まどか「想いはきっと・・・」(423)

本文  なし

よろしくお願いします

>>1
代行ありがとうございます

SS初なので、お見苦しいところはご容赦を

ー校舎屋上ー

まどか「・・・」

ほむら「・・・」

まどか(風・・・強いな・・・髪が崩れちゃう)

ほむら「・・・」

まどか「・・・さやかちゃん、遅いね」

ほむら「・・・ええ、そうね」

まどか「・・・」

ほむら「・・・」

まどか「か、上條君と話し込んでるのかな?」

ほむら「・・・そうかも知れないわね」

まどか「・・・」

ほむら「・・・はぁ」

まどか(空気が重いよ・・・)

さやか「おっ待たせー!さやかちゃん参上ー!!」

ほむら「随分遅かったわね。待ちくたびれてしまったわ」

まどか(ほっ)

さやか「いゃぁ、ごめんごめんちょいと野暮用でね♪」

ほむら「何でもいいわ。お昼休みはあまり長くないのだから、さっさと食べましょう」

さやか「わぉ、このスルーっぷり。突っ込んで聞いておくれよ」

ほむら「嫌よ。面倒だわ」

まどか(さやかちゃんとお喋りする時はいつものほむらちゃんなのに、二人っきりの時は何であんなに素っ気ないんだろう・・・)

まどか(・・・いいや、今日のおかずは何かな?)カパッ

さやか「うひゃぁ、相変わらず凝ったお弁当。さっすが知久さん!」

まどか「えへへ、さやかちゃんのお弁当もとっても美味しそうだね」

ほむら「・・・」ゴソゴソ

さやか「ほむらはほむらで相変わらずカロリーメイトか、よく飽きないなぁ」

ほむら「成長期の身体の発育にはバランスの良い食事が重要なのよ」モクモク

さやか(まだ諦めてなかったんだ?)ヒソヒソ

まどか「そ、それは酷いよさやかちゃん」

ほむら「・・・聞こえてるわよ美樹さやか。一体何処を見て言っているのかしら」ゴゴゴ・・・!

まどか(あわわ・・・ほむらちゃんからどす黒いオーラを感じる・・・)

さやか「どど、どこって…ねぇ?あはは」

ほむら「月の無い夜と魔獣狩りの際は背中に気を付けることね」ギロ

さやか「ひぃ助けてまどか様!」ササッ

まどか「ひゃっ!?」

ほむら「冗談よ、冗談」ファサッ

まどか(あれは本気の目だった…)

さやか「いやまーしっかし、こうして三人で食べるのも久しぶりだねぇ」

まどか「最近さやかちゃんはいつも上條君と一緒だもんね」

さやか「いやぁ、はは・・・///」

ほむら「今日遅かったのも大方そのせいでしょう。まぁ上手くいってるようで何よりだわ。末永く爆発しなさい」

さやか「爆発て」

まどか「ねぇ上條君とはいつもどんなお話してるの?」

さやか「え?えっとー・・・、音楽の話し、とか?まー今更話すことなんてあんま無いんだけどね///」

ほむら「爆散しろ」ボソッ

さやか「きこえてるぞ」

ほむら「わざとよ」

さやか「あのね・・・」

まどか(・・・やっぱり趣味の話が無難かなぁ。ほむらちゃんの趣味ってなんだろう)

まどか「それで?他には?」

さやか「もう私の事はいいから。それより・・・まどかはどうなのさ?」

まどか「うぇっ!?わたし!?」

さやか「好きな人。いるんだろぉー?」ニヤニヤ

まどか(すす好きな人って・・・)

まどか「え、えぇーっ///」

ほむら「・・・」

さやか「正直に吐っきなさぁーい!」ガバッ

まどか「きゃっ!?い、いないよぅ///」

さやか「はいはい。んで?誰なのかな?」ニヨニヨ

まどか「ううぅっ・・・///」チラッ

ほむら「・・・」

まどか(・・・///)モジモジ

さやか(わぁお、薄々気づいてはいたけど・・・へぇー)

さやか「いやぁ、わが親友にも遂に春が来ちゃいますかー」チラッ

ほむら「・・・」ジッ

まどか(な、ななななんでそんなこっち見つめ・・・///)

ほむら「まどかには好きな人がいるのね」

まどか「あ・・・///」

ほむら「まどかの好きになった人なら、きっと素敵な人なのでしょうね・・・」

さやか(・・・ん?)

ほむら「応援するわ。上手く行くといいわね」ニコ

まどか「あ、・・・・うん。有難う・・・」

さやか(・・・ありゃ?)

ー放課後 フードコートー

さやか「うん、美味美味。やっぱダブチは至高だわ」

まどか「・・・」

さやか「さて、と・・・」

さやか「そろそろ私を付き合わせた理由、教えてくれても良いんじゃない?」

まどか「・・・」

まどか「・・・あのね」

まどか「・・・ううん。やっぱりいい」

さやか「はぁー、親友が辛そうにしてるってのに黙って見てられないって。それとも、あたしじゃ相談役にはなれないかな?」

まどか「ううん!そんな事ないよ、そうじゃなくて・・・」

さやか「まどかは溜め込んじゃうタイプだからねぇ。ま、無理にとは言わないけどね」チュー…ズゴゴ

まどか「・・・」

さやか「・・・」コト

まどか「・・・」

さやか「・・・」

まどか「・・・あのね」

まどか「ワルプルギスの夜の前の日にね、ほむらちゃんが言ってたの」

まどか「ほむらちゃんは未来から来たって、わたしを助ける為に何度も何度も時間を戻して、やり直して来たって」

さやか「・・・うん」

まどか「今のわたしがあるのはほむらちゃんのおかげ。何も考えずに契約しようとしてた馬鹿なわたしを、キュゥべえや魔女から守り続けてくれたから」

まどか「わたしなんかの為にほむらちゃんはずっと、ずっとずっと独りで諦めずに・・・」

まどか「すぐ側にわたしをとても大切に想ってくれる人がいるのに気付いて」

まどか「そしたら、そのね・・・」

まどか「・・・」

さやか「好きになっちゃった?」

まどか「うぇっ!?いや、あああの、そのっ・・・」

まどか「・・・///」

さやか「わっかりやすいよなぁ、まどかは」ニヤニヤ

まどか「・・・でも女の子が女の子を好きになるのって、あの・・・やっぱり変・・・だよね・・・」

さやか「いーんじゃない?性別なんて関係ないっしょ。本気で好きになったんならさ」

まどか「そうかなぁ・・・」

さやか「なーに暗い顔してんのさ。こう言っちゃ何だけど、あんたらならもう未来は約束されたようなもんじゃん、自信持ちなって」

まどか(・・・)

さやか「ん?」

まどか「・・・もし、ほむらちゃんがわたしの気持ちを知ったら、きっと、もう一緒には居られないと思う」

さやか「へ?なんでさ?」

まどか「最近さやかちゃん、上條君とお昼食べてるでしょ?」

まどか「だからほむらちゃんと二人っきりなんだけど、最近いつも全然お喋りしてくれないの・・・」

まどか「何処かうわの空で・・・話しかけても簡単な返事ばかりで・・・」

まどか「きっとほむらちゃん、わたしなんかと一緒にいてもつまんないんだろうな・・・」

さやか「うーん、あのほむらに限ってそんな事ないと思うけど・・・。んでもそれが何で一緒に居られない、になるのさ?」

まどか「うん・・・、今日のお昼でね気付いちゃったの・・・」

まどか「ほむらちゃんの気持ちはわたしの方を向いてないんだって」


―――ほむら『応援するわ。上手く行くといいわね』ニコ


さやか(あー・・・あれかぁ・・・)

まどか「わたし・・・自惚れてた。もしかしたらほむらちゃんは、わたしを好きなんじゃないかって、きっと両想いだって」

まどか「・・・でも、違ってた」

まどか「さやかちゃんは女の子同士でも良いって言ってくれたけど・・・」

まどか「そんな事言われても気持ち悪いだけだよね。普通じゃ無いもん・・・」

さやか「んでもさ、ほむらはあんなに必死にまどかを守ってたじゃん」

さやか「ほむらにとってのまどかは、やっぱりとても大切な存在で、それは変わり無いと思う」

まどか「大切、な・・・」

まどか(でも多分それは大切な・・・)

まどか「・・・友達」

さやか「うーん…参ったなー。あんたら二人ならそういう関係まで一直線だと思っていたのになぁ…」

まどか「・・・」

さやか(うむむ・・・、要するにほむらにまどかを友達以上の存在として認識させればいい・・・のか・・・?)

さやか(・・・ハッ!)

まどか「ほむらちゃんとの今の関係を壊すくらいなら、このまま・・・」

さやか「ふっふっふ・・・!」

まどか「?」

さやか「さやかちゃん、閃いちゃいましたよ!」

まどか「へ?」

―まどか自室―

まどか「はぁ・・・もぅこんな時間・・・」

まどか「・・・眠れないや」

まどか(・・・)

まどか(・・・わたしってやっぱり、誰からも必要とされてないのかな)

まどか(さやかちゃんもマミさんも杏子ちゃんも、・・・ほむらちゃんも、みんな魔女と戦っているのにわたしは一人だけ何もしないで守られてばかりで、皆に迷惑ばっかり掛けて・・・)

まどか(わたしに出来る事って何があるんだろうって)

まどか(ほむらちゃんがわたしを好きなら、やっと誰かの想いに応えられるって、そう思ったのに・・・)

まどか(勝手に舞い上がって、そして落ち込んで、でも自分の気持ちに嘘がつけなくて・・・)

まどか(ほむらちゃんはわたしをかけがえの無い友達だと思ってくれてる)

まどか(それはとても嬉しい事なのに・・・)

まどか(ほんとダメな自分が嫌になっちゃう)

まどか(こんな思いをするなら・・・好きになんかならなければよかったのに・・・)

まどか(そうすれば、お友達で・・・それだけで充分だったのに・・・)ジワ

まどか「うっ・・・うぇぇ・・・」ポロポロ

まどか→ほむらのSSって総じて駄作なんだよな
ほむらの一方通行だから面白いのに

まどか「辛い・・・よ・・・うぅ・・・ひっく・・・苦しいよ・・・」

――『まどかにとっての私は、出会ってからまだ1ヶ月も経ってない転校生でしかないものね』
――『だけど私は・・・私にとってのあなたは・・・』

まどか「・・・ひっく、うぅ・・・」

まどか(・・・)グスッ・・・

まどか(ほむらちゃんにとってのわたしはただのお友達なのに)

まどか(今さらこの気持ちを無かった事になんて出来ないよ・・・)

まどか(でも伝えることなんて、今のわたしにできっこない)

まどか(この気持ち、どうすれはいいの・・・?)

まどか「教えてよ・・・ほむらちゃん・・・」

>>43
まどかがほむらを好きになる要素0だもんな

―校舎屋上―

まどか「・・・」チラッ

ほむら「・・・」ボー・・・
まどか(ほむらちゃん・・・やっぱり今日も何処かうわの空・・・)

まどか(さやかちゃんが昨日言ってたのでホントに上手くいくのかな・・・自信無くなってきた・・・)

~回想 放課後 フードコート~

さやか『ふっふっふ・・・!』

まどか『?』

さやか『さやかちゃん、閃いちゃいましたよ!』

まどか『へ?』

さやか『今度さ、クリスマス前にマミさん家でパーティーやるじゃん?』

まどか『あ、そういえばもうすぐだね・・・まだ交換用のプレゼント買ってないや』

さやか『それ!!』

まどか『え?』

さやか『プ・レ・ゼ・ン・ト!』

まどか『?』

さやか『分からない?買いにいくんだよ、一緒にさ』

まどか『さやかちゃんと?別に良いけど・・・?』

さやか『ちがうちがう、あたしじゃなくて、ほむらと一緒にさ』

まどか『えっ?えええ!?』

さやか『ほむらはさ、あー見えて割りと世間知らずな所があるから、何にすれば良いか分からなくて困ってるかもよ?』

さやかちゃん『そこにまどかが一緒に選ばないか?って誘えば・・・』

まどか『あの・・・それって、ででデー・・・///』

さやか『そう!お友達とお出かけ、じゃなくてデート!ほむらにまどかを意識させるんだよ!』ガタッ!

まどか『えええ!?・・・でもそんなに上手くいくかなぁ・・・』

さやか『まぁ・・・、そこはまどか次第だね』ストン

まどか『えぇー・・・』

さやか『ふっふっふ・・・!』

まどか『今度はなに・・・?』

さやか『これで終わりではないのだよ、まどか君』

~~~~~

まどか(思い返してもあまり自信も勇気も湧いてこないなぁ・・・)

ほむら「・・・か・・・どか・・・」

まどか「?」

ほむら「まどか?」ひらひら

まどか「ひゃっ、ひゃい!?」

ほむら「さっきから呼んでいたのだけれど、大丈夫かしら?ボーっとしてたみたいだけど・・・何処か具合がわるいのなら保健室に・・・」

まどか「え?ああ、大丈夫!ごめんね、ちょっと考え事しちゃってて・・・」

ほむら「そう・・・?ならいいのだけど・・・」

まどか(ほむらちゃん・・・わたしの心配してくれたんだ・・・嫌われてるわけじゃないんだ。嬉しいな)

ひらひらってなんの擬音

まどか「あ、その・・・それで・・・?」

ほむら「ええ、こんな事聴いては失礼かもしれないけど、まどかはクリスマスに、その・・・相手に贈るプレゼントとか何か決めているのかしら?」

まどか(え?)

ほむら「もしそういうのを決めていないのなら、微力ながら協力するわ」

まどか(えええ!?///ほむらちゃんから誘われるなんて、完全に想定外だよ!///)アワワ

まどか(でででも、これはチャンスだよね、い、言わなきゃ。一緒に選ぼうって!)ドキドキ

まどか「あ、あの!私まだ決まってなくて、よかったらいい一緒に買いに行ってくれるとう嬉しいなって///」

ほむら「ええ、もちろん構わないわ。今度都合の良い日を教えて頂戴。わたしは何時でも構わないから」

まどか「あ…」ぱあっ

まどか「うん!」

まどか(やった…!やったやったー!)

ほむら「何だか急に元気になったわね」

まどか「えへへ///」

ほむら「ふふっ」

ほむら「・・・あ、所でまどかの好きな人って誰なのかしら」

まどか「え?」

まどか(誰って・・・)

まどか(言えるわけないよ!///)

まどか「あ、・・・その、それは・・・///」

ほむら「・・・」

さやか「さーやかちゃん登場ー!!」

ほむら「・・・」

まどか「さささやかちゃん!」

ほむら「まったく、2日連続遅刻とはいい度胸ね」

さやか「はっはっはー、何とでも言いなさーい。それにあんまり早く来られても・・・でしょ?」にやにや

まどか(もしかしてさやかちゃん、ずっと見てたの!?)コソコソ

さやか(とりあえずは上手くいったみたいじゃん、この調子でがんばれりたまえっ!)にひひ

まどか(もう!///)

ほむら「……?」

まどか(あ、そうだ!)

まどか「ほむらちゃん、さっきの質問の答えだけど・・・」

ほむら「ええ」

まどか「その///・・・内緒だよっ!///」

ほむら「・・・そう」

まどか(今は、ね///)

―翌休日 まどか宅―

まどか(うーん・・・)

まどか(こっちの服が良いかな・・・?いや・・・こっち?)

詢子(・・・ほぅ?)

まどか(やっぱり・・・こっち!)

詢子「おやおや、鏡の前で随分気合い入れてるじゃないか」

まどか「ママ!?」

詢子「ははぁ、最近落ち着きがないとおもったら・・・ふぅーん、そういうことかい」

まどか「ち違うよ!これはそういうんじゃ・・・///」

詢子「ふふ、分かったよ。分かったから、まぁ座りな」

まどか「別に友達とお出かけするだけだから・・・ぶつぶつ///」ストン

詢子「ほれ、前向く」グッ

まどか「ひゃ」グイッ

詢子「リボン・・・着けてやるよ。今日も付けてくだろ?まどかのトレードマークだもんな」

まどか「う、うん、ありがとう・・・」

詢子「・・・」しゅる…

まどか「・・・」キュ

詢子「・・・そうか・・・うん、そうだよな・・・」ポツリ

まどか「・・・?」

詢子「・・・子供、子供と思ってたけど、まどかもいつの間にか大きくなってたんだな…」しゅる

まどか「えぇ?そんなことないよ。まだ子供だよ」

詢子「・・・」じっ

まどか「・・・ママ?」

詢子「ひとつだけ、まどかに言っておくよ」

詢子「これから先、まどかのまだまだ長い人生だ。その中で必ず何かを選ばなきゃならない時が来る」

詢子「選ぶのはいつだって自分だ。他人じゃない」

詢子「まどか、何が正しいか間違っているか、そんなことは関係ない。その選択が間違っていてもいいんだ。それがちゃんと考えて、自分で出した答えならな」

詢子「もしその時が来たら、よく考えて、そして後悔のないようにな・・・」

まどか「?・・・うん」

詢子「ふっ、なんで急にこんな事言いたくなったんだろうな」

詢子「・・・まどかが大人になったと思ったら、何だか遠くに行ってしまいそうな気がしてな・・・」しゅる

まどか「もぅ、だからわたしはまだ子供だし、それに何処にもいかないよ。変なママ」キュ

詢子「・・・そうだな」スッ

詢子「終わったよ。悪かったね、時間をとらせて」

まどか「ううん、ありがとうママ」

詢子「ま、せいぜいがんばれよ。上手く言ったら聞かせておくれ」

まどか「うん!・・・じゃなくて!あわわ///行ってきまーす!!!///」

詢子「・・・いってらっしゃい、まどか」

―駅前広場―

ほむら「・・・」

まどか(わああ、ほむらちゃんもう来てる!)

まどか「お待たせ、ほむらちゃん!」

ほむら「!!」

まどか「遅くなってごめんね」

ほむら「・・・謝る必要はないわ、まだ待ち合わせの時間前だし。・・・あ、それに私も今来た所よ」

まどか「そうなんだ、よかった。えへへっ」

まどか(ほむらちゃん・・・やっぱり美人だなぁ、私服だとより際立つよ)

ほむら「・・・」じっ

まどか「・・・?どうしたの、ほむらちゃん?もしかしてわたし顔に何かついてる・・・?」

ほむら「なんでもないわ・・・。さぁ、行きましょう」

まどか「・・・?」

―大型百貨店―

ほむら「色々あるわね、まぁ当たり前だけれど」

まどか「何にするか迷っちゃうねー。ほむらちゃんは何にするのかな?」

ほむら「・・・ごめんなさい、さっぱり思いつかないわ。協力すると言っていたのにごめんなさい・・・」

まどか「い、いいんだよ!色々見ながら、一緒に選ぼ?」

ほむら「ええ、悪いわね」

ほむら「でも、まどかの気持ちが込もっていれば多分それがなんだって、きっと何を選んだって素晴らしい贈り物になると思うわ」

まどか(わたしの・・・気持ち・・・)ドキ

まどか「・・・例えば・・・その相手が・・・」ドキドキ…

まどか(ほむらちゃん、でも・・・?)

まどか「・・・ほ」ドキドキ

ほむら「?」

まどか「・・・わたしのことを何とも思ってない人でも?」

まどか(うぅ、やっぱり無理だよ・・・)

ほむら「ええ、もちろんよ」ニコ

まどか「あ・・・。えへへ///ありがとう///」

まどか「ち、ちょっと、わたしあっち見てくるね///」クルリ

ほむら「ええ」

まどか(うう、何だかドキドキしすぎて頭が回んないや)

まどか「とりあえずプレゼント選んで頭冷やそう」

まどか(何がいいかな・・・?)

まどか「うーん・・・」

まどか(だめだ・・・ほむらちゃんの顔しか浮かんでこないよ・・・)

ほむら「どう?まどか?決まりそう?」

まどか「ひゃっ!!」ビクッ!

ほむら「あ、ごめんなさい!集中していたのに、驚かせてしまったわね」

まどか「ううん大丈夫!気にしないでよ」ドキドキ

まどか「あの、やっぱり決まんなくって、どんなのが良いのかなって・・・」

ほむら「そうね・・・思い出になるような、見返す度にまどかを思い出すような・・・そんなものが良いんじゃないかしら?」

まどか「思い出かぁ・・・あ!」

まどか(確かこっちに・・・あった!)

まどか「これなんて、どうかな?」

ほむら「写真立て・・・」

まどか「これならその人の大切な思い出も一緒に飾れるから」

ほむら「まどからしくて、とても良いと思うわ」

まどか「えへへ、じゃあこれに決めた!」

まどか「じゃ、ちょっと買ってくるから待っててね」

ほむら「ええ、待ってるわ」

ほむら「・・・思い出・・・か」

――――――――


まどか「お待たせ、ほむらちゃん」

ほむら「ええ、それじゃ・・・」

まどか「うん、ほむらちゃんのを選ぶ番だね!」

ほむら「・・・え?」

まどか「・・・?」

まどか「クリスマスパーティーのプレゼント、ほむらちゃんもまだ・・・だったよね?」

ほむら「・・・ああ、そういう・・・」

まどか(あれ?ほむらちゃんもまだ決まってないと思ったけど、違ったのかな?)

ほむら「……何でもないわ、改めて、私のプレゼントも一緒に選んでくれないかしら?」

まどか「うん!もちろんだよ!」


―――――――――――


まどか「これで二人ともプレゼントはバッチリだね!」

ほむら「何も決まってなかったから、助かったわ」

まどか「それでね・・・ほむらちゃんまだ時間あるかな?」

ほむら「ええ、大丈夫よ」

まどか「それじゃ、もうひとつだけ買いたいものがあるの、一緒に来て貰っても、いいかな?」

ほむら「構わないわ、行きましょう」

まどか「えへへ、ごめんね」

ほむら「いいのよ、それで、何を買うのかしら?」

まどか「えっとね・・・さっきのとは別に、とても大切な人に贈るプレゼントなの」

ほむら「それってもしかして、例のまどかの・・・その・・・好きな人、かしら?」

まどか「う、うん///」

ほむら「でもそれって、わたしが着いていってもいいものなのかしら?今更だけど、決まっているのならやっぱりまどかだけで…」

まどか「ほ、ほむらちゃんがいないと意味ないって言うか・・・ほむらちゃんに合う・・・あう///」ボソボソ

まどか「その、何かは決まってるんだけどいろんなデザインがあるから、どれがいいかなって!ほらわたしセンスないから、あはは…」

ほむら「私がいないと?・・・それって・・・?」

ほむら「・・・」

―時計専門店―

まどか(やっぱりほむらちゃんは時間ってイメージがあるから、ほむらちゃんに贈るプレゼントはこれしかないかなって!)

まどか(わぁ・・・奇抜なものからレトロなものまで、腕時計っていってもいっぱいあるや、うーん、どれが一番似合うかなぁ・・・)

ほむら「時計・・・」

まどか(これとか、どうだろ?)チラチラ

まどか(うぅ、何か何でも似合ってて、良くわかんなくなってきた・・・)

まどか(・・・すー、はー。・・・よし)

まどか「あ、あの!」

ほむら「? 何かしら」

まどか「ああの、ほむらちゃんはどんなのが良いと思う?」

ほむら「こういう小物は贈る人のイメージに合うのがいいんじゃないかしら」

ほむら「もし良ければ、贈る相手はどんな人なのか教えてもらえれば選び易いわね」

まどか(どんなって///)

まどか「あの///ええっと///」

ほむら「あ、別に無理して言わ――」

まどか「そその人は!落ち着いたイメージで、でも格好良くて、優しくて、それから…それから…ごにょごにょ///」

ほむら「落ち着いた…」

ほむら「なら…」スッ

ほむら「この銀を基調とした腕時計はどうかしら?」

まどか(わぁ…すごくにあってる…)

まどか(あれ?でも、これじゃ、ほむらちゃんの欲しい時計って訳じゃないんだよね…?)

まどか「あー…それもすごく良いと思うけど…ほむらちゃん自身はどの時計が良いと思う?」

ほむら「私…?」

まどか「あ、あの…その、さ参考までに…?」

ほむら「……」

まどか(うー、変な聞き方しちゃったな…)

ほむら「私は…この時計が欲しいわね」スッ

まどか(わあ、流石ほむらちゃん。イメージにぴったりだよ)

まどか(決めた!これにしよう!)

ほむら「それより、今はまどかの時計だったわね。ちょっとあっちを見てくるわ」

まどか「あ、うん!」

まどか(チャンス!今のうちに…ええと、値段は…1万6千円!?高いなぁ…)

まどか(手持ちは…良かった、ギリギリ大丈夫。後はコッソリレジへ…)

まどか「あの、これ下さい。ラッピングもお願いします」コソコソ

店員「有難う御座います。お会計1万8千円になります」

まどか「……8千?…へ?」

まどか(あれ?値札には…あ!インクがかすれて…)

まどか(そんなぁ……)しゅん

まどか(しょうがないや…また来て…)

店員「…はい。お会計丁度頂きます」

まどか「え…?」

ほむら「まどかが困っているようにみえたから、もしかしてお金が足りなかったんじゃないかと思って…出過ぎた真似だったかしら…」

まどか(ほむらちゃん!!!)

まどか「あああありがと…」アワワ

まどか(はっ!!時計見られ…!)

まどか(…あ、良かった。ラッピングされてた…)ほっ

まどか(後は…)

―駅前広場―

まどか(あっと言う間に夕方…時間が立つのが早いよ…)

ほむら「まどかのを選ぶつもりが、逆に選んでもらって、今日はあまり役に立てなくてごめんなさい」

まどか「ううん!そんなことないよ!ほむらちゃんのおかげで決められたから、こっちこそ」

ほむら「そう?なら良かったわ。」

まどか「あ、お金…ありがとう。明日に返すね」

ほむら「いいわ、そのまま返さなくても。 私に出来るのはその位 でしょうし… 」

まどか「そんなのだめだよ!ママに怒られちゃうし、何よりわたしの気が済まないよ」

ほむら「そうね…わかったわ」

まどか「うん」

ほむら「プレゼント…上手くいくと良いわね」

まどか「あ…」ドキッ

ほむら「いいえ、あなたならきっと上手くいくわ。だからその大切な人に、想いの全てをぶつけなさい」

まどか(あああ///今?今なのかな?これって告白するタイミングなのかな?///)ドクンドクン

まどか「…あ、あのっ///」ドキドキ

ほむら「…?」

まどか(うううっ///)ドキドキ

まどか「……うん!がんばるね!」

まどか(ああ~…)

ほむら「ふふ、それじゃあまた明日ね」

まどか(わたしのヘタレ…)しゅん…

まどか「うん・・・」

まどか(…はぁ、ダメだなぁ・・・わたし・・)

まどか「今日は一緒に来てくれてほんとにありがとう」

まどか「最近ほむらちゃんとおしゃべりできなかったから、今日いっぱいおしゃべり出来て、すごく楽しかった」

ほむら「あ……それは、その…ごめんなさい」

ほむら「私も…今日はまどかと話せて嬉しかったわ」ニコ

まどか(あ・・・)

まどか「えへへっ」

まどか(いつものほむらちゃんだ・・・)

ほむら「ふふっ」

まどか「…それじゃまた明日ね!ほむらちゃん。バイバイ」

ほむら「ええ…また明日」

ほむら「……」

―まどか自室―

まどか「ふぅ…」ぼふっ

まどか(気が抜けたら、一気に疲れちゃった…)

まどか(何か、途中からさやかちゃんの作戦とか忘れちゃってたよ)

まどか(好きな人へのプレゼントを一緒に選んで、それを渡すのが、さやかちゃんの本命の作戦…)

まどか(わたしには直接言う勇気が無いから、これならって…)チラ

まどか(腕時計…)

まどか(今日は失敗しちゃったけど…)

まどか(今度のパーティーの時に、絶対ほむらちゃんに渡さなきゃ)

まどか(…不安だけど)

まどか「それ以上に楽しみだなって///」

まどか(……)

まどか(わああ、今から恥ずかしくなってきちゃった///)ゴロゴロ

まどか「うー///…もう寝よっ///」パチン

まどか(…えへへっ///)

まどか(…おやすみなさい、ほむらちゃん///)



―――――――――――――――ー
―――――――――
――――

―校舎屋上―

まどか「……」

ほむら「……」

まどか「…さやかちゃん、遅いね」

ほむら「…ええ、そうね」

まどか「……」

ほむら(まどかの風に煽られた髪を抑える仕草。可愛いわ、可愛い過ぎる)

まどか「か、上條君と話し込んでるのかな?」

ほむら「…そうかも知れないわね」

まどか「……」

ほむら(触れようと思えば触れられる)

ほむら(あなたとの距離は今こんなに近いのに、この先心の距離がゼロになる事はないのでしょうね…)

ほむら(分かっている事だけれども、辛いわね…)

ほむら「……はぁ」

ほむら(もし出来るのなら、このまま時間を永遠に止めてしまいたい)

ほむら(ようやく時の牢獄から解放されたのにまた束縛を願うなんて、皮肉ね)ふっ

さやか「おっ待たせー!さやかちゃん参上ー!!」

ほむら「随分遅かったわね。待ちくたびれてしまったわ」

まどか「さやかちゃん」

さやか「いやぁ、ごめんごめんちょいと野暮用でね♪」

ほむら「何でもいいわ。さっさと食べましょう」

さやか「わぉ、このスルーっぷり。突っ込んで聞いておくれよ」

ほむら「嫌よ。面倒だわ」

ほむら(どうせ上條恭介のことでしょうし)

さやか「うひゃぁ、相変わらず凝ったお弁当。さっすが知久さん」

まどか「えへへ、さやかちゃんのお弁当もとっても美味しそうだね」

ほむら(まどかのお弁当、ほんとに美味しそうね)チラッ

ほむら(ひとつ貰えないかしら?…なんて言えないわ)ゴソゴソ

さやか「ほむらはほむらで相変わらずカロリーメイトか、よく飽きないなぁ」

ほむら「成長期の身体の発育にはバランスの良い食事が重要なのよ」

さやか(まだ諦めてなかったんだ?)ヒソヒソ

まどか「そ、それは酷いよさやかちゃん」

ほむら「……聞こえてるわよ美樹さやか。一体何処を見て言っているのかしら」ゴゴゴ

まどか「あわわ…」

さやか「どど、どこって…ねぇ?あはは」

ほむら「月の無い夜と魔獣狩りの際は背中に気を付けることね」ギロ

さやか「ひぃ助けてまどか!」ササッ

まどか「ひゃっ!?」

ほむら「冗談よ、冗談」ファサッ

まどか「あはは…」

さやか「いやまーしっかし、こうして三人で食べるのも久しぶりだねぇ」

まどか「最近さやかちゃんはいつも上條君と一緒だもんね」

さやか「いやぁ、はは…///」

ほむら「今日遅かったのも大方そのせいでしょう。まぁ上手くいってるようで何よりだわ。末永く爆発しなさい」

さやか「爆発て」

まどか「ねぇ上條君とはいつもどんなお話してるの?」

さやか「え?えっと、音楽の話し、とか?まー今更話すことなんてあんま無いんだけどね///」

ほむら(惚気…)

下手糞が書く日常()ほどつまらないSSはない

まどか「それで?他には?」

さやか「もう私の事はいいから。それより…まどかはどうなのさ?」

ほむら(ほむ?)

まどか「うぇっ!?わたし!?」

さやか「好きな人。いるんだろぉー?」ニヤニヤ

まどか「え、えぇーっ///」

ほむら(え?え?)オロオロ…

さやか「正直に吐っきなさぁーい!」ガバッ

まどか「きゃっ!?い、いないよぅ///」

さやか「はいはい。んで?誰なのかな?」ニヨニヨ

ほむら(まどかに好きな人が好きな人が好きな人ががが)

まどか「ううぅっ……///」

ほむら(こ、この反応は確実にいるわね…)ズーン

まどか「……///」モジモジ

ほむら(……お、終わったわ。何もかも)ボーゼン

さやか「いやぁ、わが親友にも遂に春が来ちゃいますかー」チラッ

ほむら(…いえ、そうよ…当然よね)

ほむら(まどかも普通の思春期の女の子だものね…)

ほむら「…まどかには好きな人がいるのね」

まどか「あ……///」

ほむら「まどかの好きになった人なら、きっと素敵な人なのでしょうね…」

ほむら「応援するわ。上手く行くといいわね」ニコ

まどか「あ、………うん。有難う…」

ほむら(そうよほむら、最初から解っていたじゃない。自分の想いが届くことはないって)

ほむら(ならば…)

ほむら(ならばせめて私は、まどかの幸せを願うわ)

―ホムホーム―

ほむら(数ヶ月前、皆のおかげでワルプルギスの夜を無事越えることができた)

ほむら(同時に、盾の砂が落ち切り時を止められる事ができなくなってしまった私は、最弱の魔法少女と成り果ててしまった…)

ほむら(以降の魔女狩り時、明らかに皆の動きが鈍っている)

ほむら(…誰も何も言わないけど、分かってる。足手纏いな私をフォローをしているせいね)

ほむら(足手纏いなだけならまだ良いわ…それに加えてグリーフシードを譲って貰って…。本来ならより消耗した人が使うべきものなのに…)

ほむら(その優しさが逆に辛い…)

ほむら(だからと言って、独りで戦うには私の魔力は余りにも弱過ぎる)

ほむら(これ以上皆に迷惑はかけられない。適当な事情を皆に話して見滝原を去り、そしてその後ーーー)

ほむら「……」

ほむら(気掛かりなのはまどかだけね。魔女の危険とキュゥべえの事はあの三人に任せるとして、後はあの子が、別れる時に悲しまないように、自分を責め過ぎないようにしないと)

ほむら(まどかは優し過ぎるわ。きっと、少なからず私に恩義を感じているでしょうね。だから最近わざと会話をしなかったり冷たい態度をとって嫌われようとしていたけど…)

ほむら(それよりもまどかに好きな人がいるというのなら、その恋を成就させてから見滝原を去りましょう)

ほむら(それがせめてもの、私からまどかへの…罪滅ぼし)

ほむら(幸せの中でなら、ちっぽけな別れの悲しみなんて…霞んでしまうでしょうから…)

ほむら(……)

ほむら(……まどか)じわっ

ほむら「…うっ、うぅっ…」ポロポロ…

ほむら「いやぁ…いやだよぉ…」

ほむら「貴女の…側に…もっと居たい…!」

ほむら「…離れ…たく…ないよぉ…」ボロボロ

ほむら「まどか…まどかぁ…」

ほむら「…うっ…ぐす……うっ…ひっく…」

ほむら「……うっ、うぅ」グシグシ

ほむら「……」ぐすっ

ほむら(弱音は吐かないって、あの時誓ったのに…)

ほむら(ごめんなさい…)

ほむら(でも今日だけは…こんな弱い私をどうか許して…)

ほむら(……鹿目さん)



――――――――

>>1ですが
 
ちょっと聞きたいことがあります

この後前半と同じような内容をほむら視点で心理描写等を書いてあるのですが
あまりにも冗長過ぎる気がしてきたので、まどかとほむらの買い物終了後まで
飛んでもいいでしょうか?

わかりました。飛ばさないでいきます

だれるかもしれないけどご勘弁を

ー校舎屋上ー

ほむら「……」ボー

ほむら(昨日はよく眠れなかった…)

まどか「……」

ほむら(あれから、まどかとその好きな人が親密になるにはどうすれば良いか考えていたけど…)

ほむら(やはり、駄目ね…)

ほむら(入院していたせいで人付き合いだって満足にできないのに、恋の仕方なんて尚更分からないわ)

ほむら(好きな人、か…)

ほむら(この時間軸では、もうまどかとは数ヶ月一緒にいるのに、まったく気が付かなかったわ…)

ほむら(はぁ…)

ほむら(気が付けば街はクリスマスムード一色…ループしていた時は何とも思わなかったけれど、時間が過ぎて行くというのは寂しいものなのね…)

ほむら(まどか……)チラ

まどか「……」

ほむら(はぁ…)

ほむら(クリスマス…ねぇ)

ほむら(クリスマスといえば…プレゼント…よね?)

ほむら(そうだわ!意中の人にプレゼントを贈る、っていうのはどうかしら)

ほむら(入院してた時に見た漫画やドラマでは、当たり前だったものね!)

ほむら(早速、まどかに…)

ほむら「あの、まどか。提案があるのだけど…」

まどか「……」ボー…

ほむら(あら?)

ほむら「まどか?少しいいかしら」

まどか「……」ボー…

ほむら(どうしたのかしら)

ほむら「まどか?」ひらひら

まどか「ひゃっ、ひゃい!?」

ほむら「さっきから呼んでいたのだけれど、大丈夫かしら?ボーっとしてたみたいだけど…何処か具合がわるいのなら保健室に…」

まどか「え?ああ、大丈夫!ごめんね、ちょっと考え事しちゃってて…」

ほむら「そう…?ならいいのだけど…」

まどか「あ、その…それで…?」

ほむら「ええ、こんな事聴いては失礼かもしれないけど、まどかはクリスマスに、その…相手に贈るプレゼントとか何か決めているのかしら?」

ほむら「もしそういうのを決めていないのなら、微力ながら協力するわ」

まどか「…その…えっと」

まどか「あ、あの!私まだ決まってなくて、よかったらいい一緒に買いに行ってくれるとう嬉しいなって///」

ほむら「ええ、もちろん構わないわ。今度都合の良い日を教えて頂戴。わたしは何時でも構わないから」

ほむら(私の乏しい知識では変な事言ってるんじゃないかって、多少不安だったけど…良かったわ。やっぱり女の子にとってのクリスマスってそういうものなのね)

まどか「うん!えへへっ///」

ほむら(あ…まどかの笑顔…何だか久しぶりな気がするわ)

ほむら「ふふっ、何だか急に元気になったわね」

まどか「えへへ///」

ほむら(そうだ、プレゼント選びの為にはまどかの意中の人が誰なのか把握しておかないと…)

ほむら「所で、まどかの好きな人って、誰なのかしら」

まどか「うぇっ!?」

まどか「あ、あの///…その///…それは…」

ほむら(それは…?)

さやか「さーやかちゃん参上ー!!」

まどか「さささやかちゃん!」

ほむら(美樹さやか…。ちょっとはタイミングを読みなさいよ)

ほむら「まったく、2日連続遅刻とはいい度胸ね」

さやか「はっはっはー、何とでも言いなさーい。それにあんまり早く来られても…でしょ?」にやにや

まどか「…もぅ!///」

ほむら(何の話しかしら……?)

まどか「あ、そうだ。ほむらちゃん、さっきの質問の答えだけど…」

ほむら(さっき…?ああ、好きな人ね。誰なのかしら)

ほむら「ええ」

まどか「その///…内緒だよっ!///」

ほむら「……」

ほむら(…まぁ、仕方ないわね)

ー翌休日 駅前広場ー

ほむら(今日はまどかのプレゼント選びの日…)

ほむら「……」

ほむら(楽しみ過ぎて1時間前に着いてしまったわ…)

ほむら「……」ソワソワ

ほむら(今考えたらまどかとお買いものだなんて、まるでデートみたいね)

ほむら(でも、現実はまどかの意中の人に買うプレゼント選びの、ただの付き添い…)

ほむら「はぁ…」

ほむら「……」チラッ

ほむら(う、もうすぐ待ち合わせの時間ね。もしこれがデートだったら…)


まどか『まった?』

ほむら『いいえ、私も今来た所よ』キリッ


ほむら(…なんてね)ボー…

まどか「お待たせ、ほむらちゃん」

ほむら「!!」

ほむら(まどか!)

まどか「遅くなってごめんね」

ほむら(びっくりした…!危うく声をあげるとこだったわ)ドキドキ

ほむら(落ち着いて…落ち着いて…ふぅ…)

ほむら「…謝る必要はないわ、まだ待ち合わせの時間前よ」

ほむら(あ、そうだ!)

ほむら「あ、それに私も今来た所よ!」

ほむら(ふふ、よし…完璧ね!)

まどか「そうなんだ、よかった」

ほむら(まどか…やっぱり可愛いわ、私服だとより際立つわね…)じっ

まどか「…?どうしたの、ほむらちゃん?もしかしてわたし顔に何かついてる…?」

ほむら「っ!?な、なんでもないわ…。さぁ、行きましょう」

ほむら(あぶないあぶない、ついつい本来の目的を忘れそうになるわね)

まどか「……?」

ー大型百貨店ー

ほむら(さて…)

ほむら「色々あるわね、まぁ当たり前だけれど」

まどか「何にするか迷っちゃうねー。ほむらちゃんは何にするのかな?」

ほむら(あれから考えたけど、結局何も思いつかなかったのよね…)

ほむら「……ごめんなさい、さっぱり思いつかないわ。協力すると言っていたのに」

まどか「い、いいんだよ!色々見ながら、一緒に選ぼ?」

ほむら「ええ、悪いわね」

ほむら「でも、まどかの気持ちが込もっていれば多分それがなんだって、きっと素晴らしい贈り物になると思うわ」

ほむら(少なくとも、私はね…)

まどか「…例えば…それが…」

まどか「……ほ」

ほむら(ほ?)

まどか「…わたしのことを何とも思ってない人でも?」

ほむら「ええ、もちろんよ」ニコ

まどか「あ…。えへへ///ありがとう」

まどか「ち、ちょっと、わたしあっち見てくるね///」クルリ

ほむら「ええ」

ほむら(…「ほ」、ってなにかしら…?)

ほむら(まぁいいわ、取り合えず商品を見ましょう)

ほむら「ふむ…色々あるわね」

ほむら「なるほど…」

ほむら(どれが良いのか、さっぱりわからないわ)

ほむら(しょうがないわよね。入院してて、プレゼントなんてしたこともされたこともないもの…)

ほむら(まどかは何にするか決まったかしら、行ってみましょう)

まどか「うーん…」

ほむら「どう?まどか?決まりそう?」

まどか「ひゃっ!!」ビクッ

ほむら「あ、ごめんなさい!集中していたのに、驚かせてしまったわね」

まどか「ううん大丈夫!気にしないでよ」

まどか「あの、やっぱり決まんなくって、どんなのが良いのかなって…」

ほむら(うーん…)

ほむら「そうね…思い出になるような、見返す度に思い出すような…そんなものが良いんじゃないかしら?」

ほむら(思いつきにしては中々いいこと言うわね、私)

まどか「思い出かぁ…あ!」

まどか「これなんて、どうかな?」

ほむら「写真立て…」

まどか「これならその人の大切な思い出も一緒に飾れるよね」

ほむら(いつも誰かを思ってる。まどか…やっぱりあなたはいつだって優しいのね…)

ほむら「まどからしくて、とても良いと思うわ」

まどか「えへへ、じゃあこれに決めた!」

まどか「じゃ、ちょっと買ってくるから待っててね」

ほむら「ええ、待ってるわ」

ほむら「……思い出…か」

ほむら(……鹿目さん…)

ほむら(……なぜかしら…浮かんでくるのは悲しい思い出ばかりだわ)

まどか「お待たせ、ほむらちゃん」

ほむら(まどか…貴女との思い出は、もう…つくれない…)

ほむら「ええ、それじゃ…」

ほむら(名残惜しいけど、今日はこれでお終いね…)

まどか「うん、ほむらちゃんのを選ぶ番だね!」

ほむら(……)

まどか「……?」

ほむら(私のを…選ぶ…?)

まどか「クリスマスパーティーのプレゼントだよ」

ほむら(パーティー……?)

ほむら(あ!今度マミの家でやる…)

まどか「ほむらちゃんもまだ…だったよね…?」

ほむら(なにか話しがかみ合わない所があるとおもったら…そういうこと…。確かにそんな話しもあったわね)

まどか「えっと…?」

ほむら(いったい私はいつから勘違いしてたのかしら?)

ほむら(まぁ、いいわ。おかげでまだ一緒に買物出来るんですもの。それに純粋にまどかとデートを楽しめるわ)

ほむら「……何でもないわ、改めて、私のプレゼントも一緒に選んでくれないかしら?」

まどか「うん!もちろんだよ!」

ほむら(ひゃっほぅ!!イチャコラタイムね!)


―――――――――――

まどか「これで二人ともバッチリだね!」

ほむら(!?もう終了だというの!?まどまどほむほむ描写がないなんて!こんなの絶対おかしいわ!!)

ほむら「…何も決まってなかったから、助かったわ」

ほむら(はぁ、今度こそ…これでお別れね…)

まどか「それでね…ほむらちゃんまだ時間あるかな?」

ほむら(ほむ!?)

ほむら「ええ、大丈夫よ!!!」

まどか「それじゃ、もうひとつだけ買いたいものがあるの、お店に一緒に来て貰っても、いいかな?」

ほむら「構わないわ、行きましょう!」

ほむら(ふふふ、私とまどかのイチャイチャデートはまだまだ終わらないわ!次はカットさせないわよ!!)

まどか「えへへ、ごめんね」

ほむら「いいのよ。それで何を買うのかしら?」

まどか「えっとね…さっきとは別に、とても大切な人に贈るプレゼントなの」

ほむら(……)

ほむら「……それってもしかして、例のまどかの…その…好きな人に、かしら?」

まどか「う、うん///」

ほむら(さよなら妄想。お帰り現実)

ほむら(…なんだ結局、好きな人へのプレゼント選びってのは勘違いじゃないのね…)

ほむら(さっきまでその事を記憶から抹消してたから、改めて意識すると辛いわね)

ほむら「でもそれって、わたしが着いていってもいいものなのかしら?今更だけど、もう決まっているのならやっぱりまどかだけで…」

まどか「ほ、ほむらちゃんがいないと意味ないって言うか…///」ボソボソ

まどか「その、いろんなデザインがあるから!どれがいいかなって!ほらわたしセンスないから!あはは…」

ほむら「私がいないと?……それって…?」

ほむら(それって…?)

やべ・・・一部テキスト消えてる
少しペースおちます すいません

―時計専門店―

まどか「ここだよ!ほむらちゃん」

ほむら「時計……」

ほむら(何かあまりまどからしいチョイスじゃないような気がするけど・・・それにしても、いろいろあるのね・・・)

チッ…チッ…チッ…

ほむら「…」

ほむら(こうして時計の音の中にいると、昔を思い出してしまうわね…)

まどか「あ、あの!」

ほむら「?何かしら」

まどか「ああの、ほむらちゃんはどんなのが良いとおもう?」

ほむら「こういう小物は贈る人のイメージに合うのがいいんじゃないかしら」

ほむら(よく知らないけど…)

ほむら「もし良ければ、贈る相手はどんな人なのか教えてもらえれば選び易いわね」

まどか「あの、ええっと…」

ほむら「あ、別に無理して言わー」

まどか「そその人は!落ち着いたイメージで、でも格好良くて、優しくて、それから…それから…ごにょごにょ///」

ほむら(落ち着いた…)

ほむら「なら…」スッ

ほむら「この銀を基調とした腕時計はどうかしら?」

まどか「あ…でも…うーん…」

ほむら(だめだったかしら?この時計そんなに悪くないと思うのだけど・・・)

まどか(あれ?でも、これじゃ、ほむらちゃんの欲しい時計って訳じゃないんだよね…?)

まどか「あー…それもすごく良いと思うけど…ほむらちゃん自身はどの時計が良いと思う?」

ほむら(私…?)

まどか「あ、あの…その、さ参考までに…?」

ほむら(……そうね)

ほむら(さっき見つけた…これかしら控えめなピンクの意匠がまどかを連想させるから・・・)

ほむら「私は…この時計が欲しいわね」スッ

まどか「あ…」

ほむら(もっとも…買った所で、直ぐに所持者不在になってしまうのだけどね…)

ほむら「それより、今はまどかの時計だったわね。ちょっとあっちを見てくるわ」

まどか「あ、うん!」

ほむら(まどかの声入りの目覚ましとか、どこかにないかしら)

ほむら(いっそ自作してしまいましょう・・・)

ほむら「あ・・・まどかがレジに。よかった決まったのね」

まどか「」コソコソ

まどか「8千?」

ほむら「ん?」

まどか「そんなぁ……」

ほむら(もしかして、お金…足りないのかしら…)

ほむら(まどか!あなたを絶望させたりはしない!いま行くわ!)

まどか「・・・」ショボーン…

ほむら(値段は1万8千円…クッ!今月はもやし祭り決定ね…)

ほむら「これでお願いします」スッ

店員「…はい。お会計丁度頂きます」

まどか「え…?」

ほむら「まどかが困っているようにみえたから、もしかしてお金が足りなかったんじゃないかと思って…出過ぎた真似だったかしら…」

まどか「あああありがと…!?」

ほむら「いいえ」ニコ

ほむら(このくらいしかできないしね…)

ほむら(どんな時計にしたか分からないけど、私のアドバイスは参考になったのかしら)

―駅前広場―

ほむら(楽しいと時間が過ぎるのが早いわね…まぁカットされないだけ、まだましかしら)

まどか「……」

ほむら「まどかのを選ぶつもりが、逆に選んでもらって、今日はあまり役に立てなくてごめんなさい」

まどか「ううん!そんなことないよ!ほむらちゃんのおかげで決められたから、こっちこそ」

ほむら「そう?なら良かったわ。」

まどか「あ、お金…ありがとう。明日に返すね」

ほむら「いいわ、そのまま返さなくても。 私に出来るのはその位でしょうし… 」

まどか「そんなのだめだよ!ママに怒られちゃうし、何よりわたしの気が済まないよ」

ほむら(…)

ほむら「そうね…わかったわ」

まどか「うん」

ほむら「プレゼント…上手くいくと良いわね」

まどか「あ…」

ほむら「いいえ、あなたならきっと上手くいくわ。だからその大切な人に、想いの全てをぶつけなさい」

ほむら(そうよ…まどかなら…きっと)

まどか「…あのっ!」

ほむら「…?」

まどか「……うん!がんばるね!」

ほむら(ふふ、変なまどか)

ほむら「それじゃあまた明日ね」

まどか「うん、今日はほんとにありがとう」

まどか「最近ほむらちゃんとおしゃべりできなかったから、今日いっぱいおしゃべり出来て、すごく楽しかった」

ほむら「あ……それは」

ほむら(最近冷たくあたってたから…まどかには辛い思いをさせてしまったわね…)

ほむら「その、ごめんなさい。私も…今日はまどかと話せて嬉しかったわ」

まどか「えへへっ」

ほむら「ふふっ」

まどか「…それじゃまた明日ね!ほむらちゃん。バイバイ」

ほむら「ええ…また明日」

ほむら(…また、明日…か。)

ほむら(この言葉をいえるのも、あと何回かしら)

ふぅ…ひと段落。
もう5時間たってんのか

ちょっと15分ほど食事休憩

―まどかと別れた直後 帰宅路―

―――キィィン…

ほむら「…!」

ほむら(このソウルジェムの反応…)

ほむら(あったわ、魔女の結界の入口)

ほむら「…今日の余韻に浸らせてもくれないのね」ふぅ

ほむら(でも私1人じゃ無理ね…。応援の要請をテレパシーで送りましょう)

ほむら『マミ、杏子、さやか。聞こえていたら応えて頂戴、魔女が現れたわ』

マミ『聞こえたわ、暁美さん。場所はどこかしら?』

ほむら『巴マミ、悪いわね。場所は…』

シュウウウ…

ほむら「!!」

ほむら(結界が閉じていく…!逃げる気ね)

ほむら(このまま見過ごして、まどかに危険が及んだら…)

ほむら『魔女が逃げるわ。取り敢えず結界の中に進入するから、駅前まで来たら、後は私の魔力を追ってきて頂戴』

マミ『…! わかったわ!今そっちへ向かっているから、くれぐれも結界の中では無茶はしないで!』

ほむら『……』

マミ『……暁美さん?』

ほむら『ええ、無茶はしないわ…』

ほむら(もっとも…)

ほむら「あちらさんが見過ごしてくれれば、の話ね…」

「げギゃアアああアアッッッ!!!!」ワサワサ
 仮初めの魔女(バン!)

ほむら(入って直ぐに魔女の部屋だなんて…!なんて運の悪いっ!!)

仮初めの魔女「ぎゃハハはッ」シュバッ

ほむら「そんな遅い触手攻撃!」バッ!

仮初めの魔女「ギゃはッ!ひひハハは!!」ガシッ!

ほむら「きゃ!?」ガクッ!

ほむら(そんな!?掴まれた!?かわしたはずじゃ…)

仮初めの魔女「ゲひヒヒ!」ブーンブーン…ポーイッ!

ほむら「しまっ…!?」

ほむら(受け身…取れ無…!壁にぶつか…!)

マミ「はっ!!」シュルル!!

ほむら「うっ!」ばふっ

仮初めの魔女「グげ…?」

マミ「危ないところだったわね」

ほむら(巴…マミ。リボンを編んで受け止めてくれたのね…)

ほむら「ええ、助かったわ」

仮初めの魔女「ぐるルル…」

マミ「いきなり魔女の部屋だなんて、急いで来てよかったわ」

ほむら「マミ、気を付けて。この魔女の攻撃は何処か変だわ…。かわしたと思っても油断しないで!」

マミ「あら、だったら…」スッ

仮初めの魔女「げひ!?」シュルル…ガシッ!

マミ「攻撃させなければ良いのよね?」

仮初めの魔女「ゲぎャあアア!!」じたばた

マミ「一気にカタを付けるわ!ティロッ!!」

マミ「フィナーレッ!!!」ズドォォオ!!!

仮初めの魔女「ぎゃあああアアあぁぁぁ…!」

ほむら(…直撃!ここからでは爆煙で見えないけど…)

マミ「ま、こんなものかしらね」ストッ

ほむら(…嫌な予感がする。なにかしらこの違和感は…)

ほむら(…ハッ!)

ほむら「マミ!!そこから離れて!まだ魔女の結界は無くなってないわ!!」

マミ「ー!」バッ

仮初めの魔女「ぎゃギーーー!」シュ!!

マミ「甘いっ!」

マミ「かわしざまカウンターを…っ!?)ドスッ…!

魔女「げひ!」グリグリ

マミ「…え?」ドロっ…

魔女「ぎゃハハははハハは!!!」

ほむら「マミっ!!」

マミ「あ…」ガクッ

ほむら「くっ…!」ピピピンッ!

ほむら(なり振りかまっていられないわ…!手榴弾をありったけ!)バラッ!

ほむら「おまけよ!!」ズガガガ!!!

――ドオオオオオオオン!!!!!

魔女「ぎゃギャぎゃ!!!」シュババッ

ほむら「なっ!?無傷!?」

ほむら「きゃああっ!!!」バシィッ!!!

仮初めの魔女1.2.3.「「「ぎゃハははハっ!!!」」」ズオッ

ほむら(そんな・・・増えただなんて・・・)ヨロ…

マミ「うぅ・・・」ドクドク…

ほむら(マミ…駄目ね…かなりの重傷だわ…私ももう満足に動けない・・・)

マミ「う、…暁美…さん」

魔女「ケへへへへ」ズズズ・・・

ほむら(マズイ・・・まとめてとどめを刺す気だわ・・・)

魔女1.2.3「ギャひゃああアアあ!!!!!」シュバババッッ!!!

マミ(あ…ダメ…避けられな)

ほむら(――っ!)ギリっ

マミ(……!!)ギュッ





―――カシャン、キンッ

マミ(……)

マミ(…ああ…私、今死んじゃったんだ)

マミ(…でも以外と死ぬのってーー)

ほむら「…ミ…!…マ…!」

マミ(暁美さ…ん…?そっか貴女も一緒に死んじゃったのね…ごめんなさい…私のせいで…)

ほむら「巴マミ!しっかりして!」パンッ!

マミ「痛っ!?」

ほむら「惚けている場合じゃないわ!!ソウルジェムは浄化したわ!さぁ立って!!!」

マミ「!?!?!?」

マミ(え?わたし…生きて…!?)

魔女「」シーン…

マミ「な…!?」

マミ(これは…!魔女の攻撃が止まってる…?いいえ、これは…時間停止の魔法!?)

マミ「暁美さん…あなた固有魔法が戻ったのね!?」

ほむら「…」

ほむら「…長くは持たないわ」

ほむら「いい?よく聞きなさい、私達ではあの魔女は倒せないわ。一旦引くのよ」

マミ「わ、分かったわ、出口へ向いましょう」

ほむら「……」

マミ「どうしたの暁美さん!?時間がないんじゃ…!」

ほむら「この能力の特性上わたしはここから離れられない…」

マミ「そんな…」

ほむら「おそらくこの魔女は幻術を使うようね。佐倉杏子なら突破口を見いだせるかもしれない…」

ほむら「だから、あなたはここから出て佐倉杏子と連絡をとるのよ」

マミ「でも…」

ほむら「マミ、お願い・・・時間がないのよっ・・・!」

マミ「…」

マミ「…わかったわ」

マミ「必ず佐倉さんを連れ戻ってくる。だからあなたも約束して、明美さん」

マミ「何があっても決してあきらめないで…!」

ほむら「…」

ほむら「ええ、わかったわ…」

マミ「…」クルッ、タッタッタ…

ほむら「悪いわねマミ…約束は一つで手いっぱいなの…あなたのとの約束は守れそうにないわ…」

シュウゥ…
ズズズ…


ほむら(やはり駄目ね…ソウルジェムを浄化したそばから濁っていく)

ほむら(対象の永遠の時間凍結…)

ほむら(それがわたしの最後に残った唯一の攻性魔法)

ほむら(対価は私の命…)

ほむら(どうせ二人とも死ぬのならマミだけでも、ね…)

ほむら「マミ…まどかの事、たのむわね…」

ズズズ…



マミ「はっ…!はっ…!」

マミ(お願い…!暁美さんどうか、無事に…!)

マミ「見えたっ!出口っ!」

ほむら(ああ…もうソウルジェムも砕く魔力さえなくなってしまった…)

ほむら(でも盾は回さない・・・もう過去へは戻らない)

まどか(まどかを救えたんですもの。この時間軸を無かった事になんて、出来ない…このまま、この魔女と一緒に結界ごと消えてしまいましょう)

ほむら(死ぬのはもう少し先だとおもってたけど…まどかの未来の為なら)

ほむら「ふふ、喜んでこの運命を受け入れるわ」

ほむら(…もうすぐ完全に濁りきる…手持ちのグリーフシードも尽きてしまったわ…)ズズズ…

ほむら(この数奇な運命も、これでお終いね…)

ズズズ…

ほむら「まどか…貴女を絶望の運命から救えて…本当に良かった…」

ほむら(あなたならきっと、好きな人に想いは届くわ……どうか、幸せに…)

ほむら(……想い、か)


―――『カッコ良くなっちゃえばいいんだよ!』

―――『ほむらちゃんを助けられて、今でもそれが自慢なの』

―――『それじゃ…行ってくるね…』

―――『キュゥべえに…騙される前のわたしを…助けてあげてくれないかな……』


ほむら『約束するわ。絶対にあなたを救ってみせる。何度繰り返すことになっても、必ずあなたを守ってみせる!』



ほむら(……鹿目さん。貴女は私の憧れで…たった一人の大切な…)

ズズズズズ…

ほむら(私…変われたよね…?)

ほむら(貴女を守れる私に、なれたよね…?)じわっ…

ほむら(鹿目さん…)ツゥ…

ほむら「    」ポタッ―――




―――パリンッッ


マミ「えっ?」ハッ


――――――――――――――――
―――――――――
―――――

―同時刻―


まどか(腕時計、今度のパーティーの時に、絶対ほむらちゃんに渡さなきゃ)

まどか(不安だけど…)

まどか「それ以上に楽しみだなって///」

まどか(わああ!今から恥ずかしくなってきちゃった///)ゴロゴロ

まどか「うー///…もう寝よっ///」パチン

まどか「……えへへっ///」

まどか(…おやすみなさい、ほむらちゃん///)

はい、という訳で初SSというわけで8時間頑張って書いてたんですけど
テキスト消失のせいで続きがすぐに書けません

まぁ切り良いしここで一旦終わります

まぁ、上げて落とすのは物語の基本ですよね!
社畜な上に続きをまとめるのに時間がかかるので 明後日から木曜の夜12時くらいに
投稿できればとおもってます

その際はどうぞまたおつきあい下さい

 
 
 
 
まどか(…おやすみなさい、ほむらちゃん///)


 
 
 
 

速報のほうにたててくれよ
投下わかりやすいから

では速報で続きから立てます

ありがとうございました

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