モバP「カジキマグロ」 (69)

※注意事項
・モバマスss
・崩壊してる
・カジキマグロ

以上でよろしければカジキマグロ

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岡崎泰葉「え?」

片桐早苗「は?」

千川ちひろ「Pヘッドつけて出勤してきたと思ったら…い、いきなりどうしたんですか?」

P「カジキマグロ」

泰葉「カジキマグロが…どうしたんですか?」


P「カジキマグロッ!!」

泰葉「きゃっ!?」

早苗「ちょ、ちょっと…泰葉ちゃんが怖がってるじゃん。いい加減にしなよ、P君」

P「カジキマグロ…」

ちひろ「本当にどうしたんですか?何があったんですか?」

P「カジキマグロ」


早苗「埒があかないね…何かドリンクでも飲ませた?」

ちひろ「いえ…最近は新しいドリンクは作っていませんし…こんな症状起こるわけないんですが…」

早苗「そうよねぇ…カジキマグロて…」

P「カジキマグロッ!!」

早苗「きゃっ!?急に大声出さないでよ!!」

泰葉「もしかして…カジキマグロを食べたいんですか?」

P「カジキマグロッ!!」

ちひろ「まともな会話もできませんね…とりあえずカジキマグロを食べさせてみましょうか」

P「カジキマグロッ!!」


~~~


ちひろ「さぁ、カジキマグロですよ」

つ【カジキマグロのステーキ】

P「カジキマグロッ!!」

早苗「これは、喜んでるのか怒ってるのかもわからないね…」

泰葉「Pヘッド被っているからなおさらですね」


P「カジキマグロ……」パクッ


ちひろ「とくに躊躇することなく食べましたね」

早苗「さて…どんな反応するかな…」



P「カジキマグロ。カジキマグロ、カジキマグロ……カジキマグロ!」


泰葉「うぅ…Pさん…」

早苗「うわぁ…カジキマグロ連呼しながら食べちゃったよ…」

P「カジキマグロッ!!」

早苗「あぁっもうっ!何よ!まだ食べたいの!?」

ちひろ「いや…ちょっと待ってください」


泰葉「どうしたんですか?」

ちひろ「ちょっと試したいことが……カジキマグロ」

P「カジキマグロッ!!」

早苗「どうしたのよ?」

泰葉「あっ…まさか」

早苗「何?もしかしてカジキマグロって言葉に反応してるってこと?」

ちひろ「えぇ…おそらくそういうことかと」

P「カジキマグロッ!!」


早苗「だとしても…なんでこんなことになったのよ…わけがわからないわ」

泰葉「どうすれば元に戻るんでしょうか…?」

ちひろ「うーん…なんでカジキマグロなんでしょうかね?」

P「カジキマグロッ!!」

早苗「もうっ!いちいち反応しないでよ!カジキでもマグロでも反応するっての!?」

P「カジキ、マグロ」

ちひろ「え?何か変になってませんか?」


早苗「カジキとマグロで区切れてるわね」

P「カジキ、マグロ」

泰葉「今度はカジキとマグロって言葉に反応しているんでしょうか?」

P「カジキ、マグロ」

ちひろ「いったいどういうことなんでしょうかね?ますますわけがわからなくなりましたよ」

早苗「でも、なんだか言い方が優しくなってない?」

ちひろ「そうでしょうか?カジキマグロ」

P「カジキマグロッ!!」

泰葉「カジキとマグロ」

P「カジキ、マグロ」


早苗「う~ん…カジキマグロは気に入らなくて、カジキとマグロはいいってこと?」ヒソヒソ

ちひろ「区切るか区切らないかの違いですよね…」

泰葉「もしかしてカジキマグロが間違っているってことでしょうか?」ヒソヒソ

ちひろ「どういうことですか?」

泰葉「いえ、間違ってるから怒っているのかなって…」

早苗「何を間違えているのかしら?もしかカジキマグロなんていないとか?」

ちひろ「そんなことありますかね?よくテレビとかでもカジキマグロのレシピ流れてるじゃないですか。あのステーキだって【カジキマグロのステーキ】って売ってましたし」



池袋晶葉「カジキマグロという魚はいないよ」


P「カジキマグロッ!!」

晶葉「いや、私は晶葉だ」

ちひろ「あっ、今のプロデューサーさんはカジキマグロって言葉に反応するんです」

P「カジキマグロッ!!」

晶葉「はぁ…ややこしいことになったな……」

泰葉「何か知っているんですか?」

晶葉「いや、昨日のPが私を海に連れ出してな…一緒に釣りをしたんだ」

早苗「自慢?」


晶葉「茶化さないでくれ。それで、沖の方でカジキが跳ねているのが見えたらしいんだ」

泰葉「沖の方って…そんなわかるような距離だったんですか?」

晶葉「…望遠鏡を使ったらな。Pは肉眼だったが」

ちひろ「まぁ、プロデューサーさんなら」

早苗「P君なら仕方ないわね」

泰葉「それで、どうしたんですか?」

晶葉「カジキを見たPがな、『カジキマグロだ!カジキマグロだ!!』ってドヤ顔ではしゃぎ始めたんだ。そこで私は、『カジキマグロなんて魚はいない。あれはカジキだよ』って答えたんだ。そう言ったら『いや、あれはカジキマグロだ!カジキマグロなんだ!』って意固地になってな…しばらくすると普段通りになったから一緒に食事をしたんだ、帰り際にカジキの話題を出したらまた不機嫌になってなぁ」


早苗「それから……こうなってたわけ?」

晶葉「正直、私もなんでこんなことになっているかわからないが、カジキマグロという魚がいないということだけははっきり言える」

ちひろ「なら【カジキマグロのステーキ】てなんですか?」

晶葉「実際はメカジキ等のカジキの肉を使っている料理だ。カジキとマグロは肉質や色合いがにているから、マグロより作り置きできるカジキが代用品とされた所からごっちゃになってカジキマグロと呼ばれるようになったのだろう。カジキマグロという魚はいないが、カジキマグロという言葉はとても浸透してしまっている。これを知らない人の方が多いだろうさ」

早苗「うーん…カジキマグロがいないことはわかったけど、結局、なんでP君がこんなことになったのかはわからないままよね…」

晶葉「カジキマグロへの反応からして、何か思い入れがあるのかもしれないな…」

泰葉「あれ?そういえばさっきからPさんがカジキマグロって言葉に反応しませんよ」

ちひろ「プロデューサーさん、どうしたんですか……え」

早苗「どうしたの……え」

晶葉「P、Pヘッドが……」



「Pヘッドがカジキになっている……」


P(カジキヘッド)『カジキ……』

ちひろ「え?なんですか?プロデューサーさんの声が直接脳内に!?」

P『カジキ…』

早苗「何か、伝えようとしているの?」

晶葉「わ、わけがわからないぞ!?」

P『カジキ……』

泰葉「なんだか…ものすごく満足しているような…」

P『……カジキ』

ちひろ「あっ!プロデューサーさんのカジキヘッドが消えていく!?」


P(Pヘッド)「……」

泰葉「Pさん!」

早苗「だ、大丈夫!?P君!!」

P「あぁ…もう大丈夫だ」

晶葉「おぉ、まともにしゃべれるのか!」

P「さっきまでの俺は…カジキマグロ、いや、カジキと一体化していたんだ」

ちひろ「え?」

P「昨日…夢の中でカジキに出会ったんだ。あいつは言っていたよ、『俺はカジキだ。カジキマグロじゃない』って」

泰葉「普通に喋れるんですね」


P「俺は…俺は…それがどうしても認められなかった…だって…カジキマグロなんだぜ?」

早苗「まぁ、カジキだったわけだけど」

P「俺がいつまでもあいつの言葉を否定していたら…」

晶葉「まさか…体を乗っ取られたと」

P「あいつは言っていたよ『間違いが正されるまでお前の体を俺が使う』って」

ちひろ「なんか、もう何がなんだか…」

P「それから…こうなったってわけだ…」

泰葉「Pさんが解放されたということは…」

P「あぁ、認めるよ。あいつは、カジキだ」

晶葉「P…」


P「いいんだ…そもそも…晶葉にドヤ顔でカジキマグロ連呼したのにそれを正されて意固地になったのが悪かったんだ…」

早苗「P君…」

P「晶葉にカジキマグロプレイうんぬん言っていたのに……俺…バカみたいじゃないか…」

泰葉「カジキマグロプレイ?」

晶葉「な、なんでもない!P、私は何も気にしてないぞ!!」

P「もう…いいんだな…カジキを…受け入れて良かったんだよな……」

晶葉「あぁ…それでいいんだ…」



ちひろ「はぁ…なんだか、とても疲れました」

早苗「ほんと…わけがわからないことばかりね…」

泰葉「あの…晶葉さんと何したんですか?」

晶葉「な、何もしてない!ただ釣りと食事をだな!」

P「あのホテルのカジキのステーキうまかったなぁ…」

泰葉「ホテル?」

早苗「ん~?どういうことかなぁ~?」


晶葉「あ、あぁ…もう知らん!!」ダッ


早苗「晶葉ちゃんが逃げてもまだP君がいるのよねぇ…」

P「え?」

ちひろ「さぁ、詳しい話でも…」


<ドンガラガッシャーン


泰葉「どうしたんですか?」

早苗「もしかして晶葉ちゃん!?」

P「晶葉!?」



晶葉「……」


P「大丈夫か、晶葉!?」

ちひろ「見たところ怪我はないようですが…」



晶葉「……マグロ」ボソッ



早苗「ん?」

泰葉「なんて言ったんですか?」


晶葉「カジキマグロ」


ちひろ「え?」

P「まさか…」



晶葉「カジキマグロッ!!」


P「うわああああ晶葉のメガネがカジキっぽくなってるうううううううう」

ちひろ「もういやぁ…」



その後、Pにカジキマグロプレイについて白状させたところ、元に戻ったとさ


~カジキマグロ~

うん、カジキマグロ
スレタイ書き込んだところで正気に戻ったはずなのに、気がついたら書き溜めていた
本当にカジキマグロだった、カジキマグロ

気がついたら頭の中はカジキマグロだった。とりあえずググったらカジキマグロなんていないという現実に直面して俺はカジキマグロするしかなかった

もう二度とカジキマグロなんてしないよ

胃がカジキマグロなんでカジキマグロします

カジキマグロ

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