モバP「がーるずとーく」(134)

代行 ID:jpiqZPIQ0

P「うちのアイドルは可愛いなぁ」

P「アイドル同士が話しているところなんて見ると癒される。すごく」

ちひろ「そうですね、同感です」

P「うぉっ!? ち、ちひろさん」

ちひろ「ところで、ここにアイドルたちの会話を撮影したテープがたくさんあります」

P「なんだと」

ちひろ「どうしますか?」

P「……見たいんですけど」

ちひろ「いいでしょう! ふふふ、まずはこれ、>>5ちゃんと>>8ちゃんのトークです」

比奈ちゃん

だりーな

仁奈

荒木比奈(20)
市原仁奈(9)


 ぴょこぴょこ

比奈「んー……」

 ぴょこぴょこ

仁奈「比奈おねーさん、何をしてるんでごぜーますか?」

比奈「お、仁奈ちゃん……ちょーっとネタが詰まってるんスよ……」

仁奈「ねた? おねむですか?」

比奈「あー、そういうんじゃなくて……んー」

比奈「あ、そうだ。仁奈ちゃんよければモデルになってみねーっスか?」

仁奈「モデルでごぜーますか? セクシーなのは仁奈には無理ですよ?」

比奈「もっちろん、そういうんじゃないから安心してほしいっス。こう……んーと、ほら」ペラペラ…

仁奈「お、おぉー! 可愛いです! 比奈おねーさんは絵が上手なんでごぜーますね!」

比奈「あはは、まぁ趣味のひとつみたいなもんスから……で、どうしましょう?」

仁奈「おねげーします! 可愛い着ぐるみを着た仁奈を描いて欲しいですよ」

比奈「え、今着てるのじゃなくて……っスか……」

仁奈「むりですか……?」ジッ…

比奈「あ……だ、大丈夫っス、任せてくれていいっスよ……」

仁奈「やったぁ!」

比奈(って受けたはいいんスけど……)

仁奈「どういうポーズがいいんですか? めひょーでごぜーますか?」

比奈「あ、あー、大丈夫っスよ。自然にしてくれれば」

仁奈「自然でごぜーますか……んーと」

比奈「……いっそ象着ぐるみとか描いて……」ブツブツ

仁奈「がおー!」

比奈「!?」

仁奈「……あれ? ちげーんですか?」

比奈「し、自然っていうのは野生のことじゃあないっスね……」

仁奈「そうなんでやがりますか……」

比奈「んー、でも今のはちょっとインスピレーションが働いたっスよ」

仁奈「ほんとーでごぜーますか!」

比奈「こう、ちょっと待ってほしいんスけど……」カリカリカリ…

仁奈「ふんふん」ドキドキ

比奈「野生に帰るってことで、タイガー仁奈ちゃんっス!」

仁奈「おぉー……」

比奈「さらに、フードをかぶってマスクドニナに」シャシャッ

仁奈「もっふもふでごぜーますね!」

比奈「街を守る小さなヒーロー。ほっこりした触れあいメインで描けばこれはなかなか……」

仁奈「仁奈の漫画ですか?」

比奈「そうっスね、主役は仁奈ちゃんってことに……」

仁奈「わぁ……!」

比奈「って、まんまじゃこれ出せない……」

仁奈「仁奈の漫画が出るなんて、すげーです! どこに載りやがるんですか?」

比奈「へ?」

仁奈「ちゃおでごぜーますか? なかよしでごぜーますか?」

比奈「あ、いや。これはそういうのじゃなくて……」

仁奈「本が出たらいっぱいいっぱい買うですよ! 応援してます!」

比奈(あ、後にひけないんスけど……どうしよう、オフセ本刷るだけの量とか描ける気がしねーっスよ……)

仁奈「えへへ~」クルクル

比奈「ま、でも」ポン

仁奈「なんですか?」

比奈「……うりゃりゃりゃりゃっ!」ワシャワシャワシャ

仁奈「わっ、きゃはははっ! く、くすぐってーです! やめてくだせー!」

比奈「うっし、充電は十分っス! 仁奈ちゃんの漫画は、本屋じゃ売ってないけどできたらプレゼントするっスよー」

仁奈「わぁ、すっごく楽しみやがります!」

比奈(描くもの増えたけどまぁ、なんだか今ならやれる気もするっスね……ふふ)

比奈「着ぐるみパワー、すごいっスね」

仁奈「ふふーん、それほどでもねーですよ」


――――

――

P「仁奈と比奈か! ……年齢差2倍あるんですよね、この2人」

ちひろ「この後比奈ちゃんは缶詰状態で仁奈ちゃんプレゼント用の漫画と自分の漫画を仕上げたそうです」

P「プロだなぁ……眠そうだったのはそれでか。こんどドリンクでも差し入れしましょうかね」

ちひろ「いいんじゃないですか? それでこのテープは」

P「ください」

ちひろ「はいっ♪」

P「それで、他のテープは?」

ちひろ「うーん、そうですね……>>26ちゃんと>>30ちゃんのとかありますよ」

佐久間まゆ

小梅ちん

佐久間まゆ(16)
渋谷凛(15)


まゆ「おはようございまぁす……あら?」

凛「あ、おはよう……早いね」

まゆ「凛ちゃん。こんなに早いなんて珍しいですね……うふふ」

凛「そうだね、昨日は遅くまで収録があったから」

まゆ「そうですよねぇ……プロデューサーさんと」

凛「うん、送ってもらった」

まゆ「……うふふ」

凛「……」

(アカン)

まゆ「凛ちゃんはよく一緒にお仕事してて、まゆはとってもうらやましいです」

凛「まあ、昔からの付き合いだから。やっぱり、プロデューサーといると落ち着くし」

まゆ「えぇ、プロデューサーさんはとっても優しいですものねぇ……」

凛「どういう意味かな?」

まゆ「いつまでも自立できないんじゃ、プロデューサーさんの負担になっちゃうんじゃないですかぁ……?」

凛「……どうかな。一緒にやってる時は向こうも楽だと思うけど」

まゆ「そうですかぁ……やっぱりプロデューサーさんはすごい人なんですねぇ」

凛「そうだね、誰とでも合わせられるっていうのはすごいと思うよ」

まゆ「ねぇ、凛ちゃん?」

凛「……何?」

まゆ「プロデューサーさんのこと、どう思っているんですかぁ?」

凛「そうだね……」

凛「……まゆと同じぐらいかな」

まゆ「そうですかぁ、うふふ……いいですねぇ」

凛「そうだね。頼れる大人が近くにいるのっていいよね」

まゆ「今日のお仕事、まゆはプロデューサーさんに送ってもらうんですよ」

凛「……そう」

まゆ「でも、やっぱり送ってもらえるっていうのは憧れますねぇ……」

凛「行く前に、元気づけてもらえるっていうのも十分うらやましいけど」

まゆ「そうですかぁ?」

凛「私はずいぶん言ってもらってないから」

まゆ「……そうですかぁ」

凛「まぁ、今更っていうことだと思うけどね」

まゆ「ちゃんと言葉にしてもらわないと、わかりませんよぉ……?」

凛「わかるよ。プロデューサーのことだし」

まゆ「わかりませんよ、プロデューサーさんのことだから」

<おーい、まゆー?

まゆ「あ、呼ばれちゃいました……いってきますね」

凛「うん、いってらっしゃい」

まゆ「……うふふ、キャリアとか、経験は日にちの長さじゃ決まりませんからね」

凛「そうだね、充実したをどれだけ過ごせるかっていうのが大事だね」

まゆ「まゆは、トップアイドルになりますよ」

凛「いいよ、私のほうが先にたどり着くから」

まゆ「……うふふ。それじゃあ、また」

凛「うん、またね」


――――

――

P「……」

ちひろ「どうしました?」

P「いや、2人とも研磨しあってトップアイドル目指してるんだなって思って」

ちひろ「あぁ、プロデューサーさんにはそう見えましたか」

P「?」

ちひろ「いいです、結構です。こちらのテープは?」

P「もちろんください」

ちひろ「……はい、どうぞ」

P「絶対トップにしてやるぞって決意が固まりました! 他のはありますか?」

ちひろ「あ、はい……じゃあ、>>70ちゃんと>>74ちゃんのを……」

智絵里

肇ちゃん

茄子

緒方智絵里(16)
富士鷹茄子(20)


智絵里「……ないかな……」

茄子「何探してるの?」

智絵里「え? きゃっ……」

茄子「ご、ごめんなさい。驚かせちゃった?」

智絵里「い、いえ……大丈夫です。えっと……」

茄子「あんまり、話したことなかったね……茄子だよ。なすって書いて、かこ」

智絵里「かこ、さん……」

画像URL間違えてた。訂正
茄子


智絵里「わたしは、智絵里、です。緒方……智絵里」

茄子「うん、知ってる。最近すっごく頑張ってるなって思ってたの」

智絵里「あ、ありがとうございます……」

茄子「それで、何か探し物してるのかなって。私、探し物は得意なんだ。ふふっ」

智絵里「そうなんですか……?」

茄子「昔から、運だけはよくって……たとえば、ここにコインがあるよね?」

智絵里「は、はい」

茄子「これをトスして……」ピィーン

茄子「きゃっち」パシッ

茄子「表。これが、10回ぐらい続いちゃうぐらいに」

智絵里「わぁ……」

茄子「とすして……あっ」ピィーン…コロコロ

茄子「キャッチ失敗しちゃうのは、運関係ないかな? えへへ……」

智絵里「でも、すごいです……わたし、運がなくて……」

茄子「あ、四葉のクローバー」

智絵里「えっ」

茄子「え?」

智絵里「……やっぱり、すごいですね」

茄子「その……探してたのって、四葉のクローバーだったの?」

智絵里「はい……」

茄子「うーん……」

智絵里「大丈夫、です……お守りに、なるかなって思っただけですから……」

茄子「智絵里ちゃんはついてない、んだよね?」

智絵里「……昔から、わたしだけ犬においかけられたり、乗ったバスが道が混んでて遅刻しちゃったりして……」

茄子「なるほど……うーん、えいっ!」ポンッ

智絵里「きゃっ……え、あれ? 薔薇……」

茄子「四葉のクローバーと言わず、花びらがいっぱいついた薔薇はいかが?」

智絵里「あ、ありがとうございます」

茄子「私は、昔からとってもラッキーだけどね」

茄子「一番のラッキーはプロデューサーに見つけてもらえたことだと思ってるの」

智絵里「プロデューサーさんに……ですか……?」

茄子「うん。だから、私よりも先にプロデューサーに見つけてもらえた智絵里ちゃんはきっとラッキーだよ」

智絵里「……プロデューサーさんに、会えたからラッキー……」

茄子「この前の、京都の特番だってすごく可愛かったし! 私、感動しちゃった」

智絵里「え、えへへ……ありがとうございます」

智絵里「……確かに、プロデューサーさんに会ってから自信ももてて、あんまり悪いことも起きなくなった、かも……」

茄子「あと、運っていうのは頑張ってる人を応援してくれるものなんだよ」

智絵里「がんばる……」

茄子「うん、だから……プロデューサーのおかげだけでも、ないんじゃないかな?」ポン

智絵里「……うん」

茄子「私、用事があるからここらへんで……本当に、応援してるから! 頑張ってねっ」

智絵里「は、はいっ!」

智絵里「あ……ありがとうございました!」

智絵里「ふわぁ……すごかったな……自信、かぁ」

智絵里「えへへ、プロデューサーのおかげでちょっと……きゃっ」ツルッ

智絵里「あぅ……い、いた……え? あ……四葉のクローバーだ」

智絵里「……うん、転んで、うずくまってたら、気づかなかった、よね」

――――

――

P「……幸運の女神と、不幸だった女の子の邂逅ですか」

ちひろ「智絵里ちゃん、本当によく笑うようになりましたよね」

P「えぇ、プロデューサーとして、すごくこみあげてくるものがありますよ」

ちひろ「ふふっ、いいですね。アイドルの子の成長を見守るっていうのは」

P「ところで、屋外でしたけどどうやって」

ちひろ「トップシークレットです」

P「……まぁ、聞かないでおきましょうか」

ちひろ「はい♪ ちなみにテープは」

P「要らないわけがないでしょう」

ちひろ「そうですよね、それじゃあ次は……>>103ちゃんと>>106ちゃんのなんてどうですか?」

南条光

双葉杏(17):身長139cm
南条光(14):身長140cm


杏「ふわぁ……眠い。月曜日はこれだから……」

 ガッチャーンッ!

光「アタシ、参上!」ビシッ

杏「うわ……おはよ」

光「あ、杏さん。おはようございます!」

杏「熱いねぇ。月曜日だよ? 学校行くのだっていやにならない? いや、杏は年中無休……年中無働でいきたいけどさ」

光「ははは、月曜日こそテンションが上がりきってる日じゃないか!」

杏「……何言ってるの?」

光「だって、昨日は日曜日!」

杏「そう、どうどうと休んでたって文句言われない最高の日だね」

光「ヒーロー分を朝から補充できる最高の日だよ!」

杏「……若いねぇ」

光「3つしか離れてない!」

杏「いや、杏はもう年だ。すべてを……お前に託す……!」ググッ…

光「あ、あん……おやっさぁぁあああああん!!」

杏「うるさい」

光「ごめんなさい」

杏「それで、なんで日曜日が終わっちゃったのに元気なのさ?」

光「昨日、ヒーローを見たんだ。次の日曜日にまた胸を張って番組が見れるようにいかなきゃって思うじゃないか!」

杏「そういうものなの?」

光「そういうものだ!」ビシッ

杏「……はぁ、やっぱり杏には理解できないよ」

光「それじゃあ、一緒に特撮を見よう!」

杏「えー、めんどくさ……いや」

光「だ、ダメかな?」

杏「……いいよ、一緒に見てあげる。仕方ないなー」

光「本当かっ!? やったぁ! ありがとう!」

杏(そう、仕方ないよね。一緒に見てほしいって可愛いアイドル仲間に言われたからレッスンサボってテレビ見てても♪)

杏「ふっふーん、それでなんて番組なの?」

光「今回は戦隊ものにしようかなって。子供向けって言われるけどかっこいいしストーリーだってきっちりしてるんだよ!」

杏「ふーん、そうなんだ」

光「ライダー系でもよかったんだけれど……戦隊ヒーローの中では、アタシはこれが一番好きなんだ」

杏「へぇ……何かな」

光「ダイレンジャー!」

杏「じゃあ、それなりに期待してあげる。どれどれ」

光「あ、よかったら見終わった後に名乗り練習付き合ってほしいんだ!」

杏「え? あーあー、いいよ。なんなら杏も一緒にやってあげる」

光「ほ、ホントか!? や、やっったあああああ! うれしいなぁ!」

杏「ははは、そんな大げさな……」

光「レイナは無理っていうし、千佳や小春には酷だったからなぁ。ほかのメンバーも探さなきゃ」

杏「え?」

杏「……」

光「うおぉぉ……やっぱり名作だなぁ……」

杏「え、待って。名乗りって、え? なんか、足がぐわーってなってるし動き大きいし。適当にポーズとって背後でドカーンじゃないの?」

光「杏さんはテンマ? キリン? ホウオウ?」

杏「いや、あの」

光「ちゃんとストレッチもしてからじゃないと危ないからなー、あー、楽しみだなぁ!」

杏「お、おぉぅ……へ、へるぷみー……」


――――

――

P「……あの日はこんなことがあったのか」

ちひろ「杏ちゃん、これだったら働いたほうがましだったって言ってました」

P「レイナ……なにかやってると思ったら。シシレンジャーか」

ちひろ「きっと交渉に交渉を重ねたんでしょうね……」

P「……これも確保で」

ちひろ「はい。かしこまりました……さて」

P「どうしたんです?」

ちひろ「ちょっと、一区切り付きましたね」

P「そうですかね」

ちひろ「今日のところはいったんお開きにしましょう♪」

P「わかりました。まだ見てないのも気になりますし……」

ちひろ「えぇ、たっぷり見れる日にでもまた確認しましょう」

P「じゃあ、おやすみなさい」

ちひろ「えぇ、おやすみなさい……って、お風呂入ってくださいよ!」

P「えぇ……めんどくさい……今日は汗そんなにかいてないですし……」

ちひろ「はぁ、やれやれ……アイドルの子たちに嫌われますよ」

P「はいはい、わかりました……」


おわり

画像貼れるようになったし、これ書く幅広げられそうなのでまたやります
今晩はここまでということで、おやすみなさい

保守支援ありがとうございました

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