男「神様に歳を奪われた」(50)


神様「お前は罪を犯した」

男「......」

神様「罪を償え、その者の生きるハズだった未来で」

男「......ああ」

神様「老いた身体となって、生きるがいい」

男「へ、神様も粋なことをする」


~数年後・春~


校長「全校生徒の皆さん、春休みも終わり、いよいよ学校生活が始まります
   春休みの気分を引きずることなく。また有意義な学校生活をおくりましょう」

女「あーあ......相変わらず長いな......なぁ令嬢?」

令嬢「そんなこと言ってはいけませんよ」

女「だってよ......」

ヤンキー娘「............」

校長「それでは皆さん良い学校生活を」

パチパチパチパチ

女「やっと終わった......」


~教室・放課後~

女「令嬢。このあと時間あるか?」

令嬢「あ......ごめんなさい。このあと塾なんです」

女「お、そうか......」

令嬢「何か急ぎの用事でも?」 

女「い、いや......大したことじゃない。これは噂なんだが
  うちの学校の警備員が変わったらしい」

令嬢「それがどうかしたの?」

女「な、なんか凄い渋くてハンサム......らしい」もじもじ

令嬢「あら......ふふ、そういうことですか。好みですものね?」

女「ま、まぁな......だから一目見たいな~。なんて?」


令嬢「また今度誘ってください女ちゃん」

女「分かった。あ、令嬢」

令嬢「はい?」

女「......無理すんなよ」

令嬢「......心配してくれてありがとう。分かったわじゃあね」クス

スタスタスタ

女「そんな疲れたような顔で笑うなよ......」ボソ


~令嬢宅~

家庭教師「おや? 調子でも悪いのですか?」

令嬢「い、いえ......そんなことは......」

家庭教師「多少疲れているようですが踏ん張ってくださいね」

令嬢「は、はい......」

ーーーーーー

ピアノ教師「令嬢さん。そこの音違いますよ?」

令嬢「あ、すみません......」

ピアノ教師「まったく......良いのは容姿だけですか......」ボソ

令嬢「......ぅ」

ピアノ教師「ゴホン、もう一度最初からいきますよ?」

令嬢「は、はい......」


令嬢父「家庭教師から訊いたぞ? 成績が下がったそうじゃないか?」

令嬢母「ピアノも満足に弾けないようね? しっかりしないと
    アナタは私達の娘なんだから」

令嬢「はい......精進します。お父様。お母様......」

ーーーーーー

~令嬢の部屋~

令嬢「今日も疲れた......」

令嬢「......いつからだろう。こんなに疲れるようになったの」

令嬢「お父様やお母様の期待に応えられなくなったのも......」

令嬢「もっと......もっと頑張らないと......」


~翌日・学校~

令嬢「......」

女「でさ、昨日見に行こうとしたんだ。でも事務室にいなくてよ~残念だったよ~」

令嬢「......」

女「令嬢、聞いてるか?」

令嬢「......ぁ、ごめんなさい。残念だったね」

女「......お前疲れた顔してるぞ? 調子悪いなら保険室行ったら?」

令嬢「......そう、だね。ちょっと行ってくる」

女「おう、先生に言っとくぞ~」

令嬢「うん、お願いね」


~階段~

令嬢「(サボリ......だよね?)」

令嬢「(頑張らないとって思うのに......やる気が湧いてこない)」

令嬢「(しっかりしないとって思うのに、身体はそうはなってくれない)」スタスタ

令嬢「(学校で勉強......帰って勉強......ピアノ......休みの日も.......今もこれからも......)」

令嬢「(......楽しくなーー)」

ズルッ

令嬢「!!?」



令嬢「(あ、足が滑って......私、階段から落ち......る!!)」グッ!!

令嬢「......っ」

シーン

令嬢「?(あれ? 今私......階段から落ちて......でも痛くない?)」

令嬢「(どうして?)」スッ

?「大丈夫か?」

令嬢「え......」

令嬢「(私、抱きかかえられてる。この人に......誰?)」

?「......ふむ、見たところ大丈夫だな。外傷もない」スッ

令嬢「(低い声......整った髭にハンサムな顔立ち......女ちゃんが言ってた人?)」

?「君、大丈夫か?」

令嬢「ぁ///」

令嬢「ぁ......///(あれ......なんで? 顔が熱く......)」

?「顔が熱いな......熱でも......」スッ

令嬢「い、いえ......!!」パシ

?「......」

令嬢「ぁ......す、すみません!! し、失礼します!!」

タタタタタ

令嬢「はぁ......はぁ......(どうして? どうして?)」

令嬢「はぁ....../// はぁ....../// (どうしてこんなにくるしいの?)」

投下終了 短編だから短くなります


~放課後~

令嬢「......」

女「令嬢~。おい令嬢~。返事しろー!!」

令嬢「!! ごめんなさい。どうしたの?」

女「たくよ~。なんでそんな上の空なんだよ......」

令嬢「ちょっと考えごとを......」

女「ふ~ん......もしかして、コレ?」スッ

令嬢「/// ち、違うわよ!! そんなんじゃ......」

女「あれ~? 顔が赤いぞ~?」ニヤ

令嬢「か、からかわないでください!!」スタスタ

女「ごめんごめん。まってよ~......あ」

ドンッ

令嬢「キャ!?」

?「おっと危ない」ギュ

令嬢「あ、あなたは......(階段の......。温かい手......また、助けてくれた)」ギュ


?「怪我はないかい?」

令嬢「は、はい......あ、あのさっきはすいません......失礼を......」

?「気にしないでいい。それより怪我もなくて良かった」

令嬢「あ、あの......お名前は? わ、私は令嬢と言います」

男「男だ」

令嬢「お、男さん......」

ヤンキー娘「遅いぞ男」

令嬢「え?」



ヤンキー娘「さっさと帰るぞ」

男「ああ、すまない。では令嬢さん失礼します」ペコ

令嬢「あ、はい......」

スタスタスタ

令嬢「いっちゃった......」

女「あ、ああ、あ......」

令嬢「女ちゃん?」

女「は、ハンサムだ......」

令嬢「......そうだね///」

女「な!? 令嬢まさか!?」

令嬢「え!? いや、そんなことないよ!! 男さんは恩人なだけで......///」

女「ふっふ、そこらへん詳しく聞こうじゃないかぁ?」

令嬢「あ、あれー?」


~令嬢宅・令嬢部屋~

令嬢「(男さん......か)」

令嬢「(格好いいな......それに温かい人......///)」

令嬢「(そうだ!! お礼に明日お昼ご飯を作ってあげよう!!)」

令嬢「(喜んでくれるかな? 美味しいって言ってくれるかな?)」

ーーーーーー

~翌日~

男「え? 私に客?」

事務員「ああ、それも可愛いお客だ」クイ

令嬢「お、男さん!!」

男「!! 令嬢さん......」


~屋上~

令嬢「男さんにお礼がしたくて、作ってきました」パカッ

男「おお、これは美味しそうだ」

令嬢「どうぞ、お召し上がりください」

男「ではいただこう。もぐ、おお、美味しい!!」

令嬢「本当ですか!! 良かった///」


~屋上~

令嬢「男さんにお礼がしたくて、作ってきました」パカッ

男「おお、これは美味しそうだ」

令嬢「どうぞ、お召し上がりください」

男「ではいただこう。もぐ、おお、美味しい!!」

令嬢「本当ですか!! 良かった///」

ごばくすまぬ


ーーーーーー

男「令嬢さんの話しは教師の人達から聞いてるよ」

令嬢「私の話し?」

男「ああ、成績優秀で料理とピアノが得意な優しい生徒だってね」

令嬢「!!(あれ......)」ドクン

令嬢「(男さんに褒められると....../// 嬉しい......)」


男「でも」

令嬢「え......」

男「少々、意見の主張をしない。消極的な面もあり
  それが原因でストレスを溜め込む生徒だとも聞いている」

令嬢「......」

男「令嬢さんは疲れた顔をしている」

令嬢「お、男さん///(あ、私男さんに見つめられてる///)」

男「あまり無理をしてはいけないよ」

令嬢「......はい(綺麗な目......///)」

男「階段には気をつけること」

令嬢「あぅ///」

男「はっは、弁当ありがとう。では......」


~放課後~

女「昼はどこに行ってたんだ~?」

令嬢「お、男さんとお昼を食べてただけよ!!」

女「ほんとにぃ~?」

令嬢「本当に!!」

女「なんだよ~。つまんないぞ~」

令嬢「女ちゃんが想像してるようなことはしてません!!」

女「ほう、私が想像してるようなねぇ.....さて私はどんな想像をしていたのかな?」

令嬢「え.....///」

女「おや、赤いぞ~」ニヤニヤ

令嬢「もう!! 女ちゃんの馬鹿!!」


ヤンキー娘「......男」

ーーーーー

~令嬢宅~

令嬢「ふふ.....(男さんとまたお話したいな......///)」

令嬢「(男さん......好きな食べ物は何? 趣味は?
   好きな言葉は? 苦手な物は?)」

令嬢「男さん.....///(考えているだけでこんなに胸がドキドキする)」

令嬢「(あの階段で出会った瞬間から.....///)」

令嬢「(お昼......誘ったらまた、来てくれるかな?)」


ーーーーーー

ヤンキー娘「相変わらず女をたぶらかすのが上手いな」

男「戯れ言はよしてくれ。あれはただのお礼だ」

ヤンキー娘「てめぇの鈍感さも筋金入りだな」

男「そうだな」

ヤンキー娘「......もういいんだぜ?」

男「......」

ヤンキー娘「男、お前はもう罪をとっくに返している。背負っている」

ヤンキー娘「もう自分を縛り付けるな」

男「......俺はまだ、返したとは思っていない。彼女にも、お前にも......」

ヤンキー娘「......へ、好きにしろ」

男「ああ」



ーーーーーー

~屋上~

男「まさかまた誘われるとはね」

令嬢「あら、私はあれだけで恩を返したとは思ってませんよ?」

男「......しかし、こんな老人とランチするとは令嬢さんは随分と物好きだね」

令嬢「物好きで結構です。好きでやってることですから......」

男「好きでねぇ......たしかに嫌々やってる顔ではない」

令嬢「ふふ、ええ、そうです」

男「いつもとは違う顔をしている」

令嬢「え?」

男「とても意志のこもっている眼だ」

男「自分で選び決定した眼だ」


令嬢「......男さんは不思議な人ですね」

男「いつも見かける令嬢さんは、強制労働させられている奴隷のような顔をしている」

令嬢「!! そんなに酷い顔ですか?」

男「いや、逆だよ。その生活の中、前を向いている令嬢さんは」

男「とても魅力的だ」

令嬢「!!」

令嬢「......」

令嬢「......ちょっとだけ長い話を聞いてくれませんか?」

休憩

おつー

20歳→40歳みたいな感じなのかな?

>>28そんな感じ では投下


令嬢「私はたしかに世間一般でいう優等生です」

令嬢「物心ついた頃から勉強に習いごと......その繰り返し」

令嬢「周りの大人はどんどん私へと、次へ、次へと目標を突きつけてきました」

令嬢「そして達成できたとしても、それが当たり前、できて当然
   クリアできたら次はこれ、あれをしろって」

令嬢「そんな生活に......ちょっと疲れちゃって......」

令嬢「学校もなんだか退屈で、友達もいるんですが
   こんな愚痴を聞かせたくはないですし......」

令嬢「あ、すみません。やっぱりこんな話し聞きたくないですよね」

男「いや、そんなことはない」ポン

令嬢「ぁ......」


男「よく頑張ったな」ナデナデ

令嬢「男さん、恥ずかしいですよ.....///」

男「これはご褒美だ。令嬢さんが努力したご褒美だ」

令嬢「ご褒美? そうですか......ご褒美なんて久しぶりです......」ポロポロ

男「今までよく頑張ったな」ギュッ

令嬢「......!! 男さん.....」ポロポロ

男「つらかっただろ。苦しかったろ?」

令嬢「はい......はい......」ポロポロ

男「もう大丈夫だ」

令嬢「ウグ......ヒッグ」

男「だから今は沢山泣くんだ。そして雨の次は......晴れだ」

令嬢「う......うぇ......ひぐっ、うあぁぁ......!!」


男「実は俺二十歳なんだ」

令嬢「え!? でも......」

男「厳密に言うと心は二十歳、身体は五十代なんだ。まぁ髪が白いのは別の理由さ」

令嬢「ど、どうして......」

男「罪を償うためだよ」

令嬢「罪?」

男「そう、大きな罪。そうだね、ちょっと長いけど
  聞かせてあげるよ。私の......犯した罪を」

令嬢「男さんの罪......」

男「あれは俺がまだ学生だったころだ」


男「俺も優等生なんて言われる生徒だった」

男「そして俺は周りの奴らを見下していた。令嬢さんより達の悪い生徒だったよ」

男「でもある日を境に、俺は無視され始めた。生徒にも先生にも」

令嬢「......」

男「それが頭にきてね。先生を殴ったんだ
  そんなことしたもんだから当然停学処分。決まっていた大学も入学取り消し」

男「今度は俺が周りの奴らに見下されるようになった
  俺はそれに反発し学校を辞めて、パチンコ屋に就職したよ」

令嬢「そんなことが......」

男「あの時は落ちぶれていたよ。でもね、
  そんな俺を見捨てなかった奴がいたんだ」

男「幼馴染は俺を気にかけてくれていた」


男「昔から鬱陶しい奴だったんだ。当時の俺はそんな幼馴染が嫌だった。
  だから半ばヤケクソに仕事で溜まったストレスを吐き出した」

男「それでも幼馴染は俺を見捨てなかった。それには理由があった」

令嬢「理由?」

男「彼女はいつも俺の世話を焼いた。どんなときも
  自分も社会人だと言うのに、ご飯を作ってくれたりしていた」

男「そんなある日、幼馴染が死んだんだ
  白血病だった......」

令嬢「病気ですか......」

男「気づいた時には末期だったらしい。だが彼女はその病に犯された身体で
  こんな私に世話を焼いてくれていた」

男「後に幼馴染の両親に聞いたんだが、彼女は俺の事が好きだったらしい」

男「幼の両親に泣きながら言われたよ。人殺しってね」

令嬢「男さん......」

男「でも当時の俺は随分と薄情な奴でね。パチンコで出来た借金を幼に保証人にさせたまま逃げた」


男「遠い所へ逃げようとした。親父のトラックに乗って
  とにかく逃げた。そのときだまた俺は過ちを犯した」

男「運転を誤ってね。人をはねた。即死だった。女の子だった」

男「そして俺はまたも逃げだした。怖かったんだ
  そして俺は自殺しようとした。こんな世界は嫌だと」

男「そして喉を切った。それで終わるはずだった。でもね神様はそんな俺を許さなかった」

男「俺に使命をかしたんだ」


男「現実から逃げ続けた俺をまた生き返らせた」

男「そして自分の犯した罪を償えと言った。この......老いた身体で」

男「とまぁ、そういうことだ。俺は屑な人間だ 
  でも今は心を入れ替えて生活している」  

令嬢「......」

男「そして、生きている間は償い続ける」

男「胸くそ悪い話をして悪かったな。これで終わりだ」

令嬢「男さん......」

男「ん?」

令嬢「一歩間違ってたら、私も男さんのようになったかもしれません」

令嬢「男さんの犯した罪も重いと思います。でも、私は男さんと会えて良かったです」

令嬢「ありがとうございます」

男「......困ったことがあれば言ってくれ、協力するよ」

令嬢「ふふ、期待してますね。男さん」

男「笑ってくれるか(やっぱり似ているな幼に......)」

投下終了。明日で終わると思う


ーーーーーー

ヤンキー娘「てめぇ、確信犯だろ」

男「な、なんだ突然」

ヤンキー娘「けっ、そんなに令嬢が幼馴染に似てるか? 都合のいい奴」

男「だから言っただろ。まだ償いきれていないと」

ヤンキー娘「令嬢と幼馴染を重ねているのか?」

男「あの子には俺みたいになってほしくない」

ヤンキー娘「私はどうすんだよ」

男「もちろん、お前も大切だ」ギュッ

ヤンキー娘「ん......そうか」

男「ごめんな」

ヤンキー娘「謝ってる暇あったら幸せにしやがれ」

男「ああ、もちろん。お前も令嬢さんも幸せにしてみせるよ」

男「今度こそ」


男さんと話した日から私の生活は変わった。

男さんが私の家庭教師兼ピアノの先生になった。

さすが学生時代に優等生と言われただけあって
男さんは家庭教師とピアノの先生との勝負に難なく勝利し

私の先生になった。

令嬢「お、男さんが先生ですか......嬉しいです!」

男「よろしく。令嬢さん」

男さんとの勉強はとても楽しい
丁寧に教えてくれて分かりやすい

令嬢「こうですか?」

男「そう、よくできたな。エラいぞ」ナデナデ

何より褒めてくれるのが嬉しくて仕方がなかった


ヤンキー娘さんとも友達になった

ヤン娘「まぁ、よろしくな」

家がラーメン屋でヤン娘さんは家を継ぐらしい

私の将来は......

ーーーーーー

男「百回聞くより一回見ろだ」

そう言って男さんは私にいろんな場所へ連れて行ってくれた。

そして男さんの故郷にも、そこはとても緑豊かな
自然と人々が一緒に暮らしている。のどかな場所だった

男「罪の一つにね、昔の私はこの世界にいないことになっている」 

令嬢「え......それって」

男「俺のことを知る人はここにはいない。俺という存在はないんだ」

そう言った男さんの顔は諦めのような悲しいような表情を浮かべていた



ある日、どうしてこんなに私を気にかけてくれるのか聞いてみた


男「令嬢さんには幸せになってほしい」


ちょっとだけ腹がたった。


私も男さんに幸せになってほしいから


男さんの罪を聞いて、許されるものではないと思う

でも、それを真摯に受け止め罪を償う彼を

私は慕うようになった。

令嬢「私は男さんにも幸せになってほしいです!!」

男「俺はいいんだよ。こんな奴に幸せはいらない」

令嬢「いいえ、男さんだって幸せになる権利はあります」

男「令嬢さん」

令嬢「今度は私が男さんに返すんです!!」

男「......ありがとう」

そして私には年上の恋人ができました


見た目では彼とはあまりに年の差があり

当然、お父様とお母様に反対にされました。

でも男さんはそれに臆することなく、堂々と

男「令嬢さんを幸せに、立派な女性にします」

私は思わず泣きながら彼に抱きついていました。

女ちゃんとヤン娘さんは喜んで賛成してくれた

男「令嬢さん。どうぞこの罪深い男のものになってください」

令嬢「私こそ、よろしくお願いします///」


出会いというのは不思議なものです

その人の人生を大きく左右し、惑わすこまった事柄

唇を噛んだ哀れな敗者

旗を取った気高き勝者

男さんは前者の敗者

それでも彼は償い、私と出会ってくれた。

あの階段で、あの瞬間、あの出会いが

私の心を強く掻き立ててくれた。

出会いというものは

とても不思議なものですね

終わり

以上で終わります。ありがとうございまっせ。

短編のバランス配分は難しいですね。次頑張ります

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