塞「他人の性感帯が見えるモノクル…ですか?」トシ「そうだよ」(179)

立てや!!

塞「なんでまたそんなものを…」

トシ「ほら、インターハイの2回戦でモノクルが壊れちまったじゃない」

塞「ええ、まあ」

トシ「それで、似たようなのがないかって前のモノクルを買った骨董品屋をうろうろしてたら、店主さんに薦められてねぇ」

塞「はあ」

トシ「安かったしちょうど良いと思ってね。あんたもモノクルなしだろ困るだろ?」

塞「いえ、別に困りませんけど」

トシ「まあそういわずにさ。試してみても損はないだろう?」

塞「まあ…」

トシ「あたしは明日から出張だから、気に入らなかったら帰ってきたときに返してくれれば良いよ」

塞「うーん、なんとも胡散臭い…」

塞(というか他人の性感帯が見えて何になるのよ…)


胡桃「あ、塞こんなところにいた。お昼休み終わっちゃうよ」

塞「あーうん今行くー」


胡桃「あれ、新しいモノクル買ったの?」

塞「ううん、これはさっき先生に貰ったの」

胡桃「ふーん」

塞(んー、別に変わったところはない気がするけど)

塞(ニセモノだったのかな)

胡桃「それじゃ早く行こうよ」タタッ

塞「そんなに急がなくても…」

塞(…んん?なんか首のところがほんのり赤くなってるような…?)

塞(もしかして性感帯は赤くなって見えるのかな)

塞(気になる…)

塞(ちょっと触ってみよう)

塞「胡桃ー、襟のところにゴミついてるよ」

胡桃「え、ほんと?」

塞「ちょいストップ。取ってあげる」

胡桃「ありがとー」


塞(ちょーっと、ちょーっと触れるだけ…)

塞 ソローリ チョコン

胡桃「うひゃうっ!!?」ビビクン

塞「どうしたの?」

胡桃「ななな、なんでもないよ!」


塞「…」

塞(すごい!ホンモノだ!)

塞(本当に他人の性感帯が見えるんだ!)

塞(なんというミラクルアイテム!先生ありがとう!)

塞(これがあれば!)

塞(…あれば…?)

塞(…………………)

塞(あれ、何にもならなくね?)

塞(よくよく考えると他人の性感帯が見えたところで触る機会なんてほとんどないよなぁ)

塞(恋人がいるってわけじゃないし)

塞(なんという無駄アイテム…。先生、これいりません)


豊音「あ、塞に胡桃? そんなとこで何してるの?」

塞「トヨネ。何でもないよ。今教室に向かうとこ」

豊音「そーなんだ!私もちょうど教室に行くところだから一緒に行こうよー」

塞「うん」

塞(あ、トヨネの胸のところが赤くなってる)

塞(トヨネの性感帯は胸なのか…まあ知ったところで何にも…)ドクン

塞(…あれ?)ドクンドクン

塞(やっば、何か急にトヨネの胸触りたくなってきた…)ドクンドクンドクン

塞(いやいや、いきなり人の胸触るとかダメでしょ…)ドクンドクンドクンドクン

塞(…でも女の同士だしπタッチくらいちょっとしたスキンシップのうちだよね!)

豊音「ひゃう!?さささ、塞!?」

塞「なに?」モミモミ

豊音「どうして私の胸触ってるのー!?」

塞「スキンシップよ!」モミモミモミモミ

豊音「いきなりわけわかんな…うっ、うう…っ」ビクンビクン

胡桃「塞何やってんの!?」グイッ

塞「…はっ、私はいったい何を…」

side-T


老店主「…で、モノクルはその教え子に預けたのか」

トシ「うん。面白くなりそうだったからねぇ」

老店主「…一刻も早くその子からモノクルを取り上げたほうがいい」

トシ「いやいや、あの子なら他人の性感帯が見えたところで妙な事態にはならないだろうさ」

トシ「真面目でヘタレだし」

老店主「…あのモノクルには、不思議な力が宿っている」

トシ「だからそれが性感帯が見える力だろ?」

老店主「それだけじゃない」

老店主「あのモノクルは視界に入った性感帯を赤くして見せる効果がある」

老店主「その赤色が濃ければ濃いほど、より敏感な性感帯といえる。これがいわゆる性感帯が見える力だな」

老店主「そして…あのモノクルにはもう一つの効果がある」
                             エロパワー
老店主「視界に性感帯が入ったとき、持ち主の性力を増幅させるのだ…」

トシ「エ、エロパワー…」

老店主「その増幅幅は、持ち主のもともとの性力を赤の濃さ乗した値と等しい」

老店主「…枯れた老人の性力を2としたとき、思春期の若者の性力は…まあ平均して5~7性力程度といったところか」

トシ「枯れた老人ってのはあたしのことかい?ん?」

老店主「まあそこは置いておけ。服に隠れる程度の赤の濃さなら…大体2乗ほどだろう」

老店主「これなら平均的な若者で6^2の36性力だ。なんとか理性で抑えられるレベルだな」

老店主「これが服を透かして見えるほどとなると…4乗程度になるか」

老店主「このときの性力は…」

トシ「せ、1296エロパワー…」

老店主「…事の重大さが分かったか」

トシ「や、やべぇ」

老店主「ああ、あとモノクルは一度装備すると自力では外せない」

トシ「待て待て待て待て」

老店主「なんだどうした」

トシ「そういう重要なことは購入前に説明してよ!」

老店主「説明書を同封しなかったか」

トシ「…あたしは説明書は読まない主義なんだ」

老店主「そうか…」

トシ「うん…」

老店主「教え子に電話の一本でも入れてやれ…」

トシ「うん…」

老店主「あ、ついでに、一度上がった性力はモノクルを外さない限りリセットされることはない」

トシ「…それやばくないかい?」

老店主「やばいな。それと、持ち主の性力は自動的にモノクルにセーブされる」

老店主「なんらかのアクシデントでモノクルが外れてしまった場合の供えらしい。なんとも無駄な機能だ」

トシ「マジでなんでそんなのあたしに預けたんだよ…」

老店主「一度試しに使ってみて、その後は坂道を転がり落ちるかのごとく転落して行くお前の姿が見たくてな」

トシ「最悪じゃないか」

老店主「そして俺が絶望のどん底のお前を助けに颯爽と登場するんだ。格好良いだろう」

トシ「ああ、こんな状況でカミングアウトしなかったら惚れちまうくらい格好良かったかもね。殴っていい?」

老店主「ここを逃すとネタバレの機会も失いそうだからな。拒否する」

トシ「ネタバレすること前提かよ。全く趣味悪いね。殴るよ」

老店主「俺の生きがいはお前をおちょくることなんだ。かわすさ」



プルルルルル

トシ「つながらない…そういえば授業中か」

トシ(ああ、塞、ごめん。あんたがモノクルを使ってないことを祈るよ…)


side-S


塞(…明らかに、さっきの私はおかしかった)

塞(性格には、モノクル越しに赤い部分が見えたとき限定でおかしい)

塞(胡桃に引き剥がされた衝撃でモノクルが外れてからは正気に戻ったけど…)

塞(どう考えてもモノクルのせいだよなぁ…)

ちょい爺ちゃんの電話で回線繋がりにくいので休憩
書き込めてるかな?

電話回線……だと

え、もしかしていまだに…

再開

>>47>>50-54
お?市町村の村なめんなよ?家から2キロくらいのところにサークルKあるぞ?お?

キーンコーンカーンコーン


塞(やっと放課後…)

塞(…あ、留守電…非通知?間違い電話かな)

塞(まあ、大事な用事ならもう一回かけてくるか。今は置いとこ)

豊音「塞、胡桃、一緒に勉強しよー」

胡桃「今日も?」

豊音「えへへ、ふたりの教え方分かりやすいから、つい頼っちゃうんだー」

胡桃「しょーがないね!じゃあ図書館行こうか!」テレ

塞「じゃあ私シロとエイちゃん誘ってくるね」

・図書館


白望「だる」

エイ「シロ…」

白望「あー、この和歌は…」


豊音「英語わかんないよー」グスン

胡桃「えっとそれは…」

豊音「あ、そういうことだったんだ!ありがとー!」

胡桃「えへへ」テレ


塞「…」

塞(だめだ、モノクルが気になって集中できない…)

うちの村コンビニ2軒もあるし…あるし…

24時間営業だから!毎週月曜日にジャンプ置いてるから!

塞(モノクル越しに性感帯を見たときのあの…)

塞(「恋する妹はせつなくてお兄ちゃんを思うとついHしちゃうの」的感覚…)

塞(もう一度…もう一度だけ味わってみたい…)

塞(怖いもの見たさってやつなのかな)

豊音「塞、さえー?」

塞「あ、ご、ごめん、どうしたの?」

豊音「いや、なんか上の空だったから…。さっきのことなら気にしなくてもいいよー?」

塞「うぐ」ズキン

塞(やばい、トヨネは純粋に心配してくれてるのに、こっちは「もう一度味わいたい」とか良心がやばい)ズキズキ

ヤンガンはどこのローソンにもサークルKにも売ってないでしょ

白望「塞」

塞「な、なに?シロ」

白望「モノクル落ちてる」

塞「あ、ほんとだ、ごめん」

塞(ポケットから落ちちゃったのか)

白望「こっちのほうが近いかな…っと、はい」

塞「ありがと」

塞(…あれ、レンズ越しのシロの手、ちょっと赤い…?)ドクン

塞(あー、シロは手の平が性感帯なのか…)ドクンドクン

塞(…あれ、なんか、すごく、触りたい)ドクンドクンドクン

塞(噛みたい)ドクンドクンドクンドクン

塞(舐めたい)ドクンドクンドクンドクンドクン

塞(…犯したい)ドドドドドドドドド

塞 チャッ

白望「…あれ、なんでモノクルかけてんの?塞――」

塞 ガシッ

白望「さ、塞…?」


――このとき、臼沢塞の性力は

――10進法に換算した場合

――4294967296という、驚くべき数字をマークしていたという

塞 ペロ

白望「ふぁ…っ」ピク

塞 チュチュ ペロペロ サワサワ

白望「ちょ…っと、塞、何して…」ビク

塞 チュウウウウウウ

白望「あ、あ、あ、ちょ、ちょい、タンマ…っ!」ビビクン

――性感帯を責められれば、薄い性感帯も表面化してくる道理

――小瀬川白望は、今や全身が性感帯と言っても過言ではなかった

――ところで、えるしってるか

――n重指数関数のオーダー(発散速度)は

――数学界史上最大だ


※真偽は知りませんつっこまないで

塞「カフー…カフー…」

白望「ぁ…ぁ…」 ビクッビクッ

豊音「あわわ…」

エイ「シ、シロ…」

胡桃「さ、塞が壊れた…」

塞 ギラッ

塞「ヒ、ヒ、ヒ、ヒ…」

塞「アカイアカイアカイアカイ…」

エイ「ド、ドウシヨウ…」

胡桃「こ、ここは逃げるしかないよ!」

豊音「で、でもシロが…!」

胡桃「……あとで謝ろう」ダッ

エイ「ソ、ソウダネ!」ダッ

豊音「シロごめーん!」ダッ

塞「アカイノ、ニゲタ…」

塞「…」

塞「デモ、モットアカイノアル…」ニッコリ

白望「ぅ…ぁぅ」ビクビク




塞「シロクナッタ…」

白望「」

塞「ショウガナイ」

塞「ツギノアカイノ、ミツケテ、オカス」

塞「ヒ、ヒ、ヒ、ヒ、…」スタスタ




黒髪モブ子「もー、委員会長引いちゃった」

黒髪「今日も小瀬川さんが図書館でお勉強してるかもしれないのにー!」

黒髪「…あ、あれは、小瀬川さんの部活仲間の臼沢さん!」


黒髪「ねー臼沢さーん、小瀬川さん知らない?」

塞「…アカイノ、ミツケタ」

黒髪「え?」

塞「ヒ、ヒ、ヒ、ヒ、…」

黒髪「え?え?え?」

黒髪「ええー!?」




塞「シロクナッタ…」

黒髪「」

塞「ツギ…」





塞「ツギ…」





塞「ツギ…」




胡桃「ぜー、屋上なら、鍵閉めれば、ぜー、入ってこれないよね…!」

豊音「塞、どうしてあんなこと…」

エイ「シロワタシノナノニ…」

胡桃(なんか爆弾発言が飛び出した気がするけどスルーするよ!)


ドガァン!


塞「アカイノイッパイ…」ニタァ

胡桃「ん、んな!?」

豊音「ド、ドアが吹き飛んだよー!?」

エイ「ヒイィ!?」

塞「ヒ、ヒ、ヒ、ヒ、…」

豊音「う、うあぁ…」ガクブル

エイ「コッチコナイデ…」ガクブル

胡桃「お、屋上なんかに逃げたせいで逃げ場が…!」

塞「ミンナ、オカス…」


「そこまでだよ!」

一同「!!?」

「とぉっ!」

胡桃「へ、ヘリコプターから誰か飛び降りてきた!?」

エイ「ア、アレハ!」

胡桃・エイ・豊音「トシさん!!」

トシ「一向に電話が繋がらないから、心配になって急いで戻ってきたら、こんなことになってたなんてね…」

トシ「待たせたね、皆。もう大丈夫だよ!」

豊音「せんせー!」ダキッ

エイ「コワカッタ…」グスッ

胡桃「先生…」グスッ

胡桃(あれ、塞にモノクル渡したのって…)


塞「アカイノフエタ…」ニタァ

豊音「せ、せんせー、今の塞、何かおかしいよー…」グスン

エイ「コワイ…」

トシ「分かってるよ。私の責任だ…今正気に戻してあげるからね。塞!」

胡桃(やっぱ先生のせいなんだ…)

豊音「先生かっこいいよー!」


トシ(あのモノクルには身体能力を強化する力はない)
      セクハラ
トシ(塞の攻撃を掻い潜り、モノクルを取り上げれば…!)

――熊倉トシは臼沢塞を、そして”性力”を侮っていた

――性力は、単純に、個人のエロさを表す単位に過ぎない

――そう、老店主から教えられたからである

――しかし、臼沢塞は、天文学的数値に達した性力によって

――脳の”リミッター”を解除することに成功していた―!


塞「ッシャァァラッ!」

トシ「なっ…早い!?」

塞「ツカマーエタ♪」ガシッ

トシ「あ…あれ…?」

塞「イタダキマース♪」

トシ「あ、あ、あ、あ…」

トシ「うああああああああ―――ッ!!!」



             _(こ^)、_

            〃、__ノノ、__,ヽ
              {.っ>  <っト、
            (⌒i  (千于`ー┴'─────┐
         (O人  `ー|                |
           /⌒ヽ(^う 見せられ.      |
           `ァー─イ    ないよ!   |
           /  (0::|__________|

             /\____/
          /   /  ⌒ヽ
      ___/  / ̄ ̄`)  ノ
     (__r___ノ     (.__つ



塞「シロクナッタ…」

トシ「」

豊音「せ、せんせーが…」ガクガクブルブル

エイ「モ、モウダメ…」ガクガクブルブル

胡桃「…」

胡桃「…まだだよ」

豊音「く、胡桃…?」

胡桃「きっと、塞がおかしくなってるのはあのモノクルのせい」

胡桃「あのモノクルを取り上げれば、正気に戻るはず」

エイ「デモ、センセイデモデキナカッタ…」

胡桃「ううん、私たちでも、確実に取り上げられる方法があるよ」

豊音「え…?」

胡桃「…誰かが犠牲になるんだよ」

胡桃「誰かが塞に犯されてる間に、残りが塞のモノクルを取り上げるんだ」

豊音「そ、そんな、囮なんて…」

胡桃「…これしか方法はないんだ…。それくらい、今の塞は常軌を逸してる」

エイ「ウゥ…」


豊音「…わかったよー!私やるよ!」

胡桃「トヨネ…」

エイ「…ッ、ワタシモヤリマス!」

胡桃「エイちゃん…!」

豊音「それで、誰が囮に?」

胡桃「…私と、エイちゃんだね」

豊音「え…?二人も…?」

胡桃「二人が囮になれば、両手が塞がる。そのうちに、リーチの長いトヨネがモノクルを取り上げるんだ」

豊音「そんな、二人が囮なんて…!」

胡桃「…もう作戦タイムは終わりだよ。向こう見て」


塞「ツギィ…」ニタァ


胡桃「それじゃ頼んだよトヨネ!」ダッ

エイ「…ッ!」ダッ

豊音「胡桃ー!エイスリンさーん!」

塞「アカイノキタ…」ニイィ

胡桃「私たちも出来る限りモノクル狙うよ、エイちゃん!」

エイ「ウン!」


――鹿倉胡桃の戦略は、間違いなく最良だった

――臼沢塞が、小瀬川白望を、黒髪モブ子を、犯していたその時であれば

――あるいは臼沢塞を元に戻すことが出来たかもしれない

――だが

――現在の臼沢塞の経験人数は3桁を超える

――その圧倒的経験値に裏付けされた圧倒的技量が


胡桃「あ、あ…!?」

エイ「…ウァ…」


――僅か数ミリ秒の後、鹿倉胡桃、エイスリン・ウィッシュアート両名を

――屍へと変えた

豊音「ふ、ふたりとも…?」


塞「シロクナッタ…」

胡桃「」

エイ「」

塞「ツギ…」ニタァ


豊音「そ、そんな…」

豊音(も、もう駄目だよ…無理だよ…)

おなかすいた
ごはんたべてくる

>――現在の臼沢塞の経験人数は3桁を超える

正気に戻った時に塞が精神的にヤバそうだw

夜食食べたら明日の朝ごはんぶんのお米がなくなった…
おにぎりか菓子パン買ってくるからちょっと待っててけろ

途中除雪してなくて自転車が雪に引っかかって通れんかった…めげたから再開するわ…

>>140
おなかいっぱいになって正気に戻った俺の精神もやばい




白望「…ッ」

白望「…ここは…図書室…」

白望「…そうか、私は塞に…」

白望「皆は…?」キョロキョロ

白望「…まさか…塞…!」




                                ,ィ!´ ̄``i''ー─- 、、、,,_
  イ三二二ニニニゞ                    ( j〉    」´ ̄ ̄``ー-、ヽ    .,.:,..:..    .,.:,..:..
               ... ,...               ``ー─'"´  ̄ ̄ ̄ ̄
         ,ィゞ          .,.:,..:..                               .,.:,..:.. ... ,...
             ー====-                         ー====-
  ... ,...                       .,.:,..:..                        ... ,...    .,.:,..:..
          _,  -─‐- 、ー‐-、ー-、  ;: ;:;: :;:;: ; ;           ,ィゞ
        ,イ、,r'⌒ヾ    ヽ ヾ ``''ー- -、-‐''"´ヽ;;: :;:; ;:; :;:;  ;:  .           .,.:,..:..

       ,r/  (::;;:;:;;/ー-、  j  `,   _ /ィ´  ;:; :; ;:; : ;:               ,ィゞ
       ヽ 「i''ー'"´   ,r-‐'ー''''"´ ̄
                                              ,ィ!´ ̄``i''ー─- 、、、,,_
                イ三二二ニニニゞ                    ( j〉    」´ ̄ ̄``ー-、ヽ    .,.:,..:..    .,.:,..:..
                             ... ,...               ``ー─'"´  ̄ ̄ ̄ ̄
                       ,ィゞ          .,.:,..:..                               .,.:,..:.. ... ,...
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                       _,  -─‐- 、ー‐-、ー-、  ;: ;:;: :;:;: ; ;           ,ィゞ

                      ,イ、,r'⌒ヾ    ヽ ヾ ``''ー- -、-‐''"´ヽ;;: :;:; ;:; :;:;  ;:  .           .,.:,..:..
                    ,r/  (::;;:;:;;/ー-、  j  `,   _ /ィ´  ;:; :; ;:; : ;:  ,.-'''"-─ `ー,--─'''''''''''i-、,,
                    ヽ 「i''ー'"´   ,r-‐'ー''''"´ ̄

白望「な、なにこれ…!?」

白望「これ、塞がやったの…?」

「う、うう…」

白望「…! 大丈夫?意識はある?」

黒髪「は、はい…って小瀬川さーん!会いたかったよー!」ダキッ

白望「わ、くるし…それより…」

黒髪「どうしたの?小瀬川さんの悩み事ならなんでも相談に乗るよ?ハグ?キス?セックス?」

白望(…まさかこの子がやったんじゃないよなぁ…?)

白望「…これやったの、誰かわかる…?」

黒髪「これ…?ってなにこれ!?」

白望「(やっぱ違うか…)さっき倒れてたみたいだけど、何があったの?」

黒髪「何が…って…」

黒髪「…」

黒髪「…」

黒髪「臼沢塞ェ…!」

白望(やっぱり塞か…)

白望 スッ

黒髪「あ、待って小瀬川さん!どこに行くの?」

白望「…塞を止めに。取り返しのつかないことになる前に…もうなってるかもしれないけど…塞を助けたい」

黒髪「臼沢さんを…私も行くよ!」

白望「…いいの?」

黒髪「臼沢さんをこの手でシメてやりたい!」
黒髪(私も臼沢さんを助けたい!)

白望「…本音と建前が逆、逆」




塞「ヒ、ヒ、ヒ、ヒ、…シロクナッタ」

豊音「」

塞「ツギ…ウグ…!?」


――”リミッター”の機能

――それは、活動を、肉体の耐えうる範囲内に抑制すること

   ”人間の限界を無視した”
――”リミッター”を解除したまま、数百回にも及ぶ連続性交

――臼沢塞の肉体は、すでに限界を迎えていた

白望「塞っ!!」

塞「…?」

塞「…アタラシイエモノキタ…」ニタァ

白望「…エイスリン、胡桃、豊音…それに先生まで…!」

白望「塞、正気にもど―」

塞「アカイノ、イタダキマース♪」

白望「なっ…!~~~ッ!!?」


塞「…シロクナッタ」

白望「」

塞「ツギ…」

黒髪「小瀬川さん…ぜー、足、早すぎ…」

黒髪「やっと屋上…小瀬川さーん大丈夫…?」


黒髪「…小瀬川さん!?」

白望「」

塞「ツギノエモノ…」ニタァ

黒髪「…………」

黒髪 ブチッ

黒髪「…他の連中の体ならいざ知らず…」

黒髪「小瀬川さんに…手を出したな…」

黒髪「私が頂くはずだったファーストキス…」

黒髪「私が頂くはずだった純潔…」

黒髪「私が頂くはずだった…小瀬川さんを…」

黒髪「…臼沢塞ェ!」

塞「ウルサイ…アカイノイタダキマース♪」

――黒髪モブ子の身体能力は、並の女子高生と変わらない

――黒髪モブ子は、間違いなく臼沢塞の動きに反応できなかった


塞「アレ…?」


――だが、小瀬川白望への圧倒的な愛情が(※一方通行です)


塞「アカイトコ」


――小瀬川白望への絶対的な愛情が(※繰り返しますが一方通行です)


塞「サワッテルノニ」

    小瀬川白望
――”愛するもの”からの愛撫を唯一の例外として


塞「ドウシテ」


――全ての愛撫を無効にした!


塞「ハンノウシナイ!?」

あれなんでモブ子が主人公になってんだ

黒髪「愛無き者からの愛撫なんて、私には通じないよ」

塞「ウソダ…ウソダ…」

黒髪「覚悟はいいよね、臼沢さん」

塞「アリエナイ、アリエナイ…!」

黒髪「さぁ、お前の」

塞「ア、ア、ア、ア…!」


黒髪「 お 前 の 罪 を 数 え ろ ! 」


塞「ウアアアアアアアアアアアああ……」


―――――――


―――――


―――


   性欲の権化   ハ イ エ ン ド ラ ブ
――  臼沢塞  は黒髪モブ子の愛の前に敗れ去った

    諸悪の根源  アブソリュート・ラヴフォース
――かのモノクルは、黒髪モブ子の拳によって跡形も無く砕け散り、消滅

                    羞   恥   プ   レ   イ
――臼沢塞の奇行に関しても、全校集会での熊倉トシによる説明を持って、一応の納得を得


――事件は収束を迎えた



――かに見えた

モブA「臼沢さん…今日こそは///」

モブB「私もお願いします///」

モブC「臼沢さん///」

塞「…」

モブD「あなたたちだけずるい!私も!」

モブE「あーん、抜け駆けだめー!」

塞(…わっけわかんねー…)

豊音「相変わらずだね、塞の取り巻き…」アハハ

胡桃「馬鹿みたい! …こっちも」チラッ


黒髪「小瀬川さん、あーんして?」

白望「だる…あーん」

エイ「シロ!コッチノホウガオイシイ!タベテ!」

黒髪「は?私のほうが小瀬川さんのこといっぱい考えて作ってるんだから私のお弁当の方がおいしいに決まってるでしょ?」

黒髪「ね?小瀬川さん?」

エイ「ノーウェイ!コッチノガオイシイ!」

白望「…ダルい…」

――事件にて臼沢塞のテクニックに取り付かれた一部の女子が、取り巻きになったり


――事件を通してある種吹っ切れて、若干自重しなくなった黒髪モブ子が

                                   ラブ・ウォー
――自称小瀬川白望の嫁、エイスリン・ウィッシュアートと 抗争 を繰り広げたりと


――人間関係にいくらかの爪痕が残された


――今回の事件の余波は、まだまだ続きそうである



おわれ

深夜テンションでSS書くとこうなります!皆さん気をつけましょう!おやすみ!

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