魔王「さあ…殺れ!」勇者「命を大切にしない奴なんか大嫌いだっ!」魔使「part2!」 (681)

このスレッドは………


魔王「さあ…殺れ!」勇者「命を大切にしない奴なんか大嫌いだっ!」
魔王「さあ…殺れ!」勇者「命を大切にしない奴なんか大嫌いだっ!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1378483261/)


の続きとなります
未読の方は一度雰囲気を確かめてください

なにとぞよろしくお願いします

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1389706660

>>1新スレおめー
整理もかねてキャラ紹介とか魔王様のお部屋紹介とか欲しい

NEWスレにちなんで俺たちもNEWボディーでむかえるぜ!

………………………………………………

魔使「前回までのあらすじ

勇者一行は小国の武闘会に出場した

優勝賞品を巡って魔王側も刺客を送り出す

さらに魔剣の呪いに囚われた姫君を救うため盗賊は勇者一行と共闘戦線を組む

そうして無事予選を勝ち残るが、大会の裏には怪しい影があった

本戦、勇者は予選で知り合った剣士をなんとか倒すが、狼は魔王軍の鬼女に敗れてしまう

そして控室、敗者の姿はなかったのであった………」


勇者「おー、それっぽいな」


魔使「えへへー」


……………………………………………




………………………………………

実況『…さてみなさんお待たせいたしました!!やっとリングの整備が終了し、出場者達もスタンバイできております!!』


魔使「………」


魔導師「………」


魔王『第一試合では魔法剣の使い手同士の戦いでしたが、今回は魔法vs魔導!見ものですね』


実況『ところで解説の魔女さん、魔法と魔導の違いとは?』


魔王『それは………この戦いの中で随時解説していきましょうか』


魔使(解説してよ………うぅ……)


魔導師「………」ギロッ


魔使「あはは……お手柔らかに…………」ガックリ



………………………


勇者「…………」


盗賊「……なぁ、さっきの第三試合が終わればする話って、魔法使いにプレッシャーを与えないためか?」


勇者「あぁ………」


盗賊「………なら俺がこの場で先に聞いても構わないか?」


勇者「………何度も話ができるほど、これはいい話じゃない…………反吐の出るような話だ……」


盗賊「どういうことだよ………」


勇者「……………」


………………………


吸血鬼「おい!犬娘、どこにいくんだ!」タッタッタッ


犬娘「狼さん……………狼さんっ………」タッタッタッ


吸血鬼「!、そっちは王族以外立ち入り禁止……」


吸血鬼(……待て、番兵がいないだと………)キョロキョロ



吸血鬼「!、草の茂みに気絶させられ縛られている……」


吸血鬼「この建物に何かあるのか?」


犬娘「…………」スンスン…

>>2
そうですね
一度キャラ紹介挟んだ方がいいですね
更新ボタン押すの忘れてたんで気づきませんでした、すいません

話進み始めちゃったけど、紹介のほう優先させるんで今日はここまで
明日はキャラ紹介からやっていきます

…キャラのどんなことが知りたいのか意見をください
あとテンプレート的なの貰えるとすごく助かります

開始早々グダグダですいません…
おやすみなさいm(_ _)m

乙ー
名前とちょっとした説明でいいんじゃない?
後、強さとか?

~登場人物紹介~


勇者
年齢:17歳
性別:男性
種族:人間
人間界、王国出身。聖剣を持つ勇者。
王国の王から魔王討伐の勅命を受け旅立つ。
エルフの師による戦闘訓練のおかげでそれなりの実力者だが、命のやり取りをするレベルの実戦経験が乏しいため殺生に強い抵抗がある。
生死が関係ない敵や状況下での戦闘で本来の力を発揮するが、それ以外は痛めつけてもとどめを刺さずに撤退させたりすることもある。
優しいともいえるが、弱肉強食の世界で生きるには少し甘い。
魔法剣使いであり風魔法を多用する。


魔王
年齢:20歳
性別:女性(←重要)
種族:悪魔系魔族
魔界、魔帝国出身。魔王専用の魔剣を持つ魔王。
数千年前に封印され、つい2年前に復活したばかり。
それでも若干20で先代から受け継いだ国と部下をまとめ上げるすごい奴。けどちょっと残念な奴。
魔王城で勇者を待ち構える役柄でありながらフットワークが軽い。勇者曰く、魔力の量がえげつない。
勇者に対して………。


狼(狼男)
年齢:18歳(人間換算)
性別:オス
種族:狼の魔獣
王国近くの村に隣接する森に棲む狼の群れの生き残り。魔剣『人』の所有権を持つ。
飢えていたところを勇者に救われ旅に同行する。
狼ならではの嗅覚と勘、本能、さらに魔獣化したことにより複雑な思考が出来るようになったため、その戦闘能力は高い。
また自然界でのシビアな考えが根本にあるので基本的にクール。
魔剣により人化した時は獣人のような姿になる。使用する武器は鉤爪。


吸血鬼
年齢:1500後半
性別:女性
種族:悪魔系魔族
魔界、魔帝国出身。魔王の配下で四天王の一角。
主である魔王相手にそれなりに無礼だが、その雰囲気は部活の先輩後輩に近い。年齢は逆転しているが…。
吸血鬼ではあるが日光や十字架などの弱点を克服している。むしろ餃子とか好き。
同性なのもあり、魔王の実質的な側近。



魔法使い(娘)
年齢:15歳
性別:女性
種族:人間
人間界、火山のふもとの温泉街出身。
攻撃魔法を覚えていないが、防御魔法の強度はなかなか。
また習得が難しい回復魔法が使える。効果は肺を貫かれた人体を元通りに回復させるほど。
いろいろな意味で常識人。
母親は温泉街の宿の女将、父親は温泉街の番人。両親ともかなりの実力者。


黒騎士
年齢:2300以上
性別:男性
種族:??系魔族
東の国出身。魔剣『修羅』を扱う魔王四天王の一角。帝国の軍事部門を担っている。
忍と鬼女は同郷であり腹心の部下であり弟子。
先代魔王の時代から仕えている。忠義心の強い人格者。
勇者を一撃で戦闘不能にするほどの実力者。もうこいつ一人でいいんじゃないかなレベル。
彼オリジナルの黒炎魔法は現時点で作中最強の魔法。



少女/犬娘
年齢:13歳
性別:メス
種族:犬
大河が流れる草原の村出身。魔剣『人』の所有権を持つ。
生まれてすぐにたまたま近くにあった魔剣から呪いを受けたため、人間の捨て子として老人に拾われ育てられる。
長年呪いを受け続けたせいで所有権を手放しても犬耳としっぽが生える程度しか元に戻らない。でも気にしてない。
育て親が亡くなり、魔剣を手に世界を見て回ろうとしている。ついでに獣に変身出来る魔剣を探している。武器は刀。
狼を気に入っている。


側近
年齢:1800以上
性別:男性
種族:竜人系魔族
魔界、魔帝王国出身。四天王の一角。
側近と呼ばれているがこれは戦闘面での部分が大きい。
全魔法中最長射程距離の砲撃魔法が使える彼と魔王の戦闘スタイルは相性が良いため。
またオリジナルの大門魔法は黒騎士の黒炎魔法と同等の威力を持つ。


盗賊
年齢:16歳
性別:男性
種族:人間
人間界、小国出身。
家族のいない孤児だが、浮浪者のコロニーでさまざまな知識と技術を学んだ。
とはいえ剣も魔法も学んだことがないので戦いは全て独学。
いろいろと苦労することも多かったせいか、若干危ない橋を渡ることに躊躇がない面がある。
それでも冷静にリスクとリターンは考えている。ちゃんと引き返す勇気もある
























ゾンビ軍団・野次馬・係員・その他エキストラ
年齢:多様
性別:多様(でもたぶん男が多い)
種族:多様
おまいら
愛すべき馬鹿
今後ともよろしく





申し訳ないが今日はこれだけ
とりあえず主な登場人物の紹介は出来たかな?
あとなにか抜けてたら言ってください

>>1
よろしく

愛された

繧医m縺励¥

(愛したいマジで

がんばりや~

舞台修繕素材の半分は愛でできています

そして血塗れになるんですね




犬娘「……この床の下から血の匂いがする」


吸血鬼「なんだと?………」


吸血鬼「…ここだけほかの床と材質が違う………」


吸血鬼「………!、こいつ、動くぞ」グイッ


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ


犬娘「………」


吸血鬼「!隠し階段………コロッセオの地下になにがあると……」


犬娘「………」フラフラ


吸血鬼「あ、おい!勝手に……チッ」


犬娘(狼さん………)フラフラ

……………………………


魔使(……お母さんから魔法を教わったときは、魔導なんて一言もなかった……あまり知られていないか、魔法とは相いれないようなものなのかな…)


魔導師「……ねぇ、あなた魔法を使うのよね?」


魔使「え?あ、はい」


魔導師「魔導は知らないんでしょ?」


魔使(知らないっていえば油断してくれる?むしろ知ってるって言って手札を切らせないようにする?)


魔使(えっと…えーっと…)「……にわか程度には、知ってます」


魔導師「そう、なら問題ないわね」


魔使(なにが!?知ってたら問題があるの?知らなかったら問題があるの?せめてはっきり答えればよかった!)



実況『ではそろそろ行きましょう!第一回戦第三試合、スタートォォオおおおおおおおおおお!!!』


ワー ワー ワー
 ワー ワー ワー

アカン…頭が回らん…
昨日も投下できなかったし…ごめんなさい
明日明後日になんとか…
おやすみなさい


大会系は引き伸ばし以外で扱うとまずうまく行かない罠
つか正直詰まらくなる
特に全員分やろうとすると

魔剣がどういうものかを書きたかったのかな

やっと追いついた…って何これ!くさっ!いつの間にか体から死臭が!俺もゾンビの仲間入りか!?

まぁ、なにはともあれ乙

大会系は伸ばすと本当グダる。

なんか心配してくれる人までいる……
もうちょっとしっかりしないと

テンポ重視で内容も濃くわかりやすく
というよりは飽きられないように面白く進めて行ければなあと思います


とりあえず内容薄すぎるかと思って没にした展開にしてみる
勝敗のほうは変わんないから話の流れに問題はないので、とりあえず内容薄いと思ったら言ってください


言われたところで次から、気を付ける、なんて無責任なことしか言えないのが本当に申し訳ない…

………………………………

魔導師「『烈火弾』『水龍弾』」


魔使「わわっ、『岩傘壁』!」


ドドドドドドドッ


魔導師「『雷撃弾』『疾風波』『火炎弾』『岩石弾』」


魔使「ちょ」



魔導師「『岩石弾・散弾』『烈火弾・散弾』、『雷岩弾・徹甲弾』」


魔使 (^q^)




ド ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ
 ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ッ!!

実況『開戦から派手に飛ばす魔導師!勝負あったか!?』


魔王『いや、さすがにないでしょう……魔法使いには鉄壁がありますしね』



もわああああああ………

魔使「『岩傘双璧』ゲホゲホ……うえ、すごい煙……勇者や狼くんが作ったのよりは断然ましだけど…」


魔使「……まさか『岩傘壁』一枚じゃ防ぎきれないなんて……」


魔導師「……なるほど、さすがですね」


魔使(さて、次は何を……)




魔導師「降参します、もう私に攻撃する手段はありません」


魔使「え!?」


(トイレに行ったら試合終了してたwww)

………………………………………


犬娘「………」こつん……こつん……


吸血鬼「…かなり階段を下りたが…これはかなり深いな……」


犬娘「!、扉」


吸血鬼「む……鍵が壊されている……」


吸血鬼「先客がいるのか…そいつが見張りを縛った奴だろう」



犬娘「……!狼さんの匂いがする」グイッ


吸血鬼「あ、おい勝手に開けるなっ……」



…………………………………………

魔導師「魔導師である私は接近戦は出来ませんし、火力に頼る戦術では彼女には勝てません」


魔導師「なのでここでリタイアしたいと思います」


実況『……えっと、確かにリタイアを禁止するルールはありません』


実況『それにまぁ、毎年ではなくともリタイアする選手は今までにも少なからずいましたし……』



「おいおい、だからってあきらめるのかよ」
「いままでの4人はみんな必死でかっこよかったってのにナァ」
「魔法使いちゃんだって予選で圧巻の立ち回りだったから、期待してたのに……」
「あの魔導師ってやつ、最初の予選で狼男と鬼女のおこぼれもらった片割れだろ?」
「逃げるなー!」「戦え―!」


闘え!
闘え!
闘え!
闘え!
闘え!


魔使「ひっ……なにこれ…」


魔導師「………」スタスタ


魔王『………』


実況『それでは魔法使いは第二回戦に駒を進めます!』


……………………………………

女将「!!、ばれたようね……」


吸血鬼「!?、温泉街の女将?、ここで何をしている!?」


女将「?……!、この間のお客さん、それに…」


犬娘「……あ………あぁ…」フラフラ…




犬娘「狼さん!!!!」


狼 ………





………………………………………………


実況『え、えっと!、先ほど格闘家からも棄権するとの申し出がありました!なので盗賊は不戦勝として第二回戦に…』


「ふざけんなーーー!!!」
「戦えーー!!!」


わあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ






盗賊「それで、この武闘会の裏に何があるっていうんだ?」


勇者「……予選では敗者はちゃんと戻ってきていただろ?」


勇者「本戦は、命のストックの魔法が使われていないんだ」


盗賊「……は?」






盗賊「なんだよ……つまり、ここで負ければ本当に大怪我してるってことかよ」


勇者「十中八九、意識もないような状態でな……剣士も狼もその状態だろう」


盗賊「お、お前はなんでそんな落ち着いてるんだ!」


勇者「女将さんが、敗者の収容所に入り込んで転送されてきた奴を順に治療してるんだ」


勇者「だから今回だけは問題ない」


盗賊「なんでそんなことを……」



勇者「女王様は他国に侵略しようとしてたんだろ?だったら軍資金が必要だ」


勇者「自分からカジノのディーラーするような女王だ、こういうイカサマ発想は序の口だろう」


勇者「賞品賞金を持って行かれないように敗者はさっさと消えてもらった方がいい」


勇者「味をしめて大会の常連になられても困るだろうからな」


盗賊「怪しまれないようにわざと一位の奴にはちゃんと賞品を渡してるってことかよ…けど、そんなことしてれば誰か疑問に……」


盗賊「……なんでなってないんだ……毎年敗者がいなくなってる状況なのに……」


勇者「…サクラがいるんだろうよ、そいつだけちゃんと魔法をかけてもらってわざと負けるとか、事前直前にリタイアするとか」チラッ


魔導師「………」


格闘家「………」


盗賊「あいつらか……」




盗賊「けど……女将さんが治療してるっていっても限度があるんじゃ?」


勇者「回復魔法だ」


盗賊「!?、使える人なのかよ……」


勇者「だが女将さん曰く、回復魔法は二度目三度目と使うごとに効きが弱くなる」


勇者「俺と魔法使いは前に回復魔法をかけてもらったことがあるから、迂闊に負ければ……」


盗賊「完治しきれない可能性もあるわけか」


勇者「……幸い、サクラが上手く魔法使いにぶつかってくれたおかげで助かった…問題はまだあるけどな」


盗賊「………魔法使い、戻ってくるぞ」


勇者「……外の空気を吸ってくる、あいつには説明しておいてくれ」


盗賊「…あぁ………」

今日起きたら13時だった
さすがに怒られた……

今日は早寝します おやすみなさい


友人にスレをたてていることを話したら、感想がほしいならフリーメールでも貼っとけと言われました
あとコメント返しならぬ感想返しもしっかりしろと言われました
個別で返信はしませんので、あしからず

ご意見ご要望は下まで

inotiwotaisetuni0907☆yahoo.co.jp
☆→@



…正直、これ必要なのかはわかんないけどねw

乙、次も期待してる

別に内容が楽しければ、そんなことはしなくてもいいよ。
今まで通りが自分らしいんだろうから。

むしろフリメ貼って構ってちゃんの感じがする方が損すると思うんだけど、友人と何かあったのかい?

個人でblogなりなんなりでやるなら必要な措置だろうがここでやる分には無用の長物どころか“ある方が邪魔”

>>37
>>38

助言ありがとうございます
まぁ何かあったら連絡くださいってだけなんで……何があるっていうんだろうか……

助言してくれた友人はネットに作品を上げるなら連絡先も必要ってつもりで言ってくれたみたいです
掲示板の雰囲気を知らなかったみたいですね……w 自信満々に言ってくるからてっきり知ってるものかと……いやそれを真に受ける僕もおかしいけど…

………………………………

女将「―――――――…………ということです」


吸血鬼「そうか……面倒なことになってるな……」


犬娘「………」


狼「………」Zzz……


女将「ところで、この狼は一体…大会に獣は出られないのに」


犬娘「どうでもいいでしょ………そんなこと…」ナデナデ


狼「………」Zzz……


女将「……まぁ、いいでしょう………」



……………………………




実況『あっけなく侍がモブを一刀両断!!第四試合は侍の勝利!第五試合は盗賊の不戦勝が決まっており、シード権の忍は闘わない』



実況『よって、第二回戦に突入します!!』




ワー ワー ワー
 ワー ワー ワー



「いい加減しっかり戦うとこ見せろよー!」
「頑張れよおおおお!」
「竜巻勇者あああああああああああああ!!」
「忍さまあああああああああああああ!!!」



第二回戦

勇者
vs
鬼女

魔使
vs


盗賊
vs





……………………………………


魔使「武闘会に……そんな裏が……」


盗賊(言わなきゃ納得しなかったのは俺も同じだから仕方ないとはいえ……次にあたる相手がキツイ)


盗賊(勇者と互角だった侍相手だ……魔法使いへのプレッシャーは半端じゃないはず…)



魔使「なおさら負けられなくなっちゃったね……」フンッ!


盗賊「は?」




盗賊「怖くねーのか?死ぬかもしんないのに……」


魔使「そりゃ怖いけど……いろいろありすぎて感覚がマヒしてるよ」


盗賊「あぁ……それはわからんでもない……」




魔使「それに、死ぬかもしれないっていうのは前にもあったよ」


~~~

黒騎士「『黒炎煉舞』」



側近「『大雷火炎門』」

~~~


魔使「お姫様のこともあるし、負けらんないよね?」スタスタ


盗賊「………あぁ…」




魔使「…………」

ギュ…


魔使(……あぁ…それでも怖いよね……体が震えてるもん)カタカタカタ…



魔使(棄権したい……けど…侍を決勝にあげたら勇者たちの戦いが辛くなる)


魔使「それに、上位五名に入らないと賞品は手に入らない……」




魔使「勇者についていくための条件をクリアして、お母さんに見せなきゃいけないんだから………」





……………………………………



魔王「…………」


吸血鬼「(以上が、武闘会の裏の顔です)」


魔王「(そうか……思ったより“底”が浅そうで安心だ)」


吸血鬼「(はい?)」


魔王「(戦いの敗者を怪我させたまま放置して殺してたんだろ?)」


吸血鬼「(はい、なので地下の収容所は人骨だらけです)」


魔王「(それでなにか……たとえば儀式でも行われようとしてるなら危険だと思ったんだよ)」


吸血鬼「(儀式、ですか?)」


魔王「(気にするな、どうせそれっぽいこと言ったってここでは何も起きないだろうよ)」





魔王「(たぶんな)」

…………………………………


勇者「………」


鬼女「………」



実況『さぁ!予選の時からわれわれの注目を集めていた二人の戦士がついにリング上であいまみえる!』





実況『己と同じ魔法剣の使い手、剣士を下しこの場にやってきたのは、変幻自在の戦闘方で相手を翻弄する、竜巻勇者!!』


わああぁぁぁぁぁあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああぁぁぁぁぁああああああああああああ!!!



「頑張れ勇者ーーー!!」
「またかっこいいの期待してるぞーーーー!!!」



勇者(………声援浴びて戦うって、初めてだな…)






実況『対するは!予選からの狼男との戦いに辛くも勝利した女戦士、その細身からは想像も出来ないパワーで相手を叩き潰す、怪力鬼女!!』


うおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおぉぉぉぉ!!!



「負けるんじゃねーぞ鬼女ーー!!!」
「なよっちぃ勇者なんざひねりつぶしちまえーーーー!!」


鬼女(もとよりそのつもりだが……私よりは勇者の方ががっちりしてるとおもうんだがな………)




実況『この戦いを制して決勝に進むのは、勇者か!鬼女か!』


実況『第二回戦、第一試合、スタートォォォォォ!!!』

……………………………………


盗賊「………」




盗賊(勇者たちには勇者たちの目的があるとはいえ……こんな危険な目に合わせているのは俺じゃないのか)


盗賊(魔剣のことがなければ棄権したって構わないはずだ……)


盗賊「………」



「盗賊!」


盗賊「!?」




姫「ちょっと、こっちに来て!」ヒソヒソ


盗賊「お姫様、なんでここに!?」ヒソヒソ


姫「お母様が帰ってこないの!!」ヒソヒソ


盗賊「!?」


姫「最初は私だけだったんだけど、途中から従者たちがそわそわし始めて、もう二回戦始まったっていうのに!」ヒソヒソ


盗賊「待て待て、女王はどこに行くって言ってたんだ?」


姫「わかんない…お母様の側近に聞いても言えないっていうし、何か隠してるならそれはそれでいいんだよ」


姫「でも、隠し事してる間に何かあったんだよ、そうじゃなきゃ側近も魔術師もあんなにそわそわしないもの!」


盗賊「………」

今日はここまで
おやすみなさい

おつ!やっと追いついたけど楽しみにしてます!

盗賊「……心当たりはあるか」


姫「わからない…けど、コロッセオからは出てないはずだから、観戦席とか……」


盗賊「地下だな…いくぞ」


姫「地下!?ここの下にそんなの…」


盗賊(お姫様に母親の外道を見せることになる……けど、ここで躊躇ってちゃやばい気がする)




盗賊「どこか、係員の詰所、武器保管庫、実況室…はないな……どこか地下に繋がりそうなところ」


盗賊「どこからでもいい、案内してくれ!」


姫「わ、わかった」





………………………………………………





勇者「『烈風波』『雷撃弾』」


ヒュオオオオオオオオ!!
バリバリバリバリィ!!


実況『やはり先手は遠距離攻撃ができる勇者!突風の波と雷の弾丸が鬼女に迫るーー!』



鬼女「『酒呑童子』!」

ゴゥン!!

バッ


魔王『対して鬼女は最初から『酒呑童子』モードになりました、攻撃力の底上げと身体能力の強化により魔法を躱しています』


実況『魔女さんはこの戦いをどう見られますか?』


魔王『やはり鬼女がどう接近戦に持ち込むか、勇者はそれまでにどう倒すか、また接近されてもどう相手に本領を発揮させないか、でしょうね』


魔王『両者とも相手の手はある程度理解しています、ですから自然と牽制が多くなるでしょうし、手札も切りずらいでしょう』




魔王『ただこの戦い、そう長くは続かなそうです』


実況『ナルホドー!』




…………………………………………………


盗賊「!、隠し階段」


姫「こんなところに……ここも本当なら立ち入り禁止のはずなのに番兵もいないし…」※外の茂みでのびてる


盗賊「いくぞ」タッタッタ


姫「あ、ちょっと待って!」タッタッタ




…………………………………………………


魔使「あれ………?」



ガラーーーン……



魔使「控室……誰もいない……」



…………………………………………………




勇者「ハァッ!」ブンッ


鬼女「カッ!」ガキィン!




実況『勇者の一撃を鬼女が刀で受け止めたーー!』




うおおおおおぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおぉぉぉぉぉぉおおおおぉぉ!!!

……………………………………


盗賊「ここか……」


盗賊「俺がドアを開けて、OKを出すまでは入ってこないでくれ」


姫「わ、わかった」


盗賊「よし、じゃちょっと離れてろ」


盗賊「……スゥー、フゥー…………よし、あけるぞ」ガチャッ





盗賊「………」ソー……





犬娘「あぐっ……っ……」ボロボロ


吸血鬼「……ハァ………ハァ……」ズタズタ


女将「もうちょっとで傷は塞がる、頑張って……」パァァァァ……


盗賊「な!?……」ガタッ



女将「!、今度はだれ!?」ビクッ


盗賊「あ、いや、俺は……」


犬娘「…………盗賊、さん……よくここがわかったね」


盗賊「い、犬娘ちゃん、一体何が!?」


女将「……話はあとです、それより娘を呼んできてくれませんか」


盗賊「魔法使いを………?」


狼「………」グッタリ

剣士「………」



盗賊「!、治療ですね、わかりました」


姫「…………と、盗賊さん…?」ソー…




姫「ヒッ!?、ち、血が………」


盗賊「お姫様!、一度戻るぞ!」グイッ


姫「え?あっ!?」



ガキィン!
ギギギギギッ!!
ガァン! グワァン!


実況『鬼女も最初から刀を抜いています、両者の打ち合いのたびに火花が散っている!すごい剣戟だぁーーーーー!!!』


魔王「………」


実況「……魔女さん、なんか急に黙り込んじゃいましたけど、どうしました?」ヒソヒソ


魔王「…………いえ、なんでもありません」ヒソヒソ


魔王(なんでもはあるさ………不意打ちとはいえ、吸血鬼が一方的に負かされたんだぞ、近くに犬娘も魔法使いの母親もいたというのに……)




魔王(今、忍に後を追わせているが………戦えば確実に忍では勝てない相手………)


魔王(サムライめ……本当の狙いはやはり魔剣か……)ギリッ




……………………………………




鬼女(……何かあったらしいな……忍が控室から移動したようだし、なにやらほかも慌ただしい)


勇者「………ちょっと、悪いんだが」


鬼女「!、なんだ」


勇者「急用が出来たみたいだ、早く終わらせたい」



鬼女(……こいつも異変に感づいたか……だが魔王様が見ているこの状況でなにも指示がないのであれば、私が今すべきことは変わらない!!)


鬼女「だったらリタイアするか、私を倒すことだな」


勇者「チッ……」




……………………………………………………





魔使「『仙癒光』」パァァァァ……


吸血鬼「あぐっ………」



魔使「ひどい傷……何があったの?」


犬娘「サムライって人が急に襲ってきたんだよ……何が目的か知らないけど」


魔使「誰も死んでないし、盗られたものもない………わけが分からないよ」


女将「………」パァァァ………







狼「………ガルルゥゥ…」ピクッ


犬娘「!、狼さん!!」サッ


狼「(………犬娘?)」


犬娘「よかった……目が覚めたんだね」


狼「(………そうか………………俺は、負けたんだったな)」ハァ……






魔使「あれ、盗賊とお姫様は?」


女将「そういえば、あなたを連れてきたあとから姿が見えませんね」




……………………………………………


今日はここまでです

おやすみなさい

乙です



あまりのシリアス展開にゾンビどもが出しゃばる隙がないwww



単に飽きただけか?

空気よんでんだろ

ほっ…ゾンビまだ滅びてなかったんだねww

         ,-、            ,.-、
        ./:::::\          /::::::ヽ
       /::::::::::::;ゝ--──-- 、._/::::::::::::::|

       /,.-‐''"´          \:::::::::::|
     /                ヽ、::::|
    /                   ヽ|

     l                         l
    .|    ●                |    んーとね・・
     l  , , ,           ●     l
    ` 、      (_人__丿    、、、   /
      `ー 、__               /
         /`'''ー‐‐──‐‐‐┬'''""´

         ,-、            ,.-、
        ./:::::\          /::::::ヽ
       /::::::::::::;ゝ--──-- 、._/::::::::::::::|

       /,.-‐''"´          \:::::::::::|
     /                ヽ、::::|
    /    ●                  ヽ|
     l   , , ,             ●      l
    .|        (_人__丿     、、、  |    寝てた!
     l                      l
    ` 、                       /
      `ー 、__               /
         /`'''ー‐‐──‐‐‐┬'''""´

乙乙!
このスレから前スレ飛んで今全部見終わったとこだ

(誰か新人の俺に魔王様の参考資料をくれないか?主に魔王様が美乳だという事がわかる資料を)

>>56 >>60
(出しゃばったら資料もろとも吹っ飛んだ・・・とりあえず体は何とかなったが資料は細切れに・・・魔王様を写した写真もフィルムごと・・・)

>>61
くっ…お前はよくやったさ…とりあえず次のチャンスを待とう。
カメラは使い捨てで良ければ貸すぜ?






盗賊「―――――……これがあの地下室と、大会の裏だ」


姫「………」


盗賊「……なぁ、気になるのもわかるけど、なんで女王探すよりも事情を説明しろなんて言ったんだ」



姫「…これからのことを考えるためです」


盗賊「これから…………?」





姫「城に向かいます、あなたもついてきてください」スタスタスタ


盗賊「え、ちょっとおい!」タッタッタ



…………………………………………




勇者「『烈風斬』!」ブンッ!


鬼女「『鬼童丸』!」バッ!


ガギィーーンィ!!!


勇者(くそ………攻めても攻めても防がれる……それに反撃も的確に隙をついてくるから気が抜けない……)


勇者(実力は互角……けど、魔剣を使われれば……)




鬼女「………」



鬼女(……勇者とは互角か……屈辱的だ……)メラメラメラ……


鬼女(……………私と同等ということは、この剣の切っ先は黒騎士様にも届くやもしれない)



鬼女(ここで使うべきだな……)




鬼女「…狼男からのジェスチャーは届いていたか?」ギギギギッ


勇者「?…………目のことか」


鬼女「そうだ、魔剣の力で奴の視力を奪った」


勇者「それに対して俺が対策を取ってないとでも?」


鬼女「貴様はこう考えているはずだ、『いくら視力を奪われると言っても、狼男は直前まで立っていて、バランスを保っていた。ならば周囲の状況はわからずとも拡散型攻撃で牽制しつつ状況に慣れていけばいい』と」


勇者「……何が言いたい」




鬼女「魔剣は銘を言ってこそだ、ずぶの素人が」ガギィン!


勇者「!?」バッ!









鬼女「魔剣『修羅・穿眼』」

勇者「!!?」グラッ


鬼女「フン!」ブンッ


バキッ!


勇者「ガアッ!!」ズザザザッ!!





実況『あぁっと!先ほどまで膠着していた戦況に気が緩んだか、勇者が体制を崩しかけた!その一瞬を逃さず鬼女の蹴りが炸裂ぅぅぅ!!!』


「気合い入れろ勇者ーー!!」
「畳み掛けろ鬼女ーーー!!!」

うおおおおぉぉぉぉおおおおぉぉぉ!!





勇者「!?………………!!?」ガクガク


鬼女「どうだ……『何も見えない』だろう、狼男の時はかろうじて明暗程度は判別できていただろうが」



鬼女「今回は違う、完全な闇の世界だ…………目を閉じたときの闇とは比べ物にならないだろう?満足に、真っ直ぐに立つことすら困難だ」


鬼女「たとえ耳で状況を把握しようとしても……」





わあああぁぁぁぁぁぁぁアアアアアアアアアアアァァァァァァアアアア!!!





鬼女「この歓声では集中もできない」


勇者「うぐっ………くっ!」キョロキョロ

………………………………………


わああ………アアアア…………

魔使「歓声すごいね……」


女将「今勇者が闘っているんでしょう?」


魔使「そうだね………まぁ大丈夫だよ」



魔使「彼は絶対勝つよ、勇者だもの」





狼「………」


犬娘「(魔剣……使わないの?)」


狼「(今変身したら驚かせちまうだろ……それに)」


狼「(今は、嫌な予感がするんだ)」


犬娘「………」




……………………………………………



………………………………

……………………

……………



侍「………東の国から、気づけばこんなところにいた…」


侍「まさか、こんな小国なんて辺鄙なところでこんなことになるとはな」




侍「私の正体や目的に感づかれたわけでなくとも、魔王も勇者も私を警戒していた……さすが、というべきか」


侍「勇者とは決勝で戦いたかったが、それもこうなっては無理か?……それに魔王は解説なんてしていたからな……」


侍「………」



女王「………」

ポタリ……ポタリ……



侍「『餓鬼』を見世物に、それどころか武闘会なんぞの賞品にしてくれおって…と思っていたが……」



侍「おかげで魔剣がかなりの数揃った、『餓鬼』に『人』、『修羅』の3分の1……」



侍「『畜生』が足りないが……まぁそれでも十分だろう、今のところ不具合もない」




女王「…うっ………く…………こ、こは……?」


侍「気が付いたか、右肩を“取った”からあっさりそのまま死ぬかとも思ったんだがな、小さくとも国をまとめる者だ、それなりに鍛えてもあるか」




女王「?……………………!?、ア」ザックリ






女王「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ッア゙アアア!!!?」ガタガタガタッ!!



侍「さて……“君”が持っているのは『修羅』の血か、それもこっちに渡してもらおうか」クルッ


忍「!!!」




侍「言っとくけど、今更逃げようったってそうはいかないからね?」


忍(なんなんだ………こいつはっ……………)


今日はここまで

おやすみなさい

乙乙!

>>61
(そうだったのか…まぁ体は無事でなによりだ。『資料を撮ること』は出来たんだよな?ならデータを飛ばせばいいじゃないか。
そんなこと出来るか、って?出来るんだよ。そう、iPh○neならね。)

つ iPh○ne

乙です!!
(ここ圏外だったぞ?恐らく魔王様の魔法によってな。誰かメモリーにして持ってるやついねぇかな)



このインターネッツは黒騎士様に監視されています

黒騎士「シリアスムードの中ゾンビ共はまたなにやら良からぬ事をしようとしている様子…」



…………………………


勇者「うぐぅ……」フラフラ


鬼女「そら、かかってこいよ、とっておきの拡散魔法を使ってみたらどうだ?」


勇者「いわれなくと、も……『石針壁』!」ズゥン

勇者「『石礫』!」ドドドドド


鬼女「壁を作りながら攻撃か、発想はいいが……」

鬼女「ちょっとずれてるな」ズイッ


勇者「!」


鬼女「破ッ!」ブン


ザシュ


勇者「ア゙ア゙アァァ!!」




実況『あぁっと!ここでついに勇者が鬼女の剣を受けてしまったぁ!!』


「うおおおお!踏ん張れえええ!」
「いいぞーやれー!」
「きゃああああああああ、勇者様~~~!」


勇者「クソッ」ギリッ

すいません今日はこれだけです
明日頑張る……



……………………………………………………



鬼女「………」


勇者「ハァ、ハァ、ハァ……」




鬼女(妙なやつだな……一方的にやられているというのに、コイツは少しも焦っていない……)


鬼女(いや、焦ってはいるのか………だが現状の苛立ちも、敗北への緊張もない……)



鬼女(ダメージは寸でのところで逆方向に飛んだり、至近距離の風圧で察して避けたり、地道ながらも少しずつ弱めている)


鬼女(それは確かにとんでもないことだ……だが、ここからどうやって私に勝つつもりなんだ…)



勇者「……」



勇者(目隠しでの修行をやったことがあったけど、あの時はこっそり目を開けて光の加減を見てたからな……)


勇者(……そういや目くらましはいつも俺がやってるんだっけ、光とか煙とか……)


勇者(師匠の教えをサボんなきゃこれも楽にこなせてたのかもしれない…)


勇者(俺意外と不真面目だったんだな………)














勇者(なんにせよ、エルフ仕込みの風魔法の真骨頂………それが切り札になる……)


勇者(悟られるな、策を張り巡らせるのは得意じゃないなら『とっておき』をいかに大切に使えるかだ)




勇者「『火炎弾・散弾』『岩石弾・散弾』!!」ゴォォォ ドガガガガガ



鬼女「チッ、この数は避けるのも骨だな……」


鬼女(今までにこんな数の魔弾を打ってきた奴はいない……長引かせれば無理に押し切られる可能性もあるな)




「勇者さっきから魔法使うの変な方向にも飛ばしてるよな」
「さっきの狼男と同じだな……目でも見えてないんじゃないか?」
「てか勇者目を閉じてるな」
「閉じざるを得ないなんらかの攻撃を受けているのか、開けてても仕方がない状況なのかはともかく」
「さっきの狼男も今の勇者も、鬼女になにかされたんだろうな」




魔王『勇者は目が見えてないようですね……とはいえ彼もそのままやられ続けるとは思えません』


魔王『鬼女は打開策を実行される前に倒さなくてはいけなくなりましたね……もしそれを許せば流れも持って行かれます』

勇者「『火炎弾』!!」


鬼女「あまい!」サッ


ブォン!


勇者「!」クルッ

勇者「『水傘壁』!」バシャ!


鬼女「なにっ!?」


「防いだ!!」
「目が見えてないんだろ!?」

ザワザワザワザワザワザワザワザワザワ………



魔王(対応…いや、適応が早い!)

魔王(目を封じてまだ10分ほど、素人なら前後不覚になって動くことすらできないと言うのに………)


魔王「たいした奴だ、全く………」

短いですが今日はここまで

頑張れなかった…
今週中に小国編は終わらせたい……
そしてかわいい魔王や犬娘や魔法使いを書くんだ……

………なんかごめんなさい
おやすみなさい…


無理せずゆっくりでいいよ

乙。

おつ!


休暇中の撮影班を呼び戻しとくか・・・・・・

もうすぐ療養中のゾンビ達が帰ってくる頃かな
カメラの充電しとかないと……

とりあえず今のこの小国編が終ってシリアスムードが抜けるまで俺たちゾンビの入り込む余地はないかな…

(無理矢理入り込んで出しゃばって吹っ飛ぶんじゃねぇぞ俺みたいに・・・お、魔王様の写ったネガの切れ端見っけtなんだ吸血鬼様かイラn)




鬼女(実力は互角でも目のハンデでこちらが優勢、それは事実)


鬼女(相手に負わせたダメージも、ほぼ無傷の私とは比べるまでもない………)



鬼女(だが、なぜここまで攻めきれない……?)ハァハァ



勇者「『疾風波』!」ビュオオオオオォォォ


鬼女「チッ」バッ



鬼女(それに、コイツさっきから一体何回魔法を使った?)


鬼女(魔力切れの疲労も見られない……勇者とはいえ魔力量が以上だぞこれは……)


勇者「『烈火斬波』」ゴゥン!


ブオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォ!!


鬼女「!」




ウオオオオオオォォォォォォオオオオオォォォォォォオオオォォォォォ






魔王「………」


魔王(気配と経験則から攻撃を防いだり躱したりしても、いまだ勇者の劣勢には変わりない…)


魔王(だが、気のせいか?だんだん鬼女への魔法攻撃に違和感が…………)



実況「勇者、さっきから風と炎ばかりですね……いや、水や石も使ってますけど…頻度が違う」ボソッ


実況「ただ単に得意不得意が出てるだけでしょうか?」



魔王「………」















勇者「!、そこか!」クルッ


鬼女「!?」




勇者「『疾風斬』『烈火弾』!」ヒュパッ!


鬼女(!、避けられな……)


鬼女「ア゙ア゙アアアアアア!!」



魔王「コ、コイツ……」


実況『な、なんと!!勇者の魔法が鬼女にヒット!!鬼女にダメージだァァァァ!!!』



うおおおおおぉぉぉぉぉぉおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!!!















ズドオオオオオオオオオオオオオオンンッ!!!









勇者「!?」


鬼女「な、なんだ!?」



「なんだなんだ?」
「なんだ今の音は!?」



実況『み、みなさん落ち着いてください!席を立たないで!!』


ザワザワザワザワザワ


勇者「……お前じゃないのか?」


鬼女「あいにくと……これは場外のゴタゴタだ…」ゼェゼェ



…………………ゥゥゥゥゥ……


「………?」
「今度は何だ!?」
「……?、落下音?」



…………ゥゥゥゥゥウウウウウッ





「あ」





ズガアアアアアァァァァァン!!!


鬼女「なっ!?」


実況『!?、り、リング上に何かが落ちてきました!!』




魔王『おい……嘘だろ…』ボソッ


勇者 ピクッ


勇者「おい!」


鬼女「!?」ビクッ


勇者「今すぐ俺の目を治せ!!」

鬼女「な、なにを言って……」


勇者「もうわかってんだろ!目は攻略した!けど」



勇者「『こいつ』相手じゃ安心できないだろ!!」



鬼女「こ、こいつ?」


勇者「いいから!はや」




?「あぁ…ここはリングか」


勇者「!!!」


鬼女「!!?」


実況『と、と、とつにょ、とつ、突如としてリングに作られた巨大なクレーター』


実況『その土煙の中から!人!人影が出て来ました!!』


「まじかよ…」
「乱入?」
「てかあり得ないだろあの速さで突っ込んできて生きてるとか……」


ザワザワザワザワザワ

今日はここまで



ザワザワザワ

ちょ、ここで切られるとか

ザワザワザワ

次回が待ちどうしすぎる

ザワザワザワ

ザワザワザワ
(このドサクサに紛れて魔王様の写真を・・・)



……………………………………………………


狼「!!」ピクッ


犬娘「ヒッ……」ギュッ


狼「(……なんだこの気配は)」キョロキョロ


犬娘「リング……」



犬娘「リングに、『なにか』いる…」ギュウゥゥゥゥ……


……………………………………………………



魔王「クッ…………ウッ……」サァァァ……


実況「!、魔女さんどうしました?顔が真っ青ですよ!」ヒソヒソ


魔王「あ、アイツは…………」




……………………………………………………





モクモクモクモクモクモクモク………………



?「あぁ……特に考えずに飛んできたからな……近くのココに突っ込む可能性を考えてなかった……」


勇者「………」ジリッ



モクモクモクモクモク…………




?「!、今はちょうど勇者が闘ってるのか!むしろ丁度よかったか?」ハハハハ


勇者「……!お前は……」


ワシじゃよ!

なんだお前か







氏ね

(ゾンビに[ピーーー]ってのは禁句だろ!いい加減にしろよ!)





…………………………………………………………………


姫「――――――、以上です」


大臣「」


盗賊(大臣が絶句してる……俺も驚きで声が出せない)



盗賊(城で一体何をするのかと思えば、大臣を呼び出して女王の悪事を全部ばらしちまった……)


盗賊(あげくに、『まさかそんなこと』まで……)



大臣「ひ、姫様、失礼ながら………正気ですか!?」


盗賊「まったくだ……」


姫「………もちろんです」



姫「私にも、母上にも、もう人の上に立つ権利などありません」



大臣「………」


盗賊「姫様……」


姫「………」



バタンッ


兵士「た、大変です大臣!姫様!!」







…………………………………………………………………




勇者「……お、お前は!」






侍「聖剣の所持者は、いつの時代も決まって勇者だな……たまには聖剣を持つ魔王とかいれば面白いのだが……」







侍「そういえば、修羅を部下に貸し出す、なんていうのは斬新でよかった」


侍「6分の1だというのに、“コイツ”はなかなか楽しめた」グイッ





忍「………」ボロボロ


鬼女「!!、忍っ!?」





勇者「!!………お前、一体何者なんだ」







侍「………今それを言っても面白くないだろう、せっかくならアレだ、ラストバトル直前とか」


勇者「……ふざけているのか」


侍「いや至ってまじめだ。体の一部がないとしても天と地があるおかげでかなり元気だ」


勇者「……最初としゃべり方が変わったな」


侍「王女様ボコってるうちに調子が出てきた」




侍「まぁヒントだすなら、一人称すらブレブレな拙者は」


侍「どこにもいない存在である」



勇者「……?」





侍「どこのどいつだろうと、最初は鼻垂らした餓鬼だっただろう」


侍「それからイイことワルイことに触れていって、畜生に成り果てるかもしれんし、修羅になるかもしれん」


侍「それでも人である以上、常に天地の狭間で生きている。これさえあれば現状からどうにもならなくたって」


侍「何事も最後の終わりまでは続けることが出来るんだよ」




侍「“我思う、故に我あり”、そんな次元、俺はもう何千年も前においてきた。東の国にな」

あ、いま>>1テンションおかしい

今日はここまで


侍さん、俺に扱えるキャラでいてくれるかな……

乙!
暴走しても、暴走したなりの決着が見えてくるかもね

乙どぅぇーす
もうどうせ暴走するなら狂いまくるくらいやっちゃおうぜ!



侍「………さて、ここでお前と一戦やるのも悪くないんだが……」チラッ


鬼「!」


侍「……」チラッ



魔王「!」



侍「……横槍が入るのは確定だろうな」スッ



侍「ここは帰るとするさ 魔剣を変に扱ってくれ“愚か者”は消したし、もうここに用はない」


侍「まぁ、あわよくば竜の卵は欲しかったな……アレはなかなかいい“素材”になるから」バッ


勇者「!!、待て!」



侍「さらばだ勇者 次に会うのは地の獄か、道の先か」



侍「『東照大権現』」

カッ!!

すいません、今日はこれだけ

結局一週間でおわりませんでしたね…
ぐぬぬ

乙!




…………………………………………





姫「これは……」






盗賊(開いた口が塞がらない それはさっきのお姫様の発言以上の驚愕だった)


盗賊(コロッセオと王城はとても近い その城にさっきまでいた俺たちに、騒音は聞こえても破壊音は一切聞こえてきてなかった)


盗賊(だというのに、城を後にコロッセオへ戻ってきた俺たちが見たのは……)




ゴオオオオォォォォ――――…………




「………」
「……………」
「…………………」



姫「リングが……跡形もない」


盗賊(バリアのおかげか、観客たちに被害はなかったが、リング跡の焦土に倒れる3人の人影は見るも無惨だった)



実況『救護班!!急いで勇者、鬼女、忍の治療を!』

実況『特に勇者!消えた侍の近くにいた彼は一番重症です!急いで!!』



……………………………………………


シ―――ン……



魔使「………静かだね」


女将「そうですね……何かあったんでしょうか」




ザワッ

狼「!!」ピクッ

犬娘「どうしたの?」


タッタッタッタッ


女将「!、誰かきましたね」




バッ

?「オイ魔法使い!」

魔使「ヒッ!? だ、誰ですか?」


狼(こいつは)




魔王「上に行くぞ!」グイッ

魔使「あ、あなたはあああああ!なんですか急にィィィィィ……」タッタッタッタッ


女将「?」



……………………………………………

病院


医者「こ、この人は一体……!?」


勇者「コヒュ――……コヒュ――……」ボロボロ


係員「それが周りで見ていた我々にもさっぱり……」アワアワ



医者「ほかに運ばれた二人の女性も全身にやけどを負っていました……それ以外にも外傷はありましたがまぁ魔法で治療済みですし問題はないです」


医者「ですがこの方は……焼けただれ一部炭化してしまっている……その上おそらく一度魔法治療を受けたんでしょう、“効き”が悪いんです…」


医者「……残念ですが」


盗賊「そんな……」


係員「クッ……」






魔王「ソコ邪魔だ!どけ!」ドンッ


盗賊「うぉう!?」ドシン


魔使「病院に来て一体……ヒッ!?」


勇者「」コヒュー……コヒュー……




魔使「これって……嘘、勇者なの!?」


盗賊「あ、あぁ……」


魔使「そんな…………なんでこんな…」ジワッ




魔王「オイ」


魔使「!」


魔王「ここでメソメソさせるために俺はお前をつれ来たんじゃない」



魔王「勇者を治せ、傷一つなく完璧にだ」


魔使「!」

医者「そ、そんな無茶な……抗体のできてしまった体にはもう回復魔法は聞かないんで……」




魔王「んなことはわかっている」ギロッ


医者「ヒィ!?」ゾクッ




盗賊「あ、あんた魔女さんか。解説役やってた」


魔王「だからなんだ」


盗賊「い、いや……けど、魔法使いに勇者を治せなんて、そんな無茶なこと」



魔使「やる」スッ


盗賊「!」








魔使「『星癒光』」パァッ!!


シュ―――――――………









医者「そ、そんな馬鹿な……」


係員「傷が……炭化した皮膚まで綺麗に……」





















………………………………



















…………………………………




















今日はここまで

今度こそ、今週中に小国編を終わらせるぞ!

盗賊(それから数日かけて、勇者は目を覚ました)


盗賊(何があったのかと言えば本人も周りも理解しきれていなかったようで)


盗賊(リングに乱入した侍がピカッと光った直後には、本人は消えていて戦っていた二人と侍が連れ込んだ忍だけがボロボロで残っていた)


盗賊(あの後お姫様と大臣が大会中止を発表して、その二日後には事の全貌が国民に発表された……大会の裏のことも)


盗賊(大臣は大会計画の無期限凍結を決定、それから女王は罪人として監獄行きになったそうだ)


盗賊(侍に拉致監禁され、重傷を負わせられていたが、まぁ魔法使いが全部治してしまった)



盗賊(魔法使いといえば、彼女の回復魔法には対抗の常識が通用しないらしい)


盗賊(本来ありえないことで、医者も驚いていた)


盗賊(あと、国民の間で小さな混乱や暴動が起きている間に、国のサクラだとか王家直属の魔術師だとかが逃げた)


盗賊(それと解説役だった魔女、選手の鬼女と忍の姿もなかった)


盗賊(勇者が眠っている間に剣士たちが全快して、狼も元気になっていた)



盗賊(最後に、これが俺にとって一番大きな話……)




………………………………………………




大臣「………盗賊殿」スタスタ


盗賊「大臣さん…なんの用だ?」





大臣「………先ほど、姫様が王位を放棄されました」





盗賊「……………そうか」


大臣「姫に国を任された以上、私は粉骨砕身努めていきます………というのは姫に聞いてもらうとして」


大臣「盗賊殿、姫を国外に連れて行ってはもらえませんか」


盗賊「なに?」


大臣「私は女王と対立していた身ですが、姫は違います」


大臣「元女王のご息女である姫がこの小さな国にいれば、快く思わない者もでてきましょう」




盗賊「だが……仮にそうでも、王家の血とかそういうのは」


大臣「ハッハッハ、私ももう還暦前です。姫とは親子ほど離れていますし、第一私にも家族はいます」


大臣「先代の王家の血、確かにそれは国をまとめるうえで力強い効力を持ちますが、所詮、手段の一つにしかならないのです」


盗賊「でも、姫様を国の外に出すっていうのは……」


大臣「あなたがお守りください」


盗賊「……はぁ!?」


大臣「ずっとずっと、姫がこの小さな檻(くに)の中の因縁に囚われずに生きていけるように、近くでお守りください」


盗賊「………」



大臣「その証に、コレを」スッ


盗賊「!、魔剣じゃないか……」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・


大臣「大会後から、誰が触っても問題ないようになっておりました……ですが、これは姫の手元になくてはならないものです」


盗賊「!、そのことも知ってるのか」




盗賊「…………わかった。姫の護衛、努めさせていただきますよ」


盗賊「“新”国王」


大臣「!……ハハハ」

(大臣って誰だっけ?)

今日は朝投下した分だけで終わります

おやすみなさい


おやすみ

……………………………………………………
さらに数日後


病院

勇者「………」


ガラガラッ


魔使「!、起きてたんだ」


勇者「あぁ、もう魔法使いが治してくれたからな……怪我した次の日には全快してたんだし」


魔使「でも血が足りてなかったからね……まだ眩暈とかある?」


勇者「ないよ、でも」


魔使「お医者さんが退院させてくれないんでしょ?仕方ないよ」




魔使「……盗賊とお姫様が国を出て、今頃はどこにいるんだろうね」


勇者「確か、海の方に向かうって言ってたな」


魔使「海!いいなー……行ってみたいよ」


勇者「行けばいいじゃないか?」


魔使「え、あ、そうなんだけど……」


勇者「?」



魔使「……私、勇者たちについていきたいの」


勇者「!」



魔使「……戦闘では防御しかできないし、あんまり役に立たないと思うけど」


勇者「そんなことない!」


魔使「え?」

勇者「実は、魔法使いがついてきてくれたら嬉しいなって思ってたんだ!」


魔使「!?」///


勇者「戦いばっかりの旅で抗体の影響を受けない回復魔法使いがいるのはすごく助かるし」


魔使「あ……うん、そうだね……」


勇者「防御役もいてくれると助かる!魔法使いの壁魔法は一級品だし」


魔使「うん…ありがと…」




勇者「それに俺、魔法使いとは単純にうまくやれそうだって思ってたんだ」


魔使「………」




魔使「そっか」///


……………………………………


狼男「………」


犬娘「…はい、これで『人化の呪い』は定着したよ。解くには魔剣の力を使うしかない」


狼男「そうか」


犬娘「けど、なんで『人』を私に持たせようって?」


狼男「……もう一度、自分の戦い方を考えようと思う」



狼男「魔剣が選んだ俺の武器は爪だった。だが俺はあの女に勝つには足りなかった」


狼男「爪が悪いんじゃない、俺の足りないものが多すぎた……むしろ魔剣はそれを埋めていた」


狼男「だがそれじゃだめだ、穴を埋めるんじゃなく、上乗せする力にしなければならない」


犬娘「………」



狼男(黒騎士、鬼女、忍、それに侍)


狼男(課題は多い、それは勇者も感じているだろう)


狼男(それに…)チラッ



犬娘「?」



狼男(そろそろ、自分の身も守れるかわからない次元だ)






狼男(もうすぐ魔大陸突入だからな……)


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………………―――――――――――――

今日はここまで

おやすみなさい

乙乙。

(照れてる魔法使いたん可愛い)パシャパシャ

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


魔王城


魔王「……」


黒騎士「! 魔王様、いつのまにお戻りに」


魔王「さっきだ 一緒に鬼女と忍も連れ帰った」


黒騎士「………では、任務は」


魔王「失敗だ」


黒騎士「クッ」ギリッ



魔王「おい、上官のお前がそんな顔をするな あいつらはよくやってくれた」


黒騎士「しかし、魔剣を手に入れられず」


魔王「では彼女たちの戦いぶりを見せてやろう、土産の映像水晶だ」ポイッ


黒騎士「!」ガシッ



魔王「不測の事態だ 俺がいながら彼女たちを潰しかねなかった」


黒騎士「……」



魔王「今はお前が、彼女たちを労ってやってくれ」


黒騎士「……ありがとうございます」

魔王「それと、映像を見る前に聞いておきたい」


黒騎士「なんなりと」



魔王「サムライ、という者をしらないか」


黒騎士「!!」



魔王「知っているな」


黒騎士「……はい 我が祖国、東の国における戦士の名、とでもいえばいいでしょうか」

黒騎士「この地の騎士のようなものとお考えいただければ」


魔王「……侍と名乗る者が大会に参加していた」


黒騎士「!、では魔剣はそやつの手に」


魔王「いや、最後には所持者である小国の姫君の手に渡り、所持者とともに国を出た」


黒騎士「………」



…………………………


魔王「どうだ?水晶を見た感想は」


黒騎士「……あの侍という男、確かに東の国の人間でしょう…顔立ちや予選での勇者との会話に特徴がありました」


黒騎士「ですが乱入時には人が変わったように……」


魔王「魔剣についても、何か知っている口ぶりだった」


魔王「なぁ、本当に奴についてしらないのか」



魔王「2300以上生きていると聞いたが、俺が別に聞いた話じゃ」


魔王「この土地に魔剣を持ち込んだのはお前だそうじゃないか」


黒騎士「!!!」



黒騎士「なぜそれを!?」


魔王「……先代が残した手記があってな、代々王として君臨した者たちが跡継ぎたちに伝えておきたいことを記されていた」


黒騎士「………」



黒騎士「確かに、東の国の鍛冶師から魔剣を盗み、先代にお渡ししたのはこの自分です」


魔王「……お前、文字通り歴史と伝説を運んできたな」


黒騎士「しかし、私は当時まだ例えでもなんでもなく、小さな子供でした……魔剣『修羅』に見初められた以外は、何もないちっぽけな存在だったのです」
黒騎士「国にやってきたのも、正確にはその日の金を得るために金目のものを盗んだ私の前に、ひそかに世界を回っておられた先代に見つかった、といった方が正確……」


魔王(先祖代々フットワーク軽いな魔王家 俺もだけど)



魔王「……ひとまずは言葉通りに飲み込んでおこう」




魔王「実際、別にお前が6つの魔剣を持ち込んだからと言って何かあるわけでもないからな」


黒騎士「ハハッ」


黒騎士「……そういえば魔王様 側近と吸血鬼はどこへ?」


魔王「側近は監視のゾンビどもの統括と、新しい死体集めに行かせている」


魔王「吸血鬼は………」





………………………………………………
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――





数日後


勇者「やっと退院できた……狼男よ、頼んであったものは全部買ってあるか?」


狼男「あぁ 文字が読めないときは魔法使いにも手伝ってもらった」


勇者「そっか、サンキュ魔法使い」


魔使「いえいえ、パーティに貢献するのは当然ですから」


勇者「そうか、でも助かった」



勇者「それじゃ名残惜しいけど、出発するか」


魔使「……ねぇ、犬娘ちゃんは?」


狼男「……ここからは別行動だ」




犬娘「ってことで、大陸に渡る前に寄っておきたいところがあるあの人たちとは別行動」

犬娘「私だけ先に港町の方に向かっておくように言われました」


吸血鬼「それを!なんで!私が一緒に行かなきゃ行けないんだあああああああああああああああ!!!!!」

犬娘「でもあなただけじゃないよ!ほかにも同行者はいます」バッ


剣士「勇者に頼まれちゃったからね まぁしっかり二人をお守りしますよ」ハハハ


吸血鬼「ぐぐぐぐ……」



吸血鬼(なにが、魔剣の中で互換性のある『人』と『畜生』は監視しておいたほうが良い、ですか)

吸血鬼(しかも、『畜生』が手に入ったら『人』と一緒にもってこいなんて……)

吸血鬼(あの人(魔王)は好きなところに勝手に行くくせに、なんで私はこんなことに)


吸血鬼(しかも、大会めちゃくちゃになったお詫びって解説役の給料に渡された……)チラッ


金剛竜の卵


吸血鬼「こんなもんを押し付けるんじゃねえええええええ!!!」ガアアア




犬娘「……疲れてるのかな」


剣士「お連れの人とはぐれて待ち合わせの港町に先に行くことになった、とか言ってましたね」


犬娘「そっか あの人も苦労してるんだね」


……………………………………


魔使「……私たちはどこに向かうんだっけ?」


勇者「魔大陸に行くためには港町だけど、その前に寄りたいところがあるって言ったのは覚えてるか?」


狼男「砂漠地帯にある、とあるオアシスの湖だ」


魔使「そこが?」



勇者「世界に数か所しかない、聖水の溢れるスポットなんだ」


魔使「えぇ!?あの聖水!!?」



勇者「魔王討伐の命を受けたとき、王様が極秘の場所を教えてくれたんだ」

勇者「そこに聖水を取りに行く」


魔使「邪を払うっていう聖水……でもなんのために?」


狼男(邪……呪いが解けないように水汲みの時、俺は離れてた方がよさそうだな)


勇者「魔王への有効な策になるか持っていうのともう一つ、飲んだものに大いなる力を与えるらしい」


勇者「それを飲めば、なにか得られるんじゃないかって思ってな」


魔使「……」



勇者「あとすごく美味いらしい それを飲めば荘厳の女神もだらしなく頬が緩むに違いないって言われるぐらい」


魔使「………ちょっと興味が出た」


狼男(……それは俺も飲んでみたい)

今日はここまでにします

おやすみなさい

乙。
(だらしなく頬が緩むって……それはまやkゲフンゲフン)


(新しい死体を集めないと)



(最近の流行りで言うと両手でピースサインも必要かな?)

>>146
お前こないだの騒動でピース出来る指を落としたんじゃなかったか?

sage忘れスマソ

(そういえば、モブどうなったんだ?)

所詮はモブはモブなのです

今日投下できませんすいません

ダブルピース…?
あ、聖水獲得からのどや顔ダブルピースか
そんなイラストを頂けるんですか

>>150
こんなのが欲しいとな?
いい趣味していらっしゃる

http://i.imgur.com/BAvsCzy.jpg

くっそwwwこんなんでwww


>>144
書いていて自分でも思った
これは実はヤバイ物なんじゃないのか……?

……まぁあとで考えます


>>151
女の子が自慢気にピースしてるの想像してました




う~ううう

あァァァんまりだァァアァ
H E E E E Y Y Y Y(藤原風)






いや、イラスト云々は冗談だったけど、なんか張ってくれたからちょっと期待したんです
ごめんなさい


気を取り直して投下します



…………………………………………………

砂漠の傍の村行きの馬車内~~~


ガラガラガラガラ……
ガッタン  ガッタン


魔使「うぅぅ……」フラフラ


勇者「大丈夫か?」


魔使「酔った」ウエッ…


御者「すまねぇなお嬢ちゃん ここらは往来もすくねーから道がガタガタでよ」


魔使「うぅ……」


狼男「辛抱しろ なんなら回復魔法でも使ったらどうだ」ボウダチ


勇者「お前は座れよ 馬車の中で立たれると なんかこう……圧迫感がある」


狼男「これも鍛錬のうちだ」


魔使「回復魔法……頭?胸?お腹?」


勇者「全部やってみたら?」




魔王「ううぅ……」ギモチワルイ


黒騎士「水晶越しで乗り物酔いしないでください……」

御者「村まではまだかかる 一度は野宿も必要だろうし 出来るだけ安静にな」


魔使「はぁい……」グッタリ


勇者「小国までも馬車で来たんだろ?」


魔使「揺れの差」


勇者「あぁ……まぁ観光地の温泉街と小さいとはいえ国の間の道なら舗装もされてるか……」


狼男「帰りも乗るんだ 今のうちに慣れておけ」


魔使「あ……ほんとだ、帰りも……」ズーン


勇者「……聖水に酔い止め効果とかないかな?」


狼男「………」




狼男「!」ピクッ


狼男「勇者、なにか近づいてくる 左後方」


勇者「なに?」サッ


勇者「……雑木林が続いてて見えないが、確かか?」


狼男「近づいてきた……これは、馬だな 4頭……おそらく人を乗せている」


勇者「おっちゃん そこの林を抜けたところで一度止めてくれ」


御者「どした?お嬢ちゃんギブか?」


勇者「そんなとこ」


魔使(違うけど……)




魔王「……よし、ちょっとましになった」


黒騎士「そうですか」


魔王「……なんでお前がここにいるんだ?」


黒騎士「私の仕事もひと段落終わらせられたので……居てはいけませんか?」


魔王「俺の相手してないで休養中の部下二人を見舞ってやれ」


黒騎士「い、いえそれは」


魔王「……」ジトー


黒騎士「………はい…」


雑木林を抜けた場所~~~



ガラガラッ

スタッ スタッ

狼男「……相手はもうすぐそこだ」


勇者「魔法使いは馬車の中にいろ 顔も出すなよ いいな?」


魔使「うぃ……」


御者「お、おい どうしたんだお前さんら」


ガサガサガサッ!

「「「!」」」


??A「! なんだよコイツラ 俺たちのこと気づいてたのか」


??B「でもまぁやることは変わんないだろ おいお前ら」

スラァッ


魔使(……カットラスだっけ 大きな剣)


御者「ヒィ!?」


勇者「命が惜しけりゃ身包み全部おいてけってか 同じ盗賊でも小国のアイツとは大違いだな」



席を外します

もしかしたら今日はここまでになるかもしれません

乙ダヨー


絵を書くにしても容姿が一切わかんないんじゃ誰も書けないんじゃない?
きっと髪型とか体型とか言ってくれればゾンビの誰かが書いてくれるんじゃない?

乙。

(そうだ、>>160の言う通りだ。だから参考用の魔王様の写真を……)

(アングルが低すぎて全体が写ってない・・・・・・)

い、いや!
別に書いてほしいとかはないんで気にしないでください

そりゃもらえたら嬉しいですけど、このss読んでもらえてるだけで嬉しくてニヤニヤしてますから




今日は肉体的疲労がはんぱないので休みます
もしかしたら土曜まで来れないかも…?
いや、そんなことには…

>>162
(もしかしてあれか?パンチr)

(>>163無理せず休むのだ
そうしないと俺らのようになってしまう……
あ、そういやここに魔王様の泣きg

(=・ω・=)。o(魔王様のスカートの下をお散歩した時お顔を見ようとしたけど、スカートが邪魔でお顔見えなかった)

魔王様がスカートを履いてた事ってあったっけ?

ほんとに土曜までこれなかった……

背骨やばかった
学校に湿布張って行った

再開します

よろしくお願いします




数分後
馬車内~~~

ガラガラガラガラ……


勇者「……で、お前らはここを通りすがる人たちの荷物を奪っていたわけだ」


盗賊A「はい…その通りです」ボコボコ


狼男「……憲兵か騎士団にでも突き出すか」


盗賊B「そ、それは勘弁してくだせぇ!」ボロボロ


盗賊D「俺たちにも生活が……そりゃやりすぎたかもしれやせんが」ボコボコ


狼男「アァ?」ギロッ


盗賊D「ヒィィ!?」


魔使(勇者たちも結構やりすぎだよね……)チラッ


盗賊C「」ピクピク

御者「にしても… お前さんら強いんやな… 4人相手にスパパパァン!って!」


勇者「いえいえそれほどでも」


盗賊B「ぐぬぬ……」


狼男「勇者、それでこいつらはどうする?」


勇者「…とりあえずは村まで連れて行くしかないさ」


盗賊D「!? さ、砂漠近くの村か?」


狼男「あぁ」



盗賊A「なぁ!?か、勘弁してくれ!!」


盗賊B「村に行くくらいなら憲兵に突き出された方がマシだ!」


盗賊C「そうだそうだ!」


魔使(あ、起きた)

勇者「どういうことだ?」


盗賊A「どういうって…アンタらは知らねえのか」


盗賊D「今砂漠にはサソリの化け物がうようよしてやがるんだ」


狼男「へぇ……」


御者「そんな話は聞いたことないが……」




魔王「大方村の往来が減っちゃ困るから情報が流れにくくなってるんだろう」


魔王「まぁ 勇者たちには問題ないがな」

勇者「俺たちなら問題ないな」


狼男「だな」


御者「おぉ、頼もしいね二人は」


魔使「オエェ…」


御者「……安静にな」


盗賊D「アンタラはそうでもこっちは勘弁!」


盗賊B「そうだ!悪いことしてきた償いは何でもするから!」


勇者「あ、じゃあさ」


盗賊A「へ?」




その夜

荒野~~~


パチッ……パチパチッ……

御者「火の番は頼むよ それじゃお先に 私は馬車の中で眠らせてもらうよ」


勇者「はいおやすみなさい……」


魔使「zzz…」


狼男「……」



勇者「……ずいぶん静かじゃないか」


狼男「……盗賊どもをどうするつもりだ?」チラッ


盗賊たち「「「「……」」」」zzz…


勇者「昼間言った通りだ」


勇者「村で守ってやるからしばらく同行しろってね」


狼男「信用ならんぞ」


勇者「いざという時の捨て駒だよ 捨てる気はないけど」


狼男「だろうな」


狼男(内心必要なら切ろうとは思ってるだろうが、いざという時でも結局踏み切れないだろうな)




魔王「それでこそ勇者だともいえるがな……」

勇者「サソリか……毒がやばいんだよな」


狼男「サソリってのは厄介なのか?」


勇者「一撃必殺らしい 尾っぽの針がメインだが両手のはさみの切れ味とはさむ力もかなり」


狼男「ずいぶん詳しいな」


勇者「砂漠の知識はある。聖水の件で王様たちから忠告を受けたのもあるけど」


勇者「師匠が好きな国が魔大陸の砂漠地帯にあるらしいんだ、それでやたら思い出話を聞かされた」


狼男「へぇ」



魔王「…魔大陸の砂漠の国?」


侍女「魔王様、そろそろご就寝されては…」


魔王「うっさい新キャラ、俺の思考を阻害するな」


侍女「えぇ~……」

おい、侍女のプロフィール確認急げ

勇者「サソリが群れならヤバイが、数匹…数体ならなんとかなるか」


狼男「……」


勇者「……お前素手だったな…盗賊の盗品から何か借りれないかな?」


狼男「さぁな…明日はこいつらのアジトに寄るんだろ?その時見るしかないだろう」


勇者「そうだな……あ~ぁ」フワァ……


狼男「……」


勇者「……眠い、お休み」


狼男「あぁ…お休み」



狼男「……」


狼男(おやすみ……)





魔王「……」


侍女「……なんですか」


魔王「いや…そうだな、俺も寝るよ」


侍女「はい、おやすみなさいませ」

今日はここまで

おやすみなさいませ

乙!おやすみ(-_-)Zzz
次は侍女のプロフィールを事細かに書くんですね?(ゲス顔)


魔王可愛いよ魔王

やっと追いついた
魔法使いちゃんかわいいなー。なんとなく某安価スレの元カラスな娘ちゃんっぽいイメージ(知ってる人いないと思うけど)
聖水なら魔法使いちゃんのおしっこでいいんじゃ
おやこんな朝早くからお客かn

ちょっと投下ペース落ち気味です ごめんなさい

次の投下は明日か明後日です

治 っ て る

完全復活おめでとうVIPサービス

スレが落ちる前に復活してくれて本当によかったです
この機に引っ越ししちゃった人たち、帰ってきてくれるかな……?


あ、投下は一週間後を予定しています
学年末考査があるのでもうてんてこまいです

あと、これとは別にこのss速報で書かせてもらってるのがあるんですが
そちらのトリップをここのBe1の奴と同じにしたほうが良いかと思ったんですが、どうでしょうか問題ないでしょうか

テスト頑張ってください
待ってます
酉は>>1の自由だと思いますし、いいと思います

通信が途絶えてる間いったい何があったんだ
誰か、繋がらなかったときの魔王様の記録もってないか?

>>1乙、トリは分かれば何でもいいかと

(魔王様をムービーに撮ったハズがノイズだらけなんだが誰か修正できんか?)

(奇遇だな。俺も魔王様を撮ったんだが、どうにもノイズが消えなくて……)

(吸血鬼様だけが鮮明に映ってるのは嫌がらせか何かだと思・・・

(お前吸血鬼様のお姿を嫌がらせだと…あの方の良さがわからんのか、魔王様に面と向かって文句いえる茶目っ気とか)

(諦めろ。吸血鬼様は犬娘のものになってしまわれた……)

>>189それは本当か?! 一体いつの間に)

(にゃー)

(憶測でものを語るのはよせ、どこで誰が聞いてるかわからないんだぞ)

(ところで魔法使いちゃんのパンツが確認できた奴はいるか?)
(この戦闘中一度もみえないなんてスカートに特殊な魔法を使ってるとしか思えない)

(あの鉄壁の防御魔法のアレンジと言う噂だ諦めろ・・・クソッ)

(あれはスカートに似せたキュロットだったよ・・・あぁ、俺はもうだめだ)
(後はお前らで・・・)

約一か月ぶりの再開です

少しずつ投下していきます
よろしくお願いします

翌日
盗賊のアジト


勇者「……いかにもって感じの洞窟だな」


狼男「横穴式住居」ボソッ


盗賊A「うっせー!」


勇者「ほかには盗賊仲間はいないのか?」


盗賊B「ここはお互いの情報交換と盗品交換、それに休憩所の扱いだ。だからいる確率はあってもいつも絶対にいるって保証はねーよ」


魔使「アジトっていうより、ギルドみたいだね……」


ゴチャゴチャ


魔使「……いろいろ管理されてないところは多いけど」

勇者「さて、なにか役に立ちそうなものはないかな」ゴソゴソ


勇者「!、刀か。狼、どうだ?」


狼男「……悪くない、借りておこう」


勇者「そうしとけ」




盗賊C「盗賊にたかるとは……こいつらもかなりのクソ野郎だな…」ボソッ


魔使「ハァ?」ジロッ


盗賊C「!、な、なんだよ」


魔使「借りるんだよ、返すに決まってんじゃん」


盗賊C「!」


魔使「当然のことでしょ」


盗賊C「……」



勇者「返す先は憲兵を通って持ち主に、だけどな」


盗賊C「ですよね!勘違いしてた俺がバカです」

御者「ほかの盗品はどうするんだい?」


勇者「俺たちが持ち主を探すのは無理だし、盗賊たちに盗んだ場所を訊いて、憲兵に預けるしかないかな」


盗賊B「お、おれたちは…」


狼男「村でしっかり働け、サボってたらサソリのエサだ」


「「「「ヒイイイイイ!!」」」」



魔王「おはよう……」


侍女「ずいぶんな寝坊でございますね、もうお昼になりますよ」


魔王「三度寝した」


侍女「一回で起きてください、あ、寝癖……」


魔王「治してくれ」


侍女「かしこまりました」

馬車

御者「村には昼ごろに着くだろう。ゆっくりしておいてくれ」


勇者「魔法使いは酔いの方、大丈夫か?」


魔使「う、うん……たぶん」


狼男「盗賊の馬にでも乗ったらどうだ?まだマシかもしれない」


盗賊A「な、そんな勝手に」


狼男「いいだろ?」ギロッ


盗賊A「イエッサー!」スクッ


盗賊D「けど、どれもあんまりおとなしい馬じゃないっすよ……?」


狼男「怪我したら、それは」


「「「「それは……?」」」」



狼男「お前らの調教不足だ」


「「「「殺される……あれは俺たちをひととして扱っていない目だ……」」」」(((( ;゚Д゚)))gkgkbrbr



勇者(アイツ、いじめて楽しんでるな)


魔使(楽しんでるね)



魔王(愉しんでるな)


侍女「魔王様、勇魔鏡を見るのをやめて、昼食を食べるか仕事するかしてください」

間が空いてすいません 今日はここまで
明日はもうちょっと落とせるかと思いますが、いろいろ未定です


(狼男はSっ気があるな。 これで犬娘がMだったら……。 妄想が捗るな!)

再開します

よろしくお願いします

魔使「あ、でも私馬乗れない…」


勇者「それじゃ俺が手綱を引こうか」


魔使「え、それじゃ疲れちゃうよ」


勇者「……」チラッ


盗賊D「…俺たちが引きましょうか」


魔使「信用できないしヤ」


勇者「それじゃあ馬車で我慢するしか…」


魔使「うぅ……仕方ないね……」



狼男「二人乗りすればいいだろ」

勇者「あ、そうだな。見たとこ馬も鞍もデカいから二人乗れそうだし」


魔使「え!?」ドキッ


盗賊C「あ、お、俺が乗ってた栗毛の馬が一番でかくてスタミナあるんで」


勇者「OK」


御者「んじゃあ馬車に繋いでた馬を連れてこようかね」スクッ


魔使「あ、ちょ」

魔使(二人乗りって……アレだよね、後ろに乗る人が……)

御者「連れてきたぞ」


馬「ブルルルル……」


勇者「おぉ、よく見れば立派な馬だな」


盗賊C「武器と馬はなかなか変えが効かないんでね、盗んだ後はしっかり手入れもしまさぁ」


勇者「おぉ…まともなこともしてるんだな」


盗賊C「自業自得とはいえ低すぎる評価……っ」


狼男「(よろしく頼むぞ)」ポンポン


馬「……」コクッ


勇者「んじゃ、失礼しますよっと」サッ


勇者「ほら魔法使い、俺の後ろに乗って」


魔使「う、うん……」ヨソヨソ







勇者「落ちないようにしっかりつかまれよ」


狼男「もっと引っ付け」


魔使(ですよねー!)///

魔使「……///」モジモジ


勇者「それで大丈夫か?もうちょっと近くの方が…」


狼男「つーか、抱きつくぐらいじゃないと危ないぞ」グイッ


魔使「ちょ、ちょっと!こんなに密着しなくても……」///


勇者「いや、ホントに危ないぞ?」


狼男「ほら、もっとくっつけ」ニヤニヤ


魔使(アカン、勇者は真剣だし狼男は確信犯だ)


馬「……」(暇)



ヤイノヤイノ

盗賊A「……何してんだ、あいつら」


盗賊D「アレに負けたのか―俺たち……」


盗賊B「言うな……勝った方が正義だ」


御者「そろそろ出発したいんだけどなー……」



魔王「」


侍女「魔王様、そろそろ昼食をお下げいたしま……気絶してる……」

(よし、今のうちに魔王様を接写だ・・・あ、ヤバい黒騎s)

道中

パッカパッカ
魔使「うわっ、思ったより揺れる!」ユッサユッサ


勇者「でも馬車よりはマシじゃないか?」ユッサユッサ


魔使「う~ん、感じ方は人それぞれ……あ、でも景色見えるからか酔ったりはしなさ……ひゃあ!?」グラッ


ギュッ


魔使「!」///


勇者「ほら、しっかりつかまってないと危ないだろ?」


魔使「う、うん……」ギュー


勇者「そのまま抱き着いときな」


魔使「………ㇵィ///」ギュー


魔使(いい匂い……ヤバイですお母さん、私なにかに目覚めそうです……)

魔使(でもその前に羞恥で死にそうです!!!)

御者「……」


盗賊s「「「「……」」」」


狼男「……見てんじゃねーよアホども」





魔王「ちくしょう……生殺しだァ……」


侍女「魔王様、また勇魔鏡にへばりついて……」


魔王「くそう!もう我慢ならん!また俺は出かけるぞ!」


侍女「またですか!そうはさせません!!」バッ

グイッ

ギャルルルルルルル
ガシャンガシャンガシャン!!!


魔王「なっ!?部屋が封鎖された!」


侍女「残念ですが、魔王様を部屋から出すなと言いつけられております」


魔王「なんだと!誰だそんな不届き者は!」


侍女「四天王全員からですよ!!!」


魔王「なん……だと……」

魔王「だ、だが!この程度のバリケード、吹き飛ばしてくれる!」


侍女「封印魔法も多少ながら使用しておりますので、それは無理かと」


魔王「自分の君主を封印するとはどういう了見だちくしょーめ!」


侍女「帝国の仕事も溜まっていますし、王が何度も国外、ましてや人間大陸に行くのは全く好ましくありません」


魔王「そ、そうかもしれんが」


侍女「吸血鬼様も、いい加減国から出るな付き合わされるこっちの身にもなれ、と言ってました」


魔王「仕返しかあの野郎!」


侍女「黒騎士様も側近様も仕事の遅れをカバーできないと、若干疲弊気味でございます」


魔王「うぐっ……」

侍女「それに、魔女様もかなりお怒りでしたね。勝手に名前を使われたことも重ねて相当」


魔王「あー…バレてたか」


侍女「この封印魔法も魔女様のモノです。かなり力を込めておられたした。破ろうとする者の為に迎撃魔法の仕掛けも」


魔王「まじか!」


侍女「出入りができるのは一部の侍女と四天王幹部、それとその直属の部下数名だけ。魔王様はセキュリティに引っかかります」


魔王「肩身が狭いなぁ」


侍女「自業自得では?」

(お前ら、ついにやったぞ! 馬に乗ってる魔法使いちゃんの足の間から大事な布の色と柄を確認した!!!)
(ちなみにその内容は・・・なにするやめあ)

今日はここまで
ひょっとしたら明日来るかもしれないけど、たぶん無理
来れなかったらいつも通り次の投下は週末です

ではまた

乙。
(魔王様を閉じ込めようとする黒騎士様なんかにはもう従わn

乙です
(魔王様はやはり可愛いな)

スカートなのかキュロットなのか

>>1の方針(温情)として勝手させてもらってるんだから、せめて矛盾出るようなことはやめようぜ



名前初登場の魔女様の情報はよ
吸血鬼、黒騎士、側近(竜人)、魔女
これが魔王軍四天王、でいいのかな

(砂漠近くの村へのゾンビ先行隊、報告はまだか)

(乾燥がヤバいからミイラの別動隊派遣を希望したのに却下されたorz)

(砂漠か・・・・あれぐらい暑ければ魔王様も薄着になるんだろうな・・・・・・・・・)

(肌守るためにはマントやら着るから、むしろ露出は減るんじゃないか……?)

(途中のオアシスで泳ぐためや水浴びのために脱ぐ可能性も)
(あと>>218、キュロットでも見える時は見えると思うぞ)

すいません、2日続けて投下できそうにないです

明日、たぶん明日来ます

祖父の法事で千葉の方に行ってました
今日は学校が休みなんでこの時間から来てます
週末投下できなくてすいません

ではゆっくり目ですが、投下します

待ってた

夕方・砂漠近くの村

勇者「着いた!」


魔使「や、やっと休める……」グッタリ


狼男「宿は予約してるんだったか?」


勇者「あぁ、とりあえず御者とはここでお別れだ」


御者「5日後にココ集合ね、そしたら小国までまた送ってあげるよ」


勇者「了解です、お世話になりました」ノシ


盗賊s「「「「……俺たちは?」」」」


狼男「野宿するか?」


魔使「それはさすがに……」

勇者「盗賊たちは同じ宿の別の部屋を取れ、金は自腹な」


盗賊A「りょ、了解っす……」


狼男「(こいつらが逃げようとしたら思い切り蹴飛ばせ、むしろ蹴り殺せ)」


馬s「「「「(イエスサー)」」」」


魔使「なにか恐ろしいことを言ってる気がする……」


勇者「オアシスへは明日の早朝に出発する、必要なものをメモしといたから手分けして買ってきてくれ」ピラッ


狼男「お前らもだぞ、キビキビ働け」


盗賊s「「「「イエスサー」」」」




魔王「………」


侍女「…急に黙りましたね」


魔王「楽しそうになったらすぐに勇者たちの方に飛んで行こうと思ってたのにさ……わざわざ封印までされちゃあ見てるだけじゃないか」


侍女「勇者と魔王がしょっちゅう顔を合わせる状況がおかしいんです」


魔王「ハァ、こんなことなら正体明かさないで一緒に旅してればよかったな」


侍女「それで魔王城に入ってから長いこと一緒にいた仲間は実は魔王でしたー、ってやるんですか?」


魔王「それいいな」


侍女「働け」

すこし席を外します


(はたらく魔王さま……)



>>231
(働かないから部下に封印されているというのに……)

最近調子が悪いな……
体じゃなくて、筆が乗らないというか……

創作意欲はあるし、アイディアもあるんだけど……
スランプといっても、落ちるほど実力も高くないし、なんなんだろ

すいませんが、きょうはここまで

そういう時もある
ゆっくり休んで

頑張ってくれ
魔王ファンにくらべて圧倒的に数の少ない勇者ファンも待ってる

もっと少ないであろう狼ファンも待ってる

いつまででも、待ってるから…がんばってください

さらに少ない吸血鬼ファンも応援してます。
いつまでもまちますよー

たくさんいる魔王ファンの一人も待ってる

>>1のファンだっているんだからねっ////

「ソレ」に興味を持ったのは先週の土曜日
実況動画を数本見て興味を持ち、やってみようと行動したのが月曜、しかし塾で時間があらず
本腰入れたのは火曜日、調べると抽選云々らしくできるかなって思ってたら即日で遊び始められましたビックリ

それからずっと艦艇が擬人化した女の子を脱衣させないようにする(←?)ゲームやってました


>>234-239
なんか気を使わせてすいません
あまりに筆が乗らないんでいっそ失踪してやろうかとも思っていましたが、昨夜塾帰りに自転車で疾走してたら頭が回りました、筆は相変わらず乗りませんそんなに簡単にはいかない
一応>>1は元気です、>>1が疾走するときはアイディアorやる気がなくなったときか、右手に太陽の波紋を集める時だけです



ごらんのとおり、春休みでめちゃくちゃに崩れた生活習慣の弊害で、テンションが迷子です

こんな時に投下したらきっとキャラも展開も最高にぶれぶれになると思います

だから投下します

翌朝

勇者「日よけの布、水筒、乾燥食品、人数分あるな?」

狼男「あと例のブツを入れる入れ物も」

魔使「言い方」

盗賊B「れ、例のブツって、あんたらひょっとしてヤバイもの扱ってるんじゃ」

勇者「あぁ、(魔王軍にとっては)ヤバいもんを取りに行くんだ」ニヤッ

盗賊B「ヒイイイイイ」

魔使「ノリノリだね」

勇者「馬は村に置いていく。代わりにラクダを借りてきた……か?」

盗賊D「あ、はい」

ラクダ「……」×7

勇者「…荷物を運ぶのに人数分+1借りて来いって言ってよな?俺たち7人だぞ?」

盗賊D「んなこと言ったって、これだけしかなかったんですよォ~」(本当はもう一匹ぐらいなら借りれたけど)

狼男「……」

勇者「……仕方ないか、魔法使い、また二人乗りな?」

魔使「アエエエエエ!??」

狼男(……わざとだな)チラッ

盗賊D「……」ドキドキ

狼男(…まぁいいか)プイッ

盗賊D「……ホッ」

勇者「サソリの群れは夜動いてるらしいから、昼の内に出来るだけ移動する。でも一度は野宿しないといけないだろう」

盗賊A「さ、砂漠のど真ん中で野宿……」

勇者「魔法使いの魔法で石のかまくらぐらいは作れる。たぶん大丈夫だ」

魔使「飲み水だっていざとなれば魔法で出せるしね」

盗賊C「うぅ……腹痛くなってきたぜ」

狼男「……砂漠のトイレは風洗式だって聞いたが、本当か?」

勇者「村は普通に水使ってたな、まぁ魔法あるし」

魔使「いざというときの魔法頼り」

盗賊A「あぁ……俺たちは無事に帰ることが出来るのだろうか」

盗賊B「しらねぇよ…社会から弾かれた俺たちみたいな存在は野垂れ死ぬ運命なんだろうさ」

盗賊D「しっかりしろよ、いざというときはいつもみたいに逃げればいいじゃねーか」

魔使「そうそう」

盗賊A「なんであんたが同意してんだ」

魔使「え、だってサソリとか怖いじゃん、目的達成できればそれでいい」

盗賊B「おぉ……意外と普通の考えだ」

魔使「あの人たちがおかしいんです……」チラッ


勇者「……だから炎で牽制して、お前が死角から叩けば」

狼男「サソリの死角……デカイ尻尾があるならセオリーは後ろか」

勇者「そうそう、でも薙ぎの攻撃だってしてくるだろうから……」


盗賊A「……あの議論が白熱すればするほど俺たちの命は危ういってことか」

魔使「そう、そういうこと……」

盗賊B「あれも一種の死亡フラグだな…」

盗賊C「……俺、帰ったら田舎帰って結婚して親のあと継いで田んぼを見て暮らすよ」

盗賊D「おう、お前黙れ」

勇者「よし、じゃあまたしっかり捕まってろよ」onラクダ


魔使「はい///」ギュッ


盗賊s「「「「………」」」」


狼男「さっさとすすめクズ共」ガァッ!


盗賊s「「「「す、すいません!!」」」」ドドドドドド………


狼男「全く…(頼むぞ)」ポンポン


ラクダ「ブルルルウ」コクッ


ドッドッドッドッドッド………


勇者「よし、俺たちも行くぞ」グイッ


魔使「は、はい!」


ドッドッドッドッドッド………








魔王「つまらん!!」クワッ


侍女「うわビックリしたー」







魔王「仕事仕事仕事仕事…」


魔王「朝起きて準備して飯食ってすぐ仕事」


魔王「全然遊ぶ暇ないじゃないか!」


侍女「王たるものこの程度当然です」


魔王「そんなバカな」


侍女「だいたい、これはいつも側近様に押し付けてる量の三分の一以下ですよ?」


魔王「い、いやいやそんなはずないだろ!」


侍女「事実です」


魔王「そ、そんなバカな………」


侍女「吸血鬼様だって暇じゃないのに魔王様があっちこっち引っ張りまわすから仕事が溜まって大変っておっしゃってましたし」


侍女「黒騎士様たちにかんしては、わかりますよね?」


魔王「うぅ………」

今夜はここまで

おやすみなさい

乙!


(知ってる? サソリってブラックライトを当てると光るらしい)

乙(・ω・´)

岩川基地に着任しました

ロケみつ最終回の録画をやっと今日見ました

アイアンナイトも最終回かよ……あれ結構好きだったのに……


投下します

砂漠

ジリジリジリジリ………


盗賊B「あ、熱い……」


盗賊D「暑いじゃなく、熱いな……焼かれてる気分だ……」


狼男「……」


勇者「狼、お前は大丈夫なのか?」


狼男「……実は最初、体毛もあるしオレはヤバイかもとおもってたんだが」
狼男「なぜか……全く暑さを苦に感じない」


魔使「暑くはあるんだ……」


勇者「俺も全然辛くない、魔剣の加護か?」


魔使「なにその便利グッズ………」

盗賊B「……陽炎……蜃気楼が見える」


盗賊C「カゲロウ…………シンキロウ…………うっ、頭が」


盗賊D「黙ってろ、口を開くと喉が焼けるぞ……」


魔使(あ、勇者に抱き着いてたら熱くない)ギュー
魔使(……恥ずかしいけど、快適だし我慢しよ……///)ギューッ


勇者「?」


狼男「……」

盗賊A「日も高くなってきた、そろそろ飯にしたほうが」


狼男「あ?」


盗賊A「なんでもないです」


勇者「おい引き下がるな、飯の前にどこか休めそうな場所を探すんだ」


魔使「オアシスとか?」


狼男「それよりは岩場とかの方が現実的だ」


盗賊D「さっきから見えてるあの蜃気楼、あれデッカイ岩じゃないっすか?」


狼男「アレは遠くないか?」


勇者「どうだろうな……とりあえずもうちょっと進もう、情報じゃもうすぐ岩陰があるらしいから」


盗賊B「うぅ………気持ちわるい……」

勇者「大丈夫か?どれくらい我慢できる」


盗賊B「うんにゃ……すぐ吐くとかは………ない、と思う…」


狼男「……」


勇者「仕方ない、魔法使い、ここに岩のドームを作ってくれ」


魔使「了解、『石大傘』」ズゴゴゴゴゴ


盗賊A「うぉっ!?デカい!!?」


盗賊D「人2,3人なら余裕で入れるな……」


勇者「狼、布と水筒持ってきてくれ」


狼「……あぁ」

勇者「水はこまめに飲んでるか?………あんまり減ってないな」


盗賊B「なんだかんだ……喉は乾かなかったんだ」


勇者「それでも飲まなきゃダメなんだよ……お前ら、休憩だ、水しっかり飲んどけ」


魔使「ねェ…回復魔法じゃダメなの?」


勇者「根本は解決しないからな、それより氷を出してくれ、こいつの体を冷やす」


盗賊A「な、なぁ、こいつはどうしたんだ?」


盗賊B「うぅぅ……」


勇者「熱中症って奴らしい、水分とって安静にしてりゃ治る(らしい)」
勇者(俺は医者じゃないし、教えてくれた師匠も又聞きしたのを教えてくれただけ、でも……)
勇者(ほおっときゃ死ぬのは間違いないんだ……)セッセッ


狼男「……」

今夜はここまで

おやすみなさい


岩川基地?そうか、>>1は芙蓉部隊に入隊したのか……


勇者はやっぱり何だかんだ優しいな

見てる人いるかな…?
なんか日にちを明けちゃってすいません
新学期でてんてこ舞いです

とりあえず土曜に投下予定です
ご迷惑おかけします
よろしくおねがいします


確かに少し寂しくなった気はする
でも面白いから頑張って応援してる

見てる。大絶賛購読中

age!

更新してないか見に来るのが日課になってるわ
待ってるよ

新学期始まるとこんなにしんどいんですね……うぅ

ジョジョアニメ盛り上がってますねー、あんな物語が書けたらなぁ……

艦が轟沈する夢を見た、それも二人も……誰が沈んだかは覚えてない……夢でよかった

ぼちぼちやっていきます

その夜……

盗賊B「………」zzz


勇者「気分が悪くなったとはいえ、すぐに対処したし、たぶん明日には全快するだろう」


盗賊A「お、おう」


勇者「なんだよ、仲間が助かったんだしもっと喜べよ」


盗賊C「だがまだ泣くなよ、エンディングまで泣くんじゃあないぜ!」


盗賊A「コイツの方が心配だ」


勇者「精神の方は俺もお手上げだよ、まあたぶん大丈夫だろ」


盗賊D「もともとこんなんだった、そう思っておこう、じゃなきゃ怖すぎる」



ビュオオオオオオ


魔使「っ、寒い!」ガタガタ


勇者「砂漠の夜は冷えるからな、しっかり着込むか、たき火にあたってろ」


魔使「そんなんじゃ我慢できない!まず風よけ作る!『石大傘』!」ズゴゴゴゴゴ


盗賊A「うおっ!?」


魔使「コレ私のだからね!」ダダダダ バタンッ


勇者「石のドーム、ご丁寧にドアまでつけて……」


狼男「消耗は少ないほうが良いからな」


勇者「お前は余裕そうだな、魔法使いに毛皮貸してやればよかったのに」


狼男「……それは冗談だよな?」


ズゴゴゴ……

勇者「『石壁』っと……、とりあえず全員の風避けは出来たな」


盗賊A「魔法使いさんがずっとドームに籠りっぱなしなんですがそれは」


狼男「ほっとけ」


勇者「盗賊Bはもう寝てるし、お前らはしっかり休め、早ければ明日は目的地につく」


盗賊D「了解です」


狼男「……勇者」


勇者「わかってる」



数時間後………


勇者「……寝たか?」


盗賊A「」zzz


盗賊C「」zzz


狼男「全員寝てるみたいだ」


勇者「魔法使いは?」


狼男「ドームの中、たぶん寝てるだろ」


勇者「……行くか」


狼男「起こさないのか?」


勇者「いいよ、俺とお前で十分だ」


狼男「その楽観は自信なのかそれとも慢心か」


勇者「当たらなければどうということはない」


狼男「それでいいのか」






勇者「サソリってのは夜行性で、昼間はなにかの隙間なんかに潜んでいることが多い」


狼男「それなら昼に叩いた方がいいんじゃないのか?動き回ってるなら夜に探すのにも苦労するだろう」


勇者「わざわざ寝てるのを起こすのはほかの連中に怒られるだろ?」


狼男「それは確かにな」


勇者「それに俺は、この砂漠で聖水を手に入れるだけに来たわけじゃないんだ」


狼男「なに?」


勇者「……俺の聖剣は、魔剣と同じシリーズでありながら呪いがないからこそ聖剣と呼ばれている」


狼男「能力に関係あるのか?」



勇者「あぁ……この剣は、触れたものの力をコピーする能力がある」




狼男「つまり、アレか?サソリの毒をコピーして、聖剣を毒の剣にしようと?」


勇者「そういうと、なんかバチがあたりそうだが、まぁそうだ」


狼男「なるほど、それでお前はサソリと戦いたがっていたんだな」


勇者「そういうことだ」


勇者「ってことで、とにかくサソリの群れを探そう」


狼男「気配はさっきからするぞ」


勇者「優秀な狼君、そういうことは早く」


狼男「前方300メートルぐらいのところ、だが」


狼男「ごらんのとおり、何もいない」


狼男「ここが砂漠で、夜なのに月も満月、そのおかげで地平線までしっかり見えるってのに、どこにも動く影はないぞ」


勇者「そうだな、でも言ったろ?サソリは隙間なんかの狭いところに潜んでるって」


勇者「『烈火弾』!!」

ゴオォン!!



ヒュ~~~~~………


ボウッ
サソリ「キシャアアアアアア!!!」ザバァン




狼男「……地中か」


勇者「ビンゴ!」

(地中に潜んでたら変なのが出てきたぜ……)

(やっとおいついたぜ)



サソリ「キシャアアアアアア!!!」ドッパァン


サソリ「グキャアアアアアア!!!」ドッシャアア


サソリ「キュキャアアアアア!!!」ザザァァン


サソリ「シュキャアアアアア!!!」ゴッパァン


キャシアアアアアアアアアアアアアアアア
ジジャアアアアアアアアアアアアアア
キシャアアアアアアアアアアアアアアアア


狼男「……意外と多かったな」


勇者「お、おう」


狼男「帰っていいか」クルッ


勇者「すまん手伝って………いやいや、お前も戦う気だったんだろ!?」グイッ


狼男「………仕方ねぇなぁ」




狼男「日の出までに殲滅できるか?」スラリッ


勇者「やるしかないです、はい」



その頃、魔王城――


魔王「………」zzz


侍女(あ、勇者たちが闘ってる……)チラッ


侍女(……魔王様寝てるけど、きっと起こしたほうが良いんだろうなぁ……)


侍女(でも久々のデスクワークで精神的にかなり疲れてるみたいだし、このままでいっか……)


『勇者「『火炎剣』!『針双火』!!」』

『サソリ「キシャアアアアア」ドサッ』


侍女(おぉ、すご……)


魔王「う~ん……」zzz



(誰か早く魔王様の寝顔を…)

間が空きましたが、今日はここまで


さっきから忍者めしをつまんでます
実は初めて食べましたが、意外と忍者めしっておいしいんですね

……忍者………ニンジャ…スレイヤ……アニメ?うぅん、頭が……


(この命に変えてでも魔王様の寝顔を撮って見せる! あ、ゾンビだから命がない)



常日頃から「艦」を一人、二人と数えるようにはなるまいと理性を総動員しているというのに
おまえときたら軽く越えて行きやがったなwww

じっくり続いててうれしい
支援支援

(何故か最近間王様を見てない…)

昨日18歳になった少年です

一応生存報告、かな

しばらく更新は停滞します、申し訳ない
ちょっと、本腰入れてなろうの方に投稿しようかと思っています
受験もあるし、今年は忙しいですね

毎週末に生存報告だけでもするつもりです
しばらく来れないと思うんで、一応ageときます



魔王「しばらくゾンビ共にも会えなくなるからな。
   そのあいだ俺の支援絵でも描いたらどうだ?別に俺だけじゃなくてもいいが。
   >>1が気に入れば公式キャラデザにでもするかもな。
   まぁそんな暇なお人よしがいるかは知らんが……」

戻ってきてくれるならいいよ、待ってる

(誰か、絵心のあるゾンビ、魔王様の命令だぞ)

(ごめん。ゾンビ顔しか描けない・・・・・・)

(いつから最初の支援絵が魔王様のだと錯覚していた?)
(魔法使いちゃんかわいいなぁ、今まで外見設定ってでてたっけ?)
(かってに金髪ポニテにしちゃった)
(でも、絵心なかったので誰かリメイクしてください……キュロットスカート難しすぎwwwwwwww)
(ゾンビ絵だから注意して開いてくれよ)
http://i.imgur.com/VcdYAeO.jpg

>>286
(よし、次からゾンビのリーダーはお前な)

確実にわかってる外見情報

魔王様
長い赤髪
美乳

吸血鬼
サキュバスみたいな体

魔法使い
特になし(ゾンビの間ではキュロットスカートを着用とのこと)

犬娘
獣耳
小さい

(上に挙げたのが、ざっと確認した中でわかった情報だ)
(妄想が暴走するなこれは!)

>>286
(書くのが難しいのならはかせなきゃいいじゃない)

(まぁ、服装はあんまり意識しなくていいと思うが)
(少なくとも、言いだしっぺの>>195は「スカートに似せた」キュロットって言ってるし)
(そういうのが見えるアングルの絵はともかく、普通に正面から描く絵ならスカートみたいでもいいんじゃない?)

(ってことで、絵師ゾンビ次早よ)
(支援絵が増えれば>>1のモチベーションだって保ちやすいだろ)

(服を描くのが難しいというのなら、何も着てない絵を描けば良いじゃないか!)

(下手でも良いという方のみご覧になってください)
(急いで書いたから違和感ががが)

>>292
(ま、魔王様あああああああああああああああああああああああああああああ(ry

---

(……ふむ、悪くないじゃないか)

(何故だ>>292が見れない)

>>289>>291を参考にしようと思った矢先にうまいゾンビが現れて気力を失ったwwwwwwww)
>>292よ、後は頼んだ)



(まぁ、実際のところ、>>289>>291は書くべきなのか? あの画力でいいのならだけど)

>>294
(サイズを小さくするのを忘れてました)
(これで見えると思います)

(見ようとするんじゃない!感じるんだ!)

>>295
(需要しかない)

>>296
(うめぇ! 温泉のシーンもぜひお願いしm……)消滅

(みんな、俺にパンツを書くなんて無理だった)
(おとなしく墓の下にもどるわ)
http://i.imgur.com/RJKIajs.jpg

(……なんかみんなスルーしてるけど、一応言っとくぞ?)


>>283
(>>1誕生日おめでとう)

(ゾン活の道は一日にしてならず)

>>283
(あめでとう!)

>>292 >>296
(みつからぬ・・・)

>>302
(ほんとだ消えてる!?)
(>>292!再うp頼む!)

(……こっそり魔王様の封印を解いてゴホウビを期待しよう部隊はどうしてるんだ?)
(みんな魔王様の美しさを絵で表そうプロジェクトの方に行っちまったのか?)

>>283
(おめでとうございます)

>>298
(こんな感じですか? わかりません><)
(ちなみに、↑は前スレの>>170のシーンのつもりです)

>>302-303
どうぞ
再うpはこれで最後にします。>>1でもないのにスレを消費してしまうので……
>>1が貼る場合か、>>1が許可した場合は例外ですが

>>305
(う、美しい…)

(……ふぅ)

(ドーモ、ゾンビ=サン。>>1デス)

谷風さえ来てくれれば、もうあとはイベント進めるのいいから……頼むよ……
そんな思いでE-2を繰り返してます
E-3に行くには…ちょっと心もとないレベルなもので……


>>286
>>305
いやいや、またブタゴリラの……え?


ま、まさか、ほんとに書いてくれるとは……
しかもクオリティよすぎるでしょう……

いいぞもっとや(ry


>>305
支援ありがとうございます
えぇ、どんどん張ってください
以前にもチラリと言ったんですが、あらすじ以外何も決めてないんで次スレ建てるのはなんら躊躇いとかないです
なのでスレ消費とか、気にせずどんどんやっちゃってください

と、思いましたが、さすがに何度も『同じ絵』の再うpはそちらも大変でしょうし、確認次第>>1が保存して張るようにしようと思います



ほ、ほかの人も描いてくれてええんやで?(チラチラ



4連休中に一度は投下しようと思います
よろしくお願いします

(谷風……?、>>1も物好きだな)
(ところで、そろそろ吸血鬼様の絵もだな…もちろん魔王様ももっと…)

(ひさしぶりに、自分の画力の無さに悔しい思いをした。こんな気持ちは生前以来だ

(ただの露出には興味ありません!なんて訳じゃないけど)
(パンチラして恥ずかしがってる魔法使いちゃんはまだか)

(キュロットスカートにパンチラは無い!・・・無い・・・無いんだorz)

(おい!だれか魔王様の入浴見たやついるんだろ!描けよ!)

(おい、魔王様解放組はどうしたんだよ)

(何人か潜入を試みた奴がいるんだが一人も帰ってきてない……)


 ~~もうしばらくお待ちください~~
 

(うむ)

(むう)

先日、というか昨日映画館でスパイダーマンを見てきました、すごかったです、ラストも衝撃的で、見れてよかったです

代わりに金欠です…NICOのアルバムとか、米津玄師のアルバムとか……レンタルまで待てばいいか…

しかも今日で連休終わっちまうよ……明日から学校か……ハァ……


あ、谷風はまだ来てくれません、代わりに2-4を難なく攻略できる程度には艦隊が育ちました、内心複雑です

投下します


翌朝


魔使「……おはようございます……ふわあぁ~…」アクビ


盗賊A「おはようございます」


勇者「おはよう、熱中症は大丈夫か?」


盗賊B「あ、はい、体調はもう」


勇者「よし、じゃあさっそく出発しよう」


狼男「飯は……まぁ道中だな」



盗賊B「……?、食糧が増えてる気が……気のせいか」



サソリ肉「」

………………………………………


ザッザッザッザッ…………



勇者「……小休止!」ザッ


魔使「ふぅ、ラクダに揺られるだけでも結構体力使うね……」グッタリ


勇者「まぁ、こういうのは慣れだからな」


狼男「ところで勇者、あそこの砂丘はどう越える?かなり険しそうだが」


勇者「無理をしてラクダを潰すわけにはいかないし、迂回した方がいいだろうな」


盗賊A「!、でしたら、南から行くのを提案しやす。そっちのほうにはアオシスがあるってー村で聞きました」


勇者「オアシス……聖水の泉のヤツじゃないだろうが、まぁ水分補給がてら寄るか」


魔使「水魔法は?」


狼男「いつか魔力だって尽きるだろうよ」


………………………………………

……………………………


ジリジリジリジリ……



狼男「………」


盗賊C「………」


盗賊D「………」


盗賊B「………」


勇者「………」


魔使「………」


盗賊A「………」



ジリジリジリジリ……



…………………………

………………………





ザッザッザッ………


勇者「………!、これか、例の普通のオアシス」


魔使「ホントに砂漠の真ん中に、緑があるんだね……」


盗賊B「近年は数も減って、村の奴らがなんとか環境を保存出来ないか模索してるそうだ」


勇者「へぇ……」



盗賊C「ヒャッハー!水だァ!!」バッ


狼男「!、おいこら!飛び込もうとするんじゃねー!」バキィ


盗賊C「トゥオワァッ!」ドシャァ


魔使「!?」ビクッ


狼男「オアシスは砂漠の公共の場で、貴重な資源!手前一人が勝手なコトするんじゃねーよ!」


盗賊C「」ピクピク



魔使「………きびしぃなぁ」


勇者(環境問題には敏感なんだろうな………それとこれとはちょっと違うか)



……………………………

……………………………………


勇者「…さて、この分なら日没前に聖水のオアシスまで行けそうだな」


魔使「そうだね…………」チラッ



盗賊C「サバクノミズウマイ、オアシスオレマモル」ブツブツ



魔使「……なにあれ」


狼男「暑さでついにおかしくなったか」


盗賊D「……」


盗賊B「……」


狼男「………ん!?、俺のせいか?」


魔使「他に誰がいんのさ」



盗賊A「クソ暑い極限状態の中、思いっきり砂丘に突っ込んだからな、コイツ」


勇者「……環境が戻れば治るだろ……たぶん」



…………………………………

……………………………


ジリジリジリジリ……


魔使「………」


勇者「………」


魔使(……聖剣持ってる勇者に近づいたら、暑いのは我慢できるけど……)


魔使(でも、なん、だろう……なんだか…少し……)フラフラ



……………………………

(おい勇者!お前の嫁が大変だぞ!早く気づいてあげて!!!)

…………………………………



盗賊A「!!、勇者さんよ!アレ!!」ユビサシ


勇者「!……五角形の岩に石柱三本、中央に泉」


勇者「あぁ、間違いない!」


盗賊B「やった!ゴールだ!」


盗賊A「っしゃー!!」


盗賊D「あぁ、化け物どももこのあたりには近寄らないそうだし、ひとまず助かった……」ヘナヘナ


盗賊C「まだだ!まだ終わらんよ!」


狼男「!?、お、おぉ……その通りだ、最後まで気ィ抜くなよ!」


盗賊ABD「「「ヘイヨォ!!」」」



魔使「………」フラフラ


勇者「……、大丈夫か?」


魔使「へ?あぁ、うん、なんともないよ、大丈夫」ニコッ






…………………………………………







……………………………………………………………


魔王城



灰「」コンモリ



侍女「……?、燃えカスの山……?、結界が虫でも焼いたのかしら??」


魔王「侍女ォ……今日の仕事は終わりだァ………」ゾゾゾォ


侍女「地面を這わないでください、一国の長としても淑女としても最悪です」


魔王「うぅぅぅ………」イジイジ


侍女(……そんなに、勇者たちの戦いを見逃したのがショックだったのでしょうか……?)


魔王「こ、こうなったら、勇者のところに小型ワイバーンを大量に送ってやる。ストレス発散だ」ゴソゴソ


侍女「なにがしたいんだか……」



魔王「ほら見ろ!手乗りワイバーンだ!」


ワイバーン「キュアアア!!」バサバサ


侍女「あらかわいい……魔王様こういうの作れるんですね」


魔王「仮にも魔王だからな!」フンス


侍女「いえ、美的感覚の話です。かわいいと言いながらベト○トン愛でてそうでしたし」


魔王「なぁ!?ふざけるな!俺だってベ○ベトンなんかよりもニドラン○とかのほうがいい!」


侍女「………うぅん、なんでそんな微妙なラインを行くんですか」

 


魔王「んで!このワイバーンをざっと2千ぐらい作ってみた!」


ギャーギャーギャーギャー


侍女(ダメだコイツ)

 


魔王「これを砂漠の勇者に送る!こいつらは小さいうえにすばしっこくてなかなか攻撃が当たらない」


魔王「その上、このかわいさだ!手も足も出まい!」ワハハハハ


侍女「……珍しく魔王様が勇者の妨害をしようとしているのに、なぜだろう、全然立派に思えない……」



魔王「さぁいけ!かわいい子供たちよ!ついでにお父さんでも探して来い!」


ギャーギャーハーイギャーギャー!!!
バサバサバサバサバサバサ


魔王「ワハハハハハ、誰だ冗談を真に受けて返事した奴、ヤメロよ!?まじで連れてくんなよ!!?」


侍女(……まだ貴族共の求婚の件は話しても無駄かなぁ)





侍女「にしても、すごい数……部屋から黒い雲が飛んで行ってるみたいですね……」


魔王「そして俺は部屋から出れない……ハァ……」


侍女(………そろそろこの人も限界かなぁ?)




侍女(でも、まだ駄目なんだろうなぁ……)

 

今日はここまでです。

とりあえずまた週末に来ます。
とはいえ、投下はまたしばらく無理だと思います…。

支援絵は常時どうぞ。もちろん乙一言でもありがたいです。
書き込みはしなくても>>1はほぼ毎日確認しに来てるんで、日常生活での元気もらえます、はい。

ではまた。よろしくお願いします。


(求婚? ごめん、ちょっと良く聞こえない)

(投下中に参加できた>>325が羨ましい!あと少し早く気づいていれば……!!)
>>1乙!)
(魔王様に木族共の球根だと?!)

(ああなんだ、ただの木族の球根か)

>>327
(あぁ…先行隊は灰になったか……)


(…さて、魔王様に言い寄る身の程知らずのリストでも作るか、徹底的に調べ上げてやる)

>>334
(弔い合戦か……オレも手伝おう)

>>334
(そんな事せずとも魔王様なら木族共の球根なんか気になさらないだろ! 多分!)

(そんなことより俺は間王様の作ったものならベ○ベトンとかニドラン○でもいい、なんだったらゴキブロs…やっぱいいや)

(魔王様!どうやら次の新作はリメイクのヤツらしいですよ!)

E-3をクリアしました。谷風は手に入らなかったけど、入手をあきらめてた天津風が来てくれました。

代わりに弾薬が一桁まで落ち込みました。

三式弾を持たせた金剛は強い(確信)


>>338 そ れ な

当時小学2年生だったっけ。初めて買ってもらったゲームがサファイアでした。

今年受験ですが、たぶん買いますよ。将来のこととおんなじくらい、あのゲームには大切なものが詰まってる。


寝落ちするまでダラダラやります。

聖水の泉のオアシス


盗賊A「……そういや、この柱ってなんなんすか?」


勇者「もともとここにあった神殿の跡だ。本当なら、ここに村もあったはずなんだがな…」


盗賊B「村ァ!?、そんなもんここには影も形も」


勇者「滅んだんだよ、魔物の襲撃で」


狼男「……例のサソリか」


盗賊D「じ、じゃあここは奴らの活動範囲内ってことかぁ!?」


魔使「……!!」


勇者「いや、心配いらない。人々は村を捨てる前に、防御結界を張った。魔物は近づけない」


盗賊D「な、ならいいが……」

……………………………

狼男「さぁ、俺たちは野営の準備だ!ラクダを休ませて、火をおこせ」


勇者「俺は聖水を取りに行ってくる」ヌギヌギ


盗賊B「なに砂漠の真ん中で脱いでんだ!?日光に焼かれて……」


勇者「防御結界が護ってくれてる。それに、泉に入るつもりだから問題ない」


盗賊C「」


勇者「……し、仕方ないだろ。湧き出た直後の聖水じゃなきゃ意味ないんだから」


魔使「…?…どういうこと……?」


狼男「……」ピクッ


勇者「聖水は空気にふれると数十秒で真水になるんだ。だから泉の上の方はただの水だし、中層も混ざってて純度が低い。潜って沸き立てを汲んでくるのが一番だ」


盗賊B「なるほど、まぁしかたないっちゃしかたない…か」チラッ


盗賊C「……」

(おや、盗賊Cの様子が……)

(魔法使いちゃんも脱いで一緒に入ればいいと思うよ)

一気読みして追いついた
>>1 いつも大変だと思うけど焦らず自分のペースで書いていってほしい
気長に待ってるよ~

(ヒャッハー!水だァ!!)



狼男「とはいえ、ここも十分気温は殺人級だ。水分とって激しい動きはするなよ」


勇者「……魔法使い。聖剣の加護が離れるけど、大丈夫か?」


魔使「大丈夫大丈夫、いざとなったら氷のドームでも作るから」


勇者「そうか」



盗賊A(氷のドーム……大きさ、水からの形態変化、作り出した先から解けないようにするスピードと密度……)ヒソヒソ


盗賊B(なみの魔力じゃまず無理だな……やろうとすればぶっ倒れるかヘタすりゃ死ぬ……)ヒソヒソ


盗賊D(石のドームの完成度見たときからおかしいと思ってたが、ちょっと魔力量半端なさすぎるだろう……)ヒソヒソ


盗賊C「ザ○とは違うのだよザ○とは!」

………………………………


盗賊A「……日が沈む……潜水からかなり経つが、大丈夫なのか?」


狼男「…お前らは気にしなくていいことだ。それよりサソリの肉はどうだ?」

盗賊C「カッチカチだろ」

狼男「しらねーよ」


盗賊B「なかなか火が通らねーっつーか…ほんとにサソリの肉なんて食えるんですかい?」


狼男「勇者曰わくな」


盗賊A(…つーか、知らない間にサソリの肉が食料になってたって聞いて、正直食欲が……)ゲンナリ



魔使「……」グッタリ

………………………………


盗賊A「……日が沈む……潜水からかなり経つが、大丈夫なのか?」


狼男「…お前らは気にしなくていいことだ。それよりサソリの肉はどうだ?」

盗賊C「カッチカチだろ」

狼男「しらねーよ」


盗賊B「なかなか火が通らねーっつーか…ほんとにサソリの肉なんて食えるんですかい?」


狼男「勇者曰わくな」


盗賊A(…つーか、知らない間にサソリの肉が食料になってたって聞いて、正直食欲が……)ゲンナリ



魔使「……」グッタリ

(大事な事なので)

(魔法使いちゃんは大丈夫なのか?)

あ、やっぱスマホ駄目だわ。

グダグダですが、一度区切ります、すいません。



水中


ゴポゴポゴポゴポゴポ…………


勇者「………」コポコポコポ……



勇者(聖剣のコピーアビリティの中に水中呼吸ってのがあるが、コレのためにあったのかもな)



勇者(………にしても、深い。この泉は透明度が高いけど、もう日も落ちて暗くなってきてるな……)


勇者(『退魔光』!)ピカァ


勇者(……キョロキョロ)


勇者(よし、もうすこし探せそうだな……)

 

1レスだけですが、途中まで書いてたので投下。

次の週末はちょっと投下無理かも。一応報告だけはしにきます。

追いついた

このレスの雰囲気すごくいいな
俺も参加しよーと

追いついた

このレスの雰囲気すごくいいな
俺も参加しよーと

週末は無理かもといったが、それまで来れないとは言ってない

寝落ちするまでダラダラやります

(待ってた)

(待ってた!)

…………………



夜の砂漠



ビュオオオオオオオオオオオオオオオオ………




魔使「うぅっ……寒い……」ブルッ


狼男「もうお前はドームに入ってたらどうだ?」


魔使「でも、もうすぐ勇者も戻ってくるし………」ブルブル


盗賊B「けど、顔真っ青だぜ?」


魔使「平気だって……」


盗賊B「別に無理しなくたって……」


盗賊B(と言いつつ)


魔使「勇者が頑張ってるんだし、わたしだってこれぐらい、ね」


盗賊A(ま、動機はそれ以上にありそうだけど)ヒソヒソ


盗賊D(…だよなぁ)


 




ポォォォ…

盗賊A「…あ!泉に光!」


狼男「!、帰ってきたか!」


魔使「!」



……ボコッ


ゴポゴポゴポゴポゴポ………



ザッパァァン!

勇者「………っ、……プハアァァ!……はぁ、はぁ………寒っ!」


魔使「お帰りなさい!」パァ



盗賊D「……やっぱりなぁ」

盗賊A「だよなぁ」

盗賊B「そうだよなぁ」

盗賊C「な」


 

(だよね)



………………………………………


狼男「ホレ、勇者も戻ってきたんだ。お前はさっさとドームに入って寝てろ」


魔使「なにそのなかなか寝付かない子供みたいな……」


狼男「いいから寝てろ!」


勇者「?、おいおい、別に起きてても」


グイッ
狼男「……」ゴニョゴニョ


勇者「……じゃあ仕方ないな、おやすみ魔法使い」


魔使「えぇ~!?………もぉ……」トボトボ






盗賊A「……へぇ………これが、聖水………」


キラキラキラ……


盗賊B「この瓶一つで、国はともかく町ぐらいなら買えるだろうな……」ゴクッ


勇者「へぇ、まだそんな気概があるとはな……案外お前、骨があるな」ニヤッ


盗賊B「!!、い、いや!別にやましい気持ちは、あったけど……決して盗もうとかそういうのは全く!」アタフタ


勇者「あーあーわーってるって……」ドウドウ


盗賊B「し、心臓に悪い……」


 

(魔使ちゃんの聖水もみたい)

(魔王様の聖水が欲しい)

>>364
(国が買えるってレベルじゃねぇぞ!)





勇者「ま、結局体力的にちょっときついと思ったから瓶三本しか取って来れてない。明日もう一度潜って、それから帰ろう」


狼男「別にそれはいいが、逆に、そんなに数がいるのか?」


勇者「まぁ、仮に四天王との戦いで一本ずつ、何らかの要因で使っていったとして、最終魔王戦に二本は持っておきたい」


狼男「………その辺の事情はオレは知らない。お前がそういうならそうなんだろう」



勇者「それより、魔法使いの体調が悪そうってのは?」


狼男「あぁ、お前が泉に潜ってから……いや、その前から顔色は良くなかったな」


盗賊A「話しかけても上の空が多かったし、日が落ちてからは寒さに震えてたな」


勇者「単純に気温の落差で風邪引くぞ……」


 

(よし、勇者があっためてあげるんだ)





盗賊C「それはズバリ!恋の病ですな!」




勇者「おーだったらよかったんだけどなーもうお前は向こうに行ってよーなー」チラッ


狼男「………」イライラ



盗賊D「!、ほ、ホレ行くぞ!(狼サンがキレる前に)」グイッ


盗賊C「!?、な、なぜだ、おれはどこで間違えたんだ……!?」ズルズル


盗賊B「おい!自分の足で歩けよ!このっ」グイグイ


盗賊C「よしてめーら、わかってないなら言ってやる!東の国のありがたいことわざだ!恋はいつでも、ハリk「やかましい!!」バキィ グハァッ!!」



ギャーギャーギャー




勇者「……ハァ」ヤレヤレ




盗賊A(……勇者は冗談だと思ってるんだろうけど、実際…………まあ、それは野暮か)


盗賊A(つーか、本当にそれだけなら心配もいらないんだがな……)

 







……………………………………………






砂漠
聖水の泉のオアシスから数キロ地点








?「………なるほど、聖水そのものの力を増幅、拡散させる結界か…。たしかにこれは破れないな……」つ通信水晶


?『はい、ですがそれを全く考えず、魔王様はワイバーンの群なんか…


いかが致しますか、側近様?』




側近「……心配いらない、あの結界で侵入を防げるのは、聖水が有効な魔物だけ……そのうえ、あれはただのバリアー。なんとか入りさえすれば、あとは……」ゴニョゴニョ





ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ





侍女『……!!なるほど、それなら……』




側近「そう……なにも、心配は、いらないのです」ニヤッ



 




翌朝


勇者「……よし、じゃあ行ってくる」サッ

バシャァァン!!


狼男「俺たちは撤営だ。火の始末とかしっかりしとけよ」



盗賊B「砂漠で火の始末って、なんか変な話だな」


盗賊D「でもやっといたほうが良いだろ」



魔使「………」


狼男(………魔法使いは、一晩経ってそれなりに回復したように見えるが…)



 




盗賊A「魔法使いさんよ」


魔使「………」ボー


盗賊A「…?、魔法使いさん?」


魔使「……………ん?」キョロキョロ


盗賊A「魔法使いサン!」


魔使「あ、なに?」クルッ


盗賊A「なにって…さっきから呼んでたんだが…」


魔使「え、あ、気が付かなかった。ゴメンね」



狼男「………まだ意識がボンヤリしてるみたいだな」

 

今週考査だと思ってたら来週だったでござる。

でも塾の課題がボクのバカな頭では対処しきれないような状況なので結局苦しみは変わらないのでござる。


昨日貫徹しようとしたら寝ちゃって、起きたの15時だった。
結局時間を潰しているようだ。


火曜の夜来ます。

勉強乙
待ってる

待ってるよ

ちょっと待ってください

(なお書き込みが遅れるほど尿意を催す呪いを魔使ちゃんにかけたのでよろしkうわなにをするやめ)

>>376
(これはおもらしだな)
(安心しろ、お前の分も俺が目に焼き付けておく)

スマホから

おまたせしました、すいません
寝落ちするまでダラダラやります

寝不足なんで二時までには寝ます

よろしくお願いします

砂漠


狼男 ピクッ

狼男「……?、なんだ、この気配は……」キョロキョロ





ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

(寝落ちか。おつ。無理するなよ)
(それにしてもおもらしとは。我慢描写とおもらし後の後始末描写に期待だな)
(運が良ければ謎だった魔法使いちゃんのパンツも拝めるかもしれん)



>>376
(ゾンビにそんな高度な魔法が扱えるわけないだろ。いい加減現実を見ろって……
ところで、この数日間勇者たちは村などに行っていないよな。
すなわち、厠に行っていないという事になるだろうが、誰か魔法使いちゃんの『花摘み』を撮影うわ何をするやめr)



勇者たちのいる聖水のオアシスから数百キロ地点



…………

………ァ………

………ァ…………ァ…






ギャアギャアギャアギャアギャアギャアギャアギャア!!
ギャアギャアギャアギャアギャアギャアギャアギャア!!!
ギャアギャアギャアギャアギャアギャアギャアギャア!!!!

バッサバッサバッサバッサ
バッサバッサバッサバッサバッサバッサ
バッサバッサバッサバッサバッサバッサバッサバッサ



ワイバーン「……」バッサバッサバッサ



???
魔王「お父さんでも……」
???




ワイバーン「……ギャアギャアギャアギャア!!」

いまパソコンから確認しましたが…これはヒドイ

一レスで寝落ちもそうだし、文字化けしてるし、最悪ですね……申し訳ない
今夜も来れそうなので、まあそのうちボチボチ投下します

(アンデッドには時間の概念が無いから投稿があるだけでも嬉しいんやで)

(そろそろか?)

(これはあれか。誰かが魔法使いちゃんのお花摘みかおもらしの支援絵を書くまで続きがこないという奴か)

(期待)

>>386
http://i.imgur.com/B020WPa.jpg
(安価スレで描いてもらったぞ)

>>388
(保存した)

>>388
!?

あ、えっと、絵については描いてくださってありがとうございます。
さすがに今の魔法使いはよほどのことがない限り粗相なんてしませんから、まだ子供のころの絵ってことにしてもらいますけど……。

ただ、安価スレっていうのは、どこのものでしょうか?
それがダメとかイイとか、僕はまだわからないんですが、コレって大丈夫なんでしょうか…?
念のため言っておきますが、決して否定的な意味ではありません。
支援絵は基本どんなものでも嬉しいです。

もちろん、ちょっとHという程度ならイイですが、過度の暴力、不潔、性的描写など、ほかの方に不快感を抱かせるような絵は自重願います。
判断がつかなければ以前貼ったフリーメール(>>35)に送っていただければ、>>1の方で転載するか判断します。



逆に言えばどんなにエロい絵でもメールで送ってくれる分には一向に構わゲフンゲフン


昨夜はすいませんでした。
今夜は……来れるかな?
一応来れるとは言いません。
来れないとも言いませんが。

絵師が安価に応えてイラストを描いてアップするっていう類いのスレじゃないかな
で、388が転載したってだけの気がする

(誰か盗賊Cの支援絵を描く奴はいないのか)

今週末、たぶん来ます。

聖水回収編が終わったら閑話書きます。
魔法使いのアレの話になるかは…わかんないケド……。

アレの話になるかは分からない……つまりアレの話になる可能性もあるという事だ……!

(そういう不潔なものは嫌がる人がいるから多分ないよ)
(ってか魔法使いはそんな粗相はしない!)

(支援絵って、書かせていただいたとして、どれくらいの頻度でなら投下してもいいんでしょうか)
(前書いた魔法使いの裸って、書いて大丈夫だったのでしょうか)

正直粗相とかいらないです
話が噛み合わなくて何だと思ったら
向こうは下ネタだと思ってたとかそういうののがいい、実に恥ずかしい

個人的には期待してたからアレの話は書いてほしいな
書く宣言したわけだし
支援絵はR18じゃなきゃセーフ?

すげえ……書くか分からない宣言から書く宣言に脳内変換されてやがる……
洗脳系の魔法でも食らったのか?

>>394
魔法使いちゃんの粗相が不潔……とな?
まあ、マジレスすると好き嫌い分かれる分野だから安易に用いるべきでないネタであるってのも確かだろうけとな。

>>394
あぁ、あの温泉のシーン描いてくれた方か!
全然OKです。大歓迎です。たぶんアレは民意を味方につけられると思う。
エロの線引きとしては…少年誌に載せられる程度にしていただけたら大丈夫だと思います。
上限としては、どこぞのダークネスみたいな感じですかね。

もちろん無修正版はメールで>>1の方に(ry

支援絵の頻度は任せます。完成したらすぐでもいいですし、>>1が投下した後とかでも構いません。


閑話についてはまだいろいろ未定です。
ですがもしアレの話になるとしても、>>390のとおり、子供のころの出来事です。
回想を交えながらの魔法使いのお話になるでしょうね。
たぶんそれなら抵抗も少ないんじゃないかな…?

個人的に>>388の方が下さった絵の魔法使いに幼い印象を受けたので。

幼少期 ポニーテール
現在  ショート

魔法使いの髪型はこんな感じですかね。


















「魔天の利き腕」から「死の逆行」へ




jficlneijj3oiooe4fajtvju7shynsitnv9mlexm4xcyyrmqe4
fjfbdoptnn8his4frxv8fhsvckfbyvnaw1csrhim4hyrezm5gfxjdbdc6remkirxm4
rsqmmvekyrh4hjsn2erxs4ocy2ncod7ocsyvcso4zomb3rsaek9n9ywmxi4
xmxcyya4esxubjotf7hynkogf7ezgytcjuod1swirosywm4
ybgwqzpncft1ghj2cyywcem4bhxrnkofs5attguopkeww6rdcffgt5oosyaswcyy4bnieawsd9
rdxfhu8hunllg5kiomwics4gdrwaqzkmolp8




(久しぶりに来てみたら、なんかすんごいことになってるな)

(ゾンビ暗号解読班、>>400の意味は分かったか?低学歴の俺にはさっぱりなんだが)

ウチの鎮守府のエースは金剛と加賀の二強(レベル50代)

…演習のたびに思うが、なんで提督レベル下の人の方が育ってる子多いの?


今晩投下予定です

(待ってる)

(魔王様の肖像画も待ってる 絵心のあるゾンビ達、お願い!)

ジョジョのアニメ見てます。

ぽ、ポルナレフがカッコイイ…だと……。


アイアンマンを見ながらゆっくりやっていきます。



砂漠


ゴォオオオオ…………


盗賊A「……?、今なにかいったか?」


盗賊B「いや、なんにも」


盗賊A「…空耳か?」


狼男「……!」バッ


盗賊A「?、狼男…?」



ゴォオオオオオオオオ………



狼男「………来る」




水中


コポポポポポポ…………



……………ゴォォォ



勇者(……?、なんだこの音……)



ゴオォォォォォォ………



勇者(……水の流れの音じゃない、砂の中から、何かが)



ゴオオオオオオオオオオオオ



勇者(近づいてくる!)

ところ戻って、砂漠


ボヤァァァ……


盗賊D「……なんだ、あれ」


盗賊B「黒い、雲、いや煙か?」


盗賊C「竜の巣だぁ!」


魔使「……うぅん、違う…!」



……………

………ァ………

………ァ…………ァ…



狼男「!、あれは……」


(手乗りワイバーン!?)





ギャアギャアギャアギャアギャアギャアギャアギャア!!
ギャアギャアギャアギャアギャアギャアギャアギャア!!!
ギャアギャアギャアギャアギャアギャアギャアギャア!!!!

バッサバッサバッサバッサ
バッサバッサバッサバッサバッサバッサ
バッサバッサバッサバッサバッサバッサバッサバッサ



盗賊D「と、り?」


盗賊B「違う、鳥じゃない!」


盗賊C「スーパ狼男「違う!」」


魔使「小型のドラゴン、じゃない……ワイバーンだよ!」


盗賊A「なんて数だ……」




ボゴォン!!

ガシッ



狼男「!?」


魔使「ひっ!?」



盗賊A「なぁ!?じ、地面から、腕が!!?」


盗賊B「その腕が、狼男の足を掴んで……」



狼男「うっ、ぐおぉっ!?」ミシミシミシ
狼男(な、なんて力だ……まさか、地中から来るとはっ)






ザザアアァァァ
ドバアアァァァ






ミイラ軍団「「「「ぐあああああああああ」」」」

ゾンビ軍団「「「「うぼああああああああ」」」」



(魔使ちゃん来たよ嬉しいでしょ?狼男お前は邪魔!)




水中


ボガァァン!




勇者「!?」




ミイラワニ「グラァァァァァァァァ!!!」




勇者(み、ミイラの、ワニ!?)

勇者(ミイラ、確かに砂漠地帯にミイラを作る文化はある、それに砂漠ではワニは神聖視されて……)

勇者(だけど、このあたりにこんなモンスターがいるなんて話は……)


~~~
盗賊D「今砂漠にはサソリの化け物がうようよしてやがるんだ」
~~~


勇者(………)


~~~
勇者「滅んだんだよ、魔物の襲撃で」


狼男「……例のサソリか」
~~~


勇者(……聖水の泉を何百年と守ってきた村の民が、ずっとここに生息していたサソリに負けるはずがない)


勇者(お前が村を潰したのか、それでサソリは砂漠近くの村の方にまで出てくるようになったんだ)



ミイラワニ「グロォアアアアア!!!」




狼男「オラァッ!」ブンッ


ゾンビ「ギシャアアァァ!!」ドサッ


魔使「大丈夫!?」


狼男「問題ない、だがそれより……」



ワイバーン「グギャアア!!」グアッ


盗賊B「どわあああ!?くっ、くっそお!」


魔使「『針石壁』!」バッ


ゴゴゴゴゴ
グサッ

ワイバーン「グギャアアアア!」ドサッ


狼男「強さはともかく、このワイバーンとやら、数が多すぎる」


盗賊A「そのうえ、地下からは次々とゾンビやらミイラやらの死人が……っ」


ゾンビ軍団「「「「グアアアアアアア」」」」

ミイラ軍団「「「「ブオオオアアアア」」」」


狼男「野郎っ、空と地中からで挟み撃ちかっ」



魔使「地中……!、勇者!」



勇者(だが、まずいな……水中呼吸で水中にいることは問題ないが、泳ぎに関しちゃ水生動物のワニに勝てない!)

勇者(相手が生身なら、爬虫類のワニも息継ぎはいる。だが相手は死体!酸素なんて必要とするわけがない!)


ミイラワニ「グラアアアアア」グオッ


勇者(くっ、『退魔光』!)ピカッ


ミイラワニ「グラアアアアア」ゴォッ


勇者(!?、効いてな…)


バクッ


勇者「ぐああああああ!!?」ボゴボゴボゴッ


ミイラワニ「グルルルルルルルル」ガチッ


勇者(こ、この野郎っ!)ブォン


ミイラワニ「……」サッ



勇者(クソッ、わき腹に咬みつかれたッ)ドクドクドク

勇者(なんで光魔法が効かない……まさか)

勇者(包帯のせいで光が死体にまで届かなかったのか!?)

勇者(死体を腐らせないようにするソレのせいで……)


勇者(畜生……どうせ地上じゃ狼たちが襲われてんだろうっ)


勇者(はやく、コイツを倒して戻らねーと……)

勇者(……魔法使いっ、待ってろ!)

今日はここまで。

最近暑くなってまいりましたね。
日が落ちるのも遅くなってきて、夏が来るなぁって思ったりなんかしたり。(もう来ちゃってんじゃないかって気もするけど)

ワイバーンと死人軍団の挟み撃ちのシーンはずっと書きたかったんですが、どうだったでしょうか。
ちょっとはワクワクハラハラ出来る感じに書けましたでしょうか。

次の投下は来週予定です。


ジョウタロサァン

(うぼああああああああ!!!!!!)

>>400
(わかった奴いるか?いや、わかったからの作戦決行なんだろうけど、たぶん、メイビー)

(魔天の利き腕→右腕 死の逆行→逆行だから左、右から左に読むとして)
(一行目の4の間だけを普通に読んでもわけわかめだからカナ入力かと思ったけど)
(それでも4xcyyrmqe4→うさそんんすもたいう、でこれもわけわかめ)
(そもそもの右から左っていう前提が間違ってるかもわからないし、)
(よくあるうにょうにょした別世界文字と脳内変換しましたまる)

>>419
魔天の利き腕(魔王様の側近)から死の逆行(ゾンビ・ミイラ)への指令だろ
内容はわからん


(オレは全文字を4字前に『逆行』させたんだ)
(そしたらところどころローマ字で読めるところがあって、必要な文字だけ抜き出してみたんだ、4の前の文字列をな

そしたら…)


(これからもこういう暗号はあるかもしれない、暗号の解析班は事前に解読が間に合わない奴の為にも頑張ってくれ、俺も次は間に合うように頑張る)

(>>420暗号なんだから深読みしないと・・・)

(因みにこのように各文字を一定の文字数だけシフトさせる暗号は、共和政ローマ期の政治家であるジュリアス・シーザーにちなんでシーザー暗号と呼ばれる)

(暗号か……魔王軍ではこういうのも使うんだな)

(……肝心の魔王様が理解出来るか疑問だな……)

(今日は更新くるかな?)
(ちなみにバカな俺は未だに暗号の意味が分からず一人砂漠のど真ん中で遭難中なんだが)

>>425
(一人じゃないぞ)

あわわ……暗号難しかったですかね、てか、解けた人いるんですかね。>>421の方は解けてるんでしょうか……。
もしかしてヒントがヒントになってなかったとか……?

投下は今夜21時以降の予定です。
ケータイ大喜利は見るけど、ジョジョまでは起きらんないだろうなぁ。

昨日浦風がドロップしました。
今日舞風がドロップしました。

妙なところで運を使っている希ガス。

ゆっくりやっていきます。



砂漠


狼男(屍どもの数はざっと100、日中の活動なだけあって動きは鈍いが力は強い)


狼男(ワイバーンとやらの数は、少し減らして150ほど、力は弱いが咬みついて来ればなかなか離れないし、スピードもかなり速い)


狼男(両者が欠点を補う形のこの襲撃、まずはどちらかを先に殲滅しきるのが一番か……)



盗賊B「どおおりゃああああ!!」ザシュ


ワイバーン「ギニャアアア!!」ドサッ


盗賊B「ふぅ、ふぅ、……このちっせーのは俺達でもなんとか倒せるな」


盗賊A「けどこの数はきっついぞ……」ゼェゼェ








魔使「ハァ………ハァ………」ダラダラ


盗賊D「!、おいアンタ、すごい汗じゃないか!!」


魔使「あ!、だ、大丈夫だよ。ちょっと動き回って暑いだけ……」フラフラ


盗賊D「そんなんじゃないでしょ!すぐ例のドーム作って!敵は俺たちがなんとか……」



ゾンビ「ウバシャアアアアアアア!!」グワッ


盗賊D「!?、やべっ」



魔使「『槍岩壁』っ!!」ザクゥッ!!



ゾンビ「ギヤアアアアアアアアアア!!!」ドサッ



盗賊D「……ッ………あっ………」


魔使「大丈夫……私がみんなを守るから」ゼェゼェ


盗賊D「……っ」ゾクッ


(おい、いま魔法使いちゃんを襲ったやつ出てこい!)




狼男「ゼァァアアアア!!!」グシャ


ワイバーン「」グシャ



ワイバーン「クギャアギャアギャア!」

バサバサバサバサバサッ


狼男「……?」


狼男(なんだ、ワイバーンたちの動きが変わった?)




ゾンビ「グォアア……」ズルズル


ゾンビ「ボアア……」ズルズル


盗賊A「な、なんだ? 味方の死体を引きずって行く…」




ミイラ「……」ソォー


魔使「!、後ろ!」


盗賊A「うぉ!?」バッ


ミイラ「………」チッ


盗賊A「こ、こいつらはなんで妙なタイミングで無言になるんだよ!」


盗賊B「あと今アイツ舌打ちしたよな」

(チッ)

(なんとか魔法使いちゃんのスカートを掴んだぞ)
(このままずり下ろす!)




(って俺の手がなくなった)



狼男(………なんだ、あの動きは……)


盗賊D「ワイバーンの群れが、渦を……」



グォオオオオオオオオオオオ


ワイバーン「「「「ギャアギャアギャアギャアギャア!!!」」」」


盗賊B「っ、すごい声だな」キーン


魔使「……うぅ………」


狼男「!、おい!無理すんな!」


魔使「だ、大丈夫……」


盗賊A「!、見ろ!群れが形を変えたぞ」





ザバァン


盗賊B「!?、なんだ!?」キョロキョロ


盗賊D「ゾンビたちが!」


ゾンビ「ボガァ」


死体の残骸「」バシャン


狼男「!、奴ら泉に死体を!」



盗賊D「下にはまだ勇者がいる!!」


魔使「!!!」




盗賊C「……」


盗賊A「おい!ボーッとするな!」


盗賊C「……なぁ、あのワイバーンの群れ…なにかに見えないか?」


盗賊A「なに?」


>>434のおかげで魔使のキュロットスカートの耐久力がだいぶ下がったようだ)

(戦闘後に何かイベントがあるかもしれんし俺はカメラまわしておくわ)




 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



ゾンビ「「「「ボガアアア!!」」」」ボゴォン!


盗賊A「!!、ま、また地中から!」ガッチリ


盗賊B「チクショウ!足を掴まれた!」


盗賊C「ヤメテ!私に乱暴する気なんでしょう!エr」


盗賊D「リョナ系だって真っ青だろうよ畜生!!」



盗賊ABD「あと俺たちよりも現状ピッタリの人いるからな!!」


魔使「……」ゲンナリ

(ウホッ、いい男)




 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



狼男(クソッ、同じ手をまた喰らうとは…)

狼男「だが、力を籠められる前に手首を切り落としちまえば……!」グッ



ミイラ「ハァ!!」ブンッ


狼男「!!?、ほ、包帯……!?」ギシッ


盗賊D「み、ミイラの包帯で四肢を縛られた!」


盗賊B「あと今アイツ結構いい声で勢いつけたよな」



狼男「おい!お前ダガー持ってただろ!包帯に向かって投げろ!!」ギシギシ


盗賊A「さっきゾンビに盗られた!畜生こういうことかよ!」


ゾンビ「ボガァアア」ガシッ


狼男「く、その上後ろから、羽交い絞めかッ……離せッ、クソッ!!」

(あああああ狼男キュンクンカクンカ)



  ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


盗賊A「あ」


盗賊B「あ?」


盗賊D「!、あ、あれ……」


盗賊C「おぉ!!?」



狼男「!、そういうことか……っ!」ギシギシ


魔使「………!!」




  ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ




魔使「ワイバーンが集まって………ドラゴンの形に」


盗賊A「いや、アレはドラゴンじゃない」


狼男「なに?」


盗賊A「あれは………龍ってんだ」



     グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ



今日はここまでにします。

一応認識としては、
ドラゴン(竜) 翼がある西洋風の奴 リオ○ウスとか、リザー○ンとか
龍      翼の無い東洋風の奴 シェン○ンとか、レ○クウザとか

こういうイメージでお願いします。


ボクガメニナロウ


>>400
答え 4の前の文字列をアルファベット順に4つ戻し、そのままローマ字読み

「結界は地下にまで及んでいない
 現地のミイラ軍団と協力して地中を潜行して勇者一行を襲撃せよ」

ヒントが不十分だったかもしれません。
次はアハ体験できるぐらいちゃんとした暗号考えときます。
考えられなかったら、その時は、その時だ。



(説明されても暗号が解けない俺……orz)

(いま思うんだけどレ○クウザの色違いってかっこいいよね)

雨降ったりカッと晴れたり、天気安定しないなぁ。

(ぞんびはちからをためている)

(しかし なにも おこらなかった)

(大半のゾンビが襲撃に駆り出されてるから静かだな)

(よう駆り出されなかったザコ・・・って俺もかorz)

(今ここにいるのは暗号が解けなかったザコと、そもそも呼ばれてすらいないザコか)

(べ、別件で待機命令された奴だっているわい!)

(他のスレで見かけた支援絵をまねて作ってみた)
(ん、こんな時間に誰か来たようだ)

魔法使いちゃん
http://i.imgur.com/fz91yPp.jpg
微エロ注意
http://i.imgur.com/VUAJgBl.jpg
魔王さま
http://i.imgur.com/4eXbJ3r.jpg
微エロ注意
http://i.imgur.com/zBl4XcS.jpg

>>454
支援絵ありがとうございます!
いいなーこれ……。二人ともすごい可愛い。

明日投下予定です。
よろしくお願いします。

ちょっと待ってね。



盗賊A(正直、勇者や狼男と一緒にいれば、砂漠越えぐらい大丈夫だと思ってた)


盗賊A(俺たちが寝てる間に、化け物サソリを倒してたとか、心底頼りになると思ったし、心強いと思った)


盗賊A(ただの腰ぎんちゃくかと思ってた魔法使いも、その魔法の技術と魔力量はハンパじゃない)


盗賊A(だから、すっかり忘れてたんだ……コイツらが『勇者一行』で)



盗賊A(敵が、『魔王軍』であることに)





ワイバーン群「「「グロォアアアアアアアアアアアアアアアア!!」」」






(うぼああああおあああああ!!!!!!)



狼男「龍、だと?」


盗賊B「なんでも、翼もないのに空を飛ぶ怪物だとか……」


盗賊D「ワイバーンの群れがそう見えるってだけだが、威圧感は、並みじゃない……」


盗賊B「すごい一体感だな」




ワイバーン「ギュア!ガガ、ギャアア!!」


ワイバーン「「「ギャアアア!!!」」」


狼男「!……あいつが指示を出してるようだな」



ゾンビ「ウボアアアアア!!」バッ


盗賊D「うぉぉ!?くっそ!」ブンッ!


ゾンビ「ガアアアア」バッ

ゾンビ「ボアアアア」バッ

ゾンビ「ピギャアア」バッ



盗賊A「く、くそ!足を掴まれて身動き取れないってのに!」ブンッ!


盗賊B「お、狼男!」ブンッ!



ゾンビ「ガアアアアアアア!!」ガブッ


狼男「う、お、があああああああ!?」ミシミシミシ


魔使「狼くん!!」



(ああ、狼男キュン美味しいよぉ~! ハアハア)




狼男「が、ググ、ガアアアァァ!!」グイッ


ゾンビ「オ゙オ゙オオオ!!」パッ


狼男「がぁ、ち、くしょう……」ドクドク


魔使「ど、どうしよう!早く回復させないと!」グッ


ゾンビ「ボオオオオ」ガッチリ


魔使「ううぅ、足放してよ!」グイグイ




盗賊A「!、ワイバーンの龍が」



グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ



盗賊A「コッチに向かってくるぞ!!」

すいません、短いですが今日はここまで。



(やった! 魔法使いちゃんの足を掴んだぞ!)

今日も休みだし続きくる?

(こちら、ゾンビどさくさに紛れて魔法使い様のパンツの写真とったぞ)

今日は無理そうなんで報告だけ
次回も週末投下を予定してます
よろしくお願いします

(週末に備えて休息を取るかね)

(魔王様、今頃どうしておられるやら…)

人減ったなぁ

進むのが遅くなって何となく書き込みづらいだけじゃね?

そんな気になるほど遅くなってるか?

(ここのゾンビはエリートが多いな)

(そぅだな。こうして留守を任されているのもエリートの証だな!)

(まったくだな!)

(おい何かまじってるぞ)

(おい見ろよ、ゾンビ界のエリート中のエリート、◆Be1WM97dDgさまがいるぞ!)

(エリートの俺は今日も自主的に浴場の警備)

(じゃあオレは魔王城の洗濯物でも……)

一人轟沈させちゃった……
昨日はすいません、ソレは金曜日の深夜だったんですけど、一晩明けたら結構キまして……

別に、嫁でも主力でもなかったんだけど……
大切に、したかったなぁ……

しかも彼女ホロレア艦だよ、再会すら出来ない……


今夜は投下予定です




グオオオオオオオオオオオオォォォォォオオオオオオオオォォォォ!!!



盗賊D「おいどうすんだ!」


盗賊B「どうしようもないだろ!逃げられねーしあの量のワイバーンの群れの突撃なんか喰らっちまったら……」


盗賊C「エンダァァァァァァアアアアアアア!!」


盗賊A「イヤァァァァァ!!じゃねーよ!」



狼男(俺は動けないし、盗賊どもにはどうしようもない……なら)


狼男「魔法使い!壁を張れ!」


魔使「わ、わかった!」


魔使「スゥゥゥゥ………『大石棘壁』!!」



ドッゴォォン!!


盗賊A「うおぉっ!?」


盗賊D「く、空中に巨大な棘つきの壁が…」


盗賊B「で、デカい…」





魔使「……あっ」フラッ




……………ズズズ





狼男「……ん?」


盗賊B「な、なんか、どんどん大きくなって……?」


魔使「」チーン


狼男「お、おい魔法使い!」




ゾンビ「ボアボア(あ、立ったまま気絶してらぁ)」


ゾンビ「ガァァァ!!(お前そこ変われ!)」




狼男「このタイミングで倒れるんじゃねぇぇぇぇぇ!!」




ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ………



盗賊B「お、落ちてくるぞー!」


盗賊A「お、落ち着け!俺たちのいる場所からなら若干ずれてる!」


盗賊C「なーんだ、じゃあゆっくりしてよーっと」


盗賊D「おいまて!落ちてくるのは……」




盗賊D「盗賊Cの真上だ!」



盗賊C「ファッ!?」

ゾンビ「ガァ!?」

ミイラ「ボガガ!?」

ぞんび「ウソやん」





  ズドォォォォォォン!!





狼男「……ほっときゃ戻ってくるだろ、いいな?」

盗賊ABD「「「アッ、ハイ」」」



3レスだけだけど、今日はここまでです。
代わりに次回はそれなりの量を投下できると思います。

次回はいつも通り週末予定ですが、余裕があれば平日にも来るかもしれません。


>>471
>>472
やっぱり遅いですかね?



2ヶ月ギリギリになってからちょっと投下してまた消えるようなスレもあるし気にするほどじゃないと思う
というか義務でも仕事でもないんだからもっとゆるくていいんだよこういうのは



更新のペースは書き手の自由だよ
あまり気にしなくていいと思う

(ウソやん)

(ウソやん)

(ウソやん)

(ウソやん)

(ウンやん)

(ウソやん)

(キタやん)

(ウソやん)

来ちゃった。

投下します。

ワイバーン「」

ワイバーン「」

ワイバーン「」



盗賊A「……ワイバーンが絶句して突進を止めてらぁ……」


魔使「」


盗賊B「おい!魔法使い!!」


魔使「」


盗賊D「だめだ返事がない」



「ヘンジガナイタダノシカバネノヨウダ」


狼男「岩の下からなんか聞こえるな」


盗賊A「……」gkbr

(俺たちの場合は返事があってもただの屍です)


ゾンビ「(……なんか、場が白んだな)」


ゾンビ「(正直萎えた)」


ゾンビ「(どうする?もう俺たち要らないだろうし帰らね?)」


ゾンビ「(いやいや、勇者一行殺せるなら殺した方がいいだろ)」


ゾンビ「(魔王様の為に)」


ゾンビ「(お前それ本気で言ってるのか?)」


ゾンビ「(なにさ)」


ゾンビ「(魔王様が本当に勇者を殺して良しとしてるのか)」


ゾンビ「(お、おい!)」


ゾンビ「(まぁイイけどさ)」


ゾンビ「(……)」




ゾンビ「(つーかさ、そもそも指令だしたの側近の野郎だろ?)」


ゾンビ「(名ばかり側近)」


ゾンビ「(クッソわかりずらい暗号とか中二みてーな名前とか、マジでなにしたいのかわかんない奴)」


ゾンビ「(お前らwww)」


ゾンビ「(でも実際、俺たちが忠誠誓ってるのは魔王様だし、もういいやん)」


ゾンビ「(あとは、命令に従順な下っ端ゾンビにまかして)」


ゾンビ「(どうせ思考能力もないタイプの奴らだし)」


ゾンビ「(よし)」




ゾンビ「(魔法使いちゃんにワンタッチしたら帰る)」


ゾンビ「「「(おい抜け駆けずりーぞ!)」」」





  カッッッ!!



―――――バリバリバリバリバリィィッ!!!




狼男「!!」


盗賊ABD「!!?」



ゾンビ軍団「「「「!!!?」」」」


ミイラ軍団「「「「!!!?」」」」


(支払いは任せろ!)

(やめて!)




盗賊B「泉から光……?」


盗賊A「いや、光っていうよりも」


「イカヅチヨ!カミナリジャナイワ!ソコノトコモヨロシクタノムワネッ!」


盗賊D「お前いい加減岩から出て来い」


「イキウメジョウタイデドウヤッテデロト!!?」ガーン




狼男「遅ェーんだよ、勇者」




ゾンビ軍団「「「「(退散!)」」」」バッ




 ザッパァァッ!



ザッ ザッ ザッ




勇者「………………久しぶりに、太陽を見た」



盗賊C「んな引きこもりみたいな」ヒョコッ


うわぁ、案の定書き溜め少ねぇ……。

でも今日ちょっとモチベーション高いんで、また書いてきます。
再開は23時ごろ、遅れても30分までには。

やるべ。



勇者「フンッ!」ザシュ


ゾンビ「ブシャアアア」ブシャァァ


魔使「」フラッ


勇者「よっ…」ガシッ



盗賊A「は、早い。一分足らずで俺たち全員を解放した」


盗賊B「ゾンビはともかく、盗賊Cが埋まってたバカデカい岩まで砕くなんて」


盗賊C「ヒッキヒョウシェン(一騎当千)」ボコボコ


狼男「フンッ」ポキポキ


盗賊D「うわぁ……」ヒキ




盗賊B「いつの間にかゾンビどもの数も減って、これなら俺たちだけでイけそうだ」


盗賊D「残党は任せろ!」ダッ


盗賊A「空は任せた!」ダッ


残党ゾンビ「ギュシャアア!!!」





ワイバーン「ギャアギャアギャア!!」

ワイバーン「ギャアギャアギャア!!!」


勇者「ワイバーンねぇ……」


狼男「知ってるのか?」


勇者「生物としてはな。でもあんな種は見たことも聞いたこともない」


勇者「……なるほど、魔王の自作か」




――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――





勇魔鏡『なるほど、魔王の自作か』


侍女「!?、ど、どうして」


魔王「そりゃ、魔物を作れるのは魔王だけだからな」


侍女「!!、魔王様、さっきまでお休みに……」


魔王「………」キリッ


侍女(な、なんなの……魔王様がいつになく真剣な表情を……)




――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――




勇者「オレは今とても面倒くさがっている」


勇者「さっきのゾンビワニがすっごいしぶとかった。最終雷撃魔法まで使う羽目になった」


勇者「水中にいるのに雷撃魔法とか、マジで自殺行為アタマおかしい」


狼男「勇者、疲れてるなら全部引き受けるぞ……?」



勇者「いや、もうせっかくなので焼き払います」ボォッ


ワイバーン「「「「!!?」」」」






勇者「『灼火斬』」ゴウンッ




ワイバーン「「「「ギシャアアアアアアア!!!」」」」ドサドサドサドサ


狼男「……えげつない」




盗賊B「これは酷い」


盗賊C「D4C!!」







「」


勇者「……?」


「………ギャア」


勇者「なんか聞こえるな」


狼男「……ワイバーンの死体の山の中から聞こえるな、探るか?」


勇者「いや、必要ない…………もうすぐだ」


狼男「?」



      サァァァァァァァ………―――――――――


狼男「なっ、死体が消え…!?」


勇者「魔王が作った魔物は魔力100パーセントだ。当然倒せば消える」


狼男「こいつらは生物じゃない、と?」


勇者「まあね。けど……」チラッ





リーダーワイバーン「ギャアギャア」バタバタ


勇者「こいつだけは既存種っぽいな」


狼男「こいつは、群れの長だった奴だな。群れの奴らはみんな緑なのに一体だけ黒で、目を役割をしていたな」


勇者「なるほど、司令塔の指示に従うように魔物を作ったのか」


勇者「……魔王の魔力が感じられる。奴が強化して群れのリーダーに据えたわけだ」





ワイバーン「…………」ジィー


勇者「………?」




~~~
魔王「ついでにお父さんでも探して来い!」
~~~




ワイバーン「キュア!」パクッ


狼男「!、勇者の肩にっ」


勇者「……いや、甘噛みだ。痛くない……」


ワイバーン「~~~~ッ!」バタバタ


勇者「……オレをどこかに連れて行こうとしてるのか?」


狼男「無理だろ、体格差的に」


ワイバーン「!!」ガーン







―――――――――――――――――――――――――――――――




侍女「」


魔王「」



侍女 チラッ


魔王 フイッ



侍女「……」


魔王「……」



侍女「……魔王様?」


魔王「……なんだ」



侍女「……お父さん、見つかったみたいですよ」


魔王「……っ」///




――――――――――――――――――――――――――――――――


今日はここまで。
2レス目も半分を超えましたね。今後ともヨロシク。

ではまた週末に。

乙!

(くっ! 魔法使いちゃん触れなかったorz)

1乙! 1もゾンビであそびはじめたなw


(いくら非生物だからって容赦な過ぎィ!)

こんな時間に見てる人いる?
それともこの時間帯からの方が本領発揮って人の方が多かったりする?

とにかく書き溜めがあるんでちょっとだけ投下します

>>515
レスじゃねーわスレだったわ。

(居るで)




勇者「懐いた」


ワイバーン「……」チョコン


狼男「よしちょっと待とうか」




勇者「どうしよう」


狼男「知らねーよ知らねーけどダメだろ」


勇者「なにが?」


狼男「魔物だぞ?」


勇者「お前だって魔獣じゃないか」


狼男「俺はもうなんかそういうんじゃないだろ」


勇者「そうかぁ?」




狼男「真面目な話、魔王の刺客として送られてきた魔物が、勇者に懐くわけないだろ?」


勇者「……いや、どうだろう」


勇者(アレだもんなぁ……)




魔王「なんでだよソコはノータイムで警戒すべきだろ俺魔王だぞ!?」


侍女「はいはい」


魔王「……まぁ、でもちょっとは信頼あるってことなのかな……?」エヘヘ


侍女(コレだもんなぁ……)




侍女「いや勇者と魔王の間に信頼なんて無いでしょ」





盗賊B「死体の清掃作業終わりました」


勇者「お疲れ」


死屍累々「」


魔使「………うぅん……あ、れ……?」ボンヤリ


盗賊D「お、気が付いたか」


魔使「……勇者?」ボー


勇者「あぁ、魔法使いもお疲れ様」


魔使「………あい」コクン


勇者(可愛い)



魔王「俺に足りないのは萌え要素か!」


侍女「慎みです」





勇者「さ、聖水も汲んだしさっさと帰っちまおう」


盗賊ABCD「あいあいさー」



狼男「?、勇者、聖水飲まなくていいのか?それも目的だったろ?」


勇者「あぁ、まぁ飲む前にちょっとな」




ワイバーン「キュア!」バサバサ


魔使「!?、ワイバーンが勇者の肩に……」


勇者「なんか懐いた」ナデナデ


ワイバーン「クゥゥ」スリスリ


魔使「………へ~、可愛い~」


狼男「はぁ!?」


魔使「え!?か、可愛くない?」


勇者「うん、まぁ良い造形してる」


魔使「カワイイは正義なんだよ」


勇者「一理ある」


盗賊B「わかんないでござる」


盗賊C「常識は捨てよう」


盗賊A「お前ら………」

>>520 さすがやな。こんな時間に読んでくれてありがとう。





狼男「ゾンビの襲撃でもラクダは無事か。ほんとあいつら詰めが甘いな」


魔使「まあ所詮ゾンビですし」


盗賊C「お寿司」


勇者「ほれ、言ってないでさっさと帰るぞ。また魔法使いが倒れたらまずいからな」


魔使「………そういえばなんで倒れたんだろ」


盗賊D「なんで今はピンピンしてんだ……」


盗賊B「もうこいつら人間じゃねーな」


盗賊C「お前ら人間じゃねー!」


盗賊B「俺いま言っただろソレ」




勇者「熱中症や脱水症状はないし、魔力の異常もない。一応村に帰ったら医者に行こうな」


魔使「え~お医者さん嫌い」


勇者「子供か。文句言ってねーで早くラクダ乗れ」サッ


ラクダ「ブルルル」


勇者「ほれ、魔法使い」


魔使「あ、う、うん……」


魔使(また、二人乗り……)///



盗賊ABCD「……」


狼男「見てねーでサッサと出発だクズ共!!」ガォー


盗賊ABCD「ひでぇ!!」


とりあえずここまで。

ではまた書き溜めてきます。
投下は、せっかくの土曜なので14:00くらいに。

(乙です それじゃあ俺は魔使ちゃんの聖水汲んでくる)

(そろそろ閑話かな?楽しみだ)

ウボアアアァァァァ!?
(よっしゃ暗号解読してきたぜ! ......あれ? 誰もいねぇ)

(俺暗号解けなくて暇だったから>>61の細切れになった資料全部拾って復元したんだが誰かみたいやつ居る?)

>>533
(ここにいるぞ)

ぼちぼち投下します。




数日後・砂漠近くの村



村長「バケモノサソリを退治してくださったそうで、ほんとうにありがとうございます」ペコペコ


盗賊B「え、いや、俺たちは何も……」


盗賊A「勇者たちが勝手にやったことだし……」


盗賊D「もっと言えば、狼男が大半を倒したから残りは逃げちまったらしいんだがな」


盗賊B「勇者はなんか作業してて、実際サソリを倒してたのは狼男らしいけどな」


狼男(勇者も牽制ぐらいはしてたけど……まぁ、戦ってない内か)


村人「おぉ、あなたが……本当になんとお礼を言ったらいいか」


狼男「あ、あぁ……」


盗賊D「?、なに渋い顔してるんで?」


狼男「別に……」


~~~
村人「報酬をもって、さっさとその獣をつれて行ってくれ」
~~~


狼男「……」





同時刻・村の病院


魔使「……」


勇者「……」


医者「……魔法使いさん、あんた……ひどく無理をなさって来たでしょう」


魔使「!、はい……」


勇者「……」ゴクリ


医者「……」





医者「念のため、精密な検査をしましょう」


魔使「!」


医者「大丈夫、心配しないで」


魔使「で、でも……」


勇者「……」


医者「心配いらない、この私に任せてくれればね」


魔使「……」



医者「さて、それではまず、触診のために服を脱いで」



女医「おい、そこの豚」


医者「」ビクッ


勇者魔使「!?」







女医「あ、魔法使いさん、あなた心労と過労ね。お薬だしますからしばらく安静にしておいてください」


魔使「え?あ、はい」


医者「……あ、あのぉ」


女医「口を開くな、スケベ爺」


医者「うぐっ」


女医「だいたい今日非番でしょうが、家帰って掃除でもしてろよ」


医者「でも、息子の嫁さん最近冷たいから」


女医「セクハラしてたんだろ、自業自得」


医者「わ、私だって若い子とスキンシップ取りたい」ワキワキ


女医「キモイ、てか触るのはダメだろ」


勇者「……」






受付嬢「お大事に~」フリフリ



魔使「……なんだろう、ホッとする気持ちと釈然としない気持ちが……」


勇者「……まぁ、なんだ、安静にしてればいいってのは朗報だ」


魔使「あ、でも、旅の足止めになっちゃうよね……」シュン


勇者「いや、俺だって小国で入院してたし、そんなに急ぐ旅でもないさ」



勇者「また馬車に乗るんだし、今のうちにしっかり休んどけ」


魔使「……あぁ、また馬車か……」ゲンナリ

一回席外します。そのまま書き溜めに入ります。

今夜はすべらない話があるのでCMごとに1レス落とす超ダラダラ進行になると思います。
再開は20:00予定。

>>533
(ここにもいるぞ)

ごめん、もうちょっと……時間くれ……。

(おk)

CMごとに1レスずつ。

番組終わったらちゃんとやりますんで、すいません…orz。


むしろみんなも番組見て待っててください。次宮川だってよ。

>>544 タイミングww



夜 宿屋の一室


勇者「うぅん……」zzz…


狼男「……」zzz…


ワイバーン「クカァ……」zzz…



宿屋の別の一室


魔使「……」



魔使(勇者との旅、思ったより楽しかったな)


魔使(馬車は辛かったし、敵も怖かったけど)


魔使(あ、でもドラゴンや黒騎士よりは全然)


魔使(ゾンビに関しては、まだお母さんの方が怖いし)



魔使(でも、勇者と馬二人乗りしたり、一緒のご飯食べたり)


魔使(私に気を使って、背中をさすってくれたり)


魔使(まだまだ同等って感じじゃないかもだけど、嬉しかったな)

“勇者に馬乗り”に見えたorz



魔使(……心労に過労、かぁ……)


魔使(むしろテンション上がって、疲れとか飛んでたのかな?)


魔使(体力つけないとね、それに、ちょっとのことで驚いたり怖がったりしてちゃ……)


魔使「……」



魔使(もっと強くなんなきゃ)


魔使(守るだけ、っていうのもそうだけど、もっと心身ともにっていうか……)


魔使(……)




魔使(……そういえば、昔、そんな話を聞いたっけ?)



魔使(世界を見たいなら、体力はつけなきゃいけないし、ちょっとのことで驚いたり怖がったりしちゃダメだって)



魔使(……でも、あの街から出る……なんて、想像もしなかったから……)



魔使(………あれ……だれに聞いたん、だっけ………)




魔使「……すぅ……すぅ……」zzz…

>>534
>>524
(ではこの資料は吸血鬼様のベットの下に置いておく。ほら、灯台元暗しって言うだろ?だからきっとここが一番安全だろう。)

>>524 ×
>>542
安価ミスったorz

(吸血鬼様の部屋に行ったけど、灰しかなかったぞ)

今日はここまで。
次回は閑話、かな?

ロリータ時代の魔法使いがアレしちゃう話……。
だけでは済まないと思うな。お話としてちゃんとしてるものを用意したいと思います。
あと幼少期の話だから、あんまりエロくはないと思う。
だからまぁ、遠慮しないで一度読んでくれると嬉しいかな。うん。

エロはまた別の機会に、ね。
>>548 フヘヘ



次回は、テストがあるので未定です。
とりあえず明日一日でどれくらい書き溜め出来るかやってみて、22:00頃改めて報告に来ます。


今更ですが、支援や乙、ありがとうございます。


ま、まあ、エロなんてはなから期待してないしし(震え声)

乙乙!

>>553
(あれ?おかしいな、俺が見た時は灰なんて無かった筈だg…おや?こんな時間に来きゃk……ウワァァァァ)ボォォォ

ちょっと外出するんで報告は21:00にします。

>>555
おのれファイズ……思ってもいないことを言いやがって……。
なら閑話あとの水着回はまだまだ先送りだな!!



ま、嘘なんですけどね。(櫻井風)

なんだかんだ言って結局勉強から逃げてはパソコンに向かうでしょうし、
またいつも通り週末投下だと思ってもらっていいと思います。

(やったぜ)

(夢でおしっこはおねしょフラグ)

(水着回!つまり次は港町に行くんだな!)
(港町の宿を確保しておけ!それに機材も調達だ!i忙しくなるぜ!)

(何を言うか。我々紳士にそのような疚しい心は一切ないに決まっておろう)
(え? ……こ、このカメラは観光用だ! 決していかがわしい事に使うものではないぞ!)

(また宿間違えるなんてヘマすんじゃねーぞ!)

(なんだかんだ言っても魔王様まだ結界の中だしなぁ…)

いやはや、お題があるとこんなに書くの難しいんですね

思ったより書きためが進んでません
今晩の投下は無理そうです


最近レスが減ってきてちょっと寂しいですね
無駄にゾンビの数を減らしすぎたか…

魔王様の配下がゾンビだけだといつから錯覚していた?

>>566
なん……だと……


書き溜めが進んでないと思ったが明日には投下出来そうだぜ

やったね魔法使いちゃん!明日はホームラン(意味深)だ!

(ヒャッハー! かっ飛ばせェー!)

(一発必中ってやつか! さすがは勇者といったところか...)

>>567
トリつけるの忘れてたな、申し訳ない

もうちょっと時間下さい

出来てる分まで投下します



10年前
火山の麓・温泉街



女将「はい、冷やし終わったわよ」スッ


幼魔使「わぁ……綺麗なジュース」キラキラ


番人「ハハハ、綺麗な“ジュース”か」


女将「確かに、光に透かすと紅にキラキラして見えるわね」ニッコリ


幼魔使「くれない?」


番人「この赤い色のことだよ」


幼魔使「ふーん……これ、なんのジュース?」


女将「紅茶、文字通り紅のお茶よ」


幼魔使「お茶?でも甘いにおいがする……」クンクン


女将「そりゃ佐藤も入ってるからね、飲んでみる?」


幼魔使「飲みたい!」パァァ




幼魔使「ゴクッ、ゴクッ」


幼魔使「美味しい!甘い!」


番人「そりゃ砂糖入ってるからな」


幼魔使「お茶なのに?」


女将「まぁ、おやつ時や食後に飲むものだからね」


番人「……少なくとも俺たちはな」


幼魔使「ふーん……」ゴクゴク


幼魔使「プハァ……美味しい!」


番人「ハハハ、気にいったみたいだな」


番人「なんならこれからも常備しておくか?」


幼魔使「……」ゴクゴク


女将「無理よ、これでも結構高価なものなんですから」


番人「おぉ、そうだったな」


幼魔使「……」ゴクゴク


女将「……飲むのやめなさい」





幼魔使「でも、なんで紅茶?なんて作ったの?」


女将「お友達が来るのよ、私達の古い古いお友達」


番人「そいつのために用意したんだ、わざわざ知り合いの商人に頼んでな」


幼魔使「その人紅茶が好きなの?」


番人「ん~……まぁそんなとこだ」


幼魔使「お母さんたちのお友達、お泊りしに来るの?」


女将「泊まるかは……わからないけど、まぁお客さんとして来るから、いつも通り大人しくしておいてちょうだいね」


幼魔使「はーい!」





幼魔使「お母さんたちのお友達かぁ……どんな人だろうな」


幼魔使「……お母さんみたいに怖いのかな」


幼魔使「でもきっといい人だよね、お友達なんだから」


幼魔使「……そうだ!お母さんたちのお友達が来るなら、いっぱいお掃除していつもより綺麗にしなっきゃ!」


幼魔使「いつもお部屋は1号室から順番に使うから、1号室を掃除すればいいんだよね」


幼魔使「えっと、まずは箒を……」


(佐藤は関係ないやろ!)









――その夜


女将「それじゃ、おやすみなさい」


番人「お休み」


幼魔使「おやすみなさーい」


幼魔使「……」ドキドキ





1号室


キィィィィ……パタン


幼魔使「……ふわぁぁ~~……」アクビ


幼魔使「…ふぅ、なんとかお母さんたちにはバレテないかな」コソコソ


幼魔使「よ~し、さっそくやっちゃおう!」ヒソヒソ


幼魔使「朝になるまでに、精一杯綺麗にしなきゃ!」サッサッサッ






幼魔使「一号室は一番よく使う部屋だから、いつも綺麗にしてるけど、いつもよりしっかりしなきゃね」サッサッサッ


幼魔使「……」サッ、サッ…


幼魔使「……」サッ……


幼魔使「……zz」


幼魔使「ハッ!?ね、寝ちゃダメ!」ブンブン





幼魔使「……しょっ……うんしょっ……」サッサッ


幼魔使「……ん」ムズムズ


幼魔使「……なんだか……トイレに行きたくなってきちゃった……」ムズムズ


幼魔使(もうだいぶ前におねしょ卒業して、寝る前トイレに行かなくなっちゃったから……)


幼魔使(それに、今日は紅茶一杯飲んだし……)モジモジ





幼魔使「……んん……」ムズムズ


幼魔使「……と、といれ……」プルプル


幼魔使(で、でも、ここを綺麗にするまでは……)


カタンッ!


幼魔使「ひうっ!?」ビクッ


幼魔使(モップが倒れた音……)


幼魔使「び、びっくりして、我慢が……」プルプル


幼魔使「ううぅぅ………」ガクガク












翌朝


女将「……それで、我慢しきれなかったわけね」


幼魔使「ヒック……ヒック」シクシク


女将「よしよし……今日はもうお手伝いはいいから、部屋にいなさい」ポンポン


幼魔使「……はい」ションボリ




番人「……あの子は?」


女将「部屋にいるわ、もう泣いてないと思うけど、結構落ち込んでるわね」


番人「んん……先に慰めてやった方がよくないか?手伝おうとしてくれてたんだろう?」


女将「そうかもしれない、けど……」


ガラガラガラッ


?「おじゃまします」


女将「!」


番人「ん……、もう来たのか」


?「……?、いまお取込み中だったかしら?」


女将「いいえ、大丈夫」






女将「よく来てくれたわね、エルフ」


エルフ「友達に会いに来るくらい、なんてことないわよ」





エルフ「……」キョロキョロ


エルフ「魔法使いちゃんは?もうあの子だって立って歩いて喋れるようになってるでしょう?」


番人「あぁ、うん……」


女将「……」


エルフ「……?」



魔法使いの部屋


幼魔使「……」ションボリ


ガチャ


エルフ「おじゃましまーす」


幼魔使「!、だ、誰!?」ビクッ


エルフ「あら、やっぱり覚えてないわよね。最後に会った時はまだ赤ちゃんだったもの」


幼魔使「……お母さんたちのお友達、ですか?」チラチラ


エルフ「えぇ、エルフよ。だから耳がちょっと変わってるの」ナデナデ



幼魔使「……な、なんのようですか?」


エルフ「久しぶりに魔法使いちゃんと会えると思ったら、部屋で落ち込んでるっていうからね」


幼魔使「あっ……///」カァー


幼魔使(じゃ、じゃあ私がなんで部屋にいるのかも……)


エルフ「あ、私は女将…お母さんからはなにも聞いてないからね?」


幼魔使「え?」


エルフ「私は、落ち込んでる魔法使いちゃんとお話に来ただけよ」


幼魔使「……」



エルフ「私は、世界中を旅してるの。と言っても行ったことのない場所もたくさんあるし、行く気のない場所もたくさんあるわ」


エルフ「美味しい物があるって聞いて、そこに行く。きれいな景色があるって聞いて、そこに行く」


エルフ「まぁ、冒険家っていうよりも、旅行家かしら?」


幼魔使「旅行家……」



エルフ「例えば、ここと同じ温泉街なんだけど、青い温泉や赤い温泉がある街に行ったことがあるわ」


幼魔使「赤い温泉……?」


エルフ「そう、そこで作った温泉卵が美味しいのよねー」


幼魔使「……」


エルフ「赤いことと卵の美味しさは関係ないんだけどね」


幼魔使「え、ないの?」


エルフ「えぇ、だからもう二回目はいいかなーって」フフフッ


幼魔使「……アハハ」クスリ

















エルフ「例えば、海の上で暮らす人たちの街」


幼魔使「水の上!?……あ、船で暮らしてるんだ」


エルフ「そうね、船だったりイカダだったり氷だったり、大きな魚の上で暮らす人たちもいたケド」


















エルフ「例えば、裸足で馬と一緒に走る人たちの村」


幼魔使「ケガしないの?」


エルフ「しないわ、だって怪我する前にすぐ次の足を踏み出すもの」






















エルフ「例えば、一日経ってもお日様が沈まない国」


幼魔使「え、じゃあいつ寝るの!?」


エルフ「気が向いたら、よ」






















エルフ「その村の近くでは、魔物より強い動物がいっぱいいて、その頂点にいるのが狼だったのよ」


幼魔使「狼、王様だね」


エルフ「えぇ、誇り高い獣の王様よ」
























エルフ「その山の頂上からは、月が3つに見えるのよ」


幼魔使「でも、山登り大変でしょ?この街の近くの火山の何倍もある山なんて……」


エルフ「えぇ、だから体力は沢山ないとね」


幼魔使「勇ましいなぁ」


エルフ「あら、難しい言葉知ってるのね」


幼魔使「うん、でも……私には無理かな……」


エルフ「……」





















――――――

エルフ「……あら、もう時間だわ」


幼魔使「え……?、帰っちゃうの?」


エルフ「えぇ、ちょっと仕事がね」







女将「もう行くの?」


エルフ「えぇ、王都で仕事もらってる最中なのよ。今はその休暇」


番人「へぇ!王都の貴族に家庭教師でも頼まれたか?」


エルフ「ちょっと違うけど、まぁ勉強も教えてるわね」


幼魔使「……」


エルフ「……魔法使いと同じくらいの子供よ、彼のほうが少し年上かな」


幼魔使「!」





エルフ「いい?魔法使い」


エルフ「世界を見て周るには、もちろん体力が一番必要よ」


エルフ「でも一番大切なのは、怖がったり驚いたりしてる暇があったら、一歩進まなきゃいけないってこと」


エルフ「そんな人を勇ましいって、みんなは思うのよ」


幼魔使「…私は……」



エルフ「でもね、勇ましくなくてもいいのよ」


幼魔使「え?」


エルフ「怖がってビクビクしてばかりじゃ誰も一緒に居てくれないわ。でも、優しいあなたの周りにはきっと人は居てくれる」


エルフ「優しい心は、人を守って癒してくれるの。だから自然と、人は集まってくるわ」


~~~
幼魔使「お母さんたちのお友達が来るなら、いっぱいお掃除していつもより綺麗にしなっきゃ!」
~~~


エルフ「その気持ち、大切にね」


幼魔使「……はい」



女将「……魔法使いの相手をしてくれてありがとうね」


エルフ「いいわよ、私も楽しかったわ。お土産の紅茶もありがとうね」


番人「またいつでも来い、積もる話もたくさんあるからな」


女将「お互いね」


エルフ「……そうね」



エルフ「それじゃ、また会いましょう?」


幼魔使(まるで先生みたい……でも、ちょっと違うかも…先生よりも……)


エルフ「またね、魔法使い」




幼魔使「…はい、『師匠』」





――閑話おしまい――

次回から通常回です
投下は週末です

乙!

hshs

(ロリ魔法使いちゃんがお漏らししてるビジョンが脳に直接!? 勇者の攻撃か!?)

(とはいえ、もう10年前のこと、今更俺たちにできることも多くない)
(視線はこれからに向けよう!近いうちに水着回なんだからな!)

スマホからなんでゆっくりです

寝落ちするまでサドンデス

(OK、カモーン)

数日後


勇者「さて、それでは次の目的地です」

狼男「魔界大陸への渡航だな」

盗賊B「ってことは、港か!」


御者「オヒサシブリデェス!」

勇者「!?」

御者「いや冗談だよ…え?盗賊たちもついてくるの?」

盗賊A「心配しなくてもなんにもしねーよ」

盗賊D「俺たちは自前の馬で並走する、気にするな」

(数日後ということは、あのあと魔法使いちゃんはやっぱりおねしょを・・・・ん? あれ、俺の体が半分なくなってr)

魔使「うぅ、また馬車かぁ…」ゲンナリ

狼男「また勇者の後ろにでも乗っけてもらったらどうだ?」

勇者「あ、そうだな、おい誰か馬代わってくれ」

盗賊A「了解」

魔使「え!?あ、それはちょっと……///」

勇者「?俺じゃダメか?」

魔使「いや……その……」


盗賊C「じゃあ俺が魔法使いちゃん後ろに乗っけるよ」ノ

盗賊D「……!、そ、それなら俺が」ノ

盗賊B「じゃあ俺がやるよ」ノ

盗賊A「なんなら俺が」ノ


勇者「いや、俺がやるって」ノ

盗賊s「「「「どうぞどうぞ」」」」

勇者「?」

魔使「……///」

村長「勇者様方、化け物サソリの件はほんとうにありがとうございました」フカブカ

勇者「いえいえ、俺は自分の目的を優先してましたし、お礼なら彼に」

狼男「お、おい!」

村長「あぁ、やはりあなたが…本当にありがとうございます、重ねてお礼申し上げます」

狼男(義理堅いっつーか、なんつーか……)

村長「お礼と言ってはなんですが、以前村に流れてきた物資の中に“とある武器”がありまして」


村長「村の者では上手く扱えるものではなかったのですが、もしよければ……」スッ

つ鉤爪

狼男「!」

勇者「へぇ!」


村長「もし使えないと判断されましたら、売っていただいて構いません、これもそれなりに高価な品ですので、損はないかと…」

狼男「……」

勇者「ほら、どうすんだ?」

狼男「……ありがたく、受け取っておこう」

村長「ありがとうございます」フカブカ

街道

ガラガラガラ

御者「……」

狼男「……」

盗賊A「……」

パッカパッカパッカ

盗賊BCD「「「……」」」


パッカパッカパッカ

勇者「……」

魔使「……っ///」ギュッ


狼男「……見てんじゃねーよお前ら!」ガルルル

御者「そ、そうは言ってもな」ジー

盗賊A「見るなと言われても、アレは無理だ」ジー

狼男「御者!せめてお前は前を見ろよ!」

魔使「……ねぇ勇者」ユッサユッサ

勇者「ん、なんだ?」ユッサユッサ

魔使「次の街は港なんでしょ?」

勇者「そうだな、船と人と釣れた魚が集まる海の街だ」


魔使「砂浜ってあるかな?」

勇者「…たしか、少し離れたところに綺麗なビーチがあったと思うが?」

魔使「……時間があったら、行ってみたい。海見たことないから」

勇者「……そうだな、行ってみよう」

魔使「……///」ギュッ





侍女「魔王様、食事の時間……」

魔王「書類は全部片付けた黒騎士の要望通り魔王軍の訓練所も増設させた魔女にも真剣に謝罪して
許してもらった吸血鬼に連絡とって宿とらせた側近にも新しい伝令を伝えておいた新しい魔物も何
体か作成しておいたここ最近は真剣に仕事やってしばらくはもう新しい仕事も出てこないだろう暇
だったからついでに部屋の片づけもやったし新しい魔法も開発して魔女と黒騎士に教えた魔剣の手
入れも万全だしもう何も怖くない的な感じになってるってのにまだ俺はここから出られないのか勇
者たちはイチャコラしながら海で遊んで英気を養うんだろうなぁチクショウうらやましい死ねばい
いのに」

侍女「」カターン

ドタドタドタッ

侍女「ま、魔女様!魔王様がご乱心に!」バタン

魔女「?たかが監禁でそんなに思いつめるような子じゃないと思ったのだけど」

侍女「ずっと勇者ズルイ魔法使いあざといを連呼してます、なんですかアレ!」

魔女「あらあら……仕事は終わったんでしょ?私にも謝りに来たし、そろそろ解放してあげましょうか」

侍女「い、いいのでしょうか?」

魔女「君主をいつまでも閉じ込めてちゃダメでしょ?」

侍女(何重にも封印したのは魔女様なんだけど……)




魔女「……結界の中のことはいつも私にはわかる」

魔女「勇魔鏡……魔王ちゃんったら、ずいぶん勇者にお熱なのね…」

魔女「…あらあら、魔法使いの子はずいぶん大胆ね……」

魔女「……海ねぇ」

魔女「……侍女ちゃん!魔王ちゃんと私、今日から休暇ね!レッドドラゴンの手配お願い!」

侍女「え、お二人でどこかお出かけになるのですか?」

魔女「港町よ。魔王ちゃんがいつもやってるように航空写真と地図の両方を用意して……」



魔女「あと、私たちにあうサイズの水着を持ってきて頂戴」バイーン

侍女「」ツルペタ


侍女「…………………………か、かしこまりました」ズーン



魔女「あぁ、せっかくだから侍女ちゃんも一緒に行きましょうか♪」

侍女「ファッ!?」

今日はここまで



(偵察用のカメラを買い増しせねば)

(撮影班はどこいった! 手遅れになってもしらんぞー!)

Amazobi 高機能水中カメラ \39800

街道

パッカパッカパッカ

勇者「……」

魔使「……」

ワイバーン「……」


魔使「この子ずっと勇者の肩に乗ったままなの?」ナデナデ

勇者「まぁほとんどそうだな。いつもってわけじゃないが」

ワイバーン「キュア♪」スリスリ


魔使「……魔物とは思えないくらい人懐っこいね」

勇者「話を聞いた狼曰く、俺のことを親だと思ってるらしい。んで、俺の仲間は自分の家族っていう、そういうアレ」

魔使「刷り込み?」

勇者「かもな……干し肉食うか?」つ肉

ワイバーン「キュア!」ガシガシ


狼男「……」


盗賊A「…なぁ、狼男なんでなつかしそうな目で勇者たちを見てるんだ?」ヒソヒソ

御者「知らないよこっちだって彼らのことそんなに知らないんだから」ヒソヒソ

狼男「聞こえてるぞ」

盗賊A御者「「ギャイ!!」」



勇者一行頭上数キロ地点



ヒュオオオオオオ…………

赤竜「グロオオオォォァァァ!!!」バッサバッサバッサ



魔王「ヒャッハー!シャバの空気は美味いぜ!!」バンザイ

魔女「魔王ちゃんはしたないわよそんな言葉使っちゃ」

侍女「」ズーン

魔王「しっかし、魔女と出かけるのは初めてか?封印が解けてから国内を視察したのはカウントしない」

魔女「そうね、そうかもしれないわね。魔王ちゃんはいっつも吸血鬼ちゃん引っ張りまわしてるから」

魔王「あえてお前を選ぶのはなんか違うと思っただけだ。黒騎士も側近もお堅いがお前は砕けすぎ」

侍女「激しく、同意です……」プルプル


魔王「……で、なんで侍女はこんなに疲労困憊してるんだ」

魔女「この休暇のためにいろいろやったのよ。勇者たちが魔大陸に来ればもう余裕なんて無くなるでしょうし?せめて最後にパァーっと遊ぼうと思って水着やらをね」

侍女「それで……私が水着持ってないって言ったら……サイズ合わせまでついてきて……」シクシク

魔王「あぁ……」

だれか、そろそろ侍女殿の容姿を写真で撮ってまいってください

(まあ待て、貧乳組はひとまず置いといて、先ずは巨乳組かrホギャア!)

吸血鬼「出番はまだか!」クワッ

犬娘「お姉さん落ち着いて!」

(どちら様でしたっけ?)

堀越先生の新連載がすっごい>>1の趣向にドストライクで嬉しい。

艦これ夏イベ前に友達に唆されて大型建造やらされて弾薬2万弱しかない不安。

思い出のマーニー面白そうだな……でも今年受験だしな……。


こんな感じで、>>1の夏休みは始まりました。
今晩投下予定です。

>>620
魔王「俺はデッカイ派じゃないんだが……?」ピキピキ

>>622
吸血鬼「SHIT!!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

港町 入口


ワイワイ ガヤガヤ


犬娘「ふぉぉ……人多いね」

剣士「小国の武闘会や王都の城下町にも引けを取らない賑わいですね」

吸血鬼「私たちのここまでの道中は全カットですかそうですか」

卵「…」

犬娘「魚料理食べてみたい」

剣士「なら先に宿屋を探しますか」

吸血鬼「……」

犬娘「?、どうしたの?」

吸血鬼「ん、いや…宿なら繁華街にあるだろう。港町は下手な国より広いから道を知らんと迷うぞ」

剣士「へぇ…以前来たことが?」

吸血鬼「話を聞いただけだ」



犬娘「伝言板?」

剣士「人の往来が多いところには設置されていることが多いですね。誰か宛ての手紙を預けておいて、情報を交換したり合流したりできるようにするんです」

吸血鬼「お前たちは勇者に書いておけ」

剣士「貴女は?」

吸血鬼「私の連れとは事前に話をしてある」

吸血鬼(実際はなにも打ち合わせてないけど、どうせ魔王様なら簡単に見つけてくれるでしょうし)

犬娘(伝言なしでもあの人(狼)がいればすぐ見つけてくれそうな気もするけどなぁ)

剣士(…なんだろう、二人ともどうでもよさそうにしてる)

(一瞬、剣士が誰だか本気で思い出せなかったなんて言えない……)

港町 宿屋通り

ワイワイ ガヤガヤ

剣士「賑やかな通りですね、どの店に入りましょうか」

犬娘「人の多いお店は質のいい証拠っていうよ」

剣士「お姉さんもそれでいいですか?」

吸血鬼「いいんじゃないか?(別にどこでも)」

犬娘「ごはん!魚!」ダッ



店員「いらっしゃいませ~、お食事のお客様はこちらの席へ~」

剣士「部屋も取りたい。一人部屋と二人部屋を」

店員「かしこまり~」

吸血鬼(…もう行動を共にする理由もないんだが、いきなりいなくなったら騒ぎそうだしな…)

店員「はい、魚の煮つけ、塩焼き、お刺身ね」コト

犬娘「いただきます!」パクパク

剣士「今戻りました、これが二人部屋の鍵」チャリン

吸血鬼「ん」

犬娘「ンフォイ!」モゴモゴ

剣士「食べながら喋っちゃ行儀悪いですよ」

犬娘「んー」

吸血鬼(…可愛い)

(クヒッ……微笑ましすぎて変な笑いが出ちまった……)

ワイワイ ガハハハ

剣士「賑やかですね、毎日こんな感じですか?」

店員「まぁそうですね~、今日は物の流通も魚の獲れ具合も上々だったからみんなテンション高いですね~」

吸血鬼「む、この街には漁港もあったのか?」

店員「あるっていうか隣接してますね~。獲った魚も基本こっちに卸してますしね~」

老漁師「それだけじゃねーさ!魚を加工してかまぼこにしたり…あぁ、魚の身で作るソーセージみたいなもんな。そういうのもこっちで作ってるぜ」

漁師「じいちゃんほかの客に絡むんじゃねーよ」

犬娘「かまぼこ、魚のソーセージ…」ゴクリッ

店員「船の出し入れと魚の出荷しかしない漁港よりは~、お店も多い港町で休んだ方がいいってんで漁師たちもこっちで暮らしてるんですよね~」

剣士「なるほど、道理でみなさん屈強な体をしてる」フムフム

犬娘「すいませーん、このかまぼこの蒲焼きっていうのください!」

吸血鬼「……この魚肉ソーセージというのはいいのか?」

犬娘「!!、それも!」キラキラ

吸血鬼「……咥えるなよ」

犬娘「はい」

支援

店員「はいお待ち~」コト

犬娘「フンフン」ガジガジ

剣士「物流といえば、魔界大陸の方への船はあるんでしょうか?」

店員「ん~、例の魔王復活騒動でめっきり減っちゃったかな~。前までは一応停戦状態だったからそれなりにあったんだけどね~」

漁師「向こうの方にも仲間がいてな。魔族だったり獣人だったりしたが、船の上で働く者同士で割と話は通じるもんだったんだが、なにせ国から船を向こうへ近づけるなっていわれちゃな…」

吸血鬼「……」

支援

支援

sageちまったww

いや、sageろよ。

剣士「では、もう魔界のほうへ行く手段はほぼないと?」

店員「そうだね~、モグリの漁師や密輸業者ならなんとか…あとこの間で来たばっかりの物流会社にはまだ国からの勧告がなかったから、今のうちにって向こうとやり取りしてるとこもありますね~」

剣士「へぇ、そんな方が」

老漁師「若いのに大したもんだな。元になる金はあったらしいがあっという間に人を雇って船をそろえてコネクション作って……」

漁師「だな~。最初はガキが何やってんだって思ったが、子供二人で会社作るなんてよくやるぜ」

吸血鬼「子供二人…?」

(…おい、生きてるやついるのか?)

(ゾンビに生きてるもなにも・・・いや嘘ですごめんなさい助k)

(んじゃ、死んでるやついるかー?)

(生きる屍だから死んでもないし・・・んん?)

(そのやりとりはもういい、呼んだ理由はなにかね?)

(侍女たんのパンツ見っけた)

(へえ。……で?)

(魔王様の部屋に間違って入った)

支援

PCが暑さでやられてました
それ以上に>>1の頭が沸きそうでした、ファッキン盆地

また週末に来ます、とりあえず生存報告だけ

(暑くて体に蛆が湧いてきた。はよ)

(全裸待機には丁度いい季節だなっ)バッ

(そろそろ体が干からびるぞ。ミイラにだけはなりたくないからはよ)

(つかお前ら日光大丈夫なの?俺は無理だ)

(暑い……早く魔王様の水着姿を見て潤わなければ干からびてしまう)

(魔王様...魔王様......)

(うっ……ふう……)

(ゾンビなのに出るものあるのか・・・(困惑))

>>656
(腐ってるが一応な)

>>656
(腐った肉から沸くだろ、アレが)

(デネブ)

>>658
┌(┌^o^)┐

(何してんねんお前は!)

>>661
速過ぎんだろアンタwwwwww

生存報告です

受験受験って言ってたけど、いざとなるとホントにやばい
成績もさることながら、単純に学力が足りない


可能なら受験終わるまで保守してもらいつつ最低限の生存報告を続けて、全部終わったらまた再開
……が、一番ありがたいですけど、まぁそんなことはさすがに望めない

一度落としてしまって、全部終わったらスレ建てなおすってのも考えましたけど、それだと流れが完全に絶ち消えてしまう

結局のところ、時間が空くなら出来るだけここにきて卸せるものだけ出してしまうのが一番なんでしょうね

明日の夜投下します
それ以降はまたしばらくこれないと思いますが、なにとぞよろしくお願いします


>>661
即レス、嬉しかったです

(もともと何も着てないけど全裸待機)

(舞ってる)
(sageなのにあの速度で返答するとは・・・やはりアイツはエリートだったか)

…すいません、今日は投下出来そうにありません
出来れば明日来ます、申し訳ない

(待ってる)

最後の投下から3か月
生存報告を抜きに考えればそろそろスレ落ちてましたね…

のろのろやっていきます、寝落ちしたらそのまま今日は終わりってことで

おk



~~~~~~~~~~~~

港町 入口

ワイワイ ガヤガヤ


勇者「やっとついたぞ!港町!」

魔使「"町"に来るのも久しぶりだね!」

盗賊C「投下もな!」

狼男「やっぱ賑やかなもんだな」

御者「大陸の端っことはいえ、温泉街同様の観光地で、しかも物流のハブみたいな所だからな」

盗賊A「なるほど、どうりでいろんな人種がいるわけだ……」

ザワザワ ワーワー


勇者「……人だかりは王都並みだな」

盗賊C「スルーですねわかります」

勇者「さて、まずは船の情報を集めないとな」

魔使「宿もとらないとね」

盗賊A「まだしばらくは手伝うぜ、乗りかかった船だしな」

狼男「そのまま魔大陸まで船に乗るか?」

盗賊A「そ、それは勘弁…」

盗賊B「ま、まぁ!それはともかく、俺らを見逃してもらう礼ってことで、な!」

狼男「ここでの働きが悪けりゃすぐしょっぴくかんな?」ギロッ


盗賊s「「「「イエッサー!!」」」」((((゜д゜;))))

勇者「お前ら情報収集」


盗賊s「イエッサー!!」


勇者「俺らは宿と備品整理」


魔使「了解です!」ビシッ




狼男「…?、オレはどうすんだ?」

勇者「へ?探しに行ってやれよ」

狼男「あ?」


勇者「犬娘、先にこの町に来てるはずだからな」


狼男「………」

勇者「んな嫌そうな顔してやるなよ…」


(ええい、魔王様の登場はまだなのかァ!)

(私だ)

(うーむ、待っておるぞ!勉強がんばれ)

そっ、そろそろ更新してもいいんだからねっ!!         (あれ?俺何言ってんだろ)

(ようやく追いついた)

(海に入ったら体が溶けてきたんだが)

まだかな

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年05月29日 (木) 17:29:28   ID: Ava7Yui6

>400
一体下のあんこう的な奴は何?

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