C.C.「今日はルルーシュの誕生日だな」カレン「そうね」(129)

――斑鳩・ゼロ私室 12月5日 9:00AM――

C.C.「というわけでカレン。プレゼントの用意は出来てるのか?」

カレン「えっ……」

C.C.「義理に厚いお前の事だ、なんだかんだで考えてるんだろ?」

C.C.「あいつが会議に行ってる今のうちに、持って来たらどうだ」

カレン「……」

C.C.「まさか、何もないのか?……意外に薄情なんだな」

カレン「仕方ないでしょ……最近だって、連日作戦とか偵察とかで忙しいんだから」

C.C.「そんな言い訳持ち出すなんて、お前らしくないな」

カレン「……っ」

C.C.「まぁ、今からでも遅くない。何か用意したらどうだ?」

カレン「今からじゃ選ぶ時間だってないじゃない。それに……」

カレン「あいつに何あげたらいいのかなんて、わかんない……」

C.C.「そうか。ならいっそ開き直って、お前をプレゼントしたらどうだ?」クスッ

カレン「」

C.Cに甘えたい

C.C.は俺のものなんだよ

昨日の人?

はよ!!

c.cのケツ揉みたい

>>4
イエス 昨日のリベンジ
ある程度書き溜めしたし今度は完走するつもりで書く

カレン「し、しし、C.C.っ!? あんた何言ってんのよ!!」

C.C.「お約束だろう?」

カレン「ばっ、ば、ばば、バッカじゃないの!?」

C.C.「何も用意していない以上、他に何をやるというんだ?」

C.C.「あいつも男だからな。誕生日に自分を慕ってくれる女が『私がプレゼントよ、受け取って』と迫ってくれば喜ぶだろうさ。くくくっ」

カレン「イヤですっ! あたしは別に、る、ルルーシュの事なんて、何とも思ってないんだからっ!」

C.C.「ふ~ん、そうか。その割には顔が真っ赤だぞ」ニヤニヤ

カレン「あんたが変な事言うからでしょうが!!」

C.C.「照れるなよ。可愛いヤツめ」

カレン「~~~っ……」

頑張れ!

カレン「だったら、あんたはどうなのよ!」

C.C.「何がだ?」

カレン「あたしにああ言うからには、あんたは何か用意してるんでしょうね?」

C.C.「ふふっ、これまた野暮な事を聞くんだな」

カレン「はぁ?」

C.C.「私はC.C.だぞ? こうしてここに存在するだけでどんなプレゼントにも勝る」ドヤッ

カレン「……頭、大丈夫?」

C.C.「失礼だぞお前」

カレン「はぁ……結局、あんただって何も用意してないんでしょ」

C.C.「バカいうな。ちゃんと考えてるさ」

カレン「どうだかね……」

>>7
期待

C.C.「私の事はいいんだよ。カレン、お前はどうするんだ?」

カレン「……」

C.C.「ふーん……何とも思ってない割には随分悩むんだな」

カレン「だって……」

プシューッ

ゼロ「戻ったぞ」カポッ

カレン「!!」

C.C.「お帰り坊や。会議は楽しかったか?」

ルルーシュ「会議に楽しいも何もない。今後の政策を検討していただけだ」

カレン「あ、あのルルーシュ……その」

ルルーシュ「ん?……どうしたカレン、顔が真っ赤だぞ」

カレン「あ、ううん。別に……何でも、ないから」

C.C.「……」

支援

C.C.「おいルルーシュ。今日は特に作戦展開の予定はなかったな?」

ルルーシュ「何だ、いきなり」

C.C.「いいから答えろ」

ルルーシュ「ああ。ブリタニア側にも目立った動きは見られないしな」

ルルーシュ「会議の予定はあるが午後に一件のみ、それも政治の事だ」

ルルーシュ「よって今日は空き時間でデスクワークに集中する。お前達は休むといい」

C.C.「ふ~ん、そうか。なら、今日一日カレンを借りるぞ」

ルルーシュ「は?」

カレン「C.C.!?」

ルルーシュ「一応訊いておこうか。理由は何だ、目的は?」

C.C.「女同士の秘密だよ」

ルルーシュ「は?」

C.C.「だから秘密だ。詮索するな」

ルルーシュ「……お前に訊いたのが間違いか。カレン、何かあるのか?」

カレン「えっ!? いや、その……別に」

C.C.「詮索するなと言ったろ。デリカシーのない奴だな」

ルルーシュ「恥じらいを忘れた魔女に言われる筋合いはない」

C.C.「ふん……まぁ、割と大事な用だ、とだけ言っておくよ」

ルルーシュ「……?」

C.C.「……時間が惜しい。カレン、いくぞ」スタスタ

カレン「ってちょっと! 待ってってば!」タタタッ

プシューッ

ルルーシュ「……何なんだ、いったい?」

――カレンの私室 9:30AM――

カレン「ねぇC.C.、ホントにどういうつもりなの」

C.C.「わかりきった事を訊くな。残された時間を使って準備するんだよ」

カレン「準備って……」

C.C.「決まってるだろ。プレゼントの調達とか、色々だよ」

カレン「でも、あいつが貰って喜びそうなものなんて……」

C.C.「まぁ真っ先に挙がるのはナナリーだろうな」

カレン「それはそうだろうけど……今はまだ、その時じゃないでしょ」

カレン「他に喜ぶようなものなんてその……あたし、わからない……」

C.C.「何でもいいだろ。特にこだわる必要あるのか?」

C.C.「というかお前、あいつの事なんとも思ってないんだよな?」

C.C.「その割には喜ぶとか喜ばないとか、随分気にするんだなぁ」

カレン「それは……その」

C.C.「どうしてだ?」ニヤニヤ

カレン「……せっかくプレゼントっていうなら、やっぱり……その、喜んでほしいじゃない」

C.C.「ふーん? ほぉーう?」ニヤァリ

カレン「なっ……何よ」

C.C.「いやぁ別にぃ? お前もちゃんと女の子だったんだなぁと思っただけさ」

C.C.「すっかり忘れていた感情だが、これが青春というやつかなぁ? ふふっ」

カレン「……頬骨、叩き折るわよ」イラッ

C.C.「やれやれ、褒めたつもりだったんだがな」

カレンかわいいなぁ支援

C.C.「どうしても形が見えてこないというなら、態度で示せばいいだろ」

カレン「え?」

C.C.「あいつが喜ぶことをしてやればいいんだ。お前はそっちのが得意じゃないか?」

カレン「ルルーシュが、喜ぶ事……」

C.C.「つまりお前がプレゼントになt

カレン「それはしないっつーの!! っていうかあんた、それしかないわけ!?」プンスカ

C.C.「なーんだ、つまらんヤツめ」

カレン「つまんなくて結構!……ったく」

カレン「第一あたし達はその……何でも、ないんだから」

C.C.「ふーん?」ニヤニヤ

ちょっくら風呂行って来ます
ごめん、保守頼むです

風呂代行はよ

任せろ

はよ

はよ

風呂ぐらいさっさとあがらんかい!!!

マジではよして
寒いんだけど

おい

C.C.「しかしモノもない、あれもこれも出来ない。じゃあ結局何もなしか?」

C.C.「一年に一度の事だというのに、存外酷いヤツだなお前は」

カレン「っ……あたしは」

C.C.「……あいつはああ見えてな、こういう記念事は大事にする男だ」

C.C.「おまけに尊大なくせにナイーブで、繊細で神経質で、そして脆い」

C.C.「そんな男が、自分の誕生日にだ」

C.C.「信頼するお前が何もくれない・してくれないなんてなったら、まーた拗ねちゃうかもな?」

C.C.「挙句の果てに自分なんて無価値と思い込んで、思い出の殻に閉じこもっちゃうかもなー?」

カレン「それは……そんなの、やだ」

C.C.「だったら、自分なりの誠意というやつを形なり態度なりにしてみるんだな」

C.C.「今日という日は有限だ。時間は待ってくれないぞ?」

カレン「……」

きたか

ho

C.C.「……なぁカレン。この黒の騎士団で、あいつの素顔や名前、誕生日など知るのは私達だけだ」

C.C.「すなわち、今あいつを祝ってやれるのは私達だけ。今日がゼロの誕生日と皆に知られるわけにもいかないしな」

C.C.「だがたった二人でも、誰も祝ってくれないよりよっぽどいいと思わないか?」

カレン「……」

C.C.「自分が生を受けた事を誰かが祝ってくれるというのは、ちっぽけかもしれんが本当に幸せな事なんだよ」

C.C.「……私は自分の生まれた日すら忘れてしまったからな。誰も祝ってくれる人はいない」

C.C.「私はな、カレン。あいつにそんな寂しい思いはして欲しくないんだよ……お前にもな」

カレン「C.C.……」

C.C.「お前、さっき言ったよな? 喜んでほしいって」

C.C.「プレゼントなんて、その気持ちを目に見える形で表したに過ぎない。本当は、そこにある気持ちが伝われば十分なんだよ」

C.C.「喜んでほしいという気持ちさえあれば、形なんて何だっていいのさ」

C.C.「いっそ形なんてなくてもいい。お前の誠意が伝われば、きっとあいつも喜ぶだろうさ」

カレン「……そう、かな……」

C.C.「そうだとも」

カレン「……わかった。じゃあ、色々考えてみる」

C.C.「それでこそカレンだ。なら、お前に一つ教えてやろう」

カレン「?」

C.C.「あいつが喜びそうな事だよ。少し耳貸せ」ススッ

C.C.「……ルルーシュの奴な。お前が…………てた、…………がお気に入りらしいぞ?」ボソボソ

カレン「っ!?」ボッ!!

C.C.「ふふっ! だから今日もそれをやれば喜ぶんじゃないか?」ニヤニヤ

カレン「……それ、ホントなの?」

C.C.「私は冗談が嫌いだ」

カレン「……し、仕方ないわね……じゃあ、やってやろうじゃない///」

C.C.「ああ、素直でよろしい……くくくっ」クスクス

カレン(なんか含みがある感じだけど……まぁいっか)

しえn

ここには俺達しかいないとでも言うのか・・・

C.C.「あとはそうだな、食べ物やパーティグッズの調達か」

カレン「じゃああたし、ちょっと千葉さんのところ行ってくる」

C.C.「お? あいつに習って手料理でも作る気かな」

カレン「いいでしょ別に……誠意がどうって、あんたが言ったんじゃない」

C.C.「はいはい、そうだったな」

C.C.「なら付き合ってやるよ。安心しろ、あいつの好みならだいたい把握してる」

C.C.「それに菓子とかなら、今から作って丁度いいくらいだろうしな」

カレン「そうね。じゃあ、それが一段落したら買い物でも行こっか?」

C.C.「そうだな、贈り物の事も時間の許す限り悩むがいいさ」

C.C.「なんなら、あいつを悩殺するような衣装でも見繕ってやるか? ふふっ」

カレン「そんなのいいっつーの!!」

――――――――――――――
―――――――――
―――――

そうでもない

―――――
―――――――――
――――――――――――――

――斑鳩・ゼロ私室 6:00PM――

C.C.「さて、必要なものも全て揃った」

カレン「料理もできた、ケーキもOK!」

C.C.「衣装も万全、抜かりはないな」

カレン「……でも、なんであんたまでその格好してるわけ?」

C.C.「お前に合わせてみた。二人なら火力だって二倍だろ?」

C.C.「そういうお前こそ、髪も下ろして随分気合入ってるな」

カレン「関係ないわよ、そんなの」

C.C.「ふふ……さて、戯れるのもここまでだ。……目標がエレベーターで接近中」

カレン「了解。いつでもいけるわよ」ザッ

C.C.「よし……そろそろだ、構えろ」ザッ

カレン「カウント開始。5、4、3―――」

C.C.「―――来るぞッ!」

ゴゥゥゥーーーン…

ルルーシュ(会議は恙無く終了した。内政は神楽耶に任せてしまっていいだろう)

ルルーシュ(書類の方も日中に片付いたし、今日はもうする事もないな)

ルルーシュ(しかし……C.C.とカレンの不可解な行動はなんだろうか……)

ルルーシュ(尤もC.C.の事だ。どうせロクでもない事考えてるんだろうな)

ルルーシュ(現在考え得るパターンは240通り。いずれにしろ、警戒はした方がいいか)

ルルーシュ(……まぁ、何にせよ。大した事でもないだろうが)

チーン! プシューッ…

ルルーシュ「(カポッ)ふぅ……ようやく一息つけそうd

パパン!! パパパパパパンッ!!

ルルーシュ「ッ!?」ビクゥッ!

カレン・C.C.「「ハッピーバースデ~~~イ!!!!」」

しえ

期待

カレン「ルルーシュ、その……お疲れ様!」

C.C.「カレン、違うだろ。そこで言うなら」

カレン「あー、そうよね……えと、お、お誕生日おめでと……って、あれ?」

ルルーシュ「」カチーン

C.C.「おや?……完全にフリーズしてるな」

カレン「……なんで?」

C.C.「そういえばコイツ、不測の事態に弱かったな。驚かせすぎたか?」

カレン「いや、むしろあんたのそれが原因じゃない?」

C.C.「それ?……ああ、この8連装ダブルガトリングクラッカーのことか?」ガチャッ

C.C.「大きさも威力も惚れ惚れするなぁ……あ、一つ不発だ。ほい」パァンッ!

カレン「どこで売ってたのよ、そんなもん……」

カレン「……って、それよりルルーシュよ! ちょっと、起きてる!?」

カレン「あの、ルルーシュ?」

ルルーシュ「」カチーン

カレン「ちょっと、ルルーシュ? もしもーし!」

ルルーシュ「」カチーン

カレン「ちょっと、起きてる!? っていうか生きてる!?」ユサユサ

ルルーシュ「」カッチカチ

カレン「……しっかりしろルルーシュ!!」ヒュッ!

バチィィィィーン!!

ルルーシュ「おぐぅふ!」

はよ

240通りも考えてるなら誕生日祝いもクラッカーより強烈な銃暗殺くらい考えつきそうなもんだが

ルルーシュ「う、うぅ……今のは、いったい……」ヨロリ

カレン「あー、ごめん……大丈夫?」

ルルーシュ「ああ……大丈夫だ。問題ない」

C.C.「さっきまで絶賛フリーズしてたくせによく言うよ」

ルルーシュ「フリーズ? 何の事だ」

ルルーシュ「それより、色々訊きたい事がある……まず一つ」

ルルーシュ「お前達。何故この部屋でバニーガールの格好などしているんだ?」

カレン「……え?」

カレン「あの、これは……その、ね」モジモジ

ルルーシュ「まぁC.C.についてはいつもの悪ふざけだろうと想像はつく」

C.C.「おい」

ルルーシュ「だがカレン、君がそんな格好をしている理由は何だ?」

カレン「え? いや、これは……」

ルルーシュ「まさかまたカジノ施設の潜入捜査にでも行ってたのか?」

ルルーシュ「それともこの後行く予定だったのか、もしくは訓練か?」

ルルーシュ「いずれにしろ、そんな指示出した憶えはないのだが……」

カレン「」

C.C.「ぷっ、くくっ……」プルプル

支援

おやすみ

カレン「ちょっと……C.C.?」

C.C.「くっ、くくくっ……」プルプル

カレン「何が、可笑しいのかしら……?」

C.C.「ま、待て……ふ、ふふ……ダメだ……」プルプル

カレン「C.C.ッ!!!」

カレン「どーいう事よ!! 全っ然喜んでないじゃないっ!!」

カレン「あんたを信じて、恥ずかしいの堪えて着たってのにぃ!!」

C.C.「ぷっ、ぷくくっ、ぷすすすっ! あーっははははははは!!!!」

ルルーシュ「……なんだ? わけがわからない……」

ルルーシュ「C.C.、どういう事だ。説明を要求する」

C.C.「くっ、くくぷすっ! あはは、あーっはっはっはっは!」ゲラゲラゲラ

カレン「いつまで笑ってるのよ、あんたはぁっ!!」

C.C.「くくっ! ならいいだろ、タネ明かしだ」ニヤニヤ

C.C.「私はな、ルルーシュ。カレンにこう言ってやったんだ」

C.C.「『いつか着ていたバニースーツが、実はお前のお気に入りだ』ってな」

ルルーシュ「はぁ!?」

C.C.「そしたらコイツ、わざわざこれを着たんだよ。お前が喜ぶと思ってな?」

C.C.「しかしここまで鵜呑みにするとは思わなかったぞ、全く素直な女だなぁ」

C.C.「いや久々に笑わせてもらった……あーっははははは!!」

カレン「こっ、この女……最初からあたしを騙すつもりでぇっ!!」

ルルーシュ「なるほど、全てC.C.の差し金だったというわけか」

C.C.「はぁーっ……ふふ、まぁ怒るなよ。お前の誕生日だからこその余興だ」

カレン「怒るなって、あんたの台詞じゃないでしょうが!」

ほっほっほ

ルルーシュ「誕生日?……ああ」

ルルーシュ「なるほど。朝から妙な動きをしていたのはそれでか」

C.C.「その口振り……まさかお前、自分で自分の誕生日忘れてたんじゃあるまいな」

カレン「いくらなんでも、まさか……」

ルルーシュ「別に忘れたつもりはない。他に優先すべき事があっただけだ」

ルルーシュ「そもそも自分の誕生日だからと、何かをせがむほど俗なつもりもない」

C.C.「お前、人の誕生日は気にする割に自分のは気にしないのか?」

ルルーシュ「所詮は年齢を一つ重ねるだけだろう。大した事じゃない」

C.C.「ふん……強がるなよ、坊や。嬉しいくせに」

ルルーシュ「黙れ魔女」

嬉しいくせに

C.C.「そんなわけで私達二人が祝ってやろうってわけだ。ありがたく祝福されろ」

カレン「そうよ。黙っておめでとうって言われておけばいいのよ」ムスッ

ルルーシュ「……ここまで盛り上がらないバースデイパーティも珍しいな」

カレン「誰のせいよ……ったく」

C.C.「まぁ三人しかいないしな。でもま、ぼっちよりいいだろ」

C.C.「加えてお前に朗報だ。カレンからプレゼントがあるそうだ」

ルルーシュ「?」

カレン「えっと、その……これ、作っt

C.C.「喜べ坊や。なんとカレン自身がお前へのプレゼントらしいぞ? ふふっ!」

カレン「っ!?」

ルルーシュ「何を言っている!?」

カレン「ちょっとC.C.! 何バカな事言って―――」

C.C.「わざわざバニーなんてやったのも、全てはそのためさ」

C.C.「紅月カレンは身も心もゼロに、お前に捧げたいそうだ。甲斐甲斐しいじゃないか」

ルルーシュ「……」

カレン「ちょ、ルルーシュ? 違うからね? あ、あたしはそんな事―――」

C.C.「今なら無料でリボンで飾ってやるぞ? さぁどうだ」ニヤニヤ

ルルーシュ「……」ズイッ

カレン「ちょ、違うって……」

ルルーシュ「カレン……」バサッ

カレン(ちょっと! 待ってよ、何マント脱いでるのよぉっ!!)ドキドキ

C.C.「ほぅ、その気になったか?」

カレン(ちょちょちょ、ま、ままま……ダメだって、こんなの……)

ルルーシュ「……」ファサッ

カレン「……え?」

C.C.「……なんだ? マントでラッピングしてお持ち帰りか?」

ルルーシュ「男の前で、みだりにそんな格好するものじゃない」

ルルーシュ「それに、プレゼントに身を捧げるなんて、そんなバカな真似は求めてない」

ルルーシュ「そういうのは、本当に心に決めた相手のために取っておけ」

カレン「……」

C.C.「……ち。タマなしめ」

ルルーシュ「理性的といってもらおう」

支援

C.C.「全く、これほどの餌ぶら下げられて飛びつかないとは。お前その歳で枯れてるんじゃないか?」

ルルーシュ「モラルを尊重したまでだ」

ルルーシュ「で、カレン。さっき何か言いかけてたよな」

カレン「え?……うん」

ルルーシュ「何か作ったと聞こえたが……なんだ?」

カレン「その……これ」スッ

ルルーシュ「……プリン?」

カレン「作ったの。あんた、プリン好きだから」

はよはよ

はよ

ルルーシュ「これがその、プレゼントか?」

カレン「悪かったわね、大したものじゃなくって……」

カレン「仕方ないじゃない、あたし……あんたが欲しがるようなもの、わかんないから」

カレン「だから……こんなものしか、用意出来なくて……」

ルルーシュ「……そうか」

C.C.「だ、そうだ。さっさと食べてやったらどうだ?」

ルルーシュ「言われずともそのつもりだ……じゃあ、頂きます」ハムッ

ルルーシュ「……」モムモム

カレン「……どう?」

ルルーシュ「まぁまぁだな」

C.C.「やれやれ。こんなときまで素直じゃないヤツめ」

支援

ルルーシュ「そういうお前は何かないのか?」

C.C.「ふふっ、聞きたいか?」

ルルーシュ「いいから言え」

C.C.「なら聞け。日が変わるまでの間、私のベッドを使う権利を与えてやる」

ルルーシュ「元々俺のベッドだろう」

C.C.「そう言うな。添い寝する権利もつけてやるぞ?」

ルルーシュ「ちなみに、日が変わったらどうなる?」

C.C.「ベッドから強制退去願う」

ルルーシュ「謹んで辞退する。プレゼントにすらなってないぞ」

カレン「……あのさ、他に何か……ないの?」

カレン「一応、その……聞ける範囲なら、聞いてあげるけど」

C.C.「おや? 積極的だな」

ルルーシュ「ふむ……」

ルルーシュ「そうだな、じゃあ……」

じゃあ?

――30分後――

カレン「……」

ルルーシュ「うん。料理もなかなか上出来なようだな」

カレン「あの、さ……」

ルルーシュ「ん?」

カレン「お願いなら、仕方ないけどさ……」

カレン「なんで今、みんなでアッシュフォード学園の制服着なきゃいけないわけ?」

ルルーシュ「いいだろ。そんな気分だった」

C.C.「知らなかったな。お前制服フェチか?」

ルルーシュ「違うな。間違っているぞ」

カレン「じゃあなんで……」

ルルーシュ「せっかくの誕生日で、やる事もないんだ」

ルルーシュ「たまにはゼロを忘れて、学生のルルーシュ・ランペルージでいさせてくれ」

ほっ

C.C.「世界に挑む反逆者が、随分と小さいお願いをするんだな」

ルルーシュ「小さくても結構だ」

ルルーシュ「……こういう安息の時が何よりのプレゼントだよ」

C.C.「爺くさい事を言うなよ、老けるぞ?」

ルルーシュ「老女に言われるのは心外だ」

カレン「でも、あたし達が着る意味って……」

ルルーシュ「三人だけでも、制服という記号を集めるだけで俺はここにアッシュフォードの空気を感じるよ」

ルルーシュ「一人だけでは作れない……今ここは、そんな時・そんな空間だ」

カレン「変な奴……」

ルル一シュにとってアッシュフォード学園は家でもあったしな

もう書き溜め無くなったのかよ
はよ

C.C.「ならせっかくだ。三人で学生らしい事でもしようか?」

ルルーシュ「お前に学生らしい事がわかるかは疑問だが」

カレン「あたしも、やるの?」

ルルーシュ「言ったろ? 全てが終わったら学園に帰ろうって」

ルルーシュ「なら、今その予行演習でもするか」

C.C.「なんだ、予行演習って」

ルルーシュ「そうだな……カレン。勉強でもみてやろうか?」

カレン「はぁ!?」

ルルーシュ「かれこれ一年以上勉強してないだろ。学力落ちてるんじゃないか?」

ルルーシュ「戻った後落第でもされたら敵わない。未然に防ぐため、ビシビシいくぞ」

カレン「言ってくれるじゃない……成績上位常連をなめないでよね」

C.C.「やれやれ、誕生日にする事か?」

ルルーシュ「こういうのもいいんじゃないか? 学生らしくて」

――1時間後――

ルルーシュ「……ほぅ? ちゃんと解けているな」ペラリ

カレン「なめるなって言ったでしょ。ほら、次来なさいよ」

ルルーシュ「はいはい……そこ、間違っているぞ」

カレン「えっ!?……ほんとだ」

C.C.「まさか本当に勉強し出すとは思わなかったぞ……ふぁ~っ」

ルルーシュ「授業を受ける気のないヤツはさっさと寝ろ」

カレン「サボりの常連がよく言うわよ……」

ルルーシュ「喧しい……ところで」

カレン・C.C.「「ん?」」

ルルーシュ「……一度しか言わないぞ。お前達――」

ルルーシュ「―――ありがとう」ボソッ

C.C.「ん~? すまんなぁ、よく聞こえなかった」ニヤニヤ

カレン「そうねー、もっかい言ってもらおうかしら」クスクス

ルルーシュ「一度しか言わないと、そう言っただろ」

ルルーシュ「とりあえず、お前達の気持ちは伝わったとだけ言っておく」プイッ

C.C.「ふふっ、いいんだぞ? もっと素直になっても」

ルルーシュ「ふん……来年はもっと盛大にやってくれるんだろうな?」

カレン「まぁ、考えてあげてもいいわよ」

C.C.「顔が紅いぞ」

カレン「うっさい!」

ルルーシュ「まぁ、期待しないで待っているよ」

支援

来年・・・

読んでくれてるお前らへ

実は頭の中の展開で、このから笑い抜きの続き作ってるんだけどその流れで書いてもいい?
書き溜めなしだから時間食うかも知れないけど…
いらんというなら次の書き込みで幕引こうと思う。
とりあえずちょっと返事頼むよ

構わんよ

続けたまえ
眠いけど見てる

よし、じゃあいっちょ頑張ってみる
すまんがもうちょいお付き合い頼む

あんまり面白くないから入らないです

ちょいちょい見に来て保守るよ これはまとめられるだろうし

>>87
頑張って‼

ウザクは出てくんの?

C.C.が可愛ければなんでもいいや

カレンも可愛いしC.C.も可愛いから続けてくらはい

保守は任せろ三日三晩は持たせてやるよ

カレン「でも来年ねー……その頃には、もう日本解放出来てるかな?」

ルルーシュ「出来てるかじゃない。するんだろ?」

C.C.「強気だな。だが、それでこそ私の共犯者だ」

ルルーシュ「当然だ。ブリタニアを潰し、日本を解放し、そしてナナリーを取り戻す」

ルルーシュ「来年の誕生日はナナリーも一緒だ。そのためにも、俺は!」

カレン「……そうね。みんな一緒に、迎えられればいいね……」

C.C.「迎えられるさ。きっと、な―――」

――――――――――――――――
――――――――――
―――――

>>84
読みたいお

―――そして、時が流れ―――

――紅月家・カレンの部屋――

カレン『ルルーシュへ。あなたが世界の在り方を変えてから、もう4年も経ちました』

カレン『黒の騎士団のみんなも、リヴァル達も、みんな元気でやっています』

カレン『あなたの事は、まだ世界の敵・悪逆皇帝ルルーシュとして轟いたままだけど……』

カレン『それでも、やっぱりこの日は来ました。そう、12月5日……あなたの、誕生日』

カレン『毎年の事だけど、私はこうして、勝手にあなたの誕生日を祝っています』

カレン『こんなのを見て、あなたは笑うかな? 俺のことなどさっさと忘れろ、とかね』

カレン『でも残念。忘れるなんて絶対無理。だから……今年も、祝わせてもらうね』

なんか終わりそうだけど支援

カレン『やっぱり、バカな事してるなって笑うかな? それとも怒るかな?……でもね』

カレン『世界に憎まれるあなたが生まれた事を祝う、バカな女がいたっていいじゃない?』

カレン『……一応ね、一人じゃないんだよ?』

カレン『あの後も、毎年この日に誰かさんもウチに来るし。……どこで場所嗅ぎつけたのか知らないけど』

カレン『あの時みたいに、三人だけのちっちゃなパーティ。……ごめんね、盛大にって言ったのに』

カレン『あなたはもういないから、プレゼントを渡すなんてことは出来ないけど……』

カレン『それでも、気持ちは伝わるよね?……伝わるといいな』

カレン『ところで、ナナリーや咲世子さんから聞きました』

カレン『あなたたち兄妹にとって、折り紙の鶴は特別なモノだって事をね』

カレン『だから私は、こうして綴った手紙で鶴を折って、あなたへのプレゼントにしたいと思います』

カレン『いつまでも変わらない想いを込めて。あなたに、贈ります』

カレン『だから、今年も言うね。お誕生日、おめでとう……大好きです』

カレン『12月5日、紅月カレンより』

カレン「……これでよし、っと」

(´・ω・`)

カレン「あとはこれを折って……」オリオリ

カレン「……」オリオリ

カレン「できたっ♪」

カレン「じゃあこれ、あなたに贈るね……」スッ

カレン「……」チラッ

カレン「……」スッ

カレン「……写真の中のあなたは、いつまでも変わらないね……」

カレン「……」

(ちゅっ)

カレン「一年に一度だもん……いいよね、こんなバカやっても……」

カレン「……」ホロッ

カレン「……っダメだね、私……」ゴシゴシ

ドンドン!

カレン「んん?」

ドンドンドン!!

カレン「窓を叩く音……ってことは」

ドンドンドンドン!!

カレン「はぁ……やっぱ来たか……」スタスタ

カレン「……」ガチャッ

C.C.「やぁカレン。今年も来たぞ」ガタガタ

C.C.「さぁ、もっと窓大きく開け。中に入れろ、寒い」ガタガタ

カレン「……」ガチャッ バタン

C.C.「おいこら、閉めるな! 開けろ、入れろ!」

カレン「窓は入るとこじゃありません! 外回って玄関から入りなさいっての」

C.C.「ったく、こっちのが早いのに……やれやれ」

ガチャッ

C.C.「ふぅ……やあ、久しぶりだな」

カレン「そうね、丁度一年振り」

C.C.「今年はもう済ませたのか? あいつの誕生パーティ」

C.C.「尤も、パーティっていうほどのものでもないけどな」

カレン「……一応さっき、プレゼントなら贈ったわ」

C.C.「そうか。全く、毎度健気だな」

C.C.「だがそろそろ区切りつけないと、婚期を逃すぞ? 年頃娘」

カレン「いいわよ別に。相手なんていないし、ガラでもないし」

カレン「それに、それはお互い様でしょ」

C.C.「なかなか言うようになったじゃないか。いい傾向だ」

C.C.「ところで、腹が減った。ピザは」

カレン「はいはい、ちゃんとありますよー……はい」スッ

ラストスパート

C.C.「世界は変わっても、ピザの味は変わらんな。美味い」ミョー

カレン「一番変わらないのはあんたでしょーに」

C.C.「褒めても何も出ないぞ。……お前はどうかな?」

C.C.「髪も伸び、雰囲気も大人っぽくなったが……中身はどうだ?」

カレン「さーね。変わってないかも」

C.C.「あいつへの想いは、どうだ?」

カレン「全然。変わってないわ」

カレン「今ならハッキリ言えるわよ……大好きだって」

C.C.「……そうか。それならあいつも浮かばれるかな」

C.C.「少なくとも、ここにはあいつの誕生日を祝うバカが二人いる」

C.C.「それだけでも、ルルーシュが憎しみ以外で想われた事の証明にはなる、かな」

カレン「……うん」

カレンちゅわーーん

C.C.「さて、せっかくだ。日が変わるまであいつの話を肴に飲み明かすか?」

カレン「ほどほどにね……」

ピンポーン♪

パタパタパタ…

カレンの母「カレン、あなたにお客様よ」

カレン「お客さん?……9時過ぎてるのに?」

カレン「誰だろ……ごめん、ちょっと待ってて」

C.C.「ふむ……?」

パタパタパタ…

カレン「はい、どなた……って」

ミレイ「やっほー♪」

リヴァル「ちぃーっす!」

ニーナ「こんばんわ、カレン」

カレン「みんな! なんでここに!?」

支援

ミレイ「んふふー、聞いたわよーカレン?」

カレン「聞いたって……えぇ?」

ミレイ「すっとぼけても無駄でーす♪ 毎年この日、亡き愛しの彼を想って小さなパーティやってんでしょ?」

リヴァル「ったくカレンも水臭いよなー! 何で俺らに言ってくれねぇわけよ!」

ミレイ「そりゃーあれでしょ、世界に恨まれた愛しの彼を想って流す涙を見られたくなかったんでしょ」

カレン「ちょっ! え、あの、何で知って……」

咲世子「申し訳ありませんカレン様。私、ミレイ様には隠し事はできませんので……」

カレン「咲世子さん!? えっ、見てたの!?」

咲世子「篠崎流に不可能はございません♪」ニッコリ

カレン「」

ニーナ「そんなわけで、私達も教えてもらったの。誘ってくれないなんて酷いなぁ」

カレン「えーいや、その、あの……」

リヴァル「あっははー、カレン焦ってら♪」

ミレイ「あんたもアドリブ弱いわねー。そんなとこ、ルルちゃんそっくり♪」

カレン「わ、私は別に、彼のことはその……」

ミレイ「ざーんねん、カレンがルルちゃん大好きだってことはもうモロバレでーっす!」

リヴァル「そーそ! だから観念して吐いちゃえよ」

ニーナ「カレン、ルルーシュの事好きでしょ?」

カレン「えっ、あの、えと……は、はい……///」

ミレイ「んー素直でよろしい♪……ところでねぇ」

ニーナ「ここに来たのは、私達だけじゃないの」

カレン「え?」

ミレイ「この人達も一緒よー、さぁどうぞ~!!」

ジェレミア「夜分遅く失礼仕る! ジェレミア・ゴットバルト、推参!」

アーニャ「ジェレミア、声大きい」

ナナリー「カレンさん、お久しぶりです」

ゼロ「……」

カレン「って、みんな来てるの!?」

ウザ…ゼロも来るのか

ジェレミア「紅月カレン! 咲世子殿から聞いたぞ。毎年殿下の誕生日を祝福してくれていると!」

ジェレミア「その純粋なる想いに、このオレンジ感服した! そなたには全力で感謝致す!」

ジェレミア「そしてこれは差し入れだ。我が農園にて作ったみかん、とくとご賞味あれ」ガサッ

カレン「あ、はい。どうも……」ペコリ

アーニャ「ジェレミア、声大きい。近所迷惑」

ジェレミア「む……これは失礼」

アーニャ「カレン、ごめんね。五月蠅くて」

カレン「あーいやその、大丈夫だから」

ナナリー「カレンさん。カレンさんもお兄様の誕生日を祝って下さってるそうですね」

カレン「え?……うん……って、『も』?」

ナナリー「私も同じ事をしているんです。ゼロと一緒に」

ゼロ「……」コクリ

カレン「そっか……そうなんだ……」

シャーリー・・・

ミレイ「ねぇカレン。ここに集まった人達見て、わかるでしょ?」

カレン「え……」

リヴァル「あいつの誕生日祝ってやりたいのは、俺らも同じなんよ」

ニーナ「それはここにいる人達みんな同じ」

ジェレミア「例え大逆の悪名を受けようと、殿下への我が忠誠は永遠なり!」

アーニャ「ルルーシュはバカ。愛すべきバカ」

ゼロ「……」コクコク

ナナリー「たとえ別れても、お兄様はいつも心の中に生きています」

ニーナ「ね?」

ミレイ「だから一人で喪に服すんじゃなくってさ、みんなで一緒に祝ってあげようよ」

リヴァル「そーゆー事! 世界の嫌われモンでも、俺らにとっちゃ大事な奴なんだからさ」

ナナリー「ですからカレンさん。これからみんなで、お兄様のバースデイパーティをしませんか?」

殿下?

カレン「みんな……ありがとう……」

ミレイ「よいよい♪」ナデナデ

カレン「でもえーっと……ひぃふぅみぃ……十人も入れるほど、ウチ広くないんだけど……」

ナナリー「私達が滞在してる迎賓館なら、それ以上いても入れますよ」

カレン「あ、でもお母さんの事が……」

カレンの母「カレン。大事なお友達なんでしょう?」

カレンの母「私の事は気にしなくていいから。体調も悪くないし」

カレン「お母さん……」

カレン「……うん、ごめんね。じゃあ、行って来る」

カレン「準備してくるから、ちょっと待ってて!」テテテッ

リヴァル「なるべく早く頼むなー! 外さみーよー!」

そういやドラマCDに誕生日モノがあった気がするな

バタバタバタ…

カレン「ごめんC.C.、予定変更!」バサッ ハサッ

C.C.「聞こえてるよ。オレンジ君の馬鹿でかい声でなくてもな」

C.C.「どうやら流れからして、私はお暇した方がよさそうだな」

カレン「……なーに言ってんのよ」

C.C.「?」

カレン「あんたも一緒に行くの!」

C.C.「……本気か?」

カレン「当然。だって……」

カレン「今集まってくれた人達は、みんなルルーシュの事が大好きなんだもの!」

カレン「もちろん、あんたも含めてね?」

C.C.「」

C.C.「……ふふっ、そうか」

カレン「そうよ」

C.C.「そうまで言われてしまっては、行かないわけにも行かないな」

カレン「私達の知らないルルーシュの話も、いっっっぱいしてもらうからね、覚悟しなさい」シュルッ

C.C.「小娘達には刺激の強い話かも知れんぞ?」クスッ

カレン「あんたの言うその手の話は8割嘘。知ってるわよ」キュッ バサッ

C.C.「そうか……やれやれ」

カレン「よっし、着替え完了! じゃあ、行こ?」ニコッ

C.C.「ああ、行くか」ニコッ

タタタタッ

カレン「みんなお待たせ! 一人増えるけど、よろしくね」

C.C.「C.C.だ。ルルーシュをよく知るこの私がお呼ばれになってやる」

一同「「「  」」」

ミレイ・リヴァル「「……誰?」」

C.C.(なぁルルーシュ。お前はやはりギアスの宿命に勝ったのかもな)

C.C.(見えているか? お前のために集まった奴らが、こんなにもいるんだ)

C.C.(こいつらはみんな、お前を大事に思っている。あれから4年経ったのにだぞ?)

C.C.(こいつらにとって、もうお前は悪逆皇帝なんかじゃない)

C.C.(友達で、想い人で、家族で……そして愛すべきバカだ)

C.C.(こんな多くの絆があるなら、お前は決して孤独ではない)

C.C.(お前はギアスの持つ王の宿命を乗り越えたよ……立派にな)

C.C.(だから、見守ってやれ。お前が愛し、護りたがったこいつらをな……)

カレン「ちょっとC.C.!! 急がないと置いてくよー」

C.C.「ふ……そういう事らしいから、私も行くよ」

C.C.「ひとまず、達者でな。ルルーシュ」

スパートかな? ほ

ピィッ…

ナナリー・カレン「「あっ…」」

リヴァル「ん? どったの」

カレン「ねぇ、今の!」

ナナリー「流れ星!」

C.C.「……もしかして、あいつかもな」

ミレイ「あいつって……ルルーシュ?」

C.C.「お前達に想われるあまり、気になって姿を変えて見に来たのかもしれんぞ?」

C.C.「流れ星になるなんて、カッコつけなあいつらしいじゃないか」

カレン「……そうね。そうかもね」クスッ

咲世子「きっと、いつも皆さんを見守っていますよ。あの空の上から」

ナナリー「お兄様……」

ゼロ「みんな、あの星の向かった空を向け!」

一同「「「!!!」」」

アーニャ「やっとしゃべった」

ゼロ「あれはきっと彼だ。今日この日来てくれた彼に、今ここで祝福の言葉を贈ろう」

スザク(受け取ってくれるよね? ルルーシュ。……嫌だといっても、受け取ってもらうよ)

C.C.(全く……私以上に愛される男め)

リヴァル(ルルーシュ、お前はずっと俺の親友だからよ!)

ナナリー(お兄様……いつまでも愛しています)

カレン(ルルーシュ、私は……ううん)

カレン(私達は、みんなあなたが大好きよ。だから、もう一度この言葉を贈るね―――)

ゼロ「いくぞッ! さん、はい!」

みんな「「「ハッピーバースデイ! ルルーシュ!!」」」


―おしまい―

というわけでどうにか完走出来ました
俺の妄想全開な駄文に付き合ってくれたお前らサンクス。

ちなみに後半部の登場人物で、ジノはわざとハブりました
彼ってばルルーシュ達から一番遠い位置にいるような気がしたので。

ホントは12月5日中に書ければよかったんだが……それだけが心残り。
と・また駄文連ねたところで終わり。 アリーヴェデルチ


面白かったよ

乙 ルルおめでとん

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年12月18日 (水) 03:13:45   ID: jRpeDTuy

くそ、最後泣いちまった。

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