マレーシアの歴史教科書「日本軍は残虐だった」 (8)

マレーシアの中学生向け教科書には「当初、マレーの人々は日本のアジア解放のスローガンを信じていたので、日本が進出してくることに地元住民の激しい反対はなかった。後になってやっと現地の住民は日本が約束を守らないことに気づいた。
日本人はマレーをまるで自分たちの植民地であるかのように支配した。今度は彼らがイギリス人の座を奪った。日本の支配はイギリスよりずっと酷かった」
「多くのマレー人はイギリスを支持し、日本人を憎んだ。日本人はスパイ組織を設立し、次のことをする者は誰でも逮捕された。
(1)反日思想を持つ人間と交流する(2)日本人の行政について文句を言う(3)日本に協力する現地人をからかう(4)英国王または女王の写真を掲げる。そして逮捕された者は憲兵隊に尋問された。
憲兵隊は罪のない人間を罪人だと自白させる為、手足の爪を抜く、水責め、電気ショックなど様々な残酷な拷問を行った。日本占領時代は国民が恐怖に脅えた暗い時代だった」

「日本占領時代、物資を欧米に輸出したり外国から物資を買うことが出来なくなった。日本は軍票を乱発し、卵1個の値段は1941年12月には3セントだったが、1945年には35ドル(約1167倍)になった。
砂糖1カティは1941年に8セントだったものが1945年は120ドル(1500倍)にもなった」

「日本軍は日本国歌と国旗に尊敬の念を抱くよう強制し、学校では日本語を教えた。毎日生徒は日本の方角に向かって最敬礼して天皇に対する崇拝の念を表すよう強制された。そして人民を愚昧にするため、新聞、雑誌、放送局のニュースは禁止された」。

と記されている

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