上条「9人のスタンド使い」『法王の緑』(116)

その日、上条当麻が通う高校『戸或高校』に、ある男が復帰した。
その名も、『空条承太郎』
二人の物語が交錯するとき、運命は彼らを中心に奇妙な渦を描いていく……

上条「それじゃあ、行って来るよ、インデックス」

インデックス「なるべく早く帰ってきて欲しいんだよ!とーま!」

上条「はいはい、じゃーな」

パタン

土御門「おーす、カミやん」

上条「お、土御門、めずらしいな」

土御門「いやー、ついこの前までイギリスに居たから
久しぶりに舞夏と添い寝させてもらったにゃー」

上条「ああ、道理でそんなに大きな青痣が目の上に……」

土御門「あまり言わないで欲しいんだぜい……」

上条「どうせ寝込みを襲おうとしてそうなったんだろ?こりねーなー、全く」

土御門「それはそうと、今日、うちのクラスに新入りが入ること、知ってるかにゃー?」

上条「新入り?こんな中途半端な時期にか?しかも今日金曜日だぞ?」

土御門「んにゃ、なんでも相当の不良で今までアンチスキルにつかまってたらしいにゃー」

上条「いや、そんなやつうちのクラスに居なかっただろ?」

土御門「それがなー、戻ると聞いた瞬間に前まで
担当してた先生が夜逃げしちまったんだぜい」

上条「それでうちのクラスにまわされたのか!?」

土御門「ま、そうなるにゃー。何でも、最近能力に目覚めて、そのとたんに
暴れまわったらしい。と、ゆーわけで、いざというときは頼んだぜい?上やん」

上条「お、俺かよ!?そもそもそいつ前から不良だったんなら
俺でどうにかできるとも思えねぇし……ん?」

アキカン「ヤア」

上条(唐突に登場する空き缶はフラグ。上条さんは知ってるもんねー。よけて通ろう)

アキカン「チョットトオリマスヨ」カラカラ

上条「な!?ふ、不幸だー!」

ズテーン

土御門「おー、早速出たにゃー、カミやんの不幸体質」ケラケラ

上条「笑うなっての、全く。いてて」

土御門「ありゃー、血が出てるぜい?学校に着いたらまずは保健室だにゃー」

上条「ああ、そうだな。んじゃあ、先生にこのこと伝えてくれるか?」

土御門「ま、それぐらいならいくらでもするにゃー」


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上条「失礼しまーす」ガラガラ

女医「なんて!頭の悪い子たちでしょうッ!ガボッ
あなたたちには この体温計が万年筆に見えるの?ガボガボ」

女医「今入ってきたそこのあなたはどうなの?ガボボ
  これが万年筆に見えるの?ガボボボ」

上条「」

承太郎「おい、そこのお前」

上条「は、はい!何でございませうか?」

承太郎「怪我したくなかったらそこから動くんじゃあねぇ」

上条「は、はあ……」

女医「JOJOォ…………
   あなたはまさか万年筆に見えるなんて…」

承太郎「こいつ!」

女医「いわないわよね――――――ッ!」

承太郎「な!…うおおおおおおおお!
    なんだ!この腕力ッ…
    女の力じゃあねえ!」

上条(な、何だ?床から妙なものが這い上がって行った……能力か、魔術か……!)

花京院「ふふふ……苦労しているようだな」

承太郎「!…て…てめーは!」

花京院「その女医にはわたしの「スタンド」が
    とりついて操っている……
    わたしのスタンドを攻撃することは
    その女医を傷つけることだぞJOJO」

上条(すた……んど?そんな能力聞いたこと無いぞ?もし魔術サイドだったとしても
ここで戦う理由がない……いったい何がどうなってる!?)

承太郎「き…貴様ッ!」

花京院「わたしのスタンドの名は
    『法王の緑(ハイエロファント・エメラルド)』
    おまえのところにいるアヴドゥルと
    同じタイプのスタンドよ…
    わたしは人間だが あのお方に忠誠を誓った
    だから!貴様を殺す!」

承太郎(み…見えたぜッ…口の中か!)

承太郎「ぐあっ!」

ズキュウウゥン

上条「なっ!き、キスした!?」

ズズズ……

上条(な、何だッ!あ、あれが「スタンド」かッ!?)

承太郎「この先生を傷つけはしねーさ!
    こうやって引きずり出してみれば なるほど
    取り付くしか芸のなさそうな ゲスなスタンドだぜ」
    花京院!
    これがてめーの「スタンド」か!
    緑色でスジがあって
    まるで光ったメロンだな!」

花京院「…引き摺り出したことを…
    …後悔する事になるぞ…JOJO…」

承太郎「強がるな 額に指のあとがくっきり浮き出てるぜ
    このまま…貴様のスタンドの頭を
    メロンのように潰せば…
    貴様の頭も潰れるようだな
    ちょいと締め付けさせてもらうぜ
    気を失ったところで 貴様を俺のじじいの所へ
    連れて行く…
    お前にとても会いたいだろうよ
    俺もDIOという男のことが
    すごく興味あるしな…?」

上条(たしかにJOJOと呼ばれた男の言うとおり、もう一人の額には指のあとが
浮き出ている……スタンドとかいうもののダメージとそれを操る人間の
ダメージは共有するみたいだな。だけど何だ?あの落ち着きようは……
まだ何かあるんじゃあないのか……?)

上条「はっ!」

上条(な、何だ?あの緑色の液体は……あの人型の手から出てきて……)

その瞬間!上条当麻は数多の実戦経験から悟った!その緑色の液体は危険であると!
彼は走った!彼の右手が有効かどうかなど分からない!だが、ほんの一握りの
可能性に賭けて、上条当麻は行動に移ったのである!

花京院「くらえ…我がスタンド
    『法王の緑』の…」

上条「あぶねぇッ!」



エメラルド・スプラッシュ!!

キュイイイン!!



上条「はあ、はあ、間に合った……ッ!」

承太郎「ぬッ…なんだ…!」

花京院「わたしのスタンドの必殺技、エメラルドスプラッシュを
正面から受けて無傷だとッ!?貴様!何者だッ!?」

上条「名乗るほどのもんじゃあねえさ。強いて言うなら……
   通りすがりのレベル0だッ!」

花京院「馬鹿なッ!“破壊エネルギーの像(ビジョン)”を
正面から受けて立っていられる人間など居るはずがないッ!」

花京院「……まあ、いい。いまさら貴様が乱入したところでこの女医は助からん」

女医「あ…ああ……あ」

JOJO「な…なにィ~~~」

花京院「言ったはずだ
    わたしの『法王の緑』に攻撃を仕掛けることは
    その女医を傷つけることだと…
    わたしのスタンドは貴様より遠くに行けるが
    広い所は嫌いでね
    …必ず何かの中に潜みたがるんだ
    引きずり出すと怒ってしまう…
    だからのど内部あたりを出る時
    傷つけてやったのだ
    お前が悪いのだ JOJO
    お前の責任だ
    これはJOJO…お前のせいだ
    お前がやったのだ
    最初から大人しく殺されていれば
    この女医は無傷で済んだものを…」

上条「おい……ふざけんなよお前……
   人のことを利用するだけ利用した後傷つけといて
   大人しく殺されなかったお前が悪いだって?
   殺したのはお前だろッ!
   人の命をもてあそんで……神様にでもなったつもりか!?
   いいぜ、もし、お前が人の命を自由にしていいと思ってるんなら……
   その幻想をぶち殺す!」

承太郎「やれやれ……言いたいことは大体言われちまったな……
    見ての通り、俺はいわゆる不良と呼ばれている
    だが…こんな俺にも吐き気のする「悪」はわかる!!
    「悪」とはてめー自身のためだけに
    弱者を利用し踏みつけるやつのことだ!!
    おめーの「スタンド」は被害者自身にも
    法律にも見えねえしわからねえ…
    だから
    俺が裁く!」

花京院「それは違うな「悪」?
    「悪」とは敗者の事…
    『正義』とは勝者の事…
    生き残った者のことだ 過程は問題じゃあない
    敗けたやつが『悪』なのだ
    もろともくらえ!
    エメラルドスプラッシュ!」



キュイイイン!!



上条「敗者が『悪』だって?」

承太郎「それじゃあーやっぱりィ」

上承「おめーのことじゃあねーかァ―――ッ!!」

上承「裁くのは……」

上承「俺の『スタンド』(右手)だ!」

花京院「向かってくるとはいい度胸だな……
    よかろう!二人まとめて始末してやるッ!」

上条(さて、どうする?接近して殴りつけるにもあの得体の知れないメロンが
邪魔になるはずだ。何か気を引く方法でもあればいいが……)

承太郎「おい」

上条「なんだ?」

承太郎「どうやらお前にはあのヤローのエメラルドスプラッシュとやらが
効かないらしいな。ここで一つ提案なんだが……盾になってくれねえか?」

上条「……つーことは接近して勝つ算段はあるのか?」

承太郎「ああ。さっき捕まえて確信したが……やつは近距離には弱い」

上条「なら、任せるぜ。俺にはそのスタンドとやらがなんなのかわからねえしな」

花京院「話している余裕などあるのか?エメラルドスプラッシュ!」

上条「んなもん効かねーよ!」キュイイイン

承太郎(――ッ!こいつの右手に重なるように手のビジョンが現れた……!
    こいつ……まさか)

上条「つっこむぞ!」

承太郎「ああ、わかった」

花京院「近寄らせるものか!エメラルドスプラッシュ、乱れうち!」

上条「あたらねえっつってんだろ!」キュイイイン

承太郎「よし……ここで十分だ」

上条「へ?」

承太郎「スタープラチナ!オラオラオラオラオラオラッ!オラァッ!」

花京院「ごふっ……なんて……パワーのスタンドだ……」ガクッ

承太郎「やれやれ、助かったぜ。名前は?」

上条「俺は上条当麻。お前は?」

承太郎「空条承太郎だ。一つ気になるんだが……おめーのその右手……いつからだ?」

上条「いつからって言われてもな……」

上条(その記憶は無くしてるからなんともいえないぞ……)

上条「気がついたら使えてたって感じだな」

承太郎「そうか……生まれつきか。その「スタンド」は」

上条「……さっきから二人が話してるその「スタンド」ってんのは何なんだ?」

承太郎「知らねーのか、スタンドを……!」

承太郎「…………そうか……そうとあっちゃあ」

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上条(雰囲気が一変した……ッ!やると言ったらやるというスゴ味を感じるッ!!)

承太郎「ただじゃあおかねぇ!オラァッ!」

上条「う、うおおおおおおッ!」



ガシッ!



上条「なっ!つ、掴んだ!?なんで消えねぇんだッ!」

承太郎「その程度か?このまま押し切らせてもらうぜ」

上条「くそっ、もう、腕が持たない……」

「――――――――」



上条(ん?今何か……)



「ド―ゴ――――ス」



上条(何だ?何ていってるんだ?)



「ドラゴンフォース」

上条(!!)

上条「ドラゴンフォースッ!!」

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>>25 OH MY GOD!! かぶっちまったぁ!




承太郎「ほう……これがお前のスタンドか」

上条「はぁ……はぁ……教えてくれ……こいつは……スタンドはいったい何なんだ?」

承太郎「本当に何も知らないみたいだな。詳しいやつを知っている。そいつに聞け
    さて……手当てすれば女医は助かるか…
    騒ぎが大きくなるな
    今日はこのまま学校をフケるぜ お前も来な
    どうせここにいたら
    とっ捕まって何かいわれるだけだろーよ」

承太郎「こいつにはDIOについて いろいろ
    しゃべってもらわなくてはな…」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


土御門「……カミやん遅いにゃー……」


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ホリィ「あ!
    今 承太郎ったら 学校で私の事考えてる
    今…息子と心が通じ合った感覚があったわ」

承太郎「考えてねーよ」

ホリイ「きゃあああああああ!」

花京院「う…う…」

ホリイ「じょ…承太郎!
    が 学校はどうしたの? そ…それに…
    その その人達は!
    血…血がしたたっているわ…
    ま…まさか あ あなたがやったの?」

承太郎「てめーには関係ないことだ
    …俺はじじいを探している
    広い屋敷は探すのに苦労するぜ…茶室か?」

ホリィ「え…ええ アヴドゥルさんといると思うわ」

承太郎「おう…
    おい 上条
    花京院を連れて奥に来い
    俺は先に行ってじじいにこの件を話してくる」

上条「あ、ああ、分かった。茶室ってそこの畳の所だろ?」

ホリィ(…承太郎ったら
    ママには何も話してくれないのね
    こんなに…こんなに…
    あなたのことを心配しているのに
    でも 本当は心の優しい子だってことは
    ちゃあんと見抜いているんですからね…)

承太郎「おい!」

ホリィ「はい!」

承太郎「…今朝はあまり顔色がよくねえーぜ
    …元気か?」

ホリィ「……
    イエ~イ
    ファイン!サンキュー!」

ホリィ(…やっぱりね)

承太郎「フン…」

ホリィ「あ! もしかして承太郎のお友達!?」

上条「ええ、まあ、そんなところです」

ホリィ「きゃあああああ!そうだと思ったわ!
    あ!その人を茶室に連れて行くんだっけ
    あとでおやつと救急箱持って行くわね」

上条(切り替えの早い人だなぁ……)


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ジョセフ「だめだな こりゃあ 手遅れじゃ
     こいつはもう助からん
     あと数日のうちに死ぬ」

上条「なんでそういいきれるんだよ!まだ息もあるだろ?」

承太郎「…………」

ジョセフ「承太郎…お前のせいではない…
     見ろ…この男がなぜDIOに忠誠を誓い
     お前を殺しに来たのか…?
     理由が…ここにあるッ!」サッ

承太郎「なんだ?
    この動いているクモのような形をした肉片は?」

上条「い、生きてるように見えるぞ…ッ!」

アヴドゥル「それはDIOの細胞からなる『肉の芽』
      その少年の脳にまで達している
      このちっぽけな『肉の芽』は!
      少年の精神に影響を与えるよう
      脳に打ち込まれている!」

ジョセフ「つまり この肉の芽は“ある気持ち”を
     呼び起こすコントローラーなのじゃ!!
     それは“カリスマ”!
     ヒトラーに従う兵隊のような“気持ち”!
     この少年はDIOにあこがれ忠誠を誓ったのじゃ!!」

アヴドゥル「DIOはカリスマによって支配して
      この花京院という少年に我々を殺害するよう
      命令したのだ」

上条「それじゃあまるで 洗脳だ!」

ジョセフ「うむ まさにそうじゃ」

承太郎「手術で摘出しろ」

ジョセフ「この肉の芽は死なない そして脳はデリケートだ
     取り出すときこいつが動いたら傷をつけてしまう」

アヴドゥル「…JOJO…
      こんな事があった4ヶ月ほど前…
      私はエジプトの…カイロで
      ――――DIOに出会ったのだ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


      ―――私の職業は占い師―――
      ハンハリーリという市場に店を出しているその晩は
      ―――満月だった。
      ―――奴は―――私の店の二階への階段に
      静かに立っていた―――
      心の中心に飛び込んでくるような凍りつく眼差し
      黄金色の頭髪 透き通るような白い肌
      男とは思えないような妖しい色気
      ――すでにジョースターさんと知り合いだったので
      話を聞いていた私は すぐにわかった
      こいつが大西洋から甦ったDIOだと!
      奴を本当に恐ろしいと思ったのは その時だ
      奴の話しかけてくる言葉はなんと心が…
      やすらぐんだ…危険な甘さがあるんだ
      だからこそ恐ろしい!!
      私は必死に逃げた 闘おうなどとは考えはしなかった
      まったく幸運だった
      話を聞いていてDIOだと気付いたから
      一瞬早く窓から飛び出せたし
      私は迷路のようなスーク(市場)に詳しかったから
      DIOの追走から逃れられた…


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

…でなければ私も この少年のように
      『肉の芽』で仲間に引き込まれていただろう
      スタンドを奴の為に使わせられていたろう」

ジョセフ「そして この少年のように数年で
     脳を食い尽くされ 死んでいたろうな」

上条「死んでいた?
   ちょっと待て
   花京院はまだ 死んじゃあいねーだろ!!」

…でなければ私も この少年のように
      『肉の芽』で仲間に引き込まれていただろう
      スタンドを奴の為に使わせられていたろう」

ジョセフ「そして この少年のように数年で
     脳を食い尽くされ 死んでいたろうな」

上条「死んでいた?
   ちょっと待て
   花京院はまだ 死んじゃあいねーだろ!!」

さっきからキッスのスタンド攻撃を受けているようだな

上条「俺の右手はあらゆる異能を消す……こいつで触れれば……ッ!」ピトッ
        ・・・・・・・・
ジョセフ「違う!そうじゃあないッ! こいつが摘出できない理由は
そうではないんじゃあッ!」

承太郎「ッ!!手を離せ!上条ッ!」

上条「うおっ!」サッ

上条「な、なんで消えねぇんだ……」

ジョセフ「残念ながらこいつは異能じゃあない
     いうなればそう!カメレオンが自らの体色を変えられるように!
     チャバネゴキブリが異常なまでの生命力と繁殖力を備えるように!!
     DIOという生物としての能力の一つ!それがこの肉の芽なんじゃあ!」

承太郎「どけ、上条。俺がやる」

ジョセフ「一体全体なにをするつもりなんじゃあ!」

承太郎「俺のスタンドで引っこ抜いてやるッ!」

ジョセフ「承太郎!」

承太郎「じじい!俺に!触るなよ
    こいつの脳に傷をつけず引っこ抜くからな
    俺のスタンドは一瞬のうちに弾丸を掴むほど
    正確な動きをする」

ジョセフ「やめろッ!さっき見ただろう!その肉の芽は生きているのだ!!
     なぜ奴の肉の芽の一部が額の外へ出ているのか
     わからんのか!
     すぐれた外科医にも摘出できないわけが
     そこにある!」

ブブブスッ!!



アヴドゥル「肉の芽が触手を出し刺した!
      まずい 手を放せ!JOJO!」

ジョセフ「摘出しようとする者の脳に侵入しようとするのじゃ!」

上条「この速さじゃあ1分も経たないうちに脳に辿り着いちまうぞ!」

承太郎「ぬうう…!

パチッ



花京院「き…さ…ま…」

承太郎「動くなよ 花京院
    しくじればテメーの脳はおだぶつだ」

上条「触手がッ!」

アヴドゥル「手を放せJOJO!
      顔まで這い上がって来たぞッ!」

ジョセフ「待て アヴドゥル
     わしの孫は なんて孫だ…
     体内に侵入されているというのに冷静そのもの…
     震えひとつ起こしておらんッ!
     スタンドも!
     機械以上に正確に力強く動いていくッ!」

上条「これが承太郎のスタンドの能力か……ッ」



ズルッ



アヴドゥル「やったッ!」

承太郎「うおおお!!」



ズリュズリュ



ジョセフ「波紋疾走(オーバードライヴ)!!」

>>36  お、俺の手が4つにィ~!?




花京院「…な?…
   なぜ お前は
   自分の命の危険を冒してまで
   私を助けた…?」

承太郎「さあな…そこんところだが
    俺にもようわからん」

花京院「そうか…私はまた…少し休ませてもらうよ……」ガクッ

ホリィ(ママはちゃ~んと見抜いているんだからね
    ……承太郎…)

ジョセフ「さて、今度は君のことについて確かめるか、上条君」

上条「いや、むしろいろいろ聞きたいのはこっちですよ!」

ジョセフ「まあまあ、君の疑問はわしらが答えられる範囲でなら何でも答えよう。
     じゃが、君の状態によっては答えもまた変わってくるから、
     まずはわしの質問に答えて欲しい」

上条「はあ……」

ジョセフ「まずは君のスタンドを見せて欲しい」

上条「それじゃあ……ドラゴンフォース!」バァーン

ジョセフ「ほう……見たことない形じゃな……アヴドゥル、
こういったのは見たことがあるか?」

アヴドゥル「私も多くのスタンドを見てきました。人型はもちろん、虫や動物のを
見たことはありますが……こうまで完璧にドラゴンの形を持ったのは
初めてです」

ジョセフ「承太郎の話からすると君は昔からそれを持っていたらしいが?」

上条「あ、それはちょっと違ってまして……」


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上条説明中


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ジョセフ「昔からあったのは右手の力で、スタンドは今日始めて手に入れた……か」

承太郎「いや、それはおかしい。俺はさっき上条がスタンドを始めて出す前から
そのスタンドの右手のビジョンを上条の右手の上で確認した」

ジョセフ「つまりは……以前からスタンドを持っているが、自由に操れず、
右手に重なるように暴走していた……ということになる」

上条「教えてください……スタンドっていったいなんなんですか!?
   それが分かれば……なんでこれが俺にあるのか、わかるかもしれない」

ジョセフ「ならば説明しよう……」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ジョセフ説明中


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

上条「じゃあ、俺のスタンド能力は異能を消す能力ってことですか?」

ジョセフ「試してみよう。スタンドはそのままにしといてくれ
     アヴドゥル!彼のスタンドの右手に炎を浴びせてやってくれ」

アヴドゥル「分かりました……マジシャンズレッド!」ボオオオッ



キュイイイン!!



上条「消えた、いつも通り」

ジョセフ「ふむ……こんどは左手を試してみよう」

アヴドゥル「わかりました……むぅん!」



キュイイイン!!



ジョセフ「ふむ……スタンドの右手だけデザインが違うから消えるのは右手だけと
思ったが、どうも違うようだ もうすこしやってみよう
ここにライターがあるじゃろ?こいつはわしのスタンドで動かせるんじゃが、
こいつでこの紙に火をつける。触れて見なさい」

承太郎「……」

上条「はあ……」ピトー

上条(わざわざそういうって事はスタンド能力にかかわる特別なライターなんだな)

キュイイイン!!



ジョセフ「……消えたか、しかも紙は元通りだ」

承太郎「おい、じじい!いいかげんにそいつを返してくれないか?」

ジョセフ「おお、すまんすまん。ほれ、返すよ」

上条「え?それってジョセフさんのライターじゃあないんですか?」

承太郎「こいつは俺のだ。何の変哲もないただのライターだぞ」

上条「え?え?つまり俺はただのライターで燃やした紙を
元に戻したってことになるのか?」

ジョセフ「じゃあもう一回やってみるかの」ボ

上条「は、はあ……」ピトー



キュイイイン!!



上条「い、今までこんな事無かったのに……」

ジョセフ「スタンドというのは本人の精神の表れじゃから、
思い込みによって能力が制限されることもある」

上条「じゃあ、俺にはもともとこれだけの力を持ってたってことですか?」

ジョセフ「そうなるのう……スタンド能力はさしずめ
『触れた物体に起こった現象を無かったことにする』といったところかな?
もしかしたらこれ以上の能力が隠されているかもしれんが……」

承太郎「そうだな、折角それだけの力を手に入れたんだ、
鍛えておくに越したことはないだろう。」

上条「鍛えるっていったいどうするんだよ……?」

承太郎「そこいらの不良でも叩き潰せばいいじゃあないか。
普段やってることと変わらねーだろ?」

上条「な、なんでそんなことを知ってるんだッ!」

承太郎「俺たちの間ではちょっとした噂になっててな……
    お人よしのウニ頭は相当ケンカ慣れしてるから
少なくともタイマンは張っちゃいけないってな」ニヤリ

上条「は、はは。それはカミジョーさん光栄なことにございましてよ……?」

ジョセフ「さ、今日はもう遅い…うちに泊まって行きなさい
     またDIOの手下に襲われるかもしれんしのう
     それと…承太郎を助けてくれてありがとう
     あいつはロクに礼も言いそうにないからのう
     わしから代わりに礼を言っておくわい
     しかし最近どんどんスタンド使いが増えていくのう
     …何かが原因で
     スタンド使いが増えているのかもしれんな
     …ともかく 今日は休みなさい」

上条「はい……ありがとうございます、ジョセフさん」

上条(あれ、俺何か忘れてねーか?)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


インデックス「おなかすいたんだよ!」


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上条「ん……朝か」

上条「そういえば今日は承太郎の所に泊めてもらったんだっけ……あ」

上条「インデックスのこと完全に忘れてた……早く帰ってやらないと」


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上条「おはようございます」

ジョセフ「おお、上条君か、おはよう。もう帰るのかい?」

上条「はい。居候が腹をすかせて待ってるんで」

ジョセフ「居候?まさか君一人の奨学金だけで二人を養ってるのか?」

上条「二人なんてもんじゃあないですよ。そいつ滅茶苦茶大食いで俺を合わせて
5人分の食費がかかるんです。まあ、スーパーの特売でどうにかは
なってるんですけどね」

ジョセフ「苦労人じゃのう
     どれ、わしがいくらか小遣いをやろう」つヒャクマンエン

上条「え!?えっ!?」パラパラ

ジョセフ「安心せい、新聞紙など挟んどらん
     正真正銘の百万円じゃ」

上条「いやいやいや、こんな大金もらえませんよ!」

ジョセフ「いいんじゃよ、わしにかかればそれくらい、1分で稼げるわい」

上条「あ、あの、ジョセフさんのお仕事ってなんなんです?」

ジョセフ「そういえば言ってなかったかのう
     ニューヨークで不動産をやっとるよ」

上条「ああ、なるほど
   そ、それじゃあ、これはいただきますね」

ジョセフ「苦労人じゃのう
     どれ、わしがいくらか小遣いをやろう」つヒャクマンエン

上条「え!?えっ!?」パラパラ

ジョセフ「安心せい、新聞紙など挟んどらん
     正真正銘の百万円じゃ」

上条「いやいやいや、こんな大金もらえませんよ!」

ジョセフ「いいんじゃよ、わしにかかればそれくらい、1分で稼げるわい」

上条「あ、あの、ジョセフさんのお仕事ってなんなんです?」

ジョセフ「そういえば言ってなかったかのう
     ニューヨークで不動産をやっとるよ」

あの……もう勘弁してもらえませんか?兄貴ィ~?



上条「ああ、なるほど
   そ、それじゃあ、これはいただきますね」

ジョセフ「わしらはもうしばらくこの学園都市におるつもりじゃから
     またスタンドのこととか聞きたいことがあればまた来なさい」

上条「いろいろお世話になったお礼に学園都市を案内したりしますよ?」

ジョセフ「いや、いい わしは少なくともこの街をお前さんが
ここに来る前から知っとるよ」

上条「え?なんでですか?」

ジョセフ「この土地をここを作った人間に提供したのがわしだからじゃよ
     昔からの知り合いでな 度々そいつを訪れたりして
おったらそこそこわかるようにはなったんじゃ
ところで行かなくていいのか?腹を空かせた居候がいるんじゃろ?」

上条「あ、そうだった!それではまた会いましょう!」

ジョセフ「気をつけるんじゃぞ!」

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上条「……覚悟を決めるか さっきのお金はもう銀行に預けてきたし」

上条「ただいまー インデk」ガチャ

         __      __   _      __
    /::ヽ.   「::::l /}  /:::/ /´::::/     /´::::> ,.-.、_        __,,..、
    〈:::::::ハ  |:::::j '´   |:::::/ /:::::::/./!   /:::::/ /:::::/      /::::::::j__

    ';:::::::l l/ _    l::::i /:::::::://:::/  /:::::/ /::::://::7   ,:'::::::::/::::::〉    __
     V:::::l /::::}.   l:::::!ヽ一' l/   /::::::< └-' 〈_:/  /::::://:::::::/,.ヘ.  /:::::/
     V:::レ::::::::r'  .l:::::l       /:::;へ::::\      /:::::<  ー-'<:://::::::://:ヽ
       .';:::::::::/   ;:::::└‐:::ァ    ∨  丶;::::>.    ,'::::;ヘ::丶、  ´ /::::::::/':::::::/
       .';::::〈     !::::;_:::::::/          `     レ'   `¨   /:::::::< ヽ;;/::::>
       ヽ::::〉    |::/  ̄                        /::::;::::::::\ ヽ'
          .V     U                             〈:::/ \/

上条(こ、これはッ!承太郎が出した以上の明確な『殺気』!
   ケ、ケツにツララをブッ刺された気分だ……ッ!)

インデックス「何で昨日は帰ってこなかったのかな?とーま?」

上条「はは、はははは……」



ガブッ



上条「不幸だぁぁぁッ!」


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インデックス「おなかいっぱいなんだよ!」

上条「まだ昼前なのに冷蔵庫が空になってしまった……」

インデックス「またお出かけするの?」

上条「今から行けばお昼の特売には間に合うから行ってくるよ」

インデックス「今日は帰ってくるんだよ!」


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打ち止め「ねーねー!お出かけしようよ!ってミサカはミサカはお願いしてみたり!」

一方通行「ン?一体どこに行きたいってンだァ?」

打ち止め「んーとね、お買い物行きたい!」

一方通行「そォかィ じゃア仕度しろよォ」

打ち止め「わーいわーいってミサカはミサカは飛び跳ねてみたり!」

一方通行「うるせェ」


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黒子「今日の予定はどうなされますの?お姉様」

御坂「うーん、今日は買い物に行こうかな?」

黒子「私がお供いたしましょうか?」

御坂「ううん、いいわよ 今日は一人で行きたい気分なの」

黒子「……まさかあの類人猿と密会でもするんじゃあありませんよね?」

御坂「違うわよ 今日は誰とも約束してないわ」

御坂(あいつの行動パターンの予測はしてるけどね)

黒子「ならば気をつけて行ってらっしゃいまし いくらお姉様がレベル5だろうと
   お姉様を狙おうとしている不埒な方はいくらでもいるんですからね」

御坂「はいはい、気をつけるわよ」


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上条「特売の日付を間違えてた……不幸だ」

上条「今日の特売までは時間があるし、どこかで時間潰すか」


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一方通行「おィ、打ち止めァ 俺は少しトイレに行く」

打ち止め「トイレ?」

一方通行「おゥ ここで大人しく待ってろォ いいなァ?」

打ち止め「うん、わかったってミサカはミサカは頷いてみたり!」

一方通行「すぐ戻るからなァ」

不良A「よう、お嬢ちゃん 一人でお出かけかい?」

打ち止め「ううん あの人がトイレに行ってるから待ってるの」

不良B「そっか 待ってる間、俺たちと少し遊びに行かない?」

打ち止め「えー ちゃんとおとなしく待ってるって約束したから嫌だよ」

不良A「そっか それじゃあ、ごめんな」ガバッ

打ち止め「え!?kyむぐぅ」

不良B「よし、ずらかるぞ!」

上条「あいつら……白昼堂々と人攫いかよ!」ダッ

御坂「あれ?アイツ……またなにかやらかしたの!?」タッ

一方通行「ン?どォこ行きやがったァ?座標は……動いてらァ
     しかしこの速さはガキの足じゃアねぇな
     どこの馬鹿かは知らねェが、ただじゃアおかねェ!」タンッ


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不良A「連れてきました!」

スキルアウト「そうか、ご苦労 開放してやれ」

不良B「わかりました 大丈夫かい?嬢ちゃん」

打ち止め「あ、あなた達は?ってミサカはミサカは聞いてみたり……」

スキルアウト「まー、名乗るほどのもんじゃあねー
お前の保護者さんを狙ってるってくらいだな
心配するな おめーにはなにもしねーよ」

打ち止め「やめといたほうがいいと思うってミサカはミサカは止めてみたり」

スキルアウト「悪いが、もう止められはせんよ
       お前をここに連れてきた時点で戦闘は避けられねー
       お前は一方通行を挑発するもんであり、弱点でもあるからな」

上条「あのー、すみません その子私の知り合いなんですけど」

打ち止め「あ!あなたはあのときの!」

スキルアウト「こいつの知り合いか?悪いがおめーさんに用はない
       俺たちぁこれから第1位をぶっ倒す
       無能力者でも超能力者と戦えることを示したら
俺たちに対する迫害もなくなるってもんだ」

上条「何でこんな手段に出るんだよ!他にも方法なんていくらでもあるだろッ!!
   無関係な人まで巻き込むなんて、同じレベル0として恥ずかしいくらいだッ!」

スキルアウト「わかってくれとは言わないさ そういうことが言えるってことは
       理解者がまわりにいる幸せな環境にいられたってことだ
       だが、ここにいるのはそうじゃあない奴らばかりでな
       こうしなけりゃあこいつらはおさまらねぇ
       そういうやり方しか知らないからな」

上条「無謀だとはおもわないのか?相手はあの一方通行だぞ」

スキルアウト「うわさではトーシロのレベル0が一度奴をノシてるらしい
       それなら俺たちにだってやれないことはないさ」

上条「……俺がそのレベル0だ」

スキルアウト「ほー じゃあおめーさんを今ここでノシちまえば……
       いいや、やめておこう おめーさんは第1位ほど有名じゃあねーしな
       それとも、俺たちと第1位との衝突をさけるために
俺たちをノシちまうかい?」

上条「……」


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承太郎「そこいらの不良でも叩き潰せばいいじゃあないか。
普段やってることと変わらねーだろ?」


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上条「俺は最近新しい力を手に入れた その実験台になってもらうぞッ!!」

スキルアウト「なるほど第1位をブッ倒した以上の力か
       張り合いがでてきたぞッ! てめぇら!やっちまえ!」

不良ども「ナンオラー!?スッゾコラー!」

スキルアウト「一応言っておくとこいつらはクローンでもなんでもない」

上条「誰と話してるんだアンタ」

不良C「ザッケンナコラー!」

上条「ドラゴンフォース!」バァーン

不良C「グワーッ!」

スキルアウト「てめぇ……能力者になったのか?」

上条「いいや、正真正銘のレベル0だ うおおおおっ!」

不良D「アバーッ!は、腹がッ!」

不良B「こいつでもくらいやがれ!」

上条「火炎放射器か そんなもの!」



キュイイイン!!



不良A「なっ!火がいきなり消えたぞ!」

上条「まとめてやってやる!」

不良A「なッ!」

不良B「ぐッ!」

スキルアウト「……オイ兄ちゃん、もう手品大会はここでしまいにして
こぶしとこぶしでいこうや」

上条「ああ、わかった」

上条(スタンドを俺の体に重ねて……と)

スキルアウト「いくぞッ!」ヴオン

上条「ぐッ!なんでだ!なんでそれだけの覚悟をもちながら
別の方法で戦おうとしない!」

スキルアウト「しれたこと!こんな戦い方しか知らねーし出来ねーからだ!」

上条「ああ、そうかい それなら……」

上条「そのッ!」ミギボディブロー

スキルアウト「ぬうッ!」

上条「幻想をッ!」ヒダリボディブロー

スキルアウト「ぐぬゥッ!」

上条「ぶち殺すッ!」ミギストレート

スキルアウト「グオアアアアッ」ドサッ

上条「ふーっ 終わったか
   大丈夫か?えーっと確か打ち止めだっけ?」

打ち止め「うん!私は大丈夫ってミサカはミサカは飛び跳ねてみたり!」

一方通行「どうもここらへンに居るらしィが……ン?ありゃァ」

御坂「アイツは確かこっちに来たはず……えっ!?」

御坂「なんでアンタがここにいるのよ!?」

一方通行「ン?あァ第3位か わりィが今おめェとやりあうつもりは……」

御坂「ちょっと!話聞いてるの!?」

一方通行「おィ ちょっとあっち見てみろ」ユビサシ

御坂「あっちってアイツと私の妹と……えっ?」

一方通行「見えるかァ?あの三下の後ろにいる……」

        /´〉,、     | ̄|rヘ

  l、 ̄ ̄了〈_ノ<_/(^ーヵ L__」L/   ∧      /~7 /)
   二コ ,|     r三'_」    r--、 (/   /二~|/_/∠/
  /__」           _,,,ニコ〈  〈〉 / ̄ 」    /^ヽ、 /〉
  '´               (__,,,-ー''    ~~ ̄  ャー-、フ /´く//>
                                `ー-、__,|     ''

一方通行「あの『ドラゴン』がよォ」

御坂「ええ……見えるわよ はっきりとね
   で、どうするの?全部まとめて吹き飛ばすつもりなら黙ってないわよ」

一方通行「いや、俺にとっての最優先事項はあのガキだァ
     詳しくは省くがァ、あいつが死ンじまうと文字通り俺も死ぬ
     それと、出来ることならあの三下も傷つけたくねェ」

御坂「…… あんた、丸くなったわね」

一方通行「ほっとけェ でだ、おめェ弾ァ持ってるか?レールガンの弾丸」

御坂「え、ええ あるわよ
   このゲーセンのコインね」

一方通行「よォし上出来だァ 非常にシンプルなことをするぞォ
     お前のレールガンを加速する あァ、ちょっと待て」

一方通行「おィ 打ち止め!」

打ち止め「あ! 怖かったよ~ってミサカはミサカは飛びついてみたり」

一方通行「だから大人しくしてろって言ったろォに」

一方通行(よォし とりあえず打ち止めは保護できた)

一方通行「おい、三下ァ そこから動くんじゃアねーぞ」

上条「あ、ああ」

御坂(『ドラゴン』は止まったわね……)

御坂「準備いい?」

一方通行「大丈夫だァ」

御坂「せーの」チン

上条(アレ?なんで御坂さんはレールガンの構えを取ってるのでせうか?
   カミジョーさん何か悪いことしましたっけ?)

一方通行「オラァッ!」ギュン

上条「不幸だァァァッ!」ドカッ

ボサッ



一方通行「な!?」

御坂「吹っ飛んだ!?」

御坂「え!?どこに行ったの!?」

一方通行「……ミツケタゾォ」

上条「……」


燃えるごみは月・水・金


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御坂「ふーん じゃあ、今あなたは能力の演算をミサカネットワークに頼ってるわけね」

一方通行「あァそォいうこった で、なぜかは知らねェが
     こいつが俺に懐いちまって困ってンだァ」

打ち止め「困ってるなんてひどい!ってミサカはミサカは怒ってみたり!」

一方通行「ハィハィ 第3位さンよォ
     こいつ引き取ってくンねェか?」

御坂「別にいいんじゃないの?」ニヤニヤ

上条「ああ、とてもお似合いだと思うぞ」ニヨニヨ

一方通行「ブッ殺してやろうかァ?」

上条「まあまあ、落ち着けよ」

御坂「で、今まで私たち両方あえて触れてなかったんだけど
   アンタの後ろにいた『ドラゴン』 あれ何なの!?」

上条「え!?お前ら俺を攻撃したんじゃあないのか!?」

一方通行「ちげェよ あのわけのわからン『もの』をやろォとしたンだ
     そしたらおめェもろとも吹っ飛んだんだよォ」

上条「ってことはお前ら」バァーン

上条「これが見えるのか?」

一方通行「どォいう……ことだァ……?」

御坂「もうわけがわからない」

上条「こりゃジョセフさんに教えてもらったほうが早うございますな」


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ジョセフ「で、わしの所に来たのか」

上条「はあ、俺ではこの二人の疑問に答え切れそうにはないので」

ジョセフ「ううむ あまりこのことをいろんな人間に広めるのもどうかと思うがの……」


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ジョセフ説明中

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ジョセフ「こんなものかの」

一方通行「にわかには信じられねェ話だが、こいつが何よりの証明になるんだよなァ」

ジョセフ「スタンドが見えるということはスタンド使いの素質があるということじゃ
上条君、この二人に何か共通点はないのか?」

上条「共通点となると、一番に出てくるのは二人ともレベル5であることですかね?」

ジョセフ「!! 君たち、今から少し出かけるが、ついて来てくれないか?」

御坂「い、いきなり!?」

上条「いったいどこに行くんですか!?」

ジョセフ「わしの古い友人に会いに行くんじゃよ」


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一方通行「ここは……『窓のないビル』じゃあねェか!」

上条「知っているのか!?r一方通行!?」

一方通行「ここはこの学園都市の元締めがいるところだァ」スルーシトコォ

御坂「え?じゃあおじいちゃんの知り合いって……」

ジョセフ「そうじゃ ここのトップじゃよ」オジーチャンッテ

一方通行「にしたってどォやって入るンだァ?この壁はどンな衝撃を与えても壊れねェぞ」

ジョセフ「なあに、このジョセフにぬかりは無いわい」

ジョセフ「おーい! わしじゃあ! ジョセフじゃあ!!
     開けてくれーい!開けんとあのことをこの3人にばらすぞー!!」

ギーガシャン



ジョセフ「さあ、行こうじゃあないか」

上一御「ウッソォ!?」

ジョセフ(確か「私は……科学者になるッ! こいつを解明するにはそれしかないんだ!
 アイ○シュタインよりスゴイのやつがいいッ!
みじめなヤツはヤだぞッ 『学園都市』をおっ立てるんだ!」じゃったかのう?)


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ジョセフ「久しぶりじゃのうアレイスター 相変わらず青白い顔をしとるのお」

アレイスター「そういう君は老けてもなお昔と変わらず血色がいい うらやましいよ」

ジョセフ「相変わらず心にも無いことをいう」

アレイスター「君こそ、憎まれ口は相変わらずだな
       で、今度はどうした?直接会うということは
それなりの用事があるんだろう?」

ジョセフ「ならば本題に入ろうか
     ……完成したのか?」

アレイスター「いや、あと一歩という所だな それを聞きに来たのか?」

ジョセフ「いいや、それだけでは会ったりはせんよ
     知っているとは思うが、ここにレベル5を二人連れてきている
この二人には『見える』らしい」

アレイスター「何だと!?君が見せたのか!?」

ジョセフ「いいや、そうじゃあない
     ここでもう一つ教えよう
     ここにいる上条君 彼はもともと『持っていた』のだよ」

アレイスター「なんと! やはりそうだったか!」

ジョセフ「その様子だと何も知らなかったようじゃの
     ……アレイスター 『アレ』をSPW財団に預けてくれ
     確かにここの科学力はすばらしい じゃが、我々には君の出来ない
     『人 体 実 験』がいくらでもできる
     なぞを解き明かす手がかりになるはずじゃ」

アレイスター「君には色々教えてもらったからな
       わかった ここは大人しく君の進言に従おう」

ジョセフ「やっと素直になることを覚えたか」

アレイスター「いや、昔から君に従うタイミングは決めてあるさ」

一方通行(おィ、いったいなンの話してンのか分かるかァ?)

上条(残念ながらさっぱりだ 少なくともスタンドの話をしていたのは確かだけど……)

御坂(人体実験とか言ってたけど本当なら冗談じゃあないわよ!)

アレイスター「そこに出そう ……破片は見つかっていないか?」

ジョセフ「ああ、残念ながら見つかっとらんよ」

アレイスター「そうか さあ、持って行くがいい」カシャン



ギュン!



ジョセフ「ッ!! 危ないッ!」

一方通行「なッ!」

ドシュ



上条「一方通行ァッ!!」

御坂「え!?ちょっと!大丈夫?」



ギュン!



御坂「な、何!?」



ドシュ



上条「御坂ァァッ!!!」

ジョセフ「なんということじゃ
     二人とも……『矢』に選ばれた」

ジョセフ「安心せい、上条君 二人とも気を失っているだけじゃ
     二人とも、屋敷につれて帰ろう
     それじゃあアレイスター、確かに受け取ったぞ」

アレイスター「なるべく早く返してほしいものだ」

ジョセフ「言われんでもわかっとるわい」


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御坂「う、うーん……」

上条「お、起きたか」

御坂「ここは?」

上条「さっきいた空条さんちだ」

御坂「えっと、私どうなったんだっけ……」

上条「それを含めてジョセフさんから話があるらしい」

御坂「分かったわ 行きましょ」

御坂(なんにもされてない……ちょっとショックだなあ)

上条(ジョセフさんってば、俺をこいつと二人きりにするもんだから
カミジョーさん理性を抑えるのが大変だったんですよー)


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ジョセフ「おお!目が覚めたか!」

一方通行「遅ェぞ」

ジョセフ「まあ、そういうでない さて、話をしようか」

上条「あ、そういえばアヴドゥルさんとかは?」

ジョセフ「アヴドゥルは街へ出かけて、承太郎は一人で知り合いの所へ行ったよ
     花京院はまだ寝込んでいる」

上条「そうですか じゃあ、ジョセフさんから教わるしかないですね」

ジョセフ「『しかない』とは何じゃ!『しかない』とは
     全く……じゃあ、説明を始めよう」

ジョセフ「まずはこの『矢』についてじゃが
     これはSPW財団が発掘に協力しているエジプトにある
     神殿の遺跡から出土したものじゃ
     見ての通り、一部が欠けてしまっておるが、
出土したときからこうなっておったらしい
その時発掘に参加していて、発掘した張本人があのアレイスターじゃよ
この『矢』の何が特別なのかを言ってしまうと
これに貫かれた者には『スタンド』が宿るのじゃ
そして、素質のある人間に向かって自分で飛んでいく性質がある
他にも秘密はありそうじゃが、今の所分かっていることはこれだけじゃ」

一方通行「つまりはだァ その『矢』が才能を持つ俺たちを貫いて
     俺たちにはあの三下と同じような力が宿ったってことになるのかァ?」

ジョセフ「まあ、そうなるな とはいっても話したように『スタンド』には
     様々な姿形、パワーや能力があるから同じようなかどうかは分からんがのう
     さて、もう遅い時間になってしまった 三人とも泊まっていきなさい」

ジョセフ(そろそろ『矢』を受け取りにSPW財団の者が来るころだしのう)


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上条「またやってしまった……インデックスに殺されるだろうな……」

ジョセフ「おお おはよう よく眠れたかい?
     ところでホリィを知らんか?」

上条「いえ、見てませんよ?」

ジョセフ「そうか さっきから探してるんじゃがのう」

上条「見つけたらジョセフさんが探してたって伝えておきますよ」

ジョセフ「それは助かるわい 頼んだぞ」

アヴドゥル「やあ おはよう」

一方通行「おゥ 起きたか三下ァ」

御坂「アンタが一番のねぼすけね」

上条「いやあ、仕方ないことでござんして 固い床じゃあなくてまともなベッドに
二日連続で寝られたのは何ヶ月ぶりかってレベルなんですよカミジョーさん」

御・一・ア「えっ」

御坂「もしかして アンタの言ってた居候のせい?」

上条「もしかしなくてもそーですよー」

一方通行「何とまァ不憫な……今度ベッドを一つか 一人用の低反発クッション
送ってやろーかァ?」

上条「いや、もう慣れちゃったし気持ちだけで十分ですよー」

ガシャーン!!



全員「!!」

アヴドゥル「ホリイさん!?」

一方通行「な…なんつー熱だ…
     病気かァ…?」

アヴドゥル「ハッ!!
      こ…これはッ!?
      ま…まさかッ!し、失礼!」

                ,、
          //  |亅
       / /   | |. /l
       / / /1 ||| |
      .7 / | | | l |/ ,-‐─¬

      / /   l | |ノ  `"7T7/  l\_____                         __
      / /    l |     // レ    ヽ_____ \                / \   / /
      / /     l |     |/             / /                 ヽ、_/ / /

     /_/     レV゙                  \ヽ_______        __/ /
                                 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄´  / ̄ ̄__/
                                             ̄ ̄ ̄

 アヴドゥル「な…なんてことだ…
      触れず透ける…これは…
      ス…「スタンド」だッ!
      ホリイさんにも「スタンド」が発現しているッ!
      …し…しかし…なんて事だ…
      こ…この高熱…!
      「スタンド」が『害』になっているッ!
      JOJOとジョースターさんにだけ
      DIOの肉体からの影響があり…
      ホリイさんには異常がないというので
      安心しきっていた…
      い…いや “安心しようとしていた”のだ
      ないはずはないのだ…
      ジョースター家の血が流れている限り
      DIOからの影響は“あるはずだった”のだ!
      ただ…スタンドとは
      その本人の精神力の強さで操るもの!
      闘いの本能で行動させるもの!
      おっとりとした平和的な性格のホリイさんには
      DIOの呪縛に対しての「抵抗力」がないのだ!
      『スタンド』を行動させる力がないのだ!!
      だから「スタンド」がマイナスに働いて
      『害』になってしまっている!」

 上条「!…お、俺のスタンドで治せないのか?」

アヴドゥル「無理だ……!
      確かに一瞬 ほんの一瞬だけ治るが
DIOからの影響がある限りまた同じことがすぐに起こるッ!
非常にまずい…
こ…このままでは…!

『 死 ぬ 』!

      とり殺されてしまう!」

御坂「ジョ、ジョセフさん……」

アヴドゥル「…は!」

ジョセフ「…ホ…リィ…」

承太郎「…………」

ジョセフ「わ…わしの…
     わ…わしの…
     も…最も恐れていた事が…
     起こりよった…
     つ…ついに…む…娘に…
     「スタンド」が…
     「抵抗力」がないんじゃあないかと思っておった
     DIOの魂からの呪縛に逆らえる力が
     ないんじゃあないかと思っておった…」

承太郎「………
    言え!
    「対策」を!」

ジョセフ「うう…く…ううう
     ……ひとつ
     DIOを見つけ出すことだ!
     DIOを殺してこの呪縛を解くのだ!
     それしかない!!
     …しかしわしの念写では
     奴の居所はわからんッ!
     …くッ!」

御坂「な 何か手がかりはないの!?」

アヴドゥル「私や承太郎、上条のスタンドでは
      遠距離への探索能力はない…!
      君たちのスタンドがどのようなものか
分からない以上、頼ることも出来ない!
しかも 奴はいつも闇に潜んでいる!
いつ念写しても背景は闇ばかり!
闇がどこかさえ分かれば…
しかし 色々な機械やコンピューターで分析したが
闇までは分析できなかった…」

承太郎「おい それを早く言え
    ひょっとしたらその闇とやらがどこか…
    わかるかもしれねえ!」バァーン

承太郎「!!
    DIOの背後の空間に何かを見つけたな
    スケッチさせてみよう
    俺のスタンドは脳の針を正確に抜き
    弾丸を掴むほど精密な動きと分析をする…」サササ

アヴドゥル「ハエだ!空間にハエが飛んでいたのか!
      …待てよ このハエはッ!
      し、知っているぞ!!
      エジプト! やつはエジプトにいるッ!
      それもアスワン付近と限定されたぞ!!」

花京院「やはりエジプトか…
    いつ出発する? 私も同行する」

承太郎「花京院…」

花京院「私も脳に肉の芽を埋め込まれたのは三ヶ月前!
    家族とエジプトナイルを旅行している時
    DIOに出会った
    奴は何故かエジプトから動きたくないらしい」

承太郎「…同行するだと?なぜ?お前が?」

花京院「………
    そこんところだが…
    なぜ…同行したくなったのかは
    私にもよくわからないんだがね…」

承太郎「…ケッ」

花京院「……お前のおかげで目が覚めた
    …ただそれだけさ」

アヴドゥル「JOJO! 占い師のこの俺が
      お前の「スタンド」の名前をつけてやろう
      運命のカード “タロット”だ
      絵を見ずに無造作に一枚引いて決める
      これは君の運命の暗示でもあり
      スタンドの能力の暗示でもある
      「星のカード」!
      名づけよう! 君のスタンドは…
      『星の白金(スタープラチナ)』!!

さて…我々は旅立たねばならない
      ホリィさんを救うために
      上条、一方通行、御坂…私には強要をする権利もないし
      君にはこの件に関わる義務も必要もない
      だが…今の我々にはスタンド使いが必要だ
      それも強く そして人を助ける勇気を持つ
      そんなスタンド使いが…
      …君たちの力を貸してくれないか
      私にはそれが運命のように思えるんだ 頼む」

上条「俺は目の前で困っている人間がいたらほっとけない性質だからな
   俺でよければ協力する」

御坂「私はアンタについていくわ アンタ一人じゃあ危なっかしくて見てられないもの」

一方通行「おィ!ジジィ!!一つ質問がある……
     そのDIOとやらはいずれこの学園都市にも危害を加えうるのかァ?」

ジョセフ「十二分にありえるッ!奴はいわば支配欲の塊!!
     世界の一部であればこの学園都市をも支配しようとするじゃろう!」

一方通行「なら早かれ遅かれ殺り合うことにはなるわけだァ
     迎え撃つのは性に合わねェ 行ってやンよォ」

アヴドゥル「ありがとう!
      君たちならそう言ってくれる気がしていたよ」

http://i.imgur.com/8HxghYx.jpg

>>100   やめなさい



ジョセフ「三人ともありがとう 心から感謝するぞ」

花京院「操られていたとは言え 君にも悪い事をした
    …今後の旅で借りは返すよ 上条」

上条「別に借りなんていいさ これからは協力していくんだろ?」

御坂「ちょっと、アンタ何したのよ」

上条「何って言われてもなぁ……」

一方通行「どォせまた首突っ込んだンだろォ?」

承太郎「……
    すまねーな 巻き込むつもりはなかったが…
    もしもヤベー事になったら
    お前らだけでもサッサとトンズラこいてくれ」

一方通行「…別にオメェのためじゃあねェよ
     ただ利害が一致しただけのこと
     それだけだァ」

上条「さっきの話を聞いてるとそのDIOって奴も野放しには出来なさそうだし
   俺は俺自身の魂に従ってるだけだ」

御坂「コイツはずっとこんな感じで自分から面倒ごとに首突っ込んでるから
見てると危なっかしいのよね ちゃーんと帰ってくるように見てないと」

承太郎「……
    これからどんな目に遭うかもしれねーってのによ
    …よっぽどお節介なのか それとも馬鹿なのか
    物好きなやつだぜ…お前らはよ」

上条「なーに、大概のことは経験してるから問題はねーよ」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

アヴドゥル「今はまだ背中だけだが…
      そのうち あのシダ植物のような
      あの『スタンド』は…
      ゆっくりとホリィさんの全身をびっしりと
      覆い包むだろう…
      高熱やいろいろな病気を誘発して苦しみ
      昏睡(コーマ)状態に入って…
      …二度と目覚める事なく死ぬ…!
      彼らは24時間体制でホリィさんを看護する
      スピードワゴン財団の信頼すべき医師達だが…
      一般の人間には原因不明で何も見えず わからず
      どんな名医にも治す事はできない…
      誰にも 私にも 君にも
      どうすることもできないのだ…
      わたしは過去 自分の「スタンド」が害になって
      死んでいった我々の様なタイプの人間を
      何人か目撃している」

花・一・御「……」

アヴドゥル「だがホリィさんの場合 希望がある…
      その症状になるまで50日は掛かる
      その前にエジプトにいるDIOを倒せばすむ事だ!
      DIOの体から発する「スタンド」の“つながり”を
      消せば助かるのだ!!」

ホリィ「…ほんと あたしったら
    どうしちゃったのかしら
    急に熱が出て気を失うなんて…
    でも解熱剤でだいぶ落ち着いたわ」

承太郎「……」

上条「………」

ジョセフ「びっくりしたぞ ホリィ
     あんまり心臓に悪い事せんでくれよ」

ホリィ「ふふ そうね ごめんなさいパパ
    さあてと 承太郎
    今晩何食べる?」

承太郎「動くなッ!
    静かに寝てろ――ッ!!」

ホリィ「!…」

ジョセフ「…」

上条「………」

承太郎「…い…や…
    ね…熱が下がるまで何もするなって事だ…
    黙って早く治しゃあいいんだ…」

ホリィ「…フフフ そうね
    病気になると みんなスゴく優しいんだもん」ガクッ

ジョセフ「……ハッ!
     ホ…ホリィ!
     ううッ!
     ま…また気を失ったぞ!!
     …クウ…ウウウ…
     き…気丈に明るく振舞っているが
     なんという高熱…
     今の態度でわかった 何も語らないが娘は
     自分の背中の「スタンド」のことに気づいている
     …逆にわしらに自分の「スタンド」の事を
     隠そうとしていた…
     わしらに心配かけまいとしていた!
     娘はそういう子だ…」

承太郎「………………」

ジョセフ「必ず…助けてやる…安心するんだ
     心配することは何もない…
     必ず元気にしてやる…
     安心していればいいんだよ…」

花京院「……
    JOJOのおかあさん…
    ホリィさんという女性は人の心を和ませる
    女の人ですね…
    そばにいるとホッとする気持ちになる
    こんなことをいうのもなんだが恋をするとしたら
    あんな気持ちの女性がいいと思います
    守ってあげたいと思う…
    元気なあたたかな笑顔が見たいと思う」

一方通行「あァ……」カルクヒク

御坂「そうね……」ドンビキ

アヴドゥル「うむ…
      いよいよ出発のようだな…」ワダイヲカエネバ

ジョセフ「三人とも
     君たちも出発の前に色々と準備があるじゃろう?
     全部済ませてきなさい
     ルームメイトには…説明しにくかろう
     適当に連休を使って旅に行くとでも伝えるといい
     準備ができたら この家に戻ってきなさい」

一方通行「俺は電話一本入れるだけでいい」

御坂「私もそんな感じね」

上条「俺もそう時間は掛からないと思います」

ジョセフ「そうか なら、飛行機の手配をしておこう
     心配せんでも費用ならこっちが持つわい」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


一方通行「……あァ ちょっと知り合いと旅行に行ってくる
     どォいう意味だァ? ……ンじゃア切るぞォ」ピッ

一方通行「『一緒に行く知り合いができてよかった』だァ?まったく……」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


御坂「うん、ちょっとエジプトにね ……違うわよ
   それじゃあ、お願いね はいはい、ちゃーんと買ってくるわよ」ピッ

御坂「黒子、ごめんね」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

上条「それじゃあ、小萌先生 しばらくの間お願いしますね」

小萌「上条ちゃんは単位が全然足りてないからちゃーんと帰ってくるんですよ?」

上条「もちろんですよ じゃあ、行ってくるよ、インデックス」

インデックス「今度はちゃんと帰ってくるんだよ!」

上条「はいはい」


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ジョセフ「全員準備は済ませたな?
     では、行くとするか エジプトに!」

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~~~~~~~~~~~~~~~今回のスタンド紹介~~~~~~~~~~~~~~~~

名前:ドラゴンフォース

タイプ:近距離パワー形

破壊力:A

スピード:C

射程距離:E(2M)

持続力:B

精密操作性:C

成長性:B

能力:触れたものに起こった現象をなかったことにする
   幻想殺しの正体であり、いつから宿ったかについての
記憶を上条はすでに失っている
外見は竜王の顎のアレそのもの
右手だけデザインが違う

        _,,:-ー''" ̄ ̄ ̄ `ヽ、
     ,r'"           `ヽ.
 __,,::r'7" ::.              ヽ_
 ゙l  |  ::              ゙) 7
  | ヽ`l ::              /ノ )
 .| ヾミ,l _;;-==ェ;、   ,,,,,,,,,,,,,,,_ ヒ-彡|
  〉"l,_l "-ー:ェェヮ;::)  f';;_-ェェ-ニ ゙レr-{   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  | ヽ"::::''   ̄´.::;i,  i `'' ̄    r';' }   | 久々にワロタ
 . ゙N l ::.  ....:;イ;:'  l 、     ,l,フ ノ   | こういうクソスレが立つようになってからここは
 . |_i"ヽ;:...:::/ ゙'''=-='''´`ヽ.  /i l"  < 劣化したんだよなこのスレ主は
   .| ::゙l  ::´~===' '===''` ,il" .|'".    | 出すべきクオリティを分かってないから困る
    .{  ::| 、 :: `::=====::" , il   |     \________
   /ト、 :|. ゙l;:        ,i' ,l' ノト、
 / .| \ゝ、゙l;:      ,,/;;,ノ;r'" :| \
'"   |   `''-、`'ー--─'";;-'''"   ,|   \_

あげ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年02月28日 (金) 18:31:33   ID: brjf9ZaB

フリーゲームの台詞パクってるじゃん……最低だな

2 :  SS好きの774さん   2014年05月27日 (火) 07:40:30   ID: _TtxHHqX

ただ原作のセリフ貼り付けただろ。こんなんでss書き気取っているバカの気が知れない。

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