リーネ「実は私……痔なの……」芳佳「見せて!ほら早く!」 (88)

リーネ「……」

芳佳「リーネちゃん、おはよー」

リーネ「よ、芳佳ちゃん。おはよう」

芳佳「どうかしたの?」

リーネ「え?ううん。なんでもないよ」

芳佳「そうなの?ほら、朝ごはん食べよ」

リーネ「う、うん」

芳佳「ほら、リーネちゃん。座って座って」

リーネ「うん……」

芳佳「いただきまーす」

リーネ「あの、立ったまま食べるのってどうかな?」

芳佳「え?お行儀悪いと思うけど」

リーネ「あ、ほら、立食パーティーとかあるし」

芳佳「今はそういうパーティーじゃなくて、ただの朝食だから」

リーネ「そ、そうだよね。ごめんなさい……」

芳佳「様子が変だよ?大丈夫?」

リーネ「うん。平気だよ。私はいつも通りだから……座るね」

芳佳「はい、どうぞ」

リーネ「よいしょ……くっ!?」ズキッ

芳佳「今日のごはんも美味しいよ」

リーネ「そ、そうだね。美味しそう。いただきます」

芳佳「あー。美味しかったー。ごちそうさまでした」

リーネ「ごちそうさまでした」

芳佳「このあとは訓練だよね。今日は何するんだろー?」

リーネ「確か基礎飛行だったと思うけど」

芳佳「そっか。なら、リーネちゃん、急ごう!遅刻しちゃったら坂本さんに怒られちゃうし!」

リーネ「そうだね」

芳佳「よっと」ガタッ

リーネ「……」

芳佳「あれ?リーネちゃん、どうしたの?」

リーネ「え?な、なにが?」

芳佳「立たないの?」

リーネ「うん。立つよ。立つから……ちょっと待ってて……」

リーネ(日増しに痛みが……。やっぱり、これって……あれだよね……)

芳佳「ほら、リーネちゃん。急がないと」

リーネ「うんっ。すぐに立つから……すぐに……」ソローッ

芳佳「リーネちゃん……」

リーネ「ふっ!」ガタッ

リーネ「つっ!?」ズキッ

芳佳「大丈夫?どこか痛いの?」

リーネ「そ、そんなことないよ!ほら!全然悪いところなんてないよ!」

芳佳「よかったー。いこっ」

リーネ「うんっ」


シャーリー「ここ数日のリーネ、なんか様子変じゃないか?」

ルッキーニ「そう?よくわかんないけど」

翌日

エーリカ「おはよー」

バルクホルン「おはよう、リーネ」

リーネ「おはようございます」

芳佳「リーネちゃん、おはよ!」

リーネ「芳佳ちゃん、おはよう」

芳佳「昨日は少し大変な訓練だったよねー」

リーネ「うん。そうだね」

芳佳「まだなんだか体が重いよー」

リーネ「……」

バルクホルン「どうした、リーネ。座らないのか?」

リーネ「いえ、座ります。座りますよ」

エーリカ「なら、早くすわれよー」グイッ

リーネ「はぁっん!?」ズキッ

エーリカ「え?なに?」

芳佳「リーネちゃん?」

リーネ「んっ……」

バルクホルン「どうしたんだ、リーネ。体調不良か?」

リーネ「いえ。なんでもありません。少し、驚いただけです」

バルクホルン「ハルトマン。お前が急に座らせるからだ。謝罪しておけ」

エーリカ「ごめん」

リーネ「い、いえ!!そんな!!気にしてませんから!!」

芳佳「リーネちゃん、本当にどこも悪くないの?体の不調ならすぐに言ってね。私がなんとかするから」

リーネ「うん。ありがと、芳佳ちゃん。でも、本当になんにもないよ」

芳佳「そっか。さ、たべよ。いただきまーす」

リーネ「いただきます」

リーネ(痛みが鋭くなってる……。これは……やっぱり……)

トイレ

リーネ「よいしょ……」

リーネ「ふぅっぅ!?」

リーネ「……痛いよぉ……どうしよう……」

リーネ「うーんと……」

リーネ「いっ!?」ズキッ

リーネ(お尻に……なにかできてる……)

リーネ(絶対、アレだよね……それしか考えられない……)

リーネ(芳佳ちゃんに言えば、きっとすぐに治してくれる。でも、言えるわけないよ)

リーネ(こんなの絶対に芳佳ちゃんに言えるわけない……)

リーネ「早く、出ないと。訓練の時間……」

リーネ「くっ……うっ……!?」

リーネ(立ったり座ったりするたびにこんな地獄を味わうなんて……いっそ殺して……)

訓練場

美緒「よし、整列!」

芳佳・リーネ「「はいっ!」」

美緒「今日は射撃訓練を行うぞ。いいな、宮藤?」

芳佳「は、はい。あまりしたくはないですけど」

美緒「そんなことでどうする。立派なウィッチになるためには必要な技能だ」

芳佳「それはわかってますけど」

リーネ「……」ソワソワ

美緒「どうした、リーネ。何が落ち着かないんだ?」

リーネ「え!?いえ、あの、早く、ライフルを持ちたいなぁって思って」

美緒「ほう?はっはっはっは!よぉし。ならばリーネからだ。銃器を持ち、構えろ」

リーネ「立ったままでいいですか?」

美緒「いや、いつもの姿勢があるだろう。寝ろ」

リーネ「ふぅー……」

美緒「早くしろ」

リーネ「は、はい……。片足から……こうやって……」ソローッ

美緒「こら、リーネ」

リーネ「な、なんですか?」

美緒「何をのらりくらりとしている。標的はお前の呼吸には合わせてくれんぞ」

リーネ「は、はい。すいません」

美緒「急げ」

リーネ「はいっ!」バッ

リーネ「んぃ……!?」ズキッ

美緒「どうした、変な声を出して」

リーネ「い、いえ。なんでもありません」

美緒「ふむ。では、始め」

芳佳「……」

リーネ「……」チャカ

美緒「いつも通り、風を読むんだ。いいな」

リーネ「はい」

リーネ「――ふっ!」バァン!

リーネ「ぅぐ……ぁ……!!」ズキッ

美緒「見事命中だ。リーネの射撃精度も上がってきたな」

リーネ「ど、どうも」

美緒「次、宮藤」

芳佳「はい」バッ

リーネ「がんばってね、芳佳ちゃん」

芳佳「うん!」

リーネ「ふぁいと!」

美緒「リーネ、いつまで寝ている。さっさと立て」

リーネ「……」

美緒「――今日はここまで!解散!」

芳佳・リーネ「「ありがとうございました!」」

リーネ「今日も疲れたね。お風呂、行くよね?」

芳佳「うん……」

リーネ「どうしたの、芳佳ちゃん?」

芳佳「リーネちゃん。私に隠し事してる?」

リーネ「え……」ズキッ

芳佳「なにか、あるの?」

リーネ「ううん。何もないよ。芳佳ちゃんに隠し事なんて……そんな……」

芳佳「ホントに?」

リーネ「うん。そんなことより、お風呂いかなきゃ。汗臭いし」

芳佳「……そうだね。いこっ」

リーネ「うん!」

大浴場

芳佳「わーい。おふろー」

リーネ(芳佳ちゃん……ごめんね……。でも、私、芳佳ちゃんにだけは言えないの……)

芳佳「やっぱり、リーネちゃんってすごいよねー」

リーネ「なにが?」

芳佳「だって、あんなに遠い的を一発で撃ち抜いちゃうんだもん」

リーネ「今日は、その、たまたま、調子がよかっただけ」

芳佳「リーネちゃんが機関銃持ったらどうなるの?」

リーネ「き、機関銃?」

芳佳「うん。全部当たっちゃうの?」

リーネ「そんなことできないよ。ハルトマンさんじゃないんだから」

芳佳「でも、一度みてみたいなー」

リーネ「あはは。機会があればいいよ」

芳佳「ホント!?わーい!!」

廊下

リーネ「……っ」ヨロヨロ

リーネ(歩くだけでも……痛みが……)

リーネ(どうしよう……自然に治らないのかなぁ……)

リーネ(もしこのまま酷くなったら……歩けなくなるのかな……)

リーネ(いやだな……そうなる前に……治したい……でも、言えない……)

リーネ「ぐすっ……どうしよう……どうしよう……」

エイラ「リーネ?」

リーネ「え?」

エイラ「泣いてるのか?」

リーネ「エイラ、さん……」

エイラ「ペリーヌになんか言われたか?それなら私に言えよ。代わりに言い返しておいてやるからな」

リーネ「な、なんでもないんです。おやすみなさいっ」タタタッ

リーネ「うっ!?」ズキッ

エイラ「大丈夫か、アイツ……?」

翌日

リーネ「おはようございます……」

シャーリー「よー。リーネ」

リーネ「はい……」

ルッキーニ「リーネっ」ギュッ

リーネ「ぐぅっ……!?」ズキッ

ルッキーニ「にゃはー」

リーネ「る、るっきーに……ちゃん?」

ルッキーニ「にゃに?」

リーネ「後ろから……抱きつかないで……ね?」

ルッキーニ「ひぃー!!?」

リーネ「……びっくりするから」

ルッキーニ「うにゃー!!リーネ、こわいぃ!!」

シャーリー「リーネ、最近様子が変だけど、何かあるならいえよ?」

リーネ「はい……でも、なんでもないんです……ホントに……。だから、そっとしておいてください……私のことなんて……」

リーネ「ふぅー……」

ミーナ「リーネさん、座らないの?」

リーネ「今、呼吸を整えているんです」

ミーナ「そ、そうなの」

リーネ「ふぅー……ゆっくり……すわれば――」

リーネ「ずっ……ぅ……」ズキッ

リーネ「はぁー……いただきますっ」

ミーナ「あの……」

リーネ「私は平気ですから。心配しないでください」ニコッ

ミーナ「……え、ええ。了解」

リーネ(たえなきゃ……たえなきゃ……。これぐらいの痛みなんて……ネウロイに比べたら……怖くないから……)

美緒「ん……?」

芳佳「坂本さん、どうかしたんですか?」

美緒「いや。うーむ。なんでもない」

格納庫

バルクホルン「シャーリーもか」

シャーリー「見ればわかるよ、あんなもの」

エーリカ「でも、本人が何もないって言ってるから」

シャーリー「そうだけどさ」

エイラ「何話してんだ?」

サーニャ「こんにちは」

シャーリー「今、起きたのか」

サーニャ「はい」

バルクホルン「リーネのことだ。一週間ほど前から様子がおかしいだろう」

エイラ「ああ。昨日、廊下で泣いてたぞ、あいつ」

エーリカ「え?」

シャーリー「本当か?」

エイラ「どうしたんだって訊いてもなんでもないって。嘘だろうけど」

バルクホルン「リーネ……。日ごろ、私が少し厳しく言ってしまってる所為だろうか……。いや、しかし、甘やかすのもな……」

廊下

リーネ「訓練の時間だ……急がなきゃ……」

ミーナ「――そうなの?」

美緒「ああ。どうにも違和感がな」

リーネ(ミーナ中佐と坂本少佐……?)

ミーナ「貴女から見て、どうなの?」

美緒「無視してもいいとは思うが」

ミーナ「それはダメよ。もし美緒の考え通りなら、宮藤さんに頼まないと」

美緒「そうだな……」

リーネ(も、もしかして……私のことを……)

美緒「いや。勘違いかもしれん。もう少し様子を見てみる」

ミーナ「大丈夫?」

美緒「心配するな。はっはっはっは」

リーネ(バ、バレてる……の……。あぁ……どこも悪くないってところをもっとアピールしていかないと……!!)

美緒「うーむ。やはり尻がムズムズするな」

格納庫

リーネ「はぁ……でも、どうしたらいいかな……」

バルクホルン「リーネ」

リーネ「バ、バルクホルンさん?」

バルクホルン「最近、お前の成長には目を見張るものがある」

リーネ「え?」

バルクホルン「このまま訓練を続ければ、お前は私以上のウィッチになれるはずだ」

リーネ「そ、そんなこと……私なんて……」

バルクホルン「だから、その……」

エーリカ「トゥルーデ、そんなことよりも肩とか揉んであげたほうがいいってー」モミモミ

リーネ「ハ、ハルトマンさん!?」

エーリカ「リーネ、最近疲れてるでしょ?ほら、私に任せて」モミモミ

リーネ「ち、ちがいますっ!!私は元気ですから!!」タタタタッ

リーネ「ぁんっ!!」ズキッ

バルクホルン「くっ。やはり、性急すぎたか……」

大浴場

リーネ「はぁ……」

ルッキーニ「リーネっ!」ギュッ

リーネ「きゃぁ!?ルッキーニちゃん!?」

ルッキーニ「背中、洗ってあげりゅー」ゴシゴシ

リーネ「そ、そんなのいいよぉ」

ルッキーニ「いーから、いーからぁ」ゴシゴシ

リーネ「ルッキーニちゃん、くすぐった――」

ルッキーニ「お尻もー」ゴシゴシ

リーネ「がっ……ぁ……!!!」ズキッ!!

ルッキーニ「え?」

リーネ「ルッキーニちゃん!!お尻には触らないで!!!」

ルッキーニ「え……あにゃ……ごめ……」

リーネ「はぁ……はぁ……。あっ。あの、ち、ちがうの、ルッキーニちゃん……あの……ごめんね……」

ルッキーニ「ごめん、リーネぇ……」

廊下

リーネ「私……ルッキーニちゃんになんてことを……」

リーネ(もう嫌……こんなの……)ガクッ

リーネ「うっ!?」ズキッ

サーニャ「リーネちゃん、大丈夫?」

リーネ「サーニャちゃん……」

サーニャ「あの、その……私じゃ何もできないかもそれないけど、その相談ぐらいならのれるから。話を聞くだけならできるから」

リーネ「……」

サーニャ「みんな、リーネちゃんのこと心配してて……」

リーネ「やっぱり、気づいてるよね……」

サーニャ「リーネちゃんの様子、すごくおかしいからってシャーリーさんもハルトマンさんも言っていたわ」

リーネ「そう、だよね……」

サーニャ「何があったの?」

リーネ「……気にしないで、サーニャちゃん。これは私の問題だから。自分でなんとかしなきゃいけないの」

サーニャ「そ、そうなの……?」

サーニャ「うーん……」

ペリーヌ「サーニャさん」

サーニャ「は、はい?」

ペリーヌ「リーネさんの様子はどうでしたの?」

サーニャ「ペリーヌさんも気にして……?」

ペリーヌ「作戦に支障がでますもの。それで、なんと言っていましたの?」

サーニャ「自分でなんとかするって言っていて……」

ペリーヌ「そう」

サーニャ「ペリーヌさんは何か心当たりはないですか?」

ペリーヌ「一つだけ、ありますわ」

サーニャ「そ、それはなんですか?」

ペリーヌ「どんなに追い詰められても人には言えないこともありますでしょう?」

サーニャ「え……」

ペリーヌ「ご心配なく。リーネさんは救えますから」

翌日

リーネ「……」ヨロヨロ

ペリーヌ「リーネさん?」

リーネ「……なんですか?」

ペリーヌ「いつも座るときや立つときに苦悶の表情になるのが気になっていましたの」

リーネ「そうですか?私はいつも笑顔を絶やさないようにしてますけど」

ペリーヌ「はっきり言わせていただきますけど。リーネさん、痔ですわね?」

リーネ「なっ……!?」ズキッ!!

ペリーヌ「どうなのですか?」

リーネ「ち、違います……そんなわけ……」

ペリーヌ「痔にはアロエを使うと良いらしいですわ」ドサッ

リーネ「これ……アロエ……?」

ペリーヌ「それでは。今からわたくしは訓練がありますので」

リーネ「ペリーヌさん……ありがとうございます……」

ペリーヌ「ふんっ。お大事に」

医務室

美緒「宮藤……」スルッ

芳佳「さ、坂本さん……」

美緒「見てくれ」

芳佳「でも、そんな……」

美緒「見ろ」

芳佳「で、では、は、拝見させていただきますっ!!」グイッ

美緒「はっはっはっは」

芳佳「……あ。坂本さん、痔ですね」

美緒「やはりか」

芳佳「今、治療しますね」

美緒「頼む」

芳佳「違和感があったんですか?」

美緒「どうにも最近、座るときに痛みがあってな。もしやと思ったのだ」

芳佳「すぐに治りますからね」パァァ

一瞬だけど
>芳佳「すぐに治りますからね」クパァァ
に見えてドキドキが増大した

美緒「うむ。しかし、宮藤に全てを見られてしまった気分だな。これで私に怖いものなどない」

芳佳「どういうことですか?」

美緒「私はまた一つ強くなれたということだ。はっはっはっは」

芳佳「はぁ……」

美緒「治療の恩はあるが、午後からの訓練を軽くすることはないからな」

芳佳「そんなの期待してませんよぉ」

美緒「そうか」

芳佳「……坂本さん、リーネちゃんのことなんですけど」

美緒「リーネ?」

芳佳「最近、ずっと何かを我慢しているような気がするんです。シャーリーさんやバルクホルンさんも同じ心配をしていました」

美緒「確かにな。私も気にはなっている。だが、リーネ本人が何も言ってこないからな。どうすることもできない」

芳佳「あの、私……リーネちゃんと同じような表情を浮かべていた子を知っているんです。みっちゃんのことなんですけど」

美緒「山川美千子か。それがどうした?」

芳佳「あのときのみっちゃん、大きなイボ痔を抱えていて……。恥ずかしがって私にも言えずに、ずっと我慢してたみたいで……そうしたら……ある日、お尻から血がいっぱい出て……」

美緒「恐ろしいな」

芳佳「だから、もしリーネちゃんも同じなら早く治療をしてあげたいんです」

美緒「言ってみればいいだろう」

芳佳「むりですよぉ。お尻を見せてなんていえないです」

美緒「しかしな。惨事になってしまう前に――」

ミーナ「坂本少佐、ここにいるってきいて……」ガチャ

芳佳「あ、ミーナ中佐」

美緒「ミーナ。いきなり入ってこないでくれ。私もそれなりに羞恥心がある」

ミーナ「な、なんて格好で……あ、あの……」

芳佳「でも、こうしないと患部が見えませんから」

美緒「そうだ。そもそもこの格好はお産のときにも用いられる神聖な――」

ミーナ「そ、そういうことは言わなくていいの!!それよりリーネさんなのだけど」

芳佳「リーネちゃんがどうかしたんですか?」

ミーナ「様子が変なの。アロエの束をもって廊下をウロウロしているとエイラさんとルッキーニさんが教えてくれて」

美緒「何をしているんだ、リーネは」

ミーナ「事情を聞いたら逃げてしまったの。二人は何か聞いてないかしら?」

格納庫

リーネ「……」オロオロ

リーネ(アロエ、どう使えばいいのか聞きそびれちゃった……。ペリーヌさん、早く戻ってこないかなぁ……)

シャーリー「リーネっ」

リーネ「シャ、シャーリーさん……?」

エーリカ「みんな心配してるよ。リーネが不可解なことばっかりしてるって」

リーネ「そ、それは……」

シャーリー「どうしたんだ?言ってくれ、何でもするからさ」

エーリカ「そうだぞー」

リーネ「な、なんでも……?」

シャーリー「そのアロエ、どうするんだ?」

エーリカ「食べるの?」

リーネ「な、なんでも……」

シャーリー「待て。話すまで、離さないからな。私たちに言えないことなんてないだろ。家族なんだからさ」

リーネ「あ……ごめんなさい……。シャーリーさん……あの……私……」

エーリカ「痔?」

シャーリー「なんだ……」

リーネ「あの……!!ご心配かけて申し訳ありません……!!」

シャーリー「宮藤に言ってくる。それで解決だ」

エーリカ「だねー」

リーネ「ま、まってください!!」

シャーリー「どうした?」

リーネ「よ、芳佳ちゃんにだけは言わないでください」

エーリカ「でも宮藤に言えばすぐに治るじゃん」

リーネ「ダメです!!芳佳ちゃんだけはダメです!!」

シャーリー「気持ちは分かるけどさ。痔って痛いんだろ?私は経験がないからよく分からないけど」

エーリカ「無理しないほうがいいんじゃない?」

リーネ「で、でも、ペリーヌさんからアロエをもったので、なんとかなると思うんです」

シャーリー「どう使うんだ?」

ペリーヌ「――アロエを挿入するだけでいいですわ」

リーネ「ペリーヌさん!!」

シャーリー「挿入って……。こんな棘だらけの葉をか?」

ペリーヌ「そんなわけありませんでしょう。アロエの皮を剥き、半透明の葉肉を挿入するのですわ。民間療法の中では常識の部類でしょう」

シャーリー「ハルトマンは知ってたか?」

エーリカ「一応ね。でも、宮藤に頼んだほうがいいと思うけど」

リーネ「できません!」

エーリカ「どうなっても知らないよ」

ペリーヌ「問題ありませんわ。ほら、こうやって剥いて……」

リーネ「は、はい」

ペリーヌ「これをお入れなさい」

リーネ「……い、入れるって」

ペリーヌ「入れますの」

リーネ「トイレに行ってきます」

シャーリー「手伝おうか?」

リーネ「ひ、一人でできます!!」

トイレ

リーネ「えーと……えーと……」モゾモゾ

リーネ「んっ……」

リーネ「こ、これでいいのかな」

リーネ「これで、治るんだよね……」

リーネ「芳佳ちゃんに迷惑かけなくて、いいんだよね……」

リーネ「よかった……ホントに……」ガチャ

ルッキーニ「あ……」

エイラ「リーネ……」

リーネ「ルッキーニちゃん、エイラさん……」

ルッキーニ「リーネ、どうしたの?」

エイラ「体調、悪かったのか?」

リーネ「もう、大丈夫ですから!」

エイラ「あ、おい」

ルッキーニ「リーネ、無理に笑ってるよね……」

廊下

リーネ(なんだか、痛みも引いてきた気がする……)

リーネ「屈伸しても大丈夫かも」

リーネ「いちっ」グッ

リーネ「いぃんっ!!」ズキッ

リーネ「まだ……無理だった……」

芳佳「リーネちゃん!!」

リーネ「よ、芳佳ちゃん」

芳佳「どうしたの?」

リーネ「なんでも、ないよ。それよりもうすぐ訓練の時間だよね」

芳佳「う、うん。あのね、リーネちゃん……」

リーネ「なに?」

芳佳「……ううん。坂本さん、待ってるから急ごう!」

リーネ「うん!」

芳佳(やっぱり、訊けない……。リーネちゃんに痔なの?なんて訊けるわけない……)

訓練場

美緒「よし、揃ったな」

芳佳・リーネ「「はい」」

美緒「リーネ……」

リーネ「なんですか?」

芳佳「坂本さん!今日は何をするんですか!?」

美緒「う、うむ。近距離、中距離戦闘を想定した射撃訓練だ。今日はリーネにもこれをもってもらう。宮藤がいつも使っている九九式二号二型改13mm機関銃だ」

リーネ「は、はい」

芳佳「わぁ。リーネちゃんも機関銃使うんだぁ」

リーネ「き、期待しないでね」

芳佳「リーネちゃんなら全弾命中もあるよ!うん!」

美緒「騒ぐな。さ、まずは宮藤からやってみろ」

芳佳「はい」チャカ

リーネ「がんばってね、芳佳ちゃん!」

芳佳「やぁー!!」ズガガガガガッ

美緒「魔法力は申し分ないが、技能がな……」

芳佳「終わりました!!」

美緒「訓練あるのみだ、宮藤」

芳佳「ごめんなさい!!」

美緒「リーネ、準備しろ」

リーネ「は、はい」チャカ

芳佳「リーネちゃん!ふぁいとー」

リーネ「うんっ」

美緒「――始め!」

リーネ「くっ……!」ズガガガガガガッ

リーネ「ひゃ……ぁ……ぃ……ぐっ……ぉ……かっ……!!」ズキズキッ

美緒「すごいな。的が次々と……」

芳佳「リーネちゃん、すごーい!!」

リーネ(は、はやく終わらせないと……お尻がもたない……!!)

リーネ「はぁー……はぁー……」

美緒「全て命中か。リーネ、急激に腕を上げたな」

リーネ「い、いえ……まぐれ、ですから……」

芳佳「リーネちゃん、すごいよー!!」

リーネ「そんなこと――」ムズッ

リーネ「え……?」

美緒「宮藤もリーネを見習うようにな」

芳佳「むりですよぉ」

美緒「無理なことはない。ウィッチに不可能はないからな。はっはっはっは」

リーネ「つっ……んっ……」

リーネ(お尻がかゆい……!!どうして……痛いだけで嫌なのに……かゆくなって……!!)

リーネ「くっ……う……ふぅ……ふぅ……」

美緒「リーネ?」

リーネ「な……なんでも……ないです……。でも、トイレに、いっても……いいですか……?」

芳佳「リーネちゃん、すごい汗だよ!?どうしたの!?」

リーネ「トイレ……いかせてください……おねがいします……」モジモジ

美緒「そ、それは構わんが」

リーネ「ありがとうございます!!」タタタッ

リーネ「あぅっ!?」ズキッ

芳佳「……」

美緒「では、訓練を続けるぞ」

芳佳「坂本さん」

美緒「どうした?」

芳佳「私もトイレにいきます」

美緒「……分かった。好きにしろ」

芳佳「はい」

美緒「ただし、何かあればすぐに報告しろ」

芳佳「了解!!」

美緒「リーネを頼む」

芳佳「守ります。リーネちゃんは世界で一番大事な友達ですから」

廊下

バルクホルン「そうか……」

エイラ「やっぱりさ、なにかあるって」

ルッキーニ「リーネ、つらそうだよぉ」

バルクホルン「シャーリー。何か分かったことはあるか?」

シャーリー「え?いや。ま、リーネが気にしないでくれっていってるんだし、いいんじゃない?」

バルクホルン「薄情者だな」

シャーリー「そういわれると……」

エーリカ「サーにゃんも心配?」

サーニャ「勿論です」

ペリーヌ「気にすることはありませ――」

リーネ「くっ……!!」ヨロヨロ

ルッキーニ「リーネだ……」

バルクホルン「……」

リーネ(もうすこし……もうすこしで……お尻を自由にできる……)ヨロヨロ

トイレ

リーネ「はぁ……はぁ……」ガチャ

リーネ(もう……限界……お尻が痛くて……痒くて……!!)スルッ

リーネ(紙でこすれば……)ゴシゴシ

リーネ「あっ……はぁ……ぁぁ……痛い、けど……きもち、いい……」ゴシゴシ

リーネ「でも、中が痒い気も……なんだか、もどかしいよぉ……」

リーネ(どうしてこんなに痒くなったんだろう。もしかしてアロエの所為かな?)

リーネ(だったら、抜かないと……)

リーネ「えーと……」モゾモゾ

リーネ「……」

リーネ(どうやって、とるんだろう……!?)

リーネ(取りたいのに……!!とれ――)ヌルッ

リーネ「……え?」

リーネ「な、なにこれ……血……?指に血が……」

リーネ「便器が真っ赤……!?ど、どうして……!?」

リーネ「死ぬ……私……死ぬの……」

リーネ(そんな……まだまだ私、芳佳ちゃんと色々したいよ……)

リーネ(ネウロイからブリタニアを守りたいのに……)

リーネ(芳佳ちゃんと色んなこと話したいのに……)

リーネ(芳佳ちゃんとお買い物したいのに、お風呂にももっと入りたいのに……!!)

リーネ「いやぁぁぁ!!!!」

芳佳「――リーネちゃん!!!開けて!!!」

リーネ「よ、しか、ちゃん……?」

芳佳「リーネちゃん!!ドアを開けて!!!なにがあったの!!!」

リーネ「芳佳ちゃん……私……死ぬかも……」

芳佳「リーネちゃんを死なせるわけない!!」

リーネ「芳佳ちゃん……」

芳佳「リーネちゃんは私が守るから!!だから、何があったのか言って!!!」

リーネ「ぐすっ……あの……実は私……痔なの……」

芳佳「見せて!ほら早く!それぐらいなら治すから!!」

なにこれアツイ

リーネ「でね……ペ、リーヌさっ、んが……察してくれて……ぐすっ……アロエをくれて……」

芳佳「アロエ!?アロエ、お尻に入れちゃったの!?」

リーネ「う、ん……それで……」

芳佳「ずっと入れてて痒くなったの!?」

リーネ「うん……」

芳佳「長時間入れてたらかぶれちゃうよ!」

リーネ「でね、かゆくて、がまんできなくて……わたし……」

芳佳「痒いところを擦ったら、血がでちゃったんだよね!?わかるよ!!」

リーネ「芳佳ちゃん、もう、わたし……」

芳佳「私が助けるから!!リーネちゃん!!私を信じて!!」

リーネ「芳佳ちゃん……たすけて……」

芳佳「助けるよ!!だからドアを開けて!!」

リーネ「血が……まだでてるの……お尻から……足を伝って……」

芳佳「もうリーネちゃんの状態はわかってるから!!開けて!!」

リーネ「う、うん……」ガチャ

芳佳「リーネちゃん!!」ガシッ

リーネ「あ、芳佳ちゃん……」

芳佳「ここで処置するね。ほら、便座閉めて、その上に寝て」

リーネ「助かるの、私……?」

芳佳「私が助けるの」

リーネ「芳佳ちゃん……!」ギュッ

芳佳「仰向けに寝て、両足を手で持って広げて」

リーネ「こ、こう、かな?」

芳佳「そう。うん。ばっちり見えるよ」

リーネ「はずかしい……こんなかっこう……」

芳佳「お産のときにはみんなするから恥ずかしくないよ」

リーネ「そ、そう……」

芳佳「まずはアロエを出さないと。リーネちゃん、ひっひふーのリズムで力をこめて」

リーネ「え?え?」

芳佳「ふーのときに力を入れるの。痛いかもしれないけどがんばって」

芳佳「――出た!これでもう安心だから」

リーネ「はぁ……はぁ……芳佳ちゃん……ありがとう……」

芳佳「そのままじっとしてて。すぐに治るよ」

リーネ「うん……」

芳佳「……」パァァ

リーネ「あの……」

芳佳「なに?」

リーネ「ごめんね。ずっと隠してて……」

芳佳「言えなくても仕方ないよ。恥ずかしいよね」

リーネ「でも、私は芳佳ちゃんにずっと嘘を……」

芳佳「いいの。私のほうこそごめんね」

リーネ「ど、どうして?」

芳佳「リーネちゃんが辛そうなの分かっていたのに、訊く勇気がなくて……。結果的にこうしてリーネちゃんを……」

リーネ「違うよ!芳佳ちゃんは悪くないの!!悪いのは、全部私だから……」

芳佳「……もうすぐ完治するからね」

芳佳「――はい。もういいよ。ズボン、はいて」

リーネ「うん……」

芳佳「足についた血はここで軽く拭いて、あとできちんと洗い落とそうね。気持ち悪いでしょ?」

リーネ「これからは、言うから」

芳佳「え?」

リーネ「痔になっても、芳佳ちゃんにいうから」

芳佳「リーネちゃん……」

リーネ「そのときは、また、診てくれる……?私のお尻……」モジモジ

芳佳「もちろん。リーネちゃんのなら、何度でも診てあげるから」

リーネ「き、きもちわるくない?」

芳佳「どうして?全然そんなことないよ」

リーネ「芳佳ちゃん!!」ギュッ

芳佳「リ、リーネちゃん」

リーネ「芳佳ちゃん……」スリスリ

芳佳「リーネちゃん、む、むねが……えへへ……」

          〃   /     /     /        ヘ       ヘ
         j/  /    ,′   /            |!       ',
        /   ′   │     /.|    |`ト、,,.,;;},,..リL.._}    ', |
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       l / ,{     f゙'"|ハ |_」、   \|  / fて(バヾ|   | リ 丿
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           '.   ハ. {    ` 、:i::i:..    {    ..:i::i: '′   j/   /
            〈ヽ  ハ      丶:i::i::...  j.....:i::i: '′      丿  /

廊下

リーネ「もう芳佳ちゃんに隠すことがなくなったから、心が軽くなった気がする」

芳佳「あはは。そうだ、リーネちゃん。今度、真っ赤な血が出たときはまだいいんだけど、黒い血が出たらその場で大声出して私を呼んでね」

リーネ「ど、どうして?」

芳佳「お尻からの出血は大腸癌の可能性だってあるから。黒い血ならほぼ確実なの」

リーネ「う、うん!すぐに芳佳ちゃんを呼ぶから!!」

芳佳「そうしてね」

リーネ「……」ギュッ

芳佳「リーネちゃん、どうしたの?」

リーネ「芳佳ちゃんに全部見られちゃったから、なんだか心の距離も近くなった気がして」

芳佳「私とリーネちゃんの距離はいつでも0だよ」

リーネ「うれしいっ!」

芳佳「さ、戻ろう。坂本さんも待ってるだろうし」

リーネ「そうだ。訓練、まだ終わってない……。い、急がないと!」

芳佳「いこっ!」

訓練場

バルクホルン「本当だ」

美緒「しかし、信じられんが」

エイラ「私たち見たんだ。この目で」

美緒「お前たちを疑うわけではないがな」

ルッキーニ「こう、芳佳がねー、ズボンおろしたリーネと抱き合ってたよね、サーニャ?」ギュゥゥ

サーニャ「ドキドキしました」ギュゥゥ

シャーリー「だから、あれは……いや、でも、リーネに口止めされてるしな……」

エーリカ「ペリーヌから言ってよ」

ペリーヌ「リーネさんの尊厳に関わることですし……」

ミーナ「二人からも聞いてみないとね」

美緒「ミーナ。プレイベートのことまで詮索してやるな。もし本当なら可哀相だ」

ミーナ「けど……」

芳佳「すいませーん!!遅くなりましたー!!」

リーネ「お待たせして、ごめんなさーい!!」

>>77
美緒「ミーナ。プレイベートのことまで詮索してやるな。もし本当なら可哀相だ」

美緒「ミーナ。プライベートのことまで詮索してやるな。もし本当なら可哀相だ」

「痔」って「病だれに寺」だけど寺関係ないんだよな

バルクホルン「むっ……」

エイラ「おぉ……」

芳佳「あれ?みなさん、どうかしたんですか?」

リーネ「あの、なにか?」

美緒「いや。なんでもない。さぁ、訓練だ。訓練」

芳佳「で、でも……」

ルッキーニ「よしかぁー」

芳佳「なに?」

バルクホルン「ルッキーニ、詮索はなしといわれただろう」グイッ

ルッキーニ「むぐ……!?」

リーネ「なんですか?どうしたんですか?」

サーニャ「……お幸せに」

ミーナ「まぁ、その……ウィッチ同士のあれまでは禁じた覚えはないし……」

芳佳「もー!はっきりいってくださーい!!!」

エイラ「言ってもいいのか?私たち、見たんだぞ。二人が……トイレで……なんか、アレな感じになってたの……」

芳佳「え?」

リーネ「み、みてたんですか!?」

バルクホルン「覗くつもりはなかった!!そこは誤解するな!!ただ、リーネのことが心配で……!!」

芳佳「それならもう心配ないですよ。私が治しましたから」

リーネ「よ、芳佳ちゃん!」

ミーナ「治したって、恋の病ってこと?」

芳佳「まぁ、病気は病気ですけど。恋ってなんですか?」

リーネ「うぅ、芳佳ちゃん、あまり言わないで……」モジモジ

バルクホルン「もういいだろう。二人が幸せならそれで」

シャーリー「おいおい。あぁ、もうやっぱり私から説明をするしか……」

エーリカ「シャーリー。こっちのほうがリーネにとってもいいんじゃない?」

シャーリー「いや、まずいだろ!?」

エイラ「……あとで宮藤にモテるコツを聞いとくか」

美緒「ほら、関係ないものは戻れ!!宮藤、リーネ!!中断した遅れを取り戻すぞ!!気合を入れろ!!!」

芳佳・リーネ「「了解!!」」

食堂

エーリカ「まぁ、リーネの足に血が伝ってたもんねー」

バルクホルン「宮藤は責任を取らなければいけないだろうな。どちらから誘ったのかは分からないが」

ペリーヌ「……事実を知らずあの現場を見れば、如何わしい勘違いをしても仕方がありませんわね」

シャーリー「どっちが恥ずかしいことかってなると、微妙だな。頃合を見て話していくしかないな」

リーネ「芳佳ちゃん、あーん」

芳佳「じ、自分で食べられるからぁ」

ルッキーニ「にゃはー。いいなー」

サーニャ「うん。こっちまで笑顔になるわ」

エイラ「宮藤なんて可愛いだけで、別にかっこよくないのになぁ。なんでモテるんだ……」

美緒「てっきり、リーネも痔の友かと思ったが、真相は闇の中か」

ミーナ「それなら私がいるでしょ」

リーネ「芳佳ちゃん、また何かあったら助けにきてね」

芳佳「うん!任せて!世界の裏側でも飛んでいくから!」


おしまい

いちおつ!

このSS読んでズボンに侵入するネウロイの話思いだしたわ

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