歩美「江戸川コナン、探偵さ!」 光彦「言ってましたよね~」(388)

コナン「おい、やめろよ」

元太「小学生の時な!」

歩美「今思えば痛かったよねー (なんであの頃、こんな人が好きだったんだろ……)」

元太「まず小学生で探偵ってのがあり得ないのは言わずもがな、実際の探偵もそんなに自己主張する職業じゃないですからね~」

コナン「おいやめろって」

歩美「あと時々なんか眼鏡に地図みたいなの映し出してたよね~」

コナン「あぁ、あれは…」

元太「犯人を追うぞとか言ってな! あれ、どこのおもちゃだったんだよ?」

コナン「おもちゃじゃなくて阿笠博士が作った本当の追跡装置で…」

光彦「嘘つかないで下さいよ~。そんなもの作れるならもっと有名になってますよ!」

歩美「あとなんかスケボー持ち歩いたりね~」

元太「なにやんちゃ坊主気取ってんだよ! って感じだったよな~」

光彦「それなのに服装は、シャツにブレザーに蝶ネクタイとか言ってやたらフォーマルでしたよね~!」

コナン「……」


他のクラスメイト「おい、あそこで少年探偵団が集まってなんか話してるぞwwww」

他のクラスメイト「ちゃんと「元」つけてやれよwww小学校卒業で解散したらしいからwwwww」


歩美・光彦・元太「……」

ウー ウー ウー

元太「あ、パトカーの音だ」

光彦「なにかあったんでしょうかねー?」


他のクラスメイト「おい行けよ元少年探偵団www出番だぞwww」


歩美・光彦・元太「……」


コナン「くっ……(もしかしたら、黒の組織の関係かも知れない……!)」ダッ

歩美「こ、コナン君!」


ガラッ ピシャッ


他のクラスメイト「現役が行ったー!wwwwwww」

コナン「急がなきゃ……!」タッタッタッタ

ドンッ

担任「おや?」

コナン「あっ……(くそっ……こんな所で担任に……)」

担任「どこか行くのか?」

コナン「あ、いや……」

担任「もう次の授業が始まるから、教室に戻ろうか」

コナン「あ……」


ガラッ

担任「席につけー」

コナン「……」

他のクラスメイト「帰ってきたwwwwwwwwwwww」

担任「であるからして~」


「昨日、一丁目の風俗行ってさ~」コソコソ

「あそこ高校生でも入れてくれるらしいな」コソコソ

「あぁ。それで、タイミングが良かったみたいで、一番人気のランちゃんに当たってさ」コソコソ


コナン「!」


「あぁ、あのムチムチなアラサーだろ?」コソコソ

「そうそう。ちょっと歳はいってるけど良かったぞ~。思いっ切りアナル犯してやった」コソコソ


コナン(くっ……)

担任「じゃあこの問題を……阿笠!」

阿笠哀「はい。x=√2/7です」

担任「おぉ、正解だ」


「人妻哀ちゃん可愛いよな~」コソコソ

「でも手出したら多分殺されるぞ。夫は色々危険な物を発明してる発明家らしいから」コソコソ

「でも相当歳の差婚なんだろ? なら俺にもチャンスが……」コソコソ

「同世代のガキには興味無いみたいだぞ。江戸川も三回くらい告って断られてるらしいから。しかも結婚する前に」コソコソ

「知ってるよ。そりゃああいつはきついだろ」コソコソ


コナン(え? え? なんで普通に知られてるんだ?)

担任「では次の問題。先生が即興で作るから、解いて下さい」

担任「最初にAさんが、時速6キロで地点aを出発しました」カリカリ

担任「その20分後にBさんが、地点bから時速30キロでAさんを追跡しました」カリカリ


「Bさん速っwwwww」


担任「うーん、そうだな。確かに、時速30キロってなんか乗り物に乗ってないとおかしいか……」


「しかもなんで追跡するんだよwwwww」

「時速30キロで追跡って江戸川かよwwwwwwwwww」


ワラ ワラ ワラ ワラ ワラ


コナン(くっ……)

キーンコーンカーンコーン

コナン「ふぅ」ガタッ

コナン(部活行くか……)

コナン「……」トコトコ

コナン(サッカー部に入りたかったけど……)

コナン(薬の作用か知らねぇけど、高校生になっても身長が155までしか伸びなかったから、入部テストに落ちて……)

コナン(サッカー抜いたら俺ってなにがあるんだって考えたら……)

コナン(……ただの推理小説オタクだった)


ガラッ


――文芸部部室――

コナン「こんにちわー」

コナン「ふぅー……」

長門「……」ピラッ ピラッ

コナン「へぇー長門はジョン・ディスクンとかも読むんだなー」

長門「……」コクッ

コナン「それ面白い?」

長門「……」コクッ

コナン「そ、そっか」

長門「……」

コナン「……」

長門「……」

コナン(ダメだ……歩美ちゃんと阿笠以外の女の子と会話が続けないぜ……)

コナン(ふむふむ……なるほど)ピラッ ピラッ

コナン(完全に謎は解けた。……犯人はこいつだ)ピラッ ピラッ

コナン「……」ドキドキ ピラッ

コナン(……あれ。違った)ピラッ

コナン「……」パタンッ


長門「……」ピラッ ピラッ

長門「……」ピラッ ピラッ

長門「……」ピラッ

長門「……」パタンッ


コナン「……」

長門「……」

コナン「……」

長門「……」

長門「……」トコトコ

コナン「……」ジーッ

長門「……」本スッ

コナン「……」ジーッ

長門「……」ピラッ ピラッ

コナン(くっそ……)

長門「……」ピラッ ピラッ

コナン(どっか阿笠に似てるんだよな……)

長門「……」ピラッ ピラッ

コナン(くっそ……)

長門「……」ピラッ ピラッ

コナン(可愛いなぁくっそ……)

ガラッ

澪「こんにちわ」

コナン「お、秋山」

長門「……」ペコッ

澪「……」トコトコ

澪「……」本スッ

澪「……」ピラッ

澪「……」ピラッ

コナン「……」

長門「……」ピラッ ピラッ

コナン「……」

澪「……」ピラッ

コナン「……」


コナン(部活の意味ってあんのかな……)

キーンコーンカーンコーン

コナン「ふぅー (今日もただただ部室で三人で本読んで終わった……)」

長門「……」スッ

澪「……」スッ


ガラッ

律「澪ー帰ろうぜー!」

澪「う、うん」スタスタ

ハルヒ「有希、帰るわよー」

長門「……」コクッ スタスタ


コナン「……」ポツーン

コナン(そしてあっという間に一人ぼっちか)

――屋上――

コナン「……」

コナン「工藤新一だった頃の俺は、日本中のヒーローだった」

コナン「誰もが注目する高校生だった」

コナン「一体いつから……」

コナン「……歯車が狂い始めたんだ」

コナン「……」

コナン「……薬で小さくなった時からに決まってるか」


「な!?」


コナン「!?」

「今の話、詳しく聞かせて欲しい」ピョンッ スタッ

コナン「なっ……(貯水槽の上から……人が……?)」

「詳しく聞かせてほしい……!」

コナン「いや、その……(なんだこの女子……なんで眼帯つけてんだ……?)」

コナン「いや、その……」アセアセ

「身の内を明かさずに質問するのは非礼かも知れない。まずは名乗らせてもらう」

コナン「お、おぉ」

六花「小鳥遊六花と申す」

コナン「お、おぉ。小鳥遊か」

六花「それで、今言ってた、薬で小さくなるという話について詳しく聞かせて欲しい」

コナン「あ、いや……その……(やべぇな……なんとか誤魔化さなきゃ……)」アセアセ

コナン「じょ、冗談だよ」

六花「!?」

コナン「薬で人が小さくなる事なんか、あるわけないだろ? (痛い奴って思われるのは慣れてるから……妄想って事にして……)」

六花「いや、闇の力を使えば可能かも知れない」

コナン「……」

六花「まず、名前を聞かせてほしい」

コナン「名前? 名前はえどg……」

コナン「!」

コナン(ま、待てよ……!?)

コナン(普通、薬で体が小さくなるなんていう話を高校生が真に受けるわけないよな……?)

コナン(それを真剣な顔で聞いてきて、しかも深く詮索しようと……)

コナン(しかもその後こいつ……「闇の力」って言ったよな。まさか……「黒の組織の科学力」のメタファーか……?)


コナン「……」バッ


六花「!?」


コナン「そうは行かねぇぜ!」

コナン「まさか高校生の格好して、高校にまで潜入してくとはなぁ」コツコツ

六花「!?」

コナン「名前を聞かせてくれよ」ボール ボンッ

六花「いや、だから小鳥遊…」

コナン「そうじゃねぇよ」リフティング ポンポン

六花「!?」

コナン「……コードネームだよ」ポンポン

六花「こ、コードネーム……!?」キラキラ

コナン「しらばっくれんなよ?」ポンポン

コナン「逃げんなよ? この間合いなら……」キック!

ドゴーン!!

六花「!?」

コナン「確実に仕止められるからな」トットット

六花「……」

コナン「あんたにもついてるんだろ? 酒の名前のコードネームがよ!」

六花「……仕方ない (さ、酒……あまり知らない……)」

コナン「お?」

六花「我が名は、ら、ラムだ!」キラキラ

コナン「!」

コナン(……あっさりと名乗った。ここで俺を確実に仕止められるっていう自信の表れか?)

コナン「んじゃあ、ラムのように甘く頼むぜ」

六花「ふっ(この人……めっちゃ……めっちゃ楽しい……)」

コナン「目的はなんだよ?」

六花「目的……か」

コナン「わざわざそんな格好して、この高校に潜入までしてきたんだから、なにか俺に用があるんだろ?」

六花「ふっ」

コナン「……」

六花「わざわざ、言葉にして説明しなきゃ……」眼帯カシッ

コナン「!」


六花「わからないお前ではなかろう!」眼帯バッ

コナン「!!」


シーーーーーーン


コナン「!?」

六花「……」

コナン(眼帯の下は普通の目だし……一体なにをしたんだ!?)

六花「ふっ」

六花「これを取ってしまったからには、もうチェックメイトだな」

コナン「!」

コナン(やっぱり、”なにか”はしたんだな……)

コナン(でもこっちがなにをされたかすらわかっていないって事を察されたら、相当不利になる……)

コナン(……よし)


コナン「はっ!」

六花「!」

コナン「俺が何年黒の組織の相手してると思ってんだ?」

六花「!」

コナン「そっちの手札なんか大抵わかってるし、対応策だって準備してるんだぜ?」

六花「なに!?」

コナン「全部、お見通しだって言ってんだよ」

六花「くっ……」

コナン(……よし。とりあえずここははったりで良い)

六花「……やはり」

コナン「……」


六花「500年前のようにはいかないか」


コナン(!? ご、500!?)

六花「……仕方ない」

コナン(……まぁ良いか)

六花「では、正々堂々と決着をつけようじゃないか」コツコツ

コナン「……ふっ」

六花「長年の因縁にな」ピタッ

コナン「そうだな (……もうかれこれ10年か)」

六花「……いざ」スッ

コナン「……」靴キュイーン!


六花「参る!」ダッ

コナン「! (真正面から向かってくるのか……!)」


コナン「いっ(どんな隠し玉があるかわからねぇけど、とりあえず思いっ切りボールをぶつければ!)」足スーッ

コナン「けー!!」


「おい六花!!」


コナン「!?」

勇太「こんな所でなにやってるんだよ?」トコトコ

六花「……」

コナン(な、なんだこいつ……組織の仲間か……?)

勇太「また人に迷惑掛けてんだろ」ペチッ

六花「あうっ」

コナン「なっ……(あうっ?)」

勇太「……」クルッ

コナン「!」

勇太「ご迷惑おかけしました」ペコッ

コナン「なっ……」

勇太「よし、帰るぞ」ズルズル

コナン(ラムを引っ張ってく……)

六花「……」手ヒラヒラ

コナン(お、俺に向かって手を振ってる……)

勇太「もし良かったらまた一緒に遊んであげてください」ペコッ

コナン「……」ペコッ


バタンッ


シーーーーン


コナン「……」

コナン「!」

コナン「……よ、よく考えてみたら……」

コナン「くっ……逃げられた……!」

コナン「完全に……油断につけこまれた……」

コナン「いつの間にか、こんな方法も身につけたのか……」

ふぇぇアスペこわいよぉ

――帰路――

コナン(まさか高校にまで黒の組織が……)トコトコ

コナン(くっ……)トコトコ

コナン(弄られるだけで平穏無事だった高校生活が……)トコトコ

コナン(こうなったら……)トコトコ

コナン「……」スタッ


――風俗店――


黒服「ご指名は?」

コナン「割引券あるからします。……ランさんで」

黒服「ありがとうございましたー」

コナン「ふぅ(後ろの穴ってあんなに締まって気持ち良いんだな……)」

コナン「……帰るか」

コナン「……」トコトコ


ガチャッ

コナン「ただいまー」

小五朗「ぐがーぐがー」

コナン(……のんきなもんだな)

コナン(栄光の頃の貯金でしばらくは食えてたけど、もうそれが尽きてて……)

コナン(まさか娘が風俗で働いてるなんて知らないんだろうな……)

――深夜――

ガチャッ

蘭「ただいまー」

コナン「あ、蘭姉ちゃんお帰りー」

蘭「ふぅ。疲れた」

コナン(相変わらずプロだなー。店を一歩出たら、もう店の中であった事は一切関せずなんだな)

コナン「蘭姉ちゃん、お小遣い頂戴」

蘭「あら、また? 最近ペース早いよ~」

コナン「今日使っちゃってさー」ニヤニヤ

蘭「そうなんだー」アッサリ

コナン(プロだなー……表情一つ変わらない)

蘭「じゃあ、はい」

コナン「わーい、ありがとう!」

コナン「……」

コナン(……あれ?)

コナン(俺って、友達いないから、金を使うのって、あの風俗しかないよな)

コナン(しかも大抵は蘭…じゃなくてランちゃんを指名する)

コナン(俺が使った金がラン、つまり蘭にいって、また俺に戻ってくる)

コナン(……なんだこのサイクル)

コナン(いや、ちゃんとサイクルしてるなら良いけど、実際は風俗店に中抜きされてる)

コナン(……だったら)

コナン「……蘭姉ちゃん」クルッ

蘭「なに?」

コナン「(いや、それはさすがに……)な、なんでもないよ」

コナン(……そろそろ寝るか)

コナン「おやすみー」

蘭「おやすみ」煙草スパーッ


ガチャッ

コナン「……ふぅ」

コナン「……」

コナン「……んで、お前はいつまで人の部屋に居候してるんだよ?」

あかり「ご、ごめんねぇ……」

コナン「タイムマシンはまだ直らないのか?」

あかり「あと一週間くらいかかるって……」

コナン(女子中学生を部屋に泊めてるなんて事がバレたら退学だぜ……)

コナン「家に帰れば良いんじゃねぇのか?」

あかり「でも、家には一年前のあかりがいるんだよぉ……」

コナン「まぁそうだけどさ……」

あかり「未来から来たっていうのを信じてくれるのが、江戸川さんと西垣先生だけだったからさぁ……」

コナン(体が小さくなってから、色々な超常現象が受け入れられうようになったんだよな……)

あかり「ごめんねぇ……」

コナン「いや、俺は構わねぇけどさ、女の子が男子高校生の部屋にいるってのがよ~……」

あかり「江戸川さんはそんな恐い人じゃないって思うからさぁ……!」

コナン「まぁ、もちろんなんもしねぇけどな(二回目の小学校と中学校やったせいで、ロリには全く興味持てなくなったんだよな)」

もしかして「まっすぐブラジルを指していた」の人?
文章の感じからして

コナン「一週間くらい置いてやるよ。こんな部屋で良かったら、思う存分居候しな」

あかり「わぁい居候、あかり居候大好き!」

古泉「そもそも君自身も居候ですからねぇ」

コナン「うるせぇよ(こいつもいつまでいるんだよ……)」

コナン「んじゃあ寝るぞ」

あかり「はーい」

古泉「はいはい」


電気オフ


コナン「ふぅ」

コナン「……」

コナン(まぁ、工藤新一の頃とは違うけど……)

コナン(……見方によっちゃ、そんなに悪く高校生活かもな)

あぁ……
訂正
 コナン(……見方によっちゃ、そんなに悪く高校生活かもな)
→コナン(……見方によっちゃ、そんなに悪くない高校生活かもな)

>>201違います

 r'ニ二----、ン::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ン
  _/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::<
  / :::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
 / :::;イ/:::::::::::;イゝ;::::ヽ、:::r、_::ヽ、,ハ、ィヽr、::::::::::::::::::i
 l ://///:::::/i:l:ハ`ヽ::::ヽヽ、ヽ__>==--ヽ、i::::::::::::l

 l::{ {{ {:ト;:::::lr'リr、_L__ヽ、_ヽ_f´ -=o=-   }ミ:r‐‐ゝ
 レ' リ リ ヽ::f´"「    }`‐{        レ'/こi`}  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       t-iヽ{ -=o=-l ̄ゝ,      ノ (_,ノ ノ < ちんちん シュッ! シュッ! シュッ!
       ヽゝ、`ー'"、_   `ー ---‐'´r'´ _,/ \_____

         `弋‐‐'´  _,-‐‐‐-、 /⌒゙i弋;ゝ  
           ヽ、  ヽ, Uwノ f    !____
             `ニ=、_w___,,∠_{   }___:::ヾヽ

――朝――

コナン「ふぅ」

あかり「おはよぉ」

古泉「おはようございます」

コナン「お、おはよう」


ガチャッ


蘭「コナン君」

コナン「なに?」

蘭「最近コナン君の部屋から、人の声が聞こえるんだけど……」

コナン「あ、アニメ流してるだけだよ~」

蘭「そ、そっか……(明らかに会話してるんだけど……)」

コナン(……間違いじゃねぇよな)メメタァ

○○だよ~じゃねぇよてめー高校生だろうが殺すぞ

コナン「行ってきます」

バタンッ

蘭「……」


  あかり「王手だよぉ」パチッ

  古泉「おやおや、しかも王手飛車取りですね」

  あかり「あ、本当だ! やったよぉ!」

  古泉「仕方ありません。飛車は差し上げましょう」パチッ


蘭(コナン君いない時にも聞こえるんだけど……)

――学校――

コナン「……」

コナン(すっかり忘れてたけど……)

コナン(昨日、この高校にも黒の組織の手が伸びてるって事が発覚したんだよな……)

コナン(油断してられねぇな……)

コナン(さすがに昨日の今日で、すぐなにかアクションを起こしてくるとは思えねぇけど……)


「現れたな!」


コナン「!」


六花「我が宿敵よ!」


コナン「ら、ラム……!」

コナン「くっ……(まさか……こんなに早く……)」

コナン(しかも……)


ザワザワ ザワザワ ザワザワ ザワザワ


コナン(こんな公衆の面前で……!)


「あー……絡んじゃいけない二人が出会っちゃったな」コソコソ

「いや、昨日既に屋上でなにかやってたらしいぞ」コソコソ

「見ろよ、小鳥遊のやつ。すげぇ目キラキラさせてるぞ」コソコソ

「色々波長が合うんだろうなー」コソコソ

六花「いざ、勝負!」

コナン「くっ……」

コナン(隠す気がねぇな……って事は……)

コナン(ここでみんなまとめて始末する気か……!)


「いや、でもさすがの江戸川も小鳥遊にはついていけないっしょ」コソコソ

「まぁ、あいつはもうこういうの卒業しかけてるはずだからな」コソコソ


コナン「みんな!」


観衆「!?」


コナン「急いで逃げろ!」


観衆「」


「やっぱあいつもダメだわ……」コソコソ

「あぁ……」コソコソ

六花「いくぞ……我が宿敵」

コナン(一体、この状況の中でどういう手段でくるんだ……)

六花「……」ジリジリジリジリ

コナン(考えろ、考えろよ高校生探偵!)

六花「いざ!」ダッ

コナン「!」


ペチッ

六花「あうっ」

コナン「!」


勇太「ほら、教室行くぞ」ズルズルズルズル

六花「……」手ヒラヒラ

コナン「……」


「面白い所だったのになー」コソコソ

「世話役が来たかー」コソコソ

――放課後――

コナン「ふぅ (今日はみんな、弄ってもくれなかったぜ……)」


ガラッ

コナン「お、秋山、おはよう」

える「……」クルッ

コナン「あっ……」

える「名前を間違えるなんて酷いです!」ジトーッ

コナン「いや、わりぃ(後ろから見ると完全に一緒なんだよな……)」

える「今日は久し振りに文芸部の方に来ました」

コナン「おぉ。古典部は良いのか?」

える「はい。調べてた事が一件落着しましたので」

コナン「そうか(千反田はなんか苦手なんだよなー……)」

える「ところで江戸川さん」

コナン「ん?」

える「私、気になる事があります!」

コナン「な、なんだよ? (出た……)」

える「あの……」

コナン「ん?」

える「窓からこっちをじっと見つめてるのは、どなたでしょうか?」

コナン「え?」クルッ


六花「!」ピャッ

コナン「ん? 誰もいないだろ?」

える「いいえ、いました。江戸川さんが振り向いた瞬間隠れてしまいました!」

コナン「本当かよ……」ガタッ

コナン「……」トコトコ


窓ガラッ


六花「あ……」

コナン「なっ……」

コナン「ら、ラム……!」

ザッ

勇太「たびたびすいません」ペコッ

コナン「なっ……」

勇太「ちょっとこいつが、言いたい事があるみたいで」

コナン「い、言いたい事……?」

勇太「はい。……ほら、言いな」

六花「!」

六花「……」アセアセ

コナン「……? (一体なんだ……?)」


六花「こ、好敵手と認めた。貴様も、我が組織に入らないか」テレテレ

コナン「!?」

コナン「なっ……」

勇太「あ、いや、その……本当は組織なんかじゃなくて、ただの目的もない同好会なんですが……」

コナン(黒の組織と戦い続けて10年……)

勇太「あれ……(全然聞いてない……)」

コナン(まさかここに来て……)

六花「……」ドキドキ

コナン(まさかここに来て……)



コナン(……まさか勧誘されるとは)

勇太「ど、どうですか?」

六花「……」ドキドキ

コナン「あ、いや、その……(あれ? でも入れば元に戻れるのか?)」

コナン「(でももう戻っても意味ねぇな……ってか、戻った方が色々困るな) それはさすがに……」

勇太「そ、そうですよね」

六花「……」ショボーン

コナン「ご、ごめんなさい……(俺はなにを謝ってるんだ……)」

勇太「いえいえ、こちらこそ。無理なお願いしてすみません」

六花「……」ショボボーン

六花「……」ドヨーン

勇太「ほら、行くぞ (初めて同学年で思いっ切り気が合う人見つけて喜んでたみたいだから、ちょっと可哀想だな……)」ズルズル

コナン「……」

勇太「もし気が向いたら、いつでも入って下さい」ペコッ

コナン「あ、は、はい……」


バタンッ


コナン「……」

コナン(あ、頭の整理が追いつかねぇんだけど……)

コナン(まとめると……)

コナン(えぇーっと、私、工藤新一は、十年前に)

コナン(黒の組織に薬を飲まされ、体を小さくされました)

コナン(それからずっと、黒の組織を追い続け、体を元に戻す方法も探し続けました)

コナン(しかし、努力の甲斐空しく、そのまま薬を飲まされる前の年齢まで来てしまいました)

コナン(とは言っても、犯罪組織である黒の組織が消えたわけではありません)

コナン(そして、組織からすれば、俺は消したい対象のはずです)

コナン(従って、黒の組織との戦いはその後も続いていましたが……)

コナン(今日、なんと勧誘されました)


コナン(ダメだ、やっぱり最後がおかしい……)

コナン(いや一番おかしいのは小さくされたって所だけど……)

んじゃあ終わり

コナン(・・・悩んでたってしょうがねえ!)

コナン(今のまま何もしない焦燥感に押し潰されるより、虎穴に入らずんば虎児を得ず!)

コナン(逆に考えるんだ!組織に潜入捜査できるさと考えるんだ!)

コナン(ありがとう、ジョースターのおっちゃん!!)

コナン(そうと決まれば・・・)ガララララ!!!

コナン「おい!ラァーーーーーーーーーーー ム!!!」

六花「!?」

コナン「さっきは済まなかった!やっぱ組織に入れてくれ!」

勇太「よ、よかったな!六花!」

六花「フ、フ、フ・・・、フハハハハ!ようこそ我が『蒼の組織』へ!」

コナン「なっ!?」

コナン(なんだって!!)

コナン(蒼の組織だと!!)

コナン(黒の組織じゃないのか!!?)

コナン(俺は一体どうなっちまうんだ!!!)

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