アスカ「ミサトぉ…バカシンジのことで相談があるんだけど」(390)

ミサト「なぁに?真夜中じゃない……」ムニャムニャ

アスカ「真夜中だからよぉ……」

ミサト「わかったわ」



ミサト「ふぁあ……で?シンちゃんのことで相談って何かしら?」

アスカ「えっと……なんていうか」モジモジ

ミサト「あなた達は休みでも私は明日も仕事なんだけどぉ」

アスカ「バカシンジと私どう思う?」

ミサト「どう思うって、どういうこと?」

アスカ「そのままよ。ねぇ、どうなの?」

ミサト「そうねぇ、仲いいと思うわよ」

アスカ「私ってバカシンジのことどう思ってるのかしら……」モジモジ

ミサト「?」

アスカ「わからないのよ!だって、バカシンジは気が利かないし!」

アスカ「バカだし、女々しい性格だし!!」

ミサト「……」

アスカ「でも!あいつがエコヒイキと一緒にいるのを見ると…」

アスカ「なんか……いやっていうか…」モジモジ

ミサト「あ~すか」

アスカ「……なに?」

ミサト「ちょっち、付き合って♪」

アスカ「?」

ミサト「夜のドライブよ♪」

アスカ「バカシンジは?」

ミサト「ぐっすり寝てるみたいだし、大丈夫でしょ」ニコッ

ミサト「どう?ここの景色、いいでしょ」

アスカ「暗くてわからない」

ミサト「もうちょっと、早く来たら夜景が見れたのにね~」

アスカ「……」

ミサト「ここね、シンジくんも連れてきたことあるのよ」

アスカ「そうなの?」

ミサト「えぇ、シンジくんを勇気付けたくてね♪」

アスカ「ねぇ、どうして私をここに?」

ミサト「ここのほうが話やすいかなって思ったのよ」

アスカ「そっか…、さっきの続きなんだけど」

アスカ「自分のことなのに……わからない自分が嫌なの…」

ミサト「アスカ……」

アスカ「あぁもう!!どうして!私がバカシンジのことでこんなに悩まなくちゃいけないのよ!」

ミサト「いいんじゃない?」

アスカ「え?」

ミサト「わからなくてもいいと思うわ」

アスカ「でも…」

ミサト「アスカはアスカのままでいて、今まで通りシンジくんに接してあげればいいと思うわ」

アスカ「それだと、何も」

ミサト「ふふ、だいじょ~ぶよ♪いずれ自分の素直な気持ちがわかるはずだから」

アスカ「え~、ミサトが知ってるんなら教えてよぉ」

ミサト「だ~め、自分の見つけるのよ♪」

ミサト「人生の先輩が言ってるんだから、信じなさい」ニコッ

アスカ「あぁ!もう!何も解決してないぃ」

アスカ「でも、相談に乗ってくれてありがと、ミサト」

ミサト「いいの、いいの♪私はあなた達の保護者なんだから」

アスカ「また、相談していい?」

ミサト「遠慮しないで、いつでも相談に乗ってあげる」フフッ


ミサト(アスカもすっかり、女の子になっちゃって♪この先が楽しみだわ)

次の日

ミサト宅

ミサト「ただいま~」

アスカ「おかえり~」

シンジ「おかえりなさい」

ミサト「あら、今日はアスカが夕飯作ってるの?」

シンジ「そうなんですよ。突然、自分が作るって言い出して」

ミサト「まぁ、いつもシンちゃんばかりに作ってもらうのも悪いからね~」

シンジ「なんだか、心配だなぁ。やっぱり、手伝った方が」

ミサト「ダメよ、アスカにやらせてあげて」

シンジ「わかりました」

ミサト「調子はどう?」

アスカ「う~ん、味がわからない」

ミサト「見た目はいいから、大丈夫でしょ」

アスカ「ミサトのは当てにならない!」

ミサト「そう?」

ミサト「ま、今日の夕飯楽しみにしてるわ♪」

イタダキマース

アスカ「」モジモジ

シンジ「」パクパク

ミサト「ぷっは~///やっぱりビールは最高だわぁ!!くっぅぅぅ」

ペンペン「」クエクエクッエエ パサパサ

アスカ「」チラッ

シンジ「」モグモグ

アスカ「ど、どう?味は?」

シンジ「え?あぁ、うん。美味しいよ」

アスカ「ほんとに!?」パーッ

シンジ「うん、初めてにしては上出来だと思う」

アスカ「お世辞なんかいらないわよ?」

シンジ「本当だって」

アスカ「」ジー

シンジ「だから、本当に美味しいって」アセアセ

ミサト「もう、シンちゃんが美味しいって言ってくれてるんだから」

ミサト「信じてあげなさいよぉ」

アスカ「ふぅ…」パクパク

アスカ(よっしゃ!!!)

次の日

学校

シンジ「綾波、今日も欠席かと思ったよ」

レイ「今日は何もないから」

シンジ「たまに、その…いなくなるから。ちょっと心配で」

レイ「そう」

シンジ「でも、学校へ来てる時は元気そうだから」アハハ


アスカ「……」ジー

昼休み

ヒカリ「アスカ!一緒にお弁当って…あれ?」


シンジ「お腹すいたな~。さてと」

アスカ「バカシンジ」

シンジ「え?何?お弁当、なんか変だった?」

アスカ「今日は一緒に食べるわよ」

シンジ「え、いいよ。トウジ達もいるし」

アスカ「今日は一緒に食べるの!来なさい//」グイッ

シンジ「え?ちょ、ちょっと!アスカ!」


トウジ「なんや、あいつら」

ケンスケ「羨ましい限りだよ」

屋上

シンジ「」パクパク

アスカ「」モジモジ

シンジ「どうしたの?」

アスカ「なんで、エコヒイキのこと気にするの?」

シンジ「え?」

アスカ「いや、その//あれよ!あれ!なんか、シンジが惚れてえるんじゃないかって」

シンジ「?」

アスカ「/////」カーッ

シンジ「気があるっていうか、ちょっと心配になっただけだよ」

アスカ「でも!私には言わないじゃない!」

シンジ「だって、アスカとはいつも一緒にいるし」

アスカ「なっ////」

シンジ「?」

アスカ「なんでもないっ!」ガツガツ

シンジ「へんなの」

帰り道

シンジ「」トボトボ

アスカ「……」トボトボ

シンジ「そうだ、今日何か食べたいものとかある?」

アスカ「なんで?」

シンジ「今日の晩御飯、まだ決めてないんだ」

アスカ「そうねぇ、なんでもいいわ」

シンジ「そっか」

アスカ「……」ムムム

シンジ「どうしたの?」

アスカ「今日は私も手伝う」

シンジ「え?晩御飯作るの?」

アスカ「そ、そうよ」

シンジ「いいよ、別に」

アスカ「どうしてよ!二人の方が楽でしょ?」

シンジ「そういうわけでもないよ」

アスカ「はぁああ?私がお荷物っていうの!?」

シンジ「いや、そんなつもりじゃ……キッチンは狭いし」

アスカ「あ、そう!じゃぁ、シンジに任せるわ!ふん!」プイッ

アスカ(このバカ!!知らない!)

>>41
歩く足音でトボトボってボッチの時に使うものじゃないの?

ミサト宅

イタダキマース

アスカ「」パクパク

ミサト「あら、アスカ。今日は御機嫌斜めねぇ~。どしたの」

アスカ「なんでもないっ!」

シンジ「僕が晩御飯一緒に手伝うの断っちゃって……それからずっとこの調子なんです」

ミサト(はぁ……シンジくんも相変わらず鈍感ねぇ)

ミサト「アスカも!拗ねてないで!もっと美味しく食べなさい。」

ミサト「せっかく、シンちゃんが作ってくれたのに。シンちゃんが悲しむわよ~」

アスカ「拗ねてない!」プイッ

ミサト(ふふ、がんばれ!アスカ!応援してるわよ!)



ガラッ

シンジ「ミサトさん……ちょっと、相談してもいいですか」

ミサト「ふぁあ……あのねぇシンちゃん私は明日仕事だし。シンちゃんも学校でしょう?」

シンジ「お願いです。アスカが寝てる今しかないんですよ」

ミサト「お?わかったわ!すぐ準備する!!」

シンジ「?」

ミサト「なぁに?相談って?もしかして、アスカのこと?」

シンジ「はい」

ミサト(やっと、アスカのこと意識し始めたのね!シンちゃん!)

シンジ「ここじゃ、あれなんで外で話してもいいですか?」

ミサト「いいわよ♪なんならドライブでもする?」

シンジ「いや、近所でいいです。とにかく、ここでは話したくないので」

ちょっと、ご飯



ミサト「え?今、なんて……」

シンジ「だから、アスカと離れて暮らしたいんです」

ミサト「どうして、急に……そんなことを」

シンジ「苦手なんです……アスカのことが」

ミサト「そんな……あなた達、仲よかったじゃない」

シンジ「ミサトさんにはそう見えたかもしれませんが……」

シンジ「僕は嫌なんですよ……アスカといるのが」

ミサト「でも、あの子は別に何も悪いことしてないじゃない…」

シンジ「もともと、賑やかなのは……好きじゃないんです…」

シンジ「アスカはいつもうるさいし……何かと僕にケチつけてくるし」

ミサト「それは……」(駄目……ここでアスカの本当の気持ちを言うのは駄目…)

シンジ「最近、何か特にそうですよ……アスカが何を考えてるのか僕にはわかりません」

ミサト「だめよ!あなたの勝手でしょ!!アスカは何も悪くない。だから」

シンジ「だから、僕が出て行こうと思います」

ミサト「シンジくん…あなたね」

シンジ「これは僕の問題ですから……ミサトさんの言うとおりアスカは何も悪くないかもしれません」

シンジ「だから、僕が」

ミサト「許可しません」

シンジ「どうして!」

ミサト「前にも言ったと思うけど、あなた達は同じエヴァのパイロット同士」

ミサト「お互いを知るためにも一緒に住むって言うのは重要なことなの」

シンジ「……」

ミサト「ここで、別居なんかしたら益々あなた達を隔てる壁が厚くなってしまう」

ミサト「保護監督者としてもそのような自体になるのはどうしても避けないといけないの」

シンジ「……どうしても駄目ですか」

ミサト「えぇ、これは命令よ。シンジくん」

シンジ「……わかりました」

次の日

アスカ「ふぁあ~。眠いわね~」

シンジ「そうだね」

アスカ「あぁあ、学校なんか面倒くさいな~」

シンジ「うん」

アスカ「私はもう大学も卒業してるのに。今更習うことなんて何もないわ」

シンジ「うん」

アスカ「ちょっと~何よ。元気ないわねぇ」

シンジ「そうかな?」(また、突っかかってきた…)

シンジ「いつも通りだと思うけど」

アスカ「そう?」

シンジ「うん」

アスカ「なら、いいけど♪」スタスタ

シンジ「」

アスカ「もう!早く歩きなさいよ!遅刻しちゃうじゃない!」

シンジ「……うん」

学校

シンジ「」ウトウト

トウジ「なんや、センセ眠そうやな」

シンジ「昨日は色々あって」

ケンスケ「碇が夜更かしなんて珍しいなぁ」

トウジ「ゲームでもしてたんか?」

シンジ「う、うん…まぁ、そんなところかな」


アスカ(やっぱり、元気ないんじゃない…)

帰り道

アスカ「ねぇ、バカシンジ」

シンジ「なに?」

アスカ「やっぱり、今日のシンジ。元気ない」

シンジ「……だから、朝言ったじゃないか。普通だって」

アスカ「はぁ…。変なところで意地はっちゃって」

アスカ「今日は私が夕飯作るわ」

シンジ「」

アスカ「シンジはしっかり休みなさい」

シンジ「うん、そうするよ」(誰のせいで……疲れてるんだと思ってるんだよ)

ミサト宅

シンジの部屋

シンジ「」

シンジ(ずっと、このまま部屋の中にいたい)

シンジ(誰にも気を使わなくてもいい。我慢だってしなくてもいい)

シンジ(……どうして、僕の気持ちをわかってくれないんだよ)

シンジ「ミサトさんのわからずや…」ボソッ

ガラッ

シンジ(ノックくらい……してよ。ここは僕の部屋なんだ!)

アスカ「バカシンジ。これ、持ってきた」

シンジ「え?」

アスカ「おかゆよ。日本人て元気ないときにおかゆをたべるんでしょ?」

シンジ「う、うん」

アスカ「熱いから、ヤケドしないようにね」

アスカ「そ、それと、体の具合は?」モジモジ

シンジ「別に体調を崩してるとかそういうのじゃないから」

アスカ「そ、そう。なら、いいんだけど。自分で食べれる?」

アスカ「な//なんなら私が///」

シンジ「大丈夫。一人で食べられるよ」

シンジ「それより、しばらく一人でいたいんだ」

アスカ「そ、そう。わかったわ。何かあったら言ってね。向こうでテレビみてるから」

シンジ「うん」

アスカ「」ピッ ピッ

テレビ ツギハアシタノテンキデス

アスカ「……」

アスカ(バカシンジのやつ……心配させないでよ…)



シンジ(やっぱり、一人が落ち着くな)

シンジ(こんなに一人の時間を過ごしたの久しぶりだ)

シンジ(でも、向こうにはアスカがいる……)



アスカ「ミサトぉ……」

ミサト「どうしたの?」

アスカ「また、相談…」

ミサト「わかった…ちょっと外に出ましょ」

アスカ「うん」コクリッ



アスカ「今日のバカシンジ、なんか元気なかった…」

ミサト「……」

アスカ「なんとか、元気にしてあげようと思ったんだけど……できなかった」

ミサト「……」

アスカ「ねえ、ミサト。バカシンジに何かあったの?」

ミサト「シンジくんにも色々あるのよ」

アスカ「私はどうすればいいの?」ウルッ

ミサト「…今は、そっとしておいてあげてね……」

シンジのメンタルケアに最も向かない2人と同居してるもんな
この2人が加持さんとカヲルくんみたいな女だったら…

アスカ「無理よ!心配で心配で……何もしてあげないなんて我慢できない!」

ミサト「シンジくんのためにも今は、我慢する時なのよ」

アスカ「……」

ミサト「ふふ、優しいのね。アスカは」

アスカ「優しくなんかない…」

ミサト「すぐにいつものシンジくんにもどるわ」

アスカ「…そう?」

ミサト「うん♪だから、アスカも元気だしなさい」

ミサト「アスカがそんなんでどうするの♪」

ミサト(でも、アスカの好意がシンジくんを苦しめてしまう……)

ミサト(私はどうすればいいのよ!!)

ミサトさんマジ使えねー

次の日

アスカ「」

シンジ「」

アスカ(もう!私が明るくなくちゃ!シンジがもっと暗くなるじゃない!)

アスカ「今日もいい天気ね!ちょっと暑いけど」

シンジ「うん」

アスカ「具合、まだ悪い?」

シンジ「だから、具合は悪くないって」

アスカ「ねぇ、今日もご飯作ってあげる」

シンジ「…うん」(最近のアスカ……妙に優しい)

シンジ(ミサトさん…アスカに何か言ったのかな)

なんかアスカの喋り方が全然違うしデレばっかだからつまらん
>>1はちゃんとエヴァみたの?

アスカ「何か食べたいものある?」

シンジ「何でもいいいよ。アスカがつくれるやつで」

アスカ「そう、わかったわ!」

シンジ(僕の機嫌を取ろうとしてる……)

アスカ「な、なんだったら明日のお弁当も作ってあげようか?」

シンジ(そんなことして何がしたいんだよ……余計に気を使わなくちゃいけないじゃないか)

アスカ「き、聞いてる?」

シンジ「さすがに、そこまでしなくてもいいよ。大丈夫」

>>135
デレは仕方ないとして
嘘だろ…

学校

先生「この間の朝のテストを」

アスカ「」チラッ チラッ

シンジ(なんだよ……僕は何も悪いことしてないし、アスカの機嫌を損ねるようなことしてない…)

トウジ「なぁ、センセ。めっちゃ見とるぞ」

シンジ「そう……別に気にならないよ」

トウジ「モテモテやのう!センセ!」ポンポン

シンジ「……」(ミサトさん……何したんだよ……)

帰り道

シンジ「」イライラ

シンジ(もう僕はどうすればいいんだよ……何をすれば静かに過ごせるのかな?)

アスカ「あぁあ、今日もつかれた~」

シンジ「」

アスカ「ま、今日はシンクロテストもないし♪家でゆっくりできるわね」

シンジ「そうだね」

アスカ「……」

アスカ「もうちょっと、マシな返しできないかなぁ」

シンジ「僕も家でゆっくりしたいな」

アスカ「今日は私が夕飯作るんだから。アンタは十分ゆっくりできるでしょ」

シンジ「うん、ありがと。アスカ」

アスカ「へ?あ、まぁ。いつもバカシンジが作ってくれてるからね。お互い様よ」



アスカ(バカシンジが私にありがとうって……)

アスカ「ふふ」

アスカ(はぁ…私はシンジに何を求めてるのかしら……やっぱり、わからない……ミサト)


アスカ「ミサト」

ミサト(また相談……)

アスカ「ねぇミサト」

ミサト「わかってるわ。ちょっち待ってね」

シンジ(アスカとミサトさんが外に……)

シンジ(二人して何を話してるんだろ?)

シンジ(やっぱり、ミサトさんがアスカに変なことを言ったんだ)

シンジ(僕がこの家から出ていかないようにって)

シンジ(僕の気も知らないで!勝手すぎるよ!!僕を一人にしてよ!)

シンジ「もう嫌なんだよ!!こんな家族ごっこ!!!」ドンッ



ミサト「そう……やっぱり自分の気持ちがわからない…か」

ミサト(アスカの素直な気持ちがシンジくんに届けば)

ミサト(シンジくんも変わってくれるのかしら……)

アスカ「うん、なんだか、胸が苦しいっていうか……何かを抑えこんでる感じになるの」

ミサト(でも、もし伝わらなかったら?それこそ、私たちの関係がなにもかも崩れ落ちてしまう)

ミサト(なによりアスカが……)

アスカ「やっぱり、私…どうすればいいかわからない」

ミサト(そんなこと……私だってわからないわよ!)

ミサト(もう……これしかないのかしらね…)

ミサト「」スーハー

ミサト「きっとそれは恋だわ」ニコッ

アスカ「恋?はぁあ!?ありえない!私がバカシンジに恋するなんて!」

アスカ「その逆があったとしても私が恋する何てありえない!!」

ミサト「でも、それ以外に説明できる?」

アスカ「うぅ……」

ミサト「自分に素直になりなさい。アスカ」ニコッ

アスカ「で、でも……私、どうすればいいの?ドラマとかなら見たことあるけど」

ミサト「決まってるじゃない♪」

アスカ「?」

ミサト「告白よ♪」

アスカ「なっ/////告白!?無理よ!!できないわよ!そんなの!」

これは告白したら「おちょくってんじゃねえ 雌豚ぁ!」 フラグか

ミサト「じゃぁ、現状維持?」

アスカ「そ、それは……」モジモジ

ミサト「勇気出しなさい!アスカ!!」

アスカ「うぅ……」

ミサト「大丈夫!私がついているわ!!」

ミサト(アスカの告白さえ成功すれば!!全ては丸く治まる!!)

アスカ「ど、どうしろってんのよ!!もう!」

次の日

アスカ(告白……したことなんかないし……)チラッ

シンジ「」

アスカ(でも、もうするしかないじゃない!!行くのよ!アスカ!)

アスカ(ああ!でも、やっぱり!もうちょっと落ち着いてから!そう!夜!今晩に!)

アスカ(それまで、じっくり考えよう!うん、そうしよう……)

シンジ「?」

シンジ「どうしたの?」

アスカ「な、なんでもないっ!」

帰り道

アスカ「え?先に帰れ?」

シンジ「ごめん、ちょっとネルフに用事があるんだ」

シンジ「夕飯までには帰るよ!」

アスカ「えぇ、また私がつくるの?」

シンジ「ごめん……」

アスカ「え?いや!まぁいいんだけど!料理なれたし!」

シンジ「それじゃ!よろしく!」タッタッタ

ネルフ本部

リツコ「ミサト、シンジくんが会いに来てるわよ」

ミサト「シンジくんが!?何かしら」(何もなければいいんだけど……)

リツコ「本当に。何かしらね?とりあえず、行ってあげて」

ミサト「わかったわ。すぐ向かう」

ミサト「シンジくん、どうしたの?」

シンジ「……ミサトさんですよね?」

ミサト「なんのことかしら?」

シンジ「とぼけないでくださいよ……」

ミサト「……」

シンジ「アスカになにを吹き込んだんですか!?」

ミサト「……」

シンジ「これ以上!僕を苦しめないでよ!!」

ミサト「アスカに何かされたの?」

シンジ「気持ち悪いんですよ……最近のアスカ」

シンジ「妙に優しくて…それが怖くて怖くてしょうがないんですよ!!」

シンジ「ミサトさんでしょ!?」

シンジ「アスカに無理やり僕に優しくしろって言ったの!!」

シンジ「どうしてそこまで一緒に暮らすことにこだわるんですか!!」

シンジ「もうやめてよ!!」

ミサト「いい加減にしなさい!!!」

カヲル「そろそろ 僕の出番かな」

ミサト「私はアスカに無理やりシンジくんに優しくしろだなんて言ってないわ!!」

ミサト「どうして気づいてあげられないの!?あれがアスカの素直な気持ちなのよ!!」

シンジ「嘘だ!!そんなの嘘ですよ!!!」

シンジ「アスカは……あいつは僕のことをお荷物だって思ってるんだ!」

シンジ「アスカ本人からそう言われ続けてきたんだ!!」

シンジ「僕がどれだけがんばっても!いつもバカシンジ…バカシンジって!!」

シンジ「今更なんだよ!!!しらないよ!!」ドンッ

ミサト「言葉だけで相手の気持ちなんて伝わらない……」

ミサト「アスカはね……本当はシンジくんのことお荷物だなんて思ってないのよ」

ミサト「アスカを信じてあげて……」

シンジ「そんなの知らないって言ってるでしょ!!!!!!!!」

シンジ「もういいですよ。限界です」

ミサト「しんじくん!?」

シンジ「もうミサトさんの言うことなんか聞きません。勝手にさせてもらいます」

ミサト「待ちなさい!!シンジくん!?」

シンジ「」スタスタ

ミサト「シンジくん!!!!!」



ミサト「私は…私は……」

ミサト「あなた達に家族でいて欲しかっただけなのよ……」ウルウル

ミサト宅

アスカ「バカシンジ遅い!」

アスカ「はぁ……シチュー…温めなおさないと…」

アスカ「もうっ!!」(この私が告白するっっていうのに!!)

アスカ(き、緊張なんかしてないわ!ただ、バカシンジの帰りが遅いからイライラしてるだけ!)

ペンペン「?」クエクエ

アスカ「はぁ…、遅いね?バカシンジ」

ミサト宅

シンジ「」ガチャリッ

アスカ(くぅっ!遅すぎよ!バカシンジ!あ、だめだめ……落ち着けぇ)

アスカ「おかえり!遅かったじゃない!」

シンジ「」スタスタ

アスカ「もうご飯できてるわよ!私の自信作よ!へへーん、どう?」

シンジ「」スタスタ

アスカ「ちょっと!シンジ!ご飯はぁ?」

シンジ「」ガチャリッ

アスカ「どうして、部屋に戻るのよ!その前にご飯!」(ま、気長に待つしか無いか…)

アスカ「……また、温めなさいと!もう!」

ガチャリッ

シンジ「」スタスタ

アスカ「おっと、バカシンジ~。温めなおすからちょっとま」

アスカ「って何?その荷物」

シンジ「」スタスタ

アスカ「ねぇ!ちょっとシンジ!!!」

シンジ「」スタスタ

アスカ「待ちなさいよ!バカシンジ!」グイッ

シンジ「」

アスカ「アンタ、どこいく気よ……」

シンジ「どこって?そんなのわからないよ」

アスカ「じゃぁ何なのよ!この荷物!」

シンジ「もう、この家から出ていくんだよ」

アスカ「どうして?ネルフで何言われたの!?」

シンジ「ネルフ?ネルフなんか関係ないよ」

アスカ「じゃぁ何?ねぇ、シンジどうしちゃったの?」

シンジ「どうもしてないよ」

アスカ「してるわよ!出ていくなんてミサトが許さないわよ!?」

シンジ「いいじゃないか!!僕の勝手だろ!!」

アスカ「はぁ!?あんたの勝手ですむわけないでしょ!!」

シンジ「アスカが悪いんだよ……」

アスカ「え?」

シンジ「アスカがこの家に来たから僕が出ていかなくちゃいけなくなったんだ!」

アスカ「ちょ、ちょっと…なによ」

シンジ「離してよ!!」ドンッ

アスカ「きゃっ!」ドガシャーン

アスカ「いたた……」

シンジ「どうして僕ばっかり我慢しなくちゃいけないんだよ……」

シンジ「どうして誰も僕のことわかってくれないんだよ!!!!!!」

アスカ「はっ!私の料理が!!」

シンジ「いいじゃないか、どうせ食べるつもりなんてなかったし」

アスカ「なっ……」

シンジ「もう、うんざりなんだよ。こんな生活……誰かの顔色をずっと伺わなくちゃいけない」

シンジ「息苦しい生活……」

アスカ「アンタねぇ…」ウルウル

ゴミサト

シンジ君、俺はここで水をまくことしかできない。
だが君には、君にしかできない、君ならできることがあるはずだ。
誰も君に強要はしない、自分で考え、自分で決めろ。
自分が今、何をすべきなのか。 まぁ、後悔の無いようにな。

アスカ「誰かの顔色なんて気にしなくていいじゃない!」シクシク

アスカ「ありのままのシンジでいればいいじゃない!!」シクシク

シンジ「!?」

アスカ「だって……一緒にこんな狭い部屋で暮らしてきたじゃない…」

アスカ「もうそれって私達!家族も同然でしょ!!?」

シンジ「……」

アスカ「私は受け入れるわ!だから、シンジも我慢しなくていいの!!!」シクシク

アスカァ ええぞ

                    /⌒ヽ
                  ⊂( ^ω^)⊃
                 ⊂c ノ__ ノ
             /⌒ヽ  | .|  | .|                 /⌒ヽ
            ( ^ν^) i i二 .ノ               _( ^ν^) il| なにもしなくていいわ
          (´  二二二 ノ                (´ \   \|il |il il|

         /    /: 行きなさい、シンジ君ッ! /  \. \ノ\. \il| |il|
        i===ロ==/                   i===ロ== ヘ. \. i|!l !l\il|
       ノ:::::::::::::::::ヽ                  ノ:::::::::::::::::ヽ \ ヽη /')/')

      /:::::::::::へ:::::::::ヽ                /:::::::::::へ:::::::::ヽ  ヽ_,,..)  /
     /::::::_/   \:::::::)              /::::::_/   \:::::::)   )  ( / /
   /::_ '´      |::::|            /::_ '´      |::::| ⊂(v   )⊃
   レ          しつ           レ          しつ`) \ 〆 (´ ̄
                                       /⌒Y⌒ヽ⌒\
   持ち上げるだけ持ち上げて          一気に突き落とす

シンジ「……」スタスタ

アスカ「行かないで!!シンジ!!」

シンジ「遅すぎたよ……何もかも」スタスタ

アスカ「待って!シンジ!!!!」

アスカ「ばかしんじぃぃ」シクシク

バタンッ

アスカ「うぅ……」ヒッグヒッグ

ネルフ本部

リツコ「諜報部からたった今連絡があったわ」

リツコ「シンジくん家出したそうよ」

ミサト「アスカは!!」

リツコ「彼女に関する報告はないわ」

ミサト「そんな……それじゃぁ…アスカの告白は…」

ミサト「なにしてるのよ……私は…なんてことを…」ウルウル

リツコ「ちょっと!ミサト!どうしたのよ!?」

ミサト「どうしよ……リツコぉ」シクシク

リツコ「ミサト!しっかりしなさい!!」

ミサト「私……取り返しのつかないことしてしまった…」

リツコ「ミサト……」

>>44
冬月「泣くな…碇…」テクテク
碇「あぁ……」ボトボト

ミサト「利用したのよ……アスカの気持ちをいいように…」シクシク

リツコ「……」

ミサト「でも、そうするしか無かったのよ!どうしようもなかったの!!」シクシク

ミサト「あの子が!!アスカが!!私たちを繋ぐ最後の希望だったのよ……」シクシク

リツコ「何があったのかは知らないけど……」

リツコ「今は泣いている場合じゃないでしょ」

ミサト「……」ヒッグヒッグ

ミサト「保護者しっかくね…」ヒッグ

リツコ「ミサト!!」

ミサト宅

アスカ「」シクシク

ミサト「アスカ!!!」ガチャリッ!!!

アスカ「ミサトぉ……シンジがぁ…」

ミサト「ごめんなさい!アスカ!!私のせいで……私のせいで…」ギュゥ

アスカ「ミサトぉ…」シクシク

数日後

ミサト「アスカ~お弁当はぁ?」

アスカ「自分で作ったんだから忘れるわけないでしょ!」

ミサト「わっかんないでしょう!ちゃんと確認しなさ~い」

アスカ「いってきま~す!」

ミサト「いってらっしゃい」ニコッ

学校

トウジ「あぁあ、つまらんのぉ」

ケンスケ「なんかねぇ」

ヒカリ「碇君、元気かな?」

アスカ「さぁ、知らないわ。でも、うまくやってるんじゃない?」

ヒカリ「だと、いいけど…」

屋上

アスカ(バカシンジなら、大丈夫よ……そうに違いない!)

レイ「緊急招集」

アスカ「わかってる!すぐ行くわ」

ネルフ本部

アスカ「落下してくる使徒を素手で受け止めろですって!?」

ミサト「そうよ。これしか方法はないの」

アスカ「いいわよ!やってやろうじゃないの!」

アスカ「ねぇ、ミサト……」

ミサト「どうしたの?やっぱり怖い?」

アスカ「違うわよ!!」

ミサト「冗談よ♪シンジくんもこの作戦に参加するわ」

ミサト「念の為にブリーフィングは別で受けさせてるけど」

アスカ「そう」

ミサト「とにかく!今は使徒殲滅に集中して」

アスカ「わかってるわよ!」

弐号機 エントリープラグ内部

アスカ(あそこに……シンジが乗ってる)

アスカ(こんなにも近いのに……触れることすらできない……)

青葉『目標!最大望遠で確認!!』

日向『距離!!およそ2万5000!!』

ミサト『おいでなすったわね…エヴァ全機!スタート位置!!』

ミサト『作戦開始!!!』

ダッダッダッダッダ

ズザザザザザ

アスカ「へーん!ドンピシャ!!」

アスカ「ATフィールド!!!全開!!!」

アスカ「さぁ来なさい!!!私が捻り潰してやるわ!!!」

ピシーン ギギギギギギギギ

アスカ「ぐっ!!全力なのに!!何よ!こいつのATフィールド!!」

ミサト『レイ!!!』

レイ「駄目!!間に合わない!!」

アスカ「いたた……なんのこれしき!!!!」

ギギギギッギギギッギギギギッギイ

アスカ「弐号機の腕が!!!」

ブスッ ググググググググ

アスカ「あぁもう!!!ヤバイ!!これはいくらなんでも!!」

リツコ『まずいわ!弐号機だけ使徒を抑えきれない!!』

シンジ「」ダッダッダッダッダッダ

シンジ「ミサトさぁあああん!!!」

ミサト『シンジくん!?』

ミサト『緊急コース形成!605から607!』

アスカ「バカシンジ!?ぐっ!!おそいぃ!!!!」

シンジ「アスカァアアアアアア!!!!!!!!」

ズザザザザ

シンジ「ATフィールド全開!!!!」

アスカ「バカシンジ……早く!!!コアを!!」

シンジ「うぉりゃぁああああああああああああ!!!」ザクッ ギギギギギギ

シンジ「うわぁああああああああああ!!!!!!」

アスカ「も、もう!だめ!!」

シンジ「うあああああああああっぁああああ!!」ギギギギギギ ピキッ

ドゴォォオォオォオオン!!!

青葉「も、目標……殲滅を確認」

ミサト「ま、間に合った…」ストンッ

リツコ「やるじゃない。あの子たち」

ミサト「アスカ、シンジくん……よくやったわ」

作戦終了後

ネルフ本部

アスカ「」タッタッタッタッタ

アスカ(あのバカ!!何も言わないで帰るつもり!?任務でしか会えないのに!)タッッタッタ

アスカ「バカシンジ!どこよ!!」ウルウル

アスカ「はっ…」

スタッ

アスカ「……」

シンジ「」スタスタ

アスカ「」ウルウル

アスカ「バ、」

アスカ「シンジ!!!!」

シンジ「」ピタッ

アスカ「……」

アスカ「早く戻ってきなさいよ!!遅すぎることなんてないんだから!!」

シンジ「」

アスカ「ずっと……待ってるから」

シンジ「――ありがとう。アスカ」

シンジ「」スタスタ


アスカ「ふぅ……」

アスカ「また、三人で暮らそう。本当の家族みたいにね」ニコッ

おわり

>>1です

最後までみてくれてありがとう!

恋愛だったり家族だったりどっちなんだよ

>>372
ぐっとこらえたんだろうがぁあああああああ

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom