京太郎「頼む和、咲を止めてくれ」

和「へ？」

咲「和ちゃん止めないで、私はどうしても京ちゃんに協力して貰わないといけないの！」

和「何なんですかいったい」

咲「私の作品を完成させるためには京ちゃんにオ……自慰を見せて貰わないといけないの///」

和「は？」

和「咲さん…」

咲「和ちゃんそんな目で見ないでよ」

和「だいたい作品ってなんなんですか？」

咲「小説だよ。その主人公がするシーンにリアリティを持たせるためにどうしても見たいの！言っておくけどいかがわしい小説じゃないからね」

和「……」

咲「和ちゃん？」

和「…分かりました。私がじ、自慰を見せます///」

咲「和ちゃん何言ってるの？」

和「心配しないでください私は大丈夫ですから」

咲「……和ちゃんごめんね。主人公は男なんだ」

和「…だったら主人公を女性にしましょう」

咲「それは無理だよ主人公は男じゃないとダメだもん」

和「じゃあ作品はどうなるんですか？」

咲「京ちゃんが見せてくれればなあ」

京太郎「嫌だよ」

咲「いつもより気持ちいいかもしれないよ」

京太郎「俺は変態じゃない！いい加減あきらめてくれ」

咲「嫌だよ文学少女として作品の完成を諦める訳にはいかないよ」

京太郎「こんなところで文学少女アピールするな！」

咲「和ちゃんは見せてくれるって言ったよ」

京太郎「俺は嫌だ」

咲「和ちゃんのを見ながらなら？」

京太郎「おい何言ってんだよ」

咲「今ちょっと良いかもって思ったでしょ？」

京太郎「そ、そんな訳ないだろ」

和「私も嫌ですよそれは」

咲「えー」

咲「自慰ぐらい見せてよ！私は京ちゃんの自慰が見たいの！だから自慰を見せてよ！自慰！自慰！自慰！」

和「お、落ち着いてください」

ガチャ

咲「京ちゃん諦めて自慰してよ！…あ」

咲「…」
久「…」
まこ「…」
優希「…」
京太郎「…」
和「…」

久「…つまり咲の書いてる小説のために須賀君の協力がどうしても必要なのね」

咲「そうです。部長からも見せるように言ってくださいよ」

和「こんなことやめさせるべきですよ」

久「咲…最近は便利な世の中になったのよ」

咲「え、どういう事ですか？」

久「この動画を見なさい」

咲「こ、これは！！」

咲「男の人が自慰をしてる///」

和「ちょっ！咲さんに何てもの見せてるんですか」

優希「部長…何でそんな動画を…」

久「検索したら出て来たのよ。こんな動画持ってる訳ないでしょ」

咲「部長ありがとうございます」

久「礼には及ばないわ」

咲「でも…これじゃ足りません」

久「えっ！？」

咲「この動画だけでは男の人の自慰を完全に理解するのは不可能です。もっと無いんですか？」

久「え、えーと…」

まこ「別の動画を見せてやればええじゃろ」

咲「ビデオとか無いんですか？じっくり観察したいんですけど」

優希「咲ちゃん…」

久「通販で買うしかないわね」

和「売ってるんですね…」

咲「通販ですか…」

和「そういえば咲さんはパソコンとかを持ってないので通販出来ないですよね？」

久「じゃあ和が代わりに注文してあげなさいよ」

和「え…嫌ですよ！そんな物頼んで親に見つかったらどうするんですか？」

久「私だって嫌よ」

まこ「わしも困る」

優希「私も」

久「じゃあ頼んだわよ須賀君」

京太郎「えっ」

和「須賀君が見せないのが悪いんですから当然です」

咲「京ちゃん」

京太郎「……分かったよ好きなだけ注文してくれ」

咲「うん、ありがとう」

和「良かったですね」

久「これで一件落着ね」

まこ「これでひと安心じゃな」

優希「咲ちゃん小説頑張るじぇ」

咲「みんなのためにも頑張ります」

後日

咲「みんなの協力のおかげで無事小説を完成させることが出来ました。ありがとうございます」

優希「咲ちゃんおめでとうだじぇ」

和「おめでとうございます」

久「協力したかいがあったわね」

まこ「良かったのう」

京太郎「もうあんなことはやめてくれよな。家族に見つかるんじゃないか冷や冷やしながら生活してたんだからな」

咲「京ちゃんごめんね」

京太郎「咲…分かってくれれば良いんだよ」

咲「私…調子に乗ってた…ビデオで見ただけで分かった気になって」

京太郎「ん？」

咲「やっぱり実物で色々調べないとダメだよね京ちゃん」

京太郎「もう勘弁してくれ…さっきも言ったけど最近は生きた心地がしなかったんだぞ…もう俺を解放してくれよ」

咲「京ちゃん…大丈夫怖くないよ」

京太郎「こええよ！」