美穂子「上埜さんが小さくなったですって!?」(118)

霞「ふむふむ、コレとアレとソレを混ぜて…」

霞「最後はお日様に、3時間ほど浴びさせると完成なのね」



霞「ふふふ、出来た!滝見家、秘伝の若返り黒糖!」

霞「これを一粒食べるだけで、10歳は若返ると言う…」

霞「これで、もう私をババァだなんて言わせないわよ!私は正真正銘の10代なのよ!」

小蒔「あのー霞ちゃん。ちょっと宿題でわからない所があるのですが…」

霞「はいはい、今行くわね。私、ちょうど三時間くらい暇なのよ」

小蒔「三時間もお勉強出来ませんよ!」





春「しまった。対戦した高校に送る黒糖が足りなくなってしまった…。どこかに黒糖は余ってないですかね」

春「あれ?こんな所に黒糖が」

春「」クンクン

春「犬のウ○チではないですね。匂いで確認しました。これを貰って行きましょう」

春「では、姫松さんと宮守さんと清澄さんに送ります」

春「これが自慢の黒糖です…と」カキカキ

春「郵便局に行って、ゆうパックで送りましょう」





霞「ふぅー、つい麻雀をしてしまって、もう六時間も経っちゃったわね…」

霞「あら?」

霞「ない!ない!?私の幻の若返り黒糖が無くなってる!?」ガーン

そして、清澄高校

久「あら?この荷物は永水女子の滝見さんからだわ」

久「黒糖じゃない!ありがたいわね。私達も何かお返しとか送らないとね」

久「長野ってなにが有名かしらね」ウーン



久「まぁ、後でみんなに聞いたらいいわね。早速、この黒糖を味見さして貰う事にしましょう」パクッ

久「ふむふむ、流石に自慢するだけあるわね。美味しい」


ポロッ

久「うっ…、なにこれ…、体が熱い…」

久「あああああああ、熱い!体が溶けるように熱い!くっ…!」


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京太郎「ちーす。ってあれ、誰も居ませんか?おかしいな。鍵開いてたけど…。てっきり部長かまこ先輩が居ると思ってた」キョロキョロ

ひさ「おいたん、誰?」

京太郎「えっ?なんでガキんちょが、麻雀部の部室に居るんだ?」

京太郎「おい、ガキんちょ。どうやって、ここに入った?あと、なんで全裸なんだ?風邪引くぞ」

ひさ「私、ガキじゃないもん。うえのだもん」

京太郎「ふーん、うえのちゃんね。で、どうしたんだ?後、服を着てくれないとお兄さんが変質者で捕まってしまうから」

ひさ「よーふく、ない。これ着てた」

京太郎「あのなぁ…。子供がうちの学校の制服着れるわけねーだろー。ってこの制服、誰のだ?」



ドダドタ

咲「遅くなりましたー」

優希「一年生美少女トリオ参上だじぇー」

和「こんにちわ」



京太郎「…おぅ、先に言っとくよ。君達、誤解してるから!!!!!!!」

和「きゃあああああああああ!変質者!」

咲「幼馴染がロリコンだった、死にたい」

優希「犬よ。流石にこれは私も擁護出来ないじぇ…。塀の中で、猛省してくれ」



京太郎「違う!俺は、何もヤってない!」

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咲「ふーん、誰の子かわからないんだね…」

和「迷子ですかね?」

優希「裸じゃ可哀想だから、私の体操服でも着るが良いじぇ」

ひさ「お姉ちゃんの服、タコスの匂いがするねー」

ひさ「ダボダボだよー」

優希「流石に、清澄で一番小さい私の服でもサイズが合わないじぇ。うえのちゃんは、カワイイなー」ナデナデ

ひさ「そーかな?えへへ///」

和(なんかものすごく見た事あるような子供な気がします…)



ひさ「お姉ちゃん、おもち大きいねー。触らせてよー」

和「ええっ!?///」

咲「子供相手だし、いいじゃない。触らせてあげれば」

和「そうですね。子供相手ですし…」

もにゅもにゅ…

ひさ「すごーい、ママよりずっとずっと大きいよ!」

もにゅもにゅ…


和「…あっ、あん!(この子、子供のくせに何てヤラシイ触り方するんでしょうか…)」

京太郎(いいなー。俺も子供に生まれ変わりてー)



ひさ「ふおおおおお!なんかこーふんして来たー!」

もみもみもみもみもみもみも…

和「はぁはぁ…、テクニシャンですね」ポー

優希「和ちゃんが発情、咲ちゃんは嫉妬」

咲「嫉妬なんかしないよ。子供相手だし。でも和ちゃん、目がトローンとしてるね。子供相手に感じるなんて…不潔」プイ

和「さ、咲しゃん。これは誤解なんですよぉぉぉぉぉ」



ガチャ

まこ「すまんのー、クラスで揉め事あっての。ちょっと、巻き込まれて遅くなった」

ひさ「まこー!」ピョーン

まこ「お、お、おっと!」キャッチ

まこ「こらー、ガキんちょ。いきなり飛びかかってくるとか危ないぞ」

ひさ「まこー、頭がワカメーワカメー。やーいやーい、ワカメ星人」

まこ「なんつー、クソガキじゃ!?ん?ワカメ星人?」



まこ「昔、ようそれでからかわれとったな」

ひさ「バーカバーカ、メガネブスー、エセ広島弁」

まこ「・・・」ブチン



ゴチン!

ひさ「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!ワカメがぶったーーーー!」ウワァーン!!

和「よしよし、痛いの痛いの…、飛んでけー」ナデナデ

ひさ「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん」モミモミ




まこ「ありゃー、間違いない。竹井久じゃ」

京太郎「えっ!?マジですか!?あのクソガキが、部長?」

咲「本当ですか?あの子は、どこから見ても子供ですよ?」

美穂子「でも、上埜さんと匂いが全く同じなんですよ。本物でしょうね」

プルルルー

まこ「電話じゃ。優希、ちょっと出てくれ」

優希「わかったじぇ」

咲「でもあれが部長だなんて、信じられません。だって、高校生が子供になるなんて…」

京太郎「どこかの探偵漫画だとあるけどな」

美穂子「さっき、肌の一部をペロペロした所、上埜さんの味すら同じでした。人間の汗は、別人では全く味が異なる物なので、あの子は本物ですよ」

まこ「じゃが、子供の時から知ってるわしが証人じゃ。あのクソガキは子供の頃の久そっくりじゃ」


まこ「電話、誰からだった?」

優希「永水女子のおっぱいオバケの大将さんだじぇ」


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霞『とゆうわけなのよ。若返りの黒糖を間違えて送ってしまったみたいで…。本当に申し訳ありませんでした』

まこ『なるほど、事情はわかった。解毒剤とかは作れるんですか?』

霞『えぇ、少し時間はかかるけど、一週間後そちらに向かいますね』

まこ『わかった。学校と家は、わしが上手く誤魔化しておきますから心配せんで下さい』

まこ「とゆーわけじゃ。みんな、信じられんかもしれんが」

咲「そんな事もあるんですね」

和「そんなオカルトありえ…って言いたいですけど、この子、どう見ても部長です」

ひさ「おもち枕だー、ふかふか」ポヨンポヨン

美穂子「上埜さん、私も結構おもちありますけど、触りませんか?」




京太郎(いいなー。そーいや俺も子供の頃は、銭湯で女湯に入ってたりしたよな…。子供に戻りたい)

ひさ「なによーあんた。片目閉じて、目でも悪いの?」

美穂子「すいません。ついくせで」カイガン

ひさ「キレイな瞳してるのね。宝石みたい」ニコッ

美穂子「上埜さん///」ジーン



まこ「ところで何で、風越の部長が居るんじゃ?」

優希「私の服を着せてる時にはもう居たような…」

まこ「あぁ、そうそう。久の所は、ちょっと家庭が複雑でな。隠してたが今現在、久は一人暮らししておる」

咲「そうだったんですか。ご両親とかは…」

まこ「母親は亡くなっておるし、父親は単身赴任で海外。親戚は知らん」

和「一人暮らしですか…。こんな小さな子を一人にしておけないですよね…」

まこ「そうじゃな。誰かが面倒みてやらんと」

まこ「わしの家は雀荘だし、ちょっと子供の世話するのは難しいな」

咲「私の家は、お姉ちゃんの空き部屋とかありますし、大丈夫です」

優希「私は相部屋で良ければ、いいじぇ」

和「私の家も子供一人くらい大丈夫ですよ」



京太郎「俺の家は…」

美穂子「ふざけた事ぬかしやがりますと、祟り殺しますよ?私、オヤシロ様とか呼べますから」ニコッ

まこ「・・・」

まこ「ま、まぁ。一年生の子らの家でローテしたらええか」



バーン!→リー棒叩きつける音


美穂子「ここは麻雀部ですよね?麻雀で上埜さんを泊めれる人を毎日、決めましょうよ」


美穂子「もちろん一位の人の家に泊めれるって事で」カイガン

まこ(普通、最下位とかじゃないんか?)

美穂子「それ槍槓です。これで宮永さんの飛びですね。お疲れ様です」

咲「・・・」カタカタ

優希「すごいじぇ…。咲ちゃんが飛ばされるなんて、インハイはおろか入部してから見た事ないじぇ…」

和「鬼神の如き強さですね」

まこ(あれ…、咲って個人戦で優勝しなかったか…)



ひさ「お姉ちゃん、つよーい!」キラキラ

美穂子「愛の力です。牌が私に答えてくれたんですよ」ニコッ

美穂子「さぁ、上埜さん。我が家に帰りますよ」テヲニギル

ひさ「うん!美穂子と帰るー」



ひさ「明日は私と麻雀打ってねー。お姉ちゃん達」

まこ「はいはい、たっぷり相手してやるからの」

咲「…麻雀怖い」カタカタ

和「咲さん…。今日は、側に居ましょうか?」ギュッ

そして一週間が過ぎた


霞「みなさん、ごめんなさいね。お待たせしました」

まこ「おおっ、永水の石戸さん。待っとったよ」

和「今、優希と池田さんが、部長と福路さんを迎えに行ってます」



照「…咲。次はイーピンだよ?触れる?」

咲「あぅ…。あああああああああ!イーピンやだ!国士無双で槍槓されちゃうのおおおおおおお!」



咲「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」カタカタ

霞「あら、宮永さんじゃない?どうして長野に居るの?」

照「あぁ、霞か。咲ちゃんがトラウマを患ったって聞いてな…。すっ飛んで帰って来た」

咲「うぅ…、麻雀怖い…、金髪怖い…、オッドアイ怖い…、堀江ボイス怖い…」カタカタ




霞「あらあら、まぁまぁ…。でも一度は挫折しないと、人間強くなれないから…」

照「うん。咲ちゃんはトラウマを乗り越えて、もっと強くなるはず…」

プルルルル

和「あっ、携帯が。はい、もしもし」


優希『大変だじぇ!?部長の家が、もぬけの殻だじぇ!?』

和「なんですって!?」

池田『今、風越の部員にも声をかけたし、みんなで探すし!』



まこ「ったく。風越の部長は、久の事になるととんでもない行動に出るな」

照「私も探そう」

霞「貴方、方向音痴でしょ?私と行きましょうね」

どっかの山小屋

美穂子「上埜さんは、私の事、好きかしら?」

ひさ「だいすきだよー」

美穂子「あらあら///こんな幸せがいつまでも続くといいんですけどね」

ひさ「美穂子と麻雀打つのが一番楽しい!…けど」



ひさ「わたしは、もっと色んな人と麻雀打って、色んな事を学んでプロの雀士になりたいな」ニカッ

美穂子「ッッ!?」



キーン

池田「あーマイク、テストテスト。キャップ、ここはもう包囲されてるし。大人しく竹井さんを渡してください」

まこ「あんたのやってる事は、拉致監禁。そして誘拐じゃ。これ以上、罪を重ねなさんな!」

未春「ここ一週間ずっと風越に顔を出さないから、みんな心配してますよー」

池田「そうだし。コーチも心配してましたし」



美穂子「そんな!?なぜここが!」



和「福路さんが、機械に疎くて助かりました。部長の携帯電話には、GPSがついてますよ」

照「私も菫に持たされてるからな」

霞「もし携帯電話を壊されてたら、こんな山の中お手上げだったわね」

美穂子「そんな…これまでなの…、この夢のような生活が終わってしまうの…」カクン

美穂子(こうなったら…、もう二人で死ぬしか…。上埜さん…ごめんなさいね…)



バーン!

久「こらー、あんた達!美穂子をイジメるな!文句があるなら、私に言え!全員まとめて相手してやるわよ!」



まこ「アホかー!あんたのために言うてるんじゃ!」

池田「そうだし、子供は大人しく部屋の隅っこでガタガタ震えてるといいし!」

久「ふん、ワカメと池田め!文句があるなら、私に麻雀で勝ってからいいなさいよ!」

池田「あのクソガキー。いくら華菜ちゃんでもあんなクソガキには負けないし」

照「待って…。ねぇ、久ちゃん。麻雀で勝てたら、お姉ちゃん達の言う事聞いてくれる?」



久「いいわよ。何でも聞いてあげる」ドヤッ

美穂子「・・・」



照「なら対局だ。一位になったヤツが、何でも好きな事を命令する。いいな、福路美穂子?」

美穂子「・・・わかりました」カイガン

池田「よーし、こうなったら華菜ちゃんがあのクソガキをボコボコにしてやるし」

照「お前はダメだ。飛ぶ可能性がある。ピンク」

和「はい」

照「咲ちゃんの敵討ちしたいだろ?」

和「えぇ。それはもう。福路さんにも一週間負け続けましたし」

照「じゃあ、頼む」

照「ルールは公式戦仕様で。久ちゃんはルールわかるかな?」ナデナデ

久「バカにしないでよね。お姉ちゃんとずーーーと打ってたんだから」

照「ふっ、そうか。なら、私も全力で勝ち取りに行こう」


照「手加減はしないよ」ギュルルル

久「そーこなくちゃ!」



美穂子(私は…勝ってしまってもいいのでしょうか…)

照「ピンク」
和「はい」

いやいやいやいやwww

東一局


美穂子「…ツモ。満貫です」

照(ふむ。異常なまでの配牌の良さ、これは厄介だな。加えて守備も完璧)

久「やるー。次は私が上がるからね!」



東二局

照「ロン、平和のみ」

久「おわっ!?」

美穂子(聴牌してましたけど、少し遅かったみたいですね)

ここから、照の連続和了が始まるが。


美穂子「ツモ!満貫です」

真っ向から照の連続和了を四本場で止める



東場が終わり、点数は美穂子が一位に。

照(まずい、真っ向勝負から挑まれて、普通に止められるとか…。咲ちゃんと淡以外にも出来たんだ)

美穂子(イケますね。これなら勝てる確率も50%くらいはあるはず)

みっぽ強すぎィ

照(卑怯だとか言ってられないな…。この勝負、負けるわけにはいかん)

照(菫、使わせて貰うよ)



久「うーん、もう少しなんだけどなぁー」タン

照「ロン、満貫」



美穂子(連続和了じゃない!?)

照(シャープシュートって言うのは流石に恥ずかしい)

照(普通に久ちゃん、狙い撃ちして飛ばす方が一番勝率が高い)

久「うー」グスン

照(こんな小さい子をシャープシュートするのは気が引けるが、福路とピンクは防御が特に堅い)


照(久ちゃんの出す牌は、読みやすいからな…)



美穂子「う、上埜さん」オロオロ

照(そしてなにより、福路を動揺させる事が出来る)

ファッキューミッポ

久「まだ1万点も残ってるもん!勝負はこれからよ」

照(跳満作るのは難しいな。おっと福路さん、般若の顔になってますよ)


美穂子「…」ゴゴゴ

照(福路は、久ちゃんからロン上がりを見逃してる。この勝負、私有利だ)



久「通らばリーチよ!」

照「残念、通らないよ。ロン。満貫」

久「あちゃー」

久「あーあ…、もう点棒が空っぽ…」

照(さてここからは連続和了で、ツモ上がり目指してもいいかな…。飛ばせるだろ)

美穂子(宮永さんか原村さんから直撃ロンしないと、逆転出来ません。くっ…、やるのよ私!)

和(福路さんだけに、振り込まなければお義姉さんの勝ちですね。まぁ…、ベタ降りです)



久「燃えて来たーーーーーー!!!!!!」

久「髪の毛、結んでもいい?」

照「えっ…、別にいいけど」

久「お姉ちゃん、結んで」

美穂子「はい」ギュッ



久「さぁ、気合入れたわよ!」

照(まだ逆転出来ると信じてるのか…。子供の時の咲もこんな感じだったな…)



照「アイツも…、あの頃はいつだって勝利を諦めない、いい目をしてた…。変えてしまったのは私達家族だが…」

照(だが私の連続和了のスピードには勝てないよ)


照(配牌から聴牌。ダブリーはかけられないけど…)


美穂子「」トン→中

久「ポン」


照(ふむ、白か。まぁいらないな)

照「」トン

久「ポン」

美穂子「まさか…」


ざわっ…ざわっ…

和(大三元?撥は持ってもせんけど)


照(大三元でも関係ない。次にツモれば、私がツモのみで上がる)



久「…カン」撥をカン

和「大三元確定!?しかし、なぜカンする必要があるんですか?」

久「なんかしなきゃいけないような気がしたから」

照「くっ…」

照(私の上がり牌が…)



久「それにこうしたら、お姉ちゃん達、もう降りるしかないでしょ?」

和「そうですね。もうテンパイしてても崩さないと」

美穂子(私は上埜さんに振り込んでもいいんですが…。しかし振り込んだ場合、一位を取るのが難しくなりますね)

照(安牌がない。ここは聴牌を捨ててでも、現物で降りる)


照「」タン

美穂子「」タン

和「」タン



久「ポン!」

久「チー!」

和(大三元、裸単騎)

照(また張ったけど…、どうするかな)

美穂子(上埜さん…)



久「なんだか、鳴いて状況を悪くしたら上がれるような気がして来たのよ」

照「そんなオカルトあ…りえるかもな。私もテンパイだ。ゴミ手だが」

美穂子「私もテンパイしてますよ」



久「そっか!誰が一番最初に上がれるか競争だね!」

照「…あぁ」

美穂子「…えぇ」

>>92

最後の久のチー無しで。


これで4副露で、裸単騎よね?

照(しかもポンしたの、南か…。待ってるの多分字牌だろうな…)

美穂子(そうですね。上埜さん、ここ一番って所にめっぽう強いですからね)



照「そーいや、久ちゃん。一位になった時のお願い聞いて無かったね」

久「んーとーね」



美穂子(現物が無くなりました。多分、字牌だと思いますけど、普通の牌も考えられなくはないです。ダブル役満はありませんし)

美穂子(さてどれを切ろうかしら…)



久「私の願いはねー、美穂子をお嫁さんにする事!」

美穂子「えっ…」


ポロッ

久「あーーーー、それ北じゃない!ロンよ、ロン!」

久「やったーーーーーー!!!!!!!私の大逆転だー!お姉ちゃんに初めて勝ったぞーーーーー!」



美穂子「い、今なんて…」

久「お姉ちゃんじゃなくて、お嫁さんがいいなー」ニコッ

美穂子「…これは夢?」


バチコーン!

照「夢じゃないよ。痛いだろ?」

美穂子「い、痛いです」ヒリヒリ



和「はい、久ちゃん、あーん」

久「おもちのお姉ちゃん!黒糖くれるの?ありがとー!」

久「(´~`)モグモグ、おいしなー」

久「うっ…」

久「体が…熱い!熱いよ!お姉ちゃん!」

美穂子「久、私はここに居るからね。手を握ってるからね」ギュッ

久「うわああああああああああ」

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久「あら…ここはどこかしら…」

美穂子「うううう、上埜さんが裸になって現れた」ブハッ



美穂子「我が生涯に一片の悔い無しぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!

美穂子「」

久「なんで私、服着てないのよ!?」

和「子供の服なんで破けてしまったんですね」

照(おもち完全に負けてるよ、私)チーン




久「あらそう…。そんな事があったのね。みんなには迷惑かけたわねぇ…ごめんなさい」ペコリ

和「いえいえ、お気になさらずに…」

照「悪いの、石戸だから」

美穂子「」

久「あれ…この牌」

久「すごい、大三元と字一色のダブル役満じゃない!?これ、私が上がったの?」

和「そうですよ。記憶にないんですか?」

久「ないわね。でも、ロン上がり。しかも美穂子から?」

美穂子「」

照「あぁ、福路の完敗だよ。色々とな」

久「そっかー。まぁ、もうダブル役満なんて上がれる気しないわねー」

和「人生で一度くらいじゃないですか?」

久「一度ね…。そんな奇跡、人生で一度あればもう十分よ」

和「一件落着っと。部長、福路さんを訴える事も出来ますけど、どうします?」

久「そうね。永久に手錠をハメとく刑にしとこうかしら。結婚って名前の」クスッ

照「くっさー」




美穂子「」


終わり

キャップと部長の子供なら、どこかで見た事あるんだけどねぇ

>>90誤字ってた…

和(大三元?撥は持ってませんけどね)

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