ミサト「シンジ君、アスカと二人きりだけど変な事しちゃだめよん♪」

シンジ『し、しませんよ、そんな事！』

ミサト「そんな事ってどんな事かな～？」

シンジ『へ、変な事って言ったのミサトさんじゃないですか！』

ミサト「ごめん、ちょっち忙しくなるから切るわね、それじゃ」ガチャ

マヤ「煽るだけ煽ってガチャ切りですか」

リツコ「対象を揺さぶるには効果的なのよ」


シンジ『ま、まったくミサトさんは……』

アスカ『なに？ミサトから電話？』

シンジ『あっアスカ……』


ミサト「さぁどう出るかしらね……」

シンジ「ミサトさん仕事で帰りが遅くなるって……」

アスカ「ふーん」

―――
マヤ「敢えて朝までとは言わないようですね」

リツコ「変にギクシャクしないようにとの作戦ね。シンジ君やるわね」

―――
アスカ「ふーん、遅くなる……ね」

シンジ「う、うん」

アスカ「……」

アスカ「じゃあそれまで……二人きり……か」

シンジ「えっ」

―――
ミサトリツコマヤ「えっ」

シンジ「なっ……！？」

―――
マヤ「シンジ君、心拍数上昇！」

リツコ「まずいわね」

ミサト「まだこの程度ならシンジ君は大丈夫よ」

―――
アスカ「ふんっ、なにキョドってんのよ」

シンジ「べ、別にキョドってなんかっ！」

アスカ「二人だからって変な事考えないでよねバカシンジ！」
ガチャ
―――
マヤ「対象がリビングから出て行きました、シンジ君の心拍数も落ち着いていきます」

ミサト「ほらね」

リツコ「いえ、まずいのは……」

―――
アスカ「……あいつと……二人きり……」
―――
マヤ「アスカの心拍数が！」

ミサト「なんて事……」

マヤ「あれからアスカは自室から出てきませんね」

ミサト「ゲームをした後は携帯を眺めているだけね」

リツコ「シンジ君は？」

マヤ「台所です」

ミサト「夕食の準備ね、このあと夕食時に必ず接触するわ」

リツコ「そうね」

トルル……

ミサトリツコマヤ「！」

ミサト「電話？」

マヤ「アスカからです！」

リツコ「まずいわ、電源をカットして！早く！」

―――
アスカ「ミサトのやつ出ないわね……何時に帰るか知りたいのに……」

リツコ「危なかったわ……」

ミサト「まさかアスカからこちらに接触を試みようとするとはね」

マヤ「でもアスカにも朝帰ると知らせてもかまわなかったのでは」

リツコ「知らないほうが良い事もあるのよ」

マヤ「そうですか」

―――
シンジ「アスカぁー、晩ご飯出来たよー！」

アスカ「はいはい、わかったわよ」

―――
ミサト「二人だけの食事、どうなるかしらね」

マヤ「４５秒後にアスカがリビングに到着します」

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