男「俺の人生はいつから狂い出したのか」 (16)

男は小中学生までは活発で、勉強も出来て、スポーツも出来る生徒だった。
真面目で、先生や生徒からの人望も厚かった。
しかし、男は大きな悩みを抱えていた。

自分の父親がアルコール依存症であるということだ。

幼少期から男は父親が苦手だった。
自分の大好きな母親に包丁を突き立てて、「殺すぞ」と恫喝したことが脳裏に焼き付いている。
母親は泣き叫ぶ声、物が壊れる音、父親の怒号が耳から離れたことは一度も無い。

そんな父親を小さい時から見ていた男は、父親が恐ろしかった。
男はいつも良い子でいなければいけない、機嫌を損ねてはいけない、顔色を覗いながら接しなければならないと思うようになった。
だから、男にとって学校は心の休まる場所だった

あ、ただの創作なので、適当にw

そんな楽しい中学生活も終わってしまう。
男は進学校へ進学することとなった。
今まで通り、楽しい学校生活が送れると思っていたが、そんなことはなかった。

周りは優秀な人間が大勢いる。
進学校というくらいだから、他の中学のトップクラスの成績の奴らが集まるのだから、当たり前と言えば当たり前。
一年の内は、男も頑張ろうと奮起したが、それに反比例するように成績は落ち、学年順位も落ちて行った。
二年になり、文系クラスを選んだ。
理由は勉強が出来ない、授業が楽、ただそれだけ。
新しいクラスになっても、馴染めず、友達なんて一人も出来やしなかった。
家に帰るもそこは地獄。
学校に言っても孤独なだけ。
男は徐々に精神的に疲弊して行った。

二年の二学期になると、もう学校に行くことも億劫になっていた。
家にいても意味がない。
休めるわけがないのだ。

男はバスに乗って通学していたが、行きたくない日は、終点まで乗り続け、終点のバスターミナルの待合室で昼飯を食うことが多くなった。
老人が一人いるかいないかの待合室で、男は母親が握ってくれたおにぎりをただ食べ、そこで時間を潰していた。
例え行ったとしても、早退。
最後までいたとしても、トイレで過ごす時間も多くなっていった。

男はいつの間にか、部屋から出れなくなってしまった。
無理矢理父親に引っ張り出され、殴られる日々が続く。
ただ、飯も食わず、水も飲まなくなった男を見て、さすがに父親も異変に気付いた。

男は両親に連れられ、精神科につれて行かれた。
しかし、なんの診断も下されることはなく、点滴だけされた。
食事を摂っていなかったため、飢餓状態に陥っていた。

両親はその日から、無理して学校にいかなくてもいいと言い始めた。
結局、男は出席日数ぎりぎりで卒業。
短期大学の看護学科に入学が決まっていた。

イマイチだな...

>>15

ごめんねw
自分の躁鬱のこと書いてみたかったんだよw
創作って言った方が楽かなって

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