ローゼンメイデンとゴルゴ13のクロスSS (16)

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                       _ハ、
                        -く 小  ゙%   r㌢
                 ㌔㌢   Υ  ζ   )廴r~^
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                    、   ミy4Wfッ。,.y%'"⌒jメ% 廴,。+v
                    %癶£g。.,.。g?癶r*'"゚}^戈さ
                   yЖ ゚メ、  '′ ” `父ャx+'
                  ,ォ"№   ` ノ ⌒ヽ  大゜ ゚%     PART 1
                   ′,ゞ旡    (9  (::ノ/ 从
           f了⌒>ー-≠チ竺う)   yz、  〃  ス^そ   まきますか まきませんか
            / {  (二ニニゞニニノ^㍉  癶小ク   ノ そ    WIND OR NOT
         〉    }‐ニニツニニ }   `=ー-く    ′
          / λ_ ノニニ ツ─ニニ〉    У 介)
        ,/ / ,.ーニニツ二ニー}    / / い
       / / , ' 二ーー ツ ー‐二ハ.. /У1 |

        / .〆 xニ二二尢 二ニニニ=ニ   l |
       ノ ゙ / 二ニニ 六.=ニニニニ二   l |

●この物語は、すべてフィクションである。
また、ゴルゴ13やローゼンメイデンの原作の世界とは多少事情が異なる
パラレル・ワールドにあたる。

どこかの町のホテル――

チーン・・・ガチャコ・・・
エレベータの扉が開きゴルゴ13が姿を現した

ゴルゴ「・・・」カツカツ・・・

231号室、今回彼がとった部屋である
ドアのノブに手をかけるゴルゴ

ゴルゴ(・・・?)

彼の鋭い感覚が、部屋の中に何者かが侵入しているかもしれないという
気配を感じ取らせたのである

ポケットから銃を取り出しドアを開く・・・

ゴルゴ(・・・)キィ・・・

サッ!

人間のものとは思えない敏捷な動きで部屋の中へ躍り込むゴルゴ
しかし侵入者は見当たらない
クローゼットやベッドの下、バスルームなどをあらためる・・・

ゴルゴ(・・・!)

床の上に古い鞄が二つ並べて置かれている

ゴルゴ(こんなものは用意していない・・・
このホテルを予約したのは1時間前
やはり尾行されている・・・)

爆発物の可能性があるため、立ち去ろうとドアの方へにじり寄る
未知の存在に尾行されているのであれば、直ちに脱出して
ホテルを変更しなければならない

その時、鞄がゆっくりと開いた

バッ!

彼はとっさの判断で鞄の方へ銃を向けたまま壁際へ寄り
同時にドアの方へ警戒した

すると開いた鞄の中から可愛らしいお人形が覗いた
赤いドレスを着たアンティーク・ドールである

真紅「ふぁ・・・」

ゴルゴ「・・・!!」

なんとそのお人形はあくびをしたのである
真紅はゴルゴの姿を認めるとにっこり笑って言った

真紅「よく寝たわ・・・今は何時?
貴方が、新しいマスター・・・?」

人形は鞄の縁に手をかけ這い出ようとしている

ゴルゴ(自動人形・・・!爆発するッ!)

ザウッ!ゴルゴは身をよじってドアに飛びつき
一瞬の内に部屋の外へ消えた

真紅「・・・?」

きょとんとする真紅
するともう一つの鞄が開きエメラルドのドレスのお人形が出てきた

翠星石「ふぅ・・・やっと起きれたですぅ・・・」

真紅「あら・・・おはよう翠星石・・・
今回は貴女とセットみたいね」

翠星石「そうみたいですぅ」

ローゼンメイデンは一つの時代を終えると長い眠りにつき
再び目覚めの時が訪れると新しいマスターの元へと運ばれる
一体だけの時もあれば、二体揃って届けられることもある

翠星石「あの人間はちょっとおかしいですぅ・・・」

真紅「あら、見ていたの?」

翠星石「そりゃそうですよぉ だってどんな奴か分からないですし
まずは様子見をしてたのです・・・」

彼女達にとっては、新しい目覚めとは
全く知らない世界に放り出されること
また、全く知らない人間の人形になってしまうことを意味した
それは時に危険を伴う事だったのである

真紅「私達を見て逃げ出す人は今までにもいたわ」

翠星石「でもぅ・・・」

まごまごしている翠星石
彼女の小動物的感覚が、ゴルゴのどこか普通でない所を感じさせたのかも知れない
真紅は鞄からティーセットを取り出している

真紅「とにかくあの人が戻ってくるまで
お菓子でも食べて待っていましょう?」

翠星石「ふゆ・・・」

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