えり「贈り物?」恒子「そーそー…」(443)

たつか

そーそーシリーズの続きです
前作を読んでいなくても大丈夫です

咏さん&えりさん、そして健夜さん&恒子さんがすでにコイビトやってるってことだけ頭に置いていただければ

念のため
一作目 健夜「相談?」咏「そーそー…」
健夜「相談?」咏「そーそー…」 - SSまとめ速報
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一つ前 恒子「ライバルぅ?」咏「そーそー…」
恒子「ライバルぅ?」咏「そーそー…」 - SSまとめ速報
(http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1347627314/)

さて、まったりいきまする

えり「と、言うと…クリスマスプレゼントですか」

恒子「うん」

えり「健夜さんに?」

恒子「ピンポーン!」

えり「………ええと、珍しいですね?」

恒子「なにが?」

えり「恒子さんが私にこんな話をするなんて」

恒子「そうかな?」

えり「普段はそういう話、咏さんとしているでしょう?」

恒子「あー、まぁね。いつもコイビト借りてごめんね~」ニヤニヤ

えり「いえ。咏さんがお世話になってます」ペコリ

恒子「お、おっと。こちらこそ」ペコリ

恒子「………じゃなくて!」

えり「あ、ああ。そうでしたね」

恒子「まぁ、たしかに大抵こんな話しは咏ちゃんとしてるけど…今回はすこーし違うんだよね~」

えり「違う?」

恒子「うん。咏ちゃんに訊くよりは、えりちゃんに訊いた方が良いかな、って」

えり「は、はぁ。私でお役に立てるかわかりませんが」

恒子「ううん。来てもらえただけでもありがたいし」

えり「今日は早上がりでしたから気にしないでください。…それで、何を贈るか決まっているんですか?」

恒子「そう、そこ!そこなのよ!」

えり「決まっていないんですか」

恒子「ううん、そうじゃなくてー」

えり「…ハッキリしませんね」

しえ

恒子「この前ね、今年のクリスマスプレゼントにオススメのものベストランキングって番組やったんだ」

えり「はぁ……」

恒子「曰く、今年の冬は極寒だからセーターや手袋、マフラーが狙い目!」

えり「それで、恒子さんは健夜さんに……」

恒子「うん。マフラーなんてどうかなって…」テレテレ

えり「ええ。素敵だと思いますよ」

恒子「そ、そうかな?そうかな?」

えり「マフラーなら…そうですね。駅前のデパートにある……」

恒子「い、いや!そうじゃなくて!」アセアセ

えり「?」

えり「どこで買えばいいかわからないから、私に相談を持ちかけたのでは?」

恒子「たしかに咏ちゃんより詳しそうだけど…」

えり「一応、今年の流行のカラーや素材なども把握していますが…」

恒子「なにそれスゲェ!」

しえん

えり「流行を追うのも仕事のうちですからね」

恒子「うぐ。……ち、ちなみに、今年の注目カラーは?」

えり「……………」カンガエ

恒子「えりさん?」

えり「…教えません」

恒子「えぇッ!?」ガーン

恒子「なんでっすかー教えてよー」ユサユサ

えり「揺さぶらないでください」

恒子「むぅー」

えり「…教えない方が良いかと思いまして」

恒子「あ、わかった。実は知らないんでしょー」ウリウリ

えり「…帰りますよ?この後も予定が入っているので」イラッ

恒子「ゴメンナサイ冗談です」

えり「健夜さんへのプレゼントなんでしょう?」

恒子「うん」

えり「健夜さん……コイビトへのプレゼントなら、流行にとらわれず、ちゃんと自分で“これが良い”と思ったモノを贈る方が良いでしょう?」

えり「ですから、お店くらいなら良いですが、カラーなどプレゼントに直接関係することは言いません」

恒子「……えりさん……」ジーン

えり「どーせ恒子さんは教えたら影響されてそっちに走るに決まってます」

恒子「うわぁ今ちょっと感動したのに」

えり「でも図星でしょう」

恒子「………おっしゃる通りっす」タハハ

支援よ

えり「……なんというか、そう考えると私が協力できそうなことは無さそうですね」

恒子「いやいや、本題はここからだったり」

えり「……長かったですね、序章」

恒子「えりさん!」

えり「は、はいっ」ビクッ

恒子「このワタクシめに、編み物を教えてくださいっ!!」

えり「……はい?」

恒子「……くださいっっ!」ペッコリン

えり「なるほど、手編みのマフラーですか」

恒子「ん、んー……」

えり「あみもの……あみもの………」カンガエ

恒子「……だ、だめかな……?」

えり「……ん。大丈夫でしょう。数年ほどやっていませんでしたが、なんとか覚えていますし」

恒子「ほ、ほんとにっ?」

えり「ええ。…恒子さん、編み物の経験は?」

恒子「いやー、実はからっきしでさー。家庭科の授業以来かなー」

えり「……それでよく手編みのマフラーなんて贈ろうと思いましたね」

恒子「……えへへ」ニヤニヤ

えり「急にニヤニヤされましても」

あな懐かしや、続編が来るとは
支援ぞ

恒子「あのね、この間すこやんの誕生日だったの」

えり「ああ…11月でしたね」

恒子「そのとき、すこやんが家に泊まってね」

えり「へぇ…」

恒子「晩ご飯、作ってあげたの。そしたらさ、めっちゃくちゃ喜んでくれてさー」

えり「…………」

恒子「すこやんのために作ったもので、すこやんが喜んでるーって思うと…すっげー嬉しくって」

恒子「…なんか、ね。こう…また、喜んでほしいなー、みたいな、さ」

えり「それで、手編みのマフラー」 

恒子「う、うん…」

えり「愛ですねぇ」

恒子「ぐはぁ!はっずかしー!変な汗出てきたよもおー!」

えり「学生のときの授業以来触れたことのない編み物を、好きな人に。なかなかできることじゃありませんよ」

恒子「もーやめてよーはっずいなー!」テレテレ

えり「恥ずかしがることありませんよ。素敵です」

恒子「えりさんにからかわれてることがまた恥ずかしいよー」

えり「…どういう意味ですか、それ」

えり「…コホン。しかし、そうなると時間が…」

恒子「ん……」

えり「ええと、クリスマスに渡すんですよね」

恒子「そ、そうだね…イヴかな」

えり「イヴまであと…3週間ですか。それに年末となると、お互い仕事も…」

恒子「ごめんねー…もっと早く頼めば良かったんだろうけど…」

えり「いえ。休日や仕事の終わった後にでも時間を作りますよ」

恒子「ありがとう!助かる!!」

えり「いえ。貴女や健夜さんにはお世話になってますから」

恒子「…あ、そうだ。あのね…このことは、秘密にしてもらってもいいかな?」

えり「ええ。健夜さんにはもちろん…」

恒子「う、うん。すこやんもなんだけど…咏ちゃんにも」

えり「…ああ、なるほど。わかりました、ここだけの話、ということで」

恒子「ごめんねー…」

えり「構いませんよ。すると…」チラッ

えり「!!」

恒子「?」

えり「ごめんなさい、私そろそろ…」

恒子「あ、そっか。この後もなにか予定入ってるんだったね」

えり「ええ。また連絡しますから。…そうですね…どんな色のマフラーにするかだけでも考えておいてください」

恒子「りょーかいっす!えり先生!」

えり「せんせ…って…まぁ、そういうことで、失礼します。お金は…」

恒子「ううん、こっちから呼び出しちゃったし、頼みごとまでしちゃったから奢らせて」

えり「でも…」

恒子「いーから行った行った!」

えり「…じゃあ、ご馳走様です」

恒子「はーい、いってら~」フリフリ

カランカラン…

恒子「…ふぃーっ」

恒子(良かった~オッケーしてもらって)

恒子(これで、超良い感じのマフラー作って、すこやんを驚かしてやろっと!)

恒子(すこやんと、コイビトになって初めてのクリスマスだもん!)

恒子(咏ちゃんには悪いけど、しばらくコイビト借りますよ~、なんてねー)

恒子「さて、と。今年の流行は何色かな~?」

ふんふむ

ガタン…ゴトン……

えり「……………」

えり(……間に合うかな……?)ゴソゴソ

えり(たしか待ち合わせが……)

『今日の午後6時、いつもの喫茶店で会えたりする?』

えり(6時……)

車内アナウンス「まもなく~」

えり「……あ……」

えり(…間に合いそうね)

喫茶店

カランカラン…

えり(えっと………)キョロキョロ

えり(……あ、あそこに……)

店員「いらっしゃいませー、一名様ですか?」

えり「あ、いえ。待ち合わせですので…」

店員「畏まりましたーごゆっくりどうぞー」

えり「……」ペコリ

コツコツ…

えり「遅くなりまして、すみません。…健夜さん」

健夜「あ、えりさん!」

アラフォーもか

えり「お待たせしました」

健夜「ごめんね、急に呼び出して」

えり「大丈夫ですよ」

健夜「…えーっと、その…さっそくなんだけど…」

えり「その前に」

健夜「えっ?」

えり「すみませーん」

店員「はい?」

えり「アッサムティー、お願いします」

店員「畏まりました」

健夜「あぁ…」

えり「…注文だけ、ね」ニコッ

健夜「…えへへ。ちょっと焦り過ぎちゃった」

店員「お待たせしました」

えり「どうも」

健夜「…………」ジー

えり「…………」カチャカチャ…

えり「……ん」コクッ

えり「…あったまる…」ホッ

健夜「…………」ジー

えり「…どうかしました?」

健夜「…やっぱり、似合うなーって。喫茶店と、紅茶と、えりさん。冬使用」

えり「…あんまりジロジロ見ないでくださいよ」

健夜「えへへ。ごめんね」

えり「…では、聞きましょうか」

健夜「あ、そうだそうだ」

えり「もう……」

健夜「え、えっとね。もうすぐ…クリスマスじゃない?」

えり「ええ。そうですね」

健夜「それでね、その……」

えり「…………」

健夜「えっと、そのぉ……」

えり「…そういえば、健夜さんは恒子さんにクリスマスプレゼントを贈るんですか?」

健夜「ええっ!?」ビックゥ

健夜「え、あぅ、その、なんというかね…」オロオロ

えり「…………」

健夜「…じ、実は、そのことで、相談…というか、頼みたいことがあってね……」

えり「…というと?」

健夜「えりさん!」

えり「は、はいっ」ビクッ

健夜「私にお料理を教えてくださいっ!!」

えり「……はい?」

健夜「……おねがいっ!」ペッコリン

えりさんまじ天使、先に言っておく

えり「……あなたもですか……」

健夜「?」

えり「あ、いえ」

えり(だれにも言わないでって言われたんだから…危ない危ない)

えり「…コホン。クリスマス、恒子さんにお料理を作ってあげたいってことですか?」

健夜「う、うん…そういうこと……です」

えり「ちなみにメニューは?」

健夜「く、クリスマスケーキ、なんて……どうかなーって…」

えり「ケーキ、ですか……」

支援

えり「ちなみに健夜さん、お料理経験は?」

健夜「…じつは、全然…」

えり「…家庭科の授業以来?」

健夜「か、簡単なものだったらもうちょっと最近も作ってるよ!?で、でも…」

えり「ケーキはない、と。…何故ケーキを作ろうなんて考えたんですか…」

健夜「…ん、とね。…ちょっと前に、こーこちゃんがご飯作ってくれたことがあったの」

えり「…健夜さんの誕生日に?」

健夜「ど、どうして知ってるの!?」

えり「……ちょっと前、と言っていたので、勘で」

えり(…ということにしておきましょう。あなたが言いたくないのであれば)

ごめんなさい
上司から電話、30分以内に帰ってきます

部下代行はよ

仕事代行を呼ぼう

保守

健夜「その時にね、なんだか……ぽかぽかしたの」

えり「ぽかぽか?」

健夜「うん。…あったかいっていうか…嬉しくて、胸がいっぱいになったの。…うまく言えないんだけど…」

健夜「それで……こーこちゃんにも、こんな気持ちになってほしいなぁって…」

健夜「……え、えへへ。なんだか照れくさいなぁ」テレテレ

えり「…あなた達は本当に…」

えり(夫婦は似るっていうけど…これは…ねぇ?)

えり「…愛ですねぇ…」コクッ

健夜「ええっ!?」

すこやん可愛い

えり「じゃあ、休日や仕事の終わりにでも時間を作りますから」

健夜「いいの!?」

えり「ええ。健夜さんにも恒子さんにもお世話になっていますから、そのくらい協力しますよ」

健夜「ありがとう!本っ当にありがとう!」

えり「となると、あとは…場所ですね」

健夜「場所?」

えり「お料理となると、またここの喫茶店というわけには行かないでしょう?」

健夜「あ、そっか…キッチン…」

えり「健夜さんのお住いは…ご実家でしたっけ」

健夜「うん…」

えり「…そういえば、お母様はお料理は…?」

健夜「え!?い、いや、その、つ、作れるよ?それに、頼めば教えてくれるとは思う…けど…」

えり「……けど?」

健夜「…なんで!って聞かれちゃうと…ね?」

えり「…ああ。コイビト、とは答えにくいですよね」

健夜「そ、それに、そんなこと言ったら、すぐ結婚だーなんだーって」

えり「あ、わかります」

健夜「…………」

えり「…………」

健夜「……この話、やめようか」ズーン

えり「……そうですね」ズーン

>>46
× 健夜「…なんで!って聞かれちゃうと…ね?」
○ 健夜「…なんで?って聞かれちゃうと…ね?」

まさか来るとは

風呂前④

えり「……じゃあ、私の家でも良いでしょうか?」

健夜「えりさんの?」

えり「ええ。私は一人暮らしですし、ちゃんとキッチンもありますから」

健夜「で、でも咏ちゃんは……?」

えり「?」キョトン

健夜「え?」

えり「どうして咏さんが?」

健夜「だって、えりさんの家にお邪魔なんて…」

えり「…ああ。咏さんは咏さんの家にいますよ。三尋木家。私が言っているのは針生の…」

健夜「いや、そうでもなくて…」


えり「?」

健夜「だって、えりさんの家だよ?」

えり「ええ」

健夜「私が、いくんだよ?」

えり「そうですね」

健夜「…二人だよ?」

えり「はい」

健夜「…誤解されそうじゃない?」

えり「なにをですか?」

健夜「だから…」

えり「…?」キョトン

健夜(…鈍いのは相変わらずだね)

咏さんが妬いちゃう

保守

健夜「…まぁ、そうだなぁ…。私がえりさんにお料理を習うこと、誰にも言わないでくれる?」

えり「ええ。もちろん」

健夜「こーこちゃんにも、咏ちゃんにも、誰にもだよ?」

えり「はい」

健夜(…それなら、大丈夫かな)

健夜「じゃあ、えりさん家にお邪魔しちゃおうかな…」

えり「ええ。片付けておきますから。それで…」

健夜「うん?」

えり「咏さんが、とか…誤解?とか。なんですか?」

健夜「……気にしないでいいよ」

えり「そうなんですか…?」

えり(なんで教えてくれないの…?)

健夜(自分で気づかないと、だめだよ?)

えり「じゃあ…あら」

健夜「?」

えり「…もうこんな時間ですか…」

健夜「あ……ホントだ。ごめんね」

えり「いいえ。健夜さんと話していると、つい時間を忘れてしまいます」

健夜「そ、そうかな?えへへ。私も、えりさんと話すの好きだよ」

えり「ふふ。…では、今度材料を買いに行きましょうか。どんなケーキを作るか考えておいてくださいね」

健夜「はーい」

健夜「あ、ここのお金は払わせて。お礼」

えり「そ、そうですか…?」

健夜「うん。これからお世話になります」ペコリ

えり「はい、お世話させていただきます」ペコリ

健夜「…むぅ…なんだか複雑な気分だなぁ。それ…事実なんだけどさ…」

えり「ふふふ…では、後ほど連絡します」クスクス

健夜「うん。今日は本当にありがとう!」

健夜「あ、ここのお金は払わせて。お礼」

えり「そ、そうですか…?」

健夜「うん。これからお世話になります」ペコリ

えり「…はい、お世話させていただきます」ペコリ

健夜「…むぅ…なんだか複雑な気分だなぁ。それ…事実なんだけどさ…」

えり「ふふふ…では、後ほど連絡します」クスクス

健夜「うん。今日は本当にありがとう!」

二回押しちゃった……

おkおkしえしえ

カランカラン…

健夜「…えへへ」

健夜(良かった…オッケーしてもらって)

健夜(これで、美味しいケーキ作って…こーこちゃんを喜ばせてあげられる!)

健夜(いつもは迷惑かけてばっかりで、何もしてあげられなかったけど…)

健夜(私も、頑張らないと!…こ、こいびと……の、ために!)

健夜(咏ちゃんには悪いけど、しばらくえりさん借ります!ごめんね)

健夜「さて、と。どんなケーキかいいかな~」ニコニコ

三尋木家

えり「ただいまー」

咏「おっかえりぃ~!」ドタドタ

えり「すみません、帰りが遅くなってしまいました」

咏「そーだねぃ~連絡もなしにこれはちょーっち遅すぎんじゃね~?知らんけど~」

えり「すぐに晩ご飯の支度しますね」

咏「その前に!」

えり「?」

咏「とりあえず、しゃがんで」

えり「しゃがむ?」

咏「おー。屈む、でもいいや」

えり「どうして?」

咏「帰ってくるのが遅いからさ。ちょっとくらい怒ってもいーだろー?知らんけど」

えり「…怒られるために屈むんですか」

咏「いーから!さっさとやれっつの」

えり「はいはい……」イラッ

ふんふむ

えり「これでいいですか」

咏「オッケー」ちゅっ

えり「んぅっ…」

咏「…おっし。ごちそーさん」

えり「……~~~っ///」ムー

咏「とりあえず今はこれで腹の足しになったから、晩ご飯頼んだぜ~」

えり「うぐ……うぅぅー……!」

咏「んー?なーにー?」ニヤニヤ

えり「…知りませんっ!」プイッ

えり(たしかに帰りが遅かったのは悪いですけどっ!急にあんな…、で!そんなに偉そうにしなくても良いでしょうに!)

咏(かーわいー)ニヤニヤ

えり(あーもーくやしいぃー…っ!)

晩ご飯食べてきます

えりちゃんかわいい!

すこやんかわいい!

うたたんかわいい!

ほしゅ

うたちゃんかわいい

咏ちゃんかわいいよ咏ちゃん

ええのう

………………
…………
……

咏「ごっそーさーん!」

えり「お粗末さまでした。…咏さん、お風呂入りました?」

咏「いやー、実はまだはいってなあんだよねぃ~」

えり「じゃあ…」

咏(一緒に…)

えり「私は食器の後片付けしてますから、先に入っちゃってください」

咏「………………」

えり「さて、と…」カタン

咏「………………」ムスー

えり「……………」カチャカチャ

>>77
× 咏「いやー、実はまだはいってなあんだよねぃ~」
○ 咏「いやー、実はまだはいってないんだよねぃ~」

寝る前④
夜中にまだあったらいいなぁ・・・

咏(…いや、まぁ…いつものことっちゃいつものことだけどねぃ…)

咏(付き合い始めのころは色々とやったりしてたけど……)

咏(…なんか、こっちも照れくさいしなぁ~…一緒にお風呂に入ろーとかさー)

咏(……これが噂の、倦怠期?知らんけど)

咏(……んー、困ったこったねぃ……)

咏(…こりゃ、アレだね。挽回しなきゃだねぃ……ちょうどもうすぐクリスマスなワケだし?)

咏(今年のクリスマスは、えりちゃんとイチャイチャ…してやるぜぃ!)メラメラ

しえん

………………
…………

お風呂

えり「ふぅ………」チャポン

えり「……クリスマス、かぁ……」

えり「……………」

えり(マフラーと、ケーキ……)

えり(………んー、どうしようかな……期間も短いし……)

えり(二人とも秘密にしたいってことは、二人同士に教えるのは駄目よね…)

えり(と、すると…使える時間を二分の一ずつしないといけないのか…)

えり「…忙しくなりそう…」

えりちゃんマジ苦労人

えり(……好きな人に、なにか作ってあげて…喜んでもらう……かぁ…)

えり(……なんだか最近、私がご飯作るのが当たり前って感じになってるような気がする……)

えり「………………」

えり(ううん、ダメダメ!ネガティブになっちゃ)ブンブン

えり(仕方なくやってるわけじゃないんだからっ)

えり(お料理するのは楽しいし、それを咏さんに食べてもらえるのも…すき)

えり(……あ、そうだ。咏さんに、これから帰りが遅くなること言っておかないと)

支援ぞ

お風呂あがり

咏「帰りが、おそくなる?」

えり「はい」

咏「えーなんでなんでー!?」

えり「如何せん、師走の時期ですから…仕事も増えまして」

咏「むぐぐ…」

えり「特番も増えますから……あ、もちろん、早く帰る努力はしますけど」

咏「つまんねー…」

えり「まぁ、年末になれば連休も取れますので…」

咏「わーった、わーったよーしゃーねーなー」ブスー

えり(…予想はしていたけど…機嫌を損ねてしまった…)

夜にちゃんと埋め合わせないと

咏「んじゃ、寝るかねぃ~」

えり「あ、私少しやることがあるので、咏さんは先に寝ていてください」

咏「うぇー!?」

えり「うぇーじゃありません、寝ていなさい」

咏「なんだよそれーっ」

えり「ほら、良い子ですから」

咏「なにそのここにきての年下扱い!」

えり「はいはい、布団入った入った」グイグイ

咏「ちょ、ちょ、なにその強引な感じ!」

えり「おやすみなさーい」

咏「ちょっ」

パタン

うたちゃんかわいい

咏「………………」

咏「なーんかおかしい。知らんけど」

咏(家にいるときにあんな強引な雰囲気も行動力も…最近は見せたことなかった。あのテンションは……)

咏「……なーんでまだ、仕事モードなのかねぃ~……」

咏(マジで忙しいみたいだな…やることってのも、仕事関係か?)

咏「はぁあ~……」タメイキ

咏「……ふぁあ~……」アクビ

咏「…しゃーね…寝るかねぃ……」

咏(これから仕事するっつーときに、仕事モード解除すんのもアレだしねぃ……)

咏(今日くらいなら良いけど…しばらく続くようなら…なんとかしねーとなぁ~)

えり「さて……」

えり(まずは、携帯電話を確認)ゴソゴソ

ピッ

えり(……未読メール……4件?多い……恒子しんから3件、健夜さんから1件…ね)

えり(えっと……健夜さんは…休日のリストに…)

『ケーキはね、こーこちゃんが生クリーム好きだから、そういうやつにしようかなーって考えてるの。どうかな?』

えり(…アバウト…)

>>91
× えり(……未読メール……4件?多い……恒子しんから3件、健夜さんから1件…ね)
○ えり(……未読メール……4件?多い……恒子さんから3件、健夜さんから1件…ね)

毎度誤字が多くてすみません…

支援

うたちゃんかわいい

えり(それと、恒子さんから……休日リストと、あと2つは…添付ファイル…?)

『ちょこっと調べてみたんだけどね、この柄のマフラーすっげー可愛くない!?』

えり(タータンチェックって…手編みのマフラー作るんじゃなかったっけ……?)

『またメールしちゃってごめん!色はね~、すこやんには暖色系で、あんまり濃い色はやめたほうがいいかなー。それかいっそグレーとかもいいかも!どうしよう!?』

えり(……楽しそう)クスッ

えり(…………)

えり「!」

えり「これって……」

                         __≡≡≡_____ _二ノ , , ;;;;へ    ))ノ≡≡≡≡≡≡
             ―――――――≡≡≡=≡≡≡=≡=  ー 彡 //  |ハハハハ/Y...≡≡≡≡≡
                      ――=======_______  ノフイ-、__  _, -- トイ.......≡≡≡≡≡
  ――――――=================______≡≡_=≡≡=_ ...|イィッ、  ィッ> |ノ|.≡≡≡≡≡≡
             ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄≡≡≡≡≡≡≡≡=  ト|   ,   //..≡≡≡≡≡≡
                                ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ _  Nト、 ‐‐- ,イ/....≡≡≡≡≡≡

  __r≡≡=、     ___, -------''丶-------__≡≡ニニア  ̄   ̄√|` ー ´| ト-、_≡≡≡≡≡≡   支援!
  f―--_ _ ̄ ̄ ̄      ____\==== ≡≡  ≡≡===|     /∧ト-  -/r 〉   ̄\_...≡≡
   ̄ ̄⊂二_/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄.ヾ-━━━━━====‐テ|     レ .〈.|   / ハ|      ト.≡≡≡
        ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡===\√ ̄ ̄ ̄ ̄ ≡\|       N.  //. |      .ハ....≡≡
④④④.           ――――========――≡≡≡====≡==\     |∧//        / |ヽ、 ≡!

えり(ええと、健夜さんの休日リストと……)ピッピッ

えり(恒子さんの休日リスト……)ピッ

えり(ほどんど被ってる……)

えり(二人とも同じ日に予定を入れるのは論外…となると…)

えり(……本当に、時間がない……)

えり(ええっと、手帳手帳……)ゴソゴソ

えり(とりあえず、私の休日と被ってる日は全部、恒子さんか健夜さんに付き合って…)

えり(…仕事のある日は、終わり次第…と、なると、健夜さんには先に来ててもらったほうがいいかな……?)

えり(いや、いっそ恒子さんも家に来てもらって、そこでやろうかな?)

>>97
× えり(いや、いっそ恒子さんも家に来てもらって、そこでやろうかな?)
○ えり(いや、いっそ恒子さんも家に来てもらって、そこでやる、とか?)

恐ろしく話がこじれそう

うたちゃん苦労人やねぇ・・・。

こういう時は素直に恋人に相談しないと

……………

ピッピッ…

えり「……送信、と」ピッ

えり「…はぁー…」グッタリ

えり(頭が重い…一気に2人…いや、私も含めて3人分のスケジュールを立てたのか…)

えり(……つかれた……)

ピリリッ

えり「!」

『りょーかい!本当にありがとう、えり先生!頼りにしてます!』

『了解しました。ごめんね、こんなに時間貰っちゃって…。これからお世話になります』

えり「…よかった」ホッ

えり(これで、なんとか……ん?)

えり(恒子さんのメール…追伸?)

『P.S. えりさん家行くの初めてだから、楽しみにしてるねっ!(笑)』

えり(…………)

えり(明日、掃除しに帰ろう……)

えり(ええっと、恒子さんの日は…まず明後日、デパートで毛糸を見に行く…と。手帳に書いておこう)カキカキ

えり(それで健夜さんが…あれ)ペラペラ

えり(……………)

えり「……やっちゃった……」グッタリ

えり(自分の休日まで全部潰しちゃうなんて……)

えり「……こんなハードスケジュール…大丈夫かな……」ハァ

えり(…でも…恒子さんにも健夜さんにもお世話になってるし……できる限り協力してあげたいし……)

えり「…………」

えり(ケーキの作り方と、マフラーの編み方、復習しておこう……)

えり「……ふぁ……」

えり(でも…明日で、いいかな)

えり(もう寝よう…明日も早いし……)

支援ぞ

えりちゃん倒れないといいけど。

咏ちゃん怒るか呆れるか

二日後 デパート

恒子「ねーねー、こんなのどうかな?」

えり「んー…すこし糸が硬いですね。もう少しソフトなものがいいと思いますよ」

恒子「ふーむ……?」

えり「あとは…この、オレンジと、ピンクなんてどうですか?」

恒子「あ、かわいい!…え、2色?」

えり「ええ。初心者でも、スプライトならできそうですから。もし1色だとつまらないのでしたら…」

恒子「よっしゃ!その辺も考えてもーちょい見てるね!」

えり「はい」クスッ

恒子「んー、寒色でも似合うっちゃ似合うんだよなー…でも冬だしどーせ寒いなら暖かい色のが……」ブツブツ

えり(やっぱり、楽しそう)

えり(誰かのために、一生懸命なにかを作る、か…)

えり(……やっぱり…赤、かな。でもこっちの白とかも……)

えり「………んー………」ジー

恒子「うむむ………」ジー

通行人1「なぁ、あれ福与恒子じゃね?」

通行人2「あ、針生えりもいんじゃん!サイン貰えっかな」

通行人1「…なんかすっげー真剣に毛糸見てるけど」

通行人2「話しかけられる雰囲気じゃねーな。見れただけでも儲けもんか」

良いので揃えると結果的にクソ高くつくよな

…………

えり「さ、次は棒針選びです」

恒子「ぼーばり?」

えり「マフラーなど、何かを編むときに使う、長い棒のことですよ」

恒子「ほほー。え、あれって選ぶほど種類あるの!?」

えり「ええ。基本的には8号前後が良いとは思いますが…恒子さん、その毛糸を見せてください」

恒子「う、うん」

えり「どうも。…あ、やっぱり書いてありました」

恒子「なにが?」

ずいぶん本格的だな

ふぅ~む

えり「毛糸のラベルに、適したサイズが書いてあるんです。これは…8号ですか」

恒子「おお!マジだ!」

えり「じゃあ、棒針はこれですね」ヒョイッ

恒子「…おーいえりせんせー、それ10号ってかいてあるよー?」

えり「ええ。マフラーを編むなら少し大きめか良いようです」

恒子「ほぇ~詳しいなぁ」

えり「…突貫工事で得た知識ですから本当に一部しか知りませんよ。正直、調べるとキリがな……」

えり「……コホン。奥が深いですよ、手編みのマフラー」

恒子「……べつに誤魔化さなくてもいいよ?」

>>114
× えり「ええ。マフラーを編むなら少し大きめか良いようです」

○ えり「ええ。マフラーを編むなら少し大きめが良いようです」

………………
…………

恒子「あー買った買った!」

えり「……結構、時間かかっちゃいましたね。恒子さん、昼食は?」

恒子「んー、あんまり空いてないかなー」

えり「なら……時間もありますし、家に来ます?」

恒子「お、マジで!?」

えり「行きがけに軽く食べ物買って、家で食べましょうか。そうしたら早速、作り始めるとしましょう」

恒子「お願いします、先生!」

えり「家までの道、今日で覚えちゃってくださいね。何度か来ていただくことになりますから」

恒子「う……一回で覚えるのか~…」

えり「ほら、行きますよ」

針生家

恒子「ほぇ~」キョロキョロ

えり「なんですか?」

恒子「いやー…えりさん家、って感じだなぁ~と」

えり「感じ、というか…正真正銘私の家ですよ」

恒子「物少ないなぁー…」

えり「最低限なだけです」

恒子「お、本棚発見!…ほとんどないじゃん」

えり「結構咏さんの家に持って行っ……じゃなくて!恒子さん!?」

恒子「あ、こっちの部屋はなにー?」ガチャ

えり「家捜し始めないでください!」イラッ

支援

しえ

………………

恒子「むむむ………」

えり「あ、ここはですね……」

恒子「え?ええ?」

えり「ほら、こっち見てください?」

恒子「…お手本お願いしゃっす、センセー…」

えり「ここを、こうして…こう、くぐらせて…」

恒子「え、えっと……ここに……」

えり「いやいや、そこじゃなくて……」

恒子「あ、あれ?指にこんがらがっちゃった」

えり「……前途多難ですね……」

恒子「……面目ない……」

支援

恒子「うがーむっつかしー!」

えり「少し、休憩しましょうか。なにかの見ます?」

恒子「あ、お願いしまーす」

えり「ココアとココアとココア、どれにします?」

恒子「選択肢狭っ!」

えり「ホットとアイスとミルクがありますけど」

恒子「狭い中で広っ!?」

>>122
× えり「少し、休憩しましょうか。なにかの見ます?」
○ えり「少し、休憩しましょうか。なにか飲みます?」

スマホの操作に馴れないよ…

スマホでかかれているのか・・・、乙です。ってIDで気づけよ自分・・・。

恒子「…ふー、ホットココアあったまるー」

えり「……ん、おいし」コクッ

恒子「…ごめんねー」

えり「?」

恒子「なんでもかんでも教えて貰っちゃって」

えり「ああ…大丈夫ですよ」

恒子「まさか自分がここまでできないなんて思ってなくってさ」タハハ

えり「…そうですよね」

恒子「いたたた、まいったな」グサッ

しえ

えり「お料理とかもしていますし、手先は器用な方なのに」

恒子「まー、慣れればね。覚えて定着させるまでがダメダメなのさー」

えり「じゃあ、覚えたら早いということですね?」

恒子「…それまでが長いんだな、これが」

えり「どのくらい?」

恒子「んー…例えば、というか。例を出せば…」

恒子「未だに麻雀のルールがアヤシいっす!」キラーン

えり「誇ることじゃありません!」

しえしえ

えり「…さぁ、飲み終わったら続きを始めますよ」

恒子「えぇー」

えり「えーじゃありません、さっさと飲む」

恒子「うーえりちゃんセンセー厳しいー」

えり「ちゃんって……」

恒子「“ちゃん”と“先生”って言葉、相性良いよね。すっげー呼び易い!」

えり「だからって、えりちゃん先生……」

えり「…………」

恒子「…満更でもなさそうだね~?えりちゃん先生?」ニッコリ

えり「なッ!?///」

梅ちゃん先生

恒子「あー気に入ったんだーえりちゃん先生~」ニヤニヤ

えり「ち、違いますから!ほら、さっさと飲んで、片付けちゃいますから」

恒子「えりちゃん先生~」

えり「だからっ」

恒子「えりちゃんセンセー♪」

えり「…せ、先生の言うこと、ききなさいっ」デコピンッ

恒子「あてっ」

…………………
……………
………

恒子「ここを、こーして……」

えり「力入ってきてますよ、もっと軽く…」

恒子「え、ウソっ!?」

えり「まだ軌道修正はできますから。軽く、ですよ」

恒子「う、うん…かるーくかるーく……」

えり「軽すぎてもいけませんからね?均等になるように…」

恒子「うぅー…りょーかいっす~」

えり「…これでやっと、さっきの3分の1って所ですかね…」

恒子「あーもぉーっ!頑張ったのになぁー!」

しえん

えり「…まさか、力の入れ具合を見落として、ゆるゆるなところと締まり過ぎているところがあるデコボコなマフラーになっていたなんて…」

恒子「一からやり直しなんてー!チクショーっ!」

えり「わたしも気づいていなくて…すみません」

恒子「ううん、えりちゃんは悪くないよー…私が気づくべきだったんだよー…」

えり「…それと、一つ良いですか」

恒子「ん?またなんかデコボコした?」

えり「いや、そうではなく。…ついに“さん”でも“先生”でも無くなりましたね」

恒子「あ、ホントだ。なんかすっごい呼びやすいんだよねー、えりちゃん」

えり「はぁ…」

恒子「嫌なら戻すけど…?」

えり「いえ、別に。好きに呼んでください」

恒子「おっ、じゃーえりちゃんで!うん!えりちゃん」

えり「…連呼はいやです」

恒子「オッケーえりちゃん!私も、こーこちゃんでいいよ!」

えり「…続き、やりますよ。恒子さん」

恒子「うひゃークールだなー」

風呂入ってきます

と、思ったら風呂沸いてなかったんで
沸くまでかきます

わーい

……………

恒子「……づがれだ……」グテー

えり「…もうこんな時間ですか」

恒子「おお、ホントだ」

えり「今日はお開きにしましょうかね」

恒子「あざっす!」

えり「家で少しでも続き、やるんですよ?」

恒子「はーいえりちゃんせんせー」

えり「さて、と。…帰りましょうか」

恒子「…………」

えり「?」

前にもお風呂湧いてなかったことなかったか?
しえん

恒子「えりちゃん家ってここじゃん」

えり「ええ」

恒子「で、帰るの?」

えり「ええ」

恒子「……咏ちゃん家に?」ニヤリ

えり「!」

恒子「そっかそっかーえりちゃんにとって咏ちゃん家は帰るべきマイホームなのかー」ニヤニヤ

えり「え、あ、違っ!そうじゃなくて、今のは言葉のアヤで…!」ワタワタ

恒子「うんうん、照れなくて良いんだよー?」ニヤニヤ

えり「照れてませんっ!」

えり「もう…」

恒子「帰る支度できましたーせんせー」

えり「はいはい、じゃあ帰りましょうか」

恒子「はーい」

ガチャッ

パタン…

恒子「うぁっ、外さっむぅ…」

えり「大丈夫ですか?」

恒子「うひゃーコタツが恋しい…」

えり「使い捨てカイロならありますけど、使います?」

恒子「ありがとー」ブルブル

支援
そういや松実旅館に泊まってるみたいな話があったようななかったような

支援

恒子「…ねーえりちゃーん」

えり「はい?」

恒子「ありがとね」

えり「いいですってば」

恒子「棒針とか、さいずとか、毛糸とか。全然知らなかったもん。すっごい頼りになる」

えり「大袈裟ですよ」

恒子「それでも、ありがと」

えり「…素敵なマフラー編んで、健夜さんを喜ばせてあげてくださいね」

恒子「……うんっ」



えり「では、私はここで」

恒子「うん。じゃあまた今度、お願いします」フカブカ

えり「ちゃんと宿題やってくるんですよ?」

恒子「ふぁーい……」

えり「喜ばせるんでしょう?」

恒子「お、おーっ!」

えり「その意気です。クリスマスまで頑張りましょうね」

恒子「うっし!やるぞー」

えり「じゃあ、お気をつけて」

恒子「はーい、じゃねー!」フリフリ

えり「…………」ニコッ

支援でー

………………
三尋木家

えり「ただいm」

咏「遅いっ!」

えり「きゃっ!」

咏「…遅いっ」ジトー

えり「す、すみません咏さん…」

咏「ほれ、屈む!」

えり「ま、またですか…」

咏「早くするっ」

えり「……はいはい」

えり「……こう、ですね」

咏「ん。よろしい」

ちゅっ

えり「………///」

咏「…………」ギュ

えり「う、咏さん……?」

咏「……冷えてる」

えり「…外、寒いですから」

咏「風呂、わいてるから。入ってきなよ」

えり「でも…それじゃ、晩ご飯…」

咏「カレーでも温めとくから、インスタントだけど。とりあえず、入ってきな」

えり「咏さん……」

咏「…ん…知らんし」

えり「…お気遣いはありがたいんですけど…抱きつかれたままじゃ入るに入れません」

咏「…わーったよ…ったく」ムカムカ

お風呂

えり「…………」チャポン

えり(……珍しい……)

えり(インスタントとはいえ、咏さんか晩ご飯を作ってくれるとは)

えり(…熱出して、倒れた時にお粥作ってくれたとき以来?)

えり(お手伝いはよくやってくれるけど、咏さんがお料理なんて、してくれないからなぁ…)

えり(結構、お料理は教えたはずだし、作ってみて欲しいんだけどな…)

えり(……ああ、でも後片付けは全部私にやらせるんだろう、きっと)

えり(…いいかな、今のままで)

キッチン

咏「…………」グツグツ

咏(今日も多分、仕事モード)

咏(つーか、オフなのに仕事の関係で一日中どっか行ってるとか。わっかんねー)

咏(まだ二日目だし、寝るときまで様子見ないといけないけど………)

咏(とりあえず、えりちゃんを出来るだけ休ませることが第一)

咏(念のためにインスタントカレー買っといてよかったわ~)

咏(…料理とか、知らんし)

今度こそお風呂入ってきます

風呂代行はよ

すっえはっらちゃ~んお風呂行くで~

ほやで~

咏ちゃんまじかわいい

しえんでー

咏ちゃんいいよー

ほしえー

ほだよもー

ほしゅ

咏「……仕事モード、か」

咏(いつ以来かなー、仕事モードのえりちゃん)

咏(たしか……すっげー大事な、大きい仕事もらったんだよねぃ…そんで、えりちゃんが眠れなくなっちゃって…)

咏(緊張して眠れないのもあったし、不安とかもあったんだろうけど…夜も寝ずに書類とにらめっこしてて…)

咏(そんでー…)

えり「お風呂、あがりました」ガチャッ

咏「おっ、おうっ!」

えり「…って咏さん!?」

咏「ん?」

おかえりちゃん

えり「お鍋、お鍋吹きこぼれてますよ!?」

咏「うぉ!?いっけね…」スッ

咏「ッ!」バッ

えり「うたさん!?」

咏「っつぅ~!やっちまったぁ~…」

えり「何してるんですか!ほら、お水……!」グイッ

咏「あ……」

えり「よく冷やしてくださいね?もう感覚なくなるくらいに!」

咏「う、うん……」

えり「……っと……」カチッ

咏「…………」

寝る前ラス支援

えり「…お料理中は目を離さないでって、あれほど言ったじゃないですか」

咏「つい、ねぃ…慣れないことやるもんじゃねーな…」

えり「……ヤケド、見せて下さい」

咏「ん……」

えり「…赤くなっちゃってる…痛みますか?」

咏「ま、ちょっとねぃ…もうあんま痛くねーけど」

えり「……一応、ぬり薬だけでも塗っておきましょうか。たしか……」

咏「…………」

咏「いや、そんなのよりさー」

えり「はい?」

咏「舐めてくれん?」

えり「……は」

咏「昔みたいに、さ。…唾液には、殺菌効果があるんでしょ?」

えり「……な……っ///」カアァ

咏「そしたら、わかんねーけどすぐ治る。多分」

えり「そ、そんなのっ」

咏「なにより、痛くなくなっから。ね?」

えり「…い、痛く、なくなるんですか?」

咏「おー」

えり「……………」

ちゅっ…

咏(お……)

うたえりは正義

えり「ん……ピチャ…」ペロ

咏「――ッッ!」ゾクッ

えり「チュ……ピ、…」ペロペロ

咏(火傷のとこに、えりちゃんの舌が…)ゾクゾク

えり「んん……チュゥ……」

咏「あ、いいねそれ…吸うの。いっそ咥えちゃってよ」

えり「……は、む……クチュ、ピチャ…」

咏(……まだ、か?)

えり「ピチュ……ちゅぅ……んん……///」

咏(今だっ)グッ

えり「んふぅ……っ!?」ビクッ

指フェラですかー?

えり「ひょ、っろ……うら、さ……」

咏「いいから」グニグニ

えり「は、ひゃ……らめ、れ……んん……っ///」ピクン

えり(くちの、なかで、ゆび動かしちゃだめ…!)

咏(これで、しばらく…様子見…)

えり「ぁ、ふぁ…ゃっ……は、ひぅ……!」

えり(ゃ、裏側、撫でちゃだめっ…んん…ゾクゾク、するぅ……っ)

咏(涙目になって…目がトロンとしてきたねぃ…)ニヤリ

指フェラって通常のそれよりエロいよね

えりちゃん調教されすぎだろう

咏(ちょっと激しく…)クニクニ

えり「はふぅっ!」ビクッ

咏(さぁ、どう出る…?)

咏(…正直、興奮してきたから私の予想が外れてくれると嬉しいんだけどねぃ…最近、ご無沙汰だし?)

えり「ぁ、ひゃ、やらっ…ぁ、ふぁっ…」

えり(や、だ、ちから、抜け、て……っ)

えり(このままだと、わたし…咏さん、にぃ……!)

えり(っ…だめ…このあと、やること、あって…あしたも、仕事のあと…健夜さんに……)

えり「……っ!」

グイッ

咏「……お?」

えり「っ…はぁ、だめ、です、はぁ…うた、さん…はぁ……」

咏「……………」

えり「はぁ……ね?もう、痛くないんでしょう……?」

咏「……………」

咏「ん。痛くないよ。ありがとねぃ、えりちゃん」ニッ

えり「…いえ、だいじょぶ…ですよ」ニコッ

えり「晩ご飯、食べましょうか。せっかく咏さんが温めてくれたのに、冷めちゃいますから」

咏「そう、だねぃ~…」

咏(……確定。今回の仕事モード、重症)

…………………
……………
………

咏「ん~じゃ、そろそろ寝るかねぃ~」ノビー

えり「じゃあ、咏さんは先に……」

咏「…今日も何かやること?」

えり「ええ……」

咏「…さっさと寝ろよー?」

えり「ええ。できる限りは」

咏「なんだよできる限りって」

えり「まぁまぁ。おやすみなさい」

咏「…おやすみ」

咏ちゃんも寂しいよねこれ

咏(……さて、と。どうするべきかねぃ……)

咏(近いうちに、仕事モード解除しないとまた大変なことになるし……)

咏(……今度の休日の前日が狙い目かねぃ、いつだ?)

咏(…え?あと10日ちょい?そんな先?)

咏(おいおい…仕事詰め込みすぎだろ…あのワーカーホリックが)

咏(それまで持つか…?多分、持つとは思うけど…)

咏「……あーあ……」

咏(…こっちはこっちで、寂しいんだけどねぃ…)

ごめんなさい 限界
おやすみなさい
あした仕事の前8時頃にちょっと来ます

これは保守

保守?新スレ?

あとでよむほ

ほー

次の日 仕事終わり

えり(えーっと…)キョロキョロ

健夜「えーりーさんっ!」

えり「あ、健夜さん。すみません、おまたせしました」

健夜「ううん、今来たところだから大丈夫。全然待ってないよ」

えり「そ、そうですか?」

健夜「うん!……じゃあ、さっそく…」

えり「ええ。…行きましょうか」

おはし!

スーパー

えり「それで、どんなケーキにしましょうか」

健夜「んー…クリスマスケーキって言ったら、あの…切り株の……」

えり「ブッシュ・ド・ノエル?」

健夜「そう、それ!……って、検索したら出たんだけど…レシピ見たら、なんだか難しそうだなぁと思って…」

えり「うーん…それほどでもないと思いますが…やっぱり、普通のスポンジから作るケーキの方がいくらかやりやすいかもしれませんね」

健夜「だから、単純なイチゴの生クリームケーキにしようかなって」

えり「ええ、いいと思いますよ。…そうすると…卵、薄力粉、お砂糖、バター……」

健夜「生クリーム、イチゴ、グラニュー糖……」

えり(……へぇ……)

きてた

福路美穂子ちゃんの美乳揉みたい

えり「材料、メモを取ってきたんですか」

健夜「うん。教えてもらうって言っても、少しくらい自分で調べておかないと…」

えり「流石です」

えり(恒子さんとは違いますね…)クスッ

健夜「えっと、これが……」

えり「す、健夜さん?それ薄力粉じゃなくて小麦粉……」

健夜「え、えぇっ!?」

えり(…前途多難は…同じみたいね…)

仕事行ってきます すみません
3時前には帰ってこれると思う
仕事の合間にもたまに来ます

いったんおつおつ
ねるまえほしえ
あとはたのんだ

ほっほ

ほっしゅ

ほしゅっしゅ

………………
…………

健夜「よっと……」

えり「大丈夫ですか?」

健夜「うん、大丈夫だよ。それほど重くないから」

えり「でも、随分たくさん買っていましたし…」

健夜「えへへ…買いすぎちゃったかな」

えり「少し持ちますから、貸してください」

健夜「そ、そう?じゃあ…」

えり「はい、……っ!?」グンッ

健夜「だ、大丈夫!?」

えり「だ、だいじょ……っ、ん、んん~!」プルプル

健夜「全然大丈夫って感じじゃないけど!?」

えり「これ、そんなに重くないってレベルでは……っ」

健夜「私が持つから、ほら貸して」

えり「す、すみません…」

健夜「よっと」カルガル

えり「あれ………?」

健夜「私、人よりちょっと力持ちなんだ」タハハ

えり(ちょっと……?)

健夜「あ、もう外真っ暗だね…」

えり「すみません、あまり時間が取れなくて。仕事のある日はどうしてもあれくらいの時間に…」

健夜「ううん、すっごく助かるよ。こちらこそごめんね、忙しいのに…」

えり「いえ、そんなことは。健夜さんこそ、仕事もあるのにレシピまで調べて…」

健夜「いやいや、私にはこれくらいしかできないから…えりさんが居てこそ、だよ」

えり「私なんかがそんな」

健夜「いーや!えりさんは凄いのっ!えりさんがいて助かってるのっ!」クワッ

えり「は、はいっ!光栄です」ビクッ

健夜「うん、よろしい。……えへへ」クスクス

えり「……もう」クスッ

えり「さて、本格的なお料理は次、ですね」

健夜「ご教授お願いします」

えり「じゃあ……今日買った材料を、家に置いておきましょうか」

健夜「お世話になりまーす」

えり「ついでに道案内もしますから。こっちです」

健夜「はーい。ちょっと楽しみかも」

えり「?」

健夜「えりさん家、初めてだから」

えり(…恒子さんにも、同じこと言われたな…)クスッ

すこやんの男子力

支援

針生家

健夜「おじゃましまーす……」

えり「どうぞ、散らかっていますけど」

健夜「…いや、全然散らかってないよ」

えり「まぁ、最近帰っていませんでしたから…生活感はありませんね」

健夜「自分で言っちゃう?」

えり「でも、お料理に必要なものはちゃんと揃えておきましたから。ご安心ください」ニコッ

健夜「ありがとうございます!」ペッコリン

しえ

|∧∧
|・ω・`) そ~~・・・
|o④o
|―u'


| ∧∧
|(´・ω・`)
|o   ヾ
|―u' ④ <コトッ



| ミ  ピャッ!
|    ④

あとでよむほ

保守

カップ焼きそば作ったら
かやく入れ忘れた上にだヴぁんってなってヤケドした…

ただいま

おかえりダヴァン

えり「じゃあ、材料を冷蔵庫にいれて・・と」

健夜「………冷蔵庫、甘いものだらけになっちゃったね」

えり「まぁ、ほとんど帰りませんし。…お茶くらい用意しておこうかな…」

健夜「…ココアがこんなにたくさん…」

えり「冬はココアが美味しい季節です」

健夜「…甘党?」

えり「いや、そういう訳では…」

健夜「可愛いもの飲むんだね」

えり「…………もう帰りましょうよ。時間も時間ですから」

……………

えり「では、ここで」

健夜「うん。…ありがとう、えりさん」

えり「いえ。…ええと…次は、休日ですね」

健夜「よろしくお願いします」ペコリ

えり「今度は今日と違って一日中時間がありますから。…ビシビシいきますよ?」ニコッ

健夜「…お、お手柔らかにお願いします…」

えり「ふふ。…では、お気をつけて」

健夜「うん、えりさんこそ。またねー」フリフリ

えり「ええ」フリフリ

―――――

恒子「んー……」アミアミ

恒子「……んー?」アミ…

恒子「…………」カラマリ

恒子「うがーっ!」ポイッ

恒子「なんだこれーっ細かいよーもー!」バターン

恒子「…あーキツイなーこれー」

恒子「……やっぱ無謀だったかなー……手編みなんて」

恒子「大体、ガラじゃないよねー私がさー…」

恒子「……………」ゴロン

支援

恒子「…………」

…………

健夜『これ……こーこちゃんが作ったの?』

恒子『もっちろん!すこやんのために、愛情込めて!』ドヤッ

健夜『こーこちゃん……』ジーン

恒子『さ、冷めないうちに食べてよ。せっかくの誕生日なんだしさ』

健夜『…じゃあ、遠慮なく。いただきまーす』ニコッ

恒子『………』ドキドキ

健夜『……ん、美味しい!』

恒子『!』パァ

健夜『えへへ。食べ過ぎちゃうかも……』ニコニコ

恒子『…もーじゃんじゃん食べちゃってー!』

しえしえ

健夜『いいの?』

恒子『こーこちゃんからの誕生日プレゼントだよ。ここまで気合入れるなんてあんまりないんだからね~?』

健夜『……こーこちゃん……』

恒子『おかわりもいっぱいあるんだからっ!』

健夜『…うんっ!』

恒子『あらためてすこやん、ついに40おめでとー!!』パーン

健夜『アラサーだよ!そんなタイミングでクラッカー鳴らされても喜べないよ!!』

…………

恒子「…………」

恒子「……よしっ」

恒子「もうちょっとだけ、頑張るかなー!」

しえん

―――――

健夜「えっと……」カチカチ

健夜「んー…やっぱり、難しそう……」

健夜「お料理って、大変だなぁ……」

健夜「…………」

健夜「こーこちゃん、すごいなぁ…」

健夜(こーこちゃんの、あの時のお料理…本当に、嬉しかった)

健夜(…なんだか、ほっとして…凄く、幸せな気持ちになれた。それと同時に…)

恒子『もっちろん!すこやんのために、愛情込めて!』

健夜「……愛情、かぁ……」

健夜(……私も、こーこちゃんをあんな気持ちに…できるかな…)

―――――

咏「……なーなーえりちゃーん」

えり「はい?」

咏「明日も、帰り遅くなるん?」

えり「明日、は……ええと」

えり(たしか……恒子さんも健夜さんも明日は無かったはず…)

えり(……ああ、明日は普通に仕事だけか。でも……)

えり(……クリスマス特番の収録が早く終わるとは考えにくいし……)

えり「……遅くなりそうですね……」

咏「…………」ジトッ

えり「すみません…」

咏「…仕事だから、しゃーないんだけどねぃ……大丈夫?」

えり「何がですか?」

咏「……いや、なんでもねーや。頑張ってねぃ~」

えり「え、ええ…」

咏「…ん、じゃ…私は寝るけど、えりちゃんは?」

えり「明日の資料を確認してから寝ようかと」

咏「うぃー、早く寝ろよー?」

えり「大丈夫ですよ。おやすみなさい、咏さん」

咏「んっ」ズイッ

えり「?」

しえしえ

支援

咏「おやすみのちゅー」

えり「え……」

咏「ほれ、早く。…寝るのはこっちなんだから、えりちゃんからしてよ」

えり「え、そ、そんな……ぅ……///」

咏「ちゅー」

えり「…………」

サラッ…

咏「…?」

ちゅっ

えり「おやすみなさい、咏さん…」

咏「…………」

【ガンアクション】SAS Zombie Assault 3【Part9】

他のオンナの匂いがする!

しえええん

咏「ちゅーったら、ここだろうよ。唇」

えり「…いいでしょう?私のおやすみの……ち、ちゅー……は、おでこです」

咏「そういうもん?」

えり「そういうもんです」

咏「んー…ま、勘弁してやんよ。おやすみ」

えり「はい、おやすみなさい」

咏「…………」

咏(髪、かきあげるときは、ちょっとドキッとしたねぃ…アリだな。デコチュー)キュン

しえん

………………
…………
……

えり(えっと、ここにしまっていた棒針……)ゴソゴソ

えり(…それにしても恒子さん、遅いな…)

えり(今日も仕事の後だから、時間がないのに…)

ピリリリリッ

えり「!」

えり(着信…恒子さん?)

ピッ

えり「もしm」

恒子「ここどこぉぉぉー!?」

えり「………っ」キーン

出る前④

SS誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
エーベルージュ
センチメンタルグラフティ2
Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
初恋ばれんたいん スペシャル
ファーランド サーガ1、2
MinDeaD BlooD 4
【シヴァンシミター】WOG【クリムゾンクルセイド】
『銀色』 現代を背景で輪廻転生した久世×石切
アイドルマスターブレイク高木裕太郎

えり「…道に迷ったんですか?」

恒子『んー。もーここどこー?助けてえりちゃーん!』

えり「えっと…電柱近くにあります?番地とか書いてあるでしょう?」

恒子『…………』

えり「恒子さん?」

恒子『そ……その手があったね!』

えり「…………はぁ」

恒子『えーっと、ここの住所はねー○○のー』

えり「…………」

恒子「えりちゃん?」

>>256
× 恒子「ここどこぉぉぉー!?」
○ 恒子『ここどこぉぉぉー!?』

そんな言われなきゃきづかないようなことを・・・
誤字とかそんな気にしなくていいよー

えり「…ずいぶんとまた遠くに行きましたね……」

恒子『え?……おっかしいなー……ヘックシュン!』

えり「…とりあえず、近くにコンビニとか、入れるお店あります?」

恒子『……ありましぇーん』ズズッ

えり「……~~~っ!」

えり「すぐに迎えに行きますから、そこを離れないように!いいですね!」

恒子『うぅ~ごめんよぉ~』

ピッ

えり(カイロと………あと、ケータイとカギだけでいいやっ)ガッ

えり「………もうっ」ダッ

ガチャッ バタンッ ………

ガチャッ

えり「一応、ジャケットも持って……」

ガチャンッ

えり(早く、行かないと……っ)タッタッタッ…

あとでよむほ

しえ

恒子「…………」

恒子(さっみぃぃぃいい!!)ブルブルブル

恒子(これ、ヤバイって、これ!)ガタガタ

恒子(ここ東京っしょ!?店無いとか!なんも無いとか!)

恒子(道案内の時にもっとちゃんと聞いてれば良かったああ!!)

恒子「へっくしっ!」

恒子(うぅ~……どのくらいたったかな…まだ5分くらいかな…)

恒子(ずいぶん遠くって言ってたし……えりちゃん来るのにはまだかかるよね……)

恒子(あーもー私のばかばかばかーー!)

えり「はぁっ…はぁっ……」タッタッタッ…

えり(さっき言っていたのは、この辺……)キョロキョロ…

えり「恒子さーん!」

えり(どこ行っちゃったのよもう…!)

――――

恒子「!」

恒子「…やっべ、えりちゃんの声が聞こえた…」

恒子(もしかして…もう近くにいるとか?)

恒子「……えりちゃーん!」

えり「!」

えり(こっちから!)タッタッタッ

えり「あ……」

恒子「へっくしっ!…あ、えりちゃー……」プルプル

えり「やっと見つけた…!」タッタッタッ

恒子「あっはー…えりちゃんカッケー…助けに来てくれたんだー」ガタガタ…

えり「こんなに凍えて…このジャケット、着てください。それにほら、カイロ」

恒子「うぅぅー…ごめんよぉー…」

えり「いいですから。ほら、行きますよ」

恒子「んー……あったかいなぁーこれ…」

>>269
× えり「いいですから。ほら、行きますよ」
○ えり「いいですから。…行きますよ」

針生家

恒子「ごくっ…ごくっ……ぷはーっ!」

恒子「あったかーい、生き返るー…」

えり「まったく……お風呂、浸かります?」

恒子「えっ!いやいや、そこまでお世話になるわけにゃ…はっ…はっ……はっくしゅん!」

えり「…風邪ひかれるよりは数百倍マシですけど?」

恒子「……借ります」ズピー

えり「素直でよろしい」

お風呂

恒子「ふひー……」チャポン

恒子(いやー、参った参った……まさか道間違えるとは)

恒子(えりちゃんに悪いことしちゃったなー…ここまでやってくれるなんて…)

恒子(咏ちゃんは幸せもんだよ、こんなん)

恒子(気が利く、料理上手、頼りになる、裁縫もできる。…こりゃ嫁さんにピッタリだわ~)

恒子(…欠点っつーと、それをわりと誰にでもやっちゃうことかな~?)

恒子(天然スケコマシスキルで、前に結構大変だったみたいだし)

恒子(いやー、咏ちゃんも大変だねぇ~)

恒子(…………)

恒子(……えりちゃんの時間貰っちゃってる私が言えることじゃないな、コレ)

支援

えり「……………」

えり(……時間が…ない……!)

えり(今日の思わぬタイムロスで…)チラッ

えり(もうこんな時間か…やるとしたら…1時間…いや、もう少し……)

えり(……何時に帰れるかな……そういえば)

えり(明日って、休みよね…で、お昼頃に健夜さんが来て、一日中ケーキ作り……)

えり「…………」

えり(……咏さんには、悪いけど……)ゴソゴソ

えり(今日は、こっちで寝ようかな……)ピッ

えり(あ、でも…恒子さんに、道をもう一度教えるために駅に行くし……)

えり「…………」

えり「!」ピーン

えり(そうよ、なんだ。簡単なことじゃない、なんで気が付かなかったんだろう!)

恒子「ふー、いいお湯っしたー!あそこに置いてあった服、借りても良かったn」

えり「恒子さん!」

恒子「へい?」

えり「今晩、家に泊まっていきませんか?」

恒子「」

ここまで来るとグーパンやな

無自覚のすけこましというのはもう一種の災害ですわ…

しえん

恒子「……うん、ちょっと待ってね?」

えり「?」

恒子「えーっと、今なんて言った?」

えり「今晩、家に泊ま」

恒子「あーわかったやっぱわかった言わなくていいや!」

えり「?」

恒子「あの、アレだ、えりちゃん。そういうこと不用意にヒトに言っちゃだめ」

えり「不用意?…いえ、準備ならすんでますけど」

恒子「えぇっ!?」ビクッ

恒子「そ、そそそそれはなんといいますかなんで!?」

えり「なんで…って、あなたがやりたいんでしょう?」

恒子「はひっ!?」

えり「そもそも私に頼んだのはあなたじゃないですか」

恒子「え?え?な、なーに言ってるのかなー!?」

えり「なに馬鹿なこと言ってるんですか。さっさと始めましょう?」ゴソ…

恒子「わ、わーわー待った待った!私にはすこやんという心に決めた人がーッ」

えり「ですから、その人のためにやるんでしょう?」

恒子「すっ、すこやんのためェ!?」

恒子「い、いやいや、ね、ちょっと落ち着こう、えりちゃ……はりうさん?」

えり「…落ち着くべきなのはあなたでは?」

恒子「やーもう!超冷静だよ、スーパー冷静だよ!?」

えり「じゃあ、あなたこれから何やると思ってます?」

恒子「うぇッ!?そそそそそりゃーその!」

えり「はい」

恒子「な、な、な、なに、って、ねぇ?」

恒子「……ナニ?」チラッ

えり「…はい、深呼吸してくださーい。吸ってー吐いてー」

そして催眠オナニーへ

恒子「すぅ……はぁぁ……すうっはぁつ」

えり「ゆっくりでいいですよー腹式呼吸で、鼻から吸ってー、口から全部吐いてー」

恒子「すぅぅー……はぁぁー……」

えり「……落ち着きました?」

恒子「…大丈夫っす」

えり「あなたが、今一番にやるべきことはなんですか?」

恒子「…………」

恒子「これ以上無意識の毒牙に掛かる前に帰りm」

えり「落ち着いて」

浮気はアカン

>>285
× 恒子「すぅ……はぁぁ……すうっはぁつ」
○ 恒子「すぅ……はぁぁ……すうっはぁっ」

えり「まったく…あなたのやるべきことは、健夜さんのためにマフラーを編むこと!でしょう?」

恒子「う、うん……」

えり「でも今日は時間が無くなってきたので、明日は休日ですし、泊まってやっていかないか…と、言っているだけです」

恒子「ま、まふらー?」

えり「ええ。…それ以外になにがあると言うんですか」

恒子「…あ、あは、そうだよね。い、いやーあははははっ…」

えり「なんです?無意識の毒牙って」

恒子「い、いやー、気にしないで!いやもうホントに!偶然、考え事してただけだから!」

えり「………?」

しえん

えりちゃんが天然たらしという風潮

えり「それで……どうでしょう?ここで一気に進めてみて、コツを掴むというのは」

恒子「お、おー…それはすごく良いんだけど……」

えり「…あ、なにがご用事があるのでしたら、無理なさらず…」

恒子「う、ううん!それはない!ない、けど…」

恒子「んー……悪くない?」

えり「構いません。お布団ならありますし」

恒子「………あの、さ」

えり「はい?」

>>291
× えり「…あ、なにがご用事があるのでしたら、無理なさらず…」
○ えり「…あ、なにかご用事があるのでしたら、無理なさらず…」

恒子「ふ、深い意味はないんだよ?ただ、一応確認というか…」

えり「どうぞ」

恒子「……布団って、別々だよね?」

えり「ええ。私は、自室のベッドを使おうと……」

恒子「た、だよねーっ!」

えり「…あ、ベッドがいいですか?でしたら私の部屋に……」

恒子「いやいやいや!」

恒子「……って、違う違う!」ブンブン

えり「なんですか。落ち着きませんね」

恒子(誰のせいですかぃっ!)

恒子「え、えーっと、えりちゃん先生のレッスンを受けられるのってあとどのくらいだっけ……」

えり「休日に丸一日使えるのが一度、あとは仕事のあとですね。お昼あがりの日もありますが…」

恒子「んー…ちょっと、やばいのか…」

えり「ええ……だから、ちょうどいいかと思ったんですが……」

恒子「…よしっ、泊まらせてもらおうかな」

えり「わかりました。じゃあ…晩ご飯は、どこかで出前頼みましょうか。冷蔵庫空っぽなので」

恒子「はーい」

えり「じゃあ、その間にお布団用意しておきますから」

恒子「ありがとー!」

恒子(ま、いいよね。別に。特になにかあるわけでもなし、友達の家に泊まるだけだし)

恒子(……っていうか、私が勝手に意識しちゃってるだけだもんね。えりちゃんにはそんな気があるわけじゃないし!)

恒子(…いや、もちろん私もないし!すこやん一筋!)

恒子(……今度、咏ちゃんに何か奢ってあげよう……クリスマスが過ぎたら、ちゃんと全部話して謝らなきゃ)

………………

咏「……………」ムスー

咏「…………チッ」

『今日は仕事で遅くなるので、私の自宅の方に帰ります。夕食は出前を取ってください』

咏「………むぅ~!」

ピリリッ

咏「!」バッ

『あまり健康に悪いもの、食べ過ぎちゃだめですよ?』

咏「~~~~っ!!」イライラ

ピッピッ

咏「…追伸?」

『この埋め合わせは、クリスマスに必ず』

咏「……………」キュン

うわチョロッ

晩ご飯食べてきます、すみません

支援よー

ho

hosyu

ho

うたたんはチョロいからえりちゃんに優しくされるとコロッと落ちるという風潮

ほしえ

咏(ってばかーーーー!!)

咏「なんだよキュンって!なんだよキュンってぇ!」ジタジタ

咏「さすがにこれはねーって…ひどすぎるって…」

咏「…………」


『この埋め合わせは、クリスマスに必ず』

咏「…………」ムラッ

咏「だァァァぁああもぉぉぉおお!!」

咏「てめー自分でハードル上げたかんな!?ここまでやるってんなら期待してっかんな!?」

咏「もーアレだ!なまっちょろいウメアワセだったらマジで怒るかんな!?やめろっつってもやめねーから!!」

咏「次の日仕事だなんだって言えねー身体にすっから!もー足腰立たなくすっから!!」

咏「覚えてろこんにゃろぉぉおおお!!!」

ニャローォニャローォニャローォ……

針生家

えり「っ…」ゾクッ

恒子「んー?どったんすかー?」

えり「い、いえ、ちょっと寒気が」

恒子「お風呂入ってきたら?ご飯も食べ終わったし」

えり「…いえ、先に宿題見せて下さい?」

恒子「むぐ」

えり「さぁ。先生らしく採点してあげてもいいですよ」

恒子「むむむ………」

支援

………………

恒子「………」ウトウト

えり「…恒子さん?」

恒子「!」ハッ

恒子「えっ、あ、なに?」

えり「……この辺で、お開きにしましょうか」

恒子「えっ、いいよ、だいじょぶだいじょぶ!」

えり「だめです。…うつらうつらしながら棒針持っていると危ないですから、はい没収」パッ

恒子「あっ」

えり「ほら、布団はあっちですよ」グイグイ

恒子「ん~…わかったー…ふゎ~」

えり「休みとはいえ、寝すぎちゃだめですよ」

恒子「ふゎ~い……おやすみぃ~」

えり「おやすみなさい」ニコッ

えり「…………」

えり(……さて、と。軽く片付けて…お風呂、入ってこよう)

えり(タイミング失っちゃって結局こんな時間に……)

えり「……はぁ……」

ごめんなさい また上司から電話…
30分で戻ります!

>>319
こんなことしてるからだwwww

部下代行はよ

電話代行!

SSについてのダメ出しと見た

上司「どうしてはやりんの出番がないのかね?」

上司「俺の思ってる咏ちゃんと少し違うんだけど。まず咏ちゃんはえりちゃんに対しては……」

俺もさっき社長から電話あった④

上司「続きはよ」

お風呂

えり「うわ……狭……」チャプ…

えり(最近は、いつも咏さんの家のお風呂使ってたからなぁ……)

えり(……慣れって、怖い)

えり「…………はぁ」

えり(クリスマスまで…あと、二週間くらい、か……)

えり(間に合うかなぁ…特に、健夜さん)

えり(まだお料理の段階までいってないし、どのくらいできて、どのくらいできないのかが検討つかない)

えり(ん……)

えり「しばらく、こっちの家で過ごしていた方が、スケジュールが滞りなく進みそう…」

えり(咏さんに、そう連絡しておこう……)

えり「ふぁ……」

えり(…明日にでも)

翌朝

えり「ん……」

えり「…………」ポケー

えり「…あ、うちか…」

えり(いつもと景色が違うって考えてしまっていた)

えり(………慣れって、怖い)

えり「えっと……7時……か…」

えり「…んん~…」ノビー

えり「こーこさん…おこさないと…」

しえん

コンコン

えり「恒子さん、朝ですよ」

シーン…

えり「恒子さん?」コンコン

えり「…………」

えり(まずい……健夜さんが来るから、早めに家を出てもらわないといけないのに…)

えり「恒子さん、失礼しますね」ガチャッ

えり「…………」

恒子「んにゅ~……」スカー

えり(……ぐっすり)

えり「恒子さーん、おきてくださーい」ユサユサ

恒子「んぁ~……?」

えり「恒子さん?」

恒子「……………」

恒子「!」ガバッ

えり「わっ……」

恒子「…………」

えり「おはようござ……」

恒子「……むにゃ……」バタッ

えり「…………」イラッ

しえしえ

支援

えり「……はぁ」

えり(健夜さんがくるのは、お昼だし……)

恒子「すぴー……」zzZ

えり(…一時間くらいなら、寝かせていても……いいかな。出来るだけギリギリにならないように…)

えり(それで、朝ごはんくらい作っておいて……あ)

えり(……材料がない……)

えり(……30分、30分で買い物に行って、卵と牛乳とパンだけ買ってくる)

えり(で…朝ごはん作ったら、起こしてあげよう)

えり(昨日、頑張っていましたからね。特別ですよ)

恒子「むにゃむにゃ……」zzZ

……………

恒子「…………む?」パチッ

恒子「……あ、今日はオフだっけ……」

恒子「あれっ?」

恒子「………ああ」ポムッ

恒子(えりちゃん家、泊まったんだったっけ)

恒子(今、何時だろ……)ゴソゴソ…

恒子「おはよーえりちゃ……」ガチャ

恒子「……およ?」

恒子(いないではありませんか)

恒子(お、これは……書き置き?)

『朝食の買い出しに行ってきます。7時30分頃には帰りますので  針生』

恒子「……おお」

恒子(そか。えりちゃん出かけたのか)

恒子(ん、じゃ……)ノビー

恒子「ふぅー…」

恒子(家捜しでも、するかなー)

さるよけ

しえんよ

しえ

もいっこ④

恒子(まずは、王道・タンスの中!)バンッ

恒子(……少ねぇ……)

恒子(そりゃ、そうなんだろうけどさー…基本的に咏ちゃん家住んでるわけだし?)

恒子(ほうほう…私服もシンプル…へぇ、ジーンズとかはくんだ。そういや見たこと無いかもなぁ)

恒子(ここの段は……お、下着ですな)ニヤッ

恒子(白のブラジャー…うんうん、清楚ですな)

恒子(……意外とでかい…だと……?)

恒子(そーいや前に、咏ちゃんが言ってたなぁ…えりちゃんは着痩せするタイプだって)

恒子(さてさて、ほかの所も見てみるかなー♪)

……………

恒子(収穫は、あんまりなかったなー…)

恒子(ま、物が元々少ないし…知ってたけど)

恒子(…そういや、ちょっとノド渇いた…)

恒子(冷蔵庫失礼しまーす♪)

恒子「………んん?」

恒子(すげー物が増えてる…おお!イチゴだ!)

ガチャッ

恒子「!」パタム

えり「ただいまー……あ、恒子さん、起きたんですね」

恒子「あ、おはよーえりちゃん」

えり「ちょっと待っててくださいね。朝ごはん作っちゃいますから」

恒子「え、マジで!?」

えり「ええ。トーストと目玉焼きですけど」

恒子「やった、あざっす!」

えり「そんな大したモノじゃありませんけど…」

恒子「誰かにご飯作ってもらうなんて久々だからなー♪」

えり「…………」

ちょい寝前④

恒子「ん?なに?」

えり「あ、い、いえ…なんでもないです」

恒子「あ、そだ。ノドかわいてたんだった。何か飲み物もらっていい?」

えり「ああ、何がいいですか?」

恒子「あれ?ココアだけじゃなかった?」

えり「さすがに買い足しましたよ。お茶と牛乳くらいですけど」

恒子「じゃー牛乳貰いまーす」

えり「どうぞ」

えり(誰かにご飯を作ってもらう…か)

えり(…健夜さんには、頑張ってもらわないとね)クスッ

恒子「……ねーえりちゃーん」

えり「はい?」

恒子「えりちゃんってさ、イチゴ好きなの?」

えり「イチゴ?…まぁ、嫌いではないですよ」

恒子「ふーん……?」

恒子(じゃーどうして滅多に帰らない家に、生モノ…イチゴなんて入れてるんだろ)

恒子(昨日から食べるわけでもなく、朝ごはんで食べるってわけでも無さそうだし…)

恒子(…そういえば…卵と生クリームとかも入ってたかな…)

えり「恒子さーん。目玉焼きは半熟がいいですか?」

恒子「あ、うん!」

えり「はーい」ゴソゴソ

恒子「……?」

恒子(さっき買ってきたスーパーの袋から卵……?)

恒子(冷蔵庫に入ってるのに、また買ってきたのかな?)

恒子(…………)

恒子(生クリームでしょ、イチゴでしょ、卵……)

恒子「……ショートケーキ?」

えり「!?」ビクゥッ

バキッ

えり「……あ」

恒子「?」

えり(つい動揺して、卵割るの失敗した……)ハァ

えり(じゃ、なくて、え?今なんて?)

恒子「…………」カンガエカンガエ…

えり(何か真剣に考えてるー!?)ガーン

えり(ば、バレたの?私の聞き間違えでなければ、ショートケーキって…)

恒子「…………!」ピーン

えり(…なんだろう、あの“閃いた!”って顔…)

恒子「?」クリッ

えり「!」

えり(目が合っ……)

恒子「!」グッ

えり(……)

恒子「……!」パチッ☆

えり(…どうして親指立ててウィンクされたんでしょうか、私)

えり(…でも、あの様子なら…バレてないみたいね。良かった)

恒子(きづいた、気づいちゃったよーえりちゃん!)ウムウム

恒子(咏ちゃんにクリスマスケーキ、作ってあげるんだね?おーえんしてるよ~!)

……………

恒子「ごちそうさまでした!」

えり「お粗末様でした」

恒子「…………」

えり「…………」

恒子「譲らないからね?」

えり「好みは人それぞれでしょう…」

恒子「目玉焼きには、ソース!」

えり「味付けは塩コショウで十分です。なにかかける必要はありません」

恒子「ソース!」

えり「いいと思いますよ。私が濃い物苦手なだけですから」

恒子「ぐぬぬ」

えり「…食器下げますから、お気を鎮めくだい」

恒子「ソース!」

えり「はいはい」

……………

恒子「さて、とぉー!そろそろお暇しようかな」

えり「あ、ああ……」

えり(9時……良かった、大丈夫みた……)

ピリリリリ

えり「!」

恒子「おや?」

えり「わ、私の携帯です………あ」

『小鍛治 健夜』

寝る前支援

支援

えり(す、健夜さん……!?)

恒子「どうしたの?」

えり「す、すみません、電話なので少しの間…」

恒子「あー。どーぞどーぞ」

えり「では」タッタッタ…

ピッ

えり「…も、もしもし?」

健夜「あ、小鍛治ですけど…」

えり「はい、針生です。…どうかしましたか?」

健夜『あのね…今日、予定より早い時間からお願いできないかなーって』

えり「よ、予定より……?」

健夜『うん。せっかく、休日で、丸一日使えるから……』

えり「ちなみに、どのくらい……?」

健夜『ふふ。実はね、もうすぐ駅に着くんだ』

えり「えっ!?」

健夜『本当は唐突にインターホン押そうかなーとも思ったんだけど、実は駅からの行き方がちょっと曖昧で……』

えり(…そんなに難しい道じゃないんだけど……近いし……)

えり(いや、問題はそこじゃない!)

えり「あ、あとどのくらいで着きますか!?」

健夜『んーと、10分くらいかな?』

えり(家から駅まで歩いて10分弱…今すぐ家を出て、ギリギリ!)

健夜『それd』

えり「分かりました!迎えに行きますので、駅の…き、北口の…コンビニの前にいてください!」

健夜『え?う、うん、りょーかい…』

えり「では!」

ピッ

ちょっとこれから仕事やってきます…
多分徹夜だから、仕事に疲れたらたまに来ます
すみません

がんばー

寝る前支援

ちょーほしゅだよー

ラスしえ

おはよう保守

ho

ほー

徹夜仕事明けてもまた仕事…
これから仕事に行ってきます
一応、16時過ぎには帰って来ますが、落ちてしまっていたら立て直して続きを書きます

ほー

ほー

外出前らすほ

フォ

そろそろか

ねるまえほしえ

えり「恒子さん!」

恒子「ん?」

えり「すみません。急用ができたのでもう帰りましょう」

恒子「ああ、りょーかいっすー」

えり「できるだけ早く、急いでください!」

恒子「え?」

えり「早くっ」

恒子「は、はーいっ」

えり(この二人を…会わせるわけにはいかない!)

しえんぞ

お、おかえりー

……………

えり「……………」スタスタ

恒子「ちょ、ちょ、待っ」

えり「あ、すみません……」

えり(時間が……大丈夫かな……。健夜さんがさっき指定した場所にちゃんと行ってくれれば良いけど……)

恒子「もーどうしたの、そんなに大事な急用なんだ?」

えり「え、ええ、まぁ…」

恒子「なぁに?咏ちゃん関係?」

えり「え?咏さんは関係ありませんよ」

恒子「んー?じゃあ仕事関係?」

えり「仕事……まぁ、そう思ってくれて良いかと」

恒子「なんかナゾナゾみたいだねー」

えり(…仕事は仕事でも“先生”のお仕事…ってね。家庭科の)



えり(よし、南口から…)キョロキョロ

恒子「さて、と。昨日今日と有難うございました、先生!」ペコッ

えり「は、はい?」

恒子「道に迷ったの迎えに来てくれたり、泊めてくれたり」

えり「あ、ああ…いえ、大丈夫ですよ。大した事ありませんから」

恒子「多分、これで道も覚えられたと思うし…これ以上迷惑かけないように気をつける!」メラメラ

えり「…そうですね。これからは道に迷ったら早めに連絡すること。いいですか?」

恒子「む。だから道は覚えたって」

えり「本当に?」

しえ

恒子「本当にっ!」

えり「じゃあ、もう一人で来れますね」

恒子「うっわ、すげー子供扱いされてる気がする!」

えり「ふふ…冗談ですよ。では、お気をつけて」

恒子「うん、また家で少し進めてくるね」

えり「はい。わからないことがあれば連絡してください、出来うる範囲で教えますから」

恒子「さっすがえりちゃん先生!頼りになる~!」

えり「ほら、電車来ますよ」

恒子「おっといけねっ!じゃっまたねー!」

えり「はい、また……」フリフリ

恒子「っとー急げ急げ~」タッタッタ

えり「…………」

健夜「えーりーさんっ」ポンッ

えり「ひゃあっ!?」ビクッ

健夜「え!?そんなに驚かせちゃった?ごめん…」

えり「い、いいいいえ!だ、だだだだ大丈夫です!」ドキドキ

健夜「大丈夫じゃなさそうだけど……」

えり(あ、危なぁぁ……見えて、ないよね……?)

セーフ

健夜「ところで、改札の方見てたけど…なにかあるの?」ヒョイッ

えり「!?」

健夜「んー前から思ってたけど、ここの駅って結構人が…」

えり「す、健夜さん!」

健夜「?」パッ

えり「え、ええと、お、お昼ごはんはもうお済みに?」

健夜「お昼ごはん?ううん、まだ早いんじゃないかな」

えり「へっ……あ、ああ、そっか、まだ10時過ぎですものね……」

えり(せ、せーふ……まだその辺にいるかもしれないし……)ドキドキ

支援でー

健夜「どうしたの?なんだか焦ってるみたい」

えり「…いえ、そんなことありませんよ」

健夜「そーお?」

えり「そ、そうですっ」

健夜「ふーん……?」

えり「い、行きましょうか」

健夜「うん。ごめんね、お迎えなんて」

えり「いえ、気にしないでください。無理して来ようとして、迷子になられるよりかは全然良いですから」

健夜「…リアルだなぁその話」

えり「ま、まぁ……そうですかね」

えり(あなたの恋人のことですからね…)

健夜「良かったぁ、素直にお迎え頼んで」

えり「ええ。本当に……」

えり(急に自宅突撃で、鉢合わせ…なんてことになったらヤヤコシイし…)

えり(……………)

えり(あー、恒子さんとか凄くやりそう。それ……唐突にお宅訪問…)

えり(今度、厳しく“お願い”しておかないと…)

……………

健夜「お邪魔しまーす」

えり「どう……っ!?」

健夜「?」

えり「ち……ちょっと待っててもらえますか!?」

健夜「え?」

えり「すみません、すぐに!」パタン

健夜「…………」ポツーン

健夜「…どうしたんだろ」

えり(ああ、もう!)

えり(急いでいたから、片付けが疎かに!)ガサガサ

えり(えっと、えっと、ここに入れておけばいいや!)

えり(はやく健夜さんを呼ばないと、怪しまれちゃう!)

ガチャッ

えり「ど、どうぞ……」

健夜「う、うん。お邪魔しまーす……」

健夜「どうしたの?」

えり「えっと…少し、散らかっていたものですから…」

健夜「へぇ…ちょっと意外」

えり「わ、私だって手を抜いてしまうこともあります」

健夜「そっかぁ…えへへ」

えり「……なんですか」

健夜「なんだか、新しい発見だなーと思って」

えり「はぁ…」

健夜「結構長い付き合いなのに、私えりさんのことなんにも知らないんだなー」

えり「それを言ったら、私だってあなたのこと知りませんよ」

健夜「…~♪」キョロキョロ

えり「…御機嫌ですね、どうしました?」

健夜「んー…お友達の家って、なんだか楽しい気分にならない?」

えり「そういうものですか?」

健夜「そうだよー」

ほしゅ

えり「で、健夜さんは今楽しいんですか?」

健夜「そうだねー、ちょっとテンションが上がってるかも」

えり「じゃあ、その勢いで…始めますか」

健夜「?」

えり「いやいや、“?”じゃないでしょう。なんのために来たんですか」

健夜「冗談冗談。よろしくお願いします」ペコリ

えり「はい。じゃあ、準備しましょうか」

>>437
× えり「はい。じゃあ、準備しましょうか」
○ えり「はい。では、準備を始めましょう」

 健夜「うんっ」

しえしえ

…………

えり「さて、と…」キュッ

健夜「おお……」

えり「?」

健夜「いよいよって感じだね」

えり「ええ。今日から本格的に練習ですよ」

健夜「わぁ~……」ドキドキ

えり「まず、スポンジからです。材料を量って…」

健夜「は、はいっ」

風呂入ってきます

ゆっくりでいいのよ

すこやんかわいい!

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