千反田える「単位上等です!」奉太郎「栄光ある古典部の数取!」 (62)

BGM→バッバ無伴奏組曲 ナレーション→奉太郎

数取とは薔薇色。薔薇色と言えば数取。ゆえに省エネ主義者で灰色を好む俺には

数を取るという行為はエネルギー効率が悪いということになる。ではなぜ俺は数を取り続けているのか。

やらなくてもいいことはやらない。やるべきことは手短に。が俺のモットーだが

千反田えるの異常な好奇心のせいで、本来ならばやらなくてもいいことが

やるべきことに変わってしまう現象を繰り返してきた。

数を取り続けることになったのも、まあ似たような理由だと思っていい。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1389669884

コツコツコツコツ・・・・・・

える「数取団ツッコミ総長をやらせていただきます、千反田えると申します。今日はよろしくお願いします」

《ヨロシクゥー!》 摩耶花(ちーちゃん礼儀正しすぎ!)


奉太郎「数取団乱闘生、折木奉太郎だ。好きな言葉は、やるべきことなら手短に! よろしくー」

《ヨロシクゥー!》

摩耶花「数取団乱闘生、伊原摩耶花よ。今日はガンガンブッこんでいくわよー。あー折木が後ろになりますよーにっ!ヨロシクゥー」

《ヨロシクゥー!》

里志「数取団乱闘生、福部里志。ひょっとするとこのゲームは僕に有利かもしれないね。まあみんなお手柔らかに頼むよ。ヨロシクゥー!」

《ヨロシクゥー》

入須「数取団乱闘生、入須冬美だ。私が仕切り以外に回るのは初めてだ。千反田、今日はよろしく頼むぞ」

える「はいっ!」 

奉太郎「答えなくていい」

《ヨ、ヨロシクゥー!》


沢木口「ちゃお!数取団乱闘生のー 沢木口美崎ですっ。 今日は我ながら遠路はるばるご苦労様ーって感じかな?まあよろしくねー」

《ヨロシクゥー!》

える「というわけで今回は、翔さん達に変わって私たちが数をとることになりました」

里志「これは責任重大だねー。 前の数取団に負けないくらい盛り上げないと」

沢木口「だいじょぶだいじょぶ」

奉太郎「大丈夫だとは思えないんだが・・・・・・」

入須「さっきも言ったが、盛り上がるかどうかはおまえにかかっているぞ千反田」

える「はいっ!」

入須「折木くんももっとがんばりたまえ」

奉太郎「無理ですよ。こういうのは性に合わない」

里志「ホータロー、そんなこと言わずにさ。ほらもっと愛想よく愛想よく。テレビだからね」

*数取データベース1
テレビでは愛想よく!


摩耶花「そうよ。あんたの暗い顔なんて放送事故レベルよ。笑ったらちょっとはマシになるんだから」

奉太郎「おまえはもうちょっと口に気をつけろ」

入須「折木くん、君に厳しくするということはそれだけ頼りにされていると解釈していい。ここは誇るべきだ」

*数取データベース2
盛り上がるかどうかは奉太郎とえるにかかっている(?)

折木「入須先輩、その手にはもう乗りませんよ。どうせ千反田にいったのも本心じゃないんでしょう」

摩耶花「折木! あんたね」

入須「本心じゃないのは確かだ。だが客観的に間違っているとはいえない」

奉太郎(また屁理屈を・・・・・・)

里志「まーまー先輩もホータローも落ち着いて。 テレビなんだからさ。楽しくやりましょうよ」

*数取データベース3
見所は、折木奉太郎VS入須冬美

里志「ところでみんな特攻服を着たのは何回目?」

摩耶花「初めてにきまってるでしょ!」

沢木口「着てみると意外にいいもんだねーこの服も。あたし何かに目覚めそうだよー」

奉太郎(何かって何だ)

里志「沢木口先輩はよく似合ってますよ」

沢木口「ありがとねー、ってそれほめ言葉じゃないよねー?」

里志「・・・ハハハハ」

奉太郎(この二人が盛り上げてるじゃないか)

*数取データベースその4
盛り上げ役→里志、沢木口




里志「入須先輩のはすっごいですね。神山命! って

入須「暴走族とやらはこんなものをつけているのか。 ある意味尊敬するぞ」


*数取データベースその5
暴走族はコスプレが好き(?)

またあしたーーーーーーー



える「さあ皆さん、そろそろ準備しましょうか」

里志「そーだね。楽しみだー楽しみだ」

奉太郎(手短に手短にだ)

スタッフ「順番ですが、こちらになりまーす」

える→里志→摩耶花→奉太郎→入須→沢木口

奉太郎(伊原が前・・・・・・だと・・・・・・)

奉太郎(まずい・・・まずいぞ。早く終わりたいが負けるのは嫌だ)

える「じゃあ始めましょう。 えいえいおー!」

里志摩耶花沢木口「おー!」

奉太郎「おー」 入須「お・・・おー」

える「確認ですが皆さんルールはご存じですよね?」

里志「奉太郎、どうなんだい?」

奉太郎「なんで俺に聞く? 知ってるさそれくらい」

摩耶花「ふーんどーだか」

奉太郎(いまいましい奴らだ)

*数取データベースその6

ブンブンのリズムに乗って、前の人の出したお題に正しい数と単位をつけていく。
ex.バイク→1台→ミカン→2個→学校→3校

ドンッ

単位上等!! 爆走数取団!! 

第1弾 限りなく数える例のあれ



夜 露 死 苦 Ⅰ

える「それでは皆さん、がんがんぶっこんでいきますよーよろしくー」

《ヨロシクゥー!》

える「ぶっこまれてもうまくかわしてくださいよろしくー」

《ヨロシクゥー!》

える「負けたら相撲ですよよろしくー」

《ヨロシクゥー!》

える「せーのー」

《ブンブンブブブン!》

える「畑」ブンブン

里志「1ヘクタール」←good! ブンブン 「お米」 

摩耶花「2俵」←good! ブンブン 「ご飯」ブンブン

奉太郎「3杯」ブンブン 「謎」(これでどうだ!)ブンブン

入須「・・・・・・4ピース」←great! ブンブン 「犯人」

沢木口「5人」ブンブン 「証拠品」 ブンブン

える「6しょうこ!」ブブーッ

える「? 違うんですかー?」


*数取データベースその7

証拠品は1点、2点

パララララララララー

イマハダーレノナーマエデモナイー カガヤキノカーナターヘー

ゼーンブー カコーヘイクマーエニー ミツケニイコー

える「折木さんどうしましょうか」アタフタ

奉太郎「さっさとやられて楽になれ」

える「そんな!」

える、関取、見合って四股をとる

える「えいっ!」ドンッ

える、タックル

関取 ガシッ

える「あっ」

関取 ポイッ ヒューン

える「きゃあああああ」

える ガシャーン パリーン

える「」

イマハダーレノナーマエデモナイー カガヤキノカーナターヘー

ゼーンブー カコーヘイクマーエニー ミツケニイコー


える「あ・・・あ・・・」

里志「千反田さん、大丈夫かい?」

奉太郎「大丈夫なわけないだろ」

摩耶花「あいつら・・・・・・ちょっとは手加減しなさいよ!」プンスカ

沢木口「やーとんだとんだねー。こりゃますます負けられないなー」

奉太郎(その通りだ。わざとまけて終わる手は使えない)

える「万華鏡のようです・・・・・・」

里志「アハハハ・・・だめだ壊れちゃった」

摩耶花「ちーちゃんしっかりしっかり! まだ1ゲーム目だよ」ペシペシ

える ハッ

える「そうですね。 次がんばればいいんですよね!」

沢木口「うん! その心意気いいね」

夜 露 死 苦 Ⅱ

える「それでは気を取り直していってみましょうよろしくー」

《ヨロシクゥー!》

える「福部さんに一発ぶっこみを入れますよろしくー」

《ヨロシクゥー!》

える「皆さん油断は禁物ですよよろしくー」奉太郎(それはおまえだろ)

《ヨロシクゥー!》

える「せーのっ!」

《ブンブンブブブン!》

える「いーぬ」ブンブン

里志「1匹」ブンブン 「ねーこ」ブンブン

摩耶花「2匹」ブンブン 「ダイヤ!」ブンブン

奉太郎「3カラット」←good! ブンブン 「タイヤ」(どうだ!)ブンブン

入須「4輪」←good! ブンブン 「車」ブンブン 

沢木口「5台」ブンブン 「星座!」ブンブン

える「・・・・・・ろっこ」 ブブーッ

える「違うんですか?」


*数取データベースその8

星なら1個でok。星座は1座、2座

パラララララララー

える(2試合目)

イーマハー ダーレノーナーマエデーモナーイ カガヤキノカーナタヘー

ゼーンブー カコーヘイークマーエニー ミツケニイコー

える「うぅ~・・・また私ですか・・・」

沢木口「ごめんねー」テヘ ペロッ

える、関取、見合って四股を取る

える「ていっ」 ペチン ペチン

摩耶花「ちーちゃん、ツッパリじゃ勝ち目ないわ! 足引っかけて足」

える(足・・・)

関取 ガシッ ヒョイ

える「わっ」

関取 ブンブンブン (ジャイアントスイング)

える「きゃああああ」

関取 ヒョイ ストンッ (肩車からの優しく下ろす)

える「あっ、どうも」

イマハダーレノナーマエデモナイー カガヤキノカーナターヘー

ゼーンブー カコーヘイクマーエニー ミツケニイコー

える「さすがに2回目だと優しくしてくれたようです」アハハハ

里志「関取団も鬼じゃないみたいだねー」

*数取データベースその9

関取団も一応人間

入須「千反田。しっかりしろ。おまえは優しすぎる。もっとブッコミを入れろ」

える「いえ、ブッコんでるつもりなんですけど」

奉太郎(あれでか?)

里志「ま、データベースが相手じゃ並のブッコミじゃ落とせないよ」フフン

奉太郎(それを差し引いてもひどい・・・・・・)

奉太郎(それと入須先輩が強すぎる・・・決して弱いブッコミじゃないはずなんだが)

ご飯は「膳」では?
丼は間違いなく「杯」だが。

お茶碗一杯分の「ご飯」は一杯だと思うが

ご飯は、杯 膳 椀だね
>>33の定義がベスト)
食事そのものなら、一食 一口 一膳

どれでもいい・唯一のもの・ベストな(相応しい)もの。があるからなかなか難しい

ダイヤは「カラット」が相応しい
コメ「一粒/一袋/一俵/一キロ」どれでも

える「こ、今度こそ! おもいきりぶっ込みますんでよろしくー」

《ヨロシクゥー!》

える「・・・・・・・・・」

奉太郎「千反田、しゃべることないならはじめろ」

える「ち、ちがいます。 私はブッコミを考えて」

里志「少しぐらい待とうよホータロー」

える「決めました! いきましょう!よろしくー」

《ヨロシクゥー!》

える「せーのっ!」

《ブンブンブブブン!》

える「ぎょーむじょーかしつちし!」←CAUTION! ブンブン

里志「1件」ブンブン 「業務上過失致死」ブンブン

摩耶花「2件」ブンブン 「業務上過失致死」ブンブン

*数取データベースその10
噛み注意!

*数取データベースその11
ブッコミ注意!

 

奉太郎「3件」ブンブン 「業務上過失致死」ブンブン

入須「4件」ブンブン 「業務上過失致死」ブンブン

沢木口「5件」ブンブン 「業務上過失致死」ブンブン

える「6件」ブンブン 「ぎょーむじょかつつつつち!」ブブーッ

*数取りデータベースその12
噛んだらアウト

奉太郎(千反田、間抜け過ぎるだろ)


*数取りデータベースその13
自分の出したお題でひっかかること→自爆

パララララー

える(3試合目)

イマハダーレノナーマエデモナイー カガヤキノカーナターヘー

ゼーンブー カコーヘイクマーエニー ミツケニイコー


える「だめですだめです! わたしもう・・・・・・」

里志「千反田さん大丈夫! 3回目はかなり弱くなってるはずだよ」

える「はっ! そうですね。 がんばりますっ!」

奉太郎(そんなわけないだろ)

関取、える、見合って四股をとる

関取 ツカツカツカ

える「えいっ!」ペチン

関取 ドン! ドンッ! ドォン!

える「きゃああああ!」ヒューン ガシャーン

える、壁まで吹っ飛ぶ

奉太郎「二割増しで強くなってるだろ……」

数取データベースその14
弱すぎる者には厳しい関取団


摩耶花「ちょっと! テレビだからってやりすぎじゃないの?」

里志「まあまあ摩耶花落ち着いて。本家はこんなもんじゃないよ。服脱がせたりするんだから。これはまだやさしい方だよ」

摩耶花「でも…」

奉太郎「立てるか千反田」

える「お、折木さん…ありがとうございます」ガシッ

摩耶花「折木! あんたなにしてんのよ!」

奉太郎「倒れてるのを起こしただけだ。なにかおかしいか?」

摩耶花「あんたがそういうことすると何か裏があるのよね」

奉太郎「勝手に決め付けるな」

里志「ホータローにそんな頭はないよ摩耶花」

奉太郎「おい」

夜 露 死 苦 Ⅳ

える「それでは! 福部さんに一発ブッコみますんでよろしくー」

《ヨロシクゥー!》

える「数取10目指しましょうよろしくー」

《ヨロシクゥー!》

える「せーのっ!」

《ブンブンブブブン!》

える「シャーロックホームズ!」ブンブン

里志「1人」ブンブン 「ネロウルフ」ブンブン

摩耶花「2人」ブンブン 「事件現場」ブンブン

奉太郎「3ヶ所」←good! ブンブン 「道のり」ブンブン

入須「……4里」←good! ブンブン 「移動距離」ブンブン

沢木口「5キロ!」ブンブン 「道すじ!」ブンブン

える「6…ルート!」←good! ブンブン 「……」ブブーッ

奉太郎(最悪の凡ミスだ……)

パララララー

える(4試合目)

える「難しいです……このゲーム……」

数取データベースその15
ブッコミをかわしても次のお題をいわないとアウト


イマハダーレノナーマエデモナイー カガヤキノカーナターヘー

ゼーンブー カコーヘイクマーエニー ミツケニイコー


える「えいっ!」ペチンペチン

関取、少しずつ押されていく

奉太郎(今度は手加減してるみたいだな)

える「えいっ! えいっ!」ペチンペチン ペチン

関取 ズルッ

奉太郎(転んだ?)

関取 ステン ゴロッ


イマハダーレノナーマエデモナイー カガヤキノカーナターヘー

ゼーンブー カコーヘイクマーエニー ミツケニイコー


える「私、勝ちました! 勝ちましたよ!」

奉太郎「先輩、いまの」

入須「ああ、わざと転んだな。さすがに関取団も情が移ったか」

奉太郎「先輩も俺に情をかけてもらうとうれしいんですがね」

入須「さっきから稚拙なブッコミをかけてる人間に情をかける要素はない」

奉太郎「…くっ…」

里志「いやー見事見事」パチパチ

摩耶花「ち、ちーちゃんすごいねー」アハハハ

沢木口「まっ、こういうこともあるよね」

奉太郎(この三人も気づいている。千反田だけか気づいてないのは)

夜 露 死 苦 Ⅴ

える「さあ、気を取り直して」

奉太郎(おまえだおまえ)

える「もっともっと数を取っていきましょうよろしくー」

《ヨロシクゥー!》

える「福部さんに一発ブッコミますよよろしくー」

《ヨロシクゥー!》

える「せーのっ!」

《ブンブンブブブン!》

える「まんざいっ!」ブンブン

里志「1席」←good! ブンブン 「ジョーク」ブンブン

摩耶花「2発」←good! ブンブン 「コント」ブンブン

奉太郎「3本」←good! ブンブン 「大喜利」ブンブン

入須「……座布団4枚」←god! ブンブン 「舞台」ブンブン

沢木口「5幕」ブンブン 「ぶどう」ブンブン

える「6房」ブンブン 「武道」ブンブン

里志「7流派」←ブンブン 「ブーメラン!」ブンブン

摩耶花「8本」ブンブン 「笛」ブンブン

奉太郎「9本」ブブーッ

奉太郎「? 違うのか?」

数取データベースその16
笛は1丁、2丁、と数えるのがふさわしい

パラララララー

奉太郎(1試合目)

イマハダーレノナーマエデモナイー カガヤキノカーナターヘー

ゼーンブー カコーヘイクマーエニー ミツケニイコー


里志「ちゃんと相撲取るんだよホータロー」

奉太郎「わかってるさ」

奉太郎、関取、見合って四股を取る

関取 ツカツカツカ ヒョイ

奉太郎「うわっ!」

関取 ポイッ 

奉太郎 ヒューン ガシャーン

奉太郎「」

関取 ゲシゲシッ(追い討ちキック)

イマハダーレノナーマエデモナイー カガヤキノカーナターヘー

ゼーンブー カコーヘイクマーエニー ミツケニイコー


数取データベースその17
初めてえる以外との試合で大喜びの関取団

奉太郎(強すぎる…いくらなんでも…)

える「折木さん大丈夫ですか!」

摩耶花「ふふ。ざまあないわね折木」

奉太郎「もうちょっといたわれよ……」ヨロヨロ

里志「省エネ省エネうるさいホータローにはいい薬になったかな」

奉太郎「そこまで喧伝した覚えはないぞ」

入須「君のこんな姿は始めてみるな」クスクス

奉太郎「くっ…」

夜 露 死 苦 Ⅵ

奉太郎「はあ…さっきはうかつだった。先輩に一発ブッコンでやるんでよろしくー」

《ヨロシクーゥ!》

奉太郎「せーのっ」

里志「早すぎるよホータロー。もっとしゃべろうよ」

奉太郎(早くやったほうが早く終わるだろうが)

奉太郎「せーのっ!」ブンブンブブブン

奉太郎「かがみもち!」(どうだ入須!)ブンブン

入須「ひとそなえ」←great! ブンブン 「もち」ブンブン

沢木口「2升」ブンブン 「土地」ブンブン

える「3坪」←good! ブンブン 「とら!」ブンブン

里志「4頭」ブンブン 「トルストイ!」ブンブン

摩耶花「5人」ブンブン 「トイストーリー!」ブンブン

奉太郎「6作」ブンブン 「成長!」ブンブン

入須「……7歩」←good! ブンブン 「後退」ブンブン

沢木口「8歩」ブンブン 「右折」ブンブン

える「9まがり!」ブブーッ

数取りデータベースその18
右折は1段階、2段階

パラララララー

える(5試合目)

イマハダーレノナーマエデモナイー カガヤキノカーナターヘー

ゼーンブー カコーヘイクマーエニー ミツケニイコー


関取、える、見合って四股を取る

関取 ガシッ グイッ

える「ひゃ!」

える、関取に背中をむける形に

関取 グイッ バサッ (えるのポニーを乱暴にほどく)

関取 グシャグシャグシャ (乱暴に頭をなでまわす)

奉太郎(相撲取れよ……)

える「あっ……あああああ…」

える「か、髪の毛がぐしゃぐしゃになってしまいました……」

関取 ペチン (えるの特攻服に何かを貼り付ける)

イマハダーレノナーマエデモナイー カガヤキノカーナターヘー

ゼーンブー カコーヘイクマーエニー ミツケニイコー

数取データベースその19
える、6戦5敗

里志「千反田さん、それって写真?」

える「そのようですね。 あけてみましょうか」

里志「あー待って待って。僕らに見えないようにあけたほうがいいよ。それたぶんあまりよい写真じゃないはずだから」

える ペラッ

える「!?」

える「どうしてこれが…なんで関取の皆さんが持ってるんですか!」

里志「千反田さん、よかったら見せてもらえないかな」

える「だめです! これは私が処分します!」

沢木口「すきありっ!」ヒョイッ

える「あっ! 沢木口さん!」

里志「これは」

奉太郎「カンヤ祭の時にとった写真か」

摩耶花「ちーちゃん、いいじゃん。かわいいよー」

里志「そーだよ。処分なんてもったいない。せっかくだから古典部の部室に飾っておこう」

える「なっ! だめですっ! だめですっ!」カアアア

奉太郎(正直そうしてほしい気持ちがあるんだが…)

入須「ほう。これはなかなかよいじゃないか」

里志「あっ、入須先輩もそう思いますか?」

入須「あの洟垂れたらしてた千反田がな。こんな風になるとは」

数取データベースその20
幼馴染の成長がうれしい入須。

える「そっ、それよりもカンヤ祭の写真がなんでここにあるんですか?」

里志「さあ? それは僕じゃわからないな」チラッチラッ

奉太郎「やめんか」

える「!?」

える「折木さん。わたし、わたし」

奉太郎(里志のバカ野郎!)

える「どうしてカンヤ祭の時にとった写真がここにあるのか、私、気になります!」

奉太郎 ハァー…

お わ り

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