アスカ「チルドレン七人は多すぎよ!!!」(276)

ミサト「またですか!?」

ゲンドウ「そうだ。彼が新しいエヴァのパイロットだ」

ケンスケ「どうもっす!!」キラキラ

ミサト「困ります!いくらなんでも多すぎます!!」

ゲンドウ「説明は以上だ。後は頼んだぞ。葛城一尉」

ミサト「ですが……司令!!」

ネルフ本部

マヤ「また新しいパイロットですが」

ミサト「全く!司令は一体何を考えてるのかしら!」

リツコ「エヴァの整備班が悲鳴を上げているわ」

リツコ「一体の整備だけでもかなり面倒なのに」

日向「初めは数が増えればそれだけ戦況が有利になると思っていたんですけどね」

マヤ「そうそう。使徒も一体ずつしか出現しないわけですし」

ミサト「エヴァには問題無いわ。問題があるのは子どもたちのほうよ……」

ミサト「リツコ。現在、我々が保有するエヴァとパイロットのリスト、もう一度教えてくれない?」

リツコ「いいわよ」

昨日だったかの続き?

いいんちょ「あぁー!相田も選ばれたんだぁ」
ケンスケ「えっ、いいんちょ!?」
トウジ「せや、委員長は六人目のパイロットやさかい」
ケンスケ「知らなかったよ…」
アスカ「人類の命運がかかってるのに三馬鹿が揃うなんて、上の連中はなに考えてるのよ」

リツコ「エヴァ零号機、搭乗者は綾波レイ」

リツコ「エヴァ初号機、搭乗者は碇シンジ」

リツコ「エヴァ弐号機、搭乗者は式波・アスカ・ラングレー」

リツコ「エヴァ参号機、搭乗者は鈴原トウジ」

リツコ「エヴァMARK6、搭乗者は渚カヲル」

リツコ「エヴァ8号機、搭乗者は真希波・マリ・イラストリアス」

リツコ「そして、今回新たなに配属されたエヴァとそのパイロットが」

リツコ「エヴァ7号機、搭乗者は相田ケンスケ」

リツコ「ふぅ、ざっとこんなものね」

ミサト「エヴァが六体と、パイロットが6人……」

>>8
寝落ちしたんだがや

ミサト「そこに相田くんが加わるなんて!!」ムキー

青葉「ヘタすれば第3新東京市が滅んでしまいますよ」

リツコ「作戦も慎重に考えなくては」

ミサト「六人であれだったんだもの……七人になるととんでもないわ……」ゾー

日向「あぁ……あの時ですか…」

数日前 

対ラミエル戦

ミサト「いい?相手の射撃の精度はかなりものよ?油断はしないでね」

リツコ「同時に射出される高エネルギーは最大でも1。ただし、射撃の間隔がかなりシビアよ」

リツコ「それを肝に銘じておくようにね」

アスカ「はいはい、ようは誰かが囮になってバシッと決めればいいんでしょ」

マリ「わくわくするね♪」

トウジ「わいは囮になんてならんぞ!!」

アスカ「囮なんてバカシンジに決まってるじゃない!」

シンジ「嫌だよ!なんで僕なんだよ!」

マリ「ひどいにゃ!濡れ衣にゃ!!」

アスカ「黙れ!コネメガネ!!全部あんたが悪いのよ!!」

ミサト「いいから出撃しなさい!!!!!」



ラミエル「」ファー

マリ「いたいた♪」

シンジ「結局、僕が囮なんだ……」

マヤ『目標、中心部から高エネルギー反応!』

ミサト『来るわよ!シンジくん!』

シンジ「ぎゃぁああああ!!」

日向『まずい!高エネルギー、初号機に命中!!』

アスカ「さすが!バカシンジ!ほら!今のうちに叩くわよ!」

シンジ「だれがぁあああ!!」

ミサト『ちっ!早く初号機を救出して!』

アスカ「ダメよ!このままビームを出させて置かないとコアが閉じちゃうじゃない!」

ミサト『何言ってるの!?人命救助が最優先でしょ!?』

カヲル「僕に任せて!」タッタッタッタ

マリ「させない!にゃー!」ドゴーン

カヲル「!?」

マリ「目標殲滅が最優先、でしょ?」

ミサト『ちょっと!本当にシンジくん、死んじゃうわよ!?』

マリ「エヴァはそんなに軟じゃないよーだ」

カヲル「邪魔しないでくれるかな!!」ガシッ

マリ「だめだめ~、仲間割れは良くない」

マヤ『8号機とMARK6が互いに攻撃し合っています!』

ミサト『マリ!!それにカヲルくん!!!いい加減にしなさい!!』


アスカ「チャ~ンス!」

トウジ「よっしゃ!これはわいがもろたで!!」

アスカ「ってこら!人の獲物に手をだすな!!」

ラミエル「」キャー

ピチュン ドーン

シンジ「みさとさぁああああんん!!アスカああぁああああああ!!」

トウジ「早いもんがちや!」

アスカ「んにゃろー!させるかぁああ!!」ドゴォ

トウジ「いったいなぁ!何すんねん!」

トウジ「よっしゃぁああ!!これはもらったわ!!」

アスカ「私の獲物だっちゅうぅぅのおおお!!!」

レイ「」カチッ ズキューン

トウジ アスカ「へ?」

ラミエル「」キャー

ドバシャーン

マヤ『零号機!目標の狙撃に成功!!』

青葉『使徒殲滅を確認!!』

ミサト「思い出しただけでもイライラする!!」

リツコ「使徒が攻撃したのはたったの2回。それも全て同じシンジくんの方向」

リツコ「普通なら被害は少なく済んだはずなのに」

ミサト「被害の大半があの馬鹿どもの喧嘩が原因なんて!」

ケンスケ「ねぇ!早く僕のエヴァ見せてよ!!」キラキラ

ミサト「あなたはちょっと黙ってて!!」

ミサト「これが、あなたの乗るエヴァ」

リツコ「エヴァンゲリオン正規実用型7号機よ」

ケンスケ「すごい!!すごすぎる!!これが僕のエヴァ!!」

ミサト「どう?かっこいいでしょ」

ケンスケ「早く乗ってみたいな!!」

リツコ「初めのシンジくんとは大違いね」

ミサト「ふふ、相田くんはロボ好きだから」

ミサト「さてと、改めて全パイロットを招集しますか」

リツコ「?」

ミサト「この間の反省文よ!今日が期日なの!」

リツコ「あぁ……保護監督役も大変ね」

ミサト「みんな、ちゃんと書いて来たでしょうね」

シンジ「まさか、同じ仲間に裏切られるなんて思いもしませんでしたよ……」

アスカ「バカシンジとエコヒイキだけ反省文免除なんて気に食わない!」

ミサト「この子たちは何も悪いことしてないんだから!当たり前でしょ!!」

ミサト「それより!さっさと反省文を出しなさない!!」

アスカ「ちっ!」

マリ「はいはーい♪」

トウジ「ちゃんと書いてきたで」

カヲル「はい、どうぞ」

ミサト「はい、じゃぁ今から読みまーす」

アスカ マリ トウジ「」ビクッ

カヲル「どうぞ」

アスカ「異議あり」

ミサト「何かしら」

アスカ「どうして、全員の前で読む必要があるのよ!」

ミサト「互いに反省しているのか確かめ合うためよ」

ミサト「他のパイロットの反省を聞いて、そういえばここは自分が悪かったなぁとか」

ミサト「あぁ、こういうこと考えてたのかぁとか、色々知って考えて欲しいのよ」

ミサト「じゃぁ、アスカから」

アスカ「うぅ……」

ミサト「バカシンジがどうなろうと私には関係ない。私の邪魔をした鈴原が悪い」

ミサト「そもそも、私が反省することなんてないし、私に否なんてない」

ミサト「唯一、私が悔やむことがあるとするならそれはエコヒイキにさき越されたこと」

ミサト「もっと、強く、素早く使徒を倒したいです。あすか」

ミサト「な、なにこれ……」プルプル

アスカ「な、何よ……そのままよ」

ミサト「反省すべき点があるから!!反省文を書いてこいって言ったのよ!!」

ミサト「どうしてそれが理解できないのよ!!あなたはドイツで日本語の何をならったのよ!!」

ミサト「反省文書く前に日本語の読解練習でもしてきなさい!!!」

アスカ「……」ショボーン

トウジ「あほや、こいつ」

カヲル「見苦しいね」

マリ「姫!どんまい!」

ミサト「じゃあ、次は…鈴原君……」

ミサト「とても、悪いことをしたと思いました。今後は人様に迷惑をかけないようにします。」

ミサト「反省しています。とうじ」

ミサト「……」プルプル

トウジ「どうや!!」

ミサト「短い!!短すぎるし何を反省しているのか全くわからない!!

ミサト「小学生でももう少し上手く書くわよ!」

トウジ「……」ショボーン

アスカ「小学生どころか猿でもあんたよりマシな文書くわよ」

カヲル「僕は君の悔やむ気持ち伝わったよ」ニコッ

マリ「どんまいどんまい!」

ミサト「あぁもう!次はマリ!」

マリ「自信作だにゃ!」

ミサト「わんこ君、ごめんね。嫌いにならないでね。私も好きで君を無視したわけじゃないんだよ」

ミサト「任務だから仕方がなかったんだよ。全ては子供に戦わせる大人たちが悪いんだよ」

ミサト「さらに言えばあんなにも痛いビームを発射する立法型の使徒が悪いんだよ」

ミサト「わんこ君、ごめんね。まり」

ミサト「……おい」プルプル

マリ「どうだったにゃ?どうだったにゃ?」ワクワク

ミサト「別に、乗りたくなかったらのらなくてもいいけど。こちとら、あなたがいなくても後六人も」

ミサト「パイロットがいるんだから」

マリ「うそにゃ!!乗せて欲しいにゃー!」

ミサト「だったら!他人や使徒のせいにしない!!」

マリ「……」ショボーン

アスカ「ばーか」

カヲル「君の文、詩みたいで僕は好感もてたよ」

ミサト「それでは、最後にカヲルくん」

カヲル「はい」

ミサト「初号機およびその搭乗者を救出すべく行動した結果、使徒殲滅と人命救助の」

ミサト「優先順位の相違により8号機パイロットと衝突」

ミサト「武力行使でこちらの意見を主張したものの相手を煽り被害を大きくする結果となってしまった。」

ミサト「速やかに話し合いの場を設けこちらの意見を言葉で主張すべきであったと思い」

ミサト「深く反省しています。かをる」

ミサト「うんうん!さすがはカヲルくん!!」

ミサト「例え一刻の猶予もない状況下であったとしても」

ミサト「あなた達は仲間なんだから、ちゃんと言葉で解り合おうとしなくちゃいけない」

カヲル「そうだね。僕はどうやら、シンジくんのことで頭がいっぱいだったようだよ」

カヲル「8号機のパイロットだって助けあうべき同じ仲間なのにね」

ミサト「みんな!カヲルくんを見習いないさよ!」

アスカ「けっ!」

トウジ「なんや、難しいてようわからんかったわ」

マリ「やっぱり、あたしの反省文が一番!」

ミサト「どいつもこいつも……」

アスカ「出来が悪くても書いのは書いたんだから帰らせてもらうわ」

ミサト「ちょっと待って」

アスカ「何よ。再提出なんて言われてももう書かないから」

ミサト「あなた達を招集したのにはもうひとつ理由があるの」

アスカ「?」

ミサト「入ってきていいわよ」

ガチャリッ

ケンスケ「どうもー!」

ミサト「紹介するわ。新しいエヴァのパイロットの相田ケンスケくんよ」

ミサト「もうみんな知ってるわよね?」

全員「はぁああああああ!?」

ごはんたべてきます

トウジ「ケンスケまでパイロットになってしもたんかいな!!」

アスカ「いくらなんでも七人は多すぎよ!!」

マリ「そのメガネくんはいらないよ」

カヲル「仲間が増えるっていいことだとおもうんだけどね」

シンジ「ミサトさん!どういうことなんですか!?これ!」

ミサト「上の命令なんだからしかたがないでしょ!!」

ミサト「それに同時に展開されるエヴァが多い方が使徒を撃退するのに有利になるでしょ!」

トウジ「そんなわけないやろ!前の時なんかひどいもんやったやないかい!」

アスカ「そうよ!!これ以上、競争相手が増えるなんてごめんよ!!」

ミサト「静かにしなさい!!!」

全員「」ビクッ

ミサト「どうして、数が増えれば増えるほど作戦がうまくいかないのかわかる?」

アスカ「足でまといになるからよ!」

トウジ「あほみたいに出しゃばらるやつがおるからや!」

マリ「わかんない!」

ミサト「ちがうちがう!!全部違う!」

ミサト「あなた達に協調性が全くないからよ!」

ミサト「どうして、協力し合おうとしないのよ!」

ミサト「これから、相田くんも含めて模擬戦闘を行うから」

ミサト「ちゃんと打ち合わせの時間はこちらで用意する。だから、みんなで話し合って」

ミサト「作戦を立てるのよ?いいわね!」

ミサト「大切なのは仲間も信じること!チームワーク!!以上!」

バタン!!

シーン

トウジ「なんや、今日はえらい機嫌わるいなぁ」

ケンスケ「模擬戦闘か!!楽しみだな!!」ワクワク

シンジ「それより、打ち合わせを始めようよ」

カヲル「そうだね。一度皆で、ちゃんと話し合おう」

リツコ「どうだった?反省文は」

ミサト「もう最悪よ……。あぁ疲れた」

マヤ「なんだか、学校の先生みたいですね」

リツコ「確かに、案外ミサトは教師にむいてるのかも」フフ

ミサト「向いてなんかないわ。私の言いたいこと何一つ伝わってないみたいだし」

リツコ「何事も根気がたいせつよ。あきらめずにあの子たちをサポートし続ければ」

リツコ「きっと、わかってくれるはずだわ」

ミサト「……そう?」

リツコ「で、子どもたちは今、何してるの?」

ミサト「予定では話し合いをしてるところだと思うんだけど……大丈夫かしら」


ケンスケ「これより!模擬戦闘の作戦会議をはじめます!!!」

アスカ「どうして、新入りが仕切ってんのよ!」

シンジ「まぁまぁ……」

ケンスケ「まずは、簡単に模擬戦闘の内容を改めて確認しまーす」

カヲル「それは僕に任せて」

カヲル「今回の戦闘終了条件は使徒殲滅。これはいつもと変わりないね」

カヲル「ただし、使徒の数は一体。いつもなら複数の目標を相手にしてたからここが大きな違いかな」

レイ「目標はこれまでの相手とは違い耐久力が高く設定してあり遠近両方の戦闘に長けている」

マリ「つまり、最強ってことなのね」

アスカ「ふん!どうだか」

カヲル「まさに僕達のチームワークが試される模擬戦闘ってことだね」

没脚本ではレイとの会話もあったらしい

トウジ「で、わいらはなにすりゃええんや?」

ケンスケ「相手のを包囲してローテーションで攻撃していくのはどう?」

マリ「相手を錯乱させて攻撃の隙を作らないようにするってことか」

シンジ「でも、攻撃するタイミングがわからないよ」

カヲル「一定の間隔で攻撃しても相手にこちらの動きを読まれてしまうからね」

トウジ「じゃぁ、どないせぇっちゅうねん!」

カヲル「こればっかりはね。互いにいきを合わせるしかないよ」

シンジ「とにかくこの作戦でいってみようよ!」

アスカ「ふん!」

ミサト『みんな、準備はいいわね』

シンジ「そういえば攻撃していく順番はどうするの?」

ケンスケ「順場に攻撃したら、次に攻撃してくるのは誰か相手に予測されちゃうだろ?」

シンジ「うまくいくのかな……」

カヲル「大丈夫。互いを信じ合えばなんとかなるさ」ニコッ

ミサト『それでは、模擬戦闘を開始します!』

アスカ「行くわよ!!」

ヒカリも乗せようぜ

使徒「」キュピーン ドゴォォォ!!

マリ「うひゃぁ、早速撃ってきたよ」

ケンスケ「今だ!!散開して目標を囲むんだ!!」

ダダッダッダッダッダッダ

トウジ「ほなわしから行かせてもらうで!」

ガキンッ!!

トウジ「ひえ!かたい!!」

マリ「そーれ!!つぎはあ、た、し!!!」

ガキンガキンッ!!

アスカ「てりゃぁあああああ!!」

ドゴーン

ミサト「すごい……」

リツコ「相手を包囲して休むことなく連続して攻撃していく。やるじゃない」

青葉「目標の体力が徐々に削られています!」

日向「相手に隙を与えずにここまでダメージを蓄積させるなんて、すごいな……」


カヲル「さぁ!今度は僕の番だ!」

シュンッ!! ガキンッ


シンジ(早く……早く僕も攻撃しなくちゃ!!)

シンジ「よし!!」

アスカ「そりゃぁああ!!!」

ドンッ

シンジ アスカ「いたっ!!」

マヤ「初号機と弐号機が衝突!!」

リツコ「……」

シンジ「ちょっと!アスカ!!次は僕が攻撃しようとしてたのに!」

シンジ「邪魔しないでよ!!」

アスカ「あんたが私の邪魔をしたんでしょうが!!」

シンジ「邪魔したのはアスカのほうだ!!」

トウジ「なにしとんねん……あの二人」

カヲル「二人に構わず攻撃を続けるんだ!!」


シンジ「もう!!アスカのせいで作戦が台無しだよ!!」

アスカ「それはこっちのセリフだっちゅぅぅのぉ!!!」ガキンッ

シンジ「マゴロクソード!!」シュンッ!!

アスカ「リーチが長けりゃいいてもんじゃないのよ!バカシンジィィイイ!!」


青葉「初号機と弐号機が戦闘を開始!」

ミサト「あの馬鹿……」

ぼくがかんがえた7号機

シンジ「もう!!」シュンッ!!

アスカ「隙あり!!」

ガキンッ!!

シンジ「しまった!!僕のソードが!!」

シュルシュル

レイ「いきます!」

グサッ

レイ「きゃっ!」ドテッ

トウジ「ちょっ!!そんなところで止まんなや!!」ガツッ

トウジ「ひゃぁ!」ドテッ

ケンスケ「トウジ!!それに綾波!」

カヲル「三人で陣形を立て直すんだ!!」

マリ「まったく世話のかかる子供だにゃ!」

シンジ「綾波!!」

レイ「」ギロッ

レイ「目標殲滅の邪魔はさせない!」タッタッタ

ガシッ

シンジ「な、なにすんだよ!綾波!」

レイ「碇くんが私達を裏切って攻撃してきた。残りの三人のじゃまはさせない!」

アスカ「ちょうどいいわ!!二人共私が潰す!!」

トウジ「ええかげんにせんかい!!」ドスッ

アスカ「きゃっ!!」

ドーン

アスカ「あぁあああ!!もう!!怒った!!!」

作戦終了後

ミサト「どうして、招集をかけたのかわかるわね?」

全員「……」

ミサト「マリ、カヲルくん、相田くん。あなた達は目標殲滅のためによくがんばったわ」

ミサト「問題は……そこの4人!!」

アスカ「……」

シンジ「……」

レイ「はい」

トウジ「……」

ミサト「これが実践だったらあなた達は皆、死んでたかもしれないのよ」

シンジ「だって、アスカが……」

アスカ「このバカシンジが……」

ミサト「失敗したのならそれをフォローしあうのが仲間でしょ?」

ミサト「どうして喧嘩ばかりするのよ!!」

四人「……」

ミサト「もうあなた達に言うことはありません」クルッ

スタスタ

シンジ「ミサトさん!」

アスカ「ふん!」

匿名艦長(43)の日常会話

リツコ(43)「ヴンダー、言ってごらんなさいミ○ト」
艦長(43)「ブンダー」

サクラ(20代前半)「艦長!ヴィレですよ!ヴィレ!ヴ・ィ・レ」
艦長(43)「ビレー」

アスカ(28歳人外)「エバーじゃなくてエヴァって言ってるじゃないっ!」
艦長(43)「エバー」

ミサト「司令、お話があります」

ゲンドウ「なんだ、葛城一尉」

ミサト「現在、我々ネルフは7体のエヴァとそのパイロット保有しています」

ゲンドウ「それがどうしたと言うのだ」

ミサト「いくらなんでも多すぎます!エヴァによる被害が使徒による被害を大きく上回っています」

ミサト「7体のエヴァを展開する作戦そのものにも問題があります」

ミサト「パイロットとエヴァの削減をお願いします。早急に!!」

ゲンドウ「作戦の支障はエヴァではなくパイロットにあると聞いたが?」

ミサト「その通りです」

ゲンドウ「パイロットの管理は全て葛城一尉に任せているはずだが?」

ミサト「最善は尽くしました。それを踏まえてのお願いなのです」

冬月「君の力不足と言うわけではないのかね?」

ミサト「そんなことはありません!!」

ゲンドウ「そうか、なら検討しよう」

ミサト「ありがとうございます」

スタスタ

冬月「葛城一尉の行動も予定通りだな」

ゲンドウ「あぁ、全てはシナリオ通りに進んでいる問題ない」

その夜

ミサト宅

ミサト(司令、ちゃんと考えてくれているのかしら)

アスカ「バカシンジ、ちゃんねる」

シンジ「いやだよ。僕が今見てるのに」

アスカ「いいからかしなさいよ!」

ミサト「はぁ……」

シンジ「はっはっはっは」

アスカ「この芸人、安定しておもしろい、ぷっふ」

アスカ「はぁあ、笑いすぎた」

シンジ「アイス食べよう」

アスカ「あたしも」

シンジ「はい、ちょこ」

アスカ「さんきゅー」

アスカ シンジ「」パクパク

ミサト(家では仲良しさんなのに……)

学校

アスカ「あ~あ、早く使徒こないかなぁ」

シンジ「やめなよ。冗談でもそういうことは言わない方がいいよ」

アスカ「ふん、足手まといは黙ってなさい」

トウジ「せやけど、このままでええんやろか」

ケンスケ「この間の模擬も結局負けちゃったしね」

マリ「なんとかなるんじゃないの~♪」

カヲル「それはどうだろうね……」

シンジ「どうしたの?カヲルくん……なんか、暗いよ?」

カヲル「次にくる使徒に僕たちは負けるかもしれない」

アスカ「どうしてよ!そうとうは限らないでしょ?」

カヲル「僕にはわかるんだよ。彼の心の壁は最も強い」

アスカ「どんだけ、頑丈でも勝つしかないでしょ!弱虫!」

ケンスケ「負けたらどうなるんだろ……」

カヲル「選ばれなかった生命は滅びるしかないんだよ」

マリ「サードインパクト……」

全員「……」

ヒカリ「どうしたの?みんなして教室の後ろで固まっちゃって」

トウジ「安心しろ!委員長!わいが守ったる!!」

ヒカリ「え?えぇえ?/////」

ケンスケ「い、嫌!なんでもないよ!」アセアセ

ヒカリ「どうせ、またエヴァの話してたんでしょ!」

シンジ「う、うん……」

トウジ「こうしちゃいられん!練習や!!」

アスカ「なんの練習するのよ!?馬鹿じゃないの」

シンジ「チームワークを高める練習とか?」

アスカ「だから、何するのよ!」

マリ「はいはーい!ノックでしょ!千本ノック!」

トウジ「お!それはええの!」

アスカ「却下!!ただの遊びじゃない!」

カヲル「僕は賛成かな」

アスカ「はぁあ?」

カヲル「みんなで何かをするなんて楽しそうじゃないか」ニコッ

アスカ「楽しんでる場合じゃないのよ!」

マリ「夕日をバックに少年少女がひたすらにボールを追う!!いい!いい!!」

アスカ「黙れ!コネメガネ!」

シンジ「カヲルくんが賛成するなんて意外だなぁ」

カヲル「そうかい?ノックでもなんでもいいのさ」

カヲル「みんながひとつになって何かを成し遂げることが重要なんだよ」

シンジ「カヲルくん//そうだね!カヲルくんの言うとおりだよ!」

トウジ「よっしゃ!!放課後、河川敷のグランドに集合や!」

ケンスケ「野球部からボールとか色々くすねてくるよ!」

アスカ「もう!なんでこうなるのよ!」

シンジ「綾波」

レイ「何?」

シンジ「綾波もくるよね?」

レイ「えぇ」


ヒカリ「なんだか、楽しそうだなぁ……」シュンッ

放課後 グランド


マリ「ほーら!いくわよ!!」カキーン

カヲル「セカンド!」

トウジ「な、なんや!どう見てもセカンドちゃうやないか!」

アスカ「セカンドって私の事!よっと!」バシッ

トウジ「まぎらわしいやっちゃ!!」

マリ「どんどんいくよー!」カキーン

ケンスケ「碇!」

シンジ「おっとっと」ヨロッ

マリ「抜けたにゃー!」

カヲル「大丈夫!」ガシッ

ケンスケ「ないす!」

アスカ「コネメガネ!そろそろ!交代!」

マリ「あと、3本!」

アスカ「いやよ!こうたい!!」

レイ「碇君、楽しそう」

シンジ「え?そうかな?」

レイ「にこにこしてる」

シンジ「なんだか、みんなでこうしてノックしてるのが新鮮で」

シンジ「なんだろうな。この気持ちわかんないや」ニコッ

レイ「ぽかぽかするの?」

シンジ「ぽかぽか?そうかな、ポカポカしてるのかも」

レイ「そう」

夜 ミサト宅

ミサト「ちょっ!何!?二人共!ドロドロじゃない!」

シンジ アスカ「えへへ」

ミサト「早く着替えて!風呂もわかしてあるから!」

アスカ「おっさき~」

シンジ「あ!ずるいよ!アスカ!僕だって早くシャワー浴びたいのに!」

アスカ「なら、一緒に入る?」

ミサト「アスカ!!」

アスカ「冗談よ!どうして、スケベシンジと一緒に入るなんてありえないわよ!」

レイ宅

レイ「碇くんがポカポカしてた」

レイ「仲間、使徒殲滅のチーム」

レイ「チームワーク、使徒に勝つために必要なもの」

レイ「それだけ?わからない」

レイ「でも、碇くんはポカポカしてた」

レイ「……」

次の日

ミサト「今日も模擬戦闘するわよ」

アスカ「どんとこい!」

トウジ「やったるで!」

ミサト「また、打ち合わせの時間はあげるから有効に使ってね」

ゲンドウ「その必要はない」

ミサト「司令!?」

シンジ「と、父さん?」

あとヒカリとマナで野球チームが作れるな

ミサト「ど、どういうことですか!?」

ゲンドウ「パイロットとエヴァを減らす」

アスカ「はぁああ!?何を今更!!」

ゲンドウ「明日、パイロットは皆エヴァに搭乗し戦闘を行ってもらう」

カヲル「……相手は?」

ゲンドウ「君たち自身だ」

全員「!?」

ゲンドウ「エヴァ同士の闘いに勝ったものだけが引き続きパイロットとしてこのネルフに残ってもらう」

ゲンドウ「負けたものはここから出ていってもらう」

ゲンドウ「説明は以上だ」

ミサト「他に方法はないんですか!?司令!」

ゲンドウ「不要になったエヴァとパイロットの両方を始末できる」

ゲンドウ「こちらにとっては好都合だ」

ミサト「ですが!!」

ゲンドウ「最善は尽くしたのだろう?葛城一尉」

ミサト「……」

ゲンドウ「では、各自明日に備えておけ」

スタスタ

ケンスケ「せっかく、うまくいきそうだったのに……」

トウジ「昨日のノックはなんやったんや……」

シンジ「できるわけないよ……。みんなを傷つけてまでエヴァになんか乗りたくないよ!」

アスカ「絶対……かつ」

マリ「エヴァに乗れなくなるのだけはごめんだにゃ」

シンジ「みんな……」

トウジ「わいは帰る。言っとくけど棄権する気も負ける気もあらへんからな」

トウジ「お前らなんかに任せて、また妹が怪我されたら困るからな」スタスタ

ケンスケ「ちょっと!待ってよ!」

レイ「私は……エヴァの中でしか生きられないから」スタスタ

シンジ「綾波!!」

アスカ「あぁあ!昨日は無駄な時間を過ごしちゃったわ!」スタスタ

マリ「帰るにゃ」

シンジ「みんな!待ってよ!!」ウルウル

冬月「これでいいのか?碇」

ゲンドウ「問題ない」

冬月「最悪の場合はどうするつもりなのだ?」

ゲンドウ「最悪の場合など起きやしない」

冬月「運命を仕組まれた子供たち……か」

冬月「残酷だな……」



アスカ「エヴァに乗れない私なんて……」グスッ

アスカ「エヴァに乗るためならなんだってする……」

アスカ「バカシンジ……」

アスカ「なんだってするんだから……」


シンジ「……」

シンジ「父さんはやっぱり何もわかってなかったんだ」

シンジ「みんながひとつになろうとしてた。みんなといるのが心地よかった」

シンジ「でも、全部崩れてしまった。結局、みんなは自分勝手だったんだ」

シンジ「それでも、止めないと……」

次の日

ミサト「みんな……準備はいいわね」

ゲンドウ「エヴァ、全機を発進させろ」

シンジ(絶対に止めてやる!こんなのおかしい!)

アスカ(絶対に勝つ!!私にはそれしかないんだから!!)

マリ(ゾクゾクするな♪昨日の友は今日の敵なーんて♪)

カヲル(シンジくん。なんとしても君だけは救って見せるよ)

トウジ(わいが…ワイがみんなを守らなあかんねや!ほかのやつに任せれるか!)

ケンスケ(念願のエヴァに乗れたんだ!このチャンスを逃すわけにはいかないよ!!)

ミサト「エヴァンゲリオン!全機!発進!」

レイ「私はエヴァの中でしか生きられない」

レイ「だけど!碇くんにはポカポカしてもらいたいから!!」ダッダッダッダ

アスカ「エコヒイキ!!!!」ドゴーン!!

レイ「きゃぁ!!」

アスカ「最初の脱落者はあんたよ!!!」

シンジ「綾波!アスカ!やめてよ!!」

アスカ「ちっ!ほんとにバカね!!」ガギンッ

シンジ「くっ!」シュンッ

アスカ「バカシンジのくせに!!!」

マリ「すきあり~わんこくん♪」

マリ「照準がっち!」

カヲル「」ドゴォォォ!!

マリ「うわっ!!な、なに!?」

カヲル「」ドスンドスンドスン!!

マリ「やばい!やばいって!」

マリ「ATフィールド!前回!」ドガシャーン

シュウウ

マリ「やったにゃ!」

カヲル「」ダダッダッダッダッダ

マリ「なっ!」

ズキャーン

マリ「きゃぁあ!」

トウジ「悪いな!ケンスケ!」ギギギギ

ケンスケ「なんだよ?まだ負けてなよ?」ギギギギギ

マヤ「み、見てられない……」シクシク

ミサト「……」

リツコ「エヴァ同士を戦わせるなんて……」

シンジ「みんなやめてよ!!!仲間じゃないか!!!」

カヲル「」シュンッ

アスカ「きゃぁあ!!な、なによ!こいつ!」

シンジ「カヲルくん!」

カヲル「君だけは誰にも傷つけさせないからね」

シンジ「違うんだよ!カヲルくん!僕は誰にも傷ついてほしくないんだ!!」

シンジ「初めて……初めて思ったんだ。他人といるのがこんなにも心地いいんだって」

シンジ「だから!!」

アスカ「どぉぉおりゃぁああああ!!!」

カヲル「ATフィールド全開」

ドッ ギギギギギギギギ

アスカ「くっ!硬い!!」

カヲル「諦めるんだ。君は僕に勝てない」

アスカ「んにゃろぉぉおお!!」

シンジ「もうやめてよぉ!!」

青葉「見確認物体接近!?」

日向「パターン青!!使徒です!」

ミサト「なんですって!!」

ミサト「司令!」

ゲンドウ「」ニヤリッ

ゲンドウ「総員、第一種戦闘配置だ」

ミサト「で、では!」

ゲンドウ「各パイロットにも伝えろ」

マヤ「了解です!」

青葉「目標!主モニターに写します!」

冬月「最強の拒絶タイプか」

ゲンドウ「あぁ」

冬月「さて、子供たちはどう乗り切るのか」

ゲンドウ「心配は無用だ」

冬月「今の彼らに敵う使徒などいない、か」

青葉「目標、駒ケ岳防衛戦突破!!」

ゼルエル「」ピチュンッ

ドゴォォォ!!

日向「18枚の特殊装甲を一瞬に……」

ミサト「子どもたちは!?なにしてるの!?」

シンジ「あれが、最強の使徒…」

カヲル「時が来たね」

マリ「いたた…勝負はお預けかぁ」

アスカ「久しぶりの使徒。今度こそ私の手で!」

ゼルエル「」ピチュン

レイ「くる!」

ケンスケ「散開して!!」

トウジ「さっきまでやりあってたのに……なんか、変な気分やなぁ」

ケンスケ「ほら!鈴原!ライフル!」シュンッ

トウジ「お!悪いな!!」

トウジ「いくでぇええ!!」ドドドドドドドドド

ケンスケ「ATフィールドが強すぎる!!!」ドドドドド

マリ「直接中和させるしかないわ!!」タッタッタッタッタ

レイ「くっ!」タッタッタッタッタッタ

ゼルエル「」ピチュンッ

ドゴォオ!!

シンジ「綾波!」

レイ「うっ……はっ!」

アスカ「ほら、立ちなさいよ!エコヒイキ!アンタのせいで私の盾が台無しよ!」

シンジ「アスカ…」

ビリリリリリ!!

マリ「くっそ!!やっぱりATフィールドつよすぎ!」

トウジ「なんやねんなぁもう!!」

ゼルエル「」シュンッ!!

ザクッ

ケンスケ「うわっ!!」

トウジ「いったぁああ!」

シンジ「みんな!!」

カヲル「さぁ!行くよ!!」

カヲル「ATフィールド全開!!」

ギリリリリリリリリリ!!!

カヲル「僕達で突破口を開くんだ!」

トウジ「はぁはぁ……うおりゃぁああ!!」

ケンスケ「こんんのぉおおお!!」

カヲル「くっ……頑張るんだ……後少し!」

レイ「碇くんにポカポカしてもらいたいから!!」

アスカ「これでどうだぁあああ!!」ガキンッ

ピシッ

マリ「後、一枚!!!!」

トウジ「せんせ!!!今や!」

ケンスケ「碇!!!」

カヲル「シンジくん!!」

マリ「わんこ君の出番ニャァ!」

レイ「碇君!!!」

アスカ「バァカシンジィィイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!」

シンジ「ミサトさん!」

ミサト「マゴロク装備射出!!!」

シュンッ!!!

シンジ「」ガシッ

シンジ「」タッタッタッタッタッタ

シンジ「うわぁあああああああああ!!!!!!!!!」

グサアッ!!!!ギギギギギギギギギ

冬月「買ったな」

ゲンドウ「あぁ」

シンジ「うわぁあああああああ!!!」

ギギギギギギギギ

ピシッ

ゼルエル「!!!」

ドゴォォォォォォォオオオン!!

日向「目標……殲滅」

リツコ「す、すごい……」

ミサト「やるじゃない……やればできるんじゃない、あの子たち」


冬月「共に乗り越えていくものが多ければ多いほど絆というものは深まる」

ゲンドウ「心の壁を持った我々だからこそ、その存在を認知することができる」

冬月「親ばかだな碇」

ゲンドウ「これでいいんだな。ユイ……」

シンジ「最強の使徒に……勝ったんだ」

アスカ「あぁあ、バカシンジにいいところ全部もってかれちゃった」

レイ「弐号機の人」

アスカ「な、なによ」

レイ「ありがと」

アスカ「は、はぁあ?な、仲間だから当然のことをしたまでよ!///」

マリ「お腹すいたにゃぁ」

ケンスケ「よかったね。鈴原」

トウジ「なんとか学校潰れんですんだわ」

ミサト「みんな!!お疲れ様!」

シンジ「あ、あの…パイロットの件…どうなったんですか?」

全員「……」

ミサト「大丈夫!みんなはこれからもエヴァのパイロットよ!」

シンジ「やったぁ!!」

カヲル「よかったね。シンジくん」

マリ「お腹すいたにゃぁ」

ミサト「そうねぇ、じゃぁ頑張ったご褒美にどっかパーっと食べに行きますか!」

トウジ「よっしゃ!タダ飯や!」

ケンスケ「何食べようかな!!」

アスカ「ステーキ!」

レイ「なんでもいい」

>>262
アスカ「ステーキ!」

レイ「私行かない…肉…嫌いだもの」

だろ!!

数日後

ミサト「紹介するわ。新しいパイロットの」

ヒカリ「洞木ヒカリでーす!!」ヒョコッ

シンジ「へ?」

トウジ「いいんちょ……」

アスカ「え?え?」

カヲル「また、仲間が増えるのか。素敵なことだね」クスッ

全員「えええええええええええええ!?」



おわり

>>264
え~だってあんな人数で
ラーメンの屋台なんて無理なんだもん(´・ω・`)

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