達哉「教導チームが来るって?」 アデリーナ「そのようだ」 (14)

マオ「ハイハイ注目、今回はあたしたちD.O.M.Sに教導隊が来るから全員用意すること。」

マオ「一番無様な結果を残した人は罰ゲームだからね。質問ある人居る?」

達哉「あの、自分たちが教導する立場じゃなくされる立場ということは他社のPMCが来るんですか?」

マオ「そういえば達哉は初めてだったわね、教導チームはあたしの知り合いで超一流の元傭兵よ、あと久しぶりにあたしも出るから」

アデリーナ「社長が出るとなると、あの夫(ウルズ6)とウルズ7が出てくるのですか?」

マオ「そうよ、達哉アグレッサー役のウルズ7はあんたと同じボクサーを使ってるからその使い方を見習いなさいよ」

マオ「後はバクスターあんたが説明しといて」

バクスター「了解です社長、今回の演習の内容は社長率いるウルズチーム対オシラチームで行います」

バクスター「オシラチームはオシラ3(アデリーナ)をリーダーとして、オシラ4(達哉)、オシラ5(菊乃)の三名で行います」

バクスター「詮方の要望としては三名ともAS-1で出撃することです」

カルロス「今回は達哉のハーレムチームかよ、よかったじゃねぇか」

バクスター「発言を許可した覚えはありませんよオシラ2」

カルロス「ヘイヘい了解」


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バクスター 「続いてウルズチームの乗機はM9となっておりますが、これらはE系列と呼ばれるものとなっています」

達哉 「すいません、E系列って何ですか?」

マオ 「それに関してはあたしが話すわ、あんまり話すことは出来ないけどM9には多数の種類があるのよ」

マオ 「その中でE系列ってのはあたしの意見がたっぷりと詰まった最高のASよ、あれを知ってる人間としてはA系列のオリジナル・ガーンズなんてオリジナルじゃないわ」

マオ 「あの装甲と機動性の両立にいったいどれだけ苦労したと思ってるのよ、それなのになんでA系列なんか採用したんよ、なによあのブサイクでノロマな[ピザ]は!」

達哉 「アデリーナ、社長がM9の設計にかかわってる事を知ってたか?」

アデリーナ 「いや流石に知らなかった、というか本来は守秘義務があっておいそれと話せる内容では無いはずだが」

達哉 「だよなぁ」

菊乃 「あらあら、達哉さんアデリーナさんと何を話しているのかしら、私にも聞かせてくれません?」

達哉 「いや社長が何時M9の設計に関わったのかって話してただけだよ」

菊乃 「たしかステファンおじ様は社長の旦那と社長は超一流の傭兵部隊に居たって話してましたけど、どこに所属してたかは一切語りませんでしたからねぇ」

バクスター 「オシラ4無駄話をしない、あと社長愚痴はそこまでにしてください、それ以上語られてもこちらが困ります」

マオ 「あら悪かったわねバクスター、それじゃミーティングはここまでにするから後は各自で研究しなさい、以上解散」

この作品はあらすじは書いてありますけど書き溜めをしていないので更新は非常に遅いです

4日後 滑走路

マオ 「かなめちゃん久しぶり、あなたまた綺麗になったわねぇ」

かなめ 「マオさんも久しぶり、相変わらず変わらないですね、それにクララちゃんも久しぶり」

クララ 「おうかなめねーちゃん久しぶり、また美味い日本料理を作ってくれよ、あとゲテモノはいれないでくれ」

かなめ 「ゲテモノ?」

マオ 「いやこの子日本でゲテモノを使った料理を食べてからトラウマなのよ」

かなめ 「いったいどこでそんなもの食べたんですか、普通じゃありえませんよ」

クララ 「いやこっちのオペレーターに日本人が居ただろ、あいつの妹がゲテモノを使った料理を作るんだよ」

かなめ 「あははは、それはまた個性的な・・・・」

マオ 「いやまぁ、悪い娘じゃないんだけどね」

宗介 「マオよ俺たちは一体何時までここで待てばいいのだ」

クルツ 「そうだぜ、ここのムッツリスケベはともかく旦那の俺まで寒い滑走路で待たせるとはどういうこったい」

マオ 「クルツあんたとは先月離婚したばかりでしょうが、何よからあげにレモンをかけるとか下らないこと言って」

クルツ 「はぁ!? からあげにはレモンだろうが、なんだよタルタルソースとか脂っこいものに油っこいものを付けるとかそっちがおかしいじゃないかよ」

マオ 「あんたねぇタルタルソースはカキフライとかにも使える万能ソースよ、それ以前にレモンとかすっぱくなって食べれたもんじゃないわよ!」

宗介 「かなめよ俺達は何時までこの夫婦喧嘩を見てればいいのだ?」

かなめ 「いつものことだからまちなさいよ、そのうちバクスターさんが来るからその時止めてもらいましょ」

宗介 「結局はこうなるのだな、四回結婚して四回離婚するとは俺にはさっぱり理解できん」

かなめ 「まぁあのふたりだからね」

いまさらですがオリジナル設定

この作品ではアナザーは完結している設定です。

ユースフとサミーラはラシッド王国へ戻っております。

ユースフが抜けた穴(オシラ5)は菊乃が入っています。

達哉、アデリーナ、菊乃の関係は原作最新刊(6)から特に進展はありません

達哉 「あれが今回のアグレッサー役のウルズチームか、こうやって見ると若い人っていないんだな」

アデリーナ 「当たり前だ、社長が傭兵時代の同期だぞ」

菊乃 「それだとしたらあのウルズ7(宗介)は一体幾つなのでしょう、日本人が童顔だとしても30半ばに見えませんけど・・・」

達哉 「というかオノDと同年代じゃないのか」

アデリーナ 「多分だがウルズ7は社長が傭兵時代だと10代の可能性が高いぞ」

達哉 「はぁっ?! ウルズ7って日本人だろ!あの顔は中華系じゃないし日本人が10代で超一流の傭兵ってどういう経歴だよ


菊乃 「流石にそれは信じがたい話ですね」

アデリーナ 「とは言うが前回来た時は奥方共々二十台半ばにしか見えなかったぞ」

達哉 「この場合は流石社長というべきなのか、その傭兵部隊がおかしいというべきなのか」

アデリーナ 「あと後ろに見えるフード姿の大柄の男が居るだろう、あれはASだ」

達哉 「ちょっとまて、カエサルプロジェクトは止めたはずだろ、なんであそこまで自然な自立AIが居るんだ」

菊乃 「達哉さん落ち着いてください、あのASのAIは少なくとも貴方がD.O.M.Sに入隊する以前から存在するのですよ」

アデリーナ 「その通りだ、あのASに関してはD.O.M.Sの会長が関わってるらしい」

達哉 「はぁ、何だかいろいろ在りすぎてもう頭がこんがらがってきたよ」

アデリーナ 「まぁ達哉がそうなるのも仕方ない、D.O.M.Sは人材といい資金、技術といろいろ裏がありすぎるからな」

菊乃 「ステファンおじ様がここを狙ったのも社長が十五年前の陣代事件に関わってると思ってのことらしいですし」

達哉 「社長って一体何者なんだ」

アデリーナ 「私にもさっぱりわからない、まぁ尊敬できる人であることには間違いないが」

菊乃 「私は達哉さんが居ればそれだけでいいですよ」

達哉 「いやそこで擦り寄ってこられても困る」

菊乃 「いいじゃないですか、私と達哉さんの仲でしょ」

アデリーナ 「菊乃、達哉が困ってるから離れろ」

菊乃 「あら、ならアデリーナさんも一緒にやりましょう」

アデリーナ 「何で私がそんなことをしなければならない」


ワーワーギャーギャー



宗介 「先ほどから視線を感じているがずいぶんとにぎやかだな」

かなめ 「なんだかあの光景に見覚えがあるわね」

宗介 「俺には身に覚えが無いな」(汗)

すいませんがテッサとミラは出る予定はありません。

ここではミラは平凡に暮らしている、テッサはD.O.M.Sの会長+キャバリア・ダイナミクスの開発主任という設定です

バクスター 「社長、喧嘩はそこまでにしてください、お三方がお待ちしています」

かなめ 「いえいえバクスターさん、いつものことなんでなれてますから」

アル 「私もだいぶなれました」

宗介 「俺には何であんなにくだらないことで離婚するのかさっぱり理解で」スパーン

かなめ 「あんたは少しはおべっかとか建前とかそういうのを覚えなさい、一体何回そういうので苦労したと思ってるの大体あんたは」ガミガミ

宗介 「アルいま千鳥がどこからハリセンを出したか確認したか」ボソボソ

アル 「ネガティブです軍曹殿、今の私の画像を確認しても出現してから1フレームで軍曹殿の頭を叩いています」ボソボソ

宗介 「一体千鳥はどこからハリセンを出しているのだ」ボソボソ

千鳥 「そこ無駄話をしない」

バクスター 「はぁ、社長もミズ千鳥も落ち着いてください、これでは話が進みません」

千鳥 「あははは、いやーバクスターさんすみません、ほらあんたも頭を下げる」

宗介 「なぜ俺が」

千鳥 「いいから下げる」

宗介 「ぬおっ!?」

バクスター 「いえいえこちらこそ気にしていませんから、それに社長たちで慣れてますし」

アル 「その気持ちよくわかります、ミスターバクスター」

クルツ 「おうおうアル坊よもっとそこのムッツリスケべ唐変木なにいってやれ」

マオ 「あんたも人のことを言えないでしょうが」

クルツ 「おい、わき腹に肘うちは卑怯だ……」

マオ 「そこのバカは放っておいて今回の相手のオシラチームの居るミーティングルームへ行くわよ」

クルツ 「ちょっ、おい置いてくなよ、まだ動けないんだぞ!あクララ助けてくれ」

クララ 「今回は私はママ派だから、悪いね」

クルツ 「おいクララ裏切るのか、クララーー」

ミーティングルーム

マオ 「アデリーナは知ってるでしょうけど他は知らないでしょうから説明するわね、左から元大バカ旦那のウルズ6クルツ・ウェーバー」

クルツ 「おいおいその紹介は無いだろ、まぁ全員知ってると思うけど超凄腕スナイパーのクルツ様だぜ、美少女お二方はクルツさんって気軽に読んでくれてもいいぜ」

菊乃 「すいませんが遠慮させてもらいますね、私には達哉さんが居ますので、アデリーナさんは?」

アデリーナ 「同じく遠慮させてもらう」

クルツ 「何だよ全員達哉のツバ付きかい」

マオ 「下品なことを言ってんじゃないの!」

クルツ 「ゲフッ、だ・だから肘はやめろ……」

マオ 「さてとこのバカは置いといて真ん中がウルズ7の相良宗介、達哉前も言ったけどあんたのスタイルと近いからしっかり教わりなさい」

達哉 「了解です」

宗介 「貴様が一之瀬達哉か、資料は見たアジャイル・スラスタの扱いは見事だがそれ以外が大分お粗末だ、実戦経験を得て成長したとは思うがまだまだだ、しっかり学べ」

マオ 「さてその隣の女性は宗介の奥さんの相良かなめ」

かなめ 「二人ともはじめまして、このバカの嫁のかなめよよろしくね、あとアデリーナちゃんも久しぶりね」

アデリーナ 「お久しぶりですミズチドリ、また合えたことをうれしく思います」

かなめ 「相変わらず硬い言い方ね、そして達哉くんだっけ」

達哉 「は、はいっ」

かなめ 「クララから聞いたわよ、妹さんなかなか個性的な趣味を持ってるみたいじゃない」

達哉 「い、いやそれほどでも」

かなめ 「私はゲテモノとか使わないから安心していいからね」

達哉 「は、はい。」

達哉 (いやゲテモノを使わないのは普通では?)

マオ 「最後一番右に居るのは・・・アルフードを取って頂戴」

アル 「イエスマム、お二方はじめまして、私はアルと申します、私は警備チームのアグレッサーとして参加しますので直接的に演習するわけでは在りませんが、サガラ軍曹のAIとして参加しますのでそのときはよろしくお願いします」

マオ 「まぁ達哉は驚くだろうけど安心しなさい、アルはカエサル・プロジェクトに関わってないから、あとAIは別としてハード側はキャバリア・ダイナミクスが製作している超小型無人ASの試作だから」

マオ 「一応ハード側のネームとしてはアラストルってのがあるけど本人はアルって呼んで欲しいらしいから、アルって気軽に呼びなさい」

達哉 「りょ、了解しました社長、こちらこそアル…さん?」

アル 「ミスタータツヤ、アルだけでいいです」

達哉 「判りました、アルこちらこそよろしく」

菊乃 「では私も達哉さんに習ってアルって呼びますわね、よろしくアル」

アル 「こちらこそよろしくお願いしますミスサンジョウ」

マオ 「さてとウルズチームにはあんたたちの情報は大体渡しているから紹介はいいわね、じゃあ格納庫へ行くわよ、」



達哉 「そういえば相良さんとアルって奥さんのことを千鳥って呼ぶんですか?」

菊乃 「確かに、かなめじゃなく千鳥と読んでいますわね」

かなめ 「あぁそれ、私とこのバカの付き合いってかれこれ十五年前の高校時代からなのよね」

菊乃 「まぁ、ちょうど私達が出会った時と同じくらいじゃないですか」

かなめ 「そうみたいね、それにしても高校時代はこのバカのせいでいろいろ苦労させられたわ、何かあるとすぐに爆破して周りに迷惑をかけるし、」

達哉 「ば…爆破!?」

かなめ 「それだけならいいけど、ボン太君のきぐるみを強化スーツに改造したり、用務員さんのコイや木を切ってマジギレさせたり、平和で無視一匹も殺せないようなラグビー部を洗脳して二子玉川の悪夢を作ったり、挙句の果てには学校に最近を持ち込んで石油製品を全部溶かしたからね」

達哉 「ちょ…ちょっと待ってください二子玉川の悪夢ってことは陣代高校のOBとOGなのですか!」

かなめ 「あ、あらもしかして達哉君って陣代高校の生徒だったりする」

達哉 「そうです」

マオ 「あちゃー、かなめ達には話してなかったかまぁしょうがない、いいわね達哉このことは絶対に喋っちゃダメよ、もしも喋ったりしたらいくら達哉でもどうなるかわからないからね」

達哉 「あっあの俺何か不味いことでも知りましたか?」

マオ 「とんでもなく不味いことを知ったわよ、あとの二人も外で絶対に話したりしちゃだめだからね、もちろんD.O.M.Sの中でもだからね」

アデリーナ 「了解」

菊乃 「了解です」

達哉 「それにしても二子玉川の悪夢って何をどうしたらそうなるんです」

宗介 「いやマオから渡された海兵隊式の罵り手帳新兵訓練編の通りに訓練しただけだ」

達哉 「社長って米海兵隊に居たのですか?」

マオ 「まぁね、親父のが勝手に結婚相手を見繕ってきたから気に入らなくてウェディングドレスで海兵隊の募集事務所に言ってサインしてきたわよ」

達哉 「は、はぁ」






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