梓「5億年ボタン?」(195)

.

連打連打連打連打ァ

律「最新のドラムセット買ったったwwwwwwwwwww」

梓「は~あ、眠い」

憂「これから部活だよ頑張ろ梓ちゃん!」

純「そうだよ、梓!唯先輩たちが卒業したんだから私たちが頑張らないと!」

梓「うん、そだね…」

憂「新入部員の直ちゃんとスミーレちゃんも入ったし!」

純「うんうん、新しいけいおん部のスタートだよ!」

梓「うわ、ほんとに何もないところに来ちゃった」(1分後)

梓「…ううっ、唯せんぱぁい…ういー…会いたいよぉ…」(15時間後)

梓「う………あっ………」(1ヶ月後)

梓「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」(15年後)

梓「ふひっ・・・・・・・ブブブブブブブ」(158年後)

梓「ううぇぇぇぇぇぇ・・・・・えええええええええええええええええ」(2億1250年後)

梓「す、すごいです!ほんとに一瞬で100万円手に入っちゃいました!」(5億年後)

ツマンネ

梓「うん…部長の私が頑張らないとね、ありがと二人とも」

憂「その意気だよ梓ちゃん!」

純「うひひ」

バタン

菫「あ!先輩方お疲れ様です!」

直「お疲れ様です、先輩方」

しえ

梓「お疲れ~菫、直」

純「二人とも練習してた?」

菫「いえ、奥田さんと掃除してました」

憂「本当?ありがとー二人とも」

直「部室は綺麗な方がいいと思いまして」

菫「あ!そういえば梓先輩、掃除してたらこんなもの見つけたんです」

梓「え、何何?」

菫「はい、実は変なボタンを発見したんです!」

梓「ボタン?」

梓はそれを聞いて体に電気が走るような違和感を感じた

憂「ボタンって何のボタン?」

直「ボタンの上に説明みたいなものが書かれていますよ」

純「へ~どれどれ?」

菫「ど、どうぞ」

菫は見つけたボタンを差し出す

梓「なになに…」

このボタンを押すと一瞬で百万円貰えます。ただし、5億年間何もないところで過ごしてもらいます。自殺は出来ませんし、5億年間の記憶は消えます。押すなら覚悟して押してください。

梓「あっ!!?」

梓は思い出す

純「ど、どうした梓!?」

憂「梓ちゃんどうかしたの?」

菫「何か知ってるんですか先輩?」

これ昔Vジャンプかなんかでやってた漫画のネタか

期待

梓「これは…5億年ボタン…」

純「5億年ボタン?何だそりゃ?」

直「梓先輩、このボタンは何なんですか?」

梓「う、うん、唯先輩たちがいた時に押した記憶がある…」

菫「お、押したんですか!?このボタンを!?」

梓「うん…でも…」

憂「でも…何梓ちゃん?」

梓「…覚えてない。なぜか覚えてないの」

純「はぁ?覚えてないってどういうこと?百万は出てこなかったの?」

梓「…分からない…ただ押した記憶はある」

憂「……」

純「…私、押してみよっかな」

梓「じゅ、純!?」

菫「え!?」

直「大丈夫なんですか?先輩?」

純「大丈夫だよ、押すぐらいなら!百万出たら儲けだし、5億年なんて非現実的なことあるわけないじゃん!」

梓「で、でも純、もし本当なら…」

梓は心のどこかにある不安を拭えない

ほしゅ

純「大丈夫だよっ!えいっ!」

ポチ

梓「あっ!」

純「ンッ……………………………」

ーーーーーー

純「………」

憂「じゅ、純ちゃん!?大丈夫!?」

純「うん…」

ガチャ

梓「あっ!」

菫「ひゃ、百万が出てきましたよ!」

直「本当に百万…」

純「…や、やったー!百万だぁ!」

梓「純、何ともなかったの!?」

純「なーんにも!ボタン押したらこの通り!」

梓「う、嘘…」

憂「し、信じられないね、梓ちゃん…」

純「よっしゃ、もういっちょ!」

菫「せ、先輩そんな次々と」

ポチ

ーーーーー

ガチャン

純「やったー!一気に二百万♪」

梓「し、信じられない」

梓の不安は薄れる

憂「一体どうなってるんだろうね、そのボタン」

菫「でもこれなら私たちあっという間にお金持ちに…」

直「なれるね億万長者に」

はよ

純「うひひ、梓も押しちゃいなよ、欲しい物たくさんあるでしょ?」

純は両手に札束を持ち、梓を誘惑する

梓「た、確かに欲しいものはあるけど…」

純「じゃあ、押しちゃいなよ♪私たち一気にお金持ちだよー」

梓「…う、うん、そうだね…押してみよっかな」

憂「お、押すの梓ちゃん?」

菫「でもこんな大金が一瞬で手に入るなら…」

直「誰でも押しちゃうねきっと」

このボタンって誰かに押させるのが正解だよな
比較的どうでもいいやつに

梓「…一回ぐらいなら…いいよね」

梓は恐る恐るボタンに手を伸ばす

純「大丈夫だよ…さっさと押しちゃいなよ梓」

純はにやにやしながら梓に催促する

憂「何か私までドキドキする…」

菫「………」

直「………」

ボタンを押すだけで百万が手に入る。梓はそう思っていた。

梓「………えい」

ポチ

梓はボタンを押した

>>30
ボタンの仕様を教えずに押しまくらせるのが賢いな

5億年なら超大陸で人類生き残ってないけどな

>>33
お前原作知らんだろ

しねないのつらい

梓「ンッ………」

突然何かに引っ張られるような感覚に陥る。

梓(う……きゃああああああああああああ!!!)

―――――
――――
―――――

梓「………」

梓「………」

梓「……んん」

目を開けるとそこは部室ではなかった。

梓「な、何ここ…」

果てしない暗闇とタイルを敷き詰めたような床が広がっている

しえん

しえん

あーあ

あずにゃんの暇つぶしオナニーに期待

景色を見て梓は思い出す

梓「あ…あ…ああぁ…」

おそらく唯先輩たちがまだ在学していた頃にあのボタンを押した。うろ覚えだがそんな記憶がある。

梓「こ、ここには確か何もなくて、確かここで唯先輩たちと会って…

ここに来るのは多分初めてではない。でもここにいたことを忘れてしまったからまた押してしまったのだろう。

梓「…う、ううぅ」

梓は後悔し始める。これから先のことを考えると途方に暮れた

梓「わ、私どうしたら…」

梓「………」

じっとしててもしょうがない。梓は歩いてみることにした。

前にも唯がやるSSあったよな

100万と5億年じゃ全然割りに合わん

それはそうと、純はすでに5億年過ごしてきたという事?

>>43
五億年にそうとうする額っていくらだよ

1時間で気が狂う自信あるわ

思い出すだけでゾクゾクする

>>44
何もない所で1年過ごす対価としては最低20万くらい
5億年だと100兆円か・・・

割に合わないも糞も体感的には一瞬で百万入るだろ

梓「…はぁはぁ」

どのくらい歩いただろう

梓「………はぁはぁ、何もない、何もないよぉ」

砂漠をさ迷うとこんな感じだろうか。どこまで行ってもやはり何もない。こんな不気味な空間が本当に実在しているのだろうか、と自問自答していた

梓「………うぅ」

梓「…ううぅ……うああああああああん!!!」

梓は泣き始めた。今度は激しい後悔の念が押し寄せてくる

梓「…うぅ…うぐ、うっう…私、私この先…」

信じられないほどの恐怖感だ。今までに味わったことがない。

梓「…うぐ…うぅ」

どれほど涙を流しても止まることはなかった。

ありそうだよね、本当にそんなボタ

梓「今履いてる靴下売るだけでけい豚から100万ぐらい搾り取れる」

>>52

ムスタングにサイン書いて売れば500万円になるね(ニッコリ)

ここにきて二週間が立った

梓「…えぃ、あっ左手の負けだ」

梓「よっと…」

梓は一人ジャンケン、靴飛ばし、色々な暇つぶし方法を考えて時間が過ぎるのを待った

梓「……やめてくださいよぉ唯先輩」

梓「憂、純、菫、直、これから新しいけいおん部で頑張ろうね」

時には妄想をした。唯がいた時のことや、新星けいおん部の活動を妄想して過ごした」

梓「…もー律先輩、やめて………う、ううぅ」

虚しい。感情が不安定になっている。突然深い悲しみにおそわれる。

あずにゃん本当に押しそうだな
一回金に目が眩んだし

そこにさっそうと現れる俺、推参

原作なぞるだけとかつまらん

>>57
最終的にそれなら叩いていいが
まだ早い

つーか毎回思うけど結局戻って金貰った自分は何も覚えてないから一瞬にしか感じてないんだろ?
現実に居る自分にとっては押す前、押して100マン貰った、これしか真実は残らないんだから別に怖くもなんともねーよ
5億年の方に行った自分なんて無視でいいだろ

こんなweb漫画があったな

1ヶ月後

梓「………」

梓「………」

梓「………」

意外に梓は飽きっぽかった。一人遊びも妄想も飽きていた。

梓「……ううぅ…うぅ」

それでも不安定な感情の波は押し寄せてくる

梓「うぅ………」

梓「………」

梓「………ん」

梓はまた歩き初めた。果てしない暗闇の中に。何もないと分かっていても新たな可能性に期待した。

下手すると懲役30日みたいになるんじゃね

ダメだ立木で再生される

>>62
あんなの大分ましなレベルだろ

>>62
世にも奇妙な物語だっけかそれ

歩き続けて1ヶ月が経過した。

梓「………」

梓「………」

どうせ何もない、期待したって損をするだけ、梓は何度も諦めかける

梓「………」

梓「……ん?」

梓「……向こう側に何かある」

目を疑う光景が飛び込んできた。ここから1~2km先ぐらいに何か物体のようなものが見える

梓「…あ…あああ!!!」

死んでいた精神が蘇る。何でもいい。何かあってほしいとずっと願っていた。

幻覚オチとかやめろよ

もしそれが俺だったら
あずにゃんは5億年俺とセックスしんまくるんだろうな

>>68
でもやっぱり飽きるんだよな…

梓「はぁ…はぁはぁ…」

梓は走ってその物体に向かった

梓「…何、あれは何なの」

梓「……はぁはぁ」

梓「………はぁ!」

物体の前に着いた

梓「……と、扉!?」

梓は驚愕の表情を見せる。有り得ないことが起こった。何もないなんて嘘だった

梓「…と、扉だよぉ……扉があったああああああああああ!!!!」

梓は叫んだ、それほど嬉しい出来事だった。

捕手

5億年ボタンくれ

5億年ボタンSSはする事ないからオリジナル設定入れちゃうんだよな
唯の時も何も変化しないはずなのに別の生き物の退化したりしてたし

疲労も死も幻覚も睡眠も無いから辛いって話なのに

梓「やった…やったよ……きっとここから出れるんだ!」

梓は古ぼけた扉のドアノブに手をかける

梓「はぁ…はぁ…これで出れるんだ、悪夢は終わる」

ドアを開けた瞬間眩い光が梓を包んだ

梓「うっ…眩しいっ!」

久々の光だった。中に入っても目が慣れてなくて周りがぼやける。」

梓「う……うぅ、ここは一体」

梓「………」

徐々に周りが見えてくる

>>73
以前に押したことがあって本当に100万円簡単に手に入ったのに、なぜか押すのを躊躇する自分がいる…みたいなの萎えるよね
向こうの世界では気が狂うことができない、みたいな補足設定は別にいいけど

しえん

あずにゃんと一緒に五億年過ごしたいです

五億年ボタンとかSSの題材にしづらすぎるだろ

梓「………あっ!!」

梓はその景色を見て歓喜した

梓「……や、やったあ!」

なんとそこには見慣れた景色が広がっていた
梓「ビル…車が走る音…人の話し声……ち、地球だ。地球に帰ってきたんだああああああ!!!」

何の変わりもない。平和な暮らしが目の前に広がっていた。ただ曇りのせいかちょっと薄暗く感じた

梓「…や、やった…帰ってきたんだ…うぅ……やった…やった」

ただうれしかった。地球に帰ってこれたことに。

あずにゃんを5億年支えてあげたいです

ほし

絶対的保守

>>79
しやすいだろ。名前変えてただなぞれば良いんだから

>>79のSSにしやすい題材とは一体なんなのか

梓「……ふぅ」

ひとしきり喜んで落ち着いた後、後ろを振り返った。扉はなかった。相変わらず非現実的すぎる。最初から最後まで

梓「……そうだ!学校に行かなきゃ!皆にあのボタンの怖さを伝えないと!」

梓は学校に向かって走り出した

―――

梓「……はぁはぁ」

梓「…それに、しても、怖、かった、な………はぁはぁ」

梓「…あの空間は、一体、何だったん、だろう」

梓「…………はぁはぁ」

梓は走り続ける。しばらく走っていると遠くから声が聞こえてきた

?「おーい梓ー!」

?「梓ちゃーん!」

なんかキタ

期待

>>85
原作なぞるだけのはSSと言わねえよ

こういう、ご億年ボタンとか
どこでもドアの構造が実は身体を再構築して本物の人間は硫酸で溶かされる奴とか
そういうゾッとする怖い話って他にない?
オカルト的なもんじゃなくて

梓「……え?」

純「…よっ梓!そんなに急いでどうしたんだ?」

憂「おはよー梓ちゃん、朝から元気だね!」

梓「あっ!純っ!憂っ!」

純「わっ!ど、どうしたんだよ、何でそんなリアクション大きいんだ!?」

梓「二人とも会いたかったああああああ!!!!」

憂「きゃっ!」

純「うあっ!」

梓は勢いよく二人に抱きつく。久々の再開であまりにもうれしかったからだ。

記憶なくなるんじゃないの?

あずにゃん

QB「どうしたらまどかと契約することが出来るか会議~」

純「ど、どうしたんだよ梓?いきなり抱きついたりなんかして!」

憂「そうだよ梓ちゃん、私ビックリしちゃった」

梓「…う、うぅ…ごめん二人とも……あまりにうれしくて…」

純「…な、何かあったのか?」

梓「な、何かって…二人とも知ってるでしょボタンのこと」

純憂「ボタン?」

二人はキョトンとして聞き返す

梓「…?ぼ、ボタンだよ!5億年ボタン!ほら部室にあった!」

純憂「………」

二人は顔を見合わせている。まるで初耳のようだ。

wait

ほほほ

梓「……?」

純「ボタンがあるのか?部室に?」

憂「どんなボタンなの梓ちゃん?」

梓「ふ、二人とも知らないの?私たちが百万円手に入れるために押したあの変なボタンだよ!」

純「……そんなの部室にあったっけか憂?」

憂「…ううん私も知らない」

梓「!?」

梓はその瞬間言い知れぬ恐怖に駆られた

梓「し、知らない…?あのボタンのことを?」

純憂「うん」

扉のところからまた妄想に…

梓はしばらく立ち尽くしていた

梓「ど、どういう…こと…」

純「…と、とりあえずさ、その変なボタン、部室にあるんだろ?」

憂「そうだね、純ちゃんの言う通り。私も気になるから早く部室に行ってみよう梓ちゃん」

梓「……う、うん」

梓は拭えぬ違和感を抱えながらまた歩き出した

―――

純「それでさー」

憂「あはは…それは純ちゃんが悪いよー」

梓「………」

梓が黙り込んで歩いてる中二人は楽しく談笑してる

もう5億年経ったのか?

どこまでも妄想

しばらく歩いて三人は交差点にたどり着いた

純「…うげっ、信号赤だっ!危ない危ない」

憂「ほらちゃんと前を向いて歩かなきゃ純ちゃん」

梓「………」

その時だった

純「…ん?お、おい梓!」

憂「え?…あ、梓ちゃん!?」

梓「………」

梓は俯いて赤信号を渡ろうとしていた


純「梓ああああ!!!」

キキー

向かってきたトラックが急ブレーキをかけた

なんてこったい

キキー

キキー

俺は射精した

赤信号は止まれ、当たり前のことだ

梓「………」

純「ば、馬鹿っ!何やってんだよ梓!」

憂「梓ちゃん大丈夫!?」

梓「………」

梓は俯いたままだ。普通ならトラックの方から怒号が飛んでくる出来事だが、車には誰も乗ってないのが幸いだった。

純「梓!返事しなよ!何で赤信号なのに渡ったんだ!?」

梓「……何で止まるの」

憂「え?」

梓「何で赤だと止まる必要性があるの?」

純「…な、何言ってんだ梓!?」

は?

    / ̄¨¨ヽ 
   /(●) ..(●) 
   |  'ー=‐'  i  
    >     く    私怨
 _/ ,/⌒)、,ヽ_

   ヽ、_/~ヽ、__)  \

新しい趣だな

運転手?

梓「別に止まる必要性なんてないじゃん。車が来てたって渡ろうと思えば渡れる」

憂「な、何を言って…」

純「…う、赤信号で止まるのは社会のルールだろ梓!?」

梓「………」

純「あ、梓!聞いてるのか?」

梓「………そだね、ごめん、私が悪かったよ」

純「………」

憂「…梓ちゃん、調子でも悪いの?」

梓「……ううん、ごめん大丈夫だから」

常識を失った?

車には誰も乗ってないんだよな……ゴクリ

純「……ま、まぁいっか。早く学校に行こうか」

憂「…そ、そうだね、行こう梓ちゃん」

梓「………うん」

―――

純「………」

憂「………」

梓「………」

さっきの出来事から黙り込んだまま三人は歩いている。するとまた妙なことが起こった

梓「………」

スタスタ

純「……ん?」

憂「梓ちゃん、どうしたのいきなり早歩きになって!?」

支援

梓「………」

スタスタ

純「お、おい梓!いきなりそんなに急いでどうしたんだよ!」

梓「………着いてきてる」

憂「つ、着いてきてるって誰が?」

梓「……黒い服の……組織…あそこ……」

純「組織!?」

梓はスーツを着た会社員を指差して言った

憂「あれはサラリーマンの人たちだよ梓ちゃん?」

純「そうだよ普通の会社員!組織って何だよ?」

梓「………いつもそう」

純「は?」

梓「…いつもそうやって私を否定してる」

憂「…梓ちゃん?」

梓「…いや、いいよ早く学校に行こうボタンを探したい」

純「………」

憂「………」

この時点で二人は梓の異変を感じた。明らかに普通ではない

梓「さっ、二人とも早く」

純「……あぁ」

憂「……うん」

二人は梓に疑念の目を向けながら再び学校へと向かい始めた

支援

しえん

―――

学校に到着した

純「…よしっ、まぁ色々あったけど部室にボタン探しにいこうか」

憂「そうだね、ここは気持ちを切り替えて」

梓「……ごめんね二人とも」

純「い、いいっていいって、さぁ部長から部室へどうぞ」

梓「……うん」

グッ

憂「……ん?」

梓「…あれ?開かない」

グッ

純「………」

梓「…おかしい、開かないよ」

憂「…あ、梓ちゃん?」

グッ

梓「……ひ、開かないよ」

純「あ、梓?」

梓「何?」

憂「何でドアノブを押してるの?」

梓「え?……だってドア開くために押さなきゃいけないじゃん」

その言葉で純と憂の顔は真っ青になる

純「…お、押すんじゃないよ梓」

梓「え?」

憂「捻るんだよドアノブは梓ちゃん!」

梓「…………嘘」

純憂「………」

五億年ボタンの話を元々知らないから読んでてかなり楽しい。

純「……梓、部室でボタン探したら病院行った方がいいかも」

梓「………」

憂「……私もそうした方がいいと思う、かも」

梓「………」

純「……とりあえず部室でボタン探そっか」

ガチャ

?「あー皆お疲れー!」

?「お茶とお菓子準備しといたわよー」

部室に入るとどこかで聞いたような声が出迎えてくれた

唯「あずにゃんおかえりー!」

梓「きゃっ!ゆ、ゆゆ唯先輩!?」

唯先輩がいきなり抱きついてきた

唯「ん?先輩?」

律「遅いぞ三人とも!」

澪「もう練習の時間始まってるぞ!」

紬「まぁまぁまぁ、皆さんお疲れよきっと」

そこには制服を着た唯先輩たちがいたのだ

梓「な、何で唯先輩たちがいるんですが!?しかも制服で!?」

純「何言ってんだよ梓、唯たちは私たちと同期の部員じゃん」

憂「そうだよ梓ちゃん私たち同期のメンバーじゃない」

>>124
原作とは全然違うから原作も読んだ方がいい

これはこれで別のおもしろさがあるけどね

ムギはまだ~?

おお展開したか
ずっと純の言葉遣いがおかしいから狂った世界だとは思ってたが

梓「…ど、どういうこと?」

唯「?あずにゃん何か変だよ、いきなり私のこと先輩とか言ったり」

律「風邪でもひいたか梓?」

梓「ど、同期なはずなんかない。唯先輩たちは確かに年上だった…」

純「……やっぱり梓変だよ」

澪「何かあったのか?」

憂「うん、さっきから様子おかしくて…もしかしたら本当に風邪でもひいてるのかも」

紬「そう…体は大切にしなきゃ駄目よ梓ちゃん」

梓「あ…あぁ……違う……絶対違う…」

純「あっ、そうだボタン!」

ミスったほ

絶対の保守

澪「ボタン?」

純「うん、梓がなんちゃらボタンがどーたらこーたら」

梓「……はぁ…はぁ」

あまりの異常事態に呼吸が荒くなる

律「ボタンって何だ梓?」

梓「……そ、そそうボタン!この部室に変なボタンがあったんですけど誰か知りませんか!?」

唯「……さぁ?」

澪「見てないな」

律「私も知らん」

紬「私もよ」

純「ほらみろ梓皆知らないんだよそんなボタン」

地の文がすっげえ違和感

唯梓唯梓

>>127
マジか。本屋で探すぜ。

梓「そ、そんな…」

バタン

?「あら、あなたたち」

誰かが入ってきた

佐和子「どうしたの集まって」

律「おぉ、さわちゃん!それがさー梓がボタンがどうのこうのって」

佐和子「ボタン??

唯「あずにゃんが変なボタン探してるんだってさ」

佐和子「………」

梓「せ、先生何か知りませんか?そのボタンのこと?」

純「知りませんよねー?山中先生」

佐和子「詳しく聞かせて梓ちゃんそのボタンのこと」

>>136
調べたら出てくるよ

>>69
飽きねえよ

やっぱり唯ちゃんを五億年お世話したい

梓「…はい。あの押したら変な空間に飛ばされちゃうんです!そこで5億年耐えたら百万円貰えるっていうボタンなんです」

佐和子「5億年…百万…」

律「ないない、あるわけないよなーそんな上手い話」

唯「うんうん」

佐和子「…で、梓ちゃんは耐えたの?」

梓「え?何がですか?」

佐和子「………………5億年」

梓「…いえ、私抜け出せたんです!その…歩いてたら、扉があって、扉開いたら私たちの世界があって…つまり私たちの世界はすぐ隣にあったんです!」

佐和子「………」

梓「お、おかしいですよねこんな話」

がんばれ 期待あげ

支援寝れない

変換くらい気にしろよ

佐和子「ねぇ梓ちゃん聞いて」

梓「何ですか?」

佐和子「ねぇ梓ちゃん聞いて」

梓「?」

佐和子「ねぇ梓ちゃん※いて」

梓「せ、先生?」

佐和子「ねぇ梓■ちゃん聞※て」

梓「………」

佐和子は同じ言葉を繰り返している。まるで壊れたCDみたいに

佐和子「ねぇ梓ちゃん…」

梓は耐えかねて先生に飛びつき、体を揺さぶった

梓「せ、先生しっかりしてください!」

佐和子「ぬぇ、梓ちゃん聞い聞い……」

梓「先生!!!」

原作読んできた。ゾッとするな。しかも五億年で導き出した宇宙の真理が百万円ひゃっほう!でリセットされると思うとほんと虚しいボタンだ。

絶対の保守

佐和子「………うぅ……ごめ、なさい………齟齬が生じて…るみたい」

梓「そ、齟齬!?」

佐和子「…そう……調子が…」

梓「どこか体調が悪いんですか!?先生!?」

佐和子「…………わ、私じゃない…」

梓「………え?」

佐和子「………」

梓「せ、先生!何か言ってください!」

佐和子「………あなたよ」

梓「……は?」

佐和子「…あなたが私たちを支配してる」

梓「…な、何を言って…意味が…」

佐和子「………め、目を覚まして梓ちゃん」

なんだなんだ?


やばい寝ちゃいそう。ちょっと眠気覚ましに。
http://i.imgur.com/YjEz7.jpg

>>150
寝てしまいそうだからもっと

眠い
ついでにムギちゃん保守

http://i.imgur.com/EYNjT.jpg

梓「…………はっ!!?」

その言葉に梓は瞬間的に正気を取り戻す。

梓「あ…あぁ…」

目の前には思い出したくもない、あのおぞましい空間が広がっていた

梓「あぁ…あぁ……ああああああああああ!!!」

梓は戻ってなどいなかった。幻覚または妄想の世界にいたらしい

梓「ああぁぁああああぁぁぁぁあああ!!!」

梓は叫んでいる。訳も分からずただ叫んでいた。この時点でこの空間に来てから半年経っていた。

梓「うぞだっだぁ!全部うそだったんだあああああああぁぁぁぁあああああああ!!!」

これで半年とかエグいな

この苦しい半年をあと何回繰り返さなければならないのか

地獄

あと十億回。

自分もきつくなってきたんでここで第1部完てことにしていいですかねw

大体ここまでが本筋なんでwすいませんw

一応乙だけど続きはよはよ!!

人間5億年死なず入力なしの状態続いたらリアルでどうなるんだ
精神崩壊とかもできないとか死刑とか目じゃないくらいきついな

は?許さん 五億年送りにするぞカスが

すいませんw

俺だったら押すだろうな。
一人が好きだから楽しそうだ。

押すわけねーだろキチガイか

>>163
そういう奴が一番危ない

どーせ押すヤツいるからそいつからちょっともらう

>>165
5億年もあれば5億回しこれるな。
楽しそうだ。

でも記憶無くなるんなら別に押してもよくない?と思う

>>167
一年に一度とか味わいすぎだろ

>>167
年一しかやらないとか辛すぎ

乙りんこ
続きやるなら速報行けよ
パート化とかくっせえからいらんわ

>>169
一年オナ禁したらヤバくね?
すんどめでためにためて解放したら気持ち良さそうだ。

1年タメたつもりでも1ヶ月くらいしか経ってなさそう

確か肉体的な変化はしなかったよね?
じゃあ連続して無限にしこれるんじゃね?

>>174
天才

>>174
なんか全身体毛が伸びきってもっさもさになってなかったか

身体を鍛えるのはできないのか?
病気や怪我がないなら修行にいいかも

俺は死後の世界が、終わりのない5億年ボタンの世界みたいなもんだと思ってるんだがどうだろう

>>179
おいやめろ

>>179
しんだひと皆が一ヶ所に集まれたら楽しそうだ

>>180
考えられなくなるからどうでもいい

今この空間に行けば確実に梓ちゃんは僕に…デュフフフェ

http://www.youtube.com/watch?v=31Lde3W5ywY

いつも思うのはどうやって経過時間知ってるのか

御都合主義の客観的視点

 

支援&保守どもでした

続きは気が向いたら速報?ででも書くんで落として大丈夫です。今日はもう眠気でヤバいんで本当申し訳ないっすww

何気に佐和子じゃなくてさわこだよね?

ミスった

すんまそん

まってるぜ

お疲れー

続きも期待しとく

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