客「体力の無いS嬢」(209)


S嬢「ねぇ、気もちいいの? ヒールで踏まれてこんなにして……」グリグリ

客「はい!」

S嬢「ほんとう、貴方は変態ね! 恥ずかしくないの?」ピシィッ

客「いふっ!」

S嬢「ムチで叩かれるのがイイの? 変態!」バシッ

客「あぁんっ!イイです女王さまぁ!」

S嬢「全く涎垂らしちゃって、私の靴を汚す…」バシッバシッ

S嬢「んじゃ………」ビシッ

S嬢「ない、わ……ハァハァ……ごめ、一旦休憩させて……」

客「何でですか!まだ10分続けて踏んで、15回叩いただけですよ!?」

S嬢「ごめんなさい……」


客「もっと僕を叩いて下さいよ!出来るでしょ!」

S嬢「3分でいいから……休憩を……」

客「貴方はプロでしょーがー!! Mが満足するまで攻めて下さいよ!」

S嬢「ご、ごめんなさい……」

客「仕方無いですね。5分休憩していいですよ」

S嬢「そんなにいいの?」

客「その代わり次はもっとハードなのをお願いします」

S嬢「うん」

客「休むだけじゃなくて、ちゃんと次の責め方を考えて下さいね。時間が無駄ですから」

S嬢「解った」

客「違う! 返事は『何でアンタに指図されないといけないの』です!」

S嬢「うん、解ったよ」

客「もぉぉーっ!!」



S嬢「ふぅーっ、よし……」

S嬢「……まだ萎えてないのね」

S嬢「そうだ、どこまで我慢できるか縛ってあげるわ」

客「お願いします!」

S嬢「何を?」

客「縛って下さい!」

S嬢「どこを?」

客「全身です!!」

S嬢「えっ」

客「手と足を縛って動けないようにして僕の汚い息子も縛って下さい!女王!」

S嬢「えっ、えっと……何でアンタに指図されないといけないのよ!」ピシィッ

客「はふぅん!」


S嬢「アンタなんかが私に命令できる立場だと思ってるの!?」ビシィッ

客「ごめんなしゃいぃぃ!」

S嬢「そこにうつ伏せになりなさい」

客「はい!」

S嬢「腕を縛られたいのよねぇ? 変態だから」

客「はい!変態だから縛られたいです!」

S嬢「じゃあ、お望み通りにしてあげるけど、ちゃんと我慢しなさいよ」

客「勿論!」

S嬢「起き上がって、私に見せ付けるように足を広げなさい」

客「ふぁい……っ、ぅ……」

S嬢「あっ、手縛られてるから起き辛いの? 手伝ったほうがいい?」

客「もー!そういうのやめて下さいってー!」

客「手伝うにしても、『トロいわね。私の手を煩わせるんじゃないわよ』とか言い方あるでしょー!!」

S嬢「……くっ、うるさいわね! 時間が無駄だから言っただけよ」

S嬢「調子に乗ってるんじゃないわよ!」

S嬢「さっさと足広げなさい!」

客「はい!ごめんなさい女王様!」

S嬢「……」

客「こ、これでいいですかぁ……」ハァハァ

S嬢「小さくてよく解んないわ」グリグリ

客「おふぅ、そこに直接ヒールはぁ……っ」

S嬢「私が良いって言うまで、出しちゃ駄目よ」

客「はい……」


客「あっ、あっ」

S嬢「あらぁ、私が言う前に出したらもう何もしてあげないわよ?」グリグリ

客「はぁっ、ふぅっ」

S嬢「何か垂れてきてるわね……靴が汚れたわ」

客「ふぁ、ごめんなさぁい……」

S嬢「舐めて綺麗にしなさいよ」バシッ

客「きゃんっ!」

S嬢「返事は解りましたでしょ! 本当使えないわね!」

S嬢「この変態!本っっ当にアンタはゴホッ、ゲホッ!」

S嬢「ゴホッ、ゲホゲホッ!」

客「……」

S嬢「ごめん……。唾が気管に入って」

客「……」

S嬢「ほんとにごめんね」


客「女王、何なんですかほんとに」

S嬢「ごめんね……」

客「だから謝るんじゃなくてもっと、こう……あるでしょ色々」

S嬢「踏めばいいの?」グリッ

客「あふぅんっ、あっ」

S嬢「……」グリグリ

客「あっあっ、あと、女王、基本的に踏むと、叩くしか無くて……あっん」

客「飽きるって言うかぁ……んぁっ」

S嬢「でも善がってるじゃん」

客「それはぁ……っ あっ、出る!」



客「ハァハァ……」

S嬢「飽きるとか言ってた割に出たね」ニチャ

客「はぁっ……」

S嬢「これってどんな味がするの?」ツン

客「……苦いって言いますけど」

S嬢「へぇー……」ニチャ

客「はぁ……はぁ……」

S嬢「……」ペロッ

客「は?」

S嬢「え?」



客「女王、何で今自分で舐めたんですか」

S嬢「ちょっと気になって……」

客「違うでしょ。今のは僕の口のなかに入れる流れだったでしょ!?」

客「さっきは舐めてってフレーズ使えたのに何で直ぐに忘れてるんですかー!」

客「何なら床に落ちたのを僕の頭を踏みつけて舐めさせる流れだったでしょ!?」

S嬢「でも……床なんて舐めたら病気になるよ」

客「念入りに掃除してアルコールでも吹きかけといて下さいよぉ!」

客「何のためのお店ですか!何の為の床ですか!何の為の女王ですかぁぁ!」

客「仕事舐めてんですか!?僕に床は舐めさせないけど自分は仕事舐めるんですか!?」

S嬢「えっと……」

上手い事言ったつもりかー!



S嬢「ごめん。私直ぐ病気になるから、シフトに穴開けて、毎回解雇されちゃって……」

S嬢「もう此処くらいしか……」

客「この仕事についた経緯を聞いた訳じゃないんです」

S嬢「ごめん……でもMになったら最悪死ぬと思って」

客「何故Mでは無くSなのかも聞いてません」

客「くっ……そろそろ時間じゃあないですか」

客「僕は虐められ足りないんですよ!どうしてくれるんですかこの衝動を!」

客「一回しか出してませんよ!」

客「女王の見た目がドストライクだから選んだのに!」

S嬢「えー、本当? ありがとー」

客「そこは『アンタ何かの相手をしてあげてるんだから感謝しなさい』とかにして下さいよ!」

客「素直になるにしても、もっと僕を虐めてからにして下さいよ!ギャップがいいんだから!」


客「女王、そんなんじゃ直ぐクビになりますよ」

S嬢「ううん……そうしたらもう内職で食いつなぐしか……」

客「何をふざけた事を言ってるんですか!?」

客「僕にそんな大きい目と長い睫毛、小さく形の良い鼻とぷるんとした唇で強気そうでありながら若干あどけなさも感じさせる可愛らしく美しい顔立ちと
  大きさは程々ながら形が良い胸とくびれたウエスト、小さくて揉み心地の良さそうな尻と長い足と決して細すぎず、太すぎてもいないムチムチな太腿
  スラリと伸びた手と白魚のような指先、つやつやとした爪を晒しておいてお店をやめるって言うんですかー!!?」

客「やめて下さいよ!お店やめないで下さいよ!」

S嬢「でも……向いてないよ」

客「そんな……僕は貴方に一目惚れしたと言っても過言じゃないのに……」

S嬢「えっ……///」

客「この一目惚れはあの家具に一目惚れしたとかあの服に一目惚れの一目惚れです」

S嬢「あっ、商品としてってことね……」

客「……アドレス教えて下さい」

S嬢「あぁ……そういうのはちょっと……」

客「僕が貴方をこの町、いえ、世界一のS嬢にしてみせますから!!」

S嬢「世界一のS嬢って何!?」

客「思わず跪いて犬の鳴き真似をしてしまいたくなるようなオーラを纏った女性です」

S嬢「良く解んないや……」

客「大丈夫です女王。女王も出来ればお店に残りたいんでしょう?」

S嬢「うん」

客「WIN-WINの関係じゃないですか。僕が色々教えますから」

S嬢「うーん……解ったよ。もう後も無いし……」

イイ、Mって我儘なんだよね
ここまで気持ちが分かるって事は作者もきっとMだな

ーー

S嬢「ふぅ、疲れたぁ……」

S嬢「今日のお客さん、変な人だったけど、イケメンだったなぁ」

S嬢「……はぁ、お風呂入って寝よ……食欲ないからご飯はいいや」

~♪

S嬢「あ、メール……」

S嬢「あのお客さんからだ……勢いでアドレス教えちゃったけど……」

S嬢「どんな事送ってきたんだろ……」

客『晩御飯何食べてます?』

S嬢「あれっ、意外と普通」


S嬢『食欲が無いから食べないで寝るよ』

客『何を考えてるんですか。ちょっとでいいので食べて下さい』

S嬢『お腹減らないから大丈夫』

客『病弱なんだから三食しっかり食べて下さいと言ってるんです』

客『主食は抜きでもいいですから。何か食べて下さい』

S嬢『カップラーメンしかないや』

客『自炊しないんですか』

S嬢『うん、あんまり食べないから』

客『自炊して下さい。いいですか。自炊して下さい。せめてお米を買って下さい』

S嬢『お米重い』

客『宅配便とかあるでしょう。健康に悪いんですよ!』

客『そんな食生活だから体力が無いんですよ!
  僕が満足するプレイをする前にお店をクビにされたら貴方どう責任取るんですか!?』


S嬢『じゃあ、個人的に……』

客『貴方が店並みの設備を提供してくれると?』

S嬢『出来ません……』

客『出来ない事を言わないで下さい。ぬか喜びじゃないですか』

客『とにかくまず自炊をして下さい』

S嬢『お料理出来ないよ』

客『最初はご飯を炊いてスーパーのお惣菜からでいいです』

客『その次は味噌汁を作って下さい』

S嬢『これってSMに関係ある?』

客『だから体力つけろって言ってるじゃないですか!』

客『何食べたかちゃんと報告して下さい』


S嬢「変な人……」

S嬢「でも内職で食べて行くのはキツいしなぁ」

S嬢「仕方無い。カップラーメン食べておこう」

S嬢「インターネットでお米と味噌を注文して……」カチカチ

S嬢「注文した事報告した方がいいのかな」

S嬢『お米と味噌注文したよ~!』

客『「したよ」は使わずに「してあげたわよ」を使って下さい』

S嬢『お店にいる気分だよ』

客『貴方がお店でプライベートな面を見せた事に対するツケです』

S嬢『私はもう寝るから、貴方は邪魔しないで私が起きるまで静かにしてなさい』

客『はい、おやすみなさい』

S嬢「はぁー……寝よ」

一日目 終わり

パンツ脱いで米の配達待つわ

Sは奉仕者だからな、Mのために理想の責めをする必要がある

しかしこれはアレか、S奴隷調教物語と呼べばいいのだろうか

S嬢が体力なくなったところで反撃するのかと思ってたら少しちごった



S嬢「ふぁ~、あ、もう夕方かぁ」

S嬢「まぁ夜はお店だったからね」

S嬢「今日はお休みだけど……」

S嬢「あ、またあのお客さんからメールが……」

客『おはようございます女王、ご飯ちゃんと食べて下さい』

客『あと、体力つける為に運動して下さい』

S嬢「そういえば、お米届いたんだった。炊いておこう……」


S嬢「運動かぁ……」

S嬢「とりあえずストレッチしよ」

S嬢「うーん……ふぅーっ………はぁー…………」

S嬢「……これくらいで体力つくものかな……」

S嬢「あ、そういえば……」

S嬢「あったあった、引っ越すときに本纏めたダンボール」

S嬢「この重い段ボールを持って歩けば運動になるよね」

S嬢「よいしょ……っ!」

S嬢「うっ……!?」グキィッ

S嬢「こ、腰がぁっ……!」

ーー
客「何か僕に言う事無いですか」

S嬢「すいません。ありがとうございました……」

客「僕がMでも、ぎっくり腰になったって理由で呼ばれるのは面倒臭いですよ」

S嬢「すいません」

客「それにいくら動けなくなったからって、普通合鍵隠してる場所教えます?」

客「親とか友達呼んで下さいよ」

S嬢「親は田舎だから……」

客「友達はいないって事ですか?」

S嬢「い、いなくは無いよ。友達も田舎だし、少ないけど……」

客「だからって、貴方ね……もっと考えて下さいよ
  僕と貴方は友達でも何でも無い上にお互いの事も殆ど知らないんですよ?」

S嬢「本当にごめんなさい……」

客「ごめんなさいとかじゃなくて、そんな性格だとその内トラブルに巻き込まれて死ぬかもしれないでしょうが!」

S嬢「すいません……」


客「本当に米しかないですね。あとは味噌と醤油がある位ですか……」

S嬢「料理しないんだもん……」

客「解りました。僕は焼きおにぎりでも作るので女王はそこで大人しくしてて下さい」

S嬢「えっ、悪いよ」

客「悪いと思うなら最初から呼ばないで下さい。それにそれなりの見返りは頂きますから」

S嬢「見返り……?」

S嬢「お金無いけど……」


客「どうぞ、女王」

S嬢「ありがとうございます……」

S嬢「……」モグモグ

客「……」ゴソゴソ

S嬢「あの、何で服脱いでるんですか?」

客「僕も忙しいので、時間短縮の為に」

客「大丈夫です、女王が食べ終わってからにしますから」

S嬢「えっと、何をすればいいの?」



S嬢「私、今動けないよ?」

客「大丈夫です。女王は腕だけ動かしてればいいので」

客「まず、この僕が持参した洗濯ばさみ二つの穴に紐を通します」

客「そしてこの二つの紐を繋げ、繋げた紐の真ん中に更に長い紐をつけます」

客「この洗濯ばさみで僕の乳首を挟みます」

客「女王は二つを繋げた紐を持って」

客「思い切り引っ張って下さい!」

S嬢「……」グイッ

バチンッ

客「あふんっっ!」


客「ふぅ……もう一度はさみます」

客「さぁ、どうぞ!」

S嬢「……」グイッ

バチンッ

客「んぁぁっ!」

客「もう一度!」

バチンッ

客「あんっ!」

バチンッ

客「ふぅぅっ!」

バチンッ

客「あぁっ!ヒリヒリするぅ!」

バチンッ

客「あぁんっ!」


客「はぁ……はぁ……じゃあ、そろそろ帰りますね」

S嬢「えっ?帰るの?」

客「そりゃ、帰るに決まってるじゃないですか。まさか泊まると思ってたんですか?」

S嬢「だって動けないから……」

客「女王って、絶対人との距離感解ってないですよね」

客「友達もいないみたいだし、仲間内で浮いてるキャラだったんでしょう」

S嬢「まぁ……うん。良くわかったね」

客「だって女王おかしいですもん」


客「僕も仕事があるので」

S嬢「あっ、そうか……ごめん」

客「女王は仕事どうするんですか?」

S嬢「えっとね、生理と被りそうだし休むよ」

客「ちゃんと腰治して下さいよ!そのままやめるとか駄目ですからね!」

S嬢「う、うん。ありがとう……」

客「じゃあ……いや……待って下さい!」

客「僕がここに泊まれば貴方にSMされる時間が増えるという事ですか!?」

客「解りました泊まりましょう!」

S嬢「あ、ごめん、布団なかった……私の掛け布団あげるね」

客「ただ、女王、その前にもしかしたら僕が女王が魅力的すぎて襲ってしまうかもしれません」

S嬢「Mなのに……?」

客「そこで僕を縛りましょう」

客「僕は縛られてアイマスクをされて寝るので安心です」

S嬢「うん……」

客「じゃあ、この僕が持参したロープで、手を縛って下さい」

S嬢「解った」

客「返事!」

S嬢「何でアンタなんかに指図されなきゃいけないのよ!」

客「その調子です!」

S嬢「何よその態度、何様のつもり!?」

客「いいです!いいですよ!」

二日目 おわり

面白い

期待


S嬢「……」

客「おはようございます女王」

S嬢「……アイマスクなのに良くわかったね」

客「音がしますから」

S嬢「それもそうか……えーとさ、その……おしっこしたいんだけど……」

客「トイレですか?」

S嬢「うん、漏れそうなので出来れば急いで……」

客「解りました。女王、パンツ脱いで下さい」

S嬢「えっ!?」

客「えっ? 僕に飲尿しろという事じゃないんですか?」

S嬢「いえ、トイレまで支えてほしいって事で……」



S嬢「あの、本当に早めに……」

客「その前に僕の縄を解いて貰わないと」

S嬢「うぅ……」

客「何でそんなに漏れそうなんですか?」

S嬢「昨日からトイレしたかったんだけど、言い出し辛くて……」

客「早く言って下さいよ、僕に飲ませる気が無いのに」

客「何で朝から貴方の尿の為に急がされなければいけないんですか」

S嬢「ごめんなさい……」


ーー

S嬢「終わりました」

客「報告しなくてもいいです」

S嬢「はい……」

客「さて、僕もトイレをするので見てて下さい」

S嬢「はい……ん? えっ?」

S嬢「何でまた全裸になってるんですか……?」

客「全裸で放尿を見られる事に僕は興奮するんです」

S嬢「……はぁ」

客「本当はおまるに座らされて足を縛られてる方がいいんですけどね」

S嬢「……」

客「犬になって電柱にかけるプレイもしたいんですけど、公共の物を汚すのは駄目ですから」

S嬢「……」



客「僕は便座に座るタイプです」

客「こうすると飛び散らないので」

S嬢「……」

客「……」スッ

S嬢「……」

客「……」

S嬢「……」

客「……」

S嬢「出すタイミングも私が指示するの?」

客「勿論」



S嬢「……出しなさい」

客「……んっ」チョロッ

ジョロロロロ…


客「はぁ……っ」

S嬢(私は何で朝から床に座って全裸の男の人の放尿なんか見てるの……?)

客「……」

S嬢「……終わった?」

客「はい」

S嬢「じゃあ、運んでくれない?」

客「命令口調を心がけて下さい」

S嬢「……私を支えなさい……あ、その前に手を洗いなさい」

客「はい、女王。服を着るので待って下さい」



S嬢「べっどから布団を下ろして、布団に寝るよ……」

S嬢「ベッドの上からだと一人で動けないから……」

客「そうですか」

S嬢「そういえば……えーと、お名前は?」

客「何だと思います?」

S嬢「……解らないですけど」

客「榎室です」

S嬢「えむろ……今作りました?」

客「何故?」

S嬢「もしかして、Mとエロを合体させてその苗字なのかと……」

客「失礼ですね。全国の榎室さんに謝って下さい」


客「さてと、今日は僕は仕事に行ってきます」

S嬢「日曜なのにお仕事が?」

客「日曜に働いてる人も沢山いるでしょう……」

客「まぁ、僕は割と自由な仕事ですけどね」

S嬢「何のお仕事?」

客「……モニター……ですね」

S嬢「モニターって、覆面調査員の事?」

客「はい、レストランなどに行って良かった店、悪かった店等を調査する……そんな感じの仕事です」

S嬢「それに正社員とかあるんですか? みんなバイトなのかなぁって……」

客「僕の所はちょっと特別なので」

S嬢「ふぅん……?」

客「では行ってきます」

S嬢「あ、はい。行ってらっしゃい」


S嬢「レストランとかの調査かぁ……楽しそうな仕事だなぁ……」

ーー

リーダー「これまでの結果はレストラン、服屋、採用。パチンコ、ゲームセンター保留。お化け屋敷、不採用」

リーダー「発言のある者は手をあげて……島田、発言を許可する」

島田「えっとぉ~、私はぁ、お菓子屋さんが有ったら良いなぁ~って思うんですぅ~」

島田「すっごく美味しいんですよぉ」

リーダー「……お菓子屋……それと島田、その喋り方はふざけてるのか?」

島田「ふざけてないよぉ~。女子大生の間ではやってるのぉ~」

リーダー「……はい、何だ。赤井」


赤井「私はアニメ、ドラマ、小説……創作物語を提案します」

赤井「本当、気分転換にも良いですし、面白いです」

リーダー「誰が作るんだ?」

赤井「……」

リーダー「保留。……榎室は何だ」

客「はい、僕はSM倶楽部を提案したいと思います」


リーダー「SM倶楽部とは?」

客「被虐趣味者と加虐趣味者が集う場所です」

中川「それはつまり……虐めたり虐められたりする場所?」

リーダー「……意味が解らないな」

客「すごくイイです」

島田「ふぇ~……解らないよぉ、痛いの駄目だよぉ」

中川「その喋り方ムカつくからやめて」

島田「あぁーん、中川さんが怒るぅ~。若さに嫉妬するよぉ」

中川「殺すぞ小娘ぇ!!」



客「言葉で説明するのは難しいので、リーダーも一度行って見て下さい」

客「赤井君も」

赤井「私はあまりそれに興味が無いよ……仕事なら行くけどさ」

リーダー「……では各自お菓子屋とSMについて調査するように」

島田「解ったよぉ~」

中川「解りました」

赤井「了解しました」

リーダー「保留になっているゲームセンター、パチンコも調査続行」

リーダー「また新たな提案も期待している」

客「はい」

リーダー「では、今回は解散」



三日目 おわり



客「言葉で説明するのは難しいので、リーダーも一度行って見て下さい」

客「赤井君も」

赤井「私はあまりそれに興味が無いよ……仕事なら行くけどさ」

リーダー「……では各自お菓子屋とSMについて調査するように」

島田「解ったよぉ~」

中川「解りました」

赤井「了解しました」

リーダー「保留になっているゲームセンター、パチンコも調査続行」

リーダー「また新たな提案も期待している」

客「はい」

リーダー「では、今回は解散」



三日目 おわり

すまん、重複させてしまった

おもしろいな

魔王城企画課の人か?


>>48
違います



客「さて。今日はスパンキングからお願いします」

S嬢「手で? ……あと、相変わらず全裸になるの早いね」

客「まだ女王に着衣プレイはレベルが高いので。手でお願いします」

S嬢「はぁ……お尻を叩けばいいの?」

客「いえ。最初は乳首からお願いします」

客「最初は言葉攻めをしながら擦って、親指と人差し指でグリグリと押し潰し頃合を見計らって罵倒
  その後、僕の乳首に唾液を吐きかけて弾く様にスパンキングをお願いします」

S嬢「注文が多い……」


S嬢(最初は擦るのね……)スリスリ

客「……んっ……」

S嬢「今の声はなぁに?気持ち良いの? 男の子なのにちょっと乳首撫でられただけで感じちゃうの?」

客「はぁっ……」

S嬢「摘まんだらどうなるのかなぁ?」グリッ

客「んんっ!」

S嬢「痛い?」ギュッギュッ

客「はい……」

S嬢「……も、もうちょっと優しい方がいい?」

客「……女王、僕が本当にヤバイと思ったら『ビーム!』と叫びますので」

客「僕が『ビーム』と言うまではSを続けて下さい」

S嬢「何故そんな気の抜ける掛け声のチョイス……」


客「とにかく再開して下さい」

S嬢「うん……」

S嬢「痛いって言うけど、乳首コリコリしてるよ?」グリッ

客「んっ」

S嬢「こんなに硬くなって……感じてるんでしょ……?」

S嬢「きもちいい……?」

客「気持ちイイです……」


S嬢「男なのに乳首弄られて気持ち良いんだぁ?」

S嬢「本当に変態ね」ペッ

客「……」

S嬢「あ、乳首じゃなくて顔にかかっちゃった……ごめん」

客「いえ。続けて下さい」

S嬢(唾吐きかけるの難しいしなぁ……あ、舐めればいいのか)

S嬢「こんなに乳首おっきくして、母乳でも出すつもりなの?」ペロッ

客「んぁっ」



S嬢「乳首舐められて善がるなんて……変態過ぎて言葉も出ないわ」ペロペロ

客「んっ、んっ……ごめんなさい……」

S嬢「そうね。こんな風になるような人にはお仕置きしないと」バシッ

客「ひゃんっ!」

S嬢「何で叩かれてるのにまだ善がってるの!変態!」バシッピシッ!

客「あっ、あぁっ!」

S嬢「叩かれるのがいいの? 叩かれるのがそ……ッ!!」グキッ

S嬢「痛ぁあぁぁ!!榎室さんの胸板でつき指したぁぁぁ!!」

客「……」


ーー

客「はい。これで大丈夫な筈です。大事を取って、暫く安静にして下さい」

S嬢「ありがとうございます……」

客「お昼は朝に作っておいたのを温めましょう」

S嬢「うん」

客「3日分程作り置きしておきました」

客「初心者用のレシピも買っておきましたから、出来るだけ自炊をして下さい」

S嬢「うん」

客「お昼……にはまだ時間がありますね」

S嬢「じゃあ、まったりしましょう!」

客「先ほどのプレイの反省会をしましょう」

S嬢「……」


客「まず女王の罵倒は『変態』が多いです」

客「もっと種類を増やして下さい」

S嬢「種類を……」

客「僕としては『変態』よりも『困ったさん』の方が好きです」

S嬢「困ったちゃんは?」

客「悪くは無いですが、女王が言うなら困ったさんですね」

S嬢「基準がよく解らないよ……」


客「これで、『変態』に『困ったさん』『困ったちゃん』の二つのワードが加わりましたね」

客「また幼児に言い聞かせる様なイントネーションだと羞恥心が刺激されて大変よろしいです」

S嬢「はぁ……」

客「あと女王は『気持ちいい?』も多いですね。これは『ゾクゾクする?』という言い方もアリです」

客「疑問形では無く、実況もいいですね」

S嬢「実況……」

客「女王は『乳首コリコリしてるね』と言ってましたが、このタイプですね」

客「『ビクビクしてるよ』や『涎垂れてるよ』『気持ち良さそうな顔してるね』『乳首赤くなってきたよ』等です」

客「これは、今の状況を言えばいいだけですね」


客「それと女王は最初に」

客「『今の声はなぁに?気持ち良いの? 男の子なのにちょっと乳首撫でられただけで感じちゃうの?』」

客「と言ってましたが、長いです」

S嬢「長いのがいいんじゃないの?」

客「この長さはラストスパート前後にした方が良いですね」

客「最初はまだ世界に入り込めてないので、短く」

客「それでいていい感じの雰囲気へ持って行って下さい」

S嬢「うーん……」


客「例えば『今の声はなぁに?』で一呼吸置いて、相手の反応を見ます」

客「その後も『気持ち良いの?』『男の子なのに?』『ちょっと乳首撫でられただけで?』『感じてるの?』」

客「別々にする事で時間も稼げますし、相手に質問するのが良いですね」

S嬢「……恥ずかしい言葉を言わされるのがいいんですか?」

客「はい。『今どういう状態なのか言ってみなさい』とかも良いですね」

客「『摘まんだらどうなるのかなぁ?』『痛い?』の流れについては惜しいですね」

S嬢「えっ、ほんと? 惜しい?」

客「はい。『摘まんだらどうなるのかなぁ?』『ビクッてしたね』『痛い?』」

客「それで僕が痛いと言ったら『でも、乳首コリコリしてるよ』と……繋げて下さい」



客「『こんなに乳首おっきくして、母乳でも出すつもりなの?』ですが」

客「コレはかなり良かったですね」

S嬢「ありがとうございます」

客「『妊娠しちゃうね』や『母乳出るんじゃない?』の様な言葉は好き嫌いがありますが」

客「僕は好きですね」

S嬢「そもそも榎室さんは妊娠しないし、母乳出ないでしょ……」

客「では、反省会はここまでにして昼食にしましょう」

S嬢「待ってました!」

客「女王も動ける様になったし、これを食べたら僕は帰ります」

S嬢「お世話になりました……これでプレイの指南も」

客「終わる訳無いでしょう。寝言は寝てから言って下さい」

S嬢「ですよねー」


四日目 おわり

良い

そう思わんかね

支援

すごくいい

prrrr…prrrr……

S嬢「ふぁい、もしもし江洲です……」

客「もしもし女王。おはようございます」

S嬢「あぁ……榎室さん……おはようございます」

S嬢「どうしたんですか…?」

客「モーニングコールです。カーテンを開けて朝日を浴びて下さい」

S嬢「あぁ……うん……」

客「では切りますよ」

S嬢「はぁい、さよーなら……」


S嬢「……」pi

S嬢「……」

S嬢「……眠い……二度寝しよ…………」

S嬢「……」

prrrr
prrrr

S嬢「……もしもし」

客「二度寝しないで起きて下さい」

S嬢「……何で解るの?」

客「やはり二度寝しようとしていましたね」

S嬢「……カマかけないでよ……」

客「じゃあお昼を食べたらゲームセンターへ行きましょう」

S嬢「へ?」

客「女王は昼間にあまり外出しないでしょう」

客「ネットで米も味噌も買ってる所を見ると、いつもネットスーパーなのでは?」

S嬢「だって、楽だし……」

客「人間の体は陽光を浴びて紫外線がコレステロールを変化させる事でおよそ必要な分のビタミンDの半分の量をまかなっているんですよ?」

客「ビタミンDが不足すると骨や歯が弱くなったり疲れやすくなったりして……」

S嬢「解りました解りました……じゃあ1時に」

客「ありがとうございます。あの大通りのデパートの前にいます」

S嬢「はーい。さようならー」pi

ーー
S嬢「こんにちはー榎室さん」

客「はい、こんにちは」

S嬢「榎室さんもゲーセンとか行くんだね」

客「仕事なので」

S嬢「それも仕事って事は、もしかして経費でゲームが出来るとか……」

客「そうですよ」

S嬢「えー!ずるっ!何その仕事!羨ましい!」

客「女王の分も経費で落とすので、奢りましょうか」

S嬢「そ、そんな事していいの……?」

客「特に問題ありません」

客「では、両替してきます」

ジャラララララララッ

客「どうぞ」

S嬢「うわぁ、100円玉と500円玉が一万円分ある……」

S嬢(しかし、本当にいいんだろうか……)

客「ところで僕はゲームセンターに初めて来たんですが」

S嬢「えっ、初めてなんだ?」

客「はい、最初に何をすればいいでしょう」

S嬢「そりゃあ勿論UFOキャッチャーですよ!」

S嬢「こっちに有るので行きましょう!」

S嬢「このアームで下の景品を掴んで取るんです」

客「成程」

S嬢「結構得意なんですよねー」チャリンッ

S嬢「この辺……」

S嬢「よし、よし……掴……あぁっ!」

客「滑り落ちましたね」

S嬢「こういう事もありますよ……まぁ、500円入れたんで後5回出来ますけど……」

S嬢「あ、榎室さんもこの台がいい? 終わったら代わるんで……」

客「いえ。そのアームの力では絶対に取れないので遠慮しておきます」

S嬢「えっ」

客「この台は取れそうですよ」チャリンッ

ウィーン……

客「……ここでストップさせれば」

ボトッ

客「はい、取れました」

S嬢「……本当に初めて?」

客「はい」

S嬢「むむむ……」

客「とりあえず一通りやっておきたいですね」

<200コンボ‐

<セイセキハッピョウ!

客「? あれは?」

S嬢「あれは太鼓の達人です。結構人気ですけど」

S嬢「下手くそがやると恥をかくんじゃないかと……」

客「人気なんですか。やって来ます」

S嬢「やめた方が……」

S嬢(榎室さんって運動してる感じじゃないし、向かないと思うんだけど……)

客「……女王!」

S嬢「ちょっと、大きな声で女王とかやめて!」

客「ルールは把握しましたが、曲が解りません」

S嬢「……一個も知ってる曲無いの?」

客「無いです。選んで下さい」

S嬢「うーん……じゃあ、これ」

ーー

S嬢「フルコンボ出した人、生で初めて見た……」

客「あれは何ですか?」

S嬢「あれはパンチングマシーンで……」

ーー
S嬢「600超えって何……?」

客「低いんですか?」

S嬢「それはギャグで言ってるの?」

ーー
S嬢「榎室さん、そんなに取り尽したら出禁になりますって」

客「ルールの範囲内での遊びでしょう?」

客「メダルが預けられるのはいいですね。また遊べますから」

S嬢「殆ど遊んでないけど疲れた……榎室さんって、超人か何かですか?」

客「違いますよ」

S嬢「もうアレはゲームセンター荒しの域ですよ……」

客「そこまで迷惑なら自重しておきましょう」

S嬢「そうして下さい…」

客「じゃあ次はお菓子屋へ行きますよ」

S嬢「お菓子屋……いいですね」

客「経費で落ちますから好きなだけ買って下さい」

S嬢「榎室さんって実は悪い仕事してる人だったりしません?」

>>70
お前は俺の黒歴史を掘り返した

許さん

断じて許さん

ーー
S嬢「これと、これと……」

客「ファンシーな内装ですね」

S嬢「お菓子屋ですからねー。あっ、あとコレも……」

S嬢「榎室さんは何買うんですか?」

客「此処って宅配してくれますかね?」

S嬢「さぁ……? そんなに沢山買うんですか?」

客「全種類を一個ずつお願いしたいですね」

S嬢「……大胆ですね」

客「自宅に送れるか聞いてきます」

S嬢「はい……」

客「宅配できるようです」

S嬢「良かったですね……」

客「もうそろそろ暗くなって来たので女王の自宅まで送ります」

客「危ない人がいるかもしれませんし」

S嬢「私的には榎室さんの方が危ない人なんじゃないかと」

S嬢「特に性癖とか……」

客「いえいえ。僕はクリーンなMですから。何も怖がる事はありません」

S嬢「クリーンなMって何……?」

客「女王の言いたい事は解りますよ」

客「僕が女王を守ると言っても裏を返せば、僕が常に側にいる訳で」

客「僕に襲われる可能性も有ると言いたいのでしょう?」

S嬢「まぁ……はい」

客「そんな事もあろうかとこれを用意しておきました」スッ

S嬢「これは……もしや」

客「そう、お察しの通りローターのリモコンです」

S嬢「あー、こういうの来ちゃったかぁ……」

S嬢「今日はそういうの無いと思ってたんだけど……」

S嬢「一応聞いておきますけど、これローターは……」

客「僕の……」

S嬢「解りました。もういいです」

>>74
ごめんね。お詫びに>>1を思いつく限りの卑劣な言葉で罵っていいよ




S嬢「……今日、ずっとこれ挿れてたんですか」

客「はい。自分で押したりはしてませんが」

S嬢「……帰りましょうか」

客「はい」ワクワク

S嬢「……榎室さん」

客「何でしょう」

S嬢「期待されても絶対押しませんからね……」

客「新手の攻め方ですね……期待させておいて何もしない……」

S嬢「違う!全然クリーンなMじゃないし!私が期待させたんでも無い!!」

客「成程、これはこれで……」

S嬢「違うって!!」


五日目 おわり

おつ
ぞくぞくする

続きはよう

保守


S嬢「もしもし……」

客「おはようございます。榎室です」

S嬢「……朝8時……」

客「健康的ですね。僕としては朝6時に起床して欲しいですが」

S嬢「うぅ……お休みそろそろ終わるのに……」

S嬢「はぁ……カーテンを開けて日の光を浴びればいいんでしょう……」

客「えぇ。それ以外の用件も有ります」

S嬢「出かけるんですか?」

客「いえ。SMします」

S嬢「……家に来るんですか?」

客「テレフォンセックスって知ってます?」

S嬢「……」

客「有ってもいいじゃないですか。テレフォンSM」

S嬢「えぇ……?」

客「言葉攻めお願いします」

S嬢「何で朝からそんな事を……」

客「朝食を終えてからでいいですよ。1時間後に折り返し電話します」

客「その時に寝てたら朝食無しでSMプレイにします」

S嬢「む、無視したら……」

客「家に押しかけます」

S嬢「そっか……」


S嬢「あっ、でもちょっと待って下さい!」

S嬢「榎室さんは私がおみせにいられるように、こういう事してる訳ですけど」

客「そうですね」

S嬢「考えてみたらテレフォンSMなんてしない!」

S嬢「こんな行為は意味無い!」

S嬢「だから、もうちょっと寝てても……」

客「駄目です」

S嬢「だってテレフォンSMとかどう考えても榎室さんの趣味でしか無いし……」

S嬢「……考えたら合鍵の場所変えておけば、榎室さん家に入れないよね」

客「どうなっても知りませんよ」

S嬢「な、何がです?」

客「この前女王の家で僕がトイレやお風呂に監視カメラをつけなかったとも限りませんし」

客「もしかしたら盗聴してるかもしれませんよ?」

S嬢「……」

S嬢「してないですよね……?」

客「さぁ? 合鍵を複製してるかもしれませんし」

客「よく知らない人を家に上げたらいけないんですよ?」

S嬢「いや、でも、榎室さんはそんな事しないんじゃないかなぁ……?」

客「いえいえ。本性なんて解らないものですよ」

客「さぁ、僕の方が圧倒的優位に立っている事を確認した所で朝食の時間です」

客「後で折り返し電話しますから」

S嬢「はい……」


ーー

客「食べ終わってますか?」

S嬢「うん」

客「では始めましょう」

客「僕はローションやローター、バイブ等も完備しているので」

客「気が向いたら指示して下さい」

S嬢「うん……」

S嬢「ちょっと確認したいんだけど……服着てる?」

客「長袖ワイシャツにネクタイ、ベルト、スラックス、パンツ、靴下です
 パンツはボクサータイプの黒です」

S嬢「いつもその格好だけど、他に服は……」

客「あまり無いですね。他は部屋着くらいです」

S嬢「ふーん……意外……いや、まぁ、お洒落に気を遣う榎室さんも想像できないですけど」



客「さぁ、僕を虐めて下さい!」

S嬢「……何でアンタに指図されなきゃいけないのよ」

客「すいません」

S嬢「じゃあ、今から私が言う事にちゃんと従うのよ?」

客「はい!」

S嬢「まずは……シャツのボタンを外して前を開けて」

客「はい」プチプチ

S嬢「ベルトを外して……下は全部脱いで」

客「解りました」



S嬢「そしたら……布団に仰向けになって、乳首を
   洗濯ばさみで挟んで下さい。両方」

客「……っ、はぁ。挟みました」

S嬢「……下、どうなってる?」

客「靴下ですが」

S嬢「そういう事じゃなくて……そのペニス……?」

客「チンコかチンチンと言ってくれませんか? おチンチンでも」

S嬢「……何故」

客「その方が恥ずかしくて僕が興奮するからです」

S嬢「私も恥ずかしいんですが」

客「そうですか。我慢して下さい
  あと、最初に乳首ならまだパンツは有った方が良かったですね」


S嬢「……チンコどうなってる?」

客「特にどうも。萎えたままです」

S嬢「じゃあ、射精寸前まで扱いて」

S嬢「仰向けで、M字開脚しながら携帯は横に置いて」

S嬢「どうなってるか実況しながら」

客「はい!」


客「……ふっ……あぁ……硬くなってきました」

S嬢「どうやって扱いてる?」

客「手を上下に動かして……ぅ……」

S嬢「ちゃんと脚開いてる?」

客「はい……興奮して肛門がヒクヒクしてます」

S嬢「……男なのに自分で後ろ開発してるとか頭おかしいんじゃないの?」

客「んっ……今の蔑んだ感じいいですね…」

S嬢「今のは本心からだからね」


客「うっ……」

S嬢「出そう?」

客「も、もうそろそろ射精そうです……」

S嬢「じゃあ、手を止めて!」

客「はい!」

S嬢「そしたら、下はもう触らずに、洗濯ばさみにデコピンして」

客「……」

S嬢「榎室さん?」

客「デコピンとは何でしょう?」

S嬢「えぇー……じゃあ、あの洗濯ばさみを指で弾いて」

客「はい……うっ」

S嬢「それで射精するまで……」

客「さっき指で弾いた時にしました」

S嬢「……早くない?」

客「こんなものです」

客「しかし、今回は全体的にレベルが低いですね。朝だからでしょうか」

客「『男なのに自分で後ろ開発してるとか頭おかしいんじゃないの』」

客「以外には特に良い所は無いですし」

客「言葉攻めも、指示が優先されて満足に行えていなかったですし」

客「今回はかなり駄目ですね」

S嬢「テレフォンSMとか絶対趣味な事につき合わせておいて……」


客「うーん、そろそろ本格的に体力作りも行いたい所ですね」

S嬢「えぇー……」

客「技術だけ磨いても体がついていかなければ意味が無いですし……」

客「トレーニングメニューを考えておきましょう」

S嬢「あんまりキツく無いやつでお願いします」

客「適度にします」

S嬢「じゃあ、今日はもう切ってもいいんですよね?」

客「ちょっと待って下さい。洗濯ばさみを外すように命令してくれませんか」

S嬢「勝手に取ればいいのに…」

客「いえ、指示されてつけたのですから、外すように指示されるまでは外しません」

S嬢「!……指示されるまで外さないんですね?」

客「はい」

S嬢「じゃあ、一時間後に折り返し電話します。それまでそのままで」ブツッ

客「…………」

客「……成程、イイですね」


六日目 おわり

>>74

お前のボキャブラリーが試されてるぞ

>>1のばか!ばか!あほたれ!お前のかーちゃんデベソ!三段腹!ハゲ!イエローモンキー!カマ野郎!Fu○k!クズ!短少!包茎!早漏!童貞!異常性癖者!

>>97
少なくとも最後の一つは正しい

(俺も異常性癖者だったのか……支援)

もうまてにゃぁぁ

>>97
テンポ ×
語彙力 △
勢い ◎
長さ △
総合 △

勢いは良いと思うが、飽きる
小学生の悪口のレベルから抜け出しておらず、『お前のかーちゃんデベソ!』がテンポを最悪にしている
出来るだけ多くの言葉を使おうとしている努力はとても良い
一瞬で頭に入らない可能性を考慮し、伏字の使用は避けるべき

>>100
ごめんねぇえぇぇでもぉぉ不定期更新なのぉぉ!なんかぁぁ>>1の気分が乗った時しか書けないのぉぉ!
書くの遅くてごめんなしゃぁぁぁいいぃ!
お詫びに足の指の間舐めるよ


客「おはようございます。遊びに行きましょうか」

S嬢「……びっくりしたぁ~、何で家の前にいるんですかびっくりしたぁぁ……」

S嬢「それに遊びに行くとか言われても、準備してないし……」

客「デパートの中のゲームセンターです」

S嬢「ゲームセンター気にいったんですか?」

客「はい。今回も経費で行きます」

S嬢「それ使い込みじゃないの……?」

客「何なら女王の好きな物なんでも買いますよ」

S嬢「……」

ーー

S嬢(またお金の誘惑に負けてしまった)

客「あ、SMについてなんですが」

S嬢「はい……」

客「全然運動していない女王がいきなり走ったりするのは無理なので」

客「度々プールへ行きましょう」

S嬢「でも今日はゲーセンなんですよね?」

客「はい。今日は精神面を鍛えようと思います」

S嬢「精神面?」

客「僕はサディストには優しさと賢さと思い切りと傲慢さが必要だと思います」

S嬢「色々求めますね」

客「因みにサディズムの名前の由来はマルキ・ド・サドという小説家です」

S嬢「SM小説を書いてたんですか?」

客「復活祭の日に、物乞いをしていた未亡人を騙し暴行したり、娼婦に危険な薬を飲ませたり」

客「当時禁止されていた肛門性交を行った事が決定的で、刑務所に入りました」

客「サドの書いた小説は殆ど獄中で書かれたもので、強姦、拷問、手足切断、殺人に満ち」

客「生皮を剥がれる子供やロバのペニスで貫かれて死ぬ女が書かれてます」

S嬢「それはもうSじゃなくて異常者ですよね?」

客「えぇ。実際、精神病院に入れられてます」

客「とにかくSでは有ったと思いますが」

客「やっぱりSMってSとMのコミュニケーションじゃないですか」

客「M側の気持ちを考えられないサドは駄目ですね」

S嬢「そもそも娼婦がMかも解りませんしね」

客「えぇ。Sの独りよがりですよ」

客「逆にS側が心の中で『こんな事してていいのかな』と思っていたらもうそれはSMではありません」

客「鞭を振るう機械と変わり無いのです」

S嬢「はぁ……」

客「僕が思うに、女王にはこの思い切りが足りないです」

客「どっちつかずな返事、流されやすい性格……」

客「そもそも自分に自信が無いのでしょう」

客「運動も勉強もそんなに出来ない上に料理や裁縫が得意な訳でも無くセンスが良い訳でも無い……」

S嬢「ボロクソすぎません?」


客「という訳で女王にはもっと強気になって頂きます」

客「あのアーケードゲームを見て下さい」

S嬢「? おじさんがいますね」

客「後ろに幼女が並んでいますね」

S嬢「オタクってやつですか?」

客「闇のアイカツおじさんです」

S嬢「や、闇野愛克おじさん?」

客「女児を対象にしたアニメ作品「アイカツ!」をこよなく愛する大きいお友達
  その中でも特にデータカードダスアーケードゲーム版のプレイヤーでもあるファンを指す言葉がアイカツおじさん」

客「闇のアイカツおじさんとは大量にお金をつぎ込み、プレイするのに必要なICカードも複数枚持つ廃人プレイヤー
  後ろに人が並んでいるにも関わらず連コイン等を行う迷惑プレイヤーを指します」

客「但し、連コインや台キープをするのは闇のアイカツおじさんですら無く、
  ただの迷惑プレイヤーだという意見も存在します」

客「あそこにいる彼は迷惑プレイヤーですね」

S嬢「へぇ……で、それが何なんでしょう?」

客「あの闇のアイカツオジサンに注意してきて下さい」

S嬢「えっ」

客「後ろの幼女が可哀想でしょう」

S嬢「そ、そりゃ可哀想だけど……」

客「マナーを守らない方が悪いのですから、何も臆する事は無いです」

S嬢「いや、でも怖……」

客「あの幼女もそう思ってるので行ってきて下さい」

S嬢「榎室さんの方が男性だし、力も強くて背も高いんだから注意しに行けばいいじゃないですか……」

客「じゃあ僕がいなかったら幼女より力の強い女王は注意しに行くんですか?」

S嬢「……行きません」

客「素直」


客「大丈夫です。何か有っても僕が何とかするので」

客「とりあえず『注意する』という行為さえ達成できれば」

S嬢「えー……でも……」

客「子供が待ってるので代わって下さいと一言かけて来て下さい」

S嬢「うぅ……」

客「それが出来たら僕が女王の言う事を何でも一つ聞きましょう」

S嬢「あんまり魅力的でも無い提案ですね……」


客「大体の事は出来ると思います」

S嬢「榎室さんが言うと信憑性ある……」

客「はい。この僕が大丈夫だと言ってるんだから大丈夫です」

客「さっさとあのおじさんに注意してきて下さい」

S嬢「……」


S嬢「す、すいません……」

闇のアイカツおじさん「……」

S嬢(何で無言……)

S嬢「あの、子供が並んでいるので……」

闇のアイカツおじさん「……」スッ

S嬢「……」

闇のアイカツおじさん「……」スタスタ

S嬢(無言で去って行った……)


S嬢「……特に何も無かったですね」

客「彼は注意されると無言で去っていきます」

客「前に僕も注意してみましたが、無言で去って行きました」

客「あと、僕の同僚が『キモい』と大声で言った時も無言で去って行きました」

S嬢「キモいはひどくないですか」

客「僕もそう思います」


客「じゃあゲーセンに行きましょう」

客「その間に何か僕にして欲しい事を考えておいて下さい」

S嬢「はぁ……」

S嬢(特に思い浮かばない……)

S嬢(お金とかは流石に自分から言えないし)

S嬢(大体の事は出来るとか言う榎室さんに一泡吹かせたい気持ちも……)

S嬢(でも痛い事とか恥ずかしい事しても喜ぶだけじゃ……)

S嬢(……思いついた!)

ーー

S嬢「相変わらずゲーセン荒しでしたね……」

客「これ、転売すると儲かりますかね」

S嬢「儲かるかどうかは知りませんけど……」

S嬢「それより榎室さんにして欲しい事決まりました!」

客「何ですか」

S嬢「女装です!!」

S嬢(榎室さんは服とかには無頓着……)

S嬢(女装なら少しは恥ずかしがるかも!)

S嬢「しかもこの店から、榎室さんの家に帰るまで女装です!」

客「でも僕170cmですよ」

S嬢「顔は中世的だし、線も細いし大丈夫ですよ!」

S嬢「ウィッグとかも買いましょう!!」

客「活き活きしてますね」

S嬢「ちょっと、人に注意したりする事が中々無かったのでハイになっちゃって……」

客「緊張すると饒舌になるタイプですね」

S嬢「それよりも榎室さんにはどんな服が似合いますかね……」

S嬢「出来るだけ身体の線は隠して……ワンピース……?」

S嬢「何なら髪飾りも……」

S嬢「どうせならハイヒール履きません?」

客「流石に女性用の靴は入らないと思います」


S嬢「じゃあ、このワンピースとサンダルとロングストレートのウィッグで」

S嬢「非常階段の所のトイレは殆ど使う人がいないのでそこで着替えましょう!」

客「……」

S嬢(ふふふ、乗り気じゃなさそうですね……!)

S嬢(思えばいつも余裕で私に説教? かましてくる榎室さんか)

S嬢(ドMの榎室さんしか見てなかったから新鮮な気がする!)


ーー

客「出来ました」

S嬢「うん、似合う似合う!」

S嬢「やっぱロング丈の方がいいですよねー。足出るのは流石にアレだし……」

客「……あの」

S嬢「はい?」

客「あんまり見ないで下さい……」

S嬢「!!!」

S嬢「……っ!」

客「何で急に震えてるんですか」

S嬢「いえ。何か嬉しくて……始めて榎室さんの上に立ったというか……」

客「そうですか」

S嬢「やった……!」

客「……」

客「風が気になりますね」

S嬢「スカートが捲れるから?」

客「はい。多分見えないでしょうが……」

S嬢「ふふふ……そんな事を気にする榎室さんが見られるとは」

客「女性用の下着をつけてるので心許なくて……」

S嬢「えっ? それは、女装の時に買ったんですか……?」

客「朝からずっと着けてます」

S嬢「えっ?えっ? でも女装は恥ずかしがってませんでした?あんまり見ないでとか言ってたし……」

客「あぁ、はい。恥ずかしいですね」

客「その状態をまじまじと見られると暴発しそうになるのでそう言っただけで、渋ってた訳では無いですよ」

S嬢「……そっか」

S嬢「……結局」

S嬢「結局、今日も榎室さんの思い通りになってしまったのかぁぁぁ……!!」

客「股間が締め付けられるようで気持ちイイですね」


七日目 おわり

むん

おつ

大気

ほう…じれますな

客「僕って、見た目良いですよね」

S嬢「急にどうしたのこの人」

客「多少好みはあれど僕はイケメン? ってやつですよね」

客「むしろそうで無ければおかしい」

S嬢「頭打ったんですか?」

客「なのに僕、一度も痴漢された事が無いんですよ」

S嬢「え?何? 何の話?」

客「いくら電車を乗り回しても、他の乗客の死角にいても痴漢されない」

客「女王も痴漢されてみたくないですか」

S嬢「いえ。別に……」

客「僕はされたいです」

S嬢「……ていうか、痴漢って大体男じゃないですか?普通女の子狙いません?」

客「痴女はいないんですか」

S嬢「いないともいいきれないですけど……」

客「……ところで僕が何でこんなに朝早く貴方の家にいるかわかりますか」

S嬢「本当ですよね。早朝なのに何か急に入って来てびっくりしました」

客「そう、お察しの通り通勤ラッシュに乗るためです」

S嬢「話聞かないなぁ」

客「僕の身体を撫で回して、出来るだけ鬼畜な感じで耳元で囁いて欲しいんです」

S嬢「榎室さん、本っ当に変態ですよね……」

客「ありがとうございます」

S嬢「嫌なんですけど……私が痴女だと思われて捕まるかもしれないじゃないですか」

客「そういうプレイでしたと言って下さい」

S嬢「嫌だ……」

客「じゃあ僕が絶対に超上手く言い訳します」

S嬢「何その根拠の無い自信」

客「自信は有ります。僕は大抵の事は出来るので」

S嬢「……まぁ、確かに出来ますよね」

客「という訳でこのスーツに着替えて下さい」

客「僕の好みで選びました。スーツ最高ですよね」

S嬢「スーツ萌えかぁ……」

客「いいですよねスーツ。赤いフレームの眼鏡で黒髪ロングでスーツの英語教師に個人授業されたいです」

S嬢「趣味全開すぎる」

客「でもそういう設定だと逆にHする時はMっぽいですよね」

S嬢「解りませんけど……」

ーー

S嬢「人が一杯いる……」

客「何せラッシュですからね」

S嬢「……私、流され安いですよね」

客「そうですね」

S嬢「というか、榎室さん限定で流され安すぎると思うんです!」

S嬢「普段から流されやすい性格ではあるけど……」

S嬢「何ででしょうか」

客「僕が魅力的だからですね」

S嬢「そういう事じゃなくて。実は何か仕掛けがあるんじゃないかと疑ってるんですけど……」

客「僕が心理学等を応用して女王を操っているとかそういう事ですか」

S嬢「まぁ……そういう事ですね……」

客「そんな事が出来るなら僕は貴方をとっくに既に世界一のS嬢にしています」

客「電車が来ました。乗りましょう」

S嬢「滅茶苦茶混んでますね……榎室さん」

客「………」

S嬢「……あの」

客「……」

S嬢(あくまでも知らない人に痴漢されてるシチュエーションなのかぁ)

S嬢(良く考えたら痴漢ってどうするんだろう)

S嬢(お尻を触るのかな……)

S嬢(バレないようにもっとぴったりくっついて……)

S嬢(……)サワッ

S嬢(何で私、朝から男の尻撫でてるんだろ……)サワサワ

S嬢(……前にもこんな事が有った気がする)モミモミ

客「……」

S嬢(足長いなー……)サワサワ

S嬢(これ、前の方に手やっても大丈夫なのかな)

S嬢(いいか。痴漢だし、うん)モゾモゾ

客「ぁっ……」

S嬢(そういえば、耳元で囁いてとか言ってたっけ)

S嬢(だからヒール高い靴にさせたのか……)

S嬢「……どうかしたんですか?」

客「……いえ」

S嬢「触られて嬉しそうですね」サワサワ

客「そんな事無いです」

S嬢(絶対これ嬉しい顔じゃん……絶対嬉しい顔だよ)

S嬢(シャツがズボンの中に入ってないって事は中に手を入れるべきかな……)

S嬢「……」モゾ

S嬢(ち、乳首触っていいのかな? でもその高さまで行ったら他の人に気が付かれるんじゃ……)

S嬢(……一瞬だけ触ってみればいいかな)サワッ

客「……」ピク

S嬢「……気持ちいいですか?」

客「……そんな訳無いじゃないですか」

S嬢「すごい嬉しそうですけど……」

S嬢「……意外とバレないですね」サワサワ

S嬢(あっ、ここは『誰かに見られちゃうかも』って言うべきだったかな)

客「んっ……や、やめて下さい」

S嬢(演技だという事は解るけど痴漢されたがってた張本人に嫌がられるとムカつく)イラッ

S嬢「……乳首抓りますから。声出さないように」

S嬢(えい!)ギュッ

客「っ!!」

S嬢「ほら……我慢しないとバレますよ?」

客「……」

S嬢「……男の胸とか揉んでも楽しくないですね」モミ

客「……じゃあやめて下さい」

S嬢「嫌です」サワサワ

S嬢「…………」

S嬢「……すいません、榎室さん。次の駅で降りましょう」

客「どうかしましたか」

S嬢「久しぶりに電車に乗ったので気持ち悪くなってきました……」

客「本っ当に体力が無いですね」

S嬢「すいません」

ーー

客「途中でちょっとノリノリでしたね」

S嬢「うるさいですよ……おぇ……」

客「酔いましたか」

S嬢「そうみたいです……」

客「ところで、僕としてはもっと過激な感じでズボンの中にも手を入れて欲しかったんですよ」

S嬢「文句言わないで下さいよ!」

S嬢「こっちだって、いつ誰に見られてるか解らなくてドキドキするんですから!」

客「だから、そういう気持ちは僕が味わいたいんですよ!」

客「その為にもっと過激な事をして欲しいんです!解って下さいよ!」

S嬢「わがまま……」

客「でも最近、女王は僕をどうにかハメようとして来ますね」

S嬢「ハメようっていうか……榎室さんのいいようになるのがちょっと悔しくて」

客「良い傾向ですね」

S嬢「それは、いい傾向って言わない気が……」

客「女王、僕が嫌な事を教えてあげましょう」

S嬢「えっ、有るんですか?」

客「はい。実は僕は鞭で叩かれたり蝋を垂らされたりするのが嫌いなんです」

客「してもいいですよ」

S嬢「そんな落語の様な手には引っかかりません……!」



八日目 おわり

おつんつん!

期待

ほしゅ

爆(´∀`∩)↑age↑

ほしゅ

ふぇ

はよ

約1ヶ月の放置プレイか……たまらんな

たまる

久しぶりの投下


S嬢「……あっ」

S嬢「うっ……あぁっ……んっ……」

S嬢「はぁ……ん……」

S嬢「んんっ……あっ…」

客「女王、ストレッチする時うるさいですね」

S嬢「うるさいって……何か声が出ちゃうんですよ!」

S嬢「んんー……いたっ……この痛きもちいい感じってストレッチの効果出てる感じしますよねー」

客「ストレッチは痛いと感じるといけないんですよ」

S嬢「えっ」


S嬢「本当ですか……?」

客「痛いと感じると筋肉が緊張してむしろ伸びません
代謝を上げるのが目的ならそれ位が丁度いいですが」

S嬢「えー…毎回、ちょっと痛く感じる位やってましたよ……」

客「ただ、運動しようという心がけはとても素晴らしいと思います」

客「という訳でご褒美に何処か好きな所へ連れて行きましょう」

客「どこがいいですか?」

S嬢「じゃあ家で休み……」

客「駄目です」

S嬢「……」

客「体力づくりを兼ねているんです」

S嬢「でも今日で休み終わりだし、休んでも……」

客「駄目です。駄目人間め」

S嬢「それ榎室さんが言っちゃうんですか……」


客「どこがいいですか?」

S嬢「じゃあ、水族館とか……?」

客「解りました。行きましょう」

S嬢「決断が早いなぁ……ちゃんと考えて生きてます?」

客「それなりには」

S嬢「っていうか……その、榎室さんって、他に友達と遊んだりとかそういう用事無いんですか?」

客「無いです」

S嬢「ぼ、ぼっち……?」

客「ぼっち?」

S嬢「だから……えーと、友達、いないんですか?」

客「いません」

S嬢「何この潔さ」


――


S嬢「海の生物って変なの多くて面白いですよねー」

客「確かにタコとかの形はいいですね。全裸で腹の上に乗せたいです」

S嬢「……あ、ほら。あそこのコーナーでヒトデ触れるみたいですよ!」

客「ヒトデって、乳首に乗せたら新たな快感を得られそうですよね」

S嬢「……世界の全ての事を性的な気持ちでしか見られないんですか?」

客「あのイカとか美味しそうだなぁとも思いますよ」

S嬢「……水族館に向いてない」



客「おや」

赤井「あっ」

S嬢「? 知り合いですか?」

客「僕の同僚です」

赤井「どうも……赤井です」

S嬢「あ、どうも……美人ですねぇ……」

客「男ですよ」

S嬢「えっ、す、すいません」

赤井「はは、大丈夫ですよ……よく間違われます……」

S嬢(背が高い女の人かと思った……髪の毛もちょっと長いし)

客「仕事中ですか?」

S嬢「仕事中って……あ、そういえば榎室さんの仕事って遊ぶ事でしたっけ」

赤井「うん。最初は仕事だったけど、イルカが可愛くてさ。毎日来てるよ」

S嬢「毎日!?」

赤井「はぁ……イルカ可愛いよ……イルカ……特にあの、イルカ……こころちゃんが可愛いですよねぇ」ハァハァ

S嬢(……見分けがつかない)

客「ちょっと気持ち悪いですね」

S嬢「榎室さんの趣味もどうかと思うんですけどね」

客「毎日来てるなら、お勧めの場所とかありますか」

赤井「海月のトンネルとか人気みたいだよ」

S嬢「クラゲのトンネル?」

赤井「水槽がトンネルになってて、中を通れるんだよ。そこに特殊なライトを浴びせてクラゲを光らせるんですよ」

S嬢「へぇ、面白そうですね」

赤井「そうそう、綺麗でさ、私も何回か入った」

S嬢「あ、男の人で一人称私って珍しいですね」

赤井「……そう?」

客「っていうか赤井君って日本語おかしいですよね」

赤井「そ、そんな事無いと思うけど……」

客「違和感を感じます」

S嬢「違和感を感じるもおかしいんじゃ……?」

客「とりあえず、そのトンネルまで案内してもらえますか」

赤井「うん……いいけど……おかしいかなぁ」


客「なるほど。トンネルの中を通る事で海の中にいるように感じさせるわけですね」

S嬢「おぉー……クラゲ泳いでますねぇ。光ってて不思議です!」

赤井「確かブラックライト……うわっ」ビクッ

S嬢「えっ。どうかしました?」

赤井「いえ……その……」

客「女王、それは趣味ですか?」

S嬢「え?」

赤井「あのぉ……言い忘れたんですけど、ブラックライトが当たると白い下着は浮かび上がるんですよ」

S嬢「……ぎゃっ!」

客「驚いた時はぎゃっでは無く、もっと可愛い声をあげてくれませんか?」

S嬢「今言う台詞ですか!?」

S嬢「それは自然に出る声だから仕方無いでしょ!?」

S嬢「ていうかもう半分くらい進んでるのに何で教えてくれないんですか!?」

客「露出趣味なのかと思って」

S嬢「違いますよ!!」

赤井「すいません、今気付きました」

S嬢「こちらこそ見苦しい姿をお見せしてすいません!!」

客「にしても、下着が透けるとは……僕に教えてくれれば女性用下着を着けてきたのに!」

客「女王ばかりずるいですよ!!」

S嬢「何が!?」


S嬢「あの……か、隠してくれませんか?」

客「解りました。僕が前にいるので赤井君は後ろに行って下さい」

赤井「え? あぁ、うん」

S嬢「すいません……」

S嬢(っていうか下着が透けてる女の前後に男性が密着してる訳でこの絵面も十分アレだよね……)

客「痴女みたいですね」

S嬢「……」

赤井「と、とりあえず早く抜けようよ」

S嬢「すいません……ありがとうございます」

S嬢「本当すいませんでした……ありがとうございます」

赤井「あ、大丈夫ですよ」

S嬢「うぅ……恥ずかしい……」

赤井「ま、まぁ元気出して下さい」

客「大丈夫です。僕は別に女王の下着が透けてても欲情とかしませんから」

客「SMの時しか欲情しません」

S嬢「それはそれで何か……」

客「赤井くんは女王に欲情しますか」

赤井「え、別に。イルカにしか欲情しないし……」

客「ほら、赤井君も気にしてませんよ。良かったですね」

客「明日からまたSM出来ますね。綿密な計画を練ってくるので楽しみにしてて下さい」

赤井「じゃあ私もイルカの観察に戻るねー」

S嬢(何なのこの二人……)


 九日目 終わり

待ってましたー!!
乙です

きた
やっときた

へんじん

ほっほっ

ほっほっ

明日からは店か?楽しみだな

ほっ…

またも放置プレイか………ふぅ



客「さぁ、今日も張り切って僕を痛めつけて下さい」

S嬢「お客さんである榎室さんにこんなこと言うのは大変失礼だと思うんですけど、本当に暇人ですよね……」

客「そういう方向の言葉では僕は傷つきませんから大丈夫です」

S嬢「何が大丈夫なんだろう」

客「そんなことよりも僕を早く罵って下さいよぉ!叩いて!踏んで!縛って下さい!」

S嬢「この変態っ!」

客「そんな感じでぇ!」



S嬢「……服を脱ぎなさい」

客「はい!」

S嬢「……」

客「全部ですか?」

S嬢「全部。言われなくても解るでしょ!この駄目犬が!」

客「今のところは床を鞭で叩いて音をつけるとより良いと思います」

S嬢「私に指図するんじゃないわよ!」パァンッ

客「すいませんでした!ありがとうございます!」

S嬢(さてと……今日こそ榎室さんをどうにかしてやり込めたい……!)

S嬢(どうしようかな……)


客「脱ぎました!」

S嬢「じゃあ、縛るから手を出しなさい」

客「はい!」

S嬢「そうやってすぐに何でも言うこと聞いて情けなくないのぉ?」

S嬢「オシオキしないといけないわね」

客「お願いします!」

S嬢(と言っても痛いコトをしても榎室さんは喜ぶだけ)

S嬢(一体何をすれば……)

S嬢(あ! フェラしよう!)

S嬢(それで寸止めすればかなり苦しいはず……)ニヤリ



S嬢「あーん……」

客「えっ」

S嬢「んぶっ、ちゅっ……」

客「ふっ……う……これは、オシオキというよりご褒美で……」

S嬢「」カプッ

客「んんっ!?」ビクッ

S嬢「あ、歯立てられても気持ちイイんだ?」

客「はいぃ、っ!」

S嬢「本当困ったさんだね」

客「ふぁい! そ、そうです!ごめんなさい!」



S嬢「じゅぷ、じゅっ」

客「んっ、んんっ!」

S嬢(私、フェラはかなり上手な方だと思うんだよね……)

S嬢「んぶっ、じゅぶっ、じゅぽっ」

S嬢(ただ、顎が疲れるから長時間できないけど……)

客「あっ、あっ、あ」

客「じょ、女王、で、出ます! あぁぁっ!」

S嬢「駄目」

客「っ!」


S嬢(舌で尿道を塞いで、更に根元を手で押さえつける!)

客「ふっ……くぅ……」

S嬢「……」

客「……い、イかせて下さい」

S嬢(何か苦しそうっていうより、嬉しそうなんだけど……)

客「あぁ、でもこのまま、寸止めを繰り返されるのも……アリっちゃアリで……ぅっ」

S嬢(あんまり意味ないな……顎疲れてきたしイかせよう……)

S嬢「……じゅぶっ、ちゅっ」

客「んんっ! あぁぁあぁっっっ!」ビュルッ

S嬢「んっ! んん!?」


S嬢(えっ 何これ!?)

S嬢(なんとなく、最初の方から甘い感じはしてたけど)

S嬢(榎室さんの精液めっちゃ美味しい!精液の味じゃないよ!?)

S嬢(ものすごい新鮮な牛乳とフルーツを使ったフルーツ牛乳みたいな……?)

S嬢(よく解んないけどすごい美味しい!!)

S嬢「……」ニチャニチャ

S嬢「……」ゴクン

客「ふぅ………ふぅ……」

S嬢「あー……じゅぷっ、ちゅ、んぶっ」

客「え!? 続けるんで、あっ、す、かぁ!?」

S嬢「んっ、ちゅ、」

客「うあぁ、れ、連続は流石に…ぃ…!」

S嬢「じゅるっ、じゅぽっ」



S嬢「んぶちゅ、ちゅ、じゅるっ」

客「うぁぁっ! ま、また出……っあぁあっ!」ビュルッ

S嬢(えっ、早っ)

S嬢「……」ニチャ

S嬢(……やっぱり美味しい!?何これ!?)

S嬢(普通に飲み物の味!)

客「うっ、はぁ……ふぅ……」

S嬢「……」スッ

客「……ど、どうかしましたか女お……ん!?」


S嬢「……自分の精液の味ってどんな感じ?」

客「……すごく不味いですね」

S嬢「え? そんなに不味く……」

S嬢「!」

S嬢(まずい!さっきまで凄く美味しかったのに急に不味くなってる!)

S嬢(ていうか普通に精液っぽい味になってる!何で!?)

客「それにしても今日の女王はかなり良かったです……」

客「もう少し痛みもほしいところでしたが……」

客「自分の精液の口移しとか、かなり良いですねぇ……!」

S嬢(……今日こそは榎室さんの上に立ったと思ったんだけどな……)



十日目 終わり

おつおつ

糖尿かとおもった
おつ

>>173
俺もそう思ったw

ほっ

ほっほっ

泣く

ほわぁ

ぺちぺち

ほにゅ

にゅ

おぼえてる

んっ

だめかな

まだあったのか!落ちたと思っていた!
すいません、ずっと忙しくて更新できませんでした!

書き溜めしていないので遅くなりますが、続きを書いていきます


S嬢「とりあえず、裸になって、自分でこの首輪をはめなさい」

客「はい」

S嬢(今回はペットプレイに挑戦しよう……)

S嬢(そしてなんとしても榎室さんが嫌がることを突き止めたい

S嬢「そしてこの鈴を、おちんちんの根元に巻きつけます」チリン

客「それだと首輪が2個になるのでは」

S嬢「猫がそんなこと考えるの?」

客「……にゃん」


S嬢「ほーら、猫じゃらしだよー」コショコショ

客「……ん、ふっ……」

S嬢(乳首の周りをねこじゃらしで擽る……SMって感じではないけど……)

S嬢「ほら、遊んでいいよー」コショコショ

客「……」プイッ

S嬢「あれ?」

S嬢(犬の鳴き真似してたときは従順だったのに……
  猫だから気まぐれなのかなー。そういうつもりだった訳じゃないんだけど)

S嬢(それはそれでいいか……。そういえば実家の猫に全然会いにいってないな……)

S嬢(新しい感じのをしたかったけど……どうすればいいか解んないし、とりあえず鞭で叩こう)ビシッ!

客「んんっ!」

S嬢「せっかく、遊ぼうって言ってるんだから遊ぼうよ」コショコショ

客「ふ、ぁ……」

S嬢「うわぁ、ガッチガチだ。なんにでも興奮するんだ……」コショコショ

S嬢「猫じゃらしで乳首とかおちんちん擽るのって、焦れったい?」

客「……」コクン

S嬢「猫は人間の言葉わかんないから、そういうコミュニケーション取らないでしょ」ビシィッ!

客「あぁっ!」


S嬢「……あ」

客「?」

S嬢「そういえば猫っていうわりに耳とか尻尾つけてなかったね」

S嬢「そういう道具もあるの忘れてた」

S嬢「という訳で猫耳つけようか……黒猫でいいよね」

S嬢「……それで尻尾なんですけどね」

S嬢「アナルプラグの先についてるやつなんですよ。どうします?」

客「そういうの途中で相談されると萎えるんで、事前に言ってほしいです」

S嬢「すいません」


客「いや、でも流石に僕もアナルの開発は」

S嬢「してないですよね……」

客「指2本までしか入らないんですけど、大丈夫ですかね」

S嬢「……とりあえずいれてみます? 四つんばいで」

客「お願いします」


S嬢(とりあえず手にローションを馴染ませて、後ろを解さないと……)

客「何だったら僕が自分でいれますけど」

S嬢「? 私の仕事だから気にしなくてもいいですけど」

客「いえ。女王の前でアナニーして、アナルプラグいれるって興奮するんで」

S嬢「……じゃあ、自分でどうぞ。ローションかけときますね」トロー

客「うわっ、冷たいですね……」

客「……」グチュ

S嬢「うわぁ……そういう風になるんだ……」

客「……っ……」グチュ

S嬢「……」

客「……ふっあ」ニチャ

S嬢「……」

客「……っ、そろそろ、入りそうな気がします」

S嬢「……じゃあ、手で拡げてこっちにお尻向けてください」

客「え、いえ。僕が」

S嬢「大人しく従って。あと、もう言葉しゃべる必要ないよね」

客「……」


S嬢「じゃあ入れるよー」

客「……」

S嬢「……さっきさー」ズプッ

客「んぐっ!?」

S嬢「小学生のとき野良猫の交尾みたの思い出した」ズブブッ

客「あぐっ!? ちょ、待っ!ゆっくり……!」

S嬢「そのとき、他の生物のセックスって何かきもち悪いって思ったんだけど」グチュ

客「あっ、あっ!!」

S嬢「さっきの榎室さん見てたら、何か同じ気分になりました」ゴリッ

客「! ―――っあぁあぁ!!」ビクッ

S嬢「……ドライ?」

客「……はぁ……あのですね。今回は最後のほうの言葉責めとか良かったんですけど」

客「ペットプレイならもっと、排泄させるとか、皿から水飲ませるとかあるじゃないですか
それに途中から尻尾出されてもぐだぐだなんですよ」

客「ペットプレイなのかアナル陵辱なのかわかりませんし」

S嬢「そこなんだ……本当何しても嫌がりませんね」

客「って訳で次からはもうちょっと、計画を練って、ぁうっ!?」

S嬢「たしかに鈴もほぼ意味なかったですね。縛ってるのはずします」グチュグチュ

客「ちょ、待っ、な、んで、尻尾動かし」

S嬢「いや……何か面白くて」ジュブッ

S嬢「はずしまーす」ジュブジュボッ

客「~~ん、んんんあああっっ!」ビュルルッ

客「は……ぁ……」

S嬢(アナルプラグはちょっと面白かったな)


十一日目 おわり

充実した毎日だなぁ・・・(いろんな意味で)

更新しとるやんけ!(歓喜)

待ってましたー!!

よかった…よかった

ほぉ

保守age

あげ

あげ

保守

まだか

まだかまだか

もう無理か?

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