男「ど、童貞じゃねーし!」女「しょ、処女じゃないわよ!」(536)

【 in 男の部屋】


男「小・中・高とずっと一緒で……」

女「あまつさえ大学まで一緒とは、ホント腐れ縁も良い所ね」

男「しかも一人住まいの部屋まで隣」

女「いくら互いの両親が仲良くても、流石にこれは無いと思うわ」

男「そもそも、入居前からこうなるような嫌な予感はしてたんだよ」

女「奇遇ね。私もよ」

男「入学前に部屋を見に来た際、同郷の人が隣に住まうって大家さんから聞いたとき、まさかとは思ったが……」

女「私もお母さんから『既成事実を作っちゃいなさい』どうこう言われたときは、もしやと思ってたけれど……」

男「既成事実!?」

女「ちょ、ちょ、ど、動揺しないでよ! あ、アンタってホントいつまでもガキなんだから!!」

男「で、入学から半年ほど経過したが。こうしてめでたく以前のようにお前が勝手に部屋にくるようになったワケか」

女「おめでとう。腐れ縁はあと3年半ほど継続するみたいよ」

男「留年しなければ、の一言が抜けているな」

女「入学半年で留年の心配なんてとんだ阿呆ね。両親に学資金を返す算段はついてるの?」

男「も・し・も! もしもの話だっつーの!!」

男「はぁ……で、どうよ。お前昔から人見知りだったけれど、新しい友人出来たのか?」

女「まるで幼馴染のような言い回しね」

男「それ以外の何だっての」

女「まぁ……そうね。 ぼちぼちよ」

男「ぼちぼちにしては俺の部屋に来る頻度が高すぎるような気が……」

女「元旦から本気出すわ」

男「絶対に本気の出し所間違えてるわ、それ」

女「そういうアンタは?」

男「ん? まぁ、人並みじゃね。 ようやくサークルにも馴染んできた感じかな」

女「木枯らし吹きそうな頃にようやく馴染み始めとか遅すぎるわね」

男「元旦から本気出す奴にだけは言われたくない台詞だわ」

男「そういやお前ってサークル入ってなかったっけ?」

女「……別に入らなくても、大学生活は満喫できるわ」

男「さいですか。 ま、学科に喋れる友人でも作れたらいいな」

女「ホント失礼ね。私にだって学科にくらいは友人いるわよ」

男「おぉ、そりゃ安心だ。 で、誰よ?」

女「どうせ名前言っても分からないでしょうに」

男「同じ学部で同じ学科の人に何を言うてるんだお前は」

女「……そうだったっけ?」

男「おま、前期どんだけ俺がお前の遅刻カバーしてやってると思ってんだっつーの!」

女「冗談よ」

男「鉄面皮じゃ分かりづらいわ…せめて冗談を言いそうな表情してください」

女「善処するわ」

男「いや、そこで冗談いいそうな表情しなくていいんで」

男「で、だ。 本題戻すと、お前の言う学科の友人って誰なんよ」

女「まるで悪い虫がつかないように人間関係に着手しまくる厄介で面倒くさい幼馴染のような台詞ね」

男「そこまでじゃないだろ。 ……ん? 今なんか厄介で面倒くさいって言った!?言った!?」

女「女友さんよ」

男「茶を濁すように答えやがって……」

女「意外だった?」

男「まぁ、意外と言えば意外だな。
  あの子って結構今時の女の子って印象強いから、割とお前と肌が合わない感じがしてた」

女「失礼ね。さも私が今風の子じゃないみたいに聞こえるんだけど」

男「……じゃあ、お前の趣味って何だよ」

女「知ってるくせに」

男「今風の女の子かどうかの再確認だ。言ってみれ」

女「落語と古書集め…………と、スイーツ巡りとケータイ小説読書とネイルアートとツイッター」

男「流石に後半盛りすぎだろ」

女「まぁでも、友人と言っても大した仲じゃないわ」

男「友人なんて深すぎる仲の方が珍しいだろ」

女「そうね、たまに一緒に出かけるくらいよ」

男「まぁ、そんなモンだろ普通」

女「あとはパジャマパーティとか、一緒の服買ったりとか、れ、恋愛の話とか……」

男「お前の言う『大した仲』ってのはどんだけハードル高いんだよ」

男「………ん? 恋愛の話?」

女「む、向こうの彼氏の話を延々と聞いてるだけだけどね! ほ、殆どはそんな感じの話!」

男「そ、そっか。お前から恋バナ振るとか無いのか?」

女「あ、あるわけ無いでしょう。 ノロケを聞いてばっかりで辛いわ。二時間しか寝ずに受講するくらい辛いわー」

女「あ、アンタはどうなの? 最近は同じ学科の男友くんと結構仲いいみたいだけど?」

男「なんかアイツとは妙に気が合うんだよ。 だからつい一緒につるんで遊んじまうんだよなぁ」

女「気づいているかも知れないけれど、アンタ達って意外と女子から人気なのよ」

男「うっそ、マジか!?」

女「まぁ確かに傍から見ればフツメンとイケメンの奇跡のコラボレーションだからね」

男「割とよく見る日常風景じゃねぇか」

女「…………癪だけど、アンタを良く言う物好きな女の子も居たり居なかったり居なかったりするわよ」

男「居ない確率が6割越えとか切ねぇなオイ」

女「その子たちはきっとフツメン愛好者サークルに属してるんでしょう」

男「何だよその就活で絶対に名乗れないサークル名は。 ……ん? やっぱり俺の方!?俺の方がフツメンなの!?」

女「手鏡あるわよ」

男「泣き顔映りそうだから止めとくわ」

女「で、ど、どうなの……?」

男「何が?」

女「いや、その、さっきのフツメン愛好者サークルの面々から声かけられた事とか無いの?」

男「そのサークルが存在する前提で話を進めるなっての」

女「それはさておいときなさい。 返事は『はい』か『いいえ』でお願いするわ」

男「いやまぁ、そりゃ学校で知らない子からメアド聞かれた事は何度かあるけど」

女「教えたの!?」

男「普段クールなのに、なんで今日に限ってそんな必死なんだお前」

女「!?」

女「コホン。 えー、まぁ別に私としてはアンタに何があってもどうこう言わないけれど。
  話題を振ったのが自分という自責の念から仕方なく聞いているだけです。それで、教えたの?」

男「なんか問い詰められてるみたいだなオイ…真顔は止めてください」

女「教えたの?」

男「いや、そこで冗談言いそうな顔は違うだろ」

男「メアドくらい別にいいかな、とも思ったけれどさ。
  電話帳って増えすぎても何か自分の疎遠な知人一覧表みたいになるから、あんまり教えたくないんだよな」

女「じゃあ……?」

男「今の所は学科とサークルの奴ら以外には教えてない」

女「良かったわね。もし教えていたらフツメン愛好者サークルのリスト帳に載っていたわよ、きっと」

男「お前の中ではどんだけの権力なんだ、その謎サークルは」

女「まぁ、私としては別にどっちでも良いんだけど」

男「さいですか」



女(ホッ…………)

男「お前はどうなんだよ」

女「私?」

男「実際まぁ、なんだ、その。 見てくれは……悪く、ないと思う。
  だからホラ、そういう機会あるんじゃねぇの、って」

女「アンタはまだ分かっちゃいないようね」

男「何が?」

女「私のコミュ障っぷりを」

男「せめて人見知りと言いなさい」

女「それに、その……」

男「?」

女「なんでもない」

男「変な奴。ま、とりあえずチャラチャラした奴らにメアドとか教えたりすんなよ」

女「出ました、幼馴染の『俺分かってんよ』的な空気出した恥ずかしい一言」

男「なに、俺死ねばいいの?」

女「冗談よ。 まぁ男の子なら……」

男「なら?」

女「彼氏(にしたい人)しか教えないから安心すればいいわ」

男「!?」

女「?」

男「なん、だと………」

女「何が?」

男「お、お前…今まで居た、のか……」

女「だから何が? ……ハッ!」


女(う、迂闊だった……)

男(き、気づけなかった……)


女(これはもしかしなくても、好きな人を直接本人に言っているのでは!?)

男(これはもしかしなくても、アイツ今まで男と付き合った事あるってのか!?)

女(落ち着け私。10年気づかなかったあの鈍感馬鹿の事だ、多分大丈夫)

男「……いつからだ?」

女「!?」

男「な、なんか悪いな。今まで気づけなくて。俺、そういうの鈍いから……」

女「!!?」


女(ば、バレている!? これは確実にバレている!? う、嘘……。
  だって、あの手この手でアプローチするといいって女友さんから色々教わって実践しても効果なかったのに!)

男(この動揺、どうやらビンゴか。 しかし、ずっと一緒に居たのに気づかせないのは逆に凄いな)

女(もう、ここはいっそ場の流れに身を任せてみよう……)


女「10年」

男「?」

女「10年前、くらいかな」

男「10年!?」

女「そんなに驚かなくてもいいじゃない」

男「わ、悪い…」

女「そ、そりゃ10年も一緒だと色んな事があったわ」

男「色んな!?」

女「あ、あんな事(小学生時代に結婚誓い合った事)やこんな事(高校生の頃に事故キス)とか……」

男「あんな事やこんな事!?」

女「も、もう! 恥ずかしいから言わせないで!」

男「…………ああ、スマン」


男(俺の10年かけた初恋が、今終わった……)

男「そうか、そうだったのか……」

女「なんで放心状態なの?」

男「そうか?」

女「髪が真っ白になってる」

男「そうだろうな」

女「なんか魂抜けかかってるし」

男「俺とお前が俺の真下で話している図が一瞬見えたのはその所為か」

女「無想○生を覚えたかのような顔してるわ」

男「悲しみを背負ったからな」

男「これを聞くのは無粋だろうが、一つだけいいか?」

女(……ついに聞いてくるのね)

男「……そいつとは、どこまで進んだんだ?」

女「ど、どこまでって。 そうね、遠くまで行ったわ(大学進学までの付き合い的な意味で)」

男「そうか、遠くまでイッたのか……お前は知らない間に大人の階段を昇っていたんだな」

女「大人の階段なんて今も(アンタと一緒に)昇っている最中なんだけどね」

男「今も!? お前さすがにそれは俺でも引くわ!」

女「え、何か今マズい事言ったの私?」

女「それで、アンタはどうなの?」

男「?」

女「……惚けないで」

男(いや、本当に何の事か分からんのだが)

女「……どうなの?」

男(『どうなの』って、これはアレか。大人の階段を昇っているか否か、という話か)

男(彼女居ない暦=年齢の身からすれば、なんと残酷な質問よ)

男(だが、流石に年齢的にもNoと答えれば引かれる事受け合い)

男(ならばここは嘘という名の意地を通す!)


男「ど、童貞じゃねーし!」

女「!?」

女「えっと、何?」

男「だから、童貞じゃないって言ってるの! アンダスタン!?」

女「いや、だからどういう事なの……」

男「皆まで言うな。俺も高校時代はブイブイ言わせたもんだ」

女「昨今で滅多に聞けない希少な言葉が聞けるとは思わなかったわ」

男「……お前もそうなんだろ」

女「へ?」

女(少し落ち着こう)

女(ありのままに起こった事を話すと、『告白めいた事を言ったら童貞じゃないとカミングアウトされた』)

女(何が何だか分からない……)


女(……というか、もしそれが本当だとすると)

女(アイツは私の知らないうちに彼女を作っていた、と

女(あまつさえ、えっちぃ事までしでかしていたという事になる)

女(え、何この気持ち。 息出来ない、ちょっとまって、これは危うい)

女(あ、そうか。 これはあの馬鹿がたまにする悪ノリか) 《いわゆる一つの心理的防衛機構:合理化》

女(そうかそうか。 あいつはそういうやつだったな)

女(なら、私も乗ってやらないと可愛そうだ)



女「しょ、処女じゃないわよ!」

男「!?」

男「そうか、やはりか」

女「ええ、当然よ」

男「それはもう毎夜の如く励んでいただろう」

女「お互い様でしょう」

男「まぁ、俺達も18歳を越えて異性との付き合いには何かと引かれる一線も薄くなったからな」

女「そうね。まぁ相手にはゴムを忘れずにさせないと、責任までは互いに持てないけれど」(辛うじての保健体育知識)

男「ああ。俺の場合は相手にピルを飲ませるのは些か抵抗があるのだが」(辛うじての保健体育知識)

女「そういうのは男のマナーとエチケットの話ね。まぁピル飲んだらアレ軽くなるし」(辛うじてのハウトゥー本知識)

男「あ、ああ。そういうのは10代では常識の範囲内だな」(辛うじての雑誌にある記事読者欄知識)


男・女(アレ、やばい。 なんか泣きそう………)

女「なんでアンタ涙ぐんでるの?」

男「大好きな子を思ってるだけで涙ぐんでるつもりは無いぞ。そういうお前こそ」

女「これはね、終わった恋に向けての涙にするから今は零しちゃいけないの」

男「奇遇だな。きっと俺もだ」

女「変な情緒すら一緒なんて、どこまでも腐れ縁ね」

男「皮肉なもんだな」

女「ええ、ほんと」


男(これはマズいな。こいつ帰ったら絶対泣くぞ俺)

女(帰ったら絶対泣くわね私。今だけは帰ったら駄目、ゼッタイ)

女「ねぇ、聞いてもいい?」

男「なんだ?」

女「そ、その子とは今でも付き合ってるの?」

男(好き合ってるの、だって?)

男「いや、俺の一方的な想いだったのが分かったんだ」

女「そう……アンタも失恋なんてするのね」

男「おぅ。初めての失恋だ」

女「つくづく奇遇で嫌になるわ。私もさっき初めて失恋したところなの」

男「……だから泣きそうなのか」

女「別に。歯牙にもかけてもらえてなかっただけだから、あまり気にしてないわ」

男「お前を選ばないなんて、全く以って勿体無い事をする男も居たもんだな」

女(……………バカ)

女「手鏡あるわよ」

男「泣き顔映りそうだから止めとくわ」

男「よっし、とりあえずは落ち込んだ事だし」

女「?」

男「後は笑い話にでも変えていくか」

女「その切り替えの早さには感服するわ」


女「しかして、アンタとは長い付き合いと思っていたけれど」

男「よくよく考えれば、好きな人の話なんてした事無かったなぁ」

女「良い機会だし、お互い好きだった人の話くらいしてみない?」

男「残酷か!」

女「私に言わせれば貴方も中々のものよ」

男「まぁいいや。付き合ってやるよ」

男「そりゃどうも」

>>80
【最後の一文】
女「それはどうも」 で脳内変換願います

現実は女に彼氏できてズッコンバッコンやってんだよな

女「じゃあ、そうね……アンタの子って、どんな子?」

男「ぶっちゃけ可愛い。顔が可愛くて、ちょっとツンケンした性格も凄く可愛い。
  あと不器用なのに何事も一生懸命こなす姿はずっと励みになってきた」

女「へぇ……」

男「おい、無表情なのに目に涙溜めるな」

女「欠伸を我慢していたのよ」

男「じゃあ、お前の言ってる奴ってどんな感じだよ」

女「一言で言えば、そうね」

男「おぅ」

女「王子様みたいな人ね」

男「おぅ!? 意外と恥ずかしい事を躊躇いなく言うなお前」

女「は? 私が恥ずかしがってないとでも思ってるの?」

男(やだ可愛い…)

>女「王子様みたいな人ね」

>女「王子様みたいな人ね」

>女「王子様みたいな人ね」


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女「まぁ、その人は顔もそこそこ良いんだけど」

男「だけど?」

女「一番は性格。 お人好しを体現しているような、愛しい馬鹿」

男「良い事言われてるんだろうけど、なんか散々な言われようだな、そいつ」

女「鈍感すぎるのが玉に傷くらいかしら」

男「言ってる傍からまた苦言増えてるし」

女「ホント鈍感で馬鹿なの」

男「ははっ、ろくなもんじゃないな」

女「でも」

男「?」

女「大好き」

男「……」

>女「でも 大好き」

>女「でも 大好き」

>女「でも 大好き」

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男「そ、そうか。そいつの事よく見てるな」

女「まぁね。私の10年は伊達じゃないわよ」

男「俺の10年だって伊達じゃないんだがなぁ」

女「え?」

男「え?」

女「……いや、なんでもないわ」

男「お、おぅ」

女「ねぇ、もう一つ聞いていい?」

男「なんぞ?」

女「その子って、脱ぐと凄かった?」

男「いや、別に。超ぺったんこ(小学校時代に一緒に風呂入った記憶的な意味で)」

女「ロリコンは流石に引くわ」

男「違っげーよ! そう、この、なんていうかだな」

女「童貞じゃないんでしょ?」

男「ぐっ……! き、着やせするタイプだったな。 ぺったんこだったのも昔の話だし」

女「へぇ。じゃあ幼児体系とグラマラスならどっちが好きなの?」

男「いや、そいつだったら別にどっちだろうと構わない」

女「男前ー。 ひゅーひゅー」

男「真顔でそんな事言います!? 俺そんな寒い事言った!? …ああ、言ってるね、ごめんなさい!」

>男「いや、そいつだったら別にどっちだろうと構わない」

>男「いや、そいつだったら別にどっちだろうと構わない」

>男「いや、そいつだったら別にどっちだろうと構わない」

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男「じゃ、じゃあお前も男のアレとか見た事あんだろ!」

女「アレ?」

男「皆まで言わせなさるな」

女「………………変態」

男(顔真っ赤で超可愛いなオイ)

男「じゃなくて、お前だってもう大人の階段昇ってるなら答えられるよなー」

女「と、当然ね」

男「ほぅ。 じゃあ目測でどのくらいだったんだよ!」

女「次にアンタと会うときは法廷か学校になりそうね」

男「セクハラですよね。分かってます! だが今日の俺は答えるまで折れんぞ!」

女「くっ、なんで無駄に男らしい顔見せるのよ……」

男「はっはっは。意外性に惚れたろう!?」

女「うん」

男「えっ?」

女「えっ?」

男「ん、あれ、えっと?」

女「あ、アレの長さなんてまちまちになるから分からないわよ!」(辛うじての保健体育知識)

男「ほ、ほほぅ! そういう逃げ口上で来るか。じゃあ最大値で構わんぞ」

男(もしそいつの最大値が俺の全開より低ければ、現状の胸の痛みも多少は和らぐだろう!)

女(み、見た事無いものを答えるなんて無理に決まってるじゃない……)

女「えっと、えっと……」

女「大体は、そうね……」

女「……30cm?」

男「完敗どころの話じゃねぇや凄っげぇなオイ!」

男「そ、そうか…。それはまたとてつもない国宝だったんだな……」

女「え、ええ。それはもう凄かったわ」

男「なんか妙にシモい話になってしまってるじゃないか」

女「誰の所為よ」

男「この場の空気、即ち風の所為さ」

女「死んで」

男「たった三文字に凝縮された辛辣さ!?」

男「じゃあ、そいつを好きになったキッカケは?」

女「!」

男「お、思い当たる節でもあるのか?」

女「……黙秘権を行使するわ」

男「ま、流石にそれは恥ずかしいわな」

女(……言えないに決まってるじゃない)


女「アンタはどうなの?」

男「俺?」

女「そう。どういう所を好きになったの?」

男「そうだな、頑張る所かな」

女「普通ね」

男「ま、普通だよな」

空腹なので夕食を取ってきます。
途中で席を外して申し訳ない。
10時過ぎに再開予定。あと少しだけお付き合いをば。

【作業用BGM】
http://www.youtube.com/watch?v=QdUklXa0zLU

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男「よ、よっし。もう今日は遅いしこの辺にしておくか?」

女「そうね。明日も学校が1限からある事だし」

男「気をつけて帰れよ」

女「ここだけの話だけど、実は私今あなたの隣の部屋に住んでいるの」

男「おお、そりゃ知らなかった。んじゃ、温かくして寝ろよ。
  お前季節の変わり目に絶対風邪ひくだろ。そろそろ注意しとけよ」

女「そうね。今年の夏も風邪ひいたときはどうなるかと思ったわ」

男「看病大変だったぞマジで」

女「毎度毎度ご苦労様」

男「へいへい」

女「……いつも、ありがとう」

男「好きでやってんだ。気にするなっての」

女「アンタのそういう所、本当に……本当にね」

男「ん?」

女「……嫌いじゃないわよ」

男「さいですか」

男「俺もな、そんなお前は割と嫌いじゃない部類に入るぞ」

女「それはどうも。恐悦至極に御座います」

男「……人がちょっと言ったらすぐコレだ」

女「お互い様よ」

男「ホント厄介だな」

女「ええ、厄介ね。この腐れ縁というのは」

男「どれ、そういやお茶も淹れてなかったな。解散間際に何だが飲むか?」

女「ええ。いつものを頼むわ」

男「あいよ。角砂糖もいつもどおり?」

女「勿論」

男「かしこまり」

女「手早くさっさと丁寧に最高の一品をお願いするわ」

男「今の言葉聞いたからには出涸らし出されても文句言うなよお前」

女「アンタの淹れる紅茶、無駄に美味しいから腹立つわ」

男「さいですか」

女「そして当の本人は緑茶を嗜むのね」

男「寒いときは緑茶派なんだよ、ほっとけ」

女「今更聞くのも変だけど、何で急須以外にティーセット用意してるのよ」

男「好きだろ、お前」

女「何が?」

男「紅茶。前に話したとき、紅茶派でアッサム好きとか言ってたろ」

女「……いつの話してるのよ」

男「忘れた」

女「高校の頃の、なんでもない話の一環だったじゃない」

男「お前もよく覚えてるな」

女「……馬鹿」

女「美味しかったわ、ガッデム。アンタはほんと無駄に家事スキル高いわね」

男「そりゃどうも。あとそれ語尾につけるタイミングじゃねぇから」

女「そうだったかしら?」

男「それともアレか?」

女「?」

男「アッサムとガッデムをかけた高度なダジャレってか、はっはっは」

女「不快」

男「2文字でここまで心に突き刺さる単語はそうないな」

アスペってガチでこういうの分からないのか

女「じゃあ、私はそろそろ帰るとするわ」

男「おぅ」

女「……幸せにね」

男「……お前もな」

女「それと、一つアドバイス」

男「なんぞ?」

女「……えっちな事したんでしょ?せめて大学に在学している童貞っぽい感じ消しなさい」

男「ど、童貞じゃねーし! お前こそ拭い切れないウブすぎる所治せよ18歳処女が!」

女「う、五月蝿いわね! しょ、処女で悪いの!?」

男「……え?」

女「……ん?」

男「……は? 今お前なんて?」

女「抱かれまくりの超尻軽女で悪かったわね、って言ったのよこの馬鹿!」

男「いや待てそれ絶対違うだろ。なんかこう、会話の節々で感じた違和感の正体がもうすぐ解けそうというか」

女「う、五月蝿い! この不貞の輩! 」

女「お前の趣味である古書集めが悪い方向で功を奏してるぞ。一体どこの生まれだオイ」

女「もういい、どっと疲れたから寝る」

男「お疲れさん。俺も疲弊が激しいんで、風呂入ってさっさと寝るわ」

女「ねぇ、ここって壁薄かったっけ?」

男「どうだろうな。余程の大声でもなければ基本的に問題ないんじゃないか」

女「それなら安心したわ」

男「……?」

女「さっ、てと。 幼馴染が大人の階段を昇っているのがよく分かった一日で、非常に充実した内容だったわ」

男「大人の階段とかお互い様だろ」

女「え?」

男「え?」

>>211
【最後の一文】
男「お前の趣味である古書集めが悪い方向で功を奏してるぞ。一体どこの生まれだオイ」

男「まぁいいわ。兎に角、風邪ひくなよ」

女「幼馴染風には今こうして吹かれてるけれどね」

男「やかましいわ」

女「ふふっ……こういう軽口はアンタとだけしか話せないのが難点ね」

男「俺だけでいいじゃないか」

女「えっ?」

男「お前は黙っていればアレなんだし、軽口を日常的に叩くとボロが出て良い事無いぞ」

女「一言多い」

男「えっ?」

男「何はともあれ」

女「そうね」

男「んじゃ、またな。明日学校で」

女「ええ、また明日」



男「おやすみ、女ちゃん」

女「おやすみ、男くん」

【in 女の部屋】


女「そっか、男くん。 ……彼女、いたんだ」

女「そうだよね。 格好良いし、優しいから、誰だって好きになるよ」

女「お目が高いわね、その彼女」

女「でも、正直……少しだけ、その子が羨ましい」

女「はぁ」

女「上手く行くとは思わなかったけれど、まさかこんな形で初恋が終わるのは意外だったわ」

女「これは予想以上にキツいわね」

女「……」

女「いけない」


女「泣きそう」

声が洩れないか確認したんがから慰みオナニーぐらいするんだろ?

>>247
それは泣き声が聞こえてしまうかどうかをだな…

【in 男の部屋】


男「そっか、女ちゃん。 ……彼氏、いたんだ」

男「そうだよな。 綺麗だし、優しいし、健気だし。そりゃモテるわな」

男「ぶっちゃけ中学時代に男が近寄らないよう、伊達眼鏡でワザと地味っぽくさせたのは黒歴史だわ」

男「ま、正直……彼氏が羨ましくないって言えば嘘になるよ」

男「思わず溜息だって出るよ。そりゃ10年ものの片思いだぜ。酒ならとっくにヴィンテージだろ」

男「まさかこんな形で初恋が終わっちまうなんてなぁ」

男「これは予想以上にキツいわ」

男「……」

男「やべぇ」


男「トイレ行きてぇ」

>>252
アスペ居るからってそんなマジレスされても困る

< ジャー ゴボゴボ……


男「緑茶の利尿作用は7つの海に響き渡るな」

男「……ん?」


…………ンック………エッグ……


男「この声、何かを噛み殺しているのか?」

男「もしかして……女ちゃん」


……ック、グスッ…………ック、………ック、……ウェッ……


男「……喘いでる?」

男「……寝よう」


………クン…………ック、エグッ……トコ……ン…


男「いや、無理。こんなん眠れるわけないだろ」

男「まぁアレだな。壁元に近づくのは仕方ないよな」

男「もしかしたらアイツのSOSかも知れないし」

男「だからコップを耳に添えても無問題だろう」



……とこ、くん……っく、ぐ……お、…こ、くん…………えぐっ……えぐっ……


男「ん? なんか喘いでいるにしては、妙に様子が……」

男「もっとしっかり耳にコップを当てて……」


おとこくん……すっき、……だよ……おと、こ、くん……うぇぇぇ……


男「駄目だ、俺疲れてる。耳が都合の良い言葉しか拾えなくなってる。重症だコレ」



わたし、……の、はつこい、おわっ……ちゃっ……うっく、うっぐ………
じゅうねん、まえ…から、すき……だったのに……



男「俺と、一緒?」

男「初恋の時期やら、名前やら、全部が一致している」

男「………」

男「いよいよヤバイな。何度も妄想した相思相愛の言葉さえ肉厚的な声で聞こえてきたわ」

男「……」

男「……」

男「……あいつの番号は、これか」




【in 女の部屋】

prrrrr……prrrrrr……


女「ふえっ…!?」

女「男くんから、着信?」

女「ん、ゴホン」


ピッ


< よぅ、こんばんは

女「今何時と思ってるの?」

< 夜半過ぎ

女「常識を弁えなさい」

< 悪い、ちょっと気になってな

女「何が?」

< おいおい、凄い鼻声だぞ。大丈夫か?

女「ああ、鼻風邪ひいたのよ。季節の変わり目だから」

< 即効性ありすぎる風邪だなオイ!?

この>>1が書き終わったら
VIPでも実力派として名を馳せる書き手の俺が直々に後日談という形でNTRを書いてやろう

Tってなんだ

女「で、用件って何?」

< 実は、だな……

女「明日早いんだから、ちゃっちゃと話して頂戴」

< その、まぁ……

女「歯切れが悪いわね。どうしたの?」

< ……今から言う事、引くなよ?

女「こんな時間に電話かけてる時点でそんな体裁気にする余裕だけは褒める点ね」



< 俺………童貞なんだ………


女「……………え?」

家隣なんだから直接話せよ・・・

>>320
壁を叩く音をモールス信号化してやり取りする幼馴染とか萌えるんだけど

< ……すまん。ちょっと格好つけようと思って

女「……そぅ」

< 合わせる顔ないから、とりあえず電話先でまず真実を、というのが電話した理由のうちの1つ

女「うん」

< もう一つは、お前、もしかして…泣いているのかなと思って

女「泣いてないわよ」

< そっか、そりゃ心配しすぎだったな。ごめん。

女「謝る必要なんて無いわよ、馬鹿」

< ……本当に泣いてないのか?

女「うん……泣いて、ない……」

女「それで、私からも聞きたいんけど」

< 罵声じゃなくて安堵したわ

女「後日たっぷり浴びせてあげるから安心しなさい」

< 真綿で首絞めるねぇ。いっそ今浴びせてください

女「……なんで、童貞じゃないなんて言ったの?」

< 非常に恥ずかしい理由だが、言わなければ駄目かな?

女「駄目に決まってるじゃない」

< お、お前が彼氏居て、その、あんな事やこんな事したなんて言うから……

女「へぇ」

女「ん?」

女「……ん?」


女「はあああああああああああああああああああああああああああああ!?」


< おい、夜半だぞ。お前の絶叫で何故か俺の部屋に隣人が壁パンしてきたぞオイ

女「え、いや、ちょっと、……馬鹿なの?」

< exactly(その通りでございます)

女「つまり、その、わ、私が、処女じゃない、って勘違いした結果の強がりで…?」

< え?

女「え?」

< ……

女「……」

< つかぬ事をお訊ね致しますが

女「何よ」

< ……

女「……」



< ……勘違いなの?

女「もう死んで。いっそ恥ずかしいから私を殺して」

>>302
本編にエロがあってもなくても俺が書いてやるから安心しろ

女「そもそも、なんでそんな勘違いしたのよ」

< いや、だってお前が『彼氏にしかメアド教えない』とか言うから

女「文脈考えなさい。そんなの彼氏にしたいって人くらいにしか教えないって事でしょうが」

< だってあの言い方は流石に語弊があるだろ……

女「こういうのは勘違いするほうに9割7部6厘の非があるのよ」

< 俺はお前の制定した法にだけは従いたくないと心底思ったわ


< でも、その言い方だと

女「何よ」

< お前のメアド、俺知ってるけれどいいのか?

女「……アンタにだけしか教えてないのよ」

< そっか、ありがとう!

女(……本当に分かってるのかしら?)

< そもそもな、俺は……もういい。電話じゃまだるっこしい。

女「ん?」



 ピンポーン


女「こんな夜半に誰?」

< いいから出てくれ

女「はいはい」


ガチャッ


女「お……男、くん……」

男「よぅ、こんばんは」

男「目、ウサギみたい」

女「可愛いかしら?」

男「いつもどおりだな」

女「……また恥ずかしい事言うわね」

男「もう夜も遅いんで、手短に」

女「うん」

男「女ちゃん。 俺から一つだけ」

女「な、何?」

男「俺は、お前以外の女なんて知りたくないよ」

女「……それって、告白のつもり?」

男「おぅ。童貞です、って事さ」

女「いや、違うでしょ」

男「……恥ずかしいから、察してくれよ」

女「……うん。察してあげる」

~エピローグ~


【翌日】


男友「おー! マジか、ようやくか!」

女友「おめでとう、女ちゃん!」

男「な、なんか気恥ずかしいな。こういうの全然慣れてないから」

女「…………」

女友「女ちゃん、顔超真っ赤。可愛い!!」

女「し、死ぬ……」

男友「死ぬ!?」

女「し、心臓の鼓動がえげつない速さになってる……助けて……」

男「おいおい、大丈夫か?」

女「止めろ。 お前に見られると心臓がいくつあっても絶対に足りない。あっち向いてろ」

男友「え、何これウブすぎる……」

女友「そりゃ10年越しの恋が叶ったんだもん。 仕方ないよ~」

男「ずっと俺だけの一方通行かと思ってただけに、喜びも一入だわ」

男友「……は?」

女友「……え?」

男「なんぞ?」

女友「いやいや、流石にジョークでしょー!」

男友「相変わらず突拍子もない所で笑わせに来るな、お前は!」

男「なにが?」

男友「……こりゃアカン」

女友「……女ちゃん、気をしっかり強く持つのが今後の秘訣よ」

女「こんな調子が10年だったんだ。生憎慣れてしまってるよ……」

男友「いやいや、しかしてこれで晴れて充実したキャンパスライフが幕を開けたわけだ!」

男「こいつと同じ大学に入れただけでも俺的は充分なんだが」

女「おい止めろ。 ホントやめて…そういう不意打ちは……」

女友「何もう超可愛い。ぎゅってしていい?」

女「ちょ、待って。全然、心に余裕が……!」

男「可愛い子と美人がハグする光景。純然たる鉱石を眺めるが如き素晴らしさだな」

男友「じゃあ俺は男を抱きしめるとするか」

男「おい不純物、こっちくんな」

男友「後はアレだな。初々しいカップルなら、まずは手を握るところからだな」

女友「よっし、デートプランはまかせろー!」

女「で、デートか……夢見てるようだ」

男「奇遇だな、俺もだ」

男友「では、まずは遊園地やら街での出歩きやらが鉄板だろうて!」

女友「おうともさー! もしくは小高い丘の草原で、白ワンピに麦わら被せた女ちゃんを召喚してみたいねぇ!」

男友「男の浪漫を分かってるねぇ、女友さんは!」

女友「苦しゅうないぞ、苦しゅうないぞ!」

男「なんか二人で凄く盛り上がってるようだし、俺達は俺達で考えるか」

女「私は……男くんの行きたいとこならどこでも着いていくよ」


男(神様、俺は今なら心の底から貴方の存在を信じることが出来そうです……)

男友「そして、デートを終えた二人が行く末は……!」

女友「禁断の、大人の遊園地! 最初は奮発して二時間で4800円くらいの場所!」

男友「女友さんって大胆だねぇ! しかも学生の初めての場所にしては妙に数値がリアルぅ~!」

女友「ふっふっふ。 耳年増を極めし私に知らぬ情報などない!」

男友「何気に男性経験が皆無、もしくはそれに等しいとカミングアウト!
   さすが女友さん! そこにシビれる、憧れるぅ~!」

男「……テンション高いな」

女「……そうね」

女友「あのね、それだけ二人がくっついて嬉しいって事なの」

男友「そうさ。願わくば二人の未来に末永い爆破があらんことを!」

男「……おぅ。ありがとな。」

男友「まぁ、初めては大事になって事さ」

女友「そうそう。一生モノなんだよ」

男「?」

女「?」

男友「それでは、童貞とバージンさんの今後を願って、コーラで乾杯!」

男・女「!?」

女友「イエス、乾杯ー!」


男「ど、童貞じゃねーし!」

女「しょ、処女じゃないわよ!」


男友「……え?」

女友「……え?」



――END――

>>302が俺のスレでNTR書いているんだが
どうすればいいんだ

>>485
書き終わったらこっちにくるから

冬の足音が聞こえてきそうな寒波に身を縮こまらせる昨今ですが
せめて読んでくれた人の心が温かくなれば、と思って書き始めたSSでした。
ほんの少しでも楽しんで頂ければ幸いです

このスレはこのまま落として頂けると有り難い限り。
皆様の今週が良き1週間である事を祈りつつ、失礼します。

保守してくれ
俺が
女「私を監禁してどういうつもりなのかな」 - SSまとめ速報
(http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1352724980/)
のスレでNTR書き終わったらこっちで書くから

男子A「うわー女さん、いい表情してるね、ゾクゾクするよ」ペロッ

女「ん・・・・・・」

男子A「ンチュ、おっぱい美味しいよ」

女「ひ・・・ぁ・・・」

男子A「おっぱいから下へ舐めて行こうか・・・」ペロペロ

女「っ・・・ふーーっ・・・ふーーっ」
(身体にが・・・熱い・・・薬のせい?)

男子A「白くて綺麗なお腹・・・」ペロペロ

女「・・・・ッ・・・・」フルフル

誤爆した

まぁこの時間だしな
そう簡単に落ちないだろ

終わったわ
正直疲れたからこっちの後日談書くのキツイかもしれないけど
どうしてみ読みたい人いる?

うーん
やっぱ疲れたし寝るわ
期待してた人たくさんいたと思うけどごめんね!
また機会があったら誰かのssのあとにNTR後日談書くから
その時までノシ

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