アルミン「綺麗な夜空だね」>>3「うん…」(107)

アルミン「ほら!あれがオリオン座だよ」

>>3「すごい…落ちてきそうだね」

アルミン「あはは、でも本当に…」

アルミン「…綺麗、だね」チラッ

>>3「うん…」

ユミル

ユミル「すごく、綺麗だな…」

アルミン「……うん」

アルミン(いつからだろう)

アルミン(ユミルのこと…目で追うようになってたのは。ユミルの見えにくい優しさに惹かれていったのは…)

ユミル「不思議だよな…あんなにずっと遠くで、夜だけ現れて光を注いでる…」

ユミル「不思議で、綺麗だよ」

アルミン「…そうだね」

アルミン「でも」

アルミン「ユミルの方がもっと…>>6「アルミン!」

アルミン「…>>6

>>6「こんなところにいたんだ…探した」

>>6「……」ギロッ

ユミル「?」

ヒストリア

ユミル「どうしたんだよクリスタ。アルミンなんかに用事か?」

アルミン「なんかって…酷いなあ」

クリスタ「……」

クリスタ(アルミン…また、ユミルといっしょにいたんだ…)

クリスタ「…何、してたの?」

ユミル「こいつが急に星見ようって呼び出して来てさあ…」

ユミル「暇だから付き合ってやってたんだよ」

クリスタ「…そう」

アルミン「……」

ユミル「待たせて悪かったな!クリスタ。寂しかったか?」アハハ

アルミン「相変わらずだね…ユミルは」

クリスタ「……」

クリスタ「……」

クリスタ(さっきの話…アルミン、やっぱりユミルのことが好きだったんだ)

クリスタ(わかってたけど…でも)

クリスタ(どうして…ユミルだったのかな)

クリスタ「…」ギュッ

アルミン「で、どうかしたの?」

クリスタ(ど、どうしよう…何も考えずに来ちゃった。とりあえず二人の話に入らないと)

クリスタ「えっと…アルミンに聞きたいことがあって来たの」

アルミン「うん。何かな」

ユミル「ん、なんだなんだ?」

クリスタ「えっと…」

クリスタ「>>10のことについてなんだけど…」

アルミン「>>10?」

クリスタ「うん」

クリスタ「痔ってどうして存在するんだろ」

クリスタ「切れ痔にイボ痔…ちょっとした油断が痔に繋がるんだよね…」

クリスタ「出さなければ痔はできない」

クリスタ「でも」

クリスタ「そんなこと無理だよ…自分の欲求を全部圧し殺してたら、取り返しがつかないことになるもん」

クリスタ「周りを省みずにひねり出しても、幸せにはなれない…切れるだけ」

クリスタ「どうして」

クリスタ「肛門も、腸も幸せになる方法が…存在しないのかな…」

アルミン「……クリスタ」

ユミル「…なんかあったのか?」

クリスタ「ううん…何でもないよ。急に変なこと言い出してごめんなさい…」

アルミン「……」

ユミル「…気にすんな」

アルミン「難しい、問題だからね」

クリスタ「……」

ユミル「クリスタ」

ユミル「何があったのか知らないけど…一人で苦しむなよ」

ユミル「辛いときは、わたしがいる。いっしょに…ポラギノール塗ってやる」

クリスタ「ユミル…」

クリスタ(ユミルは優しすぎるよ…そんなんじゃ、わたし)

クリスタ(無理やりひねり出すことなんてできない…)

クリスタ「うん…うん…」ギュッ

ユミル「よしよし…本当に何があったんだ…クリスタは」

アルミン「……」

―――翌朝―――


アルミン(…朝か)

アルミン(昨日は…あのままユミルがクリスタを連れて戻っちゃったんだよな…)

アルミン(僕は…どうすればいいんだろ)

>>17「アルミン!」

アルミン「>>17

アルミン(親友の>>17になら、このこと話せるかな…)

>>17「昨日は夕食の後どっか行ってたけど、何してたの?」

アルミン「ユミルといっしょにいたんだ」

>>17「…っ、そ、そう…」

ksk安価なら下

ベルトルト「へ、へえ…最近多いよね……二人でいること」

アルミン「まあね」テレッ

ベルトルト「……」

ベルトルト「も…」

ベルトルト「も、もしかして…」

ベルトルト「…ユミルのこと」

ベルトルト「好き、」

ベルトルト「だったりして…」

アルミン「え」

ベルトルト「な、なんてね。冗談だよ」チラッチラッ

アルミン「あはは…」

アルミン「さすが…僕の唯一無二の大親友だけあって、何でもお見通しだね」

ベルトルト「…っ!!!」

ベルトルト「そ、そうだったんだ…」

アルミン「バレちゃったものは仕方ないよ。これから相談、乗ってくれるかな?」

アルミン「ベルトルトにだったら何でも話せそうだよ」

ベルトルト「……」

ベルトルト「ね、ねえアルミン…」

ベルトルト「僕たちが仲良くなった時のこと、覚えてる?」

アルミン「え?」

アルミン「…もちろんだよ」

アルミン「あれは確か…>>24がきっかけだったよね」

ベルトルト「うん…」

僕が座学のときにうんこをもらしたの

アルミン「突然の便意だったっけ」

ベルトルト「……」

アルミン「今でも、まだ…しっかり覚えてるよ」

アルミン「僕は…うんこをするのが怖かった」

ベルトルト「……」

アルミン「前に…」

アルミン「ダズがトイレの個室に入ってるのが見つかった時のこと、覚えてる?」

ベルトルト「…うん」

ベルトルト「人が多い…昼休みのことだったよね」

ベルトルト「ダズは…お腹を壊して。どうしようもなくて、」

ベルトルト「だから」

ベルトルト「うんこ…した」

アルミン「…うん」

ベルトルト「…どうしようもないことだった」

アルミン「……」

ベルトルト「誰も…ダズを責めたりなんか出来ないはずだよ」

アルミン「……」

ベルトルト「それなのに…!」

アルミン「……」

ベルトルト「ダズのあだ名は……うんこマンになった」

アルミン「……」ポロポロ

アルミン「…っ、ごめん…思い出しちゃって…」ゴシゴシ

ベルトルト「覚えてる。覚えてるよ。忘れられるわけない」

アルミン「…それっきり、ダズは訓練中にケガをして開拓地行きになった」

アルミン「僕は便意が怖かった。怖くて…たまらなかった」

ベルトルト「……誰だってそうだよ」

アルミン「違うよ……僕は、弱いから」

ベルトルト「そんなこと…」

アルミン「だから」

アルミン「座学で僕が便意に襲われたとき…」

アルミン「全てを諦めそうになったとき」

アルミン「ベルトルトが」

アルミン「いっしょに撒き散らしてくれなかったら…」

アルミン「それで、周りがパニックに陥って、みんなが脱糞したり嘔吐したりしなかったら…」

アルミン「僕は今、ここにはいないんだ」ニコッ

ベルトルト「アルミン…」

アルミン「本当に感謝してる…君は僕の大親友だよ」

ベルトルト「……」

ベルトルト(親友、か…)

アルミン「あはは…急にどうしたんだよベルトルト。照れるなあ」

ベルトルト「…思い出しちゃって」

ベルトルト(…アルミンはすごく優しくて)

ベルトルト(それで)

ベルトルト(すごく無防備だから)

ベルトルト(僕は君を守りたかった。世界から、うんこから)

ベルトルト(だから)

ベルトルト(…僕が、君のことを傷つけたり出来ない)

ベルトルト(僕は)

ベルトルト(君の親友だから)

ベルトルト「…なんでもないよ」

ベルトルト「ユミルのこと、応援してるから!」

アルミン「えへへ、ありがとう」テレッ

ベルトルト(僕は…この綺麗すぎる思い出だけで十分だ)

ベルトルト「あ、こんな話してたらお腹空いて来ちゃったよ」

アルミン「本当だね!早く食堂行こっか」

ベルトルト「…うん!」

ワイワイワイワイ

>>34「おいおい。仲良しこよしのつもり?」

アルミン「>>34…」

アルミン「いったい何の用?いつも突っかかって来て…」

ベルトルト「……」

>>34「…別に」

サシャ

サシャ「…気に入らないんですよ。うんこだかなんだか知らないですけど」

サシャ「そういう…二人だけの絆みたいなやつ」

サシャ「…目障りなんですよ」

アルミン「……」

ベルトルト「君は!」

ベルトルト「下痢の時の苦しみなんて…なにも知らないくせに」

サシャ「知りませんよ」

サシャ「わたしはお腹なんて壊したことないですから」

サシャ「下痢?痔?下らないですねえ…」

サシャ「わたしはいつもバナナうんこです」

サシャ「あなた達は軟弱なんですよ」

サシャ「腸も、心も」

ベルトルト「…っ」

ベルトルト「悪魔の、末裔め…!!!」

>>38「…その辺にしときなよ」

サシャ「>>38…っ」

>>38「サシャ。早く食べてきなよ」

サシャ「…はい」

スタスタ

アルミン「…さすがサシャの親友だね」

>>38「悪く思わないでよ。サシャは…あんた達と話したいだけなんだ」

アルミン「ははは…どうだろう」

ベルトルト「…ごめん。助かったよありがとう」

>>38「べ、別にっ」カァッ

アルミン「ふふふ…」ニコニコ

ベルトルト「?」

キース

キース「あ、あんたが…困ってたからなんかじゃ…」

キース「ないんだからねっ」プイッ

ベルトルト「ん?そっか…」

キース「うぅ~…」

アルミン「あ、」

アルミン「そうだ。僕、他の人と朝ご飯食べる約束してたんだった…」

アルミン「ごめんぬベルトルト」

アルミン「キィスといっしょに食べてきなよっ」ニコッ

ベルトルト「そっか…わかった」

キース「あ、アルレルト…!」

アルミン「えへへ…じゃあっ」

スタスタ

キース「うぅ~…あいつぅ…」

ベルトルト「じゃあ行こっかキィス」

キース「…うん!」

アルミン(余計な気…使っちゃったかな?)

アルミン(でも)

アルミン(キィスは年上で頼りになるし、厳しさの中にも優しさがあって…)

アルミン(良い、人だから)

アルミン(きっとベルトルトを任せても大丈夫だろう)

アルミン(…でも)

アルミン(ちょっと…)

アルミン(寂しいなって思っちゃった。駄目だな、僕…)

アルミン(とにかく)

アルミン(ベルトルトには幸せになって欲しいからね)

アルミン(さて…)

アルミン(朝ご飯、僕はどうしようかな…)

ユミル「おい、劣等生!」

アルミン「ユミル!」

ユミル「んなところで何してんだよ。早く飯食うぞ」

アルミン「…うん!!!」

アルミン「えっと…ユミルはなんで一人でご飯食べてるの?」

ユミル「あ?なんかクリスタが食欲ないって部屋に閉じこもっちまってな…今日は休みだから良かったが」

アルミン「辛いからね…痔は」

ユミル「あぁ」

アルミン「……」

ユミル「……」

アルミン「ユミルはさ」

アルミン「>>44についてどう思う?」

ユミル「>>44…」

エレンが僕をパコミンしたこと

ユミル「パコミンねえ…」

アルミン「うん」

ユミル「…そうだな」

ユミル「やっぱりさ、どうにもならないことってあるんじゃねえの?」

ユミル「あいつは、エレンはお前が好きだったからパコパコした」

ユミル「それだけの話だ」

ユミル「大したことじゃねえよ。あいつにはそういう覚悟があったんだ」

ユミル「誰かの肛門を傷つけてでもパコミンしたいっていう気持ちがな」

ユミル「その穴がたまたまお前だっただけだ」

アルミン「そう…だね」

ユミル「あぁ」

アルミン(ユミルは本当にすごいなあ…いつも正しいことがわかってる)

アルミン(だから…好きになったのかな)

ユミル「そういやエレンはどうなったんだ?」

アルミン「なんとなく気まずくなっちゃって…兵士辞めちゃったんだ」

ユミル「そうか…」

アルミン「うん…残念だけど」

ユミル「無理やりパコるってのはそういうことだ…」

アルミン「…うん」

ユミル「必要な犠牲だったんだよ。気にすんな。お前にはベルトルトがいるだろ」ポン

アルミン「大丈夫。あんまり気にしてないよ」

アルミン(必要な犠牲、か…)

アルミン「…ユミル」

アルミン「今日も、空が綺麗だったら」

ユミル「…あぁ」

アルミン「いっしょに」

アルミン「夜空…見に行かない?」

ユミル「……」

ユミル「綺麗、だったらな」

アルミン「うん…」







クリスタ「……」

クリスタ「……」

スタスタ

クリスタ「……」

スタスタ

クリスタ「……」

スタスタ

サシャ「…どうする、つもりです?」

ピタッ

クリスタ「……」

サシャ「これでいいんですか?このままじゃ…」

サシャ「このままじゃ、二人は…」

スッ

クリスタ「……」

スタスタ

サシャ「…っ」

サシャ「嫌じゃ、無いんですか!?」

サシャ「わたしは嫌です!いっしょに星を見れないのも…」

サシャ「漏らして、あげられないのも!!!」ポロポロ

クリスタ「…サシャは」

クリスタ「羨ましかったんだよね」

クリスタ「脱糞出来るのが、痔が…」

サシャ「うぅ…」ポロポロ

サシャ「わたしは」

サシャ「さすがに漏らすとか、そういうのはちょっと……下品だから嫌で…」

サシャ「でも」

サシャ「それを平然としてのけたアルミンが…」

サシャ「便意に打ち克ったアルミンが…」

サシャ「綺麗で、かっこよくて、好きだったんです…」ポロポロ

クリスタ「…サシャ」

サシャ「…だけど駄目ですね」

サシャ「わたしには痔の痛みなんて…下痢の苦しさなんてわからない…」

サシャ「分かち合えない…」

サシャ「わたしの腸は健康すぎるんですよ…それを壊そうと、無理やり大食いキャラにまでなって…」

クリスタ「……」

サシャ「もう…いいんです」

サシャ「…ごめんなさい最後に突っかかってしまって」

サシャ「わたし、こういうやり方しか知らなくて」

クリスタ「…注入、タイプなんだね」

サシャ「はい…」

サシャ「…クリスタはちゃんと塗ってくださいね」

クリスタ「うん…」









ユミル「……」

――――

――――――

――――

夜の天気

>>56

―――夜―――

アルミン「……」

ユミル「……よ」

アルミン「ユミル、来てくれたんだね」

ユミル「…来るしかねえだろ。こんな空」

ビュンビュンビュン

アルミン「流星群…」

ユミル「星がゴミのようだな」

アルミン「ははは…そうだね」

ユミル「……で」

ユミル「何の話だ」

アルミン「えっと」

アルミン「じゃあ……>>61について話そうか」

ユミル「>>61?」

kskst

アルミン「うーみーは、ひろいーな、おおきーいーな」

ユミル「ふーねーも、うかぶし」

アルミン「ひは、しーずーむ」

ユミル「……」

アルミン「……」

ユミル「……」

アルミン「……」

アルミン「沈んじゃったね」

ユミル「ああ」

アルミン「……」

ユミル「……」

ビュンビュン

ビュン

アルミン「…ユミル」

ユミル「ん?」

アルミン「海って…死ぬ程広いんだってね」

ユミル「そうらしいな…」

アルミン「それに吐く程しょっぱいんだ」

ユミル「塩水、だもんな…」

アルミン「そんなこと考えてたら」

アルミン「悩んでることとか…忘れられるんだ」

ユミル「痔か?」

アルミン「それだけじゃない」

アルミン「…ユミルは」

アルミン「ユミルにとって」

アルミン「クリスタは…どんな存在なの?」

ユミル「そうだな…」

ユミル「一言でいうなら、>>67だ」

アルミン「>>67…」

娘みたいなもの

ユミル「…娘みたいなものだな」

アルミン「……」

アルミン「じゃあ」

アルミン「知ってるんじゃないの?クリスタの気持ち…」

ユミル「……」

アルミン「……」

ビュンビュン

ビュン

ユミル「あぁ」

アルミン「…っ!?」

ユミル「クリスタがなんか悩み出して、トイレにこもるようになった時からずっと」

アルミン「……」

ユミル「クリスタだけじゃない」

アルミン「え?」

ユミル「サシャも脱糞トルトも…」

ユミル「みんな…みんな…」

アルミン「痔なの?」

ユミル「いや、そうじゃない」

ユミル「……」

ユミル「わたしにはこれが正しいことなのかわからない」

ユミル「これを言ってしまうことが正しいことなのか…」

アルミン「……」

アルミン「ユミルなら」

アルミン「わかるよ。きっと」

アルミン「正しいことが。エレンの時もそうだったでしょ?」

ユミル「……」

ユミル「買い被りすぎだ」

ユミル「本当はわたしだってどうしていいかわからない…」

ユミル「どうしていいか」

ユミル「話すか、話さないか…」

ユミル「注入タイプか、塗るタイプかも…」

ユミル「なあアルミン…」

アルミン「……」

ユミル「偉そうに、必要な犠牲なんて言ったけど」

ユミル「どれを犠牲にすればいいかなんて、わからない」

ユミル「ひねり出せば何かが切れる」

ユミル「そんなこと、わかってるから」

>>73「そんなこと、ない」

アルミン「!?」

(既出キャラで)

エレン

ユミル「!?」

アルミン「エレン!」

エレン「よう、久しぶりだな」

アルミン「どうしてここに…というか、そんなことないってどういうこと…?」

エレン「…アルミン」

エレン「俺、気付いたんだ…開拓地で過ごした日々のなかで」

アルミン「え?」

エレン「無理矢理押し通すことに、なんの意味もないってな」

エレン「野菜も、土も、力をぶつけるんじゃ駄目なんだ。ゆっくりとほぐしていかないと…」

アルミン「……」

エレン「……」

エレン「すまなかったな…アルミン」

アルミン「エレン…」

ユミル「こりゃまた…えらくマイルドになったな」

エレン「ああ…俺は生まれ変わったんだ。これからは押し付けるんじゃなくて、相手の意見も聞く。犯すんじゃなくて、ハッテン場に誘う。駆逐するんじゃなくて、苦しんで死んでくれる様に頼んでみる」

エレン「そうやって生きていくんだ」

ユミル「そうか」

アルミン「すごいよ…エレン」

エレン「…だから」

エレン「お前らだって、誰かを傷つける必要なんてないんだ」

ユミル「…っ」

エレン「……」

アルミン「……」

ユミル「……」

アルミン「そんな方法…」

ユミル「…わたしにはわかんねえよ」

エレン「……」

アルミン「……」

ユミル「……」

エレン「いっしょだ…うんこと」

ユミル「……」

アルミン「……」

アルミン「いっしょ…?」

エレン「ああ」

ユミル「……」

アルミン「……」

エレン「お前達は便秘で、なんとかひねり出したいと思ってる…けど、そうするとケツ穴…つまり、クリスタ達を傷つけてしまう…」

ユミル「……」

アルミン「……」

エレン「そんな時、どうする?」

ユミル「……」

アルミン「…わからない。だって」

アルミン「これ以上!お尻を傷つけたくなんかないから…!」ポロポロ

ユミル「…っ」グッ

エレン「……」

エレン「……」

エレン「ヨーグルトだ」

アルミン「え…」

ユミル「!?」

エレン「ヨーグルトを…死ぬほど食って、うんこをめちゃくちゃ柔らかくすればいいんだ」

ユミル「な、な…」

アルミン「そんな!そんな馬鹿みたいなこと!!」

アルミン「…だけど」

アルミン「…その通りだ。何もかも、エレンの言う通りだよ…全部」ポロポロ

エレン「ああ…」

ユミル「…っ」

アルミン「……」ポロポロ

エレン「つまり、クリスタ達と話せばいいんだよ」

ユミル「…ああ」

アルミン「エレンのおかげで…覚悟が決まったよ」

エレン「じゃあ行くか」

アルミン「うん」



アルミン「クリスタ、ちょっと話せるかな」

ユミル「…忙しいなら」

クリスタ「ううん、いいの。わたしも二人に>>88のこととか…話したかったから」

ユミル「そうか…」

エレン「話せばいいさ。何でも」

アルミン「うん…」

水虫

クリスタ「水虫ってね、とっても辛いんだよ」

クリスタ「矛盾してるの」

クリスタ「痒くて痒くてたまらないのに、絶対にかけないの」

クリスタ「かいたら、傷だらけになっちゃうの」

クリスタ「おかしいよね。どうしてかな?」

クリスタ「…っ」

クリスタ「満足にかきむしることも出来ない!届かないよ!かいたら悪化するってわかってるから!この気持ちを、人に話すことも!」

クリスタ「だって臭いもん!嫌われちゃうもん!誰かにこんなこと言えない…」

クリスタ「どうして…」

クリスタ「どうして、わたしは痔で、水虫なの?いつの間に?何でこんなことになったの?」

クリスタ「どうして……」

アルミン「……」

ユミル「……」

エレン「……」

アルミン「…もう、いいんだよ」

クリスタ「え…?」

ユミル「ごめんな、クリスタ。お前一人に抱え込ませて…」

クリスタ「…っ」

クリスタ「……なんのこと?わたしは、水虫の話しをしてたんだよ…?」

アルミン「クリスタ…」

ユミル「もう、いいん……クリスタ「良くないよ!!」

クリスタ「……」

アルミン「……」

ユミル「……」

クリスタ「…やだよ、こんな話。何も問題なんてないんだよ?このままで…上手くいってるのに…」

クリスタ「だから」

アルミン「無いわけ、ないだろ」

クリスタ「え…?」

アルミン「そんなの、ダメだよ。クリスタ」

アルミン「君のその水虫は」

アルミン「君が靴下を履ぐのも忘れて、毛布の中で考え込んでたからなんだろ?」

クリスタ「!?」

アルミン「君が痔なのは…ストレスでお腹を壊して、トイレで一生懸命肛門をぬぐってたからなんだろ?」

アルミン「何度も…何度も!」

クリスタ「ど、どうしてそのこと…」

アルミン「わかるよ。僕は水虫じゃないけど、痔だから…」 

アルミン「僕たちの年齢で痔になるなんて、お尻に何か絶大なダメージを与える行動をしたか…荒々しく扱ったかしかないじゃないか!」

クリスタ「う…」ポロポロ

アルミン「君が、痔になるなんて、それは相当な悩み事があったからなんだろ!?」

ユミル「そんな…そんなことって…」

クリスタ「……」ポロポロ

アルミン「水虫だってそうだ!こんな狭い訓練場で、ずっと靴下を履いたままでいられる環境は限られてる。ライナーが自慢してきた私物には、君の靴下だけない!」

アルミン「それは君がずっと、靴下を履いてたからだろ!?」

クリスタ「……」ポロポロ

アルミン「……」

ユミル「…クリスタ」

ユミル「わたしは、どうすればいいかわからない。でも…お前一人が抱え込むのは違うだろ、なあ」

ユミル「そんなことで、わたしが幸せになれるわけない」

クリスタ「…そう。気付いてたんだね。わたしの…気持ち」

ユミル「気付かないわけないだろ?わたしにとって、クリスタは…娘みたいなもんだから」

クリスタ「……無駄だったかな」

ユミル「ああ。無駄だよ、そんなのわたしが受け入れない」

ユミル「でも」

ユミル「クリスタが苦しんでた時間は、絶対に無駄にしたりなんかしない」

ユミル「…一人で圧し殺すなんてダメだ」

ユミル「言ってみろ。お前の気持ちを」

ユミル「全て…受け止めてやるから」

クリスタ「……」

ユミル「…そこにいるお前もな」

クリスタ「!?」

アルミン「え?」


>>101「……」ザッ

ユミル「お前も…アルミンのこと見てたもんな…>>101

アルミン「え!?」

クリスタ「……」

ジャン

了解。寝る

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom