一夏「守り続ける」 (88)

一夏「あれからもう3年になるのか……」




一夏「あっという間だったな……」




一夏「色々あったな……本当に……」




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〉〉1

セシリア「早いものですわね……」



セシリア「あれは3年前でしたね……」



セシリア「箒さんに鈴さん、シャルロットさんにラウラさん……皆さんと初めて出会った……」




セシリア「そして……







わたくしの一番大切な……かけがえのない……」









その後

一夏『俺達もいつかは卒業するのか……』

箒『うむ、いつかはな……』

セシリア『先輩方、みんな泣いておられましたわね……』

シャル『でも、皆無事卒業できてよかったね』

ラウラ『グス……な、泣いてなどおらんぞ』

鈴『卒業なんてまだまだ先なんだから、今の内楽しんでおかないと! それに、

今度から後輩が入ってきて、あたしたちが先輩になるのよ! 気合入れていくわよ!』



一夏『そうだな。よーし、頑張って行こうぜ!』

箒鈴セシラ『おー!』




シャル『……そして最後に』






一夏『ん? どうした?』

箒鈴セシラ『……』

一夏『な、何だよ』



箒鈴セシラ『……』ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ




一夏『え……え?え?ななななななな何?何?何?!!!』

>>1

箒鈴セシラ『ふふふふふふふふふふ』ドドドドドドドド

一夏『(ややややややややややばばばばばばばばばばやばやばやばい!!!! とにかくやばすぎる!』

シャル『い~ち~か~く~ん? 楯無さんと何やってたのかな~』ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ラウラ『わたしというものがありながら浮気とは……ふふ、いい度胸だな』ジャキ

鈴『ブチューってしてたわね……ブッチューーーーーって』メラメラメラメラ

セシリア『一夏さん……』ニコ



一夏『お、俺用事思い出したわ!』ダツ



箒『成敗ッ!!!!!!!!!!!!!』







>>1

一夏「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」ドダダダダダダダダダ

箒鈴セシラ「待でゴルァァァァァァァァ!!!!!!!」



簪「一夏!?」



一夏「!? あ、あれは簪! 助けてくれ! 殺される!」ササ

簪「……」

一夏「ん? どうした?」





簪「……」パチーン




一夏「っ……痛ぇ……な、何すんだよ!」





簪「馬鹿」プイ





一夏「えぇ? ななな、おい何だってんだよ!?」





ガシ




一夏「あ……」オソルオソル





箒鈴セシラ「……」ゴゴゴゴゴゴゴ





一夏「」




箒鈴セシラ「」ニコ






チュドーン





簪「もう、お姉ちゃんたら……一夏にキスなんかして……」

現在




一夏「……みんなとの思い出……数えるとキリが無いな……」



一夏「だけど、あともう少しでもう終わっちまうのか……」



一夏「もうじき卒業式……」




一夏「あいつらは俺に告白してくるだろうな……だけど……俺もハッキリしないとな……」









一夏「俺が一番好きなのは……」













一夏「セシリア……」














一夏「……やばい……何かドキドキしてきた……!」






一夏「……セシリア……!……セシリア……!」

>>1

セシリア「・・・・・・!?」ドキ


セシリア「な、何でしょう今のは……?」


セシリア「……何だか……胸が熱くなって……」


セシリア「この気持ちは……」






セシリア「……一夏さん……」

続けるべきか?

>>1

一夏「俺は告白なんてしたこと無い……」

一夏「そもそも女の子と付き合ったことも無い……」






一夏「告白か……」






一夏「セシリア……俺は君のことが……す、す、す……」



一夏「っ!はぁはぁはぁ……駄目だ心臓がバクバクして……!」

>>1

一夏「はぁ……こんなんじゃなぁ……」



一夏「……でも俺はセシリアのことが好きだ……」



一夏「セシリアと共に生きていきたい……」



一夏「この気持ちを無駄にしたくない……」







>>1

prrr

一夏「ん?……弾からか」ピ

弾『おう一夏か? 元気か?』

一夏「お前の声で元気がなくなるぜ」

弾「んだとー? コラ』






弾『俺たちも卒業だからよ。今の内遊んどこーぜ』

一夏「そうだな……」

弾『ま、お前は女がたくさんいるからなー野郎友達なんかどうでもいいってか?』

一夏「そ、そんなんじゃねえよ!」

弾『ダチはいくら作っても怒られねえけど、彼女や嫁さんたくさん作ったら怒られるぜ」

一夏「(怒られるどころか殺される……)」

弾「おまえよく今まで死ななかったなー」

一夏「何度も殺されかけたわ。蘭にも」

弾「手出したらわかってるよな?」

一夏「分かっとるわ!」

弾「お前彼女はまだいないのかよ?」

一夏「ああ、まあな……」

弾「あの環境で……逆にすげえな……お前ホモ?」

一夏「おいこらボケ」

弾「なははは……」

>>1

弾『まぁ男ならガンガン行け。当たって砕けろだ。』

一夏「弾……実は俺な……」











弾『告白!? え!? ええ!? お前が!?』

一夏「んだよ悪いかよ?」

弾『いや別に……』プププ

一夏「笑ってんじゃねえぞてめ」

>>1

弾『がんばれよ一夏』

一夏「ああ……」

弾『どうした? フラれるのが怖いのか?』

一夏「まぁ、それもあるな……」

弾『ウジウジしてんじゃねぞ男だろ! そこを乗り越えなきゃ手に入らない物がある!』

一夏「……」

弾『もしかしたら手に入らないかも知れない。絶望に苦しむかも知れない……だけど……』

弾『結果がどうであれ、お前の気持ちは無駄にならない。必ず何かプラスになってるはずだ』

一夏「弾……」







弾『じゃあまたな』

一夏「ああ、ありがとな弾」

弾『おう!』

ピ

一夏「……さて、どうしたものか」チラ

PM22:00

一夏「もうこんな時間か、今日はもう寝るか……」





セシリア「そろそろ寝ないといけませんわね……」



セシリア「……」




 おーい、セシリア





セシリア「!? い、一夏さん!?」





 セシリア、今度遊びに行かないか?


 セシリアはかわいいな


 


 
 
セシリア「(一夏さん……)」






セシリア「駄目ですわ……一夏さんのことで頭がいっぱいで……!」


>>1

千冬「あいつらも卒業か……」



クラスの集合写真を見つめる千冬

どこか寂しげ眼差しで……



千冬「早いものだな……」

山田「織斑先生……」

千冬「ん? 山田先生か」

山田「寂しくなりますね……もうじき卒業なんて……」

千冬「ふん。私はあの問題児のガキどもがいなくなってせいせいするがな」

山田「お、織斑先生!」


>>1

一夏「……セシリア……」



一夏「……緊張するなぁ……」ドキドキ



一夏「告白するんだ……セシリアに……」



一夏「勇気を出すんだ俺……余計なことは考えるな……」






一夏「よし、行くぞ!」

セシリアの部屋

コンコン

セシリア「はい? どなたですの?」

一夏「セシリア? 俺だよ」

セシリア「!? いいいいい一夏さん!?」

一夏「今大丈夫か?」

セシリア「は、はい! 今開けますわ!」



ガチャ



セシリア「い、一体どうしたんですの?」

一夏「実は……大切な話があるんだ……」

セシリア「!? た、大切な話!?」

一夏「ああ」

セシリア「……でしたら中へどうぞ一夏さん」



一夏「……」


セシリア「……」


一夏「(だめだ……言葉が出てこない……)」ドキドキ


一夏「(セシリアの顔を見てるとドキドキが止まらない……ああ……セシリア……そんなに見つめられたら……)」ドキドキ


セシリア「(一夏さん……大切なこととは何ですの……?)」ドキドキ


一夏「(セシリア……きれいな瞳だな……こんなに可愛かったのか……)」


セシリア「(一夏さん……)」







一夏「……セシリア」



セシリア「は、はい!」ドキ



一夏「俺は……」



セシリア「……」ドキドキ




一夏「……君のことが好きなんだ……」





セシリア「……え!?」





一夏「俺はセシリア・オルコットを愛してる……だから……」







一夏「俺と付きあって下さい!」







セシリア「ええ!? わわわわわたくしとつつつつつつつ付き合う!?」



一夏「ずっと想ってたんだ。セシリアのこと……」



一夏「授業中も、寝ている時もセシリアのことしか考えられないことがあった……」



一夏「俺は、この学園で過ごしてきて心の底から……一生守っていきたいって思える人に出会ったんだ……」



一夏「セシリア……それは君なんだよ……」


セシリア「一夏さん……」




一夏「セシリア……」




セシリア「わたくしも……」





一夏「え?」









セシリア「……一夏さんのことが大好きです!」









セシリア「……わたくしは一夏さんの恋人になります……」







一夏「……」




セシリア「……」







一夏「セシリアぁ!」ギュ







セシリア「!? いいいい一夏さん!?」




一夏「セシリアぁ……うぅ……セシリアぁ……」ギュウ








セシリア「(一夏さん……暖かい……とても……)」

>>1

続けるぜ

セシリアの部屋の前


モブ1「……聞いた?」


モブ2「……聞いた」


モブ3「これは……」





モブ123「一大事だーーーーーーーーーー!!!!」

翌日

ガヤガヤ

「ねえねえ聞いた?」


「ん? どうしたの?」


「昨日、織斑君がね……」





「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」






「ねね! それほんとなの!?」


「ほんとよ! はっきり聞こえたもん!」


「嘘でしょ……」


「うぅ……そんなぁ……織斑君が……」

箒「……何だか教室が騒がしいな?」

シャル「何だろうね」

ラウラ「敵の襲撃か?」

鈴「んな訳ないでしょ」


ガラ


クラスメート「「「「「!?」」」」」

サササ スタコラッサ チャクセーキ

箒「な……」

シャル「どうしたのみんな?」

ラウラ「何でいきなり静かになる?」

鈴「あんたら何隠して……」

ゴツン!

鈴「いったーい……ちょっと何す……」



千冬「あ?」ゴゴゴゴゴゴゴ



鈴「」

千冬「どけ」

鈴「はひ!」ピューン

千冬「お前らも席につけ」

箒シラ「……はい」


千冬「む? 一夏とセシリアはどうした?」


一夏とセシリアの席だけ空いていた。


ガラ


一夏「すいません。遅れました」


セシリア「申し訳ありません。織斑先生」


千冬「ほぅ、デートをしていたら遅れたというわけか」ニヤニヤ


一夏セシリア「「な……!」」///


千冬「まあいい。早く席につけ」


一夏セシリア「は、はい!」






ガタ






一夏「……」チラ





セシリア「……」チラ






一夏「……」///ニコ





セシリア「……」///ニコ




箒「え……」

シャル「……何……? この空気……」

ラウラ「ほえ?」




>>1

その後

箒「な……」

鈴「ん……」

シャル「だ……」

ラウラ「と……」



鈴「ちょっと! それ本当なの!?」

モブ「い、いや……そ、その……」

鈴「はっきりしなさい!」

モブ「わわわ分かったわよ!」




一夏とセシリアのやりとりを聞かされた箒たち




箒「……」

鈴「そんな……」

シャル「嘘でしょ……」

ラウラ「嫁が……」












その後

セシリア「一夏さん。あの……」


一夏「ん? 何だ?」


セシリア「わ、わたくしとデートしましょう!」///


一夏「セシリア……」


セシリア「……」///


一夏「何恥ずかしがってんだよ。俺たちもう恋人同士だろ」


セシリア「こ、恋人……」///


一夏「まぁ、正直俺もちょっと照れちゃうけど……」///

>>1

SS深夜VIPで続きを書いていたんだが

復活したんで、こっちでまた書くわ

度々すまんのう

一夏「それじゃ行こうぜ。セシリア」

セシリア「ええ! 参りましょう!」

一夏「どこへ行こうか?」

セシリア「街でショッピングでもいかかでしょう?」

一夏「ショッピングか……よし行こうぜ」

セシリア「はい!」

~街にて~

一夏「人がいっぱいいるなぁ……」

セシリア「そうですわね……家族、友達、それに……恋人同士の方も……」

一夏「幸せそうだな……」

セシリア「ええ……」

一夏「俺たちもそう思われてるのかな?」

セシリア「い、一夏さん///」

一夏「なあ、セシリア……」

セシリア「はい?」

一夏「手繋いでも……いいかな……」

セシリア「ダメですわ」

一夏「……え……」

セシリア「手を繋ぐだけなんて嫌ですわ! 一夏さん腕を出してください」

一夏「ああ」ス

ギュ

セシリア「うふふ、これでよろしくてよ」

一夏「セシリア……(む、胸が……)」

セシリア「(一夏さんの腕……暖かい……)」

______


セシリア「ねぇ一夏さん。このお洋服なんてどうですの?」

一夏「え? ああ、凄く似合ってる。可愛いぞ」

セシリア「かかかかかかか可愛い!?」

一夏「あははは」

一夏「(セシリア……凄く楽しそうだな……)」

______

セシリア「(一夏さん……とても綺麗な眼……キラキラしてますわ……今まで見てきた
 
どの宝石よりも綺麗で、輝いて……)」

一夏「お、おいどうしたんだよ。俺の顔に何かついてるか?」

セシリア「い、いえ、何でもありませんの!」

一夏「(セシリア……きれいな眼だなぁ……)」

______


一夏「ああ、もうこんな時間か……」

セシリア「あら、ほんとですわね」

一夏「そろそろ帰らないとな」

セシリア「えぇーもっとご一緒したいですわー」

一夏「でも千冬姉におこられちゃうから……」

セシリア「まあ、それもそうですわね」

一夏「……」



セシリア「……」




セシリア「(今日は楽しかったですわ……一夏さんと二人っきりで……)





一夏「(セシリア……ありがとう……一緒にデートできて良かった……)






一夏「(もう卒業か……)」

一夏「(あれからもう3年になるのか……)」




一夏「(あっという間だったな……)」




一夏「(色々あったな……本当に……)」

セシリア「(早いものですわね……)」



セシリア「(あれは3年前でしたね……)」



セシリア「(箒さんに鈴さん、シャルロットさんにラウラさん……皆さんと初めて出会った……)」




セシリア「(そして……







わたくしの一番大切な……かけがえのない……)」

一夏「ん?」



セシリア「あら?」









箒鈴シラ「……」







一夏「あ……」


セシリア「みなさん……」

俺とセシリアは、箒たちに問い詰められた。





俺とセシリアは打ち明けた……







俺がセシリアに告白したこと……






俺がセシリアを愛していること……






セシリアも俺を愛していること……






俺たちが付き合っていること……

一夏「……というわけなんだ……」

箒「……」

鈴「……」

シャル「……」

ラウラ「……」


シャル「一夏、セシリア……」


一夏「ん?」





シャル「……おめでとう」





一夏「……え……?」





鈴「悔しいな……先越されちゃって……でも……仕方ないわよね……」


ラウラ「私はセシリアに負けた。負けを認めよう……」


一夏「み、みんな……」




箒「一夏……セシリア……幸せにな……」

いつもだったら間違いなく、俺は殺されかけているはず。


でも違った……


みんなは俺とセシリアを祝福してくれた……


明るい笑顔で……


だけど……


どこか悲しげな……


そんな雰囲気が浮かんでいた。


みんなショックだろうな……ごめんな……


でも……


俺はセシリアを愛してるんだ……

セシリア「おほほほほほほほほ! ついにこのわたくし、セシリア・オルコットが一夏さんの恋人にふさわしいということが証明されましたわ!」



一夏「!? ちょ! セセセセセシリア! それは!」

それだけはヤバイ……修羅場


シャル「そうだねーそれは認めるよ。でもさーセシリアは料理がアレだからねー」

セシリア「アレって何ですの?」

シャル「旦那さんが仕事からやっと帰ってきた後のごはんがあの味じゃねー」

セシリア「なっ!? ちょっと!? どういう意味ですの!?」

シャル「一夏、セシリアの料理に飽きたり具合悪くなったりでもしたら、いつでも僕のところに来てね!」

セシリア「なななななななな何ですってぇぇぇぇぇぇ!」

ラウラ「一夏よ心配するな。セシリアの毒殺から守るためにいつでも傍にいるぞ」

セシリア「なっ……!」

鈴「一夏ぁ、セシリアに飽きたら私の所に来て! バツイチでも構わないから!」

セシリア「うがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

一夏「みんな……」

みんなは必死にこの場を明るく盛り上げてくれた……



勿論、悲しみを紛らわせるためでもあっただろう……



でも祝福してくれたこと……



明るく盛り上げてくれたこと……



嬉しかった……



ありがとう……

弾「蘭の奴遅いな……」

ガチャ

蘭「……お兄、ただいま……」

弾「……お、おう、お帰り……」

蘭「……」

弾「……おい……ど、どうした?」

蘭「ううん。何でもないの……もう寝るね……」

弾「おい蘭!」

蘭「おやすみ」

ガチャ

弾「どうしたんだあいつ?」

蘭「……」



今日私は友人と街へショッピングへ出かけた。



そこで私は見た。



腕を組んで歩いている一夏さんとセシリアさん……



とても楽しそうだった……



その時の会話の内容で私は真実を知った……



2人が付き合っているということ……

蘭「……はぁ……」



蘭「付き合ってたんだね。一夏さん……」





蘭「……一夏さんと……付き合いたかった……」





蘭「そんなこと言っても遅いか……」




蘭「落ち込んでもしょうがないか……また明日から頑張ろう!」





蘭「……」





蘭「……ぅ」




蘭「……うぅぅぅ……ぐす……」





蘭「うぅぅぅぅぅぅぅ……うわぁぁぁぁぁ……」





蘭「……うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!! ううううぇぇぇぇぇぇぇぇん!!」

シャル「……」


シャルロットは自室の窓から夜空を見上げていた。


その眼差しはどこか悲しげに満ちている……


シャル「一夏……」





一夏がセシリアと交際していた……




その時、頭の中が真っ白になった……



僕は……





一夏のことが好きだった……




いや……今も好き……



一夏は僕が初めて、心の底から好きになった人……

>>1


僕はスパイとしてIS学園に転入してきた……




だけど一夏は僕を受け入れてくれた……




僕を守るって言ってくれた……




だけど一夏はセシリアを選んだ……




シャル「一夏ぁ……一夏ぁ……」




ガチャ




ラウラ「シャルロット……」



シャル「ラウラ……」

ラウラ「まだ起きてたのか。肌に悪いぞ」

シャル「うん……」


ラウラ「……」

シャル「……」


シャル「ねえ、ラウラ……」

ラウラ「……」






シャル「……ラウラは、一夏と付き合いたかった……?」





ラウラ「……うん」




シャル「……そうか……僕も一夏と付き合いたかった……」ギュ



ラウラ「シャ、シャル!?」



シャル「う……うぅぅぅぅぅ……ぐす……」


ラウラ「シャルロット……」


シャル「うぅぅぅぅ……ラウラぁ……ぐすん」




ラウラ「……ぐす」




シャル「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!! ラウラぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」


ラウラ「シャルロット……うぅぅぅぅぅぅ……ぐすぐす」



箒「……うぅぅぅぅぅ……ぐすん……一夏ぁ……」



ガチャ



鈴「箒、入っていい……?」


箒「!? り、鈴!?」


鈴「……何? あんた泣いてるの?」


箒「わ、私だって泣く時はある! そういうお前だって……眼が真っ赤だぞ……」


鈴「こ、これは眼にゴミが入ったのよ! あんたみたいに泣き虫じゃないもん!」






箒鈴「……はぁ……」






3年前、このIS学園で一夏と再会した……



『男性で唯一ISが使える男性、織斑一夏。IS学園へ』



それを知った時、夢ではないかと疑った。夢じゃななかった。



一夏と会える……




一緒に学園生活ができる……





久しぶりに会った一夏……



とてもかっこよかった……





その時、こう感じた……






運命の再会だと……






だけど、一夏はセシリアと結ばれてしまった……



もう私の手の届かない所へ行ってしまった……







……私は、一夏の運命の人ではなかったのだろうか……





>>1

そろそろクライマックスにしようと思う。

>>1

鈴「一夏ぁ……ぐすん……」


箒「鈴……」


鈴「箒……あんたも一夏のこと好きだった……?」



箒「わ、私は……」




鈴「私は大好き……今でも……これからも……」




箒「……」



鈴「私ね……」







鈴「一夏の幼馴染で良かった……」






鈴「あんたもそうでしょ……」




箒「私は……」





箒「一夏が好きだ……ずっと……」




鈴「……うぅぅぅぅぅ……うわぁぁぁぁぁ……」




箒「……う……うぅぅぅぅ……ぐす……」






鈴「うぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!!!!! 一夏ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」





箒「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!! 一夏ぁ!!!! 一夏ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

>>1

そして……卒業式



山田「皆さん……ついにこの日が来ましたね……」


山田「この3年間、色々なことがありました。」


山田「今まで皆さんが感じたこと、学んだこと……」


山田「楽しみ、悲しみ、苦しみ、喜び……これらは皆さん、自分自身のものです。」


山田「どう捉えるかはみなさん次第です。でも私はマイナスに捉えてはダメだと思っています。必ず何か自分のためになっているはずです。」


山田「これからもっと苦しいことがたくさんあります。だけど、決して負けてはいけません。」


山田「自信を持って、これからも頑張ってください。」


山田「先生は……」






山田「皆さんと……ぐす……」







山田「……出会えてよかったです……!」







山田「うぅぅ……うぐ……ぐす……み、みなさん……うぅぅぅ……!」







山田「今まで……ぐすぐす……うぅぅぅぅ……」









山田「ありがとう……!!!」








一夏「セシリア」

セシリア「はい?」

一夏「俺は君を……」





一夏「守り続ける」





セシリア「一夏さん……」



一夏「絶対に守ってやるから」

セシリア「わたくしも、一夏さんをお守りいたします……」

一夏「

……諦めないよ

>>82

しくった…

これ無視してな…

>>82

しくった…

これ無視してな…

セシリア「卒業式、終わってしまいましたわね……」



一夏「ああ……あっと言う間だったな……」



セシリア「一夏さん……」



一夏「ん?」



セシリア「たくさんの思い出をありがとうございます……」



一夏「セシリア……」



セシリア「一夏さんと出会えてよかったです……これは神様が与えてくださった運命だったのですわ……」



一夏「運命だなんて……照れちゃうな……」



一夏「最初に会った時は随分ツンツンしてたよな」



セシリア「え!?」



一夏「こんな女とは絶対付き合えないと思ってたよ。」



セシリア「え……!? そ、そんな……!?」



一夏「ははは、冗談だよ」



セシリア「なっ!? もう一夏さんたら!」

一夏「セシリア……」


セシリア「はい?」


一夏「俺は君を……」








一夏「守り続ける」








一夏「絶対に守ってみせるさ!」



セシリア「一夏さん……わたくしも一夏さんをお守りいたしますわ!       ……ですが……」






セシリア「浮気したら許しませんわよ」






一夏「う、浮気なんてするもんか!」



セシリア「うふふ」








一夏「それじゃ行こうか。セシリア」



セシリア「ええ。参りましょう。一夏さん」







……諦めないよ……






……君を守り続ける……




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