穂乃果「俺くーん、起きてよー」ユサユサ (666)

俺「チッうっせーな んだよ穂乃果」

穂乃果「早く起きないとガッコー遅れちゃうよ?」

俺「もうちょい寝かせろよ」ゴロン

穂乃果「だ~め!海未ちゃんとことりちゃんはもう外で待てるんだよ?」

俺「しゃーねーなー 着替えるから向こう行ってろ」

穂乃果「はぁ~い!」

俺「なんであいつ毎日起こしにくんだよ うっぜーな」ブツブツ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1389269442

俺「まったく……母さんも勝手に家にあげるなよな…」ヌキヌギ

穂乃果「ねぇねぇ、着替え終わったー?」ガラッ

俺「あ、馬鹿!」

穂乃果「きゃあっ!」バタン

穂乃果「……その…ごめんなさい…」

俺「はぁ…気にしてないよ」

ガラガラ

俺「よし、これでいいな」

俺「海未もことりも待ってるみたいだしな、さっさといくか」

穂乃果「」ボー

俺「ほら、いつまでも気にしてんだよ、早くいこうぜ」

穂乃果「う、うん」

俺(……昔はあんなの気にもしなかったはずなんだけどな)

母ちゃん「穂乃果ちゃん朝御飯は?」

穂乃果「家で食べてきたので大丈夫です!」

俺「母ちゃんもういいから!ほら、海未たちを待たせるのはダメだろ」グイッ

穂乃果「あっ」

母ちゃん「あらそう、いってらっしゃい」

穂乃果「はい、いってきまーす!」

ガチャッ

海未「あ、やっときましたね」

ことり「もう、遅いよ~!」

俺「ごめんって!いつも悪いな」

海未「そう思うならもっと早くおきてください」

穂乃果「本当だよ~、いつも私が起こしに来てるんだから!」

俺「だからって部屋まで来なくてもいいだろ…」

穂乃果「電話にでない俺がわるんでしょ!」

ことり「それにしても、俺君と穂乃果ちゃんは本当に仲が良いんだね!」

穂乃果「そうかな?普通くらいじゃないかな」

海未「そうです!だって…さっきから手を繋いで歩いている訳ですし…」

海未「実は付き合ってたり…とか…」

穂乃果「///」バッ

穂乃果「ちっ、違うよ!これはさっき急いでてて…その…」

俺「…そうだって!俺が穂乃果と付き合うわけないって!」

海未「そ、そうですか…」

穂乃果「……」

海未「今日は遅刻しなさそうですね」

ことり「だね」

穂乃果「全く、俺がいるからいつもギリギリだよ!」

俺「だからごめんって!」

海未「音ノ木坂が共学になる前も、穂乃果のせいで遅刻ぎりぎりでしたけどね」

ことり「俺君と通うようになってから早起きになったよね!」

穂乃果「そ、そんなことないって!」

穂乃果「それにしても、音ノ木坂無くならなくてよかったよね」

ことり「結局、俺君の学校と合併することになったけど、残ってよかったよね!」

俺「俺の学校はもう生徒は少なかったから、ちょうどよかったんだと思うよ」

キーンコーンカーンコーン

ことり「よかったー間に合って!」

海未「やっぱりまたギリギリでしたか…」

ガラガラ

先生「はーい、授業始めるわよー!」

ことり「穂乃果ちゃん、μ,sの新曲どうしようか」

穂乃果「うーん…そうだね……」

海未「」ガサゴソ

海未「あれ……おかしいですね…」ガサゴソ

俺「?…海未どうかした?」

海未「あの、教科書入れたはずなんですが見当たらなくて……」

海未「やっぱり忘れたみたいです…」

俺「しょうがないな……」ガラガラ

海未「な、なにを…?」

俺「席隣だし、一緒に見ようぜ。教科書」

海未「あの、いいんですか?」

俺「別に気にしないって」

海未「あ、ありがとうございます!」

俺「おう」

昼休み

穂乃果「あー!お腹すいたー!」

海未「穂乃果、もう女子校じゃないですしもう少し慎んで…」

穂乃果「えー…海未ちゃんがおしとやかすぎるんだよ」

ことり「私はどっちもどっちだと思うけど…」

俺「そうだよ。もう少し女の子らしくした方がいいって、穂乃果は」

穂乃果「えー…やっぱりそうかな…」

ことり「でも、ほのかちゃん共学になってからお弁当作るようになったよね!」

俺「え?そうなの?いつも作ってるって言ったけど…」

海未「はぁ…それは嘘ですね。最近、事あるごとに私に聞きに来ましたから」

穂乃果「もう!海未ちゃん!」

俺「あぁ…でも最初の方は確かに変なのあったな…」

穂乃果「俺君も思い出さなくていいよ!」

俺「まぁ、今では結構美味しくできてるけどな」

穂乃果「本当!?」

俺「ああ、この卵焼きとかスッゴい旨かったよ」

穂乃果「えへへ~。この唐翌揚げも美味しくできたんだよ!食べて食べて!」

俺「お、くれくれ」パクッ

穂乃果「どう…かな?」

俺「んー!うまい。この調子でどんどんうまくなってってくれ!」

穂乃果「うん!」

海未「もう私に頼らないで作れるようになってくださいね」

俺「そういえば、海未の弁当も美味しそうだよな」

海未「そうですか?」

俺「だって、あの穂乃果に作り方教えてるんだろ?それで美味しくないわけないしな」

穂乃果「ちょっとー!」

海未「…よかったら何か食べますか?」

海未「その…教科書のお礼もあるわけですし…」

俺「そういえばあったな。海未のおすすめは?」

海未「えっと…肉じゃがですね」

俺「じゃあそれで!」

俺「」モグモグ

海未「…どうでしょうか?」

俺「…おお…めっちゃ上手い!…これはいいお嫁さんになれるよ」

穂乃果「……」

ことり「いいなー…」

海未「ことりも食べますか?」

ことり「いや、私は…」

海未「?」

俺「ねぇねぇ、海未のもうちょっともらってもいい?」

海未「はい。構いませんよ」

俺「じゃあ、この煮物貰うよ」

海未「はい」

俺「いただきまーす!」パクッ

モグモグ

俺「あーやっぱり上手いわ。毎日食べたいくらい!」

海未「も、もう…///…少し言い過ぎですよ!」

俺「だってマジで上手いから」

ことり「……あの、私のお弁当も…」

俺「お、ことりも弁当くれんの?」

ことり「食べたいの?」

俺「うん。ことりのサンドイッチもうまそうだし、ちょっとでいいから食べたい!」

ことり「もう、しょうがないな~///」

ことり「はい、あーん」

俺「い、いや、さすがにそれは…」

ことり「はやくー!」

俺「……」

パクッ

ことり「美味しい?」

俺「おう、美味い美味い」

ことり「こっちも食べて!」

俺「お、食べる!」

モグモグ

ことり「…ねぇねぇ、私いいお嫁さんになれるかな?」

俺「んー…なれると思うよ。ことり美人だしな」

ことり「えへへ~ありがとう~///」

俺「ふぅ……つい食い過ぎちまったな…」

俺「さて…」スタッ

穂乃果「あれ、どこいくの?」

俺「トイレ」

ガチャ スタスタ

俺(元女子校だからってトイレくらい作ってくれてもいいだろ…)スタスタ

俺(なんで職員用しか使えないんだよ)スタスタ

凜「あ、俺先輩ニャー!」

雑談とかは歓迎なので好きにどうぞ

凜「俺先輩、今日はμ,sの練習に付き合ってくれるのかニャー?」ダキッ

俺「おい、凜。あんま引っ付くなって」

凜「ごめんなさいニャー…い、嫌だった?」

俺「いや、嫌じゃないけどさ…」

凜「じゃあ気にすることないニャー!」ダキッ

俺「…せめて職員室前ではやめてくれ…」

凜「凜は先輩が来てくれると嬉しいんだけど…」

俺「…わかったから、そんな悲しい顔するなって!」

俺「放課後だろ?確か屋上だっけ?」

凜「そうニャー!」

俺「時間あったらいくよ!」

凜「絶対きて欲しいニャー!」

俺(今日は暇だし穂乃果達と一緒に行くか)

気づいたらVIP落ちててもしやと思ってこっち来たら立ってた

エリチルート終わって最初からやってるのか?

>>27
最初から貼ってる
こっちAndroid規制ないし暇なときに取りあえず貼ってるよ

ガラガラ

穂乃果「あ、おかえりー」

俺「おう。さっき凜に誘われたんだけど、今日μ,sの練習に行ってもいい?」

穂乃果「え?」

俺「ん?」

俺「なんかまずいのか…?」

海未「いえ…今日はμ,sの練習は休みのはずなんですが…」

規制されてたけど見てたでー

>>32
そういうの泣ける

俺「え、嘘?さっき俺確かに誘われたんだけど…」

ことり「きっと予定日間違えてたんじゃないかな~」

ことり「伝えておかなきゃ!」

穂乃果「でも、俺君が練習来るのって久しぶりだよね」

海未「そうですね、二週間ぶりくらいでしょうか」

俺「穂乃果が毎回押し倒してくるからな…止めたらいつでも行ってやるよ」

穂乃果「えー。私そんなのやってないよー!」

俺「お前よくやるだろ。俺が水持ってきた時に両手でおもいっきり」

穂乃果「あー…あれは…その…スキンシップ…みたいな」

俺「あれ、意外とダメージ来るから止めてくれよ…」

穂乃果「わかった。次からは気を付ける!」

俺「マジで頼む」

キーンコーンカーンコーン

穂乃果「ん……ふぁあ…後は体育だけだー!」

俺(あいつ寝過ぎだろ…そりゃ赤点取るわ)

俺「さてと……着替えにいくか…」

ガチャ スタスタ

スタスタ

俺(…まだ誰か体育館にいるのか)

俺(更衣室あの中だから入りにくいなのに…)

今度は誰ルートなのか

俺(仕方ない…行くか)

ガラガラガラ

俺「あれ?」

のぞみ「あら」

えり「俺君じゃない?どうしたの?」

俺「いや、どうしたのって言うか…次体育なんで更衣室使いたいんですけど…」

えり「ああ、そうだったの。ごめんなさい」

のぞみ「なんなら一緒に着替えてく?」

えり「ちょっとのぞみ!」

のぞみ「もーえりちそんなに本気にせんでも冗談やよ」

俺「あはは…」

>>37
今取りあえず今までの貼ってるだけなんだけど、新ルート書いてった方がいいの?

俺「とりあえず荷物だけ置かせてもらってもいいですか?」

のぞみ「あ、ええよ」

俺「わかりました」

えり「あ、ちょっ…今」

俺「え?」ガチャ

えり「にこが…」

にこ「……」

俺「あ…」

前の読んでないから、出来れば初めからが嬉しいなーって

>>41
オッケー

俺「あの…その…着替え中だって知らなくて…」

にこ「あ…あああああああ…」

にこ「あ、あんたなにしてんのよー!」バチッ

俺「うぐぁ!」

えり「あーあ…」

のぞみ「ごめんねー」ペロッ

えり「のぞみ…まさか…」

のぞみ「えーなにー?」

えり「もう、のぞみったら…」

俺「いててて…」

えり「にこも本気でいったわね…ほら、こっち向いて」

俺「はい?」

ペタッ

えり「ハラショー。これでいいわね」

えり「一応予備の絆創膏あるから使って」

俺「はい、ありがとうございます!」

先生「はい、俺君遅刻ねー」

俺「いや、少し遅れましたけど事故って言うか…」

先生「まったく…遅刻四回で欠席扱いだから気をつけてね」

俺「…わかりました」

ことり「俺君どうしたの?」

俺「さっき更衣室にえり先輩とかいてさ…色々あったんだよ」

海未「新曲の振り付けでもかんがえていたんでしょうか…」

俺(男子少ないとはいえ、体育一緒にやるのもどうなんだよ…)

俺(本気でやるわけにはいかないしな…)

穂乃果「ねーねー!俺君、一緒のペアでテニスしよう!」

俺「ん?ああ、いいよ」

俺「でもなー…穂乃果テニス下手だしなぁ」

穂乃果「もう、そんなことないし!」バシッ

俺「いてっ…」

先生「よし、今日はここまでー!」

キーンコーンカーンコーン

先生「あ、チャイムなっちゃった…仕方ない、高坂と…俺君これ体育倉庫にいれておいて」

俺「え、俺?」

先生「当たり前じゃん。女の子一人にやらせるもんじゃないし。はい鍵」

俺「あー…わかりました」

先生「ほら、他のやつは早く着替えてー!」

生徒「はーい!」


俺「先生も人使い荒いよな」

穂乃果「うん…でも、俺君すごい頼りになるから、私は…その、嬉しいよ」

俺「そう?じゃあ、よかった!」

ガチャガチャ

俺「早くしまって帰ろうぜ」

穂乃果「うん!」

俺「よし、これでいいな」パンパン

穂乃果「ふぅ~…つかれた~…」

俺「日陰で涼しいし少し休憩してくか」

穂乃果「うん!」

先生「あれ、誰もいないのか?」

先生「全くあの先生ときたら…」

ガラガラ

穂乃果「あ、鍵閉められちゃう!」

俺「俺らも鍵持ってるだろ。もうちょっとゆっくりしてようぜ」

俺「…さてと、そろそろ行くか」スタッ

穂乃果「そうだね…そろそろ先生に怒られるかもしれないしね…」

ガチャ

俺「…ん?」

ガチャガチャ

俺「…あれ、これ開かねぇ…」

穂乃果「えー!どうしよう!?」

俺「落ち着けって。教室に俺らいなかったきっと誰か来るだろ」

穂乃果「え、でも、もし来なかったら…」

俺「いや、さすがにそれはない。それに来なくても俺が何とかするから」

穂乃果「うん!」

俺「どうしようもないな…どうしよう」

穂乃果「あ、こっちから少し光見えるよ!」

俺「足元気を付けろよ!」

穂乃果「きゃっ!」バタッ

俺「あーあー…言わんこっちゃない…」

穂乃果「いったぁ~…」

俺「待ってろ…えっとたしかえり先輩にもらった絆創膏が…あった!」

俺「えっと…どこ痛む?」

穂乃果「右膝の辺り…」

俺「この辺りか、見えないからちょっと触るぞ」

穂乃果「うん。優しくね…」

サスサス

穂乃果「……///」

俺「…?どうだ?」

穂乃果「…え…あ、あのその辺り!」

ペタン

俺「ハラショー!……じゃないな。これでよしっと」

穂乃果「……あ、ありがとう///」

俺「…穂乃果、なんか顔赤いな。大丈夫か?」

穂乃果「う、うん!全然、全然大丈夫だから!」

俺「?そうか?それならいいんだけど」

俺「さてと、出口でも探すか」

穂乃果「…もう行くの?」

俺「まぁ、きっとみんな心配してそうだしな」

カチャッ

俺「よし…ここの窓から穂乃果が出れれば…」

穂乃果「あ…あのさ、俺君…」

俺「ん?なに?」

穂乃果「ごめん!」バッ

俺「うおっ!」

バタン

俺「いててて……」

穂乃果「ごめんね。俺君…わたしね、ずっと俺君に言いたいことがあったの」

俺「とりあえず俺の上から退いてくれよ…」

穂乃果「……私はこのままがいいの!」

俺「……そうかよ」

俺「それで、なんだって?」

穂乃果「あのね、私…ずっと俺君の幼馴染みでずっと我慢してきたんだけど…」

俺「おう」

穂乃果「私、ずっと俺君のこと…」

ドンドン!

穂乃果・俺「」ビクッ

海未『ほのか!俺君!ここにいるのですか!』

穂乃果「う、うん!外から鍵かけられちゃって…」

海未『やっぱりそうだったんですか…今鍵をもらってきますからちょっと待っててください』

穂乃果「うん!わかったー!」

穂乃果「えへへ…海未ちゃん来ちゃったね…」

俺「お、おう」

俺(助かった…)

穂乃果「……」

俺「……」

俺「……海未、遅いな」

穂乃果「そうだね…」

俺(重い…)

海未『今開けますからね!』

穂乃果「ありがとう、海未ちゃん!」スタッ

ガチャッ ガラガラ

穂乃果「海未ちゃんありがとー!助かったー!」

海未「まったく、ほのかは…」

俺(はぁ…疲れた…)

海未「ほら、俺君も行きますよ。立てますか?」サッ

俺「ありがとう。なんとか行けそう」

>>15
年越しはよ


あと凜じゃなくて凛だからな

俺「海未は優しいな」

海未「こんなの当然のことです」

俺「そうか?でもわざわざ探しに来てくれたんだろ」

海未「ええ…」

俺「海未がいなかったら夜までいたかもしれないよ」

俺「ありがとな」ナデナデ

海未「もう、本当に俺君は…///」

俺「ごめんごめん」

穂乃果「ムー…」

>>62
直すの忘れてた

更衣室

俺「さてと、早く着替えて帰ろう」

俺「…気づいたら20分くらいいたんだな」

俺「……」ヌギヌギ

俺「…ん?」

俺「棚の上になんかあるな」サッ

俺「ジャージか?誰のだろ?」

俺「……矢澤…」

俺「にこ先輩かよ…」

俺「顔会わせにくいのに…どうしたらいいんだ…」

俺「えり先輩に渡してもらうようにしよう」

ガラガラ

俺「ふぅ…今日はいつもより数倍疲れた…」

にこ「……」

俺「……あ」

にこ「ちょ……ちょっと…それ、にこのジャージじゃない!」

にこ「どうしてあんたが持ってるのよ!」

俺「い、いや、これはそこの更衣室にあって…」

にこ「なくなったと思ったらあんたが持ってたのね!」

俺「いや、だから……話を聞いてください!」

にこ「うるさい!あんたなんか知らないわよ!」バチン

俺「いてぇ!」

にこ「確かに、このにこの美貌は認めるけど流石にジャージ盗むのはちょっと…」

俺「だから…本当に更衣室にあったんですって!」

にこ「大声出さないでよ…」

にこ「……まぁ、俺がそこまで言うならそういうことにしておいてあげる」

俺「はぁ……よかった」

にこ「……ほら、いくわよ」スタスタ

俺「はい。はぁ…」

教室

海未「あ、俺君」

俺「あれ、海未だけ?俺掃除当番だったはずなんだけど」

海未「それなら私が代わっておきましたよ」

俺「本当か。そりゃ悪いことしたな…」

海未「いえ、私も教科書を見せてもらったお礼がありますから」

俺「いや、それはもうお弁当もらってるからいいって!」

俺「そうだ、帰りにさ。美味しそうなたこ焼きやあったからそこいかない?」

俺「奢るからさ」

海未「えぇ!?そんな…」

俺「いやだった?」

海未「いえ、俺君にごちそうになるなんて…申し訳なくて…」

俺「そんな気にしなくていいって、さっきの体育倉庫のこともあるしさ」

海未「そうですが…そしたらお願いしてもいいですか?」

俺「もちろん!」

ガチャッ

スタスタ

俺「ふー…やっぱり夕方になると少し寒いな」

海未「俺君は制服だけだからそんなに寒いんですよ。手袋とかした方がいいですよ」

俺「んー…そうなんだけど、手袋とかってなんか恥ずかしいっていうかさ…」

海未「もう!そんなことではすぐ風邪を引いてしまいますよ!」サッ

海未「ほら、今日だけでもいいですからマフラーを巻いてください」

俺「いや、いいって!恥ずかしいし!それに海未も風邪引いちゃうだろ!」

海未「…私は…あなたが風邪を引いてしまう方がもっと嫌です!」

俺「……そっか」

俺「わかった。明日からはちゃんとするようにする」

海未「はい!そうしてください。それじゃあ行きましょう!」 ニコッ

俺「おう」

海未「えへへ…」

俺「?……海未どうかした?」

海未「いえ。つい、嬉しくて」

俺「そっか」

俺「あのさ、海未」

海未「はい、なんですか?」ニコッ

俺「海未は手袋してないけど寒くないの?」

海未「そうですね…少し寒いです」

俺「俺も手が寒いんだけど…その……手ぇいいかな…」

海未「うふふ……」

俺「なんだよ、海未」

海未「いつもは言いたいことははっきり言うのに、ここまで恥ずかしそうなのを見たのは始めてで…」

俺「恥ずかしいものは恥ずかしいんだって」

海未「もう、今回だけですよ?」ギュッ

俺「ありがとな」

海未「そのお店はどこにあるのですか?」

俺「えっと…校舎でて右にずっといくとある」

俺「っていうか帰り道だし、近くなったら言うよ」

海未「そうですか」

スタスタ

真姫「…あ」

俺「真姫じゃん」

海未「…あれ、真姫。校舎前でなにしてるんですか?」

真姫「わ、私は、人を待っているのよ!」

俺「誰、はなよ?りん?」

真姫「誰でもいいでしょ!」

俺「そっか」

真姫「ちょっ…ちょっとまってよ…」

俺「ん?」

海未「なんですか?」

真姫「な、何であなたたち手繋いで歩いてるのよ…まさか付き合ったりしてるわけ?」

海未「え、えっと…」

俺「いや、付き合ってはいないけど…」

真姫「そう。だ、だったらなんで手繋いで下校してるのよ。それにそのマフラー海未のでしょ」

俺「さっき海未が貸してくれたからな」

真姫「へぇ…」

海未「な、なんですか?」

真姫「いえ、何でもないわ」

真姫「そうだ。わ、私も一緒に帰ってもいいかしら?」

俺「え?」

真姫「ほら、顔も怪我してるじゃない!私の家に寄って行った方がいいわ」

俺「いや、だって真姫は誰かと待ち合わせしてるんだろ」

俺「流石にそれはまずいだろ」

海未「そ、そうです!待ち合わせしている人に悪いですよ!真姫」

真姫「…ッー!もう!私はここで俺先輩を待ってたの!」

真姫「これでいいでしょ!!」

俺「え、そうだったの?」

真姫「そうよ!だから、いいでしょ」

俺「まぁ、確かにそれなら……」

海未「ダメです!俺君はこれから私とたこ焼きを食べに行くんですから!」グイッ

俺「うおっ…」

真姫「いいでしょ!ついていくくらい」グイッ

俺「おおっ…」

俺「二人とも力つよすぎ…」

海未「俺君は黙っててください!」

真姫「先輩は黙ってて!」

俺「えぇ…」

真姫「海未は毎日会ってるんだからいいじゃない!」

海未「真姫だって事あるごとに家に呼ぶじゃないですか!」

真姫「それはべつにいいでしょ!」

俺「わかった!じゃあ今度真姫と一緒に出掛けるから!」

俺「だから、悪いけど今日は海未と二人でいさせてくれ」

真姫「……そう。わかったわ」

俺「ふぅ…」

真姫「そうね……次の日曜日でいいかしら」

俺「ああ、日にちはいつでもいい」

真姫「約束よ!」

俺「わかってる」

海未「それじゃあ行きましょう」グイッ

俺「いてて…いきなり引くなって」

スタスタ

俺「あんなに口喧嘩してるのによくμ,sでやっていけるんだな」

海未「お互いよく理解してますから。譲れないものとかは特に」

海未「だからたまにああいう事はあっても引きずったりはしないんです」

俺「へー…そういうものなのか。凄いなμ,sって」

海未「はい!」

俺「なんか真姫会っても色々あったから暖かくなってきたな」

海未「そうですね。私も少し暖かくなってきました」

俺「手離してもいいかな…」

海未「…それは嫌です!」

俺「マジか…でも俺手汗かいてくるかも…」

海未「そうですか…そしたら、これではどうですか」ダキッ

俺「!…まさか腕に抱きついてくるとは思わなかったわ…」

海未「えへへ…」

俺「そういえば、海未って穂乃果に料理教えてあげてるんだっけ?」

海未「はい、そうですが…」

俺「あの穂乃果に教えるなんて大変でしょ?勉強教えるのにも大変だから…」

海未「そうですね、最初は苦労しましたが…穂乃果も一生懸命だったのであまり苦労はしませんでしたよ」

俺「へー…でも、やっぱり今日食べさせてもらったけど海未のほうが上手って感じしたな」

俺「…あっ、この事は穂乃果には内緒で」

海未「はい」ニコッ

俺「お、ここだここだ」

店主「ラッシャーイ!」

俺「えっと…今のたこ焼きって色々あるんだな…」

俺「海未はどれがいい?」

海未「私ですか?」

俺「まぁ。それゃ、海未に奢るわけだし」

海未「私は俺君のおすすめがいいです!」

俺「オススメっても初めてだしなぁ…とりあえず普通のでいい?」

海未「はい!十分です!」

店主「オッ、カッポーカイ?」

俺「いえ、そんなんじゃ…」

店主「オジサンオマケシチャウヨ」

俺「あ、ありがとうござまーす!」

海未「ふふ……」

店主「アツイカラキヲツケテネ」

俺「はーい!……お待たせ」

海未「あそこに公園があるのであそこで食べませんか?」

スタスタ

俺「この時間だと誰もいないんだね」

海未「そうですね、流石にもう真っ暗ですから……」

俺「やっぱり少し寒いな…」

海未「たこ焼き食べて暖まりますか」

俺「だな」

海未「あの、ひとつやりたいことがあるんですけどいいですか?」

俺「ん?」

海未「その、今日ことりとやっていた…あの…あーんというものを…」

俺「ああ、あれか…別にいいよ」

海未「本当ですか!?」

俺「ああ」

海未「そ、それじゃあ、行きますよ」

海未「はい、あーん」

俺「あーん」

モグモグ

海未「どうですか?」

俺「めっちゃうまい!」

海未「それはよかったです!」

俺「ほら、海未も!」

海未「え、えぇ…それは…///」

俺「あーんして」

海未「……あーん///」

モグモグ

俺「美味しいでしょ?」

海未「はい。とっても美味しい…です……」

海未「あ、もう最後の一個ですね」

俺「お腹すいてるとこういうのすぐなくなっちゃうな…」

海未「最後は俺君が食べてください」

俺「いや、海未が食べろよ。海未のために買ってきたんだし」

海未「それなら…わ、私が…その…あーんってしたいので…最後に食べてもらっても…いいですか?」

俺「あー…そっか、わかった。じゃあ頂く」

海未「はい、あーん!」

俺「さて、と。食ったし行くか」

海未「そうですね…」

俺「それにしても、ここの公園懐かしいな。小学校の時に、穂乃果があの木をすごい登り方してたよな」

俺「本当、カブトムシかってのww」

海未「ですね、すごく懐かしいです」

俺「…?海未どうかした?」

海未「……あの、もう少し私のわがままに付き合ってもらってもいいですか?

俺「おう、俺は構わないよ」

海未「えっと…あそこのブランコに乗りながらでいいですか?」

俺「わかった」

スタッ

俺「懐かしいな、こうして四人でよく乗ったっけ…」

海未「そうですね…」

海未「……覚えてますか?小学生の時このブランコから落ちそうになったとき助けてくれましたよね」

俺「あー…あったあった!確かあの時、俺始めて骨折したな」

海未「私、あの時の貴方がすごいかっこよく見えました」

海未「でも、穂乃果があなたの事好きなのは知っていました」

俺「……」

海未「でも、今日一緒にいて分かったんです!」

海未「私、これからもあなたと一緒にいたいんです!」

海未「今日、お弁当を誉めてくれたときも本当に嬉しかったです!」

海未「だから……私と付き合ってください!」

海未「私……もっともっとあなたと一緒にたくさんの思い出を作りたいんです!」

俺「………そうだったのか」

海未「はい……」

俺「…海未…ごめんな…」

海未「えっと…それって…」ウルッ

海未「嫌、嫌です……」ウルウル

俺「本当なら、男の俺から言わなきゃダメだよな……」

俺「俺も海未の事好きだよ。だからさ、よろしく……ってそんなに泣くなって……」

俺「ほら、目閉じて」

海未「」キュッ

チュッ

俺「俺もまだまだダメなところあるけど、よろしくな」

海未「…グスッ…ええ…」

俺「もう少し休んでいこっか」

海未「えぇ……グスッ」

俺「もう、いつまで泣いてるんだよ……そんなに泣かれたら俺まで泣きそうじゃん」ナデナデ

海未「……グスッ…はい」

俺「どう?落ち着いた?」

海未「…はい、なんとか」

俺「それじゃ。帰ろうか」

海未「そうですね…」ギュッ

俺「……海未って以外と積極的だよね」

海未「そうですか?その…恋人同士なら普通かと思いますが…」

俺「それもそうだな」

海未家

海未「送っていただいてありがとうございます」

海未「…その、明日からもよろしくお願します」

俺「あはは…そういうところは直らないんだな…」

海未「ふふ…昔から私はこうですから」

俺「それじゃあね」

海未「あ、そうです、彼女になったので2つほどやらないといけないことがありますね」

俺「なに?」

海未「俺君のお弁当を作ることと…」

海未「毎朝、俺君を起こしにいかなきゃいけないことです!」

海未ルートエンド

海未「…あ、お母さん。おはようごさいます」

母ちゃん「ごめんね、海未ちゃん、いつもいつも」

海未「いえ、とんでもないです」

ガチャ

俺「zzz」スー

海未「…ふふ…この寝顔を見れるだけでも十分ですね」

海未「ほら、俺君起きてください、俺君」ユサユサ

俺「んー……」

海未「起きてくれないとお仕置きですよ!」

俺「………んー」

海未「もう、俺君っ!本当にしますよ!」

俺「……それでもいい……」

海未「ぐぬぬ……わかりました、覚悟してくださいね」

チュッ

海未「………///」

俺「海未の方がお仕置きみたいじゃん…」

海未「うるさいです!ほら、行きますよ!」

俺「わかった」

後日談終了

休憩

>>63ここの続きから書いていきます

穂乃果「ねぇねぇ、私には?」

俺「穂乃果は何にもしてないだろ…」

穂乃果「えー…」

俺「本当、海未がいなかったらどうなってたことか」

穂乃果「……もういーもん!」プイッ

更衣室

俺「はぁ…あとで先生に文句言ってこよう」

俺「しっかしこれ、どこの鍵なんだよ……謎だ」

トントン

俺「はい」

穂乃果「あの、俺君?」

俺「なんだ穂乃果か。どうした?」

穂乃果「その…教室でHRやってたから着替えられなくって…」

穂乃果「私もここで着替えたいんだけど…入ってもいいかな?」

俺「いや、俺は気にはにしないけど…穂乃果はまずいだろ」

俺「とりあえず、すぐ終わるから待ってろって」

穂乃果「…うん」

ガラガラ

俺「ほら、早く着替えて先生に文句いいに行こうぜ」

穂乃果「……私着替えに少し時間かかるよ?」

俺「それでも俺は待ってるから大丈夫だって」

穂乃果「うん、ありがと…」

穂乃果「お待たせー」

俺「……やっと来たか」

俺「遅いって、とっくに4時回ってる」

穂乃果「えー…だって、女の子は時間かかるものなんだよ!」

俺「…まさか、穂乃果が女の子を語るとはな…」

穂乃果「なによ、悪い?」

俺「いや、悪くはないけどさ…」

穂乃果「あ、そういえば、更衣室にこんなの落ちてたんだった」

俺「なんだこれ、ジャージ…?……しかもこれにこ先輩のじゃん!」

穂乃果「どう見てもにこにゃんのジャージだよね…」

俺「だな。あの人って天然なのか計算なのか全くわからないからなぁ…」

スタスタ

コンコン

俺「失礼しまーす」

穂乃果「失礼しまーす!」

先生「おう、なした?」

俺「いや、さっきあの先生からもらった鍵が全く体育倉庫の鍵と違ってて…」

俺「先生に言っておいてもらえませんか?」

先生「ああ、わかった。言っておくよ。それで、その別の鍵は?」

俺「これです」

先生「……え、お前…その鍵本当にあの先生から借りたのか?」

俺「え、ああ。そうですよ。そのせいで閉じ込められたんですから」

先生「……いいか、この鍵は俺とお前らだけの秘密だからな。この鍵のことは忘れろ」

俺「えぇ…でもなんで…」

先生「いいから!ほら、さっさと帰れ!」

穂乃果も「あの鍵本当になんだったんだろうね…」

俺「わからん…でも、俺らが関わっちゃいけないことは確かだな」

俺「そうだ。そういや、にこ先輩のジャージ渡しにいかないとな」

穂乃果「あ、そうだ、忘れてた!」

俺「3年生ならまだクラスにいるかもしれないし行ってみるか」

穂乃果「うん!」

スタスタスタ

穂乃果「いくら生徒会長と仲良くても、上級生のクラスってなんか緊張するよね…」

俺「あぁ、なんとなくわかる。別にいびられたりする訳じゃないんだけど、ちょっと怖いよな」

穂乃果「へー、俺君って結構怖いものとかないと思ってたけど以外とあるんだ」

俺「まぁな。つーかこんな性格になったのは穂乃果が原因なんだぞ」

穂乃果「え?私?なんで?」

俺「なんでって昔……いや、やっぱりなんでもない」

穂乃果「えー、なにそれ!話してくれてもいいじゃん!」

俺「……もういいから!ほら、いくぞ」

ガラガラ

穂乃果「失礼しまーす…」

俺「失礼しまーす」

のぞみ「あ」

えり「穂乃果に俺君じゃない、どうかしたの?」

穂乃果「よかった、えりちゃん達がいて」

穂乃果「実はにこ先輩のジャージが更衣室に落ちてて…」

のぞみ「しょうがないなー、あのこは」

俺「共学になってから男子のいるクラスはあそこで着替えるんですから、ちょっと気をつけてほしいです」

えり「そうね、にこなら今は部室にいるんじゃないかしら」

俺「部室って、あのアイドルグッズだらけの?」

穂乃果「うん、そうだよ」

のぞみ「きっとにこたちと一年生たちが新曲について考えてると思うよ」

穂乃果「そうなんだ。そしたら行ってみよっか」

俺「そうだな」

部室

ガラガラ

穂乃果「にこちゃーん、いるー?」

はなよ「あ、穂乃果ちゃん、俺…先輩…」

にこ「どうしたのよ?」

穂乃果「にこちゃん、ジャージ忘れてったでしょ…これ」

にこ「あ、これ私のじゃない。悪いわね」

穂乃果「ううん、大したことじゃないし」

真姫「そ、それで、俺先輩はなにしに来たの?」

俺「なにしに来たって言われても…穂乃果についてきてジャージ返しに来ただけなんだけど…」

凜「それじゃあ、もう帰るのかニャー?」

俺「ん?まぁ…そうだな」

凜「それじゃあ、一緒に帰るニャー!」

俺「ああ、いいよ」

凜「本当?」

俺「おう。今帰るところだしな」

凜「嬉しいニャー!」

凜「今日はこれで終わりニャー!」

にこ「ちょっと待ちなさい。まだ全然途中でしょうが!」

にこ「もうすこし考えていくわよ」

凜「えー…それはないニャー…」

凜「俺先輩…」

俺「はは…そんな悲しい顔するなって…」

俺「じゃあな、凛。今度一緒に帰ろうぜ」

凛「そうする…」

真姫「全く…凛は…」ガラガラ

はなよ「あれ、真姫ちゃん、どこいくの?」

真姫「な、なにって…帰るのよ。今日は家の手伝いがあるって言ったでしょう」

凛「そんなの初耳だニャー!」

真姫「ほら、先輩帰るんでしょう」スタスタ

俺「あぁ…」

真姫「ほら、早くいくわよ」グイッ

俺「おお…」

凛「あー!真姫ちゃん、今先輩とさりげなく腕組んだニャー!」

真姫「…ち、違うわよ!今のは先輩が遅いから…」

真姫「それに、私が先輩と腕なんて組むわけないでしょ!」

凛「むー…」

俺「帰るっても、俺と穂乃果の鞄はまだ教室だしな…」

俺「待たせるのも悪いし、家の手伝いあるなら先に帰った方がいいんじゃないのか?」

穂乃果「そ、そうだよ!ここから私達の教室までは遠いし5分以上かかるかもしれないよ!」

俺「だよな…」

真姫「ご、5分くらいたいしたことないわよ!」

俺「いいのか?」

真姫「構わないわ!」

スタスタ

俺「真姫も強情なやつだよな。なんというか、プライドも高いし…」

穂乃果「ねぇ、俺君…」

俺「ん?」

穂乃果「俺君は真姫ちゃんのことどう思ってるの?」

俺「どうって…んー……なんだろ、いい後輩だとは思うけど」

穂乃果「そうじゃなくて!」

穂乃果「そうじゃなくて、その…女の子としてって言うか」

俺「そうだな…あんまり考えたことはないけど…」

俺「真姫は美人だし結構かわいいとおもうし」

俺「それに二人でいると、以外と素直だったりするしな」

俺「真姫のことは結構好きだよ」

穂乃果「そう…なんだ…」

穂乃果「あ、あのさ、私と真姫ちゃんだったらどっちがいいかな…なんて」

俺「ぷっ……なにそれww」

穂乃果「ちょっと!真面目に聞いてるんだけど!」

俺「そっかそっか…悪い悪い」

俺「そうだな……正直、二人にはそれぞれいいところがあるから比べらんないんだよなぁ…」

穂乃果「そうなの?」

俺「そうだよ。真姫はああ見えて料理はできないけど、今の穂乃果のほうが明らか上手いしな」

俺「それとは別に穂乃果には真姫みたいな美貌もないしな」

穂乃果「……なにそれ!ひどい!」バシッ

俺「いてて……真姫はそうやって叩いたりもしないしな…」

穂乃果「もう……」

真姫「もう、遅いわよ!」

俺「本当に待っててくれたのか…」

真姫「なによその言い方。わざわざまっててあげたじゃない」

穂乃果「真姫ちゃんが待っててくれるのってなんか珍しい気が……」

俺「だよなぁ…」

真姫「うるさいわね!早く帰るわよ!」

俺「そうするか」

応援!です!

スタスタ

俺「ふぁ…あ…今日は疲れたな」

穂乃果「そうだね。二人で体育倉庫に閉じ込められたりしたから…」

真姫「え……あなた達そんなことになってたの?」

俺「あぁ、なんとか海未に助けてもらったけどな」

真姫「へ、へー…そうだったの…」

>>127
ありがとうございます
そういうのが励みになります

真姫「それで、なにもなかったの?」

俺「いや、なにもなかった…訳ではないけど何もなかったよ」

穂乃果「……///」

真姫「も~!なにがあったのよ!」

俺「いや、だからなんにもないって……」

真姫「怪しいわね……」

穂乃果「ほ、本当になにもなかったんだよ!」

(良かったら合同にも単発飛び入り参加や主催参加してくれたら嬉しかったりします(迫真))

prrrrr

穂乃果「あれ、雪穂からだ…もしもし」ガチャッ

雪穂『あ、お姉ちゃん?お姉ちゃん今日お母さんに店番頼まれてたはずでしょ?』

雪穂『もう、お母さんかんかんだし、私手伝わされてるんだから早く帰ってきてよ!』

穂乃果「ごめん、忘れてた!今すぐ帰るから許して!」

雪穂『もう、早くしてよね!』

>>132
申し訳ないですけどSS速報二回目なんでさっぱりです

俺「雪穂なんて?」

穂乃果「あのー……実は私今日店番あって…忘れてて…」

穂乃果「ごめん、先帰るね!」

俺「全く…穂乃果は…」

俺「穂乃果はこれだけど、雪穂がしっかりしててよかったな」

真姫「本当ね」

穂乃果「それじゃあね!」ダッ

俺「さて、帰るか」

真姫「そうね」

俺「真姫は急がなくてもいいのか?」

真姫「私は大丈夫よ」

俺「そっかー…」

俺「真姫の家も穂乃果の家もそうだけど、やっぱり家にお店あるって大変なんだな」

真姫「…私は病院だからあんまり関われないけど、穂乃果は本当に大変そうね」

俺「そうだよな…」

スタスタ

真姫「あの、俺先輩。ちょっといい?」

俺「ん?なに?」

真姫「……欲しい本があったの忘れてたから買いにいきたいんだけど、いいかしら?」

俺「それは構わないけど、ここから一番近い本屋って言ってもな…」

真姫「あ、あのデパートの地下にあったはずだから、そこでいいでしょ!」

俺「まぁ、真姫がいいなら……つーか病院はいいのかよ」

真姫「それはいいの!」

ウィーン ラッシャーセー

俺「なんか真姫と二人でお店に来たりするのって初めてだな」

真姫「そうね、ま、私も普段誰かとこういうところに来るわけじゃないしね」

俺「そうなのか。はなよ達と来るもんだと思ってた」

真姫「私はショッピングは一人でする方だからあんまりこないわ」

俺「今回は俺がいてもいいのか?」

真姫「……別に」

>>134
自分が仕切りをしているラブライブSSの書きて合同スレですん
穂乃果「私達のラブライブは!」で板内検索したら出て来ますよー 今は6スレ目ですん

参加頂けたら嬉しいですが、自由参加型ですので、無理はしないできださいねー

ワイワイガヤガヤ

俺「へー、平日でも以外と人いるんだな」

真姫「私は人混みとかは嫌いだわ」

俺「だよな。俺もあんまり好きではないな」

子供「……」キョロキョロ

真姫「……あ」

俺「ん?真姫どうかしたの?」

真姫「…あの子もしかして迷子かしら?」

俺「あー…そうかも」

>>139
親切にありがとうございます
気が向いたら行きます

真姫「仕方ないわね…ちょっといってくるわ」タッ

俺「あっ…」

真姫「…ねぇ、もしかして迷子?」スッ

男の子「……」コクッ

俺「どうやら、そうみたいだね。どうしようか」

真姫「どうするもなにも決まってるじゃない。親を探すわよ」

俺「だよなぁ…」

真姫「お父さんかお母さんがいたら教えてね」

男の子「……」コクッ

俺「…真姫って以外と子供好きだったんだな。意外」

真姫「別に子供が好きな訳じゃないわよ。ほっとけなかっただけ」

真姫「それに、μ,sにも子供っぽいのが一人いるじゃない。それに比べたらこっちの方がいい子よ」

俺「あはは…それってもしかしてにこ先輩…?」

真姫「…どうかしらね」

俺「この子のおかあさんいませんかー!」

真姫「なかなか見つからないわね…」

俺「最悪、迷子センターに連れていかないといけないかな」

男の子「……」ギュ

真姫「あ、ちょっと…」

俺「あはは。お母さんが恋しいのかな」

男の子「……」ギュ

俺「……俺ともかよ」

真姫「なんか、こうして3人で歩いてると…」

子供「あっ!ママー!」

俺「え、本当!?」

母親「あ、騎士!もう、どこいってたの!」

真姫「…お母さんに会えてよかったわね」

母親「どうもすみません。ほら、騎士もありがとうは?」

男の子「……あり…がとう」

真姫「別に、気にしてないわ。それに、次は気を付けるのよ」

男の子「はい」

地下

俺「騎士君って名前だったんだな、さっきの子」

真姫「ああいう名前の子、始めてみたわ」

俺「俺もだよ…」

俺「そういえば真姫、さっきなにか言いかけてたよな。なんだっけ…?」

真姫「それはもういいの!」

俺「そうか…?いや、でも確か…」

真姫「もう、思い出さないでよ!」

俺「そういや、真姫は何の本買いに来たの?」

真姫「…ただの参考書よ」

俺「そっか。真面目だな、真姫は」

俺「あ、そうだ。俺ちょっと漫画のとこ見てくる!」

真姫「え?…そう、わかったわ」

スタスタ

【好きな人とうまくいく!モテる女はここが違う!】

真姫「」キョロキョロ

真姫「」サッ ペラッ

真姫「……」ペラッペラッ

真姫「ふーん…」ペラッ

俺「……お、いた」

真姫「……髪型ね」ボソッ

俺「すごい集中してるな…」

俺「……おい、真姫」

真姫「わっ!な、なななにかしら!」

俺「いや、そんなに驚かなくても…」

真姫「あ、貴方がいきなり声をかけるからいけないんじゃない!」

俺「俺のせいかよ……でも、確かに俺のせいか」

俺「……それで、真姫はもういいの?」

真姫「いや、まだよ」

俺「そっか。まぁ、ゆっくり見ていくか」

真姫「…そうしましょう」

アリガトウゴザイマシター

俺「…もう五時か、病院もう閉るんじゃないのか?」

真姫「そうね、もうすぐ閉まる頃かしら」

俺「いいのかよ、家の手伝いあるんだろ?」

真姫「私は直接関わるわけじゃないし、手伝うって言うより見習うって感じなの」

真姫「だから、いつでも大丈夫よ」

俺「…だったらにこ先輩達といてもよかっただろ」

真姫「そ、それは…」

俺「ん?」

真姫「…もう、なんでもいいでしょう!」

真姫「あの、俺先輩…もうちょっといきたいところがあるんだけど…」

俺「…いいよ、どこいくの?」

真姫「二階にちょっとした雑貨店があるからそこよ」

俺「へー…そんなところがあるのか。じゃあいくか」

真姫「ええ」

ラッシャーセー

俺「ええっと…ここって明らかに女の子が来るようなところだよな…」

俺「俺がいたら変な目で見られそうだ…」

真姫「で、でも、周りから見たら私達は…その…恋人同士に見えないこともないと思うから、多分大丈夫よ」

俺「恋人か…こんなやつと真姫みたいなのが一緒にいても、普通付き合ってるとは思われないんだろうな…」

真姫「もう!なによそれ。わかったわよ!こうすれば恋人っぽくなるでしょ!」ダキッ

俺「…おお。だが…これは恥ずかしいな…」

真姫「わ、私だって恥ずかしいんだから我慢しなさい!」

俺「…真姫もこういうところに来たりするんだな」

真姫「なによ、おかしい?」

俺「いや、おかしくはないけど、真姫がこういう女の子っぽいところに来るのはちょっと意外」

真姫「い、いいでしょう!私も女の子なんだから!」

俺「それで、なにを買いに来たんだよ」

真姫「キーホルダーよ。買いに来たって言うより見に来たの」

真姫「ふふ…」

俺(こうやって見てると普通に可愛いんだけどな…)

真姫「ねぇ、俺先輩はこれどう思う?」

俺「これ?……あー、そうだな。かわいいと思うけど…」

真姫「そう…あの、これ実はペアになってるんだけど…」

真姫「せ、先輩さえよかったら…一緒にに…付けたいんだけど…」

俺「んー…。そうだな、まぁ、キーホルダー位ならいいか」

俺「あとなんか買うものある?」

真姫「いえ、もうないわ」

俺「わかった、ほら、買ってくるから貸せよ」ヒョイ

真姫「あ…」

俺「ほら」

真姫「わ、わざわざ買ってくれなくても良かったのに」

俺「一応男だからさ。こういうときにかっこつけたいんだよ」

真姫「…そう」

俺「へー、これ2つで一つになるようになってたんだ…すごいな」

俺「鞄につけておくか。真姫はどこにつけるの?」

真姫「私は…そうね」

真姫(…大事にとっておこう)

俺「ここに来たのも久しぶりだったけど結構なんでもあるんだな」

真姫「そうね、食料品とかもあるし以外と便利よね」

俺「……また真姫と来てもいいかもな」

真姫「な、なにいってるの……///」

俺「いや、だってまだ見て回ってないところもあるし。俺も色々見てみたいしな」

真姫「もう……そういう事じゃないわよ」

真姫家前

真姫「わざわざ送ってもらわなくても良かったのに…」

俺「暗くなってきたし、一応、危ないからな」

真姫「…よかったらちょっと上がっていかない?」

俺「いいのか?」

真姫「今日は付き合ってたし、そのお礼よ」

俺「そっか、じゃあお邪魔しようかな」

俺「おじゃましまーす」

真姫「ま、誰もいないから上がって」

俺「そうなんだ。みんな病院の方に行ってるの?」

真姫「ちがうわ。あの……実は今、両親旅行に行ってるのよ」

俺「…まじか。じゃあ病院の手伝いって…」

真姫「それは…その……あ、貴方と帰りたかったから…」

俺「あー…そう、だったのか…」

真姫「だから、ゆっくりしていっていいわよ!」

俺「そっか…ありがとな。今日すごく疲れてるから助かる…」

真姫「それじゃ、私は飲み物持ってくるわね」

俺「おう、悪いな」

俺(真姫の病院はたまにお世話になってるから、行ったことはあるけど家は初めてだな)

俺(しかし、このソファすごいふかふかしてる…)

俺(ヤバい…目閉じるだけですぐ寝ちゃいそう)

俺「……」

真姫「ねぇ、紅茶で…」

俺「zzz」スー

真姫「俺先輩…」

真姫(寝ちゃったのかしら…?)

真姫「あの…先輩…」

俺「zzz」スースー

真姫「本当に寝ちゃったのかしら…」プニッ

俺「zzz」スースー

真姫「……///」

真姫(……寝てるんならいいわよね)キョロキョロ

チュッ

俺「……ん」ムクッ

俺「…あれ…ここ…どこだ…?」

俺「……真姫?何で、横で寝てるんだ?」

俺「…あ、そういや確か真姫んちに来たんだっけ…」

俺「そっか…俺寝ちゃってたのか…」カチッ

俺「もう11時かよ…どんだけ寝てたんだ俺…」

真姫「……」スー

俺「真姫は気持ち良さそうにねてるな…起こしにくい…」

俺「…しかも、なんで俺の服掴んで…これじゃ帰れないじゃん」

俺「とりあえず母ちゃんにメールしておこう…」

真姫「……」スースー

俺「……」

俺「……しかし、よく寝てるなぁ」

俺「……」ナデナデ

真姫「……///」モゾモゾ

俺「……」ナデナデ

俺 「……真姫は本当に可愛いよな…」ボソッ

真姫「……///」

真姫「…そう…思うなら…私と付き合ってよ…先輩」ムクッ

俺「!?」

俺「真姫……起きてたのかよ…」

真姫「ずっと起きていたわよ。先輩の横で寝られるわけないじゃない…」

真姫「先輩。実は私、先輩のことずっと好きだったの……でも先輩は私より穂乃果の方が仲がいいし」

真姫「私とあんまり関わることも少ないから…その…寂しかった…」

俺「……」

真姫「私もまた先輩と一緒にデパートに行きたいの…」

真姫「だから…私と付き合って…」

俺「いきなりそんなこと言われてもな…」

真姫「私は、ずっと先輩のこと好きだったの!」

俺「……」

真姫「本当は私も穂乃果みたいにもっと先輩とくっつきたかった…」

俺「…」

真姫「だから私と…」

俺「真姫」

俺「…俺はさ、ただの学生でしかない」

俺「それなのに真姫は、将来音楽も病院も経営できる様なエリートなんだぞ」

俺「前もいったけど俺と真姫じゃ明らかに不釣り合いなんだって…」

真姫「それは…」

俺「……そりゃ、俺だって真姫と付き合いたいけど…真姫の両親になんて言われるかわからない」

俺「だから俺は真姫と付き合えな…」

チュッ

真姫「私がエリートだとか、先輩がただの学生だとかはどうでもいいの!」

真姫「ただ私が…俺先輩と一緒に居たいだけなの!」

真姫「俺先輩は私の親に音楽のことで説得してくれたじゃない…」

真姫「それなのに、自分のこととなると自信がなくなる先輩なんて、俺先輩らしくない!」

真姫「先輩だって、私と付き合いたいんでしょ!それなら、付き合って。それでもし両親に反対されたら」

真姫「どこにでも私を連れていってよ…私は、どこまでもついていくから…」

俺「真姫……」

俺「そうだな……俺、真姫のこと好きだ」

俺「だから俺と付き合ってください!」

真姫「……もう、言うの遅いのよ……」ウルッ

真姫「これから、よろしくね。俺先輩……」ダキッ

俺「……こちらこそ」

真姫「……あの、俺先輩」

俺「ん?」

真姫「ここじゃ狭いから、私のベッドに行かない?」

俺「…いや、いいよ」

真姫「でよ、ここよりは広いわ」

俺「俺ははこれぐらい狭い方が真姫くっついてていいんだけど…」

真姫「……もう、しかたないわね///」

チュンチュン
チュンチュン

真姫「ん…もう朝…」

俺「……」

真姫「…寝てる先輩かわいい…」ナデナデ

俺「……ん」

真姫「ふふ……」チュッ

俺「……真姫…」

真姫「え…」

俺「……俺起きてるんだけど……」

真姫「もー!///」

玄関前

真姫「本当に家まで送ってかなくていいの?」

俺「ああ、外寒いしな」

真姫「あ、ちょっと待ってて…」

俺「?」

真姫「はい、これ」

俺「なにこれ、手袋?」

真姫「私のなんだけど、外寒いから…」

俺「ありがとう。少し借りるな」

真姫「ええ」

俺「あ、そうだ」

チュッ

俺「それじゃ、またな、真姫」

真姫ルートエンド

後日談

昼休み 音楽室前

俺「お、いたいた」

ガラガラ

真姫「俺先輩、なんの用よ」

俺「なんの用って…ただ真姫に会いに来ただけだよ」

真姫「…そう」

俺「真姫は本当にピアノが好きだな」

真姫「そうね、音楽に触れているときは嫌なことを忘れられるし」

俺「へー…それじゃあ、真姫の邪魔になるといけないしもう戻ろうかな」

真姫「ま、まって!」

俺「ん?」

真姫「確かに音楽は嫌なことを忘れさせてくれるけど…」

真姫「それ以上に私は先輩といた方が楽しいの!」

俺「…真姫」

真姫「そこの音楽準備室なら邪魔も入らないし、その…ふ、二人きりになれるわ」

真姫「だから、行きましょ」

俺「ああ、わかった」

後日談終了

VIPから応援来たぜ

>>180
ありがてぇ、続き張ってくわ

>>25ここからな

凜「凜は先輩が来てくれると嬉しいんだけど…」

俺「…わかったから、そんな悲しい顔するなって」

俺「放課後だろ?確か屋上だっけ?」

凜「そうニャー!」

俺「分かった。暇だろうし行ってやる」

凜「絶対来て欲しいニャー!」

俺(……まぁ、どうせ暇だろうしいいか)

ガラガラ

穂乃果「あ、おかえりなさい」

海未「次の授業は移動教室ですよ」

俺「そうか…海未、もしかしてわざわざ待っててくれたの?」

海未「べ、別に待っていたわけではないですけど穂乃果が待っていたので!」

穂乃果「えー、私いこうって行ったのに海未ちゃんが待つっていってたじゃん!」

ことり「もー!そんなのいいから早く行かないと間に合わないよ!」

ことり「ねぇねぇ、俺君♪あのね、ちょっとおねがいしたいことがあるんだけど…」

俺「ん?なに?」

ことり「μ,sの新しい衣装作ったんだけど…俺君に見てほしくって…」

俺「あー…そうなんだ…」

ことり「ねぇねぇ、いつならいいかな?」

俺「そうだな…明日なら空いてるけどそれでもいい?」

ことり「うん♪」

俺「μ,sの衣装ってことり1人で作ってるの?」

ことり「うーん…そうだね…私1人だけど、みんな色々手伝ってくれるんだよ!」

俺「へー…そうだったのか」

俺「でも、俺でいいのか?一応先輩たちとかにも見せた方がいいんじゃ…」

ことり「デザインはみんなで考えてるから大丈夫♪」

俺「そうか、わかった」

放課後

スタスタ

俺(えっと…確か屋上だったっけ…)

俺(μ,sの練習見るのも久し振りだな。……いつも穂乃果に押し倒されるから嫌なんだよな…)

俺(ま、今日は凜に呼ばれたわけだし。穂乃果にはやられたらやり返してやろう)

えり「あれ、俺君じゃない!どうしたの?」

俺「あ、えり先輩!」

俺「いや、俺はこれから屋上に……先輩は生徒会ですか?」

えり「そうよ。共学になったとはいえ、問題はまだたくさんあるからね」

俺「大変なんですね…」

えり「あら、そう思うなら前みたいに手伝ってくれてもいいのよ?」

俺「あはは……それは勘弁してください…」

俺(この人俺にすごい仕事量渡してくるからなぁ…)

のぞみ「えりちー…これなんやけど…」

俺「あ、のぞみ先輩!」

のぞみ「俺君やん!……なんや、えりちと話したいためにここに来たんか?」

えり「ちょっと、のぞみ…」

俺「違いますよ…ただ通りかかっただけで…」

のぞみ「そんなこといってー!占いには待ち人来るって出てたんよ?」

俺「いや、待ち人来るって…っていうか生徒会中でしょ…真面目にやってくださいよ!」

のぞみ「ええやん、ええやん。うちの占い、
よぉ当たるんやで?なぁ、えりち?」

えり「ええ、それは本当よ」

俺「まぁ…何回かやられてるから知ってますけど…」

モブ「生徒会長ー…ここなんですが」

えり「ちょっとまってー!……それじゃあね、俺君」

のぞみ「じゃあなー」

俺「はーい…」

ガラガラ

凜「あ、先輩は来てくれたのかニャー!」

俺「呼ばれたからな。あれ?皆は?」

凜「今日は凜1人で自主練するつもりなんだよ!」

俺「そうだったのか……俺いる意味あるのか?」

凜「凜は先輩がいると頑張れるんだよ!」

凜「だから、先輩にいてほしかったんだニャー!」

俺「……なんだそりゃ…」

タッタッタッ

凜「ねぇねぇ、今のステップどうだった?」

俺(……そんなの俺に聞かれてもな)

俺「…良かったんじゃないか。たしかにキレのある動きしてた」

凜「でしょー!やっぱり、凜は先輩がいると上手くなれるニャー!」

俺「またそれかよ…」

ガラガラガラガラ

俺「ん?」

はなよ「あ、あの…」

俺「おっす、はなよ」

はなよ「あ、先輩、こんにちわ…」

凜「あれ、かよちんどうしたのー?」

はなよ「凜ちゃんと一緒に帰ろうと思って来たんだけど……練習中だった?」アセアセ

凜「うん、昨日のステップがうまくいかないから少し練習してたニャー」

俺(……?いや、完璧だった…よな…)

はなよ「そうだったんだ…それじゃあ私もここで待っててもいい?」

凜「えー…でも、今は俺先輩と二人で練習してるし……」

俺「…いや、練習見てるくらいいいだろ。ほら、はなよここ座れよ」

はなよ「あ…はい、失礼します」

凜「……」プクー

俺「凜、さっきのステップ完璧だったし、今日はもういいんじゃないか?」

凜「えー…でも……」

俺「俺でいいならまたいつでも見てやるから」

凜「…俺先輩が言うならそうするニャー」

はなよ「前も見てあげてたんですか?」

俺「ん…あぁ、たまにな。…でもスカートで踊るのはやめてほしいな…」

俺「流石に俺でも気にするって…」

はなよ「へー…」

俺「はぁ…最近、寒くなってきたし、そろそろ帰ろうぜ」

凜「そうニャー。ほら、かよちんも一緒に帰ろう」

はなよ「う、うん…」

ガラガラ

はなよ「凜ちゃん制服のまま練習してたの?」

凜「うん、今日は練習休みだから練習着持ってくるの忘れてて…」

はなよ(凜ちゃん…スカート苦手だったはずなのに…)

俺「あ!教室に鞄忘れた……とってくるから先に帰ってて!」

凜「あ、凜もいくー!」

はなよ「あ、まって…」

俺「…悪いな、なんか…」

凜「ううん、凜は気にしてないよ!」

俺「いや、はなよがさ…」

はなよ「はぁ……はぁ…」

俺「ごめんな、はなよ。大丈夫?」

はなよ「はい、私こそ、アイドルなのに体力なくて…」

凜「……」

俺「ま、体力なんて頑張ってたらすぐつくだろ」

はなよ「はい、がんばります!」

俺「そのいきだな」

スタスタ

えり「あ、俺君。またあったわね」

凜「あ、えりちゃん!」

俺「えり先輩今帰るんですか?」

えり「ええ、生徒会が長引いちゃって…」

俺「それじゃあ一緒に帰りませんか?」

えり「それは構わないけど、いいの?」

俺「…いいのって?」

えり「だって、女の子と帰るのよ。……あなた、少し女の子の気持ちを理解した方がいいわよ」

俺「……それがわかれば苦労しないですよ」

はなよ「私は別に……」

凜「………凜もいいニャー」

えり「はぁ…まぁ、ここで会ったのも何かの縁だし、凛とはなよがいいならいいわね」

えり「それじゃ、いきましょ」

俺「はーい」

ガチャ タタタ

俺「おお…寒…」

えり「もうこんな時間だしね…っていうかあななたちこんな時間まで何してたのよ」

凜「凜が昨日失敗してたところを先輩にてもらってたニャー」

えり「へぇ…」

えり「それで、どうだったの?」

俺「どうって…俺には始めから完璧だったようにしか見えなかったですけど…」

えり「そう。じゃあ、全然問題ないわね」

凜「うぅ…えりちゃん厳しいニャー…」

えり「もう、いつものことでしょ!」

俺「あはは……」

俺「はぁ…」

えり「?…俺君大丈夫?」

俺「いえ、ちょっと冷えるくらいですから…」

えり「こんな時期に制服だけで来るからそうなるのよ……ほら、マフラー貸してあげるわ」サッ

俺「…えり先輩って面倒見いいですよね」

えり「…ロシア帰りの妹がいるからね、私がしっかりしなくちゃいけないのよ」

俺「はぁ…へっくしゅん!」

えり「ちょっと…俺君大丈夫?」

俺「いえ、ちょっと冷えるくらいですから…」

えり「こんな時期に制服だけで来るからそうなるのよ……ほら、マフラー貸してあげるわ」サッ

俺「…えり先輩って面倒見いいですよね」

えり「…ロシア帰りの妹がいるからね、私がしっかりしなくちゃいけないのよ」

えり「どう?暖かい?」

俺「…ええ、すごく暖かいです」

えり「明日からは、自分でちゃんとしてきなさいよ。あの、それは、明日返してくれればいいわ」

俺「…ありがとうございます!」

凜「……」

はなよ「凜ちゃんはマフラーしてないけど寒くないの?」

凜「…ううん、寒いよ……私も、明日からちゃんとつけてくることにするよ!」

えり「それじゃあ、私はこっちだから」

はなよ「あ、私も……」

俺「はい、マフラーありがとうございます」

えり「ちゃんと明日返すのよ」

俺「わかってますよ」

えり「それじゃあね」

俺「はーい!」

凜「えりちゃん、かよちん、バイバーイ」フリフリ

はなよ「バイバーイ」フリフリ

凜「……先輩、凜もその首寒いんだけど…」

>>204
えり「それじゃあ、私はこっちだから」

はなよ「あ、私も……」

俺「はい、マフラーありがとうございます」

えり「ちゃんと明日返すのよ」

俺「わかってますよ」

えり「それじゃあね」

俺「はーい!」

凜「えりちゃん、かよちん、バイバーイ」フリフリ

はなよ「バイバーイ」フリフリ

凜「……先輩、凜もその…首寒いんだけど…」

俺「……ん?なんだよ、凜。それならそうと言えって…」

俺「あぁ…でもこれえり先輩のだしな…」

凜「凜ね。いい方法知ってるんだよ!先輩ちょっと動かないでね…」サッ

マキマキ

俺「いや、凜、流石にな…」

凜「こうやって、二人でマフラー巻けば二人とも寒くないでしょ?」

俺「凜近すぎるし、それに身長差あってすっげー歩きにくいんだけど…」

凛ちゃん可愛すぎだろ!


http://livedoor.blogimg.jp/nizigami1/imgs/5/4/54cabff0.jpg

>>207
やっぱり来たかww

凜「えー…でも、凜は歩きにくくないよ!」

俺「そりゃ、俺が屈んでやってるからな…」

凜「そっかー……先輩が辛いならやめるニャー…」

俺「……そんな悲しい顔するなって!」

凜「…だって、先輩が辛いなら仕方ないでしょ…」

俺「……わかったよ、このままでいいから!」

凜「本当かニャー!」

俺「だからそんな顔するなって」

凜「嬉しいニャー!」ダキッ

俺「うおっ!あぶねぇ……屈んでるんだから、いきなり抱きつくなよ…」

凜「えへへー…ごめんニャー!」

俺「…悪いと思うなら離れろよ」

凜「えー…でも、先輩はいいっていってたニャー!」

俺「それはいってないから!」

凜「ねぇねぇ、先輩は凜のことどう思ってるの?」

俺「どうって…そうだな…たしかに元気はもらえて面白い子だとは思うけど」

凜「面白いってどういう意味だニャー!」

俺「そのままの意味だよ。だから一緒にいると楽しいし」

凜「…そう、かニャー…」

俺「多分、μ,sの中でも一番元気もらえるんじゃないかな」

俺「俺は凜のそういうところ好きだよ」

凜「そう…かニャー…」

凜「…えっとね…凜は先輩のこと…」

俺「お、ごめん凜。俺こっちだから」

俺「マフラー外すぞ」

凜「え、あ…」

凜「……」

俺「なんだよ、そんな顔するなって」

凜「……もー…先輩はいつもこうにゃー…」

俺「俺なんかしたか?」

凜「もういいニャー…」

俺「?」

凜「…それじゃ、先輩、また明日ニャー!」

俺「…?おう、じゃあな」

ワイワイガヤガヤ

俺(…?今日はやけに騒がしいな)

ガチャ

俺「ただいまー」

母ちゃん「あら、おかえりー」

ことり「あ、おかえり」

俺「あれ…なんでことりなんで…?」

ことり「明日まで待ちきれなくて来ちゃった♪」

母ちゃん「もお、あんたはことりちゃん待たせて…」

俺「いや、待たせてたっていうか…」

ことり「いえ、本当は約束してたのは明日だったから…」

母ちゃん「あら、そうだったの!ごめんね~」

俺「もう、母ちゃんいいから。ほら早く俺の部屋に行こうぜ」

ことり「うん♪」

ことり「俺君の部屋に来るの久しぶり~」

俺「そうだな…穂乃果は毎日勝手に入ってくるけど、ことりは子供の頃以来だっけ」

ことり「そうだねー…中学生の時一回だけあったかな」

俺「そうだっけ?」

ことり「そうだよ!もう、忘れるなんて酷いよぉ!」

俺「ごめんごめん!」

ことり「なんかちょっと大人っぽくなったよね」

俺「ま、高校生だしな。無駄なものは無くしてあるよ」

ボフッ

ことり「へー…俺君はいつもこのベッドで寝てるんだ~」

ことり「えへへー…幸せ~♪」

俺「ま、きっとことりの家のベッドには敵わないだろうけどな…」

ことり「もー!これはそういうことじゃないの!」バタバタ

俺「…そうなのか?」

ことり「そう!」

俺「そっか…それで、ことりわざわざ衣装見せに来てくれたんだろ?」

ことり「それなら、その袋の中にあるよ!」

俺「そっか。見るからな」

ことり「うん!」

ガサゴソ

俺「へー…結構可愛い系なんだな。ことりにしてはよくできてんじゃん」

俺「…これはことりの?」

ことり「zzz」スースー

俺「……おい」ポカッ

ことり「ふぇぇ…」

俺「寝るなって…これじゃ、なんのために来たかわからないだろ」

ことり「だからって叩かなくても……」

俺「そんなに強くした訳じゃないしいいだろ」

ことり「ううん!結構いたかったよ」

俺「そっか…悪かったよ」

ことり「もう、こっち来て」

俺「?」

ことり「はい、おでこだして!」

俺「?」

ことり「えい!」ビシッ

俺「いて…」

ことり「さっきのお返し!」

俺「絶対俺の方がいてぇって…」

ことり「ねぇねぇ、衣装どうだった?」

俺「あぁ、そうだったな…結構可愛い系でいいと思う」

俺「あれってことりの衣装なんだよな?」

ことり「そうだよ。でもみんなのとはちょっとイメージカラーが違うくらいだよ」

俺「へー…いいんじゃないか?着て見せてよ」

ことり「うん!いいよ!」

俺「じゃ、楽しみにしてるわ」ガチャ

ことり「うん!待ってて♪」

俺(はぁ…アイドルってすげぇな、あんな衣装きてよく人前に出れるよ)

ゴソゴソ

ことり『いいよー!』

俺「わかった!」

ガチャ

俺「おお…」

ことり「似合うかなー?」

俺「おお、可愛い!やっぱりことりは何でも似合うな」

ことり「そんなことないよー」

俺「これはμ,sも人気になるのもわかる気がする…」

ことり「もー、なにいってるの!」

俺「本物のアイドルみたいだしな」

ことり「本物のアイドルだよぉ!」

俺「でもさ、こんな短いスカート履いてよく踊れるよな」

俺「スカートの中見えるじゃん…」

ことり「のぞみちゃんが言うには今は見えそうで見えないのがいいんだって」

ことり「それに、今は見せパンっていうのがあるから大丈夫!」

俺「へー…要はブルマみたいなものなんだ」

ことり「うん!」

俺「それじゃ、ちょっとやってみてよ」

ことり「えっと…今は…その…」

今は焼き増しの最中か
気長に待ってるぞ

>>227
新しいルートは明日からになるな

俺「ちょっとくらいいいじゃん…」

ことり「今は…見せパンじゃないし…///」ボソッ

俺「ん?」

ことり「……」

俺「一回だけでいいからさ」

ことり「もう!わかったよ!」

タッタッタッ

ことり「ふぇぇ…」

俺「あー……でもなんかわかるような気がする」

俺「たまに練習見に行ってたけど、こう見てると応援したくなるのもわかる」

ことり「…そう?」

俺「見せパンは見えなかったけど、確かにそそられる感じはした……」

俺「なぁ、もう一回やって!」

ことり「もういや!」

俺「…そっか」

ことり「もう…俺君はそんなにこの中が見たいの?」

俺「いや、見たいっていうか…見えそうで見えないのが見たいっていうか…」

ことり「…見たいならいつでも見せてあげるのに…」

俺「いや、だから…」

俺「見えそうで見えないのがいいんだよ」

ことり「……じゃあ、こういうのがいいの?」ピラッ

俺「おお…」

俺「それだ。そういうのがすごい男心くすぐられる!」

ことり「えへへー、じゃあこうやってみたり!」クルッ

ガラッ

俺・ことり「」ビクッ

母ちゃん「ことりちゃーん!一緒にご飯食べて……」

母ちゃん「あらあら、もしかしてお邪魔だった?」ニヤニヤ

俺「ちょっ…母ちゃん!」

ことり「……///」カァァァ

母ちゃん「…ごゆっくりー」

俺「あの……なんかごめん」

ことり「う、ううん…」フルフル

ことり「あの、着替えてもいい?」

俺「あ、ああ。外で待ってるな」

ガチャ

ことり「……」

コンコン

俺「もういいか?」

ことり『うん』

ガチャ

ことり「俺君…」

俺「ん?」

ことり「俺君、何で今日放課後に凜ちゃんといたの?」

俺「……なんで知ってるの?」

ことり「帰るとき見えたから…」

俺「あぁ…確かにいたけど凜の練習に付き合ってただけで…」

ことり「それだけなの?」

俺「いや、それだけだけど…」

ことり「でも、俺君がしてたあのマフラーに凜ちゃんの髪の毛ついてたよ?」

俺「いや、それは…」

ことり「しかもこれ、えりちゃんがしてたマフラーだよね?」

俺「だから…」

ことり「帰ってきたときにえりちゃんのマフラーしてきてるからおかしいなって思ったら」

ことり「まさか凛ちゃんと…」

俺「いや、ちがうから、誤解なんだって!」

ことり「なんも違わないでしょ!」

ことり「俺君かっこいいんだから…もっといろんな人の気持ちに気づいてよ!」

俺「……」

ことり「俺君は気づいてなかったけど、凜ちゃん俺君のこと好きなんだよ」

ことり「きっとμ,sのみんなも気づいてると思う…」

俺「そうだったのか」

ことり「それに穂乃果ちゃんだって…」

俺「……穂乃果もか」

ことり「本当に気づいてなかったの?」

俺「ああ…」

ことり「毎日起こしに来てるのに好きじゃないわけないでしょ!」

ことり「……私だって来たいのに」ボソッ

俺「……ん?なに?」

ことり「…もう!そんなことはどうでもいいの!」

俺「へぇ…穂乃果も凜もそうだったのか」

俺「凜はよくなついてるとは思ってたけどまさかなそうだったとはな…」

ことり「穂乃果ちゃん、最近料理上手くなってきてたでしょ?それも俺君の為なんだよ…?」

俺「そうか…」

ことり「もし…もしだよ?俺君は穂乃果ちゃんと凜ちゃんに告白されたらどうするの?」

俺「…正直、凜は元気は貰えるけどあんまり女の子として意識したことないし…」

俺「穂乃果も幼馴染みって感じだからあんまりな…」

ことり「じゃあ…付き合わないってこと?」

俺「そうだな……今は付き合わないかな」

ことり「…そっか。…それじゃあ…もし、私だったら…どう…かな?」

ことり「……///」カァァァ

俺「えっ…と。それって…」

ことり「…わ、わたしもね…俺君のこと好きなの!」

ことり「だから、今日凜ちゃんが俺君と放課後に屋上にいるの見かけてどうしようって…」

ことり「いてもたってもいられなくなったから今日来たの……」

俺(……)

ことり「だから、俺君…私と付き合ってください!」

俺「えーっと……」

ことり「……」

俺「ごめん、その…いきなり言われるとな…」

ことり「……やっぱり…ダメかな…」ジワッ

俺「い、いや、ちょっと考える時間をくれ!」

俺「だから…泣くなって」

ことり「うん」

prrrrrr

俺「あ、メール…」パカッ

母『終わった?ことりちゃんにご飯食べていくか聞いてみて笑』

俺(まさか……聞いてたのかよ…)

ことり「…グスッ…誰から?」

俺「あ、あぁ!なんでもない迷惑メールみたいなもんだ」

ことり「?」

俺「……」

ことり「……」

俺「そ、そうだ。ことり、晩飯食べてくか?」

ことり「え?」

俺「母ちゃんが晩飯作ってくれてるみたいなんだ」

ことり「……ごめんなさい。その…今日は…」

俺「そっか…まぁ、そうだよな…」

俺「気がついたらもう8時か… 」

俺「さ、最近すぐ外暗くなるよな!」

ことり「うん…」

俺(微妙に間が持たねぇ…)

ことり「……もう遅いし、そろそろ私帰るね」

俺「…お、おう」

VIPから応援来たぜ

>>248
ありがとう
でも、新ルートは明日からになりそう

タンタンタン

母ちゃん「あら、ことりちゃんご飯食べてくかい?」

ことり「いえ、今日はお母さんも家にいるので」

母ちゃん「そう…わかったわ。外暗いから気を付けてね」

ことり「はい!」

俺「それじゃあな。ことり」

ことり「うん、今日はありがとう」

母ちゃん「…ちょっとあんた何してるの?」

俺「は?」

スタスタスタ

ことり「ごめんね、まさか送ってもらうことになるなんて…」

俺「いや、いいよ。暗いと危ないからな」

ことり「…俺君は優しいね」

俺「海未ほど気は効かないけどな」

ことり「ううん、そんなことないよ!」

ことり「だって…私、俺君のそういうところ好きだし…」

俺「そっか…そう言ってくれると嬉しいよ」

ことり「……」

ことり「…俺君」ギュッ

俺「あ…」サッ

ことり「ごめんね……嫌だった?」

俺「いや…嫌じゃないけどいきなり手を握られたから…」

ことり「じゃあ…いいかな」ギュッ

俺(ことりの家に行くのも久しぶりだな)

ことり「……」

俺(さっきからことりとは喋ってないし沈黙が怖いな…)

俺「たしか、ここ曲がったところだっけ?」

ことり「うん」

スタスタスタ

ことり母「あら、ことりに…俺君じゃない。久しぶりね」

ことり「あ、お母さん!」

ことり母「もしかして俺君と出掛けてたの?」

ことり「まぁ…そんなところかな…」

ことり「お母さんも今帰り?」

ことり母「ええ、そうよ」

ことり母「ふふ…二人とも手なんか繋いで、もしかして付き合ってるのかしら?」

ことり「ち、ちがうよ…///」バッ

俺「それは…その…」

ここだと叩かれたりもしないし気長に書いてくれ
今まで通り楽しみながら応援するわ

俺「あのさ、ことり…俺明日までにはちゃんと結論出すから」

ことり「うん…わかった」

ことり「それじゃあ、送ってくれてありがとう。バイバイ」

俺「じゃあな」

ことり母(あらあら、これは穏やかじゃないわね)

>>255
叩かれたりするのは気にしてたわけじゃないんだが、前とは違いすぎてビックリしたわ

スタスタ

俺(とは言ったもののどうしたら…)

俺(つーか、衣装見せに来ただけなのになんでこんなことになったんだよ…)

ガチャ

俺「はぁ…ただいま」

母ちゃん「おかえり!それで、ことりちゃんとはどうなの?」

俺「本当に聞いてたのかよ…」

俺(でも、まさかことりがな…)ゴロン

俺(嬉しいと言えば嬉しいがこれからどうしたものか…)

俺(でも、もしことりと付き合って穂乃果と凜がμ,sにいられなくなったとしたら…)

俺(いやいや、そんな理由で断るのはことりに失礼だ)

俺(だが、ことりのそばにいてやりたいのも事実なんだよな)

俺(どうしたらいいんだよ…)

俺「くそっ…」

穂乃果「俺くーん!朝だよ!」ユサユサ

俺「……ん?」

穂乃果「あ、やっと起きた!もう、早く行くよ!」

俺「あ、あぁ…」

俺(昨日遅くまで寝れなかったからつれぇ……)

母ちゃん「穂乃果ちゃん、いつも悪いわね~」

穂乃果「いえいえ、日課みたいなものですから」

母ちゃん「ねぇ、聞いて穂乃果ちゃん。昨日ことりちゃんがきてねー」

穂乃果「え?ことりちゃんが?」

母ちゃん「そうなのよ。それでねー」

俺「お、おいおい!いつまで話してるんだよ。早くいくぞ!」ダッ

穂乃果「え?でも…」

俺「いいから!」

ガチャ

海未「あ、おはようございます。今日は忙しそうですね」

俺「お、おはよう…」

穂乃果「今日は俺君なんかおかしいよ?どうしたの?」

俺「そうか?…別に普通だが…」

穂乃果「その…もしかして昨日何かあったの?…ことりちゃんと…」

俺「い、いや、なんにもないって」

海未「?」

海未「もしかして、今日ことりがいないのと何か関係があるんですか?」

俺「え?…そういや、ことりいないな」

穂乃果「ことりちゃん、今日はやることがあるからって朝は一人で行っちゃったんだ」

海未「昨日何があったんですか?」

俺「昨日はことりが新しい衣装できたから見せてもらってただけだって!」

海未「…本当にそれだけなのですか?」

俺「おう…」

穂乃果「本当に?」

俺「ああ…」

穂乃果「……」ジー

俺「…なに?」

穂乃果「……なんでもない!」プイッ

俺(はぁ…)

キーンコーンカーンコーン

穂乃果「はー…今日も危なかったー!」

海未「本当に…」

俺「こんなギリギリなら俺置いて行けばいいじゃん」

海未「もう…幼馴染みなのにそんなこと言わないで下さい!」

穂乃果「そうだよ。俺君いないと寂しくなるよ!」

俺「あはは……ごめんごめん」

ガラガラ

ことり「……」

俺「あ、ことり」

ことり「俺君…昨日はありがと」

俺「いや、そんな…俺はなんもしてないし」

ことり「ううん…聞いてもらえただけでもよかった…」

俺「そっか…」

穂乃果・海未「……」

穂乃果「ねぇ、海未ちゃん、今日のことりちゃんなんかしおらしくない?」

海未「ですよね……本当に何かあったのでしょうか?」

穂乃果「気になる…」

穂乃果「こうなったら本人に聞いてみるしかないよね」ダッ

海未「あ、穂乃果!」

穂乃果「ねぇ、ことりちゃん!」

ことり「あ、穂乃果ちゃん」

穂乃果「昨日俺君の家に行ったって本当?」

ことり「うん、それは本当だよ」

穂乃果「今日朝早くいったのと昨日の事は関係あるの?」

ことり「う、ううん!何にもないよ!」

穂乃果(……あやしい)

キーンコーンカーンコーン

先生「じゃあ、今日はここまで~」

穂乃果「はぁ、おわった…」

海未「やっとお昼ですか。今日は一日が長い気がします」

ことり「あはは…」

穂乃果「お腹すいたー…」グゥゥゥ

穂乃果「ぁ……///」

海未「穂乃果にも恥じらうことがあるようになったのですね」

穂乃果「ごちそーさま!」

俺「穂乃果はいつもご飯食うのはえーな」

穂乃果「そ、そうかなぁ…」

俺「海未なんてまだ半分も食べてないじゃん」

海未「私は少食ですから…」

穂乃果「えー。海未ちゃんそんな可愛いアピールしなくても…」

海未「してません!」

ことり「……」

穂乃果「…ことりちゃん、全然食べてないけど大丈夫?」

ことり「え?あぁ、うん。大丈夫だよ…」

海未「ことり、今日はなにかおかしいですよ。心ここに非ずって感じです」

ことり「そ、そんなことないよ!」

穂乃果「やっぱり昨日俺君と何かあったんじゃ…」

ポロッ カランカラン

穂乃果「……あの、ことりちゃん、箸落ちたよ」

ことり「う、うん!私ちょっと洗ってくるね!」タタタ

俺「……」

俺「すまん、俺もいってくる!」ダッ

穂乃果「海未ちゃん……」

海未「これは確実に何かありましたね…」

穂乃果「ちょっとついていってみようよ」

海未「えー…でもそれは流石に…」

穂乃果「海未は知りたくないの?その…もしかしたら俺君とことりちゃんがその…」

穂乃果「こここ、恋人同士になっちゃうかもしれないんだよ!」

海未「…確かにそれは大変ですね」

穂乃果「あ、いた…」ササッ

海未「何か話してますね」

穂乃果「…でも、なにも聞こえないね」

穂乃果「もうちょっと近づけないかな…」

海未「これ以上近付いたらバレますよ」

穂乃果「だよね…」

穂乃果「あ、いた…」ササッ

海未「何か話してますね」

穂乃果「…でも、なにも聞こえないね」

穂乃果「もうちょっと近づけないかな…」

海未「これ以上近付いたらバレますよ」

穂乃果「だよね…」

俺「……」

ことり「……」カアァァ

穂乃果「…ことりちゃん、なんかすごい顔赤くなった」

海未「…本当ですね。何を話してるかわからないと状況がわからないです」

穂乃果「…なんかさ、心なしかことりちゃん泣いてない?」

海未「そうですか?……でも言われてみれば確かに…」

穂乃果「あ、話し終わったみたい!」

海未「こっちに来ます!早く戻らないと!」

つかれた……

穂乃果「あ、お帰りことりちゃん」

ことり「ただいま」

穂乃果「あの…俺君は?」

ことり「俺君はトイレに…」

海未「そうですか…」

ことり「今日はお昼ご飯もういいかな…」

海未「…ことり、本当に大丈夫ですか?」

ことり「大丈夫だよ。その…ダイエット中だし…」

穂乃果「本当に?」

ことり「うん」

ことり「あ、次移動教室だから私もう行くね」タタタ

穂乃果「あ…」

ガチャ ドン!

ことり「きゃっ…」

俺「おわっ…と……すまんことり、大丈夫か?」

ことり「うん……///」

タタタ

無理せず頑張れ!

穂乃果「俺君」

俺「あ。穂乃果…」

穂乃果「さっきことりちゃんとなんの話してたの!」

俺「なんのって…ていうか穂乃果見てたのかよ!」

穂乃果「ことりちゃん、泣きそうだったじゃん!ちゃんと説明してよ!」

俺「いや、だから俺はなんにもしてないんだって…」

>>281
ありがとう

穂乃果「何にもしてないのに泣くわけないよ!」

俺「だから…」

海未「私もちゃんと説明してほしいです」

俺「海未…」

俺「……」

俺「まぁ、海未と穂乃果なら言っても構わないか」

俺「実は昨日ことりから告白されたんだ」

穂乃果「えー!まさかあのことりちゃんが!」

海未「それで、俺君はどうしたのですか?」

俺「保留にしたよ、でも明日答えを出すって言っちゃったからな…」

穂乃果「それでさっきはなんの話だったの?」

俺「いや…あれは…」

穂乃果「えー…!教えてくれたっていいじゃん!」

俺「あー…そうだな…教えてもいいが約束しろよ」

海未「…なんですか?」

俺「今日のμ,sの練習後屋上へは来るなよ」

穂乃果(……わかりやすいなぁ)

海未「…つまり練習後に答えを出すと言うことですか?」

俺「…そうだよ」

俺「約束したからな!」

穂乃果「もう、わかってるって」

海未「……」

俺「じゃあ、俺3年生のところ行ってくるから」タタタ

ガチャ

穂乃果「ねぇ、海未ちゃん……」

俺(3年も女子しかいないとはいえ威圧感すごいな…)

俺「ここか…」チラッ

タタタ

俺「あの…えり先輩」

えり「ん?俺君、どうしたの?」

俺「昨日マフラー借りてたので返しに来ました」

えり「わざわざ悪いわね」

俺「いえ、借りてたのはこちらですから…」

えり「もう、ちゃんと気を付けるのよ」

俺「はい!」

えり「返事だけはいいわよね」

俺「そんなことないですよ」

えり「あ、そうだ俺君。今度の日曜日空いてるかしら?」

えり「コンサートのチケットもらったんだけど、アリサは行けないからどうしようと思ってたの」

この>>1はVIPで立てた作者?

俺「すいません…日曜はちょっと…」

えり「あら、そう。残念ね」

俺「すいません。希先輩とはどうですか?」

えり「そうね、そうしようかしら」

俺「はい」

>>290
一番最初にたてたのは俺じゃないけど書いてったのは俺だよ

放課後 屋上

えり「よし、みんな集まったわね」

にこ「まったく…穂乃果はいつも遅いわよ」

穂乃果「えへへ…ごめーん」

凛「でも、俺先輩が来てないニャー」

海未「俺君は図書室で勉強してるそうです」

真姫「ま、まぁ、俺先輩がいなくても練習はできるでしょ」

凛「でも、寂しいニャー」

凛「凛、呼んでくるニャー!」ダッ

えり「あ、凛ちゃん!」

希「あの子はいつも俺君となるとすぐ動くんやな」

にこ「本当、わかりやすいわねー。ま、にこならもっとうまくやるけどね」

穂乃果「えー…にこちゃんいつもわざとらしいよ!」

にこ「うるさいわね!」

ことり「……」

はなよ「あの…ことりちゃん、大丈夫?」

>>294
えり「凛ちゃん!」→「凛!」


ことり「…え?私どうかしてた?」

はなよ「今日来たときからずっとボーッとしてたよ」

ことり「そ、そうかな…?」

希「そうやで、ことり、あんまり無理しちゃあかんで」

ことり「そんな…無理なんて」

ガチャ

凛「俺先輩つれてきたニャー!」

俺「凛、危ないからゆっくり歩けって…」

ことり「……」ビクッ

海未「俺君…勉強はいいのですか?」

俺「いや、いいわけじゃないんだが…」

えり「もう、凛ったら…」

希「俺君、練習見てくれるん?」

俺「まぁ、少しならいいですよ」

俺「1.2.3.4,1.2.3.4」パンパンパンパン

タッタッタッ ジャーン

にこ「新曲の振り付けもまぁまぁ出来てきたわね」

ことり「……」

えり「ことり、本当にどうしたの?昨日より全然動けてないわよ」

ことり「……いや、その…」

希「気分が悪いなら少しやすんだほうがええよ」

ことり「うん…」

えり「私達も一回休憩しましょう!」

皆「はーい!」

ことり「……」

穂乃果「ことりちゃん、大丈夫?」

ことり「う、うん。大丈夫だよ」

はなよ「ことりちゃん、なんか今日元気ないよ…」

ことり「そんなことは…」

俺「……」

俺「すいません、俺そろそろ図書室に戻ります!」

えり「私達も一回休憩しましょう!」

皆「はーい!」

ことり「……」

穂乃果「ことりちゃん、大丈夫?」

ことり「う、うん。大丈夫だよ」

はなよ「ことりちゃん、なんか今日元気ないよ…」

ことり「そんなことは…」

俺「……」

俺「すいません、俺そろそろ図書室に戻ります!」

穂乃果「もう戻っちゃうの?」

俺「あぁ、図書室に色々置いてきちゃったしな」

にこ「なによ、もう少しいてもいいんじゃないの?」

俺「まだ勉強も途中だったので…」

凛「そっか……でも、俺先輩が言うなら仕方ないよね!」

俺「おう、じゃあな」

ことり「……俺君」

俺「ん?」

ことり「私…待ってるから…」

図書室

俺(待ってる、か…)

俺(本当にどうしたものか…)

先生「俺君、そろそろ図書室閉めたいんだけどまだいる?」

俺「あ、すいません。もう少しいいですか?」

先生「それじゃ、後で鍵返しに来てね」

俺「はい…」

先生「俺君、元気ないじゃん。もしかしてμ,sの誰かとなにかあったのー?」

俺「いや…まぁ…そんなところです」

先生「あんまり女の子に恥かかせたらダメだぞ」

俺「…わかってますよ」

先生「そっか…それじゃあな」

俺「はい…」

俺(泣かせたら…か…)

>>302
俺(泣かせたら…)→(恥かかせたら…)



俺(たしかに…ことりすごい悲しそうな顔してた。あんなことりは始めてみたな)

俺(まぁ、たしかにかわいいと言えば可愛いが…)

俺(ことりも幼馴染みみたいなものだし付き合うなんてな)

俺(でも、ことりのあんな顔はもう見たくないし)

俺(俺、ことりのそばにいてやりたいのかな…)

俺(6時過ぎ…もう終わる頃か)

俺(しょうがねぇ、行くか)スタ

ガシャ

俺(まず鍵返してからだな)

俺(はぁ…なんか緊張してきた…)

屋上前

俺「静かだな…もう終わってるのか」

俺「はぁ…だからなんでこんな緊張してんだ俺…」

ガチャ

ことり「あ…俺君」

俺「すまん、待たせたか?」

ことり「ううん、さっき終わったところだから…」

俺「となりいいか?」

ことり「うん」

俺「昨日はありがとうな…嬉しかったよ」

ことり「うん」

俺「それでさ、俺決めたよ…」

ことり「……くしゅん!」

ことり「あ…ごめんなさい…」

俺「いや、俺の方こそ…練習終わりだしな」

俺「中入るか?」

ことり「ううん…ここで…」

俺「そっか…じゃあこれ」ファサッ

ことり「あ、ありがとう…///」

俺「今日寒いからな…」

ことり「俺君…やっぱり優しいね」

俺「…うん」

俺「それで続きなんだけど…」

ことり「はい…」

俺「俺さ、ことりのこと好きかどうかはわかんないけど、ことりの悲しそうな顔は見たくない」

俺「それに俺…もっとことりのそばにいたい」

ことり「それって…」

俺「これが好きなのかはわかんないけど…これからわかるかもしれないから」

俺「だから…これからよろしくな。ことり」

ことり「…はい」

ことり「…えへへ、嬉しいな♪……グスッ」ダキッ

俺「おい、ことり…」



穂乃果「…うう…グスッ」

海未「まったく…穂乃果は…」

>>212
海未「覗きなんて…悪趣味…です…よ…」

穂乃果「もう…グスッ…海未ちゃんも泣きそうじゃん」

海未「穂乃果はもう…グスッ…ないでるじゃない…ですか」

穂乃果「グスッ…海未ちゃん…これでよかったのかな…」

海未「ええ…俺君がことりを選んだんですから…」

さっきの安価は間違い



ことり「ねぇ、俺君…また明日も俺君の家に行ってもいい?」

俺「おう」

ことり「また新しい衣装もっていっていい?」

俺「まだあったのか」

ことり「うん!俺君にかわいいって言ってもらえて嬉しかったから作っちゃった♪」

俺「そうか…じゃあ明日俺ん家な」

ことり「うん!」

スタスタ

ことり「えへへ~俺君…」スリスリ

俺「あはは…」

ことり母「あら、今帰りかしら?」

ことり「あ、お母さん!」

ことり母「ねぇ…あなたたちって本当にお付き合いしてないの?」

ことり「それは…その…」

俺「実は…」

ことり母「あらあら、そうだったのww」

俺「ええ…」

ことり母「よかったわね。ことり」

ことり「もー!お母さん!」

ことり母「それじゃあ、私はもう少し残っていくから」

ことり「じゃあね、お母さん」

俺「それじゃ、失礼します」

ガチャ

ことり「はぁ…やっぱり外は寒いね」

俺「そうだな、もうすぐ冬だし」

ことり「うん!今日はね…マフラー持ってきたの!」

俺「お、流石ことりだな」ナデナデ

ことり「えへへ~♪」

ことり「ねぇ、俺君!こっちに来て…」

俺「ん?」グッ

チュッ

ことり「これからもよろしくね!俺君!」

ことりルートエンド

後日談

ピンポーン

ことり「あ、俺君。いらっしゃい!入って入って~♪」

俺「おう、お邪魔します」

ことり「俺君は私の家に来るのは初めてだっけ?」

俺「確か小学生の時に一回あったな」

ことり「そうだったんだー。あ、私の部屋こっちだから!」

俺(この前、確かことり俺が忘れてたのをひどいとか言ってたよな…)

ガチャッ

俺「へー。あんまり変わってないんだな」

ことり「あんまりじろじろ見ないで…」

俺「それで、今度の衣装はどんなやつ?」

ことり「えっとー…実は結構あって…」

俺「そうなんだ。3着くらい?」

ことり「……10着」

俺「そんなにか!」

ことり「だって、いつも俺君が見てくれるから気合い入っちゃって…!」

俺「ま、ことりが頑張って作ったんだしな…全部見てやるよ」

ことり「本当!?」

俺「ああ」

ことり「えへへ~ありがとう♪」

ことり「あ、そうだ!」

俺「ん?」

ことり「今日、お母さん遅くなるって言ってたから、ゆっくり見ていってね」

俺「ああ、わかった」


つかれた…休憩

VIPでやったやつのラスト貼ってく

>>115ここからね


俺「あ、そうだ!えり先輩、さっきの絆創膏ありがとうございました」

えり「気にしなくてもいいのよ」

俺「いえ、あれがなかったら俺も穂乃果も大変だったので…」

えり「そういえば膝に…」

穂乃果「あはは…」

俺「いつかちゃんとお礼しますね」

えり「そんな…いいわよ。気にしなくて」

俺「いえ、先輩にそんなされたらお礼しないわけには…」

えり「そう?じゃあ期待して待っているわね」

俺「はい!」

穂乃果「俺君…そろそろ行かないとにこちゃん帰っちゃうかもしれないよ」クイックイッ

俺「そうだな。そろそろ行くか」

俺「それじゃ、行きますね」

えり「お礼。楽しみにしてるわよ」

俺「はは…」

ガチャ バタン

希「…えりち、もしかして俺君のこと気になってるのと違うん?」

えり「なにいってるのよ希。そんなわけないじゃない」

希「本当にそうなん?…カードは嘘をつかへんはずやけどね」

希「もたもたしてると穂乃果ちゃんに取られてしまうよ」

えり「……ほんと、希はなんでもわかるのね」

スタスタ

俺「転校してくる前はえり先輩って怖い先輩かと思ってたけど、そんなことないんだよな」

穂乃果「すごく優しい人だよね」

穂乃果「私もμ,sに入る前は怖い人だなって思ってた…」

俺「…やっぱりか」

穂乃果「うん…でも、裏でμ,sの活動を手伝ったりしてもらったから。やっぱりいい人なんだなーっておもったよ」

俺「へー」

コンコン ガチャ

俺「失礼しまーす」

穂乃果「にこちゃんいるー?」

にこ「なに?」

凛「俺先輩ニャー!」ダッ

俺「おう、凛」

はなよ「こ、こんにちわ…」

穂乃果「にこちゃん、更衣室にジャージ忘れてったでしょ?」

にこ「ないと思ってらあんたが持ってたの?」

にこ「さっき体育館まで探しに行ったのに遅いわよ!」

穂乃果「もー…忘れたのにこちゃんじゃん!」

にこ「ふん!……俺、たしかさっきにこの着替え覗いてたわよね」

俺「あれは覗いてた訳じゃ…」

にこ「まさかこのジャージもあんたが…」

穂乃果「……覗いてたの?」

俺「だから、あれは事故ですって!」

にこ「ふん…どうだか」

俺「信じてくださいよ…」

穂乃果「でも、このジャージは違うよ!

穂乃果「だって更衣室で着替えてるとき私が見つけたし……」

にこ「ちょっと。にこが着替えてたのは体育館のところよ」

はなよ「あの…更衣室って…男子がいるクラスはは男子が着替えるはずじゃ……」

にこ「あんたもしかして……」

穂乃果「ち、違うよ!別に俺君と一緒に入ったわけじゃなくて!」

にこ「焦って否定するところがますます怪しいわね…」

凛「白状するニャー!」

俺「いや、だから…本当に一緒に入ってないんですって!」

穂乃果「そうだよ!」

穂乃果「二人で体育倉庫に閉じ込められてたから遅くなって、教室が使えなかったから着替えただけで…!」

俺「あ!」

にこ「体育倉庫に閉じ込められたぁ!?」

凛「流石にそれは…」

にこ「へ、へぇー…にこも昔二人っきりで体育倉庫に閉じ込められたことあるのよねぇー…」

はなよ「にこちゃんも!」

にこ「あんたたち…何にもなかったでしょうね…」

俺「ないですよ!」

穂乃果「ないよ!」

にこ「揃うところがあやしいわね…」

凛「本当になにもなかったの?」

穂乃果「う…うん」

にこ「まぁ、いいわ。でも気を付けなさいよ。アイドルなんだから!」

穂乃果「…わかってるよ。もうにこちゃんは」

はなよ「そうだよ。穂乃果ちゃん。やっぱり、アイドルにスキャンダルって言うのは…」

穂乃果「ごめんね。今度から気を付けるから…」

ガチャ

俺「はぁ…すごい疲れた」

穂乃果「みんな質問攻めだったからね…」

俺「穂乃果が口を滑らすから…」

穂乃果「あはは…ごめん」

俺「いや、いいよ。っていうかやっぱりアイドルって恋愛とかはダメなんだな」

穂乃果「いや、あれはにこちゃんとかはなよちゃんが言い過ぎなだけで…」

俺「……そうなのか。なんだ、俺と穂乃果達は一緒に学校いけないかと思った」

穂乃果「…俺君はさ、私達と学校に行けて…嬉しい…の?」

俺「そりゃあな…高校から別になったし、昔に戻ったみたいで嬉しいよ」

穂乃果「わ…私も嬉しいよ…///」

俺「そっか…そりゃ、よかった」

穂乃果「うん!」

俺「もう遅いし、そろそろ帰ろうぜ。穂乃果」

穂乃果「……うん」

俺「ん?どうかした?」

穂乃果「なにか忘れてるような気がして…」

俺「?…ま、そのうち思い出すだろ」

教室

俺「…あ」

穂乃果「ん?俺君どうしたの?」

俺「俺、今日確か掃除当番だったような…」

穂乃果「って言うことは誰か変わってくれたのかな?」

俺「そうだとしたら申し訳ないな…」

スタスタスタ

希「あ、俺君に穂乃果やん」

俺「希先輩!」

穂乃果「希ちゃん、もしかしてあのあと生徒会だったの?」

希「そうや。でも、すぐ終わったけどね」

穂乃果「じゃあ、今帰るところだ」

希「いや、うちは穂乃果を待ってたんや」

>>341
希「穂乃果」→「穂乃果ちゃん」



穂乃果「私?」

希「うん。新曲のことで話があるんや」

穂乃果「でも今日は…」

希「今話したいんやけど」

俺「俺、少し待ってようか?」

希「遅くなるかもしれんよ」

穂乃果「……μ,sのことで待たせるのも悪いから先にかえってもいいよ!」

俺「そっか…じゃあ、そうするか」

玄関

えり「……」

俺「あれ、えり先輩」

えり「俺君…!今帰り?」

俺「ええ、穂乃果が希先輩と話してるから先に帰れって言われて…」

えり「そうなの?…実は、私も希と待ち合わせしてるのに」

ヴーヴー パカッ

えり「希からだわ」

希『えりちごめーん!穂乃果と話があるから先に帰ってて!テヘペロ』

えり「希…」

俺「希先輩、何ですって?」

えり「穂乃果と話してるから先に帰っててって…」

俺「あー…」

えり「…仕方ないわね」

俺「あの、一緒に帰りませんか?」

えり「そうね。一緒に帰りましょうか」

俺「あ、そうだ。俺今日のお礼にえり先輩に何か奢りますよ」

えり「そう?それじゃあ遠慮なく御馳走になろうかしら」

俺「あ、でもあんまり高いものは…」

えり「ふふ…大丈夫よ!」

えり「~♪何にしてみようかしら」

俺(心なしか楽しそうだな…)

俺「えり先輩は帰るときにあんまり買い食いとかはしないんですか?」

えり「…そうね。一度みんなとハンバーガー屋に行ったことはあるんだけど…」

えり「最初食べるのに戸惑ったわ」

俺「…そうなんですか」

えり「あ、あそこなんてどう?」

俺「ミスド……そんなのでいいんですか?」

えり「?…ええ。俺君が良ければ」

俺「俺もえり先輩がいいならいいですけど…」

えり「じゃあ、いきましょうか」

俺「はい」

ウィーン ラッシャイマセー

えり「ハラショー!可愛いドーナツ屋さんね」

俺「一応全国チェーンなんですけどね…」

えり「えっと…どうしたらいいのかしら?」

俺「自分で食べたいのを選んでこのトレーに乗せてくんですよ」

俺「俺取るんでえり先輩食べたいの教えてください」カチカチ

えり「わかったわ」

えり「…ここまであると悩むわね」

えり「俺君のおすすめはどれなの?」

俺「そうですねー…」カチカチ

俺「このポンデリングは定番ですよ!」

えり「じゃあまずそれをお願いするわ」

俺「はーい」ヒョイッ

えり「あとは…このエンゼルフレンチ…を貰おうかしら」

俺「わかりました」ヒョイ

えり「俺君はなににしたの?」

俺「俺は、えり先輩と同じポンデリングとクランツリングって言うののシナモンですね」

えり「どれも美味しそうね」

俺「ですね。飲み物はどうしますか?」

えり「紅茶でお願いできる?」

俺「はい」

スタッ

えり「それじゃあ、頂くわね」

えり「」モグモグ

俺「どうですか?」

えり「ハラショー!これ、もちもちしてて美味しいわ!」

俺「ポンデリングですね。それおいしいですよね」

えり「…まさか、こうして俺君と二人で何かを食べに行くなんてね」

俺「俺も、えり先輩と二人でミスド食べに来るとは思いませんでしたよ」

俺「えり先輩はこういうところにあまり来ないと思ってましたし」

えり「そうね、確かにあまり来ないわ」

えり「でも、来たくない訳じゃないのよ?」

俺「…じゃあ、誘えばまた来てくれるんですか?」

えり「そうね、喜んで行くわ」ニコッ

えり「ん~!…これも美味しいわね!」

俺「気に入ってもらえたようでよかったです」

俺「良かったら俺のこのシナモンも少し食べますか?」

えり「あら、いいの?」

俺「はい。えり先輩がミスド食べてるのなんかかわいいので…」

えり「……///」

えり「…もう、からかわないの!」

俺「あはは…」

アリザーシター

俺「どうでしたかミスドは?」

えり「どれも美味しかったわ。また来たいわね」

俺「次は亜里沙と一緒に来ますか?」

えり「それも悪くはないけど…」

俺「けど?」

えり「……いえ、なんでもないわ」

えり「俺君はμ,sのことどう思ってるの?」

俺「え?μ,sですか?…そうですね」

俺「最初は学校のためでしたけど今はすごい人気出て、しかもファンもたくさんいますし」

俺「本当にアイドルっになったって感じですかね」

えり「へぇ…今のμ,sに足りないものとかあると思う?」

俺「いえ、特には思わないですね。みんなそれぞれ違っていますし」

えり「そう」

えり「それじゃあ、私はここで」

俺「そうですか?危ないですから家まで送りますよ」

えり「ふふ、心配してくれてるの?」

俺「ええ。そういう風に育てられたので…」

えり「でも、本当にそこだから大丈夫よ。ありがと」

俺「わかりました」

えり「それじゃあね」

俺「はい」



俺「はぁ…それにしても今日は疲れた…」

俺「体育倉庫に入れられ、にこ先輩のジャージのこととえり先輩のことも…」

俺「ふぁ…あ。もうすぐにねようかな」

prrrrrr

俺「ん?……えり先輩からか」

えり『今日はありがとう。ドーナッツ美味しかったわ。またいきたいわね』

俺「今日はありがとうって…やっぱりえり先輩は律儀だなぁ」

俺「穂乃果なんて奢ってもメールなんて来たことないし…」

俺「それにしても、えり先輩からメール来るのも久し振りだな」

俺「無難に今日は楽しかったことと、またいきましょうってメールしておけばいいか」

俺「…よし」ピロリン

俺「ほんとにもう寝よう」

prrrrrr

俺「おお…帰ってくるの早いな…」

えり『それはよかったわ。それと、
今さっき、コンサートのチケットもらったんだけどいかないかしら?
今週の日曜なんだけど…』

俺「…ん?まさかこれってえり先輩からデートの誘いになるのか…?」

俺「つーか、コンサートって…俺、全くそういうのいったことないんだけど大丈夫なのかよ…」

俺「俺がいっても大丈夫なんですか…っと」シュッシュッ

俺「でも、えり先輩から誘いが来るなんて嬉しいな」

prrrrrr

俺「お、来た」

えり『もちろん大丈夫よ。詳しいことは明日話すわ。それまで考えておいて』

穂乃果「くーん……俺くーん」

俺「…ん?ああ…」

穂乃果「あ、おはよう俺君!」

俺「…おはよう」

穂乃果「それじゃあ、私は外で待ってるから」

俺「おう」

学校 昼休み

俺「失礼しまーす」

俺「あの、えり先輩」

えり「俺君、きたわね」

希「俺君やん、どうしたの?」

俺「いえ、えり先輩に用事があったので」

えり「あっちへいきましょう」

希「どこいくん?」

えり「ここじゃあ人が多いから屋上へ行くわ」

希「ふーん…もう、えりちは手が早いんやなぁ…」

えり「もう、何の話よ」

希「わかってるくせに」

えり「……」

俺「?」

屋上

えり「俺君。それで、昨日の話なんだけど」

俺「ええ」

えり「親戚からこれを貰ったの」ピラッ

俺「えっと…クラシックのコンサートですか」

えり「亜里沙はその日空いてないし、もし空いてるならどうかと思ったんだけど」

俺「…でも、いいんですか?」

えり「ええ。貰ったのを無駄にするのもダメじゃない」

えり「それに、一度くらい経験してもいいものよ」

俺「そうですか…それじゃあお願いしてもいいですか?」

えり「もちろん!」

俺「えっと…日曜日の7時からですか」

俺「こういうのってやっぱり夜なんですね」

えり「そうね。結構雰囲気も大事だから」

俺「時間までどこかで時間潰してから行きますか?」

えり「俺君がいいならそうしましょう」

俺「それじゃあ、2時に駅前に集合でいいですか?」

えり「ええ、いいわ」

俺「えり先輩ってよくこういうの見に行くんですか?」

えり「そうね。ちょっと前はよくいってたんだけど、μ,sに入ってからはいかなくなったわね」

俺「そうなんですか」

えり「そうよ。だからちょっと楽しみなの」

えり「それじゃあ、約束よ」

俺「大丈夫です。わかってますよ」

えり「ふふ…それじゃあ、そろそろ戻りましょうか」

俺「そうですね」

ガチャ

凛「あれ、えりちゃん…」

俺「凛じゃん」

凛「俺先輩、えりちゃんと二人で何してたのかニャー?」

俺「いや、何って…」

えり「ちょっと俺君とお話してただけよ」

凛「むー…本当?」

俺「本当だって。嘘ついてても仕方ないだろ」

凛「……じゃあ信じるニャー」

俺「でも、凛はなにしに来たんだよ。一人で。屋上には誰もいなかったぞ」

凛「そ、それは…」

えり「はなよもいないのに、どうしたの?」

凛「きょ、今日は暖かいから屋上にいこうと思っただけで…」

俺「そうか。今日は暖かいしな」

えり「確かに、居心地はよかったわね」

凛「むー…」

キーンコーンカーンコーン

俺「あっ…」

えり「もう行かないとね」

凛「り、凛も戻るニャー!」

俺「凛、行くぞ」

凛「うん!」

希「えりちおかえり」

えり「ただいま」

希「俺君とのお話はどうだったん?」

えり「どうって、別に普通よ」

希「凛ちゃんは何か言ってた?」

えり「?いえ、なにも…」

えり「ていうか希、何で凛がいたこと知ってるのよ」

希「なんでやろーなー」

2年教室

先生「この物語は李徴が虎になってだな…」

俺(…しかしコンサートか。何着ていけばいいんだよ)

俺(無難なのでもいいんだろうが、少し大人っぽい服装の方がいいんだろうな)

俺(うわー、悩む…)ムムム

穂乃果(俺君…何かすごい悩んでる…)

穂乃果(放課後にちょっと聞いてみよう)

俺(やっぱり買いにいった方が…)

放課後

キーンコーンカーンコーン

俺「もしえり先輩がドレスとか着てきたら…」ブツブツ

穂乃果「あ、あの、俺君…」

俺「あ、穂乃果。どうした?」

穂乃果「俺君…何かすごい悩んでたけど、大丈夫?」

俺「いや、大丈夫なんだが…穂乃果これから時間ある?」

穂乃果「あるけど、なに?」

俺「ちょっと俺に付き合ってくれないかな」

穂乃果「え、ええ!つつつ、付き合うって、そんないきなり!」

俺「いや、ただ買い物に付き合って欲しいんだが…」

穂乃果「あ…そういうこと……」

穂乃果「はぁ…」

俺「?早くしないと暗くなっちゃうし行こうぜ!」

穂乃果「うん」

穂乃果(……でも、前向きに考えたらこれってデートだよね)

スタスタ

穂乃果「ね、ねぇ。いきなりお買い物って俺君どうしたの?」

俺「いや、どうしたのっていうかさ、ただ新しい服ほしいなって思っただけだから」

穂乃果「へぇー。それで、どこいくの?」

俺「あっちの道行ったら大きなショッピングモールあっただろ。あそこ」

穂乃果「うん、わかった!」

ショッピングモール

俺「ん~……こういうのかな」

穂乃果「俺君がこういう大人っぽい服きてるの、なかなか見たことないなー」

俺「そうか?まぁ、そうだよな。ジャケットなんてあんまり着ないし」

穂乃果「俺君も大人になったんだねぇ~」

俺「そうだな。確かに大人になったのかも」

俺「穂乃果も、結構こういうところに来たりするの?」

穂乃果「そうだねぇ…最近はよく来るかな」

俺「そうなんだ。俺あんまり来ないから穂乃果に聞けばお店の場所とかわかりそうだな」

穂乃果「えへへ、なんでも聞いて!」

俺「わかった。……お、これ結構かっこいいな」

穂乃果「私もそう思う!ねね、ちょっと試着してみたら?」

俺「そうするか」

シャァァァァ

俺「結構いい感じだと思うけど、どうだ?」

穂乃果「うん…大人っぽくてかっこいいよ!」

俺「やっぱりいいよな…これ」

俺「値段もそんな高いわけじゃないしこれでいいかな」

穂乃果(……本当にかっこいいなぁ)

俺「さてと…目的のものは買ったし、ちょっと休憩していくか」

穂乃果「そうだね」

イラッシャイマセー

俺「俺は、コーラでいいか。穂乃果は?何にする?」

穂乃果「私オレンジジュース!」

俺「わかった」

穂乃果「あ、いいよ。自分で払うから!」

俺「いや、いいって!今日ついてきてもらったしな」

穂乃果「そう…?ありがと」

穂乃果「まさか、俺君と服買うなんて、想像してなかったよ」

俺「誘ったのもいきなりだったしな」

俺「でも、穂乃果とこういうところ来るのも久しぶりだしな」

穂乃果「中学生のときはたまに行ってたっけ」

俺「だな。そうだ、穂乃果はなにか見に行かなくていいのか?」

穂乃果「あー…えっと、実は少しみたいのがあって…」

俺「そうなのか。じゃあこれ飲んだら行くか」

穂乃果「え、いいの?」

俺「せっかく来たしな。俺のも見てもらったし、穂乃果のも見てやるよ」

穂乃果「えへへ、ありがとー!」

俺「ま、きにすんなって!」

穂乃果「ねぇねぇ、俺君。こういうのってどうかなぁ?」

俺「あー…いや、確かに可愛いけど、穂乃果が着るのか…」

穂乃果「…なによ。悪い?」

俺「いや、悪いとかじゃなくて、そういうのはにこ先輩とかが着てるイメージだし」

穂乃果「えー……でも、確かにそうかも…」

俺「それに、穂乃果に似合うのはああいうのだろ」 サッ

穂乃果「え?なに?……ってジャージ…」

穂乃果「もう、真面目に選んでよ!」

俺「ははっwwごめんごめん」

穂乃果「もう、俺君は…」

俺「ほら、穂乃果はこういうの似合うんじゃないのか…」

穂乃果(そうだった)

穂乃果「えー?なに?」

穂乃果(私はこういう俺君が好きだったんだ…)

高坂家前

俺「今日はついてきてくれてありがとうな」

穂乃果「ううん…私も服見てもらったし」

俺「そっか。それじゃあな」

穂乃果「あ、あの!俺君…!」

俺「ん?」

ねる。残りは明日

ありがてぇ…

穂乃果「…その……」

穂乃果「あー…のね…」

俺「…?なんだよ」

穂乃果「…う…ううん!やっぱりなんでもない!」

俺「…そうか?」

穂乃果「うん」

俺「そっか。じゃあな」

穂乃果「ばいばい……はぁ…」

ガチャ

俺「はぁ…」ボフッ

俺(正直、さっき穂乃果俺に告白しようとしてたよな)

俺(あー…まぁ、そういう雰囲気があったってだけでそれ以上でもそれ以下でもないし…)

俺(でも、昨日の体育倉庫の件もあるし)

俺(もうわっかんねぇ…)

俺(あいつは幼馴染みだし。彼女って言う感じじゃないんだよな…)

俺(今日はもう疲れたし…寝よう)

日曜日 駅前

俺「……」

えり「あ、俺君!」

俺「えり先輩…」

えり「ごめんなさい、待ったかしら?」

俺「いえ、俺も今来たところですから」

えり「そう、それじゃあ行きましょうか」

俺「そうですね」

えり「俺君、今日はかっこいい服着てるわね。普段からそういう服着てるの?」

俺「コンサートって何着ていけばいいのかわからなくて…」

俺「っていうか、えり先輩も…大人の女性みたいな服装じゃないですか」

えり「あら…もしかして変かしら?」

俺「い、いえ!…その…とても綺麗です…」

えり「ふふ、ありがとう。とても嬉しいわ」

えり「俺君も似合っててかっこいいわよ」

俺「はは…ありがとうございます」

えり「それで、今日はどうしようかしら」

俺「とりあえず時間まで色々回りませんか?それから、ご飯食べてから行きましょうよ」

えり「そうね、そうしましょうか」

えり「駅前ってあまり来たことないけど、たくさんお店があるのね」

俺「困ったら駅前みたいな感じはありますからね」

えり「確かに、ここなら困らなさそうね」

俺「そうですね…とりあえずあそこのビルとかでも行ってみますか?」

えり「ええ、いいわよ」

えり「ここの中にもたくさんお店があるのね」

俺「えり先輩こういうところに来たことないんですか?」

えり「多分来たことはあるんだけど、あんまり覚えてはいないわね」

俺「へ、へぇー…」

えり「あ、このミスタードーナツってこの前俺君と一緒に行ったところじゃない?」

俺「そうですよ。多分この前行ったところよりは小さいですけど」

えり「ねぇ、俺君。あとでまたここ行かない?」

俺「またですか…もしかしてえり先輩ここ気に入ったんですか?」

えり「ええ、だってここ美味しいじゃない!」

俺「まぁ、おやつみたいなものですし。いいですよ」

えり「よかった。楽しみね」

えり「これってスクールアイドルの缶バッジかしら…」

えり「えっと…これは…?」

俺「これは、UFOキャッチャーですね」

俺「多分、これで福引券すくって結果によっては貰えるんだと思います」

俺「ほら、μ,sのもありますよ!」

えり「本当ね。…でもこうやって自分が景品になってるのって不思議な気持ちね……」

俺「そういうものなんですか?」

えり「だって、元々は学校を存続させるためだけにやってただけなのよ」

えり「それに別に芸能人になったわけでもないのに、こうやって…」

俺「でも、アイドルなんですからやっぱりほしい人もいるんですよ」

えり「やっぱり、そうなのかしらね。やっぱり、俺君もこういうのほしいのかしら?」

俺「え、えーと俺は…」

えり「ん?」

俺「欲しくないといえば嘘になりますけど…」

えり「へぇ…やっぱり俺君も男の子なのね」

えり「ちなみに、ここにあるμ,sの中ならどれがほしいの?」

俺「えっ、これですか?」

えり「ええ」

俺「流石に幼馴染みの缶バッジもらってもな……」

俺「そうですね、この中ならえり先輩ですかね」

えり「……」

えり「もう、からかわないでよ!」

俺「いや、別にからかったわけじゃ…」

えり「…一応理由を聞いておこうかしら」

俺「理由ですか…やっぱり、この中で一番可愛いからですかね」

えり「か、可愛いって……///」

フードコート

えり「やっぱり、俺君の言っていたように少し小さいのね」

俺「周りに他の飲食店もありますからね」

えり「なんか、ちっちゃくて可愛いわ」

俺「あんまり小さいわけじゃないんですけどね…」

えり「えっと、確かにこれでとればいいのよね」カチカチ

俺「はい。俺取りますよ!」

俺「なににしますか?」カチカチ

えり「そうね…今日は前と違うものにしようかしら」

えり「できるだけ色んなものを食べたいわ」

俺「ゆっくり選んでくださいね」

えり「うーん…悩むわね」

俺(俺は…オールドファッションとかでいいかな)

えり「このポンデリングにも色んな種類があるのね」

えり「…ねぇ、俺君。もしよかったら、全部半分子しない?」

俺「あぁ、いいですよ。じゃあ5、6個買いますか」

俺「それで、どれにしますか?」

えり「えっと、まずこのポンデリングの黒糖とカスタードクリームと…」

俺「はいはい」カチカチ

俺「…これで全部ですか」

俺「結構、冒険したのもあるんですね」

えり「そう?でも全部美味しそうよ」

俺「確かにそうですね」

えり「俺君は全部食べたことはあるの?」

俺「そうですね…このハニーチュロは初めてですね」

えり「じゃあ、私と同じなのね」

俺「ですね。俺も楽しみですよ」

えり「そう。良かったわ」

俺「でも、やっぱり休日となると少し混んでますね」

えり「そうね。あと…やっぱりカップルが多いのね」

俺「そうみたいですね」

えり「わ、私たちも…こ、恋人同士に見えるのかしら?」

俺「あー…そうですね。この格好ですしやっぱり見えるんじゃないですか?」

えり「そ、そうよね!」

えり「へー。これってホイップクリーム入ってるのね」

俺「そうですね。種類によっては…」

えり「あ、俺君。動かないで」

俺「え?」

えり「ふふ…クリームついてるわよ」

俺「どこにですか?」

えり「口元よ」サッ

えり「…取れたわ」

俺「え、あの。あ、ありがとうございます…」

えり「もう、俺君は少し抜けてる部分があるのね」

えり「ちゃんと毎朝起きれてるの?」

俺「いや、起きれてるといえば起きれてますけど…」

えり「やっぱりギリギリなのね」

俺「あー…いえ、毎朝穂乃果が起こしにきますから」

えり「」ガタッ

えり「え、えっと…穂乃果が起こしに来るって…」

俺「…俺は断ってるんですけど、幼馴染みだからって」

えり「もしかして…俺君、穂乃果と付き合ったりとか…」

俺「…いえ、それはないですよ。あいつは幼馴染みで、それ以上でもそれ以下でもないですから」

えり「そ、そう…」

俺「…気づいたらもう4時ですね」

俺「ドーナツも食べたし、そろそろ他のところ行きませんか?」

えり「そうね。あ、そういえば私いきたいところあったのよ」

俺「いいですよ。どこですか?」

えり「ここのビルの向かいに洋服店があったのよ。そこいいかしら?」

俺「ええ、もちろん」

洋服店

えり「ここもさっきのお店みたいに小さくて可愛いわね!」

俺「いや、だからあんまり小さいわけじゃないんですけどね…」

俺「えり先輩はあまりこういう洋服店には行かないんですか?」

えり「そうね…亜里沙とたまに買いにいくんだけど。いつもはもっと大きいところだから…」

俺「はは…」

俺(やっぱりブルジョワか…)

店員「いらっしゃいませーどのような服をお探しですか?」

えり「こういう、冬服を探してて」

店員「そうですか、そしたらこちらに…」

俺(やっぱり、女の人って店員に話しかけられるのは慣れてるんだな…)

店員「そちらの彼氏さんはどう思いますか?」

俺「……え?」

俺「いや、俺は…」

店員「あれ、彼氏さんじゃないんですか?」

えり「ええ、あの人は違うんです」

店員「そうだったんですか。それは失礼しました」

店員「でも、素敵な人ですね」

えり「…そうですね」

スタスタ

俺「まさか、俺が彼氏に間違われるとは思いませんでしたよ…」

えり「私もああいう事を言う店員と話したのは初めてよ」

えり「こういうところの店員ってどこもああいうものなのかしら」

俺「まぁ…そうでしょうね」

えり「俺君も嫌だったでしょう?」

俺「いえ、そんなことは…」

ホール前

俺「うわ…すげーお金持ちそうな人ばっかり…」

えり「そう?普通だ思うけど」

俺「…そうなんですか」

えり「ええ、このチケットも普通にかったら結構するんじゃないかしら」

俺「そんなに…」

えり「それじゃあ、いきましょう」

ガヤガヤ

俺「しかし、人多いですね…」

えり「今日来ているオーケストラが結構有名みたいよ」

えり「きっと遠くから来る人もいるんじゃないしら」

俺「はは…そんなにすごいコンサートだったんですか」

俺「俺、本当に来てもよかったんですかね…」

えり「いいのよ、貰い物だし。それに、行ける人もいなかったから」

俺(凄そうな人たちばかりだし、やっぱり新しい服買っといてよかった…)

えり「俺君、本当にコンサートとか来たことないの?」

俺「ええ、今回が初めてですよ」

えり「なのに、結構ちゃんとした格好してるわね」

俺「ああ…実はこれなに着ていけばいいのかわからなくて直前にかったので…」

俺「でも、正解だったみたいでよかったです」

えり「そうなの」

えり「じゃあ普段はそういう服着たりしないのね」

俺「そうですね。普段はもっと……」ドン

紳士「あぁ…すいません」

俺「いえ、こちらこそ……」

俺「やっぱり、人多いとちょっとはぐれたりしそうですね」

えり「そうね。俺君、気をつけてね」

俺「俺ですか…」

えり「私は慣れてるから大丈夫よ…そうだ、よかったら、腕でも組む?」

俺「え…う、腕ですか?……流石にそれって」

えり「周りには結構いるわよ」

俺「そ、それは恋人同士とか夫婦だからですよ!」

えり「でも、絶対はぐれたりしないわ」

俺「そりゃ、そうですけど…えり先輩俺なんかと嫌でしょ?」

えり「私は嫌じゃないわよ。それに、俺君がいいならいつでもしてあげるけど」

俺「えっと…それって……」

えり「ふふ…それは、女の子から言わせることじゃないわよ」

ピンポンパンポーン

\あと5分少々で開演いたします。席にお着きでないお客様は速やかに~/

えり「ほら、もう始まるしいきましょう」ダキッ

俺「あ…えり先輩!」

えり(………言っちゃった)

『これより×○オーケストラによりますコンサートを開演いたします』

俺(始まったか…)

俺(あれからえり先輩とは会話らしい会話してないし)

俺(…いや、きまづいわけじゃないけど、なにいったらいいかわかんねぇ…)

俺(とりあえず、あと二時間くらいはこうやってやってるわけだし、ゆっくり考えよう)

俺(ああ……でもだめだ、意識するなって方が無理だろ…)

30分後

俺(はぁ…なんか落ち着いてきた。しかし、こうやって落ち着いて聞いてみるクラシックもいいものだな)

俺(でも、まさかえり先輩も俺のことを…)

俺(ああ、でもまだ決まった訳じゃないしな)

俺(…これじゃ、穂乃果の時と同じじゃないか)

俺(まぁ、でも、終わったらちゃんとえり先輩に言おう)

二時間後

パチパチパチパチ   ブラボー

俺(……終わった。スタンディングオベーションって実在したんだな)

俺(さて、えり先輩は…)

えり「……グスッ」

俺「……」

俺(え、ええっと…どうしたら……)

俺「あの、えり先輩……大丈夫ですか?」

えり「え?……ああ、ごめんなさい。昔のこと思い出しちゃって」

俺「…俺、ハンカチ持ってるので……どうぞ」

えり「…ありがとう」

えり「…グスッ…ごめんなさい、これ洗って返すわね」

俺「そんな、悪いですよ」

えり「いえ、いいのよ」

俺「そうですか。わかりました」

ワイワイガヤガヤ

俺(ホールの外とはいえ人多いな…)

俺(えり先輩は泣き止んだようだけど、さりげなく俺の腕掴んでるし…)

俺(…ここまで近いとまた意識せざるを得ないから…)

えり「……俺君、どうしたの?早くいきましょう」

俺「そうですね。バスもなくなっちゃいますし」

スタスタ

俺「あれ、えり先輩。バス停ってそっちじゃないですよ」

えり「ええ、わかってるわ。最後によりたい場所があるの」

俺「?それは構いませんけど……でもどこへ行くんですか?」

えり「ふふ…それは内緒よ」

20分後

俺「…まだですか?」

えり「もうつくわよ。ほら、あそこ」

俺「あれって…学校?」

えり「そうよ。なんだか夜の学校ってロマンチックだと思わない?」

俺「それは思いますけど……中へは入れませんよね」

えり「ふふ…私を誰だと思ってるの?」

えり「私生徒会長よ。ここの鍵くらい持ってるわ」

俺「え…えり先輩それじゃ、本当に…」

えり「ええ。話はしておいたからセキュリティは切ってもらってるわ」

俺「おお……」

えり「それじゃあ、いきましょう」

俺「はい」

学校 教室

シーン

俺「夜の学校ってあんまり入ったことないですけど、やっぱり雰囲気ありますね」

えり「そうね。私も滅多に来ることはないけれどいいものよね」

えり「そうだ。屋上に行ってみない?きっといい夜景よ」

俺「ええ、いいですよ」

屋上

俺「おお。すげー!」

えり「本当。いい景色ね」

俺「学校の上からでも、意外と見えるものなんですね」

えり「そうね。私もここでμ,sの練習してるけど。夜景がこんなにきれいだとは思わなかったわ」

俺「俺もです」

えり「そういえば俺君。それだけで寒くはないの?」

俺「正直、ちょっと寒いです…」

えり「もう、しょうがないわね…俺君は」マキマキ

えり「ほら、私のマフラー貸してあげるわ。これで少しは暖まるでしょ」

俺「あ、ありがとうございます」

俺(そろそろ、ちゃんとえり先輩に言わないとダメだよな)

えり「寒くなってきたし、そろそろ中へ入る?」

俺「いえ、俺はもう少しいたいです」

えり「そう、わかったわ。」

俺「……えり先ぱ」

えり「実は、私俺君にちょっと聞いてもらいたい話があるの」

俺「えっと…それは…」

えり「私が昔バレエを習ってたことは知ってる?」

俺「…海未からちらっと聞いたとこはあります」

えり「じゃあ、あんまり深くは知らないのね」

俺「そうですね」

えり「私ね。バレエで挫折を経験してるの」

えり「どれだけ努力しても、越せない壁を感じた…」



えり「もう、どれだけ悔しくてもあの人には勝てないって思って辞めたわ」

えり「でももし、あのときに俺君がそばにいてくれたら…もっと頑張れることもできたのかなってね」

えり「さっきのクラシックを聞いて少し思い出しちゃったの」

俺(…さっき泣いてはのはこれか)

えり「…ごめんなさい。少ししんみりした話になっちゃったわね」

えり「早く中に戻りましょう」

俺「……えり先輩」

俺「俺…えり先輩にそんな過去があったなんて知りませんでした」

俺「でも、だからこそもっと先輩のそばにいたいと思いました」

俺「…だから、俺と付き合ってください!」

えり「…ふふ」

えり「ええ、もちろん!」

えり「これからよろしくね。俺君」

俺「はい、こちらこそよろしくお願いします。えり先輩」

えり「違うわよ、俺君。付き合ったんだからえり、でしょう?」

俺「はは……わかった。これからよろしく、えり」

チュッ

俺「それじゃあ、教室に戻りましょうか」

えり「もう、俺君。言ったそばから戻ってるわよ」

俺「え?ああ、ごめん」

えり「ちゃんと直してね」

俺「わかった。教室いこっか。えり」

えり「うん!」ニコッ

えりルートエンド

えりルートエンド

後日談

昼休み

ガラガラ

穂乃果「俺くーん。えりちゃんが呼んでたよ」

俺「あー…わかった。教室?」

穂乃果「ううん、生徒会室みたい。やっぱりやることたくさんあるのかな?」

俺「そうなのかもな。行ってくる」

穂乃果「うん、頑張ってね!」

ガラガラ

俺「えり、呼んだ?」

えり「うん」

俺「一人か…希先輩は?」

えり「いないわよ」

俺「そうか…それで、なんか仕事でも残ってるの?それなら手伝うけど」

えり「ううん、違うわ」

えり「ただ俺君と二人きりでいたかっただけよ」


ここまでがVIPで書いたやつね
休憩してから新しいやつ書きます

ゆっくりかいていきますわ

こっちに移動してたのか
ゆっくりでいいからがんばれー

>>449
ありがとう

>>191ここからで


俺「あれ、はなよじゃん」

はなよ「俺先輩…こ、こんにちわ…」

凛「かよちんどうしたのー?」

はなよ「凛ちゃんと一緒に帰ろうと思って…」

凛「そうかニャー!でも、凛ももうちょっと練習していきたいし…」

凛「そうだ!かよちんも凛と一緒に少し練習していくニャー!」

はなよ「え、えぇ…私制服しかもってきてないよ…」

凛「凛も制服のままだよ?」

はなよ「でも…」

俺「凛、あんまり無理に勧めるなって…」

凛「そ、そうだよね…ごめんねかよちん」

はなよ「う、ううん」

俺「そもそも、俺がいるのに制服のままで踊るのはダメだろ」

はなよ「そ、そうだよ…」

凛「でも、凛は先輩なら大丈夫だよー?」

俺「そういうことじゃなくて、もっと恥じらいを…」

凛「んー?」

俺「…いや、何でもない」

俺「…さてと」

はなよ「先輩…どこかいくんですか?」

俺「いや、はなよもきたし、そろそろ帰ろっかなーって」

凛「先輩帰っちゃうの?」

俺「おう、最近寒いからな」

はなよ「凛ちゃんも帰ろう」

凛「うん」

凛「俺先輩!」

俺「ん?」

凛「凛とかよちんも一緒に帰ってもいいかニャー?」

俺「ああ、いいよ。一人で帰るのも寂しいからな」

凛「やったね、かよちん」

はなよ「う、うん」

スタスタ

凛「それでね、その時かよちんがー」

はなよ「あんまり言わないで…」

俺「あはは。でも、かよちんがご飯好きだなんて知らなかったよ」

はなよ「種類によっても結構違うので…」

凛「そうなの?」

はなよ「うん」

俺「へぇー…そういえば、俺の親の実家が北海道でさ、たまにお米送られてくるんだよね…」

はなよ「ほ、本当ですか?」キラキラ

俺「あ、ああ…いつも食べきれないほどあるんだ…」

はなよ「ちなみに品種は?」

俺「えーっと…ゆめぴりか…だったかな」

はなよ「ゆ、ゆめぴりか!」

凛「かよちん知ってるの?」

はなよ「うん。結構有名だよ」

凛「へぇー」

俺「そうだったんだ…」

はなよ「あの、それっていただくことは…」

俺「ああ、いいよ。いつもかなり貰ってるし」

はなよ「やったー!」

六時からVIPで別のスレたてるんでそれまで書いていくわ

凛「かよちん、たしか学校に炊飯器あったよね?」

はなよ「うん」

凛「明日、みんなでお昼に食べるって言うのはどうかニャー!」

はなよ「それいいかも!」

俺「それ…いいのか?」

はなよ「前も一回やったので、多分大丈夫かと…」

俺(ことりも衣装見せたいって言ってたからちょうどいいかな…)

俺「俺、2年組にメールしておくわ」

凛「凛はえりちゃんたちにメールしておくニャー!」

はなよ「じゃあ、私は真姫ちゃんに送るね」

俺「わかった」

はなよ「明日、楽しみだね。凛ちゃん」

凛「うん!」

穂乃果「俺くーん、起きてー」

俺「…あ……ああ…」

穂乃果「早くいこう。今日みんなでお昼食べるんでしょ?」

俺「……そうだったな」

穂乃果「じゃあ、私外で待ってるから」

俺「…わかった」

前に>>1が書いてたのと同じSSが始まってるけどあれは本人?

>>463
そう

>>464
マジか
規制で書けないけどあっちも応援してるから頑張ってくれ

>>465
ありがとう
荒れないか心配だけど完結させるわ

>>466
スレタイ教えて下さい

>>467はい
八幡「…もしかして雪ノ下か?10年ぶりくらいか?」
八幡「…もしかして雪ノ下か?10年ぶりくらいか?」 - SSまとめ速報
(http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1389433844/)

>>468
サンクス
頑張ってください

>>469
ありがとう

ガチャ

俺「おはよ」

海未「おはようございます」

俺「ごめんな、ことり。今日俺に衣装見せてもらうつもりだったのに…」

ことり「ううん、後からはみんなも見ることになるんだから、気にしてないよ」

穂乃果「ええ!俺君とことりちゃん、そんな約束してたの!?」

ことり「うん、ちょっと…」

海未「三人とも、急ぎますよ!」

玄関

海未「ふぅ…今日も遅刻せずにすみましたね」

穂乃果「もう、俺君が準備遅いから…」

俺「ごめんって…」

はなよ「あ、あの…俺先輩」

穂乃果「はなよちゃんじゃん、どうしたの?」

はなよ「俺先輩からお米もらおうと思って…」

俺「今からやるの?」

はなよ「お昼から炊くのは遅いから今から準備しようと思って待ってたので…」

ことり「え!?はなよちゃんここでずっと待ってたの?」

はなよ「……うん」

俺「そ、それは悪いことしたな…」

穂乃果「もう、俺君がもう少し早く起きられれば、はなよちゃんを待たせることもなかったよ!」

俺「わかってるよ。はなよ、次の休み時間に一緒に手伝うから許してくれ」

はなよ「え、えぇ!でもそれは先輩に申し訳ないですよ!」

俺「いや、俺もはなよ待たせたしな。これぐらいはするよ」

はなよ「そ、そうですか…それじゃあお願い…します」

俺「おう」

穂乃果「……ねぇ、俺君とはなよちゃん二人だけで心配だからさ」

穂乃果「わ、わたしもついていこっかなぁ……なんて…」

俺「いや、いいって。こっちにはご飯の達人がついてるんだぞ!」

はなよ「た、達人って…」

キーンコーンカーンコーン

ガラガラ

はなよ「お、俺先輩!」

俺「……はなよ早いな」

はなよ「その…待ちきれなかったので」

俺「そっか…それじゃ、行ってくる」

海未「はい。ちゃんと準備してきてくださいね」

俺「わかってる!」

スタスタ

俺「それで、どこでやるの?」

はなよ「えりちゃんに相談したんですけど、前の教室は使えなかったので」

はなよ「部室でやることになりました」

俺「そうだったんだ 」

俺「しかし、あの部室に10人か…ギリギリだな…」

はなよ「わ、わたしもそう思います…」

部室

俺「へー…ここも久しぶりだな」

俺「しかし、アイドルグッズばっかり…みんなよく集めてるな」

はなよ「そ、それはほとんどにこちゃんのものなので…」

俺「にこ先輩のか…あの人、意外と他のアイドルとか好きなんだな」

俺「プライド高いし、自分以外のアイドルは認めてないもこだと思ってた…」

俺「はなよもやっぱりこういうの好きなの?」

はなよ「はい。結構好きです」

俺「へー…はなよのおすすめとかあるの?」

はなよ「そうですね…私のおすすめはこのDVDBOXです!」

俺「へぇ…それそんなすごいやつなの?」

はなよ「そうです!これは古今東西の素晴らしいと呼ばれたアイドルを集めたもので、その希少性から伝説の伝説の…」

俺「はなよ!もうわかったし、それに…時間なくなっちゃうから…」

はなよ「は、はい。すいません…」

俺(はなよってそんなにアイドル好きだったんだな… )

俺「そうだ。それで、炊飯器は?」

はなよ「は、はい…ここにあります」

はなよ「よい…しょ…」グッ

グラッ

はなよ「うわっ…!」

俺「危ねぇ!」ガシッ

俺「ふぅ……大丈夫か?はなよ」

はなよ「は、はい!大丈夫…です……///」

俺「こんな重いものはなよが持つなって。ほら、俺持つよ」

はなよ「……」ボー

俺「……はなよ?」

はなよ「…はっ、はい!」

俺「……本当に大丈夫か?」

はなよ「だ、大丈夫…です…」

俺「…?そっか…それならいいや」

俺「さて、続き…」

キーンコーンカーンコーン

俺「マジかよ…何にもしてないのに…」

俺「仕方ない次の休み時間もやるか」

はなよ「そうですね…」

教室

先生「それで、この二次不平等式は…」

凛「かよちん、消ゴム貸してほしいニャー!」

はなよ「……」ボー

凛「……かよちん、どうかしたの?」

はなよ「…え。う、ううん…なんでもないよ」

凛「かよちんおかしいよ?顔真っ赤だし…」

凛「ほ、本当に大丈夫だから!」

>>515
最後のところ凛じゃなくてはなよね



キーンコーンカーンコーン

俺「さてと…」

ことり「俺君、またいくの?」

俺「ああ、さっきのじゃちょっと時間足りなくてさ」

海未「そうですか。そういうことならわたしも手伝いますよ!」

俺「いや、本当に大丈夫だから…」

書きためてから明日書くね

9時頃からかきはじめていく

教室

俺「あれ、急いできたのにまだはなよきてないのか」

俺「あー…でも、もしかしたら俺の教室まで迎えに来てるのかも…」

俺「それだったら悪いよな……その時は謝ろう」

俺(…とりあえず米でも研いでくるか)

ガチャ

はなよ「あ……」

教室

俺「あれ、急いできたのにまだはなよきてないのか」

俺「あー…でも、もしかしたら俺の教室まで迎えに来てるのかも…」

俺「それだったら悪いよな……その時は謝ろう」

俺(…とりあえず米でも研いでくるか)

ガチャ

はなよ「あ……」

俺「あれ、はなよ……ここでなにしてんだよ」

はなよ「……そ、それは…」

俺「ま、いいや。とりあえず米研ぎに行こうぜ」

俺「たしか、水道向こうにあったよな?」

はなよ「…はい」

ジャアアアアアアア

俺「さてと、やるか」

俺「米研ぐのは久しぶりだな…」

はなよ「わ、私やりますよ」

俺「大丈夫だって。達人は後ろからアドバイスしてくれ」

はなよ「達人はもういいですよ…」

ジャアアアアアアア ポロポロ

俺「あれ…米が逃げる…」

はなよ「せ、先輩!」

俺「おっとと…なんとかセーフ…」

はなよ「もう、先輩…私、やります!」サッ

トン

はなよ「……わっ、ご、ごめんなさい……///」

俺「…?いや、ただ手触れただけだし」

スタスタ

俺「ごめんな…結局はなよにやってもらっちまって…」

はなよ「いえ、私はいつもやってますから」

俺「そうなんだ。はなよ、いいお嫁さんになれるな」

はなよ「え、えぇ!お嫁さん!?」

俺「…嫌なの?」

はなよ「い、嫌ってわけじゃ……」

スタスタ

はなよ(お嫁さん…私がなれるのかな)

はなよ(でも、男の人はあんまり得意じゃないし…)

はなよ(私がお嫁さんになりたい人なんて…)

はなよ(……あ)ガタッ

俺「おおっと!」サッ

はなよ(お、俺先輩のお嫁さんなら………///)カァァァ

俺「まったく…二度目だぞ…」

ガチャッ

俺「ふぅ…あとはタイマーセットするだけか」

はなよ「……」

俺「はなよ?」

はなよ「…は、はい!」

俺「はなよ大丈夫…か?さっきから顔赤いみたいだし」

はなよ「へ、へへへ平気です!」

俺「どうみても大丈夫じゃなさそうだぞ熱でもあるんじゃないのか……」

俺「動くなよ」

トン

はなよ(え…えええ…!)

はなよ(…お、おでこで計らなくても…)

俺「そんな熱ある感じはしないんだよな…」

俺「よし、これで昼までにはできあがりそうだな」パンパン

俺「ありがとな、はなよ」

はなよ「いえ…私も…楽しみですから」

俺「そっか。それはよかった」

俺「それじゃ、お昼にな」

はなよ「はい」

キーンコーンカーンコーン

穂乃果「…やっとお昼だー」

海未「まったく…穂乃果は…」

穂乃果「俺君、早く行こう」

俺「もういくのか…」

穂乃果「だってー、わたしお腹すいたんだもん」

俺「……仕方ない、行くか」

ガチャ

にこ「遅いわよ」

俺「あれ…みんないたんだ」

のぞみ「うちらはにこっちが早く行こうって言うもんやから」

にこ「いわなくていいわよ!」

凛「先輩、もうご飯炊けてるよ」

俺「それじゃあ、食べようか」

穂乃果「やったー!」

全員「いただきまーす!」


えり「…へー、これ穂乃果が作ったの?」

穂乃果「うん。まだ初心者だけど…」

ことり「穂乃果ちゃん、最近料理すごく上手になってきたよね!」

のぞみ「そうなんや、すごいやん」

穂乃果「へへへ…」

にこ「…ま、私には敵わないけど」

穂乃果「そ、そんなことないよ!」

にこ「……」

穂乃果「……」

俺「やっぱりいつも食べてるのと違うのか?」

海未「そうですね…確かに米単体で食べるとなんとなく美味しい感じがしますね」

はなよ「だよね。やっぱり、甘味と粘り気がちがうから…」

俺「あー…でも確かに言われてみれば…」

真姫「わたしはよくわからないわ」

凛「じゃあ、凛も食べてみるニャー!」

にこ「ちょっと俺!」

俺「はい?」

にこ「私と穂乃果のお弁当でどっちが美味しいか判定しなさい」

俺「えっと…いいですけど、でもなんで俺…」

にこ「男があんた一人しかいないからに決まってるでしょ!」

俺「…いいのか穂乃果」

穂乃果「うん、お願いします!」

俺「でも、こういうのは家に料理人がいる真姫にやってもらった方が…」

真姫「わ、私!?」

にこ「あんた、女心ってものがわかってないわねー…」

俺「女心?」

穂乃果「そうだよ!…私たちも男の人に食べてもらいたいんだよ!」

にこ「そうよ!女の子に恥かかすんじゃないわよ」

俺「えぇ…」

俺(……なんでここまで言われなきゃならないんだ)

俺「わかりました。それで、どれを食べて判定すればいいんですか?」

にこ「そうね…わたしはこのエビフライかしら」

俺「穂乃果は?」

穂乃果「わたしは唐翌揚げ…かな…」

俺「またそれかよ…」

俺「俺はそれでも構わないけど…」

にこ「早くしなさいよ」

穂乃果「じゃあ、俺君選んでよ」

俺「わかったよ」

俺「そうだな…そしたらこのきんぴらな」

穂乃果「……え?あ、それは…」

俺「ダメか?」

穂乃果「…う、ううん!」

続きは明日にします

俺「それじゃ、にこ先輩のからいただきますね」

にこ「いいわよ」

パクッ

俺「んー…」

俺「……これは!…お弁当なのにしっかりとしたサクサク感…」

俺「…確かに美味しいです」

にこ「ふふん、そうでしょ?」

俺「次は穂乃果な」

穂乃果「う、うん…」

パクッ

俺「おお…これはきんぴらの甘辛にこの歯ごたえ…めっちゃ美味い…」

俺「これは…にこ先輩には悪いけど穂乃果の勝ちだな…」

穂乃果「…ほ、本当に?」

俺「ああ」

のぞみ「これは確かに美味しいやんなぁ」

俺「正直、唐翌揚げよりも美味い…」

穂乃果「え、えへへ…」

にこ「……」

凛「に、にこちゃん…?」

にこ「…ちょっと穂乃果、覚えておきなさいよ!」

穂乃果「…え、ええ!」

にこ「あと俺!」

俺「はい」

にこ「また、作ってくるからその時付き合いなさいよ!」

俺「俺ですか…」

にこ「当たり前でしょ!わ、私の料理食べてくれる男の人はあんたしかいないんだから!」

俺「…わかりましたよ」

saga付けないのは理由があるのかな、無理強いはしないけど唐翌揚げが……

>>550
ごめん
下げてないのは下げてない人もいるからいいのかなって思ってやってた

ことり「それでね、これが新しい衣装なんだけど…」

えり「へぇー…結構かわいい系なのね」

真姫「わ、私も着るの?」

凛「当然だニャー!」

俺「あはは…」

はなよ「あの…俺先輩…」

俺「ん?」

はなよ「今日はありがとうございました」

俺「ああ、いいって。俺も家で米余るだけだったし。楽しかったよ」

はなよ「わ、私も…楽しかったです」

sageは下げるけどsagaは禁止ワードみたいなんをちゃんと表示するやつよ

全員「ごちそうさまー!」

海未「さて、後片付けですね」

はなよ「あ、後片づけなら私が…」

凛「凛もやるニャー!」

のぞみ「…流石にそれは…」

はなよ「いえ、今回はわたしのわがままから始まったのでやらせてください!」

ことり「でも…」

えり「はなよがここまで言うんだもの……お願いしてもいいかしら?」

はなよ「はい!」

>>553
そうなんだ!
ちゃんとつけるようにします

穂乃果「ごめんね、はなよちゃん」

俺「よろしくなはなよ」

はなよ「はい」

穂乃果「それじゃ、俺君戻ろう」

俺「そうだな」

ガチャ

凛「…行っちゃった」

はなよ「凛ちゃん、実はちょっと相談したいことがあって…」

凛「ん?なにかニャー?」

スタスタ

俺「そういや、今日の穂乃果のきんぴらめっちゃ美味かったな」

俺「まさか、穂乃果があれ作れるとは思わなかったよ」

穂乃果「あー…あれね…」

穂乃果「実は……ちょっとにこちゃんには秘密にしておいてほしいんだけど…」

俺「……ん?」

穂乃果「あれね、実はお母さんが作ったの…」

俺「……マジで?」

穂乃果「…うん。俺君、昔人参嫌いだったから…選ばないと思ってたし…」

俺「あー…そうだったのか」

穂乃果「だ、だから嘘は良くないし、私も上手になるまで一緒に見ててほしいなーって思うんだけど…」

俺「はぁ……ま、それ言われたら無視するわけにもいかないしな」

穂乃果「本当!?」

俺「ああ」

穂乃果「えへへー…明日はなに作ろっかな♪」

俺「まずきんぴら作ってこいよ…」

スタスタ

凛「…やっとおわったニャー!」

凛「それで、かよちん相談って?」

はなよ「えっと…ちょっと相談しにくいことなんだけど…」

凛「凛とかよちんの仲でしょ。なんでも言って!」

はなよ「じ、実は…その…好きな人ができて…」

凛「へぇー!かよちんもついに乙女になったのかニャー…」

凛「お相手は誰かニャー?」

はなよ「……お、俺先輩」

凛「……え」

はなよ「じ、実は準備してるとき俺先輩に助けてもらっちゃって……」

はなよ「その時、俺先輩が…すごくかっこよく見えて…」

はなよ「さっきも…俺先輩と話してるときにドキドキしてたから…」

はなよ「だから…私、俺先輩のこと…好きなの…」

凛「……」

凛「……えっと…」

凛「凛…は…」

凛「……凛はかよちんのこと…応援するよ…」

はなよ「本当!?」

凛「……ごめん。凛…忘れ物してたみたい…先に戻ってて」ダッ

はなよ「あ……」

バタン

凛「……」

ポロッ

凛「グスッ……」

凛「…凛…グスッ…なんで…応援するって……グスッ…言っちゃったのかニャー…」

今日ここまでで
明日までにこのルート終わらせるから

今日はかよちんの誕生日だニャー

>>567
おめでとー!

許されたというかわざわざ叩くためにvipから速報に来る奴がいないだけだろ
速報自体荒らしあんまり来ないせいもあって荒れることはめったにないし

>>581
そもそもVIPでも荒れてなかったしね

教室

ガラガラ

はなよ「あ、凛ちゃん!」

凛「ごめんね、かよちん。おそくなっちゃった」

はなよ「ううん、そんなこと…」

はなよ「でも、凛ちゃん帰ってくるの遅かったけど大丈夫なの?」

凛「うん、なんでもないニャー!」

凛「それでね、凛考えたんだけど……」

はなよ「ん?」

凛「前にかよちんと見つけた場所あるでしょー?」

はなよ「あの、二人で練習してた時に見つけた場所?」

凛「そう!」

凛「今日そこに、かよちんと俺先輩二人で行ってかよちん告白するといいニャー!」

はなよ「え、えええ!今日!?」

凛「そうだニャー!かよちんいつも行動が遅いから、やるならすぐやったほうがいいって!」

はなよ「で、でも…」

凛「かよちん、気づいてないかもしれないけど俺先輩結構モテるから」

凛「かよちん以外にも先輩のこと好きな人いるんだよ」

はなよ「……」

はなよ「そう…だよね……」

凛「だから、今日の帰りに俺先輩にかよちんの可愛いところを見せてあげてから」

凛「あの場所で告白するときっとうまくいくよ!」

はなよ「で、でも可愛いところを見せるって…」

凛「大丈夫!かよちんそのままでも十分かわいいし、それに…」

凛「少し積極的なかよちん見せたら俺先輩きっと好きになると思うニャー!」

はなよ「…そうかな」

はなよ「でも積極的なところって…」

はなよ「なにしたらいいか…」

凛「そんなの簡単だニャー!」

凛「まず、先輩と腕組んでみたりとか、あとは…」

はなよ「腕を…!」

はなよ「そ、そんなこと…」

凛「…きっと大丈夫だニャー」

凛「さっきもいったけど、かよちんには積極性が足りないと思うよ?」

凛「だから、頑張るニャー」

凛「…凛も応援してるから」

はなよ「う、うん、そうだよね…」

はなよ「私、頑張るね!」

教室

穂乃果「俺くーん、一緒に帰ろー?」

俺「あー…ごめん、実はさっきはなのからメール来てさ…」

俺「なんか行きたい場所があるっていっててるから、今日はごめんな」

穂乃果「そうなんだー…」

俺「ごめんな!明日一緒に帰ろうぜ」

穂乃果「約束だよ!」

はなのじゃなくてはなよね

放課後 教室

穂乃果「俺くーん、一緒に帰ろー?」

俺「あー、実はさっきはなよからメール来てさ…」

俺「なんか行きたい場所があるっていってるんだ」

穂乃果「そうなんだー…」

俺「ごめんな!明日一緒に帰ろうぜ」

穂乃果「もう…約束だよ!」

玄関

俺「……あ」

はなよ「あ、俺先輩!」

俺「ごめん、待たせたかな」

はなよ「い、いえ!私も今来たところですから…!」

俺「そっか、よかった。それじゃ行くか」

はなよ「は、はい!」

スタスタ

俺「それで、いきたい場所ってどこ?」

はなよ「それは……内緒…です…」

俺「えー……」

俺「ま、珍しくはなよからメール来たんだし、期待してるよ」

はなよ「き、期待にそえるかはわかりませんけど…でも努力します!」

俺「?」

俺(努力って…ただどっか行くだけじゃないのか……?)

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年05月23日 (金) 03:21:56   ID: LQ2VaPpU

きっしょ死ね

2 :  SS好きの774さん   2014年07月17日 (木) 17:43:39   ID: DP1ShEPy

続きまだです?

3 :  SS好きの774さん   2016年02月17日 (水) 20:04:56   ID: 4gRskfEg

キモオタの妄想としか思えない

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