇ聞いてる?」

桐乃「ま、あたしに彼氏ができたらあんたが嫉妬しちゃうだろうし?やめてあげたってわけ」

桐乃「にひひ~、感謝しなさいよね」

桐乃「…………」

桐乃「……また来るね、兄貴」


立ち上がり、振り向くとそこには―――


黒猫がいた。

桐乃「…アンタも来てたんだ」

黒猫「ええ。あなたがここにいる気がしてね」

桐乃「そっか……。あの、あたしさ、」

黒猫「分かってるわ。付き合わなかったのでしょう?」

桐乃「……うん。最後の最後で、あいつは京介じゃないって気付いたんだ」

黒猫「そう。……ならいいわ」

桐乃「ごめん。心配かけて」

支援

黒猫「気にしないで頂戴。……あなたの気持ちも、痛いほど分かるから」

桐乃「あの……あたしさ、仕事と部活また始めたんだ」

黒猫「そう」

桐乃「いつまでも落ち込んでたらアイツ心配して、化けて出てくるかもしんないしね」

黒猫「……そうね」

桐乃「でも………幽霊でもいいからさ、会いたい」

黒猫「………っ」

桐乃「会いたいよ………声が聞きたいっ……!」

黒猫「…桐乃」

なぜころたし

今日は泣かないと決めていたのに、涙が止まらない。
そんなあたしを、黒猫は優しく抱き締め、あたしが泣き止むまで慰めてくれた。
そして帰り道、黒猫は語りだした。

桐乃「……ごめん。泣かないって決めてたのに」

黒猫「いいのよ」

黒猫「――あのね。桐乃」

桐乃「ん?」

黒猫「たしかに私たちは、もう先輩と会うことはできないわ」

桐乃「………うん」

黒猫「でもね、あの後、私は運命の記述を描き直したの」

桐乃「……えーと、また電波受信したの?」

黒猫「違うわ。運命の記述……ここに描かれた予言は必ず成就される」

黒猫「見なさい」


運命の記述に描かれていたものは―――
今と似ていて、でも幸せな世界が描かれていた。

桐乃「まあ、この怪文書を信じたとして、この予言はいつ起こるの?」

黒猫「タイトルに書いてるとおりこれは来世篇よ。……だから来世に起こるわ」

桐乃「来世って……あんたねぇ……」

黒猫「気に入ってくれたかしら?」

桐乃「んーまぁ、でも……こうなればいいよね」

黒猫「ふ……安心なさい。厭でもこうなるわ」

黒猫「きっと、ね」

この桐乃は漫画版でしか再生されん(´・ω・`)

―――――――

俺の名前は高坂京介。自分でいうのもなんだが、ごく平凡な男子高校生である。
去年の夏、妹からされた人生相談をきっかけに、俺と妹の物語は幕を開けた。
三年生になり受験を控え、俺の物語もいよいよクライマックスといったところかな。

今日は、クリスマスイヴ。
俺は妹と一緒に、メルルのライブイベントを見に行った。
そして、今はその帰り道という場面だ。

あたしメルルゥ

桐乃「でねっ、でね!あそこでかなかなちゃんがやったパフォーマンスがメルル3期のねっ」

京介「あー、はいはい」

桐乃「ちょっと!ちゃんと聞きなさいよ」

京介「聞いてるって。ま、楽しかったみたいでよかったよ」

桐乃「うん!チョー楽しかったぁ!!……うへへ~」

京介「へっ、そりゃお供した甲斐があったよ」

幸せそうな顔しやがって……。俺まで顔がにやけてくるよ。
っと、そうだ……こいつに渡す物があったんだった。

支援

京介「おい、桐乃」

桐乃「ん?なに?」

京介「ほれ」

桐乃「えっ……なにこれ」

京介「1日早いけどさ、メリークリスマス」

桐乃「――ッ。あ、ありがと…。あの、開けてもいい?」

京介「お、おう」


受け取ったプレゼントの包装を丁寧にむいていく桐乃――


桐乃「あっ!……これって!!」

ウエディングドレスですねわかります

ゴミ桐乃

京介「えっと、な。今年はおまえに色々してもらったしさ。そのお返しっつうか」

京介「べ、別に深い意味はねーからな。えと……どうだ、気に入ったか?」

桐乃「うん………すっごい嬉しい」

京介「そ、そか。ならよかった――」

京介「って、おい!どこにはめようとしてんだよ!?」

桐乃「?左手の薬指だけど?」

京介「い、いやいや!!そんなきょとんと言われても、おかしいだろ!?」

桐乃「別にいいじゃーん、今日だけだから」

京介「ぐっ……、わーったよ!…好きにしろ」

桐乃「あ、あの、さ」

京介「あん?」

桐乃「……あんたがはめてくんない?」

京介「ブッ!!……ま、まじか!?」

桐乃「な、なによ、イヤなの?こんな超~可愛い妹が、お願いしてるのに?」

京介「はあ………。わかったよ、貸してみ」

桐乃「う、うん」

京介「はい。これでいいか」

桐乃「うん……ありがと、京介」

京介「お、おう」

桐乃「……えへへ」

京介「………なぁ。……手、繋いで帰るか」

桐乃「えっ?」

京介「寒いしさ。手、繋いで帰ろうぜ」

桐乃「うん……そだね」

京介「温かいな、おまえの手」ギュッ

桐乃「シスコン」ギュッ

京介「うっせ」


そうやって憎まれ口を叩きつつ、手を握り返してくる妹を見て、やっぱり俺はこう思ったのさ。
俺の妹がこんなに可愛いわけがない―――ってな

               ~fin~

;;

8888888888888

え?

終わり?

最初に死んだのは何の意味があったのか

乙!!……でいいのかな?

>>103
>>89からは別の世界のお話です
支援ありがとうございました

よくわからん

別の世界を広げてくれたっていいんだぜ?

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