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社長「いやあとうとう我が社からも全日本大豆製品販売促進委員会納豆部のような大手から声がかかるアイドルが生まれたと思うと感慨深いねえ」

P「これで響の知名度アップはもう間違いないな！まったく全日本大豆製品販売促進委員会納豆部様々だよ」

響「うん！自分これからは全日本大豆製品販売促進委員会納豆部の一員だと思ってがんばるぞ！」

P「それじゃあさっそくCMの撮影に向かうぞ。たしか実際に新商品全日本大豆製品販売促進委員会納豆部特製琉球納豆も食べるはずだからな。腹は減らしてあるか？」

響「ふふーん、自分全日本大豆製品販売促進委員会納豆部から出てる食べ物ならいくらでも食べられるぞ！」

P「頼もしい限りだな！じゃあ出発だ。765プロー、ファイ！」

響「おー！」

監督「どうも我那覇さん。それじゃあ台本の通りにお願いします」

響「はい！」

監督「元気が良いねえ。今日は全日本大豆製品販売促進委員会納豆部新商品の全日本大豆製品販売促進委員会納豆部特製琉球納豆もいっぱいあるから何度NG出してもいいよ！」

響「本当か！っと、そうじゃなくて、ほんとですか！？頑張りますのでよろしくお願いします！」

AD一同「ワハハハ…」

P「（さっそく現場の雰囲気に慣れたみたいだな。さすが響、緊張もしてなさそうだ）」

AD「ご飯炊きあがりましたー」

監督「よし、それじゃあ早速始めようか。準備は良いかい？」

響「はい、いつでも大丈夫です！」

監督「OK！五秒前ー」

響『私、全日本大豆製品販売促進委員会納豆部販売員、我那覇響！』

響『本日朝食、全日本大豆製品販売促進委員会納豆部新商品、「全日本大豆製品販売促進委員会納豆部特製琉球納豆！」』

響『いただきます！ハムッ、ハフハフッ　ハフッ』

響『美味！白米相性抜群！流石全日本大豆製品販売促進委員会納豆部特製琉球納豆！』

監督「カーット！良いよ響ちゃん！」

響「ありがとうございます！」

P「響、飲み物準備してあるからな」

響「ありがとプロデューサー。やっぱり全日本大豆製品販売促進委員会納豆部の納豆はおいしいぞ！」ﾆｺｯ

P「（うーんどう見てもトップアイドルの風格）」

監督「響ちゃん悪いんだけど、もう少しゆっくり食べてもらえるかな？尺が余っちゃって」

響「うあ、ご、ごめんなさい。あんまり新商品の全日本大豆製品販売促進委員会納豆部特製琉球納豆がおいしいもんだからつい……」

監督「はは、今の言葉もCMに入れれば良かった」

AD一同「ドッ」

響「えへへ……」

監督「それじゃあもう一本いこうか。すぐで大丈夫かい？」

響「はい、任せてください！」

P「（プロだな……）」

P「（こうしてCM撮影は無事に終わった）」

響「へへー、全日本大豆製品販売促進委員会納豆部さんから全日本大豆製品販売促進委員会納豆部特製琉球納豆一年分も貰っちゃったぞ」

P「さすが売り上げが国家GDPを上回る大企業、太っ腹だな」

響「今回の仕事は故郷のにぃににも自慢できるな！なんたって全日本大豆製品販売促進委員会納豆部だもん！」

P「ああ、本当にお前は俺の誇りだよ」

響「きゅ、急に恥ずかしいこと言わないで欲しいぞ！」

P「あはは、ごめんごめん」

響「うー……」

数日後

響「とうとう今日は自分の出る全日本大豆製品販売促進委員会納豆部特製琉球納豆のCMが放送される日だな！」

小鳥「楽しみねえ響ちゃん。きっとかわいく映ってるわよ」

響「まあ自分完璧だからな！でもお礼に全日本大豆製品販売促進委員会納豆部特製琉球納豆一パックあげちゃうぞ！」

小鳥「あら、ありがとう」

P「確かこの時間に放送されるはずだが……お、番組が始まったぞ！」

響「……♪」ﾜｸﾜｸ

『この番組は、全日本大豆製品販売促進委員会納豆部と、ご覧のスポンサーの提供でお送りします』

P「（いよいよだな……）」

冬馬『俺、全日本大豆製品販売促進委員会納豆部販売員、天ヶ瀬冬馬！』

P響「！？」

冬馬『本日朝食、全日本大豆製品販売促進委員会納豆部新商品、「全日本大豆製品販売促進委員会納豆部特製琉球納豆」！』

P「ど、どういうことだこれは！？」

響「うぎゃー！どうして自分じゃなくてジュピターが出てるんだー！？」

小鳥「全日本大豆製品販売促進委員会に連絡してみます！」

P「お願いします！」

響「うう……」

響「……自分、961プロに抗議してくるぞ！」

P「ま、待て響！」

バターン

P「俺、響を追いかけます！音無さんすみません！」

小鳥「すみません、こちら765プロの者ですが全日本大豆製品販売促進委員会さんですか？ちょっとCMの件で……」

電話『全日本大豆製品販売促進委員会へのご連絡誠にありがとうございます』

電話『全日本大豆製品販売促進委員会納豆部へご用の方は1を、全日本大豆製品販売促進委員会豆腐部へご用の方は2を、全日本大豆製品販売促進委員会味噌部へご用の方は3をおしてください』

小鳥「1ね！」ﾋﾟｯ

in961プロ

響「こらー！黒井社長を出せー！」

P「こら響そんなに騒ぐな！」

黒井「んー？下品な声が聞こえると思ったらやはり弱小芸能事務所関連の人間か」

響「あ、いた！」

P「黒井社長！なんでジュピターが全日本大豆製品販売促進委員会納豆部のCMに……」

黒井「ハハハ、我が961プロは全日本大豆製品販売促進委員会納豆部とは納豆のように粘りのある関係を築いてあるんだよ！貴様等弱小芸能事務所と違ってな！」

響「こ、この……！」

P「よせ響！」

黒井「精々お前等は全日本大豆製品販売促進委員会特製琉球納豆のカップでも積んで遊んでることだな！ハーッハッハッハ！！」

P「……帰るぞ、響」

響「ううっ……」ｸﾞｽｯ

頭痛くなってきた

訂正

>>37
×　黒井「精々お前等は全日本大豆製品販売促進委員会特製琉球納豆のカップでも積んで遊んでることだな！ハーッハッハッハ！！」

○　黒井「精々お前等は全日本大豆製品販売促進委員会納豆部特製琉球納豆のカップでも積んで遊んでることだな！ハーッハッハッハ！！」

響「うう……自分悔しいぞプロデューサー……」

P「俺もだよ……。響、あんなに頑張ったのにな……」

響「プロデューサーだって、いきなり全日本大豆製品販売促進委員会納豆部みたいな大手から仕事とってくるなんて大変だったでしょ？」

P「俺の苦労なんてどうだって良いよ。響さえトップアイドルになれるなら……」

響「プロデューサー……」

P「まあ、今回の全日本大豆製品販売促進委員会納豆部のCMを逃したのは本当に残念だったな……。もっと有名になれるはずだったのに、ごめんな」

響「……ううん。自分、プロデューサーと仕事ができればそれで良いさー。それにほら、自分完璧だからすぐまたおっきな仕事もできるって！だから元気だしてよ！」

P「響……」

響「それにしても、芸能界が腐ってるって本当だったんだな！全日本大豆製品販売促進委員会納豆部の納豆なら腐らずに発酵するのになー」

P「（逆に慰められてしまった……。情けない、これからもっと頑張ろう）」

数日後！！！

小鳥「プロデューサーさん、響ちゃん！大変です！ちょっとこの新聞見てください！」

P「ど、どうしたんですかそんなに興奮して」

響「更年期障害かー？まあいいや、どれどれ……」

『衝撃！全日本大豆製品販売促進委員会納豆部倒産！全日本大豆製品販売促進委員会納豆部特製琉球納豆に毒物混入！』

P「！！」

響「ぜ、全日本大豆製品販売促進委員会納豆部が倒産だって！？」

小鳥「どうやら一部地域に販売された全日本大豆製品販売促進委員会納豆部特製琉球納豆に有害物質が混ざっていたらしいんです！」

響「ええ！？それじゃ自分が貰った全日本大豆製品販売促進委員会納豆部特製琉球納豆一年分も危ないじゃないか！」

小鳥「それなら大丈夫よ。どうやら九州の工場が原因らしいから都内で作られたものは安全だって」

P「因果応報って奴だな……」

P「（この事件で961プロは大幅なイメージダウン。まもなく倒産した）」

響「いやあ何があるかわからないもんだな。でも、これからは全日本大豆製品販売促進委員会納豆部の納豆は食べられなくなるのか……」

P「あれ？全日本大豆製品販売促進委員会納豆部特製琉球納豆一年分食べちゃったのか？」

響「うん。自分の家、家族が多いから」

P「なるほど。確かにいくら全日本大豆製品販売促進委員会納豆部特製琉球納豆が一年分あってもワニやなんかには足りないくらいかもな」

響「ハム蔵も残念がってるぞ」

ハム蔵「ヂュイヂュイ！」

響「わがまま言うなハム蔵！そうやって全日本大豆製品販売促進委員会納豆部特製琉球納豆全日本大豆製品販売促進委員会納豆部特製琉球納豆騒いでももう無いんだぞ！」

ハム蔵「ヂュイ……」

小鳥「プロデューサーさん、全日本大豆製品販売促進委員会味噌部から電話です」

P「全日本大豆製品販売促進委員会味噌部から？なんだろう、もしもし？」

全日本大豆製品販売促進委員会味噌部代表取締役『どうも初めまして。今回私どもの新商品、全日本大豆製品販売促進委員会味噌部特製激旨八丁味噌のCMに是非我那覇響さんを起用したいのですが……』

P「なんだって！本当ですか！？」

響「どうしたんだプロデューサー？」

P「喜べ響！全日本大豆製品販売促進委員会味噌部のCMに選ばれたぞ！」

響「ええーっ！あの全日本大豆製品販売促進委員会納豆部に次いで全日本大豆製品販売促進委員会シェア二位の全日本大豆製品販売促進委員会味噌部のCM！？」

P「まったく、捨てる神あれば拾う神ありだな！全日本大豆製品販売促進委員会味噌部様々だよ！」

その後、全国のお茶の間で……

響『自分、全日本大豆製品販売促進委員会味噌部販売員、我那覇響！』

響『本日夕食汁物、全日本大豆製品販売促進委員会味噌部新商品、「全日本大豆製品販売促進委員会味噌部特製激旨八丁味噌」入味噌汁！！』

響『いただきます！ゴクゴクゴックン』

響『美味！出汁不要！日本人一汁一菜最適！流石全日本大豆製品販売促進委員会味噌部！！』


P「（全日本大豆製品販売促進委員会味噌部特製激旨八丁味噌のCMを足がかりに響は一気にトップアイドルへの道を駆け抜けた）」

P「（これ全部、大豆の力。みんなこれからも全日本大豆製品販売促進委員会味噌部をよろしく！）」








おわり

味噌部はわかりづらかったかな
支援ありがとうございました

>>85
他に何かSSかいてたら教えてくれ。読んでみたい。

>>93

最近書いたのは

千早「真だって亜美や真美より小さいのに……」

あ、ちなみに俺は納豆も味噌汁も好きじゃないです