凛「海未ちゃん!」海未「どうしました?」 (238)

凛「あのね!こ、今週の土曜日暇かな!?」

海未「はい、暇ですが……何か用事でも?」

凛「ふぇっ!?///あ、いやっ、その」

海未「凛、落ち着いて深呼吸」

凛「すぅ……はーっ……すぅ……はーっ」

海未「落ち着きましたか?」

凛「うん!それで、土曜日その……一緒に遊びに行かない?」

海未「私と二人でですか?」

凛「うん……ダメかな?」

海未「いえ、もちろんいいですよ」

凛「ホントに!?やったぁ!じゃあまた明日ね!ばいばーい!」タッタッタッ

海未「あっ、凛!待ち合わせ場所は!?……まぁ、あとでメールすれば済む話ですか」

海未 (しかし、凛から誘ってくるなんて珍しいですね。明日が楽しみです)



はい

僕はうみりんがみたいんです(マジギレ)

誰かいないのか

ー夜ー

凛「~♪~♪」

ブーッ、ブーッ

凛「?」

『明日どこに何時に行けばいいのですか?』

凛「あっ、焦りすぎて言うの忘れちゃってた……」

凛「えーっと、『明日の10時に学校の前』っと……送信!」

凛「えへへ、楽しみだなぁ~!何着てこっかな~!」

ー園田家ー

ブーッ、ブーッ

海未「なになに……学院前ですか。あまり着飾らない方がいいかもしれませんね」

海未 (しかし凛はいつも花陽や真姫と一緒に居ましたし……
話すとしてもlily white絡みで希も居ましたから、一対一は珍しいですね)

海未 (いい機会ですし、色々話を聞いてみるとしますか。もう寝ましょう)


誰か

ー次の日 音ノ木坂学院前ー

凛 (楽しみすぎてほとんど寝れなかったぁ……マンガじゃないんだから……)

凛 (しかも一時間も前に来ちゃったよ……さすがに暇だなぁ)

絵里「あら、どうしたの凛。今日は練習休みよ?」

凛「ひゃいっ!?えええ絵里ちゃんなんでここに!?」

絵里「なんでって……生徒会の仕事があるからよ。
でもその格好……練習しに来たわけじゃないわよね……何か用事?」

凛「あ、うん、えと」

絵里「んー?ずいぶん可愛い服着てるけど、誰かとデートかしら?」ニヤニヤ

凛「そそそんなことないよ!遊びに行くだけだよ!」

絵里「ふーん、そう。ま、彼氏と遊ぶのもいいけど、
スクールアイドルなんだからほどほどにね?わかった?」

凛「だから違うって~!」

絵里「ふふっ、そんなに恥ずかしがらなくてもいいのに。それじゃあね」

凛「・・・もー、絵里ちゃんのいじわるー」


後生だ

ー9:11ー

タッタッタッタッタッ

凛 (ん、あれって……)

希「ん、おはよう凛ちゃん。どしたんこんなところで?」

凛「おはよう希ちゃん。ちょっと待ち合わせでね」

希「お、もしかしてこれなん?」ピン

凛「ち、違うよ!なんでみんな同じこと言うの?」

希「みんな?他に誰か来たん?」

凛「あ、うん。絵里ちゃんが来てたよ」

希「あー、また遅刻したって怒られるぅ……うちもう行かな!じゃあな凛ちゃん」

凛「うん!お仕事がんばってねー」

希「凛ちゃんこそがんばりぃや!」

凛「っ!///だ、だから違うってー!」

ー9:37ー

凛 (さすがに早く来すぎちゃったなぁ……電話……は迷惑だよね、急かしてるみたいで)

凛 (暇だなぁ……絵里ちゃんも希ちゃんも行っちゃったし)

凛 (む……トイレ行っとこ。学校なら貸してくれるかな)

ー御手洗ー

ジャアアア

凛 (やっぱりトイレくらいは済ませとかないとね……そうだ、かがみかがみ)

凛 (変……じゃないよね?可愛いかな?スカートとか、履いてきちゃったけど……)

凛 (ええい弱気になっちゃだめだめ!がんばらねーばだよ!)パンッ

凛 (そろそろ来ると思うし、戻ろう!)

ー9:40ー
海未 (そろそろ出ますか。10分前には着くでしょう)

海未「行ってきます」

ー9:45ー
凛 (まだかなー)ソワソワ

凛「・・・・・・」ソワソワ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
花陽「凛ちゃん、尋常じゃないくらいそわそわしてるね……」

真姫「挙動不審ね」

にこ「凛みたいに可愛くなかったら通報されてもおかしくないレベルね……」

花陽「緊張しすぎだよ……」

真姫「ま、海未と話す機会もあまりなかったから緊張するのもわかるけどね」

花陽「じゃあなんで好きになったんだろう」

にこ「ふっ、恋とはそういうものよ。恋っていうのはね」

花陽「あっ!来たよ!」

にこ「聞きなさいよ!」

真姫「静かに!」

(参考にしてる画像貼ろうと思ったら季節が違かったのは秘密だ)

スローペースですまんな
がんばって書くから許してくれ

見てますん

海未「あ、すいません凛。待たせてしまったようで」

凛「だ、大丈夫!凛も今来たところだよ!」

海未「そうですか。それなら良いのですが」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

花陽「まんま少女漫画だよ……」

真姫「結構少女漫画とか好きそうだしね……」

にこ「ま、そーゆーギャップが受けるんじゃないかしら?」

真姫「すぐアイドルと結びつけるのもどうかと思うわ」

花陽「にこちゃん!凛ちゃんは本気なんだから応援してあげなきゃ!」

にこ「あっ、いや、そういうつもりじゃ……」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

海未「では行きましょうか。どこへ行くつもりなんですか?」

凛「あ、うん、えっとね……」

海未「…………?凛?」

凛 (なにも考えてなかった!)

なにも考えてなかった!
飯食ってきます

些細な切っ掛けで凛が一時間以上待ってたことが海未にバレて海未に優しくされる凛ちゃんはよ!

現在地C-2 シーン5

ことり「海未ちゃん……大丈夫かな……」

凛「かよちん……」


>>159

1.更に進む
2.戻る
3.探索(今は選べないようだ)
4.素材合成
5.その他
6.ステータスを見る
7.キャラクター切り替え
8.装備の切り替え
9.特技
10.あれ……なに!?(戦闘へ)

ごめんなさい誤爆しました

落とさない

凛 (えーっとえーっと)

海未「もしかして凛、どこに行くか決めてない、なんてことはないですよね?」

凛「うっ……そんなことは……」

海未「どうなんですか?」ズイッ

凛「……ごめん、決めてなかった」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
花陽「キメテナカッタノォ!?」

真姫「イミワカンナイ!」

にこ「うるさい!聞こえないでしょ!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

凛「ごめんね、誘ったのにどこ行くかも決めてないなんて……迷惑だよね」

海未「そんなことはありませんよ」

凛「!」

海未「凛と話すいい機会ですしね。どこかお店でも入ってお喋りでもしませんか?」

凛「う、うん!行く!」

海未「ええ、では行きましょう」

いまっち早く

花陽「追いかけよう!」ダッ

真姫「そうね!」ダッ

にこ「待ちなさい!」グイッ

花陽「お、追いかけないと!」

にこ「ダメよ」

真姫「どうしてよ!気になるじゃない!」

にこ「ここから先は凛一人で行かせるべきよ。
もしにこたちがのこのこ追いかけて見つかったら気まずいでしょ?
それににこたちには知られたくない発言だってするかもしれない」

花陽「で、でも」

にこ「アイドルのプライベートはシークレットなのよ、わかった?」

真姫「……それもそうね。祈っておこうかしら、凛がうまく行くことを……」

海未「ここにしましょうか」

凛「うん」

カランカラーン

<イラッシャイマセーニメイサマコチラノオセキヘドウゾー

海未「何にしますか?」

凛「えっとじゃあコ……オレンジジュース」

凛 (げっぷとかしちゃったら嫌だしね……)

海未「べつにコーラでもいいんですよ?」

凛「っ!///う、ううん!大丈夫!」

海未「そうですか。すいませーん」

<ハーイ

海未「アイスティーとオレンジジュースお願いします」

<カシコマリマシター

凛 (なにお話ししようかなぁ……よく考えたら凛、海未ちゃんのこと全然知らないや)

海未「凛」

凛 (好きな食べ物嫌いな食べ物趣味、特技……あげたらキリがないよ)

海未「凛?」ズイッ

凛「わっ!お、おどかさないでよ海未ちゃん」

海未「だったら返事くらいしてください。ずっと上の空でしたよ?」

凛「あ、ごめん……(無視しちゃってたんだ……)」

海未「そこまで落ち込むことではありませんよ。ただ、ちゃんと話は聞いてくださいね?」

凛「うん、わかった」

<オマタセイタシマシターアイスティートオレンジジュースデスゴユックリドゾー

海未「・・・」スー

凛「・・・」チュー

海未「ふぅ、今日はいい天気ですね」

凛「そうだね」

海未「やはり天気のいい日は外に出かけたくなりませんか?」

凛「うん!凛もね、天気のいい日は外に運動しに行ってたんだ!」

海未「行ってた?最近はしないのですか?」

凛「そーだね。スクールアイドルのことが気になっちゃってなかなかね」

海未「運動も必要なことですし、やってみてはどうでしょうか?」

凛「それもそうだね!このあとどこかいこっか!」

海未「ええ、そうしましょう。私も走るのは好きですよ」

凛「あ、凛が陸上好きだってこと知ってたの?」

海未「もちろんですよ。私はどちらかといえば弓道などの方が好きですが、
走るのもいいストレス解消になるので好きですよ。いい汗もかけますしね」

凛「へー!(結構趣味が合うなぁ!)」

海未「ところで、なぜ凛は私を誘ったのですか?」

凛「え″」

海未「普段仲の良い花陽や真姫、にこを誘うならわかるのですが、
私と凛はlily white以外ではあまり接点がありませんし、少し気になりましてね」

凛1 (どうする!?言っちゃう!?もうこれ言っちゃう!?)

凛2 (待って落ち着いて!まだ始まったばかりなのにクライマックス早すぎるよ!)

凛3 (最初からクライマックスにゃー!)

凛2 (ここは一回落ち着いて、仲良くなりたいでいこう!)

凛1 (好印象かもしれないしね!それで行こう!)

凛「凛と海未ちゃんってさ、あんまり喋ったりしないじゃん?
だから、海未ちゃんのこと知りたい、海未ちゃんと仲良くなりたいなって。
突然思いついたからどこ行くかは決めてなかったんだけどね、あはは」

海未「……なるほど。気をつかって頂いてありがとうございます」

凛「あ、べつに気をつかってるわけじゃないよ!
ただ凛が海未ちゃんと仲良くなりたいなーって思っただけだから!」

海未「凛は仲間想いなのですね」

凛「!……えへへ、そうかな?」

海未「ん、もう10:30ですか。時間が経つのは早いですね」

凛「ねえ海未ちゃん」

海未「はい?」

凛「凛からも質問していいかな?」

海未「もちろんです、どうぞ」

凛「海未ちゃんの好きな食べ物と嫌いな食べ物ってなに?」

海未「好きな食べ物は穂乃果の家のお饅頭、嫌いな食べ物は……炭酸飲料ですかね」

凛「へ、へー……穂乃果ちゃんの家のお饅頭が好きなのって何か思い出があるの?」

海未「まあ小さい頃からよく食べていた、というのも勿論ありますが、
何より純粋に美味しいからですかね。老舗ですし、すごく美味しいですよ」

凛「へぇーそうなんだぁ。今度凛も食べてみたいな!」

海未「でしたら、今日寄って行きましょう。あそこは店内でも食べれましたし」

凛「あ、うんそうだね……(穂乃果ちゃん居るよね……どうしよ)」

海未「・・・・・・」

海未「ではそろそろ行きましょう」ガタッ

凛「うん」ガタッ

海未「お会計お願いします」

凛「あっ、凛が出すよ!」

海未「私の方が年上ですから、私に出させてください」

凛「先輩後輩はなしってなったじゃん!」

海未「では、誘ってくれた凛へのささやかな感謝、ということで」クスッ

凛「っ!///(そ、その顔は卑怯だよ……)」

海未「ふふ、もっと甘えてもいいんですよ?」

凛「も、もうっ///」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

<アリガトウゴザイマシター

<イロイロアリガトウゴザイマシター

海未「ではさっそく走ります?」

凛「走っちゃう?」

海未「とは言ったものの、お互いこの格好と靴ではね……」

凛「あ」

海未「それにしてもその服もかわいいですね。凛がスカートというのも珍しいです」

凛「そ、そう?」

海未「スカート似合うんですからもっと履けばいいのに、もったいないですね」

凛「じゃあ、これからはもうちょっと履いてみようかな……なんて、へへっ」

海未「そっちの方がいいですよ。ショートパンツとか履いてる凛も可愛いですがね」

凛「!?り、凛がかわいい……?」

海未「そうですよ。凛はかわいいんですから、もっと女の子らしい服装もしましょう」

凛「うー……///そこまではっきり言われると照れちゃうよ……///」

海未「ふふっ、照れてる凛もかわいいですよ」

凛「もー!海未ちゃんのすけこましー!」

天然すけこましイケメン海未ちゃんが次々とキャラを攻略していくSS書きたい

海未「では走れませんし、散歩でもしてみますか?」

凛「そうだね。普段走ってる道も歩くと変わってくるかもしれないし」

海未「まずは神社前にでも行ってみましょう」

ー神社前 階段ー

海未「最初の頃はここで練習してましたよね」

凛「最初は海未ちゃんと穂乃果ちゃんとことりちゃんの三人だったんだよね?」

海未「ええ、そうですよ」

凛「穂乃果ちゃんがスクールアイドルやろう!って言ったとき、正直どう思ったの?」

海未「また穂乃果がおかしなことを始めましたね……と思いました。
穂乃果は昔から、よく思いつきで行動する節がありましたから」

凛「呆れてたんだ」

海未「まぁそうですよね。しかし、今では感謝してますよ」

凛「うん」

海未「廃校も阻止できましたし、凛をはじめとしたみんなと出会えましたしね」

凛「穂乃果ちゃんには、感謝してもしきれないね……」

海未「そういえば凛は、花陽と一緒に入ったんですよね」

凛「そうだね。かよちんに誘われたからっていうのが大きいかも」

海未「二人は本当に仲がいいですね」クスッ

凛 (なんか複雑だなぁ)

海未「さ、ではそろそろ行きましょうか」

凛「うん」

海未「……と言っても、私と凛の思い出の場所というのはなかなかありませんね」

凛「別に凛は海未ちゃんの思い出の場所でいいんだよ?
凛はもっと海未ちゃんのこと知りたいし」

海未「そうですか。ではあそこへ行くとしますか」

凛「あそこって?」

海未「ついて来てください」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

凛「こんなところがあるんだね……」

海未「ええ、人通りは少ないのですが、この木の上からの景色は素晴らしいものです」

凛「へー!ちょっと登ってみよ!」ガシッガシッ

海未「気をつけてくださいね……って凛!パンツ見えてますよ!」

凛「っ!あわわわ」

パッ

凛「あっ」

海未「危ない!凛!」ザッ

ズシンッ

凛「いたたたたた……だ、大丈夫?海未ちゃん」

海未「え、ええ、私は大丈夫です……凛は大丈夫ですか?怪我とかありませんか?」

凛「凛は大丈夫……ごめんね海未ちゃん。凛が落っこちたばっかりに」

海未「いえ、怪我なくてよかったです。
やはり木登りをする時はちゃんとした格好でしましょう」

凛「うん、わかった」

海未「では行きましょ……っ!」ズキッ

凛「う、海未ちゃん?」

海未「だ、大丈夫ですよ!行きましょう」

凛「だめだよ!足見せて!」バッ

凛「!……やっぱり怪我してる。ごめんなさい……凛のせいで」

海未「このくらいなんてことないですから大丈夫ですよ」

凛「だめ!ちゃんと応急措置しなきゃ!ほら乗って!」

海未「ええっ!?おんぶですか!?」

凛「こっちの方が早いし無理はさせられないよ!ほら早く!」

海未「し、失礼します」グッ

凛「凛の家に包帯とかなかったと思うから海未ちゃんの家でいい?」タッタッタッタッ

海未「・・・・・・」

凛「海未ちゃん?」タッタッタッタッ

海未「や、やっぱり恥ずかしいです!自分で歩きますから降ろしてください!」

凛「そんなこと言ってる場合じゃないでしょー?いいから早く案内して!」タッタッ

海未「ここを右です」

凛「おっけー!」タッタッタッタッ

海未 (ありがたいですけど高2にもなってこんな……恥ずかしすぎです……)

ー園田家ー

ピンポーン♪

海未「っ!?なぜインターホン押したんですか!?」

凛「え?鍵……」

海未「私が持ってるに決まっているでしょう!」

凛「あ、ごめん」

ガララッ

海未母「はい……あら、どちら様で……海未、何をしているのです?」

凛「あの!お宅の海未ちゃ……海未さんに怪我をさせてしまって」

海未母「ああ、そうだったのですか。
わざわざありがとうございます。上がって行ってください」

凛「すいません、失礼します」

海未母「薬と包帯を持って行きますから。すいませんが、娘のこと、お願いしますね」

海未「お願いしますって……」

凛「は、はい!任せてください!」

ー海未の部屋ー

海未「はぁ……すいませんね、ここまで運ばせてしまって……」

凛「ううん、気にしないで。凛のせいなんだから」

海未「ありがとうございます……凛もあまり気にしないでください」

凛「ありがとう」

ガララッ

海未母「はい、包帯と薬です。
少し出かけなければならないので、その間留守番を頼んでも良いですか?」

海未「それは……」

凛「海未ちゃん、その足じゃ出歩けないし大丈夫だよ」

海未「凛……わかりました、大丈夫です」

海未母「すいませんね、それでは頼みましたよ」

ガララッ

凛「結構厳しそうな人だね」

海未「ええ。ですが優しいですよ」

凛「へーえ」

凛「じゃあもう一回怪我のところ見せて」

海未「はい」サッ

凛「う……結構腫れてるね……まず薬を塗って」ヌリヌリ

海未「手慣れてますね」

凛「陸上部の時散々やったからね。はい、ちょっと足あげて」

海未「はい」

凛「巻くからちょっと我慢してね」クルクル

ギュッ

凛「これでよしっと。でもしばらくはあんまり動かないでね。
やって欲しいことあったら凛がやるからさ」

海未「ありがとうございます、凛」

凛「これくらいお安い御用だよ!」

凛「じゃあ暇だし、なんかおしゃべりしよっか」

海未「そうですね」

凛「海未ちゃんってよく一人で妄想とかしてるじゃん?」

海未「!?な、なんのことです……?」

凛「ラブアローシュートとかのことだよ」

海未「知っていたのですか!?」

凛「むしろみんな知ってるよ」

海未「あぅ……」

凛「でもこの部屋見てるとそういうアイドル系なもの一切ないよね」

海未「そうですね。雑誌とかなら読みますがそういうグッズとかはないです」

凛「つまりあの振りはオリジナルってことだね!海未ちゃんすごいにゃー!」

海未「うう……身から出た錆というべきですか」

海未「ところで凛」

凛「にゃ?」

海未「お腹空きませんか?」

凛「あ」グ~

海未「もう一時ですし、何か食べましょう」

凛「そうだね。お台所借りていいの?」

海未「……料理できるんですか?」

凛「うっ」

海未「私も今は料理できません。仕方ないので出前を取りましょう」

凛「え?それっていいの?」

海未「ふふ、これくらい大目に見てくれるでしょう。さ、選んでください」

凛「えーとじゃあ……凛は醤油ラーメン!」

海未「では私は塩ラーメンを」

かわいい

ピンポーン♪

海未「!ではお金です」

凛「うん、わかった」

凛「はーい」トテテテ

ガララッ

<オマタセイッシャーシタショユッメントシオラッメンッス!ダイキンセンヨンヒャクエンッス

凛「はい!」

<チョドッオアズカリーシャス!アリットザイマシタッ!

ガララッ

凛「リビングどっち?」

海未「まっすぐです」

凛「はーい」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

凛「運んできたよ!リビング行こ!はいっ」

海未「すいません」ガシッ

うみりん「「いただきます」」

凛「」ツルツル

海未「」ズルズル

凛「はふはふ……うむ、安定の美味しさ」

海未「食べたことあるんですか?」

凛「うん。でも出前取るのは初めてかなぁ」

海未「私はこのお店初めですね」

凛「あんまりラーメンとか食べに行かないの?」

海未「はい。食事は家で摂ることがほとんどです」

凛「凛もそうしたら料理うまくなるかなぁ」

海未「どうでしょうね。やはり母が作ってくれるので私もそこまで上手くはないです」

凛「そんなもんだよねぇ」

>>131
おーけー
スレタイと>>1は?
もちろんラブライブ関連だよね?

>>133
うんち

絵里「今月の保護者便りだけど」にこ「さっき上がったとこー」

でお願いしたい
てか続き書いて

>>134
君待ちだったんだ……すまんな
つーか保育園の人かよやったね期待

絵里「今月の保護者便りだけど」にこ「さっき上がったとこー」
絵里「今月の保護者便りだけど」にこ「さっき上がったとこー」 - SSまとめ速報
(http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1389519326/)

はい、では期待していよう

凛「そういえば海未ちゃんの得意料理って餃子と炒飯だよね。
それってすっごくラーメンに合うよね!今度作ってよ!」

海未「餃子は時間かかるんですよね、包むのに」

凛「だったら凛も手伝うよ!」

海未「ちゃんと包まないと餡が飛びててしまいますから注意ですよ?」

凛「うん、わかった」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

凛「ねえ海未ちゃん」

海未「はい?」

凛「ひ、一口もらっていいかな?」

海未「?どうぞ」

凛「あ、ありがと(はわわ間接キスだ……)」プルプル

海未「だ、大丈夫ですか?凛」

凛「うぇっ!?ななななにが!?」

海未「震えてますけど」

凛「だだだ大丈夫だよ!」

凛「・・・・・・っ」プルプルプルプル

凛「・・・」ゴクゴク

凛「ぷはぁ……」

海未「おいしかったですか?」

凛「う、うん!とっても!」

海未「では凛のも一口もらいますね」スッ

凛「!」

海未「・・・」スーッ

海未「ふぅ。醤油も美味しいですね」

凛「う、うん……///(ひゃわわわ……海未ちゃんも凛と間接キスを……///)」

うみりん「「ごちそうさまでしたー」」

海未「結構ボリュームありましたね」

凛「そうかな?」

海未「普段から食べてる凛には、少し物足りませんでしたかね」

凛「む、凛は大食らいじゃないよー!」

海未「凛はたくさん体動かしてるんですからたくさん食べるべきですよ。
食べたから太るというわけではありませんから」

凛「そうなの?」

海未「はい。しっかり食べてしっかり動くことが健康では最も大切なのです」

凛「へー。じゃあ凛はいつもラーメン食べてるけどその分頑張れば」

海未「食べ放題ですね。まあ食べ過ぎ、運動のし過ぎは体の毒ですが」

凛「そうなんだー……じゃあかよちんがダイエットするって言ってたけど」

海未「食事制限より、まずは動くことが大切ですね」

凛「なるほどなるほど」

海未「しかし、ずっとリビングに居るだけ、というのも申し訳ないですね」

凛「だから凛のせいなんだから気にしなくていいって」

海未「しかし……」

凛「あ!じゃあこうしよう!凛が肩貸してあげるからさ!道場とか見せてよ!」

海未「道場をですか……」

凛「あ、やっぱりだめかな」

海未「いいですよ。今なら門下生の方が何人か練習してるかもしれません」

凛「やったぁ!じゃあはい、掴まって!」

海未「失礼します」

凛「どっちー?」

海未「ここは右です」

凛「次は?」

海未「右です」

凛「りょうかーい」

ー道場ー

~越天楽 今様~

海未「ここが日舞の道場です。
今やっているのは黒田節と言って、日舞の中でも有名なものです」

凛「……!」

海未「凛?」

凛「あっ、ごめん。つい見入っちゃって。男の人もやるものなんだね」

海未「そうですね。この黒田節は日舞の男踊りの中で一番初めに習うものです」

凛「今まで踊りって激しくてなんていうか……スピード感があるものだと思ってた」

海未「確かに日舞はゆっくりと動くのでスピード感はありません。
しかし、その分一つ一つの動作を丁寧にやらねばなりません。
誤魔化しのきかない踊りと言えるでしょう」

凛「凛にもできるかなぁ」

海未「できますよ。凛は踊りのセンスがありますから」

凛「そうかな?えへへ」

凛「ね、もうちょっと見てていい?」

海未「どうぞ」

凛「・・・・・・」

~♪~♪

海未 (凛が日舞に興味を持ってくれたようで何よりです)

海未 (私達lily whiteは不人気だなんだかんだと言われていますが……
踊りであれば他のユニットに引けを取らないと思います)

海未 (日舞をうまく活かせれば良いのですが……)

~♪~♪

凛 (凛は体を目一杯動かすのが好き……だけど、
なんていうかこういう……優雅?な動きって、やっぱり憧れるなぁ)

凛 (凛もこんな風に踊ってみたい……)

凛「ふぅーっ!」ノビッ

海未「どうでしたか?」

凛「すごく面白かったし参考になったよ!今度教えてよ海未ちゃん!」

海未「ふふ、それはよかったです。……ですが、教わるなら入門してくださいね?」

凛「あ……うん、そうだよね」

海未「冗談ですよ。凛になら特別に教えてあげます」

凛「本当に!?」

海未「ええ、本当ですよ。足が治ったら、一緒に頑張りましょう」

凛「うんっ!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

凛「じゃあ次剣道場見たいな!」

海未「べつに構いませんが……今人居ましたっけね」

凛「とりあえず行こーよ!」

ー剣道場ー

<ヤーッ

<メーンッ

海未「あ、人居ますね」

凛「…………」プルプル

海未「?そんなところでどうしたんですか?凛」

凛「ちょ、ちょっと……うん。臭いが」プルプル

海未「ああ、剣道の防具は凄い臭いですからね。凛には辛いでしょうね」

凛「でも剣道ってかっこいいね」

海未「そうですね。竹刀と防具で戦う、本来の日本男児のあるべき姿ではないでしょうか」

凛「時代劇の斬ってるシーンとかはあれ剣道なの?」

海未「あれは殺陣ではないでしょうか?」

凛「???ふーん?」

すいませんが風呂飯です
帰りは23:00くらいですかね

風呂の中でごはん食べるかよちんか……
絵でなければ意味が……

用事も兼ねてますのであまり書き溜めはできないと思います、ごめんなさい

海未「剣道では声を出す時に腹式呼吸で発声するのです」

凛「あのやあーっ!とかめーんっ!のやつ?」

海未「ええ、そうです。ですから、剣道をやってる人は自然と大きな声が出せます」

凛「なるほど~……アイドルに役立つものって色々あるんだね」

海未「そうですね。まあこちらは剣道をやらなくても練習でやりますけどね」

凛「そうだね」


<ヤーッ!

<メェーンッ!

海未「さて、暇になってしまいましたね」

凛「そーだねー」

海未「・・・・・・」

凛「・・・・・・」

凛 (なんかよくわからないけど気まずい……話題出尽くした感があるよ……)

海未 (凛と仲良くなれたでしょうか。私自身はその実感がありますが凛は……)

うみりん「「あの」」

うみりん「「!」」

凛「う、海未ちゃんからどうぞ!」

海未「あ、はい……では失礼して」

海未「率直に聞きます。凛は私のことをどう思っているのですか?」

凛「・・・・・・え?」

凛「ええええええええええええええええええええええええ!!!!!????」

海未「凛、こんなところで腹式呼吸を使わなくても」

凛「あ、うん、ごめん。……それで、あの、その、それってどういう意味?」

海未「?言葉通りの意味ですよ」

凛 (なに!?これはどういうことなの!?一つチャンスをやろうってことなの!?)

海未「凛?」

凛「いやあのうんえっとね」

海未「凛、落ち着いて」

凛「あのね実は凛海未ちゃんの」

海未「凛、深呼吸」

海未「吸って」

凛「すぅ」

海未「吐いて」

凛「はぁ~」

海未「吸って」

凛「すぅ」

海未「吐いて」

凛「はぁ~」

海未「落ち着きましたか?」

凛「う、うん」

海未「では言ってください」

凛 (・・・どうすればいいんだろう。わかんないよ)

海未 (やはりこのような質問は答え辛いのでしょうか……)

海未「凛、あなたが自分で思ってることを好きに言ってくれればいいのです。
私は凛の言葉の全てを受け止めますよ」

凛「海未ちゃん……」

凛 (……ここで言わなきゃ一生言えない!言わなきゃ!)

凛「じゃあ聞いて……凛の海未ちゃんへの気持ちを」

海未「……はい」

海未 (ここまで真剣だということは何か問題点でもあったのでしょうか)ションボリ

凛「あ、あのね……凛は……」

海未「・・・・・」

凛「海未ちゃんのことが……す、好きです!」

海未「」

海未「・・・・・・・・・・・・え?」

海未「えええええええええええええええええええええええええ!!!!?????」

凛「海未ちゃん、腹式呼吸を使わなくてもいいんだよ?」

海未「あ、はい、ごめんなさい。……それでその、それってどういう意味ですか?」

凛「言葉通りの意味だよ」

海未「言葉通り……」

海未 (好き、というと普通は恋愛対象ということですが私達は女同士、
友情的意味合いと捉えるのが妥当ですが、凛は花陽のことをまるで恋人かのように
愛しているように見えます。つまり恋愛対象としてという意味で捉えられる可能性が!?
いやしかしその場合凛は花陽のことが好きということになりますしやはりここは)

海未「私も好きですよ、凛のこと」

凛「!ほ、ホントに!?」

海未「ええ、本当です。今日一日で、凛のことを大分知れた気がします」

凛「えへへ……ひくっ……あれっ、おかしいな……ぐすっ。
嬉しいのに涙が……えぐっ、止まんないよ……」ボロボロ

海未「!?(この反応……昔読んだ恋愛小説で!ま、まさか!)」

凛「あのね、海未ちゃん……ぐすっ、ひとつお願いがあるの」

海未「は、はい!なんでしょうか!?」

凛「キス……して欲しいな」

海未 (そっちかああああああああああああああああああああああああ!!!!!)

凛「なんて言ってみたりして……えへへ」モジモジ

海未 (これはいけません!これでもし「さっきの好きは友情の意です」
なんて言ったりしたら……凛が可哀想で仕方ありません!)

凛「だめ……だよね、ごめん」ウルウル

海未 (行くしかない!その顔を悲しませてはならない!行くんだ園田海未!!)

チュッ

凛「!」

海未「……ふふっ、私のちゃんとしたファーストキスです。
貰ったからには責任を取ってもらいますからね?」

凛「あっ、あっ……!」ウルウル

海未 (何アイドルスイッチ入れてるんですか私はああああああああああ!!!!!
確かに言ってみたいセリフではありましたが!)

凛「う、うん!よろしくね!」

海未「はい、よろしくお願いします!(もう後には引けませんね……)」

凛「ねー海未ちゃん」

海未「はい(き、キスの次はなんでしょうか……!ま、まさか!)」

凛「膝枕してー」

海未「お安い御用です(よかった)」

凛「えへへ」スリスリ

海未「あははは……」ナデナデ

海未 (これからどうしたものですかね……)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

凛「あっ、もうこんな時間!凛もう帰らなきゃ!」

海未「すみません、送ることはできませんが気をつけて」

凛「ううん。海未ちゃんこそお大事にね」

海未「それでは、また月曜」

凛「・・・ね、ねぇ海未ちゃん」

海未「はい?」

凛「さ、さよならのちゅーしてくれる?」

海未「(やめてください!そんな小動物のような目で私を見ないでください!)
ふふっ、仕方ありませんね」

チュッ

凛「……えへへっ、またね!」ガララッ

ピシャッ

海未「……本当に、これからどうしたものですかね」


終わり?

続きはまた今度
書き溜めはしないと思うが……さすがに疲れた

誰か書いてくれてもいいんだが?

何にせよ乙
お付き合いいただきありがとうございました

はやれうみりん、りんうみ、ぱなうみ、うみぱな

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年02月13日 (金) 23:18:27   ID: UW3t6gpv

和んだよ、凄く。
最後の下りめっちゃ笑ったぜ。

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom