シンジ「アスカと綾波が食事会を開く?」(143)

ミサト「えぇ、そうよ。はいこれ。招待状」

シンジ「なんでまた……」

ミサト「まぁ、お食事会と言うより料理で競い合いたいみたい」

ミサト「それじゃぁ、また後で会いましょ♪」

シンジ「食事会かぁ」

数時間後

青葉「おじゃまします」

日向「おじゃまします!」

ゾロゾロ

ミサト「あ、きたきた。みんなこっちよ」

シンジ「え?ネルフの人もくるんですか?」

ミサト「そうよ。多いほうが楽しくていいじゃない」

シンジ「は、はぁ…」

マヤ「お食事会なんて、アスカとレイも面白いこと考えますね」

リツコ「我々まで呼ぶなんて、まだ仕事が残ってるのに」

ミサト「いいじゃないの、一日くらい」

ヒカリ「おじゃまします」

トウジ「なんやなんや?えらいぎょーさんおるの~」

シンジ「トウジたちも食事会に?」

ケンスケ「僕達も綾波に呼ばれたんだよ」

シンジ「そうなんだ」

冬月「こんなに大勢で食事するなんて久しいな。碇」

ゲンドウ「あぁ」

シンジ「父さんたちまで!?」

ワイワイ ガヤガヤ

アスカ「みんなおまたせ!!」

レイ「」

日向「すごい量と種類だ」

マヤ「これ全部、アスカとレイが作ったの?」

アスカ「こっちが私でこっちがエコヒイキ」

ミサト「やるじゃない!二人共!」

加持「遅れてすまない。おっと、もう始まってるみたいだな」

アスカ「加持さん!」

加持「やぁ、アスカ」

アスカ「大丈夫!今、始めようと思ってたところなの!」

レイ「冷めないうちに、どうぞ」

ミサト「それでは!」

イタダキマース!!

パク

全員「」

シンジ(何だよ……何なんだよこれ……)

シンジ「うっ……」

シンジ(まずい!まずすぎる!)

シンジ(こんなの……食べられるわけないよ!)

ミサト「お、美味しいわ!アスカ、レイ!」プルプル

ミサト(ダメよシンジくん。出されたものはちゃんと食べなさい)

シンジ(そんな……)

ミサト(折角、二人が作ってくれたんだから。残すなんてことしないで)

トウジ「……」

トウジ「うっぐ…」オエッ

シンジ(トウジ!!)

ミサト(相田くん!)

ケンスケ「や、やだな~。むせちゃったか?トウジ」

トウジ「い、いや。ちがう」

ケンスケ「ほうら!これも美味しい、よ!」グプッ

トウジ「!?」

マヤ「ひっ…」

マヤ(見てられない……)

青葉(これだけの量をしかもこの味で……)

日向(全て食べきるなんて無茶です!!)

ミサト(手分けして少しずつでも量を減らしていくしか)

リツコ(その前に我々の体力と胃袋が持たないと思うけど)

レイ「おいしい、ですか?」

シンジ「お、美味しいよ。綾波……」


飯たべてきます

初号機とシンクロ率400%の状態でゼルエル食ったシンジくんなら大抵の物は余裕じゃね?

ミサト(どうにかして、全部食べてあげないと……)

アスカ「バカシンジ!私が作ったのも食べなさいよ!」

ミサト(二人共傷つく…)

ゲンドウ(総員、第一種戦闘配置)

全員「!?」

ゲンドウ(第一種戦闘配置だ)

冬月(碇、やはり、お前も全部食べてしまうつもりなのだな)

ゲンドウ(与えられたものは全ていただかねばならん)

ゲンドウ(現時刻をもって識別パターン青を汚物、それ以外をオレンジとする)

日向(この中にパターンオレンジの料理なんてあるのか?)

青葉(試すしかないだろ!)

青葉「」ガツ!

青葉「」モグモグ

青葉(パターン青……汚物です)

ミサト(みんな!一口ずつ食べて食べられそうな料理を探って!)

このゲンドウさんにならついていく

アスカ「なによ、そんなに急いで食べなくてもいいでしょ」

ガツガツ

ミサト(ぐっ…グラタンの識別パターン……青)

ガツガツ

シンジ(諦めましょうよ……素直にもう食べれないっていいましょうよ!)

日向(分析結果、駄目です……パターン青)

シンジ(そんなに、無理して食べなくてもいいじゃないか!!)

シンジ(素直な感想を言えばいいでしょ!!)

リツコ(シンジくんから精神汚染反応が出てるみたいね)

シンジ(父さん!もうやめよう!!)

ゲンドウ(また、逃げ出すのか?……シンジ)

シンジ(まずい料理から逃げ出して何が悪いって言うんですか……)

ゲンドウ(友人の作ってくれた料理すらまともに食えないのか)

ゲンドウ(友達失格だな。シンジ)

シンジ(僕には何が友達なのかわかりません)

マヤ(このままだと、シンジくん。本当に二人に正直な感想を言ってしまいそうです!)

青葉(今の彼ならやりかねませんね)

ミサト(シンジくん!この料理はレイとアスカが一生懸命がんばって作ったものなのよ?)

ミサト(その二人の努力を少しでもわかってあげられたら、わずかでも食べやすくなるでしょ?)

シンジ(僕は食べませんよ)

日向(ここで、シンジくんが箸を止めれば我々の作戦は全てぱーです!)

リツコ「うっ……」

マヤ(先輩!)

リツコ(シチューがかなり体に回ってきてるみたいね……)

ミサト(あなただけ、逃げるなんて私は許さないわよ!シンジくん!)

シンジ(だったら、みんなも逃げちゃえばいいじゃないか!この料理から!)

マリ「おぉ!なんだかいい匂いがするぞ~♪」

日向(あれは!ユーロからの支援!?誰が)

ミサト(まさか……加持くん?)

加持(多いほうが食事は楽しい。そうだろ?)

マリ「ねぇねぇ!これたべていい!?」

アスカ「嫌よ!コネメガネなんか誘ってない!!」

レイ「なら、私が作ったもの。どうぞ」

マリ「おぉ!お姫様とは打って変わってやっさしい!」

マリ「いただきま~す♪」

ゲンドウ「」ニヤリッ

マリ(!?)

マリ(なに!?なんなの!?今、舌から体全身へ伝わった衝撃は!)

マリ「これ、ほんとにチャーハン?」

レイ「ちゃーはん」

マリ「ま、いいか」パクッ

マリ「!?」オエッ

マリ「うっ…」

ミサト(耐えて!!!)

マリ(えええ!!むりむりむり!)

ミサト(耐えるのよ!!)

冬月(やはり、チャーハンは最強の嘔吐タイプであったか)

ゲンドウ(あぁ)

マリ(いいわよ!耐えて見せようじゃない!!)

マリ「うぅ…」モグモグ

シンジ(嫌だ…嫌だ!あんなの僕には無理だよ!!)

マリ(だったら、はやく逃げちゃえばいいじゃない)

シンジ(でも……ミサトさんが)

マリ(放っておけばいいのに……へんなの)

シンジ(……)

レイ「食べないの?碇くん」

シンジ「え?」

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ゲンドウ(よしいけ、レイ)

レイ「さっきから、何も食べてないみたいだから」

シンジ「僕は……」

レイ「美味しくないの?」

シンジ「そんな……」

レイ「口に合わなかった?」

シンジ「うぅ…」

シンジ「ううん!美味しいよ!凄く美味しい!」(うわぁあああああああ!!)

シンジ「おいしい!本当に美味しい!」ガツガツ

マヤ(シンジくん!?)

リツコ(まさか)

ミサト(暴走!?)

シンジさん・・・

フユツキ「アノフタリデカクセイハナッタカ」
ゲンドウ「アア…」

アスカ「なによ!私のもほら!!」

シンジ「うん!アスカの作ったやつもいただくよ!」

シンジ「」ガツガツ

マヤ(見ていられない……)

リツコ(ダメよ!このまま食べ続けてしまえば胃袋どころか腸にまで衝撃が行ってしまう!)

ミサト(食べなさい!シンジくん!)

リツコ(ミサト!)

ミサト(誰かの為じゃない、あなた自身の願いの為に!)

シンジ「アスカの作った料理も美味しいな!!」ガツガツ

リツコ(人体の理を超えた新たな腸の誕生

    代償として古の蓄積物は滅びる

    そう・・・セカンドインパクトの続きサードインパクトが始まる!

    食事会が終わるのよ・・・)

加持(これだけの量をシンジくん一人に食べさせるなんて)

加持(これは腸が黙っちゃいませんよ?碇司令……)

シンジ「」ガツガツガツ

カヲル「まだ、席は開いているかな?」

カヲル「碇シンジくん」ニコッ

そこにいたんだね!カヲルくん!

シンジ「え?」

カヲル「僕も食事会に参加していいですよね?碇司令」

ゲンドウ「構わん。問題ない」

シンジ(しまった!!勢いを止めてしまった!!)

シンジ「」ギュルルルルルルル

カヲル「おや?食べて過ぎてお腹が痛くなったのかな?」

カヲル「トイレ、行っておいでよ」

シンジ「あ、ありがと」タッタッタッタ

アスカ「アンタなんか誰も呼んでないけど?エコヒイキが呼んだんじゃないの?」

レイ「違う」

ミサト(あの少年のおかげでシンジくんがトイレにいきやすくなった!?)

リツコ(なんとかサード・インパクトを阻止することができたようね)

トイレ

シンジ(ふぅ……カヲルくんのおかげでなんとかあの場でぶちまけずに済んだ)

シンジ(僕がたくさん片付けたし。完食まで後もう少しだ!がんばろう!!)

シンジ(綾波やアスカを傷つけたくないからね!)

ブボボボボボボボボボ

シンジ「ふぅ……」

シンジ「すっきりした」

シンジ「あれ?ミサトさん、綾波とアスカは?」

ミサト「いい?次を乗り越えることができれば我々の勝ちよ」

日向「持ちこたえれますかね?」

シンジ「ねぇミサトさん」

リツコ「ものによるとしか、今のところは言えないわね」

青葉「臭いで識別することは可能ですかね?」

シンジ「ミサトさん!!!」




の に お い

ミサト「碇シンジくん」ギロッ

シンジ「な……どうしたんですか?ミサトさん」

シンジ「さっさと残り物を片づけましょう!」

ミサト「貴方は何もしなくていいわ」

シンジ「え?どうして……」

リツコ「もう、貴方は必要ないの。」

シンジ「だって!後もう少しじゃないか!」

全員「」ギロッ

シンジ「」ビクッ

シンジ「本当に僕は必要ないんですね……」

Qかよ

シンジ君の奮闘が裏目に出たのか…

>>76
お前Y多くね?

シンジ(どうして、誰も残り物に手を出さないんだよ)

サクラ「良かったですね。碇さん、何も食べなくてよくて」

シンジ「君は?」

サクラ「鈴原サクラです」

シンジ「鈴原って……トウジの妹なの?」

サクラ「はい!」

シンジ「あれ?トウジたちは」

サクラ「体調を崩して帰りました」

シンジ「そんな!さっきまであんなにも元気だったのに!」

シンジ「これ以上、誰かを傷つけるわけには!」

ミサト「やめなさい!」

シンジ「どうしてだよ!後少しじゃないか!」

サクラ「碇さんは箸に触れんとってください!!!」

シンジ「どうしてだよ!わけがわからないよ!!!」

アスカ「おまたせ~」

レイ「できました」

ドーン

シンジ「え?」

これからだいぶネタバレになりそうなので一応
嫌な人はごめんね(´・ω・`)

言うの遅くてごめんね(´;ω;`)

Q見てきた俺がいるぞ!!

みてないけど手に取るよう分かる俺もいるぞ

シンジ(な、何?何なの?これ?)

アスカ「追加料理完成~」

アスカ「さぁ、遠慮なく食べて」

シンジ(追加料理?じゃぁ、さっき僕が食べたものは!?)

カヲル(君がトイレに行った後、あの二人は君の威勢の良さに関心して)

カヲル(僕達にまでどんどん料理を薦めてきたんだ。こちらのペースを無視してね)

カヲル(だけど、あきらめなかった。みんな無我夢中で料理を食べた)

カヲル(君の友人たちは体調を崩して帰ってしまったけど、後少しのところまでたどり着いたんだ)

カヲル(だが、僕達が薦められもの全てに全力を尽くしたせいで)

カヲル(彼女たちは追加料理をつくるといいだしたんだよ)

シンジ(そ、そんな……僕のせいなの?)

シンジ(どうしてだよ!食べろって言われたから食べたのに!!)

シンジ(僕は何も悪くないよ!!!)

カヲル(君はそう思っていても他人はそうは思えないんだよ)

シンジ(どうすればいいんだよ……)

カヲル(希望は残っているよ。どんな時にもね)

マヤ(カヲルくんとシンジくんが勝手に箸を!!)

ミサト(そんな……)

マリ(止めようがないわね……なにするつもりかにゃ?)

シンジ(カヲルくん!どうすればいいの!?)

カヲル(サラダを片付けるのさ!)

シンジ(サラダ?)

カヲル(そう、前菜を美味しく食べての彼女たちの心にはあまり響かないはず)

カヲル(それに、サラダは野菜を切っただけのもの。害なんてないさ)

カヲル(二人でこれを完食して、お腹がいっぱいだよと言って帰ろう。)

カヲル(サラダを完食したんだから、二人も納得いくと思うし傷つかないはずだよ)

シンジ(そうだね!よし!!)

カヲル「このサラダ美味しそうだね」

シンジ「僕もいただくよ」

アスカ「はいどうぞ~♪」

カヲル(……)

シンジ(どうしたの?食べないのカヲルくん)

カヲル(おかしい……何かがおかしい)

アスカ「さぁ、全部食べてもいいわよ♪」

シンジ(カヲルくん!食べようよ!!アスカの機嫌を損ねちゃう!)

カヲル(違う……足りない……)

アスカ「?、どうしたの?」

シンジ(カヲルくん!!!どうしちゃったんだよ!!カヲルくん!)

カヲル(そうか…)

カヲル(やめよう、なんだか嫌な予感がするんだ)

シンジ(嫌だよ!これを完食して二人で帰るんだ!!!)

カヲル(シンジくん!?)

シンジ「アスカ、ドレッシングは?」

カヲル(だめだよ!シンジくん!)

シンジ(え?)

アスカ「あ!忘れてた忘れてた!アスカ特製ドレッシングよ!!」ブチュウウウウウウ

シンジ「え?え?」

シンジ(これは……)

カヲル(君は何も心配しなくてもいい。僕が全部たべるよ)

シンジ(そんな!!それじゃぁ、カヲルくんは!)

カヲル「お腹が空いているから全部もらってもいいかな?」

アスカ「別に、構わないけど」

シンジ(なにしてるんだよ!カヲルくん!!)

カヲル(ごめんね、シンジくん。君の望んだ形では無かったけれど)

カヲル(君は君自身の逃げ道をみつけるんだ)

カヲル「」パクパクモグモグ

数時間後

アスカ「起きなさいよ!!バカシンジ!!」ドカッ

シンジ「……」

アスカ「私の追加料理食べてくれなかったのね」

シンジ「……」

アスカ「ほらっ!帰るわよ!立てるでしょ?」

アスカ「全く!途中で寝ちゃうなんて信じられない!」

カヲルくん(´;ω;`)

なんで飯まずって自分で食わないの?

>>116
だからマズイんだよ(´;ω;`)

ミサト「遅いわよ!二人共」

アスカ「だって、ガキシンジがー」

シンジ「」

リツコ「それじゃぁ、私たちはこれで」

冬月「我々も行くか」

ゲンドウ「そうだな」トボトボ

加持「俺も帰るか。美味しかったよお二人さん」

アスカ「えへへ」

レイ「」ペコリッ

カヲル「シンジくん、また明日ね」ニコッ

マリ「姫ー。今度は食事会誘わないでねー」

アスカ「アンタを誘った覚えなんかないわよ!コネメガネ!」

ミサト「さ、私達も帰りましょ」

アスカ「」グゥゥ

シンジ「?」

アスカ「おなかすいた……」

ミサト「そうねー。アスカは作ってばかっりだったもんね」

ミサト「コンビニで何か買って帰りますか!」

アスカ「おぉ!」

シンジ「ねぇ、アスカ」

アスカ「?」

シンジ「コンビニ何かよらなくていいよ」

シンジ「家についたら僕が何か作ってあげるよ」ニコッ

シンジ「お返しにね」ニヤリッ                           終劇

レイ「指令」

ゲンドウ「なんだ、レイ」

レイ「これ、お弁当です。食べてください」

ゲンドウ「…後でいただこう」

レイ「お茶も持ってきたんです。今入れますね」コポポ

ゲンドウ「いや、後で…」

レイ「指令、何から食べますか?私が食べさせてあげます」

ゲンドウ「冬月どこだ」

レイ「この卵焼き、自信作なんです」

ゲンドウ「卵焼き?どれだ」

レイ「指令、あーん」

ゲンドウ「レイ」

レイ「さ、指令」

http://up3.viploader.net/pic2d/src/viploader2d729100.jpg

レイ「おいしいですか?指令」

レイ「指令?」

http://viploader.net/pic2d/src/viploader2d729101.jpg

加持さんLOVEが無くなっただけで面識ぐらいはあったんじゃないの?

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