選択安価アバウトメイキング (83)


このスレは、選択されたワードを>>1が適当に組み合わせて、キャラとか場所とかを三文創造していくスレです

選択してもらうのは、↓の四種類の要素から、どれかを一レスに一文字でお願いします。それで選ばれた三つの要素から作ります

要素1:火     水     風     土     雷

要素2:力     魔     飛     速     拳

種族:人     犬     猫     狐     狸

装備:剣     槍     杖     斧     弓

とにかく同じ文字が被らなければOKです。ちなみに、選択された要素は無くなり、新しい要素が追加されます

それでは早速、下1~3で選択をお願いします

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1389157466

飛×人×斧 了解です。ありがとうございます

出来るまでは、そこそこかかると思いますので、期待せずにのんびりお待ち下さい


お待たせしました

キャラ1:フラクス
ナチュラルに飛行・飛翔の力と斧を合わせて扱う女戦士。ちょっとした移動でも常に飛んで移動するイメージ
基本、地形効果は受けないだろうね

さて、そんな彼女が瞼を開け、初めて目にした場所は?

場所メイクです。方法は、まず↓の場所からどれか一文字を、↓1で選んでもらいます

場所要素:野原     森     泉     雪原     砂漠

そして、更新された↓の四種の要素から2つ。↓2~3で一文字選んでもらいます

要素1:火     水     風     土     雷

要素2:力     魔     速     拳     血

種族:犬     猫     狐     狸     機

装備:剣     槍     杖     弓     鎧

では、お願いします

↓1 場所から一文字

↓2、3 四種の要素から一文字

森×速×狸 了解です。お待ちをー


―狂速の森―


「ん。ここは……」

「森、みたいだな。そして何かの視線を感じる……。気になるな。確かめてみるか」

フラクスは視線の正体を確かめる為、そばにある大きめの木に、飛んでゆっくり近付こうと……したが、突然急加速して衝突した

「がっ!?痛って!」

「なんだぁ?そんなに力入れてなかったよな……?どうなってんだ?全く」

ぶつけた頭を押さえつつ愚痴るフラクス。だが痛み以外にも収穫はあった。ぶつかった木の上から、フサフサな何かが頭の上に落ちてきた

「んおっ?わぷっ!?何モガ……!」

頭の上に乗ってきた何かを引き剥がす。見てみるとそれは……手足が太めで体が小さめ。そんな狸だった

ふと、周りからの視線が増した。そちらに目をやる。居たのは、大小は違えど同じ様な狸がゴロゴロ……木の陰からフラクスを見ている。ここは主に彼らの住処の様だった


と、掴んでいた狸がもがき出す

「わっ、悪かったって。暴れるなよ」

用も無いので離してやる

「視線の正体は分かった。でもさっきのは何だったんだか……」

さっきのとは木にぶつかった事。狸に害は感じないが、そちらには十二分な害がある。とにかく、動きづらい

更に周りを見ると、広めの場所を見つけた。丁度良いと、そちらに移動を試みる

「ん?大して離れてない。何となくだけど、掴めてきたかな?」

フラクスは、何かがおかしいこの森を慎重に移動し、数分かけて広めの空間に辿り着く

「(分かったわ。ここ、何でか知らないけど色々速度がおかしくなるんだわ。これならさっきのも納得ね)」

「で、あんたは誰?」

いつの間にか、狸ではない何者かがそこに居た


キャラメイクです。↓から一文字選んで下さい

要素1:火     水     風     土     雷

要素2:力     魔     拳     血     時

種族:犬     猫     狐     機     霊

装備:剣     槍     杖     弓     鎧

↓1~3

土×霊×杖 了解です。お待ちをー


そこに居たのは、何か透けてて、茶色くて、そんな肌と同じ様な色の、先がゼンマイみたいな杖を持った小さい女の子だった

「……忘れた」

「(えー?そりゃ困ったなぁ……)」

フラクスが答えに困っていると、今度は向こうから聞いてきた

「お姉ちゃんこそ、だぁれ?」

「お、ああ。アタシはフラクス。空飛ぶ斧使いの女戦士さ」

フラクスは自慢の斧を軽く掲げて見せる。が、どうやらそれが良くなかった様で

「ひ……!お、お姉ちゃんも……殺すの?」

「お……?」

「殺すんだ。きっとそうだ……そうなんだよね……!!!」

突如、子供から殺気が溢れ出した。こんな場所ではやり辛いし、相手がどんな力を持ってるかも分からない

「(チッ、どうする……!?)」

表情を険しくするフラクス

ちょっと決めにくいので安価
戦う?(相手は死なない) 戦わない?(こんな所に居られるか!私は逃げるぞ!)

1戦う
2戦わない

↓1

1
お話しよう


「(しょうがない……落ち着くまで話しかけながら凌ぐか……!)」

意識を戦闘に切り替える。基本スタンスは回避と切り払い、そして会話だ

「うぁぁあああ!」

叫びと共に、杖をフラクスに向けて振る

「(さぁ、何だ?)」

警戒する

「(アタシに直接は、何も起こらない……なら?)」

警戒が功を奏した。地面から飛び出てくる、幾本かの土の柱

「(っ!!)」

それを速度大のイメージで回避行動。森が速度を妨げたが、何とか回避

「待て!アタシはお嬢ちゃんを殺すつもりなんて無いよっ!」


そうは言ったが、案の定、まだ聞く耳持たず

「ああああ!」

遅くもフラクスの方へ移動しながら、がむしゃらに杖を振り回す

今度は地面から飛び出た幾つもの土塊が、空中でひし形になり、飛んでくる

「やれやれ……!」

森の効果で一個一個の速度が不規則。非常に避けづらい

「っくぅ!」

いくつか避けたが、避けられない軌道の土塊が迫る

だが案ずる事は無かった

「ふっ!」

所詮は土塊、バコリ、と斧で簡単に砕けた。欠片が飛び散るが、想定内だったので目を細めるだけで事無きを得る

つまり、品詞に気を付けながら読めば、この文は、バッファローの地に暮らすバッファローたちの社会的階級に見られる上下関係を描写したものとして解釈することができる。
{{Indent|
[Those] (Buffalo buffalo) [whom] (Buffalo buffalo buffalo) buffalo (Buffalo buffalo).<br />
{{small|(バッファローのバッファローがおびえさせるバッファローのバッファローは、バッファローのバッファローをおびえさせる)}}<br />
[Those] buffalo(es) from Buffalo [that are intimidated by] buffalo(es) from Buffalo intimidate buffalo(es) from Buffalo.<br />
{{small|(バッファロー出身のバッファローは、バッファロー出身のバッファローにおびえているが、バッファロー出身のバッファローをおびえさせている)}}<br />
Bison from Buffalo, New York, who are intimidated by other bison in their community also happen to intimidate other bison in their community.<br />
{{small|(ニューヨーク州バッファロー出身のアメリカバイソンは、同じコミュニティー出身のほかのアメリカバイソンにおびえているが、同時に同じコミュニティー出身のほかのアメリカバイソンをおびえさせてしまっている)}}
}}
動物のバッファローを「人間」に置き換え、動詞の "buffalo" を "intimidate" に置き換えれば、この文の理解はより容易になるであろう。
{{Indent|
"Buffalo people [whom] Buffalo people intimidate [also happen to] intimidate Buffalo people."<br />
{{small|(バッファローの人々におびえるバッファローの人々は、同時にバッファローの人々をおびえさせている)}}
}}
文の意味を変えないように、動物の "buffalo" の代わりに "bison" を、動詞の "buffalo" の代わりに "bully" を用い、市名の "Buffalo" をそのまま残せば、次のようになる。
{{Indent|
'Buffalo bison Buffalo bison bully bully Buffalo bison'<br />
{{small|(バッファローのバイソンがいじめるバッファローのバイソンはバッファローのバイソンをいじめる)}}<br />
'Buffalo bison whom other Buffalo bison bully themselves bully Buffalo bison'. <br />
{{small|(他のバッファローのバイソンがいじめるバッファローのバイソンは彼ら自身、バッファローのバイソンをいじめている)}}
}}
この文の構造をさらに理解するためには、"Buffalo buffalo" を何でもいいから他の名詞句に置き換えてみればよい。他の "Buffalo buffalo" をおびえさせる "Buffalo buffalo" を指す代わりに、"Alley cats"(野良猫)、"Junkyard dogs"(猛犬)、"Sewer rats"(ドブネズミ)を使ってみよう。するとこの文は次のようになる。
{{Indent|
"Alley cats Junkyard dogs intimidate intimidate Sewer rats." <br />
{{small|(猛犬がおびえさせる野良猫はドブネズミをおびえさせている)}}
}}
上の文が、'Buffalo buffalo Buffalo buffalo buffalo buffalo Buffalo buffalo' と同じ文構造、意味を持っているのである。

同音異字によるわかりにくさのほか、この文は以下の理由により、語法を理解するのが難しくなっている。
# 動詞の "buffalo" があまり一般的でない上に、この語自体が複数の意味を含んでいる。
# 名詞の "buffalo" の複数形に "buffaloes" を用いず、単複同形として動詞の "buffalo" や地名の "buffalo" と同じ形を取っている。
# "buffalo" の複数形は "buffaloes" でも良いのにも関わらず、あえて動詞と同じ形を持つ "buffalo" を含んでいる。
# 文中に冠詞や明確な複数形など、構文上重要な手掛かりが存在しない。
# カンマを打たないことで、文の流れがつかみにくくなっている。
# 結果的に袋小路文、つまり文を読み返さずに、さっと読んだだけでは意味を捉えることができなくなっている。
# この文では、ある集合についての[[全称記号|全称的]]な叙述を行なっているが、そこからさらに第2の集合(おびえさせられたバッファローによっておびえさせられているバッファロー)を導き出している。この第2の集合は、当初の集合と同じものとも違うものとも解釈可能である。
# 大文字を無視すると意味の判別が曖昧になる。形容詞の "buffalo" には "cunning"(悪賢い)という意味もあり、この用法によって文を解読すると次のようになる。'Buffalo bison [that] bison bully, [also happen to] bully cunning Buffalo bison'{{small|(バイソンがいじめるバッファロー出身のバイソンは、悪賢いバッファロー出身のバイソンをいじめる)}}
# 関係詞節が中央に埋め込まれており、理解しにくくなっている。


「(しかし面倒だな……!ここは一か八か、突っ込むか?)」

ちびっこ幽霊少女を見る

「はぁ、はぁ、はぁ...」

相手は少しバテたのか、両腕を下げ、息を整えている最中だ

「(好都合!)」

これならば、と一気呵成に突っ込む。だが今度は森のせいで速度が出過ぎた

「わっ、とと!」

相手の小ささを考え、衝突だけはなんとか避けたが。振り返ると、突撃前と同じくらいの距離が開いてしまっていた

「(こんのクソ森が……!)」

あまりの面倒さに森への悪態が出、八つ当たりに近くの木を蹴るフラクス。それで、離れて様子を見ていた狸達が散り散りに逃げてゆく

   ゙'.    '.;`i  i、 ノ  .、″
             ゙'.     ,ト `i、  `i、    .、″
                |    .,.:/""  ゙‐,. `    /
             `  .,-''ヽ"`    ヽ,,,、   !
                、,、‐'゙l‐、      .丿 : ':、
               、/ヽヽ‐ヽ、;,,,,,,,,,-.ッ:''`  .,"-、
              ,r"ツぃ丶  ``````   ../  `i、
          ,.イ:、ヽ/ー`-、-ヽヽヽ、-´    .l゙`-、
         _,,l゙-:ヽ,;、、             、、丶  ゙i、,,、
        ,<_ l_ヽ冫`'`-、;,,,、、、、.............,,,,、.-`":    │ `i、
      、、::|、、、ヽ,、、.    ```: : : ```      、.、'`  .|丶、
     .l","ヽ、,"、,"'、ぃ、、,、、、、.、、、.、、、_、.,,.ヽ´    l゙  ゙).._
    ,、':゙l:、、`:ヽ、`:、  : `"```¬――'''"`゙^`     : ..、丶  .l゙ `ヽ
   ,i´.、ヽ".、".、"'ヽヽ;,:、........、           、、...,,,、-‘`   、‐   |゙゙:‐,
  ,.-l,i´.、".`ヽ,,,.".`   `゙゙'"`'-ー"``"``r-ー`'":      _.‐′  丿  ,!
 j".、'ヽ,".、".、"`''`ー、._、、、           、._,、..-‐:'''′   .、,:"  丿
 ゙l,"`"`''ヽヽ"`"`  ```゙'''"ヽ∠、、、、ぃ-`''''": `      、._./`  ._/`
  `'i`ヽヽヽ`''ーi、、、: :                   、.,-‐'`   、/`
   ``ヽン'`"`  : `~``―ヽ::,,,,,,,,,,.....................,,,,.ー'``^    ,、‐'"`
      `"'゙―-、,,,,..、、               : ..,、ー'"'`
           : `‘"`―---------‐ヽ``"''''''""

ご飯食べるんで中断します。後↑、文章がクソだからクソってか?俺のSS如きに何マジになっちゃってるの?

ただの荒らしだから気にしないで良いよ
他の所にもいるみたいだし

>>28
ありがとう。心がほぐれた
それじゃあ、スピード遅いけど書き溜めに戻るよ


「あっ、うあ」

ちび霊が小さく悲鳴を上げる

「うっ...」(汗

八つ当たりに怯えたのかと思い、ちび霊の方を見ると、その奥を狸が何匹か走り抜けてゆく

「ああ、そっち」

どうやら、狸共にはあのちび霊なんかより私の方がよっぽど脅威に思えた様だ。正直複雑……

「なんて、思ってる場合じゃ無かったわね」

気を引き締めなおす。ちび霊は恐慌が激しい様で、杖を乱暴に何度も地面に叩きつける

「おおっと、これってまた何か起k...」

直後、地響き、そして局所的な大地震に地割れが立て続けに起こる


「おーおー。激しい事」

私は飛んでいるから何て事は無い

そら見なさい狸共、やっぱり私なんかよりあっちの方がよっぽど脅威じゃ……って、それはもういいってのアタシ

「ま。もう一度、やるなら今の内よね」

懲りずに突撃。今度はゆっくりめか……!

「うー!あー!」

でもちび霊も変わらず地震を起こし続けている。これならいける

「いい加減に……!」

ちび霊が振り回す杖の単調な動きを見極め、急接近し、手を振り上げ……

「しなさいっての!」

強めに張り手をぶちかました


「ぷあ!」

あひる座りだったちび霊は、私の張り手……というかビンタを受けて一旦浮き、今度は逆に尻餅を付く形になった

「う゛!」

暴れる子供にはビンタと相場が決まっている(暴論)が、さて……

ちび霊を注視。今のところは無表情

「……」

が、意外と気概があるのか、再び睨んでくる。だがそこからアクションを起こされる前に、こちらから動いてちび霊の出鼻を挫く

「落ち着け!!」

ほぼ咆哮の様に叫び、ザンッ!と左の地面に斧を刺す

「ひ、ぁ!」

「アタシはアンタを[ピーーー]つもりは無い!この通り、斧も手放した」

「(どうだ?)」


「……」



安価です
ちび霊はまだ暴れる?

1暴れる
2暴れない

安価↓1

1

なんで暴れるんだ……


「……そんなの……信じられない!!」

ちび霊もまた殺気を放ってきた

「チ、駄目かい」

多少辟易しつつ、こちらも再び斧を手に取り、構える

ちび霊は杖の尖った方を地に刺し、何やらするつもりの様だ

「もういい加減面倒だ!終わらせるよ!」

私はこの戦闘で一番の速度を出して攻撃し、あのちびを適当に気絶させて終わらせるつもりだった

しかしここでまたしても、またしてもこの場所の特性が邪魔をする

私の動きは、絶望的なまでのスローモーションにされた

「(ったく本当に忌々しい場所だねぇ!ここは!)」


ちび霊の方からはまた地響き。だが地震になる様子は無い

「(何するつもりなんだか……!)」

一旦止まろうにも、慣性を殺しきれずにまごつく。その間にもちびの準備は進む

「(クッソ本当に、まだるっこしい!)」

ようやく止まれたが、1mにすら至らない移動だった

「む~~~!」

ちび霊はもう準備が終わりそうだ。今の一瞬を逃せばまた長引く事になるだろう。しかし森の特性が私を躊躇させ、あえなくタイミングを逃させられた

「チイィ……!」

ちび霊の下の地面が激しく蠢きだす。こうなりゃ斧を投げてやろうかとも思ったが、何が起こるのか分からない状態で迂闊な事は出来ない

何より、うっかりだとしても殺してしまったりしたら後味が悪いなんてもんじゃない


「(外道だとかならともかく、な)」

得体も無い事を考えてしまった。集中し直せ!

「やーーー!」

ちび霊が力を込めて叫ぶ。すると杖がぼうっと光り、土がもり上がって杖もちび霊も包み込んでしまった。なるほど。そういうやつか

「つくづく厄介な」

もはや嫌気を隠す事も無くぼやく……疲れてきてるみたいだな。だが

「それならそれで」

呼気で息と一緒に倦怠も吐き出す

「やりようはある」

すみません。思考が詰まっちゃいましたね。次の安価までいけるかなーとか思ってたんですが、無理でした。また昼にでも
安価へのご協力、ありがとうございました


ごぉおめんなさあああぁい!昨日の昼から書き溜め始めてこの始末!一日遅れになってしまってすみません!
これからはもっと先を読んでから予告する様にします

しかし安価のところまでは何とか書けましたので、ご容赦頂ければご協力お願いします


むしろこっちとしてはやりやすくなったかも知れない。ある面で、ではあるが

相手は完全に土人形状態だ。まぁ即席のものだし、そこらのゴーレムよりはやわそうに思える

「さぁて、どんなもんか」

斧をスイングしやすいように構え直し、出方を見る

のしのしとこちらに近付く。だが歩行が拙い。ガキだからなのか、慣れてないのか……助かるから良いか

数歩進んだところで、素早過ぎる一歩が踏み出される

「(待て待て。あれってあんなスピードでも動け……ああ、森効果か。ん?)」

ズシイイィ...ン!

何か勝手につんのめった(笑) 早くなりすぎて二重の意味でこんがらがったのか?

起き上がると、ドシンドシンと片足で地団駄を踏む。ふっ、その気持ちはよく分かるぞ。ちび霊

だが実際あれには気を付けなければ。ヘタしたらこっちが潰される

「本当に、気疲れする戦いだ」

さて、そろそろこちらも動かないと

「次からは、激しく行くからね?」


どうせ聞こえやしないだろうなんてもう分かっちゃいるが、宣言はしておく

速度の変化に、多少のラグがありつつも柔軟に対応して移動。相手の少し前へ

当然殴りかかって来るが、動きは単純

「よっ」

ちょっと横に動いて回避。加速されなければ簡単だ。もう片腕も振りかぶってくるが

「させるかって」

体当たりの如く相手の懐へ飛び込み

「のっ!」

胸元を狙い、斧の峰をハンマーよろしく叩き付ける。相手が少し怯んだ

「当たりか」

さっきは相手が土に包まれるのを見ているしか出来なかったが、その悔やみを活かす

ちび霊があの土人形になる時、頭が埋もれた位置……それがさっき攻撃した胸元部分

土とはいえ重い衝撃までは消しきれないだろうと付けた当たりが的中したという訳だ

よし、やる気出てきた!ああ、”殺る気”の方じゃ無いよ?


それから何度かヒットアンドアウェイで同じパターンを繰り返し、攻撃を続けた

「ハッ!     そぉら!     でいやぁ!」

しかし場所柄、当然一方的とはいかなかった

「(! 加速されたパンチ……!)」

回避……遅い!ならっ!

「らぁっ!」

斧を土の拳にぶつけ、私はそのままで後ろに下がり、衝撃を受け流す。飛べるというのはこうも利を生むのだ

まぁ、流石に目で追えない速度のパンチが顔の横を掠めた時は冷や汗が溢れたが

だがこちらも、相手の足を上げる動作が遅くなった時は何度も転がして攻撃してやったのでおあいこだろう

そして、大分ふらついてきている相手に、数十何度目かの攻撃をした所で、遂に土人形が仰向けで大の字に倒れた

「……どうだ……?」

疲れを隠し切れない表情で相手をじっと見る。数秒後、ボロボロと土がばらけてゆき、目を閉じたちび霊が顕になり、杖が地面に転がる

「げ!やり過ぎたか!?」

思わず焦り、すぐに近寄って首に手を当て、脈をはか……れないじゃん!幽霊だし!う~ん。困った……

そうだ、息はどうだ!?そう思うと、鼻の辺りに耳を近付けてみる

…………はぁ、良かった。ちゃんと呼吸音はしてる。消滅しかけてる訳でもない


ふと、ちび霊が持っていた杖が目に入る

「(あれも、きっとアタシの斧と同じで、あの子には欠かせない大事な物。そんな気がする)」

だから、狸にでも取られたら可哀想だと思い、右手にしっかりと握らせてやり、この余りにも私と相性の悪い森をさっさと去る事にした



安価です
次はどちらの視点から始めますか?

1フラクス→場所メイクからになります
2ちび霊(名前は仮)→行動選択安価からになります

↓1

1


場所メイク。了解です。では↓の場所からどれか一文字を、↓1で選んでもらいます

場所要素:野原     泉     雪原     砂漠     更地

そして、更新された↓の四種の要素から2つ。↓2~3で一文字選んでもらいます

要素1:火     水     風     雷     闇

要素2:力     魔     拳     血     時

種族:犬     猫     狐     機     魚

装備:剣     槍     弓     鎧     本

では、お願いします

↓1 場所から一文字

↓2、3 四種の要素から一文字

野原

誰も取らんな

野原×魚×雷 了解です。お待ちをー


―静電の野原―


「(ふー、やれやれ。あの鬱陶しい森を抜けてしばらく経つけど。また変な所に来たねぇ)」

サッ、サッと、草地特有の軽い足音をさせながら、少し前に到着したこの場所を進む

「(あのちび霊をほっぽってきちゃったのは心残りだけど、離れちゃった手前、あんまり気にしててもしょうがないしね)」

何の気なしに空を見る

そこには、パチパチと小さな音と閃光をさせながら悠々と空を舞う……いや泳ぐ魚達が居た

「不思議なもんよねー」

思わず声に出す。実際にこんなものが居たら、それは驚くだろう

「(さっき試しに斧で引っ掛けてみたけど、別にあいつらが電気出してる訳じゃなかったのよね)」

「(まぁ浮いてるのはあいつらの体質と……)」

斧を速めに素振りする。すると魚達と同じ様にパチパチと音と光を発する

「(この土地の性質が合わさった結果みたいだけど)」

どうやらこの空間は、空中に大量に帯電している電気に金属がぶつかると、今の様に電気が発するという場所らしい

だから魚は、白銀色の特殊な鱗のおかげで泳げるのだろう

電気以外にも、太陽光等も反射するので空が煌いてるようで美しくもある

「たまに魚がぶつかってくるのがあれだけど。どういうつもりなのかしらね」


「んおやぁ?」


安価です
遠くに人影の様なものを見つけたフラクス。近付く?近付かない?

1近付く(キャラメイクです)
2近付かない(場所移動か視点変更へ)

↓1

お風呂行くんでしばらく中断します
安価頂けるなら↓1

1


キャラメイク。了解です!

それでは↓から1文字、選んで下さい。よろしくお願いします

要素1:火     水     風     闇     氷

要素2:力     魔     拳     血     時

種族:犬     猫     狐     機     虫

装備:剣     槍     弓     鎧     本

↓1~3

水×機×鎧 了解です!お待ちをー


フラクスは人影らしきものに目を凝らした。が、よく見えなかった

「ん~……。人、かねぇ?ま、会ってみるか」

とっ、と地を蹴り。滑る様に飛んで移動する。数分と経たない内に、グングンと距離が近付く。相手の姿が分かるようになってきた

「(むー?水色っぽくて、何か部分部分がゴテゴテしてる様に見えるな)」

更に近付くと、その理由が分かった。相手はほぼ全身、水色の鎧を装着していたからだ

そしてゴテゴテしていると思ったのは、その鎧に色々とくっついてる物のせいだった

「(変わった鎧?だな。あんなの見た事ない。何に使うもんなんだろ?)」

十分に近付いたので声を掛けようと思った時、相手はピタリと動きを止め――

「何か、ご用でしょうか?」

くるり。と首だけ回して顔をこちらに向けてきた。表情の、感じられない顔だった


どう答えるか……一瞬迷ったが考える必要は無かった事に気付く

「いんや、見かけたから声をかけようとしただけだよ」

僅かの沈黙の後……

「そうでしたか。では、用もない様ですので、これで」

と、連れない反応をして歩き去ろうとする。さすがにそりゃないだろうと、ちょっと意地になって食い下がる

「いや、用なら今出来たよ」



安価です。フラクスはどう出る?

1戦いを挑む(双方死せず)
2対話を求める(その後の同行の予定無し)

↓1

来ないねー
とりあえず、仕事が数日あるんで更新は滞るでしょう。一週間以内には進められるといいなぁ
安価は↓で

2

やっと安価まで書き溜め終わったー!これから投下していきます。良ければ安価にご協力お願いします!


「ちょっと話でもしながら歩こうじゃない」

「飛んでるじゃないですか」

「今から歩くよ」トッ

「とりあえずの会話などに必要性は感じられません」

そう言って、お構いもなしにズンズンと先に進んで行く

「(やれやれ、本当に連れない奴だな。けどこういう奴でも切り出し方次第なら何とかなったりするんだよねぇ)」

「じゃあ情報交換といこうじゃない。行った場所とか出会った奴とか、そういうのあるだろ?」

そう聞くと、目を伏せ、首を振って答えた

「申し訳ありませんが、私は気付いたらここに居たので、交換出来る情報はありません」

内心残念ではあったが、さっさと話を変える

「んな事ないだろ?名前とか、どういう奴なのかー、とか。ま、先ずは自己紹介からだな」

「アタシはフラクス。空飛ぶ斧使いだ」

有無を言われる前に無理矢理話を進める。前回の事もあり、斧は主張しないでおいた


「先程の状態を見れば分かりますね」

「そう言うなって」(汗

というか、最初以来こっち見てなくね?

「で、アンタは何てんだい?」

僅かに沈黙。言うか言うまいか、といった所だろうか

「……私の個体名はアクアロ。水操作式の女性型多目的アンドロイドです」

? ? ? 名前と水と女しか分からん

「……あー悪い。聞いた事ない単語ばっかでさっぱりだ」

一瞬ピタリと止まり、アタシを見てくる。何だってのさ

「(アンドロイドを知らない?世界全土に普及している筈ですが?)」

「そうですか……要は水を使う機械という事です」

「キカイ?」

私が首を傾げると、アクアロは怪訝そうな目付きをしてきた

「(そのレベルですか!?)……水を扱う者で良いです」

噛み砕いてくれた様だ。連れなくても気は利くのか。不思議な奴だ


「それなら分かった。いや、世話掛けるね」

「まあ良いです」

口調は本当にそっけないな……

「んで水を使うって事は、飲み水なんかも出せたりするのかい?」

そう、冗談交じりに聞いてみる

「可能です。必要なら提供しますが」

……出来るのか

「お?ホント!?やー、助かるよ。そろそろ水が欲しいところだったんだ」

水が欲しいと思ったのは本当の事なので、ダメ元で要求してみる。こんな性格してるし、通らないかなーなんて思っていると……

「少々お待ちを」

「(通るのかよ)」

アクアロはその場で立ち止まる。ん?何か蚊が鳴くよりも微かな音がするな……何だこれ?

というか、立ち止まるだけでどうやって水なんて用意するのかと思っていると。30秒程した所で、下の方からカシャっと音がした

見ると、アクアロの左もも辺りの鎧?の一部が開いていた


「(マジでどうなってんだ!?というか、大丈夫なのか?)」

私が不安を感じていると、アクアロは開けた所から何でもなさそうに何かを抜き取った

それは縦長で楕円型をした金属の球体だった。何なのだろうか

「では、使い方を説明します。こちらの赤いでっぱりを押すと」

押された。ら、おお、上の所に穴が開いた!すげぇ!

中は……ちゃんと水みたいだ。で、離されたら閉まった。すげー。面白いな、どうなってんだろ

「この様に飲み口が開きますので、逆さにしてでっぱりを押し、上から適量飲んで下さい」

「ちゃんと滅菌洗浄してありますので」

また分からない単語が……まぁ悪意は感じなかったから悪い意味の言葉ではないのだろう

「どうぞ」

「あ、ああ。ありがと」

思わず反応が遅れた。まぁあんなのを見れば誰だってそうもなるよな?


さて、早速飲もう。こんな水筒は初めてだから、ちょっとドキドキするな

「頂きます。っと」

言われた通りに逆さにして、口を開けてでっぱりを押す。澄んだ水だ。喉を鳴らして途中まで飲む

「っはー、やーうるおうわー。本当、ありがとうね」

「どういたしまして」

いや、思ってなさそうじゃん。そんな風に思いながらも残りの水を飲み干して水筒?を返す

「でも、ちょっと飲みにくい仕組みだね」

「本来なら緊急用の物ですから」

正直な感想を口にすると、そんな返答をされたので、ちょっとムッとした

「緊急用?なぁんだ、普通に飲む用の水筒があるならそっちを出してくれれば良かったのに」

「すみません。持っていません」

「え?何で?」

「私は水を飲む必要がありませんので」

え?どう言う事?


「いやいや、喉渇くでしょ?」

「渇きません。機械ですから」

「だからキカイって何なのさ?」

「……生きてなくても動く物です」

純粋にあっけに取られた

「へ……アンタ、ゴーレムだったの!?」

「それこそ何ですか?」

え、それは知らないのか?何でも知ってそうな感じなのに。意外

「動く人型の岩とか土だよ」

「……同じ類ですね。ただ、そんな低度なものと一緒にされたくはないですが」

お?ちょっと口調が不機嫌になった?そういう感情が無い訳じゃないんだなー

「まー全然ゴーレムには見えないもんねぇ」

「あ、そうそう。ゴーレムといえば、さっき会ったお子様幽霊が丁度そんなのを使ってたよ」

あんまり思い出したくはないんだけど、今んとここれくらいしか出せる話題が無いのよねぇ

「そうなのですか。その方と会うかは分かりませんが、一応お聞かせ願えますか」

「ああ、良いよ。あれはねぇ、私が最初に居た場所での事なんだけど……」


それから私達は、この場所を出るまでそんな調子で会話を続けた。アクアロの話、結構面白かったな
やっぱり最後まで口調は冷たい感じだったけど。あっちは私の話を気に入ってくれただろうか?
そういえば途中でアクアロに魚がぶつかってきた時はキレてたなーw
「電気が多いのは良いけどお前らの体質でぶつかって来るなー!(要約)」って感じに
いやー、あれも面白かったな。さて、次はどんな場所に着くのかねー?



安価です。次は誰の視点から始めますか?

1、フラクス(着いた場所のメイクからです)
2、仮名、ちび霊(行動選択からになります)
3、アクアロ(着いた場所のメイクからです)
4、新キャラ(キャラメイク→場所メイクです)

↓1

寝オチ→仕事のコンボだろうな。このパターンは


ちび霊。了解です!とりあえず行動選択安価だけ出させてもらいますね

すみません。今回の安価は昨日取ってもらおうと思っていたんですが、専ブラがご機嫌斜めで投下出来ませんでした
そして今日は寝るのでこれのみです。もっと書きたいんだけどなー……


気絶から起きたちび霊はどうする?

1移動する(場所メイクです)
2移動しない(訪れるキャラのメイクです)

↓1

安価へのご協力、ありがとうございました!

2

ID変わってますけど>>1です。今日こそはやれるところまでやりたい所存です!


―狂速の森―


「ん……う?」

「(なんだろ、頭がボーッとする)」

「(わたしは、どうしてたんだっけ……?)」

ちび霊の手にはしっかりと杖の頼もしい感覚があり、それがちび霊をひとまず安心させた

「(なんか、なにか、あったような……?)」

だれかと、会った?ような気はするんだけど……だれもいないし、思い込みだったのかな?

「(それにしても体がだるいなぁ。なんでなんだろう?)」

知らぬ内に疲れていたちび霊は、近くの大きい木に背をもたれて座り込み休む事にした

精神の防衛本能からか、ちび霊はフラクスとの戦闘の事をすっかり忘れてしまっていたのだ

そしてその事を疑問に思っていると、ガサガサと、何かが木をかき分けて進んで来る音がしだした

「(なんだろ?だれか、来たのかな?)」

音は一直線ではないにしろ、だんだんとちび霊の方に近付いて来る

「(うぅ、ちょっと、怖いかも)」

そう思いつつ、縮こまって少し震えながらも待つしか出来ない。この怯えは、覚えていなくても先程の戦闘が影響しているのだろうか?


キャラメイクです。↓の文字覧から一文字選んで下さい。文字被りはズレます。お願いします!

要素1:火     風     闇     氷     毒

要素2:力     魔     拳     血     時

種族:犬     猫     狐     虫     鼠

装備:剣     槍     弓     本     篭手

↓1~3

闇×鼠×本 了解です!お待ちをー


「(こわいのだったらやだなぁ。うぅー)」

ちび霊は遂に体育座りで頭まで抱えてしまった。しかし何かは関係なく近付いて来る。もう2mも無い

ガサリと木々を抜けてきたものは、ちび霊のすぐ横に出て来た

そのまま通り過ぎるか。と思われたが……

???「ん?」

目の端にちび霊を捉え、顔を向けた

「何だ?お前。臭いがしなかったから分からなかったぞ。というか、どうした?その体勢」

怪訝も怪訝。まぁ当然の反応か

「おい」

「はひゃい!」

何者かが語調を強めた事でようやく反応したちび霊。恐る恐る何者かを見やる


「(はいいろお肌に丸いお耳。まっ赤なおめめ。背はわたしよりちょっと高い。スカートとマントのはしっこからちょろっとシッポ。おっきな黒い本はなんだろ?)」

「ねずみ、さん?」

「その通り。だが、そこらのネズミと一緒という風に言われたくはないな」

不満を隠しもせずにそうのたまう

「ところでお前、ここで何があったんだ?怯えていたみたいだし。それによく見れば、この辺は地割れが一番酷いじゃないか」

「(危険な存在が居る場所だったりしたら、さっさと出たいからな。戦うのは簡単だが、鼠としての本能に逆らうのも難しい)」

「(おきたらこうなってたから知らないよぅ……ねずみさんが怖かったー、なんて言ったら怒られるよね……?)」

「え、えっと……(うう、どう答えたらいいのー)」


ちび霊が反応に困っていると、「ああ」と勝手に得心した様子になる鼠娘

「すまない。申し遅れた。私はダマックと言う。偉大なる闇魔道家系の鼠人族の者だ」

どうやら、ダマックは自分の名前が分からないから困っていたと思った様で、腰に手を当て、自慢げに名乗る。実際に自慢であるのだろう

「魔法使いさん、なの?」

可愛らしく首を傾げるちび霊

「うむ。そうだ。しかもこの歳で、もう殆どの闇魔法を扱え、一族にも認められているのだ。凄いだろう」

そこまで偉そうな口調ではないが、腕を組み、フフン。と鼻を鳴らす

「うん。すごいすごーい♪」

パチパチと純粋な笑顔をして手を叩くちび霊

「はっはっは、そうだろうそうだろう」

そしてノるダマック

今日も次の安価までは進められなかったかー。遅筆だし、文才無いのかなー
キャラメイク協力、ありがとうございました!
お休みなさい

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom