マミ「すごいのよ彼女!」 (27)

マミ「コンビネーションで攻撃力を何倍にも圧縮できるんだから!」

ほむら「?」

まどか達「?」

マミ「?」

ほむら「違います、私の能力は時間停止なんです」

まどか達「すごい!最強じゃん!わー!」

マミ「…」

まどか「無敵じゃん!!無敵!てぃっひひー!すごーい!!」

杏子「悔しいけど認めてやるよ!」

さやか「最近ナイトメアも強くなってきてたから助かるね!」

マミ「(くぅー、この子の弱点を探しておく必要があるわね…)」

マミ「どのくらい止めていられるの?五秒?十秒?」

ほむら「いくらでも」

マミ「(くぅー)」

マミ「そんなのズルよ!!!…あっ」

さやか「えっ、誰か今なんか言った?」

杏子「マミの腹の音じゃないの?」

まどか「マミさん!クッキーありますよ食べます?」

マミ「(つい声に出してしまったわ…)もぐ」

マミ「(間違いない…この子はいずれ私の敵になる)」

マミ「時を止めている間、私達は動けないの?」

ほむら「触れていれば動けるようになるみたいです」

まどか「うぇひー!?じゃあ私ほむらちゃんの右手もーらいっ!」ぎゅっ

杏子「まどかばっかズリーぞ!あたしは左手ー!」ぎゅっ

さやか「それじゃあ私は~…杏子のおっぱいー!」むぎゅ

杏子「何すんだ変態!!」

まどか「また始まっちゃったw」

マミ「(これだわ)」にや…

それから一ヶ月、
私はリボンを透明化することだけに時間を費やした。

そしてついに完成したのだ。
リボンであれ、彼女に繋がっていれば私の時間は止めることはできない。

さあて、彼女はいつも時間を止めて何をしているのかしらね?

ほむら「…」キョロキョロ

マミ「!?(ひと気のない道で辺りを警戒しているわ、まさか…)」

ほむら「…」しゅいーんファサァ

マミ「(やはり変身したわね、時間を止めて悪事を働くに違いないわ)」

ほむら「…」カシャッ チッチッチッチッ

マミ「(よし、成功ね、私も動けるわ)」

マミ「(悪いことをしてるところに颯爽と登場してやるんだから!)」

ほむら「よいしょ、よいしょ…」

マミ「え!?」

ほむら「う…ん…しょ…」

マミ「み、道のゴミ拾いですって!?」

ほむら「?」

マミ「(まずいわっ)」サッ

ほむら「綺麗になったかな。次は…」

マミ「(つ、次?!!?)」

ほむら「ん…」カンッカンッカンッ

マミ「(あれは!私がこの前壊してしまったベンチ!直しているの!?)」

ほむら「あとはこれで…」

マミ「(ゾウが踏んでも壊れないような補強まで!?)」

ほむら「これで巴さんもまたベンチに座れるね」

マミ「くぅー!」

ほむら「また巴さんと、それから皆と。一緒にベンチに座ってお話ししたいな」

マミ「暁美さん!!!」ぐすっ

ほむら「ひっ!?えっ?巴さん!?ど、どうして!?私、時間を止めてるのに…」

マミ「う、うわぁぁぁん」ぐしゃくしゃボロボロ

ほむら「ち、ちょっと巴さん、そんなぐしゃぐしゃに泣いてどうしたんですかっ…」

マミ「わ、わた、わ、わたひ…」

ほむら「と、とにかく落ち着いてください!あ、ベンチ直したんです、座ってください!」

マミ「あ、あけみしゃん…」ギシッ

メキッ…バキッ

マミ「あぎゃあああ!!」ドスーンもくもくもく

ほむら「ひぇー!?ゾウが踏んでも壊れないような補強が壊れた!!ひ、ひぇー!!」タッタッタッ

マミ「ま、待って、暁美さ…」もくもく


おわり

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